JP2002261541A - 反射鏡アンテナ受信位相較正装置 - Google Patents

反射鏡アンテナ受信位相較正装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 少数の較正用波源を用いて誤差に最も寄与す
る鏡面変位量を2つの受信ホーンでの位相差から推定す
る反射鏡アンテナ受信位相較正装置を得る。 【解決手段】 回転対称な主反射鏡1と、主反射鏡1に
対向する副反射鏡2と、主反射鏡1中心を通る主反射鏡
鏡軸に対して軸対称に配置された2つの受信ホーン4
a,4bと、受信ホーン4a,4bを介して電波を受信
する2つの受信機5a,5bと、2つの受信機5a,5
bの出力に基づいて電波の位相差を検出するデジタル相
互相関器6と、副反射鏡2を支えるステイ10と、主反
射鏡1を支持するために主反射鏡1の裏面の所定の部分
のみに設けられたバックストラクチャ11と、複数の較
正用波源3とを有する反射鏡アンテナ受信位相較正装置
において、複数の較正用波源3は、主反射鏡1上のステ
イ10近傍もしくは裏面にバックストラクチャ11が配
置されている場所に配設されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば電波望遠鏡
における位相較正装置に関し、特に鏡面変位量を2つの
受信ホーンでの位相差から推定する反射鏡アンテナ受信
位相較正装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の反射鏡アンテナ受信位相
較正装置として、例えば、N.Kawaguchi,T.Sasao,S.Mana
be,"Dual Beam VLBI Techniques for Precision Astrom
etry of VERA Project",SPIE,March,2000.に示されたも
のがある。
【0003】図8は上記の文献に示された従来の反射鏡
アンテナ較正装置の概略構成図である。図8において、
1は回転対称な主反射鏡、2は主反射鏡1に対向する副
反射鏡、3は較正用波源、4a,4bは主反射鏡1の中
心を通る主反射鏡鏡軸に対して軸対称に配置された2つ
の受信ホーン、5a,5bは受信ホーンを介して電波を
受信する2つの受信機、6は2つの受信機5a,5bの
出力に基づいて電波の位相差を検出するデジタル相互相
関器、10は副反射鏡2を支えるステイ、11は主反射
鏡1を支持するバックストラクチャ、13は受信機位相
モニタである。バックストラクチャ11は、大口径の主
反射鏡1を支えるための骨組みであり、主反射鏡1の裏
面において、中心から放射状に延びている。ステイ10
は一端をバックストラクチャ11に固定され、他端で副
反射鏡2を支持している。
【0004】また、図9は2ビームアンテナによる観測
を説明する概念図である。図において、4aは第1の受
信ホーン、4bは第2の受信ホーン、5aは第1の受信
機、5bは第2の受信機、7aは観測天体、7bは基準天
体、8aは観測天体からの電波、8bは基準天体からの電
波、9は大気のゆらぎを示す。
【0005】次に動作について説明する。複数の電波望
遠鏡が配置された電波干渉計を用いて天体の位置を高精
度に観測するには、個々の電波望遠鏡アンテナにおい
て、観測天体からの電波の位相を精度よく測定すること
が必要である。しかしながら、この測定においては、地
球大気によるゆらぎ、鏡面系の変位、受信器変動による
誤差が大きく、困難であった。また、自重による鏡面系
の変位は仰角によって異なるため、観測天体からの電波
の鏡面系の変位による位相誤差は電波望遠鏡の仰角に依
存する。
【0006】この問題を解決するために、図9に示すよ
うに、観測天体と同時に基準となる天体を、2ビームを
有する電波望遠鏡を用いて同時に観測する手法が提案さ
れている。観測天体からの電波8aと観測天体の近軸に
位置する基準天体からの電波8bを同一の鏡面系を介し
てそれぞれ第1の受信機5a、第2の受信機5bで同時に
受信する。この際、観測天体からの電波8aと基準天体
からの電波8bは、ほぼ同一の大気ゆらぎ9をもつ領域
を通過したと考えることができる。よって観測天体7a
からの受信位相に対して、基準天体7bの位相を用いて
補正することにより、大気のゆらぎ9による誤差を補正
することができる。なお、このような2ビーム観測では
個々の天体の位相を観測する必要はなく、通常は2つの
天体の位相差を観測することが多い。
【0007】一方、鏡面系の変位、受信器での変動によ
る誤差については、図10に示すような較正用波源3を
配置する手法が提案されている。図10に示すように、
主反射鏡1上に配置された 複数の較正用波源3から電
波を放射し、その電波を受信ホーン4で受信する。受信
された信号の位相は、主反射鏡1、副反射鏡2の変位に
よる位相変化および受信機5の位相変化を含んだもので
あり、この位相変化量を観測天体の受信位相に対して補
正することで、鏡面系の変位、受信機変動による誤差を
取り除くことができる。また、この方法は、電波望遠鏡
の仰角に応じて鏡面系の変位による誤差を検出できると
いう効果を有する。
【0008】なお、鏡面系の変位については、較正用波
源位置を反射点とする天体からの信号の経路についての
み完全な較正ができる。しかし、実際の天体からの位相
は、主反射鏡1および副反射鏡2の全ての点で反射した
電波を積分した結果得られるものであり、完全な較正を
行なうには、主反射鏡1上に多数の項正用波源3を配置
する必要がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述のように構成ざれ
る反射鏡アンテナ較正装置は、天体からの位相は、主反
射鏡1および副反射鏡2の全ての点で反射した電波を積
分した結果得られるものであり、完全な較正を行なうに
は、主反射鏡1上に多数の項正用波源3を配置する必要
があるという問題があった。
【0010】また、2ビーム観測のように、2つの受信
ホーンの位相差のみが観測されるような場合に、具体的
な補正量を求めることが示されていないという問題があ
った。
【0011】この発明は上述のような問題点を解決する
ためになされたもので、少数の較正用波源を用いて誤差
に最も寄与する鏡面変位量を2つの受信ホーンでの位相
差から推定する反射鏡アンテナ受信位相較正装置を得る
ことを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明に係る反射鏡ア
ンテナ受信位相較正装置は、回転対称な主反射鏡と、主
反射鏡に対向する副反射鏡と、主反射鏡中心を通る主反
射鏡鏡軸に対して軸対称に配置された2つの受信ホーン
と、受信ホーンを介して電波を受信する2つの受信機
と、2つの受信機の出力に基づいて電波の位相差を検出
するデジタル相互相関器と、副反射鏡を支えるステイ
と、主反射鏡を支持するために主反射鏡の裏面の所定の
部分のみに設けられたバックストラクチャと、複数の較
正用波源とを有する反射鏡アンテナ受信位相較正装置に
おいて、複数の較正用波源は、主反射鏡上のステイ近傍
もしくは裏面にバックストラクチャが配置されている場
所に配設されている。
【0013】また、この発明に係る反射鏡アンテナ受信
位相較正装置は、回転対称な主反射鏡と、主反射鏡に対
向する副反射鏡と、主反射鏡中心を通る主反射鏡鏡軸に
対して軸対称に配置された2つの受信ホーンと、受信ホ
ーンを介して電波を受信する2つの受信機と、2つの受
信機の出力に基づいて電波の位相差を検出するデジタル
相互相関器と、副反射鏡を支えるステイと、主反射鏡を
支持するために主反射鏡の裏面の所定の部分のみに設け
られたバックストラクチャと、複数の較正用波源とを有
する反射鏡アンテナ受信位相較正装置において、複数の
較正用波源は、受信ホーン取付板上に配設されている。
【0014】また、この発明に係る反射鏡アンテナ受信
位相較正装置は、回転対称な主反射鏡と、主反射鏡に対
向する副反射鏡と、主反射鏡中心を通る主反射鏡鏡軸に
対して軸対称に配置された2つの受信ホーンと、受信ホ
ーンを介して電波を受信する2つの受信機と、2つの受
信機の出力に基づいて電波の位相差を検出するデジタル
相互相関器と、副反射鏡を支えるステイと、主反射鏡を
支持するために主反射鏡の裏面の所定の部分のみに設け
られたバックストラクチャと、複数の較正用波源とを有
する反射鏡アンテナ受信位相較正装置において、複数の
較正用波源は、バックストラクチャに固定され、主反射
鏡の所定の位置には、較正用波源から放出される電波を
通過させる為の貫通孔が設けられている。
【0015】また、複数の較正用波源は、条件で、かつ
主反射鏡中心を通り2つの受信ホーンと主反射鏡鏡軸を
含む面に垂直な面内に配設されている。
【0016】また、デジタル相互相関器は、較正用波源
から放射された電波の位相信号に基づいて、副反射鏡の
鏡軸に対して非対称な変位成分を一意に決定する。
【0017】また、2つの受信機の出力に基づき、電波
の位相変動量をモニタする受信機位相モニタをさらに有
する。
【0018】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1はこの発明の
実施の形態1の反射鏡アンテナ受信位相較正装置の概略
構成図である。図1において、1は回転対称な主反射
鏡、2は主反射鏡1に対向する副反射鏡、3は較正用波
源、4a,4bは主反射鏡1の中心を通る主反射鏡鏡軸
に対して軸対称に配置された2つの受信ホーン、5a,
5bは受信ホーンを介して電波を受信する2つの受信
機、6は2つの受信機5a,5bの出力に基づいて電波
の位相差を検出するデジタル相互相関器、10は副反射
鏡2を支えるステイ、11は主反射鏡1を支持するバッ
クストラクチャである。バックストラクチャ11は、大
口径の主反射鏡1を支えるための骨組みであり、主反射
鏡1の裏面において、中心から放射状に延びている。ス
テイ10は一端をバックストラクチャ11に固定され、
他端で副反射鏡2を支持している。また、図中の座標系
O−XYZは、副反射鏡2の焦点を原点とし、回転対称
な主反射鏡1aの回転軸をZ軸とする座標系を示す。
【0019】図2はこの発明の実施の形態1を説明する
ための主反射鏡のZ方向変位時の天体からの位相の変化
の概略図である。図2において、1bはZ方向に変位し
た主反射鏡、8a'は主反射鏡変位前の観測天体からの電
波、8a''は主反射鏡変位後の観測天体からの電波、8
b'は主反射鏡変位前の基準天体からの電波、8b''は主
反射鏡変位後の基準天体からの電波を示す。
【0020】図3はこの発明の実施の形態1を説明する
ための主反射鏡がたわみを持つ場合の天体からの位相の
変化の概略図である。図3において、1cはたわんだ主
反射鏡を示す。図4はこの発明の実施の形態1を説明す
るための副反射鏡が変位した場合の天体からの位相の変
化の概略図である。
【0021】図1、図2及び図3において、第1の受信
ホーン4a及び第2の受信ホーン4bは、図1に示す座
標系において、XZ面内に位置し、Z軸に対して対称な
位置に配置されている。また、較正用波源3は、主反射
鏡1上のステイ10の近傍、あるいは、ステイ10とバ
ックストラクチャ11の固定点の、仰角によって変位し
ない位置に複数配置されている。
【0022】次に動作について説明する。図1に示す反
射鏡アンテナ較正装置において、図1に示すように、主
反射鏡1上に配置された 複数の較正用波源3から電波
を放射し、その電波を第1の受信ホーン4aおよび第2
の受信ホーン4bで受信する。受信された信号に基づい
て、デジタル相互相関器6により、第1の受信ホーン4
aおよび第2の受信ホーン4bの信号の位相差を検出す
る。
【0023】この検出された位相差は、デジタル相互相
関器6により、それに相当する光路長の差として出力さ
れる。このときの光路長差をΔLoiとすると、この光路
長差は回転対称な主反射鏡1aの変位、副反射鏡2の変
位および第1の受信機5a、第2の受信機5bの位相変動
量による影響を含む量である。しかしながら、較正用波
源3は仰角によって変位しない主反射鏡上に配置されて
いるため、回転対称な主反射鏡1aの変位の影響は小さ
い。よってΔLoiに含まれる変動量の要因は、副反射鏡
2の変位および第1の受信機5a、第2の受信機5bの位
相変動量によるものである。よって副反射鏡2の変位量
をδs、第1の受信機7a、第2の受信機7bの位相変
動量をδrecとすると、
【0024】
【数1】
【0025】と表される。さらに、第1の受信機5a、
第2の受信機5bのそれぞれの位相変動量が等しいもの
とすると、δrecは0と考えてよい。よって、複数の較
正用波源からの電波により観測されたΔLoiより、関数
Fを決定することにより副反射鏡変位量を求めることが
できる。副反射鏡変位量を知ることができれば、例えば
幾何光学法により副反射鏡変位時の観測天体からの電波
の位相に及ぼす影響を計算することができるため、補正
量を決定できる。
【0026】本構成における較正用波源の位置は、主反
射鏡の変位による影響を受けない。しかし、観測天体か
らの電波の位相については、主反射鏡の変位によって誤
差を生じる。一方、主反射鏡の変位は、図2及び図3に
示すように、仰角に応じて主反射鏡のz方向の変位とた
わみが大きくなる傾向にある。この場合、主反射鏡変位
前の観測天体からの電波8a'と主反射鏡変位後の観測天
体からの電波8a''の位相すなわち光路長の差と、主反
射鏡変位前の基準天体からの電波8b'と主反射鏡変位後
の基準天体からの電波8b''の光路長の差は対称性を考
慮するとほぼ等しいと考えることができる。よって、実
際の観測量である観測天体からの電波8aと基準天体か
らの電波8bの位相差には上記の変形は影響を及ぼさな
いことがわかる。
【0027】一方、副反射鏡の変位は図4に示すよう
に、重力の影響を考えると、x軸方向の変位が支配的で
あることがわかる。図4において、観測天体からの電波
8aは副反射鏡が変位する前にはMA→SAを通り第1の
受信ホーン4aに達するが、副反射鏡変位後にはMA
S'Aとなり、変位によって光路長は増加する。一方基準
天体からの電波8bは副反射鏡変位によって光路はMB
BからMB→S'Bと変化し、逆に光路長は短くなる。よ
って両者の位相差は副反射鏡変位によって大きな誤差を
有することがわかる。
【0028】このように、本実施の形態の発明に係る反
射鏡アンテナ受信位相較正装置は、回転対称な主反射鏡
1と、主反射鏡1に対向する副反射鏡2と、主反射鏡1
中心を通る主反射鏡鏡軸に対して軸対称に配置された2
つの受信ホーン4a,4bと、受信ホーン4a,4bを
介して電波を受信する2つの受信機5a,5bと、2つ
の受信機5a,5bの出力に基づいて電波の位相差を検
出するデジタル相互相関器6と、副反射鏡2を支えるス
テイ10と、主反射鏡1を支持するために主反射鏡1の
裏面の所定の部分のみに設けられたバックストラクチャ
11と、複数の較正用波源3とを有する反射鏡アンテナ
受信位相較正装置において、複数の較正用波源3は、主
反射鏡1上のステイ10近傍もしくは裏面にバックスト
ラクチャ11が配置されている場所に配設されている。
そのため、主反射鏡1上の変位の影響を受けない位置に
較正用波源3を設置することにより、支配的な誤差であ
る副反射鏡2の変位量を推定し、天体観測時の補正値を
求めることができるという効果を有する。
【0029】実施の形態2.図5はこの発明の実施の形
態2の反射鏡アンテナ受信位相較正装置の概略構成図で
ある。図5において、実施の形態1の図1と同じ番号を
付したものは図1と同じはたらきをする。また図5にお
いて、座標系O−XYZは図1の座標系と同様のもので
ある。
【0030】図5において、第1の受信ホーン4a及び
第2の受信ホーン4bは、図5に示す座標系において、
XZ面内に位置し、Z軸に対して対称な位置に配置され
ている。また、2つの較正用波源3は主反射鏡上のステ
イ10の近傍、もしくはバックストラクチャ11の交点
の、仰角によって変位しない位置で、かつYZ面内のN
1、N2に配置されている。さらに、実施の形態1と同
様に、第1の受信機5a、第2の受信機5bのそれぞれの
位相変動量が等しいものとして、δrecは0と考えてい
る。
【0031】図5に示すように、較正用波源3がYZ面
内に配置されている場合、例えばN1の位置に配置され
ている較正用波源3を考えると、第1の受信ホーン、第
2の受信ホーンに至る途中での副反射鏡2との交点S
1A,S1Bは、対称性よりX座標の符号が異なるのみで同
じ値をとる。このような対称性を用いることにより、実
施の形態1で述べたような、副反射鏡2のZ軸に対して
非対称な変位であるX軸方向の変位ΔXS、および副反
射鏡2の中心を通りY軸に平行な軸まわりの副反射鏡2
の回転量ΔθYSについて以下の式が成り立つ。
【0032】
【数2】
【0033】上式においてiは1,2の値をとり、N
1,N2の位置に配置された較正用波源3を示してい
る。また、Ai,Bi,Ciは、以下の式で表される。
【0034】
【数3】
【0035】上式において、(xi,yi,zi)は、較正用波源
3より第1の受信ホーンに至るまでの変位前の副反射鏡
2との交点SiAの座標を示し、(nxi,nyi,nzi)はそれらの
点上での副反射鏡2の単位法線ベクトルを示す。また、
giは較正用波源3より放射した電波を第1の受信ホー
ン、Bで受信した場合の光路長差ΔLoiより求められる
量であり、較正用波源3より副反射鏡2上での交点SiA
に向かう光線の単位方向ベクトルをe1,iA、反射後の単
位方向ベクトルをe2,iA、さらに副反射鏡が変位しない
場合の光路長差ΔLfiとすると
【0036】
【数4】
【0037】で表される量である。副反射鏡が変位しな
い場合の光路長差ΔLfiは計算値を用いて求めることが
できる。また、鏡面系を天頂方向に向けたときのΔLoi
は、上記の副反射鏡のX軸方向の変位ΔXS、および副
反射鏡2の中心を通りY軸に平行な軸まわりの副反射鏡
2の回転量ΔθYSといったZ軸に対して非対称な成分を
含まない値であり、その値をもってΔLfiとすることも
できる。
【0038】上式を連立させて解くことにより、副反射
鏡2のX軸方向の変位ΔXS、および副反射鏡2の中心
を通りY軸に平行な軸まわりの副反射鏡2の回転量Δθ
YSを一意に決定することができる。副反射鏡変位量を知
ることができれば、例えば幾何光学法により副反射鏡変
位時の観測天体からの電波の位相に及ぼす影響を計算す
ることができるため、補正量を決定できる。
【0039】このように、本実施の形態の発明に係る反
射鏡アンテナ受信位相較正装置においては、複数の較正
用波源3は、主反射鏡中心を通り2つの受信ホーンと主
反射鏡鏡軸を含む面に垂直な面内に配設されている。そ
のため、主反射鏡1上の変位の影響を受けない位置に較
正用波源3を設置することにより、支配的な誤差である
副反射鏡2の変位量を推定し、天体観測時の補正値を求
めることができるという効果を有する。
【0040】また、デジタル相互相関器6は、較正用波
源3から放射された電波の位相信号に基づいて、副反射
鏡2の鏡軸に対して非対称な変位成分を一意に決定す
る。そのため、2つの較正用波源3を設置するのみで支
配的な誤差である副反射鏡の変位量である副反射鏡2の
X軸方向の変位、および副反射鏡2の中心を通りY軸に
平行な軸まわりの副反射鏡2の回転量を一意に決定する
ことができるという効果を有する。
【0041】実施の形態3.図6はこの発明の実施の形
態3の反射鏡アンテナ受信位相較正装置の要部の斜視図
である。図6において、実施の形態1の図1と同じ番号
を付したものは図1と同じはたらきをする。図6におい
て、12は受信機取付板である。
【0042】上述の実施の形態1及び2においては、較
正用波源3を主反射鏡1上に配置しているが、本実施の
形態においては、この較正用波源3を受信ホーン4a,
4bが設置されている受信ホーン取付板上12に設置し
ている。
【0043】このように、本実施の形態の発明に係る反
射鏡アンテナ受信位相較正装置は、回転対称な主反射鏡
1と、主反射鏡1に対向する副反射鏡2と、主反射鏡1
中心を通る主反射鏡鏡軸に対して軸対称に配置された2
つの受信ホーン4a,4bと、受信ホーン4a,4bを
介して電波を受信する2つの受信機5a,5bと、2つ
の受信機5a,5bの出力に基づいて電波の位相差を検
出するデジタル相互相関器6と、副反射鏡2を支えるス
テイ10と、主反射鏡1を支持するために主反射鏡1の
裏面の所定の部分のみに設けられたバックストラクチャ
11と、複数の較正用波源3とを有する反射鏡アンテナ
受信位相較正装置において、複数の較正用波源は、受信
ホーン取付板上12に配設されている。そのため、主反
射鏡1の仰角による変形の影響を受けることがない。ま
た、特に実施の形態2において、第1の受信ホーン4a
及び第2の受信ホーン4bと較正用波源3の位置関係を
限定しているが、本実施の形態においては、同一の板の
上に設置しているために、仰角の変化によって重力によ
り第1の受信ホーン4a及び第2の受信ホーン4bや較
正用波源3が変位しても独立に変位することなく、第1
の受信ホーン4a及び第2の受信ホーン4bと較正用波
源3の位置関係は保たれたまま変位するという効果を有
する。
【0044】実施の形態4.図7はこの発明の実施の形
態4の反射鏡アンテナ受信位相較正装置の要部の断面図
である。図7において、実施の形態1の図1と同じ番号
を付したものは図1と同じはたらきをする。
【0045】上述の実施の形態1及び2においては、較
正用波源3を直接バックストラクチャ11に取付け、主
反射鏡1に穴(貫通孔)を空けることにより電波を放射
できるような構成としている。
【0046】このように、本実施の形態の発明に係る反
射鏡アンテナ受信位相較正装置は、回転対称な主反射鏡
1と、主反射鏡1に対向する副反射鏡2と、主反射鏡1
中心を通る主反射鏡鏡軸に対して軸対称に配置された2
つの受信ホーン4a,4bと、受信ホーン4a,4bを
介して電波を受信する2つの受信機5a,5bと、2つ
の受信機5a,5bの出力に基づいて電波の位相差を検
出するデジタル相互相関器6と、副反射鏡2を支えるス
テイ10と、主反射鏡1を支持するために主反射鏡1の
裏面の所定の部分のみに設けられたバックストラクチャ
11と、複数の較正用波源3とを有する反射鏡アンテナ
受信位相較正装置において、複数の較正用波源は、バッ
クストラクチャ11に固定され、主反射鏡1の所定の位
置には、較正用波源3から放出される電波を通過させる
為の貫通孔が設けられている。そのため、主反射鏡1の
仰角による変形の影響を受けることがより小さくなり、
推定において誤差要因となる較正用波源3の変位を抑え
ることができるという効果を有する。
【0047】実施の形態5.図8はこの発明の実施の形
態5の反射鏡アンテナ受信位相較正装置の概略構成図で
ある。図8において、実施の形態1の図1と同じ番号を
付したものは図1と同じはたらきをする。また図8にお
いて、13は受信機位相モニタである。
【0048】上述の実施の形態1乃至4においては、受
信機5a,5bによる位相変動量はともに等しいとし
て、観測量には影響を及ぼさないとしている。しかしな
がら、実際には同一の特性を示すことは難しい。よって
受信機5a,5bによる位相変動量を、受信機位相モニ
タ13でモニタすることにより、受信機5a,5bによ
る位相変動量を補正値として用いる。
【0049】このように、本実施の形態の発明に係る反
射鏡アンテナ受信位相較正装置は、2つの受信機5a,
5bの出力に基づき、電波の位相変動量をモニタする受
信機位相モニタ13を有する。そのため、受信機5a,
5bの位相変動も切り分けて補正として用いることがで
きるという効果を有する。
【0050】
【発明の効果】この発明に係る反射鏡アンテナ受信位相
較正装置は、回転対称な主反射鏡と、主反射鏡に対向す
る副反射鏡と、主反射鏡中心を通る主反射鏡鏡軸に対し
て軸対称に配置された2つの受信ホーンと、受信ホーン
を介して電波を受信する2つの受信機と、2つの受信機
の出力に基づいて電波の位相差を検出するデジタル相互
相関器と、副反射鏡を支えるステイと、主反射鏡を支持
するために主反射鏡の裏面の所定の部分のみに設けられ
たバックストラクチャと、複数の較正用波源とを有する
反射鏡アンテナ受信位相較正装置において、複数の較正
用波源は、主反射鏡上のステイ近傍もしくは裏面にバッ
クストラクチャが配置されている場所に配設されてい
る。そのため、主反射鏡上の変位の影響を受けない位置
に較正用波源を設置することにより、支配的な誤差であ
る副反射鏡の変位量を推定し、天体観測時の補正値を求
めることができるという効果を有する。
【0051】また、この発明に係る反射鏡アンテナ受信
位相較正装置は、回転対称な主反射鏡と、主反射鏡に対
向する副反射鏡と、主反射鏡中心を通る主反射鏡鏡軸に
対して軸対称に配置された2つの受信ホーンと、受信ホ
ーンを介して電波を受信する2つの受信機と、2つの受
信機の出力に基づいて電波の位相差を検出するデジタル
相互相関器と、副反射鏡を支えるステイと、主反射鏡を
支持するために主反射鏡の裏面の所定の部分のみに設け
られたバックストラクチャと、複数の較正用波源とを有
する反射鏡アンテナ受信位相較正装置において、複数の
較正用波源は、受信ホーン取付板上に配設されている。
そのため、主反射鏡の仰角による変形の影響を受けるこ
とがない。
【0052】また、この発明に係る反射鏡アンテナ受信
位相較正装置は、回転対称な主反射鏡と、主反射鏡に対
向する副反射鏡と、主反射鏡中心を通る主反射鏡鏡軸に
対して軸対称に配置された2つの受信ホーンと、受信ホ
ーンを介して電波を受信する2つの受信機と、2つの受
信機の出力に基づいて電波の位相差を検出するデジタル
相互相関器と、副反射鏡を支えるステイと、主反射鏡を
支持するために主反射鏡の裏面の所定の部分のみに設け
られたバックストラクチャと、複数の較正用波源とを有
する反射鏡アンテナ受信位相較正装置において、複数の
較正用波源は、バックストラクチャに固定され、主反射
鏡の所定の位置には、較正用波源から放出される電波を
通過させる為の貫通孔が設けられている。そのため、主
反射鏡の仰角による変形の影響を受けることがより小さ
くなり、推定において誤差要因となる較正用波源3の変
位を抑えることができるという効果を有する。
【0053】また、複数の較正用波源は、条件で、かつ
主反射鏡中心を通り2つの受信ホーンと主反射鏡鏡軸を
含む面に垂直な面内に配設されている。そのため、主反
射鏡上の変位の影響を受けない位置に較正用波源を設置
することにより、支配的な誤差である副反射鏡の変位量
を推定し、天体観測時の補正値を求めることができると
いう効果を有する。
【0054】また、デジタル相互相関器は、較正用波源
から放射された電波の位相信号に基づいて、副反射鏡の
鏡軸に対して非対称な変位成分を一意に決定する。その
ため、支配的な誤差である副反射鏡の変位量である副反
射鏡のX軸方向の変位、および副反射鏡の中心を通りY
軸に平行な軸まわりの副反射鏡2の回転量を一意に決定
することができるという効果を有する。
【0055】また、2つの受信機の出力に基づき、電波
の位相変動量をモニタする受信機位相モニタをさらに有
する。そのため、受信機の位相変動も切り分けて補正と
して用いることができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1の反射鏡アンテナ受
信位相較正装置の概略構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態1を説明するための主
反射鏡のZ方向変位時の天体からの位相の変化の概略図
である。
【図3】 この発明の実施の形態1を説明するための主
反射鏡がたわみを持つ場合の天体からの位相の変化の概
略図である。
【図4】 この発明の実施の形態1を説明するための副
反射鏡が変位した場合の天体からの位相の変化の概略図
である。
【図5】 この発明の実施の形態2の反射鏡アンテナ受
信位相較正装置の概略構成図である。
【図6】 この発明の実施の形態3の反射鏡アンテナ受
信位相較正装置の要部の斜視図である。
【図7】 この発明の実施の形態4の反射鏡アンテナ受
信位相較正装置の要部の断面図である。
【図8】 この発明の実施の形態5の反射鏡アンテナ受
信位相較正装置の概略構成図である。
【図9】 従来の2ビームアンテナによる観測を説明す
る概念図である。
【図10】 従来の較正用波源を配置する手法を説明す
る説明図である。
【符号の説明】
1 主反射鏡、1a 回転対称な主反射鏡、1b Z方向
に変位した主反射鏡、1c たわんだ主反射鏡、2 副
反射鏡、2a 変位した副反射鏡、3 較正用波源、4
受信ホーン、4a 第1の受信ホーン、4b 第2の
受信ホーン、5受信機、5a 第1の受信機、5b 第2
の受信機、6 デジタル相互相関器、7a 観測天体、
7b 基準天体、8a 観測天体からの電波、8a' 主反
射鏡変位前の観測天体からの電波、8a'' 主反射鏡変
位後の観測天体からの電波、8b基準天体からの電波、
8b' 主反射鏡変位前の基準天体からの電波、8b''
主反射鏡変位後の基準天体からの電波、9 大気のゆら
ぎ、10 ステイ、11バックストラクチャ、12 受
信ホーン取付板、13 受信機位相モニタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 牧野 滋 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 松本 操一 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5J020 AA03 BA09 BC03 CA01 DA09 5J021 AA01 AB07 DA03 EA04 FA14 FA15 FA16 FA17 FA20 FA26 FA29 FA32 HA02 HA05 HA07 JA10

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転対称な主反射鏡と、前記主反射鏡に
    対向する副反射鏡と、前記主反射鏡中心を通る主反射鏡
    鏡軸に対して軸対称に配置された2つの受信ホーンと、
    前記受信ホーンを介して電波を受信する2つの受信機
    と、前記2つの受信機の出力に基づいて前記電波の位相
    差を検出するデジタル相互相関器と、前記副反射鏡を支
    えるステイと、前記主反射鏡を支持するために該主反射
    鏡の裏面の所定の部分のみに設けられたバックストラク
    チャと、複数の較正用波源とを有する反射鏡アンテナ受
    信位相較正装置において、 前記複数の較正用波源は、前記主反射鏡上の前記ステイ
    近傍もしくは裏面に前記バックストラクチャが配置され
    ている場所に配設されていることを特徴とする反射鏡ア
    ンテナ受信位相較正装置。
  2. 【請求項2】 回転対称な主反射鏡と、前記主反射鏡に
    対向する副反射鏡と、前記主反射鏡中心を通る主反射鏡
    鏡軸に対して軸対称に配置された2つの受信ホーンと、
    前記受信ホーンを介して電波を受信する2つの受信機
    と、前記2つの受信機の出力に基づいて前記電波の位相
    差を検出するデジタル相互相関器と、前記副反射鏡を支
    えるステイと、前記主反射鏡を支持するために該主反射
    鏡の裏面の所定の部分のみに設けられたバックストラク
    チャと、複数の較正用波源とを有する反射鏡アンテナ受
    信位相較正装置において、 前記複数の較正用波源は、受信ホーン取付板上に配設さ
    れていることを特徴とする反射鏡アンテナ受信位相較正
    装置。
  3. 【請求項3】 回転対称な主反射鏡と、前記主反射鏡に
    対向する副反射鏡と、前記主反射鏡中心を通る主反射鏡
    鏡軸に対して軸対称に配置された2つの受信ホーンと、
    前記受信ホーンを介して電波を受信する2つの受信機
    と、前記2つの受信機の出力に基づいて前記電波の位相
    差を検出するデジタル相互相関器と、前記副反射鏡を支
    えるステイと、前記主反射鏡を支持するために該主反射
    鏡の裏面の所定の部分のみに設けられたバックストラク
    チャと、複数の較正用波源とを有する反射鏡アンテナ受
    信位相較正装置において、 前記複数の較正用波源は、前記バックストラクチャに固
    定され、前記主反射鏡の所定の位置には、該較正用波源
    から放出される電波を通過させる為の貫通孔が設けられ
    ていることを特徴とする反射鏡アンテナ受信位相較正装
    置。
  4. 【請求項4】 前記複数の較正用波源は、前記条件で、
    かつ前記主反射鏡中心を通り前記2つの受信ホーンと前
    記主反射鏡鏡軸を含む面に垂直な面内に配設されている
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の反
    射鏡アンテナ受信位相較正装置。
  5. 【請求項5】 前記デジタル相互相関器は、前記較正用
    波源から放射された電波の位相信号に基づいて、前記副
    反射鏡の鏡軸に対して非対称な変位成分を一意に決定す
    ることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の
    反射鏡アンテナ受信位相較正装置。
  6. 【請求項6】 前記2つの受信機の出力に基づき、前記
    電波の位相変動量をモニタする受信機位相モニタをさら
    に有することを特徴とする請求項1から5のいずれかに
    記載の反射鏡アンテナ受信位相較正装置。
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