JP2002243833A - 広域位置・変位観測システム - Google Patents

広域位置・変位観測システム

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JP2002243833A
JP2002243833A JP2001083835A JP2001083835A JP2002243833A JP 2002243833 A JP2002243833 A JP 2002243833A JP 2001083835 A JP2001083835 A JP 2001083835A JP 2001083835 A JP2001083835 A JP 2001083835A JP 2002243833 A JP2002243833 A JP 2002243833A
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JP2001083835A
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English (en)
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Eitaro Tayasu
栄太郎 田保
Masayuki Torimitsu
優之 鳥光
Masashi Fujioka
将史 藤岡
Tatsuhiko Hirabayashi
立彦 平林
Tokuo Takahashi
徳雄 高橋
Takashi Ogawara
孝 大河原
Toshiki Shinkai
敏樹 新開
Koji Yamamoto
浩治 山本
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Toshiba Engineering Corp
KDDI Corp
Mitsui Bussan Plant and Project Corp
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Toshiba Engineering Corp
KDDI Corp
Mitsui Bussan Plant and Project Corp
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  • Position Fixing By Use Of Radio Waves (AREA)
  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
  • Testing Or Calibration Of Command Recording Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】地すべり地帯等でRTK−GPS及び光ファイ
バージャイロ装置を組み合わせた地盤変位監視システム
では、位置・変位情報の誤差を補正するため、観測点近
傍に基準点を設置する必要があるが、例えば地すべり地
点近傍に基準点に適した地点を決定することが困難な場
合が多い。また、基準点を例えば地すべり地帯毎に設置
しないシステムが望まれる。 【解決手段】GPS受信機を有する観測点の補正データ
として、異なる地点に既に全国各地に設置されている固
定基準点データを、通信衛星を用いて固定基準点観測基
地へ送信し、受信したデータから観測点に必要なデータ
を選択的に取込み利用するようにした広域位置・変位観
測システムを提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば地盤におけ
る土砂崩れ等の広域に散在する地すべりを観測する地盤
監視システム等に使用され、観測点の位置・変位を高精
度に観測するシステムに関する。
【従来の技術】最近注目されている、観測点位置・変位
検出システムの一例として、全地球測位システム(GP
S)の1つとしてRTK−GPS(リアルタイム・キネ
マティックGPS方式)がある。これは、既知の地点上
に受信機(アンテナ)を基準点として設置し、もう一台
の受信機を観測点(移動点)として、いずれも4個以上
のGPS衛星から同時に電波を受信し、2地点間の相対
的位置(基線ベクトル)を計算する干渉方式である。こ
の原理は、基準点と観測点双方で同時にGPS衛星から
の受信搬送波位相積算値データ等を取得し、基準点のデ
ータを観測点へ伝送することにより、観測点でこれらの
データを基に実時間で2点間の距離と方位(基線ベクト
ル)及び観測点位置の測位を行う方式である。そして、
このRTK−GPSを使用し、センチ単位の地盤の変位
を計測する地盤変位監視システムが開発されている。更
に高精度な地盤変位監視システムでは、ミリ単位の計測
が求められており、これらの要求を満たすべく、最近の
光技術を応用した光ファイバージャイロ装置とRTK−
GPSを組合わせた微少変位の地すべり計測が実現化さ
れている。これは、図22に示すように、地すべり地帯
100の地盤の変位量を観測する必要がある地点に検出
器101a、101b、101cからなる検出器群10
1を設け、さらに地すべり地帯100の外に基準点10
2を設けている。基準点102は、通常、基地局103
に併設して設置されている。検出器群101からの観測
データは、基地局103へ伝送されて地すべり地帯10
0の変位量等の解析処理を行う。検出器群101の各検
出器101a、101b、101cと基準点102には
GPS受信機を備えており、GPS衛星119からの信
号を受信できるように構成されている。GPS衛星11
9からの信号を受信した基準点102は、検出器101
a、101b、101cがGPS衛星119から受信し
て得られた位置データを補正する機能を有している。そ
して、基準点102と検出器101a、101b、10
1cのデータ処理系のブロック図を図23に示す。各検
出器101a、101b、101cの各々は、ジャイロ
センサ104、加速度計105、水位計106、GPS
受信機107、演算部108、送信部109及びGPS
受信アンテナ117から構成されている。基地局103
は受信部110、データ処理部111及び判定部112
から構成されている。また、基準点102は、GPS受
信部113、GPS補正データ送信部114及びGPS
アンテナ118から構成されている。検出器101a、
101b、101cの観測データは、演算部108にて
演算され、送信部109から基地局103の受信部11
0にて受信される。受信された観測データは、データ処
理部111にて解析された後、判定部112にて地すべ
り発生等の判定が行われる。また、基準点102のGP
Sアンテナ118で受信されたGPS衛星119からの
位置データは、GPS補正データ送信部114にて補正
データに生成されアンテナ115を介して検出器101
a(101b、101c)のアンテナ116へ伝送さ
れ、検出器101a(101b、101c)のGPS位
置補正に利用される。
【発明が解決しようとする課題】前述したRTK−GP
Sと光ファイバージャイロ装置等を組合せた地盤変位監
視システムでは、観測点の位置検出精度を高くできると
いう利点を有するものの、位置情報の誤差を補正するた
め、観測点の近傍2〜3km以内に基準点を必ず設置す
る必要があるが、観測点となる地すべり地点の近傍にお
いて、基準点に適した地点を決定することが困難である
場合が多い。また、このような地すべり地帯は全国に1
1,288箇所(平成10年度建設省調べ)あり、これ
らの地点を効率的に監視できることが望まれている。更
に、基準点については、地すべり地帯毎に設置しないシ
ステムが望まれている。本発明はこのような要望を満足
し、高精度な測定を可能とするほか、1観測点あたりの
費用を抑えることを目的とする。
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の広域位置・変位観測システムは、
全地球測位システム受信機を有する観測点と、異なる位
置に固定設置された複数の全地球測位システム受信機で
観測された固定基準点データを収集するデータ収集手段
と、前記データ収集手段により収集された複数の固定基
準点データを伝送する通信手段と、前記通信手段からの
固定基準点データのうち、所望の固定基準点データを選
択的に取り込む選択取込手段と、選択的に取り込んだ前
記固定基準点データを用いて前記観測点の位置・変位を
観測するようにしたことを特徴とする。上記目的を達成
するために、請求項2記載の広域位置・変位観測システ
ムは、全地球測位システム受信機を有する観測点と、異
なる位置に固定設置された複数の全地球測位システム受
信機で観測された固定基準点データを収集するデータ収
集手段と、前記データ収集手段により収集された複数の
固定基準点データを伝送する通信手段と、前記通信手段
からの固定基準点データのうち、所望の固定基準点デー
タを選択的に取り込む第1の選択取込手段と、前記第1
の選択取込手段によって取り込まれた固定基準点データ
のうち、更に選択的に取り込む第2の選択取込手段と、
前記第2の選択取込手段によって選択的に取り込まれた
前記固定基準点データを用いて、前記観測点の位置・変
位を観測するようにしたことを特徴とする。上記目的を
達成するために、請求項3記載の広域位置・変位観測シ
ステムは、全地球測位システム受信機を有する観測点
と、異なる位置に固定設置された複数の全地球測位シス
テム受信機で観測された固定基準点データを収集するデ
ータ収集手段と、前記データ収集手段により収集された
複数の固定基準点データを伝送する通信手段と、前記通
信手段からの固定基準点データのうち、所望の複数の基
準点データを選択的に取り込む選択取込手段と、選択的
に取り込んだ前記固定基準点データに基づいて仮想基準
点データを生成する仮想基準点データ生成手段と、前記
固定基準点データ及び仮想基準点データの両方或いは一
方を用いて、前記観測点の位置・変位を観測するように
したことを特徴とする。上記目的を達成するために、請
求項4全地球測位システム受信機を有する観測点と、異
なる位置に固定設置された複数の全地球測位システム受
信機で観測された固定基準点データを収集するデータ収
集手段と、前記データ収集手段により収集された複数の
固定基準点データを伝送する通信手段と、前記通信手段
からの固定基準点データのうち、所望の基準点データを
選択的に取り込む第1の選択取込手段と、前記第1の選
択取込手段によって取り込まれた前記固定基準点データ
に基づいて仮想基準点データを生成する仮想基準点デー
タ生成手段と、前記第1の選択取込手段からの固定基準
点データ及び仮想基準点データのうち、所望の基準点デ
ータを選択的に取り込む第2の選択取込手段と、前記第
2の選択取込手段からの前記基準点データを用いて前記
観測点の位置・変位を観測するようにしたことを特徴と
する。上記目的を達成するために、請求項5記載の広域
位置・変位観測システムは、全地球測位システム受信機
を有する観測点と、異なる位置に固定設置された複数の
全地球測位システム受信機で観測された固定基準点デー
タを収集するデータ収集手段と、前記データ収集手段に
より収集された複数の固定基準点データを伝送する通信
手段と、前記通信手段からの固定基準点データのうち、
所望の固定基準点データを選択的に取り込む第1の選択
取込手段と、前記第1の選択取込手段によって取り込ま
れた固定基準点データのうち、更に選択的に取り込む第
2の選択取込手段と、前記第2の選択取込手段によって
取り込まれた前記固定基準点データに基づいて仮想基準
点データを生成する仮想基準点データ生成手段と、前記
固定基準点データ及び仮想基準点データの両方或いは一
方を用いて、前記観測点の位置・変位を観測するように
したことを特徴とする。上記目的を達成するために、請
求項6記載の広域位置・変位観測システムは、全地球測
位システム受信機を有する観測点と、異なる位置に固定
設置された複数の全地球測位システム受信機で観測され
た固定基準点データを収集するデータ収集手段と、前記
データ収集手段により収集された複数の固定基準点デー
タに基づいて仮想基準点データを生成する仮想基準点デ
ータ生成手段と、前記固定基準点データ及び前記仮想基
準点データを伝送する通信手段と、前記通信手段からの
固定基準点データ及び仮想基準点データのうち、所望の
基準点データを選択的に取り込む選択取込手段と、選択
的に取り込んだ前記基準点データを用いて、前記観測点
の位置・変位を観測するようにしたことを特徴とする。
上記目的を達成するために、請求項7記載の広域位置・
変位観測システムは、全地球測位システム受信機を有す
る観測点と、異なる位置に固定設置された複数の全地球
測位システム受信機で観測された固定基準点データを収
集するデータ収集手段と、前記データ収集手段により収
集された複数の固定基準点データに基づいて仮想基準点
データを生成する仮想基準点データ生成手段と、前記固
定基準点データ及び前記仮想基準点データを伝送する通
信手段と、前記通信手段からの固定基準点データ及び仮
想基準点データのうち、所望の固定基準点データ及び仮
想基準点データを選択的に取り込む第1の選択取込手段
と、前記第1の選択取込手段によって取り込まれた基準
データのうち、更に選択的に取り込む第2の選択取込手
段と、前記第2の選択取込手段により選択的に取り込ま
れた前記基準点データを用いて、前記観測点の位置・変
位を観測するようにしたことを特徴とする。上記目的を
達成するために、請求項8記載の広域位置・変位観測シ
ステムは、前記観測データを集積・分析・加工の内1又
は複数の処理を実行する観測データ処理システムへ伝送
する通信手段を具備することを特徴とする。上記目的を
達成するために、請求項9記載の広域位置・変位観測シ
ステムは、前記観測データ処理システムにて処理された
観測データを公開又は閲覧するネットワーク手段を具備
することを特徴とする。上記目的を達成するために、請
求項10記載の広域位置・変位観測システムは、前記ネ
ットワーク手段はインターネットであることを特徴とす
る。
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。図1は、本発明に係る広域位置・変
位観測システムの実施形態の全体概念図である。これ
は、概略、固定基準点11と、固定基準点データ・リア
ルタイム収集ネットワーク13と、基準点データ処理シ
ステム14と、基準点データ配信ネットワーク15と、
中継基地17と、観測基地16と、中継・観測基地18
と、観測点19と、観測点データ収集ネットワーク20
と、観測データ処理システム21と、観測データ配信ネ
ットワーク22とから構成される。固定基準点11は、
全地球測位システム(以下、「GPS」と称する。)受
信機が設けられており、このGPS受信機により、全地
球測位システム衛星群(以下、「GPS衛星」と称す
る。)12からの電波(時刻や衛星の位置データ等を含
むコードと搬送波の位相)を常時受信するように構成さ
れている。また、固定基準点11は、地理的に観測点1
9を囲むように、かつ固定基準点11間の距離は50k
m以内となるように複数配置される。図1は、6箇所の
固定基準点11により、7箇所の観測基地16と1個所
の中継観測基地18を取り囲むように配置した例であ
る。これらの固定基準点11で受信した前記コードと搬
送波の位相を固定基準点データとして、固定基準点デー
タ・リアルタイム収集ネットワーク13を経由して、基
準点データ処理システム14の固定基準点データ集積部
14aにて集積される。集積された固定基準点データ
は、基準点データ加工部14bにて配信に適する形式に
加工される。具体的には、固定基準点11を識別するた
めの識別コードの付与、伝送するためのフォーマットへ
の加工・マッピング、集積されたデータから選択的にデ
ータを配信するためのデータ加工が行われる。基準点デ
ータ加工部14bにおけるデータ加工が終了した基準点
データは、基準点データ配信部14cより基準点データ
配信ネットワーク15経由で観測基地16、中継基地1
7、中継・観測基地18に配信される。中継基地17
は、基準点データ処理システム14から受信した基準点
データを中継、あるいはその一部を選択的に中継する基
地である。観測基地16は受信した基準点データを全
部、あるいは選択的に一部を利用し、観測点19に必要
な基準点データを抽出する。加工された基準点データは
通信回線を経由して観測点19に入力され、位置・変位
観測に用いられる。観測点19は、観測基地16から受
信した加工された基準点データと、観測点19で固定基
準点同様、GPS衛星から受信したコードと搬送波の位
相の受信データ等を用い、その地点での位置・変位を観
測し、そのデータを観測点データとして観測基地16に
伝送する。観測基地16は、各観測点19から受信した
観測点データを集積・解析し、地すべり発生等の判定及
び観測データの保存を行うとともに、観測点データ及び
判定結果等を観測点データ収集ネットワーク20経由で
観測データ処理システム21の観測点データ集積・分析
・加工部21aに伝送する。観測データ集積・分析・加
工部21aは、利用者の利用形態に合わせ観測点データ
を加工し、観測データ及び観測結果を観測データ配信部
21bより観測データ配信ネットワーク22経由で、自
治体、避難警報システム等の利用者システム23に配信
する。図2は、基準点データ配信ネットワーク15を説
明するための構成図である。基準点データ処理システム
14内の基準点データ配信部14cから、衛星経由・地
上網経由で観測基地16、中継基地17、中継・観測基
地18に対して加工された基準点データが配信される。
衛星38には通信衛星、あるいは放送衛星等があり、地
上網24には公衆網、あるいは専用網があり、専用網に
は光ファイバ等の私設網や公衆網を利用した仮想私設網
等がある。中継基地17や中継・観測基地18に配信さ
れた基準点データは、公衆網、専用網等の有線回線2
5、または、特定小電力無線システム、無線LANシス
テム、PHS、携帯電話、放送波等の無線回線25を通
じて観測点19及び観測基地16に配信される。また、
観測基地16、中継基地17、中継・観測基地18で
は、配信された基準点データを選択的に取り込むことが
可能であり、必要な基準点データのみを抽出できる。抽
出された基準点データを使用することにより、各観測基
地16等のシステム負荷の軽減、配信コストの軽減が可
能となる。観測基地16等から観測点19へは、公衆
網、専用網、光ファイバ、LAN等の有線又は、携帯電
話、PHS、特定小電力無線機、無線LAN、放送波等
の無線(有線・無線端末回線26)で接続され、観測点
19に最適な基準点データが伝送される。図3は、基準
点データ配信ネットワーク15、観測点データ収集ネッ
トワーク20を複合したネットワークについて説明する
ための構成図である。多くのネットワークは、全2重回
線であるため、例えば図3のように基準点データ配信ネ
ットワーク15と観測点データ収集ネットワーク20と
を複合して利用することが可能であり、その他の本発明
で説明したネットワークを統合することも可能である。
また、地すべり発生等の判定の際には、観測精度を向上
させるため、観測周期を短くしたり、観測項目を増やす
場合があり、このような場合、観測点データの量の増加
に伴って、観測点データの観測基地から観測データ処理
システムへの伝送速度を増加させる必要があり、全国で
多数の観測点を有するような広域観測システムにおいて
は、一定の回線容量を全観測点で共有できる衛星通信シ
ステムが、観測基地からの一時的な伝送容量増大に柔軟
に対応でき、コスト増の抑制に有効である。図4は、仮
想基準点を利用するネットワーク型RTK−GPS測位
システムを説明するための図である。通常のRTK−G
PS測位では、固定基準点から観測点までの距離を10
km未満にする必要があり、これより離れるような場
合、特に広域における観測を実施する場合には、新た
に、広域に多数の固定基準点が必要になっていた。しか
し、ネットワーク型RTK−GPSシステムでは、固定
基準点11で囲まれたエリア26、27を電離層、対流
圏等をモデル化することにより、観測点19の近くに固
定基準点11を設置したことと同等の補正データである
仮想基準点データを生成することが可能となった。観測
点19から少し離れた地点を仮想基準点28として、例
えば500m程度離れた地点での仮想基準点データが生
成され観測点19に補正データとして供給することによ
って、固定基準点11を観測点19の近傍に実際に設置
することなく、従来の精度での測位観測を行い、広範囲
に散在する観測点19を囲むように、固定基準点11を
設けることによって、固定基準点の数を減少させる。仮
想基準点データは、観測基地あるいは基準点データ処理
システムの基準点データ加工部において、複数(通常4
箇所)の固定基準点データに基づき生成され、基準点デ
ータ処理システムの基準点データ加工部において生成さ
れる場合には、基準点データ配信ネットワークで配信さ
れる。また、仮想基準点28の位置を、図4に示すよう
に観測基地あるいは各観測点19、又はこれらの近傍に
各々設定する方法と、図5に示すように予め定めた間隔
で格子状に定める方法とがある。図4の方法では、観測
点19の位置情報を観測基地へ伝送し、観測基地16に
おいて観測点19に近接した最適な位置に仮想基準点2
8を設置し、補正データを観測点19に送信する。図5
の方法では、各観測点19に最も近接する固定基準点1
1あるいは仮想基準点28を、観測基地16あるいは観
測点19で選択し基準点データとして利用する。これら
2つの方法は、観測基地の環境や設置期間等の状況によ
って選択される。次に本発明の第1の実施形態を図6、
図7を用いて説明する。第1の観測点19aを構成する
4個の検出器は、各々図22並びに図23にて従来技術
として説明した地すべり検出器101a乃至101cと
同一の検出器である。この観測点19aを構成する各検
出器にはGPS受信機32が設けられており、このGP
S受信機32により、GPS衛星33からの電波を常時
受信するように構成されている(step1、step
2)。なお、第1の観測点19aの他に、観測点19
b、19c乃至19nも同時に作動させることができ、
これらの他の観測点19b、19c乃至19nが必ずし
も地すべり検出器である必要はなく、他の現象を観測す
る検出器でもよい。このGPS衛星33からの電波を第
1の観測点19aで受信することにより、観測点19a
の位置並びに変位量のデータが検出される。なお、図6
においては、GPS衛星33は説明を簡略にするため
に、単一の衛星のみ図示したが、4個あるいは更に多数
の衛星からの信号を受信する場合が通常である。さて、
前述したように、観測点19aでの観測精度向上のため
本発明においては、観測点19aにて受信しているデー
タと同一のデータを受信するようにされた、複数の固定
基準点11a乃至11nからの補正データを利用するよ
うに構成されている。固定基準点11a乃至11nに
は、各々GPS受信機35a乃至35nが設けられてお
り、GPS衛星33からの電波を受信できるようにされ
ている(step3)。従って、固定基準点11a乃至
11nではGPS衛星33からのリアルタイムの情報等
を時々刻々受信することができる。固定基準点11a乃
至11nからのデータは通信回線36a乃至36nを介
して基準データ処理システム14へ入力される。基準デ
ータ処理システム14では、固定基準点11a乃至11
nからのデータが固定基準点データ集積部14aに収集
される(step4)。固定基準点11a乃至11n
は、例えば日本全国を網羅して多数設けられているとす
れば、これらの固定基準点11a乃至11nからの全て
のデータが、この基準データ処理システム14における
固定基準点データ集積部14aに一元的に収集されるこ
とになる。固定基準点データ集積部14aに収集された
データは、固定基準点データ加工部14bにて種々の形
態に加工される。例えば、これらの固定基準点データの
全て、即ち日本全国全てのデータを一括して配信するよ
うに加工する場合と、ある特定のエリア内の固定基準点
データを部分配信するように加工する場合がある(st
ep5)。このように加工された固定基準点データは、
固定基準点データ配信部14cにて、通信衛星38に送
信可能な形態に制御される(step6)。固定基準点
データ配信部14cは、システムコントロール部14d
並びに衛星通信部14eから構成されており、システム
コントロール部14dは、通信衛星38へ送信可能な情
報形態への変換等を行い、衛星通信部14eは、以上の
ように処理された固定基準点データを、アンテナ39を
介して通信衛星38へ送信する機能を有する(step
7)。このようにして通信衛星38へ送信された固定基
準点データは、観測基地16のアンテナ16jで受信さ
れる(step8)。受信された固定基準点データは、
衛星通信部16aを介してシステムコントロール部16
bに入力される。このシステムコントロール部16b
は、送信されてきた広範囲の固定基準点データを所定の
エリア毎に切り分ける等の機能を有している。システム
コントロール部16bから出力される各地域に対応した
固定基準点データからは、エリアデータ選択部16cに
て、所望のエリア内の固定基準点データが選択的に抽出
される(step9)。この抽出するエリアの選択は、
観測点の設置されているエリアに対応して決定されるこ
とになり、少なくとも第1の観測点19aが設置されて
いるエリア内の固定基準点データは選択されることにな
る。エリアデータ選択部16cで選択された所定のエリ
ア内の固定基準点データは、GPS補正データ生成部1
6dに入力され、GPS衛星33からの受信データの誤
差等を補正するための補正データを生成する機能を有す
る(step10)。この固定基準点補正データは通信
部16eを介して第1の観測点19aへ送信され(st
ep11)、観測点19aで受信される(step1
2)。このようにして第1の観測点19aにおいては、
GPS衛星33からの受信信号は通信部16eから出力
される固定基準点補正データによって補正され、常時高
精度の位置・変位の観測が可能となる(step1
3)。第1の観測点19aで観測された位置・変位デー
タは、観測基地16の観測点データ受信部16fへ送信
される(step14)。観測基地16では、第1の観
測点19aからの観測点データを観測点データ受信部1
6fにて受信し(step15)、受信した観測点デー
タは観測点データ処理部16gで演算・解析される(s
tep16)。演算・解析された観測点データに基づ
き、判定部16hで一次判定が行われる(step1
7)。なお、観測点データ受信部16fで受信される観
測点データは、前述した第1の観測点データのみなら
ず、他の観測点19b乃至19nからの観測点データも
受信して、以後の処理並びに判定が行われる。観測基地
16からの判定結果は、観測データ処理システム21へ
送信される。この観測データ処理システム21は、観測
点データ集積・分析・加工部21a並びに観測データ配
信部21bから構成されている。観測点データ集積・分
析・加工部21aへは、第1の観測点19aからの観測
点データが入力されるが、更にエリアによっては、他の
観測点19b乃至19nからの観測データも観測点デー
タ集積・分析・加工部21aへ入力される。このように
して、観測点データ集積・分析・加工部21aでは、各
観測点からの観測データが収集されるとともに、各観測
点の位置、変位量等の解析、分析が行われ、地すべり等
の予知情報を含む各種データが出力される(step1
8)。出力された各種データは、観測データ配信部21
bを介して各種利用機関等へ配信される(step1
9)。各種利用機関は、予め登録しておいた観測点のデ
ータを入手できるようにするケースが多いと考えられる
が、不特定の対象へ緊急データとして配信するようにす
ることもできる。次に本発明の第2の実施形態を図8に
示した概略構成図並びに図9に示したフローチャートを
用いて説明する。なお、以後の各実施形態の説明に際し
ては、前出と同一箇所については同一符号を付し、重複
した説明は省略する。さて、前述した図6に示した第1
の実施形態が、通信衛星38から送信された固定基準点
データから、観測基地16のエリアデータ選択部16c
にて所定のエリア内に属する固定基準点データを抽出利
用するケースであったが、この第2の実施形態では、更
にこのエリアデータ選択部で抽出された特定のエリアの
固定基準点データからこのエリア内の小区分エリアに属
する固定基準点データを別個に抽出利用できるようにし
たものである。即ち、図8並びに図9に示した第2の実
施形態においては、通信衛星38から送信された固定基
準点データは、中継基地17のアンテナ17aを介して
衛星通信部17bで受信される(step20)。受信
された固定基準点データはシステムコントロール部17
cを経てエリアデータ選択部17dにて特定エリアに属
するデータが抽出される(step21)。抽出された
固定基準点データは、通信部17eから各エリアの観測
基地43、44へ配信される(step22)。配信さ
れた特定エリアの固定基準点データは、Aエリア観測基
地43のAエリアデータ選択部43a、Bエリア観測基
地44のBエリアデータ選択部44aにて受信される。
Aエリアデータ選択部43aではAエリアに属する固定
基準点データを選択的に抽出し、Bエリアデータ選択部
44aではBエリアに属する固定基準点データを選択的
に抽出する(step23)。抽出されたA、B各エリ
ア毎の固定基準点データは、Aエリア補正データ生成部
43b、Bエリア補正データ生成部44bにてGPS衛
星33からの受信データの誤差等を補正するための基準
点補正データを生成する機能を有する(step2
4)。基準点補正データは、各エリアの通信部43c、
44cから各観測点へ送信される(step25)。A
エリアに属する補正基準点データは、第1の観測点19
a、他の観測点19bに送信され、Bエリアに属する補
正基準点データは、他の観測点19c乃至観測点19n
に送信される(step26)。各観測点にて固定基準
点データの補正・演算が実施される(step27)。
各エリアに属する観測点データは、Aエリア観測基地4
3、Bエリア観測基地44へ送信され(step2
8)、各エリア毎に観測点受信部43d、44dで受信
され(step29)、観測点データ処理部43e、4
4eにて演算・解析が行われ(step30)、判定部
43f、44fへ送信され一次判定が実施される(st
ep31)。A、B両エリア観測基地43、44からの
判定データは、観測データ処理システム21の観測点デ
ータ集積・分析・加工部21aにて分析、加工が行われ
る(step32)。その後、観測データ配信部21b
から種々の利用部門へ配信される(step33)。次
に本発明に係わる広域位置・変位観測システムの第3の
実施形態を図10並びに図11を用いて説明する。この
実施形態において、観測点19a乃至19nに送信され
る基準点補正データは、固定基準点データに基づく仮想
基準点補正データ並びに固定基準点補正データである。
即ち、観測基地16にてエリアデータ選択部16cから
抽出された所定のエリアの固定基準点データは、仮想基
準点データ生成部16iに入力し、所望の位置の仮想基
準点データを生成する(step34)。次に、仮想基
準点データ生成部16iから固定基準点データと仮想基
準点データが出力され、GPS補正データ生成部16d
へ入力され、GPS補正データが生成される(step
35)。また、仮想基準点補正データは、GPS補正デ
ータ生成部16dを介することなく、通信部16eへ伝
送される。このように生成された固定/仮想基準点補正
データを通信部16eを経由して、各観測点19a乃至
19nへ配信する(step36)とともに、各観測点
にてこれを受信する(step37)。各観測点19a
乃至19nでは、受信した固定/仮想基準点補正データ
を用いてGPS受信データの補正、演算が行われる(s
tep38)。仮想基準点データ生成部16iで生成さ
れる仮想基準点データは、観測点19a乃至19nの各
々にとって最適な位置に生成することが可能である。次
に本発明に係わる広域位置・変位観測システムの第4の
実施形態を図12並びに図13を用いて説明する。即
ち、中継・観測基地18で受信した固定基準点データか
らエリア選択部18dで所定エリアの固定基準点データ
を抽出した後、この固定基準点データから仮想基準点デ
ータ生成部18fにて所望の位置に仮想基準点データを
生成する(step34)。この仮想基準点データ生成
部18fからは、固定基準点データ、仮想基準点データ
並びに仮想基準点補正データが出力される。生成された
各データは、通信部18eを介してAエリア観測基地4
3並びにBエリア観測基地44へ配信する(step3
9)。各エリアでは、Aエリアデータ選択部43a並び
にBエリアデータ選択部44aにて各データを選択的に
受信し(step40)、Aエリア補正データ生成部4
3b、Bエリア補正データ生成部44bにて固定/仮想
基準点補正データを生成する(step35)。なお、
仮想基準点補正データは、Aエリア/Bエリア補正デー
タ生成部43b、44bを経由することなく通信部43
cへ伝送される。このように生成された固定/仮想基準
点補正データを各観測点19a乃至19nへ配信する
(step36)とともに、各観測点にてこれを受信す
る(step37)。各観測点19a乃至19nでは、
受信した固定/仮想基準点補正データを用いてGPS受
信データの補正・演算が行われる(step38)。次
に本発明に係わる広域位置・変位観測システムの第5の
実施形態を図14並びに図15を用いて説明する。即
ち、中継基地17にて、あるエリアの固定基準点データ
を抽出し、この固定基準点データを更に細分化されたA
エリア観測基地43並びにBエリア観測基地44へ配信
する。Aエリアデータ選択部43a並びにBエリアデー
タ選択部44aにて各エリアに属する固定基準点データ
を選択抽出した後、各エリアの仮想基準点データ生成部
43g、44gにて所望の位置に仮想基準点データを生
成する(step41)。この仮想基準点データ生成部
43g、44gからは、固定基準点データ、仮想基準点
データ並びに仮想基準点補正データが出力される。な
お、仮想基準点補正データは、Aエリア/Bエリア補正
データ生成部43b、44bを経由することなく通信部
43cへ伝送される。A、B両観測基地43、44で生
成された各データは(step42)、各観測点19a
乃至19nに配信する(step43)。各観測点19
a乃至19nで受信し(step44)、固定基準点デ
ータ又は仮想基準点データあるいは両者を用いてデータ
を補正・演算する(step38)。次に本発明に係わ
る広域位置・変位観測システムの第6の実施形態を図1
6並びに図17を用いて説明する。この実施の形態は、
仮想基準点データを基準点データ処理システム14にて
生成し、観測基地16へは固定基準点データ並びに仮想
基準点データの双方を送信するようにしたシステムであ
る。固定基準点データ集積部14aで収集された固定基
準点データを用い、仮想基準点データ生成部14fにて
仮想基準点データを生成する(step44)。仮想基
準点データ生成部14fからは、固定基準点データ、仮
想基準点データ並びに仮想基準点補正データが出力され
る。このようにして各データが通信衛星38から観測基
地16へ送信され、観測基地16ではこれらのデータを
受信する(step46)。これらのデータから所定の
エリアに属する基準点データをエリアデータ選択部16
cにて選択抽出し(step47)、GPS補正データ
生成部16dで固定/仮想基準点補正データが生成され
る(step48)。この仮想基準点データ生成部14
fからは、固定基準点データ、仮想基準点データ並びに
仮想基準点補正データが出力される。なお、仮想基準点
補正データは、GPS補正データ生成部16dを経由す
ることなく通信部16eへ伝送される。この固定/仮想
基準点補正データを各観測点19a乃至19nへ配信し
てこれを受信した各観測点では固定/仮想基準点補正デ
ータを用い、GPS受信データを補正・演算する(st
ep48、49、50)。次に本発明に係る広域位置・
変位観測システムの第7の実施形態を図18並びに図1
9を用いて説明する。即ち、固定基準点データ、仮想基
準点データ並びに仮想基準点補正データをAエリア観測
基地43並びにBエリア観測基地44に配信し(ste
p39)、Aエリアデータ選択部43a、Bエリアデー
タ選択部44aでこれらのデータから選択的に受信する
(step40)。その後、Aエリア補正データ生成部
43b、Bエリア補正データ生成部44bで固定/仮想
基準点補正データを生成(step35)する。この仮
想基準点データ生成部14fからは、固定基準点デー
タ、補正演算処理を施していない仮想基準点データ並び
に仮想基準点補正データが出力される。なお、仮想基準
点補正データは、Aエリア/Bエリア補正データ生成部
43b、44bを経由することなく通信部43c、44
cへ伝送される。これらの補正データを各観測点へ配信
し、受信される(step36、37)。各観測点では
この固定/仮想基準点補正データを用いてGPS受信デ
ータを補正・演算する(step38)。さて、次に本
発明に係る広域位置・変位観測システムの第8の実施形
態を図20並びに図21を用いて説明する。この実施形
態は、観測基地にてデータ処理を行った観測点データ
を、観測データ処理システムにて分析・加工した結果
を、広く各種機関等のユーザの利用に供するシステムを
提供する実施例である。即ち、この実施形態において
は、基準点データ処理システム14の構成並びに観測基
地16の構成その他観測点19a乃至19n等の構成に
ついては、前述した本発明の第1の実施形態と実質的に
同一につき、その詳細な説明は省略する。観測基地16
にて生成された観測結果データは、双方向アンテナ16
kから通信衛星38を介して双方向アンテナ14hで受
信され(step52、53)、基準点データ処理シス
テム14の衛星通信部14iへ入力される。受信された
観測データはシステムコントロール部14gにて伝送処
理を行った後、観測データ処理システム21へ送信され
る。この観測データ処理システム21では観測点データ
集積・分析・加工部21aにて観測点データを用途、利
用形態に合致した形式に加工等を実施する(step5
4)。分析・加工データ配信部21bから観測データ配
信ネットワーク22へ送信される(step55)。観
測データ配信ネットワーク22はインターネット網を利
用することが最適であるが、他の手段を利用することも
十分に考えられる。インターネット網22aに接続され
た各種利用システム23が観測データを利用することが
できる。なお、本願発明は、上記各実施形態に限定され
るものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範
囲で種々に変形することが可能である。更に、上記実施
形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される
複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の
発明が抽出される。例えば、実施形態に示される全構成
要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決
しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の
効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、こ
の構成要件が削除された構成が発明として抽出され得
る。また、前述の実施形態で用いた通信回線及び、通信
衛星と衛星通信設備並びに衛星受信局相互の通信は、有
線通信方式、無線通信方式に限らずこれらの組み合わ
せ、あるいはインターネットや他の公衆回線方式であっ
てもよい。また更に、観測基地及び中継基地の一つの利
用形態として、PHS基地局やミニFM局やインターネ
ットを利用してもよい。
【発明の効果】本発明によれば、RTK−GPSの問題
点である固定基準点を都度観測点近傍に多数設けること
なく、RTK−GPSと同程度の測定精度が得られる広
域観測点位置・変位観測システムを提供することができ
る。また、仮想基準点方式の場合には、広域の地すべり
等が発生している地域内に、仮想の基準点を設けること
が可能となり、従来では不可能であった地域での位置・
変位の観測が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施形態の全体概念図。
【図2】本発明に係る実施形態の固定基準点データ配信
ネットワークを説明する構成図。
【図3】本発明に係る実施形態の複合ネットワークを説
明する構成図。
【図4】本発明に係る実施形態の作用を説明する図。
【図5】本発明に係る実施形態の作用を説明する図。
【図6】本発明に係る第1の実施形態を説明する構成
図。
【図7】本発明に係る第1の実施形態の動作を説明する
フローチャート図。
【図8】本発明に係る第2の実施形態を説明する構成
図。
【図9】本発明に係る第2の実施形態の動作を説明する
フローチャート図。
【図10】本発明に係る第3の実施形態を説明する構成
図。
【図11】本発明に係る第3の実施形態の動作を説明す
るフローチャート図。
【図12】本発明に係る第4の実施形態を説明する構成
図。
【図13】本発明に係る第4の実施形態の動作を説明す
るフローチャート図。
【図14】本発明に係る第5の実施形態を説明する構成
図。
【図15】本発明に係る第5の実施形態の動作を説明す
るフローチャート図。
【図16】本発明に係る第6の実施形態を説明する構成
図。
【図17】本発明に係る第6の実施形態の動作を説明す
るフローチャート図。
【図18】本発明に係る第7の実施形態を説明する構成
図。
【図19】本発明に係る第7の実施形態の動作を説明す
るフローチャート図。
【図20】本発明に係る第8の実施形態を説明する構成
図。
【図21】本発明に係る第8の実施形態の動作を説明す
るフローチャート図。
【図22】従来技術を説明する概念図。
【図23】従来技術を説明する構成図。
【符号の説明】 11…固定基準点 12…全地球測位システム衛星群 13…固定基準点データ・リアルタイム収集ネットワー
ク 14…基準点データ処理システム 14a…固定基準点データ集積部 14b…基準点データ加工部 14c…基準点データ配信部 14d…システムコントロール部 14e…衛星通信部 14f…仮想基準点データ生成部 14h…双方向アンテナ 14i…衛星通信部 14g…システムコントロール部 15…基準点データ配信ネットワーク 16…観測基地 16j…アンテナ 16a…衛星通信部 16b…システムコントロール部 16c…エリアデータ選択部 16d…GPS補正データ生成部 16e…通信部 16f…観測点データ受信部 16g…観測点データ処理部 16h…判定部 16i…仮想基準点データ生成部 16k…双方向アンテナ 17…中継基地 17a…アンテナ 17b…衛星通信部 17c…システムコントロール部 17d…エリアデータ選択部 17e…通信部 18…中継・観測基地 18d…エリア選択部 18f…仮想基準点データ生成部 18e…通信部 19…観測点 19a…観測点 19b,19c…観測点 20…観測点データ収集ネットワーク 21…観測データ処理システム 21a…観測点データ集積・分析・加工部 21b…観測データ配信部 22…観測データ配信ネットワーク 22a…インターネット網 23…利用者システム 24…地上網 25…有線回線 25…無線回線 26,27…エリア 28…仮想基準点 32…GPS受信機 33…GPS衛星 35a…GPS受信機 36a…通信回線 38…通信衛星 39…アンテナ 43,44…観測基地 43a…Aエリアデータ選択部 43b…Aエリア補正データ生成部 43c,44c…通信部 43d,44d…観測点受信部 43e,44e…観測点データ処理部 43f,44f…判定部 43b…Bエリア補正データ生成部 43g,44g…仮想基準点データ生成部 44a…Bエリアデータ選択部 44b…Bエリア補正データ生成部 100…地帯 101a,101b…検出器 101…検出器群 101a…検出器 102…基準点 103…基地局 104…ジャイロセンサ 107…GPS受信機 108…演算部 109…送信部 110…受信部 111…データ処理部 112…判定部 113…GPS受信部 114…GPS補正データ送信部 115…アンテナ 116…アンテナ 117…GPS受信アンテナ 118…GPSアンテナ 119…GPS衛星
フロントページの続き (72)発明者 田保 栄太郎 東京都港区芝公園二丁目4番1号 三井物 産プラント株式会社内 (72)発明者 鳥光 優之 東京都港区芝公園二丁目4番1号 三井物 産プラント株式会社内 (72)発明者 藤岡 将史 東京都港区芝公園二丁目4番1号 三井物 産プラント株式会社内 (72)発明者 平林 立彦 東京都千代田区一番町8番地 株式会社デ ィーディーアイ内 (72)発明者 高橋 徳雄 東京都千代田区一番町8番地 株式会社デ ィーディーアイ内 (72)発明者 大河原 孝 神奈川県川崎市幸区堀川町66番2 東芝エ ンジニアリング株式会社内 (72)発明者 新開 敏樹 神奈川県川崎市幸区堀川町66番2 東芝エ ンジニアリング株式会社内 (72)発明者 山本 浩治 神奈川県川崎市幸区堀川町66番2 東芝エ ンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 2D044 EA07 2F076 BB09 BD17 BE17 BE18 5J062 AA13 BB08 CC07 EE04 FF04

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 全地球測位システム受信機を有する観測
    点と、 異なる位置に固定設置された複数の全地球測位システム
    受信機で観測された固定基準点データを収集するデータ
    収集手段と、 前記データ収集手段により収集された複数の固定基準点
    データを伝送する通信手段と、 前記通信手段からの固定基準点データのうち、所望の固
    定基準点データを選択的に取り込む選択取込手段と、 選択的に取り込んだ前記固定基準点データを用いて前記
    観測点の位置・変位を観測するようにしたことを特徴と
    する広域位置・変位観測システム。
  2. 【請求項2】 全地球測位システム受信機を有する観測
    点と、 異なる位置に固定設置された複数の全地球測位システム
    受信機で観測された固定基準点データを収集するデータ
    収集手段と、 前記データ収集手段により収集された複数の固定基準点
    データを伝送する通信手段と、 前記通信手段からの固定基準点データのうち、所望の固
    定基準点データを選択的に取り込む第1の選択取込手段
    と、 前記第1の選択取込手段によって取り込まれた固定基準
    点データのうち、更に選択的に取り込む第2の選択取込
    手段と、 前記第2の選択取込手段によって選択的に取り込まれた
    前記固定基準点データを用いて、前記観測点の位置・変
    位を観測するようにしたことを特徴とする広域位置・変
    位観測システム。
  3. 【請求項3】 全地球測位システム受信機を有する観測
    点と、 異なる位置に固定設置された複数の全地球測位システム
    受信機で観測された固定基準点データを収集するデータ
    収集手段と、 前記データ収集手段により収集された複数の固定基準点
    データを伝送する通信手段と、 前記通信手段からの固定基準点データのうち、所望の複
    数の基準点データを選択的に取り込む選択取込手段と、 選択的に取り込んだ前記固定基準点データに基づいて仮
    想基準点データを生成する仮想基準点データ生成手段
    と、 前記固定基準点データ及び仮想基準点データの両方或い
    は一方を用いて、前記観測点の位置・変位を観測するよ
    うにしたことを特徴とする広域位置・変位観測システ
    ム。
  4. 【請求項4】 全地球測位システム受信機を有する観測
    点と、 異なる位置に固定設置された複数の全地球測位システム
    受信機で観測された固定基準点データを収集するデータ
    収集手段と、 前記データ収集手段により収集された複数の固定基準点
    データを伝送する通信手段と、 前記通信手段からの固定基準点データのうち、所望の基
    準点データを選択的に取り込む第1の選択取込手段と、 前記第1の選択取込手段によって取り込まれた前記固定
    基準点データに基づいて仮想基準点データを生成する仮
    想基準点データ生成手段と、 前記第1の選択取込手段からの固定基準点データ及び仮
    想基準点データのうち、所望の基準点データを選択的に
    取り込む第2の選択取込手段と、 前記第2の選択取込手段からの前記基準点データを用い
    て前記観測点の位置・変位を観測するようにしたことを
    特徴とする広域位置・変位観測システム。
  5. 【請求項5】 全地球測位システム受信機を有する観測
    点と、 異なる位置に固定設置された複数の全地球測位システム
    受信機で観測された固定基準点データを収集するデータ
    収集手段と、 前記データ収集手段により収集された複数の固定基準点
    データを伝送する通信手段と、 前記通信手段からの固定基準点データのうち、所望の固
    定基準点データを選択的に取り込む第1の選択取込手段
    と、 前記第1の選択取込手段によって取り込まれた固定基準
    点データのうち、更に選択的に取り込む第2の選択取込
    手段と、 前記第2の選択取込手段によって取り込まれた前記固定
    基準点データに基づいて仮想基準点データを生成する仮
    想基準点データ生成手段と、 前記固定基準点データ及び仮想基準点データの両方或い
    は一方を用いて、前記観測点の位置・変位を観測するよ
    うにしたことを特徴とする広域位置・変位観測システ
    ム。
  6. 【請求項6】 全地球測位システム受信機を有する観測
    点と、 異なる位置に固定設置された複数の全地球測位システム
    受信機で観測された固定基準点データを収集するデータ
    収集手段と、 前記データ収集手段により収集された複数の固定基準点
    データに基づいて仮想基準点データを生成する仮想基準
    点データ生成手段と、 前記固定基準点データ及び前記仮想基準点データを伝送
    する通信手段と、 前記通信手段からの固定基準点データ及び仮想基準点デ
    ータのうち、所望の基準点データを選択的に取り込む選
    択取込手段と、 選択的に取り込んだ前記基準点データを用いて、前記観
    測点の位置・変位を観測するようにしたことを特徴とす
    る広域位置・変位観測システム。
  7. 【請求項7】 全地球測位システム受信機を有する観測
    点と、 異なる位置に固定設置された複数の全地球測位システム
    受信機で観測された固定基準点データを収集するデータ
    収集手段と、 前記データ収集手段により収集された複数の固定基準点
    データに基づいて仮想基準点データを生成する仮想基準
    点データ生成手段と、 前記固定基準点データ及び前記仮想基準点データを伝送
    する通信手段と、 前記通信手段からの固定基準点データ及び仮想基準点デ
    ータのうち、所望の固定基準点データ及び仮想基準点デ
    ータを選択的に取り込む第1の選択取込手段と、 前記第1の選択取込手段によって取り込まれた基準デー
    タのうち、更に選択的に取り込む第2の選択取込手段
    と、 前記第2の選択取込手段により選択的に取り込まれた前
    記基準点データを用いて、前記観測点の位置・変位を観
    測するようにしたことを特徴とする広域位置・変位観測
    システム。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至請求項7記載の広域位置・
    変位観測システムにおいて、前記観測データを集積・分
    析・加工の内1又は複数の処理を実行する観測データ処
    理システムへ伝送する通信手段を具備することを特徴と
    する広域位置・変位観測システム。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の広域位置・変位観測シス
    テムにおいて、前記観測データ処理システムにて処理さ
    れた観測データを公開又は閲覧するネットワーク手段を
    具備することを特徴とする広域位置・変位観測システ
    ム。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の広域位置・変位観測シ
    ステムにおいて、前記ネットワーク手段はインターネッ
    トであることを特徴とする広域位置・変位観測システ
    ム。
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