JP2002257761A - 外壁材の欠陥の探査方法、外壁材の補修方法及び外壁材表面仕上用塗料 - Google Patents

外壁材の欠陥の探査方法、外壁材の補修方法及び外壁材表面仕上用塗料

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JP2002257761A
JP2002257761A JP2001080763A JP2001080763A JP2002257761A JP 2002257761 A JP2002257761 A JP 2002257761A JP 2001080763 A JP2001080763 A JP 2001080763A JP 2001080763 A JP2001080763 A JP 2001080763A JP 2002257761 A JP2002257761 A JP 2002257761A
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volatile liquid
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Shigeru Tanaka
茂 田中
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 見過ごし易い微細な欠陥箇所を問題が発生す
る前でも簡単に、且つ、確実に発見することのできる外
壁材の欠陥の探査方法と、この欠陥箇所の補修方法等を
提供する。 【解決手段】 外壁材1aの表面に易揮発性液体(水道
水71)を塗布した後、易揮発性液体(水道水71)を
揮発させながら、この外壁材1aの表面温度を赤外線カ
メラ3で測定して、部分的に温度差の生じている間の温
度の低い状態にある部分を外壁材1aの欠陥箇所として
判定する外壁材1aの欠陥の探査方法と、この外壁材1
aの欠陥箇所を防水処理する補修方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は外壁材に存在する
欠陥の探査方法、この外壁材の補修方法、及び外壁材表
面仕上用塗料に関する。
【0002】
【従来の技術】外壁の欠陥には、コンクリート壁等の表
面にモルタルやタイル等の壁面仕上材を取り付けた外壁
における壁面仕上材の浮き上がっている欠陥(剥離部)
と、外壁材(基材や基材の表面に塗布した塗膜等)に存
在するクラック等の欠陥の2種類の他、表面に汚れや藻
・黴等の生物汚染が発生する欠陥がある。
【0003】モルタルやタイル等の壁面仕上材の浮き上
がっている欠陥を探査する方法としては、特開昭57−
171251号公報や特開平8−145923号公報に
記載されている方法が知られている。
【0004】特開昭57−171251号公報に記載さ
れている方法は、壁面を加熱器または太陽熱で加熱し、
表面温度計又は赤外線放射温度計等の温度検出器で表面
温度を測定し、高温部を壁面仕上材が浮き上がっている
欠陥箇所として判定するものである。
【0005】即ち、壁面を加熱すると、浮き上がってな
い箇所では、加熱された熱がコンクリート壁へ逃げて壁
仕上材が高温になり難く、浮き上がっている箇所ではコ
ンクリート壁とモルタルやタイル等の壁面仕上材との間
に空気層があって熱がコンクリート壁に逃げ難く壁面仕
上材の温度が上昇し易い。従って、簡単に加熱によりそ
の温度が高くなる部分が浮き上がっている欠陥箇所と判
定できるのである。
【0006】一方、特開平8−145923号公報に
は、モルタル等の壁面仕上材の表面に低温揮発液を塗布
し、このモルタルの表面を低温に冷却した後、その後の
モルタル表面温度の変化を赤外線カメラで観察し、昇温
の速い箇所を壁面仕上材が浮き上がっている欠陥箇所と
判定するものである。
【0007】即ち、壁面仕上材が浮き上がっている部分
はコンクリート壁と壁面仕上材との間に空気層があるの
で、壁仕上材が昇温し易く、従って、昇温の速い箇所が
浮き上がっている欠陥箇所と判定できるのである。
【0008】また、外壁材(基材や基材の表面に塗布し
た塗膜等)に存在するクラック、塗膜剥離、塗膜磨耗等
の欠陥の探査方法は、目視によって行っている。このク
ラック等の欠陥は、外壁材の製造時に発生することもあ
るし、製造した外壁材を建物の躯体に取り付けるまで
(運搬や取付工事中)に発生することもあるが、外壁材
を建物の躯体に取り付けたときには外壁材にクラック等
の欠陥がなく、外壁材を建物の躯体に取り付けて使用し
ている間に外壁材が劣化してクラック等の欠陥が発生す
ることが最も多い。
【0009】特に、外壁材がセメントを主成分とする窯
業系のサイディングである場合には、セメント成分と水
とが反応するときに体積が収縮するので、製造時にクラ
ック等の欠陥が発生し易いし、また、製造時にクラック
等の欠陥がなくとも、この外壁材を建物の躯体に取り付
けて使用している間に、未反応のセメント成分が水と反
応して体積が収縮したり、セメント成分が空気中の炭酸
ガスと反応して中性化する際に体積が膨張するのでクラ
ック等の欠陥が発生したり成長する。また、外壁材を地
面にほぼ平行に持って持ち上げて運搬していると、外壁
材の自重により撓んでクラック等の欠陥が発生する等し
て、製造から建物の躯体に取り付けるまでの間にクラッ
ク等の欠陥が発生することもある。
【0010】また、上記の壁面仕上材の浮き上がりやク
ラック等の欠陥の他、最近では、外壁材の耐久性が向上
し、外壁材の塗り替え時期が延びてきており、このた
め、外壁材に汚れや藻・黴等の生物汚染が生じ、建物の
美観を損なうという問題が生ずる。
【0011】また、外壁材の表面にスタッコ状模様など
の立体模様を形成するため、その厚さと模様を担う外壁
材表面仕上用塗料が塗装されることがあるが、このよう
な塗料には、炭酸カルシウム、寒水石砂、骨材等の充填
材が大量に含まれ、合成樹脂エマルジョンがつなぎ剤と
して配合されている。この外壁材表面仕上用塗料によっ
て立体模様を形成した外壁材は、仕上用塗料には上記の
ような充填剤が大量に含まれているために吸水率が高
く、雨水が浸透して外壁材の表面が乾きが遅れて藻・黴
等の生物汚染が生じ易い。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】このクラック等の欠陥
が表面から屋内側まで達すると、雨水等の水が屋内側に
浸入するし、また、この欠陥が外壁材の左右の縁まで拡
がると、外壁材が落下するという危険がある。また、屋
内側まで達してないような欠陥でも、次第に大きく成長
して屋内側や左右の縁まで成長することが多い。
【0013】即ち、この外壁材を建物の躯体に取り付け
て使用していると、欠陥が外壁材の基材に存在する小さ
なクラックの場合には、小さなクラックの中に雨水等の
水分が浸入し、この水分が冬になると凍結し、この凍結
の際の体積の膨張によって、このクラックが拡がった
り、成長する。また、このクラックは凍結だけでなく劣
化によっても成長する。
【0014】また、セメントを主成分とする外壁材の基
材にクラックが存在している場合には、上記問題だけで
なく、クラックからアルカリ成分(エフロ)が表面に析
出し、外観が悪くなるという問題も発生する。また、外
壁材の基材の表面に塗布している塗膜が劣化し、この塗
膜にクラックが入ったり剥離した場合にも、基材のクラ
ックと同様な問題が発生する。
【0015】また、建物の躯体に取り付けている外壁材
に固い物、例えば、自転車や自動車が衝突して、この外
壁材の基材や塗膜が磨耗したり、この部分にひびが入っ
た場合にも、クラックと同様な問題が発生する。従っ
て、見過ごし易い製造時の微細なクラック等の欠陥や、
使用中に発生する微細なクラック等の欠陥を、早期に発
見し、これを修理する方法が望まれる。
【0016】しかし、上記目視による外壁材の欠陥の探
査方法では、小さなクラック、塗膜剥離、塗膜磨耗等の
欠陥は表面から見難く、この外壁材の欠陥を見過ごし易
く、探査し難い。
【0017】また、前記の外壁材の生物汚染に関し、外
壁材の生物汚染を遅らせる方法としては、外壁材の表面
に塗装する塗料に防藻剤や防黴剤を配合することが考え
られる。しかし、この方法では、高価な防藻剤や防黴剤
を配合した塗料を、藻や黴が発生し難い建物の南面の外
壁材をも含め、建物の全面の外壁材に塗装することにな
るので、経済的でない。また、防藻剤や防黴剤は塗膜の
耐候性を低下させる場合があるため、建物の南面等の日
の当たる場所では塗膜の劣化による変色等が起きること
がある。
【0018】さらに、前記の外壁材表面仕上用塗料を塗
装した外壁材では、上塗り塗装を施して雨水の浸透を防
ぐことが考えられるが、特にスタッコ状模様のような表
面の凹凸の粗い外壁材では、塗り残し部分が出やすく、
そこから雨水が浸透することがある。また、塗り残しが
ないよう厚く塗ると、折角の凹凸模様が埋まってしまう
という問題があった。
【0019】そこで、この発明は、見過ごし易い微細な
クラック等の欠陥箇所や藻や黴等の生物汚染が発生し易
い箇所を、簡単に、且つ、確実に発見することのできる
外壁材の欠陥の探査方法と、この探査方法で発見した欠
陥箇所や生物汚染が発生し易い箇所を補修する外壁の補
修方法、生物汚染の少ない外壁材の塗装方法を提供する
ことである。また、外壁材の表面に立体模様を形成する
にあたり、防水性や防藻性に優れた外壁材表面仕上用塗
料を提供することである。
【0020】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するためになしたものであって、請求項1記載の外壁
材の欠陥の探査方法は、外壁材の表面に易揮発性液体を
塗布した後、易揮発性液体を揮発させながら、この外壁
材の表面温度を赤外線カメラで測定して、部分的に温度
差の生じている前記外壁材の表面温度の温度の低い状態
にある部分を外壁材の欠陥箇所として判定することを特
徴とするものである。
【0021】請求項2記載の外壁材の補修方法は、請求
項1記載の外壁材の欠陥の探査方法で外壁材の欠陥箇所
を探査した後に、この欠陥箇所を防水処理することを特
徴とするものである。
【0022】請求項3記載の外壁材の補修方法は、外壁
材の表面に易揮発性液体を塗布した後、易揮発性液体を
揮発させながら、この外壁材の表面温度を赤外線カメラ
で測定して、部分的に温度差の生じている前記外壁材の
表面温度の温度の低い状態にある部分を藻、黴等の生物
汚染が発生し易い箇所として判定し、この生物汚染が発
生し易い箇所を防藻処理又は防黴処理することを特徴と
するものである。
【0023】請求項4記載の外壁材表面仕上用塗料は、
合成樹脂エマルジョン10〜40重量%と充填材30〜
80重量%を主成分とし、固形物の吸水率が5%以下で
あることを特徴とする表面に塗装することを特徴とする
ものである。
【0024】これらの発明における外壁材とは、建物の
躯体に取り付けて外壁となるものであって、木等の有機
材料を板状体に成形した外壁材や硬質木片セメント板、
繊維強化セメント板製の外壁材等やセメントを主成分を
板状体に成形した外壁材、ALC製の外壁材、珪酸カル
シウム板製の外壁材等の無機材料の外壁材や、この板状
体に塗料等を塗装した外壁材等がある。
【0025】また、建物の外側に露出している、屋根、
庇、破風、軒天、縦樋、軒樋、パラペット、折板、ポー
チ、サッシ、ドア、ガスケット、コーキング、玄関灯、
胴差し、モール、ウェザーカバー、照明灯、雨戸、面格
子等は、この発明の外壁材に含まれる。更に、建物の基
礎、室外機、屋外給湯機、タタキ、ステップ等もこれら
の発明の外壁材に含まれる。
【0026】特に、請求項1記載の発明の外壁材の欠陥
の探査方法は、クラックが発生し易いセメントを主成分
とする板状体や、この板状体に塗料を塗装した外壁材に
好適に採用される。
【0027】これらの発明における易揮発性液体とは、
揮発し易い液体のことであって、かかる易揮発性液体と
しては、水、メチルアルコール、エチルアルコール、プ
ロピルアルコール、ジメチルエーテル、ジエチルエーテ
ル、メチル−エチルエーテル、アセトン、酢酸エチル、
ベンゼン、シンナー等がある。特に、水は引火性、毒
性、悪臭がなく好ましい。また、雨天後で外壁材の表面
が雨水により濡れていれば塗布作業を省略できる。
【0028】そして、これらの発明では、この易揮発性
液体を外壁材の表面に塗布するが、この塗布する方法と
しては、特に限定しない。例えば、ホースによる吹付
け、スプレーノズルによる吹付けや噴霧、刷毛塗り、ロ
ーラー塗り等がある。特に、水道口にホースを取り付
け、この水道の水圧を利用して、外壁材の表面に吹きつ
ける方法が最も簡単で好ましい。
【0029】また、これらの発明では、易揮発性液体を
揮発させるが、この揮発させる手段としては、自然に揮
発させてもよいし、日光や赤外線を照射させて揮発させ
てもよいし、熱風を吹き付けて外壁材の表面を加熱して
揮発させてもよい。そして、この易揮発性液体を揮発さ
せて、易揮発性液体の付着している外壁材の表面温度の
差を赤外線カメラで測定する。
【0030】この温度差を測定するときに、易揮発性液
体が付着している間は易揮発性液体が蒸発する際の潜熱
により外壁材の表面が低温になる。すると、易揮発性液
体が蒸発した後の外壁材の表面と易揮発性液体が残って
いる箇所との間に温度差が生じ、この温度差を赤外線カ
メラで測定する。従って、易揮発性液体の温度を外気温
度より低くしていて、この易揮発性液体を塗布した外壁
材の表面温度を低くしたり、易揮発性液体を塗布した外
壁材の表面を日光や赤外線を照射させたり、熱風を吹き
付けて加熱すると、易揮発性液体の付着している外壁材
の表面温度と易揮発性液体が蒸発終了した外壁材の表面
温度との差が大きくなり、この温度差を測定し易くなる
ので好ましい。
【0031】請求項2記載の発明では、欠陥箇所を防水
処理するが、この防水処理としては、種々ある。例え
ば、欠陥箇所の周縁部を剥ぎ取って、この剥ぎ取った部
分をモルタルやパテで埋めたり、欠陥箇所にパテを注入
したり、欠陥箇所を上からパテで覆ったり、撥水剤を塗
布してもよい。特に、パテを埋めたり注入したり覆う方
法が簡単で、且つ、確実に防水できるので好ましい。
【0032】この際、使用するパテとしては、エポキシ
樹脂系パテ、ポリエステル樹脂系パテ、アクリル樹脂系
パテ、石膏パテ等の1液性パテや2液性パテが挙げられ
るが、セメントを主成分とする窯業系の外壁材の場合に
は、2液性のエポキシ樹脂系パテやポリエステル樹脂系
パテが、外壁材との密着性や防水性がよく、速く硬化す
るので好適である。
【0033】このパテで防水処理したときには、その後
に、表面を平滑にしたり、外壁表面とほぼ同じ形状に成
形することが望ましい。表面を平滑にする方法として
は、パテ篦、ゴム篦、刷毛、ローラー等を使用して平滑
にするとよい。また、手袋を使用して指で平滑にしても
よい。
【0034】更に、このパテの上に、防水性と美粧性の
ために補修塗料を塗布することが望ましい。この補修塗
料は、防水性と美粧性を確保できれば特に限定がない。
例えば、アクリル樹脂系塗料、アクリルシリコーン系塗
料、アリクリウレタン樹脂系塗料、フッ素樹脂系塗料、
ウレタン樹脂系塗料、エポキシ樹脂系塗料、アルキッド
樹脂系塗料、無機塗料等がある。また、エナメル塗料、
クリア塗料、水系塗料、溶剤系塗料、エマルジョン系塗
料等いずれでもよい。
【0035】特に、基材の表面に塗料を塗布している外
壁材の場合には、この塗料とほぼ同じ塗料を補修塗料と
して塗布することが望ましい。更に、この補修塗料とパ
テとの間に防水性、密着性を向上させるために下塗り塗
料を施してもよい。
【0036】請求項3記載の発明では、欠陥箇所を防藻
処理又は防黴処理するが、この防藻処理又は防黴処理と
しては、種々ある。例えば、欠陥箇所に直接防藻剤や防
黴剤を塗布する方法、防藻剤や防黴剤が配合されている
塗料を塗布する方法、表面が保水し難い材料に変更させ
る方法等が挙げられるが、特に疎水性の防藻剤や防黴剤
を塗布する方法や疎水性の防藻剤・防黴剤が配合された
塗料を塗布する方法が容易かつ効果的である。親水性の
防藻剤や防黴剤を用いると、降雨に防藻剤や防黴剤が容
易に洗い流されるからである。なお、吸水材料の場合に
は、防水塗料を施して材料が吸水されないようにするだ
けでも効果的であり、防藻処理や防黴処理を施したこと
になる。
【0037】防藻処理や防黴処理を施すにあたって用い
る防藻剤や防黴剤としては、例えば、ピリジン系、イミ
ダゾール系、チアゾール系、ハロアルキルチオ系、ヨー
ド系、ハロゲン系、トリアジン系、ジンクピリチオン
系、リン系、尿素系、イソチアゾロン系等の防藻剤・防
黴剤が挙げられるが、耐候性、長期持続性及び防藻・防
黴効果の面から、ピリジン系、トリアジン系、ジンクピ
リチオン系のものが好ましい。
【0038】請求項4記載の発明では、合成樹脂エマル
ジョンとしては、アクリル系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、
オレフィン系樹脂、ウレタン系樹脂、エポキシ系樹脂、
塩化ビニル系樹脂等の単独重合体又は共重合体が挙げら
れるが、耐アルカリ性のアクリル系樹脂が特に好適であ
ある。また、充填材としては、ガラスビーズ、ガラスチ
ップ、樹脂ビーズ等が挙げられる。なお、固形物の吸水
率が5%以下である限り、炭酸カルシウム、クレー、タ
ルク、マイカ、硫酸バリウム、カオリン、アスベスト等
の充填剤や珪砂、寒水砂、軽石等の細骨材の併用が可能
である。
【0039】(作用)先ず、請求項1記載の発明では、
外壁材の表面に易揮発性液体を塗布する。すると、表面
にクラック等の欠陥のある外壁材では、易揮発性液体が
表面に付着すると同時に、クラック等の欠陥の中にも浸
入する。
【0040】次に、その後、易揮発性液体を揮発させな
がら、この外壁材の表面温度を赤外線カメラで測定す
る。そして、部分的に温度差が生じるのでより長い間、
温度の低い状態にある部分を外壁材の欠陥箇所として判
定する。つまり、易揮発性液体を塗布後、外壁材の表面
に付着している易揮発性液体が蒸発するが、この易揮発
性液体が蒸発している間は、易揮発性液体の蒸発の潜熱
によって、外壁材の表面温度が低く、表面に付着してい
る易揮発性液体の蒸発が終了した後に、上昇する。
【0041】この際、クラック等の欠陥に浸入している
易揮発性液体は、量が多いことと、欠陥の中であるの
で、易揮発性液体の蒸発の終了が他の部分より遅れる。
即ち、欠陥のない部分の外壁材の表面温度と、欠陥箇所
の外壁材の表面温度との間に温度差が生ずる。その結
果、長い間、温度の低い状態にある部分を欠陥箇所とし
て判定することができるのである。
【0042】なお、この発明の欠陥の探査方法を従来の
特開昭57−171251号公報や特開平8−1459
23号公報に記載されている欠陥の探査方法と比較する
と、タイルやモルタル等の壁面仕上材の剥離を探査する
従来の外壁の欠陥の探査方法では、昇温の速度が速い部
分が欠陥箇所であると判定されているが、この発明で
は、昇温の速度の遅い箇所が欠陥箇所と判定され、全く
異なるのである。
【0043】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
外壁材の欠陥の探査方法で外壁材の欠陥箇所を探査した
後に、この欠陥箇所を防水処理するので、クラック等の
欠陥の中に浸入した水が引き起こす種々な問題がなくな
る。即ち、クラック等の欠陥を通して屋内に雨水等の水
が浸入しなくなるし、クラック等の欠陥の中にある水が
凍って凍害が発生しなく、クラック等の欠陥が外壁材の
一方から他方まで成長せず、外壁材が建物の躯体から落
下しない。また、セメントを主成分とする外壁材の場合
には、クラック等の欠陥からアルカリ成分(エフロ)が
表面に析出せず、外観が悪くならない。
【0044】請求項3記載の発明では、外壁材の表面に
易揮発性液体を塗布した後、易揮発性液体を揮発させな
がら、この外壁材の表面温度を赤外線カメラで測定し
て、そして、部分的に温度差が生じるのでより長い間、
温度の低い状態にある部分は水分が残存し易くて藻、黴
等の生物汚染が発生し易い箇所であるので、防藻剤や防
黴剤を塗布する等して、藻、黴等の生物汚染の発生を無
くすことができる。
【0045】また請求項4の発明では、合成樹脂エマル
ジョン10〜40重量%と充填材30〜80重量%を主
成分とし、固形物の吸水率が5%以下であって吸水率が
低く、この塗料でスタッコ状模様等の立体模様を形成し
た外壁材は、雨水等が浸透し難く、表面乾き性が良好で
あるので、藻や黴が発生し難い。
【0046】
【発明の実施の形態】次に、この発明の実施の形態を実
施例で説明する。図1及び図2はこの発明の一実施例を
示すもので、図1は欠陥部分を探査している状態を示す
斜視図、図2は欠陥のある外壁材を示す正面図である。
【0047】図1及び図2において、1は、建物躯体に
取り付けて15年経過したものを取り外した外壁パネル
であり、この外壁パネル1は、寸法3m×1m、厚さ1
2mmの外壁材1aの裏面に金属製四角筒状のフレーム
1bを取り付けたものである。外壁材1aは硬質木片セ
メント板である基材の表面に塗料を塗布したものであ
る。なお、この外壁材1aの表面には、図2に示すよう
に、5個のクラック11、12、13、14、15と、
2個の塗膜剥離16、17と、2個の塗膜磨耗18、1
9が存在するが、目視ではクラック11と塗膜磨耗18
は殆ど見つけることができず、クラック12と塗膜剥離
16と塗膜磨耗19は見つけ難い欠陥である。
【0048】2は、新しい外壁パネルであり、この外壁
パネル2は、外壁パネル1と同様に、寸法3m×1m、
厚さ12mmの外壁材2aの裏面に金属製四角筒状のフ
レーム2bを取り付けたものである。外壁材2aは硬質
木片セメント板である基材の表面に塗料を塗布したもの
である。この外壁パネル2には、欠陥が全くない。3
は、NEC社製の赤外線カメラ(商品名:TH3100
MR)であり、この赤外線カメラ3で撮影した結果をコ
ンピュ−タ5で処理し、表示装置4に表示する。
【0049】6は南向きの壁であり、図1に示すよう
に、この壁6に外壁パネル1や外壁パネル2を立て掛け
て欠陥の探査を行うものである。7はスプレーノズルで
あり、このスプレーノズル7は図示しないホースで水道
の蛇口に連結されていて、水道の水栓を緩めると、スプ
レーノズル7の先端から水道水71が吹き出るようにな
っている。
【0050】次に、外壁材の欠陥の探査方法について説
明する。気温30℃、湿度65%、曇りときどき晴れの
日に、外壁パネル1と外壁パネル2を、図1に示すよう
に、立て掛け、両方の外壁パネル1、2の表面にそれぞ
れスプレーノズル7から20℃の水道水71を、1枚あ
たり、8リットル/分の速度で2分間吹き付けて散水し
た。
【0051】その後、2枚の外壁パネル1、2の外壁材
1a、2aの表面を赤外線カメラ3で撮影し、この結果
を表示装置4で観察する。すると、外壁パネル2では、
外壁材2aの表面に付着した水道水71が蒸発した後、
外壁材2aの表面全体が略同じ速度で温度が外気の温度
(略30℃)近傍までに上昇したが、外壁パネル1で
は、外壁材1aの表面に付着した水道水71が蒸発した
後に、外壁材1a表面に、9個(11、12、13、1
4、15、16、17、18、19)の温度の上昇の遅
い箇所が存在した。従って、この温度の上昇の遅い箇所
を欠陥箇所と判定した。
【0052】これは、外壁材1aの表面に付着している
水道水71が蒸発し、この水道水71が蒸発している間
は、水道水71の蒸発の潜熱によって、外壁材の表面温
度が殆ど上昇せず、表面に付着している水道水71の蒸
発が終了した後に、外気の温度(略30℃)近傍まで上
昇するが、この際、外壁材1aのクラック等の欠陥(1
1〜19)に浸入している水道水71は、量が多いこと
と、欠陥(11〜19)の中であるので、水道水71の
蒸発の終了が他の部分より遅れ、欠陥のない部分の外壁
材の表面温度と欠陥箇所の外壁材の表面温度との間に差
が生じたのである。
【0053】この欠陥箇所を目視によって詳細に調べて
欠陥の種類と欠陥の大きさを測定した。次に、この外壁
パネル1を外壁材1aを上にして水平に置き、9個の判
定箇所にロートを立て、JIS K 5400の8.1
6に準拠したロート透水試験を実施し、24時間の透水
量を測定した。この9個の欠陥の種類と欠陥箇所の大き
さと温度の上昇速度の遅れ(温度差の時間)と透水量を
表1に示す。
【0054】次に、この外壁材の欠陥の補修方法につい
て説明する。9個の欠陥(11〜19)箇所と、この欠
陥(11〜19)箇所の周囲の外壁材の表面に水道水を
掛けながら外壁材の表面をたわしでこすって洗浄し、2
時間自然乾燥する。次に、2液性パテであるエポキシ樹
脂系パテ(主剤/硬化剤=1/1)を欠陥箇所に塗布
し、パテ箆で平滑にして外観を他の部分とほぼ同じにす
る。
【0055】次に、指触で、エポキシ樹脂系パテの硬化
を確認した後、このパテの上にアクリル樹脂系塗料を刷
毛で塗布し、3時間以上自然乾燥する。その後、3日間
養生した後に、上記ロート透水試験を実施し、24時間
の透水量を測定した。この結果を表1に示す。
【0056】
【表1】
【0057】この表1から判るように、上記外壁材の欠
陥の探査方法では、目視で簡単に判る外壁材1の欠陥
(13、14、15、17)は勿論のこと、目視で判ら
ないような欠陥(11、18)や判り難い外壁材1の欠
陥(12、16、19)も簡単に、且つ、確実に判る
し、上記外壁材の補修方法で、簡単に補修することがで
きる。従って、クラック等の欠陥箇所から屋内に雨水等
の水が浸入しなくなり、クラック等の欠陥箇所の成長が
なくなるし、外壁材が建物の躯体から落下しなくなる。
また、クラック等の欠陥箇所からアルカリ成分(エフ
ロ)を表面に析出することがなく、外観が悪くならな
い。
【0058】なお、この実施例では、この探査方法が適
正であることを示すために、古い外壁パネル1と新しい
外壁パネル2を並べて同時に評価したが、この発明はこ
れに限定されない。例えば、新しい外壁材を検査すると
きには新しい外壁材のみでもよいし、建物の躯体に取り
付けられたままで古い外壁材の欠陥を探査してもよい。
また、改築したり解体した建物から取り外した外壁材の
欠陥を探査して欠陥が無い場合には、そのまま他の建物
に利用してもよいし、欠陥があれば、この欠陥を補修し
て他の建物に利用してもよい。
【0059】次に、請求項3記載の発明の実施の形態を
説明する。 (1)種類別外壁材の生物汚染発生の難易度試験 木片セメント板の表面が平坦な平板、木片セメント板の
表面がスッタコ柄、木片セメント板の表面がリシン柄及
び木材の4種の外壁材をそれぞれ寸法1m×1mに裁断
して試験片とし、この試験片を北向きに略垂直に立てか
け、NEC社製の赤外線カメラ(商品名:TH3100
MR)にて上記4種の試験片の表面温度を計測した。
【0060】続いて、各試験片の表面に易揮発性液体と
して水を一定量散布し、水が蒸発した30分後に上記の
赤外線カメラにて各試験片の表面温度を計測し、水散布
前の各試験片の表面温度との温度差を求めた。
【0061】次に、試験片に藻類・真菌類を短時間で発
生させるため、栄養液(燐酸水素アンモニウム水溶液5
ppm)を2回/日噴霧する促進試験を1年間継続し、
藻発生状況について観察した。これらの結果を表2に示
す。
【0062】
【表2】
【0063】表2から、水が蒸発した30分後に上記の
赤外線カメラにて各試験片の表面温度が低い部分の表面
温度を計測した。この温度が水散布前の試験片の表面温
度より大きいほど、藻、黴等の生物汚染が発生し易いこ
とが分かる。
【0064】(2)請求項3記載の発明の実施例 築3年経過した建物において、降雨前後の外壁材と基礎
の表面温度をNEC社製の赤外線カメラ(商品名:TH
3100MR)にて計測し、部分的に温度差の生じてい
る外壁材の表面温度の温度の低い状態にある部分であっ
て、水散布前の試験片の表面温度より温度差が−1.0
℃以上の箇所は、図3に示すように、建物8の北面の外
壁材8aの窓下の3箇所81、82、83と、北面の基
礎8bであった。外壁材8aの窓下81には、防藻剤を
塗布して防藻処理を行い、外壁材8aの窓下82には、
防藻剤配合塗料を塗布して防藻処理を行った。外壁材8
aの窓下83は未処理のままにした。また、基礎8bの
一部84には塗料を塗布して防藻処理を行った。基礎8
bの一部85は未処理のままにした。
【0065】築8年まで、上記の各箇所の藻類等の発生
状況の状態観察を行った。その結果を表2に示す。
【0066】
【表3】
【0067】表3から明らかなように、部分的に温度差
の生じている外壁材の表面温度の温度の低い状態にある
箇所は、藻、黴等の生物汚染が発生し易いことが分か
り、その箇所を防藻処理すると、藻、黴等の生物汚染の
発生を抑えることが分かる。
【0068】次に、請求項4記載の発明の実施の形態を
説明する。表4に示すとおりの配合1〜配合3(配合
1、2は実施例、配合3は比較例)の外壁材表面仕上用
塗料を調製した。各外壁材表面仕上用塗料の吸水率は、
JIS A110(粗骨材の吸水率試験方法)に準拠し
て測定したところ、配合1は1.2%、配合2は0.9
%、配合3(比較例)は10.5%であった。
【0069】
【表4】
【0070】上記外壁材表面仕上用塗料を、表5に示す
とおり各種の外壁材の下地に塗装してスタッコ状模様を
形成し、それぞれに仕上げ塗装のアクリル塗装(膜厚4
0μm)を施したものと施さないものの試験片を作成し
て、表面保水量を測定し、藻の発生時期を求めた。これ
らの結果を表2に示す。なお、表中イ〜ニは実施例であ
り、ホ及びヘは比較例である。
【0071】
【表5】
【0072】表面保水量については、各試験片に水をス
プレー噴霧後(200ミリリットル/分)、1時間自然
乾燥(20℃、50%Rh)し、水噴霧後の試験片重量
と1時間自然乾燥後の試験片重量との差を表面保水量
(g/m2 )とした。また、藻の発生時期については、
各試験片に、藻類・真菌類を短時間で発生させるため、
栄養水(燐酸水素アンモニウム水溶液5ppm)を2回
/日(5分間)噴霧し、暴露を1年間継続し、藻の発生
状況を観察し、藻の発生した時期を記録した。
【0073】表5に示すとおり、外壁材表面仕上用塗料
の吸水率が低い試験片程、藻の発生時期が遅れ、さらに
仕上げ塗装を施せばより一層藻の発生時期が遅れ、この
発明の外壁材表面仕上用塗料を塗装した外壁材は、雨水
等が浸透し難く、表面乾き性が良好であって藻や黴が発
生し難いことが分かる。
【0074】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、外壁材の表面に
易揮発性液体を塗布した後、易揮発性液体を揮発させな
がら、この外壁材の表面温度を赤外線カメラで測定し
て、長い間、温度の低い状態にある部分を欠陥箇所とし
て判定するから、欠陥のない部分の表面温度と欠陥箇所
の表面温度との差によって欠陥箇所を簡単に、且つ、確
実に探査することができる。
【0075】請求項2記載の発明は、請求項1記載の外
壁材の欠陥部分の探査方法で外壁材の欠陥箇所を探査し
た後に、この欠陥箇所を防水処理するから、クラック等
の欠陥箇所に雨水等の水が浸入しなくなるし、クラック
等の欠陥箇所の成長がなくなり、外壁材が建物の躯体か
ら落下しなくなる。また、セメントを主成分とする外壁
材の場合には、このクラック等の欠陥箇所からアルカリ
成分(エフロ)を表面に析出することがなく、外観が悪
くならない。
【0076】請求項3記載の発明では、外壁材の表面に
易揮発性液体を塗布した後、易揮発性液体を揮発させな
がら、この外壁材の表面温度を赤外線カメラで測定し
て、部分的に温度差の生じている前記外壁材の表面温度
の温度の低い状態にある部分は、水分が残存し易くて
藻、黴等の生物汚染が発生し易い箇所であるので、防藻
剤や防黴剤等を塗布する等して、藻、黴等の生物汚染の
発生を無くすことができる。
【0077】また請求項4の発明では、合成樹脂エマル
ジョン10〜40重量%と充填材30〜80重量%を主
成分とし、固形物の吸水率が5%以下であって吸水率が
低く、この塗料でスタッコ状模様等の立体模様を形成し
た外壁材は、雨水等が浸透し難く、表面乾き性が良好で
あるので、藻や黴が発生し難い。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示すもので、欠陥部分を
探査している状態を示す斜視図である。
【図2】欠陥のある外壁材の欠陥を示す正面図である。
【図3】建物北面の外壁材の防藻処理箇所等を示す正面
図である。
【符号の説明】
1 外壁パネル 1a 外壁材 11〜19 欠陥箇所 2 外壁パネル 2a 外壁材 3 赤外線カメラ 71 水道水 8 建物 8a 外壁材 8b 基礎

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外壁材の表面に易揮発性液体を塗布した
    後、易揮発性液体を揮発させながら、この外壁材の表面
    温度を赤外線カメラで測定して、部分的に温度差の生じ
    ている前記外壁材の表面温度の温度の低い状態にある部
    分を外壁材の欠陥箇所として判定することを特徴とする
    外壁材の欠陥の探査方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の外壁材の欠陥の探査方法
    で外壁材の欠陥箇所を探査した後に、この欠陥箇所を防
    水処理することを特徴とする外壁材の補修方法。
  3. 【請求項3】 外壁材の表面に易揮発性液体を塗布した
    後、易揮発性液体を揮発させながら、この外壁材の表面
    温度を赤外線カメラで測定して、部分的に温度差の生じ
    ている前記外壁材の表面温度の温度の低い状態にある部
    分を藻、黴等の生物汚染が発生し易い箇所として判定
    し、この生物汚染が発生し易い箇所を防藻処理又は防黴
    処理することを特徴とする外壁材の補修方法。
  4. 【請求項4】 合成樹脂エマルジョン10〜40重量%
    と充填材30〜80重量%を主成分とし、固形物の吸水
    率が5%以下であることを特徴とする外壁材表面仕上用
    塗料。
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