JP2002236751A - 介護支援システムおよびコンピュータを介護支援システムとして動作させるためのプログラムおよび同プログラムが記録されたコンピュータ読取り可能な記録媒体 - Google Patents

介護支援システムおよびコンピュータを介護支援システムとして動作させるためのプログラムおよび同プログラムが記録されたコンピュータ読取り可能な記録媒体

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JP2002236751A
JP2002236751A JP2001031592A JP2001031592A JP2002236751A JP 2002236751 A JP2002236751 A JP 2002236751A JP 2001031592 A JP2001031592 A JP 2001031592A JP 2001031592 A JP2001031592 A JP 2001031592A JP 2002236751 A JP2002236751 A JP 2002236751A
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Japan
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care
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person
team
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JP2001031592A
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Hiroshi Narasaki
博司 楢崎
Yoichiro So
陽一郎 宗
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Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 要介護者のプライバシーにかかわるケア情報
の不適切な流出を防止する。 【解決手段】 各要介護者に対してケアサービスを行う
関係者をケアチームとしてまとめ、ログイン要求者に対
しては、当該ログイン要求者が構成員に含まれるケアチ
ームがケア対象とする要介護者のケア情報のみを閲覧可
能とする。いずれかの要介護者にケアサービスを行う者
であっても、各要介護者のケアチームの構成員でなけれ
ば、その要介護者のケア情報は閲覧できなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、要介護者に対する
介護サービスの運営を支援する介護支援システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、介護保険が適用されるケアサー
ビスにおいては、要介護者またはその代理人によって申
請がなされた後、アセスメント担当者によるアセスメン
トデータの作成、主治医による意見書の作成が行われ、
これらアセスメントデータや意見書に基づいて審査会に
よる要介護度の認定が行われる。そして、各要介護者に
一人のケアマネージャー(介護支援専門員)が選任さ
れ、このケアマネージャーが認定された要介護度や要介
護者の状態等に応じてケアプランを作成し、このケアプ
ランに基づいて、ヘルパー等のケアサービス担当者が実
際のケアサービスを行うようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな介護サービスにおいては、アセスメント担当者、主
治医、審査委員、ケアマネージャー、ケアサービス担当
者を始め、様々な職種の多数の人が様々な段階で関わる
ため、要介護者の情報がそれぞれの間で錯綜しやすく、
円滑な介護サービスの提供が妨げられやすい。また、要
介護者の情報の流れが錯綜することにより情報の不適切
な流出が起こりやすく、要介護者のプライバシーに関わ
る情報を保護することが困難であった。
【0004】とくに、最終的なケアサービスの実施にあ
たっては、ケアマネージャーは、ヘルパー、デイケア施
設、訪問看護婦等のケアサービス担当者にケアプランを
提示し、ケアサービスの実績報告を受けることでケアサ
ービスを統括し、さらに主治医や専門医等とも意見を交
わすことが求められるため、情報の流れが煩雑なものに
なりやすい。さらに、各ケアマネージャーおよび各ケア
サービス担当者とも通常は複数の要介護者を担当してお
り、しかも各ケアマネージャーと各ケアサービス担当者
の間で、また各ケアサービス担当者の間で、共通して担
当している要介護者や一方のみが担当している要介護者
が混在する場合が普通であるため、情報の流れが錯綜し
やすく、円滑な介護サービスの提供が妨げられたり、不
適切な情報の流出が起こりやすいという問題が顕著であ
る。
【0005】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、要介護者の情報を保護しながら、円滑な介護サ
ービスの提供に寄与しうる介護支援システムを提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明は、要介護者に対して行われるケアサービスを支
援する介護支援システムであって、各要介護者毎に編成
された少なくとも一人のケアマネージャーおよび複数人
のケアサービス担当者を構成員として含むケアチームに
ついて、各ケアチームの構成員を当該ケアチームがケア
対象とする要介護者と関連付けて記憶するケアチームデ
ータベースと、各要介護者に関するケア情報を当該要介
護者と関連付けて記憶するケア情報データベースと、ロ
グイン要求者に対して、前記ケアチームデータベースを
参照して当該ログイン要求者が構成員に含まれるケアチ
ームを抽出し、当該ケアチームがケア対象とする要介護
者を特定した上で、前記ケア情報データベースを参照し
て前記特定した前記要介護者に関連付けられたケア情報
のみを閲覧可能に提示する情報提示手段と、を備えたこ
とを特徴とするものである。
【0007】このような介護支援システムによると、各
要介護者ごとにケアサービスを提供する者がケアチーム
としてまとめられ、要介護者のケア情報の閲覧は、各要
介護者にケアサービスを行うケアチームの構成員にのみ
可能となる。すなわち、いずれかの要介護者にケアサー
ビスを行う者であっても、各要介護者のケアチームの構
成員でなければ、その要介護者のケア情報は閲覧できな
い。したがって、要介護者のプライバシーにかかわるケ
ア情報の流れを適切に管理して円滑な介護サービスの提
供に寄与しうるとともに、不適切なケア情報の流出を防
止することができる。
【0008】また、前記ケアチームデータベースは、各
構成員ごとにそのチームにおける役割を記憶するように
構成され、さらに、ログイン要求者に対して、前記ケア
チームデータベースを参照して当該ログイン要求者が構
成員に含まれるケアチームを抽出し、当該ログイン要求
者の当該ケアチームにおける役割と当該ケアチームがケ
ア対象とする要介護者とを特定した上で、特定された要
介護者に関連付けられかつ前記役割に応じた情報のみを
登録可能とする情報登録手段を備えることが望ましい。
【0009】この構成によると、各要介護者に関連付け
られる情報の登録は、その要介護者のケアチームの構成
員であって、かつその情報の登録に応じた役割の者に限
られるため、各要介護者に関連付けられる情報が適切な
権限を有しない者によって改竄されることを防止でき
る。
【0010】また、前記情報登録手段は、前記ログイン
要求者の役割がケアマネージャーである場合に限り、前
記ケアチームデータベースに対して当該ケアチームの構
成員の追加登録および登録削除を可能とすることが望ま
しい。
【0011】この構成によると、ケアマネージャーのみ
がケアチームの構成員の追加および削除を行うことがで
きるため、要介護者に対するケアサービスを実施するケ
ア担当者が変化しても、この変化に対応して適切に要介
護者に関するケア情報の流出を防止できる。
【0012】また、前記情報登録手段は、前記ログイン
要求者の役割がケアマネージャーである場合に限り、前
記ケア情報データベースに対して前記ケア情報としてケ
アサービスプランの登録を可能とすることが望ましい。
【0013】このような構成によると、ケアマネージャ
ーのみがケアサービスプランの登録を行うことができる
ため、ケアチームの構成員であるサービス担当者等は、
確実にケアマネージャーが登録したケアサービスプラン
を容易に閲覧することができる。
【0014】また、前記情報登録手段は、前記ログイン
要求者の役割がケアーサービス担当者である場合に限
り、前記ケア情報データベースに対して前記ケア情報と
して当該ログイン要求者により作成されたケアサービス
実績報告の登録を可能とすることが望ましい。
【0015】このような構成によると、ケアサービス担
当者のみがケアサービス実績報告の登録を行うことがで
きるため、各要介護者に関連付けられる情報が適切な権
限を有しない者によって改竄されることを防止すること
ができる。
【0016】また、前記情報登録手段は、前記ケアサー
ビス実績報告に当該要介護者またはその代理人にが内容
承認したことを証明する電子情報が付されている場合に
のみ登録を受け付けることが望ましい。
【0017】このような構成によると、要介護者または
その代理人が内容承認していないケアサービス実績報告
は登録できないため、ケアサービス実績に含まれる例え
ばサービス従事時間やサービス内容等が、要介護者また
はその代理人の承諾を得ることなく改竄されてしまうこ
とを防止できる。このような電子情報としては、単純な
パスワードや電子署名情報等を挙げることができる。
【0018】また、前記情報提示手段によって前記ケア
情報が提示されたときには、当該ケア情報とその提示を
受けたケアチームの構成員とをアクセス記録として各要
介護者ごとに関連付けて記憶するアクセス記録データベ
ースと、ログイン要求者が要介護者またはその代理人で
ある場合には、当該要介護者に関する前記アクセス記録
データベースを参照して前記アクセス記録を閲覧可能に
提示するアクセス記録提示手段と、を備えたことが望ま
しい。
【0019】このような構成によると、各要介護者また
はその代理人が自己のケア情報についてのみ誰に提示さ
れたかを閲覧することができ、他の要介護者に関するケ
ア情報が誰に提示されたのかは閲覧できないため、ケア
情報の流出を適切に防止できる。
【0020】また、本発明は、要介護者に対して行われ
るケアサービスを支援する介護支援システムであって、
要介護者またはその代理人からの申請があった場合に当
該要介護者を特定可能な要介護者情報が登録される要介
護者基本情報データベースと、前記要介護者基本情報デ
ータベースに前記要介護者情報が登録された場合にのみ
アセスメント担当者の登録が可能であり、かつ当該アセ
スメント担当者が登録された場合にのみ当該アセスメン
ト担当者による当該要介護者のアセスメントデータが登
録可能なアセスメントデータデータベースと、前記要介
護者基本情報データベースに前記要介護者情報が登録さ
れた場合にのみ主治医の登録が可能であり、かつ当該主
治医が登録された場合にのみ当該主治医による当該要介
護者に対する意見書が登録可能な主治医意見書データベ
ースと、前記アセスメントデータベースに前記アセスメ
ントデータが登録され、かつ前記主治医意見書データベ
ースに前記意見書が登録された場合にのみ審査責任者の
登録が可能であり、かつ当該審査責任者が登録された場
合にのみ当該審査責任者による当該要介護者の要介護度
の最終認定結果が登録可能な要介護度認定審査データベ
ースと、前記要介護度認定審査データベースに当該要介
護者の要介護度の最終認定結果が登録された場合にのみ
ケアマネージャーの登録が可能であり、かつ当該ケアマ
ネージャーが登録された場合にのみ当該要介護者にケア
サービスを行うケアサービス担当者をケアチームの構成
員として当該ケアマネージャーにより登録可能なケアチ
ームデータベースと、前記ケアチームデータベースに当
該ケアチームの構成員が登録された場合にのみ前記ケア
マネージャーにより当該要介護者に対するケアサービス
プランを登録可能なケアサービスプランデータベース
と、前記ケアサービスプランデータベースにケアサービ
スプランが登録された場合にのみ当該ケアサービスプラ
ンに基づくケアサービス実績報告をケアサービス担当者
により登録可能なケアサービス実績データベースと、を
備えたことを特徴とするものである。
【0021】このような介護支援システムによると、様
々な職種の多数の人が様々な段階で関わる介護サービス
において、各段階の処理を開始するにあたり、その前提
として必要になる1または2の前段階の処理の結果がデ
ータベースに登録されることにより、はじめて当該段階
の処理を行うことが可能になるため、アセスメント担当
者、主治医、審査責任者、ケアマネージャー、ケアサー
ビス担当者の間における要介護者の情報の流れを円滑に
管理して介護サービスの提供に寄与することができると
もに、情報の不適切な流出を防止することができる。
【0022】また、本発明は、要介護者に対して行われ
るケアサービスを支援する介護支援システムとしてコン
ピュータを動作させるプログラムであって、当該コンピ
ュータに対して、各要介護者毎に編成された少なくとも
一人のケアマネージャーおよび複数人のケアサービス担
当者を構成員として含むケアチームについて、ケアチー
ムデータベースに各ケアチームの構成員を当該ケアチー
ムがケア対象とする要介護者と関連付けて記憶させる処
理と、ケア情報データベースに各要介護者に関するケア
情報を当該要介護者と関連付けて記憶させる処理と、ロ
グイン要求者に対して、前記ケアチームデータベースを
参照して当該ログイン要求者が構成員に含まれるケアチ
ームを抽出し、当該ケアチームがケア対象とする要介護
者を特定した上で、前記ケア情報データベースを参照し
て前記特定した前記要介護者に関連付けられたケア情報
のみを閲覧可能に提示する情報提示処理と、を実行させ
ることによりコンピュータを介護支援システムとして動
作させることを特徴とするものである。
【0023】このようなプログラムによれば、コンピュ
ータを上述した介護支援システムとして動作させ、上記
作用効果を得ることができる。
【0024】また、本発明は、要介護者に対して行われ
るケアサービスを支援する介護支援システムとしてコン
ピュータを動作させるプログラムが記録されたコンピュ
ータ読み取り可能な記録媒体であって、当該コンピュー
タに対して、各要介護者毎に編成された少なくとも一人
のケアマネージャーおよび複数人のケアサービス担当者
を構成員として含むケアチームについて、ケアチームデ
ータベースに各ケアチームの構成員を当該ケアチームが
ケア対象とする要介護者と関連付けて記憶させる処理
と、ケア情報データベースに各要介護者に関するケア情
報を当該要介護者と関連付けて記憶させる処理と、ログ
イン要求者に対して、前記ケアチームデータベースを参
照して当該ログイン要求者が構成員に含まれるケアチー
ムを抽出し、当該ケアチームがケア対象とする要介護者
を特定した上で、前記ケア情報データベースを参照して
前記特定した前記要介護者に関連付けられたケア情報の
みを閲覧可能に提示する情報提示処理と、を実行させる
ことによりコンピュータを介護支援システムとして動作
させることを特徴とするものである。
【0025】このような記録媒体によれば、コンピュー
タを上述した介護支援システムとして動作させ、上記作
用効果を得ることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】図1は、本発明にかかる介護支援
システムの一実施形態を示す全体構成図である。
【0027】この図に示すように、この介護支援システ
ムは、介護支援システムサーバ10からなり、この介護
支援システムサーバ10は、インターネット等のネット
ワーク回線を介して、受付窓口端末30、アセスメント
担当者端末40、主治医端末50、審査責任者端末6
0、審査委員端末70、ケアマネージャー端末80およ
びケアサービス担当者端末90と互いに情報の送受可能
に接続されている。なお、各端末30〜90は、それぞ
れ複数の端末が存在する。
【0028】介護支援システムサーバ10は、上記各端
末に対し介護支援サービスを提供するべく、ネットワー
ク回線への接続手段を備えたサーバコンピュータとして
構成されている。機能的には、データの記憶手段とし
て、関係者データベース11(以下、データベースはD
Bと略記する)、要介護者基本情報DB12、主治医意
見書DB13、アセスメントデータDB14、要介護度
認定審査データDB15、要介護度審査員コメントDB
16、ケアチームDB17、ケアサービスプランDB1
8、ケアサービス実績DB19、およびアクセス記録D
B20を備え、また、情報処理手段として、認証処理手
段21、処理項目提示手段22、情報提示手段23、情
報登録手段24、署名データ作成手段25、およびアク
セス記録提示手段26を備えている。
【0029】これらの各機能は、コンピュータを介護支
援システムサーバとして動作させるためのプログラムに
よって実現されている。このプログラムは、コンピュー
タ読み取り可能なFD、CD−ROM,、DVD−RO
M等の記録媒体によって提供される。あるいは、インタ
ーネット等のネットワークを介して提供されるものとし
てもよい。以下、各構成要素について説明する。
【0030】関係者DB11は、この介護支援システム
を利用するユーザを関係者として、各関係者を識別する
ための情報を記憶するものである。具体的には、図2に
示すように、個人ID、ログイン名、パスワード等から
なる各関係者を識別するための個人識別情報と、氏名、
住所、連絡先等からなる各関係者の基本情報と、ケアマ
ネージャー、ヘルパー、要介護者(本人)、要介護者の
代理人等、各関係者の役割を示す役割情報とをフィール
ドとして含む各関係者毎のレコードからなる。
【0031】要介護者基本情報DB12は、各要介護者
に関する基本的な情報を記憶するものである。なお、一
人の要介護者が複数回にわたって要介護者としての申請
を行った場合に、これらを区別するため、一人の要介護
者について複数のレコードが存在しうる。具体的には、
図3に示すように、各要介護者を識別するための要介護
者個人IDおよび介護保険申請日、受付担当者(受付窓
口)個人ID、主治医個人ID、アセスメント担当者個
人ID、ケアマネージャー個人ID、介護保険申請過程
のどの段階まで進捗しているかを示す進捗フラグ、各段
階での状態を示す状態フラグをフィールドとして含む各
要介護者毎のレコードからなる。
【0032】主治医意見書DB13は、各要介護者の要
介護度を認定するために必要な、各要介護者の主治医に
よって作成される意見書データを記憶するものである。
具体的には、図4に示すように、各要介護者を識別する
ための要介護者個人IDおよび介護保険申請日、主治医
個人ID、主治医によって作成される意見書データおよ
び意見書作成が仮登録状態か登録完了状態かを示す進捗
フラグをフィールドとして含む各要介護者ごとのレコー
ドからなる。なお、この主治医意見書DB13は、ケア
情報データベースの一部をなす。
【0033】アセスメントデータDB14は、各要介護
者の要介護度を認定するために必要な、アセスメント担
当者によって作成されるアセスメントデータを記憶する
ものである。具体的には、図5に示すように、各要介護
者を識別するための要介護者個人IDおよび介護保険申
請日、アセスメント担当者個人ID、アセスメント担当
者によって作成されるアセスメントデータおよびアセス
メントデータ作成が仮登録状態か登録完了状態かを示す
進捗フラグをフィールドとして含む各要介護者ごとのレ
コードからなる。なお、このアセスメントデータDB1
4は、ケア情報データベースの一部をなす。
【0034】要介護度認定審査データDB15は、要介
護度認定審査のためのデータを記憶するものである。具
体的には、図6に示すように、各要介護者を識別するた
めの要介護者個人IDおよび介護保険申請日、審査責任
者個人ID、審査資料データおよび最終的に認定された
要介護度、付記コメント、決定日時等を含む審査結果デ
ータをフィールドとして含む各要介護者ごとのレコード
からなる。なお、この要介護度認定審査データDB15
は、ケア情報データベースの一部をなす。
【0035】要介護度審査員コメントDB16は、要介
護度認定審査に参加する要介護度審査委員のコメントデ
ータを記憶するものである。このコメントデータは審査
責任者により最終的な要介護度の決定にあたって参照さ
れる。具体的には、図7に示すように、各要介護者を識
別するための要介護者個人IDおよび介護保険申請日、
審査責任者個人ID、コメントをフィールドとして含む
各要介護者ごとのレコードからなる。
【0036】ケアチームDB17は、各要介護者毎に編
成されるケアチームの構成員を記憶するものである。具
体的には、図8に示すように、各要介護者を識別するた
めの要介護者個人IDおよび介護保険申請日、ケアチー
ムの構成員の役割、および各構成員を識別するためのメ
ンバー個人IDをフィールドとして含む各構成員毎のレ
コードからなる。
【0037】ケアサービスプランDB18は、各要介護
者がどのようなケアサービスを受けるかというケアサー
ビスの基本プラン(マスタープラン)を記憶するもので
ある。具体的には、図9に示すように、要介護者ID、
介護保険申請日およびケアサービスコード、目的、内
容、頻度等からなるケア項目をフィールドとして含む各
ケア項目毎のレコードからなる。なお、このケアサービ
スプランDB18は、ケア情報データベースの一部をな
す。
【0038】ケアサービス計画/実績DB19は、各要
介護者に対する具体的なケアサービスの計画およびその
計画に基づいて実施されたケアサービスの実績を記憶す
るものである。具体的には、図10に示すように、前記
ケアサービスプランの各レコードに対応させるための要
介護者ID、介護保険申請日、ケアサービスコードと、
ケアサービスの予定日時、ケアサービス担当者およびケ
アマネージャからの指示事項を含む予定情報と、ケアサ
ービスの実績日時、ケアサービス実施担当者および報告
事項を含む実績情報をフィールドとして含む各ケアサー
ビスごとのレコードからなる。なお、このケアサービス
計画/実績DB19は、ケア情報データベースの一部を
なす。
【0039】アクセス記録DB20は、このシステムの
関係者が要介護者の各種情報にアクセスして閲覧したア
クセス記録を記憶するものである。具体的には、図11
に示すように、各要介護者を識別するための要介護者個
人IDおよび介護保険申請日、アクセスした関係者のI
D、アクセス日時およびどの情報にアクセスしたのかを
示すアクセス内容をフィールドとして含むアクセス記録
毎のレコードからなる。
【0040】認証処理手段21は、この介護支援システ
ムサーバ10へのログイン要求者に対して、前記関係者
DB11を参照して、本システムにアクセスする資格を
有する関係者であるか否かを判定するものである。
【0041】処理項目提示手段22は、この介護支援シ
ステムサーバ10にアクセスした関係者に対して、その
役割等に応じて選択可能な項目を提示するものである。
【0042】情報提示手段23は、この介護支援システ
ムサーバ10にアクセスした関係者に対して、その役割
等に応じて提供しうる各種の情報等を提示するものであ
る。
【0043】情報登録手段24は、この介護支援システ
ムサーバ10にアクセスした関係者による登録要求等に
応じて、各種情報を上記各データベース11〜20に登
録処理するものである。
【0044】署名データ作成手段25は、要介護者また
はその代理人により、ケアサービス計画/実績DB19
に記録するケアサービス報告データ等に対して署名を付
す要求がなされた場合に、要介護者またはその代理人に
よって入力されるキーを用いて予め設定されたアルゴリ
ズムに基づいて電子署名を付す処理を行うものである。
【0045】アクセス記録提示手段26は、要介護者ま
たはその代理人により、各要介護者の情報にアクセスし
たアクセス記録を提示するものである。
【0046】次に、このような介護支援システムサーバ
10にネットワーク回線を介してアクセスして各種の介
護支援サービスの提供を受ける各端末30〜90につい
て説明する。なお、各端末30〜90は、それぞれモデ
ム等のネットワーク回線に接続するための送受信手段
と、ディスプレイやスピーカー等の出力手段と、キーボ
ードやマウス等の入力手段と、ハードディスク装置等の
記憶手段と、CPUと、メモリとを備えたパーソナルコ
ンピュータから構成されている。
【0047】受付窓口端末30は、介護保険の申請から
実際のケアサービスの実施に至る各プロセスの進行を統
括する受付担当者によって使用される端末である。この
受付担当者は、通常、市町村等の行政関係者である。受
付担当者は、受付窓口として、要介護人またはその代理
人から介護保険申請の受付、要介護度審査のためのアセ
スメント委託、審査会へ審査依頼、認定結果受理をうけ
てのケアマネージャーへのケアサービス業務の委託等を
行う。
【0048】アセスメント担当者端末40は、要介護度
認定の資料となるアセスメントを行うアセスメント担当
者によって使用される端末である。アセスメント担当者
は、いわゆるアセスメントシートというマークシート式
のチェックシートを用いて、アセスメントデータを作成
する。
【0049】主治医端末50は、要介護度認定の資料と
なる主治医意見書を作成する主治医によって使用される
端末である。通常は、介護保険申請を行う要介護者の主
治医である。
【0050】審査責任者端末60は、要介護者の要介護
度を最終決定する審査責任者によって使用される端末で
ある。この審査責任者は、数名の審査委員を含む審査会
の長であり、各審査委員の意見(コメント)を集約して
6段階の要介護度のいずれかを最終決定する。
【0051】審査委員端末70は、要介護度認定の審査
を行う審査委員によって使用される端末である。この審
査委員は、審査責任者を長とする審査会の一員であり、
アセスメントデータや主治医の意見書等の審査書類を参
照して、要介護度認定に関する意見(コメント)を述べ
る。
【0052】ケアマネージャー端末80は、実際のケア
サービスを運営管理するケアマネージャーによって使用
される端末である。ケアマネージャーは、要介護度認定
の審査結果を受けて、要介護者のケアプランを立案し、
ケアチームを組織してケアの実施を行うと同時に、ケア
サービスの実績をもとに経費計算を行う。
【0053】ケアサービス担当者端末90は、要介護者
に対して実際にケアサービスを行うケアサービス担当者
(ケアサービス提供者)によって使用される端末であ
る。ケアサービス担当者には、要介護者宅を訪問して訪
問介護を行うケアサービスを行うヘルパーや訪問看護婦
のほか、デイケアサービス施設などの通所介護を行う施
設等も含む。また、複数人のヘルパー等を束ねた介護サ
ービス事業者等のグループや法人もケアサービス担当者
となる。このケアサービス担当者端末90は、ヘルパー
等が要介護者宅に携行できるように、また、容易に要介
護者の近くにもっていけるように、可搬型のいわゆるモ
バイル型のパーソナルコンピュータ等からなる。
【0054】図12は、この介護支援システムにおける
処理の全体の流れを示すフローチャートである。まず、
この図にしたがって、全体の流れの概略を説明する。
【0055】この介護支援システムにおいては、まず、
要介護者またはその代理人によって介護保険申請が行わ
れ、これを受け付けた受付窓口は当該要介護者の氏名等
を関係者DB11に、当該要介護者を特定可能な要介護
者情報等を要介護者基本情報DB12に登録する(ステ
ップS10)。
【0056】つづいて受付窓口はアセスメント担当者を
決定して要介護者基本情報DB12に登録するととも
に、要介護者の意見を聞いた上で主治医を特定して要介
護者基本情報DB12に登録する(ステップS11)。
【0057】こうしてアセスメント担当者と主治医が登
録されると、アセスメントプロセスが開始可能となる。
このアセスメントプロセスでは、アセスメント担当者に
よるアセスメントデータの作成およびアセスメントデー
タDB14への登録(ステップS12)と、主治医によ
る意見書データの作成および主治医意見書DB13への
登録(ステップS13)とが並行して行われる。
【0058】アセスメントデータおよび主治医意見書が
登録されると、受付窓口は審査責任者を決定して要介護
者基本情報DB12に登録する(ステップS20)。
【0059】こうして審査責任者が登録されると、要介
護度認定審査プロセスが開始可能となる。この要介護度
認定審査プロセスでは、まず審査責任者が審査委員を決
定して要介護度審査委員コメントDB16に登録する
(ステップS21)。登録された審査委員は、アセスメ
ントデータや主治医意見書を参照してコメントを作成し
て要介護度審査委員コメントDB16に登録する(ステ
ップS22)。そして審査責任者は前記アセスメントデ
ータや主治医意見書とともに審査委員によるコメントを
参照して要介護度を最終認定して要介護度認定審査デー
タDB15に登録する(ステップS23)。
【0060】要介護度の最終認定が登録されると、受付
窓口は要介護者の意見を聞いた上でケアマネージャーを
決定して要介護者基本情報DB12に登録する(ステッ
プS30)。
【0061】こうしてケアマネージャーが登録される
と、ケアサービスプロセスが開始可能となる。このケア
サービスプロセスでは、まずケアマネージャーがケアチ
ームを決定してケアチームDB17に登録する(ステッ
プS31)。つづいてケアマネージャーは要介護者の意
見も聞いた上でケアプランを作成してケアサービスプラ
ンDB18、ケアサービス計画/実績DB19に登録す
る(ステップS32)。ケアチームの構成員であるケア
サービス担当者は適宜ケアサービスプランDB18、ケ
アサービス計画/実績DB19を参照してケアプランを
確認した上で(ステップS33)、ケアサービスを実施
し、ケアサービス実績報告をケアサービス計画/実績D
B19に登録する(ステップS34)。ケアマネージャ
ーはケアサービス実績報告を参照して介護保険の請求金
額を算出して、国民健康保険団体連合会等に請求する
(ステップS35)。
【0062】なお、ケアサービスプロセスにおける上記
ステップS31〜S35は、必要に応じて各ステップが
適宜繰り返し実行される。
【0063】以下、上述したこの介護支援システムにお
ける処理の各ステップの詳細について具体的に説明す
る。
【0064】図13は、図12におけるステップS10
に相当する要介護者の新規登録処理のフローチャートで
ある。
【0065】この要介護者の新規登録処理は、要介護者
またはその代理人によって介護保険申請が行われたとき
に実行される。この申請を受けた受付窓口は、受付窓口
端末30から介護支援システムサーバにログイン要求を
行う(ステップS101)。このログイン要求には、ロ
グイン要求者(受付窓口の担当者)を識別するためのロ
グイン名およびパスワードからなる個人識別情報が含ま
れる。
【0066】ログイン要求を受けたサーバ10では、認
証処理手段21がログイン要求者(受付窓口)の前記個
人識別情報に基づき関係者DB11を参照して認証処理
を行い(ステップS102)、関係者DB11に登録さ
れていればログインを許可し、登録されていなければロ
グインを許否する。ここでは、ログイン要求者である受
付窓口は登録された関係者であることを想定する。
【0067】つづいてサーバ10では、処理項目提示手
段22がログイン要求者(受付窓口)の個人識別情報に
基づき関係者DB11を参照してその役割を特定し、当
該役割の関係者に認められる処理可能項目の一覧を受付
窓口端末30に送信して表示する(ステップS10
3)。ここでは、役割が受付窓口であるので、「要介護
者の新規登録」、「アセスメントプロセスの開始処
理」、「要介護度認定審査プロセス開始処理」および
「ケアサービスプロセス開始処理」の処理可能項目が表
示される。
【0068】受付窓口端末30において「要介護者の新
規登録」が選択入力されると(ステップS104)、こ
れを受けたサーバ10では、情報登録手段24が要介護
者のデータ入力を促す入力画面を受付窓口端末30に送
信する。要介護者のデータとしては、要介護者が後日自
らこのサーバ10にログインする際に用いるログイン名
およびパスワード等の個人識別情報、要介護者の氏名、
住所、連絡先等の基本情報等がある。
【0069】受付窓口端末30において要介護者のデー
タが入力されると(ステップS105)、これを受けた
サーバ10では、情報登録手段24が関係者DB11に
対してこの要介護者の個人識別情報、基本情報および要
介護者という役割を新規登録し、この新規登録によって
関係者DB11が当該要介護者の個人IDを割り振り、
さらに情報登録手段24が要介護者基本情報DB12に
対し、割り振られた要介護者の個人ID、介護保険申請
日および受付担当者IDを新規登録し、進捗フラグを新
規登録、状態フラグを完了とする(ステップS10
6)。
【0070】以上で要介護者の新規登録処理が終了す
る。
【0071】なお、この要介護者の新規登録処理で要介
護者のデータの全てが登録されなかった場合は、状態フ
ラグは進行中とされ、残るデータが後日追加登録可能と
なっている。
【0072】図14は、図12におけるステップS11
に相当するアセスメントプロセス開始処理のフローチャ
ートである。
【0073】このアセスメントプロセス開始処理は受付
窓口によって行われる処理であり、当該要介護者の情報
が要介護者基本情報DB12に登録された場合に実行可
能となる。
【0074】このアセスメントプロセス開始処理では、
まず、受付窓口によるログイン要求(ステップS11
1)に対し、関係者DB11による認証処理が行われ
(ステップS112)、処理可能項目一覧が表示される
(ステップS113)。
【0075】受付窓口端末30において「アセスメント
プロセスの開始処理」が選択入力されると(ステップS
114)、これを受けたサーバ10では、処理項目提示
手段22が要介護者基本情報DB12を参照して、進捗
フラグが新規登録、状態フラグが完了となっている要介
護者を抽出し、この要介護者の一覧画面を受付窓口端末
30に送信して表示させる(ステップS115)。
【0076】受付窓口端末30においてアセスメントプ
ロセス開始処理の対象とする要介護者が選択されると
(ステップS116)、これを受けたサーバ10では、
処理項目提示手段22が関係者DB11を参照して、そ
の役割がアセスメント担当者となっている関係者および
役割が主治医となっている関係者を抽出し、抽出された
アセスメント担当者および主治医の一覧画面を受付窓口
端末30に送信して表示させる(ステップS117)。
【0077】受付窓口端末30において当該要介護者を
担当するアセスメント担当者および主治医が選択される
と(ステップS118)、これを受けたサーバ10で
は、情報登録手段24が要介護者基本情報DB12に対
し、選択されたアセスメント担当者IDおよび主治医I
Dを登録した上で進捗フラグをアセスメントプロセス、
状態フラグを進行中とし、さらに、主治医意見書DB1
3に主治医IDを新規登録し、アセスメントデータDB
14にアセスメント担当者IDを新規登録する(ステッ
プS119)。
【0078】以上でアセスメントプロセス開始処理が終
了する。
【0079】なお、このアセスメントプロセス開始処理
でアセスメント担当者および主治医の両方が登録されな
かった場合は進捗フラグおよび状態フラグは変更され
ず、後日改めて登録可能となっている。
【0080】図15は、図12におけるステップS12
に相当するアセスメントデータ登録処理のフローチャー
トである。
【0081】このアセスメントデータ登録処理はアセス
メント担当者によって行われる処理であり、アセスメン
ト担当者の情報(ID)が要介護者基本情報DB12に
登録された場合に実行可能となる。
【0082】このアセスメントデータ登録処理では、ま
ず、アセスメント担当者は、アセスメント担当者端末4
0からサーバ10にログイン要求を行い(ステップS1
21)、ログイン要求を受けたサーバ10では、認証処
理手段21がログイン要求者(アセスメント担当者)の
個人識別情報に基づき関係者DB11を参照して認証処
理を行う(ステップS122)。
【0083】つづいて処理項目提示手段22がログイン
要求者(アセスメント担当者)の個人識別情報に基づき
関係者DB11を参照してその役割を特定する。ここで
は役割がアセスメント担当者であるので、処理可能項目
はアセスメントデータ登録処理に一意に決まるため、処
理項目提示手段22は、アセスメントデータDB14を
参照して、当該アセスメント担当者IDが記録され、か
つ進捗フラグが未登録または仮登録となっている要介護
者を抽出し、この要介護者の一覧画面をアセスメント担
当者端末40に送信して表示させる(ステップS12
3)。
【0084】アセスメント担当者端末40においてアセ
スメントデータ登録処理の対象とする要介護者が選択さ
れると(ステップS124)、これを受けたサーバ10
では、情報登録手段24がアセスメントデータの入力を
促す入力画面をアセスメント担当者端末40に送信す
る。この入力画面は、予め入力項目が設定されたチェッ
クシートである。
【0085】アセスメント担当者端末40においてアセ
スメントデータが入力され、登録要求がなされると(ス
テップS125)、これを受けたサーバ10では、情報
登録手段24がアセスメントデータDB14に対して当
該要介護者IDおよびアセスメント担当者IDが既に入
力されているレコードにアセスメントデータを登録し、
進捗フラグを登録完了とする(ステップS126)。な
お、アセスメント担当者端末40から仮登録要求がなさ
れた場合には、進捗フラグは仮登録とされる。
【0086】また、このとき、主治医意見書DB13の
進捗フラグが既に登録完了となっている場合には、要介
護者基本情報DB12において状態フラグを完了とす
る。
【0087】以上でアセスメントデータ登録処理が終了
する。
【0088】図16は、図12におけるステップS13
に相当する主治医意見書登録処理のフローチャートであ
る。
【0089】この主治医意見書登録処理は主治医担当者
によって行われる処理であり、主治医の情報(ID)が
要介護者基本情報DB12に登録された場合に実行可能
となる。
【0090】この主治医意見書登録処理では、まず、主
治医は、主治医端末50からサーバ10にログイン要求
を行い(ステップS131)、ログイン要求を受けたサ
ーバ10では、認証処理手段21がログイン要求者(主
治医)の個人識別情報に基づき関係者DB11を参照し
て認証処理を行う(ステップS132)。
【0091】つづいて処理項目提示手段22がログイン
要求者(主治医)の個人識別情報に基づき関係者DB1
1を参照してその役割を特定する。ここでは役割が主治
医であるので、処理可能項目は主治医意見書登録処理に
一意に決まるため、処理項目提示手段22は、主治医意
見書DB13を参照して、当該主治医IDが記録され、
かつ進捗フラグが未登録または仮登録となっている要介
護者を抽出し、この要介護者の一覧画面を主治医端末5
0に送信して表示させる(ステップS133)。
【0092】主治医端末50において主治医意見書登録
処理の対象とする要介護者が選択されると(ステップS
134)、これを受けたサーバ10では、情報登録手段
24が主治医意見書の入力を促す入力画面を主治医端末
40に送信する。この入力画面は、所定のフォーマット
に基づくものである。
【0093】主治医端末50において主治医意見書が入
力され、登録要求がなされると(ステップS135)、
これを受けたサーバ10では、情報登録手段24が主治
医意見書DB13に対して当該要介護者IDおよび主治
医IDが既に入力されているレコードに意見書データを
登録し、進捗フラグを登録完了とする(ステップS13
6)。なお、主治医端末50から仮登録要求がなされた
場合には、進捗フラグは仮登録とされる。
【0094】また、このとき、アセスメントデータDB
14の進捗フラグが既に登録完了となっている場合に
は、要介護者基本情報DB12において状態フラグを完
了とする。
【0095】以上で主治医意見書登録処理が終了する。
【0096】図17は、図12におけるステップS20
に相当する要介護度認定審査プロセス開始処理のフロー
チャートである。
【0097】この要介護度認定審査プロセス開始処理は
受付窓口によって行われる処理であり、当該要介護者の
アセスメントデータがアセスメントデータDB14に登
録され、かつ主治医意見書データが主治医意見書DB1
3に登録された場合に実行可能となる。
【0098】この要介護度認定審査プロセス開始処理で
は、まず、受付窓口によるログイン要求(ステップS2
01)に対し、関係者DB11による認証処理が行われ
(ステップS202)、処理可能項目一覧が表示される
(ステップS203)。
【0099】受付窓口端末30において「要介護度認定
審査プロセスの開始処理」が選択入力されると(ステッ
プS204)、これを受けたサーバ10では、処理項目
提示手段22が要介護者基本情報DB12を参照して、
進捗フラグがアセスメントプロセス、状態フラグが完了
となっている要介護者を抽出し、この要介護者の一覧画
面を受付窓口端末30に送信して表示させる(ステップ
S205)。
【0100】受付窓口端末30において要介護度認定審
査プロセス開始処理の対象とする要介護者が選択される
と(ステップS206)、これを受けたサーバ10で
は、処理項目提示手段22が関係者DB11を参照し
て、その役割が審査責任者となっている関係者を抽出
し、抽出された審査責任者の一覧画面を受付窓口端末3
0に送信して表示させる(ステップS207)。
【0101】受付窓口端末30において当該要介護者を
担当する審査責任者が選択されると(ステップS20
8)、これを受けたサーバ10では、情報登録手段24
が要介護者基本情報DB12に対して進捗フラグを要介
護度認定審査プロセス、状態フラグを進行中とし、さら
に、要介護度認定審査DB15に選択された審査責任者
IDを新規登録する(ステップS209)。
【0102】以上で要介護度認定審査プロセス開始処理
が終了する。
【0103】図18は、図12におけるステップS21
に相当する審査委員登録処理のフローチャートである。
【0104】この審査委員登録処理は審査責任者によっ
て行われる処理であり、審査責任者の情報(ID)が要
介護度認定審査DB15に登録された場合に実行可能と
なる。
【0105】この審査委員登録処理では、まず、審査責
任者は、審査責任者端末60からサーバ10にログイン
要求を行い(ステップS211)、ログイン要求を受け
たサーバ10では、認証処理手段21がログイン要求者
(審査責任者)の個人識別情報に基づき関係者DB11
を参照して認証処理を行う(ステップS212)。
【0106】つづいて処理項目提示手段22がログイン
要求者(審査責任者)の個人識別情報に基づき関係者D
B11を参照してその役割を特定する。ここでは、役割
が受付窓口であるので、審査責任者に認められる処理可
能項目の一覧として、「審査委員登録」および「要介護
度登録」を審査責任者端末60に送信して表示させる
(ステップS213)。
【0107】審査責任者端末60において「審査委員登
録」が選択入力されると(ステップS214)、これを
受けたサーバ10では、処理項目提示手段22が、要介
護者基本情報DB12を参照して、進捗フラグが要介護
度認定審査プロセスで、状態フラグが進行中であり、か
つその要介護者IDをキーに要介護度認定審査データD
B15を参照して、審査責任者個人IDが当該審査責任
者である要介護者を抽出し、この要介護者の一覧画面を
審査責任者端末60に送信して表示させる(ステップS
215)。
【0108】審査責任者端末60において審査委員登録
処理の対象とする要介護者が選択されると(ステップS
216)、これを受けたサーバ10では、処理項目提示
手段22が関係者DB11を参照して、その役割が審査
委員となっている関係者を抽出し、抽出された審査委員
の一覧画面を審査責任者端末60に送信して表示させる
(ステップS217)。
【0109】審査責任者端末60において当該要介護者
の審査委員会を構成する審査委員が選択されると(ステ
ップS218)、これを受けたサーバ10では、情報登
録手段24が要介護度審査委員コメントDB16に選択
された審査委員IDを新規登録する(ステップS21
9)。
【0110】以上で審査委員登録処理が終了する。
【0111】図19は、図12におけるステップS22
に相当する審査委員コメント登録処理のフローチャート
である。
【0112】この審査委員コメント登録処理は審査委員
によって行われる処理であり、審査委員の情報(ID)
が要介護度審査委員コメントDB16に登録された場合
に実行可能となる。
【0113】この審査委員コメント登録処理では、ま
ず、審査委員は、審査委員端末70からサーバ10にロ
グイン要求を行い(ステップS221)、ログイン要求
を受けたサーバ10では、認証処理手段21がログイン
要求者(審査委員)の個人識別情報に基づき関係者DB
11を参照して認証処理を行う(ステップS222)。
【0114】つづいて処理項目提示手段22がログイン
要求者(審査委員)の個人識別情報に基づき関係者DB
11を参照してその役割を特定する。ここでは役割が審
査委員であるので、処理可能項目は審査委員コメント登
録処理に一意に決まる。このため、処理項目提示手段2
2は、要介護者基本情報DB12を参照して、進捗フラ
グが要介護度認定審査プロセスで、状態フラグが進行中
であり、かつその要介護者IDをキーに要介護度審査委
員コメントDB16を参照して、審査委員IDが当該審
査委員である要介護者を抽出し、この要介護者の一覧画
面を審査委員端末70に送信して表示させる(ステップ
S223)。
【0115】審査委員端末70においてコメント登録処
理の対象とする要介護者が選択されると(ステップS2
24)、これを受けたサーバ10では、情報提示手段2
3が、主治医意見書DB13から当該要介護者の意見書
データを抽出し、またアセスメントデータDB14から
当該要介護者のアセスメントデータを抽出して、順次審
査委員端末70に送信して表示させる(ステップS22
5)。
【0116】審査委員端末70から参照した旨の入力が
なされると、これを受けたサーバ10では、情報登録手
段24が審査委員コメントの入力を促す入力画面を審査
委員端末70に送信する。この入力画面は、所定のフォ
ーマットに基づくものである。
【0117】審査委員端末70において審査委員コメン
トが入力されると(ステップS226)、これを受けた
サーバ10では、情報登録手段24が要介護度審査委員
コメントDB16に対して入力されたコメントを登録す
る(ステップS227)。
【0118】以上で審査委員コメント登録処理が終了す
る。
【0119】図20は、図12におけるステップS23
に相当する要介護度最終認定登録処理のフローチャート
である。
【0120】この要介護度最終認定登録処理は審査責任
者によって行われる処理であり、審査責任者の情報(I
D)が要介護度認定審査DB15に登録された場合に実
行可能となる。
【0121】この要介護度最終認定登録処理では、ま
ず、審査責任者によるログイン要求(ステップS23
1)に対し、関係者DB11による認証処理が行われ
(ステップS232)、処理可能項目一覧が表示される
(ステップS233)。
【0122】審査責任者端末60において「要介護度登
録」が選択入力されると(ステップS234)、これを
受けたサーバ10では、処理項目提示手段22が、要介
護者基本情報DB12を参照して、進捗フラグが要介護
度認定審査プロセスで、状態フラグが進行中であり、か
つその要介護者IDをキーに要介護度認定審査データD
B15を参照して、審査責任者個人IDが当該審査責任
者である要介護者を抽出し、この要介護者の一覧画面を
審査責任者端末60に送信して表示させる(ステップS
235)。
【0123】審査責任者端末60において要介護度認定
処理の対象とする要介護者が選択されると(ステップS
236)、これを受けたサーバ10では、情報提示手段
23が、主治医意見書DB13から当該要介護者の意見
書データを抽出し、アセスメントデータDB14から当
該要介護者のアセスメントデータを抽出し、さらに、要
介護度審査委員コメントDB16から当該要介護者の審
査委員によるコメントを順次審査責任者端末60に送信
して表示させる(ステップS236)。
【0124】審査責任者端末60から参照した旨の入力
がなされると、これを受けたサーバ10では、情報登録
手段24が要介護度最終認定結果および付記コメントの
入力を促す入力画面を審査責任者端末60に送信して表
示させる。この入力画面は、所定のフォーマットに基づ
くものである。
【0125】審査責任者端末60において要介護度最終
認定結果および付記コメントが入力されると(ステップ
S238)、これを受けたサーバ10では、情報登録手
段24が要介護度認定審査データDB15に対して入力
された審査結果データとして要介護度、コメント、決定
日時を登録するとともに、要介護者基本情報DB12に
対して状態フラグを完了とする(ステップS209)。
【0126】以上で要介護度最終認定登録処理が終了す
る。
【0127】図21は、図22におけるステップS30
に相当するケアサービスプロセス開始処理のフローチャ
ートである。
【0128】このケアサービスプロセス開始処理は受付
窓口によって行われる処理であり、当該要介護者の要介
護度の最終認定結果が要介護度認定審査データDB15
に登録された場合に実行可能となる。
【0129】このケアサービスプロセス開始処理では、
まず、受付窓口によるログイン要求(ステップS30
1)に対し、関係者DB11による認証処理が行われ
(ステップS302)、処理可能項目一覧が表示される
(ステップS303)。
【0130】受付窓口端末30において「ケアサービス
プロセスの開始処理」が選択入力されると(ステップS
304)、これを受けたサーバ10では、処理項目提示
手段22が要介護者基本情報DB12を参照して、進捗
フラグが要介護度認定審査プロセス、状態フラグが完了
となっている要介護者を抽出し、この要介護者の一覧画
面を受付窓口端末30に送信して表示させる(ステップ
S305)。
【0131】受付窓口端末30において要介護度認定審
査プロセス開始処理の対象とする要介護者が選択される
と(ステップS306)、これを受けたサーバ10で
は、処理項目提示手段22が関係者DB11を参照し
て、その役割がケアマネージャーとなっている関係者を
抽出し、抽出されたケアマネージャーの一覧画面を受付
窓口端末30に送信して表示させる(ステップS30
7)。
【0132】受付窓口端末30において当該要介護者を
担当するケアマネージャーが選択されると(ステップS
308)、これを受けたサーバ10では、情報登録手段
24が要介護者基本情報DB12に対し、当該要介護者
のケアマネージャーIDを登録した上で進捗フラグをケ
アサービスプロセス、状態フラグを進行中とし、さら
に、ケアチームDB17に選択されたケアマネージャー
IDを新規登録する(ステップS309)。
【0133】以上でケアサービスプロセス開始処理が終
了する。
【0134】図22は、図12におけるステップS31
に相当するケアチーム登録処理のフローチャートであ
る。
【0135】このケアチーム登録処理はケアマネージャ
ーによって行われる処理であり、ケアマネージャーの情
報(ID)がケアチームDB17に登録された場合に実
行可能となる。
【0136】このケアチーム登録処理では、まず、ケア
マネージャーは、ケアマネージャー端末80からサーバ
10にログイン要求を行い(ステップS311)、ログ
イン要求を受けたサーバ10では、認証処理手段21が
ログイン要求者(ケアマネージャー)の個人識別情報に
基づき関係者DB11を参照して認証処理を行う(ステ
ップS312)。
【0137】つづいて処理項目提示手段22がログイン
要求者(ケアマネージャー)の個人識別情報に基づき関
係者DB11を参照してその役割を特定する。ここで
は、役割がケアマネージャーであるので、ケアサービス
プロセスにおける処理が行われることが一意に決まる。
このため、処理項目提示手段22は、ケアチームDB1
7を参照して、ケアマネージャーIDが当該ケアマネー
ジャーである要介護者を抽出し、この要介護者の一覧画
面をケアマネージャー員端末80に送信して表示させる
(ステップS313)。
【0138】ケアマネージャー端末80において処理の
対象とする要介護者が選択されると(ステップS31
4)、これを受けたサーバ10では、役割がケアマネー
ジャーであるので、ケアマネージャーに認められる処理
可能項目の一覧として、「ケアチーム登録」、「ケアプ
ラン登録」、「ケアサービス実績報告閲覧」、「保険請
求シート作成」をケアマネージャー端末80に送信して
表示させる(ステップS315)。
【0139】ケアマネージャー端末80において、「ケ
アチーム登録」が選択入力されると(ステップS31
6)、これを受けたサーバ10では、処理項目提示手段
22が関係者DB11を参照して、その役割がケアサー
ビス担当者を示すヘルパー、デイケア施設、訪問看護婦
等である関係者を抽出し、抽出されたケアサービス担当
者の一覧画面をケアマネージャー端末80に送信して表
示させる(ステップS317)。
【0140】図27は、ケアマネージャー端末80にお
けるケアチーム登録画面の一例である。この図に示すよ
うに、ケアチーム登録画面では、画面中ほどに表示され
た関係者一覧から各関係者を選択するとこの関係者の役
割が表示され、さらに追加ボタンをクリックすればこの
関係者を画面左下の欄内に表示させて、ケアチームの構
成員として追加できるようになっている。また、画面左
下の欄内に表示されたケアチームの構成員を選択して削
除ボタンをクリックすれば、この関係者をケアチームの
関係者から削除することができるようになっている。
【0141】このようにしてケアマネージャー端末80
において当該要介護者のケアチームの構成員を追加、削
除して最終的に選択されたのち、登録ボタンがクリック
されて登録要求がなされると(ステップS318)、こ
れを受けたサーバ10では、情報登録手段24がケアチ
ームDB17に選択された関係者(構成員)のIDを登
録する(ステップS319)。
【0142】以上でケアチーム登録処理が終了する。
【0143】図23は、図12におけるステップS32
に相当するケアプラン登録処理のフローチャートであ
る。
【0144】このケアプラン登録処理はケアマネージャ
ーによって行われる処理であり、ケアチームの構成員の
情報(ID)がケアチームDB17に登録された場合に
実行可能となる。
【0145】このケアプラン登録処理では、まず、ケア
マネージャーによるログイン要求(ステップS321)
に対し、関係者DB11による認証処理(ステップS3
22)が行われ、処理対象となりうる要介護者の一覧画
面が表示される(ステップS323)。ケアマネージャ
ー端末80において処理の対象とする要介護者が選択さ
れると(ステップS324)、処理可能項目一覧が表示
される(ステップS325)。
【0146】ケアマネージャー端末80において、「ケ
アプラン登録」が選択入力されると(ステップS32
6)、これを受けたサーバ10では、処理項目提示手段
22がケアチーム関係者DB17を参照して、当該ケア
チームのケアサービス担当者の一覧画面をケアマネージ
ャー端末80に送信して表示させる(ステップS32
7)とともに、ケアプランの入力を促すケアプラン入力
画面をケアマネージャー端末80に送信して表示させ
る。
【0147】図28および図29は、ケアマネージャー
端末80におけるケアプラン登録画面の一例であり、図
28は基本ケアプラン登録画面、図29は具体的なケア
プラン登録画面を示している。すなわち、ケアプラン
は、大きく2段階に分かれている。
【0148】基本ケアプラン登録画面は、ケアマネージ
ャーが当該要介護者にどのような狙いでどのようなケア
サービスを行うかを登録するものである。具体的には、
この画面上部において、当該各要介護者に対して行うケ
アサービスの種類は例えば法定の分類であるケアサービ
スコード等で特定され、そのケアサービスを実施するケ
アサービス担当者はヘルパー、デイケア施設、訪問看護
婦等の役割(職種)で特定され、頻度は各週あたりの回
数または時間で特定され、さらに、そのケアサービスを
行うにあたっての留意点が具体的にコメントされる。こ
うしてひとまとまりのケア内容が決まれば、追加ボタン
をクリックすることで、画面下の欄内の基本ケアプラン
にケア内容が追加される。削除する場合はケア内容を選
択して削除ボタンをクリックすればよい。
【0149】具体的なケアプラン登録画面は、何時、誰
がどのようなケアサービスを行うかを登録するものであ
る。具体的には、前記基本ケアプラン登録画面にて決定
されたケア内容のいずれかがケアサービスコードで特定
され、具体的な実施予定日、予定時間帯、予定担当者お
よび指示事項が入力される。なお、上記ケアサービス担
当者の一覧画面は、この予定担当者の選出においてケア
マネージャーによって参照される。
【0150】このようにしてケアマネージャー端末80
において当該要介護者のケアプランが入力され、各画面
の登録ボタンがクリックされて登録要求がなされると
(ステップS328)、これを受けたサーバ10では、
情報登録手段24が基本ケアプランはケアサービスプラ
ンDB18に、具体的なケアプランはケアサービス計画
/実績DB19に新規登録する(ステップS329)。
【0151】以上でケアプラン登録処理が終了する。
【0152】図24は、図12におけるステップS33
に相当するケアプラン閲覧処理のフローチャートであ
る。
【0153】このケアプラン閲覧処理はケアサービス担
当者によって行われる処理であり、ケアサービスプラン
がケアサービスプランDB18およびケアサービス計画
/実績DB19に登録された場合に実行可能となる。
【0154】このケアプラン閲覧処理では、まず、ケア
サービス担当者は、ケアサービス担当者端末90からサ
ーバ10にログイン要求を行い(ステップS331)、
ログイン要求を受けたサーバ10では、認証処理手段2
1がログイン要求者(ケアマサービス担当者)の個人識
別情報に基づき関係者DB11を参照して認証処理を行
う(ステップS332)。
【0155】つづいて処理項目提示手段22がログイン
要求者(ケアサービス担当者)の個人識別情報に基づき
関係者DB11を参照してその役割を特定する。ここで
は、ログイン要求者はケアサービス担当者であり、その
役割がヘルパー、デイケア施設、訪問看護婦等であるの
で、ケアサービスプロセスにおける処理が行われること
が一意に決まる。このため、処理項目提示手段22は、
ケアチームDB17を参照して、ケアサービス担当者I
Dが当該メンバー個人IDに含まれる要介護者を抽出
し、この要介護者の一覧画面をケアサービス担当者端末
90に送信して表示させる(ステップS333)。
【0156】ケアサービス担当者端末90において処理
の対象とする要介護者が選択されると(ステップS33
4)、これを受けたサーバ10では、役割がケアサービ
ス担当者であるので、ケアサービス担当者に認められる
処理可能項目の一覧として、「ケアプラン閲覧」、「ケ
アサービス実績報告登録」、をケアサービス担当者端末
90に送信して表示させる(ステップS335)。
【0157】ケアサービス担当者端末90において、
「ケアプラン閲覧」が選択入力されると(ステップS3
36)、これを受けたサーバ10では、情報提示手段2
3がケアサービス計画/実績DB19を参照して、予定
情報(ケアプラン)のうち、担当者が当該ケアサービス
担当者である予定情報(ケアプラン)を抽出し、抽出さ
れた予定情報(ケアプラン)をケアサービス担当者端末
90に送信して表示させる(ステップS337)。予定
情報が複数ある場合は、適宜ケアサービス担当者端末9
0において選択される。
【0158】このようにしてケアサービス担当者端末9
0において予定情報(ケアプラン)が提示されると、ケ
アサービス担当者は、これを閲覧して自分の今後の予定
等を確認できる(ステップS338)。
【0159】また、ケアサービス計画/実績DB19に
は、ケアサービス実績報告データが含まれているため、
ケアサービス担当者は、自分が過去に作成したケアサー
ビス実績報告データや同じケアチームの構成員である他
のケアサービス担当者等によって作成されたケアサービ
ス実績報告データを閲覧することができ、ケアサービス
担当者は、過去のケアサービスにおける注意点等を含む
実績報告データを参考にして、要介護者に対してより適
切なケアサービスの提供を円滑に進めることができる。
【0160】また、こうして要介護者の情報が閲覧され
ると、サーバ10では、情報登録手段24が、閲覧した
者(情報にアクセスした者、ここではケアサービス担当
者)ID、閲覧(アクセス)日時およびどのデータを閲
覧(アクセス)したのかを示すアクセス内容を、閲覧
(アクセス)された情報の要介護者および介護保険申請
日とともにアクセス記録DB20に登録する(ステップ
S339)。
【0161】以上でケアプラン閲覧処理が終了する。
【0162】なお、ケアサービスプロセスにおいては、
上述したケアサービス担当者によるケアプランやケアサ
ービス実績報告の閲覧処理と略同様にして、ケアサービ
ス担当者以外のケアチームの構成員による情報の閲覧が
可能である。
【0163】具体的には、役割がケアマネージャーであ
れば、主治医意見書DB13、アセスメントデータDB
14、ケアチームDB17、ケアサービスプランDB1
8およびケアサービス計画/実績DB19等のデータベ
ースに基づく情報の閲覧が可能である。
【0164】また、ケアチームの構成員に含まれる主治
医であれば、ケアサービスプランDBおよびケアサービ
ス計画/実績DB19等のデータベースに基づく情報の
閲覧が可能である。
【0165】図25は、図12におけるステップS34
に相当するケアサービス実績報告処理のフローチャート
である。
【0166】このケアサービス実績報告処理はケアサー
ビス担当者によって行われる処理であり、ケアサービス
プランがケアサービスプランDB18およびケアサービ
ス計画/実績DB19に登録された場合に実行可能とな
る。
【0167】このケアサービス実績報告処理は、要介護
者に対してケアサービスを実施したケアサービス担当者
が、ケアサービス担当者端末90からサーバ10にログ
イン要求を行い(ステップS341)、ログイン要求を
受けたサーバ10で関係者DB11を参照して認証処理
を行い(ステップS342)、処理項目提示手段22に
よって関係者DB11を参照してその役割を特定されて
要介護者の一覧画面がケアサービス担当者端末90に表
示される(ステップS343)。
【0168】ケアサービス担当者端末90において処理
の対象とする要介護者が選択されると(ステップS34
4)、処理可能項目の一覧がケアサービス担当者端末9
0表示される(ステップS345)。
【0169】ケアサービス担当者端末90において、
「ケアサービス実績報告」が選択入力されると(ステッ
プS346)、これを受けたサーバ10では、情報提示
手段23がケアサービス計画/実績DB19を参照し
て、予定情報(ケアプラン)のうち、担当者が当該ケア
サービス担当者である予定情報(ケアプラン)を抽出
し、抽出された予定情報(ケアプラン)をケアサービス
担当者端末90に送信して表示させる(ステップS34
7)。
【0170】ケアサービス担当者端末90において実施
したケアサービスに対応する予定情報(ケアプラン)が
選択されると、これを受けたサーバ10では、情報登録
手段24がケアサービス実績報告入力画面をケアサービ
ス担当者端末90に送信して表示させ、ケアサービス担
当者端末90においてはこの入力画面にケアサービス実
績が入力される(ステップS347)。
【0171】図29は、ケアサービス実績報告入力画面
の一例である。この図に示すように、ケアサービス実績
報告は、実際の作業時間帯とともに、特にケアサービス
担当者によって報告すべき事項がある場合には特記事項
が記載される。
【0172】そして、ケアサービス担当者によってケア
サービス報告が作成されると、これを要介護者本人また
は代理人によってその内容が確認され、要介護者本人ま
たは代理人がその内容を承認すれば、要介護者本人また
は代理人による電子署名として、要介護者本人または代
理人の本人パスワードが入力される(ステップS34
9)。
【0173】こうして要介護者本人または代理人の本人
パスワードが入力されたのち、ケアサービス担当者によ
って登録ボタンがクリックされて登録要求がなされる
と、これを受けたサーバ10では、署名データ作成手段
25が本人パスワードに基づいて予め登録されているキ
ーを用いてケアサービス実績報告データに電子署名を付
す処理を行い、情報登録手段24がこうして電子署名が
付されたケアサービス実績報告データをケアサービス計
画/実績DB19に登録する(ステップS350)。一
方、情報登録手段24は、電子署名が付されていないケ
アサービス実績報告データは登録しないようになってい
る。
【0174】以上でケアサービス実績報告処理が終了す
る。
【0175】図26は、アクセス記録閲覧処理のフロー
チャートである。
【0176】このアクセス記録閲覧処理は、要介護者本
人またはその代理人によって適宜実行される処理であ
る。
【0177】このアクセス記録閲覧処理では、まず、要
介護者本人またはその代理人は、要介護者端末からサー
バ10にログイン要求を行い(ステップS401)、ロ
グイン要求を受けたサーバ10では、認証処理手段21
がログイン要求者(要介護者本人またはその代理人)の
個人識別情報に基づき関係者DB11を参照して認証処
理を行う(ステップS402)。
【0178】つづいて処理項目提示手段22がログイン
要求者(要介護者本人またはその代理人)の個人識別情
報に基づき関係者DB11を参照してその役割を特定す
る。ここでは、ログイン要求者は要介護者本人またはそ
の代理人であるので、処理可能項目はアクセス記録閲覧
処理に一意に決まる。
【0179】そこで、サーバ10では、アクセス記録提
示手段26により、アクセス記録DB20を参照して、
当該要介護者に関するアクセス記録データを抽出して、
これを要介護者端末に送信して表示させる(ステップS
403)。
【0180】さらに当該アクセス記録に記録されている
アクセスによって参照されたデータをケアサービス計画
/実績DBから抽出し、これも表示することもできる。
【0181】以上でアクセス記録閲覧処理が終了する。
【0182】このような介護支援システムによると、様
々な職種の多数の人が様々な段階で関わる介護サービス
において、各段階の処理を開始するにあたり、その前提
として必要になる1または2の前段階の処理の結果がデ
ータベースに登録されることにより、はじめて当該段階
の処理を行うことが可能になるため、受付窓口、アセス
メント担当者、主治医、審査責任者、審査委員、ケアマ
ネージャー、ケアサービス担当者の間における要介護者
の情報の流れを円滑に管理して介護サービスの提供に寄
与することができるともに、情報の不適切な流出を防止
することができる。
【0183】とくに、アセスメントプロセスにおいて
は、アセスメント担当者によるアセスメントデータ作成
と主治医による意見書作成処理とを順序を問わず行うこ
とができ、また、両処理が完了したことに応じて、続く
要介護度認定審査プロセスに移行可能になっているた
め、要介護度認定審査プロセスは確実にその進行に必要
な資料がすべて揃ってから開始されることとなり、円滑
なプロセスの進行を保証することができる。
【0184】また、介護保険申請の受付、アセスメント
プロセス、要介護度認定審査プロセス、およびケアサー
ビスプロセス間の移行は受付窓口によるデータ入力によ
って行われるため、受付窓口において、各要介護者のプ
ロセスの進行を一元管理することができる。
【0185】また、本システムへのログイン要求者は、
ログイン時に関係者であるか否かが認証され、関係者で
なければログインできないため、要介護者のプライバシ
ー情報を含む各情報の保護を図ることができる。
【0186】また、本システムへログインした者は、ロ
グイン時にその役割が識別され、その役割に応じた権限
で各種データへのアクセスが可能になるので、要介護者
のプライバシー情報を含む各情報の保護を図ることがで
きる。
【0187】また、本システムへログインした者は、ロ
グイン時にその役割が識別され、その役割に応じた権限
で各種データの登録が可能になるので、不正な情報の混
入を未然に防止して、要介護者の情報の信頼性を得るこ
とができる。
【0188】また、各要介護者ごとにケアサービスを提
供する者がケアチームとしてまとめられ、要介護者のケ
ア情報の閲覧は、各要介護者にケアサービスを行うケア
チームの構成員にのみ可能となるため、いずれかの要介
護者にケアサービスを行う者であっても、各要介護者の
ケアチームの構成員でなければ、その要介護者のケア情
報は閲覧できない。したがって、要介護者のプライバシ
ーにかかわるケア情報の流れを適切に管理して円滑な介
護サービスの提供に寄与しうるとともに、不適切なケア
情報の流出を防止することができる。
【0189】また、ケアマネージャーによって作成され
たケアプランは、ケアチームの全構成員で閲覧すること
ができるため、例えば、ケアマネージャーと各ケアサー
ビス担当者との間の連絡不足等により、同一日に複数人
のケアサービス担当者が要介護者宅に訪問してしまうな
どのトラブルを未然に回避することができる。
【0190】また、各要介護者のケアチーム内では、各
構成員は他の構成員が作成登録したケアサービス実績報
告を閲覧することができるため、特定の要介護者に対し
てケアサービスを実施するケアチーム内で情報を共有で
き、各構成員間で連携して円滑なケアサービスを実施す
ることができる。
【0191】また、各要介護者に関連付けられる情報の
登録は、その要介護者のケアチームの構成員であって、
かつその情報の登録に応じた役割の者に限られるため、
各要介護者に関連付けられる情報が適切な権限を有しな
い者によって改竄されることを防止できる。
【0192】また、ケアマネージャーのみがケアチーム
の構成員の追加および削除を行うことができるため、要
介護者に対するケアサービスを実施するケア担当者が変
化しても、この変化に対応して適切に要介護者に関する
ケア情報の流出を防止できる。
【0193】また、ケアマネージャーのみがケアサービ
スプランの登録を行うことができるため、ケアチームの
構成員であるサービス担当者等は、確実にケアマネージ
ャーが登録したケアサービスプランを容易に閲覧するこ
とができる。
【0194】また、ケアサービス担当者のみがケアサー
ビス実績報告の登録を行うことができるため、各要介護
者に関連付けられる情報が適切な権限を有しない者によ
って改竄されることを防止することができる。
【0195】また、ケアサービス実績報告の登録にあた
っては、要介護者本人またはその代理人による確認が行
われるため、ケアサービス費用の請求時等において、ケ
アサービス提供側(ケアチーム側)と要介護者本人やそ
の代理人の側での認識ギャップを防止することができ
る。また、ケアサービス従事時間などの不正報告を未然
に防止することもできる。
【0196】また、ケアサービス実績報告は、要介護者
またはその代理人による電子署名が付されている場合に
のみ登録を受け付けられ、要介護者またはその代理人に
よる電子署名が付されていないケアサービス実績報告は
登録できないため、ケアサービス実績に含まれる例えば
サービス従事時間やサービス内容等が、要介護者または
その代理人の承諾を得ることなく改竄されてしまうこと
を防止できる。
【0197】また、要介護者またはその代理人が自己の
ケア情報についてのアクセス記録を確認することができ
るため、誰が自分の情報にアクセスしたのかを容易に知
ることができる。
【0198】また、要介護者またはその代理人は自己の
ケア情報についてのみアクセス記録を確認でき、他の要
介護者に関するアクセス記録は閲覧できないため、この
点からも要介護者を介して他の要介護者のケア情報が流
出してしまうことを適切に防止できる。
【0199】また、実際のケアサービスを行うケアサー
ビス担当者が使用するケアサービス担当者端末はモバイ
ル端末として構成したため、移動動作等の困難な要介護
者であっても、端末をこの要介護者の近くにもっていっ
てケアサービス実績報告の確認や電子署名を容易に実施
することができる。
【0200】また、実際のケアサービスを行った実績報
告がケアサービス計画/実績データベース19に各要介
護者ごと(各ケアチームごと)に登録されているため、
ケアマネージャーは各要介護者ごとに、ケアサービス実
績集計処理において、サービスの時間単価がそれぞれ異
なるヘルパーや訪問看護婦等の資格を有するケアサービ
ス担当者によって行われたケアサービス従事時間を容易
に把握することができ、ケアマネージャーは、容易にケ
アサービス費用の計算を行うことができる。また、この
計算に供するため、資格と時間単価の対応表をサーバ1
0内等に用意しておくことが望ましい。
【0201】以上、本発明を実施形態に即して説明した
が、本発明にかかる介護支援システムは、上記実施形態
に限定されるものではなく、以下のように構成してもよ
い。
【0202】(1)上記実施形態においては、ケアサー
ビス実績報告の入力画面は一例のみを示したが、この報
告のフォームはケアサービス担当者の役割に応じて複数
用意しておき、ケアサービス担当者の役割を判別して適
切なフォームを提供するようにしてもよい。このように
すると、各ケアサービス担当者の役割に応じた適切な報
告を容易に作成することができる。
【0203】(2)上記実施形態においては、ケアサー
ビス担当者端末90は、ケアサービス担当者が要介護者
宅に持参することを想定したが、ケアサービス担当者が
ケアサービス実績報告を行うための端末は要介護者宅に
ある要介護者所有のものでもよい。また、固定端末であ
ってもよい。
【0204】(3)上記実施形態においては、特に言及
していないが、情報の記憶や送受において公知の暗号化
技術を採用してもよい。
【0205】(4)上記実施形態においては、サーバに
アクセスする関係者は、ログイン名およびパスワードを
入力してログイン要求を行うように構成したが、各端末
にICカードリーダー等を備え、各関係者は各自のログ
イン名やパスワード等が記録されたICカード等を各端
末に読み込ませることで、ログイン要求を行うようにし
てもよい。また、要介護者本人またはその代理人も同様
にICカードを持ち、これをケアサービス担当者端末に
読み込ませることで、電子署名を行うようにしてもよ
い。
【0206】(5)上記実施形態においては、各端末3
0〜90からの種々の情報の入力処理をサーバ10にロ
グインした状態で行うようにしたが、各端末において、
登録したい情報データを予め用意しておき、適宜サーバ
にログインしてアップロードすることで情報の登録をお
こなうようにしてもよい。
【0207】(6)上記システムにおいては、ケアマネ
ージャーが作成したケアプランとケアサービス担当者の
ケアサービス実績報告におけるのサービス従事時間とを
対照させた、計画/実績対照表を生成する手段をさらに
備えることが望ましい。このようにすると、要介護者の
実体に対するケアプランの妥当性を容易に把握すること
ができる。
【0208】(7)上記実施形態においては、訪問介護
を想定したが、デイケア施設等における通所介護につい
ても本発明にかかる介護支援システムは当然に適用しう
る。
【0209】(8)ケアチームの構成員としては、デイ
ケア施設等の法人またはグループとしてもよい。同様
に、複数のヘルパー等を束ねた介護サービス事業者をケ
アチームの構成員としてもよい。
【0210】
【発明の効果】以上のように、本発明にかかる介護支援
システムによれば、各要介護者に対してケアサービスを
行う関係者をケアチームとしてまとめ、ログイン要求者
に対しては、当該ログイン要求者が構成員に含まれるケ
アチームがケア対象とする要介護者のケア情報のみを閲
覧可能にしたため、いずれかの要介護者にケアサービス
を行う者であっても、各要介護者のケアチームの構成員
でなければ、その要介護者のケア情報は閲覧できない。
したがって、要介護者のプライバシーにかかわるケア情
報の流れを適切に管理して円滑な介護サービスの提供に
寄与しうるとともに、不適切なケア情報の流出を防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる介護支援システムの第1実施
形態を示す全体構成図である。
【図2】 関係者DBの構成図である。
【図3】 要介護者基本情報DBの構成図である。
【図4】 主治医意見書データDBの構成図である。
【図5】 アセスメントデータDBの構成図である。
【図6】 要介護度認定審査データDBの構成図であ
る。
【図7】 要介護度審査委員コメントDBの構成図であ
る。
【図8】 ケアチームDBの構成図である。
【図9】 ケアサービスプランDBの構成図である。
【図10】 ケアサービス計画/実績DBの構成図であ
る。
【図11】 アクセス記録DBの構成図である。
【図12】 本発明かかる介護支援システムにおける処
理の全体の流れを示すフローチャートである。
【図13】 要介護者の新規登録処理のフローチャート
である。
【図14】 アセスメントプロセス開始処理のフローチ
ャートである。
【図15】 アセスメントデータ登録処理のフローチャ
ートである。
【図16】 主治医意見書登録処理のフローチャートで
ある。
【図17】 要介護度認定審査プロセス開始処理のフロ
ーチャートである。
【図18】 審査委員の登録処理のフローチャートであ
る。
【図19】 審査委員コメント登録処理のフローチャー
トである。
【図20】 要介護度最終認定登録処理のフローチャー
トである。
【図21】 ケアサービスプロセス開始処理のフローチ
ャートである。
【図22】 ケアチーム登録処理のフローチャートであ
る。
【図23】 ケアプラン登録処理のフローチャートであ
る。
【図24】 ケアプラン閲覧処理のフローチャートであ
る。
【図25】 ケアサービス実績報告処理のフローチャー
トである。
【図26】 アクセス記録閲覧処理のフローチャートで
ある。
【図27】 ケアチーム登録画面の一例である。
【図28】 基本ケアプラン登録画面の一例である。
【図29】 具体的なケアプラン登録画面の一例であ
る。
【図30】 ケア内容一覧画面の一例である。
【図31】 ケアサービス報告画面の一例である。
【符号の説明】
10 介護支援システムサーバ 11 関係者DBデータベース 12 要介護者基本情報DB 13 主治医意見書DB 14 アセスメントデータDB 15 要介護度認定審査データDB 16 要介護度審査員コメントDB 17 ケアチームDB 18 ケアサービスプランDB 19 ケアサービス実績DB 20 アクセス記録DB 21 認証処理手段 22 処理項目提示手段 23 情報提示手段 24 情報登録手段 25 署名データ作成手段 26 アクセス記録提示手段 30 受付窓口端末 40 アセスメント担当者端末 50 主治医端末 60 審査責任者端末 70 審査委員端末 80 ケアマネージャ端末 90 ケアサービス担当者端末

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 要介護者に対して行われるケアサービス
    を支援する介護支援システムであって、 各要介護者毎に編成された少なくとも一人のケアマネー
    ジャーおよび複数人のケアサービス担当者を構成員とし
    て含むケアチームについて、各ケアチームの構成員を当
    該ケアチームがケア対象とする要介護者と関連付けて記
    憶するケアチームデータベースと、 各要介護者に関するケア情報を当該要介護者と関連付け
    て記憶するケア情報データベースと、 ログイン要求者に対して、前記ケアチームデータベース
    を参照して当該ログイン要求者が構成員に含まれるケア
    チームを抽出し、当該ケアチームがケア対象とする要介
    護者を特定した上で、前記ケア情報データベースを参照
    して前記特定した前記要介護者に関連付けられたケア情
    報のみを閲覧可能に提示する情報提示手段と、を備えた
    ことを特徴とする介護支援システム。
  2. 【請求項2】 前記ケアチームデータベースは、各構成
    員ごとにそのチームにおける役割を記憶するように構成
    され、さらに、 ログイン要求者に対して、前記ケアチームデータベース
    を参照して当該ログイン要求者が構成員に含まれるケア
    チームを抽出し、当該ログイン要求者の当該ケアチーム
    における役割と当該ケアチームがケア対象とする要介護
    者とを特定した上で、特定された要介護者に関連付けら
    れかつ前記役割に応じた情報のみを登録可能とする情報
    登録手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の介護
    支援システム。
  3. 【請求項3】 前記情報登録手段は、前記ログイン要求
    者の役割がケアマネージャーである場合に限り、前記ケ
    アチームデータベースに対して当該ケアチームの構成員
    の追加登録および削除登録を可能とすることを特徴とす
    る請求項2記載の介護支援システム。
  4. 【請求項4】 前記情報登録手段は、前記ログイン要求
    者の役割がケアマネージャーである場合に限り、前記ケ
    ア情報データベースに対して前記ケア情報としてケアサ
    ービスプランの登録を可能とすることを特徴とする請求
    項2または3に記載の介護支援システム。
  5. 【請求項5】 前記情報登録手段は、前記ログイン要求
    者の役割がケアーサービス担当者である場合に限り、前
    記ケア情報データベースに対して前記ケア情報として当
    該ログイン要求者により作成されたケアサービス実績報
    告の登録を可能とすることを特徴とする請求項2〜4の
    いずれかに記載の介護支援システム。
  6. 【請求項6】 前記情報登録手段は、前記ケアサービス
    実績報告に当該要介護者またはその代理人が内容承認し
    たことを証明する電子情報が付されている場合にのみ登
    録を受けることを特徴とする請求項5記載の介護支援シ
    ステム。
  7. 【請求項7】 前記情報提示手段によって前記ケア情報
    が提示されたときには、当該ケア情報とその提示を受け
    たケアチームの構成員とをアクセス記録として各要介護
    者ごとに関連付けて記憶するアクセス記録データベース
    と、 ログイン要求者が要介護者またはその代理人である場合
    には、当該要介護者に関する前記アクセス記録データベ
    ースを参照して前記アクセス記録を閲覧可能に提示する
    アクセス記録提示手段と、を備えたことを特徴とする請
    求項1〜6のいずれかに記載の介護支援システム。
  8. 【請求項8】 要介護者に対して行われるケアサービス
    を支援する介護支援システムであって、 要介護者またはその代理人からの申請があった場合に当
    該要介護者を特定可能な要介護者情報が登録される要介
    護者基本情報データベースと、 前記要介護者基本情報データベースに前記要介護者情報
    が登録された場合にのみアセスメント担当者の登録が可
    能であり、かつ当該アセスメント担当者が登録された場
    合にのみ当該アセスメント担当者による当該要介護者の
    アセスメントデータが登録可能なアセスメントデータデ
    ータベースと、 前記要介護者基本情報データベースに前記要介護者情報
    が登録された場合にのみ主治医の登録が可能であり、か
    つ当該主治医が登録された場合にのみ当該主治医による
    当該要介護者に対する意見書が登録可能な主治医意見書
    データベースと、 前記アセスメントデータベースに前記アセスメントデー
    タが登録され、かつ前記主治医意見書データベースに前
    記意見書が登録された場合にのみ審査責任者の登録が可
    能であり、かつ当該審査責任者が登録された場合にのみ
    当該審査責任者による当該要介護者の要介護度の最終認
    定結果が登録可能な要介護度認定審査データベースと、 前記要介護度認定審査データベースに当該要介護者の要
    介護度の最終認定結果が登録された場合にのみケアマネ
    ージャーの登録が可能であり、かつ当該ケアマネージャ
    ーが登録された場合にのみ当該要介護者にケアサービス
    を行うケアサービス担当者をケアチームの構成員として
    当該ケアマネージャーにより登録可能なケアチームデー
    タベースと、 前記ケアチームデータベースに当該ケアチームの構成員
    が登録された場合にのみ前記ケアマネージャーにより当
    該要介護者に対するケアサービスプランを登録可能なケ
    アサービスプランデータベースと、 前記ケアサービスプランデータベースにケアサービスプ
    ランが登録された場合にのみ当該ケアサービスプランに
    基づくケアサービス実績報告をケアサービス担当者によ
    り登録可能なケアサービス実績データベースと、を備え
    たことを特徴とする介護支援システム。
  9. 【請求項9】 要介護者に対して行われるケアサービス
    を支援する介護支援システムとしてコンピュータを動作
    させるプログラムであって、当該コンピュータに対し
    て、 各要介護者毎に編成された少なくとも一人のケアマネー
    ジャーおよび複数人のケアサービス担当者を構成員とし
    て含むケアチームについて、ケアチームデータベースに
    各ケアチームの構成員を当該ケアチームがケア対象とす
    る要介護者と関連付けて記憶させる処理と、 ケア情報データベースに各要介護者に関するケア情報を
    当該要介護者と関連付けて記憶させる処理と、 ログイン要求者に対して、前記ケアチームデータベース
    を参照して当該ログイン要求者が構成員に含まれるケア
    チームを抽出し、当該ケアチームがケア対象とする要介
    護者を特定した上で、前記ケア情報データベースを参照
    して前記特定した前記要介護者に関連付けられたケア情
    報のみを閲覧可能に提示する情報提示処理と、を実行さ
    せることによりコンピュータを介護支援システムとして
    動作させることを特徴とするプログラム。
  10. 【請求項10】 要介護者に対して行われるケアサービ
    スを支援する介護支援システムとしてコンピュータを動
    作させるプログラムが記録されたコンピュータ読み取り
    可能な記録媒体であって、当該コンピュータに対して、 各要介護者毎に編成された少なくとも一人のケアマネー
    ジャーおよび複数人のケアサービス担当者を構成員とし
    て含むケアチームについて、ケアチームデータベースに
    各ケアチームの構成員を当該ケアチームがケア対象とす
    る要介護者と関連付けて記憶させる処理と、 ケア情報データベースに各要介護者に関するケア情報を
    当該要介護者と関連付けて記憶させる処理と、 ログイン要求者に対して、前記ケアチームデータベース
    を参照して当該ログイン要求者が構成員に含まれるケア
    チームを抽出し、当該ケアチームがケア対象とする要介
    護者を特定した上で、前記ケア情報データベースを参照
    して前記特定した前記要介護者に関連付けられたケア情
    報のみを閲覧可能に提示する情報提示処理と、を実行さ
    せることによりコンピュータを介護支援システムとして
    動作させることを特徴とするプログラムが記録されたコ
    ンピュータ読み取り可能な記録媒体。
JP2001031592A 2001-02-07 2001-02-07 介護支援システムおよびコンピュータを介護支援システムとして動作させるためのプログラムおよび同プログラムが記録されたコンピュータ読取り可能な記録媒体 Pending JP2002236751A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005048147A1 (ja) * 2003-11-13 2005-05-26 Hitachi, Ltd. 実績管理装置
JP2010165137A (ja) * 2009-01-15 2010-07-29 Tadao Abe 在宅健康管理システム
JP2011180949A (ja) * 2010-03-03 2011-09-15 Hitachi Ltd 保健指導支援システム及びプログラム
JP2021071770A (ja) * 2019-10-29 2021-05-06 イデアルファーロ株式会社 被介護者又は障碍者の支援目標作成装置、及びこれを用いたシステム

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