JP2002241724A - ダイアタッチペースト及び半導体装置 - Google Patents
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Abstract
た特性を有する半導体用ダイアタッチペーストを提供す
ること。 【解決手段】(A)1分子内に少なくとも1つの2重結
合を有する数平均分子量500〜5000のものであっ
て、かつ少なくとも一つのヒドロキシカルボニル基或い
はジカルボン酸無水物基を有する炭化水素又はその誘導
体、(B)1分子内に少なくとも1つの2重結合を有す
る数平均分子量500〜5000のものであって、かつ
少なくとも一つのエポキシ基を有する炭化水素又はその
誘導体、(C)1分子内に少なくとも一つのラジカル重
合可能な2重結合を有する化合物、(D)ラジカル重合
触媒及び(E)充填材を必須成分とすることを特徴とす
る半導体用ダイアタッチペースト。
Description
優れた半導体用ダイアタッチペースト及び信頼性に優れ
た半導体装置に関するものである。
着、いわゆるダイボンド工程での生産性の向上を目的と
し、ダイボンダー、ワイヤボンダー等を同一ライン上に
配置したインライン硬化方式が採用され、今後益々増加
する傾向にある。このため従来行われてきたバッチ方式
によるダイアタッチペーストの硬化条件に比較し、硬化
に要する時間は著しく制限され、例えばオーブン硬化方
式の場合には、150〜200℃で60〜90分間の硬
化を行っていたが、インライン硬化方式の場合には、1
50〜200℃で15〜90秒間での硬化が要求されて
いる。又半導体素子のサイズが大型化するに伴い、銅フ
レームを使用する半導体製品のインライン硬化に際し
て、半導体素子と銅フレームとの熱膨張係数の差に基づ
く半導体素子の反り量の最小限化及び銅フレームの酸化
防止のためにも低温硬化が求められるようになってきて
いる。更には環境対応の一環として半導体装置を基板に
搭載する際に使用する半田から鉛を除去するために、半
田リフロー温度を従来の220〜245℃から260〜
270℃にする必要があるが、半田リフロー温度の上昇
に伴い発生する熱応力の増加に対する耐性もより一層求
められるようになってきている。
イアタッチペーストの場合、N−2−メチル−ピロリド
ン、ジメチルホルムアミド等の高沸点溶媒を使用してい
るため、90秒以下の短時間での硬化は難しく、短時間
で硬化を行うためには硬化温度を250℃以上にしなけ
ればならないため硬化中に著しくボイドが発生してしま
い接着力の低下、導電性、熱伝導性の悪化等半導体装置
による特性低下につながっていた。一方、現在主流であ
るエポキシ樹脂系のダイアタッチペーストの場合には、
例えばアミン系硬化剤等を用いることにより、60秒程
度での硬化は可能であるが、15〜30秒といった超短
時間硬化への対応はなされていない。更に大型半導体素
子に対応するため弾性率を小さくして低応力性を重視し
たダイアッタチペーストの場合、高温での接着力が十分
でなく260〜270℃といった高温での半田リフロー
時に剥離が発生し、場合によっては半導体装置のクラッ
クに進展し信頼性の点でも不満足なものであった。
化性に優れた半導体用ダイアタッチペースト及び特に耐
半田クラック性等の信頼性に優れた半導体装置を提供す
ることである。
1分子内に少なくとも1つの2重結合を有する数平均分
子量500〜5000のものであって、かつ少なくとも
一つのヒドロキシカルボニル基或いはジカルボン酸無水
物を有する炭化水素又はその誘導体、(B)1分子内に
少なくとも1つの2重結合を有する数平均分子量500
〜5000のものであって、かつ少なくとも一つのエポ
キシ基を有する炭化水素又はその誘導体、(C)1分子
内に少なくとも一つのラジカル重合可能な2重結合を有
する化合物、(D)ラジカル重合触媒及び(E)充填材
を必須成分とすることを特徴とする半導体用ダイアタッ
チペースト、[2]1分子内に少なくとも1つの2重結
合を有する数平均分子量500〜5000のものであっ
て、かつ少なくとも一つのヒドロキシカルボニル基或い
はジカルボン酸無水物を有する炭化水素又はその誘導体
(A)が、マレイン化ポリブタジエン又はその誘導体で
ある第[1]項記載のダイアタッチペースト、[3]1
分子内に少なくとも1つの2重結合を有する数平均分子
量500〜5000のものであって、かつ少なくとも一
つのエポキシ基を有する炭化水素又はその誘導体(B)
が、エポキシ基を有するポリブタジエンである第[1]
項又は[2]項記載の半導体用ダイアタッチペースト、
[4]第[1]〜[3]項のいずれかに記載のダイアタ
ッチペーストを用いて製作されることを特徴とする半導
体装置、である。
なくとも1つの2重結合を有する数平均分子量500〜
5000のものであって、かつ少なくとも一つのヒドロ
キシカルボニル基或いはジカルボン酸無水物を有する炭
化水素又はその誘導体(A)としては、例えばブチルゴ
ム、イソプレンゴム、ポリブタジエン等のジエン系ゴム
或いはスチレン−ブタジエン共重合体等の共重合体で数
平均分子量が500〜5000で、かつ各種変性方法に
よりヒドロキシカルボニル基或いはジカルボン酸無水物
を導入した炭化水素又はその誘導体で、好ましいものと
しては、マレイン化ポリブタジエン又はその誘導体が挙
げられる。又用途が半導体用ダイアタッチペースト(以
下、ペーストという)のためイオン性の不純物として
は、100ppm以下のものがより好ましい。
1つの2重結合を有する数平均分子量500〜5000
のものであって、かつ少なくとも一つのエポキシ基を有
する炭化水素又はその誘導体(B)としては、例えばブ
チルゴム、イソプレンゴム、ポリブタジエン等のジエン
系ゴム或いはスチレン−ブタジエン共重合体等の共重合
物で数平均分子量が500〜5000で、かつ各種変性
方法によりエポキシ基を導入した炭化水素又はその誘導
体で、好ましいものとしては、エポキシ化ポリブタジエ
ン又はその誘導体が挙げられ、成分(A)同様にイオン
性の不純物としては100ppm以下のものがより好ま
しい。
する数平均分子量500〜5000のものであって、か
つ少なくとも一つのヒドロキシカルボニル基或いはジカ
ルボン酸無水物を有する炭化水素又はその誘導体(A)
と1分子内に少なくとも1つの2重結合を有する数平均
分子量500〜5000のものであって、かつ少なくと
も一つのエポキシ基を有する炭化水素又はその誘導体
(B)とを併用するのは、ペーストの硬化中にヒドロキ
シカルボニル基或いはジカルボン酸無水物とエポキシ基
の反応により短時間で高分子量化するため、それぞれを
単独で使用する場合に比較し良好な硬化性を示し、より
短時間での硬化が可能となるためである。又成分
(A)、成分(B)を併用する他の理由は、ペーストの
硬化物に柔軟性を付与するためで、硬化物の柔軟性は広
い温度域での良好な接着性を発現させ、特に260〜2
70℃といった高温での高接着性は、半田リフロー時に
発生する剥離を抑制するために不可欠である。例えば架
橋密度が高く柔軟性のない硬化物では、硬化物の凝集力
は高いがリードフレーム或いはダイとの界面での良好な
接着力を発現することは難しくなり好ましくない。
としては、500〜5000が好ましく、数平均分子量
が500未満だと硬化物中に十分な架橋点間距離を導入
することが難しく期待する効果が得られない。一方50
00を越えると粘度が高く期待する効果を発現するのに
必要な量を配合することができないので好ましくない。
ここで数平均分子量の測定法は、GPCによるポリスチ
レン換算値である。
一つのラジカル重合可能な2重結合を有する化合物
(C)としては、例えば脂環式(メタ)アクリル酸エス
テル、脂肪族(メタ)アクリル酸エステル、芳香族(メ
タ)アクリル酸エステル、脂肪族ジカルボン酸(メタ)
アクリル酸エステル、芳香族ジカルボン酸(メタ)アク
リル酸エステルの等が挙げられる。
(B)の配合量は、[成分(A)+成分(B)+成分
(C)]の合計重量中に、成分(A)、成分(B)共に
5〜50重量%で、かつ[成分(A)+成分(B)]の
合計重量が、20〜70重量%含まれるものが好まし
い。20重量%未満だと接着性が悪くなり、70重量%
を越えると作業性に問題が生じるので好ましくない。本
発明に用いられる成分(C)の配合量は、[成分(A)
+成分(B)+成分(C)]の合計重量中に、30〜8
0重量%含まれるものが好ましい。30重量%未満であ
るとペーストの作業性が悪くなり、80重量%を越える
と接着性に問題が生じるので好ましくない。
(D)は、通常ラジカル重合に用いられている触媒であ
れば特に限定しないが、望ましいものとしては、急速加
熱試験(試料1gを電熱板の上にのせ、4℃/分で昇温
した時の分解開始温度)における分解温度が40〜14
0℃となるものが好ましい。分解温度が40℃未満だ
と、ペーストの常温における保存性が悪くなり、140
℃を越えると硬化時間が極端に長くため好ましくない。
は、メチルエチルケトンパーオキサイド、メチルシクロ
ヘキサノンパーオキサイド、メチルアセトアセテートパ
ーオキサイド、アセチルアセトンパーオキサイド、1,
1−ビス(t−ブチルパーオキシ)3,3,5−トリメ
チルシクロヘキサン、1,1−ビス(t−ヘキシルパー
オキシ)シクロヘキサン、1,1−ビス(t−ヘキシル
パーオキシ)3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、
1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)シクロヘキサ
ン、2,2−ビス(4,4−ジ−t−ブチルパーオキシ
シクロヘキシル)プロパン、1,1−ビス(t−ブチル
パーオキシ)シクロドデカン、n−ブチル4,4−ビス
(t−ブチルパーオキシバレレート、2,2−ビス(t
−ブチルパーオキシ)ブタン、1,1−ビス(t−ブチ
ルパーオキシ)−2−メチルシクロヘキサン、t−ブチ
ルハイドロパーオキサイド、P−メンタンハイドロパー
オキサイド、1,1,3,3−テトラメチルブチルハイ
ドロパーオキサイド、t−ヘキシルハイドロパーオキサ
イド、ジクミルパーオキサイド、2,5−ジメチル−
2,5−ビス(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン、α、
α’−ビス(t−ブチルパーオキシ)ジイソプロピルベ
ンゼン、t−ブチルクミルパーオキサイド、ジ−t−ブ
チルパーオキサイド、2,5−ジメチル−2,5−ビス
(t−ブチルパーオキシ)ヘキシン−3、イソブチリル
パーオキサイド、3,5,5−トリメチルヘキサノイル
パーオキサイド、オクタノイルパーオキサイド、ラウロ
イルパーオキサイド、桂皮酸パーオキサイド、m−トル
オイルパーオキサイド、ベンゾイルパーオキサイド、ジ
イソプロピルパーオキシジカーボネート、ビス(4−t
−ブチルシクロヘキシル)パーオキシジカーボネート、
ジ−3−メトキシブチルパーオキシジカーボネート、ジ
−2−エチルヘキシルパーオキシジカーボネート、ジ−
sec−ブチルパーオキシジカーボネート、ジ(3−メ
チル−3−メトキシブチル)パーオキシジカーボネー
ト、α、α’−ビス(ネオデカノイルパーオキシ)ジイ
ソプロピルベンゼン、クミルパーオキシネオデカノエー
ト、1,1,3,3,−テトラメチルブチルパーオキシ
ネオデカノエート、1−シクロヘキシル−1−メチルエ
チルパーオキシネオデカノエート、t−ヘキシルパーオ
キシネオデカノエート、t−ブチルパーオキシネオデカ
ノエート、t−ヘキシルパーオキシピバレート、t−ブ
チルパーオキシピバレート、2,5−ジメチル−2,5
−ビス(2−エチルヘキサノイルパーオキシ)ヘキサ
ン、1,1,3,3−テトラメチルブチルパーオキシ−
2−エチルへキサノエート、1−シクロヘキシル−1−
メチルエチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート、
t−ヘキシルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート、
t−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート、t
−ブチルパーオキシイソブチレート、t−ブチルパーオ
キシマレイックアシッド、t−ブチルパーオキシラウレ
ート、t−ブチルパーオキシ−3,5,5−トリメチル
ヘキサノエート、t−ブチルパーオキシイソプロピルモ
ノカーボネート、t−ブチルパーオキシ−2−エチルヘ
キシルモノカーボネート、2,5−ジメチル−2,5−
ビス(ベンゾイルパーオキシ)ヘキサン、t−ブチルパ
ーオキシアセテート、t−ヘキシルパーオキシベンゾエ
ート、t−ブチルパーオキシ−m−トルオイルベンゾエ
ート、t−ブチルパーオキシベンゾエート、ビス(t−
ブチルパーオキシ)イソフタレート、t−ブチルパーオ
キシアリルモノカーボネート、3,3’,4,4’−テ
トラ(t−ブチルパーオキシカルボニル)ベンゾフェノ
ン等が挙げられるが、これらは単独或いは硬化性を制御
するため2種類以上を混合して用いることもできる。更
にペーストの保存性を向上するために各種重合禁止剤を
予め添加しておいてもよい。
分(A)+成分(B)+成分(C)]の合計重量を10
0とした場合、0.1〜10重量部が好ましい。10重
量部を越えるとペーストの粘度の経時変化が大きくなり
作業性に問題が生じ、0.1重量部未満だと期待する硬
化性を発現できないおそれがあり好ましくない。本発明
に用いる充填材(E)としては、通常銀粉が使用される
が、金粉、窒化アルミニウム、炭酸カルシウム、シリ
カ、アルミナ等も使用可能である。
リング剤、消泡剤、界面活性剤等の添加剤を用いること
ができる。本発明のペーストは、例えば各成分を予備混
合した後、3本ロールを用いて混練した後真空下脱泡す
ることにより製造することができる。本発明のペースト
を用いて半導体装置を製作する方法は、公知の方法を用
いることができる。
する。配合割合は重量部で示す。
分子量:約1000、日本石油化学(株)製、M−10
00−80)又はアクリル変性ポリブタジエン(マレイ
ン化ポリブタジエンとメタアクリル酸のエチレングリコ
ールとのエステル化物とを反応させた化合物)(数平均
分子量:約1000、日本石油化学(株)製、MM−1
000−80)、成分(B)としてエポキシ変性ポリブ
タジエン(数平均分子量:約1000、日本石油化学
(株)製、E−1000−8)、成分(C)としてラウ
リルアクリレート(共栄社化学(株)製、ライトエステ
ルLA)、成分(D)としてジクミルパーオキサイド
(急速加熱試験における分解温度:126℃、日本油脂
(株)製、パークミルD)、成分(E)として平均粒径
3μm、最大粒径20μmのフレーク状銀粉(以下銀
粉)、グリシジル基を有するシランカップリング剤(信
越化学工業(株)製、KBM−403E)を表1のよう
に配合し、3本ロールを用いて混練し、脱泡後ペースト
を得た。なお比較例3では、ビスフェノールAとエピク
ロルヒドリンとの反応により得られるジグリシジルビス
フェノールA(エポキシ当量180、室温で液体、以下
ビスAエポキシ)、クレジルグリシジルエーテル(エポ
キシ当量185、以下CGE)、フェノールノボラック
樹脂(水酸基当量104、軟化点85℃、以下PN)、
2−フェニル−4,5−ジヒドロキシメチルイミダゾー
ル(四国化成工業(株)製、キュアゾール2PHZ)を
使用した。得られたペーストを以下の方法により評価し
た。評価結果を表1に示す。
5rpmでの値をダイアタッチペースト作製直後と25
℃、48時間放置後に測定した。作製直後の粘度が15
〜25Pa.sの範囲内で、かつ48時間後の粘度増加
率が20%未満の場合を合格とした。単位Pa.s。粘
度増加率の単位は%。 ・接着強度:ペーストを用いて、6×6mmのシリコン
チップを銅フレームにマウントし、200℃のホットプ
レート上で60秒間硬化した。硬化後、自動接着力測定
装置を用い260℃での熱時ダイシェア強度を測定し
た。260℃熱時ダイシェア強度が、50N/チップ以
上の場合を合格とした。単位N/チップ。 ・耐半田クラック性:表1に示す組成のペーストを用
い、下記のリードフレームとシリコンチップを、下記の
硬化条件により硬化し、接着した。その後スミコンEM
E−7026(住友ベークライト(株)製)の封止材料
を用い、封止したパッケージを60℃、相対湿度60
%、192時間吸湿処理した後、IRリフロー処理(2
60℃、10秒、3回リフロー)を行い、処理後のパッ
ケージを超音波探傷装置(透過型)により剥離の程度を
測定した。ダイアタッチ部の剥離面積が10%未満の場
合を合格とした。剥離面積の単位は%。 パッケージ:QFP(14x20x2.0mm) リードフレーム:スポットメッキした銅フレーム チップサイズ:6×6mm ダイアタッチペースト硬化条件:ホットプレート上で2
00℃、60秒
強度、速硬化性に優れ、特に銅リードフレームと半導体
素子の接着に用いた場合、得られた半導体装置は耐半田
クラック性に優れており、その結果高信頼性の半導体装
置を得ることができる。
Claims (4)
- 【請求項1】(A)1分子内に少なくとも1つの2重結
合を有する数平均分子量500〜5000のものであっ
て、かつ少なくとも一つのヒドロキシカルボニル基或い
はジカルボン酸無水物を有する炭化水素又はその誘導
体、(B)1分子内に少なくとも1つの2重結合を有す
る数平均分子量500〜5000のものであって、かつ
少なくとも一つのエポキシ基を有する炭化水素又はその
誘導体、(C)1分子内に少なくとも一つのラジカル重
合可能な2重結合を有する化合物、(D)ラジカル重合
触媒及び(E)充填材を必須成分とすることを特徴とす
る半導体用ダイアタッチペースト。 - 【請求項2】1分子内に少なくとも1つの2重結合を有
する数平均分子量500〜5000のものであって、か
つ少なくとも一つのヒドロキシカルボニル基或いはジカ
ルボン酸無水物を有する炭化水素又はその誘導体(A)
が、マレイン化ポリブタジエン又はその誘導体である請
求項1記載のダイアタッチペースト。 - 【請求項3】1分子内に少なくとも1つの2重結合を有
する数平均分子量500〜5000のものであって、か
つ少なくとも一つのエポキシ基を有する炭化水素又はそ
の誘導体(B)が、エポキシ基を有するポリブタジエン
である請求項1又は2記載の半導体用ダイアタッチペー
スト。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載のダイア
タッチペーストを用いて製作されることを特徴とする半
導体装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001039582A JP3901950B2 (ja) | 2001-02-16 | 2001-02-16 | ダイアタッチペースト及び半導体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2001039582A JP3901950B2 (ja) | 2001-02-16 | 2001-02-16 | ダイアタッチペースト及び半導体装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP3901950B2 JP3901950B2 (ja) | 2007-04-04 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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