JP2002259197A - アクティブコンテンツキャッシュ制御システムと、アクティブコンテンツキャッシュ制御装置及び方法と、アクティブコンテンツキャッシュ制御処理用プログラム及びそのプログラムの記録媒体 - Google Patents

アクティブコンテンツキャッシュ制御システムと、アクティブコンテンツキャッシュ制御装置及び方法と、アクティブコンテンツキャッシュ制御処理用プログラム及びそのプログラムの記録媒体

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JP2002259197A
JP2002259197A JP2001051849A JP2001051849A JP2002259197A JP 2002259197 A JP2002259197 A JP 2002259197A JP 2001051849 A JP2001051849 A JP 2001051849A JP 2001051849 A JP2001051849 A JP 2001051849A JP 2002259197 A JP2002259197 A JP 2002259197A
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Kiyoshi Ueda
清志 上田
Tetsuya Oishi
哲矢 大石
Hisayoshi Inamori
久由 稲守
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、ネットワークリソースを効率的に運
用できるようにする新たなアクティブコンテンツキャッ
シュ制御技術の提供を目的とする。 【解決手段】アクセス頻度情報を使ってコンシューマか
ら要求されるコンテンツを予測したり、ネットワークの
トラヒック状態が変化するときに、キャッシュサーバと
コンシューマとの間の経路を予測することで、コンシュ
ーマから要求されるコンテンツを予測して、コンシュー
マから要求される前に、あらかじめキャッシュサーバに
コンテンツを配送しておく。また、コンテンツのバージ
ョンがアップするときに、コンシューマから要求される
前に、あらかじめ旧バージョンのコンテンツを持つキャ
ッシュサーバに新バージョンのコンテンツを配送してお
く。これにより、ネットワークリソースを効率的に運用
できるようになり、ネットワーク輻輳を回避することが
できるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンテンツサーバ
の管理するコンテンツをキャッシュサーバを介してコン
シューマに提供するときにあって、コンシューマから要
求されるコンテンツを予測して、コンシューマから要求
される前にあらかじめキャッシュサーバに転送しておく
ことによりネットワークリソースを効率的に運用できる
ようにするアクティブコンテンツキャッシュ制御システ
ムと、そのシステムで用いられるアクティブコンテンツ
キャッシュ制御装置及び方法と、そのアクティブコンテ
ンツキャッシュ制御方法の実現に用いられるアクティブ
コンテンツキャッシュ制御処理用プログラムと、そのプ
ログラムを記録したアクティブコンテンツキャッシュ制
御処理用プログラムの記録媒体とに関する。
【0002】
【従来の技術】サーバとクライアントとがネットワーク
を介して配置されたネットワークにおいて、放送型を含
む同一コンテンツを効率的に参照しうる方法として、ネ
ットワーク等にキャッシュ装置を備える構成を採って、
このキャッシュ装置がクライアントからサーバへのアク
セスを監視し、そのレスポンスをキャッシュすることに
より、同様のアクセスに対するレスポンスをサーバを介
さずに返送するようにしたネットワークキャッシュ方法
が知られている。
【0003】このようなネットワークキャッシュ方法に
関連する特開平9-251414 号公報「ネットワーク通信シ
ステム及び方法」と、特開平10-31615号公報「分散ハイ
パーメディアシステム」には、キャッシュ装置が全ての
サーバへのアクセスに対しキャッシュを行うような構成
を採用することが記載されている。
【0004】また、特開平9-330265 号公報「個々の装
置に格納されたキャッシュオブジェクトの共有装置」に
は、各クライアントがキャッシュ装置を有し、キャッシ
ュ情報を共有する共有装置が記載されている。
【0005】また、特開平10-49422号公報「リモートフ
ァイルのキャッシュ装置」には、アクセス頻度の高いサ
ーバへのアクセスを優先的にキャッシングするととも
に、キャッシュ容量により限界に達した場合に、キャッ
シュ内容を削除してその空き容量を確保するようにした
キャッシュ装置が記載されている。
【0006】更に、特開平9-282289 号公報「ネットワ
ークシステム」には、サーバへのアクセス頻度とサーバ
への経路長を元に、ネットワーク内でのキャッシュ装置
の配置を自動的に決定するキャッシュ方法が記載されて
いる。
【0007】特開2000-22740号公報「ネットワークコン
テンツキャッシュ方法及び装置」では、コンテンツを供
給するサーバへのクライアントのアクセスを中継するパ
ケット中継器を有するパケット転送ネットワークのネッ
トワークコンテンツキャッシュ方法において、前記パケ
ット中継器は、一連のクライアントから一連のサーバへ
のアクセスを監視し、前記パケット中継器からサーバへ
の中継経路の長さと一連のクライアントから前記サーバ
へのアクセス頻度の積によりキャッシュ優先度を決定
し、前記キャツュ優先度の高いサーバへのアクセスに対
するレスポンスを優先的にキャッシュする方法が公開さ
れている。
【0008】この発明では、ネットワークには該パケッ
ト中継器を配置する必要があり、また、あるクライアン
トがオリジナルのコンテンツサーバにアクセスしてはじ
めてキャッシュサーバにキャッシングされる。
【0009】特開平11-85650号公報「インターネットに
おける情報配送・集約システム」では、利用者から指定
される仮想インターネットアドレスを、全体制御装置
が、その重み付け情報から、複数のコンテンツ制御装置
のうちの適切なコンテンツ制御装置のインターネットア
ドレスに変換して、利用者に通知するシステムが開示さ
れている。
【0010】この発明では、利用者に仮想インターネッ
トアドレスを指定して全体制御装置にアクセスさせ、与
えられたコンテンツ制御装置インターネットアドレスで
再度アクセスしなければならず、利用者は通常のWWW
閲覧手順と異なる手順を行う必要があった。
【0011】特開平11-316761 号公報「マスメディアコ
ンテンツ配信装置及び放送先行受信型キャッシュサーバ
装置並びに放送先行受信型キャッシュサーバシステム」
では、予め指定された時刻にURLを指定してコンテン
ツを要求し、その要求に対して返送されたコンテンツを
受信し、前記URLとコンテンツの対応情報と共にキャ
ッシュデータとして格納し、予め指定された時刻に格納
された前記キャッシュデータを放送する手段と、前記コ
ンテンツを要求する時刻と前記キャッシュデータを放送
する時刻とを登録する手段とを具備するシステムが公開
されている。
【0012】この発明では、クライアントからのリクエ
ストの先んじてコンテンツをキャッシングするが、その
コンテンツの選択、キャッシングの起動契機は、各キャ
ッシュサーバにあらかじめ設定しておく必要がある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】特開平9-251414 号公
報や特開平10-31615号公報に記載のネットワークシステ
ムでは、キャッシュ装置は全てのサーバへのアクセスに
対しキャッシュを行う。このため、キャッシュ容量が有
限である以上、キャッシュ容量を上回るアクセスがある
場合には、ネットワークリソースの使用率を最適にする
ような効率の良いキャッシングを行うことはできない。
【0014】また、特開平9-330265 号公報に記載の共
有装置は、各クライアントがキャッシュ装置を有しキャ
ッシュ情報を共有するものであるが、ネットワークリソ
ースの使用効率を加味したキャッシュを行うことはでき
ない。
【0015】また、特開平10-49422号公報に記載のキャ
ッシュ装置では、上記の点が考慮されており、アクセス
頻度の高いサーバへのアクセスについて優先的にキャッ
シングが行われるものであるが、アクセス頻度が低くて
も経路の長いサーバへのアクセスについては、一回のア
クセス当たりにネットワークのリソースを多く消費する
ため、このようなキャッシュ装置ではネットワークの使
用率という点で効率の良いキャッシングを行うことはで
きない。
【0016】更に、特開平9-282289 号公報に記載のネ
ットワークシステムでは、サーバへのアクセス頻度とサ
ーバへの経路長を元にネットワーク内でのキャッシュ装
置の配置を決定するものの、キャッシュサイトにおける
キャッシュの決定にこれらの情報を考慮するものではな
いから、やはりネットワークの使用率が考慮されたキャ
ッシングを行うことはできない。
【0017】特開2000-22740号公報に記載される発明で
は、上述したように、ネットワークには専用のパケット
中継器を配置する必要があり、また、あるクライアント
がオリジナルのコンテンツサーバにアクセスしてはじめ
てキャッシュサーバにキャッシングされるため、最初の
アクセスからキャッシュサーバを使用することはできな
かった。
【0018】特開平11-85650号公報に記載される発明で
は、上述したように、利用者に仮想インターネットアド
レスを指定して全体制御装置にアクセスさせ、与えられ
たコンテンツ制御装置インターネットアドレスで再度ア
クセスしなければならず、利用者は通常のWWW閲覧手
順と異なる手順を行う必要があった。
【0019】特開平11-316761 号公報に記載される発明
では、上述したように、クライアントからのリクエスト
に先んじてコンテンツをキャッシングするが、そのコン
テンツの選択、キャッシングの起動契機は、各キャッシ
ュサーバにあらかじめ設定しておく必要があった。
【0020】以上のように従来技術に従っていると、ネ
ットワークの使用率という点で効率の良いキャッシング
を実現することが困難であった。
【0021】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であって、コンテンツサーバの管理するコンテンツをキ
ャッシュサーバを介してコンシューマに提供するときに
あって、コンシューマから要求されるコンテンツを予測
して、コンシューマから要求される前にあらかじめキャ
ッシュサーバに転送しておくことによりネットワークリ
ソースを効率的に運用できるようにする新たなアクティ
ブコンテンツキャッシュ制御技術の提供を目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明のアクティブコンテンツキャッシュ制御シス
テムでは、図1に示すように、コンテンツを管理する
とともに、その管理するコンテンツがバージョンアップ
された場合に、そのバージョンアップされたコンテンツ
の情報を発行する「コンテンツサーバ」と、コンテン
ツサーバから取得したコンテンツをキャッシングしつ
つ、コンシューマに提供する「キャッシュサーバ」と、
コンシューマとキャッシュサーバとの間をネットワー
ク接続するとともに、状態に変化が発生する場合に、そ
の状態変化の情報を発行する「ルータ」と、キャッシ
ュサーバによるコンテンツのキャッシング状況の情報
と、それらのコンテンツのアクセス頻度の情報あるいは
そのアクセス頻度の計数が可能となる情報とを収集する
とともに、コンテンツサーバの発行する情報とルータの
発行する情報とを収集して、それらの収集する情報に基
づいて、キャッシュサーバに対して、コンテンツのキャ
ッシング指示を発行する「キャッシュサーバ制御装置」
とを備えるように構成する。
【0023】このアクティブコンテンツキャッシュ制御
システムを構成する本発明のキャッシュサーバ制御装置
は、キャッシュサーバから、コンテンツのキャッシン
グ状況の情報と、それらのコンテンツのアクセス頻度の
情報あるいはそのアクセス頻度の計数が可能となる情報
とを入手する手段と、ルータから、ルータの状態変化
の情報を入手する手段と、コンテンツサーバから、バ
ージョンアップされたコンテンツの情報を入手する手段
と、これらの入手した情報に基づいて、キャッシュサ
ーバが新たにキャッシングすべきコンテンツとキャッシ
ュサーバから削除すべきコンテンツとを決定する手段
と、この決定したコンテンツに従って、キャッシュサ
ーバに対して、コンテンツのキャッシング指示や削除指
示を発行する手段とを備えるように構成する。
【0024】図1に示す「アクセス信号」は、キャッシ
ュサーバからキャッシュサーバ制御装置に送信されるコ
ンテンツのアクセス頻度の情報を示しており、そのキャ
ッシュサーバのキャッシングする各コンテンツがある期
間の間に何回アクセスされたのかということについて報
告する。
【0025】この「アクセス信号」の他に、キャッシュ
サーバからキャッシュサーバ制御装置には、コンテンツ
のキャッシング状況の把握に必要となるアクセス信号
(新規キャッシングのコンテンツと削除したコンテンツ
についての報告)がその都度送信されることなる。
【0026】図1では、キャッシュサーバがコンテンツ
のアクセス頻度を計数するという構成を採っているが、
この計数機能をキャッシュサーバ制御装置に委ねる構成
を採ることも可能である。このときには、キャッシュサ
ーバからキャッシュサーバ制御装置には、コンテンツが
アクセスされる度毎に送信されるアクセス信号(アクセ
スされたコンテンツ名についての報告)と、上述したコ
ンテンツのキャッシング状況の把握に必要となるアクセ
ス信号とが送信されることになる。
【0027】図1に示す「状態信号」は、ルータからキ
ャッシュサーバ制御装置に送信されるルータの状態変化
の情報を示しており、輻輳が発生したとか、故障が発生
したとか、正常状態に戻ったといったルータ状態の変化
について報告する。
【0028】図1に示す「コンテンツ信号」は、コンテ
ンツサーバからキャッシュサーバ制御装置に送信される
バージョンアップされたコンテンツの情報を示してお
り、そのコンテンツがバージョンアップされたというこ
とについて報告する。
【0029】図1に示す「キャッシュ信号」は、キャッ
シュサーバ制御装置からキャッシュサーバに送信される
コンテンツのキャッシング指示や削除指示の情報を示し
ており、キャッシュサーバに対して、そのコンテンツの
キャッシングや削除を指示する。
【0030】このように構成される本発明のキャッシュ
サーバ制御装置では、キャッシュサーバからの報告や自
分の備える計数機能を使って、キャッシュサーバのキャ
ッシングしているコンテンツのアクセス頻度情報を取得
する。
【0031】このとき、1つのキャッシュサーバを処理
対象として、そのキャッシュサーバのキャッシングして
いるコンテンツのアクセス頻度情報を取得するように処
理することもあるし、複数のキャッシュサーバを処理対
象として、それらのキャッシュサーバのキャッシングし
ているコンテンツのアクセス頻度情報を取得して、それ
をコンテンツ毎に集計することで、最終的なコンテンツ
のアクセス頻度情報を取得するように処理することもあ
る。
【0032】そして、その取得したアクセス頻度情報あ
るいはその履歴情報に基づいて、アクセス頻度の大きい
コンテンツをキャッシング対象として決定したり、アク
セス頻度が増加しているコンテンツをキャッシング対象
として決定したり、アクセス頻度の小さいコンテンツを
削除対象として決定したり、アクセス頻度が減少してい
るコンテンツを削除対象として決定したりすることなど
により、キャッシング対象コンテンツや削除対象コンテ
ンツを決定する。
【0033】そして、その決定したコンテンツに従っ
て、各キャッシュサーバに対して、コンテンツのキャッ
シング指示や削除指示を発行するように処理する。
【0034】このとき、キャッシュサーバによっては、
キャッシング指示のあるコンテンツを既にキャッシング
していたり、削除指示のあるコンテンツをキャッシング
していない場合がある。
【0035】そのようなときには、キャッシュサーバの
側でそれを判断して、必要なコンテンツをコンテンツサ
ーバから取得してキャッシングしたり、キャッシングし
ているコンテンツを削除するようにしてもよいが、キャ
ッシュサーバ制御装置の側で、各キャッシュサーバのキ
ャッシング状況の情報を収集しておいて、それに従っ
て、各キャッシュサーバ毎に、キャッシングすべきコン
テンツや削除すべきコンテンツを正確に決定して、コン
テンツのキャッシング指示や削除指示を発行するように
処理してもよい。
【0036】このようにして、本発明によれば、アクセ
ス頻度情報を使ってコンシューマから要求されるコンテ
ンツを予測して、コンシューマから要求される前に、あ
らかじめキャッシュサーバに対してコンテンツを配送し
ておくことが可能になるので、ネットワークリソースを
効率的に運用できるようになり、ネットワーク輻輳を回
避することができるようになる。
【0037】さらに、このように構成される本発明のキ
ャッシュサーバ制御装置では、各キャッシュサーバのキ
ャッシング状況の情報を収集しているときに、コンテン
ツサーバからコンテンツのバージョンアップ情報を入手
すると、その収集したキャッシング状況の情報に従っ
て、その入手したバージョンアップ情報に係るコンテン
ツを持つキャッシュサーバを特定して、その特定したキ
ャッシュサーバに対して、その入手したバージョンアッ
プ情報のコンテンツのキャッシング指示を発行するよう
に処理する。
【0038】このようにして、本発明によれば、コンテ
ンツのバージョンがアップするときに、コンシューマか
ら要求される前に、あらかじめ旧バージョンのコンテン
ツを持つキャッシュサーバに対して新バージョンのコン
テンツを配送しておくことが可能になるので、ネットワ
ークリソースを効率的に運用できるようになり、ネット
ワーク輻輳を回避することができるようになる。
【0039】さらに、このように構成される本発明のキ
ャッシュサーバ制御装置では、各キャッシュサーバのキ
ャッシング状況の情報を収集しているときに、ルータか
ら状態変化の情報を入手すると、その状態変化のルータ
により変化したコンシューマのアクセス先キャッシュサ
ーバの変更情報を検出して、変更前のアクセス先キャッ
シュサーバのキャッシングしているコンテンツが変更後
のアクセス先キャッシュサーバにキャッシングされるこ
とになるようにと、変更後のアクセス先キャッシュサー
バに対して、コンテンツのキャッシング指示を発行する
ように処理する。
【0040】このとき、各キャッシュサーバのキャッシ
ング状況の情報をあらかじめ収集するのではなくて、ア
クセス先キャッシュサーバの変更情報が検出されるとき
に、変更前のアクセス先キャッシュサーバのキャッシン
グしているコンテンツの情報と、変更後のアクセス先キ
ャッシュサーバのキャッシングしているコンテンツの情
報とを取得するようにしてもよい。
【0041】このようにして、本発明によれば、ネット
ワークのトラヒック状態が変化するときに、キャッシュ
サーバとコンシューマとの間の経路を予測することで、
コンシューマから要求されるコンテンツを予測して、コ
ンシューマから要求される前に、あらかじめキャッシュ
サーバに対してコンテンツを配送しておくことが可能に
なるので、ネットワークリソースを効率的に運用できる
ようになり、ネットワーク輻輳を回避することができる
ようになる。
【0042】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態に従って本発明
を詳細に説明する。
【0043】図2に、本発明を具備するシステムの一実
施形態例を図示する。
【0044】図中、1はコンテンツを提供する1つ又は
複数のコンテンツサーバ、2はコンテンツを要求する複
数のコンシューマ、3はコンテンツサーバ1とコンシュ
ーマ2との間に設けられる複数のキャッシュサーバ、4
はコンシューマ2とキャッシュサーバ3との間をネット
ワーク接続する複数のルータ、5は本発明を具備するキ
ャッシュサーバ制御装置である。
【0045】なお、ルータには、図中に示すように、コ
ンシューマ2とキャッシュサーバ3との間をネットワー
ク接続するものの他に、コンテンツサーバ1とキャッシ
ュサーバ3との間をネットワーク接続するものもある。
【0046】本発明のキャッシュサーバ制御装置5は、
コンテンツサーバ1の発行するコンテンツ信号を入力す
るコンテンツ信号入力部50と、キャッシュサーバ3の
発行するアクセス信号を入力するアクセス信号入力部5
1と、ルータ4の発行する状態信号を入力する状態信号
入力部52と、キャッシュサーバ3に対して、コンテン
ツのキャッシング指示や削除指示を発行するキャッシュ
サーバ制御部53と、キャッシュサーバ3の発行するア
クセス信号により収集されるコンテンツのキャッシュ状
況の情報などを格納するコンテンツデータベース54
と、コンシューマ2とキャッシュサーバ3とルータ4と
の間の各経路に割り付けられる論理的距離(例えば経路
長や通信費用)を管理することで、それらの経路モデル
を定義するネットワークモデル55と、各コンシューマ
2に最も論理的距離の近いキャッシュサーバ3について
の情報を管理する最近キャッシュサーバ管理テーブル5
6と、各ルータの状態(正常/輻輳/故障)を管理する
ルータ状態管理テーブル57と、各コンシューマ2に最
も論理的距離の近いキャッシュサーバ3の検出処理を実
行する最近キャッシュサーバ検出部58とを備える。
【0047】ここで、このキャッシュサーバ制御装置5
の備える各処理手段はコンピュータプログラムで実現さ
れるものであり、これらのコンピュータプログラムは、
計算機が読み取り可能な半導体メモリなどの適当な記録
媒体に格納することができる。
【0048】この最近キャッシュサーバ検出部58は、
ルータ4により実行されるネットワーク経路の決定処理
を模擬する処理を行うものであって、図3に示すよう
に、ネットワークモデル55の定義する経路モデル(図
中に示す●印はルータ4を示している)とルータ状態管
理テーブル57の管理するルータ状態とを参照して、例
えば、試行錯誤的にコンシューマ2とキャッシュサーバ
3との間の経路を設定し、その設定した経路の論理的距
離を算出することを繰り返していくことで、各コンシュ
ーマ2に最も論理的距離の近いキャッシュサーバ3を検
出する処理を行い、その検出結果に従って、最近キャッ
シュサーバ管理テーブル56の管理データを更新する処
理を行う。
【0049】また、このコンテンツデータベース54
は、図4に示すように、例えば、#1というキャッシュ
サーバ3は、コンテンツ#1/コンテンツ#3/コンテ
ンツ#5をキャッシングしているとともに、前回周期か
らの間に、コンテンツ#1は4回アクセスされ、コンテ
ンツ#3は2回アクセスされ、コンテンツ#5は一度も
アクセスされていないというように、各キャッシュサー
バ3のキャッシングしているコンテンツの情報と、その
コンテンツが前回周期からの間に何回アクセスされたの
かという情報とを管理する。
【0050】さらに、コンテンツデータベース54は、
図4に示すように、例えば、コンテンツサーバ#1は、
コンテンツ#1/コンテンツ#2/コンテンツ#3を保
有しているというように、各コンテンツサーバ1の保有
しているコンテンツの情報を管理する。
【0051】キャッシュサーバ制御部53は、キャッシ
ュサーバ3に対してコンテンツのキャッシング指示を発
行するときに、このコンテンツ保有情報を参照すること
で、コンテンツの取得先となるコンテンツサーバ1を通
知していくように処理することになるが、キャッシュサ
ーバ3の側でこのコンテンツ保有情報を取得できる場合
には、コンテンツデータベース54は、このコンテンツ
保有情報を管理する必要はない。
【0052】なお、図4中に示すルート情報は、最近キ
ャッシュサーバ管理テーブル56の管理する各コンシュ
ーマ2に最も論理的距離の近いキャッシュサーバ3につ
いての情報を示している。
【0053】図5及び図6に、アクセス信号を受信した
ときにキャッシュサーバ制御部53が実行する処理フロ
ーの一実施形態例を図示し、図7及び図8に、コンテン
ツ信号を受信したときにキャッシュサーバ制御部53が
実行する処理フローの一実施形態例を図示し、図9及び
図10に、状態信号を受信したときにキャッシュサーバ
制御部53が実行する処理フローの一実施形態例を図示
する。
【0054】次に、これらの処理フローに従って、本発
明について詳細に説明する。
【0055】ここで、図5及び図6の処理フローでは、
キャッシュサーバ3は、新規キャッシングのコンテンツ
と削除したコンテンツとについての報告となる図11
(a)に示すようなデータ構造を持つアクセス信号と、
周期的に計数するキャッシングコンテンツのアクセス回
数についての報告となる図11(b)に示すようなデー
タ構造を持つアクセス信号という2種類のアクセス信号
を発行することを想定している。
【0056】また、図7及び図8の処理フローでは、コ
ンテンツサーバ1は、新規保有通知の報告となる図12
(a)に示すようなデータ構造を持つコンテンツ信号
と、保有コンテンツのバージョンアップの変更通知の報
告となる図12(b)に示すようなデータ構造を持つコ
ンテンツ信号という2種類のコンテンツ信号を発行する
ことを想定している。
【0057】また、図9及び図10の処理フローでは、
ルータ4は、ルータ状態が変化するときに、どのような
状態に変化(正常状態へ変化、輻輳状態へ変化、故障状
態へ変化)したのかについての報告となる図13に示す
ようなデータ構造を持つ状態信号を発行することを想定
している。
【0058】なお、図11に示すアクセス信号や図12
に示すコンテンツ信号により通知されるコンテンツ情報
は、コンテンツ名やコンテンツ番号や著作者名や国名や
作成日やバージョン番号や価格などで構成されている。
【0059】先ず最初に、図5及び図6の処理フローに
ついて説明する。
【0060】キャッシュサーバ制御部53は、キャッシ
ュサーバ3からアクセス信号を受信すると、図5及び図
6の処理フローに示すように、先ず最初に、ステップ1
で、受信したアクセス信号がキャッシング通知のアクセ
ス信号であるのか否かを判断する。すなわち、図11
(a)に示すアクセス信号を受信したのか否かを判断す
るのである。
【0061】この判断処理により、キャッシング通知の
アクセス信号を受信したことを判断するときには、ステ
ップ2に進んで、コンテンツ削除報告のアクセス信号を
受信したのか否かを判断して、コンテンツ削除報告のア
クセス信号を受信したことを判断するときには、ステッ
プ3に進んで、コンテンツデータベース54から通知の
あったコンテンツ情報を削除して、処理を終了する。
【0062】一方、ステップ2で、コンテンツ削除報告
のアクセス信号を受信したのではないということを判断
するとき、すなわち、新規キャッシング報告のアクセス
信号を受信したことを判断するときには、ステップ4に
進んで、コンテンツデータベース54に通知のあったコ
ンテンツ情報を新規に登録して、処理を終了する。
【0063】このステップ3及びステップ4の処理に従
って、コンテンツデータベース54にコンテンツのキャ
ッシング状況の情報が登録されることになる。
【0064】一方、ステップ1で、キャッシング通知の
アクセス信号を受信したのではないということを判断す
るとき、すなわち、周期的に発行されるアクセス回数に
ついての報告となる図11(b)に示すアクセス信号を
受信したことを判断するときには、ステップ5に進ん
で、そのアクセス信号に従って、アクセス信号発行元の
キャッシュサーバ3から報告されたコンテンツとアクセ
ス回数との対応関係のリストを取得し、続くステップ6
で、その取得したリストに従って、アクセス回数の多い
上位n個のコンテンツを特定する。
【0065】続いて、ステップ7で、コンテンツデータ
ベース54から、前回取得したコンテンツとアクセス回
数との対応関係のリストを取得し、続くステップ8で、
その取得したリストに従って、アクセス回数の多い上位
n個のコンテンツを特定する。
【0066】続いて、ステップ9で、ステップ6で特定
したn個のコンテンツと、ステップ8で特定したn個の
コンテンツとを比較して、この2つに変化があるのか否
かを判断して、変化がないことを判断するときには、そ
のまま処理を終了する。
【0067】一方、ステップ9で、アクセス回数の多い
コンテンツに変化があったことを判断するときには、ス
テップ10に進んで、新たに上位n個に加わったコンテ
ンツを追加対象として設定するとともに、今回の上位n
個からもれたコンテンツを削除対象として設定する。
【0068】続いて、ステップ11で、全てのキャッシ
ュサーバ3を選択したのか否かを判断して、選択してい
ないことを判断するときには、ステップ12に進んで、
未選択のキャッシュサーバ3を1つ選択する。
【0069】続いて、ステップ13で、コンテンツデー
タベース54を参照することで、選択したキャッシュサ
ーバ3の保持(キャッシング)しているコンテンツを特
定する。続いて、ステップ14で、その特定したコンテ
ンツに従って、選択したキャッシュサーバ3が追加対象
のコンテンツを保持していないのかということと、削除
対象のコンテンツを保持しているのかということをチェ
ックする。
【0070】続いて、ステップ15で、このチェック処
理に従って、追加対象のコンテンツを保持していないこ
とや、削除対象のコンテンツを保持しているということ
が判断されたのか否かを判断して、そのようなことが判
断されない場合、すなわち、追加対象のコンテンツを既
に保持し、かつ削除対象のコンテンツを保持していない
ことが判断される場合には、次のキャッシュサーバ3を
選択すべく、ステップ11に戻る。
【0071】一方、ステップ15で、追加対象のコンテ
ンツを保持していないことや、削除対象のコンテンツを
保持しているということが判断された場合には、ステッ
プ16に進んで、選択したキャッシュサーバ3に対し
て、追加対象のコンテンツを保持していない場合には、
そのコンテンツのキャッシングを指示するとともに、削
除対象のコンテンツを保持している場合には、そのコン
テンツの削除を指示する。
【0072】この指示に従って、選択されたキャッシュ
サーバ3は、追加対象のコンテンツを保持していない場
合には、そのコンテンツを保有するコンテンツサーバ1
からそのコンテンツを取得してキャッシングし、その処
理の完了を返信してくるとともに、削除対象のコンテン
ツを保持している場合には、そのコンテンツを削除し
て、その処理の完了を返信してくる。
【0073】これから、続くステップ17で、その処理
完了通知が返信されてくるのを待って、処理完了通知が
返信されてくると、ステップ18に進んで、発行した指
示に応じて、コンテンツデータベース54に格納される
コンテンツのキャッシング状況の情報を更新してから、
次のキャッシュサーバ3を選択すべく、ステップ11に
戻る。
【0074】そして、ステップ11で、全てのキャッシ
ュサーバ3を選択したことを判断するときには、処理を
終了する。
【0075】このようにして、キャッシュサーバ制御部
53は、あるキャッシュサーバ3から得たコンテンツの
アクセス回数の情報を使って、人気の上がったコンテン
ツと人気の下がったコンテンツとを特定して、各キャッ
シュサーバ3がその人気の上がったコンテンツをキャッ
シングするようにと指示するとともに、各キャッシュサ
ーバ3がその人気の下がったコンテンツのキャッシング
を取り止めるようにと指示するのである。
【0076】このキャッシュサーバ制御部53の処理に
従って、各キャッシュサーバ3は、コンシューマ2から
コンテンツの配送要求があるときに、コンテンツサーバ
1に取りに行かなくても、要求されたコンテンツをコン
シューマ2に提供できるようになる回数が多くなる。
【0077】この図5及び図6の処理フローでは、今回
のコンテンツアクセス回数リストと前回のコンテンツア
クセス回数リストとを比較することで、追加対象のコン
テンツと削除対象のコンテンツとを設定するという構成
を採ったが、今回のコンテンツアクセス回数リストのみ
を使い、例えば、上位n個のコンテンツを追加対象とし
て設定し、それ以下のコンテンツを削除対象として設定
するというような方法を用いることでもよい。
【0078】また、図5及び図6の処理フローでは、ア
クセス信号発行元のキャッシュサーバ3に対しても、コ
ンテンツのキャッシング指示や削除指示を発行するとい
う構成を採ったが、このキャッシュサーバ3に対しては
発行しないようにしてもよい。
【0079】また、図5及び図6の処理フローでは、コ
ンテンツデータベース54に格納されるコンテンツのキ
ャッシング状況の情報を参照することで、各キャッシュ
サーバ3が追加対象のコンテンツを保持しているのかと
いうことと、削除対象のコンテンツを保持していないの
かということとを判断して、必要なコンテンツのキャッ
シング指示や削除指示を発行するという構成を採った
が、この判断をキャッシュサーバ3の側に委ねて、各キ
ャッシュサーバ3に対して、追加対象のコンテンツのキ
ャッシング指示をそのまま発行するとともに、削除対象
のコンテンツの削除指示をそのまま発行するようにして
もよい。
【0080】次に、図7及び図8の処理フローについて
説明する。
【0081】キャッシュサーバ制御部53は、キャッシ
ュサーバ3からコンテンツ信号を受信すると、図7及び
図8の処理フローに示すように、先ず最初に、ステップ
1で、受信したコンテンツ信号がコンテンツのバージョ
ン変更通知のコンテンツ信号であるのか否かを判断す
る。すなわち、図12(b)に示すコンテンツ信号を受
信したのか否かを判断するのである。
【0082】この判断処理により、バージョン変更通知
のコンテンツ信号を受信したのではないことを判断する
とき、すなわち、コンテンツの新規保有通知の報告とな
る図12(a)に示すコンテンツ信号を受信したことを
判断するときには、ステップ2に進んで、コンテンツデ
ータベース54に、通知されたコンテンツの情報を登録
して、処理を終了する。
【0083】一方、ステップ1で、バージョン変更通知
のコンテンツ信号を受信したことを判断するときには、
ステップ3に進んで、全てのキャッシュサーバ3を選択
したのか否かを判断して、選択していないことを判断す
るときには、ステップ4に進んで、未選択のキャッシュ
サーバ3を1つ選択する。
【0084】続いて、ステップ5で、コンテンツデータ
ベース54を参照することで、選択したキャッシュサー
バ3の保持(キャッシング)しているコンテンツを特定
する。
【0085】続いて、ステップ6で、その特定したコン
テンツに、受信したコンテンツ信号の指定するコンテン
ツが含まれているのか否かを判断して、含まれていない
ことを判断するとき、すなわち、選択したキャッシュサ
ーバ3が受信したコンテンツ信号の指定するコンテンツ
をキャッシングしていないことを判断するときには、次
のキャッシュサーバ3を選択すべく、ステップ3に戻
る。
【0086】一方、ステップ6で、選択したキャッシュ
サーバ3が受信したコンテンツ信号の指定するコンテン
ツをキャッシングしていることを判断するときには、ス
テップ7に進んで、受信したコンテンツの指定するコン
テンツの方がバージョンアップしているのかを確認し
て、バージョンアップしていない場合には、次のキャッ
シュサーバ3を選択すべく、ステップ3に戻る。
【0087】一方、ステップ7で、受信したコンテンツ
の指定するコンテンツの方がバージョンアップしている
ことを確認すると、ステップ8に進んで、選択したキャ
ッシュサーバ3に対して、受信したコンテンツ信号の指
定する新バージョンのコンテンツのキャッシングを指示
する。
【0088】この指示に従って、選択されたキャッシュ
サーバ3は、新バージョンのコンテンツを保有すること
になったコンテンツサーバ1から、そのコンテンツを取
得してキャッシングし、その処理の完了を返信してく
る。
【0089】これから、続くステップ9で、その処理完
了通知が返信されてくるのを待って、処理完了通知が返
信されてくると、ステップ10に進んで、発行した指示
に応じて、コンテンツデータベース54に格納されるコ
ンテンツの情報を新バージョンのものに更新してから、
次のキャッシュサーバ3を選択すべく、ステップ3に戻
る。
【0090】そして、ステップ3で、全てのキャッシュ
サーバ3を選択したことを判断するときには、処理を終
了する。
【0091】このようにして、キャッシュサーバ制御部
53は、コンテンツサーバ1からコンテンツのバージョ
ンがアップしたという情報を受け取ると、そのコンテン
ツをキャッシングするキャッシュサーバ3に対して、新
バージョンのものをキャッシングするようにと指示する
のである。
【0092】このキャッシュサーバ制御部53の処理に
従って、各キャッシュサーバ3は、コンシューマ2から
コンテンツの配送要求があるときに、コンテンツサーバ
1に取りに行かなくても、その要求されたコンテンツの
新バージョンのものをコンシューマ2に提供できるよう
になる。
【0093】次に、図9及び図10の処理フローについ
て説明する。
【0094】キャッシュサーバ制御部53は、ルータ4
から状態信号を受信すると、図9及び図10の処理フロ
ーに示すように、先ず最初に、ステップ1で、受信した
状態信号に従ってルータ状態管理テーブル57を更新
し、続くステップ2で、コンシューマ2の識別番号を示
す変数iに初期値“1”をセットする。
【0095】続いて、ステップ3で、変数iの値がコン
シューマ2に割り付けた識別番号の最大値imax を超え
たのか否かを判断して、超えていないことを判断すると
きには、ステップ4に進んで、更新前の最近キャッシュ
サーバ管理テーブル56から、変数iの指すコンシュー
マ2に最も近いキャッシュサーバ3を読み出す。続い
て、ステップ5で、最近キャッシュサーバ検出部58に
対して、変数iの値の指すコンシューマ2に最も近いキ
ャッシュサーバ3の検出依頼を発行する。
【0096】この検出依頼を受け取ると、最近キャッシ
ュサーバ検出部58は、上述したように、ネットワーク
モデル55の定義する経路モデルとルータ状態管理テー
ブル57の管理するルータ状態とを参照して、例えば、
試行錯誤的にコンシューマ2とキャッシュサーバ3との
間の経路を設定し、その設定した経路の論理的距離を算
出することを繰り返していくことで、検出依頼のあった
変数iの値の指すコンシューマ2に最も近いキャッシュ
サーバ3を検出して、最近キャッシュサーバ管理テーブ
ル56の管理データを更新するとともに、その検出結果
をキャッシュサーバ制御部53に返す。
【0097】これから、続くステップ6で、最近キャッ
シュサーバ検出部58から、この検出結果を受け取る。
続いて、ステップ7で、その受け取った検出結果に記述
されるキャッシュサーバ3がステップ4で読み出したキ
ャッシュサーバ3と一致するのか否かを判断して、一致
することを判断するときには、変数iの値の指すコンシ
ューマ2に最も近いキャッシュサーバ3に変動がなかっ
たことを判断して、ステップ8に進んで、変数iの値を
1つインクリメントしてから、次のコンシューマ2につ
いての処理に進むべく、ステップ3に戻る。
【0098】一方、ステップ7で、変数iの値の指すコ
ンシューマ2に最も近いキャッシュサーバ3に変動があ
ったことを判断するときには、ステップ9に進んで、コ
ンテンツデータベース54を参照することで、新たに検
出された最近キャッシュサーバ3がそれまでの最近キャ
ッシュサーバ3の保持しているコンテンツを全て保持し
ているのかをチェックする。
【0099】続いて、ステップ10で、このチェック処
理に従って、新たに検出された最近キャッシュサーバ3
がそれまでの最近キャッシュサーバ3の保持しているコ
ンテンツを全て保持しているということが判断されたの
か否かを判断して、全て保持しているということが判断
される場合には、ステップ11に進んで、変数iの値を
1つインクリメントしてから、次のコンシューマ2につ
いての処理に進むべく、ステップ3に戻る。
【0100】一方、ステップ10で、新たに検出された
最近キャッシュサーバ3がそれまでの最近キャッシュサ
ーバ3の保持しているコンテンツを全て保持していない
ことが判断される場合には、ステップ12に進んで、新
たに検出された最近キャッシュサーバ3に対して、足り
ないコンテンツのキャッシュを指示する。
【0101】この指示に従って、新たに検出された最近
キャッシュサーバ3は、その足りないコンテンツを保有
するコンテンツサーバ1から、その足りないコンテンツ
を取得してキャッシングし、その処理の完了を返信して
くる。
【0102】これから、続くステップ13で、その処理
完了通知が返信されてくるのを待って、処理完了通知が
返信されてくると、ステップ14に進んで、発行した指
示に応じて、コンテンツデータベース54に格納される
コンテンツのキャッシング状況の情報を更新してから、
続くステップ15で、変数iの値を1つインクリメント
してから、次のコンシューマ2についての処理に進むべ
く、ステップ3に戻る。
【0103】そして、ステップ3で、変数iの値がコン
シューマ2に割り付けた識別番号の最大値imax を超え
たことを判断するときには、処理を終了する。
【0104】このようにして、キャッシュサーバ制御部
53は、ルータ4から状態が変化したという情報を受け
取ると、その状態変化により変化するネットワークの経
路に従って、コンシューマ2に最も近いキャッシュサー
バ3に変動が生ずるのか否かを判断して、変動が生ずる
場合には、新たに最も近いものとなるキャッシュサーバ
3に対して、それまでに最も近かったキャッシュサーバ
3のキャッシングしていた全てのコンテンツがキャッシ
ュされることになるようにとコンテンツのキャッシング
を指示するのである。
【0105】このキャッシュサーバ制御部53の処理に
従って、各キャッシュサーバ3は、ルータ4の状態変化
に応じてネットワークの経路が変動しても、コンシュー
マ2からコンテンツの配送要求があるときに、コンテン
ツサーバ1に取りに行かなくても、その要求されたコン
テンツをコンシューマ2に提供できるようになる回数が
多くなる。
【0106】この図9及び図10の処理フローでは、コ
ンテンツデータベース54に格納されるコンテンツのキ
ャッシング状況の情報を参照することで、それまでの最
近キャッシュサーバ3の保持しているコンテンツの内
で、新たに検出された最近キャッシュサーバ3が保持し
ていないコンテンツを特定して、新たに検出された最近
キャッシュサーバ3に対して、その特定したコンテンツ
のキャッシング指示を発行するという構成を採ったが、
この特定処理を新たに検出された最近キャッシュサーバ
3の側に委ねて、新たに検出された最近キャッシュサー
バ3に対して、それまでの最近キャッシュサーバ3の保
持しているコンテンツのキャッシング指示をそのまま発
行するようにしてもよい。
【0107】また、図9及び図10の処理フローでは、
コンテンツデータベース54にコンテンツのキャッシン
グ状況の情報が格納されていることを前提しているが、
このコンテンツのキャッシング状況の情報が格納されて
いない場合には、新たな最近キャッシュサーバ3が検出
された時点で、新たに検出された最近キャッシュサーバ
3とそれまでの最近キャッシュサーバ3とに問い合わせ
ることで、新たに検出された最近キャッシュサーバ3の
キャッシングしているコンテンツの情報と、それまでの
最近キャッシュサーバ3のキャッシングしているコンテ
ンツの情報とを取得するように処理することになる。
【0108】図14ないし図16に、キャッシュサーバ
制御部53が実行する処理フローの他の実施形態例を図
示する。
【0109】キャッシュサーバ制御部53は、図5及び
図6の処理フローに従う場合、キャッシュサーバ3か
ら、周期的に計数するキャッシングコンテンツのアクセ
ス回数についての報告となる図11(b)に示すような
データ構造を持つアクセス信号を受け取ることを想定し
ている。
【0110】これに対して、キャッシュサーバ制御部5
3は、図14ないし図16の処理フローに従う場合に
は、図17に示すように、キャッシュサーバ3から、新
規キャッシングのコンテンツと削除したコンテンツとに
ついての報告となる図17(a)に示すようなデータ構
造を持つアクセス信号と、コンシューマ2からアクセス
要求があったことについての報告となる図17(b)に
示すようなデータ構造を持つアクセス信号という2種類
のアクセス信号を発行することを想定している。
【0111】キャッシュサーバ制御部53は、図14な
いし図16の処理フローに従う場合にあって、キャッシ
ュサーバ3からアクセス信号を受信すると、図14の処
理フローに示すように、先ず最初に、ステップ1で、受
信したアクセス信号がキャッシング通知のアクセス信号
であるのか否かを判断する。すなわち、図17(a)に
示すアクセス信号を受信したのか否かを判断するのであ
る。
【0112】この判断処理により、キャッシング通知の
アクセス信号を受信したことを判断するときには、ステ
ップ2に進んで、コンテンツ削除報告のアクセス信号を
受信したのか否かを判断して、コンテンツ削除報告のア
クセス信号を受信したことを判断するときには、ステッ
プ3に進んで、コンテンツデータベース54から通知の
あったコンテンツ情報を削除して、処理を終了する。
【0113】一方、ステップ2で、コンテンツ削除報告
のアクセス信号を受信したのではないということを判断
するとき、すなわち、新規キャッシング報告のアクセス
信号を受信したことを判断するときには、ステップ4に
進んで、コンテンツデータベース54に通知のあったコ
ンテンツ情報を新規に登録して、処理を終了する。
【0114】このステップ3及びステップ4の処理に従
って、コンテンツデータベース54にコンテンツのキャ
ッシング状況の情報が登録されることになる。
【0115】一方、ステップ1で、キャッシング通知の
アクセス信号を受信したのではないということを判断す
るとき、すなわち、コンシューマ2からのアクセス要求
の報告となる図17(b)に示すアクセス信号を受信し
たことを判断するときには、ステップ5に進んで、コン
テンツデータベース54の管理するアクセス信号発行元
のキャッシュサーバ3が保持している該当のコンテンツ
のアクセス回数を1つインクリメントして、処理を終了
する。
【0116】このようにして、キャッシュサーバ制御部
53は、図14ないし図16の処理フローに従う場合に
は、キャッシュサーバ3に代わって、コンテンツのアク
セス回数を計数していくように処理するのである。
【0117】そして、キャッシュサーバ制御部53は、
図14ないし図16の処理フローに従う場合にあって、
規定の周期に到達すると、図15及び図16の処理フロ
ーに示すように、先ず最初に、ステップ1で、全てのキ
ャッシュサーバ3を選択したのか否かを判断して、全て
のキャッシュサーバ3を選択していないことを判断する
ときには、ステップ2に進んで、未選択のキャッシュサ
ーバ3を1つ選択する。
【0118】続いて、ステップ3で、コンテンツデータ
ベース54を参照することで、その選択したキャッシュ
サーバ3の保持しているコンテンツとアクセス回数との
対応関係を取得して、ステップ1に戻る。
【0119】一方、ステップ1で、全てのキャッシュサ
ーバ3を選択したことを判断することで、コンテンツデ
ータベース54から全てのキャッシュサーバ3の保持し
ているコンテンツとアクセス回数との対応関係を取得し
たことを判断すると、ステップ4に進んで、この取得し
たコンテンツとアクセス回数との対応関係を使い、コン
テンツデータベース54に格納されるアクセス回数をコ
ンテンツ毎に集計する。
【0120】続いて、ステップ5で、その集計したアク
セス回数に従って、アクセス回数の多い上位n個のコン
テンツを特定して、それらのコンテンツを保持対象(キ
ャッシング対象)として設定する。
【0121】続いて、ステップ6で、全てのキャッシュ
サーバ3を選択したのか否かを判断して、全てのキャッ
シュサーバ3を選択していないことを判断するときに
は、ステップ7に進んで、未選択のキャッシュサーバ3
を1つ選択する。
【0122】続いて、ステップ8で、コンテンツデータ
ベース54を参照することで、選択したキャッシュサー
バ3の保持(キャッシング)しているコンテンツを特定
する。続いて、ステップ9で、その特定したコンテンツ
に従って、選択したキャッシュサーバ3が保持対象のコ
ンテンツを保持していないのかということと、保持対象
以外のコンテンツを保持しているのかということをチェ
ックする。
【0123】続いて、ステップ10で、このチェック処
理に従って、保持対象のコンテンツを保持していないこ
とや、保持対象以外のコンテンツを保持しているという
ことが判断されたのか否かを判断して、そのようなこと
が判断されない場合、すなわち、保持対象のコンテンツ
を既に保持し、かつ保持対象以外のコンテンツを保持し
ていないことが判断される場合には、次のキャッシュサ
ーバ3を選択すべく、ステップ6に戻る。
【0124】一方、ステップ10で、保持対象のコンテ
ンツを保持していないことや、保持対象以外のコンテン
ツを保持しているということが判断された場合には、ス
テップ11に進んで、選択したキャッシュサーバ3に対
して、保持対象のコンテンツを保持していない場合に
は、そのコンテンツのキャッシングを指示するととも
に、保持対象以外のコンテンツを保持している場合に
は、そのコンテンツの削除を指示する。
【0125】この指示に従って、選択されたキャッシュ
サーバ3は、保持対象のコンテンツを保持していない場
合には、そのコンテンツを保有するコンテンツサーバ1
からそのコンテンツを取得してキャッシングし、その処
理の完了を返信してくるとともに、保持対象以外のコン
テンツを保持している場合には、そのコンテンツを削除
して、その処理の完了を返信してくる。
【0126】これから、続くステップ12で、その処理
完了通知が返信されてくるのを待って、処理完了通知が
返信されてくると、ステップ13に進んで、発行した指
示に応じて、コンテンツデータベース54に格納される
コンテンツのキャッシング状況の情報を更新してから、
次のキャッシュサーバ3を選択すべく、ステップ6に戻
る。
【0127】そして、ステップ6で、全てのキャッシュ
サーバ3を選択したことを判断するときには、ステップ
14に進んで、次の周期の計数処理に入るべく、コンテ
ンツデータベース54に記録されるアクセス回数をゼロ
にクリアしてから、処理を終了する。
【0128】このようにして、キャッシュサーバ制御部
53は、図14ないし図16の処理フローに従う場合に
は、自配下の全キャッシュサーバ3から得たコンテンツ
のアクセス回数の情報を使って、アクセス回数の多いコ
ンテンツとアクセス回数の少ないコンテンツとを特定し
て、各キャッシュサーバ3がそのアクセス回数の多いコ
ンテンツをキャッシングするようにと指示するととも
に、各キャッシュサーバ3がそのアクセス回数の少ない
コンテンツのキャッシングを取り止めるようにと指示す
るのである。
【0129】このキャッシュサーバ制御部53の処理に
従って、各キャッシュサーバ3は、コンシューマ2から
コンテンツの配送要求があるときに、コンテンツサーバ
1に取りに行かなくても、要求されたコンテンツをコン
シューマ2に提供できるようになる回数が多くなる。
【0130】この図14ないし図16の処理フローで
は、アクセス回数の変化を使わなかったが、図5及び図
6の処理フローのように、アクセス回数の変化を使って
人気の上がったコンテンツを特定してそれを保持対象と
して設定したり、アクセス回数の変化を使って人気の下
がったコンテンツを特定してそれを削除対象として設定
するようにしてもよい。
【0131】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
アクセス頻度情報を使ってコンシューマから要求される
コンテンツを予測して、コンシューマから要求される前
に、あらかじめキャッシュサーバに対してコンテンツを
配送しておくことが可能になるので、ネットワークリソ
ースを効率的に運用できるようになり、ネットワーク輻
輳を回避することができるようになる。
【0132】そして、本発明によれば、コンテンツのバ
ージョンがアップするときに、コンシューマから要求さ
れる前に、あらかじめ旧バージョンのコンテンツを持つ
キャッシュサーバに対して新バージョンのコンテンツを
配送しておくことが可能になるので、ネットワークリソ
ースを効率的に運用できるようになり、ネットワーク輻
輳を回避することができるようになる。
【0133】そして、本発明によれば、ネットワークの
トラヒック状態が変化するときに、キャッシュサーバと
コンシューマとの間の経路を予測することで、コンシュ
ーマから要求されるコンテンツを予測して、コンシュー
マから要求される前に、あらかじめキャッシュサーバに
対してコンテンツを配送しておくことが可能になるの
で、ネットワークリソースを効率的に運用できるように
なり、ネットワーク輻輳を回避することができるように
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の説明図である。
【図2】本発明を具備するシステムの一実施形態例であ
る。
【図3】ネットワーク経路の決定処理を模擬するための
構成の一実施形態例である。
【図4】コンテンツデータベースの説明図である。
【図5】キャッシュサーバ制御部の実行する処理フロー
の一実施形態例である。
【図6】キャッシュサーバ制御部の実行する処理フロー
の一実施形態例である。
【図7】キャッシュサーバ制御部の実行する処理フロー
の一実施形態例である。
【図8】キャッシュサーバ制御部の実行する処理フロー
の一実施形態例である。
【図9】キャッシュサーバ制御部の実行する処理フロー
の一実施形態例である。
【図10】キャッシュサーバ制御部の実行する処理フロ
ーの一実施形態例である。
【図11】アクセス信号の説明図である。
【図12】コンテンツ信号の説明図である。
【図13】状態信号の説明図である。
【図14】キャッシュサーバ制御部の実行する処理フロ
ーの他の実施形態例である。
【図15】キャッシュサーバ制御部の実行する処理フロ
ーの他の実施形態例である。
【図16】キャッシュサーバ制御部の実行する処理フロ
ーの他の実施形態例である。
【図17】アクセス信号の説明図である。
【符号の説明】
1 コンテンツサーバ 2 コンシューマ 3 キャッシュサーバ 4 ルータ 5 キャッシュサーバ制御装置 50 コンテンツ信号入力部 51 アクセス信号入力部 52 状態信号入力部 53 キャッシュサーバ制御部 54 コンテンツデータベース 55 ネットワークモデル 56 最近キャッシュサーバ管理テーブル 57 ルータ状態管理テーブル 58 最近キャッシュサーバ検出部
フロントページの続き (72)発明者 稲守 久由 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 Fターム(参考) 5B082 HA02 HA08 (54)【発明の名称】 アクティブコンテンツキャッシュ制御システムと、アクティブコンテンツキャッシュ制御装置及 び方法と、アクティブコンテンツキャッシュ制御処理用プログラム及びそのプログラムの記録媒 体

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンテンツを管理するとともに、その管
    理するコンテンツがバージョンアップされた場合に、そ
    のバージョンアップされたコンテンツの情報を発行する
    コンテンツサーバと、 コンテンツサーバから取得したコンテンツをキャッシン
    グしつつ、コンシューマに提供するキャッシュサーバ
    と、 コンシューマとキャッシュサーバとの間をネットワーク
    接続するとともに、状態に変化が発生する場合に、その
    状態変化の情報を発行するルータと、 キャッシュサーバによるコンテンツのキャッシング状況
    の情報と、それらのコンテンツのアクセス頻度の情報あ
    るいはそのアクセス頻度の計数が可能となる情報とを収
    集するとともに、コンテンツサーバの発行する情報とル
    ータの発行する情報とを収集して、それらの収集する情
    報に基づいて、キャッシュサーバに対して、コンテンツ
    のキャッシング指示を発行するキャッシュサーバ制御装
    置とを備えることを、 特徴とするアクティブコンテンツキャッシュ制御システ
    ム。
  2. 【請求項2】 コンテンツサーバから受け取ったコンテ
    ンツをキャッシングしつつ、ルータを介してコンシュー
    マに提供するキャッシュサーバを制御対象とするアクテ
    ィブコンテンツキャッシュ制御装置であって、 キャッシュサーバから、コンテンツのキャッシング状況
    の情報と、それらのコンテンツのアクセス頻度の情報あ
    るいはそのアクセス頻度の計数が可能となる情報とを入
    手する手段と、 ルータから、ルータの状態変化の情報を入手する手段
    と、 コンテンツサーバから、バージョンアップされたコンテ
    ンツの情報を入手する手段と、 上記入手する情報に基づいて、キャッシュサーバが新た
    にキャッシングすべきコンテンツを決定する手段と、 上記決定するコンテンツに従って、キャッシュサーバに
    対して、コンテンツのキャッシング指示を発行する手段
    とを備えることを、 特徴とするアクティブコンテンツキャッシュ制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載されるアクティブコンテ
    ンツキャッシュ制御装置において、 上記決定する手段は、上記入手する情報に基づいて、キ
    ャッシュサーバから削除すべきコンテンツを決定し、 上記発行する手段は、上記決定するコンテンツに従っ
    て、キャッシュサーバに対して、コンテンツの削除指示
    を発行することを、 特徴とするアクティブコンテンツキャッシュ制御装置。
  4. 【請求項4】 コンテンツサーバから受け取ったコンテ
    ンツをキャッシングしつつ、ルータを介してコンシュー
    マに提供するキャッシュサーバを制御対象とするアクテ
    ィブコンテンツキャッシュ制御方法であって、 キャッシュサーバのキャッシングしているコンテンツの
    アクセス頻度情報を取得する過程と、 上記アクセス頻度情報あるいはその履歴情報に基づい
    て、キャッシング対象コンテンツ及び/又は削除対象コ
    ンテンツを決定する過程と、 上記決定したコンテンツに従って、各キャッシュサーバ
    に対して、コンテンツのキャッシング指示及び/又はコ
    ンテンツの削除指示を発行する過程とを備えることを、 特徴とするアクティブコンテンツキャッシュ制御方法。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載されるアクティブコンテ
    ンツキャッシュ制御方法において、 各キャッシュサーバのキャッシング状況の情報を収集す
    る過程を備え、 上記決定する過程では、上記決定したコンテンツと上記
    収集したキャッシング状況の情報とから、キャッシュサ
    ーバ毎に、キャッシングすべきコンテンツ及び/又は削
    除すべきコンテンツを決定することを、 特徴とするアクティブコンテンツキャッシュ制御方法。
  6. 【請求項6】 コンテンツサーバから受け取ったコンテ
    ンツをキャッシングしつつ、ルータを介してコンシュー
    マに提供するキャッシュサーバを制御対象とするアクテ
    ィブコンテンツキャッシュ制御方法であって、 各キャッシュサーバのキャッシング状況の情報を収集す
    る過程と、 コンテンツのバージョンアップ情報を入手する過程と、 上記収集したキャッシング状況の情報に従って、上記バ
    ージョンアップ情報に係るコンテンツを持つキャッシュ
    サーバを特定する過程と、 上記特定したキャッシュサーバに対して、上記バージョ
    ンアップ情報のコンテンツのキャッシング指示を発行す
    る過程とを備えることを、 特徴とするアクティブコンテンツキャッシュ制御方法。
  7. 【請求項7】 コンテンツサーバから受け取ったコンテ
    ンツをキャッシングしつつ、ルータを介してコンシュー
    マに提供するキャッシュサーバを制御対象とするアクテ
    ィブコンテンツキャッシュ制御方法であって、 各キャッシュサーバのキャッシング状況の情報を収集す
    る過程と、 ルータの状態変化の情報を入手する過程と、 上記状態変化のルータにより変化したコンシューマのア
    クセス先キャッシュサーバの変更情報を検出する過程
    と、 変更前のアクセス先キャッシュサーバのキャッシングし
    ているコンテンツが変更後のアクセス先キャッシュサー
    バにキャッシングされることになるようにと、変更後の
    アクセス先キャッシュサーバに対して、コンテンツのキ
    ャッシング指示を発行する過程とを備えることを、 特徴とするアクティブコンテンツキャッシュ制御方法。
  8. 【請求項8】 コンテンツサーバから受け取ったコンテ
    ンツをキャッシングしつつ、ルータを介してコンシュー
    マに提供するキャッシュサーバを制御対象とするアクテ
    ィブコンテンツキャッシュ制御方法であって、 ルータの状態変化の情報を入手する過程と、 上記状態変化のルータにより変化したコンシューマのア
    クセス先キャッシュサーバの変更情報を検出する過程
    と、 変更前のアクセス先キャッシュサーバのキャッシングし
    ているコンテンツの情報と、変更後のアクセス先キャッ
    シュサーバのキャッシングしているコンテンツの情報と
    を取得する過程と、 変更前のアクセス先キャッシュサーバのキャッシングし
    ているコンテンツが変更後のアクセス先キャッシュサー
    バにキャッシングされることになるようにと、変更後の
    アクセス先キャッシュサーバに対して、コンテンツのキ
    ャッシング指示を発行する過程とを備えることを、 特徴とするアクティブコンテンツキャッシュ制御方法。
  9. 【請求項9】 請求項7又は8に記載されるアクティブ
    コンテンツキャッシュ制御方法であって、 上記検出する過程では、ルータにより実行されるネット
    ワーク経路の決定処理を模擬することで、コンシューマ
    のアクセス先キャッシュサーバの変更情報を検出するこ
    とを、 特徴とするアクティブコンテンツキャッシュ制御方法。
  10. 【請求項10】 請求項4ないし9のいずれか1項に記
    載されるアクティブコンテンツキャッシュ制御方法の実
    現に用いられる処理をコンピュータに実行させるための
    アクティブコンテンツキャッシュ制御処理用プログラ
    ム。
  11. 【請求項11】 請求項4ないし9のいずれか1項に記
    載されるアクティブコンテンツキャッシュ制御方法の実
    現に用いられる処理をコンピュータに実行させるための
    プログラムを記録したアクティブコンテンツキャッシュ
    制御処理用プログラムの記録媒体。
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