JP2002251028A - 電子写真感光体及び該電子写真感光体を有する電子写真装置 - Google Patents

電子写真感光体及び該電子写真感光体を有する電子写真装置

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JP2002251028A
JP2002251028A JP2001050667A JP2001050667A JP2002251028A JP 2002251028 A JP2002251028 A JP 2002251028A JP 2001050667 A JP2001050667 A JP 2001050667A JP 2001050667 A JP2001050667 A JP 2001050667A JP 2002251028 A JP2002251028 A JP 2002251028A
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phthalocyanine
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JP2001050667A
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Junji Fujii
淳史 藤井
Masato Tanaka
正人 田中
Takashi Azuma
隆司 東
Kazue Hama
一江 浜
Hidetoshi Hirano
秀敏 平野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】直流電圧のみで接触帯電しても耐久を通じて暗
部電位かつ明部電位が安定に保持され画像欠陥のない電
子写真感光体及び電子写真装置を提供する。 【解決手段】接触帯電により直流電圧を電子写真感光体
に印加する手段を有する電子写真装置に用いられ、かつ
導電性支持体上に感光層を有する電子写真感光体におい
て、該感光層にシリコンフタロシアニンを含有させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真複写機、
レーザービームプリンター、普通紙FAXなどの電子写
真応用分野に広く用いることができる接触帯電により直
接電圧を印加する電子写真感光体及び電子写真装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】電子写真感光体の光導電材料としてセレ
ン、硫化カドミウム、酸化亜鉛などの無機光導電材料が
従来用いられていた。一方、ポリビニルカルバゾール、
オキサジアゾール、フタロシアニンなどの有機光導電材
料は、無機光導電材料に較べて無公害、高生産性などの
利点があるが、感度が低いため、いくつかの増感方法が
提案されている。効果的な増感方法としては電荷発生層
と電荷輸送層を積層した機能分離型感光体を用いること
が知られている。最近の電子写真装置の高速化、高画質
化の要求に伴い、高感度な光導電材料として多くのフタ
ロシアニン顔料が提案されている。例えば、特開平5−
72776号公報等に銅フタロシアニン顔料が報告され
ている。
【0003】一方帯電方式に関しては、コロナ帯電方式
において、画像出力を繰り返し使用するとコロナ帯電時
に発生するオゾンやNOxなどのコロナ生成物により暗
部電位が低下したり、明部電位が上昇したりすることが
あった。そのため繰り返し使用すると画像ボケやかぶ
り、画像濃度低下といった画像欠陥を発生することがあ
った。特に高温高湿下で画像欠陥が増加する傾向があっ
た。この対策として帯電部材を直接電子写真感光体に当
接させ帯電させる方法が最近検討されている。この帯電
部材に直流電圧に交流電圧を重畳させた電界をかけ、電
子写真感光体に電圧を印加するのが一般的になってい
る。しかし、この方法の場合、交流のピーク電圧のため
電子写真感光体にピンホールが開きやすく、また、高周
波のため電子写真感光体がハウリングを起こしやすい。
更に、交流電流がプラスされるため、電子写真感光体表
面の劣化が著しく、トナーの融着及び表面の異常削れを
併発しやすいという問題がある。これらの問題を考慮し
て近年直流電圧のみで帯電する方法が検討されており、
直流電圧のみにした場合は交流電圧を重畳させた場合の
上記の問題点をほぼ解消することが可能になった。しか
し、直流電圧のみによる帯電能力が弱い為に、電荷発生
材料に銅フタロシアニン顔料を用いた電子写真感光体表
面の電界分布が均一にならないという新たな欠点によ
り、電子写真感光体の感光層中に電荷が充満しやすく、
耐久を通じて暗部電位かつ明部電位を安定に保持するこ
とが困難になり、メモリー等による画像欠陥が発生する
問題が発生した。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は直流電
圧のみで接触帯電しても耐久を通じて暗部電位かつ明部
電位が安定に保持され画像欠陥のない電子写真感光体及
び電子写真装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、接触帯電によ
り直流電圧を電子写真感光体に印加する手段を有する電
子写真装置に用いられ、かつ導電性支持体上に感光層を
有する電子写真感光体において、該感光層にシリコンフ
タロシアニンを含有することを特徴とする電子写真感光
体である。また、本発明は接触帯電により直流電圧を電
子写真感光体に印加する手段を有する電子写真装置に用
いられ、かつ導電性支持体上に感光層を有する電子写真
感光体を有する電子写真装置において、該感光層にシリ
コンフタロシアニンを含有することを特徴とする電子写
真装置である。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳しく説明
する。
【0007】本発明に用いる電子写真画像形成方法は、
感光体の感光層中に含有する電荷発生材料にシリコンフ
タロシアニン顔料を用い、感光体の帯電を、電圧印加さ
れた帯電部材を感光体に接触させることにより行うもの
である。すなわち、図1に示すように、矢印A方向に回
転するドラム状の電子写真感光体12の外周面に接触帯
電部材1が接触して、この接触帯電部材1により感光体
12は正又は負の所定電圧に帯電される。接触帯電部材
1には、正又は負の直流電圧がかけられている。接触帯
電部材1に印加する直流電圧は、−2000V〜+20
00Vが好ましい。
【0008】接触帯電部材1には、瞬時に所望の電圧を
印加しても、また感光体を保護するために、徐々に印加
電圧を上げるようにしてもよい。
【0009】接触帯電部材1は、感光体12と同方向あ
るいは逆方向に回転するようにしてもよいし、また回転
させずに感光体の外周面を摺動するようにしてもよい。
更に、接触帯電部材1に感光体12上の残留トナーをク
リーニングする機能を持たせてもよい。この場合、クリ
ーニング手段10を設ける必要がない。
【0010】帯電した感光体12は、次いで不図示の像
露光手段により光像露光6(スリット露光あるいはレー
ザービーム走査露光など)を受ける。これにより感光体
周面に露光像に対応した静電潜像が順次形成されてい
く。その静電潜像は、次いで現像手段7でトナー現像さ
れ、そのトナー現像が転写帯電手段8により不図示の給
紙部から感光体12と転写帯電手段8との間に感光体1
2の回転と同期取りされて給送される記録材9の面に順
次転写されていく。像転写を受けた記録材9は感光体面
から分離されて不図示の像定着手段へ導入されて像定着
を受けて複写物(コピー)として機外へプリントアウト
される。
【0011】像転写後の感光体12の表面はクリーニン
グ手段10にて転写残りトナーの除去を受けて清浄面化
され、前露光11により除電処理がされて繰り返して像
形成に使用される。
【0012】電子写真装置として、上述の感光体や現像
手段などの構成要素のうち、複数のものを装置ユニット
として一体に結合して構成し、このユニットを装置本体
に対して着脱自在に構成してもよい。例えば、図2に示
すように、少なくとも感光体12、接触帯電部材1及び
現像手段7を容器20に納めてひとつの電子写真装置ユ
ニットとし、この装置ユニットを装置本体のレールなど
の案内手段を用いて着脱自在の構成にしてもよい。クリ
ーニング手段10は容器20内に設けても設けなくても
よい。また、図3に示すように、少なくとも感光体12
及び接触帯電部材1を第1の容器21に納めて第1の電
子写真装置ユニットとし、少なくとも現像手段7を第2
の容器22に納めて第2の電子写真装置ユニットとし、
これら第1の装置ユニットと、第2の装置ユニットとを
着脱自在の構成にしてもよい。クリーニング手段10は
容器21内に設けても設けなくてもよい。尚、図2及び
図3では、転写帯電手段として接触帯電部材23が用い
られている。接触帯電部材23としては、接触帯電部材
1と同じ構成のものが使用できる。転写帯電手段として
用いる接触帯電部材23には、400V〜1000Vの
直流電圧を印加するのが好ましい。24は定着手段であ
る。
【0013】感光体12は、支持体上に感光層を有する
ものである。感光層としては、電荷発生層と電荷輸送層
とを積層したものが使用できる。電荷発生層には、露光
により電荷を発生する電荷発生材料を含有する。電荷輸
送層には電荷を輸送する電荷輸送材料を含有する。本発
明においては、電荷発生材料としてシリコンフタロシア
ニン顔料を用いる。電荷発生層と電荷輸送層は、導電性
支持体側から電荷発生層、電荷輸送層の順でも、その逆
でもさしつかえない。電荷発生層は、シリコンフタロシ
アニン顔料の電荷発生材料を蒸着するか、又は適当なバ
インダーと共に(バインダーが無くても可)分散した塗
料を塗工することによって形成できる。
【0014】本発明で使用するシリコンフタロシアニン
顔料としては、一般式(1)〜(4)で示されるシリコ
ンフタロシアニン顔料が好ましい。各式においてハロゲ
ン原子とは塩素、臭素などの原子を言う。 一般式(1)
【0015】
【化9】 (式(1)中、X1、X2、X3、X4はそれぞれ独立して
ハロゲン原子を表し、a、b、c、dはそれぞれ独立し
て0〜4の整数を表す。) 一般式(2)
【0016】
【化10】 (式(2)中、R1、R2は置換基を有してもよい炭素数
1〜8までのアルキル基を表し、置換基としてはハロゲ
ン原子が挙げられ、X5、X6、X7、X8はそれぞれ独立
してハロゲン原子を表し、e、f、g、hはそれぞれ独
立して0〜4の整数を表す。) 一般式(3)
【0017】
【化11】 (式(3)中、X9 、X10、X11、X12、X13、X14
15、X16はそれぞれ独立してハロゲン原子を表し、
i、j、k、l、m、n、o、pはそれぞれ独立して0
〜4の整数を表す。) 一般式(4)
【0018】
【化12】 (式(4)中、R3、R4はメチル基、トリクロロメチル
基等の置換もしくは無置換のアルキル基、シクロペンチ
ル基、シクロヘキシル基等の置換もしくは無置換のシク
ロアルキル基、ベンジル基、p−メトキシベンジル基等
の置換もしくは無置換のアラルキル基、フェニル基、p
−メトキシフェニル基等の置換もしくは無置換のアリー
ル基等の炭化水素基を表し、X17、X18、X19、X20
それぞれ独立してハロゲン原子を表し、q、r、s、t
はそれぞれ独立して0〜4の整数を表す。)電荷発生層
に使用するバインダーは広範な絶縁性樹脂または有機光
導電性ポリマーから選択できる。例えば、絶縁性樹脂と
してはポリビニルブチラール、ポリアリレート(ビスフ
ェノールAとフタル酸の縮重合体など)、ポリカーボネ
ート(ポリカーボネートZや変性ポリカーボネートな
ど)、ポリエステル、フェノキシ樹脂、アクリル樹脂、
ポリアクリルアミド、ポリアミド、セルロース系樹脂、
ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、カゼイン、ポリビニルア
ルコールなどを挙げることができる。また、有機光導電
性ポリマーとしては、ポリビニルカルバゾール、ポリビ
ニルアントラセン、ポリビニルピレンなどが挙げられ
る。
【0019】電荷発生層の膜厚は0.01〜15μm、
更には0.05〜5μmが好ましく、電荷発生材料とバ
インダーとの質量比は10:1〜1:20が好ましい。
【0020】電荷発生層の塗工に用いる有機溶剤は、使
用する樹脂や電荷発生材料の溶解性や分散安定性から選
択される。具体的には、メタノール、エタノール、イソ
プロパノール等のアルコール類、アセトン、メチルエチ
ルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類、N,N−ジ
メチルホルムアミド、N,Nジメチルアセトアミド等の
アミド類、ジメチルスルホキシド等のスルホキシド類、
テトラヒドロフラン、ジオキサン、エチレングリコール
モノメチルエーテル等のエーテル類、酢酸メチル、酢酸
エチル等のエステル類、クロロホルム、塩化エチレン、
ジクロロエチレン、四塩化炭素、トリクロロエチレン等
の脂肪族ハロゲン化炭化水素あるいはベンゼン、トルエ
ン、キシレン、リグロイン、クロロベンゼン、ジクロロ
ベンゼン等の芳香族化合物、メチラール等が用いられ
る。
【0021】電荷輸送層は、電荷輸送材料を成膜性のあ
るバインダーに溶解させて形成される。本発明に用いら
れる電荷輸送材料の例としては、ヒドラゾン系化合物、
スチルベン系化合物、ピラゾリン系化合物、オキサゾー
ル系化合物、チアゾール系化合物、アリールアミン系化
合物、エナミン系化合物、ブタジエン系化合物などが挙
げられるが、特にヒドラゾン系化合物、アリールアミン
系化合物が望ましい。これらの電荷輸送材料は1種また
は2種以上組み合わせて用いることができる。電荷輸送
層に用いるバインダーとしては、例えば、ポリビニルブ
チラール、ポリエステル、ポリカーボネート(ポリカー
ボネートZ、変性ポリカーボネートなど)、ナイロン、
ポリイミド、ポリアリレート、ポリウレタン、スチレン
−ブタンジェンコポリマー、スチレン−アクリル酸コポ
リマー、スチレン−アクリロニトリルコポリマーなどが
挙げられる。電荷輸送層の塗工に用いる有機溶剤は、前
述した電荷発生層の塗工で用いた溶剤が挙げられる。
【0022】電荷輸送層の膜厚は5〜50μm、更には
8〜25μmが好ましく、電荷輸送材料とバインダーと
の質量比は5:1〜1:5、更には3:1〜1:3が好
ましい。
【0023】電荷発生層及び電荷輸送層の塗工は、浸漬
コーティング法、スプレーコーティング法、マイヤーバ
ーコーティング法、ブレードコーティング法などのコー
ティング法を用いて行うことができる。
【0024】電荷発生層及び電荷輸送層の乾燥は、室温
における指触乾燥後、加熱乾燥する方法が望ましい。加
熱乾燥は30〜200℃の範囲で5分間〜3時間の範囲
で静止または送風下で行う。
【0025】また、感光層を電荷発生層と電荷輸送層と
の2層に分けずに、電荷発生材料及び電荷輸送材料の両
方を含有する一層構成としてもよい。
【0026】支持体は、例えば、アルミニウム、アルミ
ニウム合金、ステンレスなどの導電性材料を用いて形成
できる。また、プラスチック、紙あるいは金属などの支
持体表面に導電表面層を形成したものも使用することが
できる。導電表面層としては、アルミニウム、アルミニ
ウム合金、酸化インジウム−酸化錫合金などの真空蒸着
膜や、バインダーに導電性粒子(例えば、カーボンブラ
ック、酸化錫粒子など)を混入して塗工した塗工膜を用
いることができる。導電表面層の厚さは、1〜30μm
が好ましい。
【0027】支持体あるいは導電表面層と、感光層との
間にバリヤー機能や接着機能を有する下引層を必要に応
じ設けてもよい。下引層は、例えば、カゼイン、ポリビ
ニルアルコール、ニトロセルロース、エチレン−アクリ
ル酸コポリマー、ポリアミド、変性ポリアミド、ポリウ
レタン、ゼラチン、酸化アルミニウムなどによって形成
できる。下引層の膜厚は5μm以下、更には0.5〜3
μmが好ましい。下引層は107 Ω・cm以上であるこ
とが望ましい。
【0028】また感光層上には、必要に応じて保護層を
設けてもよい。
【0029】本発明に使用される接触帯電部材1の構
成、材質を例示する。
【0030】接触帯電部材1はローラー状、ブラシ状、
ブレード状、ベルト状、平板状など、いずれの形成をと
ってもよいが、耐久を通じて暗部電位かつ明部電位がよ
り安定に保持され易いという点からローラー状とブラシ
状のものがより好ましい。
【0031】ローラ−状またはブレード状の場合は、導
電性基体として、鉄、銅、ステンレス等の金属、カーボ
ン分散樹脂、金属あるいは金属酸化物分散樹脂等が用い
られる。
【0032】例えば、弾性ローラーの構成としては、導
電性基体上に弾性層、抵抗層、表面層を設けたものが用
いられる。また、各層の接着性を向上させる接着層など
の他の層を設けてもよい。
【0033】ローラー弾性層としては、クロロプレンゴ
ム、イソプレンゴム、EPDMゴム、ポリウレタンゴ
ム、エポキシゴム、ブチルゴムなどのゴム又はスポンジ
や、スチレン−ブタジエンサーモプラスチックエラスト
マー、ポリウレタン系サーモプラスチックエラストマ
ー、ポリエステル系サーモプラスチックエラストマー、
エチレン−酢ビサーモプラスチックエラストマー等のサ
ーモプラスチックエラストマーなどで形成することがで
きる。
【0034】抵抗層は、例えば、体積抵抗率が106
1012Ω/cmの層であり、半導電性樹脂、導電性粒子
分散絶縁樹脂等を用いることができる。
【0035】半導電性樹脂としては、エチルセルロー
ス、ニトロセルロース、メトキシメチル化ナイロン、エ
トキシメチル化ナイロン、共重合ナイロン、ポリビニル
ヒドリン、カゼイン等の樹脂が用いられる。
【0036】導電性粒子分散樹脂の例としては、カーボ
ン、アルミニウム、酸化インジウム、酸化チタンなどの
導電性粒子をウレタン、ポリエステル、酢酸ビニル−塩
化ビニル共重合体、ポリメタクリル酸メチル等の絶縁性
樹脂中に少量分散したものなどが挙げられる。
【0037】表面層は、上記抵抗層を形成する半導電性
樹脂、絶縁樹脂等を含め種々の材料を選択可能である。
表面層に混入して用いられる荷電制御剤の例を下記に示
す。例えば、有機金属錯体、キレート化合物が有効で、
モノアゾ金属錯体、アセチルアセトン金属錯体、芳香族
ヒドロキシカルボン酸、芳香族ジカルボン酸系の金属錯
体がある。
【0038】他には、芳香族ヒドロキシカルボン酸、芳
香族モノ及びポリカルボン酸及びその金属塩、無水物、
エステル類、ビスフェノール等のフェノール誘導体類が
ある。さらに、ニグロシン及び脂肪酸金属塩等による変
成物、トリブチルベンジルアンモニウム−1−ヒドロキ
シ−4−ナフトスルフォン酸塩、テトラブチルアンモニ
ウムテトラフルオロボレートなどの四級アンモニウム
塩、及びこれらの類似体であるホスホニウム塩等のオニ
ウム塩及びこれらのレーキ顔料、トリフェニルメタン染
料及びこれらのレーキ顔料(レーキ化剤としては、リン
タングステン酸、リンモリブデン酸、リンタングステン
モリブデン酸、タンニン酸、ラウリン酸、没食子酸、フ
ェリシアン化物、フエロシアン化物など)、高級脂肪酸
の金属塩、アセチルアセトン金属錯体、ジブチルスズオ
キサイド、ジオクチルスズオキサイド、ジシクロヘキシ
ルスズオキサイドなどのジオルガノスズオキサイド、ジ
ブチルスズボレート、ジオクチルスズボレート、ジシク
ロヘキシルスズボレートなどのジオルガノスズボレート
などがある。
【0039】これらの中でも、ニグロシン系、四級アン
モニウム塩の如き荷電制御剤が特に好ましく用いられ
る。
【0040】上記は、ほんの一例である。これらを単独
で或いは2種類以上組合せて用いることができる。
【0041】〔製造例1−帯電ローラー〕 [弾性層用コンパウンドの調製] EPDM 100質量部 酸化亜鉛 5質量部 ステアリン酸 1質量部 導電性カーボンブラック 5質量部 パラフィンオイル 10質量部 硫 黄 2質量部 加硫促進剤MBT l質量部 加硫促進剤TMTD l質量部 加硫促進剤ZnMDC l.5質量部 を2本ロールにて冷却しながら20分間混合し、コンパ
ウンドを調製した。
【0042】[抵抗層(中間層)用塗料の調製] ヒドリンゴム 100質量部 エチレンチオウレア 2質量部 酸化鉛 5質量部 ステアリン酸スズ 2.5質量部 酸化チタン 60質量部 (平均一次粒子径0.02μm) をオープンロールにて冷却しながら20分間混練し、コ
ンパウンドを調製した。このコンパウンドをトルエンで
希釈、溶解し、固形分5%のヒドリンゴム塗料を調製し
た。
【0043】[表層用塗料の調製] フッ素系樹脂溶液 100質量部 カーボンブラック 2質量部 メチルエチルケトン 100質量部 を小型のビーズミルを用いて混錬し、フッ素塗料を調製
した。
【0044】そこで、直径10mmのステンレス製芯金
に、まず上記弾性層用コンパウンドを150℃で15分
間加熱加硫させ、厚さ3mmの弾性層を有するゴムロー
ラーを得た。
【0045】このゴムローラーの上に上記抵抗層用塗料
(ヒドリンゴム塗料)を浸漬塗布し、160℃で1時間
加熱乾燥することにより、厚さ105μmの中間層を有
するローラーを得た。
【0046】次に、この中間層を有するローラー上に上
記表層用塗料(フッ素塗料)を浸漬塗布し、120℃で
1時間加熱乾燥することにより、さらに厚さ10μmの
被覆層を有する帯電ローラーを得た。
【0047】〔製造例2−帯電ブラシ〕直径3mmの鉄
芯を導電性芯材とし、この芯材の外周面に導電性カーボ
ン10質量部及びポリビニルブチラール90質量部をメ
チルエチルケトン300質量部に分散した分散液を膜厚
1mmとなるように塗布して接着層とした。
【0048】導電性繊維としては、直径は10μmで、
抵抗値は5×105 Ω・cm導電性セルロース繊維を用
いた。この導電性繊維を長さ5mmに切断し、上記接着
層に1×105 本/cm2 の密度となるように設け、接
着層を加熱乾燥した。こうして、帯電ブラシを得た。
【0049】〔製造例3−帯電ブレード〕ナイロンに酸
化鉄、ニグロシンを分散したものを厚み500μmのシ
ート状に成型し、ステンレスの平行平板に導電性プライ
マを用いて貼り合わせて板状部材を製作した。この板状
部材をポリアセタール樹脂のスペーサ部材により感光体
表面に対して100μmの間隙を保つように配して帯電
ブレードを得た。
【0050】〔製造例4−感光体A〕10%の酸化アン
チモンを含有する酸化スズで被覆した酸化チタン粉体5
0質量部、レゾール型フェノール樹脂25質量部、メチ
ルセロソルブ20質量部、メタノール5質量部及びシリ
コーンオイル(ポリジメチルシロキサンポリオキシアル
キレン共重合体、平均分子量3000)0.002質量
部を、直径1mmガラスビーズ入りサンドミル装置で2
時間分散して導電層用塗料を調製した。
【0051】アルミニウムシリンダー上に、上記塗料を
ディッピング法で塗布し、140℃で30分間乾燥さ
せ、膜厚20μmの導電層を形成した。
【0052】次に、N−メトキシメチル化ナイロン樹脂
5質量部を、メタノール70質量部とブタノール25質
量部との混合溶媒に溶解した溶液を、上記導電層にディ
ッピング法で塗布乾燥して1μm厚の下引層を設けた。
【0053】次に、X線回折スペクトルにおけるブラッ
グ角2θ±0.3=9.2°、14.1°、15.3
°、19.7°、27.1°にピークを有する下記構造
式(5)で示されるジヒドロキシシリコンフタロシアニ
ン顔料4質量部と、
【0054】
【化13】 ポリビニルブチラール樹脂2質量部とをシクロヘキサノ
ン100質量部に添加して、直径1mmのガラスビーズ
入りサンドミルで3時間分散し、これに100質量部の
酢酸エチルを加えて希釈した。こうして得た分散液を下
引層上に塗布し、80℃で10分間乾燥して、膜厚0.
15μmの電荷発生層を形成した。 次に下記構造式(6)
【0055】
【化14】 で示される電荷輸送材料8質量部とビスフェノールZ型
ポリカーボネート樹脂(数平均分子量22000)10
質量部とをモノクロルベンゼン60質量部に溶解した溶
液を作製し、この溶液を電荷発生層上にディッピング法
により塗布した。これを110℃の温度で1時間乾燥し
て20μm厚の電荷輸送層を形成し感光体Aを製造し
た。
【0056】[実施例1]電子写真装置としてコロナ帯
電方式のレーザービームプリンタ(キヤノン〔株〕製、
LBP−SX)をDC帯電方式に改造した。接触帯電部
材には−1250Vを印加した製造例1の帯電ローラー
を用い、これにより製造例4の感光体Aの暗部電位を−
700Vになるように設定した。現像バイアス−450
V、暗部電位−200Vにそれぞれ設定した。以上のよ
うに電位を設定して、10,000枚の記録紙に連続し
て複写を行う耐久試験を温度18℃、湿度50%の環境
下で行った。
【0057】〔実施例2〕実施例1に用いた感光体Aの
ジヒドロキシシリコンフタロシアニン顔料をX線回折ス
ペクトルにおけるブラッグ角2θ±0.3=8.1°、
12.2°、13.0°、17.0°、18.7°、2
3.3°、26.0°、27.8°、30.4°にピー
クを有する下記構造式(7)で示されるジメトキシシリ
コンフタロシアニンに代えた以外は感光体Aと同様な感
光体Bを製造し、実施例1と同様にして耐久試験を行っ
た。 式(7)
【0058】
【化15】 〔実施例3〕実施例1に用いた感光体Aのジヒドロキシ
シリコンフタロシアニン顔料をX線回折スペクトルにお
けるブラッグ角2θ±0.3=6.9°、8.0°、1
0.6°、16.0°、26.3°、27.4°にピー
クを有する下記構造式(8)で示される2量化ジヒドキ
シシリコンフタロシアニンに代えた以外は感光体Aと同
様な感光体Cを製造し、実施例1と同様にして耐久試験
を行った。 式(8)
【0059】
【化16】 〔比較例1〕実施例1に用いた感光体Aのジヒドロキシ
シリコンフタロシアニン顔料をε型銅フタロシアニン顔
料に代えた以外は感光体Aと同様な感光体Dを製造し、
実施例1と同様にして耐久試験を行った。
【0060】実施例1、2、3及び比較例1の耐久試験
は、暗部電位の変化、明部電位の変化及び画質により評
価した。暗部電位の変化及び明部電位の変化を表1に示
した。実施例1、2、3の帯電ローラーと各感光体A、
B、Cの組み合わせは、暗部電位、明部電位ともに安定
している。比較例1では暗部電位の低下がみられた。ま
た、実施例1、2、3の画像は耐久を通じてメモリー等
の画像欠陥のない高画質のものが得られた。比較例1で
は500枚以降に感光体周期に依存したメモリーのある
画像となった。
【0061】〔比較例2〕実施例1と同様の感光体A、
及びコロナ帯電式のレーザービームプリンタ(商品名L
BP−SX、キヤノン〔株〕製)を用い、その他は実施
例1と同様にして耐久試験を行った。
【0062】〔比較例3〕実施例2と同様の感光体Bを
用い、その他は比較例2と同様にして耐久試験を行っ
た。
【0063】〔比較例4〕実施例3と同様の感光体Cを
用い、その他は比較例2と同様にして耐久試験を行っ
た。
【0064】比較例2〜4の暗部電位の変化及び明部電
位の変化を表1に示した。比較例2、3、4では明部電
位の上昇がみられ、さらに比較例4では暗部電位の低下
もみられた。
【0065】また、比較例2では2,500枚から、比
較例3では1,500枚から、画像濃度が低下し始め
た。比較例4では1,000枚から、画像濃度が低下し
始め、また2,000枚からかぶりが発生し始めた。
【0066】〔実施例4〕実施例1に用いた感光体Aの
電荷輸送材料を下記構造式(9)で示される化合物に代
えた以外は感光体Aと同様な感光体Eを製造し、実施例
1と同様にして耐久試験を行った。 式(9)
【0067】
【化17】 〔実施例5〕実施例1に用いた感光体Aの電荷輸送材料
を下記構造式(10)で示される化合物に代えた以外は
感光体Aと同様な感光体Fを製造し、実施例1と同様に
して耐久試験を行った。 式(10)
【0068】
【化18】 〔実施例6〕実施例1に用いた感光体Aの電荷輸送材料
を下記構造式(11)で示される化合物に代えた以外は
感光体Aと同様な感光体Gを製造し、実施例1と同様に
して耐久試験を行った。 式(11)
【0069】
【化19】 〔実施例7〕実施例1に用いた感光体Aの電荷輸送材料
を下記構造式(12)で示される化合物に代えた以外は
感光体Aと同様な感光体Hを製造し、実施例1と同様に
して耐久試験を行った。 式(12)
【0070】
【化20】 〔実施例8〕実施例1に用いた感光体Aの電荷輸送材料
を下記構造式(13)で示される化合物に代えた以外は
感光体Aと同様な感光体Iを製造し、実施例1と同様に
して耐久試験を行った。 式(13)
【0071】
【化21】 〔実施例9〕実施例1に用いた感光体Aの電荷輸送材料
を下記構造式(14)で示される化合物に代えた以外は
感光体Aと同様な感光体Jを製造し、実施例1と同様に
して耐久試験を行った。 式(14)
【0072】
【化22】 実施例4〜9の暗部電位の変化及び明部電位の変化を表
1に示した。表1から明らかなように電位は安定してお
り、画像も欠陥のない高画質のものが得られた。
【0073】〔実施例10〕実施例1に用いた感光体A
のジヒドロキシシリコンフタロシアニン顔料をX線回折
スペクトルにおけるブラッグ角2θ±0.3=7.1
°、9.3°、12.8°、15.8°、17.2°、
25.6°、26.9°にピークを有するジヒドロキシ
シリコンフタロシアニンに代えた以外は感光体Aと同様
な感光体Kを製造し、実施例1と同様にして耐久試験を
行った。
【0074】〔実施例11〕実施例1に用いた感光体A
のジヒドロキシシリコンフタロシアニン顔料をX線回折
スペクトルにおけるブラッグ角2θ±0.3=8.4
°、10.9°、11.7°、14.6°、16.7
°、17.2°、24.6°、26.8°にピークを有
する下記構造式(15)で示されるジエトキシシリコン
フタロシアニンに代えた以外は感光体Aと同様な感光体
Lを製造し、実施例1と同様にして耐久試験を行った。 式(15)
【0075】
【化23】 実施例10、11の暗部電位の変化及び明部電位の変化
を表1に示した。表1から明らかなように電位は安定し
ており、画像も欠陥のない高画質のものが得られた。
【0076】〔実施例12〕実施例1に用いた接触帯電
部材を帯電ローラーから製造例2の帯電ブラシに代えた
以外は、実施例1と同様にして耐久試験を行った。
【0077】実施例12の暗部電位の変化及び明部電位
の変化を表1に示した。表1から明らかなように電位は
安定しており、画像も欠陥のない高画質のものが得られ
た。
【0078】〔実施例13〕実施例1に用いた接触帯電
部材を帯電ローラーから製造例3の帯電ブレードに代え
た以外は、実施例1と同様にして耐久試験を行った。
【0079】実施例13の暗部電位の変化及び明部電位
の変化を表1に示した。表1から明らかなように電位は
比較的安定しており、画像も欠陥のない高画質のものが
得られた。 〔実施例14〕実施例1に用いた感光体Aのジヒドロキ
シシリコンフタロシアニン顔料をX線回折スペクトルに
おけるブラッグ角2θ±0.3=8.3°、12.3
°、14.9°、23.2°、25.0°、27.5°
にピークを有する下記構造式(16)で示されるジアセ
トキシシリコンフタロシアニンに代えた以外は感光体A
と同様な感光体Mを製造し、実施例1と同様にして耐久
試験を行った。 式(16)
【0080】
【化24】 実施例14の暗部電位の変化及び明部電位の変化を表1
に示した。表1から明らかなように電位は比較的安定し
ており、画像も欠陥のない高画質のものが得られた。
【0081】
【表1】
【0082】
【発明の効果】本発明の電子写真感光体、電子写真装置
によれば、直流電圧のみの接触帯電においても耐久を通
じて暗部電位かつ明部電位が安定に保持され、画像欠陥
のない画像が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用いる電子写真装置の一例を示す正面
図である。
【図2】本発明に用いる電子写真装置の他の例を示す正
面図である。
【図3】本発明に用いる電子写真装置の他の例を示す正
面図である。
【符号の説明】
1 接触帯電部材 6 光像露光 7 現像手段 8 転写帯電手段 9 記録材 10 クリーニング手段 11 前露光 12 感光体 20 容器 21 第1の容器 22 第2の容器 23 接触帯電部材 24 定着手段
フロントページの続き (72)発明者 東 隆司 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 浜 一江 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 平野 秀敏 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2H068 AA19 AA21 BA39 FA12 FC01 2H200 GA16 GA23 GA34 GB12 GB25 HA03 HB07 HB12 HB13 HB14 HB43 HB45 MA03 MA12 MA20

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】接触帯電により直流電圧を電子写真感光体
    に印加する手段を有する電子写真装置に用いられ、かつ
    導電性支持体上に感光層を有する電子写真感光体におい
    て、該感光層にシリコンフタロシアニンを含有すること
    を特徴とする電子写真感光体。
  2. 【請求項2】前記シリコンフタロシアニンが下記一般式
    (1) 【化1】 (式(1)中、X1、X2、X3、X4はそれぞれ独立して
    ハロゲン原子を表し、a、b、c、dはそれぞれ独立し
    て0〜4の整数を表す。)で示されるジヒドロキシシリ
    コンフタロシアニンである請求項1記載の電子写真感光
    体。
  3. 【請求項3】前記シリコンフタロシアニンが下記一般式
    (2) 【化2】 (式(2)中、R1、R2は置換基を有してもよい炭素数
    1〜8までのアルキル基を表し、X5、X6、X7、X8
    それぞれ独立してハロゲン原子を表し、e、f、g、h
    はそれぞれ独立して0〜4の整数を表す。)で示される
    ジアルコキシシリコンフタロシアニンである請求項1記
    載の電子写真感光体。
  4. 【請求項4】前記シリコンフタロシアニンが下記一般式
    (3) 【化3】 (式(3)中、X9、X10、X11、X12、X13、X14
    15、X16はそれぞれ独立してハロゲン原子を表し、
    i、j、k、l、m、n、o、pはそれぞれ独立して0
    〜4の整数を表す。)で示される2量化ジヒドロキシシ
    リコンフタロシアニンである請求項1記載の電子写真感
    光体。
  5. 【請求項5】前記シリコンフタロシアニンが下記一般式
    (4) 【化4】 (式(4)中、R3、R4は置換基を有してもよい炭化水
    素基を表し、X17、X18、X19、X20はそれぞれ独立し
    てハロゲン原子を表し、q、r、s、tはそれぞれ独立
    して0〜4の整数を表す。)で示されるジアシロキシシ
    リコンフタロシアニンである請求項1記載の電子写真感
    光体。
  6. 【請求項6】少なくとも接触帯電により直流電圧を電子
    写真感光体に印加する手段及び導電性支持体上に感光層
    を有する電子写真感光体を備える電子写真装置におい
    て、該感光層にシリコンフタロシアニンを含有すること
    を特徴とする電子写真装置。
  7. 【請求項7】前記シリコンフタロシアニンが下記一般式
    (1) 【化5】 (式(1)中、X1、X2、X3、X4はそれぞれ独立して
    ハロゲン原子を表し、a、b、c、dはそれぞれ独立し
    て0〜4の整数を表す。)で示されるジヒドロキシシリ
    コンフタロシアニンである請求項6記載の電子写真装
    置。
  8. 【請求項8】前記シリコンフタロシアニンが下記一般式
    (2) 【化6】 (式(2)中、R1、R2は置換基を有してもよい炭素数
    1〜8までのアルキル基を表し、X5、X6、X7、X8
    それぞれ独立してハロゲン原子を表し、e、f、g、h
    はそれぞれ独立して0〜4の整数を表す。)で示される
    ジアルコキシシリコンフタロシアニンである請求項6記
    載の電子写真装置。
  9. 【請求項9】前記シリコンフタロシアニンが下記一般式
    (3) 【化7】 (式(3)中、X9 、X10、X11、X12、X13、X14
    15、X16はそれぞれ独立してハロゲン原子を表し、
    i、j、k、l、m、n、o、pはそれぞれ独立して0
    〜4の整数を表す。)で示される2量化ジヒドロキシシ
    リコンフタロシアニンである請求項6記載の電子写真装
    置。
  10. 【請求項10】前記シリコンフタロシアニンが下記一般
    式(4) 【化8】 (式(4)中、R3、R4は置換基を有してもよい炭化水
    素基を表し、X17、X18、X19、X20はそれぞれ独立し
    てハロゲン原子を表し、q、r、s、tはそれぞれ独立
    して0〜4の整数を表す。)で示されるジアシロキシシ
    リコンフタロシアニンであることを特徴とする請求項6
    記載の電子写真装置。
  11. 【請求項11】前記電子写真感光体に対し接触帯電によ
    り直流電圧を印加する接触帯電部材が、ローラー状であ
    る請求項6記載の電子写真装置。
  12. 【請求項12】前記電子写真感光体に対し接触帯電によ
    り直流電圧を印加する接触帯電部材が、ブラシ状である
    請求項6記載の電子写真装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015118326A (ja) * 2013-12-19 2015-06-25 富士ゼロックス株式会社 帯電部材、帯電装置、プロセスカートリッジ、画像形成装置、および帯電部材の製造方法

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