JP2002258754A - 粘着ラベル - Google Patents

粘着ラベル

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JP2002258754A
JP2002258754A JP2001059075A JP2001059075A JP2002258754A JP 2002258754 A JP2002258754 A JP 2002258754A JP 2001059075 A JP2001059075 A JP 2001059075A JP 2001059075 A JP2001059075 A JP 2001059075A JP 2002258754 A JP2002258754 A JP 2002258754A
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JP
Japan
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emulsion
sensitive adhesive
pressure
tackifier
adhesive label
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Application number
JP2001059075A
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English (en)
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Masanaka Nagamoto
正仲 長本
Takeshi Akimoto
猛 秋本
Masahiro Sato
昌弘 佐藤
Akira Ichikawa
晃 市川
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特にポリオレフィンラップに対して低温から
高温域までにおいて、高い粘着力を有する粘着ラベルを
提供すること。 【解決手段】 支持体の一方に、ロイコ染料と顕色剤と
を含有する感熱発色層を形成し、他方に、感圧性粘着剤
層及び剥離紙を順次積層してなる粘着ラベルにおいて、
該感圧性粘着剤が、ビニルエステル及び(メタ)アクリ
ル酸エステルから選ばれた少なくとも1種のエステル基
含有単量体を主成分としてなるエマルジョン中に、アク
リル酸エステル及び/又はメタアクリル酸エステルを主
成分とする単量体、粘着付与剤及び乳化剤を混合してな
るプレエマルジョンを、該プレエマルジョンに対し、
0.5〜5重量%の乳化剤及び重合触媒の存在下、乳化
重合して得られるエマルジョン型ポリマーであることを
特徴とする粘着ラベル。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粘着ラベルに関
し、さらに詳しくは、感熱記録又は熱転写記録を利用し
た、特にポリオレフィンラップに対して低温から高温域
までにおいて、高い粘着力を有する粘着ラベルに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】これまでに、アクリル系ベースポリマー
に対して粘着付与剤エマルジョンを混合して、ポリオレ
フィン被着体に対する粘着力の向上を図った粘着ラベル
が知られている(特開昭63−256672号公報、特
開平5−311137号公報、特開2000−1048
5号公報)。しかし、低温から高温までの領域におい
て、高粘着性を発揮し得るものでなかった。常温から高
温域までのポリオレフィン被着体に対する高粘着力を得
るためには、粘着付与剤の添加量を増大しなければなら
ないが、粘着付与剤の添加量を増大すると低温域での粘
着力が低下することとなる。
【0003】また、アクリル系単量体混合物、粘着付与
剤、乳化剤及び水を含有しているプレエマルジョンを、
ビニルエステル及びメタアクリル酸エステル群から選択
されたエステル基含有単量体の少なくとも一つを主成分
としてなるエマルジョンの中へ逐次添加して、乳化重合
により得られる感圧性粘着剤が提案されている(特公平
7−57864号公報)。しかしながら、乳化剤の量が
5重量%以上となると、長期保存時及び耐水保存時に、
感熱発色して画像の低下を来たし、発色感度及び発色濃
度の低下、さらにはポリオレフィンラップに対する粘着
力低下を生じるものであった。
【0004】これら従来技術では、粘着付与剤のエマル
ジョンとアクリル系感圧粘着剤を混合してポリオレフィ
ンに対する粘着力向上を図っているが、ブレンド方法で
は、粘着付与剤粒子とアクリル系粘着剤粒子が均一に混
合することが困難であるために、粘着付与剤の比率を上
げなければならない。粘着付与剤の比率が多くなりすぎ
ると、低温域での粘着力を低下させることになり、ま
た、粘着剤の乳化に使用される界面活性剤が多いと、エ
マルジョンの安定性は向上するが、ポリオレフィンに対
する漏れ性が低下し、粘着力を低下させるという問題が
あった。
【0005】また、従来技術では、アクリル系感圧粘着
剤と粘着付与剤を、それぞれ単独で乳化重合するため
に、エマルジョンの安定化のために多量の乳化剤が必要
となる。粘着剤の乳化剤量が多いと、経時的に乳化剤が
支持体を通過して感熱発色層の発色成分と接触し、印字
画像の劣化となるという問題があった。さらに、耐水性
においても、粘着剤中の乳化剤が水に溶出し、水を媒体
として発色成分と接触し、印字画像の劣化となり、ま
た、乳化剤が発色成分と接触すると、感熱記録時に発色
感度及び発色濃度の低下も生じるという問題があった。
【0006】
【問題が解決しようとする課題】本発明は、このような
従来の問題を解消し、特にポリオレフィンラップに対し
て低温から高温域までにおいて、高い粘着力を有する粘
着ラベルを提供することをその課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために、粘着剤を得る乳化重合に着目して鋭
意検討を重ねた結果、本発明を完成するに到った。
【0008】すなわち、本発明によれば、第1に、支持
体の一方に、ロイコ染料と顕色剤とを含有する感熱発色
層を形成し、他方に、感圧性粘着剤層及び剥離紙を順次
積層してなる粘着ラベルにおいて、該感圧性粘着剤が、
ビニルエステル及び(メタ)アクリル酸エステルから選
ばれた少なくとも1種のエステル基含有単量体を主成分
としてなるエマルジョン中に、アクリル酸エステル及び
/又はメタアクリル酸エステルを主成分とする単量体、
粘着付与剤及び乳化剤を混合してなるプレエマルジョン
を、該プレエマルジョンに対し、0.5〜5重量%の乳
化剤及び重合触媒の存在下、乳化重合して得られるエマ
ルジョン型ポリマーであることを特徴とする粘着ラベル
が提供される。
【0009】この第1の発明には、該粘着付与剤の量
が、該エマルジョン型ポリマーに対し、3〜30重量%
である粘着ラベル、該粘着付与剤が、ロジン系粘着付与
剤及び/又は石油樹脂系粘着付与剤である粘着ラベル、
該プレエマルジョンの量が、該エマルジョン型ポリマー
100重量部に対し、5〜30重量部である粘着ラベ
ル、該支持体と該感熱発色層との間に、断熱層を形成し
たものである粘着ラベル、該断熱層が、熱可塑性樹脂を
殻とする中空度3.0%以上の微小中空粒子を主成分と
してなる非発泡性断熱層である粘着ラベル及び該支持体
と該感圧性粘着剤層との間に、水溶性高分子物質を含有
したバック層を形成したものである粘着ラベルが含まれ
る。
【0010】本発明によれば、第2に、支持体の一方
に、熱転写受容層を形成し、他方に、感圧性粘着剤層及
び剥離紙を順次積層してなる粘着ラベルにおいて、該感
圧性粘着剤が、ビニルエステル及び(メタ)アクリル酸
エステルから選ばれた少なくとも1種のエステル基含有
単量体を主成分としてなるエマルジョン中に、アクリル
酸エステル及び/又はメタアクリル酸エステルを主成分
とする単量体、粘着付与剤及び乳化剤を混合してなるプ
レエマルジョンを、該プレエマルジョンに対し、0.5
〜5重量%の乳化剤及び重合触媒の存在下、乳化重合し
て得られるエマルジョン型ポリマーであることを特徴と
する粘着ラベルが提供される。
【0011】この第2の発明には、該粘着付与剤の量
が、該エマルジョン型ポリマーに対し、3〜30重量%
である粘着ラベル、該粘着付与剤が、ロジン系粘着付与
剤及び/又は石油樹脂系粘着付与剤である粘着ラベル及
び該プレエマルジョンの量が、該エマルジョン型ポリマ
ー100重量部に対し、5〜30重量部である粘着ラベ
ルが含まれる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明に使用し得る粘着付与剤と
しては、例えば、ロジン系樹脂、ポリテルペン系樹脂、
脂肪族系石油樹脂、芳香族系石油樹脂、純モノマー共重
合系石油樹脂、脂環族系石油樹脂、キシレン系樹脂、ポ
リアミド系樹脂、エポキシ樹脂、エラストマー等が挙げ
られる。これらの中でも、ロジン系樹脂、ポリテルペン
系樹脂が最も好ましい。これらは、1種又は2種以上組
合わせて使用される。
【0013】ロジン系樹脂としては、生ロジン、水添ロ
ジン、水添ロジンエステル、不均化ロジン、不均化ロジ
ネステル、重合ロジンエステル、ポリテルペン系樹脂と
しては、α−ピネン樹脂、β−ピネン系樹脂、ジペンテ
ン系樹脂、テルペン−フェーノール樹脂、脂肪族系石油
樹脂としては、ハイレッツ(三井石油化学製)、クイン
トン(日本ゼオン製)、タッキロール(住友化学製)、
エステコレッツ1000(エッソ化学製)、芳香族系石
油樹脂としては、ネオポリマーS(日本合成樹脂製)、
ペトロジン(三井石油化学製)、ペトライト(乗洋ソー
ダ製)、純モノマー共重合系石油樹脂としては、ハイレ
ジン(東邦石油化学製)、タックエース(三井石油化学
製)、エステコレッツ200(エッソ化学製)、脂環系
石油樹脂としては、アルコン(荒川化学製)、エステコ
レッツ(エッソ化学製)、ポリアミド系樹脂としては、
トーマイド(富士化成工業)、エポキシ樹脂としては、
エピコート(シェル化学製)、エポミック(三井石油化
エポキシ製)、エポトート(東都化成等〕、エラストマ
ーとしては、天然ゴム、インプレンゴム、スチレンブタ
ジエンゴム、スチレンソープダジョンブロックポリマ
ー、スチレン−イソプレンブロックポリマーエチレン−
イソプレン−スチレンブロックポリマー等が挙げられ
る。
【0014】本発明で使用する乳化剤としては、乳化重
合用の公知のものであればよく、上記シードエマルジョ
ンの製造(乳化重合)には、例えば、アルキルベンゼン
スルホン酸塩、高級アルコール硫酸塩、ポリオキシエチ
レンアルキルフェニルエーテル硫酸塩、ジアルキルスル
ホコハク酸ナトリウム、スチレンスルホン酸ナトリウ
ム、ビニルスルホン酸ナトリウム、アリルアルキルスル
ホコハク酸ナトリウムン等のアニオン型界面活性剤、ポ
リオキシエチレンアルキルエーテル、オキシエチレン−
オキシプロピレンブロックポリマー等の非イオン系界面
活性剤、両性型界面活性剤、部分鹸化又は完全鹸化のポ
リビニルアルコール、ヒドロキシエチルセルロース等の
水溶性高分子物質からなる保護コロイドの1種又は2種
以上が使用される。上記のプレエマルジョン(第2段目
の重合)に使用される乳化剤としては、主として、上記
の非イオン型界面活性剤、アニオン型界面活性剤又は上
記両者を組合せて使用される。
【0015】重合触媒としては、例えば、過硫酸アンモ
ニウム、過硫酸カリウム、等の親水性触媒や個酸化物と
還元剤との組合せからなるレドックス、触媒系等が使用
される。また、必要に応じて、四塩化炭素、アルキルメ
ルカプタン等の重合連鎖移動剤やPH調整剤等を併用し
てもよい。
【0016】本発明においては、上記のエステル基含有
単量体からなる単独重合体共重合体、又はエステル基含
有単量体の少なくとも一つを主成分とし、これとエチレ
ン、塩化ビニル、塩化ビニリデン、エチレン性不飽和カ
ルボン酸、架橋性単量体、(α−メチル)スチレン、N
−アルキル(メタ)アクリルアミド及び(メタ)アクリ
ロニトリルの群から選択された共重合可能な単量体の少
なくとも一つとからなる共重合体等が好ましい。上記共
重合体の中でも、エチレン性不飽和カルボン酸及び/又
は架橋性単量体を共重合成分としてなる上記の共重含体
が最も好ましい。
【0017】上記のビニルエステルとしては、例えば、
酢酸ビニル(以下、VACと略記)プロピオン酸ビニル
(以下、VPと略記)、ペオパ(シエルケミカル社の商
標名、バーサチック酸のビニルエステル)3級ノナン酸
ビニル(以下、3NVと略記)、ステアリン酸ビニル、
モノクロル酢酸ビニル、安息香酸ビニル等を挙げること
ができ、1種又は2種以上を組合せて使用される。
【0018】上記の(メタ)アクリル酸エステルとして
は、例えば、アクリル酸又はメタクリル酸のメチル、エ
チル、プロピル、ブチル、イソブチル、t−ブチル、シ
クロヘキシル、2−エチルヘキシル、イソノニル、ラウ
リル、ステアリル等(アルキル基の炭素数が1〜18)
のアルキルエステル、ベンジル(メタ)アクリレート等
の芳香族アルコールの(メタ)アクリレート等を挙げる
ことができ、それらの1種又は2種以上組合せて使用さ
れる。上記のエチレン性不飽和カルボン酸としては、例
えば、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、イタコ
ン酸、マレイン酸(無水マレイン酸)、アルキル基の炭
素数が1〜12のモノアルキルマレート、ヒドロキシエ
チル(プロピル)モノマレート、モノフタレート、イタ
コン酸のモノアルキル(炭素数1〜12)エステル基が
挙げられ、1種又は2種以上を組合せて使用される。
【0019】上記の架橋性単量体としては、例えば、
(メタ)アクリル酸の2−ヒドロキシエチル、2−ヒド
ロキシプロピルエステル、3−ヒドロキシエチルエステ
ル、ポリエチレングリコール又はポリプロピレングリコ
ールのモノ(メタ)アクリレート等の水酸基含有単量
体、グリシジル(メタ)アクリレート等のエポキシ基含
有単量体、(メタ)アクリルアミド、ダイアセトンアク
リルアミド等の−CONH 2基やメチロール基を有する
単量体、ジビニルベンゼン、ジビニルシラン、ジアリル
フタレート、シクロペンタジエン、メチレンビスアクリ
ルアミド、ジアリルマレート、テトラアリルオキシエタ
ン等のエチレン性不飽和結合を2個以上有する単量体を
挙げることができる。架橋性単量体も、1種又は2種以
上を組合せて使用される。
【0020】上記のN−アルキル(メタ)アクリルアミ
ドとしては、例えば、N−オクチル(メタ)アクリルア
ミド、N−ターシャリーブチル(メタ)アクリルアミド
等のアルキル基の炭素数が4〜12のものが挙げられ
る。
【0021】本発明の断熱層に用いられる熱可塑性樹脂
を殻としてなる中空度30%以上の微小中空粒子は、内
部に空気、その他の気体を含有するもので、既に発泡状
態になっている微小中空粒子である。この平均粒子径
は、2.0〜20μのものが使用できるが、3〜10μ
mのものがより好ましい。この平均粒子径(粒子外径)
が2.0μmよりも小さいものは、任意の中空度にする
のが難しい等の生産上の問題があり、逆に20μmより
大きいものは、塗布乾燥後の表面の平滑性が低下するた
め、サーマルヘッドとの密着性が低下し、ドット再現性
が悪くなると共に、感度向上の効果が低下する。したが
って、このような粒子分布は、粒子径が上記範囲にある
と同時に、バラツキの少ない分布スペクトラムの均一な
ものが望ましい。
【0022】さらに、本発明において用いるプラスチッ
ク球状中空粒子は、中空度が30%以上のものが使用で
きるが、50%以上のものがより好ましい。中空度が3
0%未満のものは、断熱性が不十分なため、サーマルヘ
ッドから熱エネルギーが支持体を通じて感熱記録材料の
外へ放出され、発色感度向上がなされず、また、熱媒体
からの熱エネルギーの断熱効果が少なく、感熱性粘着剤
の活性化の効果が劣り、粘着性の発現が弱まる。
【0023】ここでいう中空度とは、中空粒子の外径と
内径との比であり、次式で表されるものである。
【数1】
【0024】そして、本発明で用いる微小中空粒子は、
上記したように、熱可塑性樹脂を殻とするものである
が、該樹脂としては、特に塩化ビニリデンとアクリルニ
トリルを主体とする共重合体樹脂が好ましい。
【0025】また、本発明の断熱層に用いられるポーラ
スな顔料としては、尿素ホルムアルデヒド樹脂等の有機
顔料やシラス土等の無機顔料等が挙げられるが、必ずし
もこれらに限定されるものではない。
【0026】本発明の非発泡性断熱層を設けるには、上
記の微小中空粒子やポーラスな顔料を公知の水溶性高分
子物質、水性高分子エマルジョン等のバインダーと共に
水に分散し、これを支持体上に塗布し、乾燥することに
よって得られる。この場合、微小中空粒子の塗布量は、
支持体1m2当たり少なくとも1g、好ましくは2〜1
5g程度であり、また、バインダー樹脂の塗布量は、中
間層を支持体に強く結合させるような量であればよく、
通常は、微小中空粒子とバインダー樹脂との合計量に対
して2〜50重量%である。
【0027】本発明において、上記非発泡性断熱層を形
成する際に使用されるバインダーとしては、従来公知の
水溶性高分子物質及び/又は水性高分子エマルジョンか
ら適宜、選択される。その具体例としては、水溶性高分
子物質としては、例えば、ポリビニルアルコール、澱粉
及びその誘導体、メトキシセルロース、ヒドロキシエチ
ルセルロース、カルボキシメチルセルロース、メチルセ
ルロース、エチルセルロース等のセルロース誘導体、ポ
リアクリル酸ソーダ、ポリビニルピロリドン、アクリル
アミド/アクリル酸エステル共重合体、アクリルアミド
/アクリル酸エステル/メククリル酸三元共重合体、ス
チレン/無水マレイン酸共重合体アルカリ塩、ポリアク
リルアミド、アルギン酸ソーダ、ゼラチン、カゼイン等
が拳げられる。また、水性高分子エマルジョンとして
は、スチレン/ブタジエン共重合体、スチレン/ブタジ
エン/アクリル系共重合体等のラテックスや酢酸ビニル
樹脂、酢酸ビニル/アクリル酸共重合体、スチレン/ア
クリル酸エステル共重合体、アクリル酸エステル樹脂、
ポリウレタン樹脂のエマルジョン等が挙げられる。
【0028】また、本発明において用いる発泡性フィラ
ーは、熱可塑性樹脂を殻とし、内部に低沸点溶媒の発泡
剤を含有する中空伏のプラスチックフィラーであり、加
熱により発泡するものである。このような発泡プラスチ
ックフィラーは公知であり、種々のものが使用される
が、その粒子直径に関しては、未発泡の状態の場合、2
〜50μm、好ましくは5〜20μmであり、発泡状態
では、10〜100μm、好ましくは10〜50μmで
ある。このプラスチックフィラーの殻となる熱可塑性樹
脂としては、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化
ビニリデン、ポリ酢酸ビニル、ポリアクリル酸エステ
ル、ポリアクリロニトリル、ポリブタジエン又は、それ
らの共重合体が挙げられる。また、殻内に含まれる発泡
剤としては、プロパンやブタン等が用いられる。
【0029】支持体上に発泡層を設けるには、上記した
発泡性プラスチックフィラーを、結着剤と共に支持体上
に塗布乾燥した後、その塗布面に熱板を密着させ、プラ
スチックフィラーを加熱発泡させればよい。プラスチッ
クフィラーの塗布量は、支持体1m2に対し、未発泡フ
ィラーとして、少なくとも1g、好ましくは2〜5g程
度である。また、結着剤の使用量は、発泡層を支持体に
対し、強く結着させるような量であればよく、通常は、
未発泡フィラーと結着剤の合計量に対し、5〜50重量
%である。また、加熱発泡温度は、フィラーの殻を構成
する熱可塑性樹脂を軟化させる温度である。発泡倍率
は、通帯2〜4倍、好ましくは2〜3倍程度であり、所
期の発泡を達成するように適宜、選択される。
【0030】このように、支持体上に形成された発泡層
の表面は、かなりの凹凸が生じているために、発泡層形
成後(加熱発泡後)、キャレンダー処理により表面を平
滑にすることが好ましく、また、必要に応じて、発泡層
の表面のみ又は表面及び下面に1層又は複数層のアンダ
ーコート層を設けることもできる。
【0031】なお、本発明の断熱層においては、上記微
小中空粒子、ポーラスな顔料又は発泡性フィラー及びバ
インダーと共に、必要に応じて、さらにこの種の感熱記
録材料に使用される補助添加成分、例えば、熱可融性物
質、界面活性剤等を併用することができる。この場合、
熱可融性物質の具体例としては、後記の感熱記録層成分
との関連で示される各種のものが挙げられる。
【0032】本発明の感熱発色層において用いるロイコ
染料は、単独又は2種以上を混合して使用されるが、こ
のようなロイコ染料としては、この種の感熱材料に使用
されているものが任意に使用され、例えば、トリフェニ
ルメタン系、フルオラン系、フェノチジアン系、オーラ
ミン系、スピロピラン系、インドリノフタリド系等の染
料のロイコ化合物が好ましく用いられる。
【0033】このようなロイコ染料の具体例としては、
例えば、3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)
フタリド、3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニ
ル)−6−ジメチルアミノフタリド(別名クリスタルバ
イオレットラクトン)、3,3−ビス(p−ジメチルア
ミノフェニル)−6−ジエチルアミノフタリド、3,3
−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−6−クロルフ
タリド、3,3−ビス(p−ジブチルアミノフェニル)
フタリド、3−シクロヘキシルアミノ−6−クロルフル
オラン、3−ジメチルアミノ−5,7−ジメチルフルオ
ラン、3−ジエチルアミノ−7−クロロフルオラン、3
−ジエチルアミノ−7−メチルフルオラン、3−ジエチ
ルアミノ−718−ベンズフルオラン、3−ジエチルア
ミノ−6−メチル−7−クロルフルオラン、3−(N−
p−トリル−N−エチルアミノ)−6−メチル−7−ア
ニリノフルオラン、3−ピロリジノ−6−メチル−7−
アニリノフルオラン、2−〔N−3’−トリフルオルメ
チルフェニル)アミノ〕−6−ジエチルアミノフルオラ
ン、2−〔3,6−ビス(ジエチルアミノ)−9−(o
−クロルアニリノ)キサンチル安息香酸ラクタム〕、3
−ジエチルアミノ−6−メチル−7−〔m−トリクロロ
メチルアニリノ)フルオラン、3−ジエチルアミノ−7
−(o−クロルアニリノ)フルオラン、3−ジ−n−ブ
チルアミノ−7−(o−クロルアニリノ)フルオラン、
3−N−メチル−N,n−アミルアミノ−6−メチル−
7−アニリノフルオラン、3−N−メチル−N−シクロ
ヘキシルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラ
ン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフ
ルオラン、3−(N,N−ジエチルアミノ)−5−メチ
ル−7−(N,N−ジベンジルアミノ)フルオラン、ベ
ンゾイルロイコメチレンブルー、6’−クロロ−8’−
メトキシ−ベンゾインドリノ−スピロピラン、6’−ブ
ロモ−3’−メトキシ−ベンゾインドリノ−スピロピラ
ン、3−(2’−ヒドロキシ−4’−ジメチルアミノフ
ェニル)−3−(2’−メトキシ−5’−クロルフェニ
ル)フタリド、3−(2’−ヒドロキシ−4−ジメチル
アミノフェニル)−3−(2’−メトキシ−5’−ニト
ロフェニル)フタリド、3−(2’−ヒドロキシ−4’
−ジエチルアミノフェニル)−3−(2’−メトキシ−
5’−メチルフェニル)フタリド、3−(2’−メトキ
シ−4’−ジメチルアミノフェニル)−・3−(2’−
ヒドロキシ−4’−クロル−5・−メチルフェニル)フ
タリド、3−(N−エチル−N−テトラヒドロフルフリ
ル)アミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3
−N−エチル−N−(2−エトキシプロピル)アミノ−
6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−N−メチル
−N−イソブチル−6−メチル−7−アニリノフルオラ
ン、3−モルホリノ−7−(N−プロピル−トリフルオ
ロメチルアニリノ)フルオラン、3−ピロリジノ−7−
m−トリフルオロメチルアニリノフルオラン、3−ジエ
チルアミノ−5−クロロ−7−(N−ベンジル−トリフ
ルオロメチルアニリノ)フルオラン、3−ピロリジノ−
7−(ジ−p−クロルフェニル)メチルアミノフルオラ
ン、3−ジエチルアミノ−5−クロル−7−(o−フェ
ニルエチルアミノ)フルオラン、3−(N−エチル−p
−トルイジノ)−7−(α−フェニルエチルアミノ)フ
ルオラン、3−ジエチルアミノ−7−(o−メトキシカ
ルボニルフェニルアミノ)フルオラン、3−ジエチルア
ミノ−5−メチル−7−(α−フェニルエチルアミノ)
フルオラン、3−ジエチルアミノ−7−ピペリジノフル
オラン、2−クロロ−3−(N−メチルトルイジノ)−
7−(p−n−ブチルアニリノ)フルオラン、3−(N
−メチル−N−イソプロピルアミノ)−6−メチル−7
−アニリノフルオラン、3−ジ−n−ブチルアミノ−6
−メチル−7−アニリノフルオラン、3,6−ビス(ジ
メチルアミノ)フルオレンスピロ(9,3’)−6’−
ジメチルアミノフタリド、3−(N−ベンジル−N−シ
クロヘキシルアミノ)−5,6−ベンゾ−7−α−ナフ
チルアミノ−4’−ブロモフルオラン、3−ジエチルア
ミノ−6−クロル−7−アニリノフルオラン、3−ジエ
チルアミノ−6−メチル−7−メシチジノ−4’,5’
−ベンゾフルオラン、3−N−メチル−N−イソプロピ
ル−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−N−エ
チル−N−イソアミル−6−メチル−7−アニリノフル
オラン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−
(2’,4)−ジメチルアニリノ)フルオラン等を挙げ
ることができる。
【0034】また、本発明の感熱発色層で用いる顕色剤
としては、上記ロイコ染料を接触時発色させる電子受容
性の種々の化合物又は酸化剤等が使用される。このよう
なものは公知であり、その具体倒としては、4,4’−
イソプロピリデンジフェノール、4,4’−イソプロビ
リデンビス−(o−メチルフェノール)、4,4’−セ
カンダリーブチリデンビスフェノール、4,4−インプ
ロビリデンビス(2−ターシャリーブチルフェノー
ル)、p−ニトロ安息香酸亜鉛、1,3,5−トリス
(4−ターシャリーブチル−3−ヒドロキシ−2,6−
ジメチルベンジル)イソシアヌル酸、2,2−(3,
4’−ジヒドロキシフェニル)プロパン、ビス(4−ヒ
ドロキシ−3−メチルフェニル)スルフィド、4−{β
−(p−メトキシフェノキシ)エトキシ}サリチル酸、
1,7−ビス(4−ヒドロキシフェニルチオ)3,5’
−ジオキサヘプタン、1,5−ビス(4−ヒドロキシフ
ェニルチオ〕−5−オキサペンタン、フタル酸モノベン
ジルエステルモノカルシウム塩、4,4’−シクロヘキ
シリデンジフェノール、4,4’−イソプロピリデンビ
ス(2−クロロフェノール)、2,2’−メチレンビス
(4−メチル−6−ターシャリーブチルフェノール)、
4,4’−ブチリデンビス(6−ターシャリーブチル−
2−メチル)フェノール、1,1,3−トリス(2−メ
チル−4−ヒドロキシ−5−ターシャリーブチルフェニ
ル)ブタン、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒ
ドロキシ−5−シクロヘキシルフェニル)ブタン、4,
4’−チオビス(6−ターシャリーブチル−2−メチル
フェノール)、4,4’−ジフェノールスルホン、4−
イソプロポキシ−4’−ヒドロキシジフェニルスルホ
ン、4−ベンジロキシ−4’−ヒドロキシジフェニルス
ルホン、4,4’−ジフェノールスルホキシド、p−ヒ
ドロキシ安息香酸イソプロピル、p−ヒドロキシ安息香
酸ベンジルプロトカテキュ酸ベンジル、没食子酸ネテア
リル、没食子酸ラウリル、没食子酸オクチル、1,3−
ビス(4−ヒドロキシフェニルチオ)プロパン、N,
N’−ジフェニルチオ尿素、N,N’−ジ(m−クロロ
フェニル)チオ尿素、サリチルアニリド、ビス−(4−
ヒドロキシフェニル)酢酸メチル、ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)酢酸ベンジル、1,3−ビス(4−ヒドロ
キシクミル)ベンゼン、1,4−ビス(4−ヒドロキシ
クミル)ベンゼン、2,4’−ジフェノールスルホン、
2,21−ジアリル−4,4’−ジフェノールスルホ
ン、3,4−ジヒドロキシフェニル−4’−メチルジフ
ェニルスルホン、1−アセチルオキシ−2−ナフトエ酸
亜鉛、2−アセチルオキシ−1−ナフトエ酸亜鉛、2−
アセチルオキシ−3−ナフトエ酸亜鉛、α,α−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)−α−メチルトルエン、チ
オシアン酸亜鉛のアンチピリン錯体、テトラブロモビス
フェノールA、テトラブロモビスフェノールS、4,
4’−チオビス(2−メチルフェノール)、4,4−チ
オビス(2−クロロフェノール)等を挙げることができ
る。
【0035】本発明における感熱記録媒体では、顕色剤
の使用量は、発色剤1部に対して1〜20部、好ましく
は2〜10部である。顕色剤は単独又は2種以上混合し
て使用することができ、発色剤についても同様に、単独
又は2種以上混合して使用することができる。
【0036】感熱記録層に用いるバインダー樹脂として
好ましいものは、分子内に水酸基又はカルボキシル基を
有する樹脂である。このような樹脂としては、例えば、
ポリビニルブチラール、ポリビニルアセトアセタール等
のポリビニルアセタール類、エチルセルロース、セルロ
ースアセテート、セルロースアセテートプロピオネー
ト、セルロースアセテートブチレート等のセルロース誘
導体、エポキシ樹脂等が挙げられるが、これらに限定さ
れるものではない。バインダー樹脂は、単独又は2種以
上を混合して使用される。
【0037】本発明では、感熱記録層上に保護層を設け
ることもできる。この保護層は、記録煤体の透明性、耐
薬品性、耐水性、耐磨耗性、耐光性及びサーマルヘッド
に対するヘッドマッチング性の向上のため本発明の構成
要素として重要である。保設層には、水溶性樹脂や疎水
性樹脂を主体として形成された皮膜や、紫外線硬化性樹
脂又は電子線硬化性樹脂を主体として形成された皮膜等
が包含される。
【0038】このような樹脂としては、水溶性樹脂の
外、水性エマルジョン、疎水性樹脂及び紫外線硬化性樹
脂、さらに電子線硬化性樹脂が包含される。水溶性樹脂
の具体例としては、例えば、ポリビニルアルコール、変
性ポリビニルアルコール、セルロース誘導体(メチルセ
ルロース、メトキシセルロース、ヒドロキシセルロース
等)、カゼイン、ゼラチン、ポリビニルピロリドン、ス
チレンー無水マレイン酸共重合体、ジイソブチレン−無
水マレイン酸共重合体、ポリアクリルアミド、酸性ポリ
アクリルアミド、メチルビニルエーテル−無水マレイン
酸共重合体、カルボキシ変性ポリエチレン、ポリビニル
アルコール/アクリルアミドブロック共重合体、メラミ
ン−ホルムアルデヒド樹脂、尿素−ホルムアルデヒド樹
脂等が挙げられる。水性エマルジョン用の樹脂又は疎水
性樹脂としては、例えば、ポリ酢酸ビニル、ポリウレタ
ン、スチレン/ブタジエシ共重合体、スチレン/ブタジ
エン/アクリル系共重合体、ポリアクリル酸、ポリアク
リル酸エステル、塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体、ポ
リブチルメタクリレート、ポリビニルブチラール、ポリ
ビニルアセタール、エチルセルロース、エチレン/酢酸
ビニル共重合体等が挙げられる。また、これらの樹脂と
シリコンセグメントとの共重合体も好ましく用いられ
る。これらは単独又は混合して使用され、さらに必要に
応じて、硬化剤を添加して樹脂を硬化させてもよい。
【0039】紫外線硬化性樹脂は、紫外線照射によって
重合反応を起こし硬化して樹脂となるモノマー、オリゴ
マー又はプレポリマーであれば、その種類は特に限定さ
れず、公知の種々のものが使用できる。電子線硬化性樹
脂も、特に種類は限定されないが、特に好ましい電子線
硬化性樹脂としては、ポリエステルを骨格とする5官能
以上の分枝状分子構造を有する電子線硬化性樹脂及びシ
リコン変性電子線硬化性樹脂を主成分としたものであ
る。
【0040】保護層には、ヘッドマッチングの向上のた
めに無機及び有機フィラーや滑性剤を表面の平滑性を落
さない範囲で添加することができる。このフィラーの粒
径としては0.3μm以下が好ましい。この場合の顔料
としては、給油量30ml/100g以上、好ましくは
80ml/100g以上のものが選択させる。これらの
無機又は/及び有機顔料としては、この種の感熱記録媒
体に慣用される顔料中の1種又は2種以上を選択するこ
とができる。
【0041】その具体例としては、炭酸カルシウム、シ
リカ、酸化亜鉛、酸化チタン、水酸化アルミニウム、水
酸化亜鉛、硫酸バリウム、クレー、タルク、表面処理さ
れたカルシウムやシリカ等の無機顔料の外、尿素−ホル
マリン樹脂、スチレン/メタクリル酸共重合体、ポリス
チレン樹脂等の有機顔料を挙げることができる。保護層
の塗工方式は特に制限はなく、公知の方法により塗工す
ることができる。好ましい保護層厚は0.1〜20μ
m、より好ましくは0.5〜10μmである。保護層厚
が薄すぎると、記録媒体の保存性やヘッドマッチング等
の保設層としての機能が不充分であり、厚すぎると、記
録媒体の熱感度が低下し、また、コスト的にも不利とな
る。
【0042】なお、本発明により感熱記録材料を得る場
合には、ロイコ染料、顕色剤と共に、必要に応じてこの
種の感熱記録材料に慣用される添加成分、例えば、填
料、界面活性剤、滑剤、圧力発色防止剤等を記録媒体の
発色性を損なわない範囲で併用することができる。この
場合填料としては、例えば、炭酸カルシウム、シリカ、
酸化亜鉛、酸化チタン、水酸化アルミニウム、水酸化亜
鉛、硫酸バリウム、クレー、カオリン、タルク、表面処
理されたカルシウムやシリカ等の無機系微粉末の外、尿
素−ホルマリン樹脂、スチレン/メタクリル酸共重合
体、ポリスチレン樹脂、塩化ビニリデン系樹脂等の有機
系の微粉末を挙げることができ、滑剤としては、高級脂
肪酸及びその金属塩、高級脂肪酸アミド、高級脂肪酸エ
ステル、動物性、植物性、鉱物性又は石油系の各種ワッ
クス類等が挙げられる。
【0043】本発明の粘着ラベルには、支持体と感圧性
粘着剤との間に粘着剤が支持体を浸透し、発色成分との
接触を防止する目的のために、バリヤー層を設けること
ができる。このバリヤー層で用いる樹脂は、SBR、M
BR、NBR等のラテックス及びポリビニルアルコー
ル、セルロース誘導体、澱粉及びその誘導体、カルボキ
シル基変性ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸及び
その誘導体、スチレン/アクリル酸共重合体及びその誘
導体、ポリ(メタ)アクリルアミド及びそれらの誘導
体、スチレン/アクリル酸/アクリルアミド共重合体、
アミノ基変性ポリビニルアルコール、エポキシ変性ポリ
ビニルアルコール、ポリエチレンイミン、イソブチレン
/無水マレイン酸共重合体及びその誘導体の水溶性高分
子樹脂等を挙げることができる。
【0044】また、前記バリヤー層には、フィラーを含
有させることができ、このフィラーとしては、例えば、
炭酸カルシウム、シリカ、酸化亜鉛、酸化チタン、水酸
化アルミニウム、水酸化亜鉛、硫酸バリウム、クレー、
タルク、表面処理されたカルシウムやシリカ等の無機系
微粉末の外、尿素−ホルマリン樹脂、スチレン/メタク
リル酸共重合体、ポリスチレン樹脂等の有機系の微粉末
を挙げることができる。
【0045】本発明で使用する支持体としては、特に限
定されず、紙以外にも、ポリエチレンテレフタレート、
ポリブチレンテレフタレート等のポリエステルフィル
ム、三酢酸セルロース等のセルロース誘導体フィルム、
ポリプロピレン、ポリエチレン等のポリオレフィンフィ
ルム、ポリスチレンフィルム又はこれらを貼り合わせた
フィルム等を使用することができる。
【0046】剥離紙としては、グラシン紙等の高度原
紙、クレーコート紙、クラフト紙又は上質紙等の原紙
に、例えば、カゼイン、デキストリン、澱粉、カルボキ
シメチルセルロース、メチルセルロース、エチルセルロ
ース、ヒドロキシエチルセルロース、ポリビニルアルコ
ール、スチレン−ブタジエン共重合体、エチレン−塩化
ビニル共重合体、メチルメタクリレート−ブタジエン共
重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、(メタ)アク
リル酸エステル共重合体の天然又は合成の樹脂単独又
は、カオリン、クレー、炭酸カルシウム、焼成クレー
(焼成カオリン)、酸化チタン、シリカ等の無機顔料や
プラスチックピグメント等の有機顔料と併用した目止め
層を設けた基材、クラフト紙又は上質紙等にポリエチレ
ン等の合成樹脂をラミネートしたポリラミ紙等に、溶剤
型又は無溶剤型のシリコーン樹脂やフッ素樹脂等を乾燥
重量が0.05〜3g/m2程度になるように塗布後、
熱硬化や電子線又は紫外線硬化等によって剥離剤層を形
成したものが適宜、使用される。なお、剥離剤を塗布す
る装置としては、特に限定されるものではないが、例え
ば、バーコーター、ダイレクトグラビアコーター、オフ
セットグラビアコーター、エアーナイフコーター、多段
ロールコーター等が適宜、使用される。
【0047】粘着剤の塗布方法としては、例えば、ロー
ルコーター、ナイフコーター、バーコーター、スロット
ダイコーター等が使用され、その塗布量は、乾燥重量で
5〜50g/m2程度の範囲で調節される。粘着剤は剥
離紙の剥離剤面に塗工してもよく、感熱記録体の裏面
(感熱記録層の反対面)に塗工してもよい。
【0048】本発明における熱転写受容層は、熱転写リ
ボンをサーマルヘッドで印字したとき、熱転写リボンの
インクを受容できる機能を有するものであり、一般的に
は顔料と樹脂から構成されるが、必ずしも限定されるも
のではない。
【0049】本発明の受容層に用いられる顔料として
は、一般の塗工紙に用いられる各種の顔料、例えば、カ
オリン、焼成カオリン、炭酸カルシウム、硫酸カルシウ
ム、硫酸バリウム、二酸化チタン、タルク、酸化亜鉛、
アルミナ、酸化マグネシウム、シリカ、ベントナイト、
ゼオライト、セリサイト等の鉱物質顔糾やポリスチレン
樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂及びアクリル樹脂等が挙
げられ、品質要求に応じて2種以上を併用することも勿
論可能である。顔料の種類や形状は、受容層の表面粗さ
(平滑性)や空隙構造、又は断熱性等に影響し、顔料の
選択は重要である。
【0050】また、受容層に用いられる接着剤として
は、水溶性又は水分散性の高分子化合物が用いられ、例
えば、カチオン性澱粉、両性澱粉、酸化澱粉、酸素変性
澱粉、熱化学変性澱粉、エステル化搬粉、エーテル化澱
粉等の澱粉類、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキ
シエチルセルロース等のセルロース誘導体、ゼラチン、
カゼイン、大豆蛋白、天然ゴム等の天然又は半合成高分
子化合物;ポリビニルアルコール、イソプレン、ネオプ
レン、ポリブタジエン等のポリジエン類、ポリブテン、
ポリイソブチレン、ポリプロピレン、ポリエチレン等の
ポリアルケン類、ビニルハライド、酢酸ビニル、スチレ
ン、(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリル酸エステ
ル、(メタ)アクリルアミド、メチルビニルエーテル等
のビニル系重合体や共重合体類、スチレン−ブタジエン
系、メチルメタクリレート−ブタジエン系等の合成ゴム
ラテックス、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、ポ
リアミド樹脂、オレフィン−無水マレイン酸樹脂、メラ
ミン樹脂等の合成高分子化合物等が例示できる。そし
て、これらの中から受容紙の品質目標に応じて、1種又
は2種以上が適宜、選択されて使用できる。
【0051】受容層において、接着剤成分の配合割合
は、顔料成分に対して5〜40重量%の範囲である。因
みに、5重量%未満では、受容層の表面強度が弱く、ド
ットの形状的な欠損が発生するという問題がある。一
方、40重量%を越えると、顔料等の空隙が埋められる
ことにより、インクの受理性が低下し、記録感度が下が
る傾向がある。
【0052】受容層用の塗被液中には、これらの外に、
各種助剤、例えば、界面活性剤、pH調節剤、粘度調節
剤、柔軟剤、光沢付与剤、ワックス類、分散剤、流動変
性剤、導電防止剤、安定化剤、帯電防止剤、架橋剤、サ
イズ剤、蛍光増白剤、着色剤、紫外線吸収剤、消泡剤、
耐水化剤、可塑剤、防腐剤、香料等が、必要に応じて適
宜、使用される。
【0053】塗被組成物塗被液の塗布量については、受
容紙の使用目的に応じて選択されるものであるが、一般
的には、原紙表面の繊維を完全に覆う程度が必要あり、
寒暑重量で片面当たり5〜30g/m2が好ましい。受
容層を形成する塗被方法としては、一般に公知の塗被装
置、例えば、ブレードコータ、エアーナイフコータ、ロ
ールコータ、リバースロールコータ、バーコータ、カー
テンコータ、ダイスロットコータ、グラビアコータ、チ
ャンブレックスコータ、ブラシコータ、ツーロール又は
メータリングブレード式のサイズブレスコータ、ビルブ
レードコータ、ショートドウェルコータ、ショートロー
ルコータ等の装置が適宜用いられる。これらの装置は、
オンマシンコータ又はオフマシンコータとして慣用の方
法により用いられる。
【0054】受容層を形成するに当たり、受容層を1
層、又は必要に応じて2層以上の多層構造にすることも
可能である。なお、多層構造にする場合、各々の塗被液
が同一である必要はなく、品質レベルに応じて、適宜調
製して配合されればよく、特に限定されるものではな
い。また、支持体の裏面に、合成樹脂層や顔料と接着剤
層からなる塗被層、帯電防止層等を設けてカール防止、
印刷適性付与、給配紙適正等を付与することも可能であ
る。さらに、支持体の裏面に種々の加工、例えば、結
着、磁性、難燃、耐熱、耐水、耐油、防滑等の後加工を
施すことにより、用途適性を付加して使用することも可
能である。
【0055】本発明における受容紙は、通常の乾燥工程
後や表面処理工程前で、水分が3〜10重量%、より好
ましくは4〜8重量%程度となるように調節して仕上げ
られる。なお、平滑化処理は、一般に公知の平滑化装置
で処理され、また、受容層表面に平滑化処理を施す際
に、平滑度を200〜5000秒(10ml)に調節す
るのが好ましく、所望する高品質な記録画像が得られ
る。平滑度が200秒未満にでは、インクの転写性が低
下して、ドットに欠け等で画像に再現性が低下したり、
また、インクリボンと受容層表面とが擦れて白紙部が汚
れる場合がある。一方、5000秒を越えると、給紙不
良が発生したり、顔料等によって構成された空隙が、過
度の平滑化処理によって減少し、インクの受理性が低下
する場合がある。
【0056】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明をさらに詳しく
説明するが、これら実施例によって本発明はなんら限定
されるものではない。なお、「部」、「%」は、重量基
準である。
【0057】 実施例1 (A液) 3−ブチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン 20部 ポリビニルアルコール10%水溶液 20部 水 60部
【0058】 (B液) 4−ヒドロキシ−4’−イソプロポキシジフェニルスルホン 10部 ポリビニルアルコール10%水溶液 25部 炭酸カルシウム 15部 水 50部 上記組成からなる混合物を、それぞれ平均粒径が2.0
μm以下となるようにサンドミルを用いて分散して、
(A液)及び(B液)を調製した。次に、(A液)と
(B液)の重量比が(A液):(B液)=1:8となる
ように混合攪拌して、感熱塗液(C液)を得た。
【0059】 (D液) 微小中空粒子分散体 (固形分32%、平均粒子径5μm、中空度92%) 30部 (塩化ビニリデン−アクリロニトリルを主体とする共重合体樹脂) スチレン/ブタジエン共重合体ラテックス(固形分47.5%)1.5部 水 60部
【0060】上記組成からなる(D液)を攪拌分散し
て、非発泡性断熱層液を調製し、これを上質紙の表面
に、乾燥後重量が5g/m2となるように塗布乾燥し
て、非発泡性断熱層塗布済紙を得た。上記非発泡性断熱
層塗布済紙を用いて、その層上に、(C液)を塗布乾燥
後重量が5g/m2となるように塗布乾燥して、さらに
べック平滑度が60〜700秒になるようにスーパーキ
ャレンダー処理して、感熱発色層塗布済紙を得た。
【0061】(感熱性粘着剤の製造) (1)VAC−2EHA−AA−N−MAM共重合体エ
マルジョン(シードエマルジョン)の製造。 VAC30部、2EHA68部、AA2部及びN−MA
M0.3部からなるモノマー混合物を、ポリオキシエチ
レンアルキルフェニルエーテル硫酸ナトリウム1部、ド
デシルベンゼンスルホン酸ナトリウム0.2部、ポリオ
キシンエチレンノニルフェニルエーテル(HLB:約1
0)1部及び酢酸ナトリウム0.3部がイオン交換水3
0部に溶解している乳化剤水溶液の中に添加し、攪拌し
てプレエマルジョンを調製した。
【0062】一方、攪拌機、温度計及び冷却筒を備えた
反応容器の中に、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウ
ム0.2部、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテ
ル(HLB:約m)1部及び過硫酸カリウム0.3部が
溶解している水溶液を仕込み、その後、系内に窒素ガス
を流し、攪拌しながら内温を75℃に昇温し、上記プレ
エマルジョンの5%量を添加して、30分間重合(初期
重合)を行ない、次いで残りの90%量を4時問にわた
って滴下して、重合を行なった。この間、内温を75〜
80℃に保った。滴下終了後、さらに2時間、内温を8
0℃に保持して後期重合を行なった。
【0063】(2)本発明の粘着付与剤−共存型共重合
体エマルジョンの製造。 まづ、MA30部、2EHA58部及びAA2部からな
るモノマー混合物(共重合体のTgは228°K)に、
スーパーエステルA−100(TR)10部を予め溶解
した溶液(粘着付与剤モノマー溶液)を、ポリオキシエ
チレンアルキルフェニルエーテル硫酸ナトリウム1部、
ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム0.3部、ポリ
オキシエチレンノニルフェニルエーテル(HLB:約1
0)1部及び、酢酸ナトリウム0.4部が溶解している
乳化剤水溶液とを攪拌下に混合して乳化し、TR−モノ
マープレエマルジョンを調製した。次に、上記のVAC
−2EHA−AA−N−MAM共重合体エマルジョン
(シードエマルジョン)20部とイオン交換水18部を
仕込み、攪拌下に、系内に窒素カスに流しながら昇温
し、75%℃に保持して、上記TR−モノマープレエマ
ルジョンと過硫酸カリウム0.3部がイオン交換水7部
に溶解している触媒水溶液を、4時間にわたって滴下し
て、重合反応を行なった。さらに、この共重合体エマル
ジョンを25%アンモニア水で中和した後、増粘剤を配
合して、粘度を4000cpsに調製して、間圧性粘着
剤を得た。
【0064】次に、グラシン紙ベースのシリコーン剥離
紙(リンテック製剥離紙)に、上記感圧性粘着剤を乾燥
後の重量が20g/m2となるようにワイヤーバーで塗
布乾燥し、さらに上記感熱発色層塗布済み紙を貼り合わ
せ、24時間、常温マニキュア後、粘着ラベルを得た。
【0065】実施例2 実施例1における感圧性粘着剤の粘着付与剤共存型エマ
ルジョンの製造において、乳化剤の量を2.5倍にして
重合した以外は、実施例1と同様にして粘着ラベルを得
た(乳化剤含有率4.6重量%)。
【0066】実施例3 実施例1における感圧性粘着剤の粘着付与剤−共存型エ
マルジョンの製造において、粘着付与剤の量を3倍にし
た以外は、実施例1に同様にして粘着ラベルを得た。
【0067】実施例4 実施例1における感圧性粘着剤100部に対して、エマ
ルジョン型ロジン系粘着付与剤(荒川化学製:スーパー
エステルE−650)を25部混合した感圧性粘着剤を
使用した以外は、実施例1と同様にして粘着ラベルを得
た。
【0068】実施例5 実施例1における感圧発色層において、断熱層を取り除
いた以外は、実施例1と同様にして粘着ラベルを得た。
【0069】実施例6 実施例1における感圧性粘着剤の粘着付与剤共存型エマ
ルジョンの製造において、粘着付与剤をスーパーエステ
ルA−100からCa系石油樹脂に変更した以外は、実
施例1と同様にして粘着ラベルを得た。
【0070】実施例7 実施例1において、支持体の裏面に下記バック層(乾燥
後重量が3g/m2)を設けた以外は、実施例1と同様
にして粘着ラベルを得た。 <バック層液> 水酸化アルミニウム 1.0部 10%ポリビニルアルコール 10.0部 水 9.0部
【0071】実施例8 実施例1における感圧発色層を下記熱転写受容層(乾燥
後重量が15g/m2、王研式平滑度が1500秒)に
変更した以外は、実施例1と同様にして粘着ラベルを得
た。 <熱転写受容層液> クレー 20部 10%ポリビニルアルコール 10.0部 40%EVAエマルジョン 20部 水 100部
【0072】比較例1 実施例1における感熱性粘着剤の粘着付与剤を除いた以
外は、実施例1と同様にして粘着ラベルを得た。
【0073】比較例2 実施例1における感圧性粘着剤の粘着付与剤共存型エマ
ルジョンの製造において、界面活性剤の量を3倍にして
重合した以外は、実施例1と同様にして粘着ラベルを得
た(乳化剤含有率5.4重量%)。
【0074】比較例3 実施例1における感圧性粘着剤の粘着付与剤共存型エマ
ルジョンの製造において、界面活性剤の量を5倍にした
以外は、実施例1と同様にして粘着ラベルを得た(乳化
剤含有率8.7重量%)。
【0075】比較例4 比較例1における感熱性粘着剤100部に対して、エマ
ルジョン型粘着付与剤(荒川化学製:スーパーエステル
E−650)を25部混合した感圧性粘着剤を使用した
以外は、実施例1と同様にして粘着ラベルを得た。
【0076】このようにして得られた粘着ラベルについ
て下記の評価を行なった。結果を表1に示す。 (評価) <ポリオレフィンラップに対する粘着力> 粘着ラベルのポリエチレンラップ(ユカラップ)への粘
着力を5℃、20℃にて評価した ○:非常に高い粘着力を示す。 △:ラベル破れはないが、高い粘着力を有し、実用上問
題ないレベルである。 ×:粘着力が低く、比較的容易にラベルが剥がれる。
【0077】<動的発色濃度>松下電子部品(株)製
の、薄膜ヘッドを有する感熱印字実験装置にてヘッド電
力0.6w/dot、1ライン記録時聞10msec/
1ライン、走査線密度8×7.7dot/mm条件下
で、パルス幅0.4msec、0.5msecで印字
し、その印字濃度をマクベス濃度計RD−914で測定
した。
【0078】<経時品質>上記動的発色濃度で0.5m
sで得られた画像を、40℃−90%RH48Hr及び
水に24Hr浸漬後の画像の劣化状態を評価した。 ○:ほとんど画像劣化はない。 △:画像劣化はあるが、問題とならないレベル。 ×:画像劣化が大きく、問題となるレベル。
【0079】
【表1】
【0080】
【発明の効果】本発明によれば、特にポリオレフィンラ
ップに対して低温から高温域までにおいて、高い粘着力
を有する粘着ラベルが提供され、感熱記録又は熱転写記
録を利用した記録用粘着紙分野に寄与するところはきわ
めて大きいものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 昌弘 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 市川 晃 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 4J004 AA09 AA10 AB01 CC03 CD01 DB02 FA01 4J040 DF021 JA09 JB09

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体の一方に、ロイコ染料と顕色剤と
    を含有する感熱発色層を形成し、他方に、感圧性粘着剤
    層及び剥離紙を順次積層してなる粘着ラベルにおいて、
    該感圧性粘着剤が、ビニルエステル及び(メタ)アクリ
    ル酸エステルから選ばれた少なくとも1種のエステル基
    含有単量体を主成分としてなるエマルジョン中に、アク
    リル酸エステル及び/又はメタアクリル酸エステルを主
    成分とする単量体、粘着付与剤及び乳化剤を混合してな
    るプレエマルジョンを、該プレエマルジョンに対し、
    0.5〜5重量%の乳化剤及び重合触媒の存在下、乳化
    重合して得られるエマルジョン型ポリマーであることを
    特徴とする粘着ラベル。
  2. 【請求項2】 該粘着付与剤の量が、該エマルジョン型
    ポリマーに対し、3〜30重量%である請求項1に記載
    の粘着ラベル。
  3. 【請求項3】 該粘着付与剤が、ロジン系粘着付与剤及
    び/又は石油樹脂系粘着付与剤である請求項1又は2に
    記載の粘着ラベル。
  4. 【請求項4】 該プレエマルジョンの量が、該エマルジ
    ョン型ポリマー100重量部に対し、5〜30重量部で
    ある請求項1〜3のいずれかに記載の粘着ラベル。
  5. 【請求項5】 該支持体と該感熱発色層との間に、断熱
    層を形成したものである請求項1〜4のいずれかに記載
    の粘着ラベル。
  6. 【請求項6】 該断熱層が、熱可塑性樹脂を殻とする中
    空度3.0%以上の微小中空粒子を主成分としてなる非
    発泡性断熱層である請求項5に記載の粘着ラベル。
  7. 【請求項7】 該支持体と該感圧性粘着剤層との間に、
    水溶性高分子物質を含有したバック層を形成したもので
    ある請求項1〜6のいずれかに記載の粘着ラベル。
  8. 【請求項8】 支持体の一方に、熱転写受容層を形成
    し、他方に、感圧性粘着剤層及び剥離紙を順次積層して
    なる粘着ラベルにおいて、該感圧性粘着剤が、ビニルエ
    ステル及び(メタ)アクリル酸エステルから選ばれた少
    なくとも1種のエステル基含有単量体を主成分としてな
    るエマルジョン中に、アクリル酸エステル及び/又はメ
    タアクリル酸エステルを主成分とする単量体、粘着付与
    剤及び乳化剤を混合してなるプレエマルジョンを、該プ
    レエマルジョンに対し、0.5〜5重量%の乳化剤及び
    重合触媒の存在下、乳化重合して得られるエマルジョン
    型ポリマーであることを特徴とする粘着ラベル。
  9. 【請求項9】 該粘着付与剤の量が、該エマルジョン型
    ポリマーに対し、3〜30重量%である請求項8に記載
    の粘着ラベル。
  10. 【請求項10】 該粘着付与剤が、ロジン系粘着付与剤
    及び/又は石油樹脂系粘着付与剤である請求項8又は9
    に記載の粘着ラベル。
  11. 【請求項11】 該プレエマルジョンの量が、該エマル
    ジョン型ポリマー100重量部に対し、5〜30重量部
    である請求項8〜10のいずれかに記載の粘着ラベル。
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US7759442B2 (en) 2005-01-26 2010-07-20 Nitto Denko Corporation Adhesive composition, adhesive optical film and image display device
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