JPH1039937A - 電源装置 - Google Patents

電源装置

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JPH1039937A
JPH1039937A JP19206996A JP19206996A JPH1039937A JP H1039937 A JPH1039937 A JP H1039937A JP 19206996 A JP19206996 A JP 19206996A JP 19206996 A JP19206996 A JP 19206996A JP H1039937 A JPH1039937 A JP H1039937A
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JP
Japan
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load
power
pulse
power supply
circuit
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JP19206996A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Iwanaga
浩 岩永
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、過渡的な負荷電流の変動に伴う直
流電圧の変動の影響が排除され、システムの安定が図れ
るようにした電源装置を提供することを課題とする。 【解決手段】DC/DCコンバータ回路11で安定化され
た非安定直流電源の電源出力は、プラグインコネクタ13
1 、132 で接続される電源配線14を介して負荷装置12に
供給される。負荷装置12は、DC/DCコンバータ回路
11からの出力が供給される過渡的な電圧変動を補償する
シリースレギュレータ回路121 と、その出力で駆動され
るレーダ用のパルス信号を発生し増幅するパルス負荷回
路122 とで構成される。これによって、システム性能の
向上が図れ、電源装置11と負荷装置12との間の配線によ
る過渡的な変動が抑えられ、実装に際しての自由度が向
上すると共に操作性およびメンテナンス性の改善に寄与
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばパルスを
繰り返し送出するレーダ装置のように、消費電力が過渡
的に変動するシステムに使用される電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えばレーダ装置に用いられ
る電源装置にあっては、パルス送出時に負荷装置(送信
電力増幅器等)に発生する過大なパルス電流の影響で電
源電圧に変動が生じないように、出力安定化対策が施さ
れている。その一つに、負荷装置との距離をプラグイン
等の手段によって極力短くして損失を低減すると共に、
負荷装置への出力部に大容量で且つ高周波特性の優れた
電解コンデンサを配置する方法がある。
【0003】しかしながら、この様な従来の方式では電
源装置と負荷装置とを近接して配置する必要があるため
に、そのレイアウトに制約を受けるようになり、装置全
体の形状や構成に対して影響を与える。
【0004】図3は従来のレーダ装置に用いられる電源
装置の構成を示すものである。図3において、31は負荷
装置であり、この負荷装置31は送信パルス発生器および
その送信パルスを電力増幅するアンプ回路によって構成
されるパルス負荷回路311 を備える。
【0005】このような負荷装置31に電力を供給する電
源装置は、非安定の直流電源電圧をパルス負荷回路311
の要求電圧に変換するDC/DCコンバータ回路32を用
いて構成される。DC/DCコンバータ回路32で発生さ
れた直流電圧はプラグインコネクタ33で接続された電源
配線34を介してパルス負荷回路311 に供給される。
【0006】上記構成において、負荷装置31におけるパ
ルス負荷回路311 には、パルス送出時に大きなパルス電
流が流れる。このとき、DC/DCコンバータ回路32と
パルス負荷回路311 との間の電源配線34が持っているイ
ンダクタンスやプラグインコネクタ33の接触抵抗によっ
て過渡的な電圧降下が生じ、パルス負荷回路311 の特性
に影響を与える。
【0007】このため、DC/DCコンバータ回路32の
出力部、および負荷装置31の入力部に、それぞれ大容量
で高周波特性に優れた平滑用の電解コンデンサC1 ,C
2 を適宜並列接続して、電圧変動を吸収するようにして
いる。
【0008】しかしながら、上記構成による電源装置で
は、供給電力の損失を低減するために、DC/DCコン
バータ回路32と負荷装置31とを近接して配置する必要が
ある。また、大型のコンデンサC1 ,C2 の使用が余儀
なくされるため、そのレイアウトに制約を与え、装置全
体の形状や構成に対して影響を与えるばかりでなく、そ
の動作特性にも直接的に影響し、高精度の信頼性に富む
装置を実現することが困難となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、従
来の電源装置では、例えばパルスを繰り返し送出するレ
ーダ装置のように、消費電力が過渡的に変動するシステ
ムの負荷装置に用いる場合、装置全体の形状や構成に対
して影響を与えるばかりでなく、その動作特性にも直接
的に影響し、高精度の信頼性に富む装置を実現すること
が極めて困難となっている。
【0010】この発明は上記のような点に鑑みなされた
もので、過渡的に消費電流が変化し、電源電圧の変動に
結び付く場合において、配線のインダクタンスやコネク
タ部の接触抵抗による過渡的な電圧降下による影響が効
果的に排除されるようにした電源装置を提供しようとす
るものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明に係る電源装置
は、直流電力で動作し直流パルス状の負荷電流が発生す
るパルス負荷回路を備える負荷装置に対して駆動電力を
供給する装置であって、前記負荷装置が要求する直流電
力を発生する直流電力発生手段と、この手段で発生され
た直流電力を前記負荷装置に供給する電源配線手段と、
前記負荷装置に組み込まれ、前記直流電力発生手段から
の直流電力を前記パルス負荷回路に供給し、前記パルス
負荷回路に発生する直流パルス状の負荷電流による駆動
電圧の変動を補償する電圧補償手段とを具備して構成さ
れる。
【0012】ここで、前記直流電力発生手段は、非安定
直流電力を入力して前記負荷装置が要求する電圧に変換
するDC/DCコンバータ回路で構成される。また、前
記パルス負荷回路は、振動信号を発生する発振手段、お
よびこの発振手段からの発振出力を増幅する手段を含み
構成されて過渡的な負荷変動を伴うものである。
【0013】また、前記電圧補償手段は、前記直流電力
発生手段からの直流電力を入力して、前記パルス負荷回
路に発生する直流パルス状の負荷電流に応答して駆動電
流を供給し、電圧を安定化するシリーズレギュレータ回
路で構成される。
【0014】また、前記負荷装置が複数あるときは、そ
れぞれの負荷装置に前記電圧補償手段を組み込み、それ
ぞれ前記直流電力発生手段との間で電源配線を施して並
列的に接続される。
【0015】この様に構成される電源装置にあっては、
例えばDC/DCコンバータ回路とシリーズレギュレー
タ回路とが直列的に構成されるため、効率的に不利とな
る。しかし、DC/DCコンバータ回路の出力を制御
し、シリーズレギュレータ回路を低ドロップ化設計する
ことにより充分に有用化されるものであり、配線のイン
ダクタンスやコネクタ部の接触抵抗による過渡的な電圧
降下を抑制し、これによって例えばパルス送信を行うレ
ーダ装置のような負荷装置の特性に対する影響を確実に
排除できるようになる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
一実施の形態を実施例に基づき説明する。図1はこの発
明に係る電源装置の第1の実施例を示すものである。こ
こでも、図3と同様に、レーダ装置に用いられる場合に
ついて説明する。
【0017】図3において、DC/DCコンバータ回路
11は非安定の入力直流電圧を負荷装置12の要求電圧に変
換するもので、その出力電力は、プラグインコネクタ13
1 を介して電源配線14に送出され、さらにプラグインコ
ネクタ132 を介して負荷装置12に供給される。
【0018】この負荷装置12には高速応答性を有するシ
リーズレギュレータ回路121 が組み込まれる。このシリ
ーズレギュレータ回路121 はDC/DCコンバータ回路
11からの直流電圧を安定化し、駆動電源としてパルス負
荷回路122 に供給するものである。このパルス負荷回路
122 は繰り返し送信パルスを発生して電力増幅し、アン
テナ15を介してレーダ波として発射させるものである。
【0019】ここで、パルス負荷回路122 は、詳細は図
示しないが、レーダ繰り返し送信パルスを発生する送信
パルス発生器、およびこのパルス発生出力を電力増幅す
るアンプ回路によって構成される。また、シリーズレギ
ュレータ回路121 は、パルス負荷回路122 内の送信パル
ス発生器、電力増幅器における過渡的な電流変化に基づ
く電圧変化を補償する機能を有する。
【0020】上記構成において、以下にその動作を説明
する。本装置におけるDC/DCコンバータ回路11で電
圧変換された電力は、負荷装置12内のシリーズレギュレ
ータ回路121 に供給され、規定電圧に安定化されてパル
ス負荷回路122 に供給される。
【0021】このパルス負荷回路122 ではシリーズレギ
ュレータ回路121 の出力によって駆動されると、繰り返
し送信パルスを発生し、電力増幅してアンテナ15から電
波として空中に放射するようになる。
【0022】このとき、パルス負荷回路122 内の送信パ
ルス発生器、電力増幅器が要求する駆動電流はパルス送
出毎に急激に増加する。これに対して、シリーズレギュ
レータ回路121 は、大容量のコンデンサより十分速く応
答し、パルス負荷回路122 に駆動電流を供給することが
できる。しかも小型であるため、負荷装置12のレイアウ
トに制約を与えないという利点もある。
【0023】さらに、シリーズレギュレータ回路121
は、パルス負荷回路122 の入力段に設けられているた
め、DC/DCコンバータ回路11とパルス負荷回路122
との間の電源配線が持っているインダクタンスやプラグ
インコネクタ131 ,132 の接触抵抗によって過渡的な電
圧降下が生じても、パルス負荷回路311 の特性には影響
を与えない。
【0024】したがって、上記構成による電源装置を用
いれば、過渡的な消費電流の変化に追従して電源電圧の
変動を十分低減することができ、配線のインダクタンス
やコネクタ部の接触抵抗による過渡的な電圧降下による
影響も効果的に排除することができる。
【0025】ところで、上記の実施例では、1つの負荷
装置に本発明の電源装置を使用した場合の構成を説明し
たが、複数の負荷装置に使用する場合には、図2に示す
第2の実施例のように構成してもよい。尚、図2におい
て、図1と同一部分には同一符号を付して示す。
【0026】すなわち、この実施例にあっては第1およ
び第2の負荷装置12および16を備え、これらの負荷装置
12および16の電源入力端は、それぞれプラグインコネク
タ132 および133 を介して電源配線14に接続される。す
なわち、DC/DCコンバータ回路11に対して第1およ
び第2の負荷装置12および16が並列接続される。
【0027】ここで、第1および第2の負荷装置12およ
び16は、それぞれパルス負荷回路122 及び162 を備え、
各パルス出力をアンテナ15および17から送出するもので
あるが、これらの負荷装置12および16には、第1の実施
例と同様に、さらに高速応答のシリーズレギュレータ12
1 および161 が組み込まれる。
【0028】すなわち、第1および第2の負荷装置12お
よび16では、それぞれDC/DCコンバータ回路11から
の電源入力をシリーズレギュレータ121 および161 で安
定化してパルス負荷回路122 および162 に供給するよう
にしており、パルス負荷回路122 および162 のパルス出
力時でも、シリーズレギュレータ121 および161 はパル
ス負荷回路122 および162 に応答性よく駆動電流を供給
し、電圧降下を抑制することができる。
【0029】以上のように、第1および第2の実施例に
示される電源装置にあっては、パルス的に変動する負荷
電流に対して、DC/DCコンバータ回路11の安定化制
御動作によって出力電圧が一定値に達するまでの間、負
荷装置12および16のパルス的に変動する入力電流によっ
て、DC/DCコンバータ回路11の出力電圧が低下され
ることを抑えるようにしている。
【0030】例えば、図3で示した従来例にあっては、
DC/DCコンバータ回路32の出力側に、パルス的な電
流に対して瞬時電流を供給する大容量のコンデンサC1
を設けることにより、このコンデンサC1 の出力に近接
してコネクタを配置し、さらに負荷装置31を配置するこ
とにより、パルス的な負荷電流に対して負荷装置31に対
する入力電圧の変動を抑えるようにしている。ここで、
負荷装置31においてパルス負荷回路311 の入力部に対し
ても、大容量のコンデンサC2 が接続される。
【0031】これに対して、図1および図2で示した実
施例にあっては、従来例と同様にDC/DCコンバータ
回路11に対して負荷装置12さらに16が接続されるもので
あるが、負荷装置12および16に高速応答性に優れたシリ
ーズレギュレータ回路121 および161 をそれぞれ組み込
み、パルス負荷回路122 および162 におけるパルス的な
電流変動によるDC/DCコンバータ回路11の出力電圧
の変動を、シリーズレギュレータ回路121 および162 で
安定化するようにしている。これにより、パルス負荷回
路122 および162 に対して供給される電圧が一定化さ
れ、安定化されるようになり、安定化したパルス状レー
ダ波が得られるようになる。
【0032】この場合、特にシリーズレギュレータ回路
121 とパルス負荷回路122 とが1つの装置として構成さ
れ、負荷装置12を構成するようになるものであるため、
これらシリーズレギュレータ回路121 とパルス負荷回路
122 との間の配線が省略され、インダクタンスを最小限
に抑えられる。
【0033】すなわち、これらの実施例に示した電源装
置にあっては、より安定化した高周波信号を形成するこ
とができるものであり、例えばレーダ装置等における距
離検出信号の分解能が向上され、この種のシステム構造
の性能の向上が効果的に図れるようになる。
【0034】また、実施例に示した装置にあっては、従
来の電源装置の機能を2つに分け、安定化機能を負荷装
置12および16に内蔵させることにより、システム性能を
向上させることができ、さらに電源配線14の自由度も増
加させることができる。このことは、システムのレイア
ウトの改善によって操作性やメンテナンス性の向上を図
る上で効果的である。
【0035】
【発明の効果】以上のようにこの発明に係る電源装置に
よれば、負荷装置側にシリーズレギュレータ回路が内蔵
される構成とされ、直流電源装置を構成する例えばDC
/DCコンバータ回路からの出力がシリーズレギュレー
タ回路に供給されるものであるため、システム性能の向
上を図ることができ、電源装置と負荷装置との間の配線
による過渡的な変動も抑制することができ、実装に際し
ての自由度を確実に向上させることができ、さらに操作
性およびメンテナンス性の改善に寄与することができる
ようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態における第1の実施例
を説明するための回路構成図。
【図2】この発明の第2の実施例を説明する回路構成
図。
【図3】従来の電源装置の例を説明する回路構成図。
【符号の説明】
11…DC/DCコンバータ回路、12、16…負荷装置、13
1 、132 、133 …プラグインコネクタ、14…電源配線、
15、17…アンテナ。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電力で動作し直流パルス状の負荷電
    流が発生するパルス負荷回路を備える負荷装置に対して
    駆動電力を供給する電源装置において、 前記負荷装置が要求する直流電力を発生する直流電力発
    生手段と、 この手段で発生された直流電力を前記負荷装置に供給す
    る電源配線手段と、 前記負荷装置に組み込まれ、前記直流電力発生手段から
    の直流電力を前記パルス負荷回路に供給し、前記パルス
    負荷回路に発生する直流パルス状の負荷電流による駆動
    電圧の変動を補償する電圧補償手段とを具備することを
    特徴とする電源装置。
  2. 【請求項2】 前記直流電力発生手段は、非安定直流電
    力を入力して前記負荷装置が要求する電圧に変換するD
    C/DCコンバータ回路で構成されることを特徴とする
    請求項1記載の電源装置。
  3. 【請求項3】 前記パルス負荷回路は、振動信号を発生
    する発振手段、およびこの発振手段からの発振出力を増
    幅する手段を含み構成されて過渡的な負荷変動を伴うも
    のであることを特徴とする請求項1記載の電源装置。
  4. 【請求項4】 前記電圧補償手段は、前記直流電力発生
    手段からの直流電力を入力して、前記パルス負荷回路に
    発生する直流パルス状の負荷電流に応答して駆動電流を
    供給し、電圧を安定化するシリーズレギュレータ回路で
    構成されることを特徴とする請求項1記載の電源装置。
  5. 【請求項5】 前記負荷装置が複数あるとき、それぞれ
    の負荷装置に前記電圧補償手段を組み込み、それぞれ前
    記直流電力発生手段との間で電源配線を施して並列的に
    接続されるようにしたことを特徴とする請求項1記載の
    電源装置。
JP19206996A 1996-07-22 1996-07-22 電源装置 Pending JPH1039937A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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