JP2002252400A - ガスレーザ装置 - Google Patents

ガスレーザ装置

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JP2002252400A
JP2002252400A JP2001049890A JP2001049890A JP2002252400A JP 2002252400 A JP2002252400 A JP 2002252400A JP 2001049890 A JP2001049890 A JP 2001049890A JP 2001049890 A JP2001049890 A JP 2001049890A JP 2002252400 A JP2002252400 A JP 2002252400A
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capacitance element
dielectric
variable capacitance
gas laser
electrodes
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JP2001049890A
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Minoru Kimura
実 木村
Taiji Narita
太治 成田
Masahiko Kubo
昌彦 久保
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のガスレーザ装置では、パルス発振にお
いて、整合器に含まれる可変容量素子を構成する誘電体
が劣化するため、整合器の寿命が短いという課題があっ
た。 【解決手段】 整合器3に含まれる可変容量素子4を構
成する一対の可変容量素子電極41,42の対向する面
の縁部を曲面にすることで、電場の集中を緩和し、コロ
ナ放電の発生を抑制し、その結果、可変容量素子4を構
成する誘電体43の劣化を抑え、整合器3の長寿命化を
可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザガスを高周
波放電励起するガスレーザ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の技術は、特開昭54−10369
2号公報、特開昭63−192285号公報、特開平6
−90048号公報などに示されているが、整合回路に
関する記述は極めて少ない。
【0003】図8は、特開昭54−103692号公報
に示された第1の従来例である交流放電励起ウエーブガ
イドガスレーザの概略図であり、交流電圧電源51、結
合回路52、細長い導電性電極53,54、対向して設
けられた細長い誘電体メンバー55、ブロック56から
構成され、結合回路52は、第1の可変容量素子521
とインダクタ522と第2の可変容量素子523から構
成されている。
【0004】細長い導電性電極53,54と、対向して
設けられた細長い誘電体メンバー55によって囲まれた
空間57には、レーザガスが充填されている。
【0005】交流電圧電源51が両電極53,54間に
接続され、所定のレーザ転移のエネルギーレベルの転換
に十分な動作電圧であって、レーザガス中の放電を生じ
させるのに適当な電圧を供給する。両電極53,54間
に交流励起電圧を与えるのに使用される特別の結合回路
52は、電源51に並列に接続された第1の可変容量素
子521と、電源51の一方の端子と電極53との間に
接続されたインダクタ522と、電源51の他方の端子
と電極53との間に接続された第2の可変容量素子52
3とを備え、電源51の他方の端子は他方の電極54に
も電気的に接続されている。
【0006】この結合回路52は、放電チェンバーを規
定する構造(即ち電極53,54、誘電体メンバー5
5、並びにブロック56)のリアクタンスによるインピ
ーダンスを消去するインピーダンス整合回路としての機
能を果たす。結合回路52を用いた場合、放電が生じた
とき電源51に現れる入カインピーダンスは約50オー
ムの抵抗性インピーダンスとなる。
【0007】空間57で交流放電励起されたレーザガス
は、紙面に垂直な方向に組まれた共振器(図示せず)で
レーザ発振しレーザ光を出射する。
【0008】図9は、特開昭63−192285号公報
に示された第2の従来例である気体レーザ装置の概略断
面図である。図9において、76は72MHz高周波発
生器、77は電力整合回路、78は高周波ケーブル、7
9は絶縁フィードスルー、62,63は電極、64,6
5は電極の表面で光学反射面として研磨してある。66
は放電用隙間、67,68は電極62,63を絶縁する
スペーサ、69はU字形をした基部で、電極62,63
とスペーサ67,68よりなる組立体が基部69上に取
り付けられ、U字形の基部69は蓋74により閉じら
れ、セラミック絶縁材75が蓋74と電極62との間に
配置されている。
【0009】レーザ共振器は、放電用隙間66と共振器
を構成する全反射鏡(図示せず)から構成されており、
通常は、幅の広い横方向を不安定型共振器とし、電極表
面の光学反射面64,65を導波路共振器とした複合共
振器でレーザ発振させ、レーザ光を取り出している。
【0010】上記のように構成された従来の気体レーザ
装置においては、高周波発生器76により発生された高
周波は電力整合回路77を介して、ケーブル78を通っ
て電極62,63間に印加される。電極62,63間の
放電用隙間64にはレーザ気体が充填されており、電極
62,63間に印加された高周波によりレーザ気体が放
電励起される。このように、レーザ共振器内に、励起さ
れたレーザ気体が存在するため、レーザ発振が行われ
る。電極62,63間は約2mmであり、このとき、高
周波発生器76のインピーダンス(50オーム)と放電
インピーダンス(約5オーム)のインピーダンスを整合
し、反射損失をなくす働きを行なうのが電力整合回路7
7である。
【0011】このガスレーザ装置においては、高周波電
力を電極間に印加し、レーザガスを放電励起してレーザ
光出力を得る。このため、電力整合回路(結合回路)を
用いて高周波発生器(交流電圧電源)76のインピーダ
ンスと、放電インピーダンスを概略一致させることが必
要となる。
【0012】レーザガスへの放電を行なう場合、放電開
始直前は負荷インピーダンスが無限大に近く、放電が開
始した直後に負荷インピーダンスが数オームまで急激に
低下する。
【0013】高周波発生器には、高周波電力印加から放
電が点弧、安定するまでの数μsの間、大きな反射電力
が戻り、放電が安定した後に電力整合回路によって反射
電力が最小となる。連続波発振(CW発振)の場合に
は、1度放電が行われれば、放電を持続する間、放電イ
ンピーダンスが変化することはないが、パルス発振(P
W発振)の場合にはパルスごとに放電インピーダンスが
無限大から放電時の数オーム前後に大きく変化する。こ
のため、PW発振においては1パルスごとに数μsの間
とはいえ、大きな反射電力が高周波発生器に戻ることに
なる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】従来のガスレーザ装置
で用いられている電力整合回路は、装置の小型化要求を
満たすためにできるだけ小さく設計されている。そのた
めに整合回路の可変容量素子は誘電率の大きいセラミッ
ク等を用い、できるだけ誘電体の厚さを薄くし、可変容
量素子の占有面積を小さくすることが行われている。具
体的には、0.2から0.4mmの厚さで可変容量素子
を製作することが大半である。放電が点弧する直前に
は、電極間に放電時よりも大きな電圧(2から5倍)が
印加される。この時、可変容量素子の高圧側電極に1k
Vを超える無負荷電圧が掛り、コロナ放電を発生させる
ことがある。1kV程度の電圧で直接セラミック等を破
壊することはないが、コロナ放電が生じた場合、著しく
セラミック等の誘電体を劣化させ、寿命を低下させてし
まう。
【0015】PW発振の周波数を5kHzとした場合、
100時間に満たない内にセラミック等の誘電体が破壊
することがある。誘電体に掛る無負荷電圧は100時間
で18億回にも達し、その間誘電体はコロナ放電からの
紫外線にさらされ、誘電体がもろく劣化し、ついには絶
縁破壊に至り、割れてしまうものと考えられる。
【0016】本発明の目的は、整合回路を構成する容量
素子の誘電体の劣化を抑制し、容量素子の長寿命化を図
ることができるガスレーザ装置を提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のガスレー
ザ装置は、高周波放電部で励起されたレーザガスを発振
させるガスレーザ発振器と、高周波放電部に高周波電力
を供給する高周波電源と、高周波放電部と高周波電源と
の間に設けられ一対の電極間に誘電体を狭持してなる容
量素子を含む整合回路とを備えたガスレーザ装置であっ
て、容量素子を構成する一対の電極の対向面の縁部を曲
面としたことを特徴とする。
【0018】請求項1記載の発明によれば、直角切り落
としや45度面取りを縁部に施した電極と比較して、電
極縁部での電場の集中が緩和され、コロナ放電の発生を
抑制し、その結果、容量素子の誘電体に対するコロナ放
電プラズマからの直接的ダメージやコロナ放電によって
発生する紫外線が誘電体に与える間接的ダメージを減少
させることとなって、誘電体の劣化が抑えられるととも
に、容量素子の長寿命化が図れ、ひいては整合回路の長
寿命化が実現できる。
【0019】請求項2記載のガスレーザ装置は、請求項
1記載のガスレーザ装置において、曲面の曲率半径を1
mm以上としたことを特徴とする。
【0020】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明と同様の効果を発揮するほか、直角切り落とし
や45度面取りを縁部に施した電極と比較して、電場の
集中が緩和されて、コロナ放電の発生頻度が激減し、そ
の結果、誘電体の劣化が抑えられるとともに、容量素子
の長寿命化が図れ、ひいては整合回路の長寿命化を実現
することができる。
【0021】請求項3記載のガスレーザ装置は、高周波
放電部で励起されたレーザガスを発振させるガスレーザ
発振器と、高周波放電部に高周波電力を供給する高周波
電源と、高周波放電部と高周波電源との間に設けられ一
対の電極間に誘電体を狭持してなる容量素子を含む整合
回路とを備えたガスレーザ装置であって、容量素子を構
成する誘電体の厚さt(mm)と高周波ピーク電力P
(kW)との関係をt≧0.1Pとしたことを特徴とす
る。
【0022】請求項3記載の発明によれば、誘電体を貫
通する電場の強度を低下させてコロナ放電の発生を抑制
することができ、その結果、誘電体の劣化が抑えられる
とともに、容量素子の長寿命化が図れ、ひいては整合回
路の長寿命化を実現できる。
【0023】請求項4記載のガスレーザ装置は、高周波
放電部で励起されたレーザガスを発振させるガスレーザ
発振器と、高周波放電部に高周波電力を供給する高周波
電源と、高周波放電部と高周波電源との間に設けられ一
対の電極間に誘電体を狭持してなる容量素子を含む整合
回路とを備えたガスレーザ装置であって、容量素子を構
成する誘電体と電極との間に空間を設けたことを特徴と
する。
【0024】請求項4記載の発明によれば、誘電体と電
極の距離を遠ざけ、電場の強度を低下させてコロナ放電
を抑制できると同時に、コロナ放電から発生される紫外
線の照射強度が低減されるため、誘電体の劣化が緩和さ
れるとともに、容量素子の長寿命化が図れ、整合回路の
長寿命化が実現できる。
【0025】請求項5記載のガスレーザ装置は、請求項
4記載のガスレーザ装置において、空間に気体を充填し
たことを特徴とする。
【0026】請求項5記載の発明によれば、請求項4記
載の発明と同様の効果を発揮するほか、電極と誘電体が
直接接することがなくなるため、安価な構成で、コロナ
放電から発生される紫外線による誘電体の劣化を抑制す
るとともに、紫外線照射密度も下がるので、容量素子の
長寿命化が図れ、整合回路の長寿命化が安価に実現でき
る。
【0027】請求項6記載のガスレーザ装置は、請求項
4記載のガスレーザ装置において、空間に紫外線耐力の
ある誘電体を介在させたことを特徴とする。
【0028】請求項6記載の発明によれば、請求項4記
載の発明と同様の効果を発揮するほか、誘電体に誘電率
の大きい部材を選択し、その誘電体と電極との間に紫外
線に耐力のある誘電体を遠択することが可能となり、コ
ロナ放電から発生される紫外線による誘電体の劣化を抑
制することができるとともに、容量素子の長寿命化が図
れ、ひいては整合回路の長寿命化が実現できる。
【0029】請求項7記載のガスレーザ装置は、請求項
4記載のガスレーザ装置において、空間に紫外線を遮断
する部材を介在させたことを特徴とする。
【0030】請求項7記載の発明によれば、請求項4記
載の発明と同様の効果を発揮するほか、誘電体に照射さ
れるコロナ放電からの紫外線を遮断でき、その結果、誘
電体の劣化を抑制することができるとともに、容量素子
の長寿命化が図れ、ひいては整合回路の長寿命化が実現
できる。
【0031】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態にお
けるガスレーザ装置の概略図である。
【0032】図1において、レーザ共振器ヘッドのハウ
ジング9には、ヘリウム、窒素、二酸化炭素の混合ガス
が封入され、高周波電源1より電力が入力され放電励起
を行なう。
【0033】高周波電源1の特性インピーダンス(50
オーム)と放電部の放電負荷インピーダンス(約5オー
ム)のインピーダンス整合のために、高周波電源1と電
極7,8との間に整合器3が設けられている。整合器3
の中に、可変容量素子4とインダクタンス5とからなる
整合回路が構成されており、適当な容量を選択すること
で放電時のインピーダンスを約50オームにすることが
できる。整合器3は、レーザ共振器ヘッドのハウジング
9と一体構造になっており、整合器3とレーザ共振器ヘ
ッドのハウジング9を一体化することで外乱の重畳を抑
え整合の安定性を増すことができる。
【0034】高周波電力は高周波フィードスルー6を通
して電極7に通電される。電極8は、接地側電極であ
り、レーザ共振器ヘッドのハウジング9内部でハウジン
グ9に接続されている。
【0035】高周波電源1と整合器3との間は高周波用
同軸ケーブル2で接続されている。
【0036】電極7,8の間で放電励起されたレーザガ
スは、紙面に垂直の方向に設置された共振器(図示せ
ず)でレーザ発振し、レーザ光が取り出される。
【0037】図2は、可変容量素子4の平面図および断
面図であり、(a),(b),(c)はそれぞれ状態
(容量)が異なる場合を示す。
【0038】図2において、誘電体43を可変容量素子
電極41,42で挟み込み、回転軸44で固定して容量
素子としている。
【0039】可変容量素子電極41,42はともに半円
形の可変容量素子電極部411を持ち、回転軸44を中
心に回転することで重なりの大きさを変えて容量を可変
する。
【0040】図2(a),(b),(c)のそれぞれの
下側の図は可変容量素子4の断面を示す。上側の図は、
可変容量素子電極部411の平面図であり、斜線部が可
変容量素子電極部411の重なり部分を示す。図2
(a)において可変容量素子電極部411の重なりが最
大であり、従って容量も最大となる。図2(c)におい
て可変容量素子電極部411の重なりが最小であり、従
って容量も最小となる。図2(b)のように適当な回転
位置で固定すれば、整合に最も都合の良い容量を選択で
きる。
【0041】図3は、可変容量素子電極41,42の斜
視図である。
【0042】図3において、可変容量素子電極41,4
2は、いずれも半円形の可変容量素子電極部411と断
落ち部412からなり、それぞれの縁部に曲面部41
3,414を設けている。
【0043】従来、高周波電力が印加され放電が点弧す
るまでの数μsの間に発生するコロナ放電は、可変容量
素子4を構成する可変容量素子電極41,42の縁部で
発生していたが、電極41,42の対向面の縁部に全て
R面取りを施してコロナ放電の元となる電場の集中が生
じないようにした。電極縁部の曲面部413、段落ち部
縁部の曲面部414の曲率半径は大きいに越したことは
ないが、少なくも1mmあればコロナ放電の発生を抑制
することが可能となる。
【0044】たとえば、電極縁部の曲率半径1mm、高
周波周波数81.36MHz、高周波電力14kW、パ
ルス周波数5kHzにてガスレーザ装置を運転した時に
コロナ放電の発生は見られなかった。一方、電極縁部を
45度面取り1mmとした場合の同一条件での運転で
は、コロナ放電が発生し、アルミナセラミックの表面に
可変容量素子電極部411の縁部に沿って黒色の放電痕
ができ、100時間以内にセラミック破壊に至った。
【0045】R面取りによって電界の集中が緩和されコ
ロナ放電が発生しなくなったものと考えられる。
【0046】以上のように第1の実施の形態によれば、
可変容量素子4を構成する可変容量素子電極41,42
の対向面の縁部を曲面(曲率半径1mm以上が好まし
い)としたことにより、可変容量素子電極41,42の
縁部が面取りしていない直角切り落としの構成のもの
や、可変容量素子電極41,42の縁部に45度面取り
を施したものに比べて、可変容量素子電極41,42の
縁部での電場の集中が緩和されコロナ放電の発生を抑制
し、その結果、誘電体43に対するコロナ放電プラズマ
からの直接的ダメージやコロナ放電によって発生する紫
外線による間接的ダメージをなくすことができ、誘電体
43の劣化が抑えられ、可変容量素子4の長寿命化が図
れ、ひいては整合回路およびそれを内蔵した整合器3の
長寿命化を実現することができる。
【0047】図4は、本発明の第2の実施の形態におけ
るガスレーザ装置の構成を示す概略図である。
【0048】図4において、その構成は、図1に示した
第1の実施の形態と略同一であるが、可変容量素子4の
誘電体43の厚さt(mm)を高周波電源1のピーク出
力P(kW)に対し、t≧0.1Pとしたことを特徴と
する。
【0049】この構成において、誘電体43の厚さt
(mm)と高周波電力P(kW)の安全使用範囲を調べ
た結果、容量素子の電極縁部にR面取りを施しても薄す
ぎる誘電体43では電場の強度が増し、コロナ放電を発
生することが分かった。誘電体43の厚さt(mm)
は、高周波電力Pに対し、t≧0.1Pであれば、コロ
ナ放電を発生し難いことが判明した。
【0050】また、整合のための可変容量の値が決まっ
ている場合、誘電体43の厚さを厚くすると可変容量素
子電極部411の大きさを大きくする必要が生じてしま
うので、必要以上に厚くするのは避ける必要がある。す
なわち、誘電体厚さt(mm)は、厚くするほどコロナ
放電に対する安全性が増すが、容量が小さくなる分、容
量素子の面積を増す必要があり、整合器3が大きくな
る。したがって、小型化の観点を考慮すれば、厚さt
(mm)は0.2P≧t≧0.1Pとするのが望まし
い。例えば、電極縁部の曲率半径1mm、高周波周波数
81.36MHz、高周波電力14kW、パルス周波数
5kHzにてガスレーザ装置を運転するとき、誘電体4
3をアルミナセラミックで構成し、厚みを1.5mmと
した。この場合、コロナ放電の発生は見られなかった。
【0051】以上のように第2の実施の形態によれば、
誘電体の厚さt(mm)を高周波電源1のピーク出力P
(kW)に対し、0.2P≧t≧0.1Pとしたことに
より、整合回路の小型化要求を満たしつつ誘電体43の
厚さを必要以上に厚くすることがなくなるため、可変容
量素子電極部411の大きさを大きくする必要がなくな
るとともに、電場の強度を低下させることができるの
で、コロナ放電の発生を抑制することができ、誘電体4
3の劣化が抑えられ、可変容量素子4の長寿命化が図
れ、ひいては整合回路およびそれを内蔵した整合器3の
長寿命化を実現することができる。
【0052】なお、第2の実施の形態では、可変容量素
子電極41,42の対向面の縁部を曲面とした第1の実
施の形態の構成に、第2の実施の形態の特徴であるt≧
0.1Pの構成を適用することにより、コロナ放電をよ
り抑制し、優れた効果が得られるが、可変容量素子電極
41,42の縁部が面取りしていない直角切り落としの
構成のものや、可変容量素子電極41,42の縁部に4
5度面取りを施した構成のものに、t≧0.1Pの構成
を採用しても、コロナ放電を抑制し、可変容量素子4の
長寿命化を図ることができる。また、いずれの場合も、
整合器の小型化の観点を考慮すれば0.2P≧tとする
ことが望ましい。
【0053】図5は、本発明の第3の実施の形態におけ
るガスレーザ装置を構成する整合器の可変容量素子の断
面図である。
【0054】図5において、その構成は、図2に示した
可変容量素子と略同一であるが、スぺーサ45によって
可変容量素子電極41,42と誘電体43とが接触して
いた面の間に空間46が形成されていることを特徴とす
る。空間46は大気圧の空気であり、可変容量素子電極
41,42と誘電体43の距離を0.5mmとした。
【0055】この構成を採用することにより、コロナ放
電が発生する条件にて数十時間運転しても誘電体43の
アルミナセラミックに放電痕が残ることはなかった。コ
ロナ放電のプラズマに直接触れず、紫外線の照射密度も
距離が離れたことで減少したためと考えられる。
【0056】以上のように第3の実施の形態によれば、
スペーサ45によって可変容量素子電極41,42と誘
電体43とが接触していた面の間に空間46が形成さ
れ、空間46に大気圧の空気を充填したことにより、誘
電体43と可変容量素子電極41,42の距離が遠ざけ
られ、電極と誘電体とが直接接することがなくなり、安
価な構成で電場の強度を低下させ、コロナ放電を抑制で
きると同時に、コロナ放電から発生される紫外線の照射
強度が低減されるため、誘電体43の劣化が緩和され、
可変容量素子4の長寿命化を図ることができる。
【0057】なお、第3の実施の形態では、可変容量素
子電極41,42の対向面の縁部を曲面とした第1の実
施の形態の構成に、第3の実施の形態の特徴であるスぺ
ーサ45によって可変容量素子電極41,42と誘電体
43とが接触していた面の間に空間46を形成し、空間
46に大気圧の空気を充填した構成を適用することによ
り、コロナ放電をより抑制し、優れた効果が得られる
が、可変容量素子電極41,42の縁部が面取りしてい
ない直角切り落としの構成のものや、可変容量素子電極
41,42の縁部に45度面取りを施した構成のもの
に、スぺーサ45によって可変容量素子電極41,42
と誘電体43とが接触していた面の間に空間46を形成
し、空間46に大気圧の空気を充填した構成を採用して
も、コロナ放電を抑制し、誘電体43の劣化が抑えら
れ、可変容量素子4の長寿命化が図れ、ひいては整合回
路およびそれを内蔵した整合器3の長寿命化を実現する
ことができる。
【0058】図6は、本発明の第4の実施の形態である
ガスレーザ装置を構成する可変容量素子4の断面図であ
る。可変容量素子4以外は図1と同様である。図6にお
いて、誘電体43は、紫外線に耐力のある誘電体47と
ともに可変容量素子電極41,42により挟まれて可変
容量素子を形成する。
【0059】本実施の形態において、紫外線に耐力のあ
る誘電体47は、誘電体43に釉薬として塗られたガラ
ス質であり、コロナ放電のプラズマによるアルミナセラ
ミックの黒化を防止し、かつ、紫外線がアルミナセラミ
ックを変質させることを緩和する。また、紫外線に耐力
のある誘電体47は、可変容量素子電極41,42縁部
の電場の強度を低下させ、コロナ放電の発生を抑制す
る。
【0060】以上のように第4の実施の形態によれば、
紫外線耐力のある誘電体47に、釉薬として塗られたガ
ラス質からなる誘電体を選択することができたため、コ
ロナ放電のプラズマによるアルミナセラミックの黒化を
防止することができ、かつ、紫外線がアルミナセラミッ
クを変質させることを緩和することができる。すなわ
ち、可変容量素子電極41,42縁部の電場の強度を低
下させ、コロナ放電の発生を抑制することができると同
時に、コロナ放電から発生される紫外線の照射強度が低
減されるため、誘電体43の劣化が緩和され、可変容量
素子4の長寿命化を図ることができる。
【0061】なお、第4の実施の形態では、可変容量素
子電極41,42の対向面の縁部を曲面とした第1の実
施の形態の構成に、第4の実施の形態の特徴である誘電
体43が、紫外線に耐力のある誘電体47とともに可変
容量素子電極41,42により挟まれて可変容量素子を
形成する構成を適用することにより、コロナ放電をより
抑制し、優れた効果が得られるが、可変容量素子電極4
1,42の縁部が面取りしていない直角切り落としの構
成のものや、可変容量素子電極41,42の縁部に45
度面取りを施した構成のものに、誘電体43が紫外線に
耐力のある誘電体47とともに可変容量素子電極41,
42により挟まれて可変容量素子を形成する構成を採用
しても、コロナ放電を抑制し、誘電体43の劣化が抑え
られ、可変容量素子4の長寿命化が図れ、ひいては整合
回路およびそれを内蔵した整合器3の長寿命化を実現す
ることができる。
【0062】図7は、本発明の第5の実施の形態である
ガスレーザ装置を構成する可変容量素子4の断面図であ
る。可変容量素子4以外は図1と同様である。図7にお
いて、誘電体43は、紫外線遮断材48とともに可変容
量素子電極41,42により挟まれて可変容量素子を形
成する。
【0063】紫外線遮断材48は、紫外線遮断フィルタ
であり、コロナ放電のプラズマから出る紫外線がアルミ
ナセラミックを変質させることを緩和する。また、紫外
線遮断材48は、可変容量素子電極41,42縁部の電
場の強度を低下させコロナ放電の発生を抑制する。
【0064】以上のように第5の実施の形態によれば、
紫外線遮断フィルタからなる紫外線遮断材48によっ
て、誘電体43に照射されるコロナ放電からの紫外線を
遮断でき、その結果、誘電体43の劣化が抑えられ、可
変容量素子4の長寿命化が図れ、ひいては整合回路およ
びそれを内蔵した整合器3の長寿命化を実現することが
できる。
【0065】なお、第5の実施の形態では、可変容量素
子電極41,42の対向面の縁部を曲面とした第1の実
施の形態の構成に、第5の実施の形態の特徴である誘電
体43が、紫外線遮断材48とともに可変容量素子電極
41,42により挟まれて可変容量素子を形成する構成
を適用することにより、コロナ放電をより抑制し、優れ
た効果が得られるが、可変容量素子電極41,42の縁
部が面取りしていない直角切り落としの構成のものや、
可変容量素子電極41,42の縁部に45度面取りを施
した構成のものに、誘電体43が紫外線遮断材48とと
もに可変容量素子電極41,42により挟まれて可変容
量素子を形成する構成を採用しても、コロナ放電を抑制
し、誘電体43の劣化が抑えられ、可変容量素子4の長
寿命化が図れ、ひいては整合回路およびそれを内蔵した
整合器3の長寿命化を実現することができる。
【0066】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、整合回路
の容量素子を構成する一対の電極の対向面の縁部を曲面
としたことにより、直角切り落としや45度面取りを縁
部に施した電極と比較して、電極縁部での電場の集中が
緩和され、コロナ放電の発生を抑制し、その結果、容量
素子の誘電体に対するコロナ放電プラズマからの直接的
ダメージやコロナ放電によって発生する紫外線による間
接的ダメージを減少させることとなって、誘電体の劣化
が抑えられるとともに、容量素子の長寿命化が図れ、ひ
いては整合回路の長寿命化が実現できる。
【0067】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明と同様の効果を発揮するほか、曲面の曲率半径
を1mm以上としたことにより、直角切り落としや45
度面取りを縁部に施した電極と比較して、電場の集中が
緩和されて、コロナ放電の発生頻度が激減し、その結
果、誘電体の劣化が抑えられるとともに、容量素子の長
寿命化が図れ、ひいては整合回路の長寿命化を実現する
ことができる。
【0068】請求項3記載の発明によれば、誘電体の厚
さt(mm)と高周波ピーク電力P(kW)との関係を
t≧0.1Pとしたことにより、誘電体を貫通する電場
の強度を低下させてコロナ放電の発生を抑制することが
でき、その結果、誘電体の劣化が抑えられるとともに、
容量素子の長寿命化が図れ、ひいては整合回路の長寿命
化を実現できる。
【0069】請求項4記載の発明によれば、容量素子を
構成する誘電体と電極との間に空間を設けたことによ
り、誘電体と電極の距離を遠ざけ、電場の強度を低下さ
せてコロナ放電を抑制できると同時に、コロナ放電から
発生される紫外線の照射強度が低減されるため、誘電体
の劣化が緩和されるとともに、容量素子の長寿命化が図
れ、整合回路の長寿命化が実現できる。
【0070】請求項5記載の発明によれば、請求項4記
載の発明と同様の効果を発揮するほか、空間に気体を充
填したことにより、電極と誘電体が直接接することがな
くなるため、安価な構成で、コロナ放電から発生される
紫外線による誘電体の劣化を抑制するとともに、紫外線
照射密度も下がるので、容量素子の長寿命化が図れ、整
合回路の長寿命化が安価に実現できる。
【0071】請求項6記載の発明によれば、請求項4記
載の発明と同様の効果を発揮するほか、空間に紫外線耐
力のある誘電体を介在させたことにより、誘電体に誘電
率の大きい部材を選択し、その誘電体と電極との間に紫
外線に耐力のある誘電体を遠択することが可能となり、
コロナ放電から発生される紫外線による誘電体の劣化を
抑制できるとともに、容量素子の長寿命化が図れ、ひい
ては整合回路の長寿命化が実現できる。
【0072】請求項7記載の発明によれば、請求項4記
載の発明と同様の効果を発揮するほか、空間に紫外線を
遮断する部材を介在させたことにより、誘電体に照射さ
れるコロナ放電から紫外線を遮断でき、その結果、誘電
体の劣化を抑制することができるとともに、容量素子の
長寿命化が図れ、ひいては整合回路の長寿命化が実現で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるガスレーザ
装置の概略図。
【図2】(a)は、容量が最大のときにおける本発明の
第1の実施の形態であるガスレーザ装置を構成する可変
容量素子の平面図および断面図。(b)は、容量が適度
のときにおける本発明の第1の実施の形態であるガスレ
ーザ装置を構成する可変容量素子の平面図および断面
図。(c)は、容量が最小のときにおける本発明の第1
の実施の形態であるガスレーザ装置を構成する可変容量
素子の平面図および断面図。
【図3】本発明の第1の実施の形態における可変容量素
子電極の斜視図。
【図4】本発明の第2の実施の形態におけるガスレーザ
装置の構成を示す概略図。
【図5】本発明の第3の実施の形態におけるガスレーザ
装置を構成する整合器の可変容量素子の断面図。
【図6】本発明の第4の実施の形態であるガスレーザ装
置を構成する整合器の可変容量素子の断面図。
【図7】本発明の第5の実施の形態であるガスレーザ装
置を構成する整合器の可変容量素子の断面図。
【図8】第1の従来例である交流放電励起ウエーブガイ
ドガスレーザの概略図。
【図9】第2の従来例である気体レーザ装置の概略断面
図。
【符号の説明】
1 高周波電源 2 高周波用同軸ケーブル 3 整合器 4 可変容量素子 5 インダクタンス 6 高周波フィードスルー 7,8 電極 9 レーザ共振器ヘッドのハウジング 41,42 可変容量素子電極 43 誘電体 44 回転軸 45 スペーサ 46 空間 47 紫外線耐力のある誘電体 48 紫外線遮断材 411 可変容量素子電極部 412 段落ち部 413 電極縁部の曲面部 414 段落ち部縁部の曲面部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久保 昌彦 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5F071 AA05 GG02 JJ05 JJ09

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高周波放電部で励起されたレーザガスを
    発振させるガスレーザ発振器と、前記高周波放電部に高
    周波電力を供給する高周波電源と、前記高周波放電部と
    前記高周波電源との間に設けられ一対の電極間に誘電体
    を狭持してなる容量素子を含む整合回路とを備えたガス
    レーザ装置であって、 前記容量素子を構成する一対の電極の対向面の縁部を曲
    面としたことを特徴とするガスレーザ装置。
  2. 【請求項2】 曲面の曲率半径を1mm以上とした請求
    項1記載のガスレーザ装置。
  3. 【請求項3】 高周波放電部で励起されたレーザガスを
    発振させるガスレーザ発振器と、前記高周波放電部に高
    周波電力を供給する高周波電源と、前記高周波放電部と
    前記高周波電源との間に設けられ一対の電極間に誘電体
    を狭持してなる容量素子を含む整合回路とを備えたガス
    レーザ装置であって、 前記容量素子を構成する誘電体の厚さt(mm)と高周
    波ピーク電力P(kW)との関係をt≧0.1Pとした
    ことを特徴とするガスレーザ装置。
  4. 【請求項4】 高周波放電部で励起されたレーザガスを
    発振させるガスレーザ発振器と、前記高周波放電部に高
    周波電力を供給する高周波電源と、前記高周波放電部と
    前記高周波電源との間に設けられ一対の電極間に誘電体
    を狭持してなる容量素子を含む整合回路とを備えたガス
    レーザ装置であって、 前記容量素子を構成する誘電体と電極との間に空間を設
    けたことを特徴とするガスレーザ装置。
  5. 【請求項5】 空間に気体を充填した請求項4記載のガ
    スレーザ装置。
  6. 【請求項6】 空間に紫外線耐力のある誘電体を介在さ
    せた請求項4記載のガスレーザ装置。
  7. 【請求項7】 空間に紫外線を遮断する部材を介在させ
    た請求項4記載のガスレーザ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2017126054A1 (ja) * 2016-01-20 2017-07-27 三菱電機株式会社 アンテナ装置及びアレーアンテナ装置

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JP6250252B1 (ja) * 2016-01-20 2017-12-20 三菱電機株式会社 アンテナ装置及びアレーアンテナ装置
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