JP2002254035A - 分粒分級装置及び分粒分級方法 - Google Patents

分粒分級装置及び分粒分級方法

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JP2002254035A JP2001055172A JP2001055172A JP2002254035A JP 2002254035 A JP2002254035 A JP 2002254035A JP 2001055172 A JP2001055172 A JP 2001055172A JP 2001055172 A JP2001055172 A JP 2001055172A JP 2002254035 A JP2002254035 A JP 2002254035A
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文和 大槻
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Kazuto Okada
和人 岡田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の篩分粒・乾式分級法による場合に比較
して、装置台数が減り、1台の装置で分粒及び分級をし
得、しかも、装置を小形にすることができ、その設置ス
ペースが小さくてよい分粒分級装置及び分粒分級方法を
提供する。 【解決手段】 (1) 微粉を含む被処理物を分粒するため
の分粒要素と、分粒直後の微粉を移送気体の流れに伴送
させて分級するべく微粉に対して移送気体を流通させる
分級手段とを有してなる分粒分級装置、(2) 粗粒、細粒
及び微粉を含む被処理物を分粒する篩網と、篩下の細粒
及び微粉から微粉を移送気体の流れに伴送させて分級す
る分級手段とを有してなる分粒分級装置、(3) 被処理物
を分粒要素により分粒し、分粒による分散状態において
移送気体を流通させることにより微粉を移送気体の流れ
に伴送させて分級する分粒分級方法等。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、分粒分級装置及び
分粒分級方法に関する技術分野に属するものであり、詳
細には、粗粒と細粒と微粉とを含む被処理物を粗粒と細
粒及び微粉(微粉が混ざった細粒、即ち、細粒と微粉と
の混合体)(以下、細粒・微粉ともいう)とに分粒し、
更に、この細粒及び微粉(細粒・微粉)から微粉を乾式
分級する分粒分級装置及び分粒分級方法に関する技術分
野に属し、特には、岩石を破砕してなる破砕物から分粒
分級して細粒すなわち砂(砕砂)を製品として得る製砂
に用いる岩石の破砕物の分粒分級装置に関する技術分野
に属する。
【0002】
【従来の技術】粗粒、細粒及び微粉を含む被処理物、例
えば岩石を破砕してなる破砕物から細粒を分離して得よ
うとする場合、先ず、篩(ふるい)分粒装置により被処
理物を粗粒と細粒・微粉(細粒及び微粉)とに分粒し
て、粗粒と細粒・微粉とを別々に回収し、次に、この細
粒・微粉をベルトコンベアにて湿式分級機に移送し、こ
の湿式分級機にて細粒・微粉から微粉を湿式分級して除
去し、これにより、細粒を分離して得る方法が採用され
ていた。
【0003】しかし、このような方法においては、湿式
分級により除去した微粉の沈降分離に広い用地を要した
り、沈降分離したものを圧搾して水分を除去するための
装置が必要になって処理費用が高くなるという欠点があ
り、また、前記圧搾により得られる脱水ケーキの処理が
必要であるという欠点がある。
【0004】そこで、分級機として前記湿式分級機に代
えて空気分級機(エアセパレータ)等の乾式分級機を用
い、この乾式分級機にて細粒・微粉から微粉を乾式分級
して除去し、これにより、細粒を分離して得る方法(以
下、従来の篩分粒・乾式分級法という)が提案され、採
用されるようになってきた。
【0005】しかし、この方法においても、分級効率が
良くなるように被分級物を分散させる必要があり、乾式
分級機として非常に大形のものが必要となるため、付帯
設備も大きくなり、設備費用が高くなる。
【0006】また、乾式分級機では、被分級物を分散さ
せるために、高速で回転している部品に被分級物を供給
するため、部品の摩耗が早く、ランニングコストが高く
なるという問題点がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情に着目してなされたものであって、その目的は、前
記従来の篩分粒・乾式分級法による場合に比較して、装
置台数が減り、1台の装置で分粒及び分級をし得、しか
も、部品の摩耗が少なく、また、装置を小形にすること
ができ、その設置スペースが小さくてよい分粒分級装置
を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る分粒分級装置及び分粒分級方法は、請
求項1〜10記載の分粒分級装置、請求項11〜15記
載の分粒分級方法としており、それは次のような構成と
したものである。
【0009】即ち、請求項1記載の分粒分級装置は、微
粉を含む被処理物を分粒するための分粒要素と、分粒直
後の微粉を移送気体の流れに伴送させて分級するべく微
粉に対して移送気体を流通させる分級手段とを有してな
ることを特徴とする分粒分級装置である(第1発明)。
【0010】請求項2記載の分粒分級装置は、粗粒、細
粒及び微粉を含む被処理物を粗粒と細粒及び微粉とに分
粒する篩網と、篩下の細粒及び微粉から微粉を移送気体
の流れに伴送させて分級する分級手段とを有してなるこ
とを特徴とする分粒分級装置である(第2発明)。
【0011】請求項3記載の分粒分級装置は、前記篩網
が本体の内部に配置され、該本体の下部に移送気体の導
入口が設けられると共に該本体の前記導入口よりも上方
に移送気体及び微粉の排出口が設けられて前記乾式流体
分級手段が構成されている請求項2記載の分粒分級装置
である(第3発明)。
【0012】請求項4記載の分粒分級装置は、粗粒、細
粒及び微粉を含む被処理物を粗粒と細粒及び微粉とに分
粒し、更に、この細粒及び微粉から微粉を乾式分級する
分粒分級装置であって、本体と、前記本体の上部に設け
られた被処理物の投入口と、被処理物から粗粒を分粒す
るべく前記投入口の下方から斜め下がりにさせて設けら
れた篩網と、篩上の粗粒を排出するべく前記篩網の下端
部に対向して設けられた粗粒排出口と、篩下の細粒を排
出すると共に移送気体を本体内に導入するべく前記本体
の下部に設けられた移送気体導入細粒排出口と、前記篩
網の下方において篩下の微粉を移送気体の流れに伴送さ
せて乾式分級すると共に前記微粉と移送気体を排出する
べく前記本体の前記移送気体導入細粒排出口よりも上方
に設けられた移送気体及び微粉の排出口とを有してなる
ことを特徴とする分粒分級装置である(第4発明)。
【0013】請求項5記載の分粒分級装置は、粗粒、細
粒及び微粉を含む被処理物を粗粒と細粒及び微粉とに分
粒し、更に、この細粒及び微粉から微粉を乾式分級する
分粒分級装置であって、本体と、前記本体の上部に設け
られた被処理物の投入口と、被処理物から粗粒を分粒す
るべく前記投入口の下方から斜め下がりにさせて設けら
れた篩網と、篩上の粗粒を排出するべく前記篩網の下端
部に対向して設けられた粗粒排出口と、篩下の細粒を排
出すると共に移送気体を導入するべく前記本体の下部に
設けられた移送気体導入細粒排出口と、更に移送気体を
本体内に導入するべく前記本体の前記篩網の下端部側且
つ篩網の下方側に設けられた移送気体導入口と、前記篩
網の下方において篩下の微粉を移送気体の流れに伴送さ
せて乾式分級すると共に前記微粉と移送気体を排出する
べく前記本体の篩網の上端部側且つ前記移送気体導入口
よりも上方に設けられた移送気体及び微粉の排出口とを
有してなることを特徴とする分粒分級装置である(第5
発明)。請求項6記載の分粒分級装置は、前記細粒排出
口がダクト部を介して前記本体の下部に設けられている
と共に前記移送気体導入口が前記ダクト部の途中に設け
られている請求項5記載の分粒分級装置である(第6発
明)。
【0014】請求項7記載の分粒分級装置は、前記投入
口の下方から斜め下がりにさせて設けられた篩網に代え
て前記投入口の下方から水平にさせて設けられた篩網を
有する請求項4、5又は6記載の分粒分級装置である
(第7発明)。請求項8記載の分粒分級装置は、前記移
送気体及び微粉の排出口の下流に吸引装置が設けられて
いる請求項3、4、5、6又は7記載の分粒分級装置で
ある(第8発明)。請求項9記載の分粒分級装置は、前
記移送気体及び微粉の排出口の近傍に更に移送気体及び
微粉の排出口が設けられている請求項3、4、5、6、
7又は8記載の分粒分級装置である(第9発明)。請求
項10記載の分粒分級装置は、前記移送気体に向けて気
体を噴射する気体噴射ノズルが設けられている請求項
1、2、3、4、5、6、7、8又は9記載の分粒分級
装置である(第10発明)。
【0015】請求項11記載の分粒分級方法は、微粉を
含む被処理物を分粒要素により分粒し、分粒による分散
状態において移送気体を流通させることにより微粉を移
送気体の流れに伴送させて分級することを特徴とする分
粒分級方法である(第11発明)。請求項12記載の分
粒分級方法は、粗粒、細粒及び微粉を含む被処理物を篩
網により粗粒と細粒及び微粉とに分粒し、篩下において
分散された細粒及び微粉に対して移送気体を流通させる
ことにより微粉を移送気体の流れに伴送させて分級する
ことを特徴とする分粒分級方法である(第12発明)。
請求項13記載の分粒分級方法は、前記篩網の下面に沿
って前記移送気体を流通させる請求項12記載の分粒分
級方法である(第13発明)。請求項14記載の分粒分
級方法は、前記移送気体の流れを助勢する方向に気体を
部分的に噴射させる請求項11、12又は13記載の分
粒分級方法である(第14発明)。請求項15記載の分
粒分級方法は、前記移送気体の流れに逆らう方向に気体
を部分的に噴射させる請求項11、12又は13記載の
分粒分級方法である(第15発明)。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明は、例えば次のような形態
で実施する。粗粒、細粒及び微粉を含む被処理物を粗粒
と細粒・微粉(細粒と微粉との混合体)とに分粒する分
粒要素として篩網を本体の内部に配置するとともに、本
体の上部に被処理物の投入口を設け、また、本体の下部
に移送気体の導入口を設けると共に本体の前記導入口よ
りも上方に移送気体及び微粉の排出口(以下、移送気体
・微粉排出口ともいう)を設け、これにより篩下の細粒
・微粉から微粉を移送気体の流れに伴送させて分級する
分級手段を構成する。そうすると、本発明に係る分粒分
級装置が得られる。
【0017】上記分粒分級装置において被処理物の投入
口から粗粒、細粒及び微粉を含む被処理物を投入すると
共に、移送気体の導入口から移送気体を導入する。そう
すると、被処理物は篩網により粗粒と細粒・微粉とに分
粒され、被処理物中の細粒・微粉だけが篩網を通過して
篩下となる。そして、この篩下の細粒・微粉の中の微粉
は、篩の下方において移送気体の流れに乗っかって移送
気体・微粉排出口に向けて流れ、移送気体と共に該排出
口から排出されることにより、乾式分級され、一方、篩
下の中の細粒は、落下して排出される。
【0018】このような形態で本発明に係る分粒分級装
置が得られ、そして分粒分級が行われる。
【0019】以下、本発明について主にその作用効果を
説明する。
【0020】前記従来の篩分粒・乾式分級法による場
合、先ず篩分粒装置により被処理物を粗粒と細粒及び微
粉(細粒・微粉)とに分粒して、粗粒と細粒・微粉とを
別々に回収し、次に、この細粒・微粉をベルトコンベア
にて乾式分級機に移送し、この乾式分級機にて細粒・微
粉から微粉を乾式分級して除去する。このとき、篩分粒
装置により分粒された篩下の細粒・微粉は、分粒直後の
時点においては分散状態がよいが、分粒後、特にベルト
コンベアでの移送中や乾式分級機に投入する際に細粒・
微粉が一旦寄せ集められるため、分散状態が悪くなる。
従って、これを乾式分級するに際しては乾式分級前に再
度分散させて分散状態をよくする必要がある。このた
め、乾式分級機としては、寄せ集まった細粒・微粉を先
ず分散させてから乾式分級する機能を有する必要があ
り、このため極めて大形のものとなっている。また、機
械として篩分粒装置と乾式分級機とが必要であり、更に
篩下のものを乾式分級機に移送するベルトコンベアも必
要である。
【0021】本発明に係る分粒分級装置は、前述のよう
に、微粉を含む被処理物を分粒するための分粒要素と、
分粒直後の微粉を移送気体の流れに伴送させて分級する
べく微粉に対して移送気体を流通させる分級手段とを有
してなることとしている(第1発明)。この分粒分級装
置によれば、分粒要素により分粒されて良好に分散した
状態の篩下の細粒・微粉は、分粒直後に移送気体により
乾式分級されることになる。従って、分粒後乾式分級前
に一旦寄せ集まった細粒・微粉を再度分散させる機能を
付加することは不必要であり、このため、非常に小形の
装置で前記従来の篩分粒・乾式分級法による場合と同様
の水準の量を処理することができる。また、前記従来の
篩分粒・乾式分級法による場合と異なり、1台の装置で
分粒及び分級をし得る。
【0022】従って、本発明に係る分粒分級装置によれ
ば、前記従来の篩分粒・乾式分級法による場合に比較し
て、装置台数が減り、1台の装置で分粒及び分級をし
得、しかも、装置を極めて小形にすることができ、その
設置スペースが著しく小さくてよくなる。また、エアセ
パレータのように被分級物の分散のための高速回転部品
が不要であり、部品点数が少なくなり、部品の摩耗が少
なく、消耗部品が少なくなる利点もある。
【0023】また、本発明は次のような構成の分粒分級
装置である。即ち、それは粗粒、細粒及び微粉を含む被
処理物を粗粒と細粒及び微粉(細粒・微粉)とに分粒す
る篩網と、篩下の細粒・微粉(細粒及び微粉)から微粉
を移送気体の流れに伴送させて分級する分級手段とを有
してなることを特徴とするものである(第2発明)。
【0024】この分粒分級装置によれば、篩網により分
粒されて良好に分散した状態の篩下の細粒・微粉は、少
なくとも篩網の下方において移送気体により乾式分級さ
れることになる。即ち、篩下の細粒・微粉は良好に分散
した状態のままで乾式分級されることになる。従って、
篩網通過後乾式分級前に一旦寄せ集まった細粒・微粉を
再度分散させる機能を付加することは不必要であり、こ
のため、非常に小形の装置で前記従来の篩分粒・乾式分
級法による場合と同様の水準の量を処理することができ
る。また、前記従来の篩分粒・乾式分級法による場合と
異なり、1台の装置で分粒及び分級をし得る。
【0025】従って、この分粒分級装置によれば、前記
従来の篩分粒・乾式分級法による場合に比較して、装置
台数が減り、1台の装置で分粒及び分級をし得、しかも
装置を極めて小形にすることができ、その設置スペース
が著しく小さくてよくなる。また、エアセパレータの場
合のような被分級物の分散のための高速回転部品が不要
であり、部品点数が少なくなり、部品の摩耗が少なく、
消耗部品が少なくなる利点もある。
【0026】前記篩網が本体の内部に配置され、この本
体の下部に移送気体の導入口が設けられると共に本体の
前記導入口よりも上方に移送気体及び微粉の排出口が設
けられて前記分級手段が構成されているようにすると、
移送気体の導入口から移送気体が入り、これが篩網の下
面に沿うようにして移送気体及び微粉の排出口(移送気
体・微粉排出口)に向かって流れ、微粉と共に該排出口
から排出される。このように移送気体が篩網の下面に沿
って流れると、篩網による分粒即ちふるい分けに悪影響
を及ぼさず、また、微粉の分級精度(篩下の細粒・微粉
の量に対する移送気体により分級される微粉の量の割
合)等の分級性能が向上し、装置をより小形にし得るよ
うになる(第3発明)。ここで、移送気体が篩網の下面
に沿って流れることとは、微粉を移送させて乾式分級す
るために導入された気体が主に篩網の下側を流れること
である。
【0027】また、本発明は次のような構成の分粒分級
装置である。即ち、それは粗粒、細粒及び微粉を含む被
処理物を粗粒と細粒及び微粉とに分粒し、更に、この細
粒及び微粉(細粒・微粉)から微粉を乾式分級する分粒
分級装置であって、本体と、前記本体の上部に設けられ
た被処理物の投入口と、被処理物から粗粒を分粒するべ
く前記投入口の下方から斜め下がりにさせて設けられた
篩網と、篩上の粗粒を排出するべく前記篩網の下端部に
対向して設けられた粗粒排出口と、篩下の細粒を排出す
ると共に移送気体を本体内に導入するべく前記本体の下
部に設けられた移送気体導入細粒排出口と、前記篩網の
下方において篩下の微粉を移送気体の流れに伴送させて
乾式分級すると共に前記微粉と移送気体を排出するべく
前記本体の前記移送気体導入細粒排出口よりも上方に設
けられた移送気体及び微粉の排出口(移送気体・微粉排
出口)とを有してなることを特徴とするものである(第
4発明)。
【0028】この分粒分級装置においては、被処理物の
投入口から粗粒、細粒及び微粉を含む被処理物を投入す
るとともに、移送気体導入細粒排出口から移送気体を導
入する。そうすると、被処理物は篩網により分粒され、
被処理物中の粗粒は篩上となって粗粒排出口から排出さ
れ、一方、被処理物中の細粒及び微粉(細粒・微粉)は
篩網を通過して篩下となり、そして、この篩下の細粒・
微粉の中の微粉は、篩網の下方において移送気体の流れ
に乗っかって移送気体・微粉排出口に向けて移送され、
移送気体と共に該排出口から排出されることにより、乾
式分級され、一方、篩下の中の細粒は、落下して移送気
体導入細粒排出口から排出される。
【0029】このとき、篩網により分粒された篩下の細
粒・微粉は、一旦寄せ集まることなく、篩分け(篩網に
よる分粒)されて良好に分散した状態のままで移送気体
により乾式分級されるので、篩網通過後乾式分級前に再
度分散させて分散状態をよくすることは不必要であり、
このため装置が非常に小形のものでよい。また、移送気
体導入細粒排出口から導入された移送気体は篩網の下面
に沿って流れるので、篩網による分粒に悪影響を及ぼす
ことがなく、微粉の分級精度等の分級性能にも優れてい
る。従って、前記従来の篩分粒・乾式分級法による場合
に比較して、装置台数が減り、1台の装置で分粒及び分
級をし得るだけでなく、装置を極めて小形にすることが
でき、その設置スペースが著しく小さくてよくなる。ま
た、エアセパレータのような分散のための高速回転部品
が不要であり、部品点数が少なくなり、部品の摩耗が少
なく、消耗部品が少なくなるという利点もある。
【0030】また、本発明は次のような構成の分粒分級
装置である。即ち、それは本体と、前記本体の上部に設
けられた被処理物の投入口と、被処理物から粗粒を分粒
するべく前記投入口の下方から斜め下がりにさせて設け
られた篩網と、篩上の粗粒を排出するべく前記篩網の下
端部に対向して設けられた粗粒排出口と、篩下の細粒を
排出するべく前記本体の下部に設けられた細粒排出口
と、移送気体を本体内に導入するべく前記本体の前記篩
網の下端部側且つ篩網の下方側に設けられた移送気体導
入口と、前記篩網の下方において篩下の微粉を移送気体
の流れに伴送させて乾式分級すると共に前記微粉と移送
気体を排出するべく前記本体の篩網の上端部側且つ前記
移送気体導入口よりも上方側に設けられた移送気体およ
び微粉の排出口(移送気体・微粉排出口)とを有してな
ることを特徴とするものである(第5発明)。
【0031】この分粒分級装置においては、被処理物の
投入口から粗粒、細粒及び微粉を含む被処理物を投入す
ると共に移送気体導入口から移送気体を導入する。そう
すると、被処理物は篩網により分粒され、被処理物中の
粗粒は篩上となって粗粒排出口から排出され、一方、被
処理物中の細粒及び微粉は篩網を通過して篩下となり、
そして、この篩下の細粒及び微粉(細粒・微粉)の中の
微粉は、篩網の下方において移送気体の流れに乗っかっ
て移送気体・微粉排出口に向けて移送され、移送気体と
共に該排出口から排出されることにより、乾式分級さ
れ、一方、篩下の中の細粒は、落下して細粒排出口から
排出される。
【0032】従って、この分粒分級装置は基本的に前記
第4発明の場合と同様の作用効果を奏するが、移送気体
導入口が移送気体導入細粒排出口とは別に更に設けられ
ているので、前記第4発明の場合に比べて、移送気体導
入と細粒排出のバランスがとれて、移送気体導入を円滑
に行うことができ、ひいては微粉の分級性能をより向上
させることができ、また、細粒排出を円滑に行うことが
できる。
【0033】なお、細粒排出口をダクト部を介して本体
の下部に設け、移送気体導入口を前記ダクト部の途中に
設けるようにしてもよい。そうすることで、細粒排出及
び移送気体導入のそれぞれをより円滑に行うことができ
る(第6発明)。
【0034】前記第4〜6発明においては、篩網は被処
理物の投入口の下方から斜め下がりにさせて設けられて
いるが、これに代えて篩網を水平にさせて設ける方式を
採用することができ、この場合も前記第4〜6発明と同
様の作用効果を奏する(第7発明)。
【0035】前記移送気体及び微粉の排出口(移送気体
・微粉排出口)の下流に吸引装置を設けると、移送気体
及び微粉の排出を円滑に行うことができ、その速度を向
上させることができ、また、より確実に移送気体を篩網
の下面に沿って円滑に流れさせることができ、ひいては
微粉の分級精度等の分級性能をより向上させることがで
きる(第8発明)。
【0036】前記移送気体・微粉排出口の近傍に、更に
移送気体及び微粉の排出口を設けると、移送気体及び微
粉の排出をより円滑に行うことができる(第9発明)。
【0037】前記篩下の細粒及び微粉に向けて気体を噴
射する気体噴射ノズルを移送気体の流れを助勢する方向
に向けて設けると、これが設けられていない場合に移送
気体の流れに乗らなかった微粉を移送気体の流れに乗せ
ることができ、それにより微粉の分級精度等の分級性能
をより向上させ得る。また、気体噴射ノズルを移送気体
の流れに逆らって噴射するように設けると、細粒及び微
粉に逆方向の流れと逆向きの初速度を与えることにな
る。従って、相対的に軽い微粉は、一旦移送気体の流れ
方向からその方向を変えつつも再度流れに乗って排出口
から排出される。一方、相対的に重い細粒は、一旦移送
気体の流れ方向からその方向を変えた後に再度流れに乗
ることなく自然に失速して落下する。それにより、細粒
を移送気体・微粉排出口に行かないようにすることがで
き、細粒の分級性能(篩下の細粒・微粉の量に対する落
下して排出される細粒の量の割合等)をより向上させ得
る(第10発明)。
【0038】本発明に係る分粒分級方法は、前述の如
く、微粉を含む被処理物を分粒要素により分粒し、分粒
による分散状態において移送気体を流通させることによ
り微粉を移送気体の流れに伴送させて分級することを特
徴とするものである(第11発明)。また、粗粒、細粒
及び微粉を含む被処理物を篩網により粗粒と細粒及び微
粉とに分粒し、篩下において分散された細粒及び微粉に
対して移送気体を流通させることにより微粉を移送気体
の流れに伴送させて分級することを特徴とするものであ
る(第12発明)。これらの分粒分級方法によれば、い
ずれも、分粒されて良好に分散した状態の篩下の細粒・
微粉が寄せ集まることなく、良好に分散した状態で移送
気体により乾式分級され、従って、第1発明、第2発明
の場合と同様の作用効果を奏することができる。
【0039】このとき、篩網の下面に沿って移送気体を
流通させるようにすると、篩網による分粒に悪影響を及
ぼすことがなく、また、微粉の分級精度等の分級性能が
向上する(第13発明)。
【0040】また、移送気体の流れを助勢する方向に気
体を部分的に噴射させるようにすると、これをしない場
合に移送気体の流れに乗らなかった微粉を移送気体の流
れに乗せることができ、それにより微粉の分級精度等の
分級性能をさらに向上させ得る(第14発明)。移送気
体の流れに逆らう方向に気体を部分的に噴射させるよう
にすると、移送気体の流れに乗った細粒は、一旦移送気
体の流れ方向からその方向を変えた後に再度流れに乗る
ことなく自然に失速して落下する。それにより、細粒を
移送気体・微粉排出口に行かないようにすることがで
き、細粒の分級性能(篩下の細粒・微粉の量に対する落
下して排出される細粒の量の割合等)をより向上させ得
る(第15発明)。
【0041】本発明において、微粉を含む被処理物、及
び、粗粒、細粒及び微粉を含む被処理物については、い
ずれも、その種類は特には限定されず、種々のものを用
いることができ、例えば岩石を破砕してなる破砕物を用
いることができる。尚、微粉を含む被処理物としては、
粗粒、細粒及び微粉を含むものの他、細粒及び微粉を含
むもの、粗粒及び微粉を含むもの等がある。
【0042】微粉とは、移送気体の流れに乗ることが可
能な程度に小さくて軽量な粉状体または粒状体のことで
ある。細粒とは、前記微粉よりも大きく且つ重たくて移
送気体の流れに乗り難い粒状体のことである。粗粒と
は、前記微粉及び細粒よりも大きい粒状体または棒状体
のことである。これらの各々の大きさについては、被処
理物の種類や分粒分級の目的等によって相違し、変動
し、また、定まってくるものであるが、多くの場合にお
いて粗粒は3mmΦ以上、細粒は3mmΦ未満0.1m
mΦ以上、微粉は0.1mmΦ未満である。岩石を破砕
してなる破砕物の場合、例えば2.5mmΦ程度あるい
はそれ以上のものが粗粒、2.5〜0.075mmΦあ
るいは5〜0.075mmΦ程度のものが細粒、0.0
75mmΦ(75μm )未満のものが微粉に相当するこ
とが多い。
【0043】粗粒、細粒及び微粉を含む被処理物を粗粒
と細粒及び微粉とに分粒する篩網とは、被処理物中の粗
粒及びそれ以上の大きさのものを通過させず、篩上とな
し、細粒および微粉を通過させ得る大きさの篩目(目開
き)を有する篩網のことである。従って、この篩の目開
きの大きさは、被処理物の種類すなわち粗粒及び細粒並
びに微粉の大きさによって異なる。また、篩目の異なる
篩網を多段に(例えば上下2段に)配置して多段に分粒
するように構成してもよい。
【0044】移送気体の種類は、特には限定されず、種
々のものを用いることができるが、還元性雰囲気とする
必要がある場合等の特段の事情がなければ、通常は空気
を用いる。
【0045】
【実施例】本発明の実施例を以下説明する。尚、本発明
はこの実施例に限定されるものではない。
【0046】(実施例1)実施例1に係る分粒分級装置
の概要を図1に示す。この分粒分級装置の構成を以下説
明する。
【0047】この分粒分級装置は、本体50の上部に被
処理物(即ち原料)の投入口53を設け、本体50の内
部に篩網54を前記投入口53の下方から斜め下がりに
なるように設け、前記篩網54の下端部に対向するよう
に粗粒排出口55を設け、本体50の下部にダクト部を
介して気体導入・細粒排出口57を設け、前記ダクト部
の途中に移送気体導入口58を設け、本体50の篩網5
4の上端部側且つ移送気体導入口58よりも上方には、
本体底面51から更に離間して移送気体及び微粉の排出
口(移送気体・微粉排出口)56を設け、この排出口5
6の下流に吸引装置(図示していない)を設け、本体5
1の上部に加振機52を設け、更に、本体51の内部の
篩網54の下方に気体噴射ノズル59を設け、また、前
記ダクト部の上部に気体噴射ノズル60を設けて構成さ
れている。
【0048】上記実施例1に係る分粒分級装置を用い
て、岩石を破砕してなる破砕物の分粒分級を行った。以
下、この詳細を説明する。なお、篩網54としては、目
開き:3.5mmのものを用いた。篩網54の傾斜角度
は30°とした。
【0049】加振機52を作動させて篩網54を振動さ
せるとともに、吸引装置を作動させる。この状態にした
ままで、被処理物の投入口53から岩石を破砕してなる
破砕物を連続的に投入すると共に、移送気体導入口58
及び細粒排出口57から移送気体として空気を連続的に
本体51の内部に導入する。
【0050】そうすると、被処理物の投入口53は被処
理物の連続的投入により空気の出入りが少ない、被処理
物がほぼ充満した状態になる。この状態で吸引装置によ
り吸引されるので、図1に示す如き移送気体(空気)の
流れができる。即ち、移送気体が篩網54の下面に沿っ
て流れた状態となる。
【0051】被処理物の投入口53から投入された被処
理物である岩石の破砕物は、篩網54により粗粒と細粒
(砂)・微粉とに分粒される。即ち、岩石の破砕物中の
粗粒は篩上(ふるいオーバ)となり、粗粒排出口55か
ら排出され、破砕物中の細粒及び微粉は篩網54を通過
し、分散されて篩下となる。そして、この分散された状
態の篩下の細粒・微粉の中の微粉は、篩網54の下方に
おいて前記の如き移送気体の流れに乗っかって移送気体
・微粉排出口56に向けて移送され、移送気体と共に排
出口56から排出されることにより、乾式分級される。
一方、前記篩下の中の細粒(砂)の殆どは、移送気体の
流れに乗らず、本体底面51から移送気体・微粉排出口
56まで設けられた空間(空気のよどみ部)に落下し、
細粒排出口57から排出される。
【0052】このようにして岩石の破砕物の分粒分級を
し、微粉の混在量が少なくて製品として適した細粒
(砂)を得ることができた。
【0053】また、上記実施例1に係る分粒分級装置に
よれば、従来の篩分粒・乾式分級法による場合に比較し
て極めて小形の装置で、従来の篩分粒・乾式分級法によ
る場合と同様の品質の細粒(砂)を同様の生産性(単位
時間当たりの生産量)で得ることができることが確認さ
れた。即ち、製品として得ようとする細粒(砂)の品質
および生産性を一定としたとき、上記実施例1に係る分
粒分級装置によれば、従来の篩分粒・乾式分級法による
場合に比較して、極めて小形の装置(容積で1/3〜1
/5の装置、設置面積で1/2〜1/3の装置)でよい
ことが確認された。
【0054】上記実施例1においては、移送気体導入口
58及び移送気体導入・細粒排出口57から移送気体を
導入したが、移送気体導入口58を塞ぎ、移送気体導入
・細粒排出口57のみから移送気体を導入してもよい。
但し、移送気体導入・細粒排出口57のみから移送気体
を導入した場合、細粒(砂)が落下し、移送気体導入・
細粒排出口57に流れだすと、移送気体(空気)を吸い
込み難くなって微粉の分級性能が若干低下する傾向があ
る。これに対し、移送気体導入口58から移送気体を導
入する場合は、気体導入と細粒排出のバランスがとれる
ため、このような分級性能の低下は生じないので、その
ようにした方がよい。
【0055】また、上記実施例1においては、気体噴射
ノズル59及び60を作動させなかったが、これらの一
方あるいは両方を移送気体流を助勢する方向に気体を噴
射するようにして作動させると、移送気体の流れに乗ら
なかった微粉(例えば分散状態が悪い微粉)を移送気体
の流れに乗せることができ、微粉の分級精度等の分級性
能を向上させることができる。また、気体噴射ノズル5
9のように、移送気体流に逆らう方向に気体を噴射する
ようにして作動させると、移送気体の流れに乗った細粒
は、一旦移送気体の流れ方向からその方向を変えた後に
再度流れに乗ることなく自然に失速して落下し、それに
より、細粒を移送気体・微粉排出口56に行かないよう
にすることができ、細粒の分級性能(篩下の細粒・微粉
の量に対する落下して排出される細粒の量の割合等)を
向上させる効果もある。
【0056】(実施例2)実施例2に係る分粒分級装置
の概要を図2に示す。この分粒分級装置は、実質的には
前記実施例1に係る分粒分級装置と同様であり、相違す
る点は移送気体・微粉排出口56(図2では66)の近
傍に更に移送気体及び微粉の排出口(移送気体・微粉排
出口)71を設けたものである。尚、図2において、A
は本体、61は本体底面、63は被処理物(原料)の投
入口、64は篩網、65は粗粒排出口、67は移送気体
導入細粒排出口、68は移送気体導入口、66は移送気
体・微粉排出口、62は加振機、69及び70は気体噴
射ノズルを示すものである。
【0057】上記実施例2に係る分粒分級装置を用い
て、前記実施例1の場合と同様の方法により岩石の破砕
物の分粒分級を行った。この結果、前記実施例1の場合
に比較し、移送気体及び微粉の排出をより円滑に行うこ
とができることが確認された。
【0058】
【発明の効果】本発明によれば、従来の篩分粒・乾式分
級法による場合に比較して、装置台数が減り、1台の装
置で分粒及び分級をし得、しかも、装置を極めて小形に
することができ、その設置スペースが著しく小さくてよ
くなる。また、エアセパレータの場合のような被分級物
の分散のための高速回転部品が不要であり、部品点数が
少なくなり、部品の摩耗が少なく、消耗部品が少なくな
るという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1に係る分粒分級装置の概要
を示す側断面図である。
【図2】 本発明の実施例2に係る分粒分級装置の概要
を示す側断面図である。
【符号の説明】
50--- 本体、51--本体の底面、52--- 加振機、5
3--- 原料の投入口、54--- 篩網、55--粗粒排出
口、56--移送気体・微粉排出口、57--移送気体導入
細粒排出口、58--移送気体導入口、59--気体噴射ノ
ズル、60--気体噴射ノズル、A--- 本体、61--本体
の底面、62--- 加振機、63--- 原料の投入口、64
--- 篩網、65--- 粗粒排出口、66--- 移送気体・微
粉排出口、67--- 移送気体導入細粒排出口、68---
移送気体導入口、69--- 気体噴射ノズル、70--- 気
体噴射ノズル、71--- 移送気体・微粉排出口。
フロントページの続き (72)発明者 大槻 文和 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目3番1号 株式会社神戸製鋼所高砂製作所内 (72)発明者 柿木 宣比古 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目3番1号 株式会社神戸製鋼所高砂製作所内 (72)発明者 岡田 和人 兵庫県神戸市西区高塚台1丁目5番5号 株式会社神戸製鋼所神戸総合技術研究所内 (72)発明者 渡辺 一雄 三重県鈴鹿市高岡町2470番地 荏原工機株 式会社本社内 (72)発明者 市川 卓司 三重県鈴鹿市高岡町2470番地 荏原工機株 式会社本社内 Fターム(参考) 4D021 AA03 AB02 CA07 DA01 DA13 EA10 EB01 FA02 FA15 GA02 GA08 GA13 GA14 GA16 GA17 GB01 HA01 HA10

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 微粉を含む被処理物を分粒するための分
    粒要素と、分粒直後の微粉を移送気体の流れに伴送させ
    て分級するべく微粉に対して移送気体を流通させる分級
    手段とを有してなることを特徴とする分粒分級装置。
  2. 【請求項2】 粗粒、細粒及び微粉を含む被処理物を粗
    粒と細粒及び微粉とに分粒する篩網と、篩下の細粒及び
    微粉から微粉を移送気体の流れに伴送させて分級する分
    級手段とを有してなることを特徴とする分粒分級装置。
  3. 【請求項3】 前記篩網が本体の内部に配置され、該本
    体の下部に移送気体の導入口が設けられると共に該本体
    の前記導入口よりも上方に移送気体及び微粉の排出口が
    設けられて前記分級手段が構成されている請求項2記載
    の分粒分級装置。
  4. 【請求項4】 粗粒、細粒及び微粉を含む被処理物を粗
    粒と細粒及び微粉とに分粒し、更に、この細粒及び微粉
    から微粉を乾式分級する分粒分級装置であって、本体
    と、前記本体の上部に設けられた被処理物の投入口と、
    被処理物から粗粒を分粒するべく前記投入口の下方から
    斜め下がりにさせて設けられた篩網と、篩上の粗粒を排
    出するべく前記篩網の下端部に対向して設けられた粗粒
    排出口と、篩下の細粒を排出すると共に移送気体を本体
    内に導入するべく前記本体の下部に設けられた移送気体
    導入細粒排出口と、前記篩網の下方において篩下の微粉
    を移送気体の流れに伴送させて乾式分級すると共に前記
    微粉と移送気体を排出するべく前記本体の前記移送気体
    導入細粒排出口よりも上方に設けられた移送気体及び微
    粉の排出口とを有してなることを特徴とする分粒分級装
    置。
  5. 【請求項5】 粗粒、細粒及び微粉を含む被処理物を粗
    粒と細粒及び微粉とに分粒し、更に、この細粒及び微粉
    から微粉を乾式分級する分粒分級装置であって、本体
    と、前記本体の上部に設けられた被処理物の投入口と、
    被処理物から粗粒を分粒するべく前記投入口の下方から
    斜め下がりにさせて設けられた篩網と、篩上の粗粒を排
    出するべく前記篩網の下端部に対向して設けられた粗粒
    排出口と、篩下の細粒を排出すると共に移送気体を導入
    するべく前記本体の下部に設けられた移送気体導入細粒
    排出口と、更に移送気体を本体内に導入するべく前記本
    体の前記篩網の下端部側且つ篩網の下方側に設けられた
    移送気体導入口と、前記篩網の下方において篩下の微粉
    を移送気体の流れに伴送させて乾式分級すると共に前記
    微粉と移送気体を排出するべく前記本体の篩網の上端部
    側且つ前記移送気体導入口よりも上方に設けられた移送
    気体及び微粉の排出口とを有してなることを特徴とする
    分粒分級装置。
  6. 【請求項6】 前記細粒排出口がダクト部を介して前記
    本体の下部に設けられていると共に前記移送気体導入口
    が前記ダクト部の途中に設けられている請求項5記載の
    分粒分級装置。
  7. 【請求項7】 前記投入口の下方から斜め下がりにさせ
    て設けられた篩網に代えて前記投入口の下方から水平に
    させて設けられた篩網を有する請求項4、5又は6記載
    の分粒分級装置。
  8. 【請求項8】 前記移送気体及び微粉の排出口の下流に
    吸引装置が設けられている請求項3、4、5、6又は7
    記載の分粒分級装置。
  9. 【請求項9】 前記移送気体及び微粉の排出口の近傍に
    更に移送気体及び微粉の排出口が設けられている請求項
    3、4、5、6、7又は8記載の分粒分級装置。
  10. 【請求項10】 前記移送気体に向けて気体を噴射する
    気体噴射ノズルが設けられている請求項1、2、3、
    4、5、6、7、8又は9記載の分粒分級装置。
  11. 【請求項11】 微粉を含む被処理物を分粒要素により
    分粒し、分粒による分散状態において移送気体を流通さ
    せることにより微粉を移送気体の流れに伴送させて分級
    することを特徴とする分粒分級方法。
  12. 【請求項12】 粗粒、細粒及び微粉を含む被処理物を
    篩網により粗粒と細粒及び微粉とに分粒し、篩網下にお
    いて分散された細粒及び微粉に対して移送気体を流通さ
    せることにより微粉を移送気体の流れに伴送させて分級
    することを特徴とする分粒分級方法。
  13. 【請求項13】 前記篩網の下面に沿って前記移送気体
    を流通させる請求項12記載の分粒分級方法。
  14. 【請求項14】 前記移送気体の流れを助勢する方向に
    気体を部分的に噴射させる請求項11、12又は13記
    載の分粒分級方法。
  15. 【請求項15】 前記移送気体の流れに逆らう方向に気
    体を部分的に噴射させる請求項11、12又は13記載
    の分粒分級方法。
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