JP2002257492A - 復水器の組立方法 - Google Patents

復水器の組立方法

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JP2002257492A JP2001052374A JP2001052374A JP2002257492A JP 2002257492 A JP2002257492 A JP 2002257492A JP 2001052374 A JP2001052374 A JP 2001052374A JP 2001052374 A JP2001052374 A JP 2001052374A JP 2002257492 A JP2002257492 A JP 2002257492A
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Hideo Matsui
秀夫 松井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】輸送部品を軽量・小形化して輸送上の寸法制限
内に収め、発電所内での組立て作業をより一層簡素化さ
せた復水器の組立方法を提供する。 【解決手段】本発明に係る復水器の組立方法は、伝熱管
27を群として入口側管板24、出口側管板25、支え
板29で支持させた管束31を工場内で複数の小管束3
1a,31bに分割作製し、分割作製した複数の小管束
31a,31bを発電所に搬入後、本体胴部18内に組
立て収容する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば発電プラン
トに適用する復水器に係り、特に、輸送上、軽量、小形
化し、発電所搬入後、組立を容易化した復水器の組立方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、発電プラントに適用する復水器
は、蒸気タービンで膨張仕事を終えたタービン排気を熱
交換して凝縮させ、凝縮後の復水を再生してボイラ等の
蒸気発生器に戻すもので、この構成として図12および
図13に示すものがある。
【0003】復水器は、蒸気タービン1に接続する接続
胴体部2と、接続胴体部2に連通する本体胴部3とを備
えた構成になっている。
【0004】接続胴体部2は、蒸気タービン1からのタ
ービン排気の圧力を回復させ、その流れに偏流を発生さ
せないように、流れ方向に向って拡開通路4を形成して
いる。
【0005】一方、本体胴部3は、両側に設けた入口水
室5と出口水室6とを区画するとともに、複数の伝熱管
9を支持する入口側管板7と出口側管板8とを備えてい
る。
【0006】また、本体胴部3は、複数の伝熱管9の中
間部分を適正なピッチで配置した複数の支え板10で支
持させ、支え板10で支持させた伝熱管9のうち、群と
して一つにまとめて取り扱う管束11を収容するととも
に、底部に凝縮後の復水を溜めるホットウェル12を備
えている。
【0007】このような構成を備えた復水器は、蒸気タ
ービン1からのタービン排気を接続胴体部2で圧力損失
を回復させた後、本体胴部4に収容する管束11と熱交
換させ、凝縮後、復水としてホットウェル12に溜めて
いる。なお、復水器は、群として管束11を構成する伝
熱管9の一つ一つに冷却水、例えば海水を入口水室5か
ら入口側管板7を介して供給させている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図12およ
び図13に示した従来の復水器は、蒸気タービン1から
のタービン排気が毎時、数百トンと膨大な流量であるこ
とも手伝って本体胴部3の寸法も縦、横、高さがそれぞ
れ10mを超える超重量物の熱交換器になっている。
【0009】特に、原子力発電所に適用する復水器は、
上述の超重量物に加えて被曝防止策上、設置場所や搬入
通路等をコンクリートの壁や柱で囲い、そのコンクリー
ト内に配管、バルブ、ケーブル等の付帯物を縦横に設置
しているので、火力発電に較べて付帯物がより一層多
く、複雑になっている。
【0010】このように、付帯物の増加に伴って超重量
化してくると、例えば管束11を例に採っただけでも、
重量が約70トンにも及び、その寸法も幅3m、高さ6
m、長さ14mを超えるものも出現しており、輸送時の
運搬寸法・重量の制限も手伝って、製作工場から発電所
への搬入輸送が難しくなってきている。
【0011】このため、最近では、製作工場内の作業時
間をより一層少なくし、発電所に搬入した部品を直接組
立てる方法が行われるようになってきた。
【0012】このような方法を用いると、工場から発電
所内への輸送や発電所内の運搬の際の寸法制限を受ける
ことはなくなったものの、発電所には入口側および出口
側管板7,8、支え板10、伝熱管9等が単品部品とし
てばらばらの状態で数多く集められることとなる。
【0013】このため、復水器は、組立てを行う際、組
立て工数が膨大になり、これに伴って工期が長くなる等
の不都合・不具合が生じていた。
【0014】また、原子力発電プラントの場合、既設の
発電プラントを通って新設の発電プラントに入口側およ
び出口側管板7,8や伝熱管9等の単品部品を搬送する
際、配管やケーブル等を埋設する道路の養生をしなけれ
ばならず、作業者の手間をより多く要していた。
【0015】本発明は、このような事情に対処してなさ
れたものであり、輸送部品を軽量・小形化して輸送上の
寸法制限内に収め、かつ発電所内での組立て作業をより
一層簡素化させた復水器の組立方法を提供することを目
的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明に係る復水器の組
立方法は、上述の目的を達成するために、請求項1に記
載したように、伝熱管を群として管板、支え板で支持さ
せた複数の小管束を作製し、前記小管束を発電所に搬入
後、復水器の本体胴部内に組立て収容する方法である。
【0017】また、本発明に係る復水器の組立方法は、
上述の目的を達成するために、請求項2に記載したよう
に、小管束は、復水器の本体胴部内に直列もしくは並列
に組立てられる方法である。
【0018】また、本発明に係る復水器の組立方法は、
上述の目的を達成するために、請求項3に記載したよう
に、小管束には、作製時に補強部材が取り付けられ、前
記小管束は復水器の本体胴部内に前記補強部材を利用し
て組立てられる方法である。
【0019】また、本発明に係る復水器の組立方法は、
上述の目的を達成するために、請求項4に記載したよう
に、小管束の管板は、母材とクラッド材の2層からな
り、前記小管束は前記母材側の突合せ溶接と前記クラッ
ド材側の前記クラッド材による肉盛溶接によって組立方
法である。
【0020】また、本発明に係る復水器の組立方法は、
上述の目的を達成するために、請求項5に記載したよう
に、小管束の管板は、母材とクラッド材の2層からな
り、前記小管束は前記管板の前記母材側の突合せ溶接に
よって組立てられ、前記溶接部のクラッド材側に耐海水
絶縁材を被覆する方法である。
【0021】また、本発明に係る復水器の組立方法は、
上述の目的を達成するために、請求項6に記載したよう
に、小管束は、モジュール化して工場で作製するととも
に、前記小管束に取り付ける小水室をモジュール化して
作製し、前記小管束および前記小水室を発電所に搬入し
て復水器の本体胴部に組立て収容する方法である。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る復水器の組立
方法の実施形態を図面および図面に付した符号を引用し
て説明する。
【0023】本発明に係る復水器の組立方法の説明に先
立ち、先ず最初に復水器の構造を説明する。
【0024】図1は、本発明に適用される復水器を示す
一部断面した側面図であり、図2は、図1のB−B矢視
方向から切断した一部断面を示す正面図である。
【0025】本実施形態に係る復水器は、タービン排気
室15に接続する連絡胴16を備えた接続胴体部17と
接続胴体部17に連通する本体胴部18とを備えた構成
になっている。
【0026】接続胴体部17は、タービン排気室15か
らのタービン排気の圧力を回復させ、その流れに偏流を
発生させないように、流れ方向に向って拡開通路19を
形成するとともに、鋼板製の胴壁を強度的に補強するス
テー20を備えている。
【0027】また、接続胴体部17は、タービン排気の
流れ方向に交差させて配置した、いわゆるネックヒータ
と称する低圧給水加熱器21を備え、設置面積の有効活
用を図っている。
【0028】一方、本体胴部18は、両側に例えば海水
等の冷却水を給排する入口水室22と出口水室23とを
備えるとともに、入口水室22および出口水室23のそ
れぞれを区分けして第1入口水室22a、第2入口水室
22bおよび第1出口水室23a、第2出口水室23b
を備えている。
【0029】また、本体胴部18は、各入口水室22
a,22bおよび各出口水室23a,23bのそれぞれ
に設けた入口側管板24および出口側管板25で区画し
た中間胴部26を形成し、中間胴部26の管軸方向(タ
ービン排気と交差する方向)に沿って伝熱管27,27
と不凝縮ガス抽出管28とを収容している。
【0030】また、本体胴部18は、伝熱管27,27
と不凝縮ガス抽出管28とを収容している。
【0031】また、本体胴部18は、伝熱管27,27
と不凝縮ガス抽出管28とのそれぞれの両端を入口側管
板24および出口側管板25で支持させるとともに、中
間部分を支え板29,29で支持させている。
【0032】さらに、本体胴部18は、図2に示すよう
に、支持板30を設けて胴壁を補強する一方、伝熱管2
7,27を群として一つにまとめた管束31にするとと
もに、管束31を例えば卵形に配置形成させている。
【0033】このような構成を備えた復水器において、
本実施形態に係る復水器の組立方法は、図3(a),
(b)に示すように、伝熱管27,27を群として入口
側管板24、出口側管板25、支え板29で支持させて
一つにまとめた管束31を、輸送や搬入が可能な寸法範
囲に抑えた複数の小管束31a,31bにして予め工場
内で分割・作製するとともに、複数の小管束31a,3
1bを発電所に搬入後、本体胴部18に収容し、組立て
たものである。なお、ここで、管束31および小管束3
1a,31bは、伝熱管27、入口側管板24、出口側
管板25および支え板29を含めて取り扱う。
【0034】小管束31a,31bは、伝熱管27の管
軸方向に沿って分割して作製されている。分割して作製
された小管束31a,31bのそれぞれは、重量にして
約35トン、幅3m、高さ3m、長さ14mの寸法に制
限されている。
【0035】このように、本実施形態は、伝熱管27,
27を群として入口側管板24、出口側管板25、支え
板29で支持させて一つにまとめた管束31を、複数の
小管束31a,31bにして予め工場内で分割・作製
し、分割・作製後の小管束31a,31bを発電所に搬
入後、本体胴部18に収容して組立てるので、作業者の
労力を従来に較べて軽減させて組立工期を短くすること
ができる。特に、原子力発電所の場合、小管束31a,
31bは、従来に較べて小型化、軽量化しているので、
搬入の際、既設プラントの配管、ケーブル等に干渉して
損傷を与えない点で有効である。
【0036】なお、本実施形態は、管束31を伝熱管2
7の管軸方向に沿って小管束31a,31bに予め分割
・作製しているが、この例に限らず、例えば図4
(a),(b)に示すように、タービン排気の流れ方向
に沿って複数の小管束31a,31bを予め分割・作製
してもよい。この場合、小管束31a,31bの中間部
分は、中間水室32になるが、それでも伝熱管27が短
くなるので、本体胴部18への搬入が容易になる。
【0037】図5(a),(b)は、本発明に係る復水
器の組立方法の第2実施形態を説明するために用いた概
念図である。
【0038】本実施形態は、伝熱管27,27を群とし
て入口側管板24、出口側管板25、支え板29で支持
させて一つにまとめた管束31を、複数の小管束31
a,31bにして予め工場内で分割・作製するととも
に、工場内で分割・作製した小管束31a,31bの全
域に補強部材33を渡して固定し、発電所に搬入後、そ
のまま本体胴部18に収容し、組立てたものである。
【0039】このように、本実施形態は、管束31を複
数の小管束31a,31bに予め工場内で分割・作製
し、分割・作製した小管束31a,31bの全域に補強
部材33を渡して固定し、発電所に搬入後、そのまま本
体胴部18に収容し、組立てるので、管束31の軽量化
と相俟って作業者の労力を従来に較べて軽減させて組立
て工期を短くすることができる。
【0040】図6は、本発明に係る復水器の組立方法の
第3実施形態を説明するために用いた概念図である。
【0041】本実施形態は、伝熱管27,27を群とし
て管板34a,34bで支持させて一つにまとめた管束
31を、複数の小管束31a,31bにして予め工場内
で分割・作製するとともに、工場内で分割・作製した小
管束31a,31bを発電所に搬入後、本体胴部18に
収容する際、管板34a,34bを互いに溶接接続させ
たものである。
【0042】管板34a,34bは、例えば黄銅等の母
材35a,35bに、例えばステンレス鋼等のクラッド
材36a,36bを被覆させたクラッド鋼37が使用さ
れている。
【0043】クラッド鋼37製の管板34a,34bを
互いに溶接接続させた場合、本実施形態は、先ず、母材
35a,35bの開先部38に母材35a,35bの同
質の溶接棒を用いて突合せ溶接部39を形成する。
【0044】母材35a,35bの開先部38に突合せ
溶接部39が形成されると、本実施形態は、クラッド材
36a,36bの開先部38にクラッド材36a,36
bの材質と同質の溶接棒を用いて肉盛り溶接部40を形
成する。
【0045】このように、本実施形態は、クラッド鋼3
7製の管板34a,34bを互いに溶接接続させる際、
母材35a,35bの開先部38に母材35a,35b
の材質と同質の溶接棒を用いて突合せ溶接部39を形成
するとともに、クラッド材36a,36bの開先部38
にクラッド材36a,36bの材質と同質の溶接棒を用
いて肉盛り溶接部40を形成するので、海水等の冷却水
から受ける侵食に対し、充分に対処することができる。
【0046】なお、本実施形態は、クラッド鋼37製の
管板34a,34bを互いに溶接接続させる際、クラッ
ド材36a,36bの開先部38にクラッド材36a,
36bの材質と同質の溶接棒を用いて肉盛り溶接部40
を形成しているが、この例に限らず、例えば、図7に示
すように、クラッド材36a,36bの開先部38に耐
海水性絶縁材41を被覆してもよい。溶接に適さないク
ラッド材を用いている場合、効果的である。
【0047】さらに、クラッド鋼37製の管板34a,
34bを互いに溶接接続させる際、例えば図8に示すよ
うに、母材35a,35bに設けた突部と凹部とからな
る嵌合部42で接続して溶接部43a,43bを形成さ
せてもよい。
【0048】図9は、本発明に係る復水器の組立方法の
第4実施形態を説明するために用いた概念図である。
【0049】本実施形態は、伝熱管27,27を群とし
て管板34a,34bで支持させて一つにまとめた管束
31を、複数の小管束31a,31bを発電所に搬入
後、本体胴部18に収容する際、支え板44a,44b
を互いに接続させたものである。
【0050】支え板44a,44bのそれぞれは、伝熱
管27,27を群として一つにまとめた小管束31a,
31bのそれぞれを支持する場合、工場で組立てられ
る。その際、支え板44a,44bのうち、いずれか一
方に当て板45が溶接固定される。
【0051】小管束31a,31bのそれぞれを支持し
た支え板44a,44bのそれぞれが発電所に搬入され
た後、本体胴部18に収容させる際、一方の支え板44
bに設けた当て板45に、他方の支え板44aを当接さ
せた後、ボルト・ナット46で固定させる。
【0052】このように、本実施形態は、小管束31
a,31bのそれぞれを支持した支え板44a,44b
のそれぞれを互いに接続させる際、一方の支え板44b
に設けた当て板45に他方の支え板44aを当接させて
ボルト・ナット46で固定するので、組立作業を容易に
行うことができる。
【0053】なお、本実施形態は、支え板44a,44
bのうち、いずれか一方の支え板44bに当て板45を
溶接固定し、本体胴部18内での組立ての際、他方の支
え板44aを当て板45に当接させてボルト・ナット4
6で固定しているが、この例に限らず、例えば、図10
に示すように、一方の支え板44bと他方の支え板44
aとを当接後、両側から当て板45a,45bで溶接固
定してもよい。
【0054】図11は、本発明に係る復水器の組立方法
の第5実施形態を説明するために用いた概念図である。
【0055】本実施形態は、伝熱管27,27を群とし
て入口側管板24、出口側管板25、支え板29で支持
させて一つにまとめた管束31を、複数の小管束31
a,31bとし、各小管束31a,31bの全域に補強
部材33を渡して固定する管束構造体47a,47b
を、発電所内で溶接作業を行わないで済むように、いわ
ゆるモジュール化をして工場内でロット生産するととも
に、入口側小水室48a,48bおよび出口側小水室4
9a,49bも工場内でロット生産するものである。そ
して、発電所内で組立て作業や溶接作業も行わないです
むようにモジュール化した管束構造体47a,47b
は、入口側小水室48a,48bおよび出口側小水室4
9a,49bとともに発電所に搬入後、本体胴部18内
で組立て収容される。
【0056】ここで、この組立てにあたっては、ボルト
接続などの溶接によらない接続方法を用いる。また、接
続部には図示しないシールリングなどを挟むことで、接
続部からの水漏れも生じないようにすることができる。
【0057】このように、本実施形態は、管束構造体4
7a,47bをモジュール化して本体胴部18に組立て
収容するので、組立作業員の労力を軽減することがで
き、従来に較べて組立て工期をより一層短くすることが
できる。
【0058】また、管束の交換などの際も、モジュール
化した管束構造体47a,47bが溶接によらずに組立
てられているので、比較的簡単に作業が進行でき、工期
の短縮が図れる。
【0059】
【発明の効果】以上の説明のとおり、本発明に係る復水
器の組立方法は、伝熱管を群として管板や支え板で支持
させた管束を、予め工場内で小管束として分割・作製
し、分割・作製した小管束を発電所へ搬入後、復水器の
本体胴部内で組立てるので、組立作業を従来に較べてよ
り一層簡素化することができ、組立作業工期を従来に較
べてより一層短くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に適用される復水器を示す一部断面した
側面図。
【図2】図1のB−B矢視方向から切断して見た一部断
面を示す正面図。
【図3】本発明に係る復水器に適用する管束を説明する
ために用いた概念図であり、(a)は正面図、(b)は
(a)のC−C矢視方向から見た側面図。
【図4】本発明に係る復水器に適用する管束の変形例を
説明するために用いた概念図であり、(a)は正面図、
(b)は(a)のD−D矢視方向から見た側面図。
【図5】本発明に係る復水器の組立方法の第2実施形態
を説明するために用いた概念図であり、(a)は正面
図、(b)は(a)のE−E矢視方向から見た側面図。
【図6】本発明に係る復水器の組立方法の第3実施形態
を説明するために用いた概念図。
【図7】本発明に係る復水器の組立方法の第3実施形態
における第1変形例を説明するために用いた概念図。
【図8】本発明に係る復水器の組立方法の第3実施形態
における第2変形例を説明するために用いた概念図。
【図9】本発明に係る復水器の組立方法の第4実施形態
を説明するために用いた概念図。
【図10】本発明に係る復水器の組立方法の第4実施形
態における第1変形例を説明するために用いた概念図。
【図11】本発明に係る復水器の組立方法の第5実施形
態を説明するために用いた概念図。
【図12】従来の復水器を示す側面図。
【図13】図12のA−A矢視方向から見た正面図。
【符号の説明】
1 蒸気タービン 2 接続胴体部 3 本体胴部 4 拡開通路 5 入口水室 6 出口水室 7 入口側管板 8 出口側管板 9 伝熱管 10 支え板 11 管束 12 ホットウェル 15 タービン排気室 16 連絡胴 17 接続胴体部 18 本体胴部 19 拡開通路 20 ステー 21 低圧給水加熱器 22 入口水室 22a 第1入口水室 22b 第2入口水室 23 出口水室 23a 第1出口水室 23b 第2出口水室 24 入口側管板 25 出口側管板 26 中間胴部 27 伝熱管 28 不凝縮ガス抽出管 29 支え板 30 支持板 31 管束 31a,31b 小管束 32 中間水室 33 補強部材 34a,34b 管板 35a,35b 母材 36a,36b クラッド材 37 クラッド鋼 38 開先部 39 突合せ溶接部 40 肉盛り溶接部 41 耐海水性絶縁材 42 嵌合部 43a,43b 溶接部 44a,44b 支え板 45a,45b 当て板 46 ボルト・ナット 47a,47b 管束構造体 48a,48b 入口側小水室 49a,49b 出口側小水室
フロントページの続き (72)発明者 桜田 繁 神奈川県横浜市鶴見区末広町二丁目4番地 株式会社東芝京浜事業所内 (72)発明者 尾関 敏明 神奈川県横浜市鶴見区末広町二丁目4番地 株式会社東芝京浜事業所内 (72)発明者 松井 秀夫 神奈川県横浜市鶴見区末広町二丁目4番地 株式会社東芝京浜事業所内 (72)発明者 高橋 米喜 神奈川県川崎市幸区堀川町66番2 東芝エ ンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 3L065 AA27

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伝熱管を群として管板、支え板で支持さ
    せた複数の小管束を作製し、前記小管束を発電所に搬入
    後、復水器の本体胴部内に組立て収容することを特徴と
    する復水器の組立方法。
  2. 【請求項2】 小管束は、復水器の本体胴部内に直列も
    しくは並列に組立てられることを特徴とする請求項1記
    載の復水器の組立方法。
  3. 【請求項3】 小管束には、作製時に補強部材が取り付
    けられ、前記小管束は復水器の本体胴部内に前記補強部
    材を利用して組立てられることを特徴とする請求項1ま
    たは2記載の復水器の組立方法。
  4. 【請求項4】 小管束の管板は、母材とクラッド材の2
    層からなり、前記小管束は前記母材側の突合せ溶接と前
    記クラッド材側の前記クラッド材による肉盛溶接によっ
    て組立てられることを特徴とする請求項1〜3のいずれ
    かに記載の復水器の組立方法。
  5. 【請求項5】 小管束の管板は、母材とクラッド材の2
    層からなり、前記小管束は前記管板の前記母材側の突合
    せ溶接によって組立てられ、前記溶接部のクラッド材側
    に耐海水絶縁材を被覆することを特徴とする請求項1〜
    3のいずれかに記載の復水器の組立方法。
  6. 【請求項6】 小管束は、モジュール化して工場で作製
    するとともに、前記小管束に取り付ける小水室をモジュ
    ール化して作製し、前記小管束および前記小水室を発電
    所に搬入して復水器の本体胴部に組立て収容することを
    特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の復水器の組
    立方法。
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