JP2002245788A - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents
不揮発性半導体記憶装置Info
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Abstract
ップブートタイプとを切り換えると共に、ユーザへの出
荷後であっても、ユーザ側にてトップブートタイプとボ
トムブートタイプとを切り換えて設定する。 【解決手段】マルチプレクサ13がアドレス制御回路4
に対して、CAM回路11に記憶される第1情報入力に
従い、CAM回路12からの第2情報入力とBX外部端
子に与えられる第3情報入力を切り換えて出力し、アド
レス制御回路4が、マルチプレクサ13からの選択出力
に応じて、製品のアセンブリ後にボトムブートタイプと
トップブートタイプとを切り換えたり、また、ユーザへ
の出荷後であっても、ユーザ側にてBX外部端子からト
ップブートタイプとボトムブートタイプとを切り換えて
ブートタイプを設定することができる。
Description
ックとブートメモリブロックとにメモリ領域を分割した
メモリセルアレイの所定のメモリセルに入力アドレスに
基づいてアクセス可能とする不揮発性半導体記憶装置に
関する。
リは、携帯電話器、プリンタ、ネットワーク機器などの
さまざまな電子情報機器に搭載され、その市場を広げて
いる。フラッシュメモリとは、一般的には、電源を切っ
てもデータ保持可能でかつデータ書き換え可能なメモリ
セルを複数個同一基板上に形成したものであり、そのメ
モリセルを図3に示している。図3において、メモリセ
ル100は、基板上に形成された拡散領域101,10
2を有しており、拡散領域101,102はメモリセル
のドレイン領域とソース領域を形成している。これらの
ドレイン領域とソース領域の上方にはフローティングゲ
ート103が形成されている。フローティングゲート1
03は電荷を保持するものであり、その上下に酸化膜1
04,105が形成されて、電気的に絶縁された状態に
なっている。この酸化膜105上にはコントロールゲー
ト106が形成され、このコントロールゲート106に
印加する制御電圧によって、フローティングゲート10
3ヘの電荷の注入(プログラム)および、フロティング
ゲート103からの電荷の引き抜き(消去)が行われ、
さらにフローティングゲート103に蓄えられた電荷情
報(データ)を読み出す際のメモリセル100の選択も
行う。
ヘの電荷の注入やフロティングゲート103からの電荷
の引き抜きなど、電荷(電子)のやり取りは、前述した
酸化膜104を通るトンネル電流か、または活性化され
たホットエレクトロンによって行われる。このため、酸
化膜104はトンネル膜とも呼ばれている。酸化膜10
4を通してフローティングゲート103に注入された電
荷は、特別な電界が加えられなければ半永久的に保持さ
れるため、フラッシュメモリに書き込まれた電荷情報
(データ)は、特別な保持用電圧を与えなくとも長期間
保持されることになる。
(DRAM)やスタティックRAM(SRAM)は、デ
ータの保持を行うために、バッテリパックアップが必要
となることから、近年、成長が著しい携帯機器では、こ
のようなバッテリパックアップが不用であるフラッシュ
メモリが多用されるようになっている。
気的に消去/プログラムが可能であり、システム上での
データの書き換えが自由に行えるため、製品サイクルが
短く、開発期間も限られたシステムにとっては、システ
ムソフトウェアのバグ取りを製品出荷直前まで行えた
り、または製品出荷後もソフトウェアにバグがあった際
に、システム内のボードを取り替えることなく簡単にソ
フトウェアのアップデートが行える。このような理由か
ら、データの書き換えが不可能なマスクROMが急速な
勢いで、データの書き換えが可能なフラッシュメモリに
置き換えられつつある。
そのシステムのシステムソフトウェアが書き込まれるこ
とが一般的であるが、フラッシュメモリそのものが電気
的に書き換えが可能であるために、予期せぬ電源遮断な
どにより、フラッシュメモリ内部が誤って書き換えらて
しまうことがある。このような不意の書き換えに対し
て、フラッシュメモリには、様々な保護機能が用いられ
ているが、一般的には、ブロック単位に書き換えを禁止
する方法が用いられている。不幸にも、システムソフト
ウェアが不用意に書き換えられてしまったときに、何ら
かの手法を用いて、外部から再度、システムソフトウェ
アをダウンロードする必要がある。これを行うために
は、システムソフトウェア中のシステムダウンロードを
実行するためのソフトウェア(一般的にはこれをブート
コードと呼ぶ)を、他のソフトウェアとは切り放して、
絶対にデータの書き換えができない(またはデータの書
き換えが非常に困難な)フラッシュメモリ上のブロック
に、他のソフトウェアとは独立に書き込んでおく必要が
ある。
程度の大きさしかないため、これを納めるための、数K
バイトの保護機能の高いブロックが必要になる。これが
ブートブロックと呼ばれるものである。ブートブロック
は、フラッシュメモリの一般的なメモリブロックである
64Kバイトに対し、8Kバイト程度の小さいものにな
っている。このブートブロックは、そのシステムのCP
U(中央演算処理装置)に依存して、そのシステムのア
ドレスエリアの最上位または最下位に配置される。即
ち、ブートブロックに格納されるブートコードは前述の
通り、その性質上システムの初期化(リセット)直後に
実行すべきものであるが、システムに使用されるCPU
がリセット後に実行するアドレス値は、そのアーキテク
チャによって、メモリ空間の先頭(20ビットの物理ア
ドレスを持つCPUの場合、例えば00000H)にあ
るものや、メモリ空間の後尾(同じく、例えばF000
0H)にあるものが存在する。したがって、各々のアー
キテクチャに応じて、ブートブロックをリセット直後に
出力されるアドレスにマッピングするために、ブートブ
ロックがアドレスエリアの最上位側または最下位側の何
れかに配置した方がアドレスデコード回路を容易に実現
できるという利点がある。
ブートブロックが、アドレスエリアの最上位に配置され
たものがトップブートタイプであり、アドレスエリアの
最下位に配置されたものが、ボトムブートタイプと呼ば
れている。したがって、ブートブロックタイプのフラッ
シュメモリには、トップブートタイプの製品とボトムブ
ートタイプの製品の2種類が必ず存在する。これらの両
ブートタイプの製品は、フラッシュメモリベンダーから
出荷される際に、既に何れかのタイプに固定化されてい
る。
揮発性半導体記憶装置」には、ブートタイプの切り換え
手法が示されている。この手法を図5を用いて説明す
る。図5において、アドレスバッファ111には外部か
らアドレスA0〜Aiが入力される。アドレスA0〜A
iはアドレスバッファ111を経由してアドレス制御回
路112に送られる。アドレス制御回路112に送られ
たアドレスA0〜Aiは、アドレス制御回路112で内
部アドレス112a,112bに変換された後にそれぞ
れXデコーダ113とYデコーダ114に送られる。
領域115aとブートメモリ領域115bとが設けられ
ており、これらのメモリ領域の所定のフラッシュメモリ
セルが選択される。
た信号は、センスアンプ116で増幅され、I/0バッ
ファ117を介してデバイス外部にデータD0〜Djと
して出力される。
にてトップブートデバイスとボトムブートデバイスのア
ドレスの切り換えが行われる。この切り換えをつかさど
る制御信号112cは、ワイヤーボンディング部118
から供給される。例えば、ワイヤーボンドがVCC端子
に対して接続され、制御信号112cが「H」レベルに
固定された場合は、アドレスバッファ111から入力さ
れたアドレスA0〜AiをそのままXデコーダ113お
よびYデコーダ114に出力し、また、ワイヤーボンド
がGNDに対して接続され、制御信号112cが「L」
レベルに固定された場合は、Yデコーダ114に出力さ
れるアドレスを反転することで、ブート領域をアクセス
するためのアドレスマップを逆転することができる。
118のボンディングによる切り換え(一般的にはボン
ディングオプションと呼ぶ)により、同一マスクを用い
たブートタイプフラッシュメモリにおいて、パッケージ
ングを行う際に、ボトムブートとトップブートとを容易
に切り替えることができる。なお、書込回路119は、
データ書き込み時に、選択されたメモリセルに対して、
入力データD0〜Djを書込むものである。
ンディングオプションを用いた切り替え手法では、
(1)アセンブリ後にトップブートとボトムブートを切
り替えることができない。また、(2)製品出荷した後
で、ユーザによるブートタイプの切り替えができない。
調整を難しくし、上記(2)の問題は、ユーザサイドで
の在庫調整を難しくしている。
ム用にボトムブートフラッシュメモリを持つ製品を購入
したが、そのシステムの製品出荷量があまり伸びず、ボ
トムブートフラッシュメモリを持つ製品が在庫として残
ってしまったような場合、それをトップブート用のシス
テムに転用することができない。
で、製品のアセンブリ後にボトムブートタイプとトップ
ブートタイプとを切り換えると共に、ユーザへの出荷後
であっても、ユーザ側にてトップブートタイプとボトム
ブートタイプとを切り換えて設定することができる不揮
発性半導体記憶装置を提供することを目的とする。
記憶装置は、メインメモリブロックとブートメモリブロ
ックとにメモリ領域を分割したメモリセルアレイの所定
のメモリセルに入力アドレスに基づいてアクセス可能と
する不揮発性半導体記憶装置において、所定の第1情報
を記憶可能とする第1情報記憶手段と、所定の第2情報
を記憶可能とする第2情報記憶手段と、第1情報記億手
段からの第1情報入力に応じて、第2情報記憶手段から
の第2情報入力と外部からの第3情報入力の何れかを選
択して制御信号として出力する出力選択手段と、該制御
信号に応じてトップブートタイプとボトムブートタイプ
を切り換えるアドレス制御手段とを備えたものであり、
そのことにより上記目的が達成される。この出力選択手
段は、好ましくは、第1情報記億手段からの第1情報入
力が第1レベルのときは第2情報記憶手段からの第2情
報入力をアドレス制御手段に出力し、第1情報記億手段
の第1情報入力が第2レベルのときは外部からの第3情
報入力をアドレス制御手段に出力する。
うな、一旦、接続状態を設定したら変更が不可能な方法
によらず、出力選択手段が、第1情報記憶手段に記憶さ
れる第1情報入力に従い、第2情報記憶手段からの第2
情報入力と外部端子に与えられる第3情報入力を切り換
えてアドレス制御手段に出力可能としたので、製品のア
センブリ後にボトムブートタイプとトップブートタイプ
とを切り換えることが可能となり、ユーザへの製品出荷
後であっても、ユーザ側にて外部端子からトップブート
タイプとボトムブートタイプとを切り換えて設定するこ
とが可能となる。
体記憶装置において、第1情報記憶手段および第2情報
記憶手段はそれぞれ、少なくとも2つの不揮発性半導体
メモリセルを有し、その全ての不揮発性半導体メモリセ
ルが消去された初期状態から、何れか一方の不揮発性半
導体メモリセルに情報書き込みを行うことにより記憶状
態を設定する。
第2情報記憶手段に不揮発性半導体メモリセルを用いる
ため、それに記憶される情報はデータを不揮発に保持す
ると共にデータ書き込み可能で柔軟に変更することが可
能になる。
導体記憶装置において、第1情報記憶手段および第2情
報記憶手段に記憶される情報は、外部から入力されるコ
マンドに従って設定可能とする。
のアセンブリが完了し製品として出荷した後において
も、外部からコマンドを入力することにより、トップブ
ートタイプとボトムブートタイプの切替えを行うことが
可能となる。
導体記憶装置において、第1情報記憶手段および第2情
報記憶手段に記憶される情報を設定する外部から入力さ
れるコマンドを無効にするコマンド無効手段をさらに有
する。
たので、誤書き込みによる不用意なトップブートタイプ
とボトムブートタイプの切替えが防止可能となり、ブー
トブロックの高い保護機能を維持することが可能とな
る。このコマンドを無効にする手段として、例えばその
目的のためのコマンドをさらに備えるようにすることも
可能である。
憶装置について図面を参照しながら説明する。
発性半導体記憶装置の要部構成を示すブロック図であ
る。図1において、ブートタイプフラッシュメモリであ
る不揮発性半導体記憶装置1は、アドレスバッファ2
と、I/Oバッファ3と、アドレス制御手段としてのア
ドレス制御回路4と、書込回路5と、センスアンプ6
と、Xデコーダ7と、Yデコーダ8と、メインメモリ領
域9aおよびブートメモリ領域9bを持つメモリセルア
レイ9と、バッファ10と、第1情報記憶手段としての
CAM(Content Addressable Memory)回路11と、第
2情報記憶手段としてのCAM回路12と、出力選択手
段(スイッチ手段)としてのマルチプレクサ13とを備
えている。
の一時記憶部であり、外部から入力されたアドレスA0
〜Aiをアドレス制御回路4に出力するようにしてい
る。
憶部であり、デバイス外部から入力されたデータD0〜
Djを書込回路5に出力すると共に、センスアンプ6か
らのデータD0〜Djをデバイス外部に出力するもので
ある。
2からのアドレスA0〜Aiは、内部アドレス4a,4
bに変換した後にXデコーダ7とYデコーダ8に出力す
るものである。また、アドレス制御回路4は、ブートタ
イプ切換用の制御信号4cに応じて、ブート領域をアク
セスするためのアドレスマップを逆転することにより、
トップブートタイプとボトムブートタイプのアドレスの
切り換えを行うようになっている。トップブートタイプ
とは、ブートメモリブロック9bを選択するアドレスが
メインメモリブロック9aを選択するアドレスよりも上
位に位置するものである。また、ボトムブートタイプと
は、ブートメモリブロック9bを選択するアドレスがメ
インメモリブロック9aを選択するアドレスよりも下位
に位置するものである。
コーダ7およびYデコーダ8にて選択されたメモリセル
に対して、入力データD0〜Djを書込むものである。
デコーダ8にて選択されたメモリセルから読み出された
信号を増幅するものである。
アドレスに基づいてメモリ領域の所定のフラッシュメモ
リセルを選択するものである。
上の電気的な消去単位であるメインメモリブロック9a
と、このメインメモリブロック9aのビットサイズより
もビットサイズの小さいブートメモリブロック9bとの
メモリ領域に分割されて設けられている。
ュメモリデバイスのBX外部端子が接続されており、B
X外部端子に入力されたブートタイプ選択用の外部信号
BXを一旦記憶するものである。
リの内部状態(ブートタイプ)を選択する情報(第1情
報入力と第2情報入力)を保持するための記憶回路であ
り、情報記憶用に例えば2つの不揮発性半導体メモリセ
ル(フラッシュメモリセル)を用いて構成されている。
CAM回路11,12の一回路構成例を図2に示してい
る。
例を示す回路図である。図2において、CAM回路1
1,12はそれぞれ、ロード(負荷)となるPchトラ
ンジスタ21、Nchトランジスタ22およびフラッシ
ュメモリセル23がこの順に直列接続されると共に、ロ
ード(負荷)となるPchトランジスタ24、Nchト
ランジスタ25およびフラッシュメモリセル26がこの
順に直列接続されて設けられている。これらのPchト
ランジスタ21とNchトランジスタ22の接続点であ
るノード27はPchトランジスタ24のゲートに接続
され、Pchトランジスタ24とNchトランジスタ2
5の接続点であるノード28はPchトランジスタ21
のゲートに接続されており、ノード28はインバータ2
9を介して出力端子30に接続されている。また、Nc
hトランジスタ22,25の各ゲートはバイアス回路3
1に共通接続され、フラッシュメモリセル23,26の
各コントロールゲートはバイアス回路32に共通接続さ
れている。さらに、Nchトランジスタ22とフラッシ
ュメモリセル23の接続点であるノード33はNchト
ランジスタ34を介してプログラム電圧発生回路35の
一方出力端子に接続され、Nchトランジスタ25とフ
ラッシュメモリセル26の接続点であるノード36はN
chトランジスタ37を介してプログラム電圧発生回路
35の他方出力端子に接続され、Nchトランジスタ3
4のゲートは入力端子Aが接続されたノード38に接続
され、Nchトランジスタ37のゲートは入力端子Bが
接続されたノード39に接続されている。
らの出力信号(第1情報入力)を受けて、CAM回路1
2からの出力信号(第2情報入力)と、バッファ10か
らの外部信号(第3情報入力)との何れかを選択し、そ
の選択した信号をアドレス制御回路4に出力するもので
ある。具体的には、マルチプレクサ13は、入力端子の
一方にCAM回路12の出力端子が接続され、その他方
にバッファ10の出力端子が接続され、バッファ10の
入力端子はフラッシュメモリデバイスのBX外部端子に
接続されており、CAM回路11からの出力信号が
「L」レベル(第2レベル)のときは、外部信号(第3
情報入力)をマルチプレクサ13の制御信号として出力
し、CAM回路11からの出力信号が「H」レベル(第
1レベル)のときは、CAM回路12からの出力信号
(第2情報入力)をマルチプレクサ13の制御信号とし
て出力するスイッチ回路である。
る。まず、本発明の特徴部分であるCAM回路11,1
2の回路動作について説明する。
了した直後のウエハ状態では、UVイレース(紫外線照
射による消去)または電気的イレースにより、フラッシ
ュメモリセル23、26は共に消去状態となっている。
この消去状態では、前述した図3のメモリセルで示した
フローティングゲートの電子が放出されているため、フ
ラッシュメモリセル23、26の閾値は低くなってお
り、バイアス回路32からのバイアス電圧により、フラ
ッシュメモリセル23,26は共に導通状態であり、ノ
ード33,27およびノード36,28の電位を下げよ
うとする。ロードのPchトランジスタ21,24の能
力をフラッシュメモリセル23,26の能力より十分小
さくしておけば、ノード27,28は共に十分低い電圧
レベルとなり、出力端子30にはロジック「H」レベル
が出力される。
ッシュメモリセル23,26に対してプログラムを行う
のに十分な高電圧(「H」レベル)を発生させたのち、
ノード39に入力端子Bから高電圧を加え、かつバイア
ス回路32からのバイアス電圧を十分高く設定すると、
フラッシュメモリセル26のドレイン側のノード36に
は、Nchトランジスタ37を介して、プログラムに十
分な高電圧が印加され、フラッシュメモリセル26はプ
ログラムされ、その閥値が上昇する。一旦、フラッシュ
メモリセル26がプログラムされると、フラッシュメモ
リ26は非導通になり、フラッシュメモリセル23は導
通状態のままであるので、ノード33,27が「L」レ
ベル、ノード36,28が「H」レベルになり、出力端
子30からはロジック「L」レベルが出力される。
ゲート側のノード38を入力端子Aから高電圧にして、
フラッシュメモリセル23側をプログラムすると、ノー
ド33,27が「H」レベルになり、ノード36,28
は「L」レベルのままであり、出力端子30にはロジッ
ク「H」レベルが出力される。
は、2つあるフラッシュメモリセル23,26の何れか
にプログラム(情報書き込み)を行うことで、「L」レ
ベルおよび「H」レベルの情報を記憶して記憶状態が設
定される。一般的に、揮発性半導体メモリのダイナミッ
クRAMやスタティックRAMに用いられるフューズと
違い、このCAM回路11,12を用いることで、パッ
ケージ後も情報の記憶を行うことができる。
いて説明する。
がパッケージにアセンブリされた直後は、CAM回路1
1,12内のフラッシュメモリセルには全くプログラム
が行われていないため、CAM回路11,12の出力信
号が共に「H」レベルとなっており、マルチプレクサ1
3からの出力信号として、CAM回路12の出力信号が
選択されて「H」レベルの信号が出力される。
M回路11内のどちらか適当な方のフラッシュメモリセ
ル23または26にプログラムを行い、その出力信号を
「L」レベルにすることで、バッファ10からの外部信
号BXをマルチプレクサ13からの制御信号としてアド
レス制御回路4に出力することができる。
外部信号BXにより、アドレス制御回路4を直接制御で
きるため、ユーザへの製品出荷後に、ユーザのシステム
に搭載する際に、BX外部端子をそのシステムの電源
(VCC)かまたは接地(GND)側に接続すること
で、その時点でトップブートタイプとボトムブートタイ
プの切り換えを行うことができる。したがって、ユーザ
は、在庫製品として保存しているフラッシュメモリを、
その用途に合わせて、自由にボトムブートタイプとトッ
プブートタイプとに切り換えることができる。
ーザヘの製品出荷の際に、CAM回路11の出力信号を
「H」レベルに設定することで、マルチプレクサ13か
らの制御信号を外部信号BXから切り離し、CAM回路
12側の出力信号とすることで、CAM回路12の出力
信号を「L」レベルに設定するかまたは、「H」レベル
に設定するかによって、ユーザヘの製品出荷の際に、ボ
トムブートタイプとトップブートタイプの何れかに設定
することもできる。
の出力信号は、外部から入力するコマンドによって図6
のCAM書込回路を介して設定するようにすることもで
きる。このようにすることにより、本発明の不揮発性半
導体記憶装置1をユーザに製品出荷した後も、ユーザ側
で容易にボトムブートタイプとトップブートタイプの切
り替えを行うことができる。この場合、誤書き込みによ
る不用意な設定を防ぐために、このコマンドの入力を無
効にする図6に示すコマンド無効手段14(例えば書込
禁止レジスタおよび二つの論理積回路で構成され、これ
によってCAM書込回路からの書込データを遮断可能で
ある)をさらに備えれば、ブートブロックが本来有して
いた高度な保護機能も維持することができる。もちろ
ん、通常、メーカ側の出荷テストにおいて行われている
ように、この不揮発性半導体記憶装置1をある特殊な状
態(OEバーなどの抑制信号にVCC以上の電圧を印加
して内部テストモードにするような状態)にすることに
より、CAM回路11,12を設定モードにし、CAM
回路11,12の出力を変更するようにしても良い。こ
の場合、CAM回路11,12の記憶状態の設定は複雑
になるが、誤書き込みによる不用意な切替えが発生する
ことは極めて稀となり、専用のコマンドを備えるような
新たな保護手段を用いることなく、容易に高い保護機能
を保持できるという利点がある。
プレクサ13がアドレス制御回路4に対して、CAM回
路11に記憶される第1情報入力に従い、CAM回路1
2からの第2情報入力とBX外部端子に与えられる第3
情報入力とを切り換えて制御信号として出力し、アドレ
ス制御回路4がこれを受けて、製品のアセンブリ後にボ
トムブートタイプとトップブートタイプとを切り換えた
り、また、ユーザへの出荷後であっても、ユーザ側にて
BX外部端子からトップブートタイプとボトムブートタ
イプとを切り換えてブートタイプを容易に設定すること
ができるものである。
メモリセル23,26を用いるため、それに記憶される
ブートタイプ選択用の情報はデータを不揮発に保持する
と共に情報書き込み可能で柔軟にブートタイプ選択用の
情報を変更することができる。
ンブリが完了し製品として出荷した後においても、BX
外部端子からコマンドを入力することにより、マルチプ
レクサ13を介してアドレス制御回路4にてトップブー
トタイプとボトムブートタイプとの切り換えを行うこと
ができ、メモリセルアレイ9のブートタイプに容易に対
応することができる。
書き込みによる不用意なトップブートタイプとボトムブ
ートタイプの切替えを防止でき、ブートブロックの高い
保護機能を維持することができる。
アセンブリ後のユーザヘの出荷直前にトップブートタイ
プとボトムブートタイプを設定することができるだけで
なく、製品出荷後にもユーザにより両ブートタイプを切
り替えて設定することができるため、トップブートタイ
プとボトムブートタイプの調整をきわめて容易に行うこ
とができる。
憶手段に不揮発性半導体メモリセルを用いるため、それ
に記憶されるブートタイプ選択情報を不揮発に保持する
と共に情報書き込み可能で柔軟にその情報を容易に変更
することができる。
ブリが完了し製品として出荷した後においても、外部か
らコマンドを入力することにより、トップブートタイプ
とボトムブートタイプの切り換えを行うことができる。
誤書き込みによる不用意なトップブートタイプとボトム
ブートタイプの切り換えが防止できて、ブートブロック
の高い保護機能を維持することができる。
憶装置の要部構成を示すブロック図である。
ブートタイプフラッシュメモリのメモリマップ図であ
る。
成を示すブロック図である。
手段およびCAM書込回路を更に備えた構成例を示すブ
ロック図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 メインメモリブロックとブートメモリブ
ロックとにメモリ領域を分割したメモリセルアレイの所
定のメモリセルに入力アドレスに基づいてアクセス可能
とする不揮発性半導体記憶装置において、 所定の第1情報を記憶可能とする第1情報記憶手段と、 所定の第2情報を記憶可能とする第2情報記憶手段と、 該第1情報記億手段からの第1情報入力に応じて、該第
2情報記憶手段からの第2情報入力と外部からの第3情
報入力の何れかを選択して制御信号として出力する出力
選択手段と、 該制御信号に応じてトップブートタイプとボトムブート
タイプを切り換えるアドレス制御手段とを備えた不揮発
性半導体記憶装置。 - 【請求項2】 前記出力選択手段は、前記第1情報記億
手段からの第1情報入力が第1レベルのときは該第2情
報記憶手段からの第2情報入力を前記アドレス制御手段
に出力し、該第1情報記億手段の第1情報入力が第2レ
ベルのときは外部からの第3情報入力を該アドレス制御
手段に出力する請求項1記載の不揮発性半導体記憶装
置。 - 【請求項3】 前記第1情報記憶手段および第2情報記
憶手段はそれぞれ、少なくとも2つの不揮発性半導体メ
モリセルを有し、その全ての不揮発性半導体メモリセル
が消去された初期状態から、何れか一方の不揮発性半導
体メモリセルに情報書き込みを行うことにより記憶状態
を設定する請求項1または2記載の不揮発性半導体記憶
装置。 - 【請求項4】 前記第1情報記憶手段および第2情報記
憶手段に記憶される情報は、外部から入力されるコマン
ドに従って設定可能とする請求項1〜3の何れかに記載
の不揮発性半導体記憶装置。 - 【請求項5】 前記第1情報記憶手段および第2情報記
憶手段に記憶される情報を設定する外部から入力される
コマンドを無効にするコマンド無効手段をさらに有した
請求項1〜4の何れかに記載の不揮発性半導体記憶装
置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2001037760A JP3891543B2 (ja) | 2001-02-14 | 2001-02-14 | 不揮発性半導体記憶装置 |
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JP2001037760A JP3891543B2 (ja) | 2001-02-14 | 2001-02-14 | 不揮発性半導体記憶装置 |
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