JP2002259060A - 複数の入力デバイスを備えたコンピュータシステム、入力システム、デバイス管理プログラム、デバイス設定プログラム、ダブルクリック伝達方法、および記憶媒体 - Google Patents

複数の入力デバイスを備えたコンピュータシステム、入力システム、デバイス管理プログラム、デバイス設定プログラム、ダブルクリック伝達方法、および記憶媒体

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JP2002259060A
JP2002259060A JP2001039151A JP2001039151A JP2002259060A JP 2002259060 A JP2002259060 A JP 2002259060A JP 2001039151 A JP2001039151 A JP 2001039151A JP 2001039151 A JP2001039151 A JP 2001039151A JP 2002259060 A JP2002259060 A JP 2002259060A
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JP2001039151A
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Hiroko Omori
裕子 大森
Takashi Inui
尚 乾
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International Business Machines Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンピュータが複数の入力デバイスを備える
ことが可能である場合に、各入力デバイスを用いたダブ
ルクリック操作を正しく認識させる。 【解決手段】 コンピュータシステム10は、コンピュ
ータの入出力管理を行うオペレーティング・システム
(OS)と、タッチパネル14等の入力デバイス毎に設け
られ、入力デバイスとOSとの橋渡しを行うタッチパネ
ル・デバイスドライバ31等のデバイスドライバと、入
力デバイス毎にダブルクリックとして認識できる認識情
報を、OSに対して設定されるダブルクリック認識情報
とは別に保持するタッチパネル用設定レジストリ26等
のレジストリを備え、デバイスドライバは、入力デバイ
スによりなされた連続するクリック操作に対してレジス
トリに保持された認識情報をもとにダブルクリックであ
ることを認識し、OSがダブルクリックと認識できる動
作をエミュレーションする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力デバイスを備
えたコンピュータシステム等に係り、特に、複数の入力
デバイスを備えることができ、これらによりクリック情
報を入力することが可能なコンピュータシステム等に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータ(PC)に
代表されるコンピュータ装置において、人(ユーザ)が、
より簡単に手軽に入力でき、また、各種業務で行われる
入力操作や人の感性を生かした操作等を可能とするため
に、数多くの入力デバイスが開発されている。例えば、
デスクトップPCで多く用いられているマウス、ノート
PC製品に多く採用されているスティック型のトラック
ポイント、直接ボールを回転させるトラックボール、パ
ッドを指でこするトラックパッド等がある。また、位置
を指示するペンと位置を感知する装置を組み合わせたタ
ブレットやデジタイザ、ディスプレイの表面をユーザが
触れて入力するタッチパネル等が入力デバイスとして存
在する。これらの入力デバイスは、ポインティングデバ
イスや座標入力装置等と呼ばれ、ユーザによる位置や属
性の指定、座標入力等に用いられている。
【0003】これらの入力デバイスでは、ダブルクリッ
クと呼ばれる操作が一般に行われる。このダブルクリッ
クは、例えばマウスやペン等のスイッチを備えた入力デ
バイスを所定の位置に置き、短時間の間に2回、スイッ
チを押す操作であり、アプリケーションの起動や、所定
のファイルを開く作業等に際して頻繁に用いられる。
【0004】ここで、例えばタブレットの上でペンを用
いてダブルクリックする場合には、マウスと異なり、1
回目のクリックと2回目のクリックとの間にて位置ずれ
が起こり易い。そこで、この位置ずれが生じた状態でも
ダブルクリックを認識するために、例えば特開平5−1
58608号公報では、1回目に押された座標位置と2
回目に押された座標位置とが所定範囲内にあるときはダ
ブルクリックと判定する技術について示されている。ま
た、特開平10−143319号公報には、操作された
第1回目の座標位置と第2回目の座標位置が同一データ
入力領域内にあり、かつ所定の時間内であるときに、ダ
ブルクリックであると判定することで、ペンによる入力
や、人差し指と中指の2つの指を用いたダブルタッチに
よるダブルクリックを認識する技術について開示されて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、近年、数
多くの入力デバイスが存在し、また、所定の入力デバイ
スを用いた際のダブルクリック操作に関する改善も図ら
れている。しかしながら、上述した従来の技術では、例
えば、マウスに代えて、タブレットをポインティングデ
バイスとして使用する場合等、それぞれの入力手段を単
独に用いた場合についての改善がなされているに過ぎ
ず、コンピュータシステムが複数の入力デバイスを備え
た際の問題について改善を図るものではない。
【0006】従来、ダブルクリックの認識領域や認識時
間は、オペレーティング・システム(OS)が全入力デバ
イス共通の設定としてレジストリに保持しており、全て
の入力デバイスは、この同一の設定を用いている。この
状態では、複数の入力デバイスを接続し、認識領域や認
識時間をそのデバイス用に設定変更した場合、その他の
デバイスもこの設定で動作することになる。一般に、マ
ウスやトラックポイント等を用いたダブルクリックに比
べ、タブレット上でのペンの操作では、1回目と2回目
の座標にずれが多く、クリックの間隔も長くなる。ま
た、タッチパネルに対する人の指による操作では、さら
にその座標ずれも大きく、時間間隔も長くなる。その結
果、例えばOSにて認識領域や認識時間が所定のデバイ
スへの適用として設定されている場合に、他のデバイス
では、ダブルクリックしたつもりでもダブルクリックと
して認識されなかったり、ダブルクリックしたつもりで
はないのにダブルクリックとして扱われるなどの不具合
が生じてしまう。
【0007】かかる問題の解決策として、複数の入力デ
バイスの持つ特性の中間レベルや、最も良いと考えられ
る共通値にて認識領域や認識時間を設定する方法があ
る。しかしながら、かかる設定では、各入力デバイスに
て最良の操作性を得ることができない。特に、複数の入
力デバイスが有する特性が大きく異なる場合には、全て
の入力デバイスにて誤動作を生じる可能性もある。
【0008】本発明は、以上のような技術的課題を解決
するためになされたものであって、その目的とするとこ
ろは、コンピュータが複数の入力デバイスを備えること
が可能である場合に、各入力デバイスを用いたダブルク
リック操作を正しく認識させることにある。また、他の
目的は、オペレーティング・システム(OS)による入力
デバイスの種類の認識を不要とし、各入力デバイスにて
なされたダブルクリック操作をOSに対して正しく認識
させることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる目的のもと、本発
明は、各入力デバイス毎に、ダブルクリックと認識でき
る認識領域、認識時間を設定し、各入力デバイスに接続
されたデバイスドライバにてダブルクリックと判定され
た場合に、オペレーティング・システム(OS)にて認識
できる認識領域、認識時間を用いたダブルクリック状態
を生成することで、OSに対してダブルクリックが起き
たと認識させることを特徴としている。即ち、本発明
は、コンピュータに対して複数の入力デバイスを備えた
コンピュータシステムであって、入力デバイス毎に固有
の値として、ダブルクリックとして認識できる認識情報
を保持する入力デバイス認識情報保持手段と、保持され
た認識情報に基づいて、入力デバイスを用いてなされた
連続するクリックをダブルクリックとして判定するダブ
ルクリック判定手段と、ダブルクリックと判定された場
合に、OSがダブルクリックとして認識できる情報をO
Sに通知する情報通知手段とを備えたことを特徴として
いる。
【0010】ここで、入力デバイス認識情報保持手段に
より保持される認識情報は、入力デバイス毎に設定され
るダブルクリック認識領域とダブルクリック認識時間で
あることを特徴とすれば、例えば、2回のクリック操作
で位置が大きくずれる可能性のあるデバイスや、2回の
クリック操作に所定の時間を要するデバイス等、入力デ
バイスの特性に合わせてダブルクリック情報を保持する
ことができる点で好ましい。尚、1つの入力デバイスに
て、例えば、指とペンの入力等、複数の認識情報を保持
することも可能である。
【0011】また、この情報通知手段により通知される
情報は、入力デバイスにより入力されたクリック位置を
OSが認識できる位置に変えた位置情報であると共に、
OSがダブルクリックと認識できる時間間隔で形成され
るダブルクリック情報であることを特徴とすれば、OS
における設定値を入力デバイス毎に変える必要はなく、
複数の入力デバイスを備えた場合でも、各入力デバイス
からほぼ正しくダブルクリックを認識できる点で優れて
いる。
【0012】他の観点から把えると、本発明が適用され
るコンピュータシステムは、コンピュータの入出力管理
を行うOSと、入力デバイス毎に設けられ、この入力デ
バイスとOSとの橋渡しを行うデバイスドライバと、入
力デバイス毎にダブルクリックとして認識できる認識情
報をOSに対して設定されるダブルクリック認識情報と
は別に保持するレジストリとを備え、このデバイスドラ
イバは、入力デバイスによりなされた連続するクリック
操作に対してレジストリに保持された認識情報をもとに
ダブルクリックであることを認識し、OSがダブルクリ
ックと認識できる動作をエミュレーション(Emulation)
することを特徴としている。
【0013】更に他の観点から把えると、本発明が適用
されるコンピュータシステムは、接続される入力デバイ
スに共通に適用される情報とは別に、または、OSに設
定されるダブルクリック情報とは別に、入力デバイスに
対して専用となるダブルクリックの認識時間と認識領域
を設定するための設定画面を提供する設定画面提供手段
と、この設定画面提供手段により提供された設定画面に
基づいてユーザにより設定された認識時間と認識領域に
関する情報を入力デバイス単位で格納する格納手段とを
備えたことを特徴としている。
【0014】ここで、この設定画面提供手段は、入力デ
バイス毎に設けられているデフォルト値を基準としてダ
ブルクリックの認識時間と認識領域を設定することが可
能となるように設定画面を提供することを特徴すれば、
入力デバイス毎の特性に応じて、設定を適切に行うこと
ができる点で好ましい。
【0015】一方、本発明は、コンピュータにおけるデ
ィスプレイ画面上の位置指定を行うための入力デバイス
とこの入力デバイスを管理するためのデバイスドライバ
を含む入力システムであって、ユーザによるクリック操
作を認識するクリック操作認識手段と、認識された第1
のクリック情報とその後に認識された第2のクリック情
報とに基づいて、入力デバイスにてダブルクリックがな
されたことを判定するダブルクリック判定手段と、ダブ
ルクリックがなされたと判定された場合に、コンピュー
タがダブルクリックと認識できる情報に変換して出力す
るダブルクリック情報出力手段とを含むことを特徴とし
ている。
【0016】また、本発明が適用される入力システムで
は、入力デバイスは、ユーザによるクリック操作を受け
てクリック情報をデバイスドライバに通知し、このデバ
イスドライバは、入力デバイスから通知された複数のク
リック情報から、この入力デバイス特有の判断としてダ
ブルクリックか否かを判定し、ダブルクリックと判定さ
れる場合には、OSにてダブルクリックと判定されるよ
うにクリック動作をエミュレーションすることを特徴と
している。
【0017】一方、本発明は、コンピュータに、入力デ
バイスから入力される第1のクリック情報と後に入力さ
れる第2のクリック情報とに基づいて入力デバイスにて
ダブルクリックがなされたか否かを判定するダブルクリ
ック判定手段、ダブルクリックがなされたと判定される
場合にOSがダブルクリックと認識できるクリック情報
を生成するクリック情報生成手段、として機能させるた
めのデバイス管理プログラムとして把握することができ
る。
【0018】ここで、このクリック情報生成手段は、第
1のクリック情報と第2のクリック情報との間の経過時
間がOSが指定しているダブルクリック認識時間内か否
かを判断し、ダブルクリック認識時間内である場合には
第2のクリック情報のクリック位置を第1のクリック情
報のクリック位置に変更してクリック情報を生成するこ
とを特徴としている。これによれば、例えば、OSが認
識する範囲に比べて広い範囲で入力デバイスがダブルク
リックと認定する場合であっても、OSに対して正しく
ダブルクリックを認定させることができる点で優れてい
る。また、第1のクリック情報と第2のクリック情報と
の間の経過時間がOSが指定しているダブルクリック認
識時間より長い場合に、このダブルクリック認識時間内
にクリックを2回、エミュレーションすることを特徴と
することができる。
【0019】更に本発明は、コンピュータに接続される
入力デバイスの設定を行うデバイス設定プログラムであ
って、OSにて設定される情報とは別に、入力デバイス
に対して専用となるダブルクリックの認識時間と認識領
域を設定するための設定画面を表示させる機能と、表示
された設定画面に基づいて設定された認識時間と認識領
域に関する情報を入力デバイスにおける特有のダブルク
リック情報として格納させる機能とをコンピュータに実
現させることを特徴としている。
【0020】また、本発明は、コンピュータに備えられ
た複数の入力デバイスによって夫々なされるダブルクリ
ックをOSに認識させるダブルクリック伝達方法であっ
て、入力デバイスから第1のクリック情報および第2の
クリック情報を受け取り、受け取ったこれらのクリック
情報が入力デバイスにおいてなされるダブルクリックに
該当するか否かを判定し、ダブルクリックと判定される
場合には、第1のクリック情報と第2のクリック情報と
で得られた経過時間がOSにて指定されているダブルク
リック認識時間内か否かを判定し、経過時間がダブルク
リック認識時間内を外れる場合には、クリックを2回、
ダブルクリック認識時間内にエミュレーションすること
を特徴とすることができる。
【0021】一方、コンピュータに実行させるプログラ
ムをこのコンピュータが読取可能に記憶した記憶媒体に
おいて、このプログラムは、コンピュータに接続された
入力デバイスから受ける連続するクリック情報が、この
入力デバイスにおける特有の条件に基づいてダブルクリ
ックか否かを判定する処理と、ダブルクリックと判定さ
れた場合にOSがダブルクリックと認識できる情報を生
成する処理とをコンピュータに実行させることを特徴と
することができる。
【0022】また、記憶媒体に記憶されたプログラム
は、OSにて設定される情報とは別に、入力デバイスに
対して専用となるダブルクリックの認識時間と認識領域
を設定するための設定画面を表示させる処理と、表示さ
れた設定画面に基づいて設定された認識時間と認識領域
に関する情報を入力デバイスにおける特有のダブルクリ
ック情報として格納させる処理とをコンピュータに実行
させることを特徴とすることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に示す実施の形態
に基づいて本発明を詳細に説明する。図1は、本実施の
形態におけるコンピュータシステムの概略構成を説明す
るための図である。本実施の形態が適用されるコンピュ
ータシステム10は、位置や属性の指定、座標入力を行
うことのできる複数の入力デバイスを備えている。第1
の入力デバイスとして、キーボード17の中央に突き出
た可動スティックであるトラックポイント12と、この
トラックポイント12で指定された位置のクリックを受
け付けるクリックボタン13を備えている。また、第2
の入力デバイスとして、感圧式や光学式センサをディス
プレイの表面全体に設け、ユーザの指やペンによる入力
を受け付けるタッチパネル14を備えている。更に、第
3の入力デバイスとして、所定の色、太さにて紙に記録
するためのペン先を有し、そのペン先近くにコイルを内
蔵して電磁波を放射するデジタイザ用ペン15と、±
0.1mm程度の解像度にてデジタイザ用ペン15の軌
跡とペン先が押し込まれることによるクリック状態を認
識するデジタイザ16を備えている。このコンピュータ
システム10は、この3種の入力デバイスから入力され
るクリック操作を認識可能であると共に、各入力デバイ
スにてなされるダブルクリックを認識することが可能で
ある。
【0024】図2は、コンピュータシステム10におけ
る入力デバイス処理に関する構成を説明するためのブロ
ック図である。本実施の形態におけるコンピュータシス
テム10では、アプリケーションプログラムとして、各
入力デバイスの設定を可能とするタッチパネル設定プロ
グラム21、トラックポイント設定プログラム22、デ
ジタイザ設定プログラム23を備えており、これらのプ
ログラムによって、例えば、後述する設定画面に基づ
く、ユーザによるダブルクリック認定情報の設定を可能
としている。オペレーティング・システム(OS)は、ユ
ーザモード(User Mode)として、User.exe/User32.dllで
あるソフトウェアモジュール24を備えている。このソ
フトウェアモジュール24は、例えばOSであるWindow
s(米マイクロソフト社)のメッセージング(Messaging)を
通してアプリケーションとコミュニケーションするため
のモジュールである。また、OSは、カーネルモード(K
ernel Mode)として、クラスドライバ30を備えてい
る。更に、各アプリケーションプログラムにより設定さ
れた情報やOS共通設定を格納するレジストリを備えて
いる。
【0025】この各アプリケーションプログラムである
タッチパネル設定プログラム21、トラックポイント設
定プログラム22、デジタイザ設定プログラム23によ
り設定された認識領域の値および認識時間の値は、レジ
ストリの中の、それぞれ、タッチパネル用設定レジスト
リ26、トラックポイント用設定レジストリ27、およ
びデジタイザ用設定レジストリ28に格納される。即
ち、本実施の形態では、各入力デバイス専用の設定を専
用の記憶領域に持たせている点に特徴がある。また、O
Sが有する各入力デバイスに対して共通の設定値は、O
S共通設定レジストリ25に格納されている。即ち、O
Sがダブルクリックとして認識できる情報の基準となる
値は、このOS共通設定レジストリ25に格納されてお
り、後述する各ドライバ(31〜33)は、このOS共通
設定レジストリ25に格納された情報に基づいてエミュ
レーションを実行している。尚、各入力デバイス用の認
識領域の値および認識時間の値を記憶しておく場所とし
ては、上述した各レジストリ以外でも可能である。例え
ば、所定のファイル等、読み書きが可能で、かつ、電源
のON/OFFによって消えない記憶領域であれば問題
がない。
【0026】OSにて提供されるドライバであるクラス
ドライバ30は、OSと周辺機器を仲介して管理するた
めのプログラムである。このクラスドライバ30に対し
て別モジュールとして、各入力デバイスに組み込めるデ
バイスドライバが接続されている。即ち、OSが標準で
サポートしていない入力デバイスに対して、該当するド
ライバがインストールされることで、入力デバイスの使
用が可能となる。ここでは、タッチパネル14を制御
し、タッチパネル14からの入力を可能とするタッチパ
ネル・デバイスドライバ31、トラックポイント12と
クリックボタン13からの入力を受け付けるトラックポ
イント・デバイスドライバ32、デジタイザ16からの
入力を処理し制御するデジタイザ・デバイスドライバ3
3を備えている。本実施の形態では、各デバイスドライ
バ(31〜33)は、各ハードウェアからクリックの情報
を受け取った後、各レジストリ(26〜28)に格納され
た設定値に基づいてダブルクリックか否かを判断し、O
Sにダブルクリックと認識されるための信号を生成し、
生成された信号をクラスドライバ30に対して出力して
いる。
【0027】図3は、各入力デバイスとダブルクリック
を認識する値との関係を示した図表である。ここでは、
OSとしての共通部分、入力デバイスとしてタッチパネ
ル14、トラックポイント(クリックボタン13および
トラックポイント12)、デジタイザ16の各々につい
て、ダブルクリック認識領域のデフォルト値51、ダブ
ルクリック認識時間のデフォルト値52が示されてい
る。例えば、OSのダブルクリック認識領域のデフォル
ト値51は4ドット×4ドット、ダブルクリック認識時
間のデフォルト値52は500msと設定されており、
トラックポイント(クリックボタン13およびトラック
ポイント12)の設定値も同様な値となっている。ま
た、タッチパネル14では、指による入力を考慮して、
例えば、ダブルクリック認識領域のデフォルト値51を
64ドット×64ドットと広く設定し、ダブルクリック
認識時間のデフォルト値52は900msと長く設定さ
れている。同様に、デジタイザ16のデフォルト値は、
デジタイザ用ペン15による操作を考慮して、OSのデ
フォルト値よりも若干、広く(9ドット×9ドット)、長
く(700ms)設定されている。
【0028】また、図3では、ユーザによる認識領域、
認識時間の変更方法(ユーザによる変更方法53)につい
て示されている。例えばOSについて、ダブルクリック
を認識するエリアの大きさ・認識時間を変更する場合に
は、OSの設定画面から変更すればよい。OSの設定画
面から変更された共通のダブルクリック情報は、OS共
通設定レジストリ25に格納される。また、各入力デバ
イスについては、各アプリケーションプログラム(21
〜23)によって変更すれば良い。例えば、タッチパネ
ル14については、タッチパネル設定プログラム21に
より設定画面をディスプレイに表示し、ユーザによる変
更を受け付けるように構成することができる。同様に、
トラックポイント(クリックボタン13およびトラック
ポイント12)では、トラックポイント設定プログラム
22から変更することができ、デジタイザ16ではデジ
タイザ設定プログラム23から変更することができる。
これらの変更された認識領域および認識時間の情報は、
各レジストリ(26〜28)に格納される。
【0029】図4は、タッチパネル設定プログラム21
により提供されるタッチパネル設定画面の一例を示した
図である。ここでは、図3に示した設定の例として、タ
ッチパネル14を取り上げている。図4に示す設定画面
では、認識時間の設定部分61、認識するエリア(認識
領域)として上下(高さ)方向62、幅方向63を設定す
ることができるようになっている。それぞれの単位は、
認識時間の設定部分61で「msec」、高さ方向62と
幅方向63で「ドット」である。また、初期値ボタン64
を押下することで、図3に示したデフォルト値(900
ms、64ドット×64ドット)に戻すことが可能であ
る。更に、クリックテスト65では、例えば画面の変化
によって、シングルクリック(1回のクリック)とダブル
クリックの動作確認を行うことができる。ここで設定さ
れた値は、タッチパネル用設定レジストリ26に格納さ
れる。
【0030】図5は、デジタイザ設定プログラム23に
より提供されるデジタイザ設定画面の一例を示した図で
ある。図5に示す設定画面では、まず、ペンモード71
の設定がなされる。このペンモード71の設定では、デ
ジタイザ用ペン15をマウスと同様に使用するのではな
くデジタイザ16上に絵を描くものとして使用するため
のインキング・モードと、マウスと同様にクリック操作
に使用するためのグラフィックタブレット・モードとを
選択することができる。ダブルクリックとして用いられ
る際には、図5に示すようにグラフィックタブレット・
モードが選択される。また、ダブルクリックの設定とし
ては、ダブルクリック認識のための速度72、領域73
が、それぞれ速くから遅くまで、大きくから小さくま
で、ユーザの感覚に基づいて(アナログ的に)設定するこ
とができるようになっている。ここで設定された感覚的
な値は、それぞれドット数、時間に変換されて、デジタ
イザ用設定レジストリ28に格納される。
【0031】図6は、各デバイスドライバ(31〜33)
における動作フローを説明するための図である。各デバ
イスドライバ(31〜33)は、自らが制御している入力
デバイスから、クリック情報を受け取る(ステップ10
1)。そして、受け取ったクリック位置、時間を各デバ
イスドライバ(31〜33)が備える所定のメモリに記録
する(ステップ102)。その後、次になされたクリック
操作を認識し、クリック位置がメモリに記録されている
前回のクリック位置からダブルクリック認識領域以内か
否かが判断される(ステップ103)。より具体的には、
例えばタッチパネル・デバイスドライバ31であれば、
タッチパネル用設定レジストリ26に格納されている認
識領域と比較して、ダブルクリック認識領域内か否かが
判断される。また、トラックポイント・デバイスドライ
バ32であればトラックポイント用設定レジストリ27
に格納されている認識領域との比較、デジタイザ・デバ
イスドライバ33であればデジタイザ用設定レジストリ
28との比較がなされる。これらの比較によってダブル
クリック認識領域を超える場合には、OSに対してクリ
ック位置等の情報を通知して、通常処理が行われる(ス
テップ104)。
【0032】ステップ103にて認識領域以内である場
合には、前回のクリック時間からの経過時間がダブルク
リックの認識時間より短いか否かが判断される(ステッ
プ105)。より具体的には、ステップ103と同様
に、各デバイスドライバ(31〜33)は、各入力デバイ
ス専用の各々のレジストリ(26〜28)に格納されてい
る、設定されたダブルクリック認識時間と比較し、なさ
れた2回のクリックが、各入力デバイスにとってダブル
クリックと言えるか否かが判断される。経過時間がダブ
ルクリックの認識時間より長い場合には、ステップ10
4の通常処理が行われる。
【0033】ステップ105にて、経過時間がダブルク
リック認識時間よりも短い場合には、前回のクリック時
間からの経過時間がOSにより指定されているダブルク
リック認識時間より短いか否かが判断される(ステップ
106)。即ち、OS共通設定レジストリ25に格納さ
れているOS共通の設定時間と比較する。比較の結果、
経過時間が短い場合には、クリック位置を前回のクリッ
ク位置に変更して、OSに通知する(ステップ107)。
一方、経過時間が長い場合には、例えば、認識された位
置について、クリックを2回、OSがダブルクリックと
認識できる時間内に、擬似的にクリック情報をOSに通
知する(ステップ108)。
【0034】このように、本実施の形態では、まず、ダ
ブルクリック認識領域、認識時間の設定を各々の入力デ
バイス毎に行うことができ、各入力デバイス専用の設定
を専用の記憶領域に持たせている。また、各デバイスド
ライバが、ハードウェア(各デバイス)からクリックの情
報(第1のクリック情報)を受け取ったときに、各デバイ
スドライバは、受け取った時間、位置を記録しておき、
次にまたクリックの情報(第2のクリック情報)が来た場
合に、前回の時間、位置と現在の時間、位置を比較す
る。この比較の結果、今回の位置が前回の位置を基点と
した認識領域内に入り、かつ、時間差が設定した認識時
間以内である場合には、ダブルクリックがなされたと判
断する。そして、クリックの位置を前回の位置に変えて
OSに報告したり、クリックを2回、OSによりダブル
クリックと認識される時間間隔でエミュレーションする
などして、OSにダブルクリックが起きたと認識させ
る。従って、本実施の形態によれば、複数の入力デバイ
スを備えた場合であっても、各入力デバイス専用の設定
を持つことができることから、ダブルクリックをしたつ
もりでもダブルクリックとして認識されなかったり、ダ
ブルクリックしたつもりではないのにダブルクリックと
して扱われるなどの不具合を回避することが可能とな
る。
【0035】尚、本実施の形態では、入力デバイスとし
て、タッチパネル14、トラックポイント12とクリッ
クボタン13、デジタイザ16を備えたコンピュータシ
ステム10に基づいて説明したが、マウスやトラックボ
ール、トラックパッド、タブレット等のハードウェア構
成が異なる他の入力デバイスを接続した場合でも同様に
適用できる。また、これらの組み合わせも、自由に選定
することができる。
【0036】更に、本実施の形態における応用として、
ハードウェアは同一であっても、それらの用い方によっ
て、異なる認識領域、認識時間を設定することも可能で
ある。例えば、タッチパネル14に対して、指にてクリ
ックされた場合と、ペンによってクリックされた場合と
で夫々、異なった設定値を保持し、指かペンかのクリッ
ク形態の違いにより、別々の設定値を用いてダブルクリ
ックを判断するのである。この指かペンかの認識として
は、例えば、タッチパネル14に対して一度に押圧され
る範囲によって、その範囲が広ければ指と判断し、狭け
ればペンであると判断するように構成することができ
る。この判断結果に基づいて、擬似的なダブルクリック
をOSに対して送ることにより、用い方が異なる場合で
あっても、より正しくダブルクリックを認識することが
できる。
【0037】また、更に本実施の形態の応用として、同
一のハードウェアを異なったユーザが使用する際に、ユ
ーザ毎に認識領域、認識時間を設定するように構成する
ことも可能である。例えば、各レジストリ(26〜28)
は、ユーザ毎にダブルクリックのための認識領域、認識
時間を記憶し、各デバイスドライバ(31〜33)は、各
入力デバイスを使用するユーザを認識して、そのユーザ
毎にダブルクリックか否かを判断するのである。この応
用によれば、OSの設定を変えることなく、例えば、操
作に不慣れな初心者や、年配者に対して、ダブルクリッ
クのための認識時間を長くすること等の応用が可能とな
る。特に、備えられている入力デバイス毎に、その個人
的な操作の差が異なることから、本実施の形態が適用さ
れる効果は大きい。
【0038】尚、本実施の形態が適用される態様として
は、例えば、ダブルクリックを認識するデバイスドライ
バや、設定のためのデバイス設定プログラムとして提供
することができる。また、各入力デバイスがコンピュー
タシステムに予め備わった形態として、適用される場合
もある。
【0039】更に、上記実施の形態で示したような、デ
バイス管理プログラムとしてのデバイスドライバや、デ
バイス設定プログラムは、以下のような記憶媒体、プロ
グラム伝送装置の形態にて提供することもできる。すな
わち、記憶媒体としては、コンピュータ装置に実行させ
る上記したようなプログラムを、CD−ROM、DV
D、メモリ、ハードディスク等の記憶媒体に、コンピュ
ータ装置が読み取り可能に記憶させれば良い。例えば、
入力デバイスを販売するに際して、本実施の形態におけ
るデバイスドライバやデバイス設定プログラムをCD−
ROMにより同時に提供し、ユーザに対してインストー
ルさせる態様が考えられる。また、プログラム伝送装置
としては、上記したようなプログラムを記憶させたCD
−ROM、DVD、メモリ、ハードディスク等の記憶手
段と、これらの記憶手段からプログラムを読み出し、プ
ログラムを実行する装置側に、コネクタ、インターネッ
トやLAN等のネットワークを介して伝送する伝送手段
とを備える構成とすれば良い。このようなプログラム伝
送装置は、特に、一旦、備えられた入力デバイスに対し
て本実施の形態におけるプログラムを例えばバージョン
アッププログラムとしてインストールさせる場合等に好
適である。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
コンピュータが複数の入力デバイスを備えることが可能
である場合に、各入力デバイスを用いたダブルクリック
操作を正しく認識させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施の形態におけるコンピュータシステム
10の概略構成を説明するための図である。
【図2】 コンピュータシステム10における入力デバ
イス処理に関する構成を説明するためのブロック図であ
る。
【図3】 各入力デバイスとダブルクリックを認識する
値との関係を示した図表である。
【図4】 タッチパネル設定プログラム21によるタッ
チパネル設定画面の一例を示した図である。
【図5】 デジタイザ設定プログラム23によるデジタ
イザ設定画面の一例を示した図である。
【図6】 各デバイスドライバ(31〜33)における動
作フローを説明するための図である。
【符号の説明】
10…コンピュータシステム、12…トラックポイン
ト、13…クリックボタン、14…タッチパネル、15
…デジタイザ用ペン、16…デジタイザ、21…タッチ
パネル設定プログラム、22…トラックポイント設定プ
ログラム、23…デジタイザ設定プログラム、24…ソ
フトウェアモジュール、25…OS共通設定レジスト
リ、26…タッチパネル用設定レジストリ、27…トラ
ックポイント用設定レジストリ、28…デジタイザ用設
定レジストリ、30…クラスドライバ、31…タッチパ
ネル・デバイスドライバ、32…トラックポイント・デ
バイスドライバ、33…デジタイザ・デバイスドライ
バ、51…ダブルクリック認識領域のデフォルト値、5
2…ダブルクリック認識時間のデフォルト値、53…ユ
ーザによる変更方法、61…認識時間の設定部分、62
…上下(高さ)方向、63…幅方向、64…初期値ボタ
ン、71…ペンモード、72…速度、73…領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大森 裕子 神奈川県大和市下鶴間1623番地14 日本ア イ・ビー・エム株式会社 大和事業所内 (72)発明者 乾 尚 神奈川県大和市下鶴間1623番地14 日本ア イ・ビー・エム株式会社 大和事業所内 Fターム(参考) 5B068 BE08 CC08 5B087 AA09 BB21 BC26 CC24 DG06

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータに対して複数の入力デバイ
    スを備えたコンピュータシステムであって、 前記入力デバイス毎にダブルクリックとして認識できる
    認識情報を保持する入力デバイス認識情報保持手段と、 前記入力デバイス認識情報保持手段により保持された認
    識情報に基づいて、前記入力デバイスを用いてなされた
    連続するクリックをダブルクリックとして判定するダブ
    ルクリック判定手段と、 前記ダブルクリック判定手段により前記入力デバイスに
    おけるダブルクリックと判定された場合に、オペレーテ
    ィング・システムがダブルクリックとして認識できる情
    報を当該オペレーティング・システムに通知する情報通
    知手段と、 を備えたことを特徴とするコンピュータシステム。
  2. 【請求項2】 前記入力デバイス認識情報保持手段によ
    り保持される認識情報は、前記入力デバイス毎に設定さ
    れるダブルクリック認識領域とダブルクリック認識時間
    であることを特徴とする請求項1記載のコンピュータシ
    ステム。
  3. 【請求項3】 前記情報通知手段により通知される前記
    情報は、前記入力デバイスにより入力されたクリック位
    置を前記オペレーティング・システムが認識できる位置
    に変えた位置情報であると共に、前記オペレーティング
    ・システムがダブルクリックと認識できる時間間隔で形
    成されるダブルクリック情報であることを特徴とする請
    求項1記載のコンピュータシステム。
  4. 【請求項4】 コンピュータに対して複数の入力デバイ
    スを備えることができるコンピュータシステムであっ
    て、 前記コンピュータの入出力管理を行うオペレーティング
    ・システムと、 前記入力デバイス毎に設けられ、当該入力デバイスと前
    記オペレーティング・システムとの橋渡しを行うデバイ
    スドライバと、 前記入力デバイスに対してダブルクリックとして認識で
    きる認識情報を保持するレジストリと、を備え、 前記デバイスドライバは、前記入力デバイスによりなさ
    れた連続するクリック操作に対して前記レジストリに保
    持された認識情報をもとにダブルクリックであることを
    認識し、前記オペレーティング・システムがダブルクリ
    ックと認識できる動作をエミュレーションすることを特
    徴とするコンピュータシステム。
  5. 【請求項5】 前記レジストリは、前記オペレーティン
    グ・システムに対して設定されるダブルクリック認識情
    報とは別に、前記入力デバイス毎に設定される認識情報
    を保持することを特徴とする請求項4記載のコンピュー
    タシステム。
  6. 【請求項6】 複数の入力デバイスを接続することがで
    きるコンピュータシステムであって、 接続される入力デバイスに共通に適用される情報とは別
    に、前記入力デバイスに対して専用となるダブルクリッ
    クの認識時間と認識領域を設定するための設定画面を提
    供する設定画面提供手段と、 前記設定画面提供手段により提供された前記設定画面に
    基づいてユーザにより設定された認識時間と認識領域に
    関する情報を前記入力デバイス単位で格納する格納手段
    と、を備えたことを特徴とするコンピュータシステム。
  7. 【請求項7】 前記設定画面提供手段は、前記入力デバ
    イス毎に設けられているデフォルト値を基準としてダブ
    ルクリックの認識時間と認識領域を設定することが可能
    となるように前記設定画面を提供することを特徴とする
    請求項6記載のコンピュータシステム。
  8. 【請求項8】 前記設定画面提供手段は、オペレーティ
    ング・システムに設定されるダブルクリック情報とは別
    に、前記入力デバイス特有のダブルクリック情報を設定
    するための設定画面を提供することを特徴とする請求項
    6記載のコンピュータシステム。
  9. 【請求項9】 コンピュータにおけるディスプレイ画面
    上の位置指定を行うための入力デバイスと当該入力デバ
    イスを管理するためのデバイスドライバを含む入力シス
    テムであって、 ユーザによるクリック操作を認識するクリック操作認識
    手段と、 前記クリック操作認識手段により認識された第1のクリ
    ック情報とその後に認識された第2のクリック情報とに
    基づいて、前記入力デバイスにてダブルクリックがなさ
    れたことを判定するダブルクリック判定手段と、 前記ダブルクリック判定手段により前記入力デバイスに
    てダブルクリックがなされたと判定された場合に、前記
    コンピュータがダブルクリックと認識できる情報に変換
    して出力するダブルクリック情報出力手段と、を含むこ
    とを特徴とする入力システム。
  10. 【請求項10】 ディスプレイ画面上の位置指定を行う
    ための入力デバイスと当該入力デバイスを管理するため
    のデバイスドライバを含む入力システムであって、 前記入力デバイスは、ユーザによるクリック操作を受け
    てクリック情報を前記デバイスドライバに通知し、 前記デバイスドライバは、前記入力デバイスから通知さ
    れた複数のクリック情報から、当該入力デバイス特有の
    判断としてダブルクリックか否かを判定し、ダブルクリ
    ックと判定される場合には、オペレーティング・システ
    ムにてダブルクリックと判定されるように、クリック動
    作をエミュレーションすること、を特徴とする入力シス
    テム。
  11. 【請求項11】 コンピュータに、 入力デバイスから入力される第1のクリック情報と当該
    第1のクリック情報の後に入力される第2のクリック情
    報とに基づいて、当該入力デバイスにてダブルクリック
    がなされたか否かを判定するダブルクリック判定手段、 前記ダブルクリック判定手段によりダブルクリックがな
    されたと判定される場合に、オペレーティング・システ
    ムがダブルクリックと認識できるクリック情報を生成す
    るクリック情報生成手段、として機能させるためのデバ
    イス管理プログラム。
  12. 【請求項12】 前記クリック情報生成手段は、前記第
    1のクリック情報と前記第2のクリック情報との間の経
    過時間が前記オペレーティング・システムが指定してい
    るダブルクリック認識時間内か否かを判断し、ダブルク
    リック認識時間内である場合には当該第2のクリック情
    報のクリック位置を当該第1のクリック情報のクリック
    位置に変更して前記クリック情報を生成することを特徴
    とする請求項11記載のデバイス管理プログラム。
  13. 【請求項13】 前記クリック情報生成手段は、前記第
    1のクリック情報と前記第2のクリック情報との間の経
    過時間が前記オペレーティング・システムが指定してい
    るダブルクリック認識時間より長い場合に、当該ダブル
    クリック認識時間内にクリックを2回、エミュレーショ
    ンすることを特徴とする請求項11記載のデバイス管理
    プログラム。
  14. 【請求項14】 コンピュータに接続される入力デバイ
    スの設定を行うデバイス設定プログラムであって、 オペレーティング・システムにて設定される情報とは別
    に、前記入力デバイスに対して専用となるダブルクリッ
    クの認識時間と認識領域を設定するための設定画面を表
    示させる機能と、 表示された前記設定画面に基づいて設定された認識時間
    と認識領域に関する情報を前記入力デバイスにおける特
    有のダブルクリック情報として格納させる機能と、を前
    記コンピュータに実現させることを特徴とするデバイス
    設定プログラム。
  15. 【請求項15】 コンピュータに備えられた複数の入力
    デバイスによって夫々なされるダブルクリックをオペレ
    ーティング・システムに認識させるダブルクリック伝達
    方法であって、 前記入力デバイスから第1のクリック情報および第2の
    クリック情報を受け取り、 受け取った前記第1のクリック情報および前記第2のク
    リック情報が前記入力デバイスにおいてなされるダブル
    クリックに該当するか否かを判定し、 前記ダブルクリックと判定される場合には、前記第1の
    クリック情報と前記第2のクリック情報とで得られた経
    過時間が前記オペレーティング・システムにて指定され
    ているダブルクリック認識時間内か否かを判定し、 前記経過時間が前記ダブルクリック認識時間内を外れる
    場合には、クリックを2回、当該ダブルクリック認識時
    間内にエミュレーションすること、を特徴とするダブル
    クリック伝達方法。
  16. 【請求項16】 前記経過時間が前記ダブルクリック認
    識時間内である場合には、前記第2のクリック情報の位
    置を前記第1のクリック情報の位置に変更して前記オペ
    レーティング・システムに通知すること、を特徴とする
    請求項15記載のダブルクリック伝達方法。
  17. 【請求項17】 コンピュータに実行させるプログラム
    を当該コンピュータが読取可能に記憶した記憶媒体にお
    いて、 前記プログラムは、 前記コンピュータに接続された入力デバイスから受ける
    連続するクリック情報が、当該入力デバイスにおける特
    有の条件に基づいてダブルクリックか否かを判定する処
    理と、 ダブルクリックと判定された場合に、前記コンピュータ
    のオペレーティング・システムがダブルクリックと認識
    できる情報を生成する処理と、 を前記コンピュータに実行させることを特徴とする記憶
    媒体。
  18. 【請求項18】 コンピュータに実行させるプログラム
    を当該コンピュータが読取可能に記憶した記憶媒体にお
    いて、 前記プログラムは、 オペレーティング・システムにて設定される情報とは別
    に、入力デバイスに対して専用となるダブルクリックの
    認識時間と認識領域を設定するための設定画面を表示さ
    せる処理と、 表示された前記設定画面に基づいて設定された認識時間
    と認識領域に関する情報を前記入力デバイスにおける特
    有のダブルクリック情報として格納させる処理と、 を前記コンピュータに実行させることを特徴とする記憶
    媒体。
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