JP2002246819A - 携帯電話 - Google Patents

携帯電話

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JP2002246819A
JP2002246819A JP2001040681A JP2001040681A JP2002246819A JP 2002246819 A JP2002246819 A JP 2002246819A JP 2001040681 A JP2001040681 A JP 2001040681A JP 2001040681 A JP2001040681 A JP 2001040681A JP 2002246819 A JP2002246819 A JP 2002246819A
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antenna
housing
receiving device
mobile phone
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JP2001040681A
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Yasushi Nemoto
保志 根本
Takashi Hida
隆 飛田
Tadashi Chigisaki
忠司 千木崎
Takashi Ishikawa
高司 石川
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】第1の筐体がヒンジにより第2の筐体に対して
回動可能な折り畳み型の携帯電話において、厚さが薄く
組立てのしやすい携帯電話を提供する。 【解決手段】第2の筐体2の横に並設されたアンテナ受
け装置213と、ヒンジ8の軸方向の延長線と交差する
方向に移動自在となるようにアンテナ受け装置213に
保持されたアンテナ3を備え、アンテナ3の厚さは第2
の筐体2の厚さ以下であることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、第1の筐体がヒン
ジにより第2の筐体に対して回動可能な折りたたみ型の
携帯電話に関する。
【0002】
【従来の技術】携帯電話を中心とする携帯端末装置は、
電子回路技術の進歩により、小形化、高機能化が急速に
進んでいる。最近は、インターネット用端末機能を備
え、画面の大きな表示装置を特徴とするものが望まれる
ようになってきている。この点から、折りたたみ状態で
の厚みはやや大きくなるものの、折りたたみ型の携帯電
話機が注目されてきている。
【0003】折りたたみ型の携帯電話機では、ヒンジ部
で分割された2つの筐体の間の電気的および機械的接続
方法、使い易いアンテナの位置、薄型化などが課題と考
えられる。
【0004】そのうち、電気的および機械的接続方法に
関しては、特許第2821333号公報に、2つの筐体
内の回路基板間を電気的に接続するフラットケーブル
(FPC)をヒンジ部でらせん状に回転させる方法が開
示されている。また、アンテナの位置に関しては、上記
特許第2821333号公報に、2つの筐体のうち、表
示部を備えた上側の筐体に、アンテナを配置した技術が
開示されている。これに対して、特許第2582531
号公報には、2つの筐体のうち、キースイッチを備えた
下側の筐体に、アンテナを配置した技術が開示されてい
る。
【0005】携帯電話に用いられているアンテナは、通
常、ホイップアンテナの先端にヘリカルアンテナを直線
状に結合した形で用いられている。これらのアンテナは
アンテナの軸を中心とする円筒状の空間の半径方向が最
も感度が高く、それぞれのアンテナの先端から回路基板
に接続された低電位部分までがアンテナとしての有効な
部分である。アンテナのアースされる部分は、回路基板
の増幅器入力端子と低抵抗で接続されたアンテナ保持用
のパイプ状の部品に挿入され、位置を保持される。
【0006】この有効部分の長さは使用する電波の波長
に対して所定の割合であることが要求される。折り畳み
型の場合、筐体の長手方向の寸法が短くなるので、アン
テナを如何に確保するかが課題である。
【0007】ここで、折り畳み型の携帯電話におけるア
ンテナの取り付けについて比較してみる。図11に示す
ように、上側の筐体に設けられている受話器を耳に当て
たときに、下側の筐体にある送話器が口に近い位置に来
ることが必要であるから、上側の筐体と下側の筐体のな
す角度は160度程度に設定される。そうすると、アン
テナの携帯電話への取り付けは、図11(a)に示すよ
うにアンテナを下側の筐体に取り付ける場合のほうが、
図11(b)に示すように上側の筐体に取り付ける場合
よりも、アンテナ特にへリカルアンテナの先端から頭あ
るいは顔までの距離を大きくすることができる(da>
db)。これにより、使用者が帽子をかぶっていたり、
頭部より大きなかつらを付けていたり、頭部より大きな
髪型をしていても、アンテナがじゃまになるのを防止で
きる。
【0008】また、アンテナが、表示装置が配置されて
いる上側の筐体に取り付けると、高周波増幅回路はアン
テナに近い場所に置くのが望ましいため、同じ上側の筐
体に配置される。一方、ベースバンド処理回路はキース
イッチや電池が配置されている下側の筐体に配置されて
いるのが一般的であるため、その結果、かなり高い周波
数の信号がヒンジ部のらせん状のフラットケーブルを通
ることになり、高周波信号のらせん部分でのロスを抑制
するための配慮が必要である。
【0009】これに対して、アンテナを、下側の筐体に
配置すると、高周波増幅回路も下側の筐体に配置される
ため、主要な回路が下側の筐体に入るので、高周波信号
のロス対策が、やり易くなる。また、下側の筐体は使い
勝手の面から幅方向の寸法を大きくする要因はないた
め、横方向の寸法は上側の筐体にアンテナを付ける場合
よりも、小さくできる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、2つの
筐体のうち、キースイッチを備えた下側の筐体にアンテ
ナを配置する携帯電話においては、アンテナの取り付け
方向とヒンジの挿入方向とがぶつかってしまうとヒンジ
の挿入またはアンテナ挿入による取り付けができなくな
るため、特許第2582531号公報においては、下側
の筐体の上下方向に厚みをもたせ、その厚みの上側にヒ
ンジ部を配置し、その厚みの下側にアンテナを配置する
などの工夫をしている。しかしながら、この場合、下側
の筐体に厚みが増えるので、かばんやバックに入れたり
出したりするのが不便となる。
【0011】本発明の目的は、第1の筐体がヒンジによ
り第2の筐体に対して回動可能な折り畳み型の携帯電話
において、薄型で組立の容易な携帯電話を提供すること
にある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、第1の筐体
と、この第1の筐体にヒンジにより折り畳み自在に接続
された第2の筐体と、前記第2の筐体の横に併設された
アンテナ受け装置と、前記ヒンジの回動軸方向の延長線
と交差する方向に移動自在となるよう前記アンテナ受け
装置に保持されたアンテナを備えた携帯電話において、
前記ヒンジは前記第2の筐体の前記第1の筐体に面する
側の端部で前記アンテナの移動方向に沿って突出して配
設されるとともに回動の軸となるピンを備え、前記アン
テナ受け装置は前記第2の筐体の前記第1の筐体に面す
る側の端部まで伸び、前記アンテナ受け装置の端部には
アンテナ保持部材が前記ピンをその軸方向に投影した部
分の少なくとも一部と重なる位置に着脱可能に装着さ
れ、前記アンテナが前記アンテナ受け装置と前記アンテ
ナ保持部材とにより移動自在に保持されることを特徴と
する携帯電話である。
【0013】本発明で、前記ピンは前記アンテナ保持部
材が前記アンテナ受け装置の端部から外された状態で前
記ヒンジに対し着脱可能であることを特徴とする携帯電
話である。
【0014】本発明で、前記アンテナ受け装置の厚さは
前記第2の筐体の厚さ以下であることを特徴とする携帯
電話である。
【0015】本発明で、前記アンテナはホイップアンテ
ナとこのホイップアンテナに結合されたヘリカルアンテ
ナを備え、前記アンテナ保持部材は内部に前記アンテナ
と電気的接触が可能な電気接続部を備え、前記アンテナ
が格納されたときは前記ヘリカルアンテナが前記電気接
続部に電気的に接続され、前記アンテナが引き出された
ときは前記ホイップアンテナが前記電気接続部に電気的
に接続されることを特徴とする携帯電話である。
【0016】本発明は、第1の筐体がヒンジにより第2
の筐体に対して回動可能な折り畳み型の携帯電話におい
て、前記第2の筐体の横に並設されたアンテナ受け装置
と、前記ヒンジの軸方向の延長線と交差する方向に移動
自在となるように前記アンテナ受け装置に保持されたア
ンテナを備え、前記アンテナの厚さは前記第2の筐体の
厚さ以下であることを特徴とする携帯電話である。
【0017】本発明で、前記アンテナは、ホイップアン
テナに結合のヘリカルアンテナと、前記ヘリカルアンテ
ナを固定するところの電気的に非伝導のアンテナ保持部
材を備え、前記アンテナが前記アンテナ受け装置に挿入
された際、前記アンテナ保持部材が前記ヒンジの横に位
置して、前記アンテナが前記アンテナ受け装置で保持さ
れることを特徴とする携帯電話である。
【0018】本発明で、前記アンテナ受け装置は第1の
パイプを備え、前記アンテナは、ホイップアンテナに結
合のヘリカルアンテナと、前記ヘリカルアンテナを固定
するところの電気的に非伝導のアンテナ保持部材と、前
記アンテナ保持部材に固定された第2のパイプを備え、
前記ホイップアンテナを前記アンテナ受け装置に挿入し
て、前記第2のパイプを前記第1のパイプに結合させる
ことで、前記アンテナ保持部材が前記ヒンジの横に位置
して、前記アンテナが前記アンテナ受け装置で保持され
ることを特徴とする携帯電話である。
【0019】本発明で、前記第1のパイプと前記第2の
パイプの対向部に溝が形成されており、前記溝同士を嵌
合させることで、前記アンテナが前記アンテナ受け装置
で保持されることを特徴とする携帯電話である。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図1から図
10により説明する。図1は本発明の実施の形態の概要
を示す斜視図である。図2は図1の平面図である。図3
は図2において前方からみた側面図である。図4は図3
において左から右方向にみたヒンジ部の組みたて前の分
解図である。図5は図3において下側の筐体のフロント
ケースを外してリアケースを上方からみた図である。図
6は図5において前方からみた側面図である。図7は図
2の下側の筐体のフロントケース側の断面を示す図であ
る。図8は図2のアンテナおよび下側の筐体のアンテナ
保持装置の断面部分図である。図9は図8の組立てを説
明する断面部分図である。図10は図3においてアンテ
ナを引き出した状態の側面図である。
【0021】図1に示すように、第1の筐体としての上
側の筐体1がヒンジ部8により第2の筐体としての下側
の筐体2に対して回動可能に取り付けられている。上側
の筐体1の前面上部に受話器の穴が設けられ、その穴の
中側に受話器4が配置されている。上側の筐体1の前面
ほぼ中央部に液晶表示部5が配置されている。下側の筐
体2の前面に複数のキースイッチ7が配置されている。
キースイッチ7は電話をかける時の電話番号の入力を行
ったり、メールの文章を作成する時の文字を入力するの
に用いられる。下側の筐体2の前面の下部に送話用の穴
が設けられており、その穴の中側に送話器6が配置され
ている。
【0022】図2,図3に示すように、上側の筐体1の
下側の筐体2に面する側の端部に、ピン91挿入用の円
筒部81,85およびフラットケーブル収容部83が設
けられ、一方、下側の筐体2の上側の筐体1に面する側
の端部に、ピン91挿入用の円筒部82と円筒部84が
設けられている。円筒部82,84は筐体1,筐体2が
開かれた状態のときに、筐体1に面する側の端部で、ア
ンテナ3が伸ばされる方向に向かって突出している。こ
こで、下側の筐体2はともにフロントケース22とリヤ
ケース21からなり、円筒部84は、円筒部841と円
筒部842からなり、下側の筐体2を構成するフロント
ケース22とリヤケース21の双方に設けられた、先端
に1/4円を付けた平板が突き出た形状同士を付き合わ
せて形成された空間を有する。
【0023】円筒部84,85に互いに反対側よりピン
91が挿入されることにより、円筒部81,82,8
3,84,85はヒンジ部を形成し、上側の筐体1と下
側の筐体2が互いに回転可能に結合される。上側の筐体
1と下側の筐体2は互いの前面同士が当接するように折
り畳むことができ、展開した時互いのなす角が160度
程度以上にならないように、ヒンジ部に図示してしない
ストッパが設けられている。それによって、上側の筐体
1がアンテナ3に接触して、アンテナ3が損傷すること
を防止する。
【0024】下側の筐体2はフロントケース22とリヤ
ケース21からなるが、下側の筐体2の中に収納される
ものは、中央部には図7に示すように、フロントケース
22側に、キースイッチ104、回路基板101が積層
される。リヤケース21の電池収容部211には、図示
しない電池が収納される。図5に示すように、、リアケ
ース21の横には、アンテナ取付部212とアンテナ受
け部213からなるアンテナ受け装置が設けられ、アン
テナ受け装置には、図8に示すように、アンテナ3が収
容され保持されている。アンテナ受け装置の詳細につい
ては後で説明する。
【0025】回路基板101に、上側の筐体1に収めら
れている液晶表示部5と受話器4との電気的接続をする
ための図示しないフラットケーブルが、接続されてい
る。図5に示すように、回路基板101のアンテナ接触
パイプ37直近の部分に、アンテナ3と回路基板101
を電気的に接続するためのばね102が固定されてい
る。フロントケース22とリヤケース21は、回路基板
収容部および電池収容部の外周に設けたそれぞれの壁を
係合すると共に、ヒンジ側の左右コーナ付近に配置した
図示していない4本のねじによって。フロントケース2
2を、間に、キースイッチ104、回路基板101を挟
んで、リヤケース21に設けたボスに締結する。フロン
トケース22とリアケース21の締結後の下側の筐体2
は、図3に示すように、T1の厚さを有する。
【0026】下側の筐体2のリヤケース21は電池収容
部211の横にアンテナ取付部121、アンテナ受け部
213が併置され、電池収容部211の外周は、フロン
トケース221の対応部分と係合して、筐体の変形を抑
える構造になっている。アンテナ取り付け部212、ア
ンテナ受け部213の外側にも前記と類似の壁が設けら
れているが、アンテナ取付部212の部分が厚さ方向に
分割していないため、連続した壁が構成できず、電池収
容部211の外周の比べると剛性が低い。そのため、筐体
の変形を抑える効果は、電池収容部の壁が主に担ってい
る。また、図3に示すように、アンテナ取付部212,
アンテナ受け部213からなるアンテナ受け装置は厚さ
T2を有し、厚さT2は全ての部分において下側の筐体
2の厚さT1に対しT2≦T1となるよう設定される。
【0027】次に、図8,図9を用いて、アンテナ受け
装置を説明する。アンテナ3は下側の筐体2のリヤケー
ス21に保持される。アンテナおよびアンテナ保持部の
詳細を図8に示す。ここでアンテナ接触パイプ37と締
め付けパイプ36を合わせてアンテナ保持部と呼ぶ。ア
ンテナ3はヘリカルアンテナ部31、ヘリカル接触部3
2、ホイップアンテナ33、ホイップ接触部34、止め
ねじ35から構成されている。ヘリカルアンテナ部31
およびホイップアンテナ33とそれぞれの接触部32、
34は、アンテナ内部で電気的に接続されている。
【0028】アンテナ取り付け部212の先端214は
二重円筒のような形状になっており、アンテナ保持部材
としてのアンテナ保持ケース30の対応する二重円筒形
状の後端と嵌合して、後記の構造で締結される。アンテ
ナ保持ケース30の先端301も二重円筒のような形状
になっており、外側の円筒の内径はヘリカルアンテナの
外径よりわずかに大きい。そのため、ヘリカルアンテナ
31の根元部分を収納することができ、ヘリカルアンテ
ナ31を収納時に、ヘリカルアンテナ31に横方向から
力が加わった場合に、ヘリカルアンテナ31の変位を拘
束して、ヘリカル接触部32に過大な力が加わることを
防ぎ、アンテナ3が破損するのを防止する。アンテナ保
持ケース30の径T3についてもT3≦T1となるよう
設定される。また、本実施の形態では、T3=T2に設
定され、アンテナ受け装置との接続部に段差が形成され
るのを防止している。
【0029】アンテナ取付部212とアンテナ保持ケー
ス30の穴をアンテナ接触部37と締め付けパイプ36
が貫通している。アンテナ接触部37の接触円筒部371
の内径はヘリカル接触部32およびホイップ接触部34
の外形よりも極わずか大きく、アンテナ3を収納および
引き出すためにアンテナ3の軸方向に容易に移動するこ
とが可能であるととともに、収納時および引き出し時に
アンテナ3を、その位置に安定して保持できる摩擦力を
発生させ、かつ、電気的に十分低い抵抗で接続すること
ができる。
【0030】締め付けパイプ36の一端に、−(マイナ
ス)ドライバ用の溝が設けられた円形フランジが形成さ
れ、他端の内面に、ねじ361が形成されている。アン
テナ接触パイプ37は、ボディー374の一端にアンテ
ナ接触部371が接続された構成となっており、アンテ
ナ接触部371の根元側の内周に、ねじ372が形成さ
れている。ボディー374の内側に、アンテナの止めね
じ35が非接触で入り込める穴が設けられており、その穴
の奥は、止めねじ35の進行を阻止する壁部373とな
っている。
【0031】このように、ホイップ接触部34がボディ
ー374の中に入り込んで、アンテナ接触部371と接
触することにより、ホイップアンテナのアンテナ接触部
371の部分が短くなり、アンテナとして感度低下の要
因を小さくすることが出来る。また、ボディー374の
他端側にフランジ375が形成され、さらに他端側は円
筒部376となっており、さらにその先端は保護パイプ
38を挿入するために外形が小さくなっている。フラン
ジ375は図示しない多角形形状になっており、アンテ
ナ取り付け部212に設けられた図示しない回転防止溝
と係合して後記の組みたて時に回転するのを防止する。
【0032】図2,図3,図8では、アンテナ保持部に
対し下側の筐体2側にアンテナ3が引き込まれた状態を
示している。アンテナ3はピン91の軸方向の延長線と
交差する方向に移動自在にアンテナ受け装置に保持さ
れ、図2に示すアンテナ3が引き込まれた状態からアン
テナ3を引き出して、図10に示す状態にすることがで
きる。またその逆も可能である。
【0033】この場合、ヘリカルアンテナ31は、ヒン
ジ91に対し上側の筐体2に対してすべて反対側に位置
しているが、ホイップアンテナ33はヒンジ91に対し
ほぼすべての部分が下側の筐体2側にあり、アンテナ3
全体としては過半が下側の筐体2側にある。一方、アン
テナ3が引き出された状態の側面から見た図を図10に
示す。この場合はヘリカルアンテナ31のすべてとホイ
ップアンテナ33の大部分がヒンジ91に対し下側の筐
体2の反対側に位置している。なお、本実施の形態で
は、アンテナ3はピン91の軸方向と直交する方向に移
動自在である。
【0034】次に、アンテナ3およびアンテナ保持部の
組みたて手順を図9により説明する。装置全体としては
以下の手順で組みたてを行う。
【0035】(1)上側の筐体および下側の筐体のフロ
ントケースが下になるように置き、ヒンジ91を両側か
らそれぞれ挿入し、ヒンジ部の組みたてを完了させる。
【0036】(2)上側の筐体および下側の筐体のフロ
ントケースの上に順次部分組み立てされた部品を置き、
必要な作業を行なう。下側の筐体では、フロントケース
の上に、キースイッチシート、その上に回路基板を置
く。また、送話器を所定の場所におく。
【0037】(3)上側の筐体と下側の筐体の接続をす
るフラットケーブルの接続端子を所定の作業手順に従っ
て回路基板状のコネクタに挿入する。
【0038】(4)下側2の筐体のリヤケースにアンテ
ナ3を装着する。この内容は追って詳細に説明する。
【0039】(5)上側の筐体および下側の筐体のリヤ
ケースをそれぞれのフロントケースの上からかぶせ、そ
れぞれのケースの外周壁に設けた、凸部と凹部をばねア
クションにより係合させる。そのあと、上側の筐体およ
び下側の筐体のそれぞれのフロントケースとリヤケース
をねじで結合する。
【0040】(6)下側の筐体に電池を組み込む。
【0041】次に、上記(4)の内容を、以下図9を用
いて説明する。(a)のように、アンテナ3は、(c)の
止めねじ35のない状態で組みたてられ、予め準備され
ている。(b)のように、アンテナ保持ケース30と締め
付けパイプ36、アンテナ接触パイプ37、保護パイプ
38およびリヤケース21はそれぞれ単品部品として、
準備される。
【0042】まず、リヤケース21のアンテナ取り付け
部212に、アンテナ接触パイプ37を挿入し、次に保
護パイプ38をアンテナ接触パイプ37の円筒部376
に挿入する。次に、(c)のように、アンテナ保持ケース
30に締め付けパイプ36を挿入した状態で、締め付け
パイプ36をアンテナ接触パイプ37のアンテナ接触部
371に嵌合させてから、アンテナ保持ケース30をア
ンテナ取り付け部212に嵌合させ、ドライバで締め付
けパイプ36を回転して締め付ける。この時アンテナ保
持ケース30とアンテナ取り付け部212の嵌合部およ
び締め付けパイプとアンテナ接触部のねじ部に、回り止
め用の接着剤を適量塗付する。
【0043】次に、(a)のアンテナ3を、ホイップ接
触部34の側から、アンテナ接触部371の穴に挿入
し、奥まで押し込む。その状態で、(c)のように、保護
パイプ38の端部から、止めねじ35を、ホイップ接触
部34の端面に設けられたねじ穴にねじ込み締め付け
る。この場合も、回りとめ用の接着剤を適量ねじ部に塗
布してねじ締めを行う。
【0044】以上説明した構成と組みたて手順により、
薄型で、アンテナ特性に支障のない位置で、かつ組み立
てが容易な折りたたみ携帯電話を実現することが可能に
なった。
【0045】なお、以上の構造に代えて、たとえば、締
め付けパイプ36側にアンテナとの接触部を設ければ、
予め締め付けパイプ36にアンテナを挿入した状態でア
ンテナ保持ケース30とともに、アンテナ接触パイプ3
7(アンテナとの直接接触はなくなるがこう呼ぶ)を取
りつけたアンテナ取り付け部212に、締め付け固定す
る。
【0046】この場合は、締め付ける際に、アンテナ部
を避けてネジ部を回転させるための工具が必要である。
ここで、アンテナ3に設けたヘリカル接触部32、ホイ
ップ接触部34が締め付けパイプ36に設けた接触部と
接触する位置を近くするためには、止めねじ35が兼ね
ているアンテナ引出し位置決め突き当て部より接触部穴
の第2の筐体側の内径を大きくする必要があるため、外
ネジと内ネジを、図8とは入れ換える。
【0047】アンテナ保持ケース30がアンテナ受け装
置に装着された状態では、図3,図10に示されるよう
に、ヒンジ部のピン91をその軸方向に投射した部分
(図3,図10では約半分)と重なる位置になる。この
状態では円筒部85へのピン91の着脱ができないの
で、組立時あるいは修理等の分解時には、アンテナ保持
ケース30を外した状態で、ピン91の着脱を行う。
【0048】また、アンテナ保持ケース30により、筐
体の長手方向の寸法が短くても、アンテナ保持ケース3
0の軸方向の寸法分だけアンテナの長さを長くすること
ができ、アンテナとして必要な長さを確保できて、通信
性能を維持できる。
【0049】
【発明の効果】本発明によれば、第1の筐体がヒンジに
より第2の筐体に対して回動可能な折り畳み型の携帯電
話において、厚さが薄く組立てのしやすい携帯電話を得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における携帯電話の構成
を示す斜視図である。
【図2】本発明の一実施の形態における携帯電話の構成
を示す平面図である。
【図3】本発明の一実施の形態における携帯電話の構成
を示す正面図である
【図4】本発明の一実施の形態における携帯電話のヒン
ジ部を分解して示す側面図である。
【図5】本発明の一実施の形態における携帯電話の下側
の筐体のリアケースのフロントケースを外した状態の平
面図である。
【図6】本発明の一実施の形態における携帯電話のリア
ケースの正面図である。
【図7】本発明の一実施の形態における携帯電話の下側
の筐体のフロントケースの正面断面図である。
【図8】本発明の一実施の形態における携帯電話のアン
テナおよびアンテナ受け装置の要部断面図である。
【図9】本発明の一実施の形態における携帯電話のアン
テナおよびアンテナ受け装置の組立てを説明する図で、
(a)はアンテナの要部を示す正面図、(b)はアンテ
ナ保持ケースとアンテナ受け装置の要部を示す正面断面
図、(c)はアンテナ保持ケースをアンテナ受け装置に
装着した状態の正面断面図、(d)はアンテナをアンテ
ナ受け装置に装着した状態を示す正面断面図である。
【図10】本発明の一実施の形態における携帯電話のア
ンテナを引き出した状態の正面図である。
【図11】折り畳み型の携帯電話におけるアンテナ取り
付け位置によるアンテナと頭部の位置関係を説明する図
で、(a)は下側の筐体にアンテナがある場合を示す
図、(b)は上側の筐体にアンテナがある場合を示す図
である。
【符号の説明】
1…上側の筐体、2…下側の筐体、3…アンテナ、8…
ヒンジ部、30…アンテナ保持ケース、31…ヘリカル
アンテナ、32…ヘリカル接触部、33…ホイップアン
テナ、34…ホイップ接触部、35…止めねじ、36…
締め付けパイプ、37…アンテナ接触パイプ、38…保
護パイプ、91…ピン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 千木崎 忠司 茨城県ひたちなか市稲田1410番地 株式会 社日立製作所デジタルメディア製品事業部 内 (72)発明者 石川 高司 茨城県ひたちなか市稲田1410番地 株式会 社日立製作所デジタルメディア製品事業部 内 Fターム(参考) 5J046 AA00 AB06 AB12 JA02 JA13 5J047 AA00 AB06 AB12 FA01 FA10 5K023 AA07 BB03 BB04 DD08 LL05

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の筐体と、この第1の筐体にヒンジに
    より折り畳み自在に接続された第2の筐体と、前記第2
    の筐体の横に併設されたアンテナ受け装置と、前記ヒン
    ジの回動軸方向の延長線と交差する方向に移動自在とな
    るよう前記アンテナ受け装置に保持されたアンテナを備
    えた携帯電話において、 前記ヒンジは前記第2の筐体の前記第1の筐体に面する
    側の端部で前記アンテナの移動方向に沿って突出して配
    設されるとともに回動の軸となるピンを備え、前記アン
    テナ受け装置は前記第2の筐体の前記第1の筐体に面す
    る側の端部まで伸び、前記アンテナ受け装置の端部には
    アンテナ保持部材が前記ピンをその軸方向に投影した部
    分の少なくとも一部と重なる位置に着脱可能に装着さ
    れ、前記アンテナが前記アンテナ受け装置と前記アンテ
    ナ保持部材とにより移動自在に保持されることを特徴と
    する携帯電話。
  2. 【請求項2】前記ピンは前記アンテナ保持部材が前記ア
    ンテナ受け装置の端部から外された状態で前記ヒンジに
    対し着脱可能であることを特徴とする請求項1記載の携
    帯電話。
  3. 【請求項3】前記アンテナ受け装置の厚さは前記第2の
    筐体の厚さ以下であることを特徴とする請求項2記載の
    携帯電話。
  4. 【請求項4】前記アンテナはホイップアンテナとこのホ
    イップアンテナに結合されたヘリカルアンテナを備え、
    前記アンテナ保持部材は内部に前記アンテナと電気的接
    触が可能な電気接続部を備え、前記アンテナが格納され
    たときは前記ヘリカルアンテナが前記電気接続部に電気
    的に接続され、前記アンテナが引き出されたときは前記
    ホイップアンテナが前記電気接続部に電気的に接続され
    ることを特徴とする請求項1記載の携帯電話。
  5. 【請求項5】第1の筐体がヒンジにより第2の筐体に対
    して回動可能な折り畳み型の携帯電話において、前記第
    2の筐体の横に並設されたアンテナ受け装置と、前記ヒ
    ンジの軸方向の延長線と交差する方向に移動自在となる
    ように前記アンテナ受け装置に保持されたアンテナを備
    え、前記アンテナの厚さは前記第2の筐体の厚さ以下で
    あることを特徴とする携帯電話。
  6. 【請求項6】前記アンテナは、ホイップアンテナに結合
    のヘリカルアンテナと、前記ヘリカルアンテナを固定す
    るところの電気的に非伝導のアンテナ保持部材を備え、
    前記アンテナが前記アンテナ受け装置に挿入された際、
    前記アンテナ保持部材が前記ヒンジの横に位置して、前
    記アンテナが前記アンテナ受け装置で保持されることを
    特徴とする請求項5記載の携帯電話。
  7. 【請求項7】前記アンテナ受け装置は第1のパイプを備
    え、前記アンテナは、ホイップアンテナに結合のヘリカ
    ルアンテナと、前記ヘリカルアンテナを固定するところ
    の電気的に非伝導のアンテナ保持部材と、前記アンテナ
    保持部材に固定された第2のパイプを備え、前記ホイッ
    プアンテナを前記アンテナ受け装置に挿入して、前記第
    2のパイプを前記第1のパイプに結合させることで、前
    記アンテナ保持部材が前記ヒンジの横に位置して、前記
    アンテナが前記アンテナ受け装置で保持されることを特
    徴とする請求項5記載の携帯電話。
  8. 【請求項8】前記第1のパイプと前記第2のパイプの対
    向部に溝が形成されており、前記溝同士を嵌合させるこ
    とで、前記アンテナが前記アンテナ受け装置で保持され
    ることを特徴とする請求項7記載の携帯電話。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004036069A1 (ja) * 2002-10-15 2004-04-29 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 携帯型電子機器

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