JP2002252192A - 研磨装置、これを用いた半導体デバイス製造方法およびこの方法により製造される半導体デバイス - Google Patents

研磨装置、これを用いた半導体デバイス製造方法およびこの方法により製造される半導体デバイス

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JP2002252192A
JP2002252192A JP2001123029A JP2001123029A JP2002252192A JP 2002252192 A JP2002252192 A JP 2002252192A JP 2001123029 A JP2001123029 A JP 2001123029A JP 2001123029 A JP2001123029 A JP 2001123029A JP 2002252192 A JP2002252192 A JP 2002252192A
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Shigeto Izumi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 膜厚バラツキ等がある場合でも常に均一なウ
エハの研磨を行うことができるような研磨装置を得る。 【解決手段】 ウエハWを保持するウエハ保持装置10
と、このウエハWを研磨する研磨面を有した研磨パッド
25と、ウエハ保持装置10に対向して配設されて研磨
パッド25を保持するパッド保持装置20とを備え、研
磨パッド25の研磨面をウエハWの被研磨面WUSに当接
させながら相対移動させて被研磨面の研磨を行うように
研磨装置が構成される。この研磨装置において、ウエハ
保持装置10が、ウエハWの裏面に接触してウエハを吸
着保持する変形可能な変形プレート51と、変形プレー
ト51の面形状を変形させる変形機構とから構成され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体デバイスを
製造する半導体製造装置に関し、特に半導体デバイスを
製造するプロセスにおいて実施されて半導体ウエハの平
坦化研磨を行う研磨装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体ウエハの平坦化研磨を行う研磨装
置は従来から知られている。従来の研磨装置としては、
例えば米国特許第5,830,045号に開示されてい
るように、スピンドル軸に軸承されたキャリアヘッド
(ウエハ保持装置)内にウエハを保持し、ヘッドを下方
に押し付けることにより、ウエハの研磨面を定盤(プラ
テン)上に貼り付けられたパッドに押し付けるととも
に、そのパッド面(研磨面)に研磨剤(スラリ−)を供
給し、定盤とキャリアヘッドをそれぞれ回転させてウエ
ハを研磨(CMP研磨)する研磨装置がある。
【0003】ところでこのような半導体ウエハ研磨装置
による研磨は、半導体ウエハの製造工程において、層間
絶縁膜の研磨、表面金属膜の研磨、誘電体膜の研磨等に
用いられるが、これら膜厚が半導体ウエハ面内において
変動することがある。このようなウエハ面内の膜圧のバ
ラツキを面内均一性と呼んでいるが、この値が大きくて
研磨後の残膜の厚みが不均一である場合、近年ますます
微細化するデバイスの配線や絶縁膜を形成することがで
きなくなる可能性がある。このため、半導体ウエハの裏
面に接触するバッキングパッドを利用して、このような
ウエハ面内の残膜の不均一性をコントロールすることが
行われており、これについて以下に簡単に説明する。
【0004】従来における半導体ウエハWの研磨装置を
構成するウエハ保持装置500を図16に示している。
このウエハ保持装置500においては、回転駆動軸50
1の下端に取り付けられた保持部材502の下面に円盤
状プレッシャプレート503が取り付けられ、プレッシ
ャプレート503の下面にバッキングパッド505が取
り付けられ、プレッシャプレート503を囲んでリテー
ナリング504が取り付けられている。回転駆動軸50
1内を通って保持部材502とプレッシャプレート50
3との間の空間508内に負圧が作用し、この負圧がプ
レッシャプレート503およびバッキングパッド505
に形成された吸引孔503aを介して作用し、バッキン
グパッド505の下面にウエハWを吸着保持させる。こ
のようにウエハ保持装置500により保持されたウエハ
Wを、図17および図18に示すように、その下方に位
置するプラテン510に取り付けられた研磨パッド51
1に押し付け、両者の間にスラリーを供給しながらこれ
ら両者を相対回転させてウエハWの表面研磨が行われ
る。
【0005】ここで、ウエハWの表面に形成されて研磨
される膜厚が中央部において厚くなる膜厚バラツキを有
している場合には、図17(A)に示すように、中央部
が厚い形状のバッキングパッド505が用いられる。こ
のバッキングパッド505の上に吸着保持されたウエハ
Wは中央部が突出し、研磨パッド511に押し付けられ
たときに、図17(B)に示すように、ウエハ中央部が
高くなる面圧を受けながら研磨される。これにより、中
央部の方が大きく研磨され、均一な厚さの膜が残される
ような良好な研磨が行われる。一方、ウエハWの表面に
形成されて研磨される膜厚が中央部において薄くなる膜
厚バラツキを有している場合には、図18(A)に示す
ように、外周が厚くて中央部が薄くなる形状のバッキン
グパッド505が用いられる。このバッキングパッド5
05の上に吸着保持されたウエハWは外周部が突出し、
研磨パッド511に押し付けられたときに、図18
(B)に示すように、ウエハ外周部が高くなる面圧を受
けながら研磨される。これにより、外周部が大きく研磨
され、均一な厚さの膜が残されるような良好な研磨が行
われる。
【0006】上記のような形状のバッキングパッドは、
一定厚さのフィルム状のバッキングパッドをプレッシャ
プレートの下面に貼付し、ラッピング等の機械的な加工
技術を用いて、図17もしくは図18に示すような、凸
形状もしくは凹形状に成型する。なお、この凸もしくは
凹の高さは膜厚バラツキに応じて設定されるが、通常は
1〜2μm程度の高さである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来に
おいてはバッキングパッドの表面の厚みのプロファイル
を適宜設定することにより研磨特性を変化させて、膜厚
バラツキ等のある場合でも均一な研磨を行なえるように
しているのであるが、膜厚バラツキ等に応じてその都度
異なるプロファイルを有したバッキングパッドを加工形
成する必要があるという問題がある。特に、膜厚バラツ
キに応じて、その都度、プレッシャプレートを研磨装置
から取り外し、バッキングパッドの表面機械加工を行っ
た後にこれを再度研磨装置に取り付けるという作業が必
要であり、取付工数が多くなり、作業時間が長くなると
いう問題がある。
【0008】本発明はこのような問題に鑑みたもので、
膜厚バラツキ等に応じてバッキングパッドを機械加工す
る必要がなく、さらにはこのようなバッキングパッドを
用いることなく、膜厚バラツキ等がある場合でも常に均
一な研磨を行うことができるような研磨装置を提供する
ことを目的とする。本発明はさらに、この研磨装置を用
いた半導体デバイスの製造方法およびこの方法により製
造される半導体デバイスを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような目的達成のた
め、本発明に係る研磨装置は、研磨対象物を保持する対
象物保持装置と、この研磨対象物を研磨する研磨面を有
した研磨パッド部材と、対象物保持装置と対向して配設
されて研磨パッド部材を保持するパッド保持装置とを備
え、研磨パッド部材の研磨面を研磨対象物の被研磨面に
当接させながら相対移動させて被研磨面の研磨を行うよ
うに構成される。さらにこの研磨装置において、対象物
保持装置が、研磨対象物の裏面に接触して研磨対象物を
保持する変形可能な変形プレートと、変形プレートの面
形状を変形させる変形機構とから構成される。
【0010】このような構成の研磨装置を用いれば、変
形機構により変形プレートを所望形状に変形させ、この
変形プレートの上に研磨対象物(例えば、半導体ウエ
ハ)を接触させて保持すれば、所望形状に機械加工した
バッキングパッドを貼付したプレッシャプレートの上に
研磨対象物を保持した場合と同様の保持となる。このた
め、このように変形プレートにより保持した研磨対象物
を研磨パッド部材に押し付けて被研磨面の研磨を行え
ば、研磨対象物表面全面について所望の厚さの膜が残さ
れるような良好な研磨となる。
【0011】上記構成の研磨装置において、変形機構
を、変形プレートにおける研磨対象物との当接面と反対
側の面に繋がれた押圧部材と、押圧部材を介して変形プ
レートに垂直方向の押圧力を付与する押圧力付与装置と
から構成することができる。この場合に、複数の押圧部
材をそれぞれ変形プレートにおける反対側の面に繋ぎ、
複数の押圧力付与装置をそれぞれの押圧部材に設け、複
数の押圧部材がそれぞれ独立して変形プレートに垂直方
向の押圧力を付与するように構成するのが好ましい。こ
れにより変形プレートを所望形状に変形させることが容
易となる。なお、一般的に膜厚バラツキは半径方向に変
動するため、複数の押圧部材を、変形プレートの反対側
の面における中央点を中心として同心円形状に繋がれる
形状に形成するのが好ましい。
【0012】一方、本発明の研磨装置における変形機構
を、変形プレートにおける研磨対象物との当接面と反対
側の面を覆って変形プレートに取り付けられて密封され
た押圧空間を形成する押圧封止部材と、押圧空間内に封
入された気体もしくは液体を加圧もしくは減圧する加減
圧装置とから構成しても良い。パスカルの原理に基づ
き、押圧空間内には均一な圧力が発生するため、変形プ
レートの内面は均一圧力で押圧される。また、変形プレ
ートの端部は固定されているため、プレートの張力を利
用して押圧空間内の圧力に応じて、変形プレートの形状
を凸状または凹状に変化させることができる。
【0013】本発明の研磨装置における変形機構を、変
形プレートにおける研磨対象物との当接面と反対側の面
を覆って変形プレートに取り付けられて押圧空間を形成
する押圧封止部材と、押圧空間内に配設されて自由変形
可能な袋状封入体(例えば、ゴム、ビニール、ナイロ
ン、その他の軟質樹脂からなる水密性を有する袋)と、
この袋状封入体内の気体もしくは液体を加圧もしくは減
圧する加減圧装置とから構成しても良い。この場合に
は、袋状封入体内の気体もしくは液体を加減圧するとこ
れが膨張もしくは収縮するため、この袋状封入体を介し
て変形プレートに押圧力を付与しこれを変形させること
ができる。
【0014】また、もう一つの本発明に係る研磨装置
は、研磨対象物を保持する対象物保持装置と、研磨対象
物を研磨する研磨面を有した研磨パッド部材と、対象物
保持装置と対向して配設されて研磨パッド部材を保持す
るパッド保持装置とを備え、研磨パッド部材の研磨面を
研磨対象物の被研磨面に当接させながら相対移動させて
被研磨面の研磨を行うように構成される。そして、対象
物保持装置が、研磨対象物の裏面に接触して研磨対象物
を保持する変形可能な変形プレートと、変形プレートに
おける研磨対象物との当接面と反対側の面と対向して配
設され、変形プレートの変形に応じた反力(例えば、変
形速度に応じた反力)を付与する反力付与装置とから構
成される。
【0015】一般的に言って、研磨パッド部材による研
磨対象物の研磨は両者を回転させながら面内方向で相対
移動させて行うようになっており、この回転支持のため
のベアリングにおける極く小さなクリアランス等によ
り、例えば、研磨パッド部材が数ミクロン程度の微少振
動を有して回転される。このような振動は研磨対象物に
伝達されるとともにこれを保持する変形プレートに伝達
されて、変形プレートも数ミクロン程度の微少振動を起
こす。このような変形プレートの振動による変形に応じ
て反力付与装置が反力を付与し、研磨対象物の被研磨面
に対する研磨パッド部材の押圧力がこの反力に対応した
値となる。ここで、反力付与装置により被研磨面の領域
毎に所定の反力が発生するように設定すれば、被研磨面
に対する研磨パッド部材の押圧力を被研磨面の領域毎に
所望の値に設定することができ、研磨対象物の全面につ
いて所望の厚さの膜が残るような良好な研磨が可能とな
る。
【0016】なお、上記研磨装置において、反力付与装
置を、変形プレートにおける研磨対象物との当接面と反
対側の面と対向して配設された変形可能な反力付与プレ
ートと、この変形プレートと反力付与プレートとの間に
形成された密封空間内に封入された液体または粘性流体
(これは粘度の高い流体のみならず、純水のような粘度
の低い液体を含む意味である)と、反力付与プレートに
おける密封空間と反対側の面に繋がれた複数の押圧部材
と、これら複数の押圧部材を介して反力付与プレートを
押圧部材が繋がれた領域毎に垂直方向に移動させて変形
プレートと反力付与プレートとの間隔を変化させるプレ
ート面移動装置とから構成することができる。
【0017】この研磨装置ではまず、変形プレートと反
力付与プレートとの間に形成された密封空間内に液体ま
たは粘性流体が封入されているため、研磨パッド部材か
ら研磨対象物に作用する押圧力を粘性流体で吸収し、被
研磨面に作用する押圧力を緩やかに変化させることがで
きる。このため、研磨工程において被研磨面に対する押
圧力の急激な変化がなくなり、より滑らかで均一な研磨
を行うことができる。さらに、プレート面移動装置によ
り反力付与プレートを押圧部材が繋がれた領域毎に垂直
方向に移動させて変形プレートと反力付与プレートとの
間隔を変化させると、密封空間内において各領域毎にこ
の間隔を通って液体または粘性流体が流れるときの流れ
抵抗を相違させることができる。このため、この間隔を
適宜設定することにより、変形プレートの変形に応じた
反力(例えば、変形速度に応じた反力)を各領域毎に所
望の値に設定し、研磨対象物の全面について所望の厚さ
の膜が残るような良好な研磨が可能となる。
【0018】なお、上記研磨装置において、反力付与プ
レートにおける密封空間に露出する面に、変形プレート
における反対側の面に向けて突出するとともに密封空間
を複数の空間に分割する分割壁部を形成し、分割壁部の
先端が変形プレートの反対側の面に近接して離間するよ
うになし、プレート面移動装置により反力付与プレート
を押圧部材が繋がれた領域毎に垂直方向に移動させて、
分割壁部の先端と変形プレートの反対側の面との間隔を
調整するように構成し、変形プレートが変形されたとき
に、分割壁部の先端と変形プレートの反対側の面との間
隔を通って流れる液体または粘性流体の流れ抵抗に対応
して反力が発生するように構成しても良い。これによ
り、領域毎の反力設定をより的確に行うことができる。
【0019】さらに、上記構成において、プレート面移
動装置により反力付与プレートを押圧部材が繋がれた領
域毎に変形プレート側に変形させ、押圧部材が繋がれた
領域に位置する分割壁部の先端を変形プレートの反対側
の面に接触させることができるように構成し、分割壁部
の先端を変形プレートの反対側の面に接触させることに
より変形プレートの面形状を変化させるように構成して
も良い。このように分割壁部の先端を変形プレートの反
対側の面に接触させることにより、反力付与プレートか
ら変形プレートに押圧力を直接伝達して、変形プレート
の面形状を自在に変化させることができる。
【0020】上記構成において、変形プレートの反対側
の面に、分割壁部により分割された各空間内にそれぞれ
突出する複数の突起を形成しても良い。この場合、分割
壁部が密封空間を平面視において矩形状もしくは円形状
に分割した空間を画成するように形成し、上記突起を分
割壁部により分割された矩形状もしくは円形状の分割空
間内に突出する角錐状もしくは円錐状に形成するのが好
ましい。
【0021】以上のように構成された研磨装置による研
磨対象物としては半導体ウェハがあり、本発明に係る半
導体デバイスの製造方法は、以上のような構成の本発明
に係る研磨装置を用いて半導体ウェハの表面を平坦化す
る工程を有する。
【0022】また、本発明に係る半導体デバイスは、こ
のような本発明に係る半導体デバイス製造方法により製
造される。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
ましい実施形態について説明する。本発明に係る研磨装
置の一例を図1に示している。この研磨装置は、回転駆
動シャフト12により回転自在に支持されたボディ11
を有し、このボディ11内にウエハWを真空吸着保持す
るチャック装置50を有してなるウエハ保持装置10を
備える。このウエハ保持装置10においては、チャック
装置50の上面に被研磨面WUSを上面にしてウエハWが
吸着保持され、回転駆動シャフト12が回転駆動されて
ウエハWが一緒に回転駆動される。回転駆動シャフト1
2はさらに、図示しない揺動機構により、全体が水平方
向に揺動移動されるように構成されている。
【0024】ウエハ保持装置10の上側にこれと対向し
てパッド保持装置20が配設されている。このパッド保
持装置20は、透明材料(透明ガラス、透明樹脂等)製
の円盤状プラテン21を備え、プラテン21の下面は平
坦面に形成されて研磨パッド25が貼り付けられてい
る。プラテン21の上面には円筒状回転部材33が取り
付けられており、その外周に取り付けられたプーリ34
をベルト35を介して回転駆動して円筒状回転部材33
が回転され、プラテン21が回転される。このため、円
筒状回転部材33は、装置フレーム30に固設された円
筒状固定部材31にベアリング32により回転自在に保
持されている。
【0025】プラテン21の上面中央部には左右一対の
冷却水供給管36a,36bと、スラリー供給管37と
が取り付けられており、その上端のロータリージョイン
ト38を介して、プラテン21と一緒に回転するこれら
供給管36a,36b,37に固定ヘッド39から冷却
水の給排およびスラリーSの供給が行われる。冷却水は
プラテン21内に形成された冷却水通路22内を流れて
冷却水供給管36bを通って排出される。一方、液体状
のスラリーSは、スラリー供給孔23を通り、スラリー
供給孔23の下端に形成されたスラリー供給開口26を
通って研磨パッド25とウエハWの被研磨面WUSとの間
に供給される。
【0026】ウエハWの被研磨面WUSの研磨を行うとき
には、まずウエハ保持装置10のチャック装置50の上
面に被研磨面WUSを上面にしてウエハWを吸着保持す
る。この吸着保持については後述する。次に、パッド保
持装置20を構成するプラテン21を下方に移動させて
このプラテン21の下面に貼付された研磨パッド25を
ウエハ保持装置10に保持されたウエハWの被研磨面W
USに当接させる。そして、冷却水通路22内に冷却水を
流し、スラリー供給管37から研磨パッド25とウエハ
Wの被研磨面WUSとの間にスラリーの供給を開始する。
【0027】この状態で、ウエハ保持装置10の回転駆
動シャフト12を回転駆動してウエハWを回転させると
ともに水平方向に揺動移動させ、同時にプラテン21を
ウエハWと同方向もしくは反対方向に回転させる。これ
により、スラリーの研磨作用を受けてウエハWの被研磨
面WUSが研磨される。
【0028】このようなウエハWの研磨を行うときに、
ウエハ表面に測定光を照射し、その反射光の干渉等に基
づいて研磨終了点を検出するための光学測定装置40
が、フレーム30にブラケット41を介して取り付けら
れている。光学測定装置40から照射される光およびそ
の反射光を図1において破線で例示的に示しており、光
学測定装置40から複数の測定光がプラテン21および
研磨パッド25の測定用透過孔25aを透過してウエハ
Wの被研磨面WUSに照射され、その反射光がプラテン2
1および測定用透過孔25aを透過して光学測定装置4
0により受光される。
【0029】上記の構成の研磨装置において、ウエハ保
持装置10を構成するチャック装置50の詳細構造を図
2に示している。チャック装置50は、ボディ11に固
定保持された円筒状の支持リング52と、支持リング5
2の上に取り付けられた円盤状の変形プレート51とを
有して構成される。変形プレート51には上下に貫通す
る多数の真空吸着孔51aが形成され、これら真空吸着
孔51aは変形プレート51の下面側において真空供給
チューブ45と図示のように繋がる。真空供給チューブ
45は真空ポンプ46に繋がり、真空ポンプ46により
吸引されて各真空吸着孔51aに負圧が作用する。この
負圧を受けて、変形プレート51の上面にウエハWが図
1に示したように吸着保持されるようになっている。な
お、図示していないが、支持リング52の上にこれを囲
むリング形状のリテーナリングが取り付けられ、変形プ
レート51の上に吸着保持されたウエハWを囲んで保持
位置決めを行うようになっている。
【0030】なお、図3に示すように、変形プレート5
1′の内部に真空供給空間51cを形成するとともにこ
の真空供給空間51cに繋がって変形プレート51′の
上面に開口する多数の真空吸着孔51bを設け、真空供
給空間51cを真空供給チューブ45′を介して真空ポ
ンプ46に繋げ、変形プレート51′の上面にウエハW
を吸着保持するように構成しても良い。この場合、変形
プレート51′は例えば二枚の円形板を貼り合わせて作
られる。
【0031】変形プレート51の下面(裏面)の中央部
にラバーカップリング等からなる第1カップリング53
を介して押圧ロッド54の上端フランジ部54aが固着
されている。押圧ロッド54の下端部は機械的なカップ
リング等からなる第2カップリング55を介してソレノ
イドユニット56を構成する鉄芯56aに固着されてい
る。ソレノイドユニット56は鉄芯56aを囲むソレノ
イド56bを有し、ソレノイド56bへの電力供給を行
うアンプ57の作動を制御装置58により制御して、ソ
レノイド56bにより鉄芯56aに対して上下方向(矢
印方向)の電磁力を作用させるようになっている。すな
わち、押圧ロッド54を介して変形プレート51に上下
方向の押圧力を付与する押圧力付与装置が構成されてい
る。
【0032】このような構成のチャック装置50におい
ては、制御装置58によりアンプ57の作動を制御して
ソレノイドユニット56における鉄芯56aに作用させ
る上下方向の電磁力を制御する。この電磁力は第2カッ
プリング55、押圧ロッド54および第1カップリング
53を介して変形プレート51の中央に垂直方向の押圧
力(これと逆方向の押圧力は引張力とも称されるが、こ
れらを総称して押圧力と称する)として作用し、変形プ
レート51の上面を凸状もしくは凹状に変形させること
ができるようになっている。
【0033】本発明のウエハ保持装置10によりウエハ
Wを変形プレート51の上面に吸着保持し、上述したよ
うに、ウエハWの被研磨面WUSを研磨パッド25に当接
させて研磨が行われる。このとき、ウエハWの表面の膜
厚が中央部において厚くなる膜厚バラツキを有している
場合には、押圧ロッド54により変形プレート51の中
央部を上方に押圧して変形プレート51の上面を凸状に
変形させる。このように変形した変形プレート51の上
に吸着保持されたウエハWは中央部が突出し、研磨パッ
ド25に押し付けられたときに、ウエハ中央部が高くな
る面圧を受けながら研磨されて中央部の方が大きく研磨
され、研磨後の残膜の厚みが均一になり、ウエハ面内の
均一性が大幅に改善する。
【0034】一方、ウエハWの表面の膜厚が中央部にお
いて薄くなる膜厚バラツキを有している場合には、押圧
ロッド54により変形プレート51の中央部を下方に押
圧して(引っ張って)変形プレート51の上面を凹状に
変形させる。このように変形した変形プレート51の上
に吸着保持されたウエハWは外周部が突出し、研磨パッ
ド25に押し付けられたときに、ウエハ外周部が高くな
る面圧を受けながら研磨されて外周部の方が大きく研磨
され、均一な厚さの膜が残され、ウエハ面内の均一性が
大幅に改善する。
【0035】図2に示したウエハ保持装置の変形例を図
4に示している。この装置も支持リング52と変形プレ
ート51とを有して構成されるチャック装置50を備
え、変形プレート51の下面(裏面)の中央部に第1カ
ップリング53を介して押圧ロッド54の上端フランジ
部54aが固着されており、これらの構成は図2の装置
と同一である。但し、この装置では、押圧ロッド54の
下端に図2とは異なる押圧力付与装置が設けられてい
る。具体的には、押圧ロッド54の下端に第2カップリ
ング55を介して雄ネジ部材61が取り付けられ、この
雄ネジ部材61は回転が拘束されている。さらに、雄ネ
ジ部材61に噛合する雌ネジ部材62aを有した回転部
材62が電気モータ63の駆動軸63aに固着されてい
る。この電気モータ63への電力供給を行うアンプ64
の作動を制御装置65により制御するようになってい
る。
【0036】このような構成のウエハ保持装置の場合に
は、制御装置65によりアンプ64から電気モータ63
への通電制御を行って駆動軸63aの回転制御を行い、
回転部材62の回転を制御する。回転部材62が回転駆
動されると、これと一体に繋がった雌ネジ部材62aが
回転され、これと噛合するとともに回転が拘束された雄
ネジ部材61が雌ネジ部材62aの回転に応じて上下方
向(矢印方向)に移動される。この移動が押圧ロッド5
4および第1カップリング53を介して変形プレート5
1に伝達され、変形プレート51の中央部が上下方向に
押圧される。これにより変形プレート51の上面を凸状
もしくは凹状に変形できる。
【0037】次に、第2の実施形態としてのチャック装
置70の詳細構造を、図5を参照して説明する。チャッ
ク装置70は、ボディ11に固定保持された円盤状の支
持リング72と、支持リング72の上にこれを覆って取
り付けられた円盤状の変形プレート71とを有し、両者
の間に密封状態となる押圧空間74が形成されている。
なお、この装置でも変形プレート71の上面に図示しな
い真空吸着装置によりウエハWが図1に示したように吸
着保持される。
【0038】この装置では、支持リング72の中央に下
方に突出する円筒状のシリンダ部73が設けられ、その
内部に押圧空間74に連通するシリンダ孔73aが形成
されている。シリンダ孔73a内にピストン75aが上
下に摺動自在に嵌合配設されており、ピストン75aに
繋がる押圧ロッド75が下方に突出している。押圧ロッ
ド75の下端部に、図2に示した構成と同一の構成を有
した押圧力付与装置を用いて上下方向(矢印方向)の電
磁力を作用させるようになっているが、この押圧力付与
装置の構成は図2と同一であるので、同一部分に同一番
号を付してその説明を省略する。
【0039】このような構成のウエハ保持装置10にお
いては、押圧力付与装置を構成するソレノイドユニット
56により押圧ロッド75に作用する上下方向の電磁力
を制御し、ピストン75aをシリンダ孔73a内で上下
動させる。これにより、押圧空間74内に封入されてい
る液体もしくは気体の圧力が変化し、この圧力変化が変
形プレート71に垂直方向の押圧力(もしくは吸引力)
として作用し、変形プレート71の上面を凸状もしくは
凹状に変形させる。このため、本発明のウエハ保持装置
10によりウエハWを変形プレート71の上面に吸着保
持し、ウエハWの被研磨面WUSの研磨を行うときにも、
ウエハWの表面の膜厚バラツキに応じて、変形プレート
71の上面を凸状もしくは凹状に変形させ、均一な厚さ
の膜が残されるような良好な研磨を行うことができる。
【0040】図5に示したウエハ保持装置の変形例を図
6に示している。この装置においてはチャック装置70
は図5と同一構成であるので、同一部分に同一番号を付
してその説明を省略する。また、押圧ロッド75の下端
部に、図4に示した構成と同一の構成を有した押圧力付
与装置を用いて上下方向(矢印方向)の力を作用させる
ようになっているが、この構成は図4と同一であるの
で、同一部分に同一番号を付してその説明を省略する。
このような構成のウエハ保持装置においても、押圧ロッ
ド75を介してピストン75aが上下動され、押圧空間
74内の圧力を変化させる制御がなされる。
【0041】ウエハ保持装置のさらなる変形例を図7に
示している。この装置70′は、基本構造および作動原
理が図5及び図6の装置と同一である。この装置70′
は、支持リング72′と変形プレート71とを有し、間
に形成された押圧空間内に複数のゴム袋74aが配設さ
れるとともに各ゴム袋74b内にそれぞれピストン7
5′の上下移動により液体もしくは気体を給排されるよ
うになっている。各ゴム袋74b内が加圧されるとこれ
が膨張し、変形プレート71を上方に押し上げてこれを
変形させる。なお、このようなことからゴム袋に代え
て、ビニール、ナイロン、その他の軟質樹脂のような伸
縮性および水密性を有する材料からなる袋を用いても良
い。
【0042】第3の実施形態としてのウエハ保持装置を
構成するチャック装置100の詳細構造を、図8を参照
して説明する。このチャック装置100は基本的構成お
よび作動原理が図2の装置と同一であり、変形プレート
に押圧力を付与する押圧力付与装置が複数設けられると
いう構成において図2の装置と相違する。
【0043】このチャック装置100は、ボディ11に
固定保持された円筒状の支持リング102と、支持リン
グ102の上に取り付けられた円盤状の変形プレート1
01とを有して構成され、変形プレート101の上面に
図示しない真空吸着装置によりウエハWが図1に示した
ように吸着保持される。この場合にも、図示しないリテ
ーナリングが支持リング102の上に取り付けられ、変
形プレート101の上に吸着保持されたウエハWを囲ん
で保持位置決めを行う。
【0044】変形プレート101の下面(裏面)の中央
部にラバーカップリング等からなる内側第1カップリン
グ111を介してロッド状の内側押圧部材121が繋が
れている。この内側第1カップリング111を囲むリン
グ形状の中間第1カップリング112を介して円筒状の
中間押圧部材122が変形プレート101の下面に繋が
れている。さらに、中間第1カップリング112を囲む
大きなリング形状の外側第1カップリング113を介し
て円筒状の外側押圧部材123が変形プレート101の
下面に繋がれている。
【0045】内側押圧部材121の下端部は機械的なカ
ップリング等からなる内側第2カップリング131を介
して内側ソレノイドユニット141を構成する鉄芯14
1aに繋がれている。内側ソレノイドユニット141は
鉄芯141aを囲むソレノイド141bを有し、ソレノ
イド141bへの電力供給を行って鉄芯141aに上下
方向の電磁力を作用させる。中間押圧部材122の下端
部は機械的なカップリング等からなる中間第2カップリ
ング132を介して中間ソレノイドユニット142を構
成するリング状の鉄芯142aに繋がれている。中間ソ
レノイドユニット142は鉄芯142aを囲むリング状
のソレノイド142bを有し、ソレノイド142bへの
電力供給を行って鉄芯142aに上下方向の電磁力を作
用させる。同様に、外側押圧部材123の下端部は機械
的なカップリング等からなる外側第2カップリング13
3を介して外側ソレノイドユニット143を構成するリ
ング状の鉄芯143aに繋がれている。外側ソレノイド
ユニット143は鉄芯143aを囲むリング状のソレノ
イド143bを有し、ソレノイド143bへの電力供給
を行って鉄芯143aに上下方向の電磁力を作用させ
る。
【0046】このような構成のウエハ保持装置において
は、各鉄芯141b,142b,143bに作用させる
上下方向の電磁力をそれぞれ独立して制御でき、変形プ
レート101の表面形状を半径方向に広がる所望形状に
変化させることができる。このため、ウエハWの表面膜
厚バラツキが凸状もしくは凹状になっている場合のみな
らず、半径方向に広がる波紋のような膜厚バラツキがあ
る場合でも、変形プレート101の表面形状をこれらに
対応した形状にして、均一な厚さの膜が残されるような
良好な研磨を行わせることができる。
【0047】第4の実施形態としてのチャック装置20
0の詳細構造を、図9を参照して説明する。このチャッ
ク装置200は、ボディ11に固定保持された円筒状の
支持リング202と、支持リング202の上に取り付け
られた円盤状の変形プレート201と、変形プレート2
01の下面側を覆って支持リング202に取り付けられ
た反力付与プレート203とを有し、内部に粘性流体が
封入された密封空間206を有している。変形プレート
201の上面に図示しない真空吸着装置によりウエハW
が図1に示したように吸着保持されるが、この場合に
も、図示しないリテーナリングが支持リング202の上
に取り付けられ、変形プレート201の上に吸着保持さ
れたウエハWを囲んで保持位置決めを行う。
【0048】反力付与プレート203の上面(密封空間
206に対向する面)に、図10(A)に示すような格
子状の分割壁204が形成され、これら分割壁204の
間に複数の分割空間205が形成されている。このた
め、密封空間206内の粘性流体は分割空間205内に
も入り込んでいる。
【0049】反力付与プレート203の下面(裏面)の
中央部にラバーカップリング等からなる内側第1カップ
リング211を介してロッド状の内側押圧部材221が
繋がれている。この内側第1カップリング211を囲む
リング形状の中間第1カップリング212を介して円筒
状の中間押圧部材222が反力付与プレート203の下
面に繋がれている。さらに、中間第1カップリング21
2を囲む大きなリング形状の外側第1カップリング21
3を介して円筒状の外側押圧部材223が反力付与プレ
ート203の下面に繋がれている。
【0050】これら内側、中間および外側押圧部材22
1,222,223の下端部は、図8に示すものと同一
のソレノイドを利用したプレート面移動付与装置により
上下方向の押圧力を受けるようになっているが、この装
置構成は図8と同一であるので同一部分には同一番号を
付してその説明を省略する。このウエハ保持装置におい
ては、各押圧部材221,222,223に作用させる
上下方向の電磁力をそれぞれ独立して制御でき、反力付
与プレート203の表面形状を半径方向に広がる所望形
状に変化させることができる。このように反力付与プレ
ート203を変化させた場合の例を図10(B)に示し
ている。なお、この変形は説明の容易化のため誇張して
示しているが、実際の変形量はこれより小さい。
【0051】この例では、内側押圧部材221が反力付
与プレート203を上方に押し上げ、中間押圧部材22
2は反力付与プレート203を下方に押し下げた場合を
示している。なおこのとき、押し上げトータル体積が押
し下げトータル体積と等しくなるようにして変形プレー
ト201の平面形状が変化しないようにしている。但
し、押し上げトータル体積の方を大きくして変形プレー
ト201の上面を凸面となるように変形させたり、押し
下げトータル体積の方を大きくして変形プレート201
の上面を凹面となるように変形させたりしても良い。
【0052】これにより、反力付与プレート203の中
央部が上方に突出するように変形し、その上面に形成さ
れた分割壁204の上端が変形プレート201の下面に
近接する。このため、この部分において分割空間205
内の粘性流体は外側に流出しにくくなり、且つ外側から
分割空間205内に粘性流体が流入しにくくなる。一
方、中間押圧部材222が繋がれた部分においては反力
付与プレート203の分割壁204の上端は変形プレー
ト201の下面から離れる。このため、この部分におい
ては、分割空間205内に対する粘性流体の流入および
流出に対する抵抗は小さい。
【0053】このような状態で、変形プレート201の
上にウエハWを吸着保持し、ウエハWの被研磨面WUSを
研磨パッド25に当接させて研磨を行うときに、変形プ
レート201から密封空間206に作用する外力(動的
な外力)A1,A2に対して、内側押圧部材221に支
持された部分は大きな反力B1を発揮するが、中間押圧
部材222に支持された部分の反力B2はそれほど大き
くない。これらの反力は見かけ上の動的硬さと等価であ
り、反力が大きい場合は見かけ上の硬さが硬くなり、反
力が小さい場合は見かけ上の硬さが軟らかくなる。
【0054】ここでパッド保持装置20はベアリング3
2により回転自在に支持されており、このベアリング3
2における極く小さなクリアランス等により、パッド保
持装置20の回転時にこれが数ミクロン程度の垂直微少
振動を有して回転される。この振動はプラテン21およ
び研磨パッド25を介してウエハWに伝達されるととも
にこれを保持する変形プレート201に伝達されて、変
形プレート201も数ミクロン程度の垂直微少振動を起
こす。このような変形プレート201の垂直微少振動に
よる変形が密封空間206に作用する外力(動的な外
力)A1,A2として作用し、上述したように反力B
1,B2が発生する。このため、上述のように反力付与
プレート203の変形を適宜設定することにより、上記
垂直微少振動に応じて発生する反力をウエハWの位置に
対応して所望に設定し、ウエハWの被研磨面について所
望の厚さの膜が残るような良好な研磨が可能である。
【0055】以上に説明した変形プレートは、柔軟性を
持たせるために軟質なプラスチック等で形成したり、ゴ
ム材料を用いて形成したりしても良い。また、特にゴム
材料等の摩擦係数の高い材料を用いた場合には、表面側
にバッキングパッドを張らなくてもゴム自身の摩擦によ
ってウエハをしっかり保持することができる。
【0056】このことから分かるように、図9の構成の
装置においては、プレート面移動装置を構成する各鉄芯
241b,242b,243bに作用させる上下方向の
電磁力をそれぞれ独立して制御して、変形プレート20
1からの力に対する反力特性を任意に変化させることが
できる。このため、ウエハWの表面膜厚バラツキが凸状
もしくは凹状になっている場合のみならず、半径方向に
広がる波紋のような膜厚バラツキがある場合でも、上記
反力特性をこれらに対応して適宜設定して、均一な厚さ
の膜が残されるような良好な研磨を行わせることができ
る。
【0057】なお、図9の構成の場合に、変形プレート
201からの力に対する反力は粘性流体により減衰され
て受け止められるため、研磨パッド25と当接されて互
いに相対回転させながらウエハWの研磨を行っていると
きに、研磨装置内のモータの回転などによりウエハWが
振動するような場合でも、この振動が粘性流体による減
衰作用により和らげられ、良好な研磨を行うことができ
る。
【0058】また、図10(B)では、内側押圧部材2
21により押し上げられた反力付与プレート203の分
割壁204の上端が変形プレート201の下面に近接す
る場合について説明したが、分割壁204の上端を変形
プレート201の下面に当接させて変形プレート201
を上方に突出させるように変形させてもよい。さらに、
図9の構成において分割壁204を有しない平板状の反
力付与プレートを用いても良い。
【0059】図9の構成では、複数の押圧部材は同心円
状に広がるリング状に形成されているが、この形状はこ
れに限られるものではない。例えば、図11に示すよう
に、反力付与プレート150(250)の下面に設けた
複数の矩形状の第1カップリング151(251)を用
いて、各第1カップリング151(251)に押圧部材
をそれぞれ繋げるようにしても良い。さらに、図12に
示すように、反力付与プレート160(260)の下面
に分割リング状に設けた複数の第1カップリング161
(261)を用いて、各第1カップリング161(26
1)に押圧部材をそれぞれ繋げるようにしても良い。
【0060】図9に示した装置の変形例として、図13
(A)に示すように、変形プレート301の下面に複数
の円錐もしくは角錐状の突起302を形成しても良い。
この場合、各突起302は反力付与プレート303の上
面の分割壁304により画成された分割空間305と上
下に対向する位置に形成される。これにより、図13
(B)に示すように、押圧部材311から第1カップリ
ング310を介して押圧力を受けて反力付与プレート3
03が上方に押圧変形されたとき、各突起302は分割
空間305内に入り込み、分割壁304の上端が変形プ
レート301の下面に近接し、さらに押圧変形されると
図示のように当接する。
【0061】さらに、図14に示すように、変形プレー
ト351の下面の突起352を大きくし、押圧部材36
1から第1カップリング360を介して押圧力を受けて
反力付与プレート353が上方に押圧変形されたとき、
各突起352は分割空間355内に入り込み、分割壁3
54の上端が突起352に当接するようにしても良い。
すなわち、突起352が分割空間355を塞ぐようにし
ても良い。この場合、分割空間354を矩形状にすると
きには、突起352はこの矩形と嵌合する角錐状に形成
され、分割空間355を円形状にするときには、突起3
52はこの円形と嵌合する円錐状に形成される。
【0062】なお、第1〜第4の実施形態として、図1
のようにウエハWの上方に研磨パッド25が配置されて
いる研磨装置に用いる場合を説明したが、本発明は、研
磨パッドの上方にウエハが配置される構成の研磨装置に
も用いることができる。
【0063】次に、本発明に係る半導体デバイスの製造
方法の実施例について説明する。図15は半導体デバイ
スの製造プロセスを示すフローチャートである。半導体
製造プロセスをスタートすると、まずステップS200
で次に挙げるステップS201〜S204の中から適切
な処理工程を選択し、いずれかのステップに進む。
【0064】ここで、ステップS201はウェハの表面
を酸化させる酸化工程である。ステップS202はCV
D等によりウェハ表面に絶縁膜や誘電体膜を形成するC
VD工程である。ステップS203はウェハに電極を蒸
着等により形成する電極形成工程である。ステップS2
04はウェハにイオンを打ち込むイオン打ち込み工程で
ある。
【0065】CVD工程(S202)もしくは電極形成工
程(S203)の後で、ステップS205に進む。ステッ
プS205はCMP工程である。CMP工程では本発明
による研磨装置により、層間絶縁膜の平坦化や半導体デ
バイス表面の金属膜の研磨、誘電体膜の研磨等が行わ
れ、ダマシン(damascene)プロセスが適用されること
もある。
【0066】CMP工程(S205)もしくは酸化工程
(S201)の後でステップS206に進む。ステップS
206はフォトリソグラフィ工程である。この工程では
ウェハへのレジストの塗布、露光装置を用いた露光によ
るウェハへの回路パターンの焼き付け、露光したウェハ
の現像が行われる。さらに、次のステップS207は現
像したレジスト像以外の部分をエッチングにより削り、
その後レジスト剥離が行われ、エッチングが済んで不要
となったレジストを取り除くエッチング工程である。
【0067】次に、ステップS208で必要な全工程が
完了したかを判断し、完了していなければステップS2
00に戻り、先のステップを繰り返してウェハ上に回路
パターンが形成される。ステップS208で全工程が完
了したと判断されればエンドとなる。
【0068】本発明による半導体デバイス製造方法で
は、CMP工程において本発明にかかる研磨装置を用い
ているため、CMP工程のスループットが向上する。こ
れにより、従来の半導体デバイス製造方法に比べて低コ
ストで半導体デバイスを製造することができるという効
果がある。なお、上記半導体デバイス製造プロセス以外
の半導体デバイス製造プロセスのCMP工程に本発明に
よる研磨装置を用いても良い。また、本発明による半導
体デバイス製造方法により製造された半導体デバイス
は、高スループットで製造されるので低コストの半導体
デバイスとなる。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
変形機構により変形プレートを所望形状に変形させ、こ
の変形プレートに研磨対象物(例えば、半導体ウエハ)
を接触させて保持するようになっており、このように変
形プレートにより保持した研磨対象物を研磨パッド部材
に相対的に押し付けて被研磨面の研磨を行う。このた
め、研磨対象物の表面に膜厚バラツキがあるような場合
でも、この膜厚バラツキに対応させて変形プレートを変
形させて研磨を行うことにより、研磨対象物の被研磨面
内の全面において均一な厚さの膜が残されるような良好
な研磨を行うことができる。
【0070】また、もう一つの本発明によれば、対象物
保持装置が、研磨対象物の裏面に接触して研磨対象物を
保持する変形可能な変形プレートと、変形プレートにお
ける研磨対象物との当接面と反対側の面と対向して配設
され、変形プレートの変形に応じた反力(例えば、変形
速度に応じた反力)を付与する反力付与装置とから構成
されるので、例えば、研磨パッド部材が数ミクロン程度
の微少振動を有して回転されるときにこの振動が変形プ
レートに伝達されて、変形プレートも数ミクロン程度の
微少振動を起こし、変形プレートの振動による変形に応
じて反力付与装置が反力を付与し、研磨対象物の被研磨
面に対する研磨パッド部材の押圧力がこの反力に対応し
た値となる。このときに、反力付与装置により被研磨面
の領域毎に所定の反力が発生するように設定して、被研
磨面に対する研磨パッド部材の押圧力を被研磨面の領域
毎に所望の値に設定することができ、研磨対象物の全面
について所望の厚さの膜が残るような良好な研磨が可能
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る研磨装置の構成を示す概略断面図
である。
【図2】上記研磨装置を構成する第1の実施形態に係る
ウエハ保持装置を示す断面説明図である。
【図3】上記研磨装置を構成する第1の実施形態に係る
ウエハ保持装置の変形例を示す断面説明図である。
【図4】図2に示すウエハ保持装置の変形例を示す断面
説明図である。
【図5】上記研磨装置を構成する第2の実施形態に係る
ウエハ保持装置を示す断面説明図である。
【図6】図5に示すウエハ保持装置の変形例を示す断面
説明図である。
【図7】図5に示すウエハ保持装置のさらなる変形例を
示す断面説明図である。
【図8】上記研磨装置を構成する第3の実施形態に係る
ウエハ保持装置を示す断面説明図である。
【図9】上記研磨装置を構成する第4の実施形態に係る
ウエハ保持装置を示す断面説明図である。
【図10】図9のウエハ保持装置における反力付与プレ
ートの分割壁形状を示す平面図およびウエハ保持装置を
示す断面図である。
【図11】反力付与プレートの下面に対する押圧部材の
配設パターン例を示す底面図である。
【図12】反力付与プレートの下面に対する押圧部材の
配設パターン例を示す底面図である。
【図13】図9のウエハ保持装置の変形例を示す断面図
である。
【図14】図9のウエハ保持装置のさらなる変形例を示
す断面図である。
【図15】本発明に係る半導体デバイスの製造プロセス
を示すフローチャートである。
【図16】従来のウエハ保持装置の構成を示す断面図で
ある。
【図17】従来のウエハ保持装置によるウエハ研磨状態
を説明する断面図である。
【図18】従来のウエハ保持装置によるウエハ研磨状態
を説明する断面図である。
【符号の説明】
10 ウエハ保持装置 11 ボディ 20 パッド保持装置 21 プラテン 25 研磨パッド 50 チャック装置 51 変形プレート 52 支持リング 53 第1カップリング 54 押圧ロッド 55 第2カップリング 56 ソレノイドユニット W ウエハ

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 研磨対象物を保持する対象物保持装置
    と、前記研磨対象物を研磨する研磨面を有した研磨パッ
    ド部材と、前記対象物保持装置と対向して配設されて前
    記研磨パッド部材を保持するパッド保持装置とを備え、
    前記研磨パッド部材の前記研磨面を前記研磨対象物の被
    研磨面に当接させながら相対移動させて前記被研磨面の
    研磨を行うように構成される研磨装置において、 前記対象物保持装置が、前記研磨対象物の裏面に接触し
    て前記研磨対象物を保持する変形可能な変形プレート
    と、前記変形プレートの面形状を変形させる変形機構と
    を有することを特徴とする研磨装置。
  2. 【請求項2】 前記変形機構が、前記変形プレートにお
    ける前記研磨対象物との当接面と反対側の面に繋がれた
    押圧部材と、前記押圧部材を介して前記変形プレートに
    垂直方向の押圧力を付与する押圧力付与装置とから構成
    されることを特徴とする請求項1に記載の研磨装置。
  3. 【請求項3】 複数の前記押圧部材が前記変形プレート
    における前記反対側の面に繋がれており、複数の前記押
    圧力付与装置がそれぞれ前記押圧部材に設けられて、前
    記複数の押圧部材がそれぞれ独立して前記変形プレート
    に垂直方向の押圧力を付与することが可能となっている
    ことを特徴とする請求項2に記載の研磨装置。
  4. 【請求項4】 前記複数の押圧部材が、前記変形プレー
    トの前記反対側の面における中央点を中心として同心円
    形状に繋がれる形状に形成されていることを特徴とする
    請求項3に記載の研磨装置。
  5. 【請求項5】 前記変形機構が、前記変形プレートにお
    ける前記研磨対象物との当接面と反対側の面を覆って前
    記変形プレートに取り付けられて密封された押圧空間を
    形成する押圧封止部材と、前記押圧空間内に封入された
    気体もしくは液体を加圧もしくは減圧する加減圧装置と
    から構成されることを特徴とする請求項1に記載の研磨
    装置。
  6. 【請求項6】 前記変形機構が、前記変形プレートにお
    ける前記研磨対象物との当接面と反対側の面を覆って前
    記変形プレートに取り付けられて押圧空間を形成する押
    圧封止部材と、前記押圧空間内に配設されて自由変形可
    能な袋状封入体と、前記袋状封入体内の気体もしくは液
    体を加圧もしくは減圧する加減圧装置とから構成される
    ことを特徴とする請求項1に記載の研磨装置。
  7. 【請求項7】 研磨対象物を保持する対象物保持装置
    と、前記研磨対象物を研磨する研磨面を有した研磨パッ
    ド部材と、前記対象物保持装置と対向して配設されて前
    記研磨パッド部材を保持するパッド保持装置とを備え、
    前記研磨パッド部材の前記研磨面を前記研磨対象物の被
    研磨面に当接させながら相対移動させて前記被研磨面の
    研磨を行うように構成される研磨装置において、 前記対象物保持装置が、前記研磨対象物の裏面に接触し
    て前記研磨対象物を保持する変形可能な変形プレート
    と、前記変形プレートにおける前記研磨対象物との当接
    面と反対側の面と対向して配設され、前記変形プレート
    の変形に応じた反力を付与する反力付与装置とを備えて
    構成されることを特徴とする研磨装置。
  8. 【請求項8】 前記反力付与装置が、前記変形プレート
    における前記研磨対象物との当接面と反対側の面と対向
    して配設された変形可能な反力付与プレートと、前記変
    形プレートと前記反力付与プレートとの間に形成された
    密封空間内に封入された液体または粘性流体と、前記反
    力付与プレートにおける前記密封空間と反対側の面に繋
    がれた複数の押圧部材と、前記複数の押圧部材を介して
    前記反力付与プレートを前記押圧部材が繋がれた領域毎
    に垂直方向に移動させて前記変形プレートと前記反力付
    与プレートとの間隔を変化させるプレート面移動装置と
    から構成されることを特徴とする請求項7に記載の研磨
    装置。
  9. 【請求項9】 前記反力付与プレートにおける前記密封
    空間に露出する面に、前記変形プレートにおける前記反
    対側の面に向けて突出するとともに前記密封空間を複数
    の空間に分割する分割壁部が形成されており、 前記分割壁部の先端が前記変形プレートの前記反対側の
    面に近接して離間しており、 前記プレート面移動装置により前記反力付与プレートを
    前記押圧部材が繋がれた領域毎に垂直方向に移動させ
    て、前記分割壁部の先端と前記変形プレートの前記反対
    側の面との間隔を調整するように構成され、 前記変形プレートが変形されたときに、前記分割壁部の
    先端と前記変形プレートの前記反対側の面との間隔を通
    って流れる前記液体または粘性流体の流れ抵抗に対応し
    て前記反力が発生するように構成されていることを特徴
    とする請求項8に記載の研磨装置。
  10. 【請求項10】 前記プレート面移動装置により前記反
    力付与プレートを前記押圧部材が繋がれた領域毎に前記
    変形プレート側に変形させ、前記押圧部材が繋がれた領
    域に位置する前記分割壁部の先端を前記変形プレートの
    前記反対側の面に接触させることができるように構成さ
    れており、 前記分割壁部の先端を前記変形プレートの前記反対側の
    面に接触させることにより前記変形プレートの面形状を
    変化させるように構成されていることを特徴とする請求
    項9に記載の研磨装置。
  11. 【請求項11】 前記変形プレートの前記反対側の面
    に、前記分割壁部により分割された各空間内にそれぞれ
    突出する複数の突起が形成されていることを特徴とする
    請求項9もしくは10に記載の研磨装置。
  12. 【請求項12】 前記分割壁部が前記密封空間を平面視
    において矩形状もしくは円形状に分割した空間を画成す
    るように形成されており、前記突起が前記分割壁部によ
    り分割された矩形状もしくは円形状の分割空間内に突出
    する角錐状もしくは円錐状に形成されていることを特徴
    とする請求項11に記載の研磨装置。
  13. 【請求項13】 前記研磨対象物は半導体ウェハであ
    り、 請求項1から請求項12のいずれか一項に記載の研磨装
    置を用いて前記半導体ウェハの表面を平坦化する工程を
    有することを特徴とする半導体デバイス製造方法。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載の半導体デバイス製
    造方法により製造されたことを特徴とする半導体デバイ
    ス。
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