JP2002238207A - 片持ち軸受構成の小型モータ及びその製造方法 - Google Patents

片持ち軸受構成の小型モータ及びその製造方法

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JP2002238207A
JP2002238207A JP2001031876A JP2001031876A JP2002238207A JP 2002238207 A JP2002238207 A JP 2002238207A JP 2001031876 A JP2001031876 A JP 2001031876A JP 2001031876 A JP2001031876 A JP 2001031876A JP 2002238207 A JP2002238207 A JP 2002238207A
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shaft
rotor
bearing
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Ryoichi Sugita
良一 杉田
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Mabuchi Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 面倒な加工を要してコストを増加させるとい
うことも無く、確実にロータを抜け止めすることを目的
としている。 【解決手段】 本発明の片持ち軸受構成の小型モータ
は、シャーシ4に対して固定されるか又は一体に形成さ
れた軸受保持部7及び該軸受保持部の蓋をするエンドプ
レート6を備え、該軸受保持部7の中には、シャフト受
け5、含油軸受メタル3、及びロータのシャフトの抜け
止め手段を有する少なくともシャフト基端部を収容し
て、該シャフト基端部をシャフト受け5で支承する。そ
して、この抜け止め手段は、軸受保持部7の中に、ロー
タのシャフト1を挿入した際に、シャフト受け5に対し
て荷重を加えた後にその荷重を解放することによりシャ
フト受け5から圧力を受けて圧入されたロータブッシュ
2により構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスクを駆動
するスピンドルモータ等の片持ち軸受構成を有する小型
モータ及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスク等を駆動するスピンドルモー
タは、ハウジングを構成するシャーシ側の一方のみに軸
受を配した片持ち軸受構成を採用している。これは、ブ
ラシレスモータ、或いはブラシ付モータのいずれにも採
用されている。
【0003】このようなモータは、片持ち軸受けをする
ために、軸受保持部の内部において、シャフトの基端を
ピボット支承するシャフト受けを備えている。このよう
な構造のロータは、マグネットの磁力を利用してシャフ
トを基端側に付勢させることによって保持しているだけ
のため、ヨークの上に取り付けられる金属製のターンテ
ーブルが、ディスクプレーヤー側に取り付けられている
ディスクを押さえるためのクランプマグネット(図示せ
ず)が引き離される時および衝撃によってロータが抜け
ないように抜け止め手段を講じる必要がある。
【0004】このような抜け止め手段が、特開平11−
8958号公報に提案されている。これについて、図6
及び図7を参照してさらに説明する。図6は、ブラシレ
ススピンドルモータの断面図であり、図7は、図6に示
されている抜け止め部材16のみを取り出して示す図で
ある。図示のブラシレススピンドルモータは、固定子側
として、シャーシ4に取り付けられた軸受保持部品15
の外周に巻線23を巻き回したコア21が配着されてい
る。この軸受保持部品15の内周では、中空含油軸受メ
タル3を介して、シャフト1を支持している。他方、回
転子側は、中央でシャフト1に固着されたヨーク8と、
これに取り付けられたマグネット9とからなっている。
このマグネット9は、固定子側のコア21に空隙を介し
て臨むように、浅い円筒状を有している。シャフト1の
基端は、高摺動性のシャフト受け5にピボット支承され
ると共に、このシャフト受け5はさらに、軸受保持部品
15に固定されたエンドプレート6に支持される。
【0005】このような構成のブラシレススピンドルモ
ータにおいて、提案された抜け止め手段は、シャフト4
に設けられた係止溝17に係止された抜け止め部材16
(図7参照)とから構成される。この抜け止め部材16
は、係止溝17内に挿入され、溝内で移動可能ではある
ものの、シャフト4と一体に組み付けられている。抜け
止め部材16は、軸受保持部品15に形成された軸受段
部と、中空含油軸受3との間で、少なくともシャフト軸
方向に移動を規制されているため、この抜け止め部材1
6が組み付けられているシャフト4が抜け止めされる。
このように、提案された抜け止め手段は、確実にロータ
を抜け止めすることができる。
【0006】しかし、提案された抜け止め手段は、高硬
度の、例えばステンレス製のシャフトに溝加工を施す必
要がある。この溝加工は、容易ではなく、製造コストを
増加させるという問題がある。
【0007】また、シャフト4の基端を、高摺動性のシ
ャフト受け5にピボット支承させる構成は、長時間使用
すると、シャフト基端との摺動接触により、シャフト受
け5が摩耗して、ロータがシャフト受け5の方向に摩耗
分だけ移動することになる。例えば、図示の小型モータ
を、光ディスクを駆動するスピンドルモータとして用い
た場合に、光ピックアップユニットの追従限界を超えて
しまい、読みとりエラーを発生するようなことも生じ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、か
かる問題を解決して、面倒な加工を要してコストを増加
させるということも無く、確実にロータを抜け止めする
ことのできる小型モータを提供することを目的としてい
る。
【0009】また、本発明は、長時間使用後に、シャフ
ト受けが摩耗しても、それに基づくロータの軸方向移動
量を抑えることを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の片持ち軸受構成
の小型モータは、シャーシに対して固定されるか又は一
体に形成された軸受保持部及び該軸受保持部の蓋をする
エンドプレートを備え、該軸受保持部の中には、シャフ
ト受け、含油軸受メタル、及びロータのシャフトの抜け
止め手段を有する少なくともシャフト基端部を収容し
て、該シャフト基端部をシャフト受けで支承する。そし
て、この抜け止め手段は、軸受保持部の中に、ロータの
シャフトを挿入した際に、シャフト受けに対して荷重を
加えた後にその荷重を解放する際にシャフト受けから圧
力を受けて圧入されたロータブッシュにより構成され
る。
【0011】また、本発明の片持ち軸受構成の小型モー
タの製造方法は、シャーシに対して固定されるか又は一
体に形成された軸受保持部の内部に含油軸受メタルを収
容し、さらに、該軸受保持部の中にロータブッシュを、
次にシャフト受けを収容した後、該軸受保持部の蓋をす
るようにエンドプレートをシャーシに固定する。この軸
受保持部の中にエンドプレートとは反対の側から、ロー
タのシャフトを挿入して、該ロータのシャフトにシャフ
ト受けに対して荷重を加えた後に、その荷重を解放する
ことにより、シャフト基端部にシャフト受けから圧力を
加えてロータブッシュを圧入する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、例示に基づき本発明を説明
する。図1は、アウターロータタイプのブラシレススピ
ンドルモータの断面図であって、本発明の特徴とする片
持ち軸受構成を適用した第1の例を示している。
【0013】図示のブラシレススピンドルモータは、固
定子側として、シャーシ4に取り付けられるか、或いは
図示したように一体に形成される軸受保持部7の外周に
巻線23を巻き回したコア21が配置されている。この
軸受保持部の内周では、中空含油軸受メタル3を介し
て、シャフト1を支持している。また、回転子側は、中
央でシャフト1に固着されたヨーク8と、これに取り付
けられた複数のマグネット9とからなっている。このマ
グネット9は、固定子側のコア21に空隙を介して臨む
ように、円筒状を有している。図示のブラシレススピン
ドルモータは、固定子側の外側にロータマグネットが位
置するためにアウターロータタイプと称されているが、
軸受構成を除いて、モータ基本構成は、図6を参照して
説明したような従来技術と同じく周知のものである。ま
た、ブラシレスモータには、電子整流回路(図示せず)
が設けられている。電子整流回路は、ホール素子(図示
せず)などを用いてロータの回転角度位置を検知して、
その検知信号に基づき、複数の巻線23のそれぞれに流
す電流を制御するものであるが、それ自体は周知であ
り、また、本発明とは直接の関係がないことであるの
で、これ以上の説明は省略する。
【0014】シャフト1の基端は、高摺動性のシャフト
受け5にピボット支承されると共に、このシャフト受け
5はさらに、軸受保持部7に固定されたエンドプレート
6に支持される。シャフト受け5自体は、例えばナイロ
ンに黒鉛系の摺動材を混入した従来周知のものを使用す
ることができる。エンドプレート6は、シャーシ4と一
体に形成することも可能であるが、図示の例では、全体
的に円板形状にして、また通常円板形状のシャフト受け
5を収容する円形凹部を中央に有するよう構成してい
る。エンドプレート6のシャーシ4への取付は、任意の
手段で行うことができ、例えば、かしめ固定をすること
ができる。かしめ固定は、周知のように、シャーシ4に
複数のボス11を設ける一方、対応するボス穴をエンド
プレート6に設け、ボス11をボス穴に挿入してエンド
プレート6をシャーシ4に位置決めした後、ボス先端に
力を加えてつぶすことにより行うものである。
【0015】このような片持ち軸受構成において、本発
明は、シャフト抜け止め手段として、金属製のロータブ
ッシュ2を、シャフト1の基端部に圧入する。以下、こ
のロータブッシュ2の圧入について、図2を参照してさ
らに説明する。
【0016】図2において、シャフト1の基端部と、ロ
ータブッシュ2と、シャフト受け5以外の構成は、説明
を簡単化するために図示を省略している。シャフト受け
5の上に、ロータブッシュ2を載置して、シャフト1
に、図2(a)に示す矢印方向に一定の荷重を加える。
ロータブッシュ2は、円筒棒状のシャフト基板部に圧入
可能の内径を有するリング状に形成され、かつ、そのリ
ング断面は、抜け止めの観点からは図示されているよう
な矩形形状が好ましいものの、圧入されたロータブッシ
ュ2が容易に抜け出ることの無い形状であれば、必ずし
も矩形にする必要はない。シャフト1に荷重を加える
と、図2(b)に示すように、シャフト受け5が変形す
るものの、ロータブッシュ2には、それをシャフト基端
部に圧入する方向の力が働く。シャフト1の基端部は、
球面形状にするか、又は面取りが施されているので、シ
ャフト1の中心が、ロータブッシュ2の中心と多少ずれ
ていても確実に圧入することができる。
【0017】圧入後、荷重を解放すると、図2(c)に
示すように、シャフト受け5の弾性に基づくスプリング
バックにより、シャフト1とそれに圧入されたロータブ
ッシュ2は、図示上方に移動して、ロータブッシュ2と
シャフト受け5の間にはクリアランスが設けられる。こ
のクリアランスによって、モータ回転中には、ロータブ
ッシュ2とシャフト1との摺動ロスを低減することがで
きる。また、荷重解放時に、シャフト受け5には、若干
の塑性変形が残る。例えば、0.5mmの厚さを有する
シャフト受け5に、40kgfの荷重を加えたときに残
る塑性変形は、0.02〜0.03mm程度であるが、
この塑性変形が後述のように重要な機能を果たす。
【0018】図示のモータの組み立ては、シャーシ4と
一体に成形した軸受保持部7の外周側にコア21及び巻
線23を組み付け、かつ、軸受保持部7の内周側に、含
油軸受メタル3を組み付け、さらにロータブッシュ2を
挿入する。次に、シャフト受け5及びエンドプレート6
を組み付け、軸受保持部7の内周側の蓋をするようにか
しめ固定などによりエンドプレート6をシャーシ4に固
着する。他方、マグネット9を取り付けたヨーク8をシ
ャフト1に組み付けてロータとして完成させた後、その
ロータのシャフト基端部を、シャフト受け5及びエンド
プレート6を組み付けた側とは反対側から、軸受保持部
7内の含油軸受メタル3内に挿入して、図2を参照して
説明したように、ロータブッシュ2を圧入する。この状
態で、モータとしては完成する。このように、抜け止め
手段としてのロータブッシュ2の装着が、簡単化され
る。
【0019】製品として使用中に、シャフト受け5は、
シャフト1との接触回転により、徐々に摩耗し、その摩
耗に応じて、シャフト1はシャフト受け5の方向(図示
下方向)に移動することとなる。仮に、本発明に基づき
シャフト受け5に形成されるような塑性変形が無いとす
れば、製品として使用の初期段階においては、シャフト
1の先端は、シャフト受け5とは、広がりを持った面で
はなく、点で接触することとなる。そのため、初期段階
においては、摩耗に基づくシャフト移動変化量が大きく
なる。
【0020】これに対して、本発明によれば、製品とし
て使用開始時に既に、シャフト受け5には、シャフト先
端形状に合致した塑性変形が形成されているので、シャ
フト1は、点ではなく、広がりを持った面で、シャフト
受け5に接触することとなる。このように、製品使用初
期のシャフト先端の接触面積が大きくなり、長時間使用
後もロータの移動変化量が少なくなる。
【0021】また、例示の軸受保持部7のように、シャ
ーシ4と一体に構成することにより、図6を参照して説
明したような従来技術と比較して、別部品を作成するた
めの材料費、加工費が不要であり、また、その組み立て
工程も不要となる。さらに、スピンドルモータは、シャ
ーシ4と含油軸受メタルの直角度を確保する必要がある
が、部品点数を少なくすることにより、容易に直角度を
確保することができる。
【0022】次に、本発明の特徴とする片持ち軸受構成
を、インナーロータタイプのブラシレススピンドルモー
タ等の小型モータに適用した第2の例を説明する。図3
〜図5に示すような、本発明を適用することのできるイ
ンナーロータタイプのブラシレススピンドルモータは、
本出願人が、特願2000−111533として先に出
願したような構成にすることができる。図3は、このよ
うな小型モータの各構成の配置を示す平面図であり、図
4は、図3に示すラインA−Aで切断して矢印方向に見
た断面図であり、図5は、本発明の特徴とする片持ち軸
受構成部のみを拡大して示す図である。
【0023】図示のブラシレススピンドルモータは、前
述の第1の例と同じく、軸受保持部7の内周で、中空含
油軸受メタル3を介して、シャフト1は、支持され、か
つ、シャフト1の基端は、高摺動性のシャフト受け5に
ピボット支承されると共に、このシャフト受け5はさら
に、軸受保持部7に固定されたエンドプレート6に支持
される。さらに、シャフト抜け止め手段として、金属製
のロータブッシュ2を、シャフト1の基端部に圧入する
方法についても、第1の例と基本的に同じである。
【0024】第2の例において、複数(図示の例では2
つ)のマグネット9、9’は、中央でシャフト1に固着
されたヨーク8の外周側に取り付けられて、一方のマグ
ネット9は、外周面がN極に、他方のマグネット9’は
S極に着磁されている。このマグネット9、9’の外周
側に径方向に空隙を介して電機子が取り付けられる。図
示の例において、電機子は3極構成のものであり、シャ
ーシ4の上に取り付けられた3つのボビン22に巻かれ
た巻線23及び磁束経路用部材とから成っている。3つ
の巻線23は、シャフト1を中心として対称に配置する
こともできるが、図示の例は、モータ全体の形状を任意
のものにして、限られたスペースに配置することを可能
とするために、非対称に配置したものである。また、モ
ータを薄型化するために、各巻線23の軸線が、シャフ
ト軸方向に配置されている。
【0025】軟質磁性材により構成される各磁束経路用
部材は、各巻線毎に配置され、それぞれ、上部板状部2
5と、巻線中央に位置して、該上部板状部25と磁性材
でもあるシャーシ4とを連結する連結部材26と、上部
板状部25と結合されると共に空隙を介してマグネット
9,9’に対向する円筒部27とから構成されている。
図3に示すように、N極のマグネット9が、円筒部27
に対向するときを例にして、磁束経路について説明す
る。マグネット9で発生した磁束は、空隙を通して円筒
部27に入る。次いで、磁束は、矢印F2に示すよう
に、上部板状部25から、連結部材26に入り、連結部
材26の下方で2つに分岐し、一方は、矢印F4に示す
ように、そして他方は矢印F6に示すように、それぞれ
シャーシ4を通って隣の連結部材26に入る。そこか
ら、矢印F5或いはF7に示す経路を通って上部板状部
25から円筒部27を経て、他方のマグネット9’に戻
る。このような構成のモータは、磁束を複数回3次元的
に曲げる構成としたことにより、巻線部の嵩方向寸法を
増すことなく巻回数を増やして、高出力トルクを得るこ
とを可能としたものである。
【0026】本発明は、軸受保持部7を別部品とするこ
とが可能であり、さらには、エンドプレート6を別部品
にせず、エンドプレート6をシャーシと一体に形成する
ことも可能であるが、例示したように、エンドプレート
6をシャーシにかしめ固定のような手段を用いて固着す
る場合には、例示のモータ構成は有利である。即ち、シ
ャーシ4に設けたボスをエンドプレート6の対応するボ
ス穴に挿入して、ボス先端部に力を加えて先端部をつぶ
す際に、シャーシ4に設けられたボスの裏側の位置で、
シャーシ4を支える必要があるが、このような構成のモ
ータは、ロータを取り付ける前に、エンドプレート6を
固着可能であり、しかも、その固着の際にシャーシ支持
位置には、まだ何らの部品も取り付けられていないの
で、シャーシ4を容易に支持することができる。
【0027】
【発明の効果】本発明は、ロータのシャフトにシャフト
受けに対して荷重を加えた後に、その荷重を解放するこ
とにより、シャフト基端部にロータブッシュを圧入し、
このロータブッシュをシャフトの抜け止め手段として用
いるものであるから、面倒な加工を要してコストを増加
させるということも無く、簡単な工程で、確実にロータ
の抜け止め手段を構成することができる。
【0028】また、本発明は、長時間使用後に、シャフ
ト受けが摩耗しても、それに基づくロータの軸方向移動
量を抑えることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した第1の例を示すアウターロー
タタイプのブラシレススピンドルモータの断面図であ
る。
【図2】シャフト抜け止め手段としての金属製のロータ
ブッシュを、シャフト1の基端部に圧入する方法を説明
するための図である。
【図3】本発明を適用した第2の例を示すインナーロー
タタイプのブラシレススピンドルモータの各構成の配置
を示す平面図である。
【図4】図3に示すラインA−Aで切断して矢印方向に
見た断面図である。
【図5】本発明の特徴とする片持ち軸受構成部のみを取
り出して示す図である。
【図6】従来の抜け止め手段を有するブラシレススピン
ドルモータの断面図である。
【図7】図6に示されている抜け止め部材のみを取り出
して示す図である。
【符号の説明】
1 シャフト 2 ロータブッシュ 3 含油軸受メタル 4 シャーシ 5 シャフト受け 6 エンドプレート 7 軸受保持部 8 ヨーク 9、9’ マグネット 11 ボス 15 軸受保持部品 16 抜け止め部材 17 係止溝 21 コア 22 ボビン 23 巻線 25 上部板状部 26 連結部材 27 円筒部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16C 33/20 F16C 33/20 Z H02K 1/28 H02K 1/28 A 15/14 15/14 A 29/08 29/08 Fターム(参考) 3J011 AA20 BA02 BA08 CA10 DA02 KA02 KA03 KA05 RA03 SE05 5H002 AA00 AB06 AC06 5H019 BB01 BB05 CC04 CC07 CC09 DD01 FF03 5H605 AA00 BB05 BB19 CC02 CC04 CC05 DD03 EA13 EB03 EB06 EB13 EB20 EB21 GG04 5H615 AA01 BB01 BB14 PP01 PP02 PP06 PP12 PP24 PP25 PP28 QQ02 SS19

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャーシに対して固定されるか又は一体
    に形成された軸受保持部及び該軸受保持部の蓋をするエ
    ンドプレートを備え、該軸受保持部の中には、シャフト
    受け、含油軸受メタル、及びロータのシャフトの抜け止
    め手段を有する少なくともシャフト基端部を収容して、
    該シャフト基端部をシャフト受けで支承する片持ち軸受
    構成の小型モータにおいて、 前記抜け止め手段は、前記軸受保持部の中に、ロータの
    シャフトを挿入した際に、前記シャフト受けに対して荷
    重を加える際に圧入されるロータブッシュにより構成さ
    れる、 ことから成る片持ち軸受構成の小型モータ。
  2. 【請求項2】前記シャフト受けは、エンドプレートとシ
    ャーシの間に挟着支持される請求項1に記載の片持ち軸
    受構成の小型モータ。
  3. 【請求項3】前記シャフト基端部は、球面形状にされる
    か又は面取りが施されている請求項1に記載の片持ち軸
    受構成の小型モータ。
  4. 【請求項4】ロータのシャフト基端部をシャフト受けで
    支承する片持ち軸受構成の小型モータの製造方法におい
    て、 シャーシに対して固定されるか又は一体に形成された軸
    受保持部の内部に含油軸受メタルを収容し、 さらに、該軸受保持部の中にロータブッシュを、次に前
    記シャフト受けを収容した後、該軸受保持部の蓋をする
    ようにエンドプレートをシャーシに固定し、 前記軸受保持部の中に前記エンドプレートとは反対の側
    から、ロータのシャフトを挿入して、該ロータのシャフ
    トに前記シャフト受けに対して荷重を加えた後に、その
    荷重を解放することにより、シャフト受けから圧力を加
    えてロータブッシュをシャフト基端部に圧入する、 ことから成る片持ち軸受構成の小型モータの製造方法。
  5. 【請求項5】前記シャフト受けは、エンドプレートをシ
    ャーシに固定する際に、その間に挟着支持される請求項
    4に記載の片持ち軸受構成の小型モータの製造方法。
  6. 【請求項6】前記シャフト基端部は、球面形状にされる
    か又は面取りが施されている請求項4に記載の片持ち軸
    受構成の小型モータの製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008160901A (ja) * 2006-12-21 2008-07-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd ブラシレスモータ
US8790095B2 (en) 2008-10-14 2014-07-29 Jtekt Corporation Electric pump unit

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