JP2002239001A - 送液装置 - Google Patents

送液装置

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JP2002239001A
JP2002239001A JP2001037256A JP2001037256A JP2002239001A JP 2002239001 A JP2002239001 A JP 2002239001A JP 2001037256 A JP2001037256 A JP 2001037256A JP 2001037256 A JP2001037256 A JP 2001037256A JP 2002239001 A JP2002239001 A JP 2002239001A
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liquid
foam
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infusion
infusion bag
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JP2001037256A
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English (en)
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Hideo Anraku
秀雄 安楽
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 随伴要員の煩雑な作業や特別な動力源や付帯
装置を必要をせず、被災現場や救急現場等において安定
な流速で輸液を容易に行うことを可能とする送液装置を
提供する。 【解決手段】 液体を収容してなる可撓性の液体収容容
器2と、液体収容容器2内の容積を減少させるように配
置されており、予め圧縮されている発泡体5と、発泡体
5の膨張力が液体収容容器2に作用させる膨張力作用方
向誘導部材としての容器6とを備える、送液装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、被災現場
や病院等で輸液のために用いられる送液装置に関し、よ
り詳細には、動力源を必要とせずに送液を行い得る送液
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】出血、高熱及び激しい下痢に伴う脱水症
状、または各種疾患による血液電解質のバランスの損失
を速やかに補填するために、あるいは経口的もしくは経
腸的に栄養摂取できない患者に適切な栄養補給を行うた
めに、静脈を経由した輸液が重要な治療方法として用い
られている。
【0003】輸液に際しては、通常、可撓性の合成樹脂
バッグ内に輸液が収められた輸液容器が用いられる。従
来から用いられているもっとも一般的な輸液方法は、輸
液容器内の輸液を重力を利用して自然流出させる方法で
ある。すなわち、患者よりも上方に輸液容器をセット
し、合成樹脂チューブにより輸液容器と、患者の肘静脈
とを連結し、肘静脈に輸液を注入する。静脈血圧は、約
30〜40mmHgであるため、頭上40〜50cm以
上の高さに輸液バッグを配置すればよい。なお、輸液容
器としては、ガラス瓶やプラスチックからなる可撓性バ
ッグ等が用いられているが、通気針が不要であるため可
撓性の輸液バッグが広く用いられている。
【0004】重力を利用した自然流出方法では付加的な
装置を用いずとも輸液の流出速度が一定とされる。ま
た、注入速度の微調節は、輸液バッグと血管とを接続し
ているチューブの途中で流路の経路を拡大もしくは縮小
することにより行われている。輸液当初に一度注入速度
を調節しておけば、原則として、注入速度を再調整する
必要はない。
【0005】ところで、輸液容器を患者の頭上40〜5
0cmの高さに懸垂するために、通常、専用のポール等
の懸垂台が用いられている。しかしながら、災害現場で
は、このようなポール等が準備されていないことが多
く、しばしば随伴者が手で輸液容器を高く掲げ持った
り、横たわっている被災者の横で輸液容器を手で持って
いたりしなければならなかった。従って、ただでさえ人
手が乏しい混乱した状況において、随伴者が輸液容器を
保持するために拘束されがちであった。また、救急搬送
用の車、ヘリコプターまたは飛行機等の中において、天
井から輸液容器をつり下げるために往々にして長いチュ
ーブが用いられ、何本もの長いチューブが狭い室内でも
つれ合うこともあった。
【0006】他方、輸液容器自体を伸縮性のゴム弾性体
で構成し、輸液容器を膨らまさせるように輸液を圧入し
ておき、輸液容器の圧縮力により輸液を流出させる構造
の輸液容器が市販されている。このような、輸液容器
は、例えば、バクスター社により、「インフューザ」も
しくは「インターメイト」の商品名で市販されている。
【0007】しかしながら、この種の伸縮性の輸液容器
を用いる方法では、流出初期から後期にかけて、次第に
流出力が弱まる。従って、輸液の血管への注入速度を一
定に保つには、常にチューブの流路径を調節しなければ
ならなかった。
【0008】また、従来、可撓性の輸液バッグを種々の
方法で押圧することにより輸液を送出する装置が提案さ
れている。例えば、アイティー社から「インフューザブ
ル加圧バッグ」の商品名で販売されている商品では、輸
液バッグの周囲に可撓性のバッグが巻回されている。こ
の可撓性のバッグに加圧されたガスが充填されていき、
それによって可撓性のバッグが加圧され、輸液が送出さ
れる。この方法では、輸液の注入速度を一定に維持する
には、上記伸縮性輸液容器を用いた方法と同様に常にチ
ューブの流路径を調節する必要があった。あるいは、加
圧ガスの圧力を一定に調整しなければならなかった。
【0009】他方、送液に際し、加圧ガスをポンプを用
いて一定の速度で供給する方法が、特開平8−5081
73号公報、特開平9−113385号公報等に開示さ
れている。また、加圧ガスを一定の速度で供給するため
に、電気化学的に発生するガスを利用した方法が、特開
平8−978号、特開平8−979号、特開平8−10
605号、特開平8−24619号等に開示されてい
る。
【0010】しかしながら、上述した各種の方法では、
流路調整のための付帯設備や電源等の動力源が必要であ
り、平時であれば特に問題はないが、災害時等の緊急時
には、動力を確保することが困難であるため、緊急時に
用いるには不適当であった。
【0011】また、輸液バッグ内の輸液を電動ポンプを
用いて送液する方法も用いられており、例えば、高研社
製、商品名「コーケンインフューザー」等が市販されて
いる。電動ポンプを用いることにより注入速度を高精度
に制御することができるが、やはり電源が必要であり、
動力を必要とするため、並びに高価であるため、災害等
の非常事態時に用いるには不適当であった。
【0012】特開平7−194701号公報には、送液
動力源として、電動ポンプに代えて、ゼンマイバネを用
いたものが提案されている。しかしながら、ゼンマイバ
ネを用いたものでは、時間の経過とともに送出力が変化
するため、一定の流速を得るには、やはりチューブの流
路径を頻繁に調節しなければならなかった。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した従
来技術の現状に鑑み、災害現場や救急搬送現場等におい
て、特別な動力源を必要とすることなく、随伴要員の煩
雑な負担を要することなく、安定な流速で輸液を行い得
る簡便な送液装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明に係る送液装置
は、液体を収容してなる可撓性の液体収容容器と、前記
液体収容容器内の容積を減少させ得るように液体収容容
器に連結されており、予め圧縮されている発泡体と、前
記発泡体の膨張によって生じる力を液体収容容器側に作
用させる膨張力作用方向誘導部材とを備えることを特徴
とする。
【0015】本発明の特定の局面では、上記発泡体は、
液体収容容器に直接接触されており、それによって発泡
体の膨張に伴う力が液体収容容器に直接作用するため、
効率良く輸液が行われる。もっとも、発泡体は、液体収
容容器に直接接触されている必要は必ずしもなく、他の
部材を介して液体収容器に連結されていてもよい。
【0016】本発明の別の特定の局面では、前記膨張力
作用方向誘導部材が、前記液体収容容器と圧縮されてい
る前記発泡体とを含む構造の前記発泡体と液体収容容器
とを結ぶ方向の寸法の拡大を規制する寸法規制部材によ
り構成されている。この寸法規制部材としては、特に限
定されるわけではないが、本発明のある特定の局面で
は、一端に開口を有する保形性を有する容器で構成さ
れ、他の特定の局面では、液体収容容器及び発泡体の周
囲を巻回している結束部材により構成される。いずれに
しても、液体収容容器と、圧縮されている発泡体とを含
む構造の発泡体と液体収容容器とを結ぶ方向の寸法の拡
大が該寸法規制部材により規制されるので、発泡体の膨
張に伴う力が確実に液体収容容器側に伝えられ、それに
よって液体収容容器内の液体が一定速度で送り出され
る。
【0017】発泡体としては、好ましくは独立気泡型発
泡体が用いられ、独立気泡型発泡体を用いることにより
発泡体の膨張力が有効に利用され得る。本発明の送液装
置は、様々な液体収容容器から液体を送出するのに用い
られるが、本発明の特定の局面では、液体収容容器とし
て輸液バッグが用いられ、それによって、本発明に従っ
て、特別な動力源を必要とすることなく、随伴要員の煩
雑な作業を要することなく、安定な流速で輸液を行うこ
とができる医療用送液装置を提供し得る。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1の実施形態
に係る送液装置を説明するための断面図である。送液装
置1は、液体収容容器としての可撓性の輸液バッグ2を
有する。輸液バッグ2内には、輸液3が収納されてい
る。また、輸液バッグ2には、栓体4が取り付けられて
いる。栓体4は連結針等を刺通することにより輸液3を
外部に導きだすように構成されている。このような輸液
バッグ2としては、市販の可撓性の合成樹脂である様々
な輸液バッグを用いることができる。
【0019】輸液バッグ2の外側面に接触するように発
泡体5が配置されている。発泡体5は、独立気泡型の発
泡体により構成されており、予め圧縮されている。本実
施形態では、輸液バッグ2と発泡体5を結ぶ方向におい
て、主として発泡体5が圧縮されている。もっとも、発
泡体5は他の方向においても圧縮されていてもよい。
【0020】発泡体5を構成する材料については特に限
定されないが、例えば、ポリエチレン系、ポリスチレン
系またはポリウレタン系等の様々な合成樹脂製発泡体を
用いることができる。
【0021】上記発泡体5は、本実施形態では、板状の
形状を有するが、膨張に伴う力によって、輸液バッグ2
の内容積を減少させ得る限り、他の形状を有するもので
あってもよい。また、図1では、1個の発泡体5が図示
されているが、複数の発泡体5が輸液バッグ2の周囲に
配置されている。もっとも、1個の発泡体のみを用いて
もよい。
【0022】なお、発泡体5は、使用に先だち圧縮され
ており、この圧縮された状態を保つために、周囲がガス
バリヤー性包装体7により被覆されている。このような
ガスバリヤー性包装体としては、アルミラミネート包装
体等適宜のガスバリヤー性包装材料を用いて構成するこ
とができる。
【0023】上記輸液バッグ2及び発泡体5は、保形性
容器6内に収納されている。保形性容器6は一端に開口
6aを有し、開口6a側から輸液バッグ2及び発泡体5
が挿入されている。また、容器6の内のりの内、輸液バ
ッグ2と発泡体5とを結ぶ方向の寸法は、輸液バッグ2
と圧縮された発泡体5とを挿入した状態における、輸液
バッグ2と発泡体5とからなる構造の発泡体5と輸液バ
ッグ2を結ぶ方向の寸法とほぼ同等とされている。もっ
とも、発泡体5の膨張に伴う力が輸液バッグ2に作用し
得る限り、上記容器6の内のりは、上記寸法よりも若干
大きくともよい。
【0024】容器6を構成する材料についはて特に限定
されず、合成樹脂、ガラス、金属等の適宜の保形性材料
により構成することができる。本実施形態の送液装置1
を用いるにあたっては、まず、図1に示す送液装置を用
意し、栓体4に図2に示すようにチューブ8を連結す
る。チューブ8の一端は輸液バッグ2内に入り込み、輸
液3に浸漬されている。チューブ8の他端には、患者の
静脈に挿入される留置針9が取り付けられている。チュ
ーブ8を輸液バッグ2に連結した状態で、輸液バッグ2
内の圧力がチューブ8及び留置針9を介して解放され
る。従って、この状態で、留置針9を患者の静脈に挿入
し、ガスバリヤー性包装体を破き、発泡体5の膨張を開
始させれば、発泡体5の膨張に伴う力により、輸液バッ
グ2が押圧される。その結果、輸液3がチューブ8を介
して患者の静脈に注入される。輸液3を送り出す力は、
発泡体5の膨張力を利用するものであるため、発泡体が
膨張している間一定となる。従って、輸液を安定な速度
で、かつ煩雑な速度調整作業を要することなく行うこと
ができる。
【0025】なお、予め圧縮された発泡体5を作製する
には、例えば、発泡体5を一対の板の間に挟み、荷重を
かけて圧縮し、気泡内部のガスを追い出すことにより行
い得る。圧縮された発泡体の製造効率を高めるには、単
一の厚みの発泡体を圧縮するよりも薄肉の発泡体を圧縮
した後、該圧縮された薄肉の発泡体を複数枚積層するほ
うが望ましく、それによって種々の復元厚みの発泡体5
を構成することができる。
【0026】また、発泡体5を製造する際の発泡ガスと
して、二酸化炭素のような透過係数の比較的大きなガス
を用いれば、ガスが効率良く抜け、好ましい。さらに、
圧縮時に、雰囲気を減圧し、発泡体5を構成する材料の
熱変形温度以下の温度に加温しておくことにより、ガス
抜けをより一層促進することができる。
【0027】圧縮された発泡体5の膨張速度は、発泡体
5を構成する材料の弾性率や発泡倍率または圧縮された
発泡体内への空気の侵入速度を変更することにより種々
変更することができる。空気の侵入速度を高めたり、あ
るいは低めたりするには、発泡体5に貫通孔を形成し、
発泡体内奥部の気泡が直接外気と接触されるように構成
したり、発泡体の該表面にガスバリヤー性スキン層を設
けたりすればよい。
【0028】圧縮された発泡体5は、そのままでは復元
するため、使用までは、ガスバリヤー性包装体7に収容
しておくことが必要である。これにより、使用に先だ
ち、発泡体5が圧縮された状態に保たれる。また、上記
ガスバリヤー性包装体7の少なくとも一部を剥離または
引き裂き容易とするように設計しておけば、使用時に
は、ガスバリヤー性包装体7を容易に剥離もしくは引き
裂くことができ、それによって発泡体5を用いて直ちに
輸液の送出をすることができる。
【0029】本実施形態では、寸法規制部材として容器
6が用いられたが、容器6に代えて、図3に示すよう
に、輸液バッグ2及び発泡体5からなる周囲を巻回して
いる結束部材11を用いてもよい。結束部材11は、、
非伸縮性であれば特にその材料は限定されない。
【0030】また、上記寸法規制部材としての容器6や
結束部材11の外表面に患者の体に装着・固定するため
の固定用ベルトを取り付けてもよい。これらの固定用ベ
ルトを取り付けることにより、本発明に係る送液装置を
患者の体に容易に装着・固定することができる。
【0031】あるいは、上記固定用ベルトに代えて、粘
着シートを容器6の外表面に、あるいは結束部材11の
外表面に設ければ、患者の衣服や体に応急的に本発明に
係る送液システムを貼付・固定することができる。
【0032】なお、図3において、輸液バッグ2に連結
される連結針12、チューブ13及び血管挿入用の留置
針14については、従来より輸液バッグとともに用いら
れる連結針、チューブ、留置針を用いることができる。
次に、具体的な実施例を説明する。
【0033】輸液バッグ2として生理食塩水バッグ(容
量500ml、テルモ社製)を用いた。また、図3に示
す発泡体5として、長さ200mm×幅20mm初期厚
み2mmのすき間追従シート(ポリエチレン系発泡体、
膨張後の厚み9mm、積水化学社製)を10枚、粘着剤
を介して積層し、ブロックしたものを用意した。なお、
各発泡体5の周囲は、アルミラミネート包装で被覆し
た。また、発泡体5は、輸液バッグ2の周りに6本配置
し、次に非伸縮性の透明ポリプロピレン性粘着シートか
らなる結束テープ11により輸液バッグ2と6本の発泡
体とからなる構造の周囲を結束した。
【0034】しかる後、途中に流路をオンオフするため
のコック15が設けられたチューブ13を、連結針12
により輸液バッグ2に連結した。また、チューブ13の
連結針12が設けられている側とは反対側の端部には留
置針14が取り付けられている。そして、高低差圧力を
300mmHgとするために、連結針12と留置針14
の先端との間の高低差Lを約40cmに設定した。次
に、各発泡体5の周囲を被覆しているアルミラミネート
シート包装の一部を切り開き、発泡体5の膨張を開始さ
せ、次にコック15を開いた。その結果、輸液バッグ2
内の生理食塩水がチューブ13を通り、留置針14の先
端から流下した。留置針14の先端から流下してきた生
理食塩水を容器16により受け、容器16の重量を所定
時間毎に測定し、送液量を求めた。結果を下記の表1に
示す。
【0035】
【表1】
【0036】表1から明らかなように、一定の速度で生
理食塩水を送液し得ることがわかる。
【0037】
【発明の効果】本発明に係る送液装置では、発泡体の膨
張力により送液が行われるので、特別な動力源や付帯装
置を必要とせずに、液体収容容器内の液体を、しかも一
定の速度で安定に送液することができる。また、随伴要
員が、輸液バッグ等の液体収容容器を持ち上げる必要が
ないため、随伴要員の負担を軽減される。
【0038】従って、特に、被災現場や救急現場等にお
いて、輸液作業を安定にかつ容易に行うことができる。
さらに、本発明に係る送液装置は、液体収容容器、発泡
体及び膨張力作用方向誘導部材を備え、動力源を必要と
しないので、患者の体にも容易に固定でき、さらに輸液
用のチューブ等の長さを短くすることができる。従っ
て、救急車内等におけるチューブのもつれ等を防止する
ことができる。
【0039】加えて、発泡体は、輸液バッグの外側から
輸液バッグに作用するだけであるため、輸液に際して輸
液成分の汚染が生じ難い。また、拘束されることを嫌う
動物に輸液治療を施す場合、従来、やむを得ず麻酔を併
用することが多かったのに対し、本発明に係る送液装置
を用いれば、動物の背中等に容易に固定され得るので、
輸液チューブのもつれ事故を防止することができるとと
もに、不要な麻酔を省略することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る送液装置を説明する
ための断面図。
【図2】図1に示した実施形態の送液装置において、発
泡体が膨張した状態を示す断面図。
【図3】本発明の他の実施形態に係る送液装置及び実施
例における実験を説明するための断面図。
【符号の説明】
1…送液装置 2…液体収容容器としての輸液バッグ 3…輸液 5…発泡体 6…容器(膨張力作用方向誘導部材) 11…結束部材

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体を収容してなる可撓性の液体収容容
    器と、 前記液体収容容器内の容積を減少させ得るように液体収
    容容器に連結されており、予め圧縮されている発泡体
    と、 前記発泡体の膨張によって生じる力を液体収容容器側に
    作用させる膨張力作用方向誘導部材とを備えることを特
    徴とする、送液装置。
  2. 【請求項2】 前記発泡体が、前記液体収容容器に直接
    接触されている請求項1に記載の送液装置。
  3. 【請求項3】 前記膨張力作用方向誘導部材が、前記液
    体収容容器と圧縮されている前記発泡体とを含む構造の
    前記発泡体と液体収容容器とを結ぶ方向の寸法の拡大を
    規制する寸法規制部材により構成されている請求項1ま
    たは2に記載の送液装置。
  4. 【請求項4】 前記寸法規制部材が一端に開口を有する
    容器である請求項3に記載の送液装置。
  5. 【請求項5】 前記寸法規制部材が、前記液体収容容器
    及び発泡体の周囲を巻回している結束部材である請求項
    3に記載の送液装置。
  6. 【請求項6】 前記発泡体が独立気泡型発泡体である、
    請求項1〜5のいずれかに記載の送液装置。
  7. 【請求項7】 前記液体収容容器が輸液バッグである、
    請求項1〜6のいずれかに記載の送液装置。
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