JP2002254973A - ダンプカ−の荷台 - Google Patents
ダンプカ−の荷台Info
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- JP2002254973A JP2002254973A JP2001059365A JP2001059365A JP2002254973A JP 2002254973 A JP2002254973 A JP 2002254973A JP 2001059365 A JP2001059365 A JP 2001059365A JP 2001059365 A JP2001059365 A JP 2001059365A JP 2002254973 A JP2002254973 A JP 2002254973A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dump truck
- rocks
- load
- carrying platform
- cab
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】積荷の岩石等をダンプするときに、岩石等が噛
み合って流れを阻止するような堰を作ることがないダン
プカ−の荷台の提供 【解決手段】この発明のダンプカ−の荷台は、荷台1の
左右の側壁部2,2’に、運転台3に向かって先細りの
テ−パ部4,4’を設けており、ダンプ時における上流
側岩石等の下流側への瞬間的流圧を、テ−パ部4,4’
の広がりにより、吸収・緩和できるようになっている。
み合って流れを阻止するような堰を作ることがないダン
プカ−の荷台の提供 【解決手段】この発明のダンプカ−の荷台は、荷台1の
左右の側壁部2,2’に、運転台3に向かって先細りの
テ−パ部4,4’を設けており、ダンプ時における上流
側岩石等の下流側への瞬間的流圧を、テ−パ部4,4’
の広がりにより、吸収・緩和できるようになっている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、岩石や土砂等を
運搬するダンプカ−の荷台の構造に関するものである。
運搬するダンプカ−の荷台の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ダンプカ−の荷台aは、図4 に
示すように、前後の幅b,bが等しい矩形の箱形をして
いたので、荷台aに積載した岩石cを作業現場の崖縁等
で、荷台aを上げて、岩石cをダンプする場合、運転台
dに近い上流側の岩石cがどさっと下流側に流れる時の
瞬間的流圧が非常に大きく、この大きな流圧によって下
流側の岩石cに乗り上げたり、又は岩石c同志が噛み合
ったりして、岩石cを荷台aの側壁の方向に押し広げ、
図5に示すように、岩石cが絡み合った状態の堰eを作
り、岩石cの流れを阻止するという不具合が生じること
があった。
示すように、前後の幅b,bが等しい矩形の箱形をして
いたので、荷台aに積載した岩石cを作業現場の崖縁等
で、荷台aを上げて、岩石cをダンプする場合、運転台
dに近い上流側の岩石cがどさっと下流側に流れる時の
瞬間的流圧が非常に大きく、この大きな流圧によって下
流側の岩石cに乗り上げたり、又は岩石c同志が噛み合
ったりして、岩石cを荷台aの側壁の方向に押し広げ、
図5に示すように、岩石cが絡み合った状態の堰eを作
り、岩石cの流れを阻止するという不具合が生じること
があった。
【0003】前記不具合が生じると、ダンプカ−の重心
が後方に大きくずれるので、図6に示すように、運転台
dが持ち上がり、ダンプカ−自体が崖下に転落したり、
又は横転してしまうという危険性があった。
が後方に大きくずれるので、図6に示すように、運転台
dが持ち上がり、ダンプカ−自体が崖下に転落したり、
又は横転してしまうという危険性があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、従来の技
術で記述した不具合を解消するためになされたもので、
積荷の岩石等をダンプするときに、岩石等が噛み合って
流れを阻止するような堰を作ることがないダンプカ−の
荷台の提供を目的とするものである。
術で記述した不具合を解消するためになされたもので、
積荷の岩石等をダンプするときに、岩石等が噛み合って
流れを阻止するような堰を作ることがないダンプカ−の
荷台の提供を目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明のダンプカ−の
荷台は、荷台の左右の側壁部に、運転台に向かって先細
りのテ−パ部を設けていることを特徴とするものであ
る。
荷台は、荷台の左右の側壁部に、運転台に向かって先細
りのテ−パ部を設けていることを特徴とするものであ
る。
【0006】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態の一例を図
面を参照しながら説明する。図1(a),(b)に示す
ように、荷台1の左右の側壁部2,2’に、運転台3に
向かって先細りのテ−パ部4,4’設けている。
面を参照しながら説明する。図1(a),(b)に示す
ように、荷台1の左右の側壁部2,2’に、運転台3に
向かって先細りのテ−パ部4,4’設けている。
【0007】なお、図1(a)は、荷台1の左右の側壁
部2,2’の厚さを上流に向かって、内側方向に厚くす
ることにより、テ−パ部4,4’を設けた例を示し、図
1(b)は、荷台1の左右の側壁部2,2’の巾を上流
に向かって、狭くすることにより、テ−パ部4,4’を
設けた例を示している。
部2,2’の厚さを上流に向かって、内側方向に厚くす
ることにより、テ−パ部4,4’を設けた例を示し、図
1(b)は、荷台1の左右の側壁部2,2’の巾を上流
に向かって、狭くすることにより、テ−パ部4,4’を
設けた例を示している。
【0008】また、前後の幅が等しい矩形の箱形の荷台
を備えている既設のダンプカ−の場合には、図2に示す
ように、荷台1の左右の側壁部2,2’に、例えば、図
3に示すように、金属板で作った楔状の部材5を固定
し、運転台3に向かって先細りのテ−パ部4,4’を設
けている。
を備えている既設のダンプカ−の場合には、図2に示す
ように、荷台1の左右の側壁部2,2’に、例えば、図
3に示すように、金属板で作った楔状の部材5を固定
し、運転台3に向かって先細りのテ−パ部4,4’を設
けている。
【0009】前記テ−パ部4,4’を設けると、ダンプ
時における上流側岩石の下流側への瞬間的流圧が、テ−
パ部4,4’の広がりにより、吸収・緩和され、下流側
での岩石の乗り上げや噛み合い等による前記堰fの発生
を防止する。
時における上流側岩石の下流側への瞬間的流圧が、テ−
パ部4,4’の広がりにより、吸収・緩和され、下流側
での岩石の乗り上げや噛み合い等による前記堰fの発生
を防止する。
【0010】なお、テ−パ部4,4’を設けたことによ
る積載量の減少は、高さを高くしたり、又は荷台1の長
さを長くすることにより補足することができる。
る積載量の減少は、高さを高くしたり、又は荷台1の長
さを長くすることにより補足することができる。
【0011】既設ダンプカ−に取り付ける前記楔状の部
材5は、荷台1に溶接又はボルト・ナット等によって固
定される。
材5は、荷台1に溶接又はボルト・ナット等によって固
定される。
【0012】
【発明の効果】この発明は上述のように構成されている
ので、次のような効果を呈する。 ダンプ時における上流側岩石の下流側への瞬間的流圧
が吸収・緩和されるので、下流側での岩石の乗り上げや
噛み合い等による堰の発生を防止できる。 岩石等がスム−ズに流れ、岩石等の停滞による重心の
後方への大きなずれがないので、運転台の持ち上がり、
ダンプカ−自体の崖下への転落、又は横転の危険性を防
止できる。(特に、ゲ−ト式ダンプカ−に有効) 運転者の恐怖心を軽減できる。 ダンプ時、荷台側壁部や底部に残土が生じず歩留まり
がよくなる。 軽トラダンプカ−から40トン等の重ダンプカ−等に
全て適用できる。 屋根付き施設での積み荷の排出が低い位置でできる。 構造が簡単であるので、既設のダンプカ−にも容易に
適用できる。
ので、次のような効果を呈する。 ダンプ時における上流側岩石の下流側への瞬間的流圧
が吸収・緩和されるので、下流側での岩石の乗り上げや
噛み合い等による堰の発生を防止できる。 岩石等がスム−ズに流れ、岩石等の停滞による重心の
後方への大きなずれがないので、運転台の持ち上がり、
ダンプカ−自体の崖下への転落、又は横転の危険性を防
止できる。(特に、ゲ−ト式ダンプカ−に有効) 運転者の恐怖心を軽減できる。 ダンプ時、荷台側壁部や底部に残土が生じず歩留まり
がよくなる。 軽トラダンプカ−から40トン等の重ダンプカ−等に
全て適用できる。 屋根付き施設での積み荷の排出が低い位置でできる。 構造が簡単であるので、既設のダンプカ−にも容易に
適用できる。
【図1】この発明の実施の一例を示す平面図
【図2】この発明の別の実施の一例を示す平面図
【図3】楔状の部材の一例を示す斜視図
【図4】従来の実施例を示す平面図
【図5】図4において、岩石等の乗り上げや噛み合い等
によって堰ができた状態を示す概略平面図
によって堰ができた状態を示す概略平面図
【図6】ダンプカ−の運転台が持ち上がった状態を示す
説明図
説明図
1 荷台 2,2’荷台の側壁部 3 運転台 4,4’ テ−パ部 5 楔状の部材 a 荷台 b 荷台の前後の巾 c 岩石 d 運転台 e 堰
Claims (2)
- 【請求項1】 荷台(1)の左右の側壁部(2,2’)
に、運転台(3)に向かって先細りのテ−パ部(4,
4’)を設けたことを特徴とするダンプカ−の荷台 - 【請求項2】 荷台(1)の左右の側壁部(2,2’)
に、楔状の部材(5)を固定し、運転台(3)に向かっ
て先細りのテ−パ部(4,4’)を設けたことを特徴と
するダンプカ−の荷台
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001059365A JP2002254973A (ja) | 2001-03-05 | 2001-03-05 | ダンプカ−の荷台 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001059365A JP2002254973A (ja) | 2001-03-05 | 2001-03-05 | ダンプカ−の荷台 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002254973A true JP2002254973A (ja) | 2002-09-11 |
Family
ID=18918935
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001059365A Pending JP2002254973A (ja) | 2001-03-05 | 2001-03-05 | ダンプカ−の荷台 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002254973A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6637808B1 (en) * | 2002-01-30 | 2003-10-28 | Brian S. Ling | Dump vehicle body |
JP2008005713A (ja) * | 2006-06-27 | 2008-01-17 | Shimano Inc | 釣り用リールの連結部材 |
CN103754147A (zh) * | 2013-12-23 | 2014-04-30 | 柳州乘龙专用车有限公司 | 自卸车车厢 |
-
2001
- 2001-03-05 JP JP2001059365A patent/JP2002254973A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6637808B1 (en) * | 2002-01-30 | 2003-10-28 | Brian S. Ling | Dump vehicle body |
JP2008005713A (ja) * | 2006-06-27 | 2008-01-17 | Shimano Inc | 釣り用リールの連結部材 |
CN103754147A (zh) * | 2013-12-23 | 2014-04-30 | 柳州乘龙专用车有限公司 | 自卸车车厢 |
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