JP2002254264A - 傾斜ステージ及び加工装置 - Google Patents

傾斜ステージ及び加工装置

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JP2002254264A JP2001056342A JP2001056342A JP2002254264A JP 2002254264 A JP2002254264 A JP 2002254264A JP 2001056342 A JP2001056342 A JP 2001056342A JP 2001056342 A JP2001056342 A JP 2001056342A JP 2002254264 A JP2002254264 A JP 2002254264A
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Kazuhiko Sunakawa
和彦 砂川
Tadashi Abe
正 阿部
Yukio Maeda
幸夫 前田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被加工物の傾斜角度を容易に調整することの
できる汎用性に優れた傾斜ステージ及び該傾斜ステージ
を備える加工装置を提供する。 【解決手段】 本発明の傾斜ステージAは、基台となる
固定板1と、固定板1に対して対向配置される傾斜板2
と、固定板1に対して傾斜板2を傾斜可能に支持する支
持体としての球体3と、傾斜板2を固定板1に対して所
望の傾斜状態に調整可能かつ前記傾斜状態を保持可能
に、固定板1と傾斜板2とを互いに連結するボルト4
と、を備えている。そして、ボルト4の締め具合を操作
することにより、ベースBを介して傾斜板2に固定され
ている被加工物Wの被加工面の傾斜角度及び傾斜方向を
容易に調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被加工物に任意の
傾斜角度をつけて被加工物を固定する傾斜ステージ及び
該傾斜ステージを備える加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】被加工物に傾斜をつけて研削・切削等の
加工を施す際に、多次元バイス(万力)等により、被加
工物を任意の傾斜角度に挟持・固定して、被加工物の傾
斜角度の調整が行われる。ここで、被加工物を支持する
とともに被加工物の傾斜角度を調整するために、所望の
高さを有する精密な板材を必要とし、この精密な板材を
多数組み合わせて傾斜角度の調整を行わなければならな
い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た精密な板材は非常に高価であり、また、剛性を確保す
るために板材本体の大きさも非常に大きく使用できる加
工装置が限定される。加えて、被加工物の傾斜角度を変
更する際に、角度調整用の板材の変更・交換を行わなけ
ればならず、様々な傾斜角度で被加工物を加工するのは
煩雑な作業を伴う。
【0004】また、上記した多次元バイスのような傾斜
治具を用いずに、光学用ゴニオメータを用いて被加工物
に傾斜をつけて研削・切削等の加工を行うことも可能で
あるが、光学用ゴニオメータは剛性に乏しく加工用の傾
斜治具としては不適である。さらに加工用ゴニオメータ
を用いることも可能であるが、加工用ゴニオメータ自体
がサイズ面のみならず重量面においても非常に大きく、
被加工物の特殊な加工に用いられている。これらのこと
より、被加工物の傾斜角度の調整を容易に行うことがで
き、さらに被加工物の取付治具をかねた傾斜治具として
様々な加工装置に適用できる汎用性に優れた傾斜治具
(傾斜ステージ)が求められている。
【0005】そこで本発明は、被加工物の傾斜角度を容
易に調整することのできる汎用性に優れた傾斜ステージ
及び該傾斜ステージを備える加工装置を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】例えば図1、2及び図4
〜8に示すように、請求項1記載の発明の傾斜ステージ
(A)は、基台となる第1板体(固定板1)と、前記第
1板体に対して対向配置される第2板体(傾斜板2)
と、少なくとも円柱の側周面の一部又は少なくとも球面
の一部を有するように形成され、前記第1板体に対して
前記第2板体を傾斜可能に支持する支持体(球体3,半
球体30,円柱31,半円柱32)と、前記第2板体を
前記第1板体に対して所望の傾斜状態に調整可能かつ前
記傾斜状態を保持可能に、前記第1板体と前記第2板体
とを互いに連結する保持部材(ボルト4)と、を備え
る。
【0007】ここで、「少なくとも円柱の側周面の一部」
とは、円柱の側周面と、側周面のうち円弧を形成する一
部分との両方を含むものである。また、「少なくとも球
面の一部」とは、球体全体と、半球面のような球面の一
部との両方を含むものである。円柱の側周面又は球面の
一部が第1板体又は第2板体のいずれかに一体に形成さ
れていてもよい。
【0008】請求項1記載の発明によれば、支持体の円
柱の側周面の一部又は球面の一部によって第2板体が支
持される場合、支持体が支点となって、第2板体は第1
板体に対して揺動自在とされることになる。そして、保
持部材を用いてこれら二枚の板体を連結することによ
り、第2板体の第1板体に対する傾斜角度を所望通りに
容易に調整することができる。従って、この第2板体に
被加工物を固定した際に、第2板体に一体となって固定
された被加工物の加工面の傾斜角度の調整も容易に行う
ことができる。
【0009】また、第2板体は支持体に支持されるとと
もに保持部材により第1板体に連結されるので、第2板
体の傾斜状態は確実に保持され、剛性を有する傾斜ステ
ージとすることができる。
【0010】さらに、本発明の傾斜ステージは、板体の
面積と二枚の板体の厚みと板体同士の間隔とからその占
有されるスペースがほぼ決まることになり、容易に小型
化可能である。従って、この傾斜ステージを各種加工装
置等に容易に組み込んで使用することができる。
【0011】なお、傾斜ステージを加工装置に組み込む
場合に、被加工物の載置・固定される第2板体のステー
ジ面には、被加工物を固定する固定装置が設けられてい
るものとしても良いし、ステージ面にワックス等の接着
及び剥離が可能な材料で被加工物をステージ面に取り付
けるものとしても良いし、ステージ面上に締結、クラン
プ等により板材を固定し、該板材に部材をワックス等に
より固定するものとしても良い。また、基台となる第1
板体に加工装置への固定機構を設けても良い。
【0012】請求項2記載の発明は、例えば図2,3に
示すように、請求項1記載の傾斜ステージにおいて、前
記支持体は、前記少なくとも球面の一部を有するように
形成されており、少なくとも前記第1板体又は前記第2板
体のいずれか一方に前記球面を受ける球受部(1a,2
a)が形成されており、前記保持部材は、前記第1板体
に平行な同一平面内で直交する2軸(X軸,Y軸)上の
少なくとも3点に均等に配置されているものである。
【0013】ここで、「保持部材」は2軸上の少なくとも
3点に配置されていれば、第2板体を所望の傾斜状態に
調整可能であるが、2軸上の4点に均等に配置される場
合のほうが、より簡単に傾斜状態を保持できるので好ま
しい。
【0014】保持部材をX軸,Y軸の2軸上の4点に均
等に配置した場合には、X軸上の二つの保持部材によ
り、Y軸を回転軸とするステージ面の傾斜角を決め、か
つ、Y軸上の二つの保持部材によりX軸を回転軸とする
第2板体の傾斜角を決めることができる。すなわち、X
軸及びY軸のうちの一方の軸を回転中心とする第2板体
の角度を決めた後に、他方の軸を回転中心とする第2板
体の角度を決めることで、第2板体において被加工物の
載置・固定されるステージ面の傾斜方向と傾斜角度を容
易に決めることができる。
【0015】また、請求項3記載の発明は、例えば図2
に示すように、請求項2記載の傾斜ステージにおいて、
前記支持体は、前記第2板体の中心を支持するように配
設されているものである。
【0016】請求項3記載の発明によれば、支持体が第
2板体の中心を支持するので、第2板体の傾斜状態(傾
斜角度及び傾斜方向)の調整を容易に行うことができ
る。
【0017】また、請求項4記載の発明は、例えば図2
に示すように、請求項2又は3記載の傾斜ステージにお
いて、前記支持体は、球体(3)に形成されているもの
である。
【0018】請求項4記載の発明によれば、支持体を球
体に形成するので、傾斜ステージの構造がより簡単にな
り、傾斜ステージを容易に製造することができる。すな
わち、請求項1乃至3の傾斜ステージの構成も考慮する
と、傾斜ステージは、二枚の板体と、球体と、ボルト等
の保持部材により製造できるので、既製の部材を利用し
て極めて容易かつ安価に製造することができる。従っ
て、この傾斜ステージを加工装置に組み込むものとして
も、加工装置のコストアップを最小限のものとすること
ができ、各種加工装置に角度調整が可能な機構を安価に
付加することができる。そして、これらのことより、本
発明の傾斜ステージを汎用性に優れたものとすることが
できる。
【0019】請求項5記載の発明は、例えば図9に示す
ように、一方端に研削砥石(砥石5a)が固定された第
1回転軸(砥石軸5b)と、一方端に前記研削砥石と対
向するように被加工物(W)を配置可能かつ前記第1回
転軸と軸方向が平行になるように配設された第2回転軸
(ステージ軸6)とを備えた加工装置(B)において、
前記第2回転軸の前記一方端に、請求項1乃至請求項4
のいずれかに記載の傾斜ステージ(A)が着脱自在に固
定されていることを特徴とする。
【0020】請求項5記載の発明によれば、第2回転軸
の一方端に傾斜ステージが着脱自在に固定されるので、
傾斜ステージの取り付け、取り外しを容易に行うことが
できる。また、請求項5記載の加工装置は請求項1乃至
請求項4のいずれかに記載の傾斜ステージを固定するこ
とができるので、被加工物に所望の傾斜状態を与えて簡
単に加工することができる。
【0021】なお、傾斜ステージを加工装置に固定する
際には、直接、被加工物を固定することに限られるもの
ではなく、被加工物を掴んだり挟持したりして被加工物
を固定する装置を加工装置に固定する装置、すなわち、
間接的に被加工物を加工装置に固定する装置を備えて傾
斜ステージを加工装置に固定するようにしてもよい。ま
た、傾斜ステージ全体が載置された状態で、傾斜ステー
ジ全体の自重と、傾斜ステージの載置された加工装置の
載置面の摩擦力とにより傾斜ステージが加工装置に固定
されるものとしてもよいし、被加工物の搭載された傾斜
テーブルを磁力により加工装置に固定するようにしても
よい。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の傾斜ステージ及び
加工装置に係る実施の形態について図面を参照して説明
する。なお、本実施の形態において、「加工装置」は被加
工物固定用ステージに被加工物を固定し、回転させた研
削砥石を用いて被加工物表面の研削を行う装置であり、
「傾斜ステージ」は固定された被加工物に所定の傾斜状態
(傾斜角度及び傾斜方向)を与えるステージである。
【0023】図1〜3に示すように、傾斜ステージA
は、二枚の板体1,2と、球体3(支持体)と、二枚の
板体1,2を連結する四本のボルト4(保持部材)とか
ら主要部が構成されている。
【0024】二枚の板体1,2は、傾斜ステージAを備
える加工装置(後述)側に固定される固定板(第1板
体)1と、固定板1に対する傾斜状態が調整される傾斜
板2(第2板体)とから構成されている。
【0025】固定板1は、図2に示すように、所定の厚
みを有する円盤状の部材であって、焼きいれ鋼で形成さ
れている。また、固定板1には、球体3と接する側面の
略中央に略円錐凹状に形成された球受部1aが設けられ
ている。この球受部1aは、球体3が全方向に回転自在
となるように球体3を受けている。球受部1aから放射
状に延在する固定板1の四方向の端部には、四本のボル
ト4が螺合・締結されるための締結孔1bが形成されて
いる。詳しくは、締結孔1bは、球受部1a(または嵌
合された状態の球体3)の中心を通るX軸上で、かつ、
球受部1aを中央に挟む二つの位置と、X軸に直交する
Y軸上で、かつ、球受部1aを中央に挟む二つの位置と
の計四つの位置に形成されている。
【0026】傾斜板2は、前記した固定板1と略同様の
構成とされており、固定板1に対して対向する位置に配
置されている。そして、球体3と接する側面に球受部2
aが形成されるとともに、四本のボルト4が挿通される
ための挿通孔2bが形成されている。なお、球受部2a
は略円錐凹状に形成されており、球体3が全方向に回転
自在となるように球体3を受けている。そして、これら
固定板1及び傾斜板2それぞれの球体3と接する側面同
士を重ねた状態においては、球受部1a,2a及び締結
孔1b,挿通孔2bとが一致するようになっている。
【0027】また、傾斜板2の球体3と接する側面の反
対側面にベースBを介して被加工物Wが固定されるよう
になっている。詳しくは、ベースBは略正方形に形成さ
れた所定の厚みを有する板状部材であって、四つの角部
がボルトB1により傾斜板2に固定されている。そし
て、傾斜板2に固定されたベースBの表面に被加工物W
が固定されるようになっている。従って、傾斜板2のベ
ースBの固定された側面が、被加工物Wに所定の傾斜角
度及び傾斜方向を与えるステージ面2cとされる。な
お、傾斜板2のステージ面2cにベースBを介して被加
工物Wを固定するようにしているが、被加工物Wをステ
ージ面2cに直接固定するようにしてもよい。
【0028】球体3は、焼きいれ鋼球で形成されてお
り、前述した固定板1及び傾斜板2により挟みこまれて
いる。即ち、球体3は、球受部1a,2aそれぞれに嵌
合され、傾斜板2の中心を支持するように配設されてい
る。この場合、二枚の板体1,2間で球体3は回転自在
に保持されるが、嵌合された位置からの水平方向及び垂
直方向への移動は規制された状態となる。
【0029】なお、球体3が二枚の板体1,2の球受部
1a,2aそれぞれに嵌合された際には、球体3全体が
嵌合されるのではなく、球体3の端部同士(すなわち球
体3の一部同士)が嵌合されるので、二枚の板体1,2
は互いに間隔をあけて配置されることになる。従って、
球体3が二枚の板体1,2間に保持された状態にあって
は、これら二枚の板体1,2は球体3を介して互いに揺
動自在に配置された状態となる。また、この状態を保持
しつつ固定板1を水平面状に固定した際には、傾斜板2
は回転自在な球体3が支点となって、固定板1に対して
傾斜板2を傾斜可能に支持する。すなわち、球体3が傾
斜板2の中心を支点として傾斜板2を支持するため、固
定板1に対する傾斜板2のステージ面2cの傾斜状態
(傾斜角度及び傾斜方向)を自在なものとすることがで
きるとともに、傾斜状態の調整が容易に行えるようにな
っている。
【0030】ボルト4は、前述したような球体3を介し
て二枚の板体1,2を配置した際に、傾斜板2の挿通孔
2bに挿通し、さらに固定板1の締結孔1bに螺合・締
結することにより、これら二枚の板体1,2間同士を互
いに連結するものである。また、ボルト4は、その締め
具合を操作することにより、傾斜板2を固定板1に対し
て所望の傾斜状態に調整可能かつ前記傾斜状態を保持可
能にするものである。
【0031】ここで、図3に示すように、ボルト4は球
体の中心を通るX,Y軸のそれぞれの軸上を通り、か
つ、球体3を中心に配置するように4箇所に配置されて
二枚の板体1、2を締結する。従って、X軸上の二本の
ボルト4(以下、Xボルト4と称する)を固定・保持し
た状態で、Y軸上の二本のボルト4(以下、Yボルト4
と称する)の締め具合を操作することにより、Xボルト
4及び球体3を支点とした(X軸を回転中心とした)Y
軸方向の傾斜角度(すなわち傾斜板2のステージ面2c
のY軸方向の傾斜角度)を任意に決めることができる。
また、同様にYボルト4を固定・保持した状態で、Xボ
ルト4の締め具合を操作することにより、Yボルト4及
び球体3を支点とした(Y軸を回転中心とした)X軸方
向の傾斜角度を決めることができる。そして、これら
X,Yボルト4の締め具合をそれぞれ組み合わせて操作
することにより、傾斜板2のステージ面2cの固定板1
に対する傾斜角度及び傾斜方向を所望通りに設定するこ
とができる。すなわち、これらの構成を備えた傾斜ステ
ージAはX,Y軸それぞれに対応して傾斜する、いわゆ
る二軸式の傾斜ステージとすることができる。
【0032】前記した傾斜ステージAにおいては、傾斜
板2を傾斜可能に支持する支持体が球体(球体3)に形
成されている例を示したが、他の変形例としては以下の
ようなものも考えられる。なお、以下に示す変形例は、
前記した傾斜ステージAの支持体(球体3)と二枚の板
体1,2の支持体と関わり合う部分を除く構成が略同様
であるので、上記例と同様の構成要素には同一の符号を
付して説明は省略する。
【0033】図4に示すように、第一の変形例において
は、支持体は半球体30に形成されている。半球体30
は、底部が平坦に形成された基端部30aと、頂部が少
なくとも球面の一部を有する半球部30bとを備えてい
る。基端部30aは固定板1の中央に形成されている凹
部1cに嵌合・固定されている。一方、半球部30bは
傾斜板2の上記例と同様の球受部2aに回転自在に受け
られている。そして、ボルト4の締め具合を操作するこ
とにより、傾斜板2のステージ面2cは、X及びY軸の
二軸が回転中心となって所望の傾斜状態(傾斜角度及び
傾斜方向)が可能となる。
【0034】また、図5及び6に示すように、第二の変
形例においては、支持体は円柱31に形成されている。
円柱31は、その側周面の一部が固定板1及び傾斜板2
の受部1d,2dそれぞれに回転自在に受けられてい
る。なお、この場合、受部1d,2dは円柱31の延在
する方向に断面三角形状の溝となって形成され、この溝
内で円柱31が周方向に回転自在となっている。そし
て、ボルト4の締め具合を操作することにより、傾斜板
2のステージ面2cはX又はY軸の一軸が回転中心とな
って傾斜可能となる。
【0035】さらに、図7及び8に示すように、第三の
変形例においては、支持体は半円柱32に形成されてい
る。半円柱32は底部が平坦に形成された基端部32a
を有し、略長方形状に形成された固定板1の凹部1eに
嵌合・固定されている。また、半円柱32の側周面の一
部が傾斜板2の受部2eに回転自在に受けられている。
なお、この場合、受部2eは半円柱32の延在する方向
に断面三角形状の溝となって形成されている。そして、
この場合においても、図5及び6に示した傾斜ステージ
Aと同様に、ボルト4の締め具合を操作することによ
り、傾斜板2のステージ面2cはX又はY軸の一軸が回
転中心となって傾斜可能となる。
【0036】次に、前述した傾斜ステージを備えた加工
装置において、加工装置の概略構成を説明するとともに
被加工物の研削方法を図面を参照して説明する。図9に
示すように、加工装置Mは、被加工物Wを研削する砥石
車5と、前述した傾斜ステージAとを備え、砥石車5と
傾斜ステージAに固定される被加工物Wとが互いに対向
する位置に配置されている。
【0037】砥石車5は、被加工物Wに向かう表面側に
砥石5aを備え、この砥石5aにより被加工物Wの研削
を行う。また、砥石車5は砥石軸(第1回転軸)5bの
先端に装着されており、砥石軸5bの基端に備えられた
駆動手段(図示しない)を作動させることにより、その
駆動力に連動して砥石軸5bが軸心となって砥石車5が
回転可能になるとともに、砥石車5を略垂直に保持した
状態で紙面の左右方向に沿って砥石車5を移動可能とす
ることができるようになっている。
【0038】傾斜ステージAは、上記した砥石車5の対
向する位置に配置されるとともに、加工装置Mに備えら
れたステージ軸(第2回転軸)6の先端に略垂直に立設
された状態で着脱自在に固定されている。詳しくは、図
3に示すように、固定板1底部の中心には軸受1fが形
成されており、ステージ軸6の先端をこの軸受1fに装
着することにより、傾斜ステージAがステージ軸6に着
脱自在に固定されるようになっている。従って、傾斜ス
テージAの加工装置Bに対する取り付け・外しを容易に
行うことができる。
【0039】また、ステージ軸6の基端には駆動手段
(図示しない)が備えられ、駆動手段を作動させること
により、その駆動力に連動してステージ軸6が軸心とな
って傾斜ステージAが回転可能となっている。なお、ス
テージ軸6は前記した砥石車5の砥石軸5bと軸方向が
平行になるように配設されている。
【0040】そして、実際に、被加工物Wを研削する際
には、図2に示すように、球体3を二枚の板体1,2間
に介した状態でボルト4を締結し、二枚の板体1,2同
士を連結する。そして、傾斜板2のステージ面2cにベ
ースBをボルトB1により固定し、さらに、ベースBの
表面に被加工物Wを研削面が表面側に配置するようにワ
ックス等の材料で取り付ける。次に、四本のボルト4の
締め具合を操作するとともにマイクロメータ等の機器を
用いて、傾斜板2のステージ面2cが所望の傾斜角度及
び傾斜方向になるように調整する。
【0041】なお、マイクロメータは一般に測定用とし
て利用されている周知なもので、先端に設けられたヘッ
ドが微小間隔で移動可能であり、傾斜板2のステージ面
2cの各点と前記ヘッドとの距離を測定することでステ
ージ面2cの傾斜角度及び傾斜方向を容易に測定するこ
とができる。
【0042】その後、図9に示すように、被加工物Wが
固定された傾斜ステージAを垂直に立てた状態でステー
ジ軸6の先端に固定する。最後に、前述した二つの駆動
手段を作動させることで、砥石軸5b及びステージ軸6
を回転させるとともに、砥石車5を被加工物W側に移動
させて、砥石5aにより被加工物Wの研削面を研削す
る。
【0043】なお、二枚の板体1,2及び支持体として
の球体3(半球体30,円柱31,半円柱32)は鋼製
材料から形成されており、被加工物Wを研削する際に、
被加工物Wが傾斜ステージAに適するサイズであれば、
被加工物Wに対して砥石車5からの圧力が加わったとし
ても、該圧力に抗する剛性力を充分に有しているもので
ある。また、仮に、前記圧力により傾斜ステージAが弾
性変形したとしても、傾斜板2自体の復元力により、被
加工物Wは所望の傾斜角度及び傾斜方向の状態に戻さ
れ、被加工物Wの研削面への研削精度は充分に確保され
る。
【0044】以上、本実施の形態に係る傾斜ステージA
及び加工装置Mによれば、ボルト4の締め具合により、
傾斜板2のステージ面2cの固定板1に対する傾斜角度
及び傾斜方向を容易に調整することができる。従って、
ステージ面2cに固定された被加工物Wの研削面の傾斜
角度及び傾斜方向の調整も容易に行うことができる。
【0045】また、傾斜ステージAは、板体1,2の面
積と二枚の板体1,2の厚みと板体1,2同士の間隔と
からその占有されるスペースがほぼ決まることになり、
容易に小型化可能であり、各種加工装置等に容易に組み
込んで使用することができる。さらに、傾斜ステージA
は二枚の板体1,2と、球体3と、ボルト4により製造
できるので、既製の部材を利用して極めて容易かつ安価
に製造することができる。そして、この傾斜ステージA
を加工装置Mに組み込むものとしても、加工装置Mのコ
ストアップを最小限のものとすることができ、加工装置
Mに角度調整が可能な機構を安価に付加することができ
る。これらのことから、傾斜ステージAを汎用性に優れ
たものとすることができる。
【0046】なお、本実施形態に係る傾斜ステージで
は、ボルトで保持部材を構成するとして説明したが、ボ
ルトに限られず、クランプやネジで構成してもよい。ま
た、支持体として、固定板1、傾斜板2と別体に形成さ
れたものを説明したが、これに限定されず、固定板1又
は傾斜板2と一体的に形成されていてもよい。
【0047】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、簡単な構
成で被加工物の加工面の傾斜角度の調整を容易に行うこ
とができる。また、支持体が少なくとも円柱の側周面の
一部又は少なくとも球面の一部を有するように形成され
ているため、剛性があるという効果を奏する。さらに、
本発明に係る傾斜ステージを平面研削盤や回転研削盤に
取りつけてサファイアの面調整加工を行なうと、0.02度
以下の精度で面の調整を行なうことができる。
【0048】請求項2記載の発明によれば、同一平面内
で直交する二軸(X,Y軸)を回転中心として容易に傾
斜ステージのステージ面の傾斜方向と傾斜角度を決める
ことができる。
【0049】請求項3記載の発明によれば、第2板体の
中心を支点とするため、第2板体の傾斜状態(傾斜角度
及び傾斜方向)の調整を容易に行うことができる。
【0050】請求項4記載の発明によれば、既製の部材
を利用して極めて容易かつ安価に製造することができ
る。また、本発明の傾斜ステージを汎用性に優れたもの
とすることができる。
【0051】請求項5記載の発明によれば、加工装置に
対する傾斜ステージの取り付けや取り外しを容易に行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る傾斜ステージを示す斜視図
である。
【図2】前記傾斜ステージを示す断面図である。
【図3】前記傾斜ステージを示す平面図である。
【図4】本実施の形態に係る支持体として半球体を用い
た場合の傾斜ステージを示す断面図である。
【図5】本実施の形態に係る支持体として円柱を用いた
場合の傾斜ステージを示す断面図である。
【図6】図5に示す傾斜ステージを水平方向に90度回
転させた場合の断面図である。
【図7】本実施の形態に係る支持体として半円柱を用い
た場合の傾斜ステージを示す断面図である。
【図8】図7に示す傾斜ステージを水平方向に90度回
転させた場合の断面図である。
【図9】本実施の形態に係る加工装置を示す概略図であ
る。
【符号の説明】
A 傾斜ステージ M 加工装置 W 被加工物 1 板体,固定板(第1板体) 1a 球受部 2 板体,傾斜板(第2板体) 2a 球受部 3 球体(支持体) 4 ボルト(保持部材) 5a 砥石 5b 砥石軸(第1回転軸) 6 ステージ軸(第2回転軸) 30 半球体(支持体の変形例) 31 円柱(支持体の変形例) 32 半円柱(支持体の変形例)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 阿部 正 東京都足立区新田三丁目8−22 並木精密 宝石株式会社内 (72)発明者 前田 幸夫 東京都足立区新田三丁目8−22 並木精密 宝石株式会社内 Fターム(参考) 3C034 AA07 BB71 CB08 DD15 3C048 BB12 BB20

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台となる第1板体と、 前記第1板体に対して対向配置される第2板体と、 少なくとも円柱の側周面の一部又は少なくとも球面の一
    部を有するように形成され、前記第1板体に対して前記
    第2板体を傾斜可能に支持する支持体と、 前記第2板体を前記第1板体に対して所望の傾斜状態に
    調整可能かつ前記傾斜状態を保持可能に、前記第1板体
    と前記第2板体とを互いに連結する保持部材と、を備え
    た傾斜ステージ。
  2. 【請求項2】 前記支持体は、前記少なくとも球面の一
    部を有するように形成されており、少なくとも前記第1
    板体又は前記第2板体のいずれか一方に前記球面を受け
    る球受部が形成されており、 前記保持部材は、前記第1板体に平行な同一平面内で直
    交する2軸上の少なくとも3点に均等に配置されている
    ものである請求項1記載の傾斜ステージ。
  3. 【請求項3】 前記支持体は、前記第2板体の中心を支
    持するように配設されているものである請求項2記載の
    傾斜ステージ。
  4. 【請求項4】 前記支持体は、球体に形成されているも
    のである請求項2又は請求項3記載の傾斜ステージ。
  5. 【請求項5】 一方端に砥石が固定された第1回転軸
    と、一方端に前記研削砥石と対向するように被加工物を
    配置可能かつ前記第1回転軸と軸方向が平行になるよう
    に配設された第2回転軸とを備えた加工装置において、 前記第2回転軸の前記一方端に、請求項1乃至請求項4
    のいずれかに記載の傾斜ステージが着脱自在に固定され
    ていることを特徴とする加工装置。
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