JP2002244235A - 全方位撮像器 - Google Patents
全方位撮像器Info
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- JP2002244235A JP2002244235A JP2001039185A JP2001039185A JP2002244235A JP 2002244235 A JP2002244235 A JP 2002244235A JP 2001039185 A JP2001039185 A JP 2001039185A JP 2001039185 A JP2001039185 A JP 2001039185A JP 2002244235 A JP2002244235 A JP 2002244235A
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- JP
- Japan
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- ccds
- image
- lens
- light
- imaging device
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Landscapes
- Stereoscopic And Panoramic Photography (AREA)
- Lenses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 高画質の周方向画像を取得できる全方位撮像
器を提供する。 【解決手段】 筒体10を介して入射された光を凸面鏡
11にて下方に反射させ、窓孔13,レンズ19及び撮
像光を複数の光路に分離するプリズム20を介してCC
D21,22に結像させて、カメラ15の光軸を中心と
した全方位(360°)の画像を取得する。両CCD2
1,22を、プリズム20の2つの光出射側端面に、互
いに半画素分だけずらせた態様で配置する。画素数が増
加して、画質は向上する。
器を提供する。 【解決手段】 筒体10を介して入射された光を凸面鏡
11にて下方に反射させ、窓孔13,レンズ19及び撮
像光を複数の光路に分離するプリズム20を介してCC
D21,22に結像させて、カメラ15の光軸を中心と
した全方位(360°)の画像を取得する。両CCD2
1,22を、プリズム20の2つの光出射側端面に、互
いに半画素分だけずらせた態様で配置する。画素数が増
加して、画質は向上する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、全方位つまり周方
向360度の範囲からの光をCCD(Charge Coupled D
evice)に結像させて全方位の画像を一度に取得する全方
位撮像器に関する。
向360度の範囲からの光をCCD(Charge Coupled D
evice)に結像させて全方位の画像を一度に取得する全方
位撮像器に関する。
【0002】
【従来の技術】周方向全域の画像を取得するためには、
周方向に配設させた複数の撮像器を用いることが一般的
であるが、1台の撮像器にて全方位の視野範囲を一度に
撮像して高品質の全方位画像を取得することを実現でき
る場合には、例えば室内を監視する際に多数の撮像器を
場所を変えてその室内に設置する必要がなくなり、極め
て便利である。よって、従来から周方向360度の視野
範囲を一度に撮像できる全方位撮像器の開発が進められ
ている。
周方向に配設させた複数の撮像器を用いることが一般的
であるが、1台の撮像器にて全方位の視野範囲を一度に
撮像して高品質の全方位画像を取得することを実現でき
る場合には、例えば室内を監視する際に多数の撮像器を
場所を変えてその室内に設置する必要がなくなり、極め
て便利である。よって、従来から周方向360度の視野
範囲を一度に撮像できる全方位撮像器の開発が進められ
ている。
【0003】このような全方位撮像器の一例として、回
転対称形状を有する凸面鏡をカメラに対向させて配置
し、カメラ光軸を中心とした360度の視野範囲の全方
位の光を凸面鏡にてカメラのレンズに集光させるように
構成した全方位撮像器が知られている。しかしながら、
この全方位撮像器では、凸面鏡とカメラとを透明な筒体
で連結する必要があるが、この筒体の内面反射光も凸面
鏡にてカメラのレンズに集光されるので、ノイズ成分が
多くなって高品質の撮像結果が得られないという課題が
ある。
転対称形状を有する凸面鏡をカメラに対向させて配置
し、カメラ光軸を中心とした360度の視野範囲の全方
位の光を凸面鏡にてカメラのレンズに集光させるように
構成した全方位撮像器が知られている。しかしながら、
この全方位撮像器では、凸面鏡とカメラとを透明な筒体
で連結する必要があるが、この筒体の内面反射光も凸面
鏡にてカメラのレンズに集光されるので、ノイズ成分が
多くなって高品質の撮像結果が得られないという課題が
ある。
【0004】そこで、本発明者等は、この課題を解消す
るために、新しいタイプの全方位撮像器を提案している
(特開平11−174603号公報、以下、先行例とい
う)。この先行例では、凸面鏡の軸線延長上にカメラ方
向に延出する棒状体を設けており、筒体の内面で反射し
て凸面鏡に達するような光を全てこの棒状体で遮ること
により、取得画像の精度の向上を図るようにしている。
るために、新しいタイプの全方位撮像器を提案している
(特開平11−174603号公報、以下、先行例とい
う)。この先行例では、凸面鏡の軸線延長上にカメラ方
向に延出する棒状体を設けており、筒体の内面で反射し
て凸面鏡に達するような光を全てこの棒状体で遮ること
により、取得画像の精度の向上を図るようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明者等は、このよ
うな先行例も含めた全方位撮像器に関して更なる研究を
続けており、その取得画像の画質向上を図れると共に、
その利用範囲の拡大を図れるようにした全方位撮像器の
開発を推し進めている。
うな先行例も含めた全方位撮像器に関して更なる研究を
続けており、その取得画像の画質向上を図れると共に、
その利用範囲の拡大を図れるようにした全方位撮像器の
開発を推し進めている。
【0006】本発明は斯かる事情に鑑みてなされたもの
であり、撮像光を複数の光路に分離する光学部材と各光
路に夫々設けた複数のCCDとを用いることにより、装
置規模の大きさを大幅に変えることなく解像度の向上を
図れると共に、その利用範囲をより拡大できる全方位撮
像器を提供することを目的とする。
であり、撮像光を複数の光路に分離する光学部材と各光
路に夫々設けた複数のCCDとを用いることにより、装
置規模の大きさを大幅に変えることなく解像度の向上を
図れると共に、その利用範囲をより拡大できる全方位撮
像器を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1発明に係る全方位撮
像器は、周方向からの光をレンズを介してCCDに結像
させて周方向域を撮像する全方位撮像器において、前記
レンズを介した周方向からの光を複数の光路に分離する
光学部材と、前記複数の光路夫々に設けられた複数のC
CDとを備えており、前記複数のCCDの入射光軸に対
する位置関係が異なっていることを特徴とする。
像器は、周方向からの光をレンズを介してCCDに結像
させて周方向域を撮像する全方位撮像器において、前記
レンズを介した周方向からの光を複数の光路に分離する
光学部材と、前記複数の光路夫々に設けられた複数のC
CDとを備えており、前記複数のCCDの入射光軸に対
する位置関係が異なっていることを特徴とする。
【0008】第1発明の全方位撮像器にあっては、複数
のCCDを入射光軸に対する位置関係を異ならせて、例
えば2個のCCDを入射光軸に対して半画素分だけずら
せて設けており、簡単な構成にて画素数を増やすことが
でき、取得画像の画質が向上する。
のCCDを入射光軸に対する位置関係を異ならせて、例
えば2個のCCDを入射光軸に対して半画素分だけずら
せて設けており、簡単な構成にて画素数を増やすことが
でき、取得画像の画質が向上する。
【0009】第2発明に係る全方位撮像器は、周方向か
らの光をレンズを介してCCDに結像させて周方向域を
撮像する全方位撮像器において、前記レンズを介した周
方向からの光を複数の光路に分離する光学部材と、前記
複数の光路夫々に設けられた複数のCCDとを備えてお
り、前記複数のCCDのサイズが異なっていることを特
徴とする。
らの光をレンズを介してCCDに結像させて周方向域を
撮像する全方位撮像器において、前記レンズを介した周
方向からの光を複数の光路に分離する光学部材と、前記
複数の光路夫々に設けられた複数のCCDとを備えてお
り、前記複数のCCDのサイズが異なっていることを特
徴とする。
【0010】第2発明の全方位撮像器にあっては、サイ
ズが異なる複数のCCDを設けており、中心部と周辺部
との画像データ密度の違いをこのサイズの違いによって
補償して、全体として均一な画質を実現する。
ズが異なる複数のCCDを設けており、中心部と周辺部
との画像データ密度の違いをこのサイズの違いによって
補償して、全体として均一な画質を実現する。
【0011】第3発明に係る全方位撮像器は、周方向か
らの光を第1レンズを介してCCDに結像させて周方向
域を撮像する全方位撮像器において、前記第1レンズを
介した周方向からの光を複数の光路に分離する光学部材
と、前記複数の光路夫々に設けられた複数のCCDと、
該複数のCCDの少なくとも1つのCCDと前記光学部
材との間に設けられた第2レンズとを備えることを特徴
とする。
らの光を第1レンズを介してCCDに結像させて周方向
域を撮像する全方位撮像器において、前記第1レンズを
介した周方向からの光を複数の光路に分離する光学部材
と、前記複数の光路夫々に設けられた複数のCCDと、
該複数のCCDの少なくとも1つのCCDと前記光学部
材との間に設けられた第2レンズとを備えることを特徴
とする。
【0012】第3発明の全方位撮像器にあっては、光路
分離用の光学部材とCCDとの間にレンズを設けてお
り、取得される画像の大きさを変えることができ、部分
的に高精細な画像が得られる。
分離用の光学部材とCCDとの間にレンズを設けてお
り、取得される画像の大きさを変えることができ、部分
的に高精細な画像が得られる。
【0013】第4発明に係る全方位撮像器は、第1また
は第2発明において、前記レンズから前記複数のCCD
夫々までの光学距離が実質的に等しいことを特徴とす
る。
は第2発明において、前記レンズから前記複数のCCD
夫々までの光学距離が実質的に等しいことを特徴とす
る。
【0014】第4発明の全方位撮像器にあっては、複数
のCCDで共有するレンズから各CCDまでの光学距離
を等しくしており、複数のCCD夫々から得られる画像
は空間内の同一の一点から撮像されたものとなる。
のCCDで共有するレンズから各CCDまでの光学距離
を等しくしており、複数のCCD夫々から得られる画像
は空間内の同一の一点から撮像されたものとなる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明をその実施の形態を示す図
面を参照して具体的に説明する。 (第1実施の形態)図1は、第1実施の形態による全方
位撮像器1の構成を示す図である。図1において、10
はガラスまたはプラスチック材で構成される透明な筒体
である。筒体10の一端側は、回転対称形状を有する例
えば半球面状の凸面鏡11を取付け支持する支持体12
に固定されている。
面を参照して具体的に説明する。 (第1実施の形態)図1は、第1実施の形態による全方
位撮像器1の構成を示す図である。図1において、10
はガラスまたはプラスチック材で構成される透明な筒体
である。筒体10の一端側は、回転対称形状を有する例
えば半球面状の凸面鏡11を取付け支持する支持体12
に固定されている。
【0016】この凸面鏡11は真鍮などを成形加工した
ものが使用され、その表面は鏡面仕上げがなされてい
る。筒体10の他端側は、光透過用の窓孔13を有する
連結部材14を介してカメラ15に接続されている。ま
た、凸面鏡11の軸線延長上をカメラ15側に向けて所
定の長さだけ先端側を突出させて、線状体16が凸面鏡
11に嵌入固定されている。
ものが使用され、その表面は鏡面仕上げがなされてい
る。筒体10の他端側は、光透過用の窓孔13を有する
連結部材14を介してカメラ15に接続されている。ま
た、凸面鏡11の軸線延長上をカメラ15側に向けて所
定の長さだけ先端側を突出させて、線状体16が凸面鏡
11に嵌入固定されている。
【0017】カメラ15は、一端が連結部材14に連結
された中空円筒状の筐体17と、筐体17の内周面に螺
合する鏡筒18と、鏡筒18に固定されたレンズ19
と、筐体17の内周面に固定されたプリズム20と、プ
リズム20の2側面に夫々設置された2個のCCD2
1,22とを有する。プリズム20は、底面が直角二等
辺三角形である2つの合同な三角柱プリズム20a,2
0bを重ね合わせてなる底面が正方形の四角柱状をなし
ており、入射された光を2方向に分離する。この分離さ
れた光が出射するプリズム20の両側面にCCD21,
22が夫々設けられている。これらのCCD21,22
は、入射光軸に対して互いに半画素分だけずらせて配置
されている。
された中空円筒状の筐体17と、筐体17の内周面に螺
合する鏡筒18と、鏡筒18に固定されたレンズ19
と、筐体17の内周面に固定されたプリズム20と、プ
リズム20の2側面に夫々設置された2個のCCD2
1,22とを有する。プリズム20は、底面が直角二等
辺三角形である2つの合同な三角柱プリズム20a,2
0bを重ね合わせてなる底面が正方形の四角柱状をなし
ており、入射された光を2方向に分離する。この分離さ
れた光が出射するプリズム20の両側面にCCD21,
22が夫々設けられている。これらのCCD21,22
は、入射光軸に対して互いに半画素分だけずらせて配置
されている。
【0018】凸面鏡11の頂部と対向する位置にカメラ
15が配置された態様で、筒体10と筐体17とが連結
部材14を介して連結されている。カメラ15の光軸
は、凸面鏡11の軸線(回転対称体の回転軸)に一致す
る。筒体10を介して入射されて凸面鏡11で反射され
た光が、レンズ19で集束され、プリズム20にて2方
向に分離された後、各CCD21,22に夫々結像され
るようになっている。鏡筒18の筐体17に対する螺合
位置を調整することにより、レンズ19の光軸方向の位
置を変更でき、レンズ19及びCCD21,22間の光
学距離を調節して、焦点合わせを行えるようになってい
る。
15が配置された態様で、筒体10と筐体17とが連結
部材14を介して連結されている。カメラ15の光軸
は、凸面鏡11の軸線(回転対称体の回転軸)に一致す
る。筒体10を介して入射されて凸面鏡11で反射され
た光が、レンズ19で集束され、プリズム20にて2方
向に分離された後、各CCD21,22に夫々結像され
るようになっている。鏡筒18の筐体17に対する螺合
位置を調整することにより、レンズ19の光軸方向の位
置を変更でき、レンズ19及びCCD21,22間の光
学距離を調節して、焦点合わせを行えるようになってい
る。
【0019】このような構成により、全方位撮像器1
は、筒体10を介して入射された光を凸面鏡11にて下
方に反射させ、窓孔13,レンズ19及びプリズム20
を介してCCD21,22に結像させて、カメラ15の
光軸を中心とした全方位(360°)の画像を取得す
る。ここで、筒体10の内面で反射して凸面鏡11に達
するような光は、その内面で反射する前に必ず凸面鏡1
1の軸線延長上を横切ることになるため、その位置に線
状体16を設けておくことにより、内面反射されて凸面
鏡11に達するような光を全てこの線状体16で遮るこ
とができて、取得画像の精度の向上を図れる。
は、筒体10を介して入射された光を凸面鏡11にて下
方に反射させ、窓孔13,レンズ19及びプリズム20
を介してCCD21,22に結像させて、カメラ15の
光軸を中心とした全方位(360°)の画像を取得す
る。ここで、筒体10の内面で反射して凸面鏡11に達
するような光は、その内面で反射する前に必ず凸面鏡1
1の軸線延長上を横切ることになるため、その位置に線
状体16を設けておくことにより、内面反射されて凸面
鏡11に達するような光を全てこの線状体16で遮るこ
とができて、取得画像の精度の向上を図れる。
【0020】第1実施の形態では、2個のCCD20,
21を半画素分だけずらせて配置しているので、実質的
に画素数が2倍に増加することになり、解像度が向上し
て高画質の全方位画像を取得することができる。
21を半画素分だけずらせて配置しているので、実質的
に画素数が2倍に増加することになり、解像度が向上し
て高画質の全方位画像を取得することができる。
【0021】なお、上記例では、CCD20,21を水
平方向にずらせて配置するようにしたが、それらを回転
させて配置するようにしても同様の効果を奏することが
できる。
平方向にずらせて配置するようにしたが、それらを回転
させて配置するようにしても同様の効果を奏することが
できる。
【0022】(第2実施の形態)図2は、第2実施の形
態による全方位撮像器1の構成を示す図である。図2に
おいて、図1と同一部分には同一番号を付してそれらの
説明を省略する。
態による全方位撮像器1の構成を示す図である。図2に
おいて、図1と同一部分には同一番号を付してそれらの
説明を省略する。
【0023】第2実施の形態にあっては、第1実施の形
態と同様に、プリズム20の光出射側の両側面に2個の
CCD31,32が夫々設けられているが、これらの両
CCD31,32の解像度は等しいもののサイズは異な
っており、CCD31(例えば1/2インチ)がCCD
32(例えば1/4インチ)よりもそのサイズが大きく
なっている。
態と同様に、プリズム20の光出射側の両側面に2個の
CCD31,32が夫々設けられているが、これらの両
CCD31,32の解像度は等しいもののサイズは異な
っており、CCD31(例えば1/2インチ)がCCD
32(例えば1/4インチ)よりもそのサイズが大きく
なっている。
【0024】第2実施の形態では、サイズが異なる2個
のCCD31,32を設けているので、中心部と周辺部
とで取得される画像データの密度が異なっていても、こ
れらのCCD31,32を用いてその差異を補償するこ
とができ、全体的に均一な高画質である全方位画像を取
得することができる。
のCCD31,32を設けているので、中心部と周辺部
とで取得される画像データの密度が異なっていても、こ
れらのCCD31,32を用いてその差異を補償するこ
とができ、全体的に均一な高画質である全方位画像を取
得することができる。
【0025】上記第1,第2実施の形態の何れにおいて
も、レンズ19から両CCD21,22(または31,
32)までの光学距離(光路長)は等しくなっており、
2個のCCDを設けても夫々の光学距離の差異を補正す
るためのレンズ等の特別な光学部材は不必要であり、全
体の構成が大嵩化することはない。
も、レンズ19から両CCD21,22(または31,
32)までの光学距離(光路長)は等しくなっており、
2個のCCDを設けても夫々の光学距離の差異を補正す
るためのレンズ等の特別な光学部材は不必要であり、全
体の構成が大嵩化することはない。
【0026】(第3実施の形態)図3は、第3実施の形
態の一例による全方位撮像器1の構成を示す図である。
図3において、図1と同一部分には同一番号を付してそ
れらの説明を省略する。
態の一例による全方位撮像器1の構成を示す図である。
図3において、図1と同一部分には同一番号を付してそ
れらの説明を省略する。
【0027】第3実施の形態にあっては、プリズム20
の夫々の光出射側にCCD21,22が夫々設けられて
おり、プリズム20と一方のCCD21との間には、レ
ンズ41が設けられている。なお、プリズム20と他方
のCCD22との間にはレンズは設けられていない。
の夫々の光出射側にCCD21,22が夫々設けられて
おり、プリズム20と一方のCCD21との間には、レ
ンズ41が設けられている。なお、プリズム20と他方
のCCD22との間にはレンズは設けられていない。
【0028】よって、CCD21では、拡大された周方
向画像を取得するため、部分的なズーム処理を行うこと
が可能となる。拡大画像を取得したい場合に、従来の全
方位撮像器にあっては、画像処理によるディジタルズー
ム処理を行うために画像の粗さが問題となっていたが、
第3実施の形態では光学的なズーム処理を行うので、高
画質の拡大画像を取得することができる。
向画像を取得するため、部分的なズーム処理を行うこと
が可能となる。拡大画像を取得したい場合に、従来の全
方位撮像器にあっては、画像処理によるディジタルズー
ム処理を行うために画像の粗さが問題となっていたが、
第3実施の形態では光学的なズーム処理を行うので、高
画質の拡大画像を取得することができる。
【0029】図4は、第3実施の形態の他の例による全
方位撮像器1の構成を示す図である。図4において、図
3と同一部分には同一番号を付している。この例では、
プリズム20とCCD21との間だけでなく、プリズム
20とCCD22との間にもレンズ42が設けられてい
る。このレンズ42の焦点距離は、プリズム20及びC
CD21との間に設けられたレンズ41の焦点距離とは
異なっている。よって、CCD21とCCD22とにお
いて、異なる拡大率での拡大周方向画像を取得すること
ができる。
方位撮像器1の構成を示す図である。図4において、図
3と同一部分には同一番号を付している。この例では、
プリズム20とCCD21との間だけでなく、プリズム
20とCCD22との間にもレンズ42が設けられてい
る。このレンズ42の焦点距離は、プリズム20及びC
CD21との間に設けられたレンズ41の焦点距離とは
異なっている。よって、CCD21とCCD22とにお
いて、異なる拡大率での拡大周方向画像を取得すること
ができる。
【0030】なお、第1,第2,第3実施の形態におい
て個別の構成例について説明したが、これらの構成例を
組み合わせることは可能であり、第1及び第2実施の形
態の組合せ、第1及び第3実施の形態の組合せ、第2及
び第3実施の形態の組合せ、並びに、第1,第2及び第
3実施の形態の組合せによる構成を有する夫々の全方位
撮像器1を本発明にて提供できることは言うまでもな
い。
て個別の構成例について説明したが、これらの構成例を
組み合わせることは可能であり、第1及び第2実施の形
態の組合せ、第1及び第3実施の形態の組合せ、第2及
び第3実施の形態の組合せ、並びに、第1,第2及び第
3実施の形態の組合せによる構成を有する夫々の全方位
撮像器1を本発明にて提供できることは言うまでもな
い。
【0031】(第4実施の形態)第1〜第3実施の形態
にあっては、2個のCCDを設ける場合について説明し
たが、その設置個数は複数であれば何個でも良い。CC
Dの設置個数を3個とした構成例を第4実施の形態とし
て以下に説明する。
にあっては、2個のCCDを設ける場合について説明し
たが、その設置個数は複数であれば何個でも良い。CC
Dの設置個数を3個とした構成例を第4実施の形態とし
て以下に説明する。
【0032】図5は、この第4実施の形態による全方位
撮像器1のカメラ15の内部構成を示す図である。底面
が台形の四角柱状をなす第1プリズム部材50aと底面
が直角二等辺形の三角柱状をなす第2プリズム部材50
bと底面が第2プリズム部材50bより小形の直角二等
辺形の三角柱状をなす第3プリズム部材50cとを重ね
合わせて構成されたプリズム50が、レンズ19の後方
に設けられており、そのプリズム50からの3方向の光
出射方向夫々に各CCD51,52,53が設置されて
いる。レンズ19から各CCD51,52,53までの
光学距離は等しくなっている。
撮像器1のカメラ15の内部構成を示す図である。底面
が台形の四角柱状をなす第1プリズム部材50aと底面
が直角二等辺形の三角柱状をなす第2プリズム部材50
bと底面が第2プリズム部材50bより小形の直角二等
辺形の三角柱状をなす第3プリズム部材50cとを重ね
合わせて構成されたプリズム50が、レンズ19の後方
に設けられており、そのプリズム50からの3方向の光
出射方向夫々に各CCD51,52,53が設置されて
いる。レンズ19から各CCD51,52,53までの
光学距離は等しくなっている。
【0033】このように3個のCCD51,52,53
を設ける場合にあっても,上述した第1〜第3実施の形
態の単独の構成例またはそれらを任意に組み合わせた構
成例を実施できることは勿論である。
を設ける場合にあっても,上述した第1〜第3実施の形
態の単独の構成例またはそれらを任意に組み合わせた構
成例を実施できることは勿論である。
【0034】なお上記例では、先行例に基づいた線状体
を備える構成の全方位撮像器について説明したが、他の
構成の全方位撮像器においても、上述したような本発明
のプリズム及びCCDの設置を適用できることは言うま
でもない。
を備える構成の全方位撮像器について説明したが、他の
構成の全方位撮像器においても、上述したような本発明
のプリズム及びCCDの設置を適用できることは言うま
でもない。
【0035】
【発明の効果】以上のように第1発明の全方位撮像器で
は、複数のCCDを入射光軸に対する位置関係を異なら
せて配置するようにしたので、簡単な構成にて画素数を
増やすことができて、取得画像の画質を向上することが
できる。
は、複数のCCDを入射光軸に対する位置関係を異なら
せて配置するようにしたので、簡単な構成にて画素数を
増やすことができて、取得画像の画質を向上することが
できる。
【0036】第2発明の全方位撮像器では、サイズが異
なる複数のCCDを設けるようにしたので、全体として
均一な高画質の画像を取得することができる。
なる複数のCCDを設けるようにしたので、全体として
均一な高画質の画像を取得することができる。
【0037】第3発明の全方位撮像器では、CCDの前
方にレンズを設けるようにしたので、取得される画像の
大きさを変えることができ、部分的に高精細な画像を得
ることができる。
方にレンズを設けるようにしたので、取得される画像の
大きさを変えることができ、部分的に高精細な画像を得
ることができる。
【0038】第4発明の全方位撮像器では、レンズから
各CCDまでの光学距離を等しくしたので、簡易な構成
でも、空間内の同一点から撮像された画像を複数のCC
D夫々にて得ることができる。
各CCDまでの光学距離を等しくしたので、簡易な構成
でも、空間内の同一点から撮像された画像を複数のCC
D夫々にて得ることができる。
【図1】第1実施の形態による全方位撮像器の構成を示
す図である。
す図である。
【図2】第2実施の形態による全方位撮像器の構成を示
す図である。
す図である。
【図3】第3実施の形態の一例による全方位撮像器の構
成を示す図である。
成を示す図である。
【図4】第3実施の形態の他の例による全方位撮像器の
構成を示す図である。
構成を示す図である。
【図5】第4実施の形態による全方位撮像器のカメラの
内部構成を示す図である。
内部構成を示す図である。
1 全方位撮像器 11 凸面鏡 16 線状体 15 カメラ 19 レンズ 20,50 プリズム 21,22,31,32,51,52,53 CCD 41,42 レンズ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前田 武志 大阪府大阪市此花区春日出北3丁目8番地 4 ハイツすみれ201 (72)発明者 大和 信夫 大阪府大阪市浪速区下寺2−2−18 ヴイ ストン株式会社内 Fターム(参考) 2H059 BA01 BA11 2H087 KA03 RA41 TA01 TA03
Claims (4)
- 【請求項1】 周方向からの光をレンズを介してCCD
に結像させて周方向域を撮像する全方位撮像器におい
て、前記レンズを介した周方向からの光を複数の光路に
分離する光学部材と、前記複数の光路夫々に設けられた
複数のCCDとを備えており、前記複数のCCDの入射
光軸に対する位置関係が異なっていることを特徴とする
全方位撮像器。 - 【請求項2】 周方向からの光をレンズを介してCCD
に結像させて周方向域を撮像する全方位撮像器におい
て、前記レンズを介した周方向からの光を複数の光路に
分離する光学部材と、前記複数の光路夫々に設けられた
複数のCCDとを備えており、前記複数のCCDのサイ
ズが異なっていることを特徴とする全方位撮像器。 - 【請求項3】 周方向からの光を第1レンズを介してC
CDに結像させて周方向域を撮像する全方位撮像器にお
いて、前記第1レンズを介した周方向からの光を複数の
光路に分離する光学部材と、前記複数の光路夫々に設け
られた複数のCCDと、該複数のCCDの少なくとも1
つのCCDと前記光学部材との間に設けられた第2レン
ズとを備えることを特徴とする全方位撮像器。 - 【請求項4】 前記レンズから前記複数のCCD夫々ま
での光学距離が実質的に等しい請求項1または2記載の
全方位撮像器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001039185A JP2002244235A (ja) | 2001-02-15 | 2001-02-15 | 全方位撮像器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001039185A JP2002244235A (ja) | 2001-02-15 | 2001-02-15 | 全方位撮像器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002244235A true JP2002244235A (ja) | 2002-08-30 |
Family
ID=18902036
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001039185A Pending JP2002244235A (ja) | 2001-02-15 | 2001-02-15 | 全方位撮像器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002244235A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100486469B1 (ko) * | 2001-02-09 | 2005-04-29 | 샤프 가부시키가이샤 | 촬상 장치 |
KR100763941B1 (ko) | 2006-02-09 | 2007-10-05 | 전북대학교산학협력단 | 전방향 스테레오 영상 장치 |
KR101567326B1 (ko) * | 2015-05-07 | 2015-11-10 | 주식회사 엘퓨젼옵틱스 | 반사굴절(Catadioptric)을 이용한 파노라믹 렌즈 시스템 |
KR102099232B1 (ko) * | 2019-07-03 | 2020-04-08 | 주식회사 레티널 | 소형 반사부를 이용한 카메라 모듈 및 이를 이용한 증강 현실용 광학 장치 |
-
2001
- 2001-02-15 JP JP2001039185A patent/JP2002244235A/ja active Pending
Cited By (6)
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WO2021002728A1 (ko) * | 2019-07-03 | 2021-01-07 | 주식회사 레티널 | 소형 반사부를 이용한 카메라 모듈 및 이를 이용한 증강 현실용 광학 장치 |
US12055693B2 (en) | 2019-07-03 | 2024-08-06 | Letinar Co., Ltd | Camera module using small reflector, and optical device for augmented reality using same |
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