JP2002236053A - 光検出装置 - Google Patents
光検出装置Info
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- JP2002236053A JP2002236053A JP2001031361A JP2001031361A JP2002236053A JP 2002236053 A JP2002236053 A JP 2002236053A JP 2001031361 A JP2001031361 A JP 2001031361A JP 2001031361 A JP2001031361 A JP 2001031361A JP 2002236053 A JP2002236053 A JP 2002236053A
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Abstract
ける発光素子の発光出力や受光素子の検出感度のバラツ
キ調整、特性変化の補正等を確実且つ適切に行うことが
可能な光検出装置を提供すること。 【解決手段】 記憶部21には、紙葉類が存在しない状
態においてPTrが測定光を検知したときのLEDへの
供給電流値と、紙葉類が存在する状態においてPTrが
測定光を検知したときのLEDへの供給電流値との比が
予め記憶される。補正部23は、記憶部に予め記憶され
た比をLED及びPTrの周囲温度に基づいて補正す
る。供給電流値検知部25は、被検査対象物が存在しな
い所定のタイミングにおいてLEDから測定光を出力
し、PTrが測定光を検知したときのLEDへの供給電
流値を検知する。供給電流値決定部27は、供給電流値
検知部25にて検知した供給電流値と補正部23にて補
正した比とに基づいてLEDへの供給電流値を決定し、
供給電流値制御部29は、LEDへの供給電流値が供給
電流値決定部27にて決定した供給電流値となるように
制御する。
Description
紙葉類鑑別装置等に用いられる光検出装置に関する。
検査対象物に対して照射する発光素子と、発光素子から
の測定光を検知する受光素子と、を備え、受光素子の出
力信号に基づいて、発光素子と受光素子との間に存在す
る被検査対象物が測定光を透過する物体であるか否かを
検出するように構成したものが知られている。たとえ
ば、上述した光検出装置を紙葉類検出装置に適用して、
紙幣、有価証券等の紙葉類を検出する場合、受光素子と
して紙葉類を透過する波長帯域(たとえば、940nm
程度)の光を出力するLEDを用い、このLEDから被
検査対象物に照射された測定光が被検査対象物を透過し
て受光素子にて受光、検出された場合には、被検査対象
物が紙葉類であると判断し、このLEDから被検査対象
物に照射された測定光が被検査対象物を十分に透過せず
受光素子にて受光、検出されない場合には、被検査対象
物が紙葉類ではないと判断している。
いては、発光素子の発光出力や受光素子の検出感度に、
素子毎のバラツキが存在する。このため、製品出荷時等
に、光検出装置個々に対して、発光素子の発光出力や受
光素子の検出感度のバラツキ調整を行っている。
技術においては、作業者が手動によりバラツキ調整を行
う作業が伴うため、光検出装置の調整工程に時間がかか
ってしまうという問題点を有している。
出感度は、素子そのもの経時変化や、ゴミや埃等の付着
等によっても、その特性が変化することから、光検出装
置にて測定光を適切に検出することが困難となってしま
う。このため、光検出装置の使用時においても、発光素
子の発光出力や受光素子の検出感度等の特性変化を調整
する必要がある。また、発光素子の発光出力は、温度に
よってもその特性が変化することがあり、同様に光検出
装置にて測定光を適切に検出することが困難となる。
で、光検出装置の使用時においても、製品毎における発
光素子の発光出力や受光素子の検出感度のバラツキ調
整、特性変化の補正等を確実且つ適切に行うことが可能
な光検出装置を提供することを目的とする。
は、測定光を被検査対象物に対して照射する発光素子
と、発光素子からの測定光を検知する受光素子と、被検
査対象物が存在しない状態において受光素子が測定光を
検知したときの発光素子への供給電流値と、被検査対象
物が存在する状態において受光素子が測定光を検知した
ときの発光素子への供給電流値との比を予め記憶した記
憶手段と、被検査対象物が存在しない所定のタイミング
にて発光素子から測定光を出力し、受光素子が測定光を
検知したときの発光素子への供給電流値を検知する供給
電流値検知手段と、供給電流値検知手段にて検知した供
給電流値と記憶手段に予め記憶した比とに基づいて発光
素子への供給電流値を決定する供給電流値決定手段と、
発光素子への供給電流値が供給電流値決定手段にて決定
した供給電流値となるように制御する供給電流値制御手
段と、を備えていることを特徴としている。
より、被検査対象物が存在しない状態において受光素子
が測定光を検知したときの発光素子への供給電流値と、
被検査対象物が存在する状態において受光素子が測定光
を検知したときの発光素子への供給電流値との比が予め
記憶されている。供給電流値検知手段により、被検査対
象物が存在しない所定のタイミングにおいて発光素子か
ら測定光を出力し、受光素子が測定光を検知したときの
発光素子への供給電流値が検知され、供給電流値決定手
段により、供給電流値検知手段にて検知された供給電流
値と記憶手段に予め記憶された比とに基づいて発光素子
への供給電流値が決定される。そして、供給電流値制御
手段により、発光素子への供給電流値が供給電流値決定
手段にて決定した供給電流値となるように制御されるこ
とになる。これにより、発光素子への供給電流値が記憶
手段に予め記憶されている比に基づいて調整されること
になり、発光素子の発光出力や受光素子の検出感度に製
品毎でバラツキが生じるのを抑制することができる。ま
た、バラツキ調整のための人為的な作業行程を無くすこ
とができ、光検出装置の調整にかかる時間を短縮させる
ことができるのでコストダウンする上で著しい効果を奏
する。
は、経時変化や、ゴミや埃等の付着等による発光素子の
発光出力や受光素子の検出感度の特性変化を、被検査対
象物が存在しない所定のタイミング毎において、適切且
つ確実に補正することができる。
センサと、温度センサにて検知した周囲温度に基づいて
記憶手段に予め記憶した比を補正する補正手段と、を更
に備えており、供給電流値決定手段は、供給電流値検知
手段にて検知した供給電流値と補正手段にて補正した比
とに基づいて発光素子への供給電流値を決定することが
好ましい。このように構成した場合、補正手段により、
温度センサにて検知した周囲温度に基づいて記憶手段に
予め記憶した比が補正され、供給電流値決定手段におい
て、供給電流値検知手段にて検知された供給電流値と補
正手段にて補正された比とに基づいて発光素子への供給
電流値が決定されることになる。これにより、温度変化
による発光素子の発光出力の特性変化を補正することが
でき、発光素子の温度変化に依存しない被検査対象物の
検出が可能となる。
いて受光素子が測定光を検知したときの発光素子への供
給電流値は、被検査対象物が存在しない状態において受
光素子が測定光を検知したときの発光素子への供給電流
値を複数回測定して、統計的手法に基づいて求められ、
被検査対象物が存在する状態において受光素子が測定光
を検知したときの発光素子への供給電流値は、複数の被
検査対象物毎に当該被検査対象物が存在する状態におい
て受光素子が測定光を検知したときの発光素子への供給
電流値を測定して、統計的手法に基づいて求められるこ
とが好ましい。このように構成した場合、被検査対象物
が存在しない状態において受光素子が測定光を検知した
ときの発光素子への供給電流値、及び、被検査対象物が
存在する状態において受光素子が測定光を検知したとき
の発光素子への供給電流値が統計的手法により求められ
るので、記憶手段に予め記憶しておく比を適切に得るこ
とができる。
による光検出装置の好適な実施形態について詳細に説明
する。本実施形態においては、本発明を紙葉類検出装置
に適用した例を示す。
に係る紙葉類検出装置の構成について説明する。図1
は、本実施形態に係る紙葉類検出装置の構成を示すブロ
ック図である。
光ダイオード(LED)11と、受光素子としてのフォ
トトランジスタ(PTr)13と、温度センサ15とを
備えている。LED11とPTr13とは、その間を被
検査対象物Tが通過し得るように、所定の間隔を有して
配設されている。LED11は、所定の波長帯域を有す
る測定光を被検査対象物Tに照射するものである。本実
施形態においては、測定光の波長帯域を紙幣、紙券(回
数券、整理券)等の紙葉類を透過可能な波長帯域、たと
えば940nm程度に設定されている。PTr13は、
LED11からの測定光(被検査対象物Tを透過した測
定光を含む)を検知するものである。温度センサ15
は、LED11及びPTr13の周囲温度を検知するも
のであり、LED11及びPTr13の近傍に配設され
ている。
部20を備えている。この制御ユニット部20は、紙葉
類検出装置1全体の信号処理等をつかさどる処理部であ
り、図示しない、中央演算ユニット(CPU)、RO
M、RAM等を有している。制御ユニット部20は、予
め記憶されている制御プログラムに従って演算を行うこ
とにより、LED11の発光出力(輝度)を制御するた
めの制御信号をD/A変換回路31に出力すると共に、
2値化回路35からの出力信号に基づいて、被検査対象
物Tが紙葉類であるか否かを判断する。
0から出力された制御信号をDC電圧信号に変換するた
めのものである。D/A変換回路31の出力は電圧/電
流変換回路33に接続されており、この電圧/電流変換
回路33の出力はLED11に接続されている。電圧/
電流変換回路33は、D/A変換回路31から出力され
るDC電圧信号に比例した電流を発生させて、LED1
1に供給するためのものである。制御ユニット部20か
ら出力された制御信号により、LED11への供給電流
値が変化することになり、LED11の発光出力が変化
することになる。
回路35に接続されている。この2値化回路35は、P
Tr13が光を受光した際に流れる電流の値を電圧信号
(ディジタル信号)に変換するためのものである。2値
化回路35の出力は、制御ユニット部20に接続されて
いる。
電流電圧変換回路等を介して制御ユニット部20に接続
されている。
0の構成について詳細に説明する。図2は、制御ユニッ
ト部20の機能を説明するためのブロック図である。制
御ユニット部20は、ROM等に記憶されている制御プ
ログラムに従った処理を行うことにより、機能的な構成
要素として、図2に示すように、記憶部21(記憶手
段)と、補正部23(補正手段)と、供給電流値検知部
25(供給電流値検知手段)と、供給電流値決定部27
(供給電流値決定手段)と、供給電流値制御部29(供
給電流値制御手段)と、を備えて構成される。
査対象物Tとしての紙葉類が存在しない状態においてP
Tr13が測定光を検知したときのLED11への供給
電流値と、被検査対象物Tとしての紙葉類が存在する状
態においてPTr13が測定光を検知したときのLED
11への供給電流値との比を予め記憶している。
存在しない状態においてPTr13が測定光を検知した
ときのLED11への供給電流値、及び、被検査対象物
Tとしての紙葉類が存在する状態においてPTr13が
測定光を検知したときのLED11への供給電流値を求
める手法について説明する。
Tr13が測定光を検知したときのLED11への供給
電流値を求める手法について説明する。被検査対象物T
が存在しない状態において、LED11への供給電流値
を増減変化させることによりLED11の発光出力を増
減変化させながら測定光を出力し、PTr13が測定光
を検知したときのLED11への供給電流値を測定す
る。この測定を複数回繰り返す。これらの測定は、基準
温度(たとえば、25℃)にて行われる。複数回測定し
たLED11への供給電流値は、たとえば、図4に示さ
れるように、サンプル度数分布FD1を示すようにな
る。そして、このサンプル度数分布FD1を考慮するこ
とにより、紙葉類が存在しない状態においてLED11
が測定光を検知したときのLED11への供給電流値
「C」を統計的手法に基づいて求める。
r13が測定光を検知したときのLED11への供給電
流値を求める手法について説明する。サンプルとして紙
葉類を複数用意する。そして、このサンプルをLED1
1とPTr13との間に挿入した状態において、LED
11への供給電流値を増減変化させることによりLED
11の発光出力を増減変化させながら測定光を出力し、
PTr13がサンプルを透過した測定光を検知したとき
のLED11への供給電流値を測定する。この測定は、
サンプル毎に複数回行われる。これらの測定は、基準温
度(たとえば、25℃)にて行われる。複数回測定した
LED11への供給電流値は、たとえば、図4に示され
るように、サンプル度数分布FD2を示すようになる。
サンプル度数分布FD2は、LED11への供給電流値
「A」〜「B」の間でバラツキを有している。そして、
このサンプル度数分布FD2のバラツキを考慮すること
により、紙葉類が存在する状態においてLED11が測
定光を検知したときのLED11への供給電流値「A」
を統計的手法に基づいて求める。
度センサ15にて検知した周囲温度に基づいて、記憶部
21に予め記憶されている比を読み出して、補正するも
のである。補正部23は、図3に示される周囲温度と温
度補正係数との関係に基づいて、温度センサ15にて検
知した周囲温度に対応する温度補正係数を求める。そし
て、補正部23は、求めた温度補正係数を記憶部21に
予め記憶されている比に乗算することにより、記憶部2
1に予め記憶されている比を補正する。補正部23は、
補正した比を供給電流値決定部27に送出する。
のようにして設定する。まず、紙葉類検出装置1の使用
温度範囲(たとえば、−20℃〜80℃の範囲)におい
て、温度を変化させながら、被検査対象物Tとしての紙
葉類が存在しない状態においてPTr13が測定光を検
知したときのLED11への供給電流値(順電流値)と
PTr13の検出電流値(光電流値)を測定する。次
に、各測定温度におけるLED11への供給電流値を、
基準温度(たとえば、25℃)におけるLED11への
供給電流値を「1」とした場合の相対値で表す。同様
に、各測定温度におけるPTr13の検出電流値を、基
準温度(たとえば、25℃)におけるPTr13の検出
電流値を「1」とした場合の相対値で表す。そして、各
測定温度毎に、LED11への供給電流値の相対値とP
Tr13の検出電流値の相対値との比(LED11への
供給電流値の相対値/PTr13の検出電流値の相対
値)を算出する。算出した比は、各測定温度における温
度補正係数となる。本実施形態においては、基準温度を
25℃に設定しているので、温度補正係数は、図3に示
されるように、25℃を「1」として、25℃より高温
領域では「1」より大きくなり、25℃より低温領域で
は「1」より小さくなる特性を示す。
が存在しない所定のタイミングにてLED11から測定
光を出力し、PTr13が測定光を検知したときのLE
D11への供給電流値を検知するものである。供給電流
値検知部25は、被検査対象物Tが存在しない所定のタ
イミング、たとえば、紙葉類検出装置1の起動時、アイ
ドリング時等に、D/A変換回路31に制御信号を出力
し、LED11から測定光を出力させ、更に、LED1
1への供給電流値を増減変化させることにより、LED
11の発光出力を増減変化させる。供給電流値検知部2
5は、2値化回路35からの出力信号に基づいてPTr
13が測定光を検知したか否かを判断し、PTr13が
測定光を検知したときのLED11への供給電流値(P
Tr13が測定光を検知するLED11への最小供給電
流値)を検知する。供給電流値検知部25は、検知した
LED11への供給電流値を供給電流値決定部27に送
出する。
所定のタイミングとして所定の期間が経過する毎に、L
ED11から測定光を出力させ、PTr13が測定光を
検知したときのLED11への供給電流値を検知するよ
うにしてもよい。この場合には、紙葉類検出装置1が、
LED11とPTr13との間に被検査対象物Tが挿入
されていない状態であることを別途検知しておく必要が
ある。
送出された比と供給電流値検知部25から送出されたL
ED11への供給電流値とを受領し、供給電流値検知部
25にて検知したLED11への供給電流値と補正部2
3にて補正された比とに基づいてLED11への供給電
流値を決定するものである。具体的には、供給電流値検
知部25にて検知したLED11への供給電流値に、温
度補正係数が乗算された比を乗算することにより、LE
D11への供給電流値が決定される。供給電流値決定部
27は、決定したLED11への供給電流値を供給電流
値制御部29に送出する。
部27から送出されたLED11への供給電流値を受領
し、LED11への供給電流値が供給電流値決定部27
にて決定した供給電流値となるように制御するものであ
り、LED11への供給電流値が供給電流値決定部27
にて決定した供給電流値となるように制御信号を生成し
て、D/A変換回路31に出力する。これにより、LE
D11への供給電流値は、供給電流値決定部27にて決
定された供給電流値となり、LED11は、供給電流値
決定部27にて決定された供給電流値に対応する発光出
力にて測定光を出力することになる。
検知部25にて検知されたLED11への供給電流値
(PTr13が測定光を検知するLED11への最小供
給電流値)に基づいて、このLED11への供給電流値
が所定値よりも大きくなった場合に、汚れ、寿命等によ
りLED11あるいはPTr13の性能が低下したと判
断し、メンテナンス要求信号を出力する。これにより、
紙葉類検出装置1において誤作動が発生する前に、LE
D11あるいはPTr13の交換等のメンテナンスを確
実に実施することができる。
装置1においては、制御ユニット部20は、機能的な構
成要素として、記憶部21と、補正部23と、供給電流
値検知部25と、供給電流値決定部27と、供給電流値
制御部29とを備えて構成され、記憶部21には、被検
査対象物Tとしての紙葉類が存在しない状態においてP
Tr13が測定光を検知したときのLED11への供給
電流値と、被検査対象物Tとしての紙葉類が存在する状
態においてPTr13が測定光を検知したときのLED
11への供給電流値との比が予め記憶されている。補正
部23では、温度センサ15にて検知したLED11及
びPTr13の周囲温度に基づいて記憶部21に予め記
憶されている比が補正される。供給電流値検知部25で
は、被検査対象物Tが存在しない所定のタイミングにお
いてLED11から測定光を出力し、PTr13が測定
光を検知したときのLED11への供給電流値が検知さ
れる。供給電流値決定部27では、供給電流値検知部2
5にて検知された供給電流値と補正部23にて補正され
た比とに基づいてLED11への供給電流値が決定され
る。そして、供給電流値制御部29では、LED11へ
の供給電流値が供給電流値決定部27にて決定した供給
電流値となるように制御されることになる。これによ
り、LED11への供給電流値が記憶部21に予め記憶
されている比に基づいて調整されることになり、LED
11の発光出力やPTr13の検出感度に製品毎でバラ
ツキが生じるのを抑制することができる。また、バラツ
キ調整のための人為的な作業行程を無くすことができ、
紙葉類検出装置1の調整にかかる時間を短縮させること
ができるのでコストダウンする上で著しい効果を奏す
る。
変化や、ゴミや埃等の付着等によるLED11の発光出
力やPTr13の検出感度の特性変化を、被検査対象物
Tが存在しない所定のタイミング毎(たとえば、紙葉類
検出装置1の起動時、アイドリング時等)において、適
切且つ確実に補正することができる。
部23により、LED11及びPTr13の周囲温度に
基づいて記憶部21に予め記憶されている比が補正さ
れ、供給電流値決定部27において、供給電流値検知部
25にて検知された供給電流値と補正部23にて補正さ
れた比とに基づいてLED11への供給電流値が決定さ
れるので、温度変化によるLED11の発光出力の特性
変化、及びPTr13の受光感度の特性変化を補正する
ことができ、LED11及びPTr13の温度変化に依
存しない被検査対象物Tの検出が可能となる。
したように、被検査対象物Tとしての紙葉類が存在しな
い状態においてPTr13が測定光を検知したときのL
ED11への供給電流値、及び、被検査対象物Tとして
の紙葉類が存在する状態においてPTr13が測定光を
検知したときのLED11への供給電流値が統計的手法
に基づいて求められているので、記憶部21に予め記憶
しておく比を適切に得ることができる。
ものではなく、本発明による光検出装置は、測定光を被
検査対象物Tに照射し、この測定光を検出するものであ
れば、上述した紙葉類検出装置1以外の機器類にも適用
することが可能である。また、LED11の投光波長帯
域、PTr13の受光波長帯域は、被検査対象物Tの種
類、材質等に応じて適宜選択、設定されることになる。
物Tとしての紙葉類が存在しない状態においてPTr1
3が測定光を検知したときのLED11への供給電流
値、及び、被検査対象物Tとしての紙葉類が存在する状
態においてPTr13が測定光を検知したときのLED
11への供給電流値が統計的手法に基づいて求めている
が、これに限られることなく、一度の測定に基づいて求
めるようにしてもよい。
在する状態においてLED11が測定光を検知したとき
のLED11への供給電流値として、サンプル度数分布
FD2におけるLED11への供給電流値の最小値
「A」を選択したが、これに限られることなく、たとえ
ば、この最小値「A」より所定値だけ大きい値を選択す
るようにしてもよい。
よれば、光検出装置の使用時においても、製品毎におけ
る発光素子の発光出力や受光素子の検出感度のバラツキ
調整、特性変化の補正等を確実且つ適切に行うことが可
能な光検出装置を提供することができる。
を示すブロック図である。
れる、制御ユニット部の機能を説明するためのブロック
図である。
の関係を示す線図である。
ある。
D)、13…フォトトランジスタ(PTr)、15…温
度センサ、20…制御ユニット部、21…記憶部、23
…補正部、25…供給電流値検知部、27…供給電流値
決定部、29…供給電流値制御部、T…被検査対象物。
Claims (3)
- 【請求項1】 測定光を被検査対象物に対して照射する
発光素子と、 前記発光素子からの前記測定光を検知する受光素子と、 前記被検査対象物が存在しない状態において前記受光素
子が前記測定光を検知したときの前記発光素子への供給
電流値と、前記被検査対象物が存在する状態において前
記受光素子が前記測定光を検知したときの前記発光素子
への供給電流値との比を予め記憶した記憶手段と、 前記被検査対象物が存在しない所定のタイミングにて前
記発光素子から前記測定光を出力し、前記受光素子が前
記測定光を検知したときの前記発光素子への供給電流値
を検知する供給電流値検知手段と、 前記供給電流値検知手段にて検知した前記供給電流値と
前記記憶手段に予め記憶した前記比とに基づいて前記発
光素子への供給電流値を決定する供給電流値決定手段
と、 前記発光素子への供給電流値が前記供給電流値決定手段
にて決定した前記供給電流値となるように制御する供給
電流値制御手段と、を備えていることを特徴とする光検
出装置。 - 【請求項2】 発光素子の周囲温度を検知する温度セン
サと、 前記温度センサにて検知した前記周囲温度に基づいて前
記記憶手段に予め記憶した前記比を補正する補正手段
と、を更に備えており、 前記供給電流値決定手段は、前記供給電流値検知手段に
て検知した前記供給電流値と前記補正手段にて補正した
比とに基づいて前記発光素子への供給電流値を決定する
ことを特徴とする請求項1に記載の光検出装置。 - 【請求項3】 前記被検査対象物が存在しない状態にお
いて前記受光素子が前記測定光を検知したときの前記発
光素子への供給電流値は、前記被検査対象物が存在しな
い状態において前記受光素子が前記測定光を検知したと
きの前記発光素子への供給電流値を複数回測定して、統
計的手法に基づいて求められ、 前記被検査対象物が存在する状態において前記受光素子
が前記測定光を検知したときの前記発光素子への前記供
給電流値は、複数の前記被検査対象物毎に当該被検査対
象物が存在する状態において前記受光素子が前記測定光
を検知したときの前記発光素子への前記供給電流値を測
定して、統計的手法に基づいて求められることを特徴と
する請求項1又は請求項2に記載の光検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001031361A JP3994669B2 (ja) | 2001-02-07 | 2001-02-07 | 光検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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