JP2002237839A - スケジューリング方法及びその装置 - Google Patents
スケジューリング方法及びその装置Info
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- H04L49/253—Routing or path finding in a switch fabric using establishment or release of connections between ports
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、スケジューリング処理時間の短縮
化と、公平なスケジューリング処理の両方を実現するス
ケジューリング方法及びその装置を提供することを目的
とする。 【解決手段】 複数の入力回線間でスケジューリング対
象の異なる複数の処理順序を有し、最優先入力回線の最
優先出力回線が第1優先で処理される処理順序に従って
全入力回線のスケジューリング処理を並列に処理し、ス
ケジューリングサイクル毎に最優先入力回線および各入
力回線の最優先出力回線を更新することにより、各入力
回線が最優先回線になったとき、自入力回線内の最優先
出力回線を必ず確定することができ、単一の入力回線に
着目して見れば、その入力回線内の出力回線が均等に選
択されるため、入力回線間の順序が固定的であっても、
公平なスケジューリングを行うことが可能となり、また
同時に、並列処理により処理時間の短縮が図れ、高速な
スケジューリングが可能となる。
化と、公平なスケジューリング処理の両方を実現するス
ケジューリング方法及びその装置を提供することを目的
とする。 【解決手段】 複数の入力回線間でスケジューリング対
象の異なる複数の処理順序を有し、最優先入力回線の最
優先出力回線が第1優先で処理される処理順序に従って
全入力回線のスケジューリング処理を並列に処理し、ス
ケジューリングサイクル毎に最優先入力回線および各入
力回線の最優先出力回線を更新することにより、各入力
回線が最優先回線になったとき、自入力回線内の最優先
出力回線を必ず確定することができ、単一の入力回線に
着目して見れば、その入力回線内の出力回線が均等に選
択されるため、入力回線間の順序が固定的であっても、
公平なスケジューリングを行うことが可能となり、また
同時に、並列処理により処理時間の短縮が図れ、高速な
スケジューリングが可能となる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スケジューリング
方法及びその装置に関し、特に、入力バッファ型スイッ
チにおいて効率の良いパケット読み出しを実現するスケ
ジューリング方法及びその装置に関する。
方法及びその装置に関し、特に、入力バッファ型スイッ
チにおいて効率の良いパケット読み出しを実現するスケ
ジューリング方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、インターネットトラヒックの増加
に伴い、インターネットバックボーンネットワークの大
容量化が求められている。これに伴って、バックボーン
ネットワークに設置されるネットワークノードは、テラ
ビットを超えるスイッチング容量が必要とされている。
に伴い、インターネットバックボーンネットワークの大
容量化が求められている。これに伴って、バックボーン
ネットワークに設置されるネットワークノードは、テラ
ビットを超えるスイッチング容量が必要とされている。
【0003】現在、大容量ノードを実現する手段とし
て、メモリアクセス時間の短縮が可能な入力バッファ型
スイッチが有望視されている。入力バッファ型スイッチ
構成は、パケットバッファを各入力回線に配備している
ため、パケットバッファを実現するメモリアクセス速度
が低速であり、ハードウェアの実現が容易であるメリッ
トを持つ。
て、メモリアクセス時間の短縮が可能な入力バッファ型
スイッチが有望視されている。入力バッファ型スイッチ
構成は、パケットバッファを各入力回線に配備している
ため、パケットバッファを実現するメモリアクセス速度
が低速であり、ハードウェアの実現が容易であるメリッ
トを持つ。
【0004】しかし、スイッチ部にパケットバッファを
配備していないため、異なる入力回線が同一時刻に同一
出力回線宛てにパケットを送出しないようにスケジュー
リングを行う必要がある。このため、スケジューリング
処理により各バッファで待ち合わせが必要となり、効率
の良いスケジューリングが実現できなければスループッ
トの低下を招く恐れがある。入力バッファ型スイッチに
おけるスケジューリング処理に関して、これまでに様々
なアルゴリズムが提案されている。
配備していないため、異なる入力回線が同一時刻に同一
出力回線宛てにパケットを送出しないようにスケジュー
リングを行う必要がある。このため、スケジューリング
処理により各バッファで待ち合わせが必要となり、効率
の良いスケジューリングが実現できなければスループッ
トの低下を招く恐れがある。入力バッファ型スイッチに
おけるスケジューリング処理に関して、これまでに様々
なアルゴリズムが提案されている。
【0005】図1は、従来のスケジューリング方法の一
例の説明図を示す。図中、丸印が付いているものが要求
ありを示し、スケジューリングが確定した状態を梨地の
丸印で示している。
例の説明図を示す。図中、丸印が付いているものが要求
ありを示し、スケジューリングが確定した状態を梨地の
丸印で示している。
【0006】図1(A)に示す入力回線#0〜#3のう
ち、任意の入力回線からスケジューリングを開始し、入
力回線毎に順次未確定の出力回線をラウンドロビン方式
で選択するスケジューリングを行い、また公平なスケジ
ューリングを実現するためにスケジューリングサイクル
毎に処理順序を固定的に巡回させている。例えば、第1
スケジューリングサイクルでは、図1(B)に示すよう
に入力回線#2,入力回線#3,入力回線#0,入力回
線#1の順にスケジューリングを行い、次の第2スケジ
ューリングサイクルでは、図1(C)に示すように入力
回線#3,入力回線#0,入力回線#1,入力回線#2
の順にスケジューリングを行う。
ち、任意の入力回線からスケジューリングを開始し、入
力回線毎に順次未確定の出力回線をラウンドロビン方式
で選択するスケジューリングを行い、また公平なスケジ
ューリングを実現するためにスケジューリングサイクル
毎に処理順序を固定的に巡回させている。例えば、第1
スケジューリングサイクルでは、図1(B)に示すよう
に入力回線#2,入力回線#3,入力回線#0,入力回
線#1の順にスケジューリングを行い、次の第2スケジ
ューリングサイクルでは、図1(C)に示すように入力
回線#3,入力回線#0,入力回線#1,入力回線#2
の順にスケジューリングを行う。
【0007】図2は、従来のスケジューリング方法の他
の一例の説明図を示す。この方法は、処理時間の短縮を
図るために、入力回線間のスケジューリング対象が異な
る処理順序に従いN個の入力回線の処理を並列に実行
し、また公平なスケジューリングを実現するためにスケ
ジューリングサイクル毎に処理順序を固定的に巡回させ
ている。
の一例の説明図を示す。この方法は、処理時間の短縮を
図るために、入力回線間のスケジューリング対象が異な
る処理順序に従いN個の入力回線の処理を並列に実行
し、また公平なスケジューリングを実現するためにスケ
ジューリングサイクル毎に処理順序を固定的に巡回させ
ている。
【0008】第1スケジューリングサイクルでは、図2
(A)に示すように、入力回線#0は出力回線#0,#
1,#2,#3の優先順にスケジューリングを行い、こ
れと並列に入力回線#1は出力回線#1,#2,#3,
#0の優先順にスケジューリングを行い、入力回線#2
は出力回線#2,#3,#0,#1の優先順にスケジュ
ーリングを行い、入力回線#3は出力回線#3,#0,
#1,#2の優先順にスケジューリングを行う。この優
先順のパターンを等価的に図2(B)のように表す。
(A)に示すように、入力回線#0は出力回線#0,#
1,#2,#3の優先順にスケジューリングを行い、こ
れと並列に入力回線#1は出力回線#1,#2,#3,
#0の優先順にスケジューリングを行い、入力回線#2
は出力回線#2,#3,#0,#1の優先順にスケジュ
ーリングを行い、入力回線#3は出力回線#3,#0,
#1,#2の優先順にスケジューリングを行う。この優
先順のパターンを等価的に図2(B)のように表す。
【0009】また、次の第2スケジューリングサイクル
では、各入力回線#0〜3#それぞれについて、出力回
線#0〜#3の優先順序を固定的に巡回させ、図2
(C)に示すようにする。
では、各入力回線#0〜3#それぞれについて、出力回
線#0〜#3の優先順序を固定的に巡回させ、図2
(C)に示すようにする。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】図1に示す従来方法
は、スケジューリングサイクル毎に入力回線の処理順序
が巡回し、更に出力回線の選択がラウンドロビン制御で
あるため、各入力回線および出力回線を公平に処理で
き、加えて入力回線毎の順次処理であるため効率の良い
スケジューリングが可能である。しかし、スケジューリ
ング処理が順次処理であるため、スケジューリング処理
に要する時間が回線数Nに比例して大きくなり、その結
果、回線数Nが大きな領域では単位時間内で処理が終わ
らず、複数の処理を並列処理するパイプライン処理の適
用が必要であった。
は、スケジューリングサイクル毎に入力回線の処理順序
が巡回し、更に出力回線の選択がラウンドロビン制御で
あるため、各入力回線および出力回線を公平に処理で
き、加えて入力回線毎の順次処理であるため効率の良い
スケジューリングが可能である。しかし、スケジューリ
ング処理が順次処理であるため、スケジューリング処理
に要する時間が回線数Nに比例して大きくなり、その結
果、回線数Nが大きな領域では単位時間内で処理が終わ
らず、複数の処理を並列処理するパイプライン処理の適
用が必要であった。
【0011】このように、図1の方法は、効率の面では
有効な手段であるが、Nが大きな領域でスケジューリン
グ処理時間が大きい、非常に多くのパイプライン処理が
必要となりハードウェアの増加を招く等の問題があっ
た。
有効な手段であるが、Nが大きな領域でスケジューリン
グ処理時間が大きい、非常に多くのパイプライン処理が
必要となりハードウェアの増加を招く等の問題があっ
た。
【0012】一方、図2の従来方法は、N個の入力回線
の処理を並列に実行するため、スケジューリング処理時
間が従来方式1の約1/Nの処理時間で済む特徴を持つ
が、スケジューリング処理の順序制御として、各入力回
線の処理順序が固定的に巡回するだけであるため、異な
る入力回線の間で特定の出力回線への処理が公平になら
ない。例えば、入力回線#0,#1から出力回線#1を
選択する場合、図2(C)に示すシーケンスでは入力回
線#0が選択されるものの、図2(B)に示すシーケン
ス及び図示しない2つのシーケンスではでは入力回線#
1が選択され、公平なスケジューリングが実現できない
という問題があった。
の処理を並列に実行するため、スケジューリング処理時
間が従来方式1の約1/Nの処理時間で済む特徴を持つ
が、スケジューリング処理の順序制御として、各入力回
線の処理順序が固定的に巡回するだけであるため、異な
る入力回線の間で特定の出力回線への処理が公平になら
ない。例えば、入力回線#0,#1から出力回線#1を
選択する場合、図2(C)に示すシーケンスでは入力回
線#0が選択されるものの、図2(B)に示すシーケン
ス及び図示しない2つのシーケンスではでは入力回線#
1が選択され、公平なスケジューリングが実現できない
という問題があった。
【0013】このように、図2の方法は、処理時間の観
点では有効な手段であるが、公平性が欠けておりスルー
プットの劣化を招く問題があった。
点では有効な手段であるが、公平性が欠けておりスルー
プットの劣化を招く問題があった。
【0014】本発明は、上記の点に鑑みなされたもので
あり、スケジューリング処理時間の短縮化と、公平なス
ケジューリング処理の両方を実現するスケジューリング
方法及びその装置を提供することを目的とする。
あり、スケジューリング処理時間の短縮化と、公平なス
ケジューリング処理の両方を実現するスケジューリング
方法及びその装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、複数の入力回線間でスケジューリング対象の異なる
複数の処理順序を有し、最優先入力回線の最優先出力回
線が第1優先で処理される処理順序に従って全入力回線
のスケジューリング処理を並列に処理し、スケジューリ
ングサイクル毎に最優先入力回線および各入力回線の最
優先出力回線を更新することにより、各入力回線が最優
先回線になったとき、自入力回線内の最優先出力回線を
必ず確定することができ、単一の入力回線に着目して見
れば、その入力回線内の出力回線が均等に選択されるた
め、入力回線間の順序が固定的であっても、公平なスケ
ジューリングを行うことが可能となり、また同時に、並
列処理により処理時間の短縮が図れ、高速なスケジュー
リングが可能となる。
は、複数の入力回線間でスケジューリング対象の異なる
複数の処理順序を有し、最優先入力回線の最優先出力回
線が第1優先で処理される処理順序に従って全入力回線
のスケジューリング処理を並列に処理し、スケジューリ
ングサイクル毎に最優先入力回線および各入力回線の最
優先出力回線を更新することにより、各入力回線が最優
先回線になったとき、自入力回線内の最優先出力回線を
必ず確定することができ、単一の入力回線に着目して見
れば、その入力回線内の出力回線が均等に選択されるた
め、入力回線間の順序が固定的であっても、公平なスケ
ジューリングを行うことが可能となり、また同時に、並
列処理により処理時間の短縮が図れ、高速なスケジュー
リングが可能となる。
【0016】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
スケジューリング方法において、前記最優先入力回線お
よび各入力回線の最優先出力回線を更新する際に、パケ
ットの存在する回線を優先的に選択することにより、リ
クエストの無い無駄な回線を選択しないので、入力回線
間のパスの数が異なる不均等パス条件下においても、ト
ラヒックの存在する回線だけが最優先回線として選択さ
れ、さまざまな条件下で公平なスケジューリングを行う
ことが可能となる。
スケジューリング方法において、前記最優先入力回線お
よび各入力回線の最優先出力回線を更新する際に、パケ
ットの存在する回線を優先的に選択することにより、リ
クエストの無い無駄な回線を選択しないので、入力回線
間のパスの数が異なる不均等パス条件下においても、ト
ラヒックの存在する回線だけが最優先回線として選択さ
れ、さまざまな条件下で公平なスケジューリングを行う
ことが可能となる。
【0017】請求項3に記載の発明は、複数の入力回線
間でスケジューリング対象の異なる複数の処理順序を有
し、最優先入力回線の最優先出力回線が第1優先で処理
される処理順序に従って全入力回線のスケジューリング
を並列に処理するスケジューリング処理手段と、スケジ
ューリングサイクル毎に最優先入力回線および各入力回
線の最優先出力回線を更新する優先回線更新手段とを有
することにより、各入力回線が最優先回線になったと
き、自入力回線内の最優先出力回線を必ず確定すること
ができ、単一の入力回線に着目して見れば、その入力回
線内の出力回線が均等に選択されるため、入力回線間の
順序が固定的であっても、公平なスケジューリングを行
うことが可能となり、また同時に、並列処理により処理
時間の短縮が図れ、高速なスケジューリングが可能とな
る。
間でスケジューリング対象の異なる複数の処理順序を有
し、最優先入力回線の最優先出力回線が第1優先で処理
される処理順序に従って全入力回線のスケジューリング
を並列に処理するスケジューリング処理手段と、スケジ
ューリングサイクル毎に最優先入力回線および各入力回
線の最優先出力回線を更新する優先回線更新手段とを有
することにより、各入力回線が最優先回線になったと
き、自入力回線内の最優先出力回線を必ず確定すること
ができ、単一の入力回線に着目して見れば、その入力回
線内の出力回線が均等に選択されるため、入力回線間の
順序が固定的であっても、公平なスケジューリングを行
うことが可能となり、また同時に、並列処理により処理
時間の短縮が図れ、高速なスケジューリングが可能とな
る。
【0018】請求項4に記載の発明は、請求項3記載の
スケジューリング装置において、前記優先回線更新手段
は、最優先入力回線および各入力回線の最優先出力回線
を更新する際に、パケットの存在する回線を優先的に選
択することにより、リクエストの無い無駄な回線を選択
しないので、入力回線間のパスの数が異なる不均等パス
条件下においても、トラヒックの存在する回線だけが最
優先回線として選択され、さまざまな条件下で公平なス
ケジューリングを行うことが可能となる。
スケジューリング装置において、前記優先回線更新手段
は、最優先入力回線および各入力回線の最優先出力回線
を更新する際に、パケットの存在する回線を優先的に選
択することにより、リクエストの無い無駄な回線を選択
しないので、入力回線間のパスの数が異なる不均等パス
条件下においても、トラヒックの存在する回線だけが最
優先回線として選択され、さまざまな条件下で公平なス
ケジューリングを行うことが可能となる。
【0019】請求項5に記載の発明は、請求項4記載の
スケジューリング装置において、前記優先回線更新手段
は、前記最優先出力回線がスケジューリングできない場
合には、前記各入力回線の最優先出力回線を更新する際
に、当該最優先出力回線を更新しないことにより、今回
のスケジューリングサイクルで最優先出力回線以外の回
線を選択したとしても、次回以降においてまた当該最優
先出力回線を優先的に選択することができる。
スケジューリング装置において、前記優先回線更新手段
は、前記最優先出力回線がスケジューリングできない場
合には、前記各入力回線の最優先出力回線を更新する際
に、当該最優先出力回線を更新しないことにより、今回
のスケジューリングサイクルで最優先出力回線以外の回
線を選択したとしても、次回以降においてまた当該最優
先出力回線を優先的に選択することができる。
【0020】付記6に記載の発明は、請求項4記載のス
ケジューリング装置において、前記優先回線更新手段
は、前記各入力回線の最優先出力回線を更新する際に、
出力回線の中の優先回線を非優先回線に優先して選択し
更新することにより、例えば、負荷の高い回線、キュー
長の大きな回線、同じ出力回線でも品質要求の厳しいQ
oSなどにより優先的にスケジューリングしたい回線を
優先的に選択することができ、同一入力回線内の出力回
線間でトラヒックが不均等な場合でも公平なスケジュー
リングが可能となり、また、優先したい回線をQoSで
選択する場合には、ベストエフォートトラヒックの影響
を受けることなく、優先するQoSの回線の遅延及び帯
域を保証することが可能となる。
ケジューリング装置において、前記優先回線更新手段
は、前記各入力回線の最優先出力回線を更新する際に、
出力回線の中の優先回線を非優先回線に優先して選択し
更新することにより、例えば、負荷の高い回線、キュー
長の大きな回線、同じ出力回線でも品質要求の厳しいQ
oSなどにより優先的にスケジューリングしたい回線を
優先的に選択することができ、同一入力回線内の出力回
線間でトラヒックが不均等な場合でも公平なスケジュー
リングが可能となり、また、優先したい回線をQoSで
選択する場合には、ベストエフォートトラヒックの影響
を受けることなく、優先するQoSの回線の遅延及び帯
域を保証することが可能となる。
【0021】付記7に記載の発明は、付記6記載のスケ
ジューリング装置において、前記スケジューリング処理
手段は、前記優先回線と非優先回線とで別々に最優先出
力回線を管理することにより、優先回線と非優先回線の
スケジューリング処理を独立に行うことが可能となる。
ジューリング装置において、前記スケジューリング処理
手段は、前記優先回線と非優先回線とで別々に最優先出
力回線を管理することにより、優先回線と非優先回線の
スケジューリング処理を独立に行うことが可能となる。
【0022】付記8に記載の発明は、付記6記載のスケ
ジューリング装置において、前記スケジューリング処理
手段は、前記優先回線と非優先回線とで一括して最優先
出力回線を管理することにより、最優先回線を更新する
ときに優先回線を優先的に選択して優先回線を優先して
スケジューリングしながら、スケジューリング処理の短
縮を図ることが可能となる。
ジューリング装置において、前記スケジューリング処理
手段は、前記優先回線と非優先回線とで一括して最優先
出力回線を管理することにより、最優先回線を更新する
ときに優先回線を優先的に選択して優先回線を優先して
スケジューリングしながら、スケジューリング処理の短
縮を図ることが可能となる。
【0023】付記9に記載の発明は、付記6記載のスケ
ジューリング装置において、前記スケジューリング処理
手段は、スケジューリングサイクルの前半で優先回線を
対象としたスケジューリングを行った後、非優先回線を
対象としたスケジューリングを行うことにより、全回線
にわたって完全に優先回線を優先して処理でき、なおか
つ、未確定の空き帯域を非優先回線に割り当てることに
より効率の良いスケジューリングが可能となる。
ジューリング装置において、前記スケジューリング処理
手段は、スケジューリングサイクルの前半で優先回線を
対象としたスケジューリングを行った後、非優先回線を
対象としたスケジューリングを行うことにより、全回線
にわたって完全に優先回線を優先して処理でき、なおか
つ、未確定の空き帯域を非優先回線に割り当てることに
より効率の良いスケジューリングが可能となる。
【0024】付記10に記載の発明は、付記6記載のス
ケジューリング装置において、前記スケジューリング処
理手段は、優先回線と非優先回線のスケジューリングを
並列に実行し、両スケジューリング結果で競合が発生し
たとき優先回線のスケジューリング結果を優先すること
により、優先回線を優先しながら処理時間の短縮を図る
ことが可能となる。
ケジューリング装置において、前記スケジューリング処
理手段は、優先回線と非優先回線のスケジューリングを
並列に実行し、両スケジューリング結果で競合が発生し
たとき優先回線のスケジューリング結果を優先すること
により、優先回線を優先しながら処理時間の短縮を図る
ことが可能となる。
【0025】付記11に記載の発明は、請求項4記載の
スケジューリング装置において、前記優先回線更新手段
は、前記各入力回線の最優先出力回線を更新する際に、
出力回線の中の高優先グループを低優先グループに優先
して選択し更新することにより、例えば、負荷の高い回
線、キュー長の大きな回線、同じ出力回線でも品質要求
の厳しいQoSなどにより優先的にスケジューリングし
たい回線を優先的に選択することができ、同一入力回線
内の出力回線間でトラヒックが不均等な場合でも公平な
スケジューリングが可能となり、また、優先したい回線
をQoSで選択する場合には、ベストエフォートトラヒ
ックの影響を受けることなく、優先するQoSの回線の
遅延及び帯域を保証することが可能となる。
スケジューリング装置において、前記優先回線更新手段
は、前記各入力回線の最優先出力回線を更新する際に、
出力回線の中の高優先グループを低優先グループに優先
して選択し更新することにより、例えば、負荷の高い回
線、キュー長の大きな回線、同じ出力回線でも品質要求
の厳しいQoSなどにより優先的にスケジューリングし
たい回線を優先的に選択することができ、同一入力回線
内の出力回線間でトラヒックが不均等な場合でも公平な
スケジューリングが可能となり、また、優先したい回線
をQoSで選択する場合には、ベストエフォートトラヒ
ックの影響を受けることなく、優先するQoSの回線の
遅延及び帯域を保証することが可能となる。
【0026】付記12に記載の発明は、付記6記載のス
ケジューリング装置において、前記スケジューリング処
理手段は、前記高優先グループと低優先グループとで別
々に最優先出力回線を管理することにより、高優先グル
ープと低優先グループのスケジューリング処理を独立に
行うことが可能となる。
ケジューリング装置において、前記スケジューリング処
理手段は、前記高優先グループと低優先グループとで別
々に最優先出力回線を管理することにより、高優先グル
ープと低優先グループのスケジューリング処理を独立に
行うことが可能となる。
【0027】付記13に記載の発明は、付記6記載のス
ケジューリング装置において、前記スケジューリング処
理手段は、前記高優先グループと低優先グループとで一
括して最優先出力回線を管理することにより、最優先回
線を更新するときに高優先グループを優先的に選択して
優先回線を優先してスケジューリングしながら、スケジ
ューリング処理の短縮を図ることが可能となる。
ケジューリング装置において、前記スケジューリング処
理手段は、前記高優先グループと低優先グループとで一
括して最優先出力回線を管理することにより、最優先回
線を更新するときに高優先グループを優先的に選択して
優先回線を優先してスケジューリングしながら、スケジ
ューリング処理の短縮を図ることが可能となる。
【0028】付記14に記載の発明は、複数の出力回線
間でスケジューリング対象の異なる複数の処理順序を有
し、最優先出力回線の最優先入力回線が第1優先で処理
される処理順序に従って全出力回線のスケジューリング
を並列に処理するスケジューリング処理手段と、スケジ
ューリングサイクル毎に最優先出力回線および各出力回
線の最優先入力回線を更新する優先回線更新手段とを有
することにより、各出力回線が最優先回線になったと
き、自出力回線内の最優先入力回線を必ず確定すること
ができ、単一の出力回線に着目して見れば、その出力回
線内の入力回線が均等に選択されるため、出力回線間の
順序が固定的であっても、公平なスケジューリングを行
うことが可能となり、また同時に、並列処理により処理
時間の短縮が図れ、高速なスケジューリングが可能とな
る。
間でスケジューリング対象の異なる複数の処理順序を有
し、最優先出力回線の最優先入力回線が第1優先で処理
される処理順序に従って全出力回線のスケジューリング
を並列に処理するスケジューリング処理手段と、スケジ
ューリングサイクル毎に最優先出力回線および各出力回
線の最優先入力回線を更新する優先回線更新手段とを有
することにより、各出力回線が最優先回線になったと
き、自出力回線内の最優先入力回線を必ず確定すること
ができ、単一の出力回線に着目して見れば、その出力回
線内の入力回線が均等に選択されるため、出力回線間の
順序が固定的であっても、公平なスケジューリングを行
うことが可能となり、また同時に、並列処理により処理
時間の短縮が図れ、高速なスケジューリングが可能とな
る。
【発明の実施の形態】図3は、本発明の入力バッファ型
スイッチの第1実施例の構成図を示す。同図中、入力回
線101〜10Nの回線数だけの入力バッファ部121
〜12Nが設けられており、各入力バッファ部121〜
12Nには出力回線に対応した論理出力キュー(VO
Q:Virtua1 Output Queue)13
1〜13 Mが設けられている。各入力バッファ部121
〜12Nにおいて、入力されたパケットは出力回線に対
応した論理出力キュー131〜13Mにバッファリング
され、各論理出力キュー131〜13Mは上記のバッフ
ァリングと共に、スケジューリング要求のリクエスト情
報をスケジューラ(即ちスケジューリング装置)14に
対して送信する。また、各入力バッファ部121〜12
Nはスケジューラ14の指示(スケジューリング結果)
に従って論理出力キュー131〜13Mのいずれかから
パケットをパケットスイッチ16に送出する。
スイッチの第1実施例の構成図を示す。同図中、入力回
線101〜10Nの回線数だけの入力バッファ部121
〜12Nが設けられており、各入力バッファ部121〜
12Nには出力回線に対応した論理出力キュー(VO
Q:Virtua1 Output Queue)13
1〜13 Mが設けられている。各入力バッファ部121
〜12Nにおいて、入力されたパケットは出力回線に対
応した論理出力キュー131〜13Mにバッファリング
され、各論理出力キュー131〜13Mは上記のバッフ
ァリングと共に、スケジューリング要求のリクエスト情
報をスケジューラ(即ちスケジューリング装置)14に
対して送信する。また、各入力バッファ部121〜12
Nはスケジューラ14の指示(スケジューリング結果)
に従って論理出力キュー131〜13Mのいずれかから
パケットをパケットスイッチ16に送出する。
【0029】パケットスイッチ16は、バッファレスの
クロスバースイッチであり、入力パケットのヘッダに書
かれている宛先に応じた出力回線181〜18Mにパケ
ットをスイッチングする。
クロスバースイッチであり、入力パケットのヘッダに書
かれている宛先に応じた出力回線181〜18Mにパケ
ットをスイッチングする。
【0030】スケジューラ14は、I/O部20、リク
エスト管理部22、ポインタ制御部24、順序制御指示
部26、スケジューリング処理部28から構成され、パ
ケットスイッチ16において競合が発生しないようにス
ケジューリングを行う。I/O部20は、入力バッファ
部121〜12Nからのリクエスト情報を受信すると共
に、その情報をリクエスト管理部22に通知する。ま
た、スケジューリング処理部28によるスケジューリン
グ結果を各入力バッファ部121〜12Nに通知する。
エスト管理部22、ポインタ制御部24、順序制御指示
部26、スケジューリング処理部28から構成され、パ
ケットスイッチ16において競合が発生しないようにス
ケジューリングを行う。I/O部20は、入力バッファ
部121〜12Nからのリクエスト情報を受信すると共
に、その情報をリクエスト管理部22に通知する。ま
た、スケジューリング処理部28によるスケジューリン
グ結果を各入力バッファ部121〜12Nに通知する。
【0031】リクエスト管理部22は、各入力バッファ
部121〜12Nから送信されるスケジューリング要求
の数を各入力バッファのVOQ毎に管理し、スケジュー
リング要求の有無を判定する。ポインタ制御部24は、
全入力回線のなかの最優先入力回線と、各入力回線毎の
最優先出力回線とを管理する。順序制御指示部26は、
ポインタ制御部24から通知される最優先入力回線の最
優先出力回線(最優先入力回線として指示された入力回
線に該当する最優先出力回線で指示された出力回線)を
第1優先でスケジューリングでき、なおかつ、各入力回
線のスケジューリング対象が重ならないようなスケジュ
ーリング順序を生成してスケジューリング処理部28に
対して通知を行う。
部121〜12Nから送信されるスケジューリング要求
の数を各入力バッファのVOQ毎に管理し、スケジュー
リング要求の有無を判定する。ポインタ制御部24は、
全入力回線のなかの最優先入力回線と、各入力回線毎の
最優先出力回線とを管理する。順序制御指示部26は、
ポインタ制御部24から通知される最優先入力回線の最
優先出力回線(最優先入力回線として指示された入力回
線に該当する最優先出力回線で指示された出力回線)を
第1優先でスケジューリングでき、なおかつ、各入力回
線のスケジューリング対象が重ならないようなスケジュ
ーリング順序を生成してスケジューリング処理部28に
対して通知を行う。
【0032】スケジューリング処理部28は、リクエス
ト管理部22から通知されるリクエスト有無情報と自処
理部内で管理している確定済み回線の情報を用いて、順
序制御処理部26から通知されるスケジューリング順序
に従い、N個の入力回線のスケジューリング処理を並列
処理するものである。本構成において、ポインタ制御部
24が指示する最優先入力回線の最優先出力回線を第1
優先で処理する処理順序に従って全入力回線のスケジュ
ーリング処理を並列に行い、最優先入力回線および各入
力回線の最優先出力回線をスケジューリングサイクル毎
に更新することにより、スケジューリング処理時間の短
縮化および公平なスケジューリングを実現する。
ト管理部22から通知されるリクエスト有無情報と自処
理部内で管理している確定済み回線の情報を用いて、順
序制御処理部26から通知されるスケジューリング順序
に従い、N個の入力回線のスケジューリング処理を並列
処理するものである。本構成において、ポインタ制御部
24が指示する最優先入力回線の最優先出力回線を第1
優先で処理する処理順序に従って全入力回線のスケジュ
ーリング処理を並列に行い、最優先入力回線および各入
力回線の最優先出力回線をスケジューリングサイクル毎
に更新することにより、スケジューリング処理時間の短
縮化および公平なスケジューリングを実現する。
【0033】図4、図5は、本発明方法の第1実施例を
説明するための図を示す。ここでは、説明を簡略にする
ため入力回線数N=4,出力回線数M=4とし、4×4
スイッチを用いて説明を行う。
説明するための図を示す。ここでは、説明を簡略にする
ため入力回線数N=4,出力回線数M=4とし、4×4
スイッチを用いて説明を行う。
【0034】図4は、スケジューラの順序制御指示部2
6が生成するスケジューリングの処理順序の一実施例を
示す。パターン1からパターン4の各マトリクスは、第
1行が入力回線#0のスケジューリング対象を表し、第
2行が入力回線#1のスケジューリング対象を表し、第
3行が入力回線#2のスケジューリング対象を表し、第
4行が入力回線#3のスケジューリング対象を表してい
る。また、第1カラムが処理順序の第1優先を表し、第
2カラムが処理順序の第2優先を表し、第3カラムが処
理順序の第3優先を表し、第4カラムが処理順序の第4
優先を表している。各行の各欄に示す数字は出力回線番
号を表している。
6が生成するスケジューリングの処理順序の一実施例を
示す。パターン1からパターン4の各マトリクスは、第
1行が入力回線#0のスケジューリング対象を表し、第
2行が入力回線#1のスケジューリング対象を表し、第
3行が入力回線#2のスケジューリング対象を表し、第
4行が入力回線#3のスケジューリング対象を表してい
る。また、第1カラムが処理順序の第1優先を表し、第
2カラムが処理順序の第2優先を表し、第3カラムが処
理順序の第3優先を表し、第4カラムが処理順序の第4
優先を表している。各行の各欄に示す数字は出力回線番
号を表している。
【0035】つまり、例えばパターン1では、、入力回
線#0が第1優先で出力回線#0をスケジューリング対
象とし、入力回線#1が第1優先で出力回線#1をスケ
ジューリング対象とし、入力回線#2が第1優先で出力
回線#2をスケジューリング対象とし、入力回線#3が
第1優先で出力回線#3をスケジューリング対象として
いる。また、入力回線#0に着目してみると、スケジュ
ーリング順序は、出力回線#0,#1,#2,#3の順
となっている。
線#0が第1優先で出力回線#0をスケジューリング対
象とし、入力回線#1が第1優先で出力回線#1をスケ
ジューリング対象とし、入力回線#2が第1優先で出力
回線#2をスケジューリング対象とし、入力回線#3が
第1優先で出力回線#3をスケジューリング対象として
いる。また、入力回線#0に着目してみると、スケジュ
ーリング順序は、出力回線#0,#1,#2,#3の順
となっている。
【0036】スケジューリング処理は、4つの入力回線
が同時に、第1優先から順に第N優先まで順次スケジュ
ーリング対象の出力回線に対して判定処理を行うことに
より実現する。なお、入力回線間で同一処理時間(同一
優先順位)のスケジューリング対象が異なっているた
め、同一処理時刻に他回線のスケジューリング結果を意
識する必要がなく、高速にスケジューリング処理を行う
ことが可能である。この例では4×4スイッチを想定し
ているため、スケジューリング順序のパターンとして、
各出力回線が均等に第一処理となるような4つの順序パ
ターンが存在する。
が同時に、第1優先から順に第N優先まで順次スケジュ
ーリング対象の出力回線に対して判定処理を行うことに
より実現する。なお、入力回線間で同一処理時間(同一
優先順位)のスケジューリング対象が異なっているた
め、同一処理時刻に他回線のスケジューリング結果を意
識する必要がなく、高速にスケジューリング処理を行う
ことが可能である。この例では4×4スイッチを想定し
ているため、スケジューリング順序のパターンとして、
各出力回線が均等に第一処理となるような4つの順序パ
ターンが存在する。
【0037】一般にN!通りの順序パターンを生成する
ことにより完全に均等な順序となるが、入力回線数Nが
大きな領域では膨大なパターン数となり実現が難しくな
る。しかし、この例のように各出力回線が均等に第1優
先となるようなN通りの順序パターンであれば、比較的
実現が容易であり、またスケジューリング順序を生成す
る論理も非常に簡単かつ容易である。この実施例では、
パターン内の処理順序に関して、第m優先度のスケジュ
ーリング対象を、第m−1優先度の出力回線番号+1
MOD N(出力回線番号+1をNで割った剰余)によ
り求める。また、複数の順序パターンの生成に関して
は、第mパターンは、第m−1パターンの出力回線番号
+1 MOD Nにより求め、簡易な制御で優先順序を
導くことが可能である。さらに、前回の優先順位あるい
は前回のパターンの出力回線番号+1 MOD Nによ
りスケジューリング対象あるいは順序パターンを導くの
に限らず、どのような方法でスケジューリング対象ある
いは順序パターンを導いても良い。
ことにより完全に均等な順序となるが、入力回線数Nが
大きな領域では膨大なパターン数となり実現が難しくな
る。しかし、この例のように各出力回線が均等に第1優
先となるようなN通りの順序パターンであれば、比較的
実現が容易であり、またスケジューリング順序を生成す
る論理も非常に簡単かつ容易である。この実施例では、
パターン内の処理順序に関して、第m優先度のスケジュ
ーリング対象を、第m−1優先度の出力回線番号+1
MOD N(出力回線番号+1をNで割った剰余)によ
り求める。また、複数の順序パターンの生成に関して
は、第mパターンは、第m−1パターンの出力回線番号
+1 MOD Nにより求め、簡易な制御で優先順序を
導くことが可能である。さらに、前回の優先順位あるい
は前回のパターンの出力回線番号+1 MOD Nによ
りスケジューリング対象あるいは順序パターンを導くの
に限らず、どのような方法でスケジューリング対象ある
いは順序パターンを導いても良い。
【0038】次に、図5を用いて、スケジューリング処
理の際に使用するスケジューリング順序の決定方法につ
いて説明する。スケジューラのポインタ制御部24は、
全入力回線中の最優先入力回線番号と、各入力回線の最
優先出力回線番号を管理している。
理の際に使用するスケジューリング順序の決定方法につ
いて説明する。スケジューラのポインタ制御部24は、
全入力回線中の最優先入力回線番号と、各入力回線の最
優先出力回線番号を管理している。
【0039】スケジューリングサイクル1では、これら
の値の初期値として、最優先入力回線が2で、入力回線
#0の最優先出力回線が#2で、入力回線#1の最優先
出力回線が#3で、入力回線#2の最優先出力回線が#
0で、入力回線#3の最優先出力回線が#1となってい
る。そして、スケジューリング順序は、最優先入力回線
の最優先出力回線が第1優先で処理される順序パターン
を使用する。即ち、本例では入力回線#2,出力回線#
0を第1優先で処理することのできるスケジューリング
の処理順序パターン3に従ってスケジューリングを行
う。なお、最優先入力回線,最優先出力回線はスケジュ
ーリングサイクル毎に更新される。
の値の初期値として、最優先入力回線が2で、入力回線
#0の最優先出力回線が#2で、入力回線#1の最優先
出力回線が#3で、入力回線#2の最優先出力回線が#
0で、入力回線#3の最優先出力回線が#1となってい
る。そして、スケジューリング順序は、最優先入力回線
の最優先出力回線が第1優先で処理される順序パターン
を使用する。即ち、本例では入力回線#2,出力回線#
0を第1優先で処理することのできるスケジューリング
の処理順序パターン3に従ってスケジューリングを行
う。なお、最優先入力回線,最優先出力回線はスケジュ
ーリングサイクル毎に更新される。
【0040】同ように、スケジューリングサイクル2で
は、スケジューリングサイクル1において更新された各
ポインタ値に基づき、入力回線#0,出力回線#0が第
1優先で処理されるパターン1を用いて処理を行う。こ
のように、スケジューリングサイクル毎に最優先入力回
線を巡回させ、その入力回線内の最優先出力回線が第1
優先で処理される順序に従って全回線のスケジューリン
グを行うことにより、公平なスケジューリングを実現す
る。
は、スケジューリングサイクル1において更新された各
ポインタ値に基づき、入力回線#0,出力回線#0が第
1優先で処理されるパターン1を用いて処理を行う。こ
のように、スケジューリングサイクル毎に最優先入力回
線を巡回させ、その入力回線内の最優先出力回線が第1
優先で処理される順序に従って全回線のスケジューリン
グを行うことにより、公平なスケジューリングを実現す
る。
【0041】図6は、スケジューリング処理の第1実施
例のフローチャートを示す。なお、Nは全入力回線数、
INは入力回線番号、O,OUT,Iそれぞれは中間変
数、要求(IN,O)は入力回線#INのVOQ(論理
出力キュー)#Oの要求数を示す。
例のフローチャートを示す。なお、Nは全入力回線数、
INは入力回線番号、O,OUT,Iそれぞれは中間変
数、要求(IN,O)は入力回線#INのVOQ(論理
出力キュー)#Oの要求数を示す。
【0042】同図中、ステップS10では、最優先入力
回線の最優先出力回線が第1優先で処理されるパターン
を選択する。次に、ステップS12で選択したパターン
の処理順序に従ってスケジューリング処理を実施する。
次に、ステップS14〜S30を入力回線毎に実施す
る。
回線の最優先出力回線が第1優先で処理されるパターン
を選択する。次に、ステップS12で選択したパターン
の処理順序に従ってスケジューリング処理を実施する。
次に、ステップS14〜S30を入力回線毎に実施す
る。
【0043】ステップS14では現在の入力回線INの
最優先出力回線をOに格納する。次に、ステップS16
で要求(IN,O)>0で、かつ、確定回線がOである
か、または、要求(IN,O)=0であるかを判別し、
この条件を満足すればステップS18に進み、要求(I
N,O)>0で、かつ、確定回線がOでなければステッ
プS30に進む。
最優先出力回線をOに格納する。次に、ステップS16
で要求(IN,O)>0で、かつ、確定回線がOである
か、または、要求(IN,O)=0であるかを判別し、
この条件を満足すればステップS18に進み、要求(I
N,O)>0で、かつ、確定回線がOでなければステッ
プS30に進む。
【0044】ステップS18では確定回線の要求数を1
だけ減算し、ステップS20で入力回線#INの確定回
線をOUTに格納した後、ステップS22でOUT+1
MOD Nを演算してOUTに格納する。そして、ス
テップS24で全出力回線について検証済みか否かを判
別し、検証済みでなければステップS26で入力回線#
OのVOQ#OUTに要求があるか否かを判別する。
だけ減算し、ステップS20で入力回線#INの確定回
線をOUTに格納した後、ステップS22でOUT+1
MOD Nを演算してOUTに格納する。そして、ス
テップS24で全出力回線について検証済みか否かを判
別し、検証済みでなければステップS26で入力回線#
OのVOQ#OUTに要求があるか否かを判別する。
【0045】ここで、要求がなければステップS22に
進み、要求があればステップS28でOUTに格納され
ている回線番号をOに格納されている回線番号の最優先
出力回線に新たに設定してステップS32に進む。ま
た、ステップS24で検証済みであればステップS32
に進む。一方、ステップS16で要求(IN,O)>0
で、かつ、確定回線がOでない場合にはステップS30
で確定回線の要求数を1だけ減算してステップS32に
進む。
進み、要求があればステップS28でOUTに格納され
ている回線番号をOに格納されている回線番号の最優先
出力回線に新たに設定してステップS32に進む。ま
た、ステップS24で検証済みであればステップS32
に進む。一方、ステップS16で要求(IN,O)>0
で、かつ、確定回線がOでない場合にはステップS30
で確定回線の要求数を1だけ減算してステップS32に
進む。
【0046】ステップS32では現在の最優先入力回線
をIに格納する。次に、ステップS34でI+1 MO
D Nを演算してIに格納する。そして、ステップS3
6で全入力回線について検証済みか否かを判別し、検証
済みでなければステップS38で入力回線#Iのいずれ
かのVOQに要求があるか否かを判別する。ここで、要
求がなければステップS34に進み、要求があればステ
ップS40でIに格納されている回線番号を最優先入力
回線に新たに設定して処理を終了する。また、ステップ
S36で検証済みであれば処理を終了する。
をIに格納する。次に、ステップS34でI+1 MO
D Nを演算してIに格納する。そして、ステップS3
6で全入力回線について検証済みか否かを判別し、検証
済みでなければステップS38で入力回線#Iのいずれ
かのVOQに要求があるか否かを判別する。ここで、要
求がなければステップS34に進み、要求があればステ
ップS40でIに格納されている回線番号を最優先入力
回線に新たに設定して処理を終了する。また、ステップ
S36で検証済みであれば処理を終了する。
【0047】ここで、第1実施例のスケジューリング処
理に基づき、スケジューリング判定処理および最優先入
力回線/最優先出力回線の更新について説明する。ここ
でも4×4スイッチを用いており、従って、順序パター
ンは図4に示す4つのパターンである。図7〜図10に
スケジューリングサイクル毎のポインタ初期値、使用処
理パターン、スケジューリング要求の有無、スケジュー
リング結果、ポインタ更新後のポインタ値を示す。スケ
ジューリング要求有無は、リクエスト管理部22によっ
て管理されており、リクエスト数が1以上のものをリク
エストありと判断している。なお、図中、丸印が付いて
いるものがリクエストありを意味し、例えば、図7の第
1優先では入力回線#1から出力回線#1のリクエスト
と、入力回線#2から出力回線#2のリクエストが存在
し、入力回線#0と#3についてはリクエストが無いこ
とを表している。なお、スケジューリング要求数は、入
力バッファからのリクエスト受信時にインクリメント
し、スケジューリング完了時にデクリメントすることに
よって管理される。ここでは、簡略化のため、現在リク
エストのある回線に2個以上のリクエストが存在するこ
ととし、スケジューリング前とスケジューリング後でリ
クエスト有無状態が変わらない例を用いている。
理に基づき、スケジューリング判定処理および最優先入
力回線/最優先出力回線の更新について説明する。ここ
でも4×4スイッチを用いており、従って、順序パター
ンは図4に示す4つのパターンである。図7〜図10に
スケジューリングサイクル毎のポインタ初期値、使用処
理パターン、スケジューリング要求の有無、スケジュー
リング結果、ポインタ更新後のポインタ値を示す。スケ
ジューリング要求有無は、リクエスト管理部22によっ
て管理されており、リクエスト数が1以上のものをリク
エストありと判断している。なお、図中、丸印が付いて
いるものがリクエストありを意味し、例えば、図7の第
1優先では入力回線#1から出力回線#1のリクエスト
と、入力回線#2から出力回線#2のリクエストが存在
し、入力回線#0と#3についてはリクエストが無いこ
とを表している。なお、スケジューリング要求数は、入
力バッファからのリクエスト受信時にインクリメント
し、スケジューリング完了時にデクリメントすることに
よって管理される。ここでは、簡略化のため、現在リク
エストのある回線に2個以上のリクエストが存在するこ
ととし、スケジューリング前とスケジューリング後でリ
クエスト有無状態が変わらない例を用いている。
【0048】はじめにスケジューリング処理の動作概要
について説明する。図7のスケジューリングサイクル#
1におけるスケジューリング順序パターンは、最優先入
力回線が#2で、入力回線#2の最優先出力回線が#2
であることから、入力回線#2,出力回線#2が第1優
先で処理される順序パターン#1を使用する。スケジュ
ーリング処理は、上記順序パターンの第1優先から第N
優先まで順次N並列で、スケジューリングの可否を判定
して行く。
について説明する。図7のスケジューリングサイクル#
1におけるスケジューリング順序パターンは、最優先入
力回線が#2で、入力回線#2の最優先出力回線が#2
であることから、入力回線#2,出力回線#2が第1優
先で処理される順序パターン#1を使用する。スケジュ
ーリング処理は、上記順序パターンの第1優先から第N
優先まで順次N並列で、スケジューリングの可否を判定
して行く。
【0049】ここで、スケジューリングの可否は、自入
力回線が未確定、かつスケジューリング対象の出力回線
が未確定、かつリクエスト情報有りのときスケジューリ
ング可能と判定し、これらの条件が一致しなければ不可
と判定する。スケジューリング可能と判定された場合に
は、自入力回線番号と当該出力回線番号とを確定済みの
状態として、スケジューリング結果を保持する。例えば
第1優先処理では、全ての入力回線が未確定であり、ま
た全ての出力回線が未確定である。従って、スケジュー
リング要求のある入力回線#1と入力回線#2は条件を
全て満たしているため、これらはスケジューリング可能
と判定される。図中では、スケジューリングが確定した
状態を梨地の丸印で示している。
力回線が未確定、かつスケジューリング対象の出力回線
が未確定、かつリクエスト情報有りのときスケジューリ
ング可能と判定し、これらの条件が一致しなければ不可
と判定する。スケジューリング可能と判定された場合に
は、自入力回線番号と当該出力回線番号とを確定済みの
状態として、スケジューリング結果を保持する。例えば
第1優先処理では、全ての入力回線が未確定であり、ま
た全ての出力回線が未確定である。従って、スケジュー
リング要求のある入力回線#1と入力回線#2は条件を
全て満たしているため、これらはスケジューリング可能
と判定される。図中では、スケジューリングが確定した
状態を梨地の丸印で示している。
【0050】次に、第2優先処理では、入力回線#0が
出力回線#1のリクエストを持っているが、既に入力回
線#1によって出力回線#1は確定済みであるため判定
条件に一致せず、確定することができない。また、入力
回線#2は出力回線#3のリクエストを持っているが既
に自入力回線が確定済みであるため判定条件に一致しな
い。従って、この第2優先処理ではどの回線も確定を行
うことができない。また、第3優先処理も同ように全て
の回線で条件一致しない。そして、第4優先処理におい
て、入力回線#0の出力回線#3が条件一致となり確定
となる。
出力回線#1のリクエストを持っているが、既に入力回
線#1によって出力回線#1は確定済みであるため判定
条件に一致せず、確定することができない。また、入力
回線#2は出力回線#3のリクエストを持っているが既
に自入力回線が確定済みであるため判定条件に一致しな
い。従って、この第2優先処理ではどの回線も確定を行
うことができない。また、第3優先処理も同ように全て
の回線で条件一致しない。そして、第4優先処理におい
て、入力回線#0の出力回線#3が条件一致となり確定
となる。
【0051】この結果、スケジューリングサイクル#1
のスケジューリングの結果として以下の結果が得られ
る。入力回線#0を出力回線#3に接続、入力回線#1
を出力回線#1に接続、入力回線#2を出力回線#2に
接続、入力回線#3は無し(読み出し不可)とする。次
に、最優先入力回線の更新処理について説明する。最優
先入力回線の更新は、スケジューリング完了後のリクエ
スト有無情報に基づき、スケジューリング要求を持つ入
力回線を優先的に選択するようにする。ここでは、現在
の最優先入力回線+1 MOD N から検索を開始し
て、最初に検出されたリクエストを持つ入力回線を次回
の最優先入力回線としている。図7のスケジューリング
サイクル#1では、現最優先入力回線が#2であり、2
+1 の入力回線#3から検索を開始し、最初にリクエ
ストが存在する回線として検出された入力回線#3を次
回の最優先入力回線としている。図中、ポインタ更新の
有無を明確にするため、更新を行った部分に下線を付し
ている。
のスケジューリングの結果として以下の結果が得られ
る。入力回線#0を出力回線#3に接続、入力回線#1
を出力回線#1に接続、入力回線#2を出力回線#2に
接続、入力回線#3は無し(読み出し不可)とする。次
に、最優先入力回線の更新処理について説明する。最優
先入力回線の更新は、スケジューリング完了後のリクエ
スト有無情報に基づき、スケジューリング要求を持つ入
力回線を優先的に選択するようにする。ここでは、現在
の最優先入力回線+1 MOD N から検索を開始し
て、最初に検出されたリクエストを持つ入力回線を次回
の最優先入力回線としている。図7のスケジューリング
サイクル#1では、現最優先入力回線が#2であり、2
+1 の入力回線#3から検索を開始し、最初にリクエ
ストが存在する回線として検出された入力回線#3を次
回の最優先入力回線としている。図中、ポインタ更新の
有無を明確にするため、更新を行った部分に下線を付し
ている。
【0052】なお、全入力回線にスケジューリング要求
が無い場合には、現ポインタ値+1MOD Nを次回の
最優先入力回線としても良いし、現最優先入力回線を保
持しても良い。図7では、次回の最優先入力回線を現ポ
インタ値+1 MOD Nにより決定しているが、スケ
ジューリング要求を持つ回線が優先的に選択されれぱど
のような方法で最優先入力回線を決定しても良い。ま
た、リクエストの有無によって最優先入力回線を決定す
るのではなく、単純にラウンドロビン制御で各回線を均
等に選択しても良い。
が無い場合には、現ポインタ値+1MOD Nを次回の
最優先入力回線としても良いし、現最優先入力回線を保
持しても良い。図7では、次回の最優先入力回線を現ポ
インタ値+1 MOD Nにより決定しているが、スケ
ジューリング要求を持つ回線が優先的に選択されれぱど
のような方法で最優先入力回線を決定しても良い。ま
た、リクエストの有無によって最優先入力回線を決定す
るのではなく、単純にラウンドロビン制御で各回線を均
等に選択しても良い。
【0053】次に、各入力回線の最優先出力回線の更新
処理について説明する。入力回線内の複数の出力回線を
公平にスケジューリングするため、各入力回線のスケジ
ューリング結果とスケジューリング要求有無に基づき、
入力回線毎に独立に最優先出力回線の更新を行う。更新
処理には大きく分けて以下の2通りの更新論理がある。
処理について説明する。入力回線内の複数の出力回線を
公平にスケジューリングするため、各入力回線のスケジ
ューリング結果とスケジューリング要求有無に基づき、
入力回線毎に独立に最優先出力回線の更新を行う。更新
処理には大きく分けて以下の2通りの更新論理がある。
【0054】第一の更新論理は、スケジューリング時に
現最優先出力回線にリクエストがあり、かつ、その出力
回線が確定できなかった場合に、確定回線番号に拘わら
ず現最優先出力回線番号を保持する。
現最優先出力回線にリクエストがあり、かつ、その出力
回線が確定できなかった場合に、確定回線番号に拘わら
ず現最優先出力回線番号を保持する。
【0055】第2の更新論理は、スケジューリング時に
現最優先出力回線にリクエストがあり、かつ、その最優
先出力回線を確定した場合、あるいはスケジューリング
時に現優先出力回線にリクエストが無く、かつ、いずれ
かの出力回線が確定できた場合のいずれかに該当する場
合は、確定した出力回線番号+1 MOD Nから検索
を開始して、スケジューリング要求を持つ出力回線の中
で最初に検出された出力回線を次回の最優先出力回線と
する。
現最優先出力回線にリクエストがあり、かつ、その最優
先出力回線を確定した場合、あるいはスケジューリング
時に現優先出力回線にリクエストが無く、かつ、いずれ
かの出力回線が確定できた場合のいずれかに該当する場
合は、確定した出力回線番号+1 MOD Nから検索
を開始して、スケジューリング要求を持つ出力回線の中
で最初に検出された出力回線を次回の最優先出力回線と
する。
【0056】なお、上記検索の結果、全出力回線のリク
エストが無い場合には、現最優先出力回線を保持しても
良いし、現量優先出力回線+1 MOD Nの出力回線
としても良い。
エストが無い場合には、現最優先出力回線を保持しても
良いし、現量優先出力回線+1 MOD Nの出力回線
としても良い。
【0057】図7にて上記の更新処理を説明すると、ま
ず入力回線#0は現最優先出力回線#2にリクエストが
無く出力回線#3が確定されたため、確定回線(#3)
+1MOD N (=0)で得られる出力回線#0から
検索を開始して、最初に検出されたリクエストを有する
出力回線#1を次回の最優先出力回線とする。入力回線
#1および入力回線#3は現最優先出力回線(入力回線
#1は出力回線#3,入力回線#3は出力回線#1)に
リクエストがあり、その回線が確定できなかったため、
現最優先出力回線を保持する。このため、入力回線#1
と#3の最優先出力回線は更新されていない。また、入
力回線#2は、現最優先出力回線#2にリクエストがあ
り、かつ、その回線を確定したため、確定回線(#2)
+1MOD Nから検索を開始して最初に検出されたリ
クエストを有する出力回線#3を次回の最優先出力回線
とする。
ず入力回線#0は現最優先出力回線#2にリクエストが
無く出力回線#3が確定されたため、確定回線(#3)
+1MOD N (=0)で得られる出力回線#0から
検索を開始して、最初に検出されたリクエストを有する
出力回線#1を次回の最優先出力回線とする。入力回線
#1および入力回線#3は現最優先出力回線(入力回線
#1は出力回線#3,入力回線#3は出力回線#1)に
リクエストがあり、その回線が確定できなかったため、
現最優先出力回線を保持する。このため、入力回線#1
と#3の最優先出力回線は更新されていない。また、入
力回線#2は、現最優先出力回線#2にリクエストがあ
り、かつ、その回線を確定したため、確定回線(#2)
+1MOD Nから検索を開始して最初に検出されたリ
クエストを有する出力回線#3を次回の最優先出力回線
とする。
【0058】なお、上記実施例では、確定回線+1 M
OD Nにより次回の最優先出力回線を決定している
が、リクエストを有する出力回線を優先的に選択すれぱ
どのような方法で決定しても良い。また、リクエストの
無い回線をスキップするような処理ではなく、単純なラ
ウンドロビン制御によって各出力回線を選択するように
しても良い。
OD Nにより次回の最優先出力回線を決定している
が、リクエストを有する出力回線を優先的に選択すれぱ
どのような方法で決定しても良い。また、リクエストの
無い回線をスキップするような処理ではなく、単純なラ
ウンドロビン制御によって各出力回線を選択するように
しても良い。
【0059】図8に示すスケジューリングサイクル#2
では、スケジューリングサイクル#1の最優先回線更新
の結果を受けて、入力回線#3,出力回線#1が第1優
先で処理されるパターン#3に従い同様の手順でスケジ
ューリングを行う。また、図9に示すスケジューリング
サイクル#3では、スケジューリングサイクル#2の最
優先回線更新の結果を受けて、入力回線#0,出力回線
#1が第1優先で処理されるパターン#2に従い同様の
手順でスケジューリングを行う。さらに、図10に示す
スケジューリングサイクル#4では、スケジューリング
サイクル#3の最優先回線更新の結果を受けて、入力回
線#1,出力回線#1が第1優先で処理されるパターン
#1に従い同様の手順でスケジューリングを行う。
では、スケジューリングサイクル#1の最優先回線更新
の結果を受けて、入力回線#3,出力回線#1が第1優
先で処理されるパターン#3に従い同様の手順でスケジ
ューリングを行う。また、図9に示すスケジューリング
サイクル#3では、スケジューリングサイクル#2の最
優先回線更新の結果を受けて、入力回線#0,出力回線
#1が第1優先で処理されるパターン#2に従い同様の
手順でスケジューリングを行う。さらに、図10に示す
スケジューリングサイクル#4では、スケジューリング
サイクル#3の最優先回線更新の結果を受けて、入力回
線#1,出力回線#1が第1優先で処理されるパターン
#1に従い同様の手順でスケジューリングを行う。
【0060】上記実施例では、スケジューリング前とス
ケジューリング後でスケジューリング要求有無状態が変
わらず(リクエストが2個以上存在する)、なおかつ、
全ての入力回線がリクエストを持っているケースについ
て説明を行ったが、図11に示すようなスケジューリン
グ前とスケジューリング後とでスケジューリング要求有
無状態が異なり、更にある入力回線のリクエストがゼロ
になる場合の最優先入力回線の更新処理について説明す
る。
ケジューリング後でスケジューリング要求有無状態が変
わらず(リクエストが2個以上存在する)、なおかつ、
全ての入力回線がリクエストを持っているケースについ
て説明を行ったが、図11に示すようなスケジューリン
グ前とスケジューリング後とでスケジューリング要求有
無状態が異なり、更にある入力回線のリクエストがゼロ
になる場合の最優先入力回線の更新処理について説明す
る。
【0061】図11の左側半分は、あるスケジューリン
グサイクルにおけるスケジューリング処理前のスケジュ
ーリング要求有無の状態を示しており、右側半分がスケ
ジューリング後のリクエスト有無状態を表している。こ
の例では、今回のスケジューリング処理で、入力回線#
1,出力回線#1と、入力回線#2,出力回線#0が確
定され、それぞれのリクエスト数がデクリメントされた
結果、これらの回線のリクエスト数がゼロになったこと
を表している。
グサイクルにおけるスケジューリング処理前のスケジュ
ーリング要求有無の状態を示しており、右側半分がスケ
ジューリング後のリクエスト有無状態を表している。こ
の例では、今回のスケジューリング処理で、入力回線#
1,出力回線#1と、入力回線#2,出力回線#0が確
定され、それぞれのリクエスト数がデクリメントされた
結果、これらの回線のリクエスト数がゼロになったこと
を表している。
【0062】最優先入力回線の更新処理は、上記実施例
で説明したように現最優先入力回線+1 MOD Nか
ら検索を開始して、最初に検出されるリクエスト情報を
もつ入力回線を選択する。すなわち、入力回線#0+1
MOD N(=1)で得られる入力回線#1から検索
を開始して、最初に見つかるリクエストを有する入力回
線#3が次回の最優先入力回線となる。なお、スケジュ
ーリング後にリクエストがゼロになった入力回線#1と
#2の最優先出力回線の更新処理では、確定回線+1を
次回の最優先出力回線としている。
で説明したように現最優先入力回線+1 MOD Nか
ら検索を開始して、最初に検出されるリクエスト情報を
もつ入力回線を選択する。すなわち、入力回線#0+1
MOD N(=1)で得られる入力回線#1から検索
を開始して、最初に見つかるリクエストを有する入力回
線#3が次回の最優先入力回線となる。なお、スケジュ
ーリング後にリクエストがゼロになった入力回線#1と
#2の最優先出力回線の更新処理では、確定回線+1を
次回の最優先出力回線としている。
【0063】このように、スケジューリングサイクル毎
に、最優先入力回線の最優先出力回線が第1優先で処理
される順序に従ってスケジューリングを行うことによ
り、他の入力回線が最優先回線のときは、自入力回線内
で本来最優先で処理したい回線とは異なる回線をスケジ
ューリングすることがあるが、自入力回線が最優先回線
となったときには、必ず自回線内の最優先出力回線をス
ケジューリングすることができる。このため、従来方式
では特定の入力回線間でいずれか一方の回線が常に優先
されてしまう問題があったが、上記の処理により、各入
力回線内の出力回線を公平にスケジューリングすること
ができ、効率の良いスケジューリングが可能となる。
に、最優先入力回線の最優先出力回線が第1優先で処理
される順序に従ってスケジューリングを行うことによ
り、他の入力回線が最優先回線のときは、自入力回線内
で本来最優先で処理したい回線とは異なる回線をスケジ
ューリングすることがあるが、自入力回線が最優先回線
となったときには、必ず自回線内の最優先出力回線をス
ケジューリングすることができる。このため、従来方式
では特定の入力回線間でいずれか一方の回線が常に優先
されてしまう問題があったが、上記の処理により、各入
力回線内の出力回線を公平にスケジューリングすること
ができ、効率の良いスケジューリングが可能となる。
【0064】次に、優先回線を優先的にスケジューリン
グする第2実施例について説明する。同一入力回線から
異なる出力回線へのトラヒックの割合が大きく異なる場
合に、第1実施例のように各出力回線を均等に選択する
方式を用いると、高負荷の出力回線のスループットが劣
化する問題がある。これを回避する方法として、各出力
回線の負荷に応じて出力回線を選択する方法があるが、
動的に変化する負荷に追従して高速に選択論理を切り替
えることが難しい。これに対して、簡易的な実現手段と
して一定周期毎に滞留パケット数を監視し、滞留パケッ
トが存在するVOQ(負荷の高い回線)を優先回線とし
て判定し、スケジューリングの際に優先回線を優先的に
選択することにより、各出力回線の負荷に応じて公平に
スケジューリングすることができる図12は、第2実施
例の概要を示す。ここでは、ある入力回線におけるパケ
ット到着及びパケット送出の流れを示している。前の一
定周期(前周期)にシーケンス番号0〜5のパケットが
到着し、このうちシーケンス番号(SN)0,1のパケ
ットだけが前周期内で送出されている。また、現周期で
はシーケンス番号6〜9のパケットが到着している。な
お、上記の優先回線・非優先回線の判定は、一定周期の
最後の時刻で行われる。判定処理ではパケットが滞留し
ている出力回線を優先回線、パケットの滞留していない
回線を非優先回線とする。
グする第2実施例について説明する。同一入力回線から
異なる出力回線へのトラヒックの割合が大きく異なる場
合に、第1実施例のように各出力回線を均等に選択する
方式を用いると、高負荷の出力回線のスループットが劣
化する問題がある。これを回避する方法として、各出力
回線の負荷に応じて出力回線を選択する方法があるが、
動的に変化する負荷に追従して高速に選択論理を切り替
えることが難しい。これに対して、簡易的な実現手段と
して一定周期毎に滞留パケット数を監視し、滞留パケッ
トが存在するVOQ(負荷の高い回線)を優先回線とし
て判定し、スケジューリングの際に優先回線を優先的に
選択することにより、各出力回線の負荷に応じて公平に
スケジューリングすることができる図12は、第2実施
例の概要を示す。ここでは、ある入力回線におけるパケ
ット到着及びパケット送出の流れを示している。前の一
定周期(前周期)にシーケンス番号0〜5のパケットが
到着し、このうちシーケンス番号(SN)0,1のパケ
ットだけが前周期内で送出されている。また、現周期で
はシーケンス番号6〜9のパケットが到着している。な
お、上記の優先回線・非優先回線の判定は、一定周期の
最後の時刻で行われる。判定処理ではパケットが滞留し
ている出力回線を優先回線、パケットの滞留していない
回線を非優先回線とする。
【0065】また、優先/非優先を判定するとともに滞
留パケット数を保持する。ここでは、前周期の最後の時
刻において、VOQ#0に3パケット、VOQ#1に1
パケットの滞留パケットが存在するため、これらの値が
保持される。なお、上記の値は、次周期において本滞留
パケットが送出されたときに減算され、ゼロになった時
点でその出力回線が非優先回線と見なされる(非優先回
線は次周期の間は常時非優先回線のままである)。図
中、網掛け表示のパケットは前周期到着パケットであ
り、網掛け表示されてないパケットは現周期到着パケッ
トである。ちなみに、時点Tnowにおけるバッファの
滞留状態は図に示すような状態となっている。
留パケット数を保持する。ここでは、前周期の最後の時
刻において、VOQ#0に3パケット、VOQ#1に1
パケットの滞留パケットが存在するため、これらの値が
保持される。なお、上記の値は、次周期において本滞留
パケットが送出されたときに減算され、ゼロになった時
点でその出力回線が非優先回線と見なされる(非優先回
線は次周期の間は常時非優先回線のままである)。図
中、網掛け表示のパケットは前周期到着パケットであ
り、網掛け表示されてないパケットは現周期到着パケッ
トである。ちなみに、時点Tnowにおけるバッファの
滞留状態は図に示すような状態となっている。
【0066】スケジューリング処理の際は、上記優先出
力回線を優先的にスケジューリングを行う。即ち、現周
期では優先回線であるVOQ#0とVOQ#1を他のV
OQよりも優先的に選択する。このため、現周期では、
まず優先回線であるVOQ#0のシーケンス番号2のパ
ケットが送出される。次に、非優先回線であるVOQ#
N−1のシーケンス番号6のパケットが送出されている
が、これはVOQ#0とVOQ#1を優先的に選択しよ
うとしたが、既に他の入力回線によってスケジューリン
グされていたために選択することができず、その代わり
に非優先回線のVOQ#N−1が選択されたためであ
る。以降も同ように優先回線が優先的に選択され、上記
に続いてVOQ#0(シーケンス番号4),VOQ#1
(シーケンス番号3)のパケットが送出される。なお、
シーケンス番号3のパケットが送出された時点でVOQ
#1の前周期に到着したパケットが全て読み出されたた
め、VOQ#1を非優先回線とし、以降はVOQ#0だ
けが優先回線となる。
力回線を優先的にスケジューリングを行う。即ち、現周
期では優先回線であるVOQ#0とVOQ#1を他のV
OQよりも優先的に選択する。このため、現周期では、
まず優先回線であるVOQ#0のシーケンス番号2のパ
ケットが送出される。次に、非優先回線であるVOQ#
N−1のシーケンス番号6のパケットが送出されている
が、これはVOQ#0とVOQ#1を優先的に選択しよ
うとしたが、既に他の入力回線によってスケジューリン
グされていたために選択することができず、その代わり
に非優先回線のVOQ#N−1が選択されたためであ
る。以降も同ように優先回線が優先的に選択され、上記
に続いてVOQ#0(シーケンス番号4),VOQ#1
(シーケンス番号3)のパケットが送出される。なお、
シーケンス番号3のパケットが送出された時点でVOQ
#1の前周期に到着したパケットが全て読み出されたた
め、VOQ#1を非優先回線とし、以降はVOQ#0だ
けが優先回線となる。
【0067】同ように処理を繰り返してゆき、VOQ#
0の最後の前周期到着パケット(シーケンス番号5)が
送出された時点で、全ての出力回線が非優先回線とな
る。このように、一定周期毎に滞留パケットを有する出
力回線を判定して、前周期到着の滞留パケットが無くな
るまでその回線を優先的に選択することによって、結果
として負荷の高い出力回線を優先的に選択することとな
り、不均等なトラヒックでも負荷に応じたスケジューリ
ングが可能となる。
0の最後の前周期到着パケット(シーケンス番号5)が
送出された時点で、全ての出力回線が非優先回線とな
る。このように、一定周期毎に滞留パケットを有する出
力回線を判定して、前周期到着の滞留パケットが無くな
るまでその回線を優先的に選択することによって、結果
として負荷の高い出力回線を優先的に選択することとな
り、不均等なトラヒックでも負荷に応じたスケジューリ
ングが可能となる。
【0068】次に上記の優先回線を優先的にスケジュー
リングする処理方式について説明する。スケジューリン
グの実現方法として、3つの実現方法がある。
リングする処理方式について説明する。スケジューリン
グの実現方法として、3つの実現方法がある。
【0069】第1の実現方法は、スケジューリング処理
の際は優先回線、非優先回線を意識せずに一括してリク
エストのある回線を対象としてスケジューリングし、最
優先出力回線を更新する際に優先回線を優先的に次回の
最優先出力回線とする方法である。第2の実現方法は、
常時、優先回線を優先的に処理する方法である。第3の
実現方法は、優先回線と非優先回線の処理を並列に処理
する方法である。
の際は優先回線、非優先回線を意識せずに一括してリク
エストのある回線を対象としてスケジューリングし、最
優先出力回線を更新する際に優先回線を優先的に次回の
最優先出力回線とする方法である。第2の実現方法は、
常時、優先回線を優先的に処理する方法である。第3の
実現方法は、優先回線と非優先回線の処理を並列に処理
する方法である。
【0070】図13,図14は優先スケジューリング一
括処理の一実施例のフローチャートを示す。ここで、要
求Aは前周期到着パケットがある場合に出され、要求B
は現期到着パケットがある場合に出され、要求A(I
N,O)は入力回線#INについてのVOQ#Oの前周
期到着要求数を表し、要求B(IN,O)は入力回線#
INについてのVOQ#Oの現周期到着要求数を表す。
括処理の一実施例のフローチャートを示す。ここで、要
求Aは前周期到着パケットがある場合に出され、要求B
は現期到着パケットがある場合に出され、要求A(I
N,O)は入力回線#INについてのVOQ#Oの前周
期到着要求数を表し、要求B(IN,O)は入力回線#
INについてのVOQ#Oの現周期到着要求数を表す。
【0071】図13において、ステップS50では、最
優先入力回線の最優先出力回線が第1優先で処理される
パターンを選択する。次に、ステップS52で選択した
パターンの処理順序に従ってスケジューリング処理を実
施する。次に、ステップS54〜S70を入力回線毎に
実施する。
優先入力回線の最優先出力回線が第1優先で処理される
パターンを選択する。次に、ステップS52で選択した
パターンの処理順序に従ってスケジューリング処理を実
施する。次に、ステップS54〜S70を入力回線毎に
実施する。
【0072】ステップS54では現在の入力回線INの
最優先出力回線をOに格納する。次に、ステップS56
で要求A(IN,O)>0で、かつ、確定回線がOであ
るか、または、要求A(IN,O)=0であるかを判別
し、この条件を満足すればステップS58に進み、この
条件を満足しなければステップS70に進む。
最優先出力回線をOに格納する。次に、ステップS56
で要求A(IN,O)>0で、かつ、確定回線がOであ
るか、または、要求A(IN,O)=0であるかを判別
し、この条件を満足すればステップS58に進み、この
条件を満足しなければステップS70に進む。
【0073】ステップS58では優先回線についてのみ
確定回線の要求数を1だけ減算し、ステップS60で入
力回線#INの確定回線をOUTに格納した後、ステッ
プS62でOUT+1 MOD Nを演算してOUTに
格納する。そして、ステップS64で全出力回線につい
て検証済みか否かを判別し、検証済みでなければステッ
プS66で入力回線#OのVOQ#OUTに要求Aがあ
るか否かを判別する。
確定回線の要求数を1だけ減算し、ステップS60で入
力回線#INの確定回線をOUTに格納した後、ステッ
プS62でOUT+1 MOD Nを演算してOUTに
格納する。そして、ステップS64で全出力回線につい
て検証済みか否かを判別し、検証済みでなければステッ
プS66で入力回線#OのVOQ#OUTに要求Aがあ
るか否かを判別する。
【0074】ここで、要求AがなければステップS62
に進み、要求AがあればステップS68でOUTに格納
されている回線番号をOに格納されている回線番号の最
優先出力回線に新たに設定して図14のステップS74
に進む。また、ステップS64で検証済みであればステ
ップS74に進む。一方、ステップS56で条件を満足
しなければステップS70で優先回線についてのみ確定
回線の要求数を1だけ減算してステップS74に進む。
に進み、要求AがあればステップS68でOUTに格納
されている回線番号をOに格納されている回線番号の最
優先出力回線に新たに設定して図14のステップS74
に進む。また、ステップS64で検証済みであればステ
ップS74に進む。一方、ステップS56で条件を満足
しなければステップS70で優先回線についてのみ確定
回線の要求数を1だけ減算してステップS74に進む。
【0075】図14ではステップS74〜S90を入力
回線毎に実施する。ステップS74では現在の入力回線
INの最優先出力回線をOに格納する。次に、ステップ
S76で要求B(IN,O)>0で、かつ、確定回線が
Oであるか、または、要求B(IN,O)=0であるか
を判別し、この条件を満足すればステップS78に進
み、この条件を満足しなければステップS90に進む。
回線毎に実施する。ステップS74では現在の入力回線
INの最優先出力回線をOに格納する。次に、ステップ
S76で要求B(IN,O)>0で、かつ、確定回線が
Oであるか、または、要求B(IN,O)=0であるか
を判別し、この条件を満足すればステップS78に進
み、この条件を満足しなければステップS90に進む。
【0076】ステップS78では非優先回線についての
み確定回線の要求数を1だけ減算し、ステップS80で
入力回線#INの確定回線をOUTに格納した後、ステ
ップS82でOUT+1 MOD Nを演算してOUT
に格納する。そして、ステップS84で全出力回線につ
いて検証済みか否かを判別し、検証済みでなければステ
ップS86で入力回線#OのVOQ#OUTに要求Bが
あるか否かを判別する。
み確定回線の要求数を1だけ減算し、ステップS80で
入力回線#INの確定回線をOUTに格納した後、ステ
ップS82でOUT+1 MOD Nを演算してOUT
に格納する。そして、ステップS84で全出力回線につ
いて検証済みか否かを判別し、検証済みでなければステ
ップS86で入力回線#OのVOQ#OUTに要求Bが
あるか否かを判別する。
【0077】ここで、要求BがなければステップS82
に進み、要求BがあればステップS88でOUTに格納
されている回線番号をOに格納されている回線番号の最
優先出力回線に新たに設定してステップS92に進む。
また、ステップS84で検証済みであればステップS9
2に進む。一方、ステップS76で要求(IN,O)>
0で、かつ、確定回線がOである場合にはステップS9
0で非優先回線についてのみ確定回線の要求数を1だけ
減算してステップS92に進む。ステップS92では現
在の最優先入力回線を更新して処理を終了する。
に進み、要求BがあればステップS88でOUTに格納
されている回線番号をOに格納されている回線番号の最
優先出力回線に新たに設定してステップS92に進む。
また、ステップS84で検証済みであればステップS9
2に進む。一方、ステップS76で要求(IN,O)>
0で、かつ、確定回線がOである場合にはステップS9
0で非優先回線についてのみ確定回線の要求数を1だけ
減算してステップS92に進む。ステップS92では現
在の最優先入力回線を更新して処理を終了する。
【0078】図15を用いて動作例を説明する。図中、
丸印は前周期到着パケット(リクエスト)が有ることを
示し、四角印は現周期到着パケットが有ることを示して
おり、両方の印がある部分は両方のパケットが存在する
ことを示し、星印は最優先入力回線を示している。言い
換えれば、丸印(丸印と四角印の両方を含む)のついて
いる出力回線が優先出力回線を示す。但し、スケジュー
リング処理ではこれらを一切気にせず、丸印あるいは四
角印の付いているリクエストが存在する回線をスケジュ
ーリング対象とする。
丸印は前周期到着パケット(リクエスト)が有ることを
示し、四角印は現周期到着パケットが有ることを示して
おり、両方の印がある部分は両方のパケットが存在する
ことを示し、星印は最優先入力回線を示している。言い
換えれば、丸印(丸印と四角印の両方を含む)のついて
いる出力回線が優先出力回線を示す。但し、スケジュー
リング処理ではこれらを一切気にせず、丸印あるいは四
角印の付いているリクエストが存在する回線をスケジュ
ーリング対象とする。
【0079】例えば、第1優先処理では、入力回線#
0,#1,#2にリクエストが存在し、なおかつ、それ
らが未確定であるために確定となる。図中、確定済みを
梨地で示す。スケジューリング処理では優先/非優先を
意識しない反面、最優先出力回線を更新する際に優先回
線を優先的に選択する。例えば、入力回線#0の現最優
先出力回線は#2であり、またこの回線が今回確定でき
たため、確定回線(#2)+1 MOD N(=3)か
ら検索を開始し、最初に検出された優先回線(優先回線
は必ずパケットが存在するためパケット有無は判定しな
くても良い)を次回の最優先出力回線とする。
0,#1,#2にリクエストが存在し、なおかつ、それ
らが未確定であるために確定となる。図中、確定済みを
梨地で示す。スケジューリング処理では優先/非優先を
意識しない反面、最優先出力回線を更新する際に優先回
線を優先的に選択する。例えば、入力回線#0の現最優
先出力回線は#2であり、またこの回線が今回確定でき
たため、確定回線(#2)+1 MOD N(=3)か
ら検索を開始し、最初に検出された優先回線(優先回線
は必ずパケットが存在するためパケット有無は判定しな
くても良い)を次回の最優先出力回線とする。
【0080】このため、次回の最優先出力回線は、非優
先回線のVOQ#3ではなく、VOQ#1が選択され
る。同ように、入力回線#2についても、確定回線が#
0であり、確定回線(#0)+1 MOD N(=1)
から検索を開始して、最初に検出される回線(VOQ#
0)を次回の最優先出力回線としている。入力回線#2
は、最優先回線がVOQ#0だけのため、次回の最優先
回線もVOQ#0となっている。
先回線のVOQ#3ではなく、VOQ#1が選択され
る。同ように、入力回線#2についても、確定回線が#
0であり、確定回線(#0)+1 MOD N(=1)
から検索を開始して、最初に検出される回線(VOQ#
0)を次回の最優先出力回線としている。入力回線#2
は、最優先回線がVOQ#0だけのため、次回の最優先
回線もVOQ#0となっている。
【0081】ここで、入力回線#1のスケジューリング
結果に着目してみると、入力回線#1内には優先回線
(VOQ#1,VOQ#2)があるにも拘わらず、非優
先回線のVOQ#3が選択されている。しかし、最優先
回線の更新手順によって優先回線が優先的に選択される
ため、入力回線#1が最優先で処理されるサイクルでは
必ず優先回線が優先的に処理される(図中のNext
Schedulingcyc1e)。ちなみに、入力回
線削の最優先出力回線が更新されない理由は、第1実施
例で示したように現最優先出力回線にリクエストがあ
り、その回線が確定できなかったためである。
結果に着目してみると、入力回線#1内には優先回線
(VOQ#1,VOQ#2)があるにも拘わらず、非優
先回線のVOQ#3が選択されている。しかし、最優先
回線の更新手順によって優先回線が優先的に選択される
ため、入力回線#1が最優先で処理されるサイクルでは
必ず優先回線が優先的に処理される(図中のNext
Schedulingcyc1e)。ちなみに、入力回
線削の最優先出力回線が更新されない理由は、第1実施
例で示したように現最優先出力回線にリクエストがあ
り、その回線が確定できなかったためである。
【0082】このように本処理方法は、常に優先回線が
優先されるのではなく、自入力回線が最優先で処理され
るときには、少なくとも優先回線を優先的に選択するよ
うにすることで、処理時間の短縮と比較的ラフな優先処
理の両方を実現することができる。
優先されるのではなく、自入力回線が最優先で処理され
るときには、少なくとも優先回線を優先的に選択するよ
うにすることで、処理時間の短縮と比較的ラフな優先処
理の両方を実現することができる。
【0083】次に、常時、優先回線を優先的に処理する
第2の実現方法について説明する。図16は、優先スケ
ジューリング順次処理の第1実施例のフローチャートを
示す。この実施例は最優先出力回線のポインタが優先回
線/非優先回線で共通の場合である。同図中、ステップ
S100では、最優先入力回線の最優先出力回線が第1
優先で処理されるパターンを選択する。次に、ステップ
S102で選択したパターンの処理順序に従ってスケジ
ューリング処理を実施する。このときのスケジューリン
グ対象のVOQは前周期到着パケットを有するVOQの
みである。
第2の実現方法について説明する。図16は、優先スケ
ジューリング順次処理の第1実施例のフローチャートを
示す。この実施例は最優先出力回線のポインタが優先回
線/非優先回線で共通の場合である。同図中、ステップ
S100では、最優先入力回線の最優先出力回線が第1
優先で処理されるパターンを選択する。次に、ステップ
S102で選択したパターンの処理順序に従ってスケジ
ューリング処理を実施する。このときのスケジューリン
グ対象のVOQは前周期到着パケットを有するVOQの
みである。
【0084】次に、ステップS104で選択したパター
ンの処理順序に従ってスケジューリング処理を実施す
る。このときのスケジューリング対象のVOQは全VO
Qである。次のステップS106では、図13のステッ
プS54〜S70と同ようにして入力回線#INについ
てのVOQ#Oの要求数(=要求A+要求B)である要
求T(IN,O)で判定して最優先出力回線を更新す
る。さらに、次のステップS108で、図13のステッ
プS74〜S90と同ようにして最優先入力回線を更新
して処理を終了する。
ンの処理順序に従ってスケジューリング処理を実施す
る。このときのスケジューリング対象のVOQは全VO
Qである。次のステップS106では、図13のステッ
プS54〜S70と同ようにして入力回線#INについ
てのVOQ#Oの要求数(=要求A+要求B)である要
求T(IN,O)で判定して最優先出力回線を更新す
る。さらに、次のステップS108で、図13のステッ
プS74〜S90と同ようにして最優先入力回線を更新
して処理を終了する。
【0085】図17は、優先スケジューリング順次処理
の第2実施例のフローチャートを示す。この実施例は最
優先出力回線のポインタが優先回線/非優先回線で独立
の場合である。同図中、ステップS110では、最優先
入力回線の最優先出力回線が第1優先で処理されるパタ
ーンを選択する。次に、ステップS112で選択したパ
ターンの処理順序に従ってスケジューリング処理を実施
する。このときのスケジューリング対象のVOQは前周
期到着パケットを有するVOQのみである。
の第2実施例のフローチャートを示す。この実施例は最
優先出力回線のポインタが優先回線/非優先回線で独立
の場合である。同図中、ステップS110では、最優先
入力回線の最優先出力回線が第1優先で処理されるパタ
ーンを選択する。次に、ステップS112で選択したパ
ターンの処理順序に従ってスケジューリング処理を実施
する。このときのスケジューリング対象のVOQは前周
期到着パケットを有するVOQのみである。
【0086】次に、ステップS114で選択したパター
ンの処理順序に従ってスケジューリング処理を実施す
る。このときのスケジューリング対象のVOQは全VO
Qである。次のステップS116で、図13のステップ
S54〜S70と同ようにして入力回線#INについて
のVOQ#Oの前周期到着要求数である要求A(IN,
O)で判定して最優先出力回線を更新し、ステップS1
18で、図13のステップS54〜S70と同ようにし
て入力回線#INについてのVOQ#Oの現周期到着要
求数である要求B(IN,O)で判定して最優先出力回
線を更新する。さらに、次のステップS120で、図1
3のステップS74〜S90と同ようにして最優先入力
回線を更新して処理を終了する。
ンの処理順序に従ってスケジューリング処理を実施す
る。このときのスケジューリング対象のVOQは全VO
Qである。次のステップS116で、図13のステップ
S54〜S70と同ようにして入力回線#INについて
のVOQ#Oの前周期到着要求数である要求A(IN,
O)で判定して最優先出力回線を更新し、ステップS1
18で、図13のステップS54〜S70と同ようにし
て入力回線#INについてのVOQ#Oの現周期到着要
求数である要求B(IN,O)で判定して最優先出力回
線を更新する。さらに、次のステップS120で、図1
3のステップS74〜S90と同ようにして最優先入力
回線を更新して処理を終了する。
【0087】図18を用いて優先スケジューリング順次
処理の第1実施例の動作例を説明する。図中、スケジュ
ーリング処理の前半(第1〜第4優先)で、まず優先回
線だけを対象としてスケジューリングを行い、後半(第
5〜第7優先)の処理で、優先回線の処理において未確
定の回線について、非優先回線を対象としてスケジュー
リングを行う。このため、非優先回線のリクエストの有
無に拘わらず、常に優先回線を優先的にスケジューリン
グすることができる。但し、処理時間は、上記一括処理
方式の2倍の処理時間が必要となる。例えば、入力回線
#0に着目して見ると、優先回線が出力回線#2,#3
で、非優先回線が出力回線#1である。一括処理であれ
ば、処理順序から非優先回線が選択されてしまうが、優
先回線/非優先回線の処理を順次処理にしているため優
先回線の出力回線#2が選択できる。
処理の第1実施例の動作例を説明する。図中、スケジュ
ーリング処理の前半(第1〜第4優先)で、まず優先回
線だけを対象としてスケジューリングを行い、後半(第
5〜第7優先)の処理で、優先回線の処理において未確
定の回線について、非優先回線を対象としてスケジュー
リングを行う。このため、非優先回線のリクエストの有
無に拘わらず、常に優先回線を優先的にスケジューリン
グすることができる。但し、処理時間は、上記一括処理
方式の2倍の処理時間が必要となる。例えば、入力回線
#0に着目して見ると、優先回線が出力回線#2,#3
で、非優先回線が出力回線#1である。一括処理であれ
ば、処理順序から非優先回線が選択されてしまうが、優
先回線/非優先回線の処理を順次処理にしているため優
先回線の出力回線#2が選択できる。
【0088】一方、入力回線#2に着目してみると、優
先回線が出力回線#0で、非優先回線が出力回線#2,
#3である。これもまた、優先回線が優先的に選択され
るが、出力回線#0を処理する際には、既に入力回線#
3によって出力回線#0が確定されているため確定でき
ず、その結果、非優先回線である出力回線#3が確定と
なっている。
先回線が出力回線#0で、非優先回線が出力回線#2,
#3である。これもまた、優先回線が優先的に選択され
るが、出力回線#0を処理する際には、既に入力回線#
3によって出力回線#0が確定されているため確定でき
ず、その結果、非優先回線である出力回線#3が確定と
なっている。
【0089】このように、全入力回線にわたって、優先
回線の処理を行った後で、非優先回線の処理を行うた
め、完全に優先回線を優先的にスケジューリングでき、
なおかつ、優先回線の処理で生きの回線を非優先回線が
一利用することにより、効率の良いスケジューリングが
可能である。第1実施例では、優先回線と非優先回線の
処理順序が同一である(すなわち優先回線の処理と非優
先回線の処理で、共通の最優先入力回線、最優先出力回
線を使用している)が、第2実施例では、二つの処理で
別々に最優先回線を管理し、前半の処理では優先回線の
最優先入力回線一最優先出力回線が第1優先で処理され
る順序パターンを使用し、後半の処理では、非優先回線
の最優先入力回線,最優先出力回線が第1優先で処理さ
れるパターンを使用する。
回線の処理を行った後で、非優先回線の処理を行うた
め、完全に優先回線を優先的にスケジューリングでき、
なおかつ、優先回線の処理で生きの回線を非優先回線が
一利用することにより、効率の良いスケジューリングが
可能である。第1実施例では、優先回線と非優先回線の
処理順序が同一である(すなわち優先回線の処理と非優
先回線の処理で、共通の最優先入力回線、最優先出力回
線を使用している)が、第2実施例では、二つの処理で
別々に最優先回線を管理し、前半の処理では優先回線の
最優先入力回線一最優先出力回線が第1優先で処理され
る順序パターンを使用し、後半の処理では、非優先回線
の最優先入力回線,最優先出力回線が第1優先で処理さ
れるパターンを使用する。
【0090】次に、優先回線と非優先回線の処理を並列
に処理する第3の実現方法について説明する。図19
は、優先スケジューリング並列処理の第1実施例のフロ
ーチャートを示す。同図中、ステップS130では、最
優先入力回線の最優先出力回線が第1優先で処理される
パターンを選択する。次に、ステップS132で選択し
たパターンの処理順序に従ってスケジューリング処理を
実施する。このときのスケジューリング対象のVOQは
前周期到着パケットを有するVOQのみである。このス
テップS132と並列にステップS134を実行し選択
したパターンの処理順序に従ってスケジューリング処理
を実施する。このときのスケジューリング対象のVOQ
は全VOQである。
に処理する第3の実現方法について説明する。図19
は、優先スケジューリング並列処理の第1実施例のフロ
ーチャートを示す。同図中、ステップS130では、最
優先入力回線の最優先出力回線が第1優先で処理される
パターンを選択する。次に、ステップS132で選択し
たパターンの処理順序に従ってスケジューリング処理を
実施する。このときのスケジューリング対象のVOQは
前周期到着パケットを有するVOQのみである。このス
テップS132と並列にステップS134を実行し選択
したパターンの処理順序に従ってスケジューリング処理
を実施する。このときのスケジューリング対象のVOQ
は全VOQである。
【0091】次のステップS136では、ステップS1
32のスケジューリング結果とステップS134のスケ
ジューリング結果との競合判定を行い、競合が発生した
場合には優先回線側(ステップS132のスケジューリ
ング結果)を選択する。この後、ステップS138で、
図13のステップS54〜S70と同ようにして入力回
線#INについてのVOQ#Oの前周期到着要求数であ
る要求A(IN,O)で判定して最優先出力回線を更新
すると共に、入力回線#INについてのVOQ#Oの現
周期到着要求数である要求B(IN,O)で判定して最
優先出力回線を更新し、さらに、図13のステップS7
4〜S90と同ようにして最優先入力回線を更新して処
理を終了する。なお、ステップS138では優先回線と
非優先回線を一括処理しても良い。
32のスケジューリング結果とステップS134のスケ
ジューリング結果との競合判定を行い、競合が発生した
場合には優先回線側(ステップS132のスケジューリ
ング結果)を選択する。この後、ステップS138で、
図13のステップS54〜S70と同ようにして入力回
線#INについてのVOQ#Oの前周期到着要求数であ
る要求A(IN,O)で判定して最優先出力回線を更新
すると共に、入力回線#INについてのVOQ#Oの現
周期到着要求数である要求B(IN,O)で判定して最
優先出力回線を更新し、さらに、図13のステップS7
4〜S90と同ようにして最優先入力回線を更新して処
理を終了する。なお、ステップS138では優先回線と
非優先回線を一括処理しても良い。
【0092】図20を用いて優先スケジューリング並列
処理の第1実施例の動作例を説明する。優先回線と非優
先回線のスケジューリングを並列に行い、図20に示す
2つの一時的なスケジューリング結果が導かれる。次
に、両方のスケジューリング結果が競合していないかを
判定する。この例では、優先回線側の入力回線#1と、
非優先回線側の入力回線#1が同じVOQ#1を選択し
ており、また、優先回線側の入力回線#0と非優先回線
側の入力回線#2が同じVOQ#2を選択しており、更
に優先回線側の入力回線#3はVOQ#0を選択し、非
優先回線側の入力回線#3はVOQ#3を選択している
ように、同一入力回線が異なるVOQを選択している。
処理の第1実施例の動作例を説明する。優先回線と非優
先回線のスケジューリングを並列に行い、図20に示す
2つの一時的なスケジューリング結果が導かれる。次
に、両方のスケジューリング結果が競合していないかを
判定する。この例では、優先回線側の入力回線#1と、
非優先回線側の入力回線#1が同じVOQ#1を選択し
ており、また、優先回線側の入力回線#0と非優先回線
側の入力回線#2が同じVOQ#2を選択しており、更
に優先回線側の入力回線#3はVOQ#0を選択し、非
優先回線側の入力回線#3はVOQ#3を選択している
ように、同一入力回線が異なるVOQを選択している。
【0093】このように、優先回線と非優先回線間で異
なる入力回線が同一出力回線を選択したり、同じ入力回
線でも異なるVOQを選択したり、また両方とも同じV
OQを選択した場合には、すべて優先回線側の結果を採
用して、競合のあった非優先回線側の確定状態を無効と
する。図中では無効状態を×印で示す。このように、優
先回線と非優先回線とのスケジューリングを並列処理す
ることにより、スケジューリング処理時間の短縮が図
れ、なおかつ、競合時には非優先回線側の結果を無効化
することにより、競合を回避して優先回線を優先的にス
ケジューリングすることが可能である。
なる入力回線が同一出力回線を選択したり、同じ入力回
線でも異なるVOQを選択したり、また両方とも同じV
OQを選択した場合には、すべて優先回線側の結果を採
用して、競合のあった非優先回線側の確定状態を無効と
する。図中では無効状態を×印で示す。このように、優
先回線と非優先回線とのスケジューリングを並列処理す
ることにより、スケジューリング処理時間の短縮が図
れ、なおかつ、競合時には非優先回線側の結果を無効化
することにより、競合を回避して優先回線を優先的にス
ケジューリングすることが可能である。
【0094】なお、本実施例もまた、優先回線と非優先
回線の処理順序が同一であるが、2つの処理で別々に最
優先回線を管理し、それぞれ独立した処理順序でスケジ
ューリングしても良い。また、競合判定をスケジューリ
ング後に一括して行っているが、優先処理毎に行っても
良い。また、本実施例では優先回線/非優先の2つの処
理としているが優先度は複数あっても構わない。
回線の処理順序が同一であるが、2つの処理で別々に最
優先回線を管理し、それぞれ独立した処理順序でスケジ
ューリングしても良い。また、競合判定をスケジューリ
ング後に一括して行っているが、優先処理毎に行っても
良い。また、本実施例では優先回線/非優先の2つの処
理としているが優先度は複数あっても構わない。
【0095】上記の第2実施例では同一入力回線の中で
優先回線を優先的に選択する方法について説明を行った
が、異なる入力回線間で優先的に優先回線を選択する第
3実施例について説明する。
優先回線を優先的に選択する方法について説明を行った
が、異なる入力回線間で優先的に優先回線を選択する第
3実施例について説明する。
【0096】このようなケースとして、ひとつの出力回
線(VOQ)の中に複数のQoS(Quality o
f Service)を有するスイッチにおいて、高優
先クラスのパケットを持つ入力回線を優先的にスケジュ
ーリングする場合などがある。例えば、図21に示すよ
うに、入力回線#0は出力回線#0宛ての高優先グルー
プSGRP#0のパケットを持ち、入力回線#N−1は
出力回線#0宛ての低優先グループSGRP#1のパケ
ットを持っている場合、高優先グループSGRP#0の
パケットを持つ入力回線#0を優先的にスケジューリン
グする。
線(VOQ)の中に複数のQoS(Quality o
f Service)を有するスイッチにおいて、高優
先クラスのパケットを持つ入力回線を優先的にスケジュ
ーリングする場合などがある。例えば、図21に示すよ
うに、入力回線#0は出力回線#0宛ての高優先グルー
プSGRP#0のパケットを持ち、入力回線#N−1は
出力回線#0宛ての低優先グループSGRP#1のパケ
ットを持っている場合、高優先グループSGRP#0の
パケットを持つ入力回線#0を優先的にスケジューリン
グする。
【0097】図22は、優先スケジューリング順次処理
の第3実施例のフローチャートを示す。この実施例は最
優先出力回線のポインタが優先グループ/低優先グルー
プで共通の場合である。同図中、ステップS140で
は、最優先入力回線の最優先出力回線が第1優先で処理
されるパターンを選択する。次に、ステップS142で
選択したパターンの処理順序に従ってスケジューリング
処理を実施する。このときのスケジューリング対象のV
OQは高優先グループSGRPのパケットを有するVO
Qのみである。
の第3実施例のフローチャートを示す。この実施例は最
優先出力回線のポインタが優先グループ/低優先グルー
プで共通の場合である。同図中、ステップS140で
は、最優先入力回線の最優先出力回線が第1優先で処理
されるパターンを選択する。次に、ステップS142で
選択したパターンの処理順序に従ってスケジューリング
処理を実施する。このときのスケジューリング対象のV
OQは高優先グループSGRPのパケットを有するVO
Qのみである。
【0098】次に、ステップS144で選択したパター
ンの処理順序に従ってスケジューリング処理を実施す
る。このときのスケジューリング対象のVOQは全VO
Qである。次のステップS146では、図13のステッ
プS54〜S70と同ようにして入力回線#INについ
てのVOQ#Oの要求数(=要求QA+要求QB)であ
る要求QT(IN,O)で判定して最優先出力回線を更
新する。なお、要求QA(IN,O)は、入力回線#I
NについてのVOQ#Oの高優先グループの要求数であ
り、要求QB(IN,O)は、入力回線#INについて
のVOQ#Oの低優先グループの要求数である。さら
に、次のステップS148で、図13のステップS74
〜S90と同ようにして最優先入力回線を更新して処理
を終了する。
ンの処理順序に従ってスケジューリング処理を実施す
る。このときのスケジューリング対象のVOQは全VO
Qである。次のステップS146では、図13のステッ
プS54〜S70と同ようにして入力回線#INについ
てのVOQ#Oの要求数(=要求QA+要求QB)であ
る要求QT(IN,O)で判定して最優先出力回線を更
新する。なお、要求QA(IN,O)は、入力回線#I
NについてのVOQ#Oの高優先グループの要求数であ
り、要求QB(IN,O)は、入力回線#INについて
のVOQ#Oの低優先グループの要求数である。さら
に、次のステップS148で、図13のステップS74
〜S90と同ようにして最優先入力回線を更新して処理
を終了する。
【0099】図23は、優先スケジューリング順次処理
の第4実施例のフローチャートを示す。この実施例は最
優先出力回線のポインタが優先グループ/低優先グルー
プで独立の場合である。同図中、ステップS150で
は、最優先入力回線の最優先出力回線が第1優先で処理
されるパターンを選択する。次に、ステップS152で
選択したパターンの処理順序に従ってスケジューリング
処理を実施する。このときのスケジューリング対象のV
OQは高優先グループのパケットを有するVOQのみで
ある。
の第4実施例のフローチャートを示す。この実施例は最
優先出力回線のポインタが優先グループ/低優先グルー
プで独立の場合である。同図中、ステップS150で
は、最優先入力回線の最優先出力回線が第1優先で処理
されるパターンを選択する。次に、ステップS152で
選択したパターンの処理順序に従ってスケジューリング
処理を実施する。このときのスケジューリング対象のV
OQは高優先グループのパケットを有するVOQのみで
ある。
【0100】次に、ステップS154で選択したパター
ンの処理順序に従ってスケジューリング処理を実施す
る。このときのスケジューリング対象のVOQは全VO
Qである。次のステップS156で、図13のステップ
S54〜S70と同ようにして入力回線#INについて
のVOQ#Oの高優先グループの要求数である要求QA
(IN,O)で判定して最優先出力回線を更新し、ステ
ップS158で、図13のステップS54〜S70と同
ようにして入力回線#INについてのVOQ#Oの低優
先グループの要求数である要求QB(IN,O)で判定
して最優先出力回線を更新する。さらに、次のステップ
S160で、図13のステップS74〜S90と同よう
にして最優先入力回線を更新して処理を終了する。
ンの処理順序に従ってスケジューリング処理を実施す
る。このときのスケジューリング対象のVOQは全VO
Qである。次のステップS156で、図13のステップ
S54〜S70と同ようにして入力回線#INについて
のVOQ#Oの高優先グループの要求数である要求QA
(IN,O)で判定して最優先出力回線を更新し、ステ
ップS158で、図13のステップS54〜S70と同
ようにして入力回線#INについてのVOQ#Oの低優
先グループの要求数である要求QB(IN,O)で判定
して最優先出力回線を更新する。さらに、次のステップ
S160で、図13のステップS74〜S90と同よう
にして最優先入力回線を更新して処理を終了する。
【0101】図24を用いて優先スケジューリング順次
処理の第3実施例の動作例を説明する。図中、スケジュ
ーリング処理の前半(第1〜第4優先)で、高優先回線
である高優先グループの要求を持つ回線だけを対象とし
てスケジューリングを実行し、後半(第5〜第8優先)
で未確定の回線について低優先グループの要求を持つ回
線を対象としてスケジューリングを行う。これにより、
高優先グループを完全に優先してスケジューリングで
き、なおかつ、空き帯域を有効に使用して低優先グルー
プのパケットを送出することができる。
処理の第3実施例の動作例を説明する。図中、スケジュ
ーリング処理の前半(第1〜第4優先)で、高優先回線
である高優先グループの要求を持つ回線だけを対象とし
てスケジューリングを実行し、後半(第5〜第8優先)
で未確定の回線について低優先グループの要求を持つ回
線を対象としてスケジューリングを行う。これにより、
高優先グループを完全に優先してスケジューリングで
き、なおかつ、空き帯域を有効に使用して低優先グルー
プのパケットを送出することができる。
【0102】図25は、優先スケジューリング並列処理
の第2実施例のフローチャートを示す。同図中、ステッ
プS170では、最優先入力回線の最優先出力回線が第
1優先で処理されるパターンを選択する。次に、ステッ
プS172で選択したパターンの処理順序に従ってスケ
ジューリング処理を実施する。このときのスケジューリ
ング対象のVOQは高優先グループのパケットを有する
VOQのみである。このステップS172と並列にステ
ップS174を実行し選択したパターンの処理順序に従
ってスケジューリング処理を実施する。このときのスケ
ジューリング対象のVOQは全VOQである。
の第2実施例のフローチャートを示す。同図中、ステッ
プS170では、最優先入力回線の最優先出力回線が第
1優先で処理されるパターンを選択する。次に、ステッ
プS172で選択したパターンの処理順序に従ってスケ
ジューリング処理を実施する。このときのスケジューリ
ング対象のVOQは高優先グループのパケットを有する
VOQのみである。このステップS172と並列にステ
ップS174を実行し選択したパターンの処理順序に従
ってスケジューリング処理を実施する。このときのスケ
ジューリング対象のVOQは全VOQである。
【0103】次のステップS176では、ステップS1
72のスケジューリング結果とステップS174のスケ
ジューリング結果との競合判定を行い、競合が発生した
場合には高優先グループ側(ステップS172のスケジ
ューリング結果)を選択する。この後、ステップS17
8で、図13のステップS54〜S70と同ようにして
入力回線#INについてのVOQ#Oの高優先グループ
の要求数である要求QA(IN,O)で判定して最優先
出力回線を更新すると共に、入力回線#INについての
VOQ#Oの低優先グループの要求数である要求QB
(IN,O)で判定して最優先出力回線を更新し、さら
に、図13のステップS74〜S90と同ようにして最
優先入力回線を更新して処理を終了する。なお、ステッ
プS178では優先回線と非優先回線を一括処理しても
良い。
72のスケジューリング結果とステップS174のスケ
ジューリング結果との競合判定を行い、競合が発生した
場合には高優先グループ側(ステップS172のスケジ
ューリング結果)を選択する。この後、ステップS17
8で、図13のステップS54〜S70と同ようにして
入力回線#INについてのVOQ#Oの高優先グループ
の要求数である要求QA(IN,O)で判定して最優先
出力回線を更新すると共に、入力回線#INについての
VOQ#Oの低優先グループの要求数である要求QB
(IN,O)で判定して最優先出力回線を更新し、さら
に、図13のステップS74〜S90と同ようにして最
優先入力回線を更新して処理を終了する。なお、ステッ
プS178では優先回線と非優先回線を一括処理しても
良い。
【0104】図26を用いて優先スケジューリング並列
処理の第2実施例の動作例を説明する。高優先グループ
と低優先グループのスケジューリングを並列に行い、図
20に示す2つの一時的なスケジューリング結果が導か
れる。次に、両方のスケジューリング結果が競合してい
ないかを判定する。この例では、高優先グループ側の入
力回線#1と、低優先グループ側の入力回線#1が同じ
VOQ#1を選択しており、また、高優先グループ側の
入力回線#0と低優先グループ側の入力回線#2が同じ
VOQ#2を選択しており、更に高優先グループ側の入
力回線#3はVOQ#0を選択し、低優先グループ側の
入力回線#3はVOQ#3を選択しているように、同一
入力回線が異なるVOQを選択している。
処理の第2実施例の動作例を説明する。高優先グループ
と低優先グループのスケジューリングを並列に行い、図
20に示す2つの一時的なスケジューリング結果が導か
れる。次に、両方のスケジューリング結果が競合してい
ないかを判定する。この例では、高優先グループ側の入
力回線#1と、低優先グループ側の入力回線#1が同じ
VOQ#1を選択しており、また、高優先グループ側の
入力回線#0と低優先グループ側の入力回線#2が同じ
VOQ#2を選択しており、更に高優先グループ側の入
力回線#3はVOQ#0を選択し、低優先グループ側の
入力回線#3はVOQ#3を選択しているように、同一
入力回線が異なるVOQを選択している。
【0105】上記の図22(または図23)と図25の
2つの処理方式を用いれば、全回線に渡って高優先グル
ープのパケットを優先的に読み出すことができ、例え
ば、低優先グループにベストエフォートトラヒックが割
り当てられた場合、無秩序なベストエフォートトラヒッ
クによる影響を受けることなく、高優先グループのパケ
ットを送出することが可能である。
2つの処理方式を用いれば、全回線に渡って高優先グル
ープのパケットを優先的に読み出すことができ、例え
ば、低優先グループにベストエフォートトラヒックが割
り当てられた場合、無秩序なベストエフォートトラヒッ
クによる影響を受けることなく、高優先グループのパケ
ットを送出することが可能である。
【0106】なお、高優先グループと低優先グループと
で処理順序を変えても良い。また、高優先グループと低
優先グループの処理を一括して行い、最優先出力回線の
更新の際に高優先グループのリクエストを有する回線を
優先的に次回の最優先出力回線とするようにしても良
い。しかし、この場合は完全に高優先グループを優先し
てスケジューリングする事ができず、高優先グループが
低優先グループの影響を受けてしまう可能性がある。
で処理順序を変えても良い。また、高優先グループと低
優先グループの処理を一括して行い、最優先出力回線の
更新の際に高優先グループのリクエストを有する回線を
優先的に次回の最優先出力回線とするようにしても良
い。しかし、この場合は完全に高優先グループを優先し
てスケジューリングする事ができず、高優先グループが
低優先グループの影響を受けてしまう可能性がある。
【0107】さらに、第2実施例の優先回線スケジュー
リングと、第3実施例の優先グループスケジューリング
を組み合わせても良い。例えば、一括処理方式では、優
先グループ処理を順次処理、優先回線処理を一括処理に
する方法や、順次処理では、(高優先グループ,優先回
線)、(高優先グループ,非優先回線)、(低優先グル
ープ,優先回線)、(低優先グループ,非優先回線)の
順に処理する方法がある。また、並列処理では、上記順
次処理の4種類を並列処理しても良い。また、これらの
組み合わせ以外の如何なる組み合わせも良いし、優先グ
ループ/優先回線はいくつあっても良い。
リングと、第3実施例の優先グループスケジューリング
を組み合わせても良い。例えば、一括処理方式では、優
先グループ処理を順次処理、優先回線処理を一括処理に
する方法や、順次処理では、(高優先グループ,優先回
線)、(高優先グループ,非優先回線)、(低優先グル
ープ,優先回線)、(低優先グループ,非優先回線)の
順に処理する方法がある。また、並列処理では、上記順
次処理の4種類を並列処理しても良い。また、これらの
組み合わせ以外の如何なる組み合わせも良いし、優先グ
ループ/優先回線はいくつあっても良い。
【0108】次に、上記第1実施例〜第3実施例の入力
回線と出力回線との対応を入れ替えたスケジューリング
処理の第4実施例について説明する。
回線と出力回線との対応を入れ替えたスケジューリング
処理の第4実施例について説明する。
【0109】図27及び図28は、図4及び図5におけ
る入力回線と出力回線との対応を入れ替えた場合の順序
パターンを示す。マトリクス内の数値は入力回線番号と
なり、最上位行が出力回線#0、最下位行が出力回線#
3の処理順序となる。また、スケジューリング処理にお
ける処理順序の選択は、最優先出力回線の最優先入力回
線が第1優先で処理される順序パターンを使用する。ス
ケジューリング処理では、4つの出力回線が並列で、各
優先順位のスケジューリング対象入力回線が確定可能で
あるかを第1〜第Nまで順次判定してゆく。
る入力回線と出力回線との対応を入れ替えた場合の順序
パターンを示す。マトリクス内の数値は入力回線番号と
なり、最上位行が出力回線#0、最下位行が出力回線#
3の処理順序となる。また、スケジューリング処理にお
ける処理順序の選択は、最優先出力回線の最優先入力回
線が第1優先で処理される順序パターンを使用する。ス
ケジューリング処理では、4つの出力回線が並列で、各
優先順位のスケジューリング対象入力回線が確定可能で
あるかを第1〜第Nまで順次判定してゆく。
【0110】図29及び図30にスケジューリングサイ
クル毎のポインタ初期値、使用処理パターン、スケジュ
ーリング要求の有無、スケジューリング結果、ポインタ
更新後のポインタ値を示す。なお、図中、丸印が付いて
いるものがリクエストありを意味し、例えば、図29の
第1優先では出力回線#1から入力回線#1のリクエス
トと、出力回線#2から入力回線#2のリクエストが存
在し、出力回線#0と#3についてはリクエストが無い
ことを表している。なお、スケジューリング要求数は、
入力バッファからのリクエスト受信時にインクリメント
し、スケジューリング完了時にデクリメントすることに
よって管理される。ここでは、簡略化のため、現在リク
エストのある回線に2個以上のリクエストが存在するこ
ととし、スケジューリング前とスケジューリング後でリ
クエスト有無状態が変わらない例を用いている。
クル毎のポインタ初期値、使用処理パターン、スケジュ
ーリング要求の有無、スケジューリング結果、ポインタ
更新後のポインタ値を示す。なお、図中、丸印が付いて
いるものがリクエストありを意味し、例えば、図29の
第1優先では出力回線#1から入力回線#1のリクエス
トと、出力回線#2から入力回線#2のリクエストが存
在し、出力回線#0と#3についてはリクエストが無い
ことを表している。なお、スケジューリング要求数は、
入力バッファからのリクエスト受信時にインクリメント
し、スケジューリング完了時にデクリメントすることに
よって管理される。ここでは、簡略化のため、現在リク
エストのある回線に2個以上のリクエストが存在するこ
ととし、スケジューリング前とスケジューリング後でリ
クエスト有無状態が変わらない例を用いている。
【0111】図29のスケジューリングサイクル#1に
おけるスケジューリング順序パターンは、最優先出力回
線が#2で、出力回線#2の最優先入力回線が#2であ
ることから、出力回線#2,入力回線#2が第1優先で
処理される順序パターン#1を使用する。スケジューリ
ング処理は、上記順序パターンの第1優先から第N優先
まで順次N並列で、スケジューリングの可否を判定して
行く。
おけるスケジューリング順序パターンは、最優先出力回
線が#2で、出力回線#2の最優先入力回線が#2であ
ることから、出力回線#2,入力回線#2が第1優先で
処理される順序パターン#1を使用する。スケジューリ
ング処理は、上記順序パターンの第1優先から第N優先
まで順次N並列で、スケジューリングの可否を判定して
行く。
【0112】ここで、スケジューリングの可否は、自出
力回線が未確定、かつスケジューリング対象の入力回線
が未確定、かつリクエスト情報有りのときスケジューリ
ング可能と判定し、これらの条件が一致しなければ不可
と判定する。スケジューリング可能と判定された場合に
は、自出力回線番号と当該入力回線番号とを確定済みの
状態として、スケジューリング結果を保持する。例えば
第1優先処理では、全ての出力回線が未確定であり、ま
た全ての入力回線が未確定である。従って、スケジュー
リング要求のある出力回線#1と出力回線#2は条件を
全て満たしているため、これらはスケジューリング可能
と判定される。図中では、スケジューリングが確定した
状態を梨地の丸印で示している。
力回線が未確定、かつスケジューリング対象の入力回線
が未確定、かつリクエスト情報有りのときスケジューリ
ング可能と判定し、これらの条件が一致しなければ不可
と判定する。スケジューリング可能と判定された場合に
は、自出力回線番号と当該入力回線番号とを確定済みの
状態として、スケジューリング結果を保持する。例えば
第1優先処理では、全ての出力回線が未確定であり、ま
た全ての入力回線が未確定である。従って、スケジュー
リング要求のある出力回線#1と出力回線#2は条件を
全て満たしているため、これらはスケジューリング可能
と判定される。図中では、スケジューリングが確定した
状態を梨地の丸印で示している。
【0113】次に、第2優先処理では、出力回線#0が
入力回線#1のリクエストを持っているが、既に出力回
線#1によって入力回線#1は確定済みであるため判定
条件に一致せず、確定することができない。また、出力
回線#2は入力回線#3のリクエストを持っているが既
に自出力回線が確定済みであるため判定条件に一致しな
い。従って、この第2優先処理ではどの回線も確定を行
うことができない。また、第3優先処理も同ように全て
の回線で条件一致しない。そして、第4優先処理におい
て、出力回線#0の入力回線#3が条件一致となり確定
となる。
入力回線#1のリクエストを持っているが、既に出力回
線#1によって入力回線#1は確定済みであるため判定
条件に一致せず、確定することができない。また、出力
回線#2は入力回線#3のリクエストを持っているが既
に自出力回線が確定済みであるため判定条件に一致しな
い。従って、この第2優先処理ではどの回線も確定を行
うことができない。また、第3優先処理も同ように全て
の回線で条件一致しない。そして、第4優先処理におい
て、出力回線#0の入力回線#3が条件一致となり確定
となる。
【0114】この結果、スケジューリングサイクル#1
のスケジューリングの結果として以下の結果が得られ
る。出力回線#0を入力回線#3に接続、出力回線#1
を入力回線#1に接続、出力回線#2を入力回線#2に
接続、出力回線#3は無し(読み出し不可)とする。次
に、最優先出力回線の更新は、スケジューリング完了後
のリクエスト有無情報に基づき、スケジューリング要求
を持つ出力回線を優先的に選択するようにする。ここで
は、現在の最優先出力回線+1 MOD N から検索
を開始して、最初に検出されたリクエストを持つ出力回
線を次回の最優先出力回線としている。図29のスケジ
ューリングサイクル#1では、現最優先出力回線が#2
であり、2+1 の出力回線#3から検索を開始し、最
初にリクエストが存在する回線として検出された出力回
線#3を次回の最優先出力回線としている。図中、ポイ
ンタ更新の有無を明確にするため、更新を行った部分に
下線を付している。
のスケジューリングの結果として以下の結果が得られ
る。出力回線#0を入力回線#3に接続、出力回線#1
を入力回線#1に接続、出力回線#2を入力回線#2に
接続、出力回線#3は無し(読み出し不可)とする。次
に、最優先出力回線の更新は、スケジューリング完了後
のリクエスト有無情報に基づき、スケジューリング要求
を持つ出力回線を優先的に選択するようにする。ここで
は、現在の最優先出力回線+1 MOD N から検索
を開始して、最初に検出されたリクエストを持つ出力回
線を次回の最優先出力回線としている。図29のスケジ
ューリングサイクル#1では、現最優先出力回線が#2
であり、2+1 の出力回線#3から検索を開始し、最
初にリクエストが存在する回線として検出された出力回
線#3を次回の最優先出力回線としている。図中、ポイ
ンタ更新の有無を明確にするため、更新を行った部分に
下線を付している。
【0115】次に、各出力回線の最優先入力回線の更新
処理については、出力回線内の複数の入力回線を公平に
スケジューリングするため、各出力回線のスケジューリ
ング結果とスケジューリング要求有無に基づき、出力回
線毎に独立に最優先入力回線の更新を行う。
処理については、出力回線内の複数の入力回線を公平に
スケジューリングするため、各出力回線のスケジューリ
ング結果とスケジューリング要求有無に基づき、出力回
線毎に独立に最優先入力回線の更新を行う。
【0116】図29で更新処理を説明すると、まず出力
回線#0は現最優先入力回線#2にリクエストが無く入
力回線#3が確定されたため、確定回線(#3)+1
MOD N (=0)で得られる入力回線#0から検索
を開始して、最初に検出されたリクエストを有する入力
回線#1を次回の最優先入力回線とする。出力回線#1
および出力回線#3は現最優先入力回線(出力回線#1
は入力回線#3,出力回線#3は入力回線#1)にリク
エストがあり、その回線が確定できなかったため、現最
優先入力回線を保持する。このため、出力回線#1と#
3の最優先入力回線は更新されていない。また、出力回
線#2は、現最優先入力回線#2にリクエストがあり、
かつ、その回線を確定したため、確定回線(#2)+1
MODNから検索を開始して最初に検出されたリクエ
ストを有する入力回線#3を次回の最優先入力回線とす
る。
回線#0は現最優先入力回線#2にリクエストが無く入
力回線#3が確定されたため、確定回線(#3)+1
MOD N (=0)で得られる入力回線#0から検索
を開始して、最初に検出されたリクエストを有する入力
回線#1を次回の最優先入力回線とする。出力回線#1
および出力回線#3は現最優先入力回線(出力回線#1
は入力回線#3,出力回線#3は入力回線#1)にリク
エストがあり、その回線が確定できなかったため、現最
優先入力回線を保持する。このため、出力回線#1と#
3の最優先入力回線は更新されていない。また、出力回
線#2は、現最優先入力回線#2にリクエストがあり、
かつ、その回線を確定したため、確定回線(#2)+1
MODNから検索を開始して最初に検出されたリクエ
ストを有する入力回線#3を次回の最優先入力回線とす
る。
【0117】図30に示すスケジューリングサイクル#
2では、スケジューリングサイクル#1の最優先回線更
新の結果を受けて、出力回線#3,入力回線#1が第1
優先で処理されるパターン#3に従い同様の手順でスケ
ジューリングを行う。また、第2実施例や第3実施例と
同様の手段により、優先回線の選択やQoS制御を行う
ことが可能である。
2では、スケジューリングサイクル#1の最優先回線更
新の結果を受けて、出力回線#3,入力回線#1が第1
優先で処理されるパターン#3に従い同様の手順でスケ
ジューリングを行う。また、第2実施例や第3実施例と
同様の手段により、優先回線の選択やQoS制御を行う
ことが可能である。
【0118】図31は、本発明の入力バッファ型スイッ
チの第2実施例の構成図を示す。同図中、図3と同一部
分には同一符号を付す。N回線のスケジューリング処理
が1パケット時間内で終わらないような大規模なスイッ
チでは図示のように、システム全体でα個のスケジュー
ラ141〜14αを備え、第1実施例〜第4実施例のス
ケジューリング処理に従い、α個のスケジューラ141
〜14αが並列処理を行うことによりスループットを確
保する。なお、1パケット時間とは、伝送路上で1パケ
ットが伝送される時間であり、伝送路が24Gbpsで
パケット長が64バイトのときは、205.76×10
−9となる。
チの第2実施例の構成図を示す。同図中、図3と同一部
分には同一符号を付す。N回線のスケジューリング処理
が1パケット時間内で終わらないような大規模なスイッ
チでは図示のように、システム全体でα個のスケジュー
ラ141〜14αを備え、第1実施例〜第4実施例のス
ケジューリング処理に従い、α個のスケジューラ141
〜14αが並列処理を行うことによりスループットを確
保する。なお、1パケット時間とは、伝送路上で1パケ
ットが伝送される時間であり、伝送路が24Gbpsで
パケット長が64バイトのときは、205.76×10
−9となる。
【0119】αの値はN回線のスケジューリング処理に
要する時間と等しく、例えばN回線のスケジューリング
処理に4パケット時間かかる場合、4つのスケジューリ
ング装置を備える。そして、入力バッファ121〜12
Nのいずれかにパケットが到着したとき、スケジューリ
ング要求を4つのスケジューラ141〜14αのいずれ
かに通知する。
要する時間と等しく、例えばN回線のスケジューリング
処理に4パケット時間かかる場合、4つのスケジューリ
ング装置を備える。そして、入力バッファ121〜12
Nのいずれかにパケットが到着したとき、スケジューリ
ング要求を4つのスケジューラ141〜14αのいずれ
かに通知する。
【0120】4つのスケジューラ141〜14αは互い
に独立にスケジューリングを行い、スケジューリング結
果を入力バッファ121〜12Nに通知する。入力バッ
ファ121〜12Nでは、どのスケジューラ141〜1
4αからのスケジューリング結果であるかを意識するこ
となく、指示された回線の先頭パケットを読み出すこと
により、パケットの順序が逆転することなくパケットを
転送することが可能である。
に独立にスケジューリングを行い、スケジューリング結
果を入力バッファ121〜12Nに通知する。入力バッ
ファ121〜12Nでは、どのスケジューラ141〜1
4αからのスケジューリング結果であるかを意識するこ
となく、指示された回線の先頭パケットを読み出すこと
により、パケットの順序が逆転することなくパケットを
転送することが可能である。
【0121】図32に4つのスケジューラ#0〜#3の
処理イメージとパケット送出の関係を示す。ここではα
=4として、図示のように各スケジューラ#0〜#3は
4単位時間(=1パケット時間)TS#0〜TS#3で
スケジューリングを行い、単位時間TS毎に任意のスケ
ジューラが各入力バッファ121〜12Nに対してスケ
ジューリング結果を通知することにより、スループット
を確保する。
処理イメージとパケット送出の関係を示す。ここではα
=4として、図示のように各スケジューラ#0〜#3は
4単位時間(=1パケット時間)TS#0〜TS#3で
スケジューリングを行い、単位時間TS毎に任意のスケ
ジューラが各入力バッファ121〜12Nに対してスケ
ジューリング結果を通知することにより、スループット
を確保する。
【0122】これによれば、超高速デバイスを用いなく
ても一般的なデバイスを用いて大規模スイッチを実現す
ることが可能となる。また、本発明のスケジューリング
方法であれば、α台の並列でスケジューリング処理を行
うため、比較的短い時間でスケジューリングが可能であ
り、大規模スイッチのスケジューリング処理を少数のス
ケジューラで実現することが可能である。
ても一般的なデバイスを用いて大規模スイッチを実現す
ることが可能となる。また、本発明のスケジューリング
方法であれば、α台の並列でスケジューリング処理を行
うため、比較的短い時間でスケジューリングが可能であ
り、大規模スイッチのスケジューリング処理を少数のス
ケジューラで実現することが可能である。
【0123】本発明によれば、例えば入力回線毎に最優
先で処理したい出力回線を管理し、なおかつ、最優先入
力回線の最優先出力回線に従って全回線の処理を並列処
理することにより、公平なスケジューリングが可能で、
更にスケジューリング処理時間の短縮を図ることができ
る。このため、低遅延かつ高スループットのスケジュー
リングを実現することが可能となる。
先で処理したい出力回線を管理し、なおかつ、最優先入
力回線の最優先出力回線に従って全回線の処理を並列処
理することにより、公平なスケジューリングが可能で、
更にスケジューリング処理時間の短縮を図ることができ
る。このため、低遅延かつ高スループットのスケジュー
リングを実現することが可能となる。
【0124】また、負荷の高い回線や、高優先QoSの
パケットを有する回線を優先的にスケジューリングする
ことで、様々なトラヒック条件下で良好なスループット
を得ることができ、なおかつ、優先クラスに対してQo
S保証を行うことが可能となる。
パケットを有する回線を優先的にスケジューリングする
ことで、様々なトラヒック条件下で良好なスループット
を得ることができ、なおかつ、優先クラスに対してQo
S保証を行うことが可能となる。
【0125】なお、ステップS10〜S12,S50〜
S52,S100〜S104,S110〜S114,S
130〜S136,S140〜S144,S150〜S
154,S170〜S176が請求項または付記記載の
スケジューリング処理手段に対応し、ステップS14〜
40,S54〜S92,S106〜108,S116〜
120,S138,S146〜148,S156〜16
0,S178が優先回線更新手段に対応する。
S52,S100〜S104,S110〜S114,S
130〜S136,S140〜S144,S150〜S
154,S170〜S176が請求項または付記記載の
スケジューリング処理手段に対応し、ステップS14〜
40,S54〜S92,S106〜108,S116〜
120,S138,S146〜148,S156〜16
0,S178が優先回線更新手段に対応する。
【0126】(付記1) 複数の入力回線間でスケジュ
ーリング対象の異なる複数の処理順序を有し、最優先入
力回線の最優先出力回線が第1優先で処理される処理順
序に従って全入力回線のスケジューリング処理を並列に
処理し、スケジューリングサイクル毎に最優先入力回線
および各入力回線の最優先出力回線を更新することを特
徴とするスケジューリング方法。
ーリング対象の異なる複数の処理順序を有し、最優先入
力回線の最優先出力回線が第1優先で処理される処理順
序に従って全入力回線のスケジューリング処理を並列に
処理し、スケジューリングサイクル毎に最優先入力回線
および各入力回線の最優先出力回線を更新することを特
徴とするスケジューリング方法。
【0127】(付記2) 付記1記載のスケジューリン
グ方法において、前記最優先入力回線および各入力回線
の最優先出力回線を更新する際に、パケットの存在する
回線を優先的に選択することを特徴とするスケジューリ
ング方法。
グ方法において、前記最優先入力回線および各入力回線
の最優先出力回線を更新する際に、パケットの存在する
回線を優先的に選択することを特徴とするスケジューリ
ング方法。
【0128】(付記3) 複数の入力回線間でスケジュ
ーリング対象の異なる複数の処理順序を有し、最優先入
力回線の最優先出力回線が第1優先で処理される処理順
序に従って全入力回線のスケジューリングを並列に処理
するスケジューリング処理手段と、スケジューリングサ
イクル毎に最優先入力回線および各入力回線の最優先出
力回線を更新する優先回線更新手段とを有することを特
徴とするスケジューリング装置。
ーリング対象の異なる複数の処理順序を有し、最優先入
力回線の最優先出力回線が第1優先で処理される処理順
序に従って全入力回線のスケジューリングを並列に処理
するスケジューリング処理手段と、スケジューリングサ
イクル毎に最優先入力回線および各入力回線の最優先出
力回線を更新する優先回線更新手段とを有することを特
徴とするスケジューリング装置。
【0129】(付記4) 付記3記載のスケジューリン
グ装置において、前記優先回線更新手段は、最優先入力
回線および各入力回線の最優先出力回線を更新する際
に、パケットの存在する回線を優先的に選択することを
特徴とするスケジューリング装置。
グ装置において、前記優先回線更新手段は、最優先入力
回線および各入力回線の最優先出力回線を更新する際
に、パケットの存在する回線を優先的に選択することを
特徴とするスケジューリング装置。
【0130】(付記5) 付記4記載のスケジューリン
グ装置において、前記優先回線更新手段は、前記最優先
出力回線がスケジューリングできない場合には、前記各
入力回線の最優先出力回線を更新する際に、当該最優先
出力回線を更新しないことを特徴とするスケジューリン
グ装置。
グ装置において、前記優先回線更新手段は、前記最優先
出力回線がスケジューリングできない場合には、前記各
入力回線の最優先出力回線を更新する際に、当該最優先
出力回線を更新しないことを特徴とするスケジューリン
グ装置。
【0131】(付記6) 付記4記載のスケジューリン
グ装置において、前記優先回線更新手段は、前記各入力
回線の最優先出力回線を更新する際に、出力回線の中の
優先回線を非優先回線に優先して選択し更新することを
特徴とするスケジューリング装置。
グ装置において、前記優先回線更新手段は、前記各入力
回線の最優先出力回線を更新する際に、出力回線の中の
優先回線を非優先回線に優先して選択し更新することを
特徴とするスケジューリング装置。
【0132】(付記7) 付記6記載のスケジューリン
グ装置において、前記スケジューリング処理手段は、前
記優先回線と非優先回線とで別々に最優先出力回線を管
理することを特徴とするスケジューリング装置。
グ装置において、前記スケジューリング処理手段は、前
記優先回線と非優先回線とで別々に最優先出力回線を管
理することを特徴とするスケジューリング装置。
【0133】(付記8) 付記6記載のスケジューリン
グ装置において、前記スケジューリング処理手段は、前
記優先回線と非優先回線とで一括して最優先出力回線を
管理することを特徴とするスケジューリング装置。
グ装置において、前記スケジューリング処理手段は、前
記優先回線と非優先回線とで一括して最優先出力回線を
管理することを特徴とするスケジューリング装置。
【0134】(付記9) 付記6記載のスケジューリン
グ装置において、前記スケジューリング処理手段は、ス
ケジューリングサイクルの前半で優先回線を対象とした
スケジューリングを行った後、非優先回線を対象とした
スケジューリングを行うことを特徴とするスケジューリ
ング装置。
グ装置において、前記スケジューリング処理手段は、ス
ケジューリングサイクルの前半で優先回線を対象とした
スケジューリングを行った後、非優先回線を対象とした
スケジューリングを行うことを特徴とするスケジューリ
ング装置。
【0135】(付記10) 付記6記載のスケジューリ
ング装置において、前記スケジューリング処理手段は、
優先回線と非優先回線のスケジューリングを並列に実行
し、両スケジューリング結果で競合が発生したとき優先
回線のスケジューリング結果を優先することを特徴とす
るスケジューリング装置。
ング装置において、前記スケジューリング処理手段は、
優先回線と非優先回線のスケジューリングを並列に実行
し、両スケジューリング結果で競合が発生したとき優先
回線のスケジューリング結果を優先することを特徴とす
るスケジューリング装置。
【0136】(付記11) 付記4記載のスケジューリ
ング装置において、前記優先回線更新手段は、前記各入
力回線の最優先出力回線を更新する際に、出力回線の中
の高優先グループを低優先グループに優先して選択し更
新することを特徴とするスケジューリング装置。
ング装置において、前記優先回線更新手段は、前記各入
力回線の最優先出力回線を更新する際に、出力回線の中
の高優先グループを低優先グループに優先して選択し更
新することを特徴とするスケジューリング装置。
【0137】(付記12) 付記6記載のスケジューリ
ング装置において、前記スケジューリング処理手段は、
前記高優先グループと低優先グループとで別々に最優先
出力回線を管理することを特徴とするスケジューリング
装置。
ング装置において、前記スケジューリング処理手段は、
前記高優先グループと低優先グループとで別々に最優先
出力回線を管理することを特徴とするスケジューリング
装置。
【0138】(付記13) 付記6記載のスケジューリ
ング装置において、前記スケジューリング処理手段は、
前記高優先グループと低優先グループとで一括して最優
先出力回線を管理することを特徴とするスケジューリン
グ装置。
ング装置において、前記スケジューリング処理手段は、
前記高優先グループと低優先グループとで一括して最優
先出力回線を管理することを特徴とするスケジューリン
グ装置。
【0139】(付記14) 複数の出力回線間でスケジ
ューリング対象の異なる複数の処理順序を有し、最優先
出力回線の最優先入力回線が第1優先で処理される処理
順序に従って全出力回線のスケジューリングを並列に処
理するスケジューリング処理手段と、スケジューリング
サイクル毎に最優先出力回線および各出力回線の最優先
入力回線を更新する優先回線更新手段とを有することを
特徴とするスケジューリング装置。
ューリング対象の異なる複数の処理順序を有し、最優先
出力回線の最優先入力回線が第1優先で処理される処理
順序に従って全出力回線のスケジューリングを並列に処
理するスケジューリング処理手段と、スケジューリング
サイクル毎に最優先出力回線および各出力回線の最優先
入力回線を更新する優先回線更新手段とを有することを
特徴とするスケジューリング装置。
【0140】
【発明の効果】上述の如く、請求項1に記載の発明は、
複数の入力回線間でスケジューリング対象の異なる複数
の処理順序を有し、最優先入力回線の最優先出力回線が
第1優先で処理される処理順序に従って全入力回線のス
ケジューリング処理を並列に処理し、スケジューリング
サイクル毎に最優先入力回線および各入力回線の最優先
出力回線を更新することにより、各入力回線が最優先回
線になったとき、自入力回線内の最優先出力回線を必ず
確定することができ、単一の入力回線に着目して見れ
ば、その入力回線内の出力回線が均等に選択されるた
め、入力回線間の順序が固定的であっても、公平なスケ
ジューリングを行うことが可能となり、また同時に、並
列処理により処理時間の短縮が図れ、高速なスケジュー
リングが可能となる。
複数の入力回線間でスケジューリング対象の異なる複数
の処理順序を有し、最優先入力回線の最優先出力回線が
第1優先で処理される処理順序に従って全入力回線のス
ケジューリング処理を並列に処理し、スケジューリング
サイクル毎に最優先入力回線および各入力回線の最優先
出力回線を更新することにより、各入力回線が最優先回
線になったとき、自入力回線内の最優先出力回線を必ず
確定することができ、単一の入力回線に着目して見れ
ば、その入力回線内の出力回線が均等に選択されるた
め、入力回線間の順序が固定的であっても、公平なスケ
ジューリングを行うことが可能となり、また同時に、並
列処理により処理時間の短縮が図れ、高速なスケジュー
リングが可能となる。
【0141】請求項2に記載の発明は、最優先入力回線
および各入力回線の最優先出力回線を更新する際に、パ
ケットの存在する回線を優先的に選択することにより、
リクエストの無い無駄な回線を選択しないので、入力回
線間のパスの数が異なる不均等パス条件下においても、
トラヒックの存在する回線だけが最優先回線として選択
され、さまざまな条件下で公平なスケジューリングを行
うことが可能となる。
および各入力回線の最優先出力回線を更新する際に、パ
ケットの存在する回線を優先的に選択することにより、
リクエストの無い無駄な回線を選択しないので、入力回
線間のパスの数が異なる不均等パス条件下においても、
トラヒックの存在する回線だけが最優先回線として選択
され、さまざまな条件下で公平なスケジューリングを行
うことが可能となる。
【0142】請求項3に記載の発明は、複数の入力回線
間でスケジューリング対象の異なる複数の処理順序を有
し、最優先入力回線の最優先出力回線が第1優先で処理
される処理順序に従って全入力回線のスケジューリング
を並列に処理するスケジューリング処理手段と、スケジ
ューリングサイクル毎に最優先入力回線および各入力回
線の最優先出力回線を更新する優先回線更新手段とを有
することにより、各入力回線が最優先回線になったと
き、自入力回線内の最優先出力回線を必ず確定すること
ができ、単一の入力回線に着目して見れば、その入力回
線内の出力回線が均等に選択されるため、入力回線間の
順序が固定的であっても、公平なスケジューリングを行
うことが可能となり、また同時に、並列処理により処理
時間の短縮が図れ、高速なスケジューリングが可能とな
る。
間でスケジューリング対象の異なる複数の処理順序を有
し、最優先入力回線の最優先出力回線が第1優先で処理
される処理順序に従って全入力回線のスケジューリング
を並列に処理するスケジューリング処理手段と、スケジ
ューリングサイクル毎に最優先入力回線および各入力回
線の最優先出力回線を更新する優先回線更新手段とを有
することにより、各入力回線が最優先回線になったと
き、自入力回線内の最優先出力回線を必ず確定すること
ができ、単一の入力回線に着目して見れば、その入力回
線内の出力回線が均等に選択されるため、入力回線間の
順序が固定的であっても、公平なスケジューリングを行
うことが可能となり、また同時に、並列処理により処理
時間の短縮が図れ、高速なスケジューリングが可能とな
る。
【0143】請求項4に記載の発明では、優先回線更新
手段は、最優先入力回線および各入力回線の最優先出力
回線を更新する際に、パケットの存在する回線を優先的
に選択することにより、リクエストの無い無駄な回線を
選択しないので、入力回線間のパスの数が異なる不均等
パス条件下においても、トラヒックの存在する回線だけ
が最優先回線として選択され、さまざまな条件下で公平
なスケジューリングを行うことが可能となる。
手段は、最優先入力回線および各入力回線の最優先出力
回線を更新する際に、パケットの存在する回線を優先的
に選択することにより、リクエストの無い無駄な回線を
選択しないので、入力回線間のパスの数が異なる不均等
パス条件下においても、トラヒックの存在する回線だけ
が最優先回線として選択され、さまざまな条件下で公平
なスケジューリングを行うことが可能となる。
【0144】請求項5に記載の発明では、優先回線更新
手段は、前記最優先出力回線がスケジューリングできな
い場合には、前記各入力回線の最優先出力回線を更新す
る際に、当該最優先出力回線を更新しないことにより、
今回のスケジューリングサイクルで最優先出力回線以外
の回線を選択したとしても、次回以降においてまた当該
最優先出力回線を優先的に選択することができる。
手段は、前記最優先出力回線がスケジューリングできな
い場合には、前記各入力回線の最優先出力回線を更新す
る際に、当該最優先出力回線を更新しないことにより、
今回のスケジューリングサイクルで最優先出力回線以外
の回線を選択したとしても、次回以降においてまた当該
最優先出力回線を優先的に選択することができる。
【0145】付記6に記載の発明では、優先回線更新手
段は、前記各入力回線の最優先出力回線を更新する際
に、出力回線の中の優先回線を非優先回線に優先して選
択し更新することにより、例えば、負荷の高い回線、キ
ュー長の大きな回線、同じ出力回線でも品質要求の厳し
いQoSなどにより優先的にスケジューリングしたい回
線を優先的に選択することができ、同一入力回線内の出
力回線間でトラヒックが不均等な場合でも公平なスケジ
ューリングが可能となり、また、優先したい回線をQo
Sで選択する場合には、ベストエフォートトラヒックの
影響を受けることなく、優先するQoSの回線の遅延及
び帯域を保証することが可能となる。
段は、前記各入力回線の最優先出力回線を更新する際
に、出力回線の中の優先回線を非優先回線に優先して選
択し更新することにより、例えば、負荷の高い回線、キ
ュー長の大きな回線、同じ出力回線でも品質要求の厳し
いQoSなどにより優先的にスケジューリングしたい回
線を優先的に選択することができ、同一入力回線内の出
力回線間でトラヒックが不均等な場合でも公平なスケジ
ューリングが可能となり、また、優先したい回線をQo
Sで選択する場合には、ベストエフォートトラヒックの
影響を受けることなく、優先するQoSの回線の遅延及
び帯域を保証することが可能となる。
【0146】付記7に記載の発明では、スケジューリン
グ処理手段は、前記優先回線と非優先回線とで別々に最
優先出力回線を管理することにより、優先回線と非優先
回線のスケジューリング処理を独立に行うことが可能と
なる。
グ処理手段は、前記優先回線と非優先回線とで別々に最
優先出力回線を管理することにより、優先回線と非優先
回線のスケジューリング処理を独立に行うことが可能と
なる。
【0147】付記8に記載の発明では、スケジューリン
グ処理手段は、前記優先回線と非優先回線とで一括して
最優先出力回線を管理することにより、最優先回線を更
新するときに優先回線を優先的に選択して優先回線を優
先してスケジューリングしながら、スケジューリング処
理の短縮を図ることが可能となる。
グ処理手段は、前記優先回線と非優先回線とで一括して
最優先出力回線を管理することにより、最優先回線を更
新するときに優先回線を優先的に選択して優先回線を優
先してスケジューリングしながら、スケジューリング処
理の短縮を図ることが可能となる。
【0148】付記9に記載の発明では、スケジューリン
グ処理手段は、スケジューリングサイクルの前半で優先
回線を対象としたスケジューリングを行った後、非優先
回線を対象としたスケジューリングを行うことにより、
全回線にわたって完全に優先回線を優先して処理でき、
なおかつ、未確定の空き帯域を非優先回線に割り当てる
ことにより効率の良いスケジューリングが可能となる。
グ処理手段は、スケジューリングサイクルの前半で優先
回線を対象としたスケジューリングを行った後、非優先
回線を対象としたスケジューリングを行うことにより、
全回線にわたって完全に優先回線を優先して処理でき、
なおかつ、未確定の空き帯域を非優先回線に割り当てる
ことにより効率の良いスケジューリングが可能となる。
【0149】付記10に記載の発明では、スケジューリ
ング処理手段は、優先回線と非優先回線のスケジューリ
ングを並列に実行し、両スケジューリング結果で競合が
発生したとき優先回線のスケジューリング結果を優先す
ることにより、優先回線を優先しながら処理時間の短縮
を図ることが可能となる。
ング処理手段は、優先回線と非優先回線のスケジューリ
ングを並列に実行し、両スケジューリング結果で競合が
発生したとき優先回線のスケジューリング結果を優先す
ることにより、優先回線を優先しながら処理時間の短縮
を図ることが可能となる。
【0150】付記11に記載の発明では、優先回線更新
手段は、前記各入力回線の最優先出力回線を更新する際
に、出力回線の中の高優先グループを低優先グループに
優先して選択し更新することにより、例えば、負荷の高
い回線、キュー長の大きな回線、同じ出力回線でも品質
要求の厳しいQoSなどにより優先的にスケジューリン
グしたい回線を優先的に選択することができ、同一入力
回線内の出力回線間でトラヒックが不均等な場合でも公
平なスケジューリングが可能となり、また、優先したい
回線をQoSで選択する場合には、ベストエフォートト
ラヒックの影響を受けることなく、優先するQoSの回
線の遅延及び帯域を保証することが可能となる。
手段は、前記各入力回線の最優先出力回線を更新する際
に、出力回線の中の高優先グループを低優先グループに
優先して選択し更新することにより、例えば、負荷の高
い回線、キュー長の大きな回線、同じ出力回線でも品質
要求の厳しいQoSなどにより優先的にスケジューリン
グしたい回線を優先的に選択することができ、同一入力
回線内の出力回線間でトラヒックが不均等な場合でも公
平なスケジューリングが可能となり、また、優先したい
回線をQoSで選択する場合には、ベストエフォートト
ラヒックの影響を受けることなく、優先するQoSの回
線の遅延及び帯域を保証することが可能となる。
【0151】付記12に記載の発明は、スケジューリン
グ処理手段は、前記高優先グループと低優先グループと
で別々に最優先出力回線を管理することにより、高優先
グループと低優先グループのスケジューリング処理を独
立に行うことが可能となる。
グ処理手段は、前記高優先グループと低優先グループと
で別々に最優先出力回線を管理することにより、高優先
グループと低優先グループのスケジューリング処理を独
立に行うことが可能となる。
【0152】付記13に記載の発明では、スケジューリ
ング処理手段は、前記高優先グループと低優先グループ
とで一括して最優先出力回線を管理することにより、最
優先回線を更新するときに高優先グループを優先的に選
択して優先回線を優先してスケジューリングしながら、
スケジューリング処理の短縮を図ることが可能となる。
ング処理手段は、前記高優先グループと低優先グループ
とで一括して最優先出力回線を管理することにより、最
優先回線を更新するときに高優先グループを優先的に選
択して優先回線を優先してスケジューリングしながら、
スケジューリング処理の短縮を図ることが可能となる。
【0153】付記14に記載の発明は、複数の出力回線
間でスケジューリング対象の異なる複数の処理順序を有
し、最優先出力回線の最優先入力回線が第1優先で処理
される処理順序に従って全出力回線のスケジューリング
を並列に処理するスケジューリング処理手段と、スケジ
ューリングサイクル毎に最優先出力回線および各出力回
線の最優先入力回線を更新する優先回線更新手段とを有
することにより、各出力回線が最優先回線になったと
き、自出力回線内の最優先入力回線を必ず確定すること
ができ、単一の出力回線に着目して見れば、その出力回
線内の入力回線が均等に選択されるため、出力回線間の
順序が固定的であっても、公平なスケジューリングを行
うことが可能となり、また同時に、並列処理により処理
時間の短縮が図れ、高速なスケジューリングが可能とな
る。
間でスケジューリング対象の異なる複数の処理順序を有
し、最優先出力回線の最優先入力回線が第1優先で処理
される処理順序に従って全出力回線のスケジューリング
を並列に処理するスケジューリング処理手段と、スケジ
ューリングサイクル毎に最優先出力回線および各出力回
線の最優先入力回線を更新する優先回線更新手段とを有
することにより、各出力回線が最優先回線になったと
き、自出力回線内の最優先入力回線を必ず確定すること
ができ、単一の出力回線に着目して見れば、その出力回
線内の入力回線が均等に選択されるため、出力回線間の
順序が固定的であっても、公平なスケジューリングを行
うことが可能となり、また同時に、並列処理により処理
時間の短縮が図れ、高速なスケジューリングが可能とな
る。
【図1】従来のスケジューリング方法の一例の説明図で
ある。
ある。
【図2】従来のスケジューリング方法の他の一例の説明
図である。
図である。
【図3】本発明の入力バッファ型スイッチの第1実施例
の構成図である。
の構成図である。
【図4】本発明方法の第1実施例を説明するための図で
ある。
ある。
【図5】本発明方法の第1実施例を説明するための図で
ある。
ある。
【図6】スケジューリング処理の第1実施例のフローチ
ャートである。
ャートである。
【図7】スケジューリングサイクル毎のポインタ初期
値、使用処理パターン、スケジューリング要求の有無、
スケジューリング結果、ポインタ更新後のポインタ値を
示す図である。
値、使用処理パターン、スケジューリング要求の有無、
スケジューリング結果、ポインタ更新後のポインタ値を
示す図である。
【図8】スケジューリングサイクル毎のポインタ初期
値、使用処理パターン、スケジューリング要求の有無、
スケジューリング結果、ポインタ更新後のポインタ値を
示す図である。
値、使用処理パターン、スケジューリング要求の有無、
スケジューリング結果、ポインタ更新後のポインタ値を
示す図である。
【図9】スケジューリングサイクル毎のポインタ初期
値、使用処理パターン、スケジューリング要求の有無、
スケジューリング結果、ポインタ更新後のポインタ値を
示す図である。
値、使用処理パターン、スケジューリング要求の有無、
スケジューリング結果、ポインタ更新後のポインタ値を
示す図である。
【図10】スケジューリングサイクル毎のポインタ初期
値、使用処理パターン、スケジューリング要求の有無、
スケジューリング結果、ポインタ更新後のポインタ値を
示す図である。
値、使用処理パターン、スケジューリング要求の有無、
スケジューリング結果、ポインタ更新後のポインタ値を
示す図である。
【図11】スケジューリング前とスケジューリング後と
でスケジューリング要求有無状態が異なる場合の最優先
入力回線の更新処理を説明するための図である。
でスケジューリング要求有無状態が異なる場合の最優先
入力回線の更新処理を説明するための図である。
【図12】本発明の第2実施例の概要を示す図である。
【図13】優先スケジューリング一括処理の一実施例の
フローチャートである。
フローチャートである。
【図14】優先スケジューリング一括処理の一実施例の
フローチャートである。
フローチャートである。
【図15】優先スケジューリング一括処理の動作例を説
明するための図である。
明するための図である。
【図16】優先スケジューリング順次処理の第1実施例
のフローチャートである。
のフローチャートである。
【図17】優先スケジューリング順次処理の第2実施例
のフローチャートである。
のフローチャートである。
【図18】優先スケジューリング順次処理の第1実施例
の動作例を説明するための図である。
の動作例を説明するための図である。
【図19】優先スケジューリング並列処理の第1実施例
のフローチャートである。
のフローチャートである。
【図20】優先スケジューリング並列処理の第1実施例
の動作例を説明するための図である。
の動作例を説明するための図である。
【図21】異なる入力回線間で優先的に優先回線を選択
する第3実施例を説明するための図である。
する第3実施例を説明するための図である。
【図22】優先スケジューリング順次処理の第3実施例
のフローチャートである。
のフローチャートである。
【図23】優先スケジューリング順次処理の第4実施例
のフローチャートである。
のフローチャートである。
【図24】優先スケジューリング順次処理の第3実施例
の動作例を説明するための図である。
の動作例を説明するための図である。
【図25】優先スケジューリング並列処理の第2実施例
のフローチャートである。
のフローチャートである。
【図26】優先スケジューリング並列処理の第2実施例
の動作例を説明するための図である。
の動作例を説明するための図である。
【図27】本発明方法の第4実施例を説明するための図
である。
である。
【図28】本発明方法の第4実施例を説明するための図
である。
である。
【図29】スケジューリングサイクル毎のポインタ初期
値、使用処理パターン、スケジューリング要求の有無、
スケジューリング結果、ポインタ更新後のポインタ値を
示す図である。
値、使用処理パターン、スケジューリング要求の有無、
スケジューリング結果、ポインタ更新後のポインタ値を
示す図である。
【図30】スケジューリングサイクル毎のポインタ初期
値、使用処理パターン、スケジューリング要求の有無、
スケジューリング結果、ポインタ更新後のポインタ値を
示す図である。
値、使用処理パターン、スケジューリング要求の有無、
スケジューリング結果、ポインタ更新後のポインタ値を
示す図である。
【図31】本発明の入力バッファ型スイッチの第2実施
例の構成図である。
例の構成図である。
【図32】4つのスケジューラの処理イメージとパケッ
ト送出の関係を示す図である。
ト送出の関係を示す図である。
101〜10N 入力回線 131〜13M 論理出力キュー(VOQ) 14 スケジューラ 16 パケットスイッチ 181〜18M 出力回線 20 I/O部 22 リクエスト管理部 24 ポインタ制御部 26 順序制御指示部 28 スケジューリング処理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 瓦井 健一 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 永田 将克 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 Fターム(参考) 5K030 GA03 HA08 KA03 LA03 LC02 LE05
Claims (5)
- 【請求項1】 複数の入力回線間でスケジューリング対
象の異なる複数の処理順序を有し、最優先入力回線の最
優先出力回線が第1優先で処理される処理順序に従って
全入力回線のスケジューリング処理を並列に処理し、ス
ケジューリングサイクル毎に最優先入力回線および各入
力回線の最優先出力回線を更新することを特徴とするス
ケジューリング方法。 - 【請求項2】 請求項1記載のスケジューリング方法に
おいて、 前記最優先入力回線および各入力回線の最優先出力回線
を更新する際に、パケットの存在する回線を優先的に選
択することを特徴とするスケジューリング方法。 - 【請求項3】 複数の入力回線間でスケジューリング対
象の異なる複数の処理順序を有し、最優先入力回線の最
優先出力回線が第1優先で処理される処理順序に従って
全入力回線のスケジューリングを並列に処理するスケジ
ューリング処理手段と、 スケジューリングサイクル毎に最優先入力回線および各
入力回線の最優先出力回線を更新する優先回線更新手段
とを有することを特徴とするスケジューリング装置。 - 【請求項4】 請求項3記載のスケジューリング装置に
おいて、 前記優先回線更新手段は、最優先入力回線および各入力
回線の最優先出力回線を更新する際に、パケットの存在
する回線を優先的に選択することを特徴とするスケジュ
ーリング装置。 - 【請求項5】 請求項4記載のスケジューリング装置に
おいて、 前記優先回線更新手段は、前記最優先出力回線がスケジ
ューリングできない場合には、前記各入力回線の最優先
出力回線を更新する際に、当該最優先出力回線を更新し
ないことを特徴とするスケジューリング装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001034339A JP2002237839A (ja) | 2001-02-09 | 2001-02-09 | スケジューリング方法及びその装置 |
US09/973,628 US20020110129A1 (en) | 2001-02-09 | 2001-10-09 | Scheduling method and scheduling apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001034339A JP2002237839A (ja) | 2001-02-09 | 2001-02-09 | スケジューリング方法及びその装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002237839A true JP2002237839A (ja) | 2002-08-23 |
Family
ID=18897966
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001034339A Withdrawn JP2002237839A (ja) | 2001-02-09 | 2001-02-09 | スケジューリング方法及びその装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20020110129A1 (ja) |
JP (1) | JP2002237839A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012244399A (ja) * | 2011-05-19 | 2012-12-10 | Fujitsu Telecom Networks Ltd | 通信装置 |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7508780B2 (en) * | 2002-01-18 | 2009-03-24 | Nortel Networks Limited | Method and system for priority-based state transition for high speed data transmission and wireless access networks |
US7436769B2 (en) * | 2002-05-23 | 2008-10-14 | Lucent Technologies Inc. | Method of throttling data flow through a router |
US7468948B2 (en) * | 2003-09-17 | 2008-12-23 | Steven A Rogers | Empirical scheduling of network packets using coarse and fine testing periods |
US7529247B2 (en) * | 2003-09-17 | 2009-05-05 | Rivulet Communications, Inc. | Empirical scheduling of network packets |
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