JP2002247894A - モータ駆動装置 - Google Patents

モータ駆動装置

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JP2002247894A
JP2002247894A JP2001043652A JP2001043652A JP2002247894A JP 2002247894 A JP2002247894 A JP 2002247894A JP 2001043652 A JP2001043652 A JP 2001043652A JP 2001043652 A JP2001043652 A JP 2001043652A JP 2002247894 A JP2002247894 A JP 2002247894A
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motor
battery
capacitor
regenerative
voltage
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JP2001043652A
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Hideaki Takahashi
秀明 高橋
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Akebono Research and Development Centre Ltd
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  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Control Of Ac Motors In General (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加速時などで短時間にモータの大きな駆動力
を必要とするとき、常にコンデンサの電力を用いること
ができるモータ駆動装置を得る。 【解決手段】 バッテリ1から直流モータ2へ順方向に
電流が流れる向きで前記バッテリ1と前記直流モータ2
との間に直列に介挿される第1の駆動用ダイオード6に
対し、回生コンデンサ8と回生用トランジスタ9との直
列接続回路である回生回路11を並列に設けるととも
に、この回生回路11の回生用トランジスタ9が前記直
流モータ2に対して並列に介挿される平滑コンデンサ5
の両端の電圧値に応じてオン、オフして前記回生コンデ
ンサ8を充電する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はモータ駆動装置に関
し、詳しくは、モータの制動時に回生される電力をコン
デンサに蓄えてモータの力行時に使用し、電気自動車、
フォークリフト、工作機械などに用いて好適なモータ駆
動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のモータ駆動装置として、例えば特
開平9−98514号公報で開示されているものがあ
る。図5は、同公報で開示されたモータ駆動装置で、ハ
イブリッド車に適用された構成図である。この図におい
て、3相交流モータ50は、車両のモータ走行時には電
動機として機能し、減速時には発電機として機能してい
る。エンジン51はクラッチC2を介して変速機52と
連結されている。
【0003】変速機52はエンジン回転数を変速し、デ
ィファレンシャル装置53を介して駆動車輪54に動力
を伝達する。モータ50にはクラッチC1を介してディ
ファレンシャル装置53及び駆動車輪54が連結されて
いる。車両の走行状態あるいは運転者の手動操作による
要求に応じてクラッチC1、C2の接続と遮断が制御さ
れることにより、モータ50及びエンジン51の出力の
両方あるいはいずれか一方が選択的に駆動車輪54に伝
達される。
【0004】車両の走行モードとしては、エンジンのみ
で走行するエンジン走行モード、エンジン51とモータ
50を併用して駆動する複合走行モードと、減速時のエ
ネルギー回生走行モードがあり、車両の加速、定常、減
速それぞれの走行時に車両の走行状態に応じて適切な走
行モードが選択される。
【0005】モータ50の電源装置Eは、インバータ5
5、インバータ制御ユニット56、ブレーカ57、大容
量のコンデンサ58、バッテリ59から構成されてい
る。コンデンサ58及びバッテリ59は、インバータ5
5とブレーカ57を介してモータ50に並列に接続され
ており、コンデンサ58及びバッテリ59それぞれのフ
ル充電電圧VfcとVfbは、Vfc>Vfbの関係と
なるように予め設定されている。ブレーカ57は、コン
デンサ58及びバッテリ59に直列に接続された2組の
リレーA、Bから構成されており、それぞれのリレー
A、Bは、スイッチ61、63とコイル62、64との
組み合わせからなっている。
【0006】集中制御ユニット60は、コンデンサ電圧
Vc、バッテリ電圧Vb、モータ位置P、インバータ電
流I、及びブレーキスイッチを含むその他の車両の運転
状態を示す信号を入力し、インバータ制御ユニット56
に指示信号を送出するとともに、ブレーカ57の作動を
制御する。ブレーカ57の2組のリレーA、Bは集中制
御ユニット60により互いに独立に制御され、コンデン
サ58とバッテリ59とは同時に、あるいはいずれか一
方が選択的にモータ50に接続される。
【0007】上記のように構成されたモータ駆動装置で
は、先ずエンジン走行モードでは、モータ50とデファ
レンシャル装置53との間のクラッチC1は遮断され、
またブレーカ57の両方のリレーA、Bがオフになって
コンデンサ58及びバッテリ59からのモータ50への
給電が遮断される。
【0008】次にモータ走行モードでは、エンジン51
と変速機52との間のクラッチC2が遮断されるととも
に、モータ50とデファレンシャル装置53との間のク
ラッチC1が接続される。また、コンデンサ58の電圧
Vc及びバッテリ59の電圧Vbの大きさに応じてブレ
ーカ57のリレーA、Bが選択的に接続されてモータ5
0への給電が制御される。基本的には、車両の発進や加
速時など大きなモータ出力を必要とする場合に、減速時
に回生されてコンデンサ58に蓄えられた電力をモータ
50に供給するか、あるいはコンデンサ58とバッテリ
59の両方から給電し、そして、その後、定常運転に移
行すると、バッテリ59単独で給電するようにブレーカ
制御ロジックが設定されている。
【0009】ここで、減速時にモータ50の回生によっ
てコンデンサ58が十分に充電されるので、加速時には
Vc>Vbになり、コンデンサ58に対応するリレーA
のみがオンされて、コンデンサ58からモータ50への
給電が行われる。コンデンサ58の電力が消費されて、
Vc≦Vb(但し、Vb>Vbe:Vbeはバッテリの
所定最低電圧)になると、リレーAがオフされるととも
に、バッテリ59に対応するリレーBがオンされてバッ
テリ59のみからモータ50へ給電される。このよう
に、コンデンサ58に蓄えられた電力を優先的に利用し
てモータ50を駆動することで、バッテリ58による給
電を減らして、バッテリ59の長寿命化が図られてい
る。
【0010】モータ50とエンジン51の複合走行モー
ドでは、モータ50とデファレンシャル装置53との間
及びエンジン51と変速機52との間に設けられている
それぞれのクラッチC1、C2が接続され、モータ50
とエンジン51の出力の総和により車両が駆動される。
【0011】一方、ブレーキが踏まれると、車両減速時
におけるエネルギー回生走行モードが実行される。この
場合、モータ50は、クラッチC1が接続されることに
よりデファレンシャル装置53と連結され、車両からの
制動エネルギーを受けて発電を行う。エネルギー回生走
行モードが開始されたときにコンデンサ電圧Vcがフル
充電電圧Vfcに達していない(Vc<Vfc)場合、
先ずブレーカ57のリレーAのみがオンし、モータ50
で発電された電力がコンデンサ58にのみ供給される。
これにより、コンデンサ58は急速に充電され、加速、
減速が頻繁に行われる走行時にあっても、常に、次の加
速に備えてフル充電状態に設定される。コンデンサ電圧
Vcがフル充電電圧Vfcに達すると(Vc>Vf
c)、ブレーカ57のリレーAがオフしてコンデンサ5
8の充電が停止され、次にリレーBがオンされてバッテ
リ59の充電が行われる。コンデンサ電圧Vc及びバッ
テリ電圧Vbともフル充電電圧に達すると、リレーA、
B共にオフされ回生が終了する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した従
来のモータ駆動装置にあっては、バッテリ59とコンデ
ンサ58とを並列接続しているため、コンデンサ58の
電圧がバッテリ59電圧より高くないと、加速時などで
大きな駆動力を必要とするときにコンデンサ58の電力
を用いることができないという問題があった。
【0013】本発明は係る事情に鑑みてなされたもの
で、加速時などで短時間に大きな駆動力を必要とすると
きには、常にコンデンサに充電された電力を用いること
ができるモータ駆動装置を得ることを目的とする。
【0014】
【課題を解決する為の手段】本発明のモータ駆動装置
は、バッテリと、前記バッテリからモータへ順方向に電
流が流れる向きで前記バッテリと前記モータとの間に直
列に介挿される第1のダイオードと、前記モータに対し
て並列に介挿される平滑コンデンサと、前記第1のダイ
オードに対して並列に介挿され、回生コンデンサとスイ
ッチ素子が直列に接続されてなる回生回路と、前記平滑
コンデンサの電圧が前記バッテリ電圧より高く設定され
た第1の基準電圧になると前記回生回路のスイッチ素子
をオンし、前記平滑コンデンサの電圧が前記バッテリ電
圧より高く且つ前記第1の基準電圧より低く設定された
第2の基準電圧以下になると前記スイッチ素子をオフす
る回生スイッチ駆動手段と、前記バッテリから前記モー
タに対して順方向に電流が流れる向きで前記スイッチ素
子に対して並列に介挿される第2のダイオードと、を具
備することを特徴とする。
【0015】この構成によれば、モータの駆動力を得る
ときは、バッテリからモータへ電力が供給される。すな
わち、バッテリから第1のダイオードを介してモータへ
電流が流れる。
【0016】これに対して、モータへの電力供給を停止
して制動力を得るときには、モータから回生される電力
によって平滑コンデンサが充電される。この充電によっ
て、平滑コンデンサの端子電圧が上昇して第1の基準電
圧になると、回生スイッチ駆動手段が回生回路のスイッ
チ素子をオンする。これにより、平滑コンデンサから回
生回路に電流が流れ、回生コンデンサが充電される。こ
の充電によって、平滑コンデンサの端子電圧が低下して
第2の基準電圧以下になると、回生スイッチ駆動手段が
回生回路のスイッチ素子をオフする。つまり、回生回路
のスイッチ素子がモータより回生される電力によって第
1の基準電圧と第2の基準電圧との間でオン、オフを繰
り返して、回生コンデンサが充電される。なお、バッテ
リ電圧と第1、第2の基準電圧との関係は、バッテリ電
圧<第2の基準電圧<第1の基準電圧である。
【0017】モータへの電力供給が停止された後、再び
電力供給を行ってモータの駆動力を得ようとした場合、
既に回生コンデンサが充電されていることから、この回
生コンデンサの電力もモータに供給されることになるの
で、短時間でモータの大きな駆動力が得られる。このよ
うに、加速時など短時間に大きな駆動力を必要とすると
きには、常に回生コンデンサの電力を用いることができ
る。
【0018】また、本発明のモータ駆動装置は、上記モ
ータ駆動装置において、前記バッテリに替わって、交流
電源の出力を直流に変換するコンバータと、このコンバ
ータの出力端に並列に介挿される平滑コンデンサとを有
する交流電源装置を具備することを特徴とする。
【0019】この構成によれば、交流電源の使用が可能
となる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
に係るモータ駆動装置を図面に基づいて詳細に説明す
る。図1は、本発明の第1の実施の形態に係るモータ駆
動装置の構成を示すブロック図である。この図におい
て、モータ駆動装置は、バッテリ1と、直流モータ2
と、インバータ回路3と、インバータ駆動回路4と、平
滑コンデンサ5と、第1、第2の駆動用ダイオード6、
7と、回生コンデンサ8と、回生用トランジスタ(スイ
ッチ素子)9と、回生用トランジスタ駆動回路10とを
備えて構成される。
【0021】インバータ回路3は、Hブリッジ接続され
た4個のトランジスタを有して構成され、パルス幅変調
により直流モータ2へ供給する電力量を制御する。イン
バータ駆動回路4はインバータ回路3を駆動する。平滑
コンデンサ5は、直流モータ2から回生された電力を蓄
積するものであり、直流モータ2に対して並列に介挿さ
れる。第1の駆動用ダイオード6は、バッテリ1から直
流モータ2へ順方向に電流が流れる向きでバッテリ1と
直流モータ2との間に直列に介挿される。
【0022】回生コンデンサ8及びこの回生コンデンサ
8と直列接続した回生用トランジスタ9が回生回路11
を構成する。この回生回路11は、第1の駆動用ダイオ
ード6に対して並列に介挿され、直流モータ2の回生時
に平滑コンデンサ5に蓄積された電力量に応じて電力を
蓄積する。第2の駆動用ダイオード7は、バッテリ1か
ら直流モータ2に対して順方向に電流が流れる向きで回
生用トランジスタ9に対して並列に介挿される。
【0023】回生用トランジスタ駆動回路10は、平滑
コンデンサ5の端子電圧に従って回生回路11の回生用
トランジスタ9のオン、オフを制御する。すなわち、回
生用トランジスタ駆動回路10は、平滑コンデンサ5の
端子電圧がバッテリ1の電圧Eより高く設定された第1
の基準電圧EH になると、回生用トランジスタ9をオン
し、平滑コンデンサ5の端子電圧がバッテリ1の電圧E
より高く、且つ第1の基準電圧EH より低く設定された
第2の基準電圧EL 以下になると、回生用トランジスタ
9をオフする。
【0024】次に、上記構成のモータ駆動装置の動作に
ついて説明する。先ず、直流モータ2の駆動力を得ると
きには、バッテリ1から直流モータ2に電力が供給され
る。すなわち、バッテリ1から第1の駆動用ダイオード
6を介して直流モータ2へ電流を流す。これにより、直
流モータ2は回転駆動する。
【0025】これに対して、直流モータ2への電力供給
を停止して制動力を得るときには、直流モータ2から回
生される電力によって平滑コンデンサ5が充電される。
平滑コンデンサ5が充電されることでその端子電圧が上
昇し、第1の基準電圧EH に達すると、回生用トランジ
スタ駆動回路10が回生回路11の回生用トランジスタ
9をオンする。これにより、平滑コンデンサ5から回生
回路11に電流が流れて、回生コンデンサ8が充電され
る。
【0026】回生コンデンサ8が充電されることによっ
て、平滑コンデンサ5の端子電圧が低下して、第1の基
準電圧EH 以下の第2の基準電圧EL まで低下すると、
回生用トランジスタ駆動回路10が回生用トランジスタ
9をオフする。つまり、回生回路11の回生用トランジ
スタ9が、直流モータ2より回生される電力によって第
1の基準電圧EH と第2の基準電圧EL との間でオン、
オフを繰り返し、回生コンデンサ8を充電する。
【0027】直流モータ2への電力供給を停止した後、
再び電力供給を行ってモータ駆動力を得ようとする場合
は、既に回生コンデンサ8が充電されているので、回生
コンデンサ8からも電力が直流モータ2に供給される。
これにより、短時間でモータの大きな駆動力が得られ
る。このように、加速時などのモータの大きな駆動力を
必要とするときには、常に回生コンデンサ8の電力を用
いることができる。
【0028】ここで、図2にモータ動作モード別の関連
要素の動作を示す。なお、この図において、モータ力行
モードとは、モータに電力を供給してモータの駆動力を
得るモードのことである。また、図中で、Eはバッテリ
電圧、EH は平滑コンデンサ5の第1の基準電圧、EL
は平滑コンデンサ5の第2の基準電圧、Vcは平滑コン
デンサ5の端子電圧である。また、上述したように、
E、EL 、EH の関係はE<EL <EH である。また、
○は各要素の作動状態を、×は停止状態を示す。
【0029】のモータ力行モードでは、平滑コンデン
サの端子電圧Vcとバッテリ電圧Eとが等しくなり、こ
れらは第2の基準電圧EL 未満となっている。このと
き、平滑コンデンサ5は未充電状態、回生用トランジス
タ9はオフ状態、回生コンデンサ8は未充電状態、バッ
テリ1は放電状態、第1の駆動ダイオード6は作動状
態、第2の駆動ダイオード7は停止状態となる。
【0030】の制動開始モードでは、平滑コンデンサ
の端子電圧Vcがバッテリ電圧Eより高く、第1の基準
電圧EH より低い状態となる。このとき、平滑コンデン
サ5は充電状態、回生用トランジスタ9はオフ状態、回
生コンデンサ8は未充電状態、バッテリ1は停止状態
(給電を停止した状態)、第1、第2の駆動ダイオード
6、7は共に停止状態となる。
【0031】の回生充電Aモードでは、平滑コンデン
サの端子電圧Vcが第1の基準電圧EH 以上となる。こ
のとき、平滑コンデンサ5は放電状態、回生用トランジ
スタ9はオン状態、回生コンデンサ8は充電状態、バッ
テリ1は停止状態(給電を停止した状態)、第1、第2
の駆動ダイオード6、7は共に停止状態となる。
【0032】の回生充電Bモードでは、平滑コンデン
サ5の端子電圧Vcが第2の基準電圧EL より高く、第
1の基準電圧EH より低い状態となる。このとき、平滑
コンデンサ5は放電状態、回生用トランジスタ9はオン
状態、回生コンデンサ8は充電状態、バッテリ1は停止
状態(給電を停止した状態)、第1、第2の駆動ダイオ
ード6、7は共に停止状態となる。
【0033】の回生充電停止モードでは、平滑コンデ
ンサ5の端子電圧Vcが第2の基準電圧EL と等しい状
態となる。このとき、平滑コンデンサ5は充電状態、回
生用トランジスタ9はオフ状態、回生コンデンサ8は未
充電状態、バッテリ1は停止状態(給電を停止した状
態)、第1、第2の駆動ダイオード6、7は共に停止状
態となる。
【0034】のモータ再力行モードでは、平滑コンデ
ンサ5の端子電圧Vcがバッテリ1の電圧Eより高く、
第2の基準電圧EL 以下の状態となる。このとき、平滑
コンデンサ5は放電状態、回生用トランジスタ9はオフ
状態、回生コンデンサ8は放電状態、バッテリ1は停止
状態(給電を停止した状態)、第1の駆動ダイオード6
は停止状態、第2の駆動ダイオード7は作動状態とな
る。このモードで、平滑コンデンサの端子電圧Vcがバ
ッテリ1の電圧Eと等しくなると、のモータ力行モー
ドへ移行する。
【0035】このように、本実施の形態のモータ駆動装
置によれば、第1の駆動用ダイオード6に対して並列
に、回生コンデンサ8と回生用トランジスタ9との直列
回路である回生回路11を設けて、この回生回路11の
回生用トランジスタ9を平滑コンデンサ5の両端の電圧
値に応じてオン、オフさせて回生コンデンサ8を充電す
るようにしたので、加速時などで短時間にモータの大き
な駆動力を必要とするときには、常にその電力を使用す
ることができる。
【0036】なお、本実施の形態においては直流モータ
2を使用した場合であったが、ブラシレス直流モータも
勿論使用することができる。但し、この場合、インバー
タ回路3としては、図3に示すように3極駆動ができる
ものを使用する。
【0037】図4は、本発明の第2の実施の形態に係る
モータ駆動装置の構成を示すブロック図である。なお、
この図において、図1と共通する部分には同一の符号を
付けてその説明を省略する。本実施の形態に係るモータ
駆動装置は、バッテリ1に替わって、交流電源12の出
力を直流に変換するコンバータ回路13と、このコンバ
ータ回路13の出力端に並列に介挿される平滑コンデン
サ14とを有する交流電源装置を具備し、交流源の使用
を可能にしている。なお、直流源を交流源に替えただけ
で、先の第1の実施の形態のモータ駆動装置と動作は同
じである。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
モータに対して並列接続した平滑コンデンサに蓄積され
るモータの制動時の回生電力を、別途設けた回生コンデ
ンサに蓄積するようにしたので、加速時などで短時間に
モータの大きな駆動力を必要とするときには、常にその
電力を供給し使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るモータ駆動装
置の構成を示すブロック図である。
【図2】図1におけるモータ動作モード別の関連要素の
動作を示す図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係るモータ駆動装
置の応用例の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係るモータ駆動装
置の構成を示すブロック図である。
【図5】従来のモータ駆動装置の構成を示すブロック図
である。
【符号の説明】
1 バッテリ 2 直流モータ 3 インバータ回路 4 インバータ駆動回路 5 平滑コンデンサ 6 第1の駆動用ダイオード 7 第2の駆動用ダイオード 8 回生コンデンサ 9 回生用トランジスタ 10 回生用トランジスタ駆動回路 11 回生回路 12 交流電源 13 コンバータ回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H115 PA11 PC06 PG04 PG05 PI13 PI16 PI29 PO17 PU02 PU11 PV03 PV09 PV23 QE08 QE10 QI04 SE03 TO13 5H530 AA02 BB18 BB32 CD35 CE16 DD03 DD13 EE05 5H576 AA01 AA17 BB05 CC01 CC02 DD04 FF04 HA02 HB02 HB10 LL24

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バッテリと、前記バッテリからモータへ
    順方向に電流が流れる向きで前記バッテリと前記モータ
    との間に直列に介挿される第1のダイオードと、前記モ
    ータに対して並列に介挿される平滑コンデンサと、前記
    第1のダイオードに対して並列に介挿され、回生コンデ
    ンサとスイッチ素子が直列に接続されてなる回生回路
    と、前記平滑コンデンサの電圧が前記バッテリ電圧より
    高く設定された第1の基準電圧になると前記回生回路の
    スイッチ素子をオンし、前記平滑コンデンサの電圧が前
    記バッテリ電圧より高く且つ前記第1の基準電圧より低
    く設定された第2の基準電圧以下になると前記スイッチ
    素子をオフする回生スイッチ駆動手段と、前記バッテリ
    から前記モータに対して順方向に電流が流れる向きで前
    記スイッチ素子に対して並列に介挿される第2のダイオ
    ードと、を具備することを特徴とするモータ駆動装置。
  2. 【請求項2】 前記バッテリに替わって、交流電源の出
    力を直流に変換するコンバータと、このコンバータの出
    力端に並列に介挿される平滑コンデンサとを有する交流
    電源装置を具備することを特徴とする請求項1記載のモ
    ータ駆動装置。
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