JP2002251949A - 回路遮断器 - Google Patents

回路遮断器

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JP2002251949A
JP2002251949A JP2001049750A JP2001049750A JP2002251949A JP 2002251949 A JP2002251949 A JP 2002251949A JP 2001049750 A JP2001049750 A JP 2001049750A JP 2001049750 A JP2001049750 A JP 2001049750A JP 2002251949 A JP2002251949 A JP 2002251949A
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JP
Japan
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circuit breaker
electromagnetic
electromagnetic coil
iron piece
dash pot
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Application number
JP2001049750A
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English (en)
Inventor
Masatoshi Oshima
正稔 大島
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Kawamura Electric Inc
Original Assignee
Kawamura Electric Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】過電流発生時に隣接する電磁コイルから発生す
る磁界による相互影響を防止する。 【解決手段】回路遮断器1の各極に設けた電磁装置2の
電磁コイル5の外周を磁気遮蔽部材で形成したケース6
で被覆し、主回路に過電流が発生した際に電磁コイル5
の磁界をケース6によって遮蔽し、隣接極の電磁コイル
5の磁界に影響を及ぼさないようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主回路に過電流が
発生した際に主回路を遮断するための電磁装置を具備す
る回路遮断器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図4及び図5に示すように回路遮
断器21の内部に設けられる電磁装置22は、基板23
aと側板23bとから成るL字状の継鉄23の基板23
aに励磁機能を有する部材を内蔵するオイルダッシュポ
ット24が貫通してハンダ付け等により固着され、オイ
ルダッシュポット24の外周には電磁コイル25が捲回
されている。継鉄23の側板23bの上端近傍には、可
動鉄片26の吸引側26aがオイルダッシュポット24
の固定鉄片24aに接触する水平姿勢と固定鉄片24a
から離反した傾斜姿勢との間を起倒可能に枢着され、主
回路に過電流が発生していない状態では可動鉄片26の
吸引側26aは継鉄23の側板23bに一端が取り付け
られたバネ27により傾斜姿勢を保っている。主回路に
過電流が発生すると、電磁コイル25に電流が流れて磁
界が発生し、オイルダッシュポット24の上端の固定鉄
片24aが可動鉄片26の吸引側26aを水平姿勢側に
吸引する。可動鉄片26の吸引側26aが固定鉄片24
aに吸引されると可動鉄片26の引き外し側26bがト
リップバー(図示せず)を動作させてトリップバーに連
動した開閉機構(図示せず)により主回路を遮断する。
この電磁装置は回路遮断器21の複数極に設けられ、並
設されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、回路遮
断器を小型化するにつれて隣接極の電磁コイルとの間隔
が狭くなるため、図6に示すように過電流発生時に電磁
コイル25から発生する磁界が相互に影響を及ぼし、動
作特性にバラツキが生じるという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記従来の回路遮断器の
問題点に鑑み、本発明の目的は、過電流発生時に隣接極
の電磁コイルから発生する磁界による相互影響を防止す
ることができる回路遮断器を提供するもので、その構造
は、基板と側板とから成るL字状の継鉄と、継鉄に固着
された励磁機能を有する部材を内蔵するオイルダッシュ
ポットと、オイルダッシュポットの外周に捲回した電磁
コイルと、継鉄の側板の上端部近傍に吸引側がオイルダ
ッシュポットの上端の固定鉄片に接触する水平姿勢と固
定鉄片から離反した傾斜姿勢との間を起倒可能に枢着
し、引き外し側がトリップバーを動作させる可動鉄片か
ら成る電磁装置を複数備えた回路遮断器において、隣接
する電磁コイル間に磁気遮蔽部材を介在させたことであ
る。
【0005】また、電磁コイルの外周を磁気遮蔽部材で
形成したケースで被覆したことである。
【0006】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の回路遮断器によ
れば、基板と側板とから成るL字状の継鉄と、継鉄に固
着された励磁機能を有する部材を内蔵するオイルダッシ
ュポットと、オイルダッシュポットの外周に捲回した電
磁コイルと、継鉄の側板の上端部近傍に吸引側がオイル
ダッシュポットの上端の固定鉄片に接触する水平姿勢と
固定鉄片から離反した傾斜姿勢との間を起倒可能に枢着
し、引き外し側がトリップバーを動作させる可動鉄片か
ら成る電磁装置を複数備えた回路遮断器において、隣接
する電磁コイル間に磁気遮蔽部材を介在させたことによ
り、過電流発生時に隣接する電磁コイルから発生する磁
界による相互影響を防止することができる。
【0007】請求項2に記載の回路遮断器によれば、電
磁コイルの外周を磁気遮蔽部材で形成したケースで被覆
したことにより、磁気遮蔽効果が高く、過電流発生時に
隣接する電磁コイルから発生する磁界による相互影響を
防止することができる。
【0008】
【実施例】本発明に係る回路遮断器の一実施例を図1及
び図2の添付図面に基づいて説明する。
【0009】図1及び図2に示すように回路遮断器1に
設けられる電磁装置2は、基板3aと側板3bとから成
るL字状の継鉄3の基板3aに励磁機能を有する部材を
内蔵するオイルダッシュポット4が貫通してハンダ付け
等により固着されている。
【0010】オイルダッシュポット4内には図示を省略
するが磁性体のプランジャーと、そのプランジャーをオ
イルダッシュポット4の底方向へ付勢するコイルスプリ
ングと、一定粘度のオイルが上部開口部より収容され、
開口部は固定鉄片4aによって施蓋されている。このオ
イルダッシュポット4の外周には電磁コイル5が捲回さ
れ、電磁コイル5の外周は例えばフェライト等の磁気遮
蔽部材で形成したケース6で被覆されている。
【0011】継鉄3の側板の上端近傍には、可動鉄片7
の吸引側7aがオイルダッシュポット4の上端の固定鉄
片4aに接触する水平姿勢と固定鉄片4aから離反した
傾斜姿勢との間を起倒可能に枢着されている。
【0012】電磁装置2は、電磁コイル5の両端末部5
aを主回路に接続して各極に設けられている。
【0013】主回路に過電流が発生していない状態では
可動鉄片7の吸引側7aは継鉄3の側板3bに一端が取
り付けられたバネ8により傾斜姿勢を保っている。主回
路に過電流が発生すると、電磁コイル5に電流が流れて
励磁され、発生した磁界によってオイルダッシュポット
4の上端の固定鉄片4aが可動鉄片7の吸引側7aを水
平姿勢側に吸引する。可動鉄片7の吸引側7aが固定鉄
片4aに吸引されると可動鉄片7の引き外し側7bがト
リップバー(図示せず)を動作させ、トリップバーに連
動した開閉機構(図示せず)により主回路を遮断する。
【0014】このとき電磁コイル5から発生する磁界は
ケース6によって磁気遮蔽されるため、隣接極の電磁装
置2に影響を及ぼすことがない。このため、電磁装置間
を狭くすることができ、回路遮断器を小型化することが
できる。また、隣接極の電磁装置からの影響がなくなる
ので定格電流や動作特性の変更がしやすくなる。
【0015】尚、本実施例において磁気遮蔽部材で形成
したケース6で電磁コイル5を被覆したが、このケース
の形状について限定はない。また、図3に示すように隣
接する電磁装置12の電磁コイル15間に板状の磁気遮
蔽部材16を介在させても良い。
【0016】
【発明の効果】以上のように本発明に係る回路遮断器
は、基板と側板とから成るL字状の継鉄と、継鉄に固着
された励磁機能を有する部材を内蔵するオイルダッシュ
ポットと、オイルダッシュポットの外周に捲回した電磁
コイルと、継鉄の側板の上端部近傍に吸引側がオイルダ
ッシュポットの上端の固定鉄片に接触する水平姿勢と固
定鉄片から離反した傾斜姿勢との間を起倒可能に枢着
し、引き外し側がトリップバーを動作させる可動鉄片か
ら成る電磁装置を複数備えた回路遮断器において、隣接
する電磁コイル間に磁気遮蔽部材を介在させたことによ
り、過電流発生時に隣接する電磁コイルから発生する磁
界による相互影響を防止することができるという優れた
効果がある。
【0017】また、電磁コイルの外周を磁気遮蔽部材で
形成したケースで被覆したことにより、磁気遮蔽効果が
高く、過電流発生時に隣接する電磁コイルから発生する
磁界による相互影響を防止することができるという優れ
た効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る回路遮断器を示す正面図である。
【図2】本発明に係る電磁装置を示し、(a)は正面図
であり、(b)は平面図である。
【図3】本発明の変形実施例を示す回路遮断器の正面図
である。
【図4】従来の回路遮断器を示す正面図である。
【図5】従来の電磁装置を示し、(a)は正面図であ
り、(b)は平面図である。
【図6】電磁コイルを並設した際の磁界の様子を示す正
面図である。
【符号の説明】
1 回路遮断器 2 電磁装置 5 電磁コイル 6 ケース

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板と側板とから成るL字状の継鉄と、
    該継鉄に固着された励磁機能を有する部材を内蔵するオ
    イルダッシュポットと、該オイルダッシュポットの外周
    に捲回した電磁コイルと、前記継鉄の側板の上端部近傍
    に吸引側が前記オイルダッシュポットの上端の固定鉄片
    に接触する水平姿勢と固定鉄片から離反した傾斜姿勢と
    の間を起倒可能に枢着し、引き外し側がトリップバーを
    動作させる可動鉄片から成る電磁装置を複数備えた回路
    遮断器において、隣接する前記電磁コイル間に磁気遮蔽
    部材を介在させたことを特徴とする回路遮断器。
  2. 【請求項2】 前記電磁コイルの外周を磁気遮蔽部材で
    形成したケースで被覆したことを特徴とする請求項1に
    記載の回路遮断器。
JP2001049750A 2001-02-26 2001-02-26 回路遮断器 Pending JP2002251949A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015004697A1 (ja) * 2013-07-11 2015-01-15 三菱電機株式会社 回路遮断器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015004697A1 (ja) * 2013-07-11 2015-01-15 三菱電機株式会社 回路遮断器
CN105378887A (zh) * 2013-07-11 2016-03-02 三菱电机株式会社 电路断路器

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