JP2002245291A - 中古車評価入力装置及び車体情報入力方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 初めてオークションに出品される中古車で
も、その車体情報の入力を車体番号の入力によって、簡
単に行うことができる中古車評価入力装置及びその入力
方法を提供する。 【解決手段】 過去に取り扱った全ての中古車の車体情
報を車体番号を基に整理した車体情報ファイルと、被検
査中古車の車体番号を入力する手段と、前記入力された
車体番号を前記車体情報ファイルから検索する検索手段
と、前記検索手段で検索された車体番号の車体情報を被
検査中古車の車体情報として入力画面に表示する表示手
段と、を有する中古車評価入力装置において、前記検索
手段における検索結果で同一の車体番号の中古車が発見
できない場合に、前記入力された被検査中古車の車体番
号の下１桁目から順次１桁づつ無視した車体番号で、前
記車体情報ファイルからの検索を実行する簡易検索手段
を設け、前記簡易検索手段での検索で発見された中古車
の車体情報を被検査中古車の仮の車体情報として、前記
入力画面に表示することを特徴とする中古車評価入力装
置。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、中古車の無在庫オ
ークション使用する被検査中古車の評価入力装置に関す
る。

【０００２】

【従来の技術】従来中古車のオークションシステムとし
ては、オークションの参加者に対して予め中古車等の物
品の内容・品質に関する情報を印刷物で提供しておき、
オークション会場でオークションにかかる対象物品を順
次出品しながら競りを行うシステムが一般的であった。
このようなシステムでは、オークションに必要な条件と
して、対象の物品（車両）を実際に見れる状態に措く必
要があると共に、オークションに要する時間としては１
台当たり約２０〜４０秒程度の短時間で行えることが必
要である。

【０００３】しかし、このような実際の中古車をオーク
ション会場に持ち込むシステムでは、競りの対象となる
中古車を競り会場に搬入・搬出させる必要があると共
に、オークションの対象となる中古車を保管しておく駐
車スペースが必要になる。また、買い手が競りに参加す
るためには、直接オークション会場に出向く必要がある
ため、出席できる買い手の人数にも制限があった。

【０００４】上記の如き、現物の車両を対象とした中古
車のオークションをの欠点を改善する手法として、無在
庫でのオークションシステムとして、本出願人が先に出
願した特開平１１−１９５０６９号公報に記載のものが
ある。上記公報に記載のオークションシステムは、予
め、オークションの対象となる個々の中古車に対して、
当該オークションの対象となる中古車の存在する地域を
担当する検査員が出品車評価装置を用いて、図３に示す
ような外装ダメージチェック画面をディスプレイに表示
しながら、該当中古車の外装のダメージ状況をチェック
して、そのチェックデータをホストコンピュータに送信
していた。

【０００５】上記検査員が用いる出品車評価装置の外装
のダメージチェック画面は、図３に示す如き、車両の外
装を平面上に引き伸ばした状態になっている。図３にお
いて、ダメージチェックの対象となる中古車の車体の表
面をRフェンダー１、Lフェンダー２、RFドア３、RFドア
４、Rロッカーパネル５、Lロッカーパネル６、RRドア
７、RLドア８、Rクオーター９、Lクオーター１０、Rウ
インドウ１１、Lウインドウ１２、ボンネット１３、Fウ
インドウ１４、ルーフ１５、Rウインドウ１６及びトラ
ンクリッド１７に分割して、それぞれの箇所についての
外装のダメージの状況を該当箇所の位置に２個の枠内に
記号で入力するようになっていた。

【０００６】上記２桁の記号は、１枠目はダメージの種
類（例えば、線キズ（A）、要板金（B）、腐食（C）、
サビ（S）、要塗装（P）、波有り（W）、要変換（X）、
交換後（XX）、板金加修跡（BP））であり、２枠目は、
ダメージの程度で、（例えば、ダメージ小（１）、ダメ
ージ中（２）、ダメージ大（３））である。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】上記の如き、オークシ
ョンに出品される被検査中古車のデータには車体情報を
付与する必要がある。しかし、車体情報には、車名、グ
レード、型式、排気量、ドア、登録番号、走行距離、燃
料、年式、車歴、車検、色、装備、内装等多数の項目の
入力が必要である。この車体情報の入力に関しては、従
来の出品車評価装置では、車体情報の入力に関して、以
下の図４を用いて説明する。

【０００８】まず、多数の車体情報を、車体番号から一
意的に決定できるデータとそれ以外のデータとの分類
し、先ず車体番号を入力すると、この車体番号に基づい
て、この車体番号から一意的に決定される、例えば、車
名やグレード等が第一のデータ１２として表示される。
また、入力された車体番号からは一意的には決定できな
い登録番号や走行距離等の第二のデータ１３について
は、検査員が入力手段２１から入力する。

【０００９】また、前記第一のデータ１２を確定する場
合には、そのデータの下位の複数の第一の付属データ１
４ａ〜１４ｍを検査員が選択することによって確定され
る。前記第一の付属データが１個だけの場合には、選択
する必要がないので自動的に確定される。また、第一の
付属データの下位に複数の第二付属データが存在する場
合には、上記と同様に処理される。

【００１０】上記の如く、従来の車体情報の入力は、被
検査中古車の車体番号が記憶装置２３のファイル内に存
在する場合には、車体情報の入力を短時間に行うことが
可能であったが、初めてオークションに出品される中古
車については、記憶装置２３ないのファイルには蓄積さ
れていないので、当該被検査中古車の車体番号を入力し
ても、当該車体番号は蓄積されていないので、車体情報
の入力には役立たなかった。

【００１１】この発明は、初めてオークションに出品さ
れる中古車でも、その車体情報の入力を車体番号の入力
によって、簡単に行うことができる中古車評価入力装置
及びその入力方法を提供することである。

【００１２】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、過去に取り扱った全ての中古車の車体情報を車体番
号を基に整理した車体情報ファイルと、被検査中古車の
車体番号を入力する手段と、前記入力された車体番号を
前記車体情報ファイルから検索する検索手段と、前記検
索手段で検索された車体番号の車体情報を被検査中古車
の車体情報として入力画面に表示する表示手段と、を有
する中古車評価入力装置において、前記検索手段におけ
る検索結果で同一の車体番号の中古車が発見できない場
合に、前記入力された被検査中古車の車体番号の下１桁
目から順次１桁づつ無視した車体番号で、前記車体情報
ファイルからの検索を実行する簡易検索手段を設け、前
記簡易検索手段での検索で発見された中古車の車体情報
を被検査中古車の仮の車体情報として、前記入力画面に
表示することによって、過去に取り扱ったことのある中
古車の車体情報をそのまま利用することができるので、
検査員による車体情報の入力がほとんど不要になる。ま
た、過去の当該中古車の査定情報をも、車体番号から取
り寄せて利用することができる。（請求項１）

【００１３】また、前記入力画面に表示された仮の車体
情報を基に、被検査中古車の車体情報に修正する修正手
段を有することによって、過去に取り扱った中古車であ
っても、何年か経過しているため車体情報のうち変更さ
れている部分が存在し得るので、当該車体情報の内の変
更部分を修正することによって正確な車体情報の入力が
可能になる。（請求項２）

【００１４】また、前記修正手段は、前記簡易検索手段
における検索において、無視された車体番号の桁数に応
じて、予め定められた車体情報の修正可能箇所の表示の
態様を他の部分の表示の態様と異ならせることによっ
て、検査員が仮の車体情報を修正する場合に、修正する
可能性のあるデータ部分の認識を容易にさせることがで
きる。（請求項３）

【００１５】また、前記修正可能個所の表示は、選択可
能に複数の候補を表示することによって、タッチペン等
の指示によって容易にデータの変更ができる。（請求項
４）

【００１６】また、被検査中古車の車体番号を入力する
ステップと、前記入力された車体番号を過去に取り扱っ
た車体情報ファイルから検索するステップと、前記検索
するステップで検索された車体番号の車体情報を被検査
中古車の車体情報として入力画面に表示するステップと
を含む、中古車評価入力装置の車体情報入力方法におい
て、前記検索するステップにおける検索結果で同一の車
体番号の中古車が発見できない場合に、前記入力された
被検査中古車の車体番号の下１桁目から順次１桁づつ無
視した車体番号で、前記車体情報ファイルからの検索を
実行する簡易検索ステップとを設け、前記簡易検索ステ
ップでの検索で発見された中古車の車体情報を被検査中
古車の仮の車体情報として、前記入力画面に表示するス
テップとを有することによって、過去に取り扱ったこと
のある中古車の車体情報をそのまま利用することができ
るので、検査員による車体情報の入力がほとんど不要に
なる。また、過去の当該中古車の査定情報をも、車体番
号から取り寄せて利用することができる。（請求項５）

【００１７】また、前記入力画面に表示された仮の車体
情報を基に、被検査中古車の車体情報に修正する修正ス
テップを有することによって、過去に取り扱った中古車
であっても、何年か経過しているため車体情報のうち変
更されている部分が存在し得るので、当該車体情報の内
の変更部分を修正することによって正確な車体情報の入
力が可能になる。（請求項６）

【００１８】また、前記修正ステップは、前記簡易検索
ステップにおける検索において、無視された車体番号の
桁数に応じて、予め定められた車体情報の修正可能箇所
の表示の態様を他の部分の表示の態様と異ならせること
によって、検査員が仮の車体情報を修正する場合に、修
正する可能性のあるデータ部分の認識を容易にさせるこ
とができる。（請求項７）

【００１９】また、前記修正可能個所の表示は、選択可
能に複数の候補を表示して、検査員が現場において、タ
ッチペン等の指示によって容易にデータの変更ができ
る。（請求項８）

【００２０】

【発明の実施の形態】

【００２１】以下、図１及び２を用いて、本発明の中古
車評価入力装置及び評価結果入力方法について説明す
る。図１において、２０は検査員が保有し、中古車の検
査現場で検査結果を入力する中古車評価入力装置であ
る。該中古車評価入力装置２０は、キーボード又は／及
びタッチペンよりなる入力装置２１、ディスプレイ（表
示手段）２４、プリンタ２５、演算装置２２、記憶装置
２３、読取装置２６及びインタフェース２１ａ〜２８ａ
がバス２７を介して接続された構成で、ホストコンピュ
ータ２８との間で、インタフェース２８ａを介してデー
タの送受が実行される。

【００２２】本発明においても、オークションの対象と
なる個々の中古車に対して、当該オークションの対象と
なる中古車の存在する地域を担当する検査員が外装ダメ
ージチェック画面をディスプレイ２４に表示しながら、
該当中古車の外装のダメージ状況をチェックして、その
チェックデータをホストコンピュータに送信する点は同
様である。

【００２３】以下、本発明において、オークションに出
品される被検査中古車のデータに必要な車体情報を簡易
に入力することができる中古車評価入力装置の入力方法
について説明する。図２は、中古車評価入力装置に検査
員がオークションにかけられる中古車の検査を実施した
検査結果を入力するのに先立って、当該中古車の車体情
報を入力する方法そ説明するフローチャートである。

【００２４】先ず、検査員は入力手段２１から、当該中
古車の車体番号の入力を行う。（ステップ(a)） 次に、前記ステップ(a)で入力された車体番号を、記憶
装置２３に蓄積されている過去に取り扱った全ての中古
車の車体情報を車体番号を基に整理した車体情報ファイ
ルから検索を実行する。（ステップ（ｂ））

【００２５】ステップ（ｂ）の検索によって、入力され
た車体番号が前記車体情報ファイル中に存在した場合に
は、当該車体番号に関する車体情報（車名、グレード、
型式、排気量、ドア、登録番号、走行距離、燃料、年
式、車歴、車検、色、装備、内装等）を検査員の保持す
る中古車評価入力装置２０の表示手段（ディスプレイ）
２４に表示する。（ステップ(g)） この場合には、過去の当該中古車の車体情報データのほ
とんどが利用でき（内装や装備に変更が有った場合に
は、検査員が入力手段から変更入力する。）検査員の入
力の手数がほとんど無くなる。

【００２６】なお、検索に用いる過去に取り扱った全て
の中古車の車体情報を車体番号を基に整理した車体情報
ファイルを記憶装置２３に蓄積していることを前提に説
明したが、このファイルをホストコンピュータ２８の図
示しない記憶手段に蓄積しておき、検索の度に記憶装置
２３に転送しても良い。また、検査員が入力した当該中
古車の車体番号をホストコンピュータ２８に転送して、
ホストコンピュータで検索を実行して、その結果を返送
することも可能である。

【００２７】また、ステップ(b)の検索によって、入力
された車体番号が存在しない場合には、当該車体番号の
下１桁を無視した車体番号の入力を実行する。（ステッ
プ(c)） この入力は、前記ステップ(a)にて、車体番号の全桁が
入力されているので、下１桁のデータを無視する指示の
みで良い。

【００２８】前記ステップ(c)の指示に基づいて、下１
桁のデータを無視した車体番号について、前記記憶装置
２３に蓄積されている過去に取り扱った全ての中古車の
車体情報を車体番号を基に整理した車体情報ファイルか
ら第１回の簡易検索を実行する。（ステップ（ｄ）） この簡易検索を実行する意味は、車体番号の下１桁のみ
が違い、他の車体番号が一致する車体とは、同一の車種
で製造日等が違う程度で、類似点が極めて多いという経
験則に基づいている。

【００２９】ステップ（d）の検索によって、入力され
た車体番号の下１桁を無視した車体番号が前記車体情報
ファイル中に存在した場合には、当該車体番号に関する
車体情報（車名、グレード、型式、排気量、ドア、登録
番号、走行距離、燃料、年式、車歴、車検、色、装備、
内装等）を検査員の保持する中古車評価入力装置２０の
表示手段（ディスプレイ）２４に表示する。（ステップ
(h)） この場合にも、過去の当該中古車の車体情報データの相
当数の部分が利用でき（検査対象車体と相違する部分の
データは、検査員が入力手段から変更入力する。）検査
員の入力の手数が少なくなる。

【００３０】また、ステップ(d)の検索によって、入力
された下１桁のデータを無視した車体番号が存在しない
場合には、当該車体番号の更に下ｎ桁を無視した車体番
号の入力を実行する。（ステップ(e)） この入力は、前記ステップ(a)にて、車体番号の全桁が
入力されているので、更に下ｎ桁までのデータを無視す
る指示のみで良い。

【００３１】前記ステップ(e)の指示に基づいて、下ｎ
桁のデータを無視した車体番号について、前記記憶装置
２３に蓄積されている過去に取り扱った全ての中古車の
車体情報を車体番号を基に整理した車体情報ファイルか
ら第ｎ回の簡易検索を実行する。（ステップ（f）） この簡易検索を実行する意味は、車体番号の下ｎ桁のみ
が違い、他の車体番号が一致する車体とは、類似点が多
いという経験則に基づいている。

【００３２】ステップ（f）の検索によって、入力され
た車体番号の下ｎ桁を無視した車体番号が前記車体情報
ファイル中に存在した場合には、当該車体番号に関する
車体情報（車名、グレード、型式、排気量、ドア、登録
番号、走行距離、燃料、年式、車歴、車検、色、装備、
内装等）を検査員の保持する中古車評価入力装置２０の
表示手段（ディスプレイ）２４に表示する。（ステップ
(h)） この場合には、過去の当該中古車の車体情報データの内
利用できるものがある程度存在する（検査対象車体と相
違する部分のデータは、検査員が入力手段から変更入力
する。）ので、検査員の入力の手数が全ての車体情報を
入力する場合に比較して少なくなる。

【００３３】なお、車体番号の下ｎ桁を無視した検索し
たによって、一致した場合には、無視した桁数に応じ
て、修正可能データ部分を他のデータ部分と波異なった
表示形態（色、ブリンク等）で表示することによって、
検査員に対して、車体情報の内の修正の必要のある部分
のデータを容易に認識させることができる。

【００３４】また、上記修正可能部分のデータに関して
は、各データ部分毎に、予め定められた複数の候補デー
タを表示させて、検査員がタッチペン等によって容易に
データの修正することが可能である。

【００３５】

【発明の効果】請求項１に記載の発明では、過去に取り
扱った全ての中古車の車体情報を車体番号を基に整理し
た車体情報ファイルと、被検査中古車の車体番号を入力
する手段と、前記入力された車体番号を前記車体情報フ
ァイルから検索する検索手段と、前記検索手段で検索さ
れた車体番号の車体情報を被検査中古車の車体情報とし
て入力画面に表示する表示手段と、を有する中古車評価
入力装置において、前記検索手段における検索結果で同
一の車体番号の中古車が発見できない場合に、前記入力
された被検査中古車の車体番号の下１桁目から順次１桁
づつ無視した車体番号で、前記車体情報ファイルからの
検索を実行する簡易検索手段を設け、前記簡易検索手段
での検索で発見された中古車の車体情報を被検査中古車
の仮の車体情報として、前記入力画面に表示することに
よって、過去に取り扱ったことのある中古車の車体情報
をそのまま利用することができるので、検査員による車
体情報の入力がほとんど不要になるという効果を奏す
る。また、過去の当該中古車の査定情報をも、車体番号
から取り寄せて利用することができる。

【００３６】また、請求項２に記載の発明では、前記入
力画面に表示された仮の車体情報を基に、被検査中古車
の車体情報に修正する修正手段を有することによって、
過去に取り扱った中古車であっても、何年か経過してい
るため車体情報のうち変更されている部分が存在し得る
ので、当該車体情報の内の変更部分を修正することによ
って正確な車体情報の入力が可能になる。

【００３７】また、請求項３に記載の発明では、前記修
正手段は、前記簡易検索手段における検索において、無
視された車体番号の桁数に応じて、予め定められた車体
情報の修正可能箇所の表示の態様を他の部分の表示の態
様と異ならせることによって、検査員が仮の車体情報を
修正する場合に、修正する可能性のあるデータ部分の認
識を容易にさせることができる。

【００３８】また、請求項４に記載の発明では、前記修
正可能個所の表示は、選択可能に複数の候補を表示する
ことによって、タッチペン等の指示によって容易にデー
タの変更ができる。

【００３９】また、請求項５に記載の発明では、被検査
中古車の車体番号を入力するステップと、前記入力され
た車体番号を過去に取り扱った車体情報ファイルから検
索するステップと、前記検索するステップで検索された
車体番号の車体情報を被検査中古車の車体情報として入
力画面に表示するステップとを含む、中古車評価入力装
置の車体情報入力方法において、前記検索するステップ
における検索結果で同一の車体番号の中古車が発見でき
ない場合に、前記入力された被検査中古車の車体番号の
下１桁目から順次１桁づつ無視した車体番号で、前記車
体情報ファイルからの検索を実行する簡易検索ステップ
とを設け、前記簡易検索ステップでの検索で発見された
中古車の車体情報を被検査中古車の仮の車体情報とし
て、前記入力画面に表示するステップとを有することに
よって、過去に取り扱ったことのある中古車の車体情報
をそのまま利用することができるので、検査員による車
体情報の入力がほとんど不要になる。また、過去の当該
中古車の査定情報をも、車体番号から取り寄せて利用す
ることができるという効果が得られる。

【００４０】また、請求項６に記載の発明では、前記入
力画面に表示された仮の車体情報を基に、被検査中古車
の車体情報に修正する修正ステップを有することによっ
て、過去に取り扱った中古車であっても、何年か経過し
ているため車体情報のうち変更されている部分が存在し
得るので、当該車体情報の内の変更部分を修正すること
によって正確な車体情報の入力が可能になる。

【００４１】また、請求項７に記載の発明では、前記修
正ステップは、前記簡易検索ステップにおける検索にお
いて、無視された車体番号の桁数に応じて、予め定めら
れた車体情報の修正可能箇所の表示の態様を他の部分の
表示の態様と異ならせることによって、検査員が仮の車
体情報を修正する場合に、修正する可能性のあるデータ
部分の認識を容易にさせることができる。

【００４２】また、請求項８に記載の発明では、前記修
正可能個所の表示は、選択可能に複数の候補を表示し
て、検査員が現場において、タッチペン等の指示によっ
て容易にデータの変更ができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の中古車評価入力装置の構成を示す図で
ある。

【図２】車体情報の入力方法を説明するためのフローチ
ャートである。

【図３】中古車評価入力装置の表示手段のダメージチェ
ック画面を示す図である。

【図４】車体情報の関連を示す図である。

【符号の説明】

２０， 中古車評価入力装置 ２１， 入力手段 ２２， 演算手段 ２３， 記憶装置 ２４， 表示手段 ２５， プリンタ ２６， 読取装置 ２７， バス ２８， ホストコンピュータ

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 過去に取り扱った全ての中古車の車体情
   報を車体番号を基に整理した車体情報ファイルと、 被検査中古車の車体番号を入力する手段と、 前記入力された車体番号を前記車体情報ファイルから検
   索する検索手段と、 前記検索手段で検索された車体番号の車体情報を被検査
   中古車の車体情報として入力画面に表示する表示手段
   と、を有する中古車評価入力装置において、 前記検索手段における検索結果で同一の車体番号の中古
   車が発見できない場合に、前記入力された被検査中古車
   の車体番号の下１桁目から順次１桁づつ無視した車体番
   号で、前記車体情報ファイルからの検索を実行する簡易
   検索手段を設け、 前記簡易検索手段での検索で発見された中古車の車体情
   報を被検査中古車の仮の車体情報として、前記入力画面
   に表示することを特徴とする中古車評価入力装置。
2. 【請求項２】 前記入力画面に表示された仮の車体情報
   を基に、被検査中古車の車体情報に修正する修正手段を
   有することを特徴とする請求項１に記載の中古車評価入
   力装置。
3. 【請求項３】 前記修正手段は、前記簡易検索手段にお
   ける検索において、無視された車体番号の桁数に応じ
   て、予め定められた車体情報の修正可能箇所の表示の態
   様を他の部分の表示の態様と異ならせることを特徴とす
   る請求項２記載の中古車評価入力装置。
4. 【請求項４】 前記修正可能個所の表示は、選択可能に
   複数の候補を表示することによって行われるこを特徴と
   する請求項３に記載の中古車評価入力装置。
5. 【請求項５】 被検査中古車の車体番号を入力するス
   テップと、 前記入力された車体番号を過去に取り扱った車体情報フ
   ァイルから検索するステップと、 前記検索するステップで検索された車体番号の車体情報
   を被検査中古車の車体情報として入力画面に表示するス
   テップとを含む、中古車評価入力装置の車体情報入力方
   法において、 前記検索するステップにおける検索結果で同一の車体番
   号の中古車が発見できない場合に、前記入力された被検
   査中古車の車体番号の下１桁目から順次１桁づつ無視し
   た車体番号で、前記車体情報ファイルからの検索を実行
   する簡易検索ステップとを設け、 前記簡易検索ステップでの検索で発見された中古車の車
   体情報を被検査中古車の仮の車体情報として、前記入力
   画面に表示するステップと、 を少なくとも含むこを特徴とする中古車評価入力装置の
   車体情報入力方法。
6. 【請求項６】 前記入力画面に表示された仮の車体情報
   を基に、被検査中古車の車体情報に修正する修正ステッ
   プを含むことを特徴とする請求項５に記載の中古車評価
   入力装置の車体情報入力方法。
7. 【請求項７】 前記修正ステップは、前記簡易検索ステ
   ップにおける検索において、無視された車体番号の桁数
   に応じて、予め定められた車体情報の修正可能箇所の表
   示の態様を他の部分の表示の態様と異ならせることを特
   徴とする請求項６記載の中古車評価入力装置の車体情報
   入力方法。
8. 【請求項８】 前記修正可能個所の表示は、選択可能に
   複数の候補を表示することによって行われるこを特徴と
   する請求項７に記載の中古車評価入力装置の車体情報入
   力方法。