JP2002239572A - 積層土壌式河川水浄化装置 - Google Patents

積層土壌式河川水浄化装置

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JP2002239572A
JP2002239572A JP2001044158A JP2001044158A JP2002239572A JP 2002239572 A JP2002239572 A JP 2002239572A JP 2001044158 A JP2001044158 A JP 2001044158A JP 2001044158 A JP2001044158 A JP 2001044158A JP 2002239572 A JP2002239572 A JP 2002239572A
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water
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laminated
river water
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JP2001044158A
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Toshiyasu Fujii
俊逸 藤井
Takahito Yoshinami
孝人 善波
Noboru Mochizuki
昇 望月
Akira Wada
和田  晃
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Fujii Consulting and Associates
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 河川水の浄化に適した積層土壌式河川水浄化
装置を提供する。 【解決手段】 通水性粒体層31と、土壌層32と通水
性粒体が充填された通水部33とが水平方向に交互に配
置されている土壌含有層34とが交互に積層され、かつ
土壌層32が、土壌層32の上下に配置されている土壌
含有層34の近接する2つの土壌層32間に鉛直方向に
重なりをもって配置されている積層土壌層3と、積層土
壌層3の上面から離間した空間に配置された散水装置8
1と、散水装置81から散水され、積層土壌層3を通過
した水を集水する集水装置6とを備える構成とする。積
層土壌層3に曝気装置を設けることが好ましい。通水性
粒体として、粒径1〜6mmのゼオライトが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、河川水などの浄化
を行う積層土壌式河川水浄化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、生活排水用の浄化装置とは、汚濁
関連物質の濃度が高く、流量が特定できる汚水に対して
浄化する装置である。例えば、家庭用排水を浄化する土
壌式浄化装置として、特開昭62−171791号公
報、特開昭63−36895号公報、特開平2−119
992号公報などに開示されている。
【0003】また、多量の汚水を効率良く浄化すること
ができる技術としては、例えば、特開平9−85382
号公報に開示された水質改善装置があり、微生物処理層
と接触酸化法とを備えることを特徴とする。さらに特開
平9−85382号公報に開示されている装置は、汚水
浄化システムに関するものであり、ろ材および曝気装置
を備えることを特徴とする。
【0004】
【発明が解決しようする課題】しかしながら、上記の技
術では、以下のような問題があった。
【0005】家庭排水用の浄化装置は、浄化すべき水量
が多い場合には十分な浄化を果たしきれない恐れがあ
る。これは、該装置の1日あたりの浄化能力が1m
たり0.2トン程度しかないことに起因する。すなわ
ち、汚水の浸透により、多様な粒径からなる土壌団粒が
破壊され、土壌の孔隙が有機性の沈殿物(SS)および
微生物膜の増大に加えて、粘土粒子の分散沈着により閉
塞するためである。例えば前記浄化装置は、家庭排水の
ように浄化すべき水が少量であれば、排水の生物化学的
酸素要求量(BOD)=200mg/lを40mg/l
程度まで減少させる性能を有する。しかしながら、家庭
排水に比べれば1桁低いBOD値である10〜50mg
/l程度の河川の場合、前記装置は機能し得ない。これ
は、家庭排水に比べて、河川汚水の水量がはるかに膨大
であることに他ならない。
【0006】汚水処理を目的とした浄化装置として、例
えば、特開昭62−171791号公報には、土壌浄化
装置が記載されている。これはカルシウムイオンの添加
による粘土粒子の構造の安定化現象に着目し、通水また
は通気状態を永続的に保持しようとするものである。し
かしながら、人為的なカルシウム源の添加を必要とす
る。さらに、通水する汚水中にはカルシウム源とトラッ
プする物質(主として、陰イオン性物質)も多く、現実
的ではない。
【0007】特開昭63−36895号公報には、土壌
を用いた汚水浄化装置が開示されているが、河川浄化を
目的とするものではない。
【0008】特開平2−119992号公報には、汚水
の浄化方法および装置が開示されている。これは、土壌
あるいは充填物中に金属鉄を混入して、効果的な脱窒反
応を行い、良好な通水を期待するものである。しかしな
がら、土壌中に埋められた散水管のメンテナンスの困難
性が指摘される。また、開示内容は、河川浄化を目的と
するものではない。
【0009】特開平2−191591号公報には、汚水
の浄化方法および装置が開示されている。これは、特開
平2−119992号公報に記載された発明を限定する
ものであり、浄化層への有機物注入管の使用により、土
壌微生物の活性化を図ろうとするものである。流入可能
量は、最高でもわずかに1000l/m/日である。
また、開示内容は、河川浄化を目的とするものではな
い。
【0010】特開昭60−152729号公報には、汚
水浄化装置が開示されている。これは、活性アルミニウ
ムおよび活性鉄に富む土壌を、通水性のある容器または
袋体に詰めて、積み重ねた浄化層を特徴とする。しかし
ながら、通水可能な水量が100l/m/日と少ない
ために、生活雑排水または養豚場あるいは酪農排水の浄
化を目的としている。
【0011】特公平7−115022号公報には、汚水
の浄化方法および装置が開示されている。これは、種々
の土壌が効果的に作用するように、各土壌層の配置、段
数あるいは量的割合を変えて、該装置の機能を増加させ
るものである。これは、土壌によるものであり、例え
ば、ゼオライトなどの多孔性鉱物と組み合わせたもので
はない。また、該装置は、河川浄化を目的として設計さ
れたものではない。
【0012】特開平9−85282号公報に開示された
微生物処理層と接触酸化層とを備えた水質改善装置は、
低いランニングコストであるが、設備の設置に非常な手
間がかかる上に、設備全体が複雑である。さらに上記シ
ステム同様に、河川のような膨大な量の汚水処理をし得
ない。
【0013】さらに、特開平6−269789号公報に
開示されているろ材および曝気装置を備えた汚水浄化シ
ステムの初期に設置すべき設備としては、微生物処理層
と接触酸化層とを備えた上記の水質改善装置よりもさら
に低いコストで設置できるが、ろ材に対するメンテナン
スに手間のかかる技術であった。そして、先の水質改善
装置同様、河川のような膨大な量の汚水処理をし得ない
ものである。
【0014】特開平9−332403号公報に開示され
た河川水の浄化方法は、土壌トレンチ方法によるもので
ある。これは、浸透水中のSS成分などにより生じる目
詰まりに対して、土壌層中へのサポニン含有剤の添加に
より土壌微生物の活性化を図ることで対処しようとする
ものである。しかしながら、広域な河川に対応させるた
めに要するサポニン含有剤のコストの問題およびサポニ
ン含有剤の効力の低下に伴うサポニンの定期的な添加ま
たは該剤を含む土壌の入れ換えの必要性の問題が生じる
ために現実的ではない。さらに、特開平9−33240
3号公報の明細書中には、浄化可能な流量が全く記載さ
れていない。
【0015】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、河川水の浄化に適した積層土壌式河川水浄化装置を
提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上記目的を達成するため、通水性粒体層と土壌含有層と
が交互に積層され、前記土壌含有層が、土壌層と通水性
粒体からなる通水部との水平方向の交互配置により構成
されており、かつ前記土壌層が、その上下に配置された
土壌含有層の近接する2つの土壌層間に鉛直方向に重な
りをもって配置されている積層土壌層と、前記積層土壌
層の上面から離間した空間に配置され、前記積層土壌層
表面に処理すべき水を散水する散水装置と、前記散水装
置から散水され、前記積層土壌層を通過した水を集水す
る集水装置とを備えることを特徴とする積層土壌式河川
水浄化装置としている。
【0017】かかる積層土壌式河川水浄化装置において
は、散水装置から散水された河川水は積層土壌層を通過
して集水装置へ集水される。積層土壌層においては、通
水性粒体層と、土壌層と通水性粒体が充填された通水部
とが水平方向に交互に配置されている土壌含有層とが交
互に積層され、かつ土壌層が、その土壌層の上下に配置
されている土壌含有層の近接する2つの土壌層間に鉛直
方向に重なりをもって配置されているため、大部分の河
川水は水が浸透しやすい通水性粒体中を蛇行しながら流
下し、一部は透水し難い土壌層を流下する。そのため、
河川水と各層との接触時間が長くなる。積層土壌層の通
水性粒体は好気性微生物が繁殖し、土壌層には嫌気性微
生物が繁殖して好気性と嫌気性との両方の微生物の浄化
作用を受けるため、接触時間が長いことと相まって、河
川水の微生物よる浄化が良好であり、目詰まりの原因と
なる有機物は微生物分解を受け、通水性粒体の目詰まり
が防止される。更に、散水装置が地面から物理的に離れ
ているので、散水された水の圧力によって、積層土壌層
表面に有機膜が形成されず、目詰まりが防止される。
【0018】請求項2記載の発明は、請求項1記載の積
層土壌式河川水浄化装置において、前記積層土壌層内に
空気を送る曝気装置を備えることを特徴とする積層土壌
式河川水浄化装置としている。
【0019】積層土壌層には空気が曝気装置から曝気さ
れているため、積層土壌層の好気性微生物の活性を促進
し、積層土壌中の微生物による水の浄化が良好であり、
目詰まりの原因となる有機物は微生物分解を受け、通水
性粒体の目詰まりが防止される。
【0020】請求項3記載の発明は、請求項1記載の積
層土壌式河川水浄化装置において、前記散水装置に供給
される水の沈殿物を除去する前処理槽を備えることを特
徴とする積層土壌式河川水浄化装置としている。
【0021】前処理槽で沈殿物が除去されるので、積層
混合層で目詰まりが起きにくくなる。
【0022】請求項4記載の発明は、請求項1記載の積
層土壌式河川水浄化装置において、前記通水性粒体は、
平均粒径が1〜6mmで、かつ粒径差が2mm以内であ
ることを特徴とする積層土壌式河川水浄化装置としてい
る。
【0023】このような粒径の通水性粒体を用いること
によって自然土壌への浸透方法に比べて20〜100培
以上の高速処理が可能となる。
【0024】請求項5記載の発明は、請求項1記載の積
層土壌式河川水浄化装置において、前記通水性粒体が、
ゼオライトであることを特徴とする積層土壌式河川水浄
化装置としている。
【0025】ゼオライトを用いることによって河川水中
のアンモニアを有効に処理することができる。
【0026】請求項6記載の発明は、請求項1記載の積
層土壌式河川水浄化装置において、前記積層土壌層が、
上面から下面に向かって面積が漸次減少する形状を有す
ることを特徴とする積層土壌式河川水浄化装置としてい
る。
【0027】河川水を大量に処理するために、本発明に
かかる浄化装置は大型になるため地面を掘削して設置す
ることが好ましいが、その場合に周辺地盤が崩れないよ
うに逆ピラミッド様のテーパー形状にすることが望まし
い。
【0028】請求項7記載の発明は、請求項1記載の積
層土壌式河川水浄化装置において、下記式(1)及び
(2)で算出した値X(cm)とほぼ一致する設置面
積を有することを特徴とする積層土壌式河川水浄化装置
としている。 y=[a(0.02)x]×b ・・・(1) a=−(8.59×104)X+0.0188X+3.990 ・・・(2 ) (ここで、yは浄化を要求される河川の流量(m
日)、xは該河川水のBOD測定値(mg/l)、CO
D測定値(ppm)、リン酸測定値(ppm)、硝酸測
定値(ppm)またはアンモニア態窒素測定値(pp
m)、aは計算値、係数bは、BOD測定値、COD測
定値、リン酸測定値、硝酸測定値またはアンモニア態窒
素測定値に対してそれぞれ0.764、0.945、
0.885、0.128、0.549である。)
【0029】このような式を用いて設置面積を計算する
ことによって、特定の河川に適した浄化装置を高い信頼
性をもって迅速に設置することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の積層土壌式河川水
浄化装置の実施の形態について図面を参照して説明す
る。
【0031】図1は、本発明の積層土壌式河川水浄化装
置の第1実施形態を示すもので、(a)は平面図、
(b)は側面の断面図である。
【0032】この積層土壌式河川水浄化装置1aは、小
型実験装置であり、下方へ行くに従い横断面積が小さく
なるテーパー状の小型の浄化槽2を備える。本装置は、
主として高濃度のアンモニアを含む河川水(例えば、不
燃物処理場からの侵出水などを含む)に対して処理能力
を示すように設計されている。
【0033】浄化槽2の上面は開放されており、内部に
は、図示しないネットにより支持されている積層土壌層
3が充填されている。ネットの下面は集水層6となって
おり、積層土壌層3を流下した処理水は集水層6を経由
して放流管7を介して浄化槽2から排出される。この浄
化装置1aは、積層土壌層3の上面に処理すべき水を供
給する散水装置8を有する。この散水装置8は、積層土
壌層3の上方の浄化槽2の上部空間に処理すべき水を積
層土壌層3の上面に散布する散水管81を有する。この
散水管81には図示しない前処理槽としての沈殿槽で処
理されて沈殿物が除去された河川水を汲み上げる水中ポ
ンプ82が流量調節弁83を介して接続されている。ま
た、浄化槽2の外側面には水中ポンプ82のスイッチボ
ックス84が配置されている。
【0034】浄化槽2がテーパー状になっているのは、
地面に埋設する場合に、周辺地盤が崩れないようにする
ためである。
【0035】散水管81は例えば内径13mmで、1m
mの散水孔811が両側面に10mm毎に穿設されてい
る。散水管81は、セラミックまたは合成樹脂性の平板
散水板、円形式散水板、多孔性散水筒およびディスクデ
ィフェーザーなどが例示されるがこの限りではない。
【0036】図1に示す積層土壌式河川水浄化装置1a
は、散水管81が積層土壌層3の上面より上の空中に配
置されているため、散水された河川水は積層土壌層3の
表面に降り注がれるようになっている。
【0037】一般に、浄化を要求される河川はSS分な
どの不溶性の沈殿物を含む状況が多く、散水管の孔の目
詰まり問題が指摘されてきた。また従来の設計による土
壌式河川浄化装置では、土壌中に散水管を埋め込んであ
るために、散水管の周りで目詰まりが起きるとメンテナ
ンスが困難であるとともに、原水の拡散状況を把握し得
なかった(1993年7月10日発行「養豚の友」8月
号50〜55頁および1998年10月1日産業用水調
査会発行「用水と排水」第40巻No.10874〜8
82頁(1998)参照)。
【0038】本発明では、散水ポンプ(水中ポンプ8
2)を選択し、その単位時間あたりのエネルギー量か
ら、加圧し得るような適切な散水孔径を計算する。ここ
で、散水孔811への加圧は、目詰まり分の噴射除去の
効果を有するために重要である。また、散水管81が積
層土壌層3表面に接地することなく、または積層土壌層
3中に埋めることなく、積層土壌層3表面上方より均一
に散水し得るように配置することができる。そのため、
散水管81のメンテナンスが容易である。積層土壌層3
表面より上方に位置することにより、適切な位置エネル
ギーを有した散水管81より散水される水分子は、積層
土壌層3表面に位置する、土壌分子または通水性粒体分
子と接触して、そのエネルギーを回転運動または熱エネ
ルギーへと変換される。これは、積層土壌層3表面の絶
えまない運動へとつながり、結果として積層土壌層3表
面の有機膜形成は生じることなく、目詰まりが回避され
る。
【0039】積層土壌層3表面に接地することなく、汚
水を上方から均一に散水または滴下し得る散水管81に
より、積層土壌層の1mあたりの接触時間が1時間以
上延長され得る。このように、散水装置8は河川のよう
な浄化すべき水量が多い場合に有効である。
【0040】積層土壌層3は、通水性粒体層31と、土
壌層32と通水性粒体が充填された通水部33とが水平
方向に交互に配置されている土壌含有層34とが交互に
積層されている。また、土壌層32が、その土壌層32
の上下に配置されている土壌含有層34の近接する2つ
の土壌層32間に鉛直方向に重なりをもって配置されて
いる。即ち、本発明の河川水浄化装置1aは、上部の散
水管81と下部の処理水の集水層6との間に、通水性粒
体層31と土壌層32をレンガ層パターンで、複数で積
層する構造を有する。図面では、通水性粒体層31が4
段、土壌含有層34が3段である。この積層構造では、
全ての通水性粒体は自然充填されている。通水性粒体槽
31は互いに通水部33を介して連通しているが、土壌
層32は互いに独立して配置されている。通水性粒体は
水が通りやすく、土壌層32は水が通りにくい。
【0041】積層土壌層3に散水された河川水の大部分
は水の通りやすい通水性粒体層31を通り、通水部33
を流下する。通水部33を流下した水はその下の土壌層
32に妨げられて通水性粒体層31を横方向に流れる。
そのため、大部分の水は通水性粒体31中を蛇行しなが
ら流下する。一部の河川水は土壌層32を通過しながら
流下する。これにより、汚水の短絡を防ぎながら、かつ
浄化土壌層32へと浸透し得る。そのため、接触時間が
非常に長くなる。
【0042】通水性粒体は、水の通り道として通水性の
良好なものが選択され、例えば砂利、ゼオライト、軽
石、活性炭などが用いられるが、アンモニウムイオンの
保持能が大きく、微生物活動を保護できるゼオライトが
好ましい。粒径は1〜6mmの範囲であるが、半径差が
2mm以内であることが通水性の点で好ましい。例えば
平均粒径が1〜3mm、2〜4mm、3〜5mm、4〜
6mmの範囲が好ましい。
【0043】土壌層32は、黒ぼく土、木炭、赤土、白
土、まさ土、活性炭、木炭、鉄、オガライト、ジュー
ト、腐葉土の1種又は2種以上を混合して用いることが
できる。本発明において効果的であったリン酸除去を目
的とした土壌としては、好ましくはマサ土であり、より
好ましくは赤土であり、最も好ましくは黒ボク土であ
る。マサ土、黒ボク土、白土、腐葉土のいずれか1種又
はこれらの2種以上の混合物に、重量比で1割までの鉄
粉、2割までのおがくず、2割までのオガライト、2割
までのジュート、2割までの木炭のいずれか1種又はこ
れらの2種以上の混合物を含むことが好ましい。土壌層
32は、例えば木箱、ジュートの袋に充填してブロック
状として施工を簡素化することが好ましい。土壌層32
の大きさは、例えば縦方向が30cm〜80cm、横方
向が20cm〜50cm、厚みが5cm〜20cm、上
下の重なりの程度を1cm〜50cm程度とすることが
好ましい。
【0044】窒素化合物の土壌中での消長は複雑であ
る。好気性土壌では有機窒素化合物はアンモニアへと無
機化され、亜硝酸続いて硝酸にまで酸化分解される。
【0045】通水性粒体は、主に好気性の微生物を保持
し、好気性の微生物による有機物の分解を行うと共に、
アンモニアを吸着する。土壌層32は、主として嫌気性
の微生物を保持し、河川水中のリン酸が吸着され、ま
た、硝酸性窒素を脱窒素作用で除去する。土壌層中に住
む生物、とりわけ微生物によって汚水中の有機性汚濁成
分がさらに分解される。土壌圏のバイオマスで多いのは
微生物、特にバクテリア、放線菌、糸状菌である(Jo
urnal of Water and Waste,
Vol.40 No.10 p.p. 26−34
(1998)参照)。これらの微生物は、上記のバイオ
活性を有するのみならず、土壌層中に吸着し、目詰まり
の原因となる有機物の集合体の形成も阻止し得る。これ
らの土壌層の機能により、本河川水浄化装置は目詰まり
を生じることもなく、スムースな浄化機能を永続し得
る。
【0046】本発明の積層土壌式河川水浄化装置は、例
えば総合河川計画を満足し得るような河川の扇状地、谷
底平野、自然堤防帯、三角州において実施される。ここ
で、総合河川計画とは、国土保全上または、国民経済上
重要な水系について、通常は水系ごとに策定するもので
ある
【0047】一般に、土壌式浄化法は有機物分解能力は
高いが、目詰まりしやすい。そのため、これまでの土壌
式浄化方法では特に高濃度排水及び多量排水の場合に問
題となる。本発明の積層土壌層法では、通水性粒体層3
1と浄化用土壌層32とが分離されている。通水性粒体
層31としては、通水用ゼオライトの粒径および層の厚
さならびにそれらの配置を変えることにより、短絡を防
ぎながら浄化能を低下させずに汚水の浸透能を向上させ
ることが可能となり得る。この結果、従来の自然土壌へ
の浸透方法に比べて20〜100倍以上の高速処理が可
能となった。
【0048】自然土壌と比べた場合の積層式土壌法の利
点の1つは、高速処理を可能にする点にある。これは以
下のような簡単な計算によって理解し得る。団粒構造の
発達した黒ボク土を容積重0.8〜0.9g/cm
装置内に充填した場合の飽和透水係数は10g/cm
程度になる。砂質のマサ土を容積重1.1〜1.3g/
cmで充填しても、同様の飽和係数となる。目詰まり
問題を回避するために、伝統的なセピテックタンクすな
わち土壌トレンチの場合、この飽和透水係数の7〜15
%が最大負荷量と設定されている(S.C. Ree
d, R.C.Crites, E. J. Midd
lebrooks: NaturalSystems
for Waste Management and
Treatment, second ed., p.
p. 433, McGrawHill, New Y
ork (1995)参照)。
【0049】しかしながら、積層構造を作らずに単に土
壌を充填する場合、充填容積重が黒ボク土の場合で1g
/cm以上、マサ土の場合で1.5以上と、各々わず
か10〜20%の増加、あるいは降雨時の充填でわずか
の練返しなどにより団粒構造が破壊された場合、あるい
は粘土含量が10%以上のマサ土や20%以上の黒ボク
土を使用した場合、飽和透水係数は10g/cm以下
に急減する。この場合、最大負荷量は6〜13 l/m
・dと急減する。すなわち、施工現場での避けられな
いわずかな誤差が、処理性能に10倍以上の変化をもた
らし得る。これまでの土壌式浄化法では目詰まり問題が
回避できなかった主な原因はここにある。
【0050】本発明の積層土壌式河川水浄化装置では、
ゼオライトの粒子径を揃えることで解決できる。すなわ
ち、粒子径1〜3mmのゼオライトの飽和係数は2×1
cm/s、3〜5mmでは約4倍、4〜6mmの
粒径のゼオライトでは約10倍になり、普通の自然土壌
の200〜2000倍の飽和透水係数を有する。河川水
浄化装置におけるゼオライト層の充填面積比を、浄化用
土壌の約20%から30%にしても、積層土壌層全体の
飽和透水係数は、粒径1〜3mmのゼオライトを使用し
た場合でも4×10−2cm/sは確保できる。不飽和
浸透の安全率のため、通常のセピテックタンク−土壌浸
透法の7〜15%よりさらに低い5%の負荷としても、
負荷量は1,724、交互使用を前提としても可能とな
る。粒径の大きなゼオライトを使用した場合はさらに負
荷量は大きくし得る。本発明の河川水浄化装置では短絡
が回避できるので、散水ろ床法の高速処理と、比表面積
の1000〜100万倍を有する故の土壌浸透処理の高
度浄化方法との、両者の利点が生かされることになる。
本発明の河川水浄化装置の発明により、これまでの土壌
式浄化法の目詰まり問題と短絡問題が飛躍的に改善し得
る理由はここにある。
【0051】本発明の積層土壌式河川水浄化装置の設置
面積は、下記式(1)及び(2)で算出した値X(cm
)により算出可能である。
【0052】 y=[a(0.02)x]×b ・・・(1) a=−(8.59×104)X+0.0188X+3.990 ・・・(2 ) (ここで、yは浄化を要求される河川の流量(m
日)、xは該河川水のBOD測定値(mg/l)、CO
D測定値(ppm)、リン酸測定値(ppm)、硝酸測
定値(ppm)またはアンモニア態窒素測定値(pp
m)、aは計算値、係数bは、BOD測定値、COD測
定値、リン酸測定値、硝酸測定値またはアンモニア態窒
素測定値に対してそれぞれ0.764、0.945、
0.885、0.128、0.549である。)
【0053】水質評価因子のうち、BOD値の測定・算
出には約5日の日数を要する。さらに、データの信頼性
を得るための反復実験を行った場合、該日数はさらに増
える。本発明の方法は、実測値に基づく計算によるもの
であり、積層土壌式河川水浄化装置を高い信頼性で迅速
に設置することができる。式中の数値、0.02、8.
59×104、0.0188、3.990は、島根県隠
岐郡西郷町の宇屋川などを含む、数種類の河川にて測定
された、前記水質評価因子から計算された。
【0054】また、図2は本発明の積層土壌式河川水浄
化装置の第2実施形態を示す平面図であり、図3(a)
は図2のA−A断面図であり、図3(b)は図2のB−
B断面図である。
【0055】この積層土壌式河川水浄化装置1bは、第
1実施形態の装置を実際に河川の浄化を行えるように大
型化したものである。この装置は、河川に近い三角州な
どの地面を掘削して逆台形状の穴を形成し、その穴に遮
水シート4を張設し、集水路6となる底部よりやや上に
積層土壌を支えるネット5を掛け渡し、ネット5の上に
通水性粒体層31と土壌含有層34を交互に積層して積
層土壌層3を構成し、積層土壌層3の上面に散水管81
を配置した構造を有する。集水層6には集水管7が接続
され、集水管7は放流槽71に接続されている。
【0056】この装置1bでの散水装置8は、図示しな
い前処理槽としての沈殿槽で沈殿物が除去された河川水
が取水槽85に送られ、取水槽85でオーバーフローし
た河川水はオーバーフロー管86で放流槽71に放流さ
れる。取水槽85に配置された散水ポンプ87で河川水
は散水ホース88を介して複数の散水管81に分岐さ
れ、積層土壌層3表面に散水される。
【0057】積層土壌層3の構造は第1実施形態と同様
であり、通水性粒体層31と、土壌層32と通水性粒体
が充填された通水部33とが水平方向に交互に配置され
ている土壌含有層34とが交互に積層されている。ま
た、土壌層32が、その土壌層32の上下に配置されて
いる土壌含有層34の近接する2つの土壌層32間に鉛
直方向に重なりをもって配置されている。図面では通水
性粒体層31が7段、土壌含有層34が6段である。
【0058】また、本実施形態では、空気を積層土壌層
3中に供給する曝気装置の曝気管9が通水性粒体層31
中に配管されている。図面では積層土壌層3の上部の通
水性粒体層31中に配管されているが、積層土壌層3の
下部に配管しても良く、あるいは上部、中間部、下部又
は上部、下部にそれぞれ配管するようにしても良い。曝
気管9には図示しないブロワーから空気が圧送され、曝
気管9に設けられた図示しない孔又はスリットから空気
が積層土壌層3中に供給されるようになっている。
【0059】曝気管9は積極的な好気性条件を形成する
ことによって好気性土壌微生物の活性を促すものであ
る。ここで、曝気装置に吹き込む酸素量は、処理すべき
BOD量に見合う必要酸素量と、積層土壌層3内の総微
生物量(MLSS)が内生呼吸に必要な理論酸素量とを
合算して使用する散気効率を考慮して求める。溶存酸素
量は、好ましくは0.5〜1mgであり、より好ましく
は1〜5mgであるが、1〜3mgが最も好ましい。複
数の孔またはスリットを有する複数の曝気装置により、
積層土壌層3中の好気性土壌微生物の活性1200mg
/lから16400mg/lへ増加し得る。
【0060】積層土壌層3における曝気管9より上は好
気性、曝気管9より下は嫌気性となる。そのため、曝気
管9より上の積層土壌層3は、通水性粒体層31が酸化
層、土壌層32が無機化層として機能し、曝気層9より
下の積層土壌層3は、土壌層32が還元層および脱窒素
層として機能する。積極的に脱窒反応を進めるのであれ
ば、曝気装置を積層土壌層3内の上方へ、BOD低減も
期待するのであれば積層土壌層3内の上方および下方へ
設置することが好ましい。これによって、生物学的脱窒
素脱リン法、微生物包括固定法、膜脱離法、PEGペレ
ット硝化脱窒法、好気性ろ床法などの生物処理方法が促
進され得る。
【0061】積層土壌層3内の、複数の酸化層、無機化
層、還元層及び脱窒素層とが独立して有するため、単位
時間あたりの微生物反応の速度が1桁増加し得る。この
ように、通水性粒体層31および土壌層32とが、それ
ぞれ、十分に機能し得るように積層配置され得ることに
よって、従来の、最大500l/m/日から4t/m
/日以上の水量を浄化し得る。
【0062】
【実施例】<実施例1>図1に示した小型実験装置を用
いて河川の浄化を行った。この積層土壌式河川水浄化装
置1aは、上面が縦150mm、横250mm、高さ2
80mm、下面が縦150mm、横190mm、散水管
は外径13mmで、1mmの散水孔が両側面に10mm
毎に穿設されている。
【0063】通水性粒体として粒径1〜3mmのゼオラ
イトを用い、土壌層として、重量パーセントで80のマ
サ土及び20の木炭を用いた。土壌層32は横20m
m、縦70mm、厚さ20mmで、通水性粒体層31の
厚さは20mmであり、土壌層32の積層数は3段であ
る。
【0064】実験の結果、設計通りに、100ppm以
上(ここでは、原水を希釈)の高濃度のアンモニアを含
む原水は、小型実験装置の通過後、約1ppmまで減少
した。約5ppmのリン酸を含む原水は、小型実験装置
の通過後、1ppm以下まで減少した。また、約5pp
mのCODを含む原水は、小型実験装置の通過後、1p
pm以下まで減少した。約7ppmの硝酸を含む原水
は、小型実験装置の通過後、約1ppmまで減少した。
【0065】上記式により算出された該装置の浄化層面
積は、375.78cmであり、実測値は375.0
0cm(25cm×15cm)であった。
【0066】<実施例2>図2、図3に示した第2実施
形態の積層土壌式河川水浄化装置を用いて河川の浄化を
行った。この積層土壌式河川水浄化装置1bは、上面が
4000mm×5500mm、高さが1500mm、下
面が1000mm×2500mmの大きさで、通水性粒
体として粒径1〜3mmのゼオライトを7段、土壌層と
して重量パーセントで60のマサ土、20の木炭及び2
0のオガライトを6段に積層した。また、曝気管9を積
層土壌層3の上部第2ゼオライト層中に設置した。散水
管81には16φのVP管を使用して、これを積層土壌
層3表面の上方へ設置した。放流管7にはVU管を用い
て、150φを選択した。散水ホース88には、50φ
を使用した。
【0067】表1は、負荷量(l/m/日)を50
0、1000、1250、1500、2000として河
川水の浄化を行った結果を示す。本実験には、柴田科学
株式会社製のシンプルパックのリン酸測定用およびアン
モニウム測定用およびCOD測定用、硝酸測定用を用い
た。
【表1】 その結果、いずれの場合も、本発明の装置を通過させた
後の浄化水のORP値、BOD値、COD値、T−N
(mg/L)値、NO−N値、NH−N値、T−P
(mg/L)値の原水に対して有意に減少した。これ
は、本発明の積層土壌式河川水浄化装置が河川水の浄化
に適していることを示している。
【0068】上記式により算出された、該装置の設置面
積は、23.141mであり実測値は22.000m
(4m×5.5m)であった。本発明による計算を含
む設計方法の精度が高いことが示唆された。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の積層土壌
式河川水浄化装置は、河川水を大量に処理して、浄化す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の積層土壌式河川水浄化装置の第1実施
形態を示すもので、(a)は平面図、(b)は縦断面図
である。
【図2】本発明の積層土壌式河川水浄化装置の第2実施
形態を示す平面図である。
【図3】本発明の積層土壌式河川水浄化装置の第2実施
形態を示すもので、(a)は図2のA−A断面図であ
り、図3(b)は図2のB−B断面図である。
【符号の説明】
1a、1b 積層土壌式河川水浄化装置 2 浄化槽 3 積層土壌層 31 通水性粒体層 32 土壌層 33 通水部 34 土壌含有層 8 散水装置 81 散水管 6 集水装置
フロントページの続き (72)発明者 望月 昇 島根県松江市東津田町1349番地 株式会社 藤井基礎設計事務所内 (72)発明者 和田 晃 島根県松江市東津田町1349番地 株式会社 藤井基礎設計事務所内 Fターム(参考) 4D003 AA02 AB09 BA02 BA07 CA03 CA08 EA01 EA11 EA14 EA22 EA25 FA02 4D024 AA05 AB12 AB13 BA02 BA05 BA07 BB01 BC02 DA04 DB12 DB15 DB16 4D027 AC02 AC04

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通水性粒体層と土壌含有層とが交互に積
    層され、前記土壌含有層が、土壌層と通水性粒体からな
    る通水部との水平方向の交互配置により構成されてお
    り、かつ前記土壌層が、その上下に配置された土壌含有
    層の近接する2つの土壌層間に鉛直方向に重なりをもっ
    て配置されている積層土壌層と、 前記積層土壌層の上面から離間した空間に配置され、前
    記積層土壌層表面に処理すべき水を散布する散水装置
    と、 前記散水装置から散水され、前記積層土壌層を通過した
    水を集水する集水装置とを備えることを特徴とする積層
    土壌式河川水浄化装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の積層土壌式河川水浄化装
    置において、 前記積層土壌層内に空気を送る曝気装置を備えることを
    特徴とする積層土壌式河川水浄化装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の積層土壌式河川水浄化装
    置において、 前記散水装置に供給される水の沈殿物を除去する前処理
    槽を備えることを特徴とする積層土壌式河川水浄化装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の積層土壌式河川水浄化装
    置において、 前記通水性粒体は、平均粒径が1〜6mmで、かつ粒径
    差が2mm以内であることを特徴とする積層土壌式河川
    水浄化装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の積層土壌式河川水浄化装
    置において、 前記通水性粒体が、ゼオライトであることを特徴とする
    積層土壌式河川水浄化装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の積層土壌式河川水浄化装
    置において、 前記積層土壌層が、上面から下面に向かって面積が漸次
    減少する形状を有することを特徴とする積層土壌式河川
    水浄化装置。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の積層土壌式河川水浄化装
    置において、 下記式(1)及び(2)で算出した値X(cm)とほ
    ぼ一致する設置面積を有することを特徴とする積層土壌
    式河川水浄化装置。 y=[a(0.02)x]×b ・・・(1) a=−(8.59×104)X+0.0188X+3.990 ・・・(2 ) (ここで、yは浄化を要求される河川の流量(m
    日)、xは該河川水のBOD測定値(mg/l)、CO
    D測定値(ppm)、リン酸測定値(ppm)、硝酸測
    定値(ppm)またはアンモニア態窒素測定値(pp
    m)、aは計算値、係数bは、BOD測定値、COD測
    定値、リン酸測定値、硝酸測定値またはアンモニア態窒
    素測定値に対してそれぞれ0.764、0.945、
    0.885、0.128、0.549である。)
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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