JP2002257276A - 管継手及びこれに用いる環状シールリング - Google Patents
管継手及びこれに用いる環状シールリングInfo
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Abstract
の発生を未然に回避できる管継手及びこれに用いる環状
シールリングを提供せんとする。 【解決手段】 第1排気管52の開口端部2aの内周面
側に、部分円錐テーパー形状の内周シール面10を有す
る環状シールリング1が設けられ、且つ、第2排気管5
3の開口端部3aの外周面側に、前記環状シールリング
1に対面させて部分凸球面状の外周シール座30が設け
られ、前記両排気管52、53にわたって内周シール面
10を外周シール座30に摺動自在に圧接させる圧接手
段4が設けられた管継手Aにおいて、前記内周シール面
10に、全周にわたって周方向に延びる凹溝11を複数
設けた。
Description
変位可能に且つ気密状に接続する管継手及びこれに用い
る環状シールリングに関する。
ンの振動や走行時における路面からの振動に起因する車
体とエンジンとの相対移動等を吸収するため、排気マニ
ホールドの集合管と排気管との接続部や排気管同士の接
続部に、気密状態を維持しつつ相対角変位可能に接続す
る管継手が設けられている。
ように、自動車のエンジンに設けられる排気マニホール
ドの集合管150下流側端部に形成された一体フランジ
150aの内周に、テーパー状のシール座150bを形
成するとともに、前記集合管150に接続される排気管
151の当該接続端部151aの外周に前記シール座1
50bに対応する凸球面100aを有する環状シールリ
ング100を外装し、前記テーパー状のシール座150
bと前記凸球面100aとを両流体導管の連結部に配置
した圧接手段140の押圧下で相対角運動可能に密着摺
動するように構成したものが広く採用されている。
手に用いられる環状シールリングは、例えば膨張黒鉛又
は雲母からなるシート状の耐火材とステンレス等の金属
細線とを重ね合わせ捲回積層した後、所定形状の金型内
で積層面に対し直角方向から強圧することによって、中
央に円筒孔を有する切頭球体状に成形して得られるもの
が主流であるが、上記金属細線の弾性が大きいため、当
該環状シールリングに形成する凸球面の成形精度を充分
に確保することが困難であり、充分な成形精度が確保さ
れていない場合には、当該凸球面の曲率若しくは中心位
置が当初設計許容範囲から逸脱してしまうことから、流
体導管同士の相対角変位がスムーズに行われなくなり、
振動を充分に吸収できず重大な流体漏れの発生原因とな
る。また、図10に示したように、環状シールリング1
00と接続端部151a外周面との間のシール性を確保
して排気漏れを未然に防止するため、前記接続端部15
1aに外装される環状シールリング100はしまりばめ
による強固な圧入嵌合となっており、組み付け作業が煩
雑でコスト上昇の一因となっていた。
862号公報に開示されているように、管継手に用いる
環状シールリングに、開口端側に拡径したテーパー状の
内周シール面を形成し、該内周シール面を他方の流体導
管接続部に設けた部分凸球面状の外周シール座に対面さ
せた管継手を既に考案している。このような管継手によ
れば、金属細線からなる環状シールリングの内周面に形
成したテーパー状のシール面が弾性変形しても、当該シ
ール面に対して摺動する他方の流体導管の部分凸球面状
の外周シール座が変形しないため、前記曲率又は中心位
置の逸脱がなく、シール性並びに両流体導管のスムーズ
な相対角変位が安定維持され、また、内周シール面が円
錐テーパー状の曲面であるため、シール面が球面であっ
た上記図10の環状シールリングに比べて、全体を薄肉
に成形することができ、環状シールリングの製作コスト
を大幅に削減できるのである。
座の曲率及び中心位置が維持されることでスムーズな相
対角変位が維持されるものの、凸球面状の外周シール座
とテーパー状の内周シール面とは互いに線接触する構造
であるため、両者間のシール性を向上させるには一定の
限界が生じていた。また、相対角変位による摺動時の接
触音については、従来からの管継手と同様、環状シール
リングの少なくともシール面に潤滑剤を被覆しておく手
法により低減を図ることが可能であるが、これら被覆さ
れた潤滑剤は摺動に伴って容易に剥れてしまうため、特
に相互のアタリが未だできていない組み付け初期には、
前記接触音の発生を回避できなかった。
り、シール性をより向上させるとともに、接触音の発生
を未然に回避できる管継手及びこれに用いる環状シール
リングを提供せんとするものである。
決のために、第1流体導管と第2流体導管を相対角変位
可能に且つ気密状に接続する管継手において、第1流体
導管の接続部に、開口端側を拡径したテーパー状の内周
シール面を有する環状シールリングを設け、第2流体導
管の接続部に、前記環状シールリングに対面させて部分
凸球面状の外周シール座を設け、環状シールリングの内
周シール面を前記外周シール座に摺動自在に圧接させる
圧接手段を前記両流体導管にわたって設けた管継手であ
って、前記環状シールリングの内周シール面に、全周に
わたって周方向に延びる凹溝又は突条を単又は複数設け
たことを特徴とする管継手を構成したものである。
リングの内周シール面に設けた凹溝或いは突条により、
当該環状シールリングの内方への屈曲変形が許容され、
内周シール面に対する外周シール座の圧接に伴い当該変
形が誘導されることになる。この環状シールリングの屈
曲変形は、前記内周シール面に圧接する外周シール座の
曲率半径に応じて変形が促進され、これにより当該内周
シール面と外周シール座との密着面積が増大するととも
に、前記内周シール面が外周シール座の不均一面に容易
に追従し、密着性、シール性が向上する。また、内周シ
ール面に被覆された潤滑剤は、環状シールリングを組み
付け、外周シール座に圧着させた後、摺動を繰り返して
も凹溝内或いは突条間に残存保持され、従来から組み付
けの初期に生じていた不快な接触音が低減又は回避され
る。
内周シール面における前記外周シール座に圧接する部位
に設けられ、特に、内周シール面における前記外周シー
ル座に圧接しない所定部位に、前記凹溝及び突条の何れ
も存在しない領域を設けたものでは、比較的強度が弱く
なる凹溝や突条を不用な箇所に設けることが避けられ、
破断した前記凹溝や突条の断片が流体中に混入するとい
った不都合が未然に回避される。
く形成された第1流体導管における装着溝との間に、環
状シールリングの前記圧接に基づく外方への湾出変形を
許容する余剰空間を設けたものでは、前記環状シールリ
ングの内方への屈曲変形がよりスムーズに行われ、上述
した外周シール座の不均一面への追従、密着性並びにシ
ール性がより向上する。
体導管の開口端側へ拡径するテーパー状に形成し、且つ
これに対応して略テーパー状に形成された環状シールリ
ングの外周面に、全周にわたって周方向に延びる凹陥部
を設けることにより、当該凹陥部と前記装着溝のテーパ
ー状内周壁との間に余剰空間を形成したものが好ましい
実施例である。
させる係止手段を設けたものでは、組み付け時の作業性
が向上する。
間に連通した開放空間が形成される外気導入用の凹部を
設けたものでは、当該外周シール座を通じてこれに密着
している環状シールリングが冷却され、耐久性を向上さ
せることができる。
管の開口端部の近傍から起立して当該流体導管の外壁に
沿って部分凸球面状に屈曲した板状部材の外周面からな
り、前記板状部材における外周シール座の背後となる裏
側の内周面と第2流体導管の外壁との間に、前記開放空
間を有する凹部が形成されるものが好ましい。
それぞれ内燃機関の排気系を構成する排気マニホールド
の集合管若しくは排気管であり、且つ前記環状シールリ
ングとして耐熱性、耐磨耗性及び耐腐食性を備えた素材
を用いたものが好ましい実施例である。
状シールリングであって、耐火材とともに金属細線を加
圧成形してなり、そのテーパー状の内周シール面に、全
周にわたって周方向に延びる凹溝又は突条を単又は複数
設けた環状シールリングをも提供する。
粉末又は鉱石粉末を含有させた膨張黒鉛シートを用いて
なるものでは、高熱により外周シール座に転写した膨張
黒鉛と当該環状シールリングの膨張黒鉛同士が直接接触
して生じる不快な接触音が、前記含有させた金属粉末又
は鉱石粉末が両者の間に介在することにより低減又は回
避される。また、表面に潤滑剤を被覆してなるもので
は、当該環状シールシールリングを組み付け、外周シー
ル座に圧着させた後、摺動を繰り返しても凹溝内或いは
突条間に残存保持され、従来より組み付けの初期に生じ
ていた不快な接触音が低減又は回避される。
び外周面のテーパー角がそれぞれ20〜40°の裁頭円
すい形の筒状に成形してなるものが好ましい。
1.1mmの凹溝を軸方向に沿って複数設けたものが好
ましい。ここで、深さが0.4mmより浅いと屈曲変形
を誘導する作用効果、潤滑剤を残存保持させる作用効果
が生じなく、0.6mmより深いとシール性、耐久性に
問題が生じる可能性がある。また、巾が0.9mmより
狭いと同じく屈曲変形を誘導する作用効果、潤滑剤を残
存保持させる作用効果が生じなく、1.1mmより広い
とシール性に問題が生じる可能性がある。
に、全周にわたって周方向に延びる凹陥部を設け、成形
型のパーティングラインを前記凹陥部の底に位置させた
ものでは、該パーティングラインがシール性の低下の原
因となることが回避される。
面に基づき詳細に説明する。図1は、本発明に係る管継
手が自動車の排気系における排気マニホールドの集合管
とこれに連通する排気管との接続、並びに、排気管と排
気管との接続にそれぞれ採用された全体構成を示し、図
1〜図9は、本発明に係る管継手の代表的実施形態を示
し、図中符号Aは管継手、1は環状シールリングをそれ
ぞれ示している。
示すように、上流側からエンジン7のシリンダーヘッド
にガスケット8を介して接続された排気マニホールド及
びその集合管51と、複数の排気管52、53、54、
触媒コンバーター、並びにマフラーから構成されてお
り、本発明の管継手Aは、これら自動車の排気系Exの
連結継手として単又は複数箇所に好適に用いられる。こ
のような管継手Aは、接続される流体導管同士、すなわ
ち集合管51と排気管52、排気管52と排気管53、
及び排気管53と排気管54を互いに相対角変位可能に
スムーズに摺動させることで、これら流体導管間の気密
状態(シール性)を確実に維持し、排気ガスの漏出を防
止しつつ、前記エンジン7自体の振動や自動車の走行に
基づく振動等の前記排気系Ex全体に作用する振動を吸
収して、該振動が室内の静寂性に及ぼす悪影響を未然に
回避するものである。
のエンジン7からの排気が流通する一方の排気管(以
下、説明の便宜上「第1排気管」と称す。)52と、こ
れに連通する他方の排気管(以下、同様に「第2排気
管」と称す。)53とを相対角変位可能に且つ気密状に
接続する連結継手として構成された本発明の代表的実施
形態に係る管継手Aを示しており、第1排気管52は本
発明の第1流通導管2に相当し、第2排気管53は第2
流通導管3に相当している。
排気管52の接続部を構成する開口端部2aの内周面側
に、当該排気管52の開口端側に拡径した部分円錐テー
パー形状の内周シール面10を有する環状シールリング
1が設けられ、且つ第2排気管53の接続部を構成する
開口端部3aの外周面側に、前記環状シールリング1に
対面させて部分凸球面状の外周シール座30が設けられ
ており、更に、前記両排気管52、53にわたって環状
シールリング1の内周シール面10を前記外周シール座
30に摺動自在に圧接させる圧接手段4が設けられてい
る。
ール面10には、全周にわたって周方向に延びる凹溝1
1が複数設けられており、本発明は、これら凹溝11、
・・・を設けたことにより、当該環状シールリング1自
体の内方への屈曲変形が容易となり、前記内周シール面
に圧接する外周シール座の曲率半径に応じた変形が促進
され、これにより当該内周シール面における外周シール
座に対する密着面積が増大し、シール性が向上するとい
った作用効果に加え、更に、環状シールリング1の表面
に被覆されている潤滑剤が、摺動を繰り返しても凹溝内
或いは突条間に残存保持され、組み付け初期に生じてい
た不快な接触音が低減又は回避されることを特徴として
いる。
おける排気管52、53同士の接続に用いた管継手を例
示しているが、同じく自動車の排気系Exにおける排気
マニホールドの集合管51と排気管52との接続にも好
適に用いることができることは前述の通りであり、ま
た、本発明の管継手の構造は、流体の流通方向によって
何ら限定されるものではなく、したがって本実施形態に
おいても、何れの排気管が上流側であるかは問題ではな
く、どちらが排気の上流側にあっても良い。
Exに採用される管継手Aの環状シールリング1には、
通常、耐圧性や耐腐食性、耐磨耗性、潤滑性、シール性
の他、300〜1000℃程度の高温にも充分に耐え得
る耐熱性等が要求されるが、本発明の管継手並びに環状
シールリングは、上記の如き自動車の排気系Exに適用
されるものに何ら限定されず、船舶やバイク、バス、ト
ラック、産業用機械その他の内燃機関や外燃機関の排気
系において好適に採用され、その他、気密性や水密性と
ともに吸振性が特に要求される軟弱地盤のガス配管や水
道管などの流体輸送用埋設配管や各種動力プラントの排
気系配管等における接続継手として、好適に採用され
る。そして、これら管継手に用いる環状シールリングの
材質や製法は、流体導管を流通する流体の特性に基づい
て適宜選択されるのである。
説明する。
排気管52と同程度の肉厚を有する鋼製の板状部材を加
圧変形させた略円板形状の筒状フランジ部材52aが差
し込み溶接で外嵌固定されており、前記フランジ部材5
2aには、後述する圧接手段4のセットボルト40を挿
通して締付ナット41で固定するための挿通孔43が穿
設されている。
から対面する第2排気管53に向かう軸方向に沿って外
方にテーパー状に拡開したテーパー部52cを備え、該
テーパー部52cの内周側には、開口端側へ拡径するテ
ーパー状の内周壁21aより構成した装着溝21が形成
され、該装着溝21に環状シールリング1が組み付けら
れる。このようにテーパー状の内周壁21aを有する装
着溝21に環状シールリング1を装着する本実施形態で
は、環状シールリング1をテーパー状の装着溝21内に
スライド移動させることで容易に組み付けることがで
き、環状シールリングをしまりばめで管端部外周へ圧入
していた従来の方式に比べて、環状シールリング1及び
装着溝21相互の寸法許容範囲が広がり、環状シールリ
ング1と第1排気管52との嵌合部位におけるシール性
も充分に確保される。
に仮止めして、その抜けを防止する係止手段を設けるこ
とが好ましく、このような係止手段は、例えば装着溝2
1の開口端部2aに、環状シールリング1の外周縁部を
係止する突起を形設したものや、環状シールリング1の
外周面13に突起を設け、且つ装着溝21の内周壁21
aに前記突起を係入する凹部を設けたもの、環状シール
リング1の外周面13に凹部を設け、且つ装着溝21の
内周壁21aに、前記凹部に係入する突起を設けたもの
等が好ましく、その他、環状シールリング1を開口端部
2aにしまりばめで嵌入するもの等が採用できる。
る係止手段を設けることが好ましく、上記した仮止め用
の係止手段と同様、装着溝21の内周壁21aに、環状
シールリング1の外周面13に設けた図示しない突起を
係入する凹部を設けたもの、同じく装着溝21の内周壁
21aに、環状シールリング1の外周面13に設けた図
示しない凹部に係入する突起を設けたもの、環状シール
リング1を開口端部2aにしまりばめで嵌入するもの等
が好ましく、その他、装着溝21の表面に、環状シール
リング1の外周面13に対して気密状態を維持しつつ、
その一部に高摩擦力を発生する粗面が形成されたものな
どが好ましい実施例である。
21はテーパー状の内周壁21aを備えたものに限定さ
れるものではなく、軸平行な外周面を有する環状シール
リングを同じく軸平行な内周壁を有する装着溝にしまり
ばめで嵌入するもの等、適宜な形状を採用し得る。
材52aは、装着される環状シールリング1を冷却させ
る点で好ましい実施例であるが、別途鋳造された筒状の
フランジ部材を第1排気管の管端部52bに固定するも
のであっても良く、これらフランジ部材52aを管端部
52bに固定する手段としては、本例で示す差し込み溶
接以外に、突合せ溶接やねじ込み溶接など作用する振動
や応力等に応じて適宜な固定方法を採用することができ
る。
く、自動車の排気マニホールドの集合管51である場合
には、例えば、図8に示すように、集合管51の管端部
51bに同じく内周側に装着溝21を備えた一体フラン
ジ51aが径方向外方に突設され、圧接手段4のセット
ボルト40先端の雄ネジ部を螺合する複数の螺孔40a
が穿設される。
たように、テーパー状に形成された装着溝21の内周壁
21aに対応して略テーパー形状の外周面13が設けら
れ、且つ、その内周側には、前記テーパー状の外周面1
3と略平行に開口端側へ拡径し、第2排気管53の開口
端部3aを受け入れるテーパー状の内周シール面10が
形成されており、当該環状シールリング1を示した図3
の正面図、図4の断面図、及び図5の斜視図に表される
ように、前記内周シール面10にはその全周にわたって
周方向に延びた凹溝11、・・・が設けられている。
の内方への屈曲変形を許容して、当該変形を誘導するも
のであり、図6(a)の如く環状シールリング1をフラ
ンジ部材52aの装着溝21に組み付け、圧接手段4に
より環状シールリング1の内周シール面10を第2排気
管53のフランジ部材53aで構成される外周シール座
30に圧接した際には、図6(b)に示すように、環状
シールリング1は前記凹溝11、・・・により屈曲変形
が誘導されるとともに、当該環状シールリング1の外周
側に設けられた後述の余剰空間S1により環状シールリ
ング1が外方へ湾出変形し、内周シール面10が前記外
周シール座30の曲率半径に応じて屈曲変形することに
より、該外周シール座30に対する密着面積を増大さ
せ、シール性がより向上するのである。
を誘導する作用効果、潤滑剤を残存保持させる作用効果
が生じず、深すぎるとシール性、耐久性に問題が生じる
ため、好ましくは0.3〜0.7mm、より好ましくは
0.4〜0.6mmに設定されている。また、各凹溝1
1の巾は、狭すぎると同じく屈曲変形を誘導する作用効
果、潤滑剤を残存保持させる作用効果が生じず、広すぎ
るとシール性に問題が生じるため、好ましくは0.8〜
1.2mm、より好ましくは0.9〜1.1mmに設定
されている。これら凹溝11、・・・は、内周シール面
10の軸方向に沿って複数列設されている。
着溝21の内周壁21aに当接する外周面13には、全
周にわたって周方向に延びる凹陥部13aが設けられて
おり、図6(a)に示すように、前記装着溝21に組み
付けた状態において、前記内周壁21aと凹陥部13a
との間に余剰空間S1が生じ、図6(b)に示すよう
に、前述した外周シール座30への圧接に基づく環状シ
ールリング1の外方への湾出変形が許容されることにな
る。
排気系に多用されていた部分凸球面を有するシールリン
グを製造する際に用いられる素材及び製造方法を応用で
きるが、好ましくはステンレス線材を袋状に編成したメ
ッシュ部材に粘性の耐熱シートや耐熱性樹脂、セラミッ
ク粉末等を挿入若しくは充填し、膨張黒鉛シートととも
に軸方向に加圧成形することで、内周側には、上記複数
の凹溝11、・・・を備えた円錐テーパー状のシール面
を有し、且つ外周側には、上記凹陥部13aを備えた略
テーパー状の外周面13を有する環状シールリングを成
形して、更にその表面に二硫化モリブデンや四窒化フッ
素等の潤滑剤を付加することで作製されるものが好まし
い。尚、前記耐火材としての前記膨張黒鉛シールには、
銅やアルミニウム、スズ、鉄、ステンレス等の金属粉末
や雲母などの鉱石粉末が含有されていることが好まし
い。環状シールリング1の膨張黒鉛は長期の使用により
熱で外周シール座30に転写されるが、転写された膨張
黒鉛と環状シールリング1の膨張黒鉛が直接接触して摺
動すると、不快な接触音が生じるといった問題があり、
前記金属粉末や鉱石粉末を膨張黒鉛シートに含有させる
と、これら粉末が両者の間に介在し、前記接触音を低減
又は回避させることができるのである。
形状に成形される環状シールリングは、充分な耐久性を
維持しつつ全体を薄肉に成形することが可能であり、外
周側に部分凸球面形状を成形していた従来のシールリン
グに比べて必要な材料量も少なく製作コストが低減され
るものであり、好ましくは内周シール面及び外周面のテ
ーパー角がそれぞれ略20〜40°で、厚みが3〜5m
mの裁頭円すい形の筒状に成形される。
環状シールリングには成形型のパーティングラインが生
じるが、該パーティングラインを上述した凹陥部13a
の底に位置させれば、シール性等に与える影響を無くす
ことができる。
シール座30に圧接しない部位であって、特に排気管の
内部の流通空間S3に臨む部位は該空間を流通する高温
の排気に曝されるため、強度の弱い凹溝11等がこの部
位に存在すればこれらが破断して排気に混入する畏れも
あるため、これら不測の事態を未然に回避すべく、例え
ば図7(a)及び(b)に示すように、当該流通空間S
3に臨む部位に前記凹溝11等が存在しない滑面の領域
12を設けたものも好ましい実施例である。
0には、上述した凹溝11、・・・の代わりに単又は複
数の突条を設けても良く、これら凹溝11や突条の本数
並びに形成箇所は、本実施形態に何ら限定されるもので
はない。
した第1排気管52の場合と同様に、当該排気管53と
同程度の肉厚を有する鋼製の板状部材33を加圧変形さ
せてなる略円板形状の筒状フランジ部材53aが差し込
み溶接で外嵌固定されており、フランジ部材53aに
は、圧接手段4のセットボルト40を挿通する挿通孔4
4が穿設されるとともに、コイルスプリング42を支持
するスプリング座45が設けられている。
53の開口端部3aの近傍から起立して当該排気管53
の外壁32に沿って部分凸球面状に屈曲した板状部材3
3の外周面からなり上記環状シールリング1の内周シー
ル面10に摺動自在に圧接される外周シール座30が形
成されており、この外周シール座30には、適宜塩化ビ
ニル系樹脂やエポキシ系樹脂等による防食ライニング層
やフッ素系樹脂による潤滑層などを形成する表面コート
処理を施すことが好ましい実施例である。このように部
分凸球面状の外周シール座30が、加圧変形された板状
部材33の外周面からなるものにあっては、板状部材の
滑らかな面粗特性がそのまま生かされるため、環状シー
ルリングの内周シール面10と前記外周シール座30と
のシール性を容易に安定させることができ、切削や研削
等の機械加工の必要もなく、ツールマークの発生及びこ
れに起因するシール不足は未然に回避される。
材33裏側の内周面33bと第2排気管53の外壁32
との間には、外部空間に連通した開放空間S2が形成さ
れる外気導入用の凹部31が形成されており、このよう
に環状シールリング1が圧接される外周シール座の背後
を外部空間に連通することで前記環状シールリング1が
効果的に冷却され、その耐久性は著しく向上する。
30の構造は、本実施形態の如く板状部材33を加圧変
形させて開口端部3aに固定したフランジ部材53aか
らなるものに何ら限定されるものではなく、鋳造された
フランジ部材を開口端部に固定してなるものや、例えば
図9に示すように、第2排気管53の開口端部3a近傍
を加圧変形により外方に膨出させた部分凸球面状の外周
シール座30が形成されるとともに、当該外周シール座
30に対して軸方向に第1排気管52と反対側には、少
なくとも前記外周シール座30の最大外径部位を含む膨
出部53bよりも小さな内径の貫通孔を有する遊動フラ
ンジ53cが、当該第2排気管53の外壁32上を軸方
向に沿って移動自在に且つ前記膨出部53bに当接する
ことで開口端部3aからの抜け落ちが防止された状態で
外装され、第1排気管52のフランジ部材52aに設け
た複数の挿通孔43に対応する各位置には、セットボル
ト40が遊貫される挿通孔46が形成されたもの等が好
適に採用できる。
部材52aに穿設された挿通孔43及び第2排気管53
のフランジ部材53aに穿設された挿通孔44の連通さ
れるセットボルト40と、前記セットボルト40に螺合
し、該ボルトをフランジ部材52aに係止させるナット
41と、第2排気管53のフランジ部材53aとボルト
頭部12の間に装着されて前記フランジ部材53aを第
1排気管52側へ付勢するコイルスプリング42とより
構成され、このコイルスプリング42の弾性により第2
排気管53がフランジ部材53aを介して第1排気管5
2側へ相対的に付勢されることで、外周シール座30が
環状シールリング1の内周シール面10に気密状態で圧
接されるとともに、第1排気管52及び第2排気管53
が相対角変位可能に互いに接続されるのである。尚、本
発明に係る管継手を構成する圧接手段は上記構成に何ら
限定されるものではなく、両流体導管2、3が相対角変
位可能に圧着可能なものであれば適宜その他の構成を採
用しても良い。
に用いる環状シールリングによれば、環状シールリング
の内周シール面に設けた凹溝或いは突条により、当該環
状シールリングの内方への屈曲変形が許容され、内周シ
ール面に対する外周シール座の圧接に伴い当該変形が誘
導されることになる。この環状シールリングの屈曲変形
は、前記内周シール面に圧接する外周シール座の曲率半
径に応じた変形が促進され、これにより当該内周シール
面における外周シール座に対する密着面積が増大すると
ともに、該外周シール座の不均一面に追従でき、密着
性、シール性が向上する。
は、環状シールリングを組み付け、外周シール座に圧着
させた後、摺動を繰り返しても凹溝内或いは突条間に残
存保持され、従来より組み付けの初期に生じていた不快
な接触音が低減又は回避される。
く形成された第1流体導管における装着溝との間に、環
状シールリングの前記圧接に基づく外方への湾出変形を
許容する余剰空間を設けたものでは、前記環状シールリ
ングの内方への屈曲変形がよりスムーズに行われ、上述
した外周シール座の不均一面への追従、密着性並びにシ
ール性がより向上する。
体導管の装着溝に対面する環状シールリングの外周面
に、全周にわたって周方向に延びる凹陥部を設け、成形
型のパーティングラインを前記凹陥部の底に位置させた
ものでは、上記屈曲変形がスムーズに行われるととも
に、該パーティングラインがシール性の低下の原因とな
ることが回避される。
させる係止手段を設けたものでは、組み付け時の作業性
が向上する。
間に連通した開放空間が形成される外気導入用の凹部を
設けたものでは、当該外周シール座を通じてこれに密着
している環状シールリングが冷却され、耐久性を向上さ
せることができる。
様を示す全体斜視図。
明図。
正面図。
は、変形後の状態を示す説明図。
面図。(b)は、同じく環状シールリングを装着した管
継手を示す説明図。
た管継手の変形例を示す説明図。
周シール座を形成した管継手の変形例を示す説明図。
Claims (15)
- 【請求項1】 第1流体導管と第2流体導管を相対角変
位可能に且つ気密状に接続する管継手において、第1流
体導管の接続部に、開口端側を拡径したテーパー状の内
周シール面を有する環状シールリングを設け、第2流体
導管の接続部に、前記環状シールリングに対面させて部
分凸球面状の外周シール座を設け、環状シールリングの
内周シール面を前記外周シール座に摺動自在に圧接させ
る圧接手段を前記両流体導管にわたって設けた管継手で
あって、前記環状シールリングの内周シール面に、全周
にわたって周方向に延びる凹溝又は突条を単又は複数設
けたことを特徴とする管継手。 - 【請求項2】 前記凹溝又は突条を、少なくとも内周シ
ール面における前記外周シール座に圧接する部位に設け
た請求項1記載の管継手。 - 【請求項3】 内周シール面における前記外周シール座
に圧接しない所定部位に、前記凹溝及び突条の何れも存
在しない領域を設けた請求項1又は2記載の管継手。 - 【請求項4】 環状シールリングとこれを装着すべく形
成された第1流体導管における装着溝との間に、環状シ
ールリングの前記圧接に基づく外方への湾出変形を許容
する余剰空間を設けた請求項1〜3の何れか1項に記載
の管継手。 - 【請求項5】 前記装着溝の内周壁を第1流体導管の開
口端側へ拡径するテーパー状に形成し、且つこれに対応
して略テーパー状に形成された環状シールリングの外周
面に、全周にわたって周方向に延びる凹陥部を設けた請
求項4記載の管継手。 - 【請求項6】 環状シールリングを装着溝に仮止めさせ
る係止手段を設けた請求項1〜5の何れか1項に記載の
管継手。 - 【請求項7】 前記外周シール座の背後に、外部空間に
連通した開放空間が形成される外気導入用の凹部を設け
た請求項1〜6の何れか1項に記載の管継手。 - 【請求項8】 前記外周シール座が、第2流体導管の開
口端部の近傍から起立して当該流体導管の外壁に沿って
部分凸球面状に屈曲した板状部材の外周面からなり、前
記板状部材における外周シール座の背後となる裏側の内
周面と第2流体導管の外壁との間に、前記開放空間を有
する凹部が形成される請求項7記載の管継手。 - 【請求項9】 前記第1流体導管又は第2流体導管が、
それぞれ内燃機関の排気系を構成する排気マニホールド
の集合管若しくは排気管であり、前記環状シールリング
として耐熱性、耐磨耗性及び耐腐食性を備えた素材を用
いた請求項1〜8の何れか1項に記載の管継手。 - 【請求項10】 耐火材とともに金属細線を加圧成形し
てなり、そのテーパー状の内周シール面に、全周にわた
って周方向に延びる凹溝又は突条を単又は複数設けた請
求項1〜9の何れか1項に記載の管継手に用いる環状シ
ールリング。 - 【請求項11】 耐火材として、少なくとも金属粉末又
は鉱石粉末を含有させた膨張黒鉛シートを用いてなる請
求項10記載の環状シールリング。 - 【請求項12】 表面に潤滑剤を被覆してなる請求項1
0又は11記載の環状シールリング。 - 【請求項13】 厚みが3〜5mm、内周シール面及び
外周面のテーパー角がそれぞれ20〜40°の裁頭円す
い形の筒状に成形してなる請求項10〜12の何れか1
項に記載の環状シールリング。 - 【請求項14】 深さが0.4〜0.6mm、巾が0.
9〜1.1mmの凹溝を軸方向に沿って複数設けた請求
項10〜13の何れか1項に記載の環状シールリング。 - 【請求項15】 第1流体導管の装着溝に対面する外周
面に、全周にわたって周方向に延びる凹陥部を設け、成
形型のパーティングラインを前記凹陥部の底に位置させ
た請求項10〜14の何れか1項に記載の環状シールリ
ング。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009144886A (ja) * | 2007-12-18 | 2009-07-02 | Nippon Pillar Packing Co Ltd | 管継手用シール体 |
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2001
- 2001-03-02 JP JP2001059090A patent/JP4789336B2/ja not_active Expired - Fee Related
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