JP2002253723A

JP2002253723A - 競技データ管理システム、競技データ管理方法及び競技データ管理プログラム

Info

Publication number: JP2002253723A
Application number: JP2001060970A
Authority: JP
Inventors: Hideyuki Hashiguchi; 英幸橋口; Yuji Aoki; 裕児青木
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2001-03-05
Filing date: 2001-03-05
Publication date: 2002-09-10

Abstract

(57)【要約】【課題】簡単にかつ確実に、競技の成績を管理する。【解決手段】情報管理センタ３では、ゴルフスコア管
理・分析サーバが、ゴルフ場端末２から競技者Ｃ1（Ｃ
2、Ｃ3，…）毎のゴルフスコアを受信すると、これらの
ゴルフスコアを記憶部に蓄積すると共に、ゴルフスコア
に基づいて、例えば当日のスコアやパーセーブ率、パー
オン率、平均パット数等をそれぞれ算出し、表及びグラ
フの形式で表す。また、当日のスコアを含めた通算のス
コアの平均値やパーオン率等を求める。また、ゴルフス
コア管理・分析サーバは、グループの全競技者Ｃ1、Ｃ
2、…について、他の競技者との比較を行う。例えば競
技者Ｃ1については、競技者Ｃ1のスコアの総計と、他の
競技者Ｃ2、Ｃ3，…のスコアの総計との差を算出し、競
技者Ｃ1の成績の評価を行う。ゴルフスコア管理・分析
サーバは、これらのデータを、成績情報として競技者端
末４へ送信する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、ゴルフ等の競技
を行って得られたスコア等の競技データを収集し蓄積し
かつ集計して、結果を競技者に提供するための競技デー
タ管理システム、競技データ管理方法及び競技データ管
理プログラムに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、例えば親しい友人同士でパーティ
ーを組んでゴルフを楽しむ場合、ホールアウトの度に、
競技者各人が各ホールでの自分のストローク数等と他の
同伴の競技者のストローク数等とをスコアカードに記入
し、正規のラウンド終了後に集計して順位を決定してい
た。そして、各競技者は、このスコアカードを自宅に持
ち帰り、各個人が過去のスコアカードと共に保管してい
た。また、競技者が、自分のスコアを記録し、技術の向
上に役立てようとする場合は、帰宅後に、例えば手持ち
のパーソナルコンピュータにその日のスコアを入力し
て、過去のデータとの比較をして、自分の上達具合を確
認したり、その日の競技の反省をしたりしていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特に競
技当日の疲労感を残しながらの入力作業は苦痛を伴い、
また、後で入力しようとしても、入力を忘れたり面倒に
なってしまい、毎回の入力作業は通常滞りがちとなる。
さらに、競技データを活用するためには、スコアの平均
値を求めたり、分かり易い表やグラフに描いて、競技デ
ータを分析しなければならない。したがって、個人で競
技データを確実に管理することは、大変煩わしく、例え
ば技術の向上を図るために競技データを活用することは
困難であるという問題があった。

【０００４】この発明は、上述の事情に鑑みてなされた
もので、簡単にかつ確実に、競技の成績を管理し、か
つ、競技者の競技の技術の向上に資することができる競
技データ管理システム、競技データ管理方法及び競技デ
ータ管理プログラムを提供することを目的としている。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項１記載の発明は、所定の競技を行う競技場で
用いられ、競技者が上記競技を行って得られた結果を含
む上記競技者の競技データが入力される少なくとも１つ
の競技場端末と、上記競技データを管理する競技データ
管理手段とが、ネットワークを介して接続されて構成さ
れた競技データ管理システムに係り、上記競技場端末
は、入力された上記競技データを上記ネットワークを介
して上記競技データ管理手段へ送信し、上記競技データ
管理手段は、上記競技場端末から上記競技データを上記
ネットワークを介して受信し、上記競技者の上記競技デ
ータを蓄積すると共に、上記競技データに所定の統計処
理又は集計処理を含む演算処理を施し、該演算処理結果
を上記競技場端末へ上記ネットワークを介して送信する
ことを特徴としている。

【０００６】請求項２記載の発明は、請求項１記載の競
技データ管理システムに係り、上記ネットワークに接続
され、上記競技者が用いる少なくとも１つの競技者端末
を備え、上記競技データ管理手段は、上記演算処理結果
を上記競技者端末へ上記ネットワークを介して送信し、
上記競技者端末は、上記演算処理結果を上記競技データ
管理手段から上記ネットワークを介して受信することを
特徴としている。

【０００７】請求項３記載の発明は、請求項１又は２記
載の競技データ管理システムに係り、上記競技場端末
は、少なくとも上記競技場内を上記競技者とともに移動
可能なデータ通信機能を有する携帯型情報機器からなる
ことを特徴としている。

【０００８】請求項４記載の発明は、請求項１、２又は
３記載の競技データ管理システムに係り、上記競技デー
タ管理手段は、上記競技者の上記競技データ又は上記演
算結果に基づいて上記競技者の成績を評価する成績評価
手段を有していることを特徴としている。

【０００９】請求項５記載の発明は、請求項４記載の競
技データ管理システムに係り、上記成績評価手段は、所
定の競技者の成績を、該競技者の成績と他の競技者の成
績とを比較することによって、評価することを特徴とし
ている。

【００１０】請求項６記載の発明は、請求項５記載の競
技データ管理システムに係り、上記成績評価手段は、所
定の競技者の成績を、該競技者の成績と、該競技者と一
緒に行っていない競技を含む競技での他の競技者の成績
とを比較することによって、評価することを特徴として
いる。

【００１１】請求項７記載の発明は、請求項５又は６記
載の競技データ管理システムに係り、上記成績評価手段
は、所定の競技者の成績を、該競技者の成績と基準競技
者の成績とを比較することによって、評価することを特
徴としている。

【００１２】請求項８記載の発明は、請求項７記載の競
技データ管理システムに係り、上記成績評価手段は、上
記基準競技者の成績を、複数回の競技を行った結果とし
ての得点の変動率が一定範囲内である競技者の成績とす
ることを特徴としている。

【００１３】請求項９記載の発明は、請求項１乃至８の
いずれか１に記載の競技データ管理システムに係り、上
記競技データ管理手段は、上記競技者の上記競技データ
又は上記演算結果に基づいて、次回実施される予定の競
技の上記競技者の成績を予測する成績予測手段を有して
いることを特徴としている。

【００１４】請求項１０記載の発明は、請求項９記載の
競技データ管理システムに係り、上記競技は野外競技で
あり、上記競技データ管理手段には、上記競技場の状態
を含む競技場情報又は上記競技が実施されるときに予測
される気象情報が入力され、上記成績予測手段は、上記
競技データ又は上記演算結果に加え、上記競技場情報又
は上記気象情報にも基づいて、上記競技者の成績を予測
することを特徴としている。

【００１５】請求項１１記載の発明は、請求項１乃至１
０のいずれか１に記載の競技データ管理システムに係
り、上記競技データ管理手段には、上記競技者の個人情
報が入力され、上記競技者の成績に応じて上記競技者に
対して褒賞が与えられる場合に、上記競技データ管理手
段は、褒賞が与えられる対象としての上記競技者の上記
個人情報に基づいて、上記競技者へ与える褒賞の種類を
選定することを特徴としている。

【００１６】請求項１２記載の発明は、請求項１乃至１
１のいずれか１に記載の競技データ管理システムに係
り、上記競技の種目はゴルフであり、上記競技場はゴル
フ場であり、上記競技データはゴルフスコアであること
を特徴としている。

【００１７】請求項１３記載の発明は、請求項１２記載
の競技データ管理システムに係り、上記競技データ管理
手段は、上記演算処理で、少なくとも所定のホールの長
さと上記競技者のパーオンする確率との関係を求め、上
記成績予測手段は、上記競技者の上記パーオンする確率
に基づいて、上記競技者の成績を予測することを特徴と
している。

【００１８】請求項１４記載の発明は、請求項１２又は
１３記載の競技データ管理システムに係り、上記競技デ
ータ管理手段は、上記競技データに基づいて、少なくと
も上記競技者のパーオン率、平均パット数、パーセーブ
率を含む成績情報を生成することを特徴としている。

【００１９】請求項１５記載の発明は、請求項４乃至１
４のいずれか１に記載の競技データ管理システムに係
り、上記成績評価手段は、上記競技者の上記競技データ
又は上記演算結果に基づいて、上記競技者の成績の順位
を決定することを特徴としている。

【００２０】請求項１６記載の発明に係る競技データ管
理方法は、所定の競技を行う競技場で用いられ、競技者
が上記競技を行って得られた結果を含む上記競技者の競
技データが入力される少なくとも１つの競技場端末と、
上記競技データを管理する競技データ管理手段とが、ネ
ットワークを介して接続され、上記競技場端末は、入力
された上記競技データを上記ネットワークを介して上記
競技データ管理手段へ送信し、上記競技データ管理手段
は、上記競技場端末から上記競技データを上記ネットワ
ークを介して受信し、上記競技者の上記競技データを蓄
積すると共に、上記競技データに所定の統計処理又は集
計処理を含む演算処理を施し、該演算処理結果を上記競
技場端末へ上記ネットワークを介して送信することを特
徴としている。

【００２１】請求項１７記載の発明は、請求項１６記載
の競技データ管理方法に係り、上記競技データ管理手段
は、上記競技データ管理手段は、上記ネットワークに接
続され上記競技者が用いる少なくとも１つの競技者端末
へ、上記演算処理結果を上記ネットワークを介して送信
し、上記競技者端末は、上記演算処理結果を上記競技デ
ータ管理手段から上記ネットワークを介して受信するこ
とを特徴としている。

【００２２】請求項１８記載の発明は、請求項１６又は
１７記載の競技データ管理方法に係り、上記競技場端末
は、少なくとも上記競技場内を上記競技者とともに移動
可能なデータ通信機能を有する携帯型情報機器からなる
ことを特徴としている。

【００２３】請求項１９記載の発明は、請求項１６、１
７又は１８記載の競技データ管理方法に係り、成績評価
手段が、上記競技者の上記競技データ又は上記演算結果
に基づいて上記競技者の成績を評価することを特徴とし
ている。

【００２４】請求項２０記載の発明は、請求項１９記載
の競技データ管理方法に係り、上記成績評価手段は、所
定の競技者の成績を、該競技者の成績と他の競技者の成
績とを比較することによって、評価することを特徴とし
ている。

【００２５】請求項２１記載の発明は、請求項２０記載
の競技データ管理方法に係り、上記成績評価手段は、上
記成績評価手段は、所定の競技者の成績を、該競技者の
成績と、該競技者と一緒に行っていない競技を含む競技
での他の競技者の成績とを比較することによって、評価
することを特徴としている。

【００２６】請求項２２記載の発明は、請求項２０又は
２１記載の競技データ管理方法に係り、上記成績評価手
段は、所定の競技者の成績を、該競技者の成績と基準競
技者の成績とを比較することによって、評価することを
特徴としている。

【００２７】請求項２３記載の発明は、請求項２２記載
の競技データ管理方法に係り、上記成績評価手段は、上
記基準競技者の成績を、複数回の競技を行った結果とし
ての得点の変動率が一定範囲内である競技者の成績とす
ることを特徴としている。

【００２８】請求項２４記載の発明は、請求項１６至２
３のいずれか１に記載の競技データ管理方法に係り、成
績予測手段が、上記競技者の上記競技データ又は上記演
算結果に基づいて、次回実施される予定の競技の上記競
技者の成績を予測することを特徴としている。

【００２９】請求項２５記載の発明は、請求項２４記載
の競技データ管理方法に係り、上記競技は野外競技であ
り、上記競技データ管理手段には、上記競技場の状態を
含む競技場情報又は上記競技が実施されるときに予測さ
れる気象情報が入力され、上記成績予測手段は、上記競
技データ又は上記演算結果に加え、上記競技場情報又は
上記気象情報にも基づいて、上記競技者の成績を予測す
ることを特徴としている。

【００３０】請求項２６記載の発明は、請求項１６乃至
２５のいずれか１に記載の競技データ管理方法に係り、
上記競技データ管理手段には、上記競技者の個人情報が
入力され、上記競技者の成績に応じて上記競技者に対し
て褒賞が与えられる場合に、上記競技データ管理手段
は、褒賞が与えられる対象としての上記競技者の上記個
人情報に基づいて、上記競技者へ与える褒賞の種類を選
定することを特徴としている。

【００３１】請求項２７記載の発明は、請求項１６乃至
２６いずれか１に記載の競技データ管理方法に係り、上
記競技の種目はゴルフであり、上記競技場はゴルフ場で
あり、上記競技データは、ゴルフスコアであることを特
徴としている。

【００３２】請求項２８記載の発明は、請求項２７記載
の競技データ管理方法に係り、上記競技データ管理手段
は、上記演算処理で、少なくとも所定のホールの長さと
上記競技者のパーオンする確率との関係を求め、上記成
績予測手段は、上記競技者の上記パーオンする確率に基
づいて、上記競技者の成績を予測することを特徴として
いる。

【００３３】請求項２９記載の発明は、請求項２７又は
２８記載の競技データ管理方法に係り、上記競技データ
管理手段は、上記競技データに基づいて、少なくとも上
記競技者のパーオン率、平均パット数、パーセーブ率を
含む成績情報を生成することを特徴としている。

【００３４】請求項３０記載の発明は、請求項１９乃至
２９のいずれか１に記載の競技データ管理方法に係り、
上記成績評価手段は、上記競技者の上記競技データ又は
上記演算結果に基づいて、上記競技者の成績の順位を決
定することを特徴としている。

【００３５】請求項３１記載の発明に係る競技データ管
理プログラムは、コンピュータに請求項１６乃至３０の
いずれか１に記載の競技データ管理方法を実行させるこ
とを特徴としている。

【００３６】

【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の形態について説明する。説明は、実施例を用い
て具体的に行う。 ◇第１実施例図１は、この発明の第１実施例であるゴルフスコア管理
・分析システムの構成を示すブロック図、図２は、同シ
ステムのゴルフ場端末及び競技者端末の構成を示すブロ
ック図、図３は、同システムの情報管理センタの構成を
示すブッロク図、である。また、図４は、同情報管理セ
ンタのゴルフスコア管理・分析サーバ及び会員情報管理
サーバの構成を示すブロック図、図５は、同システムを
用いたゴルフスコア管理・分析方法を説明するための処
理手順図である。また、図６は、同ゴルフ場端末の表示
部に表示されるスコア表の一例を示す図、図７乃至図１
１は、同ゴルフスコア管理・分析サーバにおける個人向
けデータ処理によって生成される成績情報の一例を示す
図である。、また、図１２は、同ゴルフスコア管理・分
析サーバにおけるパーティー向けデータ処理によって生
成される成績情報の一例を示す図、図１３及び図１４
は、同ゴルフスコア管理・分析サーバにおけるグループ
向けデータ処理によって生成される成績情報の一例を示
す図である。この例のゴルフスコア管理・分析システム
１は、図１に示すように、ゴルフ場（競技場）Ａ1、Ａ
2、…にそれぞれ設置された複数のゴルフ場端末（競技
場端末）２、２、…と、サービス提供事業者Ｂが管理す
る情報管理センタ３と、例えばゴルフを行う競技者Ｃ
1、Ｃ2、…の自宅にそれぞれ設置された複数の競技者端
末４、４、…とが、ネットワーク５を介して接続されて
なっている。ここで、ゴルフスコア管理・分析システム
１は競技データ管理システムとして機能する。また、ネ
ットワーク５は例えば公衆系の固定網からなっている。

【００３７】ゴルフ場端末２は、ゴルフ場Ａ1（Ａ2、Ａ
3，…）の例えばクラブハウス内に設置されて、主とし
て各競技者Ｃ1（Ｃ2、Ｃ3，…）のゴルフスコア等のデ
ータ入力や競技者Ｃ1（Ｃ2、Ｃ3，…）の同システムへ
の登録処理のために用いられるパーソナルコンピュータ
等からなる端末である。このゴルフ場端末２は、図２に
示すように、制御部７と、記憶部８と、通信部９と、操
作部１１と、表示部１２と、印刷部１３とから概略構成
されている。制御部７は、ＣＰＵ（中央処理装置）等か
らなり、当該ゴルフ場端末本体の構成各部を制御する。
制御部７は、例えば、記憶部８に記憶されている処理プ
ログラムに基づいて、ネットワーク５を介して、情報管
理センタ３にアクセスし、操作部１１から入力された競
技者Ｃ1（Ｃ2、Ｃ3，…）のゴルフスコアや個人情報等
を送信する。また、制御部７は、情報管理センタ３から
例えば所定の競技者Ｃ1（Ｃ2、Ｃ3，…）の競技履歴等
を受信して印刷部１３に出力させる。また、制御部７
は、競技者Ｃ1（Ｃ2、Ｃ3，…）が、サービス提供事業
者Ｂが提供するゴルフスコアの管理・分析サービスを受
けることを望む場合に、新規の登録処理を実行する。競
技者Ｃ1（Ｃ2、Ｃ3，…）の個人情報等必要事項が操作
部１１から入力されると、制御部７は、新規登録要求通
知と、競技者情報を通信部９を制御して情報管理センタ
３へ送信する。

【００３８】記憶部８は、ＲＯＭ、ＲＡＭや、ＦＤ（フ
ロッピー・ディスク）、ＨＤ（ハード・ディスク）、Ｃ
Ｄ−ＲＯＭが装着されるＦＤＤ、ＨＤＤ、ＣＤ−ＲＯＭ
ドライバ等からなっている。記憶部８には、制御部７が
処理するデータの送受信プログラムや登録処理プログラ
ムのほか、当日のゴルフ場Ａ1（Ａ2、Ａ3，…）のコー
スの整備状況や気象条件等が更新された状態で記憶され
ている。通信部９は、制御部７の制御により、所定のプ
ロトコルにしたがってデータ通信を行う。また、操作部
１１は、キーボードや、マウス等のポインティングデバ
イス等からなっている。また、表示部１２は、ＣＲＴデ
ィスプレイや、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレ
イ等からなっている。印刷部１３は、競技者Ｃ1（Ｃ2、
Ｃ3，…）の競技履歴等を印刷する。

【００３９】情報管理センタ３は、ゴルフ場端末２から
ネットワーク５を介して送信されてきた各競技者Ｃ1
（Ｃ2、Ｃ3，…）のゴルフスコア等の成績情報や、競技
者Ｃ1（Ｃ2、Ｃ3，…）の個人情報を受信して収集し、
上記成績情報や個人情報を蓄積する。情報管理センタ３
は、さらに例えば競技者Ｃ1（Ｃ2、Ｃ3，…）毎の成績
情報に基づいて、集計処理や統計処理等の演算処理を施
し、この演算処理結果を、ネットワーク５を介して競技
者端末４や競技者端末４へ送信する。この情報管理セン
タ３は、図３に示すように、ゴルフスコア管理・分析サ
ーバ(競技データ管理手段、成績評価手段、成績予測手
段）１５と、会員情報管理サーバ(競技データ管理手
段）１６とを有している。ゴルフスコア管理・分析サー
バ１５は、図４に示すように、制御部１７と記憶部１８
と通信部１９と操作部２１と表示部２２とを有してい
る。

【００４０】制御部１７は、ＣＰＵ等からなり、記憶部
１８に記憶された処理プログラムにしたがって、例えば
ゴルフスコアに基づいて、集計処理や統計処理を実行す
る。制御部１７は、一旦記憶部１８に格納した収集デー
タに基づいて、各競技者の個人の演算処理された成績情
報を生成する個人向けデータ処理、同日同コースを一緒
にラウンドした組全体の演算処理された成績情報を生成
するパーティー向けデータ処理、グループ全体の総合成
績等の演算処理された成績情報を生成するグループ向け
データ処理を実行する。個人向けデータ処理では、例え
ば競技者個人の当日のスコア、バーディー率、パーセー
ブ率、ボギー率、タブルボギー率、パーオン率、平均パ
ット数をそれぞれ算出し、表及びグラフの形式で表す。
また、当日のスコアを含めた通算のスコアの平均値やパ
ーオン率等を求め、表及びグラフの形式で表す。また、
パーティー向けデータ処理では、パーティーの構成員全
員について、当日の成績について評価ポイントを算出
し、順位を決定する。また、グループ向けデータ処理で
は、グループの構成員全員について、総合成績を求め、
グループ内順位を決定する。このグループ向けデータ処
理では、基準競技者を選定する。この基準競技者は、例
えばグループの構成員のなかから、実力が比較的安定し
た者（例えば、同一ゴルフ場での競技での過去所定の期
間内のスコアの変動率等）の中から選定される。

【００４１】記憶部１８は、ＲＯＭ、ＲＡＭや、ＦＤ
（フロッピー・ディスク）、ＨＤ（ハード・ディス
ク）、ＣＤ−ＲＯＭが装着されるＦＤＤ、ＨＤＤ、ＣＤ
−ＲＯＭドライバ等からなっている。記憶部１８には、
制御部１７が処理する個人向けデータ処理プログラム、
パーティー向けデータ処理プログラム、グループ向けデ
ータ処理プログラム等の各種処理プログラムほか、会員
である各競技者Ａのゴルフ成績の履歴が記憶されてい
る。通信部１９は、制御部１７の制御により、所定のプ
ロトコルにしたがってデータ通信を行う。また、操作部
２１は、キーボードや、マウス等のポインティングデバ
イス等からなっている。また、表示部２２は、ＣＲＴデ
ィスプレイや、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレ
イ等からなっている。

【００４２】会員情報管理サーバ１６は、例えば新規登
録処理を行うとともに、ゴルフ場Ａ1（Ａ2、Ａ3，…）
や各競技者Ｃ1（Ｃ2、Ｃ3，…）に関する情報を管理す
る。この会員情報管理サーバ１６は、上述したゴルフス
コア管理・分析サーバ１５と同一の概略構成を有し、図
４に示すように、制御部２３と記憶部２４と通信部２５
と操作部２６と表示部２７とを有している。制御部２３
は、ＣＰＵ等からなり、記憶部２４に記憶された処理プ
ログラムに基づいて新規登録処理や、例えばグループ内
での成績に応じて競技者Ｃ1（Ｃ2、Ｃ3，…）に与える
景品を選定する景品選定処理等を実行する。制御部２３
は、景品選定処理において、競技者Ｃ1（Ｃ2、Ｃ3，
…）の個人情報に基づいて、例えば、所定の景品候補の
なかから、そのグループの年齢層や職業等に適合した景
品を選択する。

【００４３】記憶部２４には、制御部２３が実行する新
規登録処プログラムや景品選定処理プログラムのほか、
各競技者Ｃ1（Ｃ2、Ｃ3，…）に関する個人情報や、各
競技者Ｃ1（Ｃ2、Ｃ3，…）がサービス事業者Ｂによっ
て提供されるゴルフスコアの管理・分析サービスを利用
した実績、各ゴルフ場Ａ1（Ａ2、Ａ3，…）の利用状況
等が記憶される。サービス提供事業者Ｂは、例えば、こ
の競技者Ｃ1（Ｃ2、Ｃ3，…）のサービス利用実績に基
づいて、同一の競技者Ｃ1（Ｃ2、Ｃ3，…）が次回再び
利用した場合に、割引サービスを行ったり、例えば新加
盟のゴルフ場Ａ1（Ａ2、Ａ3，…）の案内情報の提供
等、付帯サービスを提供する。また、例えば、所定のグ
ループ内でコンペを催した場合に、その景品を提供す
る。

【００４４】競技者端末４は、主として情報管理センタ
３から送信されてくる競技者Ｃ1（Ｃ2、Ｃ3，…）の成
績情報等の受信のために用いられ、例えばパーソナルコ
ンピュータからなり、上述したゴルフ場端末２と同一の
概略構成を有している。競技者端末４は、図２に示すよ
うに、制御部２８と、記憶部２９と、通信部３１と、操
作部３２と、表示部３３と、印刷部３４とから概略構成
されている。制御部２８は、ＣＰＵ（中央処理装置）等
からなり、当該競技者端末本体の構成各部を制御する。
制御部２８は、例えば、記憶部２９に記憶されている処
理プログラムに基づいて、ネットワーク５を介してゴル
フスコア管理・分析サーバ１５にアクセスし、演算され
た成績情報を受け取る。記憶部２９は、制御部２８が実
行処理プログラムのほか、例えばゴルフ場Ａ1、Ａ2、…
に関する情報が記憶されている。

【００４５】次に、この例の同システムを用いたゴルフ
スコアの管理・分析方法について説明する。前提とし
て、ゴルフ場Ａ1、Ａ2、…を経営する所定の各ゴルフ場
経営会社は、予め同システムに加盟して会員となり、サ
ービス提供事業者Ｂと、ゴルフ場経営会社とは、ゴルフ
場経営会社が、料金徴収業務と、スコア等のデータ入力
業務と、新規登録の勧誘及び登録手続業務とを代行し、
サービス提供事業者Ｂがゴルフ場経営会社に対して所定
の手数料を支払う旨の契約を締結しているものとする。
すなわち、競技者Ｃ1（Ｃ2、Ｃ3、…）が、同システム
を利用して情報提供サービスを受ける場合に、競技者Ｃ
1（Ｃ2、Ｃ3、…）がサービス提供事業者Ｂに支払う対
価（システム利用料金）を、ゴルフ場経営会社がサービ
ス提供事業者Ｂに代わってプレイ料金に加算して徴収
し、後に精算するものとする。また、サービス提供事業
者Ｂは、ゴルフ場経営会社に、競技終了後の各競技者Ｃ
1（Ｃ2、Ｃ3、…）のスコアの入力作業と、新規登録の
手続きの際の個人データの入力作業等を代行してもらう
ものとする。

【００４６】まず、図５を参照して競技者の新規登録の
方法について説明する。例えば競技者Ｃ1が、ゴルフ場
Ａ1においてチェックインし、受付時に受付担当者から
同システムの内容について説明を受け、同システムのサ
ービスを受けることができる会員となりたいと思った場
合は、所定の書式の登録申込書に競技者情報を記入した
上で受付担当者に手渡す。競技者情報は、氏名、住所、
電話番号、年齢、生年月日、性別、国籍、職業、競技
歴、趣味、家族構成等を含んでいる。この際、個人とし
て登録するか、既に登録してあるグループの構成員とし
て登録するか、又は複数人で同時に新たなグループとし
て登録するかも決める。既に登録してあるグループの構
成員として登録する場合は、グループ識別番号を記載す
る。受付担当者は、ゴルフ場端末２の操作部１１を操作
し、上記競技者情報を入力する（ステップＳＡ１（図
５））。この後、ゴルフ場端末２の制御部７は、入力さ
れた上記競技者情報を新規登録要求通知とともに、情報
管理センタ３へ送信する（ステップＳＡ２）。

【００４７】情報管理センタ３では、会員情報管理サー
バ１４が、新規登録要求通知及び競技者情報等を受信す
ると、制御部２３は、登録処理を実行する（ステップＳ
Ａ３）。すなわち、受信した競技者情報等に個人識別番
号を割り当て、競技者情報等と対応する個人識別番号と
を記憶部２４に格納した後、個人識別番号を登録済通知
とともにゴルフ場端末２へ通知する（ステップＳＡ
４）。なお、新規にグループとして登録する場合は、グ
ループ識別番号も通知する。ゴルフ場端末２では、個人
識別番号及び登録承認通知を受け取ると、制御部７は、
受け取った個人識別番号及び登録承認通知に基づいて、
個人識別番号が記載された会員証を印刷部１３に印刷さ
せる（ステップＳＡ５）。会員証の競技者に対する交付
は、チェックアウト時、又はその場で行われる。

【００４８】新規登録の競技者は、上述したようにして
登録を済ませた後、競技を行う。既に登録し同システム
を利用して競技を行った履歴のある競技者は、受付け時
に競技履歴等を受け取る。すなわち、競技者Ｃ1の競技
者端末４から例えばネットワーク５を介して、所望のゴ
ルフ場Ａ1のゴルフ場端末２に対して予約要求を行うと
（ステップＳＡ６）、ゴルフ場端末２からは、情報管理
センタ３に対して、競技履歴検索要求を行う（ステップ
ＳＡ７）。情報管理センタ３では、ゴルフスコア管理・
分析サーバ１５の制御部１７が、後述するような演算処
理の結果得られ、記憶部１８に蓄積されている競技者Ｃ
1の成績情報を読み出し（ステップＳＡ８）、例えば前
回の競技の結果を成績情報としてゴルフ場端末２へ送信
する（ステップＳＡ９）。また、このとき、このゴルフ
場Ａ1での競技者Ｃ1の成績を予測し予測情報として通知
する。ゴルフ場端末２では、制御部７が、印刷部１３に
成績情報や予測情報を印刷させる（ステップＳＡ１
０）。例えば競技者Ｃ1とともに、競技者Ｃ2、Ｃ3、Ｃ4
もパーティーの一員として一緒に競技を行う場合は、競
技者Ｃ1と同様に上記手続きを済ませる。

【００４９】競技者Ｃ1、Ｃ2、Ｃ3、Ｃ4は、こうして受
付けを済ませると、４人１組で競技を行う。そして、１
８ホールの各ホールアウトの度に、競技者各人がそのホ
ールでの自分のスコアをスコアカードに記入し、正規の
ラウンド終了後に、クラブハウスへ戻り、各競技者Ｃ1
（Ｃ2、Ｃ3、Ｃ4）は、スコアカードを受付担当者に提
出する。受付担当者は、図６に示すようなスコア表をゴ
ルフ場端末２の表示部１２の画面に表示させ、スコアカ
ードに記載された競技者の氏名やスコア等を入力する
（ステップＳＡ１１）。そして、その組（ここでは４
人）の競技者全員のスコア等を入力後、送信の操作を行
う。これにより、制御部７は、情報管理センタ３へ各競
技者のスコア情報等を送信する（ステップＳＡ１２）。

【００５０】情報管理センタ３では、ゴルフスコア管理
・分析サーバ１３が、各競技者のスコア情報等を受信す
ると、制御部１７は、まず、個人向けデータ処理を行う
（ステップＳＡ１３）。制御部１７は、各競技者の当日
のスコア情報に基づいて、所定の演算処理を施して成績
情報を生成し、表として表現する。制御部１７は、成績
情報として、例えば競技者個人の当日のスコア、バーデ
ィー率、パーセーブ率、ボギー率、タブルボギー率、パ
ーオン率、平均パット数をそれぞれ算出し、図７に示す
ように、表として表現する。ここで、例えば、バーディ
ー率は、例えば１８ホールのうち、バーディーとなった
ホールの割合である。なお、平均パット数は、ショート
ホール、ミドルホール、ロングホール別に算出する。

【００５１】次に、制御部１７は、成績情報として、当
日を含めた過去の所定期間内で平均されたバーディー率
等を算出する。すなわち、競技者個人の通算のバーディ
ー率、パーセーブ率、ボギー率、タブルボギー率をそれ
ぞれ算出し、図８に示すように、表及びグラフとして表
現する。また、制御部１７は、パーオン率、平均パット
数を算出し、それぞれ、図９及び図１０に示すように、
表及びグラフとして表する。ここで、制御部１７は、パ
ーオン率について、さらに詳細に算出する。すなわち、
過去に競技を行ったホールについて、スタート位置とホ
ール位置との間の距離Ｌ[Yard]（１[Yard]＝０．９１４
４[ｍ]）とパーオン率Ｒとの関係を詳細に求めグラフと
して表現する。例えば、図１１（ａ）に示すようなデー
タが得られた場合、同図（ｂ）に示すような距離Ｌとパ
ーオン率Ｒとの間の関係を示すグラフが得られる。この
グラフは、プロットした点に基づいて多項式近似等によ
り曲線を描くことによって得られる。この場合、パーオ
ン率Ｒは、任意の距離Ｌを与えたときのパーオンする確
率を示す。なお、図１１では、競技者Ｃ1と、参照のた
めに、例えば模範的な競技者Ｃ100とについて、距離Ｌ
とパーオン率Ｒとの間の関係を示している。制御部１７
は、以上の個人向けデータ処理を、同一パーティーの各
競技者のスコア情報について実行する。

【００５２】次に、制御部１７は、パーティー向けデー
タ処理を行う（ステップＳＡ１４）。この処理では、制
御部１７は、まず、評価ポイントを算出する。制御部１
７は、上述した個人向けデータ処理で算出した当日のス
コアについて評価ポイントｆ1を与える処理を行う。こ
の例では、スコア（打数）Ｓについての評価ポイントｆ
1を、距離Ｌを考慮して、すなわち、スタート位置が、
例えばレギュラーかバックかによる補正をして求める。
評価ポイントｆ1は、式（１）によって求める。

【００５３】

【数１】ｆ1＝Ｌ／Ｓ …（１）

【００５４】制御部１７は、次に、個人向けデータ処理
で算出したパーオン率Ｒについて評価ポイントｆ2を与
える処理を行う。パーオン率Ｒ[％]についての評価ポイ
ントｆ2も距離Ｌによる補正をして求める。評価ポイン
トｆ2は、式（２）によって求める。

【００５５】

【数２】ｆ2＝ＲＬ／（４５００×１００） …（２）

【００５６】制御部１７は、次に、平均パット数Ｐ0に
ついて、評価ポイントｆ3を与える処理を行う。評価ポ
イントｆ3は、式（３）によって求める。

【００５７】

【数３】ｆ3＝１００＋５（２７−Ｐ0） …（３）

【００５８】制御部１７は、次に、上記ポイント数の総
計ｆ4を式（４）によって求める。

【００５９】

【数４】ｆ4＝ｆ1＋ｆ2＋ｆ3 …（４）

【００６０】制御部１７は、ポイント数の総計ｆ4、評
価ポイントｆ1、評価ポイントｆ2、評価ポイントｆ3に
ついて、それぞれ、ポイント数が多い順に、パーティー
の構成員である競技者を番付けし、図１２に示すような
表に表す。次に、制御部１７は、グループ向けデータ処
理を行う（ステップＳＡ１５）。制御部１７は、グルー
プ内での例えば過去９ヶ月内に行われた全競技で全構成
員の成績を評価する処理を行う。制御部１７は、グルー
プの全競技者について、例えば過去９ヶ月内に行われた
全競技を評価対象として、上述したパーティー向けデー
タ処理で行ったのと同様の評価ポイントを算出する。制
御部１７は、まず、各競技者について、参加した全競技
のスコアの平均値を求め、この平均値に対して、上述し
たパーティー向けデータ処理で行った方法で、評価ポイ
ントｆ1を与える処理を行う。

【００６１】次に、制御部１７は、参加した全競技を対
象として通算のパーオン率を算出し、このパーオン率に
ついて評価ポイントｆ2を与える処理を行う。この場合
も上述した方法で評価ポイントを与える。次に、制御部
１７は、参加した全競技を対象として通算の平均パット
数ｆ3について、評価ポイントを与える処理を行う。こ
の場合も上述した方法で評価ポイントを与える。次に、
制御部１７は、上記ポイント数の総計ｆ4を求める。制
御部１７は、以上の処理を全構成員に対して行う。そし
て、制御部１７は、ポイント数の総計ｆ4、評価ポイン
トｆ1、評価ポイントｆ2、評価ポイントｆ3について、
それぞれ、ポイント数が多い順に、グループの構成員で
ある競技者を番付けする。図１３及び図１４に示すよう
な表に記載する。次に、制御部１７は、総合順位を決定
する処理を行う。ここで、総合順位は、ポイント数の総
計の評価ポイントが高い順に与える。

【００６２】次に、制御部１７は、例えば競技者Ｃ1に
ついて、この競技者Ｃ1のスコアの総計と、他の競技者
Ｃ2（Ｃ3、Ｃ4，…）のスコアの総計との差を求める。
そして、このスコアの総計との差を競技数で割って求め
た１競技当たりの他の競技者Ｃ2（Ｃ3、Ｃ4，…）に対
するスコアの差を算出して、この１競技当たりの他の競
技者Ｃ2（Ｃ3、Ｃ4，…）に対するスコアの差を評価の
指標とする。制御部１７は、この結果を図１３に示すよ
うな競技者Ｃ1向けの成績表に記載する。競技者Ｃ2（Ｃ
3、Ｃ4，…）についても同様に他の競技者との比較を行
う。

【００６３】制御部１７は、上述した個人向けデータ処
理、パーティー向けデータ処理、グループ向けデータ処
理による演算処理の結果や成績情報を、競技者端末４へ
送信する（ステップＳＡ１３）。なお、要求があった場
合は、ゴルフ場端末２へも送信する。但し、グループ向
けデータ処理の結果については、定期的（例えば１ヶ月
毎）、又はゴルフ場端末や競技者端末から要求があった
場合に、ゴルフ場端末２や競技者端末４へ送信する。す
なわち、総合成績は、定期的にグループ内で公式のデー
タとして発表されるが、競技者端末４又はゴルフ場端末
２からの要求に応じて、いつでも更新された状態で閲覧
することができるようにもなっている。例えば競技者端
末４では、データを受信すると、制御部２８が印刷部２
４に演算処理された成績情報を表やグラフとして印刷さ
せ、競技者Ｃ1（Ｃ2、Ｃ3，…）が閲覧できるようにす
る。ここで、図１３に示すような成績表は、各競技者Ｃ
1（Ｃ2、Ｃ3，…）向けにカスタマイズされたものであ
る。情報管理センタ３から自動的にデータが送信されて
きていないときでも、競技者Ｃ1（Ｃ2、Ｃ3，…）は、
競技者端末４を操作して、情報管理センタ３にアクセス
し、例えばゴルフ場Ａ1（Ａ2、Ａ3，…）で渡された資
料だけでは不足の場合は、過去のデータの提供を要求す
る。例えば前回の他のゴルフ場Ａ1（Ａ2、Ａ3，…）で
の記録だけでなく当日のゴルフ場での前回の記録を見た
ければ、これを要求する。

【００６４】また、この例では、総合成績が定期的に発
表される際には、例えば総合順位が１位から３位までの
競技者には景品が贈呈されるものとする。制御部１７
は、総合順位が１位から３位までの競技者の成績情報
と、個人識別番号、グループ識別番号を景品選定要求通
知とともに会員情報管理サーバ１４へ送信する。会員情
報管理サーバ１６では、制御部２３が、競技者の成績情
報、個人識別番号、グループ識別番号等に基づいて、記
憶部２４に記憶されている競技者の個人情報を分析し、
対象となる各競技者に対する景品を選定し、選定結果を
ゴルフ場端末２や競技者端末４へ送信する。ゴルフ場端
末２では、データを受信すると、制御部７が表示部１２
に選定結果を表示させるとともに印刷部１３に選定結果
を印刷させる。例えば、所定のゴルフ場Ａ1（Ａ2、Ａ
3，…）でコンペ等が開催されていた場合は、グループ
の幹事が選定結果にしたがって予めゴルフ場Ａ1（Ａ2、
Ａ3，…）にストックして保管してあった景品のなかか
ら所定の景品を競技者に授与する。これ以外の場合は対
象となる競技者Ｃ1（Ｃ2、Ｃ3，…）の自宅へ配送す
る。

【００６５】ゴルフ場Ａ1（Ａ2、Ａ3，…）への予約時
に、予め会員としての登録を済ませている競技者Ｃ1
（Ｃ2、Ｃ3，…）は、個人識別番号を通知するだけで、
競技当日に過去の競技履歴が受付に用意されている。ま
た、例えばパーオン確率や、スコアの目標値がホール毎
に予想されて通知される。パーオン確率は、ゴルフスコ
ア管理・分析サーバ１５の制御部１７が、個人向けデー
タ処理で求めた距離とパーオン率との間の関係と、ゴル
フ場情報とに基づいて演算し通知する。

【００６６】このように、この例の構成によれば、競技
者Ｃ1（Ｃ2、Ｃ3，…）がゴルフ場Ａ1（Ａ2、Ａ3，…）
で競技した結果としてのゴルフスコアは、毎回確実にゴ
ルフスコア管理・分析サーバ１５へ送信されて、ゴルフ
スコア管理・分析サーバ１５に蓄積され、さらにゴルフ
スコアに対して集計処理等の演算処理が施されて、競技
当日の又は通算の成績について演算処理結果が競技者Ｃ
1（Ｃ2、Ｃ3，…）に通知されるので、競技者Ｃ1（Ｃ
2、Ｃ3，…）は、簡単にかつ確実に、自分の競技の成績
を管理し、かつ、演算処理結果を参考として競技の技術
の向上に役立てることができる。また、同伴者の成績や
自分の順位も知ることができるので、競技者Ｃ1（Ｃ2、
Ｃ3，…）は、自分の実力を客観的に把握することがで
きるとともに、ゴルフをゲームとして享受することがで
きる。また、ゴルフスコア管理・分析サーバ１５は、各
競技者Ｃ1（Ｃ2、Ｃ3，…）の成績と他の競技者の成績
との比較を行い、各競技者Ｃ1（Ｃ2、Ｃ3，…）の成績
を評価するので、競技者Ｃ1（Ｃ2、Ｃ3，…）は、グル
ープ内の他の任意の競技者の成績と自分の成績とを比較
することができる。特に、普段仕事の都合等で一緒に競
技できないような他の競技者に対する実力差を把握する
ことができる。このように、必ずしも、一緒に競技しな
くても、場所や時間を問わず、他の競技者とその成績を
比較することができる。

【００６７】また、ゴルフスコア管理・分析サーバ１５
は、事前にパーオン率等を示して競技者Ｃ1（Ｃ2、Ｃ
3，…）の成績を予測して通知するので、競技者Ｃ1（Ｃ
2、Ｃ3，…）は、当日の競技の目標を定めることがで
き、競技を始める上で励みにもなり、一層ゴルフを楽し
むことができる。また、例えば競技毎に更新されるパー
オン率のグラフの推移を見て、上達の程度を正確に知る
ことができる。また、例えばグループ内で定期的に順位
を発表して、景品を授与するような場合は、会員情報管
理サーバ１６は、競技者Ｃ1（Ｃ2、Ｃ3，…）の個人情
報等に基づいて、適切な景品を選定するので、例えばグ
ループの幹事の負担を軽減することができる。

【００６８】◇第２実施例図１５は、この発明の第２実施例であるゴルフスコア管
理・分析システムの構成を示すブロック図、また、図１
６は、同システムの移動端末の構成を示すブロック図で
ある。この例が上述した第１実施例と大きく異なるとこ
ろは、ゴルフ場端末に代えて例えばデータ通信機能を有
する携帯電話機からなる移動端末を用いて、スコアの入
力を競技をしながら行うように構成した点である。ま
た、この例では、会員情報管理サーバ１６が、競技者端
末４からの要求に応じて、同システムに加盟するゴルフ
場の予約を受け付けるものとする。会員情報管理サーバ
１６の記憶部２３に記憶されているゴルフ場情報は、各
ゴルフ場の常時更新された状態での予約状況を含んでい
る。これ以外の構成は、上述した第１実施例の構成と略
同一であるので、その説明を簡略にする。

【００６９】この例のゴルフスコア管理・分析システム
（競技データ管理システム）１Ａは、図１５に示すよう
に、競技者とともに移動可能な移動端末（競技場端末）
３１、３１、…と、情報管理センタ３と、複数の競技者
端末４、４、…とが、ネットワーク５Ａを介して接続さ
れてなっている。移動端末３１は、例えばデータ通信機
能を有する携帯電話機からなり、図１６に示すように、
制御部３２と、記憶部３３と、無線通信部３４と、操作
部３５と、表示部３６とから概略構成されている。制御
部３２は、ＣＰＵ（中央処理装置）等からなり、当該移
動端末本体の構成各部を制御する。制御部３２は、例え
ば、記憶部３３に記憶されている処理プログラムに基づ
いて、ネットワーク５Ａを介して、情報管理センタ３に
アクセスし、操作部３５から入力された競技者Ｃ1（Ｃ
2、Ｃ3，…）のゴルフスコア等を送信する。

【００７０】記憶部３３は、ＲＯＭ、ＲＡＭ等の半導体
メモリからなり、制御部３２が実行する各種処理プログ
ラムや、受信した情報等の各種情報等が記憶されると共
に、制御部３２がプログラム実行時に用いる各種レジス
タやフラグが確保されている。無線通信部３４は、デー
タや音声を変調してアンテナを介して無線電波としてネ
ットワーク５Ａを構成する最寄りの基地局へ送信すると
共に、該基地局から送信されてきた無線電波をアンテナ
を介して受信してデータや音声に復調する。ネットワー
ク５Ａは、移動通信網４１と、ゲートウェイ４２と、固
定網４３とから構成されている。ゲートウェイ４２は、
移動通信網４１と固定網４３との間を相互に接続するた
めの装置である。

【００７１】次に、この例の同システムを用いたゴルフ
スコアの管理・分析方法について説明する。前提とし
て、ゴルフ場Ａ1、Ａ2、…を経営するゴルフ場経営会社
とサービス提供事業者Ｂとは、サービス提供事業者Ｂが
ゴルフ場経営会社に代わって、各ゴルフ場Ａ1（Ａ2、Ａ
3，…）の予約状況を常時把握し、会員の競技者Ｃ1（Ｃ
2、Ｃ3，…）からの各ゴルフ場の予約を受け付ける業務
を行い、ゴルフ場経営会社がサービス提供事業者Ｂに対
して所定の手数料を支払う旨の契約を締結しているもの
とする。この例では、競技者Ｃ1（Ｃ2、Ｃ3，…）の新
規登録は、競技者端末４からネットワーク５Ａを介して
情報管理センタ３の会員情報管理サーバ１６にアクセス
して新規登録を要求することによって行う。また、利用
料金の支払いは例えばクレジットカードを用いて行う。

【００７２】競技者端末４から会員情報管理サーバ１６
へ個人識別番号、利用人数、ゴルフ場コード、日程情報
等を通知して予約要求を行うと、会員情報管理サーバ１
６では、制御部２３が記憶部２４に記憶されているゴル
フ場情報に基づいて、要求されたゴルフ場の予約状況を
調べ、利用可能であれば、予約了承の旨の通知を、過去
の競技履歴やスコアの目標値とともに競技者端末４へ送
信する。競技当日は、例えばパーティーの代表者が、移
動端末３１を携帯して、ホールアウト毎に各競技者Ｃ1
（Ｃ2、Ｃ3，…）のストローク数等を操作部３５から入
力する。制御部３２は、入力されたストローク数等のデ
ータを記憶部３３に記憶させ、正規のラウンド終了後に
送信操作がなされると、各競技者Ｃ1（Ｃ2、Ｃ3，…）
のスコア情報を情報管理センタ３へ例えば電子メールで
送信する。

【００７３】情報管理センタ３では、ゴルフスコア管理
・分析サーバ１３の制御部１７が、上述したように個人
向けデータ処理、パーティー向けデータ処理、グループ
向けデータ処理を行い、移動端末３１と競技者端末４へ
送信する。移動端末３１では、制御部３２が表示部３６
に受信した成績情報を表示させる。また、競技者端末４
では、競技者Ｃ1（Ｃ2、Ｃ3，…）の操作によって、制
御部２８がゴルフスコア管理・分析サーバ１３から受信
し一旦記憶部２９に記憶させた成績情報を読み出して印
刷部３４に印刷させる。

【００７４】このように、この例の構成によれば、上述
した第１実施例と略同一の効果を得ることができる。加
えて、サービス提供事業者Ｂは、ゴルフ場経営会社に手
数料を支払う必要がない。さらに、ゴルフ場経営会社か
ら予約業務代行による手数料を得ることができる。

【００７５】以上、この発明の実施例を図面を参照して
詳述してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られる
ものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計
の変更等があってもこの発明に含まれる。例えば、上述
した実施例では、競技の種目としてゴルフに対して適用
する場合について述べたが、ゴルフとは限らず、ミニゴ
ルフやマレットゴルフでも良いし、射撃競技やボーリン
グ等であっても良い。また、チーム単位で争われるスポ
ーツであっても良いし、スポーツ以外の競技であっても
良い。また、ゴルフの場合、競技形式は、ストロークプ
レーでもマッチプレーでも良い。また、組対抗であって
も適用できる。また、競技者端末としては、例えばファ
クシミリ装置であっても良い。また、競技者端末を廃し
て、成績情報は競技当日にゴルフ場で受け取るようにし
ても良い。

【００７６】また、グループ向けデータ処理において、
制御部１７が、各競技者の成績を評価する上での基準と
する基準競技者を選定するようにし、制御部１７が、各
競技者のスコアの総計と、基準競技者のスコアの総計と
の差や、スコアの総計との差を競技数で割って求めた１
競技当たりの基準競技者に対するスコアの差を算出し
て、この１競技当たりの基準競技者に対するスコアの差
を評価の指標とするようにしても良い。この基準競技者
は、例えばグループの構成員で行われる競技（例えば、
同日同一ゴルフ場におけて行われる競技）に原則として
全て参加し、成績が安定した者（例えば、同一ゴルフ場
での競技における過去１年間のスコアの変動率が１０％
以内）の中から選定するようにする。こうすることによ
って、一緒に競技していない競技者同士でも実力を比較
することができる。この場合、基準競技者は複数であっ
ても良い。また、基準競技者は、予めグループ内で指定
し入力しておいても良い。

【００７７】また、例えばグループ内の順位を決める場
合は、ハンディキャップを考慮に入れるようにしても良
い。この際、ゴルフ場のコースレートや気象条件等のプ
レイコンディションを考慮に入れるようにしても良い。
また、例えばグループ内で総合成績を求める際に、評価
ポイントについて標準偏差等を算出して記載するように
しても良い。また、予測スコア等を求める際、予測され
る気象条件を考慮しても良い。また、ゴルフスコア管理
・分析サーバ１３と会員情報管理サーバ１４とは、同一
のサーバであっても良い。

【００７８】また、サービス提供事業者Ｂは、競技者に
対して定期的にアンケートをとり、電子メールで受け取
って、例えばゴルフ場経営に関する要望等を取りまと
め、ゴルフ場経営会社に提供するようにしても良い。な
お、競技者は、必ずしも会員としての登録を行わなくて
も良く、この場合は、競技者情報が不明であるので、情
報管理センタ３では、例えば競技当日の成績の集計処理
のみ行って結果を提供しても良い。

【００７９】また、第２実施例では、移動端末を代表者
が携帯する場合について述べたが、第三者、例えばキャ
ディーやマーカ（競技者以外の記録者）が携帯し入力す
るようにしても良い。また、移動端末をカートに取りつ
けるようにしても良い。また、移動端末をデータ通信機
能を有する携帯情報端末（ＰＤＡ）としても良い。ま
た、競技者全員が移動端末を携帯するようにしても良
い。この場合、脈拍や歩数を測定する測定器を接続し、
例えば心拍数が異常値を示したときに警報を発するよう
に構成しても良い。また、１打毎に所定のキーを押下す
ることによって、打数が計数されるように構成しても良
い。

【００８０】

【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、競技者が競技場で競技した結果としての競技データ
は、毎回確実に競技データ管理手段へ送信されて、競技
データ管理手段に蓄積され、さらに競技データに対して
集計処理等の演算処理が施されて、例えば競技当日の又
は通算の成績について演算処理結果が競技者に通知され
るので、競技者は、簡単にかつ確実に、自分の競技の成
績を管理し、かつ、演算処理結果を参考として競技の技
術の向上に役立てることができる。また、同伴者の成績
や自分の順位も知ることができるので、競技者は、自分
の実力を客観的に把握することができるとともに、競技
をゲームとして享受することができる。また、成績評価
手段が、各競技者の成績と他の競技者の成績との比較を
行い、各競技者の成績を評価することによって、競技者
は、例えば所属するグループ内の他の任意の競技者の成
績と自分の成績とを比較することができる。特に、普段
仕事の都合等で一緒に競技できないような他の競技者に
対する実力差を把握することができる。このように、必
ずしも、一緒に競技しなくても、場所や時間を問わず、
他の競技者とその成績を比較することができる。

【００８１】また、成績予測手段は、事前に競技者の成
績を予測して通知することによって、競技者は、当日の
競技の目標を定めることができ、競技を始める上で励み
にもなり、一層競技を楽しむことができる。また、例え
ば競技者が所属するグループ内で定期的に順位を発表し
て、景品を授与するような場合は、競技データ管理手段
が、競技者の個人情報等に基づいて、適切な景品を選定
することによって、例えばグループの幹事の負担を軽減
させることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の第１実施例であるゴルフスコア管理
・分析システムの構成を示すブロック図である。

【図２】同システムのゴルフ場端末及び競技者端末の構
成を示すブロック図である。

【図３】同システムの情報管理センタの構成を示すブッ
ロク図である。

【図４】同情報管理センタのゴルフスコア管理・分析サ
ーバ及び会員情報管理サーバの構成を示すブロック図で
ある。

【図５】同システムを用いたゴルフスコア管理・分析方
法を説明するための処理手順図である。

【図６】同ゴルフ場端末の表示部に表示されるスコア表
の一例を示す図である。

【図７】同ゴルフスコア管理・分析サーバにおける個人
向けデータ処理によって生成される成績情報の一例を示
す図である。

【図８】同ゴルフスコア管理・分析サーバにおける個人
向けデータ処理によって生成される成績情報の一例を示
す図である。

【図９】同ゴルフスコア管理・分析サーバにおける個人
向けデータ処理によって生成される成績情報の一例を示
す図である。

【図１０】同ゴルフスコア管理・分析サーバにおける個
人向けデータ処理によって生成される成績情報の一例を
示す図である。

【図１１】同ゴルフスコア管理・分析サーバにおける個
人向けデータ処理によって生成される成績情報の一例を
示す図である。

【図１２】同ゴルフスコア管理・分析サーバにおけるパ
ーティー向けデータ処理によって生成される成績情報の
一例を示す図である。

【図１３】同ゴルフスコア管理・分析サーバにおけるグ
ループ向けデータ処理によって生成される成績情報の一
例を示す図である。

【図１４】同ゴルフスコア管理・分析サーバにおけるグ
ループ向けデータ処理によって生成される成績情報の一
例を示す図である。

【図１５】この発明の第２実施例であるゴルフスコア管
理・分析システムの構成を示すブロック図である。

【図１６】同システムの移動端末の構成を示すブロック
図である。

【符号の説明】

１、１Ａゴルフスコア管理・分析システム（競技
データ管理システム）２ゴルフ場端末（競技場端末）４競技者端末５、５Ａネットワーク１５ゴルフスコア管理・分析サーバ(競技データ
管理手段、成績評価手段、成績予測手段）１６会員情報管理サーバ(競技データ管理手段）Ａ1、Ａ2、… ゴルフ場（競技場）Ｃ1、Ｃ2、… 競技者

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】所定の競技を行う競技場で用いられ、競
技者が前記競技を行って得られた結果を含む前記競技者
の競技データが入力される少なくとも１つの競技場端末
と、前記競技データを管理する競技データ管理手段と
が、ネットワークを介して接続されて構成された競技デ
ータ管理システムであって、前記競技場端末は、入力された前記競技データを前記ネ
ットワークを介して前記競技データ管理手段へ送信し、前記競技データ管理手段は、前記競技場端末から前記競
技データを前記ネットワークを介して受信し、前記競技
者の前記競技データを蓄積すると共に、前記競技データ
に所定の統計処理又は集計処理を含む演算処理を施し、
該演算処理結果を前記競技場端末へ前記ネットワークを
介して送信することを特徴とする競技データ管理システ
ム。
【請求項２】前記ネットワークに接続され、前記競技
者が用いる少なくとも１つの競技者端末を備え、前記競技データ管理手段は、前記演算処理結果を前記競
技者端末へ前記ネットワークを介して送信し、前記競技者端末は、前記演算処理結果を前記競技データ
管理手段から前記ネットワークを介して受信することを
特徴とする請求項１記載の競技データ管理システム。
【請求項３】前記競技場端末は、少なくとも前記競技
場内を前記競技者とともに移動可能なデータ通信機能を
有する携帯型情報機器からなることを特徴とする請求項
１又は２記載の競技データ管理システム。
【請求項４】前記競技データ管理手段は、前記競技者
の前記競技データ又は前記演算結果に基づいて前記競技
者の成績を評価する成績評価手段を有していることを特
徴とする請求項１、２又は３記載の競技データ管理シス
テム。
【請求項５】前記成績評価手段は、所定の競技者の成
績を、該競技者の成績と他の競技者の成績とを比較する
ことによって、評価することを特徴とする請求項４記載
の競技データ管理システム。
【請求項６】前記成績評価手段は、所定の競技者の成
績を、該競技者の成績と、該競技者と一緒に行っていな
い競技を含む競技での他の競技者の成績とを比較するこ
とによって、評価することを特徴とする請求項５記載の
競技データ管理システム。
【請求項７】前記成績評価手段は、所定の競技者の成
績を、該競技者の成績と基準競技者の成績とを比較する
ことによって、評価することを特徴とする請求項５又は
６記載の競技データ管理システム。
【請求項８】前記成績評価手段は、前記基準競技者の
成績を、複数回の競技を行った結果としての得点の変動
率が一定範囲内である競技者の成績とすることを特徴と
する請求項７記載の競技データ管理システム。
【請求項９】前記競技データ管理手段は、前記競技者
の前記競技データ又は前記演算結果に基づいて、次回実
施される予定の競技の前記競技者の成績を予測する成績
予測手段を有していることを特徴とする請求項１乃至８
のいずれか１に記載の競技データ管理システム。
【請求項１０】前記競技は野外競技であり、前記競技
データ管理手段には、前記競技場の状態を含む競技場情
報又は前記競技が実施されるときに予測される気象情報
が入力され、前記成績予測手段は、前記競技データ又は
前記演算結果に加え、前記競技場情報又は前記気象情報
にも基づいて、前記競技者の成績を予測することを特徴
とする請求項９記載の競技データ管理システム。
【請求項１１】前記競技データ管理手段には、前記競
技者の個人情報が入力され、前記競技者の成績に応じて
前記競技者に対して褒賞が与えられる場合に、前記競技
データ管理手段は、褒賞が与えられる対象としての前記
競技者の前記個人情報に基づいて、前記競技者へ与える
褒賞の種類を選定することを特徴とする請求項１乃至１
０のいずれか１に記載の競技データ管理システム。
【請求項１２】前記競技の種目はゴルフであり、前記
競技場はゴルフ場であり、前記競技データはゴルフスコ
アであることを特徴とする請求項１乃至１１のいずれか
１に記載の競技データ管理システム。
【請求項１３】前記競技データ管理手段は、前記演算
処理で、少なくとも所定のホールの長さと前記競技者の
パーオンする確率との関係を求め、前記成績予測手段
は、前記競技者の前記パーオンする確率に基づいて、前
記競技者の成績を予測することを特徴とする請求項１２
記載の競技データ管理システム。
【請求項１４】前記競技データ管理手段は、前記競技
データに基づいて、少なくとも前記競技者のパーオン
率、平均パット数、パーセーブ率を含む成績情報を生成
することを特徴とする請求項１２又は１３記載の競技デ
ータ管理システム。
【請求項１５】前記成績評価手段は、前記競技者の前
記競技データ又は前記演算結果に基づいて、前記競技者
の成績の順位を決定することを特徴とする請求項４乃至
１４のいずれか１に記載の競技データ管理システム。
【請求項１６】所定の競技を行う競技場で用いられ、
競技者が前記競技を行って得られた結果を含む前記競技
者の競技データが入力される少なくとも１つの競技場端
末と、前記競技データを管理する競技データ管理手段と
が、ネットワークを介して接続され、前記競技場端末は、入力された前記競技データを前記ネ
ットワークを介して前記競技データ管理手段へ送信し、前記競技データ管理手段は、前記競技場端末から前記競
技データを前記ネットワークを介して受信し、前記競技
者の前記競技データを蓄積すると共に、前記競技データ
に所定の統計処理又は集計処理を含む演算処理を施し、
該演算処理結果を前記競技場端末へ前記ネットワークを
介して送信することを特徴とする競技データ管理方法。
【請求項１７】前記競技データ管理手段は、前記ネッ
トワークに接続され前記競技者が用いる少なくとも１つ
の競技者端末へ、前記演算処理結果を前記ネットワーク
を介して送信し、前記競技者端末は、前記演算処理結果を前記競技データ
管理手段から前記ネットワークを介して受信することを
特徴とする請求項１６記載の競技データ管理方法。
【請求項１８】前記競技場端末は、少なくとも前記競
技場内を前記競技者とともに移動可能なデータ通信機能
を有する携帯型情報機器からなることを特徴とする請求
項１６又は１７記載の競技データ管理方法。
【請求項１９】成績評価手段が、前記競技者の前記競
技データ又は前記演算結果に基づいて前記競技者の成績
を評価することを特徴とする請求項１６、１７又は１８
記載の競技データ管理方法。
【請求項２０】前記成績評価手段は、所定の競技者の
成績を、該競技者の成績と他の競技者の成績とを比較す
ることによって、評価することを特徴とする請求項１９
記載の競技データ管理方法。
【請求項２１】前記成績評価手段は、所定の競技者の
成績を、該競技者の成績と、該競技者と一緒に行ってい
ない競技を含む競技での他の競技者の成績とを比較する
ことによって、評価することを特徴とする請求項２０記
載の競技データ管理方法。
【請求項２２】前記成績評価手段は、所定の競技者の
成績を、該競技者の成績と基準競技者の成績とを比較す
ることによって、評価することを特徴とする請求項２０
又は２１記載の競技データ管理方法。
【請求項２３】前記成績評価手段は、前記基準競技者
の成績を、複数回の競技を行った結果としての得点の変
動率が一定範囲内である競技者の成績とすることを特徴
とする請求項２２記載の競技データ管理方法。
【請求項２４】成績予測手段が、前記競技者の前記競
技データ又は前記演算結果に基づいて、次回実施される
予定の競技の前記競技者の成績を予測することを特徴と
する請求項１６乃至２３のいずれか１に記載の競技デー
タ管理方法。
【請求項２５】前記競技は野外競技であり、前記競技
データ管理手段には、前記競技場の状態を含む競技場情
報又は前記競技が実施されるときに予測される気象情報
が入力され、前記成績予測手段は、前記競技データ又は
前記演算結果に加え、前記競技場情報又は前記気象情報
にも基づいて、前記競技者の成績を予測することを特徴
とする請求項２４記載の競技データ管理方法。
【請求項２６】前記競技データ管理手段には、前記競
技者の個人情報が入力され、前記競技者の成績に応じて
前記競技者に対して褒賞が与えられる場合に、前記競技
データ管理手段は、褒賞が与えられる対象としての前記
競技者の前記個人情報に基づいて、前記競技者へ与える
褒賞の種類を選定することを特徴とする請求項１６乃至
２５のいずれか１に記載の競技データ管理方法。
【請求項２７】前記競技の種目はゴルフであり、前記
競技場はゴルフ場であり、前記競技データは、ゴルフス
コアであることを特徴とする請求項１６乃至２６いずれ
か１に記載の競技データ管理方法。
【請求項２８】前記競技データ管理手段は、前記演算
処理で、少なくとも所定のホールの長さと前記競技者の
パーオンする確率との関係を求め、前記成績予測手段
は、前記競技者の前記パーオンする確率に基づいて、前
記競技者の成績を予測することを特徴とする請求項２７
記載の競技データ管理方法。
【請求項２９】前記競技データ管理手段は、前記競技
データに基づいて、少なくとも前記競技者のパーオン
率、平均パット数、パーセーブ率を含む成績情報を生成
することを特徴とする請求項２７又は２８記載の競技デ
ータ管理方法。
【請求項３０】前記成績評価手段は、前記競技者の前
記競技データ又は前記演算結果に基づいて、前記競技者
の成績の順位を決定することを特徴とする請求項１９乃
至２９のいずれか１に記載の競技データ管理方法。
【請求項３１】コンピュータに請求項１６乃至３０の
いずれか１に記載の競技データ管理方法を実行させるこ
とを特徴とする競技データ管理プログラム。