JP2002236093A - 濃度測定装置 - Google Patents

濃度測定装置

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JP2002236093A JP2001029792A JP2001029792A JP2002236093A JP 2002236093 A JP2002236093 A JP 2002236093A JP 2001029792 A JP2001029792 A JP 2001029792A JP 2001029792 A JP2001029792 A JP 2001029792A JP 2002236093 A JP2002236093 A JP 2002236093A
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Takayuki Saito
孝行 斉藤
Minoru Harada
稔 原田
Taku Ozawa
卓 小澤
Yasushi Noguchi
恭 野口
Makoto Kidai
誠 希代
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Abstract

(57)【要約】 【課題】溶液中のペルオキソ硫酸濃度を測定する濃度測
定装置を提供すること。 【解決手段】光源ランプ111と、光源ランプ101か
ら照射された光の光路上に設置され、内部に充填された
被測定溶液を前記光が透過する光学セル106と、この
光学セル106内の被測定溶液を透過した190nm近
傍の波長域の光強度を検出する測定側受光素子113
と、前記測定側受光素子により検出された光強度に基づ
いて前記被測定溶液の吸光度を求める吸光度測定部11
5と、求められた吸光度から前記被測定溶液中のペルオ
キソ硫酸の濃度を求める変換部131とを具備してな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、溶液中のペルオキ
ソ硫酸濃度を測定する濃度測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体製造プロセスにおいて、ウェハ表
面の酸化処理工程、特にレジストの酸化・除去工程等に
おいては、従来から硫酸と過酸化水素の混合液が使用さ
れている。硫酸と過酸化水素の混合液の液性の管理につ
いては、通常比重によって行われる。濃硫酸に過酸化水
素を添加する場合、通常の過酸化水素溶液の濃度が30
〜35%の水溶液であるため、過酸化水素溶液の添加に
より硫酸の濃度が希釈されて薄くなること、更には、過
酸化水素が分解して水を生成し硫酸濃度を低下するた
め、混合液の比重が小さくなるため液性を管理する必要
がある。硫酸濃度が低下すると混合液の沸点が下がり、
レジストの分解・除去効果が失われてしまう。このた
め、硫酸濃度が80%以下で混合液を廃棄せざるを得な
かった。
【0003】最近では、過酸化水素に替わってオゾンガ
スを熱濃硫酸に溶解させた混合液が酸化剤として使用さ
れるようになってきた。熱濃硫酸にオゾンガスを溶解す
る方法では、硫酸濃度を低下させる水の増加はほとんど
ないため、硫酸濃度の管理を行う必要がなく、廃棄する
硫酸溶液もきわめて少なくて済む。熱濃硫酸とオゾンと
の混合溶液の液性状を管理するために、通常、オゾン濃
度は254nmの紫外線吸光度法によりオゾンの吸光度
を測定し、管理指標としていた。
【0004】しかし、濃硫酸にオゾンガスを添加した場
合、オゾンは硫酸と反応してペルオキソ硫酸を生成し、
オゾン自身が消費される。更に、生成されたペルオキソ
硫酸自身も強い酸化剤となるが、このペルオキソ硫酸の
濃度測定方法が存在せず、オゾンの濃度を測定しただけ
では、溶液の酸化力を検出することは出来ないという問
題があった。
【0005】また、溶液の酸化力がわからないために、
具体的に精密なレジスト剥離能力を定量化出来ていない
ために、従来のレジスト膜除去では経験的な処理温度と
処理時間で硫酸とオゾンガスを混合させているに過ぎな
いという問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、溶液
中のペルオキソ硫酸の濃度を測定することが出来ず、ペ
ルオキソ硫酸を含む溶液の管理を行うことが出来ないと
いう問題があった。また、オゾンを溶解させた硫酸溶液
(オゾン・硫酸混合溶液)中のオゾン及びペルオキソ硫
酸の濃度を測定することができず、オゾン・硫酸混合溶
液の酸化力制御を行うことが出来ないという問題があっ
た。
【0007】本発明の目的は、溶液中のペルオキソ硫酸
の濃度を測定可能な濃度測定装置を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】[構成]本発明は、上記
目的を達成するために以下のように構成されている。
【0009】(1)本発明に係わる濃度測定装置は、光
源ランプと、この光源ランプから光の光路上に設置さ
れ、内部にペルオキソ硫酸を含む被測定溶液が充填され
た光学セルと、この光学セル内を透過した150〜22
0nmの波長域の光強度を検出する測定側受光素子と、
前記測定側受光素子により検出された光強度に基づいて
前記被測定溶液の吸光度を求める濃度演算部と、求めら
れた吸光度から前記被測定溶液中のペルオキソ硫酸の濃
度を求める濃度演算部とを具備してなることを特徴とす
る。
【0010】本発明の好ましい実施態様を以下に記す。
前記光源ランプから照射され、前記光学セル内を透過し
ない150〜220nmの波長域の光強度を測定する比
較側受光素子を更に具備し、前記吸光度測定部は、前記
測定側受光素子及び前記比較側受光素子で検出された光
強度の比から、150〜220nmの波長域における吸
光度を求めること。前記光源ランプと前記測定側受光素
子との間に、150〜220nmの波長域の光が選択的
に透過する光学フィルタが設置され、前記測定側受光素
子及び前記比較側受光素子はフォトダイオードで構成さ
れていること。前記光源ランプが重水素ランプであるこ
と。前記測定側受光素子及び比較側受光素子が150n
m〜220nmの波長領域に感度を有する光電子増倍管
で構成されていること。
【0011】[作用]本発明は、上記構成によって以下
の作用・効果を有する。
【0012】190nm近傍の吸光度を測定することに
よって、ペルオキソ硫酸の濃度及び酸化力を測定するこ
とができる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を以下に図面
を参照して説明する。
【0014】(第1の実験)先ず、濃硫酸にオゾンを導
入した硫酸溶液の吸光度の紫外線(UV)連続スペクト
ルを測定した。
【0015】酸素(O2 )ガスに対して放電を行ってオ
ゾン(O3 )を生成し、O3 とO2とを含むO3 /O2
混合ガスを硫酸にバブリングさせて、硫酸にオゾンを溶
解させた。硫酸溶液の量及び温度、並びにO3 /O2
合ガスの流量及び濃度をそれぞれ、200ml,130
℃,3.0SLM,150mg/Nlに一定にしつつ、
オゾンの導入時間を60分,120分,180分と変化
させて、吸光度の連続スペクトルを測定した。
【0016】図1に、測定結果を示す。図1に示すよう
に、254nm近傍にピークが見られるが、このピーク
は既知であるオゾンに起因するピークである。このピー
クはオゾンガス導入時間にほとんど依存していない。
【0017】また、190nm近傍にピークが見られ
る。このピークはオゾンガスの導入時間の増加と共に強
度ピークが増加している。又、オゾンガスを導入してい
ない状態での硫酸の190nm近傍の吸光度には、ピー
クが見られない。従って、この190nm近傍の吸光度
が、ペルオキソ硫酸に起因するものであると考えられ
る。
【0018】(第2の実験)次に、190nm近傍の吸
収ピークが、確かにペルオキソ硫酸に起因するものであ
るか調べるための実験を行った。ここで、硫酸にペルオ
キソ硫酸カリウムを溶解させた溶液の吸光度の連続スペ
クトルを測定した。ペルオキソ硫酸カリウムを硫酸に溶
解させることによって、ペルオキソ硫酸カリウムがイオ
ン分解して、ペルオキソ硫酸イオンができる。従って、
硫酸にペルオキソ硫酸カリウムを溶解させた溶液の吸光
度の連続スペクトルを測定することによって、190n
m近傍の吸収がペルオキソ硫酸に起因するものであるか
を調べることができる。
【0019】ここでは、室温の硫酸中のペルオキソ硫酸
カリウムの濃度を、0.01%,0.05%,0.10
%,0.20%,0.35%,0.50%,1.00%
に変化させた溶液を用意し、それの溶液の吸光度をUV
連続スペクトルで調べた。
【0020】図2に吸光度の連続スペクトルを示す。図
2に示すように、硫酸溶液中では190nm近傍に吸収
ピークが見られる。さらに、ペルオキソ硫酸カリウムの
濃度が高くなるほど、ピーク位置が高波長側にシフトす
ることも分かった。
【0021】この実験結果より、ペルオキソ硫酸に起因
する吸収が190nm近傍に現れることが確認できた。
【0022】(第3の実験)次に、ペルオキソ硫酸に起
因する吸収帯が判明したため、実際に硫酸中にオゾンガ
スを導入してUV吸収の変化をモニタした。最初に、溶
液中にペルオキソ二硫酸カリウムを0.1%濃度になる
ように添加した。その後、60,120,180分間オ
ゾンガスを各溶液中に導入し、その度に、吸光度の連続
スペクトルを測定した。なお、オゾンガスは酸素の放電
により生成し、1リットルの硫酸溶液に対して、オゾン
ガス濃度は約10%で、O3 /O2 混合ガスをバブリン
グにより導入して、オゾン・硫酸混合溶液を形成した。
【0023】図3に室温におけるペルオキソ硫酸カリウ
ム・オゾン・硫酸混合溶液中での実験結果を示した。図
3より、O3 /O2 混合ガスを導入していない硫酸溶液
の吸光度の連続スペクトルには、オゾンガスに起因する
紫外光吸収は見られなく、ペルオキソ硫酸に起因する1
90nm近傍のピークのみが観察されている。
【0024】硫酸溶液中にオゾンガスを導入すると、2
54nm近傍にオゾンガスに起因する吸収ピークが現れ
ると同時に、190nm近傍の吸収ピークが増大してい
るのが分かる。この190nm近傍のピーク値こそが、
オゾンガスを硫酸中に導入した際に形成されるペルオキ
ソ硫酸の量を示唆している。
【0025】次にそれぞれの硫酸溶液の温度を70〜7
5℃程度に上げてオゾンガスを導入し、同様の検討を行
った。図4に硫酸溶液の結果を示した。図3に示した吸
光度の紫外光連続スペクトルと同様に、254nm近傍
にオゾンに起因する吸収が現れ、且つ190nm近傍で
ペルオキソ二硫酸に起因する吸収が現れる。
【0026】これらの実験の結果から、硫酸中のオゾン
ガスを導入することによって生じるペルオキソ硫酸に起
因する吸収は190nm近傍に現れることが明らかとな
った。従って、硫酸中のオゾン及びペルオキソ硫酸を同
時にモニタするためには、190nm〜260nmの吸
収を同時にモニタする必要があることが判明した。
【0027】吸光度の連続スペクトルを測定に使う方法
以外に、190nm近傍の光吸収を利用して硫酸中のペ
ルオキソ硫酸をモニタする方法と、254nm近傍のオ
ゾンに起因する光吸収を測定する方法とを組み合わせる
ことによっても両酸化剤の濃度をモニタすることができ
る。
【0028】次に、測定された吸光度からペルオキソ硫
酸の濃度(酸化力)を求める方法について説明する。先
ず、予めオゾン・硫酸混合溶液の酸化力を定量する。オ
ゾン・硫酸混合溶液の酸化力の定量にはヨウ素滴定法を
用いた。
【0029】先ず純水中にオゾンを導入した際の254
nmでの吸光度と、ヨウ素滴定を用いて定量した純水中
のオゾン酸化力との関係から、オゾンに起因する吸光度
に対するオゾンの酸化力の検量線を作成する。また、オ
ゾンの酸化力から濃度を求めることができるので、直ち
にオゾンに起因する吸光度に対するオゾンの濃度の検量
線を作成することができる。そして、測定されたオゾン
に起因する吸光度と検量線とからオゾンの酸化力又は濃
度を求めることができる。
【0030】今回の硫酸中のオゾン及びペルオキソ硫酸
の酸化力に関して、オゾンの濃度は、純水を用いて作成
された検量線を用いて補正を行っておくことにより、2
54nmでの吸光度から容易に酸化力(濃度)を求める
ことができる。
【0031】ペルオキソ硫酸の酸化力は、ヨウ素滴定に
て定量されたオゾン・硫酸混合溶液の酸化力から、オゾ
ン・硫酸混合溶液の254nm近傍の吸光度から求めら
れた混合溶液中のオゾンの酸化力を差し引いたものを、
ペルオキソ硫酸の酸化力として求める。そして、求めら
れたペルオキソ硫酸の酸化力と190nm近傍の吸光度
との関係を調べて、190nm近傍の吸光度に対するペ
ルオキソ硫酸の酸化力の検量線を作成する。そして、測
定されたペルオキソ硫酸に起因する吸光度と検量線とか
らペルオキソ硫酸の酸化力を求めることができる。ま
た、ペルオキソ硫酸の酸化力から濃度を直ちに求めるこ
とができるので、ペルオキソ硫酸に起因する吸光度に対
するペルオキソ硫酸の濃度の検量線を作成することがで
きる。従って、190nm近傍の吸光度を測定し、濃度
の検量線を参照することによって、オゾン・硫酸混合溶
液中のペルオキソ硫酸の濃度を求めることができる。
【0032】そして、測定された254nm近傍及び1
90nm近傍の紫外光吸収と、予め求められた二つの検
量線とを参照することによって、オゾン・硫酸混合溶液
中のオゾンとペルオキソ硫酸との濃度をそれぞれ求め
る。
【0033】(第1の実施形態)以上の実験結果から、
ペルオキソ硫酸に起因する190nm近傍の吸光度を測
定することによって、ペルオキソ硫酸の濃度を求めるこ
とができることがわかった。
【0034】本実施形態では、190nm近傍の吸光度
とからオゾン・硫酸混合溶液の酸化能を求め、求められ
た酸化能に応じて酸化能を調整するオゾン・硫酸混合溶
液の形成装置について説明する。
【0035】図5は、本発明の第1の実施形態に係わる
ペルオキソ硫酸濃度測定装置の概略構成を示すブロック
図である。図5に示すように、酸素(O2 )ボンベ10
1内の酸素ガスが、オゾン生成機103に導入される。
オゾン生成機103では、酸素雰囲気中で放電すること
によりオゾンを生成する。オゾンの生成率は低いので、
オゾン生成機103から排出されるガスはO3 とO2
の混合ガスである。
【0036】オゾン生成機103から排出されたO3
2 混合ガスは、硫酸溶液が満たされた溶液槽104内
に設けられたバブラー105から硫酸溶液に放出され
る。放出されたO3 /O2 混合ガスを硫酸溶液内にバブ
リングすることにより、硫酸溶液にオゾンが溶解し、オ
ゾン・硫酸混合溶液が形成される。また、O3 の一部は
硫酸と反応してペルオキソ硫酸を生成する。
【0037】溶液槽104内のオゾン・硫酸混合溶液は
被測定溶液入り口から光学セル106内に導入される。
光学セル内に導入された被測定溶液は被測定溶液出口か
ら排出されて溶液槽に戻される。
【0038】250nm以下で強い放射強度特性を有す
る重水素ランプ(浜松ホトニクス製L6565)からな
る光源ランプ111からの光がハーフミラー112に入
射している。ハーフミラー112を透過した光は光学セ
ル内の溶液に照射されている。光学セル106を透過し
た光は、光強度を電気信号に変換する測定側受光素子1
13に入射する。ハーフミラー112で反射された光
は、光強度を電気信号に変換する比較側受光素子114
に入射する。測定側受光素子113及び比較側受光素子
114には、150〜220nmの波長域に吸光感度特
性を持つ光電子増倍管(浜松ホトニクス製R6800−
16)を用いている。
【0039】測定側受光素子113及び比較側受光素子
114でそれぞれ変換された電気信号は吸光度測定部1
15に入力される。吸光度測定部115は、入力された
電気信号を増幅すると共に、増幅された二つの信号の比
(吸光度)を求める。求められた吸光度は変換部131
に入力される。変換部131では入力された吸光度と予
め求めておいた検量線とに基づいて、測定液中のペルオ
キソ硫酸の濃度を求める。光源ランプ111及び変換部
131は電源ユニット141から供給される電力によっ
て駆動される。電源ユニット141は、100V等の1
次電源142から供給された電力を変換して光源ランプ
111及び変換部131に供給する。
【0040】前述したようにペルオキソ硫酸に起因する
吸光度ピークは190nm近傍に現れるが、本実施形態
では、150〜220nmの波長域に吸光感度特性を持
つ光電子増倍管を用いて吸光度を求めている。オゾン・
硫酸混合溶液中には、150〜220nmの波長域で吸
光特性を持つ物質がペルオキソ硫酸以外に存在しない。
従って、150〜220nmの波長域の光強度を検出す
ることと、190nm近傍の光強度を検出することは同
等であり、150〜220nmの波長域の吸光度からペ
ルオキソ硫酸に起因する190nm近傍の吸光度を測定
することができる。
【0041】以上説明した装置を用いて、ペルオキソ硫
酸を含む被測定溶液に250nm以下で強い放射強度特
性を持つ光を入射させると共に、150〜220nmに
受光感度特性を持つ受光素子を用いて溶液の吸光度を測
定することによって、吸光度から溶液中のペルオキソ硫
酸の濃度を測定することができる。
【0042】なお、光源ランプと受光素子との間に15
0〜220nmの波長域を選択的に透過させる光学フィ
ルタを設置すれば、通常の光電子増倍管やシリコンダイ
オード等の受光素子を用いることができる。
【0043】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
るものではなくその要旨を逸脱しない範囲で、種々変形
して実施することが可能である。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、1
90nm近傍の吸光度を測定することによって、ペルオ
キソ硫酸の濃度を測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】硫酸にオゾンを溶解させたオゾン・硫酸混合溶
液の吸光度の連続スペクトルを示す図。
【図2】ペルオキソ硫酸カリウムを添加した硫酸のペル
オキソ硫酸カリウム・硫酸混合溶液の吸光度の連続スペ
クトルを示す図。
【図3】ペルオキソ硫酸カリウムを添加した硫酸(室
温)にオゾンを溶解させたペルオキソ硫酸カリウム・オ
ゾン・硫酸混合溶液の吸光度の連続スペクトルを示す
図。
【図4】ペルオキソ硫酸カリウムを添加した硫酸(75
℃)にオゾンを溶解させたペルオキソ硫酸カリウム・オ
ゾン・硫酸混合溶液の吸光度の連続スペクトルを示す
図。
【図5】第1の実施形態に係わる濃度測定装置の概略構
成を示すブロック図。
【符号の説明】
101…酸素ボンベ 103…オゾン生成機 104…溶液槽 105…バブラー 106…セル 111…光源ランプ 112…ハーフミラー 113…測定側受光素子 114…比較側受光素子 115…吸光度測定部 131…変換部 141…電源ユニット 142…1次電源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 原田 稔 東京都大田区羽田旭町11番1号 株式会社 荏原製作所内 (72)発明者 小澤 卓 東京都大田区羽田旭町11番1号 株式会社 荏原製作所内 (72)発明者 野口 恭 東京都八王子市小宮町934番地の11 株式 会社アプリクス内 (72)発明者 希代 誠 東京都八王子市小宮町934番地の11 株式 会社アプリクス内 Fターム(参考) 2G042 AA01 BB10 BB13 CB03 2G059 AA01 BB04 CC06 CC08 DD01 EE01 EE12 FF09 FF10 GG10 HH03 HH06 JJ02 JJ13 KK02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光源ランプと、 この光源ランプから照射された光の光路上に設置され、
    内部に充填された被測定溶液を前記光が透過する光学セ
    ルと、 この光学セル内の被測定溶液を透過した190nm近傍
    の波長域の光強度を検出する測定側受光素子と、 前記測定側受光素子により検出された光強度に基づいて
    前記被測定溶液の吸光度を求める吸光度測定部と、 この吸光度測定部により求められた吸光度から前記被測
    定溶液中のペルオキソ硫酸の濃度を求める濃度演算部と
    を具備してなることを特徴とする濃度測定装置。
  2. 【請求項2】前記光源ランプから照射された前記光学セ
    ル内を透過しない190nm近傍の波長域の光強度を測
    定する比較側受光素子を更に具備し、 前記吸光度測定部は、前記測定側受光素子及び前記比較
    側受光素子で検出された光強度の比から、190nm近
    傍の波長域における吸光度を求めることを特徴とする請
    求項1に記載の濃度測定装置。
  3. 【請求項3】前記光源ランプと前記測定側受光素子との
    間に、190nm近傍の波長域の光を選択的に透過させ
    る光学フィルタが設置され、前記測定側受光素子及び前
    記比較側受光素子はフォトダイオードで構成されている
    ことを特徴とする請求項2に記載の濃度測定装置。
  4. 【請求項4】前記光源ランプが重水素ランプであること
    を特徴とする請求項1に記載の濃度測定装置。
  5. 【請求項5】前記測定側受光素子が190nm近傍の波
    長領域に感度を有する光電子増倍管で構成されているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の濃度測定装置。
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