JP2002247484A - 眼鏡型映像表示装置及びそのシステム - Google Patents

眼鏡型映像表示装置及びそのシステム

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JP2002247484A
JP2002247484A JP2001046646A JP2001046646A JP2002247484A JP 2002247484 A JP2002247484 A JP 2002247484A JP 2001046646 A JP2001046646 A JP 2001046646A JP 2001046646 A JP2001046646 A JP 2001046646A JP 2002247484 A JP2002247484 A JP 2002247484A
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glasses
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spectacles
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JP2001046646A
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English (en)
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Junichi Ishibashi
純一 石橋
Hiromasa Kobayashi
裕昌 小林
Hisanori Tezuka
久則 手塚
Susumu Kobayashi
進 小林
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来の眼鏡型映像表示装置は、頭部に装着して
移動可能であっても接続コードで映像情報機器に繋がっ
ているため、接続コードの長さにより、移動範囲が制限
されていた。 【解決手段】本発明は、眼鏡型映像表示装置1と情報端
末送受信装置7との間で、映像が含まれる情報をミリ波
無線若しくは赤外光による指向性を有する通信で行い、
電波の電界強度若しくはID情報を用いて優先性及び選
択性を持たせて、複数の眼鏡型映像表示装置における種
々の情報の通信が行われる眼鏡型映像表示装置及びその
システムである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯可能な眼鏡形
状の表示装置に係り、特に無線や赤外線により外部装置
との通信可能に構成された眼鏡型映像表示装置及びその
システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、小型軽量であり、ユーザの頭部に
装着して移動中であっても映画等の映像を観たりするこ
とが可能な眼鏡形状の眼鏡型映像表示装置が知られてい
る。
【0003】通常は、記録媒体から映像を再生する映像
再生装置やテレビジョン等の映像情報機器に接続コード
で繋いで、画像信号と音声信号を供給している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の眼鏡型
映像表示装置は、頭部に装着して移動可能であっても接
続コードで映像情報機器に繋がっているため、接続コー
ドの長さにより、移動範囲が制限されていた。
【0005】このためコードレスが所望されることとな
り、一般的に使用されている赤外線ワイヤレスを用いて
実現することも可能であるが、指方向性が高いため、受
信できる幅が狭く限られてしまうため、使い勝手があま
りよくない。また他の無線技術を用いることも考えられ
たが、コスト的な面や小型化の面で問題が解決できず、
実現されてはいなかった。
【0006】近年、ミリ波無線技術が進歩し、低価格な
ミリ波送受信モジュールが開発されて、このような眼鏡
型映像表示装置に用いることが現実的となってきてい
る。
【0007】そこで本発明は、ミリ波無線技術や光学通
信技術を用いて、低コストで製造でき、小型軽量で実現
でき、携帯性が優れた眼鏡型映像表示装置及びそのシス
テムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、眼鏡型部と、該眼鏡型部に蝶着される一対
のテンプル部で構成された眼鏡型映像表示装置におい
て、前記眼鏡型部内に搭載され、後面側に映像を表示さ
せるディスプレイ手段と、前記眼鏡型部内に搭載され、
無線により外部との通信をミリ波アンテナ部を介して行
うミリ波送受信手段と、を備え、前記ミリ波アンテナ部
が眼鏡型部内の前面側若しくは下方側に受信方向を向け
てに配置され、アンテナ指向性が眼鏡型部の前面方向若
しくは眼鏡型部の下方向に指向性を有する眼鏡型映像表
示装置を提供する。
【0009】また、このような眼鏡型部の前面方向若し
くは眼鏡型部の下方向に指向性を有する複数の前記眼鏡
型映像表示装置と、前記眼鏡型映像表示装置のミリ波送
受信手段と通信を行う複数の情報端末送受信装置とで構
成された通信システムにおいて、1つの前記眼鏡型映像
表示装置と1つの前記情報端末送受信装置とが、前記指
向性にて選択的に1対1対応で無線接続される眼鏡型映
像表示装置及びそのシステムを提供する。
【0010】以上のような構成の眼鏡型映像表示装置及
びそのシステムは、眼鏡型映像表示装置と情報端末送受
信装置との間で、映像が含まれる情報をミリ波無線によ
る、指向性を有する通信で行い、電波の電界強度及びI
D情報を用いて優先性及び選択性を持たせて、複数の眼
鏡型映像表示装置における種々の情報の通信が行われ
る。また、眼鏡型映像表示装置と情報端末送受信装置と
の間で光媒体を用いて映像が含まれる情報の通信が行わ
れる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について詳細に説明する。
【0012】図1には、本発明の眼鏡型映像表示装置に
係る第1の実施形態の概念的な構成を示し説明する。
尚、以降で説明する各実施形態において、本発明でいう
眼鏡型映像表示装置を「表示装置」と称し、また、送受
信機能付き情報端末を「情報端末」と称するものとす
る。
【0013】この眼鏡型映像表示装置(表示装置)1
は、眼鏡型部2と、この眼鏡型部2の両側に一対のテン
プル部(つる)3a,3bが回動可能に蝶着される。こ
のテンプル部3a,3bの先端側には、前頭部に装着即
ち、顔に掛けたときに、耳に掛かりストッパとして機能
するベンド部22a,22bが設けられている。
【0014】そして、この眼鏡型部2内には、顔にかけ
た際に両眼に適正に映像が見える位置(後面側)に表示
画面が来るようにディスプレイ部4が設けられている。
【0015】そして、眼鏡型部2内でディスプレイ部4
の前方にミリ波無線による通信を行うためのミリ波送受
信モジュール5を配置する。このミリ波送受信モジュー
ル5は、無線送受信回路系やその制御系がコンパクトに
一体化され、その前面には、ミリ波アンテナ部6が設け
られている。なお、図示していないが他に送受信信号処
理部、表示処理部及び全体を制御する制御部等を備えて
いる。
【0016】そして、この表示装置1に対して、映像信
号や音声信号を供給したり、制御のための通信を行う送
受信機能付き情報端末(情報端末)7が設けられる。こ
の映像信号と音声信号を供給している。
【0017】従って、このシステム構成においては、表
示装置1と情報端末7の間では、無線により通信が行わ
れ、情報端末7と映像情報機器10との間では、接続コ
ード(有線)により通信が行われ、映像信号と音声信号
のやり取りが行われている。
【0018】本実施形態では、無線の形態として、「ミ
リ波無線」を例としてあげて説明する。勿論、これに限
定されるものではない。
【0019】このミリ波無線の特徴としては、60GH
z程度の周波数帯を用いており、通信可能距離が10m
程度と短い。従って、比較的狭い場所でも混信せずに、
広い帯域を使用することが可能である。このため、例え
ば、アパート・マンションのような多世帯集合住宅にお
いて、隣接する部屋同士であっても混信することなく、
使用できる利点がある。このミリ波無線は、現在一般的
に使用されている赤外線ワイヤレスよりも指向性が弱
く、より広い幅で通信を行うことができる。
【0020】本実施形態では、図4に示すように、ミリ
波アンテナ部6に単一指向性を持つパッチアンテナを採
用しており、この指向性は図示するように一方向に1つ
の楕円形状(断面)となっている。
【0021】図2には、この表示装置1の電気的なブロ
ック構成例を示す。
【0022】この表示装置1は、ミリ波アンテナ部6を
内蔵するミリ波送受信モジュール5と、ミリ波送受信モ
ジュール5で変換された信号に対して所定の処理を行う
送受信信号処理部11と、ディスプレイ部4に表示させ
る映像等の信号に変換処理を行う表示処理部12と、送
受信信号処理部11の出力信号から音声等の信号を取り
出す音声処理部13と、音声処理部13から出力した信
号から音声を生成する音声出力部14と、及び全体を制
御する制御部15と、着脱自在な小型のバッテリ16と
で構成される。
【0023】また、ミリ波送受信モジュール5におい
て、ミリ波アンテナ部6に対する送信回路系と受信回路
系との切り替えは、図3に示すような切換器17を用い
る。この切換器17は、半導体スイッチ等の電気的に切
り換えるスイッチを想定している。
【0024】従って、このようなミリ波送受信モジュー
ル5を搭載した小型軽量の表示装置1の前面方向にアン
テナ指向性を持たせることにより、前方に置かれた情報
端末7から映像情報機器10で供給している映像信号と
音声信号を無線による通信でワイヤレスで行うことがで
きる。
【0025】図5には、第2の実施形態に係る表示装置
の構成例を示し説明する。前述した第1の実施形態で
は、表示装置1における前面方向にアンテナ指向性を持
たせたが、本実施形態では、下方向にアンテナ指向性を
持つように、ミリ波アンテナ部6面が下側を向くように
ミリ波送受信モジュール5を配置する。
【0026】この実施形態によれば、電車等の移動体中
で使用しようとする場合、例えば腰掛けている姿勢であ
れば、膝の上に情報端末7を置くようになるため、前面
方向にアンテナ指向性を持つのではなく、下方向にアン
テナ指向性を有していた方が使い勝手がよい。また、こ
れらの第1、第2の実施形態では、ミリ波送受信モジュ
ール5を固定した例であったが、勿論、回動可能な機構
を付加して、レバー等の操作により、ミリ波送受信モジ
ュール5を回動可能に取り付け、ユーザの操作によっ
て、アンテナ指向性を切り換えて使えるようにしてもよ
い。
【0027】図6には、第3の実施形態に係る表示装置
の構成例を示し説明する。本実施形態の表示装置1で
は、眼鏡型部2内でディスプレイ部4とミリ波送受信モ
ジュール5との間に金属や導電体で構成された電波シー
ルド部材18を介在させる。この電波シールド部材18
を介在させることにより、送信信号電流が人体に影響し
ないようにしている。
【0028】次に図7には、第4の実施形態に係る表示
装置の構成例を示し説明する。この表示装置は、眼鏡型
部2の両端に一対のテンプル部3a,3bが回動可能に
蝶着されている。
【0029】このテンプル部3a,3bは、表面が電波
を透過する樹脂等の非金属部材20a,20bに被覆さ
れた金属部材で構成されたアンテナ部21a,21bが
ベンド部22a,22bに至るまで設けられている。こ
れらのアンテナ部21a,21bは、無線送受信モジュ
ール5の無線入出力端子側に電気的に接続する。
【0030】このような構成により、テンプル部3a,
3bに設けられたアンテナ部21a,21bを設けたた
め、アンテナ利得が向上する。なお、この実施形態で
は、両方のテンプル部にそれぞれアンテナ部を配置した
が、勿論、いずれか一方でも構わない。
【0031】次に、図8には、第5の実施形態に係る表
示装置の構成例を示し説明する。本実施形態は、前述し
た第4の実施形態と同様にテンプル部3a,3bにアン
テナの機能を持たせたものである。
【0032】この表示装置は、眼鏡型部2の両端に一対
のテンプル部3a,3bが回動可能に蝶着されている。
このテンプル部3a,3bは、露出する金属部材で構成
されたアンテナ部23a,23bと、このアンテナ部2
3a,23bの先端側には、非金属部材例えば、樹脂で
構成されたベンド部24a,24bが設けられている。
またアンテナ部23a,23bは、使用周波数λが1/
2λ以下の長さを有し、送受信手段となる無線送受信モ
ジュール5の無線入力端子側へ電気的にそれぞれ接続す
る。このような構成により、テンプル部3a,3bにア
ンテナ部21a,21bを設けたため、アンテナ利得が
向上する。なお、この実施形態では、両方のテンプル部
にそれぞれアンテナ部を配置したが、勿論、いずれか一
方でも構わない。
【0033】また、図9には、第5の実施形態の変形例
を示す。前述した第5の実施形態のアンテナ部23a,
23bは、露出していたため、装着する人物による髪の
毛や耳の触れ具合やその周辺の温度・湿度変化等の外的
条件に影響されて、アンテナインピーダンスに変化をも
たらし、如いては送受信機とのインピーダンス整合が一
定にならない場合があるため、これらのアンテナ部23
c,23dの表面に、電波を透過する樹脂等の非金属部
材25a,25bで被覆させる。
【0034】これにより、気候や装着者による影響を抑
えつつ、アンテナ利得を向上させることができる。な
お、この変形例では、両方のテンプル部にそれぞれアン
テナ部を配置したが、いずれか一方でも構わない。
【0035】次に、図10には、第6の実施形態に係る
表示装置の構成例を示し説明する。
【0036】この実施形態は、テンプル部3a,3b内
に指向性を持つミリ波用アンテナエレメント例えば、多
素子アンテナエレメント26a,26bを埋め込み、そ
の後方にミリ波送受信回路27a、27bを設ける。こ
のミリ波送受信モジュール5の入出力信号は、テンプル
部3a,3b内に設けた配線を通じて、眼鏡型部2内に
配置される送受信信号処理部11に接続されている。
【0037】このような多素子アンテナエレメント26
a,26bをテンプル部3a,3b内に設けることによ
り、テンプル部が向く方向に図11に示すような指向性
を持つこととなる。
【0038】また他のミリ波用アンテナエレメントとし
ては、図12に示すようなヘリカルアンテナ27a,2
7bをテンプル部3a,3b内に埋め込んでもよい。
【0039】次に、図13には、第7の実施形態に係る
表示装置の構成例を示し説明する。
【0040】図13(a)に示す表示装置1は、この眼
鏡型部2の両側に蝶着されたテンプル部30a,30b
にそれぞれに繋がる頭部装着バンド31が設けられてい
る。尚、眼鏡型部2の内部構成は、前述した図1の構成
と同等である。この頭部装着バンド31は金属部材から
なり、テンプル部30a,30b内の接続ワイヤ32
a,32bを介して、無線送受信回路27に電気的に接
続されてループアンテナ機能を有している。またこの例
では、無線送受信回路27は、眼鏡型部2の左側上部に
配置されている。このようなアンテナ機能により、図1
3(b)に示すような上下に指向性を持つパターンを形
成している。従って、着席している状態など、頭の下方
向に映像情報機器の送受信機を置く場合などに好適す
る。
【0041】次に、図14には第8の実施形態に係る表
示装置の構成例を示し説明する。
【0042】図14(a)に示す表示装置1は、この眼
鏡型部2の両側に蝶着されたテンプル部30a,30b
のそれぞれに頭部装着バンド33a,33bの一端が繋
がれている。また他端は、非金属部材で構成された留め
具34により連結されている。尚、眼鏡型部2の内部構
成は、前述した図1の構成と同等である。
【0043】この頭部装着バンド33a,33bは共に
金属部材からなり、それぞれにテンプル部30a,30
b内の接続ワイヤ32a,32bを介して、無線送受信
回路27に電気的に接続されて変形的なダイポールアン
テナ機能を有している。このようなアンテナ機能によ
り、図14(b)に示すような、変形したドーナツ形状
の指向性を持つパターンを形成している。従って、頭部
に対して前後を含む縦方向に映像情報機器の送受信機を
置く場合などに好適する。
【0044】次に、図15には、第9の実施形態に係る
表示装置の構成例を示し説明する。一般に、情報端末7
でラジオ受信機等で受信状況があまりよくなく、音声に
雑音などが乗っている状態の時に、アンテナを手で握る
と身体がアンテナの機能を果たし、アンテナ利得がよく
なり雑音が減少する場合がある。本実施形態では、これ
を利用するものである。
【0045】本実施形態は、図15(a)に示すよう
に、眼鏡型部2の両側に蝶着されたテンプル部30a,
30bのそれぞれ先端に金属部材で構成された接触部3
5a,35bが設けられている。これらの接触部35
a,35bは、テンプル部30a,30bの接続ワイヤ
32a,32bを介して、無線送受信回路27に電気的
に接続される。従って、頭部に装着すると図15(b)
に示すように、情報端末7のアンテナとの無線通信にお
いて、ユーザの身体がアンテナの一部として利用されて
通信される。これにより、アンテナ利得が向上される。
【0046】次に、図16には、第10の実施形態に係
る表示装置の構成例を示し説明する。
【0047】図16に示すように人物41の前頭部に装
着された表示装置1は、眼鏡型部2の両側に蝶着された
テンプル部30aの先端から接続ケーブル42を介し
て、表示制御・電源供給・送受信ユニット43に接続さ
れる。このユニット43は、人物41の腰部に装着され
たベルト44に取り付けられている。このベルト43の
一部に金属からなるアンテナ部が設けられており、人物
41の腰部の周囲に沿ったアンテナとして機能する。ま
た、接続ケーブル42もアンテナとして機能させること
ができる。
【0048】このような構成により、アンテナ利得が改
善されるため、さらに、この表示装置1(ユニット4
3)と電波で送受信ができるような基地局45(若しく
は、放送局)を設けることにより、室内や狭い範囲内の
通信だけでなく、外出している場合においても放送され
ている情報を受信することができる。また、同等の設備
を人物46に装着させることにより、基地局45間との
情報のやり取りだけでなく、近距離であれば直接的に、
ある程度距離があれば基地局45を介して、人物間で情
報のやり取りを行うこともできる。
【0049】本実施形態は、テンプル部30aとユニッ
ト43とを接続する接続ケーブル42をアンテナ部とす
るだけでなく、腰部に装着させたベルトにもアンテナ機
能を設けることにより、アンテナ利得を向上させて、あ
る程度距離が離れた基地局からの情報も受信することが
可能となる。尚、図7、8、9、13、14、15、1
6において、無線とは、例えば、無線LANで使用され
るような2.4GHz帯の電波であってもよいし、或い
は、数百MHzの周波数を持つ電波であってもよい。
【0050】次に、図17には、第11の実施形態に係
る表示装置の構成例を示し説明する。前述した各実施形
態では、通信媒体として電波を用いていたが、本実施形
態では、通信媒体として赤外光(赤外線)を用いる例で
ある。この表示装置1は、眼鏡型部2の前面(顔に掛け
た時の外側面)に図示しない送受信モジュール5に接続
される赤外光素子(IrDA)からなる受信部48と送
信部49が設けられる。これらの受信部48と送信部4
9は、情報端末7に設けられた赤外光の送信部50と受
信部51との間で情報の通信が行われる。一般的には、
赤外光を利用するワイヤレス装置は、距離が離れたり指
向性のコントロールが難しいことが多いが、情報端末7
を手元に置くことにより指向性の問題はある程度解消さ
れる。特に、この赤外光を用いる場合、低価格な赤外光
素子を用いることができ、装置システムが安価に実現す
ることができる。
【0051】図18には、第11の実施形態の変形例を
示す。前述した第11の実施形態では、赤外光素子(I
rDA)からなる受信部48と送信部49を眼鏡型部2
の前面に設けたが、これらを眼鏡型部2の下側に設ける
ことにより、着座している場合などに膝上に情報端末7
を置くことを想定した構成である。ここでは、情報端末
7の送信部50と受信部51は、上面に設けられてい
る。
【0052】次に、図19には、第12の実施形態に係
る表示装置の構成例を示し説明する。本実施形態は、複
数の情報端末7A、7B…を配列して、それぞれが異な
る情報を発信しており、その中から所望する情報を選択
する表示装置である。
【0053】この表示装置1は、図1に示した眼鏡型部
2のように前面に、ミリ波の送受信モジュール5や前述
した赤外光の送受信部が設けられている。この表示装置
1は、ある程度のアンテナ指向性若しくは赤外光の指向
性を持ち、これを前頭部に装着して、配列された異なる
情報を発信する例えば、情報端末7Aに向けると、その
指向性方向にある情報端末7Aのみと通信することがで
きる。従って、指向性に依存して接続、不接続となり、
スイッチ等を設けて切り換える操作が不要となり、その
情報を発信している情報端末へ顔を向けるだけで、情報
を選択することができる。この実施形態では、ある程度
範囲が狭い、即ち選択性が高いアンテナを用いた方がよ
い。このような構成により、外部の情報端末としては、
ビデオサーバー装置、オーディオビュアル(AV)装
置、情報機能付き家電装置、各種情報端末装置等が想定
される。
【0054】次に、図20には、第13の実施形態に係
る情報端末の構成例を示し説明する。本実施形態は、1
台の情報端末7に対して、複数の表示装置1と通信を行
う例である。ここでは、1台の情報端末7に対して2台
の表示装置1Aと1Bが通信を行う例について説明す
る。
【0055】この情報端末7に対して指向性を持つ表示
装置1Aと1Bが通信可能な範囲に存在するものとす
る。この場合、どちらの表示装置1Aと1Bでも同じ情
報を受け取ることができる。しかし、いずれの表示装置
側からも送信して操作できる状態では、混乱を招くた
め、どちらかが優先性を持つ必要がある。
【0056】そこで、図21に示すような情報端末7に
より、IDによる優先操作を行わせることができる。
【0057】この情報端末7は、電波として情報の送受
信を行うアンテナ部61、表示装置1A、1Bから個々
のID情報を含んだデータを送受するための送受信部6
2、入力されたデータから表示装置における電界強度を
検出する電磁界強度検出部63、電界強度が強い、即ち
最も近くにいる表示装置との通信を選択しゲートとして
機能する通信選択部64、選択された表示装置のIDが
付与された情報のみを処理する情報処理部65、各構成
部位を制御する制御部66、ID照会用のデータやその
ほか処理を行うためのデータを格納するデータメモリ6
7とで構成される。
【0058】このようなシステムにおいて、情報端末7
は、まず、表示装置1A、1Bから出力された各ID情
報付設定信号を送受信部62で受信する。この受信信号
から受信電界強度検出部63にて受信電界強度を検出
し、そのデータを情報処理部65に伝える。ここで、表
示装置1A、1Bが存在し、それらの位置として、例え
ば、情報端末7から距離mの位置に表示装置1Aを装着
した人物52A、距離n(m<n)の位置に表示装置1
Aを装着した人物52Bが存在した場合、その距離mに
おける、受信電界強度A、同様に距離nにおける受信電
界強度Bとし、A>Bとする。
【0059】情報処理部65は、検出された受信電界強
度の大小関係とID情報とを対応付け、受信電界強度が
強い方の表示装置1AのID情報を設定して、情報端末
7への設定信号やデータ等の受付を固定する。つまり、
情報端末7における受信では、元々送受信部でどちらの
表示装置からの設定信号も受け付けるが、電界強度が強
い方の表示装置のID情報が設定された直後からは、通
信選択部64のゲート機能により、そのID情報が付与
された信号のみ情報処理部65に伝える。このようなI
D情報設定は、設定後一定期間、ゲート機能が持続さ
れ、その一定期間経過後は、再度、表示装置側から出力
された設定信号を受け取る。
【0060】従って、表示装置1AのID情報が設定さ
れると、一定期間は、表示装置1Aの操作信号を受付
け、表示装置1Bの操作信号は受け付けない。そして、
一定時間経過後には、再度ID情報の設定を行う。その
時、表示装置1Bの方が情報端末7の近くに存在して電
界強度が強くなっていた場合には、今度は表示装置1B
のID情報が設定される。そして一定期間は、表示装置
1Bの操作信号を受付け、表示装置1Aの操作信は受け
付けないこととなる。
【0061】さらに、表示装置側の受信に対しても、I
D情報が設定された電界強度の強い方しか見られなくす
るには、表示装置側にも同じようなゲート機能を持たせ
た通信選択部を設け、自己のID付データしか情報処理
できないようにする。例えば、表示装置1AのID情報
が設定されていた場合、表示装置1Bは、情報端末7か
らの1AのID情報が付与された情報に対して、ゲート
が開かず、データを受け取ることができない。これによ
り、複数の表示装置と情報端末との間で電界強度の弱い
関係にある側の表示装置は受信不可となる。
【0062】次に、図22には、本発明における表示装
置と情報端末のブロック構成例を示し説明する。この表
示装置1は、画像や文字情報を表示する液晶表示素子等
からなるディスプレイ部71と、ディスプレイ部71を
駆動させて表示を行うための信号処理を行う表示処理部
72と、送受信される種々の情報に対して処理を施す情
報処理部73、入力された情報に対して指定されたID
情報が付与された情報のみを情報処理部73に伝搬させ
るゲートとして機能するID指定ゲート部74、ID情
報を設定するためのID入力部75、情報の送受を行う
ための送受信部76、アンテナ部77、各構成部位を制
御するための制御部78とで構成される。
【0063】また、情報端末7は、アンテナ部81と、
情報の送受を行うための送受信部82、入力された情報
に対して指定されたID情報が付与された情報のみを情
報処理部85に伝搬させるゲートとして機能するID指
定ゲート部83、ID情報を設定するためのID入力部
84、送受信される種々の情報に対して処理を施す情報
処理部85、送受するためのデータ及び処理に必要なデ
ータ等を格納するデータメモリ部86、各構成部位を制
御するための制御部87とで構成される。
【0064】このように構成された表示装置と情報端末
との通信動作について説明する。
【0065】まず、初期状態として、情報端末7側のI
D指定ゲート部はオープン状態とする。表示装置1側か
らID情報付設定信号を送信し情報端末7で受信する。
情報端末7の送受信部82は受けた信号からID情報を
取得し、ID入力部845へ転送する。ID入力部84
では、受けたID情報をゲート制御用信号に変換してI
D指定ゲート部83へ出力し、指定ID情報を設定す
る。この設定は、予め定めた一定期間のみゲート機能が
作用するように設定されており、一定期間経過後には、
設定されていたID情報は破棄され、初期状態のゲート
オープンの状態に復帰するものとする。
【0066】そして、情報端末7側の受信動作として
は、表示装置1から発信されたID情報が付与された操
作信号等は、送受信部82で受信され、ID指定ゲート
部83で設定されている指定ID情報と受信した信号に
付与されたID情報とを照会して、一致したならば、そ
の信号を情報処理部85に転送する。一致しない場合に
は、その信号はここで破棄され、情報処理部85には転
送されない。
【0067】一方、情報端末側の送信動作においては、
情報処理部85が発信すべきデータをデータメモリ部8
6から読み出し、設定されている指定ID情報をそのデ
ータに付与して、ID指定ゲート部83へ転送する。そ
してID指定ゲート部83では、ID情報が付与された
データを受け取ると、設定されたID情報と照会して、
一致したデータのみを通過させるゲート処理を行い、送
受信部82へ転送する。送受信部82では、アンテナ部
81から電波として発信する。また、表示装置1側でも
同様なID指定ゲート部やID入力部を設けて、ゲート
処理を行うことにより、同等の機能が与えられる。即
ち、情報端末から情報を受信し、送受信部76により取
り出されたID情報に対して、ID指定ゲート部74で
指定ID情報との照会を行って、設定されているID情
報が一致したならば、その情報を情報処理部73へ通
す。情報処理部73は、その情報から表示用信号を生成
し、表示処理部72へ転送する。表示処理部72は、制
御部の制御に基づき、ディスプレイ部71に表示させ
る。この指定ID情報の設定は、情報端末と同様に、一
定期間ゲート機能が作用するように設定されており、そ
の一定期間後には、設定されていたID情報は破棄さ
れ、初期状態のゲートオープンの状態に復帰するものと
する。
【0068】次に、図23には、第14の実施形態に係
る表示装置と情報端末のブロック構成例を示し説明す
る。ここで、表示装置は、図22において前述した表示
装置と同等の構成である。情報端末91は、アンテナ部
92と、情報の送受を行うための送受信部93と、送受
信される種々の情報に対して処理を施す情報処理部94
と、パケット単位に分割された情報を送信のために合成
するパケット合成部95と、映像信号等の情報をパケッ
ト単位に分割して、後述するID情報を付加するID付
加パケット部96(96a、96b、96c)と、各I
D付加パケット部へ表示装置毎のID情報を設定するI
D設定入力部97、映像部98(VTR98a、DVD
98b、TV98cと、各構成部位を制御する制御部9
9とで構成される。ID設定入力部97によるID情報
の設定は、情報端末側からも勿論設定することができ
る。
【0069】この構成によれば、表示装置1A、1B
は、それぞれのID情報を情報端末91のID設定入力
部97へ送り、所望するID付加パケット部96へ設定
させる。この設定により、各映像部からVTR、DV
D、TVによる映像が発信され、所望する映像を受け取
ることができる。つまり、表示装置1Aを装着するユー
ザが例えば、TVニュース等を視聴したい場合には、ユ
ーザが情報端末91のID設定入力部97へ自己のID
情報を送信して、ID付加パケット部96cに設定させ
る。そして、TVニュースが映像部TV98cから読み
出されて、パケット単位に分割されてそのパケット毎に
ID情報を付加して、パケット合成部95に転送する。
パケット合成部95では、他から転送されたパケット単
位の情報と送信される状態に組み合わせる。その後、情
報処理部94により送信信号に変換され、送受信部93
からアンテナ部92を通じて発信される。発信された情
報は、表示装置1Aで受信して、付加されたID情報と
自己の持つID情報と照会して、一致したならば、装置
内に取り込んで映像として再生して、ディスプレイ部に
表示させることができる。
【0070】また、図24には、前述したID情報のデ
ータ構造の一例を示し説明する。このID情報は、5ビ
ットのデータ構造からなり、先頭側から、1ビットの第
1優先ビット、1ビットの第2優先ビット、以降に続
く、3ビットからなるユーザID情報または、データ種
別ID情報により構築されている。尚、本実施形態の例
では、5ビットを一例としているが、勿論これに限定さ
れるものではなく、システムの設計によりビット数が多
くなってもよいし、ブロック単位で扱えうデータ構造で
あってもよい。
【0071】このようなデータ構成により、ユーザのI
D情報とデータ種別ID情報とを対応づけておき、それ
ぞれの表示装置でデータの種類を選択して、該当するI
C情報を設定することにより、異なる映像を見ることが
できる。また一例としては、表示装置1Bが映像部DV
D96bの第1優先ビットを使用すると、表示装置1B
のみが映像部DVD96bにおける操作、例えば繰り返
し再生等を指示することができる。このように優先性を
持たせることができる。
【0072】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、ミ
リ波に代表されるような無線技術や光学通信技術を用い
て、低コストで製造でき、小型軽量で実現でき、携帯性
が優れた眼鏡型映像表示装置及びそのシステムを提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の眼鏡型映像表示装置に係る第1の実施
形態の概念的な構成を示す図である。
【図2】図1に示す表示装置の電気的なブロック構成例
を示す図である。
【図3】ミリ波アンテナ部に対する送信回路系と受信回
路系との切換を行う切換器の一例を示す図である。
【図4】ミリ波アンテナの指向性の一例を示す図であ
る。
【図5】第2の実施形態に係る表示装置の構成例を示す
図である。
【図6】第3の実施形態に係る表示装置の構成例を示す
図である。
【図7】第4の実施形態に係る表示装置の構成例を示す
図である。
【図8】第5の実施形態に係る表示装置の構成例を示す
図である。
【図9】第5の実施形態の変形例を示す図である。
【図10】第6の実施形態に係る表示装置の構成例を示
す図である。
【図11】多素子アンテナエレメントの指向性を示す図
である。
【図12】ヘリカルアンテナの一例を示す図である。
【図13】第7の実施形態に係る表示装置の構成例を示
す図である。
【図14】第8の実施形態に係る表示装置の構成例を示
す図である。
【図15】第9の実施形態に係る表示装置の構成例を示
す図である。
【図16】第10の実施形態に係る表示装置の構成例を
示す図である。
【図17】第11の実施形態に係る表示装置の構成例を
示す図である。
【図18】第11の実施形態の変形例を示す図である。
【図19】第12の実施形態に係る表示装置の構成例を
示す図である。
【図20】第13の実施形態に係る表示装置及び情報端
末の構成例を示す図である。
【図21】第13の実施形態における情報端末の構成例
を示す図である。
【図22】本発明における表示装置と情報端末によるシ
ステムのブロック構成例を示す図である。
【図23】第14の実施形態に係る表示装置及び情報端
末の構成例を示す図である。
【図24】ID情報のデータ構造の一例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1…眼鏡型映像表示装置(表示装置) 2…眼鏡型部 3a,3b…テンプル部(つる) 4…ディスプレイ部 5…ミリ波送受信モジュール 6…ミリ波アンテナ部 7…送受信機能付き情報端末(情報端末) 10…映像情報機器 22a,22b…ベンド部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 手塚 久則 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 小林 進 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 眼鏡型部と、該眼鏡型部に蝶着される一
    対のテンプル部で構成された眼鏡型映像表示装置におい
    て、 前記眼鏡型部内に搭載され、後面側に映像を表示させる
    ディスプレイ手段と、 前記眼鏡型部内に搭載され、無線により外部との通信を
    ミリ波アンテナ部を介して行うミリ波送受信手段と、を
    具備し、 前記ミリ波アンテナ部が眼鏡型部内の前面側に配置され
    ることを特徴とする眼鏡型映像表示装置。
  2. 【請求項2】 前記ミリ波アンテナ部のアンテナ指向性
    が眼鏡型部の前面方向に指向性を有するように配置され
    ることを特徴とする請求項1に記載の眼鏡型映像表示装
    置。
  3. 【請求項3】 前記ミリ波アンテナ部のアンテナ指向性
    が眼鏡型部の下方向に指向性を有するように配置される
    ことを特徴とする請求項1に記載の眼鏡型映像表示装
    置。
  4. 【請求項4】 前記ミリ波送受信手段のアンテナ部の背
    面側に電波シールド部材を設けたことを特徴とする請求
    項2に記載の眼鏡型映像表示装置。
  5. 【請求項5】 眼鏡型部と、該眼鏡型部に蝶着される一
    対のテンプル部で構成された眼鏡型映像表示装置におい
    て、 前記眼鏡型部内に搭載され、後面側に映像を表示させる
    ディスプレイ手段と、 前記眼鏡型部内に搭載され、無線により外部との通信を
    アンテナ部を介して行う送受信手段と、を具備し、 前記アンテナ部が前記テンプル部内に配置されることを
    特徴とする眼鏡型映像表示装置。
  6. 【請求項6】 前記テンプル部は、 前記送受信手段の無線入力端子に電気的に接続し、表面
    が電波を透過する非金属部材に被覆された金属部材で構
    成されたアンテナ部と、 前記アンテナ部に繋がり、装着時のストッパとして機能
    する非金属部材で構成されたベンド部と、で構成される
    ことを特徴とする請求項5に記載の眼鏡型映像表示装
    置。
  7. 【請求項7】 前記テンプル部は、 前記送受信手段の無線入力端子に電気的に接続し、使用
    周波数λの1/2以下の長さを有して露出する金属部材
    で構成されたアンテナ部と、 前記アンテナ部に繋がり、装着時のストッパとして機能
    する非金属部材で構成されたベンド部と、で構成される
    ことを特徴とする請求項5に記載の眼鏡型映像表示装
    置。
  8. 【請求項8】 前記テンプル部に配置される前記アンテ
    ナ部は、 多素子アンテナエレメント若しくはヘリカルアンテナを
    含むミリ波用アンテナエレメントと、ミリ波送受信回路
    とで構成されることを特徴とする請求項5に記載の眼鏡
    型映像表示装置。
  9. 【請求項9】 眼鏡型部と、該眼鏡型部の両端に取り付
    けられる頭部装着ベルト部で構成された眼鏡型映像表示
    装置において、 前記眼鏡型部内に搭載され、後面側に映像を表示させる
    ディスプレイ手段と、 前記眼鏡型部内に搭載され、無線により外部との通信を
    無線アンテナ部を介して行う無線送受信手段と、を具備
    し、 前記頭部装着ベルト部が金属部材で構成されたループ型
    の前記無線アンテナ部として機能することを特徴とする
    眼鏡型映像表示装置。
  10. 【請求項10】 眼鏡型部と、該眼鏡型部の両端に取り
    付けられる頭部装着ベルト部で構成された眼鏡型映像表
    示装置において、 前記眼鏡型部内に搭載され、後面側に映像を表示させる
    ディスプレイ手段と、 前記眼鏡型部内に搭載され、無線により外部との通信を
    無線アンテナ部を介して行う無線送受信手段と、を具備
    し、 前記頭部装着ベルト部が、一部の非金属部材に連結され
    た金属部材で構成された非ループ型の前記無線アンテナ
    部として機能することを特徴とする眼鏡型映像表示装
    置。
  11. 【請求項11】 眼鏡型部と、該眼鏡型部に蝶着される
    一対のテンプル部及びベンド部で構成された眼鏡型映像
    表示装置において、 前記眼鏡型部内に搭載され、後面側に映像を表示させる
    ディスプレイ手段と、 前記眼鏡型部内に搭載され、無線により外部との通信
    を、金属部材で構成されたアンテナ部を介して行う送受
    信手段と、を具備し、 前記アンテナ部が前記テンプル部及びベンド部内に貫通
    して配置され、該ベンド部の一部の前記金属部材が露出
    し装着時に係合面に接触することを特徴とする眼鏡型映
    像表示装置。
  12. 【請求項12】 眼鏡型部と、該眼鏡型部に蝶着される
    一対のテンプル部及びベンド部で構成された眼鏡型映像
    表示装置において、 前記眼鏡型部内に搭載され、後面側に映像を表示させる
    ディスプレイ手段と、 前記眼鏡型部とは別体で、前記ディスプレイ手段を制御
    する表示制御手段と、電源供給手段と、通信を行う無線
    送受信手段と、を備える制御ユニットと、 前記ディスプレイ手段と前記制御ユニットと間で信号伝
    搬が行われるように電気的に接続し、且つ前記無線送受
    信手段の第1のアンテナとして機能する接続ワイヤと、 前記無線送受信手段の第2のアンテナとして機能し、且
    つ前記制御ユニットを携帯可能に装着させるための装着
    ベルトと、を具備することを特徴とする眼鏡型映像表示
    装置。
  13. 【請求項13】 眼鏡型部と、該眼鏡型部に蝶着される
    一対のテンプル部及びベンド部で構成された眼鏡型映像
    表示装置において、 前記眼鏡型部内に搭載され、後面側に映像を表示させる
    ディスプレイ手段と、 前記眼鏡型部内に搭載され、赤外線発光受光部を介して
    赤外線通信により外部との通信を行う赤外線送受信手段
    と、を具備し、 前記赤外線発光受光部が前記眼鏡型部内の前面側若しく
    は下面側のいずれかに配置されることを特徴とする眼鏡
    型映像表示装置。
  14. 【請求項14】 前記赤外線発光受光部が前記眼鏡型部
    の前面方向若しくは、眼鏡型部の下方向のいずれかの方
    向に指向性を有するように配置されることを特徴とする
    請求項13に記載の眼鏡型映像表示装置。
  15. 【請求項15】 眼鏡型部と、該眼鏡型部に蝶着される
    一対のテンプル部で構成された眼鏡型映像表示装置にお
    いて、前記眼鏡型部内に搭載され、後面側に映像を表示
    させるディスプレイ手段と、前記眼鏡型部内に搭載さ
    れ、無線により外部との通信をミリ波アンテナ部を介し
    て行うミリ波送受信手段とで構成され、前記ミリ波アン
    テナ部が眼鏡型部内の前面側に配置されてアンテナ指向
    性が眼鏡型部の前面方向に指向性を有する複数の眼鏡型
    映像表示装置と、 前記眼鏡型映像表示装置のミリ波送受信手段と通信を行
    う複数の情報端末送受信装置とで構成された通信システ
    ムにおいて、 1つの前記眼鏡型映像表示装置と1つの前記情報端末送
    受信装置とが、前記指向性にて選択的に1対1対応で無
    線接続されることを特徴とする眼鏡型映像表示装置シス
    テム。
  16. 【請求項16】 前記眼鏡型映像表示装置システムにお
    いて、 前記眼鏡型映像表示装置と前記情報端末送受信装置とが
    1対1対応で無線接続される選択基準は、無線の電界強
    度差にて選択されることを特徴とする請求項15に記載
    の眼鏡型映像表示装置システム。
  17. 【請求項17】 前記眼鏡型映像表示装置システムにお
    いて、 前記無線接続選択は、通信される情報に付与されたID
    情報にて選択する手段を備えることを特徴とする請求項
    15に記載の眼鏡型映像表示装置システム。
  18. 【請求項18】 前記眼鏡型映像表示装置システムにお
    いて、 前記情報端末送受信装置は、前記眼鏡型映像表示装置と
    の間で通信されるパケット単位に分割された複数種の合
    成情報信号へ識別のために、各パケット毎にID情報を
    付与したパケットデータを送信する送受手段を備え、 前記眼鏡型映像表示装置は前記情報端末送受信装置との
    間で通信される前記パケットデータから前記ID情報を
    識別して、合成情報信号から該当する情報を選択取得す
    る送受信手段を備えることを特徴とする請求項17に記
    載の眼鏡型映像表示装置システム。
  19. 【請求項19】 前記眼鏡型映像表示装置システムにお
    いて、 前記ID情報の設定は、前記情報端末送受信装置の前記
    送受手段部で指定する手段を備えることを特徴とする請
    求項18に記載の眼鏡型映像表示装置システム。
  20. 【請求項20】 前記眼鏡型映像表示装置システムにお
    いて、 前記ID情報の設定は、前記眼鏡型映像表示装置側で指
    定し、その設定制御を該眼鏡型映像表示装置の前記送受
    手段を通じて行う手段を備えることを特徴とする請求項
    18に記載の眼鏡型映像表示装置システム。
  21. 【請求項21】 前記眼鏡型映像表示装置システムにお
    いて、 前記情報端末送受信装置との通信時の前記眼鏡型映像表
    示装置側で、前記ID情報の指定は、それぞれの該眼鏡
    型映像表示装置に無線の電界強度差に基づく優先権を持
    たせて行う制御手段を設けたことを特徴とする眼鏡型映
    像表示装置システム。
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