JP2002238628A - カードケース - Google Patents

カードケース

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JP2002238628A
JP2002238628A JP2001036483A JP2001036483A JP2002238628A JP 2002238628 A JP2002238628 A JP 2002238628A JP 2001036483 A JP2001036483 A JP 2001036483A JP 2001036483 A JP2001036483 A JP 2001036483A JP 2002238628 A JP2002238628 A JP 2002238628A
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card case
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JP2001036483A
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English (en)
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Koji Kono
公司 河野
Shinkichi Shimura
信吉 志村
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MEJAA KK
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MEJAA KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】スライド操作によって各々カード6、6・・・
が収容口52に案内されながら所定位置まで一体的にス
ライド引き出しすることができ、お年寄り等であっても
カードが取り出し易くなり、また収納する際にもスライ
ド操作により行えることは勿論、収容口52からカード
先端(指掛かり面)部を露出させておかなくとも、使用
の際にカードの確認と取り出しが容易に行え、特にカー
ド使用時以外に所持しているカードが盗視されることも
なく防犯性向上に寄与することができるカードケース5
を提供することを目的とする。 【解決手段】仕切り地51によって形成される複数のカ
ード収容口52の背面側にカード収容部53を多層状に
形成または並設してなるカードケースに対し、前記カー
ド収容部53を、操作手段56に連結させておき、収容
されたカードが前記カード収容口52に案内されてスラ
イド引き出しされるよう前記操作手段56の操作に追随
して一体的に作動すべく構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、財布、バッグ、名
刺入れなどの携帯物に設けられて、キャッシュカード、
クレジットカード、プリペイドカード等の各種カードを
収容するカードケースに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種カードケースは、財布な
どに一体形成され、数種のカード類をまとめて携行でき
るようにし、全体が厚くならないように収容部を多段状
(多層状)に形成して、収納するようになっているが、
カードの抜け落ちを防ぐため、各収容部はカードをぴっ
たり収めるように作成されている。例えば、近年、花模
様等のデザインを施したネイルアートと称される長い付
け爪がもてはやされているが、特に、この様な付け爪を
付けた者、あるいはお年寄りなどで指先が若干不自由と
なっている者などにとっては、ぴったりと納められたカ
ードを把持することが容易でなく、出し入れ操作がしず
らいという実情がある。
【0003】そこで従来、特開平9−308513号公
報に開示された如く、仕切り地によって形成される複数
のカード入れポケットの口(カード収容口)の背面側に
カードポケット(収容部)が多段(多層)状に形成され
たカードケースにおいて、カードポケットからのカード
取り出しを容易にするため、操作手段として柔らかい滑
りの良い任意素材の紐を用い、この紐の一端をカード入
れポケットの口の近辺で紐止めを施し、カード入れポケ
ットの底部でU字状に折り返してポケットの内部に入れ
ておき、紐の先端を指で掴める長さにカード入れポケッ
トの口より覗かせ、カードを、紐の間に挾んでカード入
れポケットに収めるようにし、この操作手段としての紐
を介してカードをスライド可能に構成したものが知られ
ている。
【0004】しかしながら、このものは、操作手段とし
ての紐が個々のカード入れポケットに設けられているた
め、多段状に設けられたポケットにそれぞれカードが収
容されている場合に、それぞれの摘み部分となる紐の先
端がカードの背面側に隠れて紐が摘みづらいものであ
り、カードを収納する際に紐がポケット内部に押しやら
れてしまったりして、紐の存在そのものが邪魔になり、
実用性に欠けるという問題を有していた。
【0005】また、従来の多段式のカードケースでは、
収容されたカードを引き出すための指掛かりに必要な先
端部分が外観露出しており、カードを取り出す際に、不
心得者によってどの様なカードを所持しているかが盗視
され、後に盗難等の被害を誘発する要因となっている。
そこで、カードを重ねて収納するようにしたケースも見
参されるが、それでは所望カード確認が面倒であり、厚
さが嵩張るために財布等の薄いものとへの採用ができな
いと言う問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の如き
問題点を一掃すべく創案されたものであって、カード収
容部が多層状に、または並設して形成されたものであり
ながら、スライド操作によって各々カードが収容口に案
内されなかがら所定位置まで一体的にスライド引き出し
することができ、付け爪などを付けた者やお年寄りであ
ってもカードが取り出し易くなり、また収納する際にも
スライド操作により行えることは勿論、収容口からカー
ド先端(指掛かり面)部を露出させておかなくとも、使
用の際にカードの確認と取り出しが容易に行え、特にカ
ード使用時以外に所持しているカードが盗視されること
もなく防犯性向上に寄与することができる。また、制作
にあたっても、操作手段の設けられていないカードケー
スの外観構成をそのまま採用することができ、仕切り体
の背面側に操作手段が一体的なものとなったカード収容
部を設けるだけの簡単な作業によって行うことができ、
操作手段が設けられるか否かの違いによるカードケース
の制作切換えにあたっても作業者がとまどうことのない
カードケースを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明が採用した技術手段は、仕切り体によって形成
される複数のカード収容口の背面側にカード収容部を多
層状に形成、または並設してなるカードケースであっ
て、前記カード収容部を、操作手段に連結せしめ、収容
されたカードが前記カード収容口に案内されてスライド
引き出しされるよう前記操作手段の操作に追随して一体
的に作動すべく構成してあることを特徴とするものであ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を好適
な実施の形態として例示するカードケースに基づいて詳
細に説明する。図1〜図3において、図1はカードケー
スの実施形態を示す斜視図、図2はカードケースの部分
詳細断面図、図3(A)(B)はカードケースの背面部
分解平面図である。図中1は二つ折り式の財布であっ
て、該財布1には、二つ折りにした状態でボタン21に
より固定できるようになっている札入れ部2、一端部側
にマチ部31が設けられた小銭入れ部3a、レシートや
領収書などの小物入れ部3b、3c、筆記具ホルダー4
およびそのサポートポケット41、およびカードケース
5が、それぞれ見え係り面部に仕切り地(仕切り体)と
しての天然皮革を、内部に裏地としての布地を配するこ
とにより形成されている。
【0009】カードケース5は、仕切り地(仕切り体)
51によって形成される複数のカード収容口52と、そ
の背面側に、クレジットカード6などのカード収容部5
3が5層状に形成されており、携帯物としての財布1に
裏地54を介して前記小物入れ部3cのポケット(収容
部)表面を構成するよう縁部を縫着して取り付けしてあ
る。カード収容口52およびそのカード収容部53は、
引き出されたカード6が一見して確認できるよう徐々に
ずれた5段態様で、かつ収容されたカード6の先端部の
指掛かり面が視認できないよう仕切り地51によって覆
う態様で形成されている。前記仕切り地51にはガイド
部55が設けられており、カード収容部53は、操作手
段56を構成する基部56aと、一端側が前記ガイド部
55に案内されて他端側が前記基部56aに所定間隔を
存して縫製により取付されるカード保持体53aとで構
成されており、操作手段56の引出しおよび収納操作に
追随して、各カード保持体53aが前記ガイド部55に
案内されて一体スライドするように構成されている。
【0010】前記ガイド部55は、第2段目以降のカー
ド収容口52の仕切り地51に設けられていて、仕切り
地51に延設するよう貼付けした裏地54aに対して、
その下部に前記のカード保持体53aの一端側が挿入さ
れるスリット部55bが設けられた薄いプラスチック等
の樹脂製よりなるシート体55aを面接させ、下部以外
の周端面を貼付けすることで袋状に形成されている。カ
ード保持体53aは、シート体55aの材質と同じ薄幕
体で成形されており、その一端側に前記スリット部55
bからの抜け止めが成されるよう矢先状の抜け止め片5
3bが形成されている。
【0011】一方、前記操作手段56は、前記カード保
持体53aが取り付けられる基部56aと、該基部56
aより延設されて最上段の仕切り地51に設けられた挿
入孔57に挿入されて外面に表出(延出)する操作部5
6bとからなり、基部56aはカード収容部53と操作
手段56の共通の構成部材に兼用されている。そして、
当該基部56aは、厚紙とプラスチックシートとを張り
合わせて接着成形され、このプラスチックシートが前記
小物入れ部3cと区画している裏地54と面接し、操作
手段56がスライド操作された際に滑り易くしている。
また、操作部56bは天然皮革を基部56aの先端部に
表裏側からサンドイッチ状に張り合わせて縫着形成され
ている。
【0012】58aは挟持手段としてのクリップ部材で
あって、該クリップ部材58aは、収容されたカードの
基端部分を把持するよう前記カード収容部53の底部と
なる基部56aに設けられ、カード6が引き込み作動し
た際に、引き出しされた各カードがスライド抵抗に抗し
て引き込み収納されるようになっている。つまり、この
クリップ部材58aは、カードが引き出され取り出す際
には大きな抵抗とならず、カードをぴったり収めるよう
に作成された各仕切り体51や収容部53との接触面の
抵抗に対して、カード収容部53が引き込みされた際に
カードも追随してスライド収納されるような弾圧付勢す
る把持力に設定されている。なお、この場合、カードが
クリップ部材58aの先端部に当接することを防止し、
内部にスムーズに案内されるよう前記カード保持体53
aを2枚重ねとするなどして、エプロン状にクリップ部
材58a内に挿入してカバーするようにしても良い。こ
の様に構成することで、クリップ部材58aが直接カー
ドと接触することが無く、カードを傷めることも防止さ
れる。
【0013】図4はカード収容部53と操作手段56の
構成に関する他の実施例を示すものであって、(A)は
その正面図、(B)はカード保持体の組付説明図、
(C)はカード保持体のX−X矢視断面図、(D)は操
作部の側面図である。ます、基部56aにカード保持体
53aを取付けする構造に関し、基部56aを構成する
厚紙には、所定間隔を存してスリット部59aが設けら
れており、カード保持体53aの下部にも同様にスリッ
ト部59bが設けてられていて、両者は、図(B)に示
す如くスリット部59a、59b同志を互いに挿入し合
うことで組み付けされるようになっている。そして、カ
ード保持体53aを全て組み付けした後に、プラスチッ
クシートを背面側の全面、および正面側の下端面に貼付
けして、抜け止めがなされる構成となっている。
【0014】58bは挟持手段としての滑り止め体であ
って、該各滑り止め体58bは、カード保持体53aに
対して、前面側に突出し上部にスロープを有する所定の
凸状面域を持って一体成形され、かつ同形のものが最上
段の基部56aにも形成されている。突出厚さは基部5
6aの厚さよりも少しく突出した程度に設定され、カー
ドをぴったり収めるように作成された各仕切り体51や
収容部53との関係で、挿入されたカードに対して前記
凸状面域が面圧され、カードがこの凸状面と下段のカー
ド保持体53aとによって挟まれて滑り止めされるよう
に構成されている。つまり、この滑り止め体58bは、
前記クリップ部材58aと同様に、カードが引き出され
取り出す際には大きな抵抗とならず、各仕切り体51や
収容部53との接触面の抵抗に対して、カード収容部5
3が引き込みされた際にカードも追随してスライド収納
されるよう面圧される挟持力に設定されている。なお、
滑り止め体58bを前面側に突出形成したが、背面側に
突出形成しても良く(この場合最上段の基部56aに滑
り止め体58bを設ける必要がない)、基部56a側に
突出形成しても良い。また、凸状形成に替えて無数の凹
凸面(ザラザラ面)としたり、軟質樹脂を設けるなどし
て滑り止め面を形成してもよく、要はカードがカード保
持体53aや基部56aなどでカードが面圧され、カー
ド収容部53が引き込みされた際に、追随してスライド
収納されるように設定されれば良い。
【0015】また、操作部56bは、装飾部56b1と
取付金具56b2とから構成されており、該取付金具5
6b2は、装飾部56b1を取付けする上半部と前記基
部56aを取り付けする下半部とがそれぞれ丁着構造に
より折曲可能に構成されている。そして、この操作部5
6bを基部56aに取り付けするにあたっては、カード
ケース5(財布1)の制作が完了した後、基部56aの
取付面を引き出して、予め装飾部56b1が設けられた
取付金具56b2を、接着、ボタン止め等の所定の取付
手段を用いて取り付けられるようになっている。
【0016】図5は操作手段56の基部56aに挟持手
段としてのクリップ部材58aを一体成形した場合の実
施例を示すものであって、(A)は正面図、(B)は要
部拡大断面図である。基部56aは、薄板状のステンレ
ス材よりなり、クリップ部材58aは、カードを弾圧挟
持するに必要な突出幅をもって所定間隔を存して該基部
56aを打ち抜き加工することで形成され、また、基部
56aの上部には、前記操作手段56b装着用の取付孔
56cが所定数穿設されており、基部56aの外観形
状、クリップ部材58a、取付孔56cが一工程による
金型プレス成形にて製作できるようになっている。
【0017】叙述の如く構成された本発明の実施例の形
態において、いま、カード収容部53、53・・・に収
容された複数のカード6、6・・・のうち任意のカード
をカードケース5から取り出すのであるが、本発明のカ
ードケース5は、カード収容部53が、前記操作手段5
6に連結されており、収容されたカード6が前記カード
収容口52に案内されてスライド引き出しされるよう前
記操作手段56の操作に追随して一体的に作動すべく構
成されており、また、前記カード収容部53は、基部5
6aと該基部56aに所定間隔を存して取付られるカー
ド保持体53aとによって構成されている。そのため、
カード収容部53が多層状に形成され、または並設した
ものでありながら、操作手段56のスライド操作によっ
て、カード収容部53、53・・・が一体となって所定
位置までスライドされて各々カード6、6・・・が収容
口52に案内されなかがら所定位置まで引き出され、付
け爪などを付けた者やお年寄りであってもカードが取り
出し易くなり、また収納する際にもスライド操作により
行うことを可能ならしめると共に、カードそのものを深
く押し込めばカード保持体53aが元の位置にスライド
されて収納操作も容易におこなうことができ、しかも、
収容口52からカード先端(指掛かり面)部を露出させ
ておかなくとも、使用の際にカードの確認と取り出しが
容易に行え、特にカード使用時以外に所持しているカー
ドが盗視されることもなく防犯性向上に寄与することが
できる。また、制作にあたっても、操作手段56の設け
られていないカードケースの外観構成をそのまま採用す
ることができ、仕切り体51の背面側に操作手段56と
一体的なものとなったカード収容部53を設けるだけの
簡単な作業によって行うことができ、操作手段56が設
けられるか否かの違いによるカードケース5の制作切換
えにあたっても作業者がとまどうことがないばかりか、
デザイン性が損なわれることも無い。
【0018】つまり、一般のカードケースの収容部は、
上段のカード収容口52の仕切り地51に設けた裏地5
4aを、袋状に折り返して隣設する下段のカード収容口
52の仕切り地51に貼付けするなどして設けることで
形成されるが、前記カード保持体53aは、一端側を前
記仕切り体51側に設けたガイド部55に案内させ、他
端側を前記基部56aに装着させているため、予め裏地
54aに前記シート体55aを貼着したガイド部55を
所定枚数用意しておき、これを仕切り地51に貼付けす
るなどして設ければよい。しかも、カード収容部53
は、貼設された各ガイド部55のスリット部55b、5
5b・・・に対して、予め設けられたカード保持体53
a、53a・・・の先端部を挿入するだけの簡単な作業
によって行うことができ、操作手段56が設けられるか
否かの違いによるカードケース5の制作切換えをスムー
ズに行うことができる。また、裏地54aを利用してガ
イド部55が形成されているため、部品点数が殊更多く
ならず、全体を薄く構成できる利点がある。
【0019】また、前記操作手段56は、前記基部56
aと該基部56aより延設されて前記仕切り地の外面に
延出する操作部56bとで構成されており、基部56a
をカード収容部53と操作手段56との構成部材に兼用
されているため、カード6が複数枚収容されていてもし
っかりとサポートされ引き出すことができ、部品点数が
殊更多くならず、全体を薄く構成できる利点がある。な
お、本実施例の前記カード保持体53aは、基部56a
に対して直接的に取り付けられていているが、例えば2
段目以降のカード保持体53aを、前記ガイド部55と
の係合関係と同様な構造を採用してスライド方向に揺動
可能に取付けし、各段におけるカード保持体53aの繰
り出し量が少しずつずれる様にして、異ならしめること
により、カード6の繰り出し量を調整するようにしても
良い。
【0020】また、前記操作手段56は、前記カード保
持体53aが取り付けられる基部56aと、該基部56
aより延設されて最上段の仕切り地51に設けられた挿
入孔57より外面に表出される操作部56bとから構成
されているので、操作部56bは指で摘み易く簡単にス
ライド操作することができ、操作部56bがカードの出
し入れに際して邪魔になることもない。なお、この操作
部56bは指で摘む構成となっているが、これに限定さ
れるものでなく、例えば、指腹でスライド操作できるよ
う表面が凹凸の滑り止め加工が施された樹脂製、金属
製、革製などの素材により形成した板状体であってもよ
い。さらに、前記操作部56bは、カードの抜け止め機
能を具備すべく折り返し折曲可能に構成してあるので、
カードケース5が逆さ状態で持ち歩きされたとしても不
用意にカードが抜け出て紛失してしまうことが無く、ス
ライド操作時には所定の開き角度(折曲姿勢)をもって
操作できるので把持がし易く、スムーズに操作できるよ
うになり、しかも、前記操作部56bの折り返し折され
る領域をデザイン形成領域として構成することもでき、
受注業者ごとに形状変更を加えたり、ワンポイントアク
セントや商標などを附して納入することが可能となるば
かりか、制作にあたっても、操作部56bを後から取付
けできるので、操作部56bが縫製作業の邪魔となるこ
とがない。
【0021】また、前記カード収容部53には、該カー
ド収容部53が引き込み作動した際に、引き出しされた
各カード6、6・・・がスライド抵抗に抗して引き込み
されて収納可能とする挟持手段としてのクリップ部材5
8a、或いは滑り止め体58bが設けられているため、
各カード6、6・・・が一体となって引き出し・引き込
み操作ができるようになり、引き出し状態にある所望の
カードを抜き取った後、直ちに他のカードを操作手段5
6、または任意のカードそのものを押し込めば、一括し
て引き込み操作が行われ、全カードが直ちに前記収容口
52からカード先端(指掛かり面)部を露出させない収
納位置までスライド収納させることができ、カード使用
時であっても不心得者により所持しているカードが盗視
される危惧を軽減し、防犯性向上に寄与することができ
る。
【0022】また、前記ガイド部55は、前記仕切り地
51に延設させた裏地54aと、該裏地54aに面接さ
せて袋状に取り付けられ前記スリット部55bが設けら
れたシート体55aとで構成されており、両者を所定の
大きさに裁断しておき、張り合わせるだけで簡単に制作
でき、極めて薄いものとできカード収容部53が多層状
のものであっても嵩張ることなく制作できる利点があ
る。
【0023】また、前記カード保持体53aの一端側に
は、矢先状の抜け止め片53bが形成されているため、
前記スリット部55bからの抜け止めが確実に成される
と共に、スリット部55bへの装着もカード保持体53
aを湾曲させて簡単に行うことができる。
【0024】また、カードケース5は、前記操作手段5
6の背面側に設けられた裏地54を介して任意の携帯物
である財布1に小物入れ部3c(収容部)を構成するよ
う縁部を縫着して取り付けられており、操作手段56の
設けられていない一般のカードケース構造と同様の形で
縫着による取り付けができる。なお、本実施例における
カードケース5は、財布1に設けられた態様について示
したがこれに限定されるものでなく、バッグ、カードケ
ース主体のもの、カードに代えてフロッピー(登録商
標)などを収容するケース等、種々のものに採用できる
ことは勿論であり、また、一列のものに限らず二列等に
並設されたものであっても良い。この場合、並設された
夫々のカード収容部53、53・・・が一体となって操
作手段56のスライド操作に追随して作動する構成とし
ておけば良い。
【0025】
【発明の効果】本発明は、仕切り地51によって形成さ
れる複数のカード収容口52の背面側にカード収容部5
3を多層状に形成または並設してなるカードケース5で
あって、前記カード収容部53を、操作手段56に連結
せしめ、収容されたカードが前記カード収容口52に案
内されてスライド引き出しされるよう前記操作手段56
の操作に追随して一体的に作動すべく構成したことによ
り、カード収容部53が多層状に形成され、または並設
したものでありながら、スライド操作によって各々カー
ド6、6・・・が収容口52に案内されなかがら所定位
置まで一体的にスライド引き出しすることができ、付け
爪などを付けた者やお年寄りであってもカードが取り出
し易くなり、また収納する際にもスライド操作により行
えることは勿論、収容口52からカード先端(指掛かり
面)部を露出させておかなくとも、使用の際にカードの
確認と取り出しが容易に行え、特にカード使用時以外に
所持しているカードが盗視されることもなく防犯性向上
に寄与することができる。また、制作にあたっても、操
作手段の設けられていないカードケースの外観構成をそ
のまま採用することができ、仕切り体の背面側に操作手
段が一体的なものとなったカード収容部53を設けるだ
けの簡単な作業によって行うことができ、操作手段が設
けられるか否かの違いによるカードケース5の制作切換
えにあたっても作業者がとまどうことがない作用効果を
奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】カードケースの実施形態を示す斜視図
【図2】カードケースの要部詳細断面図
【図3】カードケースの背面部における分解図で、
(A)は操作手段を示す平面図、(B)はガイド部を示
す平面図
【図4】カード収容部と操作手段関する他の実施例を示
す構成図で、(A)はその正面図、(B)はカード保持
体の組付説明背面図、(C)はカード保持体のX−X矢
視断面図、(D)は操作部の側面図
【図5】挟持手段等の成形にかかる他の実施例を示す構
成図で、(A)はその正面図、(B)は要部拡大断面図
【符号の説明】
1 財布 2 札入れ部 21 ボタン 3a 小銭入れ部 31 マチ部 3b 小物入れ部 3c 小物入れ部 4 筆記具ホルダー 41 サポートポケット 5 カードケース 51 仕切り地 52 カード収容口 53 カード収容部 53a カード保持体 54 裏地 54a 裏地 55 ガイド部 55a シート体 55b スリット部 56 操作手段 56a 基部 56b 操作部 56b1 装飾部 56b2 取付金具 56c 取付孔 57 挿入孔 58a クリップ部材 58b 滑り止め体 59a スリット部 59b スリット部 6 カード

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 仕切り体によって形成される複数のカー
    ド収容口の背面側にカード収容部を多層状に形成または
    並設してなるカードケースであって、前記カード収容部
    を、操作手段に連結せしめ、収容されたカードが前記カ
    ード収容口に案内されてスライド引き出しされるよう前
    記操作手段の操作に追随して一体的に作動すべく構成し
    てあることを特徴とするカードケース。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記カード収容部
    を、基部と該基部に所定間隔を存して取付られるカード
    保持体とで構成したことを特徴とするカードケース。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記カード保持体
    は、一端側を前記仕切り体側に設けたガイド部に案内さ
    せ、他端側を前記基部に装着させたことを特徴とするカ
    ードケース。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記ガイド部は、前
    記仕切り体に延設させた裏地と、該裏地に面接させて袋
    状に取り付けられ前記カード保持体の一端部が挿入され
    るスリット部が設けられたシート体とで構成されている
    ことを特徴とするカードケース。
  5. 【請求項5】 請求項2乃至4において、前記カード保
    持体の一端側には、前記ガイド部からの抜け止めが成さ
    れるよう矢先状の抜け止め片が形成されていることを特
    徴とするカードケース。
  6. 【請求項6】 請求項2乃至5において、前記操作手段
    を、前記基部と該基部より延設されて前記仕切り体の外
    面に延出する操作部とで構成し、基部をカード収容部と
    操作手段との構成部材に兼用したことを特徴とするカー
    ドケース。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6において、前記操作手段
    に形成された操作部を最上段のカード収容部より突設せ
    しめ、該操作部を、カードの抜け止め機能を具備すべく
    折り返し折曲可能に構成したことを特徴とするカードケ
    ース。
  8. 【請求項8】 請求項7において、前記操作部の折り返
    し折される領域をデザイン形成領域としたを特徴とする
    カードケース。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至8において、前記カード収
    容部には、該カード収容部が引き込み作動した際に、引
    き出しされた各カードがスライド抵抗に抗して引き込み
    収納可能な挟持手段が設けられていることを特徴とする
    カードケース。
  10. 【請求項10】 請求項9において、前記挟持手段は、
    カード差込側縁部を挟持するクリップ部材であることを
    特徴とするカードケース。
  11. 【請求項11】 請求項9において、前記把持手段は、
    カード差込側縁部に圧接するよう前記カード収容部の内
    面域に形成した滑り止め体であることを特徴とするカー
    ドケース。
  12. 【請求項12】 請求項9乃至11において、前記挟持
    手段は、前記基部に一体成形されていることを特徴とす
    るカードケース。
  13. 【請求項13】 請求項1乃至12において、前記仕切
    り体は、収容されたカードの全面を覆い隠すよう構成し
    てあることを特徴とするカードケース。
  14. 【請求項14】 請求項1乃至13において、前記操作
    手段の背面側には、裏地が設けられており、カードケー
    スを、財布等任意の携帯物に収容部を構成するよう縁部
    を縫着して取り付けしてあることを特徴とするカードケ
    ース。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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AT504273B1 (de) * 2005-10-27 2008-06-15 Windpassinger Sven Schonende entnahmeerleichterung
KR20200094111A (ko) * 2019-01-29 2020-08-06 오치완 모바일디바이스 케이스 일체형 핑거스트랩

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