JP2002240895A - 飲料ディスペンサー - Google Patents

飲料ディスペンサー

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JP2002240895A
JP2002240895A JP2001035740A JP2001035740A JP2002240895A JP 2002240895 A JP2002240895 A JP 2002240895A JP 2001035740 A JP2001035740 A JP 2001035740A JP 2001035740 A JP2001035740 A JP 2001035740A JP 2002240895 A JP2002240895 A JP 2002240895A
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cooling water
beverage
cooling
refrigerator
water tank
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JP2001035740A
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Masami Hashimoto
正美 橋本
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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  • Devices For Dispensing Beverages (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 飲料を冷却水槽で冷却された低温に近い状態
でさらに確実に供給することを目的とする。 【解決手段】 レイアウトの関係上、冷却水槽6、張り
出し部8の冷却水中に浸されなかったバルブ19を、樋
部10に配置して冷却コイル4からの冷却水(水温が約
3°C)で冷却する。この結果、樋部10のバルブ19
を、冷却水槽、張り出し部8の冷却水中に浸されたバル
ブ18とほぼ同様に冷却することができるので、飲料を
冷却水槽6、張り出し部8で冷却された低温に近い状態
でさらに確実に供給することができる。冷蔵庫2の側
面、張り出し部8の前面、供給ノズル9にカバー28が
配置されている。この結果、カバー28により形成され
た冷却空間27が冷却水槽6、張り出し部8の冷却水の
冷気により冷却されるので、冷却空間27中の供給ノズ
ル9および出口側の飲料供給管路22、23を冷却でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、コイルユニット
を介して冷却水槽中の冷却水により低温に冷却された飲
料を供給する飲料ディスペンサーに係るものである。特
に、この発明は、飲料を冷却水槽で冷却された低温に近
い状態でさらに確実に供給することができる飲料ディス
ペンサーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】(従来の飲料ディスペンサーの構成の説
明)この種の飲料ディスペンサーとしては、たとえば、
特開平10−81398号公報に記載のものがある。以
下、この飲料ディスペンサーを図8および図9を参照し
て説明する。
【0003】図8は、外扉、前部パネル、上部パネル、
左右両側パネル、後部パネルなどを除いた状態の飲料デ
ィスペンサーの斜視図、図9は、同じく正面図である。
この例は、BIB(Bag in Box)に収容され
た無炭酸系飲料と、炭酸系の清涼シロップ飲料とを併せ
て供給する飲料ディスペンサーについて説明する。
【0004】図において、100は飲料ディスペンサー
本体の基台である。前記基台100の前部側には、冷蔵
庫101と、ドリップトレー(ベンドステージ)102
とが上下にそれぞれ配置されている。
【0005】前記冷蔵庫101内の片側(左側)には、
複数個のBIB103がそれぞれ出し入れ可能に配置さ
れている。また、前記冷蔵庫101内の他の片側(右
側)には、複数個のバルブ(電磁弁)104が設けられ
ている。さらに、前記冷蔵庫101内には、冷却コイル
(図示せず)が設けられている。
【0006】前記冷蔵庫101の底部の下面には、複数
個のチューブポンプ105と、供給ノズル106とが左
右にそれぞれは位置されている。前記チューブポンプ1
05と供給ノズル106とは、前記ドリップトレー10
2に対向している。
【0007】前記BIB103と前記チューブポンプ1
05とは、前記冷蔵庫101の底部を貫通した飲料供給
管路(図示せず)によりそれぞれ対応して接続されてい
る。また、前記バルブ104と前記供給ノズル106と
は、前記冷蔵庫101の底部を貫通した飲料供給管路
(図示せず)によりそれぞれ接続されている。
【0008】前記基台100および前記冷蔵庫101の
後部側には、冷却水槽107が配置されている。前記冷
却水槽107中には、コイルユニット108と、炭酸水
製造用のカーボネータ(図示せず)と、アジテーターモ
ータ(図示せず)と、ポンプや水車(図示せず)などが
それぞれ配置されている。
【0009】前記コイルユニット108と、前記バルブ
104とは、前記冷蔵庫101の後部を貫通した飲料供
給管路(図示せず)によりそれぞれ接続されている。ま
た、前記コイルユニット108と、シロップ、炭酸水、
希釈水などの飲料供給源とは、飲料供給管路(図示せ
ず)により、それぞれ接続されている。
【0010】前記冷蔵庫101および前記冷却水槽10
7の下部には、冷却ユニット(図示せず)が配置されて
いる。一方、前記冷却水槽107中には、冷却ユニット
(冷凍機)のエバポレータが配置されている。
【0011】(従来の飲料ディスペンサーの作用の説
明)つぎに、図8および図9に示す従来の飲料ディスペ
ンサーの作用について説明する。
【0012】まず、冷却ユニットの作動により、前記エ
バポレータの周域にアイスバンクが製氷されて、前記冷
却水槽107中の水が蓄冷される。前記冷却水槽107
中の冷却水(水温約1°C)は、ポンプや水車などによ
り、前記冷却コイル中に循環され、前記冷却水槽107
に戻る。前記冷却コイル中に冷却水が循環することによ
り、冷蔵庫101の庫内の温度が低温(約5〜8°C)
に保冷される。
【0013】そして、ドリップトレー102上にカップ
109を載せる。つぎに、外扉の前面側に設けられた操
作部の中から選択した飲料に対応する操作ボタンを操作
する。すると、無炭酸系飲料を選択した場合は、チュー
ブポンプ105が作動し、かつ、希釈水用のバルブ10
4が開き、BIB103から濃縮飲料が抽出され、か
つ、飲料供給源から希釈水が供給され、その濃縮飲料と
希釈水とが混合されてカップ109に供給される。
【0014】一方、炭酸系の清涼シロップ飲料を選択し
た場合は、選択したシロップ、炭酸水、希釈水の飲料供
給管路のバルブ104が開き、選択したシロップ、炭酸
水、希釈水が飲料供給源から飲料ノズル106に供給さ
れ、この飲料ノズル106で混合されてカップ109に
供給される。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】(従来の飲料ディスペ
ンサーの課題の説明)前記飲料ディスペンサーにおいて
は、飲料にカジュアル温度と言う基準が定められてお
り、飲料を所定の温度以下に冷やしてカップ109に供
給するように構成されている。この場合、飲料の温度
は、低ければ低い程好ましく、特に、炭酸系の清涼シロ
ップ飲料においては、低温であれば低温程炭酸水のボリ
ュウム効果が高く、かつ、衛生面においても有利であ
る。
【0016】ところが、前記従来の飲料ディスペンサー
は、基台100の前部側に冷蔵庫101を、基台100
の後部側に冷却水槽107を、それぞれ配置したもので
ある。このために、冷却水槽107中のコイルユニット
108から飲料ノズル106までの飲料供給管路は、冷
却水槽107から引き出されて冷蔵庫101の後部を貫
通され、また、その冷蔵庫101内を配管されてバルブ
104に接続され、さらに、そのバルブ104から冷蔵
庫101の底部を貫通されて飲料ノズル106に接続さ
れている。このように、冷却水槽107から引き出され
飲料ノズル106に接続されるまでの飲料供給管路の経
路は、長大である。
【0017】一方、冷蔵庫101内の温度は、約5〜8
°Cに保冷されているが、冷却水槽101中の冷却水温
度(約1°C以下)よりも高い。この結果、前記従来の
飲料ディスペンサーは、コイルユニット108を介して
冷却水槽107中の冷却水により低温に冷却された飲料
の温度が冷却水槽107から引き出された長大な飲料供
給管路により上がると言う課題がある。
【0018】(先願の飲料ディスペンサーの説明)そこ
で、この出願人は、前記課題を解決した飲料ディスペン
サーを先に出願した(特願平11−308521号)。
【0019】先願の飲料ディスペンサーは、冷却水槽に
冷蔵庫の背面側から側面側にかけて張り出した張り出し
部を設け、前記張り出し部の前面側に供給ノズルを配置
し、飲料供給管路を、コイルユニットに接続し、かつ、
前記張り出し部の冷却水中に配管すると共に、前記張り
出し部の前面側から供給ノズルに接続するものである。
【0020】この結果、先願の飲料ディスペンサーは、
前記従来の飲料ディスペンサーと比較して、冷却水槽
(張り出し部)から引き出され飲料ノズルに接続される
までの飲料供給管路の経路を短くすることができる。そ
の分、飲料の温度は、冷却水槽で冷却された低温に近い
状態で維持されることとなる。
【0021】(この発明の目的)この発明は、先願の飲
料ディスペンサーの改良に係り、その目的とするところ
は、飲料を冷却水槽で冷却された低温に近い状態でさら
に確実に供給することができる飲料ディスペンサーを提
供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1にかかる発明は、冷蔵庫の側面および張
り出し部の前面および供給ノズルに、それらと共に冷却
空間を形成するカバーが配置されており、供給ノズルお
よび飲料供給管路を含む冷却空間中の雰囲気が冷却水槽
および張り出し部の冷却水の冷気により冷却される、こ
とを特徴とする。
【0023】この結果、請求項1にかかる発明は、飲料
を冷却水槽で冷却された低温に近い状態でさらに確実に
供給することができる。
【0024】また、請求項2にかかる発明は、張り出し
部の前面側上部に樋部が配置されており、前記樋部にバ
ルブが配置されており、冷却コイルの排水口が前記樋部
のバルブに向けて設けられており、前記冷却コイルの排
水口から排水された冷却水が前記樋部のバルブを冷却し
て前記樋部を介して前記張り出し部中に戻る、ことを特
徴とする。
【0025】この結果、請求項2にかかる発明は、レイ
アウトの関係上、冷却水槽およびまたは張り出し部の冷
却水中に浸されなかったバルブであっても、樋部に配置
して冷却コイルからの冷却水(水温が約3°C)で冷却
することができる。これにより、樋部のバルブを、冷却
水槽およびまたは張り出し部の冷却水中に浸されたバル
ブとほぼ同様に冷却することができるので、飲料を冷却
水槽で冷却された低温に近い状態でさらに確実に供給す
ることができる。
【0026】また、請求項3にかかる発明は、冷蔵庫の
側面および張り出し部の前面および供給ノズルに、それ
らと共に冷却空間を形成するカバーが配置されており、
供給ノズルおよび飲料供給管路を含む冷却空間中の雰囲
気が冷却水槽の冷却水の冷気により冷却される、ことを
特徴とする。
【0027】この結果、請求項3にかかる発明は、カバ
ーの冷却空間中の供給ノズルおよび飲料供給管路の冷却
効果と、樋部のバルブと冷却水槽およびまたは張り出し
部の冷却水中に浸されたバルブとの冷却効果との相乗効
果により、飲料を冷却水槽で冷却された低温に近い状態
でさらに確実に供給することができる。
【0028】また、請求項4にかかる発明は、冷蔵庫の
側面に透孔が設けられており、供給ノズルおよび飲料供
給管路の周辺の雰囲気が冷蔵庫中の冷気により冷却され
る、ことを特徴とする。
【0029】この結果、請求項4にかかる発明は、供給
ノズルおよび飲料供給管路の冷却効果により、飲料を冷
却水槽で冷却された低温に近い状態でさらに確実に供給
することができる。
【0030】また、請求項5にかかる発明は、張り出し
部の冷却水中に配管された飲料供給管路が張り出し部の
前面から貫通されて供給ノズルに接続されている、こと
を特徴とする。
【0031】この結果、請求項5にかかる発明は、張り
出し部の前面から引き出され飲料ノズルに接続されるま
での飲料供給管路の経路がさらに短くすることができる
ので、その分、飲料の温度を冷却水槽で冷却された低温
に近い状態でさらに確実に維持することができる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、この発明にかかる飲料ディ
スペンサーの実施の形態の1例を図1乃至図7を参照し
て説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定
されるものではない。
【0033】(実施の形態にかかる飲料ディスペンサー
の構成の説明)図において、1は飲料ディスペンサー本
体の基台である。前記基台1の前部側には、冷蔵庫2
と、ドリップトレー(ベンドステージ)3とが上下にそ
れぞれ配置されている。
【0034】前記冷蔵庫2内には、複数個のBIB(図
示せず)がそれぞれ出し入れ可能に配置されている。ま
た、前記冷蔵庫2内には、冷却コイル4および冷気送風
用のファン(図示せず)が設けられている。前記冷蔵庫
2の底部の下面には、複数個のチューブポンプ5が配置
されている。前記チューブポンプ5は、前記ドリップト
レー3に対向している。前記BIBと前記チューブポン
プ5とは、前記冷蔵庫2の底部を貫通した飲料供給管路
(図示せず)によりそれぞれ対応して接続されている。
【0035】前記冷蔵庫2の後部側には、冷却水槽6が
配置されている。前記冷却水槽6中には、コイルユニッ
ト(図示せず)と、炭酸水製造用のカーボネータ(図示
せず)と、アジテーターモータ(図示せず)と、ポンプ
や水車7などがそれぞれ配置されている。前記ポンプや
水車7と前記冷却コイル4とは、接続されている。ま
た、前記コイルユニットと、シロップ、炭酸水、希釈水
などの飲料供給源とは、飲料供給管路(図示せず)によ
り、それぞれ接続されている。
【0036】図3および図4に示すように、前記冷却水
槽6には、前記冷蔵庫2の背面側から側面側にかけて張
り出し部8が張り出して設けられている。前記張り出し
部8の前面側下部には、供給ノズル9が配置されてい
る。前記供給ノズル9は、前記ドリップトレー3に対向
している。前記張り出し部8の前面側上部には、樋部1
0が配置されている。
【0037】前記冷蔵庫2および前記冷却水槽6および
前記張り出し部8の下部には、冷却ユニット(図示せ
ず)が配置されている。一方、前記冷却水槽6中には、
冷却ユニット(冷凍機)のエバポレータが配置されてい
る。
【0038】前記基台1および冷蔵庫2および冷却水槽
6および張り出し部8には、外扉11、前部パネル1
2、上部パネル13、左右両側パネル14、15、後部
パネル16などが設けられている。前記外扉11の前面
側には、操作部17が設けられている。
【0039】図において、18、19はバルブ(電磁
弁)群である。このバルブ群18、19は、前記操作部
17の選択操作により開閉して前記供給ノズル9から選
択した飲料を供給するものである。
【0040】前記バルブ群18、19と前記コイルユニ
ットとは、入口側の飲料供給管路20、21を介して接
続されている。前記入口側の飲料供給管路20、21
は、前記冷却水槽6および前記張り出し部8の冷却水中
に配管されている。前記バルブ群18、19と前記供給
ノズル9とは、出口側の飲料供給管路22、23を介し
て接続されている。
【0041】前記バルブ群の一部のバルブ18は、図6
に示すように、前記張り出し部8の冷却水中に浸されて
いる。すなわち、バルブ18のプラスチック製の水密本
体180が冷却水中に浸されており、一方、バルブ18
のソレノイド181が冷却水面より上方に突出してい
る。前記バルブ18の出口側の飲料供給管路22は、図
6に示すように、張り出し部8の冷却水中に配管され、
かつ、張り出し部8の前面(前面壁)から貫通孔24を
介して水密に貫通されて前記供給ノズル9に接続されて
いる。
【0042】また、前記バルブ群の他のバルブ19は、
図6に示すように、前記樋部10上に載置されている。
前記バルブ19の入口側の飲料供給管路21は、前記張
り出し部8の前面側から若干引き出されている。
【0043】前記冷却コイル4は、前記冷蔵庫2の側面
(側面壁)を貫通し、かつ、前記冷蔵庫2の側面に沿っ
て配管されている。前記冷却コイル4には、排水口25
が前記バルブ19のプラスチック製の水密本体190に
向けて設けられている。この結果、前記バルブ19のソ
レノイド191には、前記冷却コイル4の排水口25か
らの冷却水(図中、破線にて示す)がかからない。前記
樋部10には、冷却水の出口26が前記張り出し部8に
対向して設けられている。
【0044】前記冷蔵庫2の側面および前記張り出し部
8の前面および前記供給ノズル9には、それらと共に冷
却空間27を形成するカバー28が配置されている。こ
のカバー28は、図7に示すように、前記冷蔵庫2の側
面と対向する側壁280と、前記張り出し部8の前面と
対向する前壁281と、前記供給ノズル9と対向する上
壁282とからなる。また、このカバー28は、前記冷
蔵庫2の側面に位置する部分と、前記張り出し部8の前
面に位置する部分と、前記供給ノズル9に位置する部分
とには、それぞれ開口部283、284、285が設け
られている。
【0045】図4および図5に示すように、前記冷蔵庫
2の側面(側面壁)には、透孔29が前記冷却空間27
と連通するように設けられている。また、前記冷蔵庫2
内には、ファン30が前記透孔29に対向して設けられ
ている。
【0046】前記冷却水槽6、前記張り出し部8、前記
カバー28、前記外扉11、各パネル12、13、1
4、15、16のうち、必要な箇所には、断熱材などが
張設されている。
【0047】(実施の形態にかかる飲料ディスペンサー
の作用の説明)この実施の形態にかかる飲料ディスペン
サーは、以上のごとき構成からなり、以下、その作用に
ついて説明する。
【0048】まず、冷却ユニットの作動により、前記エ
バポレータの周域にアイスバンクが製氷されて、前記冷
却水槽6中の水が蓄冷される。前記冷却水槽6中の冷却
水(水温約1°C)は、ポンプや水車7などにより、冷
蔵庫2内の冷却コイル4中に循環される。前記冷却コイ
ル4中に冷却水が循環することにより、冷蔵庫2の庫内
の温度が低温(約5〜8°C)に保冷される。冷却コイ
ル4中を循環した冷却水は、冷蔵庫2の外に引き出され
て排水口25に進む。
【0049】一方、前記冷却水槽6および張り出し部8
中に配置されたコイルユニット、入口側の飲料供給管路
20、21、バルブ18の水密本体180、出口側の飲
料供給管路22、23は、冷却水により冷却される。ま
た、樋部10のバルブ19の水密本体190は、前記冷
却コイル4の排水口25から排水された冷却水(水温が
約3°C)により冷却される。バルブ19の水密本体1
90を冷却した冷却水は、樋部10の出口26から張り
出し部8および冷却水槽6に戻る。
【0050】そして、ドリップトレー3上にカップ31
を載せる。つぎに、外扉11の操作部17の中から選択
した飲料に対応する操作ボタンを操作する。すると、無
炭酸系飲料を選択した場合は、チューブポンプ5が作動
し、かつ、希釈水用のバルブが開き、BIBから濃縮飲
料が抽出され、かつ、飲料供給源から希釈水が供給さ
れ、その濃縮飲料と希釈水とが混合されてカップ31に
供給される。
【0051】一方、炭酸系の清涼シロップ飲料を選択し
た場合は、選択したシロップ、炭酸水、希釈水の飲料供
給管路のバルブ18、19が開く。すると、選択したシ
ロップ、炭酸水、希釈水は、飲料供給源から、コイルユ
ニット、入口側の飲料供給管路20、21、バルブ1
8、19、出口側の飲料供給管路22、23を経て供給
ノズル9に供給され、この供給ノズル9で混合されてカ
ップ31に供給される。
【0052】(実施の形態にかかる飲料ディスペンサー
の効果の説明)このように、この実施の形態にかかる飲
料ディスペンサーは、コイルユニット、入口側の飲料供
給管路20、21、バルブ18の水密本体180、出口
側の飲料供給管路22、23が冷却水槽6および張り出
し部8の冷却水により冷却されている。一方、張り出し
部8から引き出され供給ノズル9に接続されるまでの出
口側の飲料供給管路22、23の経路が、従来の飲料デ
ィスペンサーと比較して短くすることができる。その
分、飲料の温度は、冷却水槽6および張り出し部8で冷
却された低温に近い状態で維持されることとなる。
【0053】また、この実施の形態にかかる飲料ディス
ペンサーは、レイアウトの関係上、冷却水槽6およびま
たは張り出し部8の冷却水中に浸されなかったバルブ1
9を、樋部10に配置して冷却コイル4からの冷却水
(水温が約3°C)で冷却することができる。これによ
り、樋部10のバルブ19を、冷却水槽6およびまたは
張り出し部8の冷却水中に浸されたバルブ18とほぼ同
様に冷却することができるので、飲料を冷却水槽6およ
び張り出し部8で冷却された低温に近い状態でさらに確
実に供給することができる。また、従来、冷却水槽6あ
るいは張り出し部8の冷却水中に浸されたバルブ18の
数だけの種類の飲料しか販売できなかったが、上記構成
により、バルブ19の分の飲料種類を増やすことができ
る。
【0054】さらに、この実施の形態にかかる飲料ディ
スペンサーは、冷蔵庫2の側面および張り出し部8の前
面および供給ノズル9に配置されたカバー28により、
供給ノズル9および出口側の飲料供給管路22、23を
含む冷却空間27が形成される。この冷却空間27中の
雰囲気は、冷却水槽6および張り出し部8の冷却水の冷
気により冷却される。この結果、カバー28の冷却空間
27中の供給ノズル9および出口側の飲料供給管路2
2、23の冷却効果と、樋部10のバルブ19と冷却水
槽6の張り出し部8の冷却水中に浸されたバルブ18と
の冷却効果との相乗効果により、飲料を冷却水槽6およ
び張り出し部8で冷却された低温に近い状態でさらに確
実に供給することができる。
【0055】さらにまた、この実施の形態にかかる飲料
ディスペンサーは、冷蔵庫2の側面に設けた透孔29お
よびファン30により、冷蔵庫2内の冷気を冷却空間2
7中に供給することができるので、供給ノズル9および
出口側の飲料供給管路22、23を含む冷却空間27の
雰囲気が冷蔵庫2内の冷気により冷却される。この結
果、冷蔵庫2内からの冷気による供給ノズル9および出
口側の飲料供給管路22、23の冷却効果と、冷却水槽
6および張り出し部8の冷却水からの冷気による供給ノ
ズル9および出口側の飲料供給管路22、23の冷却効
果と、樋部10のバルブ19および冷却水槽6の張り出
し部8の冷却水中に浸されたバルブ18の冷却効果との
相乗効果により、飲料を冷却水槽6および張り出し部8
で冷却された低温に近い状態でさらに確実に供給するこ
とができる。なお、この実施の形態において、ファン3
0は、必ずしも、設けなくとも良い。
【0056】さらにまた、この実施の形態にかかる飲料
ディスペンサーは、張り出し部8の冷却水中に配管され
たバルブ18の出口側の飲料供給管路22が張り出し部
8の前面の貫通孔24を介して貫通されて供給ノズル9
に接続されている。この結果、張り出し部8の前面から
引き出され供給ノズル9に接続されるまでの出口側の飲
料供給管路22の経路がさらに短くすることができるの
で、その分、飲料の温度を冷却水槽6および張り出し部
8で冷却された低温に近い状態でさらに確実に維持する
ことができる。
【0057】(実施の形態の変形例の説明)なお、前記
実施の形態においては、一部のバルブ18を冷却水槽6
およびまたは張り出し部8の冷却水に浸した構造であ
る。ところが、この発明にかかる飲料ディスペンサー
は、一部のバルブ18を冷却水槽6およびまたは張り出
し部8の冷却水に浸さない構造であっても良い。
【0058】また、前記実施の形態においては、冷蔵庫
2の側面および張り出し部8の前面および供給ノズル9
にカバー28を配置して供給ノズル9および出口側の飲
料供給管路22、23を含む冷却空間27が形成される
構造である。ところが、この発明にかかる飲料ディスペ
ンサーは、カバー28により冷却空間27を形成しない
構造であっても良い。
【0059】さらに、前記実施の形態においては、冷蔵
庫2の側面に設けた透孔29およびファン30により、
供給ノズル9および出口側の飲料供給管路22、23を
含む雰囲気が冷蔵庫2内の冷気により冷却される構造で
ある。ところが、この発明にかかる飲料ディスペンサー
は、透孔29およびファン30を設けない構造であって
も良い。
【0060】さらにまた、前記実施の形態においては、
張り出し部8の冷却水中に配管されたバルブ18の出口
側の飲料供給管路22が張り出し部8の前面の貫通孔2
4を介して水密に貫通されて供給ノズル9に接続されて
いる構造である。ところが、この発明にかかる飲料ディ
スペンサーは、出口側の飲料供給管路22を張り出し部
8の前面の貫通孔24を介して貫通させない構造であっ
ても良い。
【0061】(他の実施の形態の説明)この発明にかか
る飲料ディスペンサーは、先願の飲料ディスペンサーに
対して、冷蔵庫2の側面および張り出し部8の前面およ
び供給ノズル9にカバー28を配置して供給ノズル9お
よび出口側の飲料供給管路22、23を含む冷却空間2
7が形成される構造であっても良い。
【0062】この場合、一部のバルブ18を冷却水槽6
およびまたは張り出し部8の冷却水に浸した構造でなく
とも良い。また、他のバルブ19を樋部10に配置して
冷却コイル4からの冷却水により冷却する構造でなくと
も良い。さらに、冷蔵庫2の側面に透孔29およびファ
ン30を設けた構造でなくとも良い。さらにまた、バル
ブ18の出口側の飲料供給管路22が張り出し部8の前
面の貫通孔24を介して水密に貫通されて供給ノズル9
に接続されている構造でなくとも良い。
【0063】
【発明の効果】以上から明らかなように、この発明にか
かる飲料ディスペンサー(請求項1)は、冷蔵庫の側面
および張り出し部の前面および供給ノズルに、それらと
共に冷却空間を形成するカバーが配置されており、供給
ノズルおよび飲料供給管路を含む冷却空間中の雰囲気が
冷却水槽および張り出し部の冷却水の冷気により冷却さ
れる。この結果、飲料を冷却水槽で冷却された低温に近
い状態でさらに確実に供給することができる。
【0064】また、この発明にかかる飲料ディスペンサ
ー(請求項2)は、レイアウトの関係上、冷却水槽およ
びまたは張り出し部の冷却水中に浸されなかったバルブ
であっても、樋部に配置して冷却コイルからの冷却水
(水温が約3°C)で冷却することができる。これによ
り、樋部のバルブを、冷却水槽およびまたは張り出し部
の冷却水中に浸されたバルブとほぼ同様に冷却すること
ができるので、飲料を冷却水槽で冷却された低温に近い
状態でさらに確実に供給することができる。
【0065】また、この発明にかかる飲料ディスペンサ
ー(請求項3)は、冷蔵庫の側面および張り出し部の前
面および供給ノズルに、それらと共に冷却空間を形成す
るカバーが配置されており、供給ノズルおよび飲料供給
管路を含む冷却空間中の雰囲気が冷却水槽の冷却水の冷
気により冷却される。この結果、カバーの冷却空間中の
供給ノズルおよび飲料供給管路の冷却効果と、樋部のバ
ルブと冷却水槽およびまたは張り出し部の冷却水中に浸
されたバルブとの冷却効果との相乗効果により、飲料を
冷却水槽で冷却された低温に近い状態でさらに確実に供
給することができる。
【0066】また、この発明にかかる飲料ディスペンサ
ー(請求項4)は、冷蔵庫の側面に透孔が設けられてお
り、供給ノズルおよび飲料供給管路の周辺の雰囲気が冷
蔵庫中の冷気により冷却される。この結果、供給ノズル
および飲料供給管路の冷却効果により、飲料を冷却水槽
で冷却された低温に近い状態でさらに確実に供給するこ
とができる。
【0067】また、この発明にかかる飲料ディスペンサ
ー(請求項5)は、張り出し部の冷却水中に配管された
飲料供給管路が張り出し部の前面から貫通されて供給ノ
ズルに接続されている。この結果、張り出し部の前面か
ら引き出され供給ノズルに接続されるまでの飲料供給管
路の経路がさらに短くすることができるので、その分、
飲料の温度を冷却水槽で冷却された低温に近い状態でさ
らに確実に維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の飲料ディスペンサーの実施の形態を
示す斜視図である。
【図2】同じく、外扉を開けた状態を示す斜視図であ
る。
【図3】同じく、外扉や各パネルを除いた状態を示す斜
視図である。
【図4】同じく、図3におけるIV−IV線断面図であ
る。
【図5】同じく、図3におけるV−V線断面図である。
【図6】同じく、図3におけるVI−VI線断面図であ
る。
【図7】(A)はカバーの平面図、(B)は(A)にお
けるB矢視図、(C)は(A)におけるC矢視図であ
る。
【図8】従来の飲料ディスペンサーの外扉や各パネルを
除いた状態を示す斜視図である。
【図9】同じく、正面図である。
【符号の説明】
1 基台 2 冷蔵庫 3 ドリップトレー(ベンドステージ) 4 冷却コイル 5 チューブポンプ 6 冷却水槽 7 ポンプや水車 8 張り出し部 9 供給ノズル 10 樋部 11 外扉 12 前部パネル 13 上部パネル 14、15 左右両側パネル 16 後部パネル 17 操作部 18、19 バルブ(電磁弁) 180、190 水密本体 181、191 ソレノイド 20、21 入口側の飲料供給管路 22、23 出口側の飲料供給管路 24 貫通孔 25 排水口 26 出口 27 冷却空間 28 カバー 280 側壁 281 前壁 282 上壁 283、284、285 開口部 29 透孔 30 ファン 31 カップ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台の前部側および後部側にそれぞれ配
    置された冷蔵庫および冷却水槽と、前記冷却水槽に前記
    冷蔵庫の背面側から側面側にかけて張り出して設けられ
    た張り出し部と、前記張り出し部の前面側に配置された
    供給ノズルと、飲料供給源に接続され、かつ、前記冷却
    水槽中に配置された飲料冷却用のコイルユニットと、前
    記コイルユニットに接続され、かつ、前記冷却水槽およ
    び前記張り出し部の冷却水中に配管されると共に、前記
    張り出し部の前面側から前記供給ノズルに接続された飲
    料供給管路と、前記管路の途中に設けられ、操作部の選
    択操作により開閉して前記供給ノズルから選択した飲料
    を供給するバルブ群とを備えた飲料ディスペンサーにお
    いて、 前記冷蔵庫の側面および前記張り出し部の前面および前
    記供給ノズルには、それらと共に冷却空間を形成するカ
    バーが配置されており、前記供給ノズルおよび前記飲料
    供給管路を含む前記冷却空間中の雰囲気が前記冷却水槽
    の冷却水の冷気により冷却される、ことを特徴とする飲
    料ディスペンサー。
  2. 【請求項2】 庫内に配置された冷却コイル中に冷却水
    を循環させることにより庫内が冷却される冷蔵庫と、前
    記冷蔵庫の後部側に配置された冷却水槽と、前記冷却水
    槽に前記冷蔵庫の背面側から側面側にかけて張り出して
    設けられた張り出し部と、前記張り出し部の前面側に配
    置された供給ノズルと、飲料供給源に接続され、かつ、
    前記冷却水槽中に配置された飲料冷却用のコイルユニッ
    トと、前記コイルユニットに接続され、かつ、前記冷却
    水槽および前記張り出し部の冷却水中に配管されると共
    に、前記張り出し部の前面側から前記供給ノズルに接続
    された飲料供給管路と、前記管路の途中に設けられ、操
    作部の選択操作により開閉して前記供給ノズルから選択
    した飲料を供給するバルブ群とを備えた飲料ディスペン
    サーにおいて、 前記張り出し部の前面側上部には、樋部が配置されてお
    り、前記樋部には、前記バルブが配置されており、前記
    冷却コイルの排水口が前記樋部のバルブに向けて設けら
    れており、前記冷却コイルの排水口から排水された冷却
    水が前記樋部のバルブを冷却して前記樋部を介して前記
    張り出し部中に戻る、ことを特徴とする飲料ディスペン
    サー。
  3. 【請求項3】 前記冷蔵庫の側面および前記張り出し部
    の前面および前記供給ノズルには、それらと共に冷却空
    間を形成するカバーが配置されており、前記供給ノズル
    および前記飲料供給管路を含む前記冷却空間中の雰囲気
    が前記冷却水槽の冷却水の冷気により冷却される、こと
    を特徴とする請求項2に記載の飲料ディスペンサー。
  4. 【請求項4】 前記冷蔵庫の側面には、透孔が設けられ
    ており、前記供給ノズルおよび前記飲料供給管路の周辺
    の雰囲気が前記冷蔵庫中の冷気により冷却される、こと
    を特徴とする請求項1または2または3に記載の飲料デ
    ィスペンサー。
  5. 【請求項5】 前記張り出し部の冷却水中に配管された
    前記飲料供給管路は、前記張り出し部の前面から貫通さ
    れて前記供給ノズルに接続されている、ことを特徴とす
    る請求項1または2または3または4に記載の飲料ディ
    スペンサー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012076827A (ja) * 2005-03-21 2012-04-19 Lancer Partnership Ltd ディスペンサ

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JP2012076827A (ja) * 2005-03-21 2012-04-19 Lancer Partnership Ltd ディスペンサ

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