JP2002256541A - ヘドロ処理方法及びその装置 - Google Patents

ヘドロ処理方法及びその装置

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JP2002256541A
JP2002256541A JP2001054631A JP2001054631A JP2002256541A JP 2002256541 A JP2002256541 A JP 2002256541A JP 2001054631 A JP2001054631 A JP 2001054631A JP 2001054631 A JP2001054631 A JP 2001054631A JP 2002256541 A JP2002256541 A JP 2002256541A
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sludge
water
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Goro Shudo
五郎 首藤
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Eco Japan Co Ltd
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Eps Kk
Eco Japan Co Ltd
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  • Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)
  • Treatment Of Sludge (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 処理完了までの施工期間が短期で、処理後の
ヘドロの二次処理を必要としないヘドロ処理方法を提供
すること。 【解決手段】 ヘドロ2が堆積している水域に遮水壁5
で処理範囲3を区画し、処理範囲3のヘドロ2の上面に
ヘドロ上面保護材18を注入し、処理範囲3の上部の水
4を排出した後、ヘドロ上面保護材18の補強を行って
ヘドロ2中の含水分を減少処理する装置を処理範囲3に
設置し、ヘドロ2中の含水分を減少処理するとともにヘ
ドロ上面保護材18の外縁の縁切りを行ってヘドロ体積
を減少させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自然の湖沼,河
川,港湾や工場の汚水沈殿池等からなる水域の底に堆積
したヘドロを原位置で処理するヘドロ処理方法に係る技
術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】一般に、水域の底に堆積したヘドロにつ
いては、浚渫(しゅんせつ:水底に溜まった泥や岩石な
どをさらって取り除くこと)し、処理施設まで搬送して
処理することが行われている。然しながら、浚渫に伴っ
てヘドロの堆積が水中で崩壊するため、不快臭,有毒ガ
スの発生や重金属等の有害物質の拡散等が発生する。こ
のため、水中でのヘドロの堆積の崩壊を避けて、ヘドロ
を堆積状態のまま処理すること(原位置処理)が提案さ
れている。
【0003】このような原位置処理からなるヘドロ処理
方法としては、例えば、特開昭55−108514号公
報に記載のものが知られている。
【0004】この従来のヘドロ処理方法は、透水管によ
り処理範囲から水を排水してヘドロの含水分を減少させ
た後、透水管に水を吸水するドレン材を充填してヘドロ
の含水分をさらに減少させるものである。
【0005】また、特開平7−8998号公報には、ヘ
ドロ面に底板のない容器を貫入させ、容器内部を攪拌し
てガス抜きや活性汚泥を処理し、容器に連結したホース
で浮遊する活性汚泥を吸い上げるものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】特開昭55−1085
14号公報に記載のヘドロ処理方法では、ドレン材によ
るヘドロの含水分のさらなる減少には時間がかかるた
め、処理完了までの施工期間が長期になるという問題点
がある。また、含水分が減少されたヘドロが水を再吸収
する性質を有するため、処理されたヘドロの上に覆土す
るという追加的な処理が必要になるという問題点があ
る。
【0007】また、特開平7−8998号公報に記載の
ヘドロ処理方法では、貫入させる容器は釣り上げる重さ
のためにその大きさに限界があり、広い面積のヘドロを
処理するには多大なコストがかかり、また、吸い上げた
ヘドロの処理をするための費用も必要になるという問題
点がある。
【0008】したがって、現在行われているヘドロ処理
としては、何らかの方法で回収したヘドロを海洋投棄し
ており、これ以外によい方法がなく、これは海洋汚染の
原因の一つにもなっていた。
【0009】本発明は、このような問題点を考慮してな
されたもので、処理完了までの施工期間が短期で、ま
た、処理後のヘドロの二次処理を必要としないヘドロ処
理方法を提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め、本発明に係るヘドロ処理方法は、次のような手段を
採用する。
【0011】即ち、請求項1では、ヘドロが堆積してい
る水域に遮水壁で処理範囲を区画し、処理範囲のヘドロ
の上面にヘドロ上面保護材を注入し、処理範囲の上部の
水を排出した後、ヘドロ上面保護材の補強を行ってヘド
ロ中の含水分を減少処理する装置を処理範囲に設置し、
ヘドロ中の含水分を減少処理するとともにヘドロ上面保
護材の外縁の縁切りを行ってヘドロ体積を減少させる。
【0012】この手段では、ヘドロの処理範囲にヘドロ
上面保護材を注入し、上部の水を排水した後、流し込ん
だヘドロ上面保護材の補強を行ってヘドロ中の含水分を
減少処理する装置を処理範囲に設置できるようにする。
そして、ヘドロ中の含水分を減少処理するとともに、ヘ
ドロ上面保護材の外縁と遮水壁や川岸との縁切りを行っ
てヘドロ上面を低下可能にすることで、ヘドロ体積が減
少する。
【0013】また、請求項2では、請求項1に記載のヘ
ドロ処理方法において、ヘドロ上面保護材は水中コンク
リートまたは水中モルタルであり、ヘドロ上面保護材の
補強はコンクリートまたはモルタルを敷設するものであ
ることを特徴とする。
【0014】この手段では、ヘドロの処理範囲に水中コ
ンクリートまたは水中モルタルを注入し、上部の水を排
水した後、流し込んだ水中コンクリートまたは水中モル
タルの補強を普通のコンクリートまたはモルタルで行
う。
【0015】また、請求項3では、請求項1または2に
記載のヘドロ処理方法において、隣接する新たな処理範
囲の区画には前回使用した遮水壁の一部を再使用するこ
とを特徴とする。
【0016】この手段では、次の処理範囲の区画には前
回使用した遮水壁の一部を再使用する。
【0017】また、請求項4では、請求項1〜3のいず
れかに記載のヘドロ処理方法において、ヘドロ中の含水
分の減少処理は、ウエルポイント工法によるウエルポイ
ント管により行うことを特徴とする。
【0018】この手段では、ウエルポイント管内部にヘ
ドロ中の水分が集められる。
【0019】また、請求項5では、請求項1〜3のいず
れかに記載のヘドロ処理方法において、ヘドロ中の含水
分の減少処理は、ヘドロ中に打ち込んだプラス電極の電
極棒と、ヘドロ中に打ち込んだ小孔を有するマイナス電
極の中空管に電圧をかけ、中空管に流入するヘドロ中の
水分を排出することを特徴とする。
【0020】この手段では、ヘドロ中の水分が容易にマ
イナス電極の中空管に流入する。
【0021】また、請求項6では、請求項1〜5のいず
れかに記載のヘドロ処理方法において、遮水壁の上部を
覆う保護手段を設け、処理範囲を立体的に区画すること
を特徴とする。
【0022】この手段では、ヘドロ処理範囲の上部空間
も区画され、ヘドロから発生する不快臭や有毒ガスを外
に出さない。
【0023】また、請求項7では、請求項1〜6のいず
れかに記載のヘドロ処理方法において、ヘドロ中の含水
分を減少処理する際に、処理範囲に水を入れてヘドロ上
面保護材を押し込むことを特徴とする。
【0024】この手段では、補強されたヘドロ上面保護
材の上部に水が入れられ、ヘドロを圧縮することにより
ヘドロ中の含水分が上部に移動しヘドロの含水分を減少
処理しやすくなる。
【0025】さらに、前述の課題を解決するため、本発
明に係るヘドロ処理装置は、次のような手段を採用す
る。
【0026】すなわち、請求項8では、ヘドロが堆積し
ている水域でその地盤に打ち込むことで処理範囲を区画
する遮水壁と、ヘドロの上面にヘドロ上面保護材を注入
する保護材注入装置と、処理範囲の上部の水を排出する
排水装置と、ヘドロ中の含水分を減少させる水分減少処
理装置とを備えた。
【0027】この手段では、ヘドロ上面がヘドロ上面保
護材で覆われ、ヘドロ上面保護材の上部の水を排出する
とともに、ヘドロ中の含水分も排水され、ヘドロ体積が
減少する。
【0028】また、請求項9では、請求項7に記載のヘ
ドロ処理装置において、処理範囲の上部を覆う保護手段
を備えたことを特徴とする。
【0029】この手段では、ヘドロ処理範囲の上部空間
も区画され、密閉状態となるので、ヘドロから発生する
不快臭や有毒ガスを外に出さない。
【0030】また、請求項10では、請求項8または9
に記載のヘドロ処理装置において、水分減少処理装置
は、ヘドロ中に打ち込んだプラス極の電極棒と、小孔を
有する中空のマイナス極の電極管と、両極に電圧を付加
する電圧付加手段と、マイナス極の電極管の水を排水す
る排水ポンプを備えたことを特徴とする。
【0031】この手段では、電気浸透現象でマイナス極
の電極管に流入するヘドロ中の水分が排水ポンプで排水
される。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るヘドロ処理方
法の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0033】図1〜5及び図13、図14は、本発明に
係るヘドロ処理方法の実施の形態(1)を示すものであ
り、この実施の形態では、河川からなる水域の川底1に
堆積したヘドロの処理方法とその装置を示している。
【0034】ヘドロ処理装置100は、川底1にヘドロ
2が堆積している水域で処理範囲3を区画する遮水壁5
と、ヘドロ上面保護材である水中コンクリートまたは水
中モルタル18及び一般的なコンクリートまたは水中モ
ルタル19を注入する保護材注入装置30と、処理範囲
3のヘドロ上部の水を排除する排水装置20と、ヘドロ
中の含水分を減少させる水分減少処理装置40と、ヘド
ロを固化させる固化剤注入装置60を備えている。
【0035】遮水壁5は、図13及び図14に示すよう
に、水域に処理範囲3を区画してヘドロ2を処理するた
めに設置されるものであり、遮水壁5の上部以外は閉塞
された範囲を形成する。なお、図1は、閉塞空間の途中
から下流を見た図13の矢視X−Xである(川の流れの
方向は矢印Z)。したがって、水面の上に下流の遮水壁
5が見えている。
【0036】保護材注入装置30は、水中コンクリート
または水中モルタル18及び一般的なコンクリートまた
は水中モルタル19をヘドロ上面に注入する装置であ
り、本体部31と、配管部32から成る。本体部31に
は、圧送ポンプ(図示しない)を備え、配管部32は、
図1に示すように、伸縮自在な構造により、ヘドロ上面
2に均一に注入することが可能な構造としている。
【0037】排水装置20は、図2に示すように、排水
ポンプ21と排水管22で構成される。排水した水は川
の下流などに戻される。ただし、水位が低い状態の川で
は、排水ポンプ21で水4を抜く作業が不要な場合もあ
る。
【0038】水分減少処理装置40はヘドロ2中の水分
を減少させるものであり、図3に示すように、ウエルポ
イント工法(揚水管を埋設し、ポンプを接続して真空揚
水により地下水を汲み揚げる排水工法)で用いられるウ
エルポイント管41で構成される。その際、ウエルポイ
ント管41の打ち込み作業はショベルカーなどの重機
(図示しない)を固まったヘドロ上面保護材18の上に
載せて行えるように、ヘドロ上面保護材18が補強され
る。
【0039】ウエルポイント管41は、外管41aと、
外管41aの下端寄りに設けられヘドロ2の泥粒子の通
過を阻止し、水分の通過を許容する透水窓(フィルタ)
41bと、外管41aの内部に配管された内管41c
と、内管41cの下端に接続された水中ポンプ41dと
からなる。管41aには、真空ポンプ42が接続され
る。内管41cには、電源、制御盤、貯水タンク、濾過
フィルタなどを備えた本体ユニット43が接続される。
【0040】ウエルポイント管41は、川底1まで打込
むことなくヘドロ2の下層2aまで打込んで立設され、
透水窓7bがヘドロ2の中層2b,上層2cに位置する
ように設置されて、ヘドロ2の内部からヘドロ2の堆積
を崩壊させることなくヘドロ中の水分を吸上げて排水す
ることが可能である。ウエルポイント管41は広範囲を
処理する場合は、数カ所に設けることが望ましい。
【0041】固化剤注入装置60は、撹拌機62(撹拌
棒62a、撹拌羽根62b、固化剤61の吐出口)と、
固化剤61の供給ポンプ、撹拌棒62aの回転駆動部等
を備えた重機63などで構成される。
【0042】固化剤61は、ポルトランドセメントと硫
酸アルミニウムとを有効成分とする中性のものが使用さ
れる(特開平6−220451号公報などに記載のもの
が好ましい)。この固化剤61には、水4とヘドロ2の
含水分に応じて石膏の量が調整される。
【0043】以上のヘドロ処理装置100を用いてヘド
ロ処理を行う方法を以下に述べる。初めに、処理範囲3
は、鋼製の矢板を川底1に連続的に打込むことによる遮
水壁5により区画される。遮水壁5は、河川の途中から
川岸6までを平面コ字形に囲むように構築され、河川の
片側に水流及び水上交通のスペースを確保する。
【0044】通常、ヘドロ2は、下層2a、中層2b、
上層2cの三層に沈殿堆積している。ヘドロ2の下層2
aは、有機物,粘土質が固形化した泥土層であり、ヘド
ロ2の中層2bは、有機物、粘土質がゲル状化した泥塊
層であり、ヘドロ2の上層2cは、有機物、粘土質が浮
遊した浮遊層である。
【0045】処理範囲3が区画された後、図1に示すよ
うに、ヘドロ2の上面に保護材注入装置30によりヘド
ロ上面保護材18が注入される。このヘドロ上面保護材
18は水中コンクリートまたは水中モルタルとする。そ
の際、配管部32の伸縮自在な構造により、ヘドロ上面
保護材18はヘドロ上面2に均一に注入される。このヘ
ドロ上面保護材18の厚さは、その上部の水を排水した
とき、ヘドロ2の不快臭の発生が少なくなる程度の厚さ
で構わない。
【0046】次に、図3に示すように、排水装置20に
より、上部の水4は完全に排水される。しかし、ヘドロ
2の上面はヘドロ上面保護材18で覆われているので、
不快臭を生じることは少ない。
【0047】ここでヘドロ上面保護材18の補強を行
う。ヘドロ上面保護材18として用いた水中コンクリー
トや水中モルタルは高価であり、また水中用である必要
はないので、保護材注入装置30を用いて一般的なコン
クリートまたはモルタルを補強材19としてヘドロ上面
保護材18の上に敷設することができる。なお、補強に
際しては鉄板を併用しても構わない。
【0048】補強の完成後、重機(図示しない)を処理
範囲3に搬入し、水分減少処理装置40、ここではウエ
ルポイント管41をヘドロ2の内部に打ち込む。真空ポ
ンプ42を作動させると、ウエルポイント管41の内部
が負圧になるので、ヘドロ2の各層2a、2b、2cか
ら水分が浸み込んでくる。この水分を水中ポンプ41d
で内管41cを介して汲み揚げる。
【0049】このとき、ヘドロ上面保護材18及び補強
材19が、遮水壁5と接する部分18a、19a、また
は川岸6と接する部分18b、19bで固着していて
は、ヘドロ2の上面とヘドロ上面保護材18との間に隙
間を生じてしまうので、遮水壁とヘドロ上面保護材との
縁切りを行う。
【0050】このように水分減少処理装置40によって
ヘドロ2の水分が減少すると、ヘドロ2の含水率は、6
0〜100%程度に小さくなる(ヘドロ2の通常の含水
率は、多い場合は200%以上の場合がある。)。ここ
で、水分減少処理装置40でヘドロ2の水分の減少作業
中に、ヘドロ上面保護材18及び補強材19の上部に水
を給水(図9に示す給水ポンプ23で)すれば、給水し
た水の重さでより効果的に水分減少処理装置40による
ヘドロ2の水分の減少作業中が行える。なお、その際、
ヘドロ上面保護材18の上面に防水シート(図示しな
い)を掛け、水がヘドロ2の内部に染み込まないように
する。また、ウエルポイント管41の高さを注入する水
の水面よりも高い位置にする。ヘドロ2の水分減少処理
が完了すれば、給水した水は排水装置20で処理範囲3
から排水される。
【0051】水分減少処理装置40により、ヘドロ2か
ら水分が減少された時点で、補強材19の上面の位置
は、元のヘドロ2の上面よりも低下させることが可能
で、この段階でヘドロ処理を完了としても構わない。
【0052】さらに、ヘドロ2を減少させたい場合は、
図4に示すように、固化剤注入装置60を処理範囲3に
入れ、撹拌機62により固化剤61をヘドロ2と撹拌混
合する。撹拌機62はウエルポイント管41を抜いた数
カ所の孔を利用してヘドロ中に挿入し、攪拌を行えば好
都合である。撹拌機62によるヘドロ2と固化剤61の
撹拌は、ヘドロ2の全体に固化剤61を均等に混合させ
ることになる。
【0053】固化剤61が撹拌混合されたヘドロ2は、
短時間で固化剤61によって水分が捕捉され余剰の自由
水が滲み出し、含水分をさらに減少させて固化する。し
たがって、ヘドロ2の含水分のさらなる減少には時間が
かからず、ウエルポイント管41を抜いた孔を修復して
図5に示すような状態までヘドロ体積を減少させること
ができる。
【0054】以上の処理により、遮水壁5を撤去して処
理範囲3を開放すると、ヘドロ上面保護材18及び補強
材19の上面が新たな川底1となる。新たな川底1は、
処理前のヘドロ2の堆積面よりも下降しており、河川の
水流、水上交通のスペースが充分に確保される。
【0055】この実施の形態によると、ヘドロ2の上部
に水がある段階でヘドロ上面保護材18を注入したの
で、ヘドロ処理に伴う不快臭が出にくい。また、一般的
なコンクリートやモルタルなどの補強材19でヘドロ上
面保護材18の補強を行ったので、重機を処理範囲3に
搬入することができ、その結果、ウエルポイント管41
などの水分減少処理装置40を容易に設置することがで
きる。さらには、水分減少処理装置40でヘドロ2の水
分の減少作業中に、防水シートを掛けてヘドロ上面保護
材18及び補強材19の上部に水を給水したので、給水
した水の重さでより効果的に水分減少処理装置40によ
るヘドロ2の水分の減少作業中が行える。
【0056】図10は、上記一連の処理が終了後、川の
反対側のヘドロ処理を行う際の方法を示すものであり、
一方の川岸6側でヘドロ処理を施工した後、川の流れに
沿った遮水壁5はそのままにして、上流及び下流の遮水
壁5を移動することで、対岸の川岸6側で処理を施工す
る工程が示されている。
【0057】この方法によると、遮水壁5の全部ではな
く一部の撤去、構築で処理範囲3を区画して連続的にヘ
ドロ処理することができる。また、各種作業機械、材料
や機材の渡河、運搬が簡素化される。
【0058】図11は、川の上流側または下流側に次の
ヘドロ処理作業を移動する場合の方法を示すものであ
り、下流側に移動する場合は、前回の下流側で使用した
遮水壁5はそのままにして、上流側の遮水壁5及び川の
流れに沿った遮水壁5を移動することで、下流側に移動
して処理を施工する工程が示されている。なお、作業場
所の移動は下流側に移動する方が遮水壁の移設において
川の流れの影響を受けにくいので、好ましい方法と考え
られる。
【0059】この方法によると、川の流れの方向に短い
区画で処理範囲を設定しながら作業できることに加え
て、各種作業機械,材料や機材の渡河、運搬が簡素化さ
れる。
【0060】なお、図10及び図11の方法において、
固化剤の安定化などに時間がかかる場合は、前の処理範
囲の遮水壁をそのままにして、その対岸側または上流・
下流側に新たに遮水壁を設けることが効率的であるが、
この場合でも、遮水壁の一部をそのまま利用できること
は当然である。
【0061】図6は、本発明に係るヘドロ処理方法の実
施の形態(2)を示すものであり、この実施の形態のヘ
ドロ処理装置120は、前述の実施の形態(1)の構成
の水分減少処理装置40を電気で水分を集める電気式水
分収集装置50に変更したものである。
【0062】重機により設置された電気式水分収集装置
50は、上部の外周部が絶縁材52で覆われ、また、ヘ
ドロ中に打ち込まれた部分には小孔を有する電気式水分
収集装置50が設けられている。この電気式水分収集装
置50の収集管51は陰極となっており、電圧付加手段
55に接続してある。また、処理範囲3の別の場所に
は、上部の外周部が絶縁材53で覆われ、陽極を構成す
る電極棒54が設置されており、電圧付加手段55に接
続されている。さらに、収集管51の内部には排水ポン
プ56が設けられている。
【0063】この実施の形態よると、電気式水分収集装
置50、電極棒54に電圧を付加することにより、電気
浸透現象でヘドロ2の有機物及び粘土質の粒子の間を通
ってヘドロ中の水の粒子が陰極(収集管51)に集ま
り、排水ポンプ56で排水できるため、電気式水分収集
装置50による排水が円滑、確実に行われる。なお、絶
縁材52、絶縁材53は、短絡を防止するものである。
【0064】この電気式水分収集装置50を用いる場合
も実施の形態(1)で説明したように、防水シート(図
示しない)を掛けてヘドロ上面保護材18及び補強材1
9の上部に水を供給すれば、給水した水の重さでより効
果的に電気式水分収集装置50によるヘドロ2の水分の
減少作業中が行える。その際、電極棒54及び収集管5
1は、給水した水面よりも高い位置までくるようにし、
絶縁材52、絶縁材53で短絡を確実に防止する。
【0065】図7は、本発明に係るヘドロ処理方法の実
施の形態(3)を示すものであり、この実施の形態のヘ
ドロ処理装置110には、実施の形態(1)の構成に加
えて、処理範囲の上部を覆う保護手段10として、構築
された遮水壁5の上部に河川の中央側に下降傾斜するシ
ート16を張り、シート16で覆われた処理範囲内部の
換気を行い、脱臭機能を有する空気浄化装置17が設け
られている。
【0066】この実施の形態によると、雨水を処理範囲
3に浸入させることなくシート16で河川に流してしま
うことができる。従って、雨天でも処理作業を支障なく
実施することができる。また、雨の心配をしなくてよい
ので、ヘドロ処理範囲3をより広範囲に行うことがで
き、工期の短縮が可能である。
【0067】また、この実施の形態によると、処理範囲
3が立体的に区画され、空気浄化装置17を接続するこ
とにより、固化剤61の撹拌混合の際にヘドロ2から発
生した不快臭、有毒ガスを完全に漏出させることなく浄
化処理することができる。
【0068】さらに、図8に示すように、処理範囲の上
部を覆う保護手段10と湿地帯用重機64を用いれば、
ヘドロ上面保護材18の注入を省略できる。すなわち、
処理範囲3の上部の水4を排出後、ヘドロ2の上面でも
作業可能な湿地帯用重機64を用いてヘドロ2の上面に
水分減少処理装置40を設置し、ヘドロ2中の含水分を
減少処理することが可能になる。さらに、固化剤注入装
置60を設置して(この場合は重機63を湿地帯用重機
64とする)固化剤61をヘドロ2と撹拌混合できるこ
とも可能になる。
【0069】この方法によれば、不快臭、有毒ガスを気
にせず水分減少処理装置40の設置や固化剤61の撹拌
作業が機械作業ででき、広い処理範囲3の作業ができる
ので、大幅な工期短縮が可能になる。
【0070】なお、図9に示すように、遮水壁5を撤去
する際に、給水ポンプ23で処理範囲3に水4を注入す
ることで、撤去される遮水壁5が外部の水圧で倒壊した
り、固化したヘドロ2が水流で押流されるのを防止する
ことができる。
【0071】以上、図示した実施の形態は、川以外にも
湖沼、港湾や工場の汚水沈殿池等からなる水域で実施す
ることも可能である。
【0072】なお、上記各実施例に共通するが、図12
に示すように、遮水壁5の構築の際に、遮水壁5、川岸
6に強化枠13を取付け、強化枠13の間にジャッキ1
4付きの突張部材15を支持すれば、遮水壁5の耐水圧
強度が高くなるとともに、突張部材15を各種作業の足
場や各種作業機の支持ベースとして利用することができ
る。
【0073】
【発明の効果】以上のように、本発明に係るヘドロ処理
方法は、ヘドロが堆積している水域に遮水壁で処理範囲
を区画し、処理範囲のヘドロの上面にヘドロ上面保護材
を注入し、処理範囲の上部の水を排出した後、ヘドロ上
面保護材の補強を行ってヘドロ中の含水分を減少処理す
る装置を処理範囲に設置し、ヘドロ中の含水分を減少処
理するとともにヘドロ上面保護材の外縁の縁切りを行っ
てヘドロ体積を減少させる方法としたので、ヘドロ処理
に伴う不快臭が出にくく、また、ヘドロの二次処理を必
要としないヘドロ処理方法を提供できる。
【0074】また、重機を処理範囲に搬入することがで
き、その結果、ウエルポイント管などの水分減少処理装
置を容易に設置することができる。さらには、水分減少
処理装置でヘドロの水分の減少作業中に、ヘドロ上面保
護材及び補強材の上部に水を給水したので、給水した水
の重さでより効果的に水分減少処理装置によるヘドロの
水分の減少作業中が行え、処理完了までの施工期間を短
期にできる。
【0075】また隣接する新たな処理範囲の区画には前
回使用した遮水壁の一部を再使用するので、次のヘドロ
処理作業に迅速に取りかかれる。したがって、さらに処
理完了までの施工期間が短期となり、低コストのヘドロ
処理方法を提供できる。
【0076】さらには、遮水壁に保護手段を設けて処理
範囲を立体的に区画したので、不快臭、有毒ガスを完全
に漏出させることなく浄化処理することができるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るヘドロ処理方法及びその装置の
実施の形態(1)を示す工程図であり、図13のX−X
断面である。図1〜図5の順に工程順が示されている。
【図2】 本発明に係るヘドロ処理方法及びその装置の
実施の形態(1)を示す工程図である。
【図3】 本発明に係るヘドロ処理方法及びその装置の
実施の形態(1)を示す工程図である。
【図4】 本発明に係るヘドロ処理方法及びその装置の
実施の形態(1)を示す工程図である。
【図5】 本発明に係るヘドロ処理方法及びその装置の
実施の形態(1)を示す工程図である。
【図6】 本発明に係るヘドロ処理方法及びその装置の
実施の形態(2)を示す一つの工程図である。
【図7】 本発明に係るヘドロ処理方法及びその装置の
実施の形態(3)を示す一つの工程図である。
【図8】 本発明に係るヘドロ処理方法及びその装置の
実施の形態(3)を示す一つの工程図である。
【図9】 本発明に係るヘドロ処理方法の実施の形態に
共通する一つの工程図である。
【図10】 本発明に係るヘドロ処理方法の実施の形態
(1)を示す一つの工程図である。
【図11】 本発明に係るヘドロ処理方法の実施の形態
(1)を示す一つの工程図である。
【図12】 本発明に係るヘドロ処理方法の実施の形態
に共通する一つの工程図である。
【図13】 本発明に係るヘドロ処理方法及びその装置
の実施の形態(1)を示す一つの工程図である。
【図14】 本発明に係るヘドロ処理方法及びその装置
の実施の形態(1)を示す工程図であり、図13のX−
X断面である。
【符号の説明】 2 ヘドロ 3 処理範囲 4 水 5 遮水壁 10 保護手段 16 シート 17 空気浄化装置 18 ヘドロ上面保護材 19 補強材 20 排水装置 30 保護材注入装置 40 水分減少処理装置 41 ウエルポイント管 50 水分減少処理装置(電気式水分収集装
置) 60 固化剤注入装置 61 固化剤 62 攪拌機 100 ヘドロ処理装置 110 ヘドロ処理装置 120 ヘドロ処理装置

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘドロが堆積している水域に遮水壁で処
    理範囲を区画し、処理範囲のヘドロの上面にヘドロ上面
    保護材を注入し、処理範囲の上部の水を排出した後、ヘ
    ドロ上面保護材の補強を行ってヘドロ中の含水分を減少
    処理する装置を処理範囲に設置し、ヘドロ中の含水分を
    減少処理するとともにヘドロ上面保護材の外縁の縁切り
    を行ってヘドロ体積を減少させるヘドロ処理方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のヘドロ処理方法におい
    て、ヘドロ上面保護材は水中コンクリートまたは水中モ
    ルタルであり、ヘドロ上面保護材の補強はコンクリート
    またはモルタルを敷設するものであることを特徴とする
    ヘドロ処理方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のヘドロ処理方
    法において、隣接する新たな処理範囲の区画には前回使
    用した遮水壁の一部を再使用することを特徴とするヘド
    ロ処理方法。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載のヘドロ
    処理方法において、ヘドロ中の含水分の減少処理は、ウ
    エルポイント工法によるウエルポイント管により行うこ
    とを特徴とするヘドロ処理方法。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3のいずれかに記載のヘドロ
    処理方法において、ヘドロ中の含水分の減少処理は、ヘ
    ドロ中に打ち込んだプラス電極の電極棒と、ヘドロ中に
    打ち込んだ小孔を有するマイナス電極の中空管に電圧を
    かけ、中空管に流入するヘドロ中の水分を排出すること
    を特徴とするヘドロ処理方法。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載のヘドロ
    処理方法において、遮水壁の上部を覆う保護手段を設
    け、処理範囲を立体的に区画することを特徴とするヘド
    ロ処理方法。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載のヘドロ
    処理方法において、ヘドロ中の含水分を減少処理する際
    に、処理範囲に水を入れてヘドロ上面保護材を押し込む
    ことを特徴とするヘドロ処理方法。
  8. 【請求項8】 ヘドロが堆積している水域でその地盤に
    打ち込むことで処理範囲を区画する遮水壁と、ヘドロの
    上面にヘドロ上面保護材を注入する保護材注入装置と、
    処理範囲の上部の水を排出する排水装置と、ヘドロ中の
    含水分を減少させる水分減少処理装置とを備えたヘドロ
    処理装置。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載のヘドロ処理装置におい
    て、処理範囲の上部を覆う保護手段を備えたことを特徴
    とするヘドロ処理装置。
  10. 【請求項10】 請求項8または9に記載のヘドロ処理
    装置において、水分減少処理装置は、ヘドロ中に打ち込
    んだプラス極の電極棒と、小孔を有する中空のマイナス
    極の電極管と、両極に電圧を付加する電圧付加手段と、
    マイナス極の電極管の水を排水する排水ポンプを備えた
    ことを特徴とするヘドロ処理装置。
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