JP2002248362A - 家庭用精米器 - Google Patents

家庭用精米器

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JP2002248362A
JP2002248362A JP2001051767A JP2001051767A JP2002248362A JP 2002248362 A JP2002248362 A JP 2002248362A JP 2001051767 A JP2001051767 A JP 2001051767A JP 2001051767 A JP2001051767 A JP 2001051767A JP 2002248362 A JP2002248362 A JP 2002248362A
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basket
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milling
brush
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JP2001051767A
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Yoshiaki Asada
義明 浅田
Masahiko Iijima
雅彦 飯島
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Tiger Vacuum Bottle Co Ltd
Yamamoto Electric Corp
Original Assignee
Tiger Vacuum Bottle Co Ltd
Yamamoto Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 白米への精米と白米から肌糠を除去する無洗
米化とを同一の装置で同時に行い得るようにする。 【解決手段】 回転駆動される精米用羽根11を備えた
家庭用精米器において、前記精米用羽根11に、該精米
用羽根11と同期回転する回転体24を設けるととも
に、該回転体24に、精米籠9の内周面に近接して回転
する肌糠取り用の回転ブラシ29を設けて、精米籠9内
に所定量の玄米を入れて精米用羽根11を回転駆動させ
た場合に、精米用羽根11の回転力により精米籠9の内
周面に沿って上昇せしめられる玄米が、精米籠9との接
触および玄米同士の接触により胚芽等が削り取られて白
米となると同時に、白米に付着している肌糠が、回転ブ
ラシ29との接触により除去されるようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、無洗米を精米し
得るように構成した家庭用精米器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、お米は、玄米から精白米に精米
したてが一番美味しいとされているが、従来は、大型の
精米機(即ち、業務用の精米機)がほとんどであったた
め、家庭では、ある程度の期間(例えば、1カ月)食す
るのに間に合う程度の量を1度に精米するのが通例であ
った。
【0003】近年、家庭において精米を行い、精米した
てのお米でご飯を炊くことにより、美味しいご飯を得た
いというグルメ指向の家庭が増えてきており、かかる要
求に応えるために、精米量の少ない(例えば、精米後の
量が1日に食される程度、例えば5合程度の)家庭用精
米器が開発されてきている。
【0004】上記家庭用精米器は、玄米を収納する金網
等の多孔容器からなる精米籠と、該精米籠内に配設され
た精米用羽根と、該精米用羽根を回転駆動させる駆動手
段と、前記精米籠の下方に配設され、該精米籠から排出
される米ぬかを受け止めるぬか受けとを備えて構成され
ており、精米用羽根の回転により精米籠内の玄米を撹拌
して精米することとなっている。
【0005】ところで、近年家庭排水による環境汚染を
防止できるという利点から、洗米しなくとも直ぐ炊ける
無洗米に対する関心が高まってきているが、上記構成の
家庭用精米器では、玄米を白米に精米することはできる
ものの、白米に付着している糠(以下、肌糠という)を
取り除くことはできず、無洗米を精米するには適してい
ない。
【0006】そこで、従来は、精米された白米を購入し
てきて、精米器とは別構成の無洗米器を用いて白米から
肌糠を除去する工程を実行するようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
技術では、玄米を白米に精米する工程と、白米から肌糠
を除去して無洗米とする工程とが、別々の装置を用いて
別々の工程で実行されることとなっているため、二つの
装置、二つの工程が必要となり、作業性も悪く、コスト
的にも不利となるという不具合があった。
【0008】本願発明は、上記の点に鑑みてなされたも
ので、白米への精米と白米から肌糠を除去する無洗米化
とを同一の装置で同時に行い得るようにすることを目的
とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、上
記課題を解決するための手段として、玄米を収容する金
網等の多孔容器からなる精米籠と、該精米籠内に配設さ
れた精米用羽根と、該精米用羽根を回転駆動させる駆動
手段とを備えた家庭用精米器において、前記精米用羽根
に、該精米用羽根と同期回転する回転体を設けるととも
に、該回転体に、前記精米籠の内周面に近接して回転す
る肌糠取り用の回転ブラシを設けている。
【0010】上記のように構成したことにより、精米籠
内に所定量の玄米を入れて精米用羽根を回転駆動させる
と、精米用羽根の回転力により精米籠の内周面に沿って
上昇せしめられる玄米は精米籠との接触および玄米同士
の接触により胚芽等が削り取られて白米となるととも
に、削り取られた胚芽等からなる米糠は精米籠の穴から
外方へ排出される。同時に、白米に付着している肌糠
が、回転ブラシとの接触により除去されることとなる。
従って、同一の装置で玄米から白米への精米と白米から
の肌糠の除去による無洗米化とを同時に行うことができ
る。
【0011】請求項2の発明におけるように、請求項1
記載の家庭用精米器において、前記回転体を、前記精米
用羽根と同期回転する回転軸と、該回転軸と一体に形成
された前記精米籠の内径と略同径の円形枠とによって構
成するとともに、該円形枠の外周部に、前記回転ブラシ
を回転自在に枢支した場合、従来装置に回転ブラシを備
えた円形枠を取り付けるだけで、精米から肌糠取りに至
る工程を同一の装置で行うことができることとなるとと
もに、円形枠は精米籠内でのお米の移動を邪魔しない構
造となっているので、精米籠内でのお米の移動が容易と
なり、精米および肌糠取りを確実に行うことができる。
【0012】請求項3の発明では、上記課題を解決する
ための手段として、玄米を収容する金網等の多孔容器か
らなる精米籠と、該精米籠内に配設された精米用羽根
と、該精米用羽根を回転駆動させる駆動手段とを備えた
家庭用精米器において、前記精米籠の内壁の一部を、肌
糠取り用のブラシを設けたブラシ面としている。
【0013】上記のように構成したことにより、精米籠
内に所定量の玄米を入れて精米用羽根を回転駆動させる
と、精米用羽根の回転力により精米籠の内周面に沿って
上昇せしめられる玄米は、多孔部との接触および玄米同
士の接触により胚芽等が削り取られて白米に精米される
とともに、ブラシ面との接触により白米に付着している
肌糠が除去されて無洗米化される。従って、同一の装置
で玄米から白米への精米と白米からの肌糠の除去による
無洗米化とを同時に行うことができる。
【0014】請求項4の発明では、上記課題を解決する
ための手段として、玄米を収容する金網等の多孔容器か
らなる精米籠と、該精米籠内に配設された精米用羽根
と、該精米用羽根を回転駆動させる駆動手段とを備えた
家庭用精米器において、前記精米籠の上部開口に、内面
に肌糠取り用のブラシを設けた蓋部材を着脱自在に設け
ている。
【0015】上記のように構成したことにより、精米籠
内に所定量の玄米を入れて精米用羽根を回転駆動させる
と、精米用羽根の回転力により精米籠の内周面に沿って
上昇せしめられる玄米は、精米籠との接触および玄米同
士の接触により胚芽等が削り取られて白米に精米され、
精米籠の上端にまで上昇せしめられた白米は、蓋部材の
内面に設けられたブラシとの接触により白米に付着して
いる肌糠が除去されて無洗米化される。従って、同一の
装置で玄米から白米への精米と白米からの肌糠の除去に
よる無洗米化とを同時に行うことができる。
【0016】請求項5の発明では、上記課題を解決する
ための手段として、玄米を収容する金網等の多孔容器か
らなる回転籠と、該回転籠を回転駆動させる駆動手段と
を備えた家庭用精米器において、前記回転籠の外周側の
一部分には、該回転籠の穴から内方に差し込まれる肌糠
取り用のブラシを設けている。
【0017】上記のように構成したことにより、回転籠
内に所定量の玄米を入れて回転籠を回転駆動させると、
玄米は、回転籠との接触および玄米同士の接触により胚
芽等が削り取られて白米に精米され、精米された白米
は、回転籠の穴から内方に差し込まれる肌糠取り用のブ
ラシにより付着している肌糠が除去されて無洗米化され
る。従って、同一の装置で玄米から白米への精米と白米
からの肌糠の除去による無洗米化とを同時に行うことが
できる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して、本
願発明の幾つかの好適な実施の形態について詳述する。
【0019】第1の実施の形態 図1および図2には、本願発明の第1の実施の形態にか
かる家庭用精米器が示されている。
【0020】この家庭用精米器は、肩部分および上面部
分を形成する上部ケース2と底部分を形成する下部ケー
ス3と胴部分を形成する胴部ケース4とからなる精米器
本体1を備えており、前記上部ケース2には、後述する
精米籠等を配設する精米部Aと後述する駆動手段等を配
設する駆動部Bとを区画する有底円筒形状の仕切り壁5
が一体に形成されている。
【0021】前記仕切り壁5の内側となる精米部Aに
は、底面中央部に環状壁7に囲まれた開口8を有する有
底円筒形状の糠受け容器6が前記仕切り壁5に沿うよう
にして着脱自在に配設されている。前記環状壁7上に
は、後述する精米籠9が載置され、前記開口8には、後
述するように、駆動手段と精米用羽根とを動力伝達可能
に連結するためのクラッチ等が配設されることとなって
いる。
【0022】前記糠受け容器6内には、玄米を収容する
金網等の多孔容器からなる精米籠9が該糠受け容器6の
上端開口縁6aに懸架され且つ前記環状壁7上に載置さ
れた状態で着脱自在に配設されている。この精米籠9
は、精米後のお米が通過し得ない程度の孔径を有するも
のとされており、例えば玄米なら約825g(精米後の
量が1日に食される程度、例えば約5合)が収容可能な
程度の容量とされる。符号10は仕切り壁5の上端開口
を着脱自在に閉塞する蓋体である。
【0023】前記精米籠9内には、精米用羽根11が回
転自在に配設されている。該精米用羽根11は、前記精
米籠9の底部を貫通して下方に突出する回転軸12と、
該回転軸12に対して共回り可能に係合するとともに、
該回転軸12の外周に対して180°の間隔で植設され
た一対の羽根13a,13aとからなっている。
【0024】一方、前記駆動部Bには、前記精米用羽根
11を回転駆動させるための駆動手段14が配設されて
いる。該駆動手段14は、前記精米器本体1における下
部ケース3の上端に設けられた支持台15に載置支持さ
れた駆動源となるモータ16と、該モータ16の回転軸
16aに枢着された駆動側プーリ17と、前記精米用羽
根11の回転中心と同心となる下方位置において前記支
持台15に設けられた軸受18に対して回転自在に枢支
された回転軸19の下端部に枢着された従動側プーリ2
0と、前記プーリ17,20に架け渡されたベルト21
と、前記回転軸19の上端に設けられた駆動側クラッチ
22と、前記精米用羽根11の回転軸12の下端に設け
られ、前記駆動側クラッチ22に対して前記精米籠9の
装着時に動力伝達可能に係合する従動側クラッチ23と
からなっている。前記モータ16の駆動力は、プーリ1
7,20の外径の違いにより減速して精米用羽根11に
伝達されることとなっている。
【0025】そして、前記精米用羽根11の回転軸12
には、該精米用羽根11と同期回転するように回転体2
4が着脱自在に設けられている。該回転体24は、前記
精米用羽根11の回転体12上に突設された共回り軸2
5が係合穴26に係合されて該共回り軸25と同期回転
する回転軸27と、該回転軸27と一体に形成された前
記精米籠9の内径と略同径の円形枠28とによって構成
されている。該円形枠28は、前記精米籠9の内径と略
同寸法の外径を有する上部環状体28aと、該上部環状
体28aと内径が同じとされ且つ外径が小さい下部環状
体28bと、前記上部環状体28aおよび下部環状体2
8bと前記回転軸27の上下端部に一体に突設された上
下鍔部27a,27bとを連結する上下4本ずつの放射
状の連結杆28c,28c・および28d,28d・・
とからなっている。
【0026】前記上下環状体28a,28b間には、前
記精米籠9の内周面に近接して回転する肌糠取り用の回
転ブラシ29が回転自在に設けられている。該回転ブラ
シ29は、前記上下環状体28a,28bに対して回転
自在に枢支された回転軸29aと、該回転軸29aの外
周に設けられたブラシ部29bとからなっている。符号
30は、上下環状体28a,28b間に介設された支持
杆である。
【0027】なお、前記回転ブラシ29は、図4に示す
ように、前記上下環状体28a,28bの間において周
方向に等間隔で複数個(例えば、4個)設けてもよい。
【0028】上記のように構成された家庭用精米器にお
いては、次のような作用効果が得られる。
【0029】即ち、精米籠9内に所定量の玄米を入れて
精米用羽根11を回転駆動させると、精米用羽根11の
回転力により、矢印Rで示すように、精米籠9の内周面
に沿って上昇せしめられる玄米は精米籠9との接触およ
び玄米同士の接触により胚芽等が削り取られて白米とな
る。そして、削り取られた胚芽等からなる米糠は、遠心
力により精米籠9の穴から外方へ排出され、糠受け容器
6に受けられる。
【0030】上記のようにして得られた白米Rにおいて
は、図3に示すように、表面のすじ溝S内に肌糠が付着
しており、この肌糠は、遠心力では除去することが難し
く、洗い落とさなければ、炊飯に適するお米とはならな
い。
【0031】ところが、本実施の形態においては、白米
が、矢印Rで示すように、精米籠9の内周面に沿って上
昇する際に、回転ブラシ29と接触し、当該接触により
白米に付着している肌糠が除去され、無洗米が得られる
こととなる。
【0032】上記したように、本実施の形態において
は、同一の装置で玄米から白米への精米と白米からの肌
糠の除去による無洗米化とを同時に行うことができるの
である。 しかも、従来装置に回転ブラシ29を備えた
円形枠28からなる回転体24を取り付けるだけで、精
米から肌糠取りに至る工程を同一の装置で行うことがで
きることとなるとともに、円形枠28は精米籠9内での
お米の移動を邪魔しない構造となっているので、精米籠
9内でのお米の移動が容易となり、精米および肌糠取り
を確実に行うことができる。なお、回転体24を取り外
せば、白米への精米だけを行うことができる。
【0033】第2の実施の形態 図5には、本願発明の第2の実施の形態にかかる家庭用
精米器が示されている。
【0034】この場合、精米籠9の内壁の一部が、肌糠
取り用のブラシを設けたブラシ面31とされている。本
実施の形態においては、精米籠9の回転方向半面がブラ
シ面31とされ、残りの回転方向半面が多孔面32とさ
れている。なお、ブラシ面31を1/4面に形成するよ
うにしてもよく、1/4面ずつ交互にブラシ面31と多
孔面32とを形成するようにしてもよい。また、本実施
の形態においては、精米用羽根11の回転軸12は、精
米籠9の上端までの長さを有しており、その加担部に
は、精米時に玄米を外周側へ誘導するように作用する略
円錐形状の鍔部12aが形成されている。
【0035】上記のように構成したことにより、精米籠
9内に所定量の玄米を入れて精米用羽根11を回転駆動
させると、精米用羽根11の回転力により精米籠9の内
周面に沿って上昇せしめられる玄米は、多孔面32との
接触および玄米同士の接触により胚芽等が削り取られて
白米に精米される、同時に、ブラシ面31との接触によ
り白米に付着している肌糠が除去されて無洗米化され
る。従って、同一の装置で玄米から白米への精米と白米
からの肌糠の除去による無洗米化とを同時に行うことが
できる。
【0036】その他の構成および作用効果は、第1の実
施の形態におけると同ようなので説明を省略する。
【0037】第3の実施の形態 図6には、本願発明の第3の実施の形態にかかる家庭用
精米器が示されている。
【0038】この場合、精米籠9の上部開口には、内面
に肌糠取り用のブラシ33を設けた蓋部材34が着脱自
在に設けられている。この蓋部材34は、蓋体10の閉
止力によって容易には開かないようにされている。な
お、蓋部材34に重しを設けて容易には開かないように
してもよい。また、蓋体10の内面にブラシ33を直接
形成して蓋部材として用いる場合もある。
【0039】上記のように構成したことにより、精米籠
9内に所定量の玄米を入れて精米用羽根11を回転駆動
させると、精米用羽根11の回転力により精米籠9の内
周面に沿って上昇せしめられる玄米は、精米籠9との接
触および玄米同士の接触により胚芽等が削り取られて白
米に精米される。そして、精米籠9の上端にまで上昇せ
しめられた白米は、蓋部材34の内面に設けられたブラ
シ33との接触により白米に付着している肌糠が除去さ
れて無洗米化される。従って、同一の装置で玄米から白
米への精米と白米からの肌糠の除去による無洗米化とを
同時に行うことができる。
【0040】その他の構成および作用効果は、第1の実
施の形態におけると同ようなので説明を省略する。
【0041】第4の実施の形態 図7には、本願発明の第4の実施の形態にかかる家庭用
精米器が示されている。
【0042】この場合、玄米を収容する金網等の多孔容
器からなる回転籠35と、該回転籠35を回転駆動させ
る駆動手段36とを備えており、前記回転籠35の外周
側の一部分には、該回転籠35の穴37,37・・から
内方に差し込まれる肌糠取り用のブラシ38が設けられ
ている。前記駆動手段36は、駆動源であるモータ39
と、該モータ39の回転軸39aに枢支された駆動側プ
ーリ40と、前記回転籠35の回転軸35aに対してク
ラッチ41を介して接離可能に連結される回転軸44に
枢支された従動側プーリ42と、両プーリ40,42に
架け渡されるベルト43とからなっている。本実施の形
態においては、精米部Aと駆動部Bとは上下2段構造と
されており、回転籠35は、軸受45,46に対して回
転軸35aを水平に支持されて配設されている。符号4
7は回転籠35の蓋である。
【0043】上記のように構成したことにより、回転籠
35内に所定量の玄米を入れて回転籠35を回転駆動さ
せると、玄米は、回転籠35の内周面との接触および玄
米同士の接触により胚芽等が削り取られて白米に精米さ
れる。そして、精米された白米は、図8に示すように、
回転籠35の穴37,37・・から内方に差し込まれる
肌糠取り用のブラシ38により付着している肌糠が除去
されて無洗米化される。従って、同一の装置で玄米から
白米への精米と白米からの肌糠の除去による無洗米化と
を同時に行うことができる。この場合、ブラシ38が回
転籠35の穴37から差し込まれた状態でお米と接触す
ることとなっているため、お米への当たりがソフトとな
り、米割れの少ない精米が可能となる。
【0044】なお、前記回転籠を、その回転軸が鉛直方
向に向くように支持する場合もある。
【0045】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、玄米を収容す
る金網等の多孔容器からなる精米籠と、該精米籠内に配
設された精米用羽根と、該精米用羽根を回転駆動させる
駆動手段とを備えた家庭用精米器において、前記精米用
羽根に、該精米用羽根と同期回転する回転体を設けると
ともに、該回転体に、前記精米籠の内周面に近接して回
転する肌糠取り用の回転ブラシを設けて、精米籠内に所
定量の玄米を入れて精米用羽根を回転駆動させた場合
に、精米用羽根の回転力により精米籠の内周面に沿って
上昇せしめられる玄米が、精米籠との接触および玄米同
士の接触により胚芽等が削り取られて白米となるととも
に、削り取られた胚芽等からなる米糠が精米籠の穴から
外方へ排出されると同時に、白米に付着している肌糠
が、回転ブラシとの接触により除去されるようにしたの
で、同一の装置で玄米から白米への精米と白米からの肌
糠の除去による無洗米化とを同時に行うことができると
いう効果がある。
【0046】請求項2の発明におけるように、請求項1
記載の家庭用精米器において、前記回転体を、前記精米
用羽根と同期回転する回転軸と、該回転軸と一体に形成
された前記精米籠の内径と略同径の円形枠とによって構
成するとともに、該円形枠の外周部に、前記回転ブラシ
を回転自在に枢支した場合、従来装置に回転ブラシを備
えた円形枠を取り付けるだけで、精米から肌糠取りに至
る工程を同一の装置で行うことができることとなるとと
もに、円形枠は精米籠内でのお米の移動を邪魔しない構
造となっているので、精米籠内でのお米の移動が容易と
なり、精米および肌糠取りを確実に行うことができる。
【0047】請求項3の発明によれば、玄米を収容する
金網等の多孔容器からなる精米籠と、該精米籠内に配設
された精米用羽根と、該精米用羽根を回転駆動させる駆
動手段とを備えた家庭用精米器において、前記精米籠の
内壁の一部を、肌糠取り用のブラシを設けたブラシ面と
して、精米籠内に所定量の玄米を入れて精米用羽根を回
転駆動させた場合に、精米用羽根の回転力により精米籠
の内周面に沿って上昇せしめられる玄米が、多孔部との
接触および玄米同士の接触により胚芽等が削り取られて
白米に精米されるとともに、ブラシ面との接触により白
米に付着している肌糠が除去されて無洗米化されるよう
にしたので、同一の装置で玄米から白米への精米と白米
からの肌糠の除去による無洗米化とを同時に行うことが
できるという効果がある。
【0048】請求項4の発明によれば、玄米を収容する
金網等の多孔容器からなる精米籠と、該精米籠内に配設
された精米用羽根と、該精米用羽根を回転駆動させる駆
動手段とを備えた家庭用精米器において、前記精米籠の
上部開口に、内面に肌糠取り用のブラシを設けた蓋部材
を着脱自在に設けて、精米籠内に所定量の玄米を入れて
精米用羽根を回転駆動させた場合に、精米用羽根の回転
力により精米籠の内周面に沿って上昇せしめられる玄米
が、精米籠との接触および玄米同士の接触により胚芽等
が削り取られて白米に精米され、精米籠の上端にまで上
昇せしめられた白米が、蓋部材の内面に設けられたブラ
シとの接触により白米に付着している肌糠が除去されて
無洗米化されるようにしたので、同一の装置で玄米から
白米への精米と白米からの肌糠の除去による無洗米化と
を同時に行うことができるという効果がある。
【0049】請求項5の発明によれば、玄米を収容する
金網等の多孔容器からなる回転籠と、該回転籠を回転駆
動させる駆動手段とを備えた家庭用精米器において、前
記回転籠の外周側の一部分には、該回転籠の穴から内方
に差し込まれる肌糠取り用のブラシを設けて、回転籠内
に所定量の玄米を入れて回転籠を回転駆動させた場合
に、玄米が、回転籠との接触および玄米同士の接触によ
り胚芽等が削り取られて白米に精米され、精米された白
米が、回転籠の穴から内方に差し込まれる肌糠取り用の
ブラシにより付着している肌糠が除去されて無洗米化さ
れるようにしたので、同一の装置で玄米から白米への精
米と白米からの肌糠の除去による無洗米化とを同時に行
うことができるという効果がある。
【0050】また、ブラシが回転籠の穴から差し込まれ
た状態でお米と接触することとなっているため、お米へ
の当たりがソフトとなり、米割れの少ない精米が可能と
なるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の第1の実施の形態にかかる家庭用精
米器の縦断面図である。
【図2】本願発明の第1の実施の形態にかかる家庭用精
米器における回転体の平面図である。
【図3】精米されたお米の拡大部分断面図である。
【図4】本願発明の第1の実施の形態にかかる家庭用精
米器における回転体の変形例を示す平面図である。
【図5】本願発明の第2の実施の形態にかかる家庭用精
米器の縦断面図である。
【図6】本願発明の第3の実施の形態にかかる家庭用精
米器の縦断面図である。
【図7】本願発明の第4の実施の形態にかかる家庭用精
米器の縦断面図である。
【図8】本願発明の第4の実施の形態にかかる家庭用精
米器における回転籠の部分拡大断面図である。
【符号の説明】
1は精米器本体、5は仕切り壁、6は糠受け容器、9は
精米籠、10は蓋体、11は精米用羽根、14は駆動手
段、16はモータ、24は回転体、27は回転軸、28
は円形枠、29は回転ブラシ、31はブラシ面、32は
多孔面、33はブラシ、34は蓋部材、35は回転籠、
36は駆動手段、37は穴、38はブラシ、39はモー
タ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 飯島 雅彦 福島県須賀川市和田道116番地 山本電気 株式会社内 Fターム(参考) 4D043 AA03 DA04 DA06 DE02 DK02 FA10 HA01 HB08 JC02 JC07 KA06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 玄米を収容する金網等の多孔容器からな
    る精米籠と、該精米籠内に配設された精米用羽根と、該
    精米用羽根を回転駆動させる駆動手段とを備えた家庭用
    精米器であって、前記精米用羽根には、該精米用羽根と
    同期回転する回転体を設けるとともに、該回転体には、
    前記精米籠の内周面に近接して回転する肌糠取り用の回
    転ブラシを設けたことを特徴とする家庭用精米器。
  2. 【請求項2】 前記回転体を、前記精米用羽根と同期回
    転する回転軸と、該回転軸と一体に形成された前記精米
    籠の内径と略同径の円形枠とによって構成するととも
    に、該円形枠の外周部には、前記回転ブラシを回転自在
    に枢支したことを特徴とする前記請求項1記載の家庭用
    精米器。
  3. 【請求項3】 玄米を収容する金網等の多孔容器からな
    る精米籠と、該精米籠内に配設された精米用羽根と、該
    精米用羽根を回転駆動させる駆動手段とを備えた家庭用
    精米器であって、前記精米籠の内壁の一部を、肌糠取り
    用のブラシを設けたブラシ面としたことを特徴とする家
    庭用精米器。
  4. 【請求項4】 玄米を収容する金網等の多孔容器からな
    る精米籠と、該精米籠内に配設された精米用羽根と、該
    精米用羽根を回転駆動させる駆動手段とを備えた家庭用
    精米器であって、前記精米籠の上部開口には、内面に肌
    糠取り用のブラシを設けた蓋部材を着脱自在に設けたこ
    とを特徴とする家庭用精米器。
  5. 【請求項5】 玄米を収容する金網等の多孔容器からな
    る回転籠と、該回転籠を回転駆動させる駆動手段とを備
    えた家庭用精米器であって、前記回転籠の外周側の一部
    分には、該回転籠の穴から内方に差し込まれる肌糠取り
    用のブラシを設けたことを特徴とする家庭用精米器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101390958B1 (ko) * 2012-08-23 2014-05-02 주식회사 세븐하베스트 가정용 정미기
CN104258919A (zh) * 2014-09-30 2015-01-07 湖南科技学院 一种抛光丸粒循环式大米抛光机

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