JP2002253684A - 治療物質注入装置 - Google Patents
治療物質注入装置Info
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- Radiation-Therapy Devices (AREA)
- Media Introduction/Drainage Providing Device (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】内針に切り欠き溝を形成し、外管をスライドさ
せて放射線源を覆い被すことで放射線物質を容易に埋設
位置に挿入することができる注入装置を提供すること。 【解決手段】管2Aを外管基2Bに植設した外管2に内
針3を挿入することより構成され、前記内針3は、内針
棒3Aの先端に刃面6を形成し、該内針棒3Aの後端を
内針基3Bに植設し、該内針棒3Aの壁面に、治療物質
7を装填することのできる切り欠き溝4を形成し、該切
り欠き溝4の前方端部に傾斜面5を形成した治療物質注
入装置1。
せて放射線源を覆い被すことで放射線物質を容易に埋設
位置に挿入することができる注入装置を提供すること。 【解決手段】管2Aを外管基2Bに植設した外管2に内
針3を挿入することより構成され、前記内針3は、内針
棒3Aの先端に刃面6を形成し、該内針棒3Aの後端を
内針基3Bに植設し、該内針棒3Aの壁面に、治療物質
7を装填することのできる切り欠き溝4を形成し、該切
り欠き溝4の前方端部に傾斜面5を形成した治療物質注
入装置1。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば前立腺癌等
の患者の患部治療のために、例えばコイル状の放射線源
等の治療物質を注入(埋設)するための医療用注入装置
の改良に関する。
の患者の患部治療のために、例えばコイル状の放射線源
等の治療物質を注入(埋設)するための医療用注入装置
の改良に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】出願人
は特願2000−384876「治療物質注入装置及び
治療物質注入用プレート並びに治療物質固定用治具、治
療物質収納ケース、治療物質固定装置及び治療物質注入
装置用保護具」に次の発明を開示した。この発明では外
針の先端刃面から、例えばコイル状の放射線源の先端が
一部露出している為、体内に前記放射線源を埋設する
際、外針の位置決め(つまり放射線源を埋設する位置を
決める)の為、体内で外針を前後させる度に、コイル状
の放射線源の先端が体内組織に絡んで、この放射線源が
外針から抜けてしまうことが懸念された。またコイル状
の放射線源を体内に埋設する注入装置には、内針、中
針、外針の3本の針が必要で、放射線源を前記注入装置
の針に装填するにも手間を要していた。そこで本発明者
は以上の課題を解決するために、鋭意検討を重ねた結果
次の発明に到達した。
は特願2000−384876「治療物質注入装置及び
治療物質注入用プレート並びに治療物質固定用治具、治
療物質収納ケース、治療物質固定装置及び治療物質注入
装置用保護具」に次の発明を開示した。この発明では外
針の先端刃面から、例えばコイル状の放射線源の先端が
一部露出している為、体内に前記放射線源を埋設する
際、外針の位置決め(つまり放射線源を埋設する位置を
決める)の為、体内で外針を前後させる度に、コイル状
の放射線源の先端が体内組織に絡んで、この放射線源が
外針から抜けてしまうことが懸念された。またコイル状
の放射線源を体内に埋設する注入装置には、内針、中
針、外針の3本の針が必要で、放射線源を前記注入装置
の針に装填するにも手間を要していた。そこで本発明者
は以上の課題を解決するために、鋭意検討を重ねた結果
次の発明に到達した。
【0003】
【課題を解決する為の手段】[1]本発明は、管2Aを
外管基2Bに植設した外管2に内針3を挿入することよ
り構成され、前記内針3は、内針棒3Aの先端に刃面6
を形成し、該内針棒3Aの後端を内針基3Bに植設し、
該内針棒3Aの壁面に、治療物質7を装填することので
きる切り欠き溝4を形成し、該切り欠き溝4の前方端部
に傾斜面5を形成した治療物質注入装置1を提供する。 [2]本発明は、前記[1]に記載の外管2に内針3を
挿入し且つ外管基2Bに内針基3Bを係合させたとき、
前記内針棒3Aの切り欠き溝4が外管2の先端から露出
するように形成した前記[1]に記載の治療物質注入装
置1を提供する。 [3]本発明は、管2Aを外管基2Bに植設した外管2
に内針3を挿入することより構成され、前記内針3は、
内針棒3Aの先端に刃面6を形成し、該内針棒3Aの後
端を内針基3Bに植設し、該内針棒3Aの壁面に、治療
物質7を装填することのできる切り欠き溝4を形成し、
該切り欠き溝4の前方端部に傾斜面5を形成し、前記管
2Aの基端部方向の外壁に、治療物質7を装填する切り
欠き溝14を形成した治療物質注入装置11を提供す
る。 [4]本発明は、管2Aを外管基2Bに植設した外管2
に内針13を挿入することより構成され、前記内針13
は、内針棒13Aの先端に放射線源7を装填することの
できるV型の切り欠き溝4aを形成した注入装置21を
提供する。
外管基2Bに植設した外管2に内針3を挿入することよ
り構成され、前記内針3は、内針棒3Aの先端に刃面6
を形成し、該内針棒3Aの後端を内針基3Bに植設し、
該内針棒3Aの壁面に、治療物質7を装填することので
きる切り欠き溝4を形成し、該切り欠き溝4の前方端部
に傾斜面5を形成した治療物質注入装置1を提供する。 [2]本発明は、前記[1]に記載の外管2に内針3を
挿入し且つ外管基2Bに内針基3Bを係合させたとき、
前記内針棒3Aの切り欠き溝4が外管2の先端から露出
するように形成した前記[1]に記載の治療物質注入装
置1を提供する。 [3]本発明は、管2Aを外管基2Bに植設した外管2
に内針3を挿入することより構成され、前記内針3は、
内針棒3Aの先端に刃面6を形成し、該内針棒3Aの後
端を内針基3Bに植設し、該内針棒3Aの壁面に、治療
物質7を装填することのできる切り欠き溝4を形成し、
該切り欠き溝4の前方端部に傾斜面5を形成し、前記管
2Aの基端部方向の外壁に、治療物質7を装填する切り
欠き溝14を形成した治療物質注入装置11を提供す
る。 [4]本発明は、管2Aを外管基2Bに植設した外管2
に内針13を挿入することより構成され、前記内針13
は、内針棒13Aの先端に放射線源7を装填することの
できるV型の切り欠き溝4aを形成した注入装置21を
提供する。
【0004】
【発明の実施の形態】図1は本発明の治療物質(放射線
源)注入装置1(以下「注入装置1」の概略図である。
前記注入装置1は内針3と外管2から構成されている。
前記内針3は、内針棒3Aの先端を体内に穿刺できるよ
うに刃面6を形成し、該内針棒3Aの前方の壁面にはコ
イル状の放射線源7を装填することのできる切り欠き溝
4を形成し、該内針棒3Aの後端は内針基3Bに植設さ
れている。前記切り欠き溝4は水平に形成され、この断
面は略半円状に形成されてる。該切り欠き溝4の先端部
は傾斜面5が形成され、後端部は垂直面に形成されてい
る。また外管2は、管2Aの基端部を外管基2Bに植設
している。注入装置1は、前記内針3を外管2に挿入
し、前記外管基2Bと内針基3Bに係合するように形成
した。前記切り欠き溝4に例えばコイル状の放射線源7
を装填した後、詳細は後述するが管2Aを前方にスライ
ドして放射線源7が覆い被せる。また前記内針3を外管
2の外管基2Bから挿入して、前記外管基2Bと内針基
3Bを係合した時、前記内針3の切り欠き溝4が露出す
るように内針棒3A及び管2Aの長さが調整される。内
針棒3A及び管2AはSUS304、306等の金属か
ら形成される。
源)注入装置1(以下「注入装置1」の概略図である。
前記注入装置1は内針3と外管2から構成されている。
前記内針3は、内針棒3Aの先端を体内に穿刺できるよ
うに刃面6を形成し、該内針棒3Aの前方の壁面にはコ
イル状の放射線源7を装填することのできる切り欠き溝
4を形成し、該内針棒3Aの後端は内針基3Bに植設さ
れている。前記切り欠き溝4は水平に形成され、この断
面は略半円状に形成されてる。該切り欠き溝4の先端部
は傾斜面5が形成され、後端部は垂直面に形成されてい
る。また外管2は、管2Aの基端部を外管基2Bに植設
している。注入装置1は、前記内針3を外管2に挿入
し、前記外管基2Bと内針基3Bに係合するように形成
した。前記切り欠き溝4に例えばコイル状の放射線源7
を装填した後、詳細は後述するが管2Aを前方にスライ
ドして放射線源7が覆い被せる。また前記内針3を外管
2の外管基2Bから挿入して、前記外管基2Bと内針基
3Bを係合した時、前記内針3の切り欠き溝4が露出す
るように内針棒3A及び管2Aの長さが調整される。内
針棒3A及び管2AはSUS304、306等の金属か
ら形成される。
【0005】図2は本発明の注入装置1に放射線源7を
装填するときの手順の一例を示す概略図であり、(1)
から(4)の図に従って説明する。 (1)内針3を外管2に挿入し、外管基2Bに内針基3
Bを係合した注入装置1を準備する。ピンセットを用い
て被爆しないように放射線源7を取り出し、内針棒3A
の切り欠き溝4に装填する。 (2)この時放射線源7の後端を、切り欠き溝4の後端
部に揃えて装填する。この時内針棒3Aの傾斜面5と放
射線源7の先端部の間に隙間8が形成される。 (3)管2Aまたは外管基2Bを指で挟み、内針基3B
を指で摘み長さ方向の後方に引っ張る。 (4)前記管2Aが切り欠き溝4に装填した放射線源7
が覆い被さるまで前記内針基3Bを長さ方向の後方に引
く。この時管2Aが前記放射線源7を覆い被さり且つ内
針棒3Aの刃面6に該管2Aの先端が掛からない位置に
配置する。
装填するときの手順の一例を示す概略図であり、(1)
から(4)の図に従って説明する。 (1)内針3を外管2に挿入し、外管基2Bに内針基3
Bを係合した注入装置1を準備する。ピンセットを用い
て被爆しないように放射線源7を取り出し、内針棒3A
の切り欠き溝4に装填する。 (2)この時放射線源7の後端を、切り欠き溝4の後端
部に揃えて装填する。この時内針棒3Aの傾斜面5と放
射線源7の先端部の間に隙間8が形成される。 (3)管2Aまたは外管基2Bを指で挟み、内針基3B
を指で摘み長さ方向の後方に引っ張る。 (4)前記管2Aが切り欠き溝4に装填した放射線源7
が覆い被さるまで前記内針基3Bを長さ方向の後方に引
く。この時管2Aが前記放射線源7を覆い被さり且つ内
針棒3Aの刃面6に該管2Aの先端が掛からない位置に
配置する。
【0006】図3は放射線源7を装填した注入装置1
を、体内に穿刺して前記放射線源7を体内に埋設する方
法の一例を示す概略図で、(1)から(5)の図に従っ
て説明する。 (1)図2のように放射線源7を装填した注入装置1を
準備する。この時管2Aは放射線源7を完全に覆い且つ
該管2Aの先端は刃面6に掛からない位置を保ちながら
特願2000−384876に記載したように治療物質
注入用プレート(図示せず)を介して体内に穿刺する。
注入装置1の穿刺位置を決める為に治療物質注入用プレ
ートを配置して該治療物質注入用プレートの穿刺孔(目
的位置)に前記注入装置1を穿刺する。(肛門から挿入
した超音波診断装置によりモニターを見ながら埋設位置
を決定する。) (2)埋設位置に放射線源7が到達したことを確認し、
内針3を動かさないように内針基3Bを指で挟んで固定
しておく。そして外管基2Bを指で摘み該内針基3B方
向に動かし放射線源7を徐々に露出させる。 (3)放射線源7を完全に露出させた状態では、外管基
2Bと内針基3Bが係合した状態になる。切り欠き溝4
の前方に形成された隙間8に体内組織が入り込んで、前
記放射線源7は体内組織内に固定される。 (4)放射線源7を体内の埋設位置に配置する為に、外
管2の内針基2Bを指で摘んで固定する。そして内針3
の内針基3Bゆっくり長さ方向の後方に引っ張ることに
より、内針棒3Aに形成された傾斜面5に沿って前記放
射線源7が切り欠き溝4より外れ、埋設位置に該放射線
源7が固定される。 (5)前記内針3と外管2を同時に引き抜く。
を、体内に穿刺して前記放射線源7を体内に埋設する方
法の一例を示す概略図で、(1)から(5)の図に従っ
て説明する。 (1)図2のように放射線源7を装填した注入装置1を
準備する。この時管2Aは放射線源7を完全に覆い且つ
該管2Aの先端は刃面6に掛からない位置を保ちながら
特願2000−384876に記載したように治療物質
注入用プレート(図示せず)を介して体内に穿刺する。
注入装置1の穿刺位置を決める為に治療物質注入用プレ
ートを配置して該治療物質注入用プレートの穿刺孔(目
的位置)に前記注入装置1を穿刺する。(肛門から挿入
した超音波診断装置によりモニターを見ながら埋設位置
を決定する。) (2)埋設位置に放射線源7が到達したことを確認し、
内針3を動かさないように内針基3Bを指で挟んで固定
しておく。そして外管基2Bを指で摘み該内針基3B方
向に動かし放射線源7を徐々に露出させる。 (3)放射線源7を完全に露出させた状態では、外管基
2Bと内針基3Bが係合した状態になる。切り欠き溝4
の前方に形成された隙間8に体内組織が入り込んで、前
記放射線源7は体内組織内に固定される。 (4)放射線源7を体内の埋設位置に配置する為に、外
管2の内針基2Bを指で摘んで固定する。そして内針3
の内針基3Bゆっくり長さ方向の後方に引っ張ることに
より、内針棒3Aに形成された傾斜面5に沿って前記放
射線源7が切り欠き溝4より外れ、埋設位置に該放射線
源7が固定される。 (5)前記内針3と外管2を同時に引き抜く。
【0007】内針棒3Aに形成した切り欠き溝4に放射
線源7を装填して、外管2に挿入して管2Aで前記放射
線源7を完全に覆い被せることができるので、前記放射
線源7が体内組織絡まることなく体内の埋設部位まで容
易に配置することができる。
線源7を装填して、外管2に挿入して管2Aで前記放射
線源7を完全に覆い被せることができるので、前記放射
線源7が体内組織絡まることなく体内の埋設部位まで容
易に配置することができる。
【0008】しかしながら、前記注入装置1の内針棒3
Aの切り欠き溝4は水平に成形されてる為、場合により
前記切り欠き溝4に放射線源7がうまく装填できないこ
とが懸念される。前記切り欠き溝4に放射線源7が固定
できるように略半円形の溝を形成することも考えられた
が、コストが非常に高くなるので、更にこの課題を解決
する為に次の発明に到達した。
Aの切り欠き溝4は水平に成形されてる為、場合により
前記切り欠き溝4に放射線源7がうまく装填できないこ
とが懸念される。前記切り欠き溝4に放射線源7が固定
できるように略半円形の溝を形成することも考えられた
が、コストが非常に高くなるので、更にこの課題を解決
する為に次の発明に到達した。
【0009】図4は本発明のその他の実施例を示す注入
装置11の概略図で、図5の(a)は構成要素である内
針3の概略図で、(b)は外管12の概略図である。注
入装置11は、コイル状の放射線源7を装填することが
できる切り欠き溝14を外管12に形成し、前記切り欠
き溝14は内針3に形成した切り欠き溝4と実質的に同
じ長さに形成するのが良い。また前記注入装置11の外
管12以外は前記注入装置1と実質的に同じであるから
詳細な説明は省略する。
装置11の概略図で、図5の(a)は構成要素である内
針3の概略図で、(b)は外管12の概略図である。注
入装置11は、コイル状の放射線源7を装填することが
できる切り欠き溝14を外管12に形成し、前記切り欠
き溝14は内針3に形成した切り欠き溝4と実質的に同
じ長さに形成するのが良い。また前記注入装置11の外
管12以外は前記注入装置1と実質的に同じであるから
詳細な説明は省略する。
【0010】図6は前記注入装置11に放射線源7を装
填した時の概略図である。該注入装置11に放射線源7
を装填したときの手順の一例について説明する。 (1)前記内針3の切り欠き溝4と前記外管12の切り
欠き溝14を放射線源7が装填できるように合わせる。 (2)ピンセット等で前記放射線源7を摘み、外管12
の切り欠き溝14に挿入して内針3の切り欠き溝4に装
填する。 (3)前記外管12を指で固定して、前記放射線源7を
装填した内針3を前方に押し、該内針3の刃面5が外管
2の先端から出るまで押す。 この状態は段落番号[0005]の前記注入装置1の図
2の(4)と同じ状態になる。この後の操作は注入装置
1と実質的に同じであるから詳細な説明は省略する。
填した時の概略図である。該注入装置11に放射線源7
を装填したときの手順の一例について説明する。 (1)前記内針3の切り欠き溝4と前記外管12の切り
欠き溝14を放射線源7が装填できるように合わせる。 (2)ピンセット等で前記放射線源7を摘み、外管12
の切り欠き溝14に挿入して内針3の切り欠き溝4に装
填する。 (3)前記外管12を指で固定して、前記放射線源7を
装填した内針3を前方に押し、該内針3の刃面5が外管
2の先端から出るまで押す。 この状態は段落番号[0005]の前記注入装置1の図
2の(4)と同じ状態になる。この後の操作は注入装置
1と実質的に同じであるから詳細な説明は省略する。
【0011】前記注入装置11の外管12に形成した切
り欠き溝14は、放射線源7が装填される内針3の切り
欠き溝4と重ねた時、前記外管12の切り欠き溝14の
両側の壁面が若干高く突出しているので、前記放射線源
7が前記切り欠き溝4から落ちないで内針3の切り欠き
溝4に装填することができる。
り欠き溝14は、放射線源7が装填される内針3の切り
欠き溝4と重ねた時、前記外管12の切り欠き溝14の
両側の壁面が若干高く突出しているので、前記放射線源
7が前記切り欠き溝4から落ちないで内針3の切り欠き
溝4に装填することができる。
【0012】図7は本発明のその他の実施例を示す一例
で、放射線源7を装填した注入装置21の概略図であ
る。図8の(a)は、前記注入装置21の構成要因のひ
とつである内針13の概略図で、(b)は前記内針13
に放射線源7を装填した概略図である。前記注入装置2
1は前記注入装置1と同様の外管2と後述する内針13
から構成されている。前記内針13は内針棒13Aの先
端に前記放射線源7を装填するV型の切り欠き溝4aが
形成されている。該切り欠き溝4aのV型の角度は前記
放射線源7を装填したとき、前記内針棒13Aの外周か
らはみ出ないように形成され、好ましくは90度で形成
される。
で、放射線源7を装填した注入装置21の概略図であ
る。図8の(a)は、前記注入装置21の構成要因のひ
とつである内針13の概略図で、(b)は前記内針13
に放射線源7を装填した概略図である。前記注入装置2
1は前記注入装置1と同様の外管2と後述する内針13
から構成されている。前記内針13は内針棒13Aの先
端に前記放射線源7を装填するV型の切り欠き溝4aが
形成されている。該切り欠き溝4aのV型の角度は前記
放射線源7を装填したとき、前記内針棒13Aの外周か
らはみ出ないように形成され、好ましくは90度で形成
される。
【0013】図9は注入装置21と共に放射線源7を体
内に埋設する時に使用する穿刺針10の概略図である。
該穿刺針10は、図7の注入装置21のように内針の刃
先が鋭利に形成してない内針13を用いて放射線源7を
体内に埋設する場合、事前に体内に穿刺する針であり、
体内に穿刺する時は前記注入装置1、11を代用するこ
ともできる。穿刺針10は前記注入装置1と同様に外管
2と後述する内針23から構成されている。前記内針2
3は、内針棒23Aの先端に刃面6を形成し、基端部に
内針基3Bが植設されている。すなわち前記図1の内針
3の切り欠き溝4がなく、ムク状の形状となっている。
前記外管2に前記内針23が挿入され穿刺針10が形成
される。
内に埋設する時に使用する穿刺針10の概略図である。
該穿刺針10は、図7の注入装置21のように内針の刃
先が鋭利に形成してない内針13を用いて放射線源7を
体内に埋設する場合、事前に体内に穿刺する針であり、
体内に穿刺する時は前記注入装置1、11を代用するこ
ともできる。穿刺針10は前記注入装置1と同様に外管
2と後述する内針23から構成されている。前記内針2
3は、内針棒23Aの先端に刃面6を形成し、基端部に
内針基3Bが植設されている。すなわち前記図1の内針
3の切り欠き溝4がなく、ムク状の形状となっている。
前記外管2に前記内針23が挿入され穿刺針10が形成
される。
【0014】前記注入装置21に放射線源7を装填する
方法について説明する。 (1)放射線源7をピンセット等で摘み内針13の切り
欠き溝4aに装填して、特願2000−384876の
段落番号[0009]に開示したように保管箱に保管し
ておく。 (2)穿刺位置を決める為に治療物質注入用プレート
(図示せず)を配置して該治療物質注入用プレートの穿
刺孔(目的位置)に前記穿刺針10を穿刺する。(肛門
から挿入した超音波診断装置によりモニターを見ながら
埋設位置を決定する。) (3)前記穿刺針10の外管2をその位置が動かないよ
うに片方の手で固定して、もう片方の手で内針23を長
さ方向の後方に引き抜く。前記(1)の放射線源7を装
填した内針13を保管箱から取り出し、前記外管2の外
管基2bから挿入し、予め前記(2)の埋設位置まで前
記内針13の放射線源7を挿入する。 (4)前記内針13を片方の手でその位置が動かないよ
うに固定し、もう片方の手で外管2を持ち、前記外管2
を長さ方向の後方に引き抜き放射線源7を埋設位置に露
出させる。 (5)前記外管2を固定して、前記内針13をゆっくり
長さ方向の後方に引き抜く。前記放射線源7は体内組織
により固定されるので内針13の切り欠き溝4aから滑
り出し埋設位置に固定される。 (6)体内に放射線源7が埋設されるのを確認して前記
内針13と外管2を体内から抜き取る。
方法について説明する。 (1)放射線源7をピンセット等で摘み内針13の切り
欠き溝4aに装填して、特願2000−384876の
段落番号[0009]に開示したように保管箱に保管し
ておく。 (2)穿刺位置を決める為に治療物質注入用プレート
(図示せず)を配置して該治療物質注入用プレートの穿
刺孔(目的位置)に前記穿刺針10を穿刺する。(肛門
から挿入した超音波診断装置によりモニターを見ながら
埋設位置を決定する。) (3)前記穿刺針10の外管2をその位置が動かないよ
うに片方の手で固定して、もう片方の手で内針23を長
さ方向の後方に引き抜く。前記(1)の放射線源7を装
填した内針13を保管箱から取り出し、前記外管2の外
管基2bから挿入し、予め前記(2)の埋設位置まで前
記内針13の放射線源7を挿入する。 (4)前記内針13を片方の手でその位置が動かないよ
うに固定し、もう片方の手で外管2を持ち、前記外管2
を長さ方向の後方に引き抜き放射線源7を埋設位置に露
出させる。 (5)前記外管2を固定して、前記内針13をゆっくり
長さ方向の後方に引き抜く。前記放射線源7は体内組織
により固定されるので内針13の切り欠き溝4aから滑
り出し埋設位置に固定される。 (6)体内に放射線源7が埋設されるのを確認して前記
内針13と外管2を体内から抜き取る。
【0015】前記注入装置21の内針13にV型の切り
欠き溝4aを形成することにより、放射線源7を確実に
切り欠き溝4aに装着することができる。
欠き溝4aを形成することにより、放射線源7を確実に
切り欠き溝4aに装着することができる。
【0016】従来の注入装置は内針、中針、外針の3本
から構成されていたが、本発明の注入装置1、11、2
1により、内針3、13、23と外針に代わる外管2、
12から構成され、中針が不要となり構成が簡単になっ
た。従って前記放射線源7を装填する操作や、体内に埋
設する操作が容易になった。
から構成されていたが、本発明の注入装置1、11、2
1により、内針3、13、23と外針に代わる外管2、
12から構成され、中針が不要となり構成が簡単になっ
た。従って前記放射線源7を装填する操作や、体内に埋
設する操作が容易になった。
【0017】
【発明の作用効果】本発明の注入装置1により、内針3
に該放射線源7を装填する切り欠き溝4を形成し、外管
2をスライドして前記放射線源7を覆い被せることがで
きることにより、前記放射線物質7を容易に埋設位置に
挿入することができる。前記切り切り欠き溝4の前方に
傾斜面5を形成することにより、放射線源7が傾斜面5
に沿って容易に切り欠き溝4から外れ、埋設位置に固定
することができる。前記注入装置11の外管12に形成
した切り欠き溝14は、放射線源7が装填される内針3
の切り欠き溝4と重ねた時、前記外管12の切り欠き溝
14の両側の壁面が若干高く突出しているので、前記放
射線源7が前記切り欠き溝4から落ちないで内針3の切
り欠き溝4に装填することができる。前記注入装置21
の内針23にV型に切り欠き溝7を形成することにより
放射線源7を確実に内針23に装填することができる。
従来の注入装置は内針、中針、外針と3本必要であった
が、内針3、13、23と外針に代わる外管2、12か
ら構成され、中針が不要となり構成が簡単になり、設備
コストを押さえることができる。また放射線源7の装填
方法が容易になると共に、体内の埋設方法も容易になっ
た。
に該放射線源7を装填する切り欠き溝4を形成し、外管
2をスライドして前記放射線源7を覆い被せることがで
きることにより、前記放射線物質7を容易に埋設位置に
挿入することができる。前記切り切り欠き溝4の前方に
傾斜面5を形成することにより、放射線源7が傾斜面5
に沿って容易に切り欠き溝4から外れ、埋設位置に固定
することができる。前記注入装置11の外管12に形成
した切り欠き溝14は、放射線源7が装填される内針3
の切り欠き溝4と重ねた時、前記外管12の切り欠き溝
14の両側の壁面が若干高く突出しているので、前記放
射線源7が前記切り欠き溝4から落ちないで内針3の切
り欠き溝4に装填することができる。前記注入装置21
の内針23にV型に切り欠き溝7を形成することにより
放射線源7を確実に内針23に装填することができる。
従来の注入装置は内針、中針、外針と3本必要であった
が、内針3、13、23と外針に代わる外管2、12か
ら構成され、中針が不要となり構成が簡単になり、設備
コストを押さえることができる。また放射線源7の装填
方法が容易になると共に、体内の埋設方法も容易になっ
た。
【図1】本発明の治療物質(放射線源)注入装置1の概
略図
略図
【図2】注入装置1に放射線源7を装填する手順の一例
を示すの概略図
を示すの概略図
【図3】放射線源7を装填した注入装置1を、体内に穿
刺して前記放射線源7を体内に埋設する方法の一例を示
す概略図。
刺して前記放射線源7を体内に埋設する方法の一例を示
す概略図。
【図4】本発明のその他の実施例を示す注入装置11の
概略図
概略図
【図5】図5の(a)は構成要素である前記注入装置1
1の内針3で、(b)は切り欠き溝14を形成した外管
12の概略図
1の内針3で、(b)は切り欠き溝14を形成した外管
12の概略図
【図6】前記注入装置11に放射線源7を装填したとき
の概略図
の概略図
【図7】本発明のその他の実施例を示す注入装置21の
概略図
概略図
【図8】(a)は、前記注入装置21の構成要因のひと
つである内針13ので、(b)は前記内針13に放射線
源7を装填した概略図
つである内針13ので、(b)は前記内針13に放射線
源7を装填した概略図
【図9】穿刺針10の概略図
1、11、21 治療物質(放射線源)注入装置 2、12 外管 2A 管 2B 外管基 3、13、23 内針 3A、13A、23A 内針棒 3B 内針基 4、4a、14 切り欠き溝 5 傾斜面 6 刃面 7 放射線源 8 隙間 10 穿刺針
Claims (4)
- 【請求項1】管2Aを外管基2Bに植設した外管2に内
針3を挿入することより構成され、 前記内針3は、内針棒3Aの先端に刃面6を形成し、該
内針棒3Aの後端を内針基3Bに植設し、該内針棒3A
の壁面に、治療物質7を装填することのできる切り欠き
溝4を形成し、該切り欠き溝4の前方端部に傾斜面5を
形成した、ことを特徴とする治療物質注入装置1。 - 【請求項2】前記請求項1に記載の外管2に内針3を挿
入し且つ外管基2Bに内針基3Bを係合させたとき、前
記内針棒3Aの切り欠き溝4が外管2の先端から露出す
るように形成したことを特徴とする前記請求項1に記載
の治療物質注入装置1。 - 【請求項3】管2Aを外管基2Bに植設した外管2に内
針3を挿入することより構成され、 前記内針3は、内針棒3Aの先端に刃面6を形成し、該
内針棒3Aの後端を内針基3Bに植設し、該内針棒3A
の壁面に、治療物質7を装填することのできる切り欠き
溝4を形成し、該切り欠き溝4の前方端部に傾斜面5を
形成し、 前記管2Aの基端部方向の外壁に、治療物質7を装填す
る切り欠き溝14を形成した、ことを特徴とする治療物
質注入装置11。 - 【請求項4】管2Aを外管基2Bに植設した外管2に内
針13を挿入することより構成され、 前記内針13は、内針棒13Aの先端に放射線源7を装
填することのできるV型の切り欠き溝4aを形成した、
ことを特徴とする注入装置21。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001053534A JP2002253684A (ja) | 2001-02-28 | 2001-02-28 | 治療物質注入装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001053534A JP2002253684A (ja) | 2001-02-28 | 2001-02-28 | 治療物質注入装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002253684A true JP2002253684A (ja) | 2002-09-10 |
Family
ID=18913986
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001053534A Pending JP2002253684A (ja) | 2001-02-28 | 2001-02-28 | 治療物質注入装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002253684A (ja) |
-
2001
- 2001-02-28 JP JP2001053534A patent/JP2002253684A/ja active Pending
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