JP2002257024A - 発電機の設置方法、発電システムおよび発電機の保守方法 - Google Patents

発電機の設置方法、発電システムおよび発電機の保守方法

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JP2002257024A
JP2002257024A JP2001013379A JP2001013379A JP2002257024A JP 2002257024 A JP2002257024 A JP 2002257024A JP 2001013379 A JP2001013379 A JP 2001013379A JP 2001013379 A JP2001013379 A JP 2001013379A JP 2002257024 A JP2002257024 A JP 2002257024A
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Toshiyuki Sato
敏之 佐藤
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Suiken KK
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 既設の管路に発電機を設置する方法を提供す
る。 【解決手段】 圧力下で水が流れている既設のライン1
に、分岐バルブV1を備えた一対の割T字管2を管軸方
向に互いに離間させた状態で取り付ける割T字取付工程
と、前記一対の割T字管2から分岐取出しを可能とする
ために前記既設のライン1に分岐孔を不断水下で形成す
る分岐取出工程と、前記分岐バルブV1を閉じた状態で
前記一対の割T字管2の間に、バイパス3を設けると共
に該バイパス3に発電機Pを設けるバイパス配管工程
と、前記既設のライン1における前記一対の分岐孔の内
側に既設管10内の水の流れを止めるためのメインバル
ブV2を不断水下で設けるバルブ挿入工程と、を備えて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は発電機の設置方法お
よび発電システム等に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、エネルギーを取り出すために
水道管に発電機を設置する提案がなされている(特公昭
63−4025号,特開昭60−47883号)。しか
し、近年、新たに配管を設置することは少なくなってい
る。したがって、発電機を設置する機会は得られない。
本発明は前記従来の問題に鑑みてなされたもので、既設
の管路に発電機を設置する方法を提供することで、エネ
ルギー源を水道管に設置し得るようにしたものである。
【0003】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
したがって説明する。図1は第1実施形態を示す。図1
(a)において、既設のライン1は既設の水道管10が
接続されて形成されている。既設のライン1としては、
減圧弁が設置されているような不必要なエネルギーを有
するラインを選択するのが好ましい。しかも、この減圧
弁に近いところを選択するのが更に好ましい。
【0004】割T字取付工程 既設のライン1に圧力下で水が流れている状態で、図1
(b)に示す一対の割T字管2,2を管軸方向に互いに
離間させた状態で取り付ける。ついで、各割T字管2,
2に分岐用のバルブV1,V1を取り付ける。この分岐
バルブV1,V1は、不断水穿孔を可能とするバルブで
あると共に、後においてバイパス配管3の水の流れを止
めておくものである。
【0005】分岐取出工程 前記割T字取付工程の後、一対の割T字管2,2から分
岐の取り出しを可能とするために、既設管10に分岐孔
を不断水下で形成する。この不断水工事は、周知の穿孔
機を用いて前記分岐バルブV1,V1を開閉して行う。
【0006】バイパス配管工程 前記分岐孔形成後、前記分岐バルブV1,V1を閉じた
状態で、前記一対の割T字管2,2の間に図1(c)に
示すバイパス配管3を形成する。バイパス配管3の配管
材としては、たとえば、90°ベンド30,短管1号3
1,短管2号32および継輪33などを用いることがで
きる。前記バイパス配管3には発電機Pを設置する。
【0007】バルブ挿入工程 前記バイパス配管工程の後、図1(d)に示すように、
既設のライン1に不断水下でメインバルブV2を一対設
ける。この2つのメインバルブV2,V2は、前記一対
の割T字管2,2内に設けた分岐孔の内側に設けられ、
既設管10内の水の流れを止めるためのものである。な
お、不断水下で前記2つのメインバルブV2,V2を既
設のライン1に挿入する工法としては、たとえば、特開
2000−179779号,特開昭55−44167
号,特開平4−60295号,USPNo. 3,948,282 など
が知られている。
【0008】こうして、バイパス配管工程やバルブ挿入
工程が終わった後、一対の分岐バルブV1,V1を開弁
し、2つのメインバルブV2,V2を閉弁する。これに
より、既設のライン1の水の流れは、バイパス配管3中
を通るようになり、発電機Pにおいて発電がなされる。
【0009】つぎに、前記発電機Pの保守方法について
説明する。発電機Pを保守するには、まず、既設のライ
ン1に設けた2つのメインバルブV2,V2を開弁す
る。これにより、既設のライン1の水の流れが確保され
る。一方、バイパス配管3の一対の分岐バルブV1,V
1を閉弁する。これにより、バイパス配管3の水の流れ
が止まる。ついで、発電機Pをバイパス配管3から取外
し、所定のメンテナンスや修理を行った後、再び発電機
Pをバイパス配管3に設置する。その後、一対の分岐バ
ルブV1,V1を開弁した後、元のように2つのメイン
バルブV2,V2を閉じる。これにより、再び発電が可
能となる。
【0010】図2は第2実施形態を示す。この第2実施
形態において、図2(a)〜図2(b)に示すように、
一対の割T字管2,2を設置し、不断水で分岐取出を行
う分岐取出工程までは、前記第1実施形態と同様であ
り、その説明を省略する。
【0011】バイパス配管工程 図2(b)の分岐取出工程の後、一対の分岐バルブV
1,V1の間にバイパス配管3を設ける。バイパス配管
3の配管材としては、90°ベンド30,継輪33,直
管34などを用いることができる。
【0012】バルブ挿入工程 前記バイパス配管工程の後、図2(d)に示すように、
既設のライン1に不断水で一対のメインバルブV2,V
2を設ける。この一対のメインバルブV2,V2は、前
記一対の割T字管2,2の内側に設けた分岐孔の内側に
設けられ、既設管10内に水が流れるのを止めるための
ものである。
【0013】バルブ開閉工程 前記バルブ挿入工程の後、一対の分岐バルブV1,V1
を開弁し、一対のメインバルブV2,V2を閉じる。こ
れにより、既設管10からバイパス配管3を通って既設
管10に水が流れ、中央の既設管10の水の流れが止ま
る。
【0014】発電機取付工程 前記バルブ開閉工程の後、前記一対のメインバルブV
2,V2の間の既設管10を撤去して、この撤去した既
設管10の代わりに既設のライン1に図2(e)のよう
に発電機Pを設置する。なお、発電機Pと共に既設のラ
イン1に新たに短管2号12、継輪13などの配管材を
配管する。
【0015】こうして、発電機取付工程が終わった後、
前記一対のメインバルブV2,V2を開弁し既設のライ
ン1に水を通すと共に、バイパス配管3の一対の分岐バ
ルブV1,V1を閉じる。これにより、発電機Pによる
発電がなされる。なお、発電機Pの保守方法について
は、前記第1実施形態と同様であり、その説明を省略す
る。
【0016】つぎに、第3実施形態について説明する。
この第3実施形態において、図3(a)〜図3(b)に
示すように、一対の割T字管2,2を設置し、不断水で
分岐取出を行う分岐取出工程までは、前記第2実施形態
と同様である。
【0017】バイパス配管工程 前記分岐取出工程の後、図3(c)のように一対の分岐
バルブV1,V1の間にバイパス配管3を設ける。この
バイパス配管3には、第1発電機P1が含まれる。バイ
パス配管3の配管材としては、90°ベンド30,短管
1号31,継輪33,直管35などを用いることができ
る。このバイパス配管工程は前記第1実施形態と同様で
ある。
【0018】バルブ挿入工程 前記バイパス配管工程の後、図3(d)のように一対の
割T字管2,2の内側に2つのメインバルブV2,V2
を不断水で、すなわち、既設のライン1の水の流れを止
めることなく設置する。
【0019】バルブ開閉工程 前記バルブ挿入工程の後、前記一対の分岐バルブV1,
V1を開弁した後、2つのメインバルブV2,V2を閉
弁する。これにより、既設管10内の水の流れが、バイ
パス配管3を通って既設管10に流れるようになる。
【0020】発電機取付工程 前記バルブ開閉工程の後、前記第2実施形態と同様に2
つのメインバルブV2,V2の間の既設管10を撤去
し、その後、図3(e)のように第2発電機P2を設置
する。この設置後、既設のライン1の2つのメインバル
ブV2,V2を開弁する。これにより、既設管10から
の水の流れは、バイパス配管3および既設のライン1の
両発電機P1,P2を流れる。したがって、2つの発電
機P1,P2で発電をすることができる。
【0021】つぎに、第3実施形態の発電機の保守方法
について説明する。本第3実施形態では、既設のライン
1およびバイパス配管3の双方に発電機P1,P2が設
置されている。そのため、一方の発電機P1またはP2
を保守する間に、他方の発電機P2またはP1で発電を
行うことができ、したがって、常時発電を行うことがで
きる。なお、第1発電機P1を保守する場合には、一対
の分岐バルブV1,V1を閉弁して第1発電機P1を取
り外す。一方、第2発電機P2を保守する場合には、一
対の分岐バルブV1,V1を開弁し、2つのメインバル
ブV2,V2を閉弁して第2発電機P2を取り外す。
【0022】図4は、本発明に用いることのできる発電
機を示す。発電機Pとしては、図4(a)および図4
(b)のように軸流型の発電機が好ましい。発電部分す
なわち回転力を電力に変える部分は、水道管の中に収納
した図4(a)のような構造でもよく、あるいは図4
(b)のように回転力を水道管の外に取り出す構造を設
けてもよい。50は可動翼、51は回転軸である。ま
た、発電機Pは、図4(a)のように既設管の直管部分
に設けてもよいが、図4(b)のように曲管部分に設け
てもよい。なお、発電機Pとしては、ペルトン水車、フ
ランシス水車、カプラン水車またはプロペラ水車などを
用いることができる。
【0023】図5は第4実施形態を示す。この第4実施
形態において、図5(a)〜図5(b)に示すように、
一対の割T字管2,2を設置し、不断水で分岐取出を行
う分岐取出工程までは、前記第1実施形態と同様であ
り、その説明を省略する。
【0024】バイパス配管工程 図5(b)の分岐取出工程の後、一対の分岐バルブV
1,V1の間に図5(c)に示すバイパス配管(バイパ
スライン)3を設ける。前記バイパス配管3の両端部
は、前記分岐バルブV1,V1に接続される。バイパス
配管3は、コ字状に形成されている。すなわち、バイパ
ス配管3は、既設のライン(メインライン)1から取り
出される部分3a、既設のライン1に戻る部分3bおよ
び既設のライン1に略平行に設定された部分3cを有し
ている。バイパス配管3が曲がる部分には、発電機P,
Pが設置される。バイパス配管3の配管材としては、両
フランジ管35,継輪33,直管34などを用いること
ができる。
【0025】バルブ挿入工程 前記バイパス配管工程の後、図5(d)に示すように、
既設のライン1に不断水下でメインバルブV2を設け
る。このメインバルブV2は、前記一対の割T字管2,
2内に設けた分岐孔の内側に設けられ、既設管10内の
水の流れを止めてバイパス配管3に水が流れるようにす
るためのものである。
【0026】こうして、本発電システムが得られる。こ
の後、一対の分岐バルブV1,V1を開弁し、メインバ
ルブV2を閉弁する。これにより、既設のライン1の水
の流れは、バイパス配管3中を通るようになり、発電機
P,Pにおいて発電がなされる。なお、発電機P,Pの
保守方法については、前記第1実施形態と同様であり、
その説明を省略する。
【0027】図6は、本実施形態に用いることのできる
発電機を示す。発電機Pは、バイパス配管3が曲がる部
分に設置されるのに適した構造を有しており、フランシ
ス水車のような水車5を内蔵している。水車5の回転軸
(出力軸)51は、バイパス配管3の略平行部分3cの
軸方向Sに沿って取り出されている。なお、発電機とし
ては、回転軸51をバイパス配管3の各部分3a,3b
の軸方向に取り出すものを用いてもよい。
【0028】図7は第5実施形態を示す。図7(a)に
おいて、既設のライン1は既設の水道管10が接続され
て形成されている。既設のライン1としては、減圧弁が
設置されているような不必要なエネルギーを有するライ
ンを選択するのが好ましい。しかも、この減圧弁に近い
ところを選択するのが更に好ましい。余剰のエネルギー
を有用なエネルギーに変換することができると共に、水
道管に過大な圧力が加わるのを防止し得るからである。
【0029】割T字取付工程 既設のライン1に圧力下で水が流れている状態で、図7
(b)に示す一対の割T字管2,2を管軸方向に互いに
離間させた状態で取り付ける。ついで、各割T字管2,
2に分岐用のバルブV1,V1を取り付ける。この分岐
バルブV1,V1は、不断水穿孔を可能とするバルブで
あると共に、後においてバイパス配管3の水の流れを止
めるためのものである。
【0030】分岐取出工程 前記割T字取付工程の後、一対の割T字管2,2から分
岐の取り出しを可能とするために、既設管10に分岐孔
を不断水下で形成する。この不断水工事は、たとえば、
周知の穿孔機を用いて前記分岐バルブV1,V1を開閉
して行う。
【0031】バイパス配管工程 分岐取出工程の後、図7(c)の一対の分岐バルブV
1,V1の間に、仮設のバイパス配管3を設ける。バイ
パス配管3の配管材としては、90°ベンド30,継輪
33,直管34などを用いることができる。
【0032】バルブ挿入工程 前記バイパス配管工程の後、図7(d)に示すように、
既設のライン1に不断水で一対のメインバルブV2,V
2を設ける。この一対のメインバルブV2,V2は、前
記一対の割T字管2,2の内側に設けた分岐孔10a
(図8)の内側に設けられ、メインバルブV2とV2の
間の既設管10内に水が流れるのを止めるためのもので
ある。なお、前記メインバルブV2,V2を設けるバル
ブ挿入(バルブ設置)工程は、前記割T字取付工程の前
に行ってもよい。この場合、前記メインバルブV2,V
2は、前記分岐孔の内側となる位置に設ける。
【0033】第1のバルブ開閉工程 前記バルブ挿入工程の後、一対の分岐バルブV1,V1
を開弁し、一対のメインバルブV2,V2を閉じる。こ
れにより、既設管10からバイパス配管3を通って既設
管10に水が流れ、中央の既設管10の水の流れが止ま
る。
【0034】発電機取付工程 前記バルブ開閉工程の後、前記一対のメインバルブV
2,V2の間の既設管10の一部を撤去して、この撤去
した既設管10の代わりに既設のライン1に図7(e)
のように複数台の発電機Pを設置する。なお、発電機P
と共に既設のライン1に新たに短管2号12、継輪1
3、一対の90°ベンド16、両フランジ管17などの
配管材を配管する。
【0035】第2のバルブ開閉工程 こうして、発電機取付工程が終わった後、前記一対のメ
インバルブV2,V2を開弁し既設のライン1に水を通
すと共に、バイパス配管3の一対の分岐バルブV1,V
1を閉じる。これにより、発電機Pによる発電が可能と
なる。
【0036】仮設撤去工程 前記第2のバルブ開閉工程の後に、図7(e)の一対の
分岐バルブV1,V1の間のバイパス3を図7(f)の
ように撤去する。これにより発電システムのコンパクト
化が図られる。
【0037】前記発電機Pとしては、図8に示すよう
に、メインライン1の一部を新たに構成するフランシス
水車Pvと、該フランシス水車Pvに連結された発電部
Pgとを用いることができる。なお、発電部Pgは水車
Pvの回転力を電力に変換するためのものであり、本発
明において、「発電機を設ける」とは、少なくとも水車
を設けることを意味し、発電部Pgについては最終的に
設置すればよい。
【0038】ところで、本実施形態に示すように、各水
車Pvに90°ベンドを接続してフランシス型の発電機
Pを2台近接して設けることでエネルギーの取出効率も
高まる。
【0039】つぎに、発電機Pの保守方法について説明
する。まず、図7(f)の前記一対の分岐バルブV1,
V1の間に図7(e)の仮設のバイパス3を設ける。つ
いで、前記一対の分岐バルブV1,V1を開いた後、前
記一対のメインバルブV2,V2を閉じる。その後、前
記発電機Pの一部もしくは全部について保守ないし交換
を行う。
【0040】前記保守後、再び、前記一対のメインバル
ブV2,V2を開いた後、前記一対の分岐バルブV1,
V1を閉じる。この後、前記仮設のバイパス3を撤去し
て、図7(f)のように管路を元の状態に復元する。
【0041】以上のとおり、図面を参照しながら好適な
実施例を説明したが、当業者であれば、本明細書を見
て、自明な範囲内で種々の変更および修正を容易に想定
するであろう。本発明においては、先に2つのメインバ
ルブV2,V2を挿入(管路に設置)した後に分岐取出
工程を行ってもよく、あるいは、バルブ挿入工程と同時
に分岐取出工程を行ってもよい。また、割T字管2にメ
インバルブV2を一体に設ける構造としてもよい。ま
た、第1実施形態のメインバルブV2は、一方のみを設
けてもよい。また、第4もしくは第5実施形態の発電機
Pは、一方のみを設けてもよい。したがって、そのよう
な変更および修正は、本発明の範囲のものと解釈され
る。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の設置方法
によれば、既設の水道ラインの水を止めることなく既設
の水道ラインに発電機を設置することができる。しか
も、当該発電機を設置するためのバルブは、後に、発電
機を保守するために開閉するバルブとして用いることが
できる。
【0043】また、バイパス配管に発電機を設置するよ
うにすれば、既設管の撤去作業を行う必要がなく、工事
を簡単に行うことができると共に、発電機に導く管路の
口径を適宜設定することもできる。一方、既設のライン
の配管を撤去して、発電機を設置するようにすれば、不
断水で穿孔した分岐孔を介して水が流れることがないの
で、エネルギーロスが少なくなる。さらに、既設のライ
ンとバイパス配管の双方に発電機を設けるようにすれ
ば、常時発電が可能になるだけでなく既設のラインとバ
イパス配管の双方に常時水が流れるので死に水が発生す
ることもない。
【0044】また、発電機の設置後に、バイパス配管を
撤去すれば、システムがコンパクトになって、バイパス
配管のための用地買収等が不必要になるうえ、死に水の
発生するおそれもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の発電機の設置方法にかかる第1
実施形態を示す概略構成図である。
【図2】図2は同第2実施形態を示す概略構成図であ
る。
【図3】図3は同第3実施形態を示す概略構成図であ
る。
【図4】図4は発電機の例を示す概略平面図である。
【図5】図5は設置方法の第4実施形態を示す概略構成
図である。
【図6】図6は第4実施形態にかかる発電機の例を示す
概略平面図である。
【図7】図7は設置方法の第5実施形態を示す概略構成
図である。
【図8】図8は同発電システムの要部を示す平面図であ
る。
【符号の説明】
1:既設のライン(メインライン) 10:既設管 2:割T字管 3:バイパス配管(バイパスライン) 5:水車 51:出力軸 P:発電機 P1:第1発電機 P2:第2発電機 S:軸方向 V1:分岐バルブ V2:メインバルブ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧力下で水が流れている既設のライン
    に、分岐バルブを備えた一対の割T字管を管軸方向に互
    いに離間させた状態で取り付ける割T字取付工程と、 前記一対の割T字管から分岐の取出しを可能とするため
    に前記既設のラインに分岐孔を不断水下で形成する分岐
    取出工程と、 前記分岐バルブを閉じた状態で前記一対の割T字管の間
    に、バイパスを設けると共に該バイパスに発電機を設け
    るバイパス配管工程と、 前記既設のラインにおける前記一対の分岐孔の内側にま
    たは内側となる位置に既設管内の水の流れを止めるため
    のメインバルブを不断水下で設けるバルブ挿入工程と、 を備えた発電機の設置方法。
  2. 【請求項2】 圧力下で水が流れている既設のライン
    に、分岐バルブを備えた一対の割T字管を管軸方向に互
    いに離間させた状態で取り付ける割T字取付工程と、 前記一対の割T字管から分岐の取出しを可能とするため
    に前記既設のラインに分岐孔を不断水下で形成する分岐
    取出工程と、 前記分岐バルブを閉じた状態で前記一対の割T字管の間
    に、バイパスを設けるバイパス配管工程と、 前記既設のラインにおける前記一対の分岐孔の内側にま
    たは内側となる位置に既設管内の水の流れを止めるため
    の一対のメインバルブを不断水下で設けるバルブ挿入工
    程と、 前記一対の分岐バルブを開いた後、前記メインバルブを
    閉じるバルブ開閉工程と、 前記バルブ開閉工程後に、前記メインバルブ間の既設管
    の少なくとも一部を撤去して、代わりに発電機を設ける
    発電機取付工程と、 を備えた発電機の設置方法。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記発電機取付工程の後に、前記一対のメインバルブを
    開いた後、前記分岐バルブを閉じる第2のバルブ開閉工
    程と、 この第2のバルブ開閉工程の後に、前記一対の分岐バル
    ブの間のバイパス配管を撤去する仮設撤去工程とを更に
    備えた発電機の設置方法。
  4. 【請求項4】 圧力下で水が流れている既設のライン
    に、分岐バルブを備えた一対の割T字管を管軸方向に互
    いに離間させた状態で取り付ける割T字取付工程と、 前記一対の割T字管から分岐の取出しを可能とするため
    に前記既設のラインに分岐孔を不断水下で形成する分岐
    取出工程と、 前記分岐バルブを閉じた状態で前記一対の割T字管の間
    に、バイパスを設けると共に該バイパスに第1発電機を
    設けるバイパス配管工程と、 前記既設のラインにおける前記一対の分岐孔の内側にま
    たは内側となる位置に既設管内の水の流れを止めるため
    の一対のメインバルブを不断水下で設けるバルブ挿入工
    程と、 前記一対の分岐バルブを開いた後、前記一対のメインバ
    ルブを閉じるバルブ開閉工程と、 前記バルブ開閉工程後に、前記メインバルブ間の既設管
    の少なくとも一部を撤去して、代わりに第2発電機を設
    ける発電機取付工程と、 を備えた発電機の設置方法。
  5. 【請求項5】 請求項1もしくは3において、 前記バイパスがコ字状に形成され、該バイパスのライン
    が曲がる部分に前記発電機の水車が内蔵され、当該水車
    の出力軸が前記バイパスの配管の軸方向に沿って取り出
    された発電機の設置方法。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれか1項の設置
    方法により得られた発電システム。
  7. 【請求項7】 圧力下で水が流れているメインライン
    と、 該メインラインから取り出され、かつ、該メインライン
    に戻る前記メインラインに略平行に設定されたバイパス
    ラインと、 前記メインラインには前記バイパスラインに水が流れる
    ようにするためのメインバルブが設けられ、 前記バイパスラインの両端部には当該バイパスをメイン
    ラインから遮断する一対の分岐バルブが設けられ、 前記バイパスラインがコ字状に形成され、該バイパスラ
    インが曲がる部分に発電機の水車が内蔵され、当該水車
    の出力軸が前記バイパスの配管の軸方向に沿って取り出
    された発電システム。
  8. 【請求項8】 圧力下で水が流れているメインライン
    と、 該メインラインの管軸方向に離れて設けられ該メインラ
    インの水の流れを止める一対のメインバルブと、 前記一対のメインバルブの外側の位置に設けられ、該メ
    インラインから分岐の取出しを可能にすると共に、メイ
    ンラインの水の流れを前記メインバルブで止めた際にバ
    イパスとなり得るバイパス配管を可能とするための一対
    の分岐バルブと、 前記一対のメインバルブの間に設けられた複数台の発電
    機とを備え、 前記各発電機は、前記メインラインの一部を構成するフ
    ランシス水車と、該フランシス水車に連結され前記水車
    の回転力を電力に変換する発電部とを備えた発電システ
    ム。
  9. 【請求項9】 請求項8の発電システムの保守方法であ
    って、 前記一対の分岐バルブの間に仮設のバイパスを設けるバ
    イパス配管工程と、 前記一対の分岐バルブを開いた後、前記一対のメインバ
    ルブを閉じる第1のバルブ開閉工程と、 前記バルブ開閉工程の後に、前記発電機の少なくとも一
    部について保守ないし交換を行う保守工程と、 前記保守後、前記一対のメインバルブを開いた後、前記
    一対の分岐バルブを閉じる第2のバルブ開閉工程と、 この第2のバルブ開閉工程の後に前記仮設のバイパスを
    撤去する仮設撤去工程とを備えた発電機の保守方法。
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