JP2002236957A - 電子投票装置、電子投票システム - Google Patents

電子投票装置、電子投票システム

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JP2002236957A
JP2002236957A JP2001033402A JP2001033402A JP2002236957A JP 2002236957 A JP2002236957 A JP 2002236957A JP 2001033402 A JP2001033402 A JP 2001033402A JP 2001033402 A JP2001033402 A JP 2001033402A JP 2002236957 A JP2002236957 A JP 2002236957A
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JP2001033402A
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English (en)
Inventor
Ryo Saito
涼 斉藤
Yoshinari Yokochi
良也 横地
Akinari Suehiro
晃也 末廣
Haruo Matsuo
治夫 松尾
Koichiro Nishikawa
浩一郎 西川
Toshiro Kono
俊郎 河野
Tadashi Aizawa
忠 相澤
Kenji Narisawa
賢司 成澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 肢体不自由な有権者が、健常者と同様にスム
ースに電子投票が実行できる電子投票装置、電子投票シ
ステムを提供する。 【解決手段】 表示手段(ディスプレイ)74の画面に
表示された選択キー画像(図10、数字キー101、拡
張キー102)を投票者が一定時間以上注視すると、赤
外光発光装置73により照射された投票者の眼球の瞳を
CCDカメラ72が撮像して撮像画面を解析し、注視し
ている選択キーを特定する。操作に必要な選択キーを順
次注視して電子投票端末装置1aを操作することによ
り、電子的な投票を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、選挙の投票に使用
される電子投票装置、電子投票システムに関し、特に、
肢体不自由者の投票を可能とし、投票者自身の操作にて
投票が行われ、投票者のプライバシーを守ることができ
る電子化された投票手段である電子投票装置、電子投票
システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、国会議員、都道府県知事、同議
員、市長村長、及び同議員等の選挙では、公職選挙法に
基づき、地方自治体から有権者に投票所入場券となる葉
書が郵送され、有権者が投票所にその葉書を持参し、選
挙人名簿との照合により有権者本人であることの確認を
受ける。そして、投票用紙が渡されるとその投票用紙に
立候補者の氏名を記入して、投票箱に投函して投票が行
なわれる。その後、投票箱を体育館等の施設に集め、係
員が開票作業を行ない、投票結果を集計するという経緯
をとっていた。更に、投票時の投票用紙への記入説明に
ついては、投票用紙を渡す際の投票所の係員の口頭説
明、及び投票用紙への記入場所に於いての用紙掲示によ
るものであった。
【0003】従って従来では、投票者及び選挙管理者に
係る操作負担及び作業負担が大きく、かつ投票に多くの
時間と労力を要するという問題があり、これが投票率の
向上を妨げる一要因となっていた。これを解決する方法
として本出願人は、特開2000−0111号公報、及
び特開平7−57022号公報において電子的に投票を
行え、投票を容易にかつ操作性の良い電子投票端末を開
示している。
【0004】しかし、肢体が不自由な有権者は、投票用
紙に候補者の氏名を記入することはできず、代理人に投
票する人の氏名を知らせて投票用紙に記入してもらい投
票しており、プライバシー保護の点で非常に苦痛を受け
ている人が多い。さらには、選挙権自体も行使できない
有権者も多く、選挙を実施する点で問題となっている。
また、特開平8−44488号公報には肢体不自由者用
の電子投票端末が開示されている。しかし、目の周辺部
に検出器を取り付ける装置であるので、相対的な位置を
精密にする必要があり、選挙人への負担が大きい問題が
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
投票方法では、選挙人への負担も大きく、身体的に不自
由な人への配慮が欠けているシステムであった。また、
これが投票率の向上を妨げる一要因となっていた。
【0006】本発明は上記した状況に鑑みなされたもの
で、特に複数の立候補者のそれぞれに対応した複数の選
択キーの画像を、表示画面上の異なる位置にそれぞれ表
示する表示手段と、表示手段が表示する複数の選択キー
の画像の内、操作者が注視している選択キーの画像を操
作者の瞳を撮像することによって特定する特定手段と、
特定手段が特定した選択キーの画像に対応した立候補者
を特定の立候補者として選択する選択手段とを備えたこ
とによって、身体的に不自由な有権者でも負担が少な
く、かつ容易に投票ができ、特に肢体不自由者に公平な
操作性及び信頼性に優れた電子投票装置、電子投票シス
テムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明は、下記の構成を有する電子投票装置、
電子投票システムを提供する。 (1)複数の立候補者の中から選択した特定の立候補者
に関する情報を入力操作することにより前記特定の立候
補者へ投票する電子投票装置(電子投票端末装置1a、
視線入力式装置6−1、6−2)であって、前記複数の
立候補者のそれぞれに対応した複数の選択キーの画像
(図10 数字キー)101を、表示画面10a上の異
なる位置にそれぞれ表示する表示手段(ディスプレイ)
74と、前記表示手段74が表示する前記複数の選択キ
ーの画像101の内、操作者が注視している選択キーの
画像を前記操作者の瞳を撮像することによって特定する
特定手段(視線検出装置)71と、前記特定手段71が
特定した選択キーの画像101に対応した立候補者を前
記特定の立候補者として選択する選択手段(CPU)4
1とを備えたことを特徴とする電子投票装置1a、6−
1、6−2。 (2)前記表示手段は、前記複数の選択キーの画像10
1を虚像として観察可能なように、投射手段によって投
射された表示光を前記操作者側へ反射する反射手段と、
前記操作者の頭部に装着するための装着手段とを備えた
ヘッドマウントディスプレイであることを特徴とする請
求項1記載の電子投票装置。 (3)複数の立候補者の中から選択した特定の立候補者
に関する情報を入力操作することにより前記特定の立候
補者へ投票する電子投票装置(図12 電子投票端末装
置、瞬き入力式装置)1a、11aであって、前記複数
の立候補者のそれぞれに対応した複数の選択キーの画像
と、前記複数の選択キーの画像の内の変更可能ないずれ
かの画像に重ねて表示されるカーソルの画像とをそれぞ
れ表示画面上に表示する表示手段(ディスプレイ)11
7と、操作者の瞳を撮像して、前記操作者が行なう瞬き
動作を検出する検出手段(瞬き検出装置)111と、前
記検出手段111の検出結果に応じて、前記カーソルの
画像が重ねて表示される選択キーの画像を前記複数の選
択キーの画像間で変更するカーソル移動手段111と、
前記検出手段111の検出結果に応じて、前記カーソル
の画像が重ねて表示された選択キーの画像に対応した立
候補者を前記特定の立候補者として選択する選択手段4
1とを備えたことを特徴とする電子投票装置。 (4)複数の立候補者の中から選択した特定の立候補者
に関する情報を入力操作することにより前記特定の立候
補者へ投票する電子投票装置(図15 電子投票端末装
置、光入力式装置)1a、14aであって、操作者の操
作に応じて変更可能な特定の方向へ光線を投射する光投
射手段(発光装置)143と、前記光投射手段143が
投射する光線をそれぞれ受光可能かつ前記複数の立候補
者のそれぞれに対応した複数の受光手段(受光素子)1
44を配列した操作パネル手段(図17 光入力式キー
ボード)141と、前記複数の受光手段144の中で、
前記光投射手段143が投射した光線を受光した前記受
光手段144に対応した立候補者を前記特定の立候補者
として選択する選択手段41とを備えたことを特徴とす
る電子投票装置1a,14a。 (5)複数の立候補者の中から選択した特定の立候補者
に関する情報を入力操作することにより前記特定の立候
補者へ投票する電子投票装置であって操作に応じて長短
2種の信号を組み合わせた一連の信号を出力する出力手
段と、前記出力手段が出力する一連の信号に応じて、予
め定めた規則に基いて前記複数の立候補者の中から前記
特定の立候補者を選択する選択手段とを備えたことを特
徴とする電子投票装置。 (6)請求項1乃至請求項5のいずれか1に記載の電子
投票装置を備えた電子投票システムであって、前記電子
投票装置を用いて投票した立候補者に関するデータを、
伝送路を介して送信する送信手段(図2 通信インター
フェース)44と、前記送信手段44が送信した前記デ
ータを受信する受信手段とを有することを特徴とする電
子投票システム。
【0008】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して、本発明の実
施の形態に係る好ましい実施例である投票端末装置の説
明を行なう。図1は本発明の実施形態に係る一実施例で
ある投票端末装置の外観図、図2は図1の投票端末装置
のハードウェア構成図、図3は図1の投票端末装置が実
行するソフトウェアの構成図、図4は図1の投票端末装
置が実行するプログラムの構成図、図5は図1の投票端
末装置を用いた投票処理の流れを示すフローチャート、
図6は図1の投票端末装置に接続して用いる視線入力式
装置の構成図、図7は図6の視線入力式装置のブロック
図、図8は図6の視線入力式装置の処理の流れを示すフ
ローチャート、図9は図6の視線入力式装置を用いて投
票を行う際に表示される投票画面の構成図、図10は図
6の視線入力式装置を用いて投票を行う際に表示される
投票画面の構成図、図11は図1の投票端末装置に接続
して用いる瞬き入力式装置の構成図、図12は図11の
瞬き入力式装置のブロック図、図13は図11の瞬き入
力式装置の処理の流れを示すフローチャート、図14は
図1の投票端末装置に接続して用いる光入力式装置の構
成図、図15は図14の光入力式装置のブロック図、図
16は図14の光入力式装置の処理の流れを示すフロー
チャート、図17は図14の光入力式装置を用いて投票
を行う際に表示される投票画面の構成図である。最初に
健常者用のタッチパネルを用いた電子投票端末装置につ
いて説明する。図1は、本実施例の投票端末装置1aの
外観図である。30はタッチパネル式LCD 、33は
磁気カードリーダを示す。投票カード(図示せず)をカ
ードリーダ33に入れ、投票カードが受け付けられる
と、タッチパネル式LCD30に表示される選挙表示を
指で触れることにより投票を行うことができる。投票カ
ードは、投票終了時に投票端末装置に取り込まれる。
【0009】図2は、図1の投票端末装置1aのハード
ウェア構成図である。LCD31は、CPU41の制御
の下に初期画面、投票開始画面、選挙選択画面、候補者
一覧画面、候補者明細画面、投票確認画面、投票終了画
面等の各種画面を表示する。
【0010】LCD31上に設けられたタッチパネル3
2は、タッチパネル制御プログラム15によって制御さ
れ、投票者の指との接触を検知するスイッチを内蔵し、
スイッチの検知結果に応じて各種画面の切り換え等が行
われる。
【0011】フラッシュROM40には、HTML投票
プログラム18、それらHTMLファイルから呼び出さ
れる画像ファイル、投票データファイル22等が格納さ
れる。
【0012】CPU(中央制御装置)41は、フラッシ
ュROM40に格納されたHTML投票プログラム1
8、WWWブラウザ17、投票制御プログラム16に従
い、タッチパネル32から入力されたコマンド、データ
等を受付、処理する。
【0013】RAM42は、読み取り/書き込み可能な
メモリであり、前記投票データメモリ20などとして機
能する。ROM43は、読み取り専用メモリであり、装
置電源投入後の診断プログラム、システムを立ち上げる
ブートプログラム等が格納される。通信インタフェース
44は、有線方式又は無線方式による通信装置を具備す
るもので、必要に応じてホストコンピュータなどとのデ
ータ通信制御を行う。FDD(フロッピー(登録商標)
ディスク装置)45は、上記通信装置を使用することな
く、別の集計装置に投票データを渡す際に使用される。
カードリーダ33は、投票カードに記録されている情報
の読み取りなどを行う。プリンタは例えばジャーナルプ
リンタを用いて投票者の投票結果を印刷しておき、後の
集計確認の際に用いることがある。
【0014】外部選択装置2aは、視覚機能や肢体が不
自由な有権者の入力装置で構成するものであり、後に詳
細な説明を行なう。外部選択装置2aは有線または無線
により投票端末装置と接続しており、無線の場合はセキ
ュリティの面から光無線による通信が望ましい。
【0015】図3は、本実施例に投票端末装置1aにお
けるソフトウェアの構成図である。オペレーションシス
テム(OS)10は、要求された時間内に目的の処理を
行うというリアルタイム処理が可能なリアルタイムOS
である。シリアルI /O11は、データの入出力の際
1ビットずつ連続的に入力又は出力を制御する。ウイン
ドウシステム12は、ディスプレイなどに表示される画
面の中で、枠などによって区切られた表示部分の管理を
行う。ファイルシステム13は、ファイルの登録、追
加、修正、削除などのファイル保守、特定ファイルへの
アクセスを制限するファイル保護などを行う。カード制
御プログラム14は、例えばICカードや、磁気カード
の読み取り及び書き込みなどを制御する。タッチパネル
制御プログラム15は、タッチパネルからの入力及びタ
ッチパネルへの出力を制御する。選択装置制御プログラ
ム15bはシリアルI/Oで接続した外部選択装置2a
とのデータの入出力を制御する。
【0016】WWW (World Wide We
b)ブラウザ17は、ハイパーテキスト記述言語(HT
ML )形式のファイルを閲覧するためのビューワーで
あり、HTMLファイルを解読してテキストや画像を画
面に表示させることができる。
【0017】HTML投票プログラム18は、HTML
形式のファイルであり、テキスト(候補者の氏名、所属
政党名など)の整形や、画像(候補者の顔写真など)フ
ァイルの存在位置、リンク先などが記述されている。H
TML投票プログラム18はブラウザ17上で動作し、
OS10に依存せずに動作する。このように、選挙毎に
異なるデータ、すなわち頻繁な更新が必要なデータをO
S非依存とし、HTMLのような簡易な言語で記述する
ことにより、これらデータの作成、変更が極めて容易に
なる。
【0018】本実施例においては、HTML3 .2を
基礎とし、ローカル・システム・インボケィション(Lo
cal System Invocation :LSI )を実行するための
スクリプト(LSIS )拡張を行う。
【0019】投票制御プログラム16は、LSIS に
より記述されOS10により配送されるメッセージを受
信することによりメッセージ待ち状態からぬける。投票
制御プログラム16が待ちキュー(行列)とイベントを
管理するので、OS10はその関係については関知しな
い。
【0020】また、ある画面でソフトウェアキーボード
を表示させる場合、そのキーボード自体はウインドウシ
ステム12が直接管理する。すなわち、1つの画面をウ
インドウシステム12が管理する部分とブラウザ17が
管理する部分とに分割し、ブラウザ17が管理する画面
部分に対して独立して移動することができないシェルウ
インドウ内にキーボードを表示する。
【0021】ブラウザ17は、投票制御プログラム16
との同期確立のため2つのキュー(ブラウザ17から投
票制御プログラム16へのキューと、投票制御プログラ
ム16からブラウザ17へのキュー)を用意し、これを
投票制御プログラム16のタスクに対して開放する。な
んらかのイベントにより発信されたメッセージはスクリ
プト言語で記述された内容がそのままキューに入れられ
る。このため、メッセージの内容は投票制御プログラム
16が規定する必要がある。
【0022】ブラウザ17がHTML 投票プログラム
18を読み込み画面表示を行う部分と、ブラウザ17か
らのメッセージを受信した投票制御プログラム16が、
HTML 投票プログラム18やブラウザ17と関係な
く、画面表示を行う部分とを切り分けて、これらを適宜
リンク可能とする。
【0023】図4は、本実施例投票端末装置1aのプロ
グラム構成を示す図である。電源が投入されると、投票
制御プログラム16が起動し、さらにブラウザ17が起
動する。ブラウザ17は、選挙選択画面、その他の画面
を表示させるHTML投票プログラム18を適宜読み込
み表示する。また、投票制御プログラム16の制御の
下、選挙番号、候補者番号などのデータが1投票データ
メモリ20上に記録される。そして、1 投票終了時に
前記データが投票データファイル27に保存される。な
お、必要に応じて投票制御プログラム16の制御の下ソ
フトウェアキーボード24を表示する。キーボード24
から入力された文字は、ブラウザ17に通知され、さら
に投票制御プログラム16にも通知され、選挙番号等の
データと共にメモリ20に記録される。
【0024】図5は、外部選択装置2aを使用した場合
の投票処理の流れを示すフローチャートである。なお、
以下の説明で「選択する」とは、外部選択装置2aのキ
ーを入力することを意味する。
【0025】電子投票端末装置1aに電源が投入される
と所定の処理を行った後、投票開始画面が表示され(ス
テップS1)、一例として障害の有無、種類を入力す
る、または外部選択装置2aを接続し、これを端末側で
検知することによって投票プログラムを選択してもよい
(ステップS2)。投票端末装置1aのカードリーダ3
3 に投票カードが入れられるのを待つ(ステップS3
)。
【0026】選挙人又は選挙立会人によって投票カード
が入れられると、投票カードに記録された選挙人情報が
投票制御プログラム16に送信され、投票制御プログラ
ム16において受信した情報のチェックが行われる。チ
ェックの結果、適正な投票カードであることが確認され
ると、投票カードに記録された投票者の障害の有無、種
類によって適合する外部選択装置や投票プログラムを選
択する(ステップS22)。また適正なカードである旨
のメッセージがブラウザ17に送信され、ブラウザ17
がHTML形式の選挙選択画面ファイルを読み込む。選
挙選択画面が表示され、音声によって選挙の内容を説
明、番号による選挙の選択を促し(ステップS4 )、
どの選挙について投票するのかに関する入力を待つ(ス
テップS5)。選挙の内容は、具体的には衆議院議員選
挙、参議院議員選挙、県議会議員選挙、市議会議員選挙
などをいう。
【0027】選挙の種類に応じた選挙の番号を選択し、
確定されると、ブラウザ17 がHTML 形式の候補者
一覧ファイルを読み込み、候補者一覧画面が表示され、
音声によって選候補者を順に読み上げる(ステップS
6)。また、選択された選挙の番号が投票制御プログラ
ム16 に送信され、その選挙番号がRAM42 に保存
されるとともに、候補者の選択を待つ。
【0028】なお、候補者の表示順序は常に同じである
必要はない。1人の投票者が投票を終了するごとに、候
補者の表示順序を1つずつ、ずらすことが好ましい。
【0029】候補者一覧画面に表示され、音声で案内さ
れた候補者のいずれかの番号が選択されると、ブラウザ
17がHTML形式の候補者明細画面ファイルを読み込
む(ステップS7)。また、選択された候補者の番号が
投票制御プログラム16に送信され、その候補者番号が
RAM42に保存されるとともに、その候補者に関する
投票又は変更を待つ(ステップS72 )。候補者明細
案内では、その候補者の所属政党、氏名、プロフィール
等が読み上げられる。
【0030】候補者明細を確認し、「確定」が選択され
ると、未投票選挙がある場合(例えば、衆議院議員選挙
については投票を済ませたが、参議院議員選挙について
はまだ投票を済ませていない場合)にはステップS4
に戻り、選挙選択画面が表示され、音声にて次の選挙内
容が案内される。未投票選挙がない場合にはブラウザ1
7がHTML形式の最終投票確認画面ファイルを読み込
み、最終投票確認画面が表示され、音声にて全ての投票
内容が案内され(ステップS8)、最終的な投票の確認
を待つ(ステップS82 )。
【0031】最終投票確認画面には、各選挙について投
票されているという表示がされ、投票者が選択した候補
者の氏名を画面表示及び音声案内にて選挙人に伝達され
る。「確定」が選択されると、ブラウザ17がHTML
形式の投票終了画面ファイルを読み込み、投票終了画面
が表示され、投票終了の音声案内がされる(ステップS
9 )。また、RAM42 上の投票データ(選挙番号、
候補者番号)がフラッシュROM40上に投票データフ
ァイルとして記録される。選挙が終了したら、フラッシ
ュROM40上の投票データをFD にコピーし、別の
集計システムに渡す。同時に投票端末装置に内蔵されて
いるジャーナルプリンタにも印刷が行われる。
【0032】最終投票確認画面において「変更する」が
選択されると、その旨のメッセージが投票制御プログラ
ム16に送信され、投票確認画面が表示され、投票内容
変更案内が音声で伝達される(ステップS83)。「変
更」が選択されると、ステップS4に戻る。音声による
読み上げは選択でき、画面表示のみで順次投票操作を行
うことが可能である。
【0033】以上のように、外部選択装置2aを使用し
た場合の投票操作を説明したが、特に肢体不自由者が利
用可能な外部選択装置2a及び投票操作について以下に
説明する。
【0034】肢体不自由者の障害内容によって使用可能
な外部選択装置2aが異なる。肢体不自由者の中でも、
四肢が麻痺し頭部も動かすことのできない、例えば筋萎
縮性側索硬化症(ALS:Amyotrophic lateral Scle
rosis)の難病患者が最重度の肢体不自由者である。特
に、ALS患者は四肢筋、筋、呼吸筋の筋力低下及び萎
縮が進行し、四肢が完全に麻痺し、発声も不可能にな
る。当然、電子投票端末装置1aの前記タッチパネル3
2を指で操作することは困難であり、足、音声での入力
も困難である。しかし、ALS患者は眼球運動が正常で
ある。現在では、ALS患者等の四肢が不自由な最重度
の肢体不自由者にもパソコン操作ができる視線入力式装
置が開発されている。
【0035】視線入力式装置は使用者が注視しているデ
ィスプレイ画面上の位置を検出し、検出した位置上に表
示されている選択キーを選択したものとして、文字入力
あるいは画面切り替えを順次行い、パソコンを操作する
ものである。従って、視線移動がマウスの機能に相当
し、注視位置を選択することがマウスのクリックに相当
する。この視線入力式装置を電子投票端末装置1aと接
続して、視線入力式装置によって電子投票端末装置1a
を操作できるようにすれば、ALS患者等の最重度の肢
体不自由者の投票を可能にする。投票端末装置1aにお
いては視線移動により注視位置を選択することは、タッ
チパネルのスイッチを指で押圧することにより選択する
ことに相当する。
【0036】図6は、本実施例の投票端末装置1aに接
続して投票に用いる、視線入力式装置6−1、6−2の
構成図である。図7は図6の視線入力式装置6−1、6
−2の回路構成を示すブロック図である。制御装置70
と投票端末装置1a内のCPU41は有線または無線で
接続されている。視線入力式装置6−1、6−2は主に
視線検出装置71、CCDカメラ72及び赤外光発光装
置73から構成される。
【0037】図7の視線検出装置71は以下のような処
理をする。使用者はディスプレイ74上に表示されてい
る選択キーを注視する。視線入力式装置6−1、6−2
の使用者の眼球付近に微弱な赤外光を照射し、CCDカ
メラ72で眼球の画像を撮像する。CCDカメラ72か
らの画像信号を2値化回路75で取り込み、2値化回路
75は予め設定しておくしきい値を用いて2値化する。
次に、瞳孔・角膜反射点抽出回路76によって、瞳孔の
中心点と角膜反射の中心点を抽出する。視線検出演算回
路77によって、前記2つの特徴点から使用者の注視位
置を算出する。注視位置データを制御装置70に送出
し、注視位置が一定時間変化しない場合に、注視位置が
選択されたものとして、入力確定信号(注視位置情報)
を投票端末装置1aのCPU41に送出する。
【0038】図6(a)の構成6−1は、角度のある方向
から撮像するので注視位置補正が必要であり、また眼球
画像に個人差が生じるので、注視位置に若干のずれを生
じる可能性がある。そこで、図6(b)に示しているよう
に、視線入力式装置6−2はハーフミラー60上にディ
スプレイ74上の画面を表示し、ハーフミラー60の後
側にCCDカメラ72を置く構成としてもよい。図6
(b)の構成は、CCDカメラ72で眼球を正面から撮像
できるので、注視位置補正は必要なく、眼球画像の個人
差も少なくなるので、正確に注視位置を認識できる。
【0039】視線入力式装置6−1、6−2を使用して
投票操作を行う前に、ディスプレイ74上にテストマー
クを表示させ、予めディスプレイ74上に基準点を設
け、視線入力式装置6−1、6−2の使用者はテストマ
ークを注視し、視線入力式装置6−1、6−2は注視位
置を算出し、制御装置70において、注視位置とテスト
マークの位置を対応させ、位置関係をキャリブレーショ
ンするのが望ましい。
【0040】視線入力式装置6−1、6−2を用いる場
合も図5の投票処理の流れに従い投票操作を行う。選挙
人または選挙立会人は電子投票端末装置1aに投票カー
ドを挿入し、外部入力装置として視線入力式装置6−
1、6−2を選択、接続し、視線入力式装置6−1、6
−2用の投票プログラムを選択する。投票プログラムを
読み込むと、投票画面信号が制御装置70に転送され
る。制御装置70は最初の投票画面信号を受信したと
き、赤外光発光装置73に赤外光ON信号、CCDカメ
ラ72に電源ON信号を送出する。同時に、制御装置7
0は投票画面信号をディスプレイ74に転送し、ディス
プレイ74に投票画面を表示させる。赤外光が選挙人の
眼球付近に照射され、CCDカメラ72で撮像される眼
球付近の画像は、視線検出装置6−1、6−2に転送さ
れる。前記のような方法で、ディスプレイ74画面上の
注視位置をキャリブレーションしておくことが望まし
い。
【0041】図8は視線入力式装置6−1、6−2の制
御装置70が投票画面信号を受信してから、選択キーに
相当する入力確定信号を投票端末装置1aへ送出するま
でのフローチャートを示している。選挙人は所望の選択
項目に対応する選択キーを注視する。制御装置70は注
視位置が一定時間変化せず、注視位置の画面上に選択キ
ーが表示されかつ選択キーに対応する選択項目が存在す
ることを確認した場合、選択キーを確定し、選択キーに
対応した入力確定信号を投票端末装置1aに送出する。
投票端末装置1aは入力確定信号により、次の投票画面
信号を制御装置70に送出し、制御装置70は次の投票
画面を表示し、選挙人は選択キーを注視して投票操作を
繰り返す。一定時間、瞳孔・角膜反射点の検出ができな
い場合は投票画面を見るようにディスプレイ74に表示
する。注視位置に対応する選択キーがない場合は選択キ
ーを注視するようにディスプレイ74に表示する。制御
装置70は入力確定信号を送出してから投票画面信号を
受信するまでの間は、注視位置の算出及び入力確定信号
の送出は行わない。
【0042】選挙項目確定の入力確定信号が投票端末装
置1aに送出された場合、入力確定信号に対応した選挙
番号をRAM42に保存する。候補者選択確定の入力確
定信号が投票端末装置1aに送出された場合、入力確定
信号に対応した候補者番号をRAM42に保存する。最
後の投票画面信号(投票終了を案内する画面信号)を制
御装置70が受信した場合、赤外光発光装置73及びC
CDカメラ72に電源OFF信号を送出し、画面上に投
票終了を表示し、制御装置70は電源OFFあるいは次
の投票カードが挿入されるまで待機状態にする。その他
データ記録、データ集計、データ通信方法等はすべて健
常者用と同様の方法で行う。
【0043】図9はディスプレイに表示する投票画面を
示す例である。投票画面9aには、選挙内容あるいは各
選挙立候補者の選択項目90、電話型配列の数字キー9
1及び投票の進行を制御する拡張キー92を表示する。
拡張キー92の○は確定、×は取消、左向き矢印は投票
案内の説明及び進行の戻し、右向き矢印は投票案内の説
明、進行のすすめ、三角記号は投票を始めからやり直す
という機能をもつ。
【0044】例えば、衆議院議員選挙を選択する場合、
数字キー‘1’を注視して選択する。再度、衆議院議員
選挙でよいかを確認する画面が表示され、よい場合は
○、異なる選挙を選択したい場合は×を注視して選択す
る。○を選択確定すると、立候補名が表示される。図1
0は立候補者名の投票画面表示例10aを示している。
図10に表示されている1〜3の立候補者以外の立候補
者を選択したい場合は選択キー(数字キー)101
‘4’を注視する。選択キー101‘4’が選択される
と、次画面の立候補者名が表示される。図10の画面表
示の場合、例えば選択キー101‘9’を注視しても、
選択キー101に相当する選択項目100が存在しない
ので、表示画面は変化しない。
【0045】投票画面10aと選択キー101画面は別
のウィンドウとしてもよい。選択キー101は、前記数
字キー101及び拡張キー102に限定することなく、
アルファベットキー等の様々なキーを用いてよい。数字
キー101は用いず、選択項目100を選択キーとし、
選挙人は選択項目表示部100を注視して選択する方式
をとっても良い。視線入力式装置6−1、6−2の制御
装置70を投票端末本体1aに組み込むことも可能であ
る。視線入力式装置6−1、6−2のディスプレイ74
は電子投票端末装置本体1aのタッチパネル式LCD3
0で代用してもよい。また、ディスプレイ74は頭部に
装着し、視野の空中に虚像による画像を表示するヘッド
マウントディスプレイ(図示せず)としてもよい。尚、
ヘッドマウントディスプレイは、画像を表示するための
表示光投射手段と、表示光を受けて投票者側へ反射する
反射板とを備え、投票者の頭部に装着可能に構成したも
のである。
【0046】重度のALS患者などは、病院等で寝たき
りの状態で体勢を動かすことが難しい。この場合、上記
したヘッドマウントディスプレイを用いるのが望まし
い。選挙立会人が選挙人の頭部にヘッドマウントディス
プレイを装着するだけで、寝たままの状態で投票操作を
行うことができる。CCDカメラ、赤外光源及びディス
プレイを一体化したヘッドマウントディスプレイは、特
開平8−44488号公報に開示されている装置のよう
に、目の周辺部に検出器を取り付ける構成ではないので
選挙人の負担を少なくすることができる。また、一体化
したヘッドマウントディスプレイは相対的な位置関係を
精密に調整する必要もなく、移動も容易にできる。ヘッ
ドマウントディスプレイ本体はベッド等の周辺物体に固
定し、頭部前部に設置するオープンタイプとすれば、選
挙人の頭部に直接固定しないので、選挙人の負担をさら
に軽減することができる。
【0047】選挙人あるいは選挙人が入院している病院
等が所有するヘッドマウントディスプレイ等の視線入力
式装置を利用することも可能である。電子投票端末装置
1aを選挙人の自宅あるいは入院中の病院に移動し、選
挙人または選挙立会人が選挙人の所有する視線入力式装
置と接続する。投票操作、入力確定信号の送出は前記と
同様に行う。ディスプレイ画面上には投票画面と選挙人
が通常使用している視線入力用選択キーを別のウィンド
ウで表示し、選挙人の所有する視線入力式装置内蔵の視
線入力用プログラムを用いて選択キーを選択して、投票
操作を行ってもよい。上記のように電子投票端末装置1
aを視線入力式装置6−1、6−2とともに所望の設置
場所に移動して投票を行う場合には、図2に示す通信イ
ンターフェース44等を用いて伝送路(有線回線、また
は無線回線)を介して遠隔にある集計手段(ホストコン
ピュータ等で構成される)へ投票結果を伝送することも
可能である。また上記のような投票端末装置1a及び外
部選択装置の任意場所での設置、投票結果データの伝送
は、視線入力式装置6−1、6−2に限らず、本実施例
の他の外部選択装置を用いて実施することもまた、当然
可能である。
【0048】前記視線入力方式以外にも、瞳孔の中心位
置を抽出する以外にも虹彩と白目の反射率の違いにより
注視位置を算出する方法など様々な方法を用いることが
可能である。
【0049】肢体不自由者の中には四肢が不自由である
が、他の筋肉には支障がない人もいる。このような肢体
不自由者には、以下に説明する如くの、瞬き入力式装置
を用いて操作をするのが最適である。上記説明した視線
入力式装置6−1、6−2を使用することも可能である
が、視線入力式装置6−1、6−2は瞬き入力式装置と
比較してコストが高く、すべての肢体不自由者あるいは
選挙管理委員会が導入するのは難しい。また、視線入力
式装置6−1、6−2を使用したことがない人に、すぐ
に使用できるようにすることは難しいが、瞬き入力式装
置は初心者でも比較的使用し易い。従って、瞬きができ
る肢体不自由者には、瞬き入力式装置を導入するのが望
ましい。
【0050】瞬き入力式装置は、瞬きの時間、瞬きの回
数あるいは左眼の瞬きと右眼の瞬きを区別する方法など
の瞬きの動作によって、ディスプレイ画面上の選択キー
を選択し、文字入力あるいは画面切り替えを順次行い、
パソコンを操作するものである。この瞬き入力式装置を
視線入力式装置6−1、6−2と同様に電子投票端末装
置1aと接続して、電子投票端末装置1aを操作する。
瞬きをして選択することがマウスのクリックあるいはタ
ッチパネルのスイッチを指で押圧することにより選択す
ることに相当する。
【0051】図11は、本実施例に係る瞬き入力式装置
11aの構成図の例である。図12は図11の瞬き入力
式装置11aの回路構成を示すブロック図である。制御
装置110と投票端末装置内のCPU41は有線または
無線で接続されている。瞬き入力式装置11aは主に瞬
き検出装置111、受光素子112及び赤外光発光装置
113から構成される。
【0052】図12の瞬き検出装置111は以下のよう
な処理をする。使用者の眼球付近に微弱な赤外光を照射
し、受光レンズ114で反射光を集光し、フォトダイオ
ードあるいはフォトトランジスタ等の受光素子112で
反射光による受光電流を生成し、受光電流を演算増幅器
115により電圧変換し、A/Dコンバータ116に入
力する。A/Dコンバータ116により量子化され、一
定のタイミングで制御装置110に記憶する。制御装置
110は、電圧の変化率が所定値以上計測されてから、
所定値以上の電圧が所定時間継続された場合に、瞬きが
されたことを認識する。意図しない瞬きの影響を防ぐた
めに、所定時間を設ける。瞬きを認識すると、ディスプ
レイ画面上に現在表示している選択キーが移動または確
定する。
【0053】例えば、電子投票端末装置1aに入力する
瞬き入力式装置11aとしては、左眼と右眼を使い分け
る方式、あるいは瞼を閉じる時間を使い分ける方式など
が望ましい。例えば、前者の方式は、左眼で選択キーを
移動、右眼で選択確定とするものである。例えば、後者
の方式は、瞼を0.5秒以上3秒未満閉じたときは、選
択キーを移動し、瞼を3秒以上閉じたときは、選択を確
定するとものである。
【0054】瞬き入力式装置11aを用いる場合も図5
の投票処理の流れに従い投票操作を行う。選挙人または
選挙立会人は電子投票端末装置1aに投票カードを挿入
し、外部入力装置として瞬き入力式装置11aを選択、
接続し、瞬き入力式装置11a用の投票プログラムを選
択する。投票プログラムを読み込むと、投票画面信号を
制御装置110に送出する。制御装置110は最初の投
票画面信号を受信したとき、赤外光発光装置113に赤
外光ON信号、受光素子112に電源ON信号を送出す
る。同時に、制御装置110は投票画面信号をディスプ
レイ117に転送し、ディスプレイ117に投票画面を
表示させる。赤外光は選挙人の眼球付近に照射され、受
光素子112で計測される受光電流は、瞬き検出装置1
11に転送される。
【0055】図13は瞬き検出装置111の制御装置1
10が投票画面信号を受信してから、選択キーに相当す
る入力確定信号を投票端末1aへ送出するまでのフロー
チャートを示している。選挙人は所望の選択項目に対応
する選択キーを注視する。図13の例は前記説明した左
眼で選択キーまたはカーソルを移動、右眼で選択確定と
する方式である。瞬き入力式装置11aを用いる場合
も、制御装置110と投票端末装置1a間のデータ転
送、表示するキーの種類等は、視線入力式装置を用いた
場合と同様である。瞬き入力式装置11aは、図13の
例に限定されるものではない。瞬き入力式装置11aの
場合は視線入力式装置6−1、6−2のようにキャリブ
レーションの必要はない。瞬き入力式装置11aもヘッ
ドマウントディスプレイとして、ディスプレイ、受光素
子及び赤外光発光装置を一体化してもよい。視線入力式
装置6−1、6−2と同様に選挙人の所有する瞬き入力
式装置11aを病院などで接続することも可能である。
【0056】四肢による細かい制御は困難であるが、頭
部の動きはよい頚椎損傷などの肢体不自由者には、以下
に説明する如くの、光入力式装置が適している。
【0057】光入力式装置は、光入力式キーボードの受
光素子に、頭部等に装着したレーザー光やLED等の光
源から光を照射して選択キー選択し、文字入力あるいは
画面切り替えを順次行い、パソコンを操作するものであ
る。この光入力式装置を視線入力式装置11aと同様に
電子投票端末装置1aと接続して、電子投票端末装置1
aを操作する。光を照射して選択することが通常のキー
ボードのキーを押圧して選択することに相当する。
【0058】図14は、本実施例の光入力式装置14a
の構成図の例である。図15は、図14の光入力式装置
14aの回路構成を示すブロック図である。制御装置1
40と投票端末装置1a内のCPU41は有線または無
線で接続されている。光入力式装置14aは主に光入力
式キーボード141、ディスプレイ142及び発光装置
143とから構成される。
【0059】図15の光入力式キーボード141は以下
のような処理をする。使用者の頭部等にレーザー光やL
ED等の光源(発光装置)143を装着する。光源14
3を眼鏡に取り付け、頭部に光源付き眼鏡を装着する形
態としてもよい。使用者は頭部に装着した光源143を
所望の選択キーに対応する受光素子144に所定時間以
上照射する。フォトダイオードあるいはフォトトランジ
スタ等の各受光素子144で受光し、受光電流を生成す
る。受光電流を各演算増幅器145により電圧変換し、
各A/Dコンバータ146に入力する。A/Dコンバー
タ146により量子化され、一定のタイミングで比較判
定回路147に取り込む。比較判定回路147で最大電
流の受光素子を特定する。比較判定回路147は光源1
43から照射するビーム径が大きく、複数個の受光素子
144に照射される可能性がある場合に必要となる。ビ
ーム径が受光素子144間隔より小さい場合は比較判定
回路147の必要はない。制御装置140は、同一の受
光素子144で電圧の変化率が所定値以上計測されてか
ら、所定値以上の反射光量が所定時間継続された場合
に、当該受光素子144に対応する選択キーが選択され
たことを認識し、認識した選択キーに相当する信号を選
択情報表示板148に転送する。
【0060】光入力式装置14aを用いる場合も図5の
投票処理の流れに従い投票操作を行う。選挙人または選
挙立会人は電子投票端末装置1aに投票カードを挿入
し、外部入力装置として光入力式装置14aを選択、接
続し、光入力式装置14a用の投票プログラムを選択す
る。投票プログラムを読み込むと、投票画面信号を制御
装置140に送出する。制御装置140は最初の投票画
面信号を受信したとき、受光素子144に電源ON信号
を送出する。同時に、制御装置140は投票画面信号を
ディスプレイ142に転送し、ディスプレイ142に投
票画面を表示させる。
【0061】図16は光入力式キーボード141の制御
装置140が投票画面信号を受信してから、選択キーに
相当する入力確定信号を投票端末装置1aへ送出するま
でのフローチャートを示している。選挙人は所望の選択
項目に対応する選択キーに隣接する受光素子144に頭
部を動かして光を照射する。一定時間光を照射して選択
キーを確定する。光入力式装置14aを用いる場合も、
制御装置140と投票端末装置1a間のデータ転送、表
示するキーの種類等は、視線入力式装置6−1、6−2
を用いた場合と同様である。他の外部選択装置と同様に
選挙人の所有する光入力式装置14aを病院などで接続
することも可能である。
【0062】図17は、上記した光入力式キーボード1
41の平面図を示している。光入力式キーボード141
は、数字キー141aと前記説明した拡張キー141b
と、数字キー141a及び拡張キー141bのそれぞれ
に対応させて隣接する位置に設けられた受光素子144
とを具備している。例えば選択キー‘1’を選択する場
合は、‘1’の左隣の受光素子144にレーザー光等の
光を所定時間以上照射する。制御装置140は‘1’が
選択されたことを認識すると、選択情報表示板148に
‘1’を表示する。同時に、投票端末装置1aに‘1’
が選択された入力確定信号を送出する。現在の選択を確
定する場合は○、キャンセルする場合は×を選択するよ
うに表示される。確定する場合には‘○’の左隣の受光
素子144に光を所定時間以上照射する。制御装置14
0が‘○’が選択されたことを認識すると、選択情報表
示板148に‘○’を表示し、選択確定の入力確定信号
を投票端末装置1aに送出する。
【0063】四肢による細かい制御は困難であり、手指
がわずかにしか動かない筋ジストロフィーや粗大動作し
かできない脳性麻痺などの肢体不自由者には、以下に説
明する如くの、モールス入力式装置が適している。ま
た、モールス入力式装置はディスプレイを見ながら選択
する装置ではないので、視覚不自由者も利用できる。
【0064】モールス入力式装置は長短2種の符号(モ
ールス符号)を発生するキーボードである。装置に付属
するキーは長点キー、短点キー及び確定キーから構成さ
れる。3種のキーを適宜選択して、文字入力あるいは画
面切り替えを順次行い、パソコンを操作するものであ
る。このモールス入力式装置を視線入力式装置6−1、
6−2と同様に電子投票端末装置1aと接続して、電子
投票端末装置1aを操作する。モールス入力式装置は通
常のキーボードと同様の操作機能を有する。
【0065】選挙人または選挙立会人は電子投票端末装
置1aに投票カードを挿入し、外部入力装置としてモー
ルス入力式装置を選択、接続し、モールス入力式装置用
の投票プログラムを選択する。以下、図5に示している
投票操作と同様に行う。
【0066】モールス入力式装置は他の外部選択装置と
比較して撮像部を必要としない簡単な構成であるので、
投票端末装置1aのフラッシュROM40あるいはRO
M43などに予めモールス符号が認識できるプログラム
を内蔵しておけば通常のキーボードのように、投票端末
装置1aに直接接続して使用することができ、他の外部
選択装置に比べて低価格で実現できる。
【0067】モールス入力式装置を使用し、投票手順、
投票内容を音声ガイドにより音声案内することを選択す
れば、視覚障害があり、かつ肢体不自由者でも投票する
ことが可能となる。
【0068】モールス符号を覚えていない人にも使用で
きるように、投票画面上の選択数字に対応したモールス
符号を付加するとよい。また、他の外部選択装置と同様
に選挙人の所有するモールス入力式装置と病院等で接続
することが可能である。
【0069】以上のように、電子投票端末装置1aと外
部選択装置によって、身体的に不自由な有権者、特に肢
体不自由者でも投票ができ、肢体不自由な選挙人の障害
内容に適した外部選択装置を選択することによって、全
ての選挙人に公平な操作性及び信頼性に優れた投票を実
現できる。特に、視線入力式装置6−1、6−2はCC
Dを使用し、ヘッドマウントディスプレイで一体化する
ことで、目の周辺部に検出器を取り付けた従来の装置と
比較して選挙人の負担を軽減できる。
【0070】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
るものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形
して実施することができる。
【0071】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明は、複数の立
候補者のそれぞれに対応した複数の選択キーの画像を、
表示画面上の異なる位置にそれぞれ表示する表示手段
と、表示手段が表示する複数の選択キーの画像の内、操
作者が注視している選択キーの画像を操作者の瞳を撮像
することによって特定する特定手段と、特定手段が特定
した選択キーの画像に対応した立候補者を特定の立候補
者として選択する選択手段とを備えたことによって、身
体的に不自由な有権者でも負担が少なく、かつ容易に投
票ができ、特に肢体不自由者に公平な操作性及び信頼性
に優れた電子投票装置、電子投票システムを提供するこ
とが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る一実施例である投票
端末装置の外観図である。
【図2】 図1の投票端末装置のハードウェア構成図で
ある。
【図3】 図1の投票端末装置が実行するソフトウェア
の構成図である。
【図4】 図1の投票端末装置が実行するプログラムの
構成図である。
【図5】 図1の投票端末装置を用いた投票処理の流れ
を示すフローチャートである。
【図6】 図1の投票端末装置に接続して用いる視線入
力式装置の構成図である。
【図7】 図6の視線入力式装置のブロック図である。
【図8】 図6の視線入力式装置の処理の流れを示すフ
ローチャートである。
【図9】 図6の視線入力式装置を用いて投票を行う際
に表示される投票画面の構成図である。
【図10】 図6の視線入力式装置を用いて投票を行う
際に表示される投票画面の構成図である。
【図11】 図1の投票端末装置に接続して用いる瞬き
入力式装置の構成図である。
【図12】 図11の瞬き入力式装置のブロック図であ
る。
【図13】 図11の瞬き入力式装置の処理の流れを示
すフローチャートである。
【図14】 図1の投票端末装置に接続して用いる光入
力式装置の構成図である。
【図15】 図14の光入力式装置のブロック図であ
る。
【図16】 図14の光入力式装置の処理の流れを示す
フローチャートである。
【図17】 図14の光入力式装置を用いて投票を行う
際に表示される投票画面の構成図である。
【符号の説明】
1a 電子投票端末装置(電子投票装置) 6−1、6−2 視線入力式装置(電子投票装置) 10a 表示画面 11a 瞬き入力式装置(電子投票装置) 14a 光入力式装置(電子投票装置) 41 CPU(選択手段) 44 通信インターフェース(送信手段) 71 視線検出装置(特定手段) 74 ディスプレイ(表示手段) 101 数字キー(選択キーの画像) 111 瞬き検出装置(検出手段) 117 表示手段(ディスプレイ)117 141 光入力式キーボード(操作パネル手段) 143 発光装置(光投射手段) 144 受光素子(受光手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松尾 治夫 神奈川県横浜市神奈川区守屋町3丁目12番 地 日本ビクター株式会社内 (72)発明者 西川 浩一郎 神奈川県横浜市神奈川区守屋町3丁目12番 地 日本ビクター株式会社内 (72)発明者 河野 俊郎 神奈川県横浜市神奈川区守屋町3丁目12番 地 日本ビクター株式会社内 (72)発明者 相澤 忠 神奈川県横浜市神奈川区守屋町3丁目12番 地 日本ビクター株式会社内 (72)発明者 成澤 賢司 神奈川県横浜市神奈川区守屋町3丁目12番 地 日本ビクター株式会社内 Fターム(参考) 3E038 CA02 DB06 FA02 FA03 FA10 GA02 KA03 5B087 AA09 AE00 BC05 BC32 CC01 CC05 CC24 CC33 DD09

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の立候補者の中から選択した特定の立
    候補者に関する情報を入力操作することにより前記特定
    の立候補者へ投票する電子投票装置であって、 前記複数の立候補者のそれぞれに対応した複数の選択キ
    ーの画像を、表示画面上の異なる位置にそれぞれ表示す
    る表示手段と、 前記表示手段が表示する前記複数の選択キーの画像の
    内、操作者が注視している選択キーの画像を前記操作者
    の瞳を撮像することによって特定する特定手段と、 前記特定手段が特定した選択キーの画像に対応した立候
    補者を前記特定の立候補者として選択する選択手段とを
    備えたことを特徴とする電子投票装置。
  2. 【請求項2】前記表示手段は、前記複数の選択キーの画
    像を虚像として観察可能なように、投射手段によって投
    射された表示光を前記操作者側へ反射する反射手段と、
    前記操作者の頭部に装着するための装着手段とを備えた
    ヘッドマウントディスプレイであることを特徴とする請
    求項1記載の電子投票装置。
  3. 【請求項3】複数の立候補者の中から選択した特定の立
    候補者に関する情報を入力操作することにより前記特定
    の立候補者へ投票する電子投票装置であって、 前記複数の立候補者のそれぞれに対応した複数の選択キ
    ーの画像と、前記複数の選択キーの画像の内の変更可能
    ないずれかの画像に重ねて表示されるカーソルの画像と
    をそれぞれ表示画面上に表示する表示手段と、 操作者の瞳を撮像して、前記操作者が行なう瞬き動作を
    検出する検出手段と、 前記検出手段の検出結果に応じて、前記カーソルの画像
    が重ねて表示される選択キーの画像を前記複数の選択キ
    ーの画像間で変更するカーソル移動手段と、 前記検出手段の検出結果に応じて、前記カーソルの画像
    が重ねて表示された選択キーの画像に対応した立候補者
    を前記特定の立候補者として選択する選択手段とを備え
    たことを特徴とする電子投票装置。
  4. 【請求項4】複数の立候補者の中から選択した特定の立
    候補者に関する情報を入力操作することにより前記特定
    の立候補者へ投票する電子投票装置であって、 操作者の操作に応じて変更可能な特定の方向へ光線を投
    射する光投射手段と、 前記光投射手段が投射する光線をそれぞれ受光可能かつ
    前記複数の立候補者のそれぞれに対応した複数の受光手
    段を配列した操作パネル手段と、 前記複数の受光手段の中で、前記光投射手段が投射した
    光線を受光した前記受光手段に対応した立候補者を前記
    特定の立候補者として選択する選択手段とを備えたこと
    を特徴とする電子投票装置。
  5. 【請求項5】複数の立候補者の中から選択した特定の立
    候補者に関する情報を入力操作することにより前記特定
    の立候補者へ投票する電子投票装置であって、 操作に応じて長短2種の信号を組み合わせた一連の信号
    を出力する出力手段と、 前記出力手段が出力する一連の信号に応じて、予め定め
    た規則に基いて前記複数の立候補者の中から前記特定の
    立候補者を選択する選択手段とを備えたことを特徴とす
    る電子投票装置。
  6. 【請求項6】請求項1乃至請求項5のいずれか1に記載
    の電子投票装置を備えた電子投票システムであって、 前記電子投票装置を用いて投票した立候補者に関するデ
    ータを、伝送路を介して送信する送信手段と、 前記送信手段が送信した前記データを受信する受信手段
    とを有することを特徴とする電子投票システム。
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