JP2002235561A - スロットル弁調節装置 - Google Patents
スロットル弁調節装置Info
- Publication number
- JP2002235561A JP2002235561A JP2001032685A JP2001032685A JP2002235561A JP 2002235561 A JP2002235561 A JP 2002235561A JP 2001032685 A JP2001032685 A JP 2001032685A JP 2001032685 A JP2001032685 A JP 2001032685A JP 2002235561 A JP2002235561 A JP 2002235561A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- throttle valve
- cover
- edge
- valve pipe
- pipe
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 バックラッシを低減させるスロットル弁調節
装置を提供する。 【解決手段】 本発明は、スロットル弁調節装置であっ
て、このスロットル弁調節装置が接続室を備えたスロッ
トル弁管片と前記接続室を被覆するためのカバーとを具
備し、前記スロットル弁管片は前記接続室周りにおいて
スロットル弁管片縁部を有すると共に、前記カバーは前
記スロットル弁管片縁部に係合するカバー縁部を有して
おり、前記スロットル弁管片はこのスロットル弁管片内
に回転可能に支持されるスロットル弁軸に取り付けられ
たスロットル弁と前記接続室内においてこのスロットル
弁軸に連結されていてこのスロットル弁軸を回転させて
いるサーボモータとを有するスロットル弁調節装置にお
いて、前記カバー縁部に係合する前記スロットル弁管片
縁部の係合面に緩衝部材を設けたスロットル弁調節装置
を提供する。
装置を提供する。 【解決手段】 本発明は、スロットル弁調節装置であっ
て、このスロットル弁調節装置が接続室を備えたスロッ
トル弁管片と前記接続室を被覆するためのカバーとを具
備し、前記スロットル弁管片は前記接続室周りにおいて
スロットル弁管片縁部を有すると共に、前記カバーは前
記スロットル弁管片縁部に係合するカバー縁部を有して
おり、前記スロットル弁管片はこのスロットル弁管片内
に回転可能に支持されるスロットル弁軸に取り付けられ
たスロットル弁と前記接続室内においてこのスロットル
弁軸に連結されていてこのスロットル弁軸を回転させて
いるサーボモータとを有するスロットル弁調節装置にお
いて、前記カバー縁部に係合する前記スロットル弁管片
縁部の係合面に緩衝部材を設けたスロットル弁調節装置
を提供する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スロットル弁調節
装置、特にカバーとスロットル弁管片との間のバックラ
ッシによる振動の発生を防止する振動発生防止機構を備
えたスロットル弁調節装置に関する。
装置、特にカバーとスロットル弁管片との間のバックラ
ッシによる振動の発生を防止する振動発生防止機構を備
えたスロットル弁調節装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、内燃機関、例えば、自動車のエン
ジンにおいては、ワイヤによりスロットル弁に連結され
たアクセルペダルを踏み込むことによりスロットル弁の
開度を調節し回転数を制御していた。この方式では、人
間がアクセルペダルを踏み込むためにエンジン回転数を
精密に制御することが困難であったので、近年では、駆
動力の精密な制御、燃費向上などのために電子スロット
ルが採用され始めている。このような電子スロットルに
おいては、スロットル弁を電子的に制御することにより
アクセルペダルの踏み込み量に関係なく、スロットル弁
の開度を調節することができる。例えば、特開平9−3
2588号公報には、室127を含むスロットル弁管片
120と、このスロットル弁管片120の方を向くよう
曲げられたカバー縁部133を備えたカバー130とを
含むスロットル弁調節ユニット100が開示されてい
る。カバー130のカバー縁部133は室127を被覆
するようにスロットル弁管片120のスロットル弁管片
縁部128に係合している。スロットル弁調節ユニット
100はセンサ140も有しており、このセンサ140
によって、スロットル弁調節ユニット100内に含まれ
るスロットル弁122の開度を検出する。
ジンにおいては、ワイヤによりスロットル弁に連結され
たアクセルペダルを踏み込むことによりスロットル弁の
開度を調節し回転数を制御していた。この方式では、人
間がアクセルペダルを踏み込むためにエンジン回転数を
精密に制御することが困難であったので、近年では、駆
動力の精密な制御、燃費向上などのために電子スロット
ルが採用され始めている。このような電子スロットルに
おいては、スロットル弁を電子的に制御することにより
アクセルペダルの踏み込み量に関係なく、スロットル弁
の開度を調節することができる。例えば、特開平9−3
2588号公報には、室127を含むスロットル弁管片
120と、このスロットル弁管片120の方を向くよう
曲げられたカバー縁部133を備えたカバー130とを
含むスロットル弁調節ユニット100が開示されてい
る。カバー130のカバー縁部133は室127を被覆
するようにスロットル弁管片120のスロットル弁管片
縁部128に係合している。スロットル弁調節ユニット
100はセンサ140も有しており、このセンサ140
によって、スロットル弁調節ユニット100内に含まれ
るスロットル弁122の開度を検出する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、係合状
態にあるスロットル弁管片120とカバー130とはク
リップ138によって単に固定されているのみである。
従って、スロットル弁調節ユニット100が振動を受け
る場合、例えば自動車が荒れた路面を走行する場合に
は、振動によってカバー130とスロットル弁管片12
0との間にバックラッシが起こり、それにより、センサ
出力が変動する場合がある。
態にあるスロットル弁管片120とカバー130とはク
リップ138によって単に固定されているのみである。
従って、スロットル弁調節ユニット100が振動を受け
る場合、例えば自動車が荒れた路面を走行する場合に
は、振動によってカバー130とスロットル弁管片12
0との間にバックラッシが起こり、それにより、センサ
出力が変動する場合がある。
【0004】このような状況においては、操作者が要求
するスロットル弁の開度と実際の開度とが異なるので、
このスロットル弁調節ユニット100が特に自動車のエ
ンジンに搭載される場合には、自動車の乗員の安全性に
影響を及ぼす場合がある。それゆえ、本発明の目的は、
カバーとスロットル弁管片との間のバックラッシによる
振動の発生を防止する振動発生防止機構を備えたスロッ
トル弁調節装置を提供することを目的とする。
するスロットル弁の開度と実際の開度とが異なるので、
このスロットル弁調節ユニット100が特に自動車のエ
ンジンに搭載される場合には、自動車の乗員の安全性に
影響を及ぼす場合がある。それゆえ、本発明の目的は、
カバーとスロットル弁管片との間のバックラッシによる
振動の発生を防止する振動発生防止機構を備えたスロッ
トル弁調節装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、スロットル弁
調節装置であって、このスロットル弁調節装置が接続室
を備えたスロットル弁管片と前記接続室を被覆するため
のカバーとを具備し、前記スロットル弁管片は前記接続
室周りにおいてスロットル弁管片縁部を有すると共に、
前記カバーは前記スロットル弁管片縁部に係合するカバ
ー縁部を有しており、前記スロットル弁管片はこのスロ
ットル弁管片内に回転可能に支持されるスロットル弁軸
に取り付けられたスロットル弁と前記接続室内において
このスロットル弁軸に連結されていてこのスロットル弁
軸を回転させているサーボモータとを有しているスロッ
トル弁調節装置において、前記カバー縁部に係合する前
記スロットル弁管片縁部の係合面に緩衝部材を設けたス
ロットル弁調節装置を提供する。
調節装置であって、このスロットル弁調節装置が接続室
を備えたスロットル弁管片と前記接続室を被覆するため
のカバーとを具備し、前記スロットル弁管片は前記接続
室周りにおいてスロットル弁管片縁部を有すると共に、
前記カバーは前記スロットル弁管片縁部に係合するカバ
ー縁部を有しており、前記スロットル弁管片はこのスロ
ットル弁管片内に回転可能に支持されるスロットル弁軸
に取り付けられたスロットル弁と前記接続室内において
このスロットル弁軸に連結されていてこのスロットル弁
軸を回転させているサーボモータとを有しているスロッ
トル弁調節装置において、前記カバー縁部に係合する前
記スロットル弁管片縁部の係合面に緩衝部材を設けたス
ロットル弁調節装置を提供する。
【0006】この緩衝部材は、ゴム、プラスチックなど
から形成されたシートまたはライナである。スロットル
弁管片縁部の係合面に緩衝部材を設ける代わりに、カバ
ー縁部の係合面に緩衝部材を設けることもできる。さら
に、緩衝部材を、カバー縁部の係合面およびスロットル
弁管片縁部の係合面の両方で受けることもできる。この
場合には、カバーとスロットル弁管片との間のバックラ
ッシによる振動の発生をさらに容易に防止することがで
きる。
から形成されたシートまたはライナである。スロットル
弁管片縁部の係合面に緩衝部材を設ける代わりに、カバ
ー縁部の係合面に緩衝部材を設けることもできる。さら
に、緩衝部材を、カバー縁部の係合面およびスロットル
弁管片縁部の係合面の両方で受けることもできる。この
場合には、カバーとスロットル弁管片との間のバックラ
ッシによる振動の発生をさらに容易に防止することがで
きる。
【0007】
【発明の実施の形態】添付図面を参照して本発明の実施
形態を説明する。図1は本発明の実施形態に基づくスロ
ットル弁調節装置10を示している。このスロットル弁
調節装置10はスロットル弁管片20およびカバー30
を含んでいる。カバー30は絶縁材料、例えばプラスチ
ックから形成されている。カバー30のカバー縁部33
はスロットル弁管片20の方に屈曲しており、それによ
り、スロットル弁管片20内の室27を被覆するのを容
易にしている。カバー30はカバー縁部33においてス
ロットル弁管片20のスロットル弁管片縁部28に係合
しており、クリップ38によってスロットル弁管片20
とカバー30とが分離しないよう固定されている。カバ
ー30のカバー縁部33にはシール部材31が設けられ
ていて液体が室27内に侵入するのを妨げている。
形態を説明する。図1は本発明の実施形態に基づくスロ
ットル弁調節装置10を示している。このスロットル弁
調節装置10はスロットル弁管片20およびカバー30
を含んでいる。カバー30は絶縁材料、例えばプラスチ
ックから形成されている。カバー30のカバー縁部33
はスロットル弁管片20の方に屈曲しており、それによ
り、スロットル弁管片20内の室27を被覆するのを容
易にしている。カバー30はカバー縁部33においてス
ロットル弁管片20のスロットル弁管片縁部28に係合
しており、クリップ38によってスロットル弁管片20
とカバー30とが分離しないよう固定されている。カバ
ー30のカバー縁部33にはシール部材31が設けられ
ていて液体が室27内に侵入するのを妨げている。
【0008】スロットル弁管片20は、図面に対して垂
直方向に延びているガス通路(図示しない)を含んでお
り、このガス通路内にスロットル弁22が設けられてい
る。スロットル弁22はスロットル弁軸21に取り付け
られており、このスロットル弁軸21はスロットル弁管
片20内の軸受23により回転可能に設けられている。
図示されるスロットル弁22は閉鎖位置にあるが、スロ
ットル弁管片20内の室27に固定されたサーボモータ
50、例えばDCモータによりスロットル弁軸21を回
転させることによってスロットル弁22を開閉させられ
る。
直方向に延びているガス通路(図示しない)を含んでお
り、このガス通路内にスロットル弁22が設けられてい
る。スロットル弁22はスロットル弁軸21に取り付け
られており、このスロットル弁軸21はスロットル弁管
片20内の軸受23により回転可能に設けられている。
図示されるスロットル弁22は閉鎖位置にあるが、スロ
ットル弁管片20内の室27に固定されたサーボモータ
50、例えばDCモータによりスロットル弁軸21を回
転させることによってスロットル弁22を開閉させられ
る。
【0009】このことを詳細に説明する。前述したスロ
ットル弁軸21は軸受23を越えて延びており、このス
ロットル弁軸21の一端にバルブギア24およびセンサ
40、例えばホールICが設置されている。このセンサ
40はスロットル弁のスロットル開度を検出する。
ットル弁軸21は軸受23を越えて延びており、このス
ロットル弁軸21の一端にバルブギア24およびセンサ
40、例えばホールICが設置されている。このセンサ
40はスロットル弁のスロットル開度を検出する。
【0010】スロットル弁管片20には軸26も設置さ
れている。この軸26の一端には中間ギア25が回転可
能に設けられている。さらにサーボモータ50の駆動軸
51には別のギア52が設けられている。図示される実
施形態においてはスロットル弁軸21と駆動軸51とは
互いに平行に配置されている。図2から分かるように、
室27内に設けられたバルブギア24および中間ギア2
5、ならびに中間ギア25およびギア52は互いに噛み
合うよう係合している。従って、サーボモータ50から
のトルクをこれら三つのギアを介してスロットル弁軸2
1まで伝達することができる。それゆえ、サーボモータ
50によってスロットル弁22を開閉させられる。
れている。この軸26の一端には中間ギア25が回転可
能に設けられている。さらにサーボモータ50の駆動軸
51には別のギア52が設けられている。図示される実
施形態においてはスロットル弁軸21と駆動軸51とは
互いに平行に配置されている。図2から分かるように、
室27内に設けられたバルブギア24および中間ギア2
5、ならびに中間ギア25およびギア52は互いに噛み
合うよう係合している。従って、サーボモータ50から
のトルクをこれら三つのギアを介してスロットル弁軸2
1まで伝達することができる。それゆえ、サーボモータ
50によってスロットル弁22を開閉させられる。
【0011】図1および図2から分かるように、スロッ
トル弁管片20には全閉ストッパ45およびデフォルト
ストッパ46も設けられている。全閉ストッパ45はス
ロットル弁22の機械的全閉位置を形成する役目を果た
す。すなわち、全閉ストッパ45は、スロットル弁22
が閉鎖方向に回転するときにバルブギア24の一部24
Aに係合して、スロットル弁22がさらに回転するのを
阻止する。デフォルトストッパ46は、スロットル弁軸
21に同心に設けられた中間レバー41と協動して、サ
ーボモータ50が消勢状態にあるときにスロットル弁2
2を所定の開度(デフォルト開度)に維持する役目を果
たす。
トル弁管片20には全閉ストッパ45およびデフォルト
ストッパ46も設けられている。全閉ストッパ45はス
ロットル弁22の機械的全閉位置を形成する役目を果た
す。すなわち、全閉ストッパ45は、スロットル弁22
が閉鎖方向に回転するときにバルブギア24の一部24
Aに係合して、スロットル弁22がさらに回転するのを
阻止する。デフォルトストッパ46は、スロットル弁軸
21に同心に設けられた中間レバー41と協動して、サ
ーボモータ50が消勢状態にあるときにスロットル弁2
2を所定の開度(デフォルト開度)に維持する役目を果
たす。
【0012】さらにバルブギア24と軸受23との間に
はリターンスプリング43およびデフォルトスプリング
42がスロットル弁軸21と同心に設けられている。ス
ロットル弁22がデフォルト開度よりも大きい開度まで
回転する場合には、中間レバー41はリターンスプリン
グ43の付勢作用に抗してバルブギア24と共に回転す
る。スロットル弁22がデフォルト開度よりも小さい開
度まで回転する場合には、中間レバー41はデフォルト
ストッパ46に係合して回転しないようになり、バルブ
ギア24がデフォルトスプリング42に抗して回転す
る。
はリターンスプリング43およびデフォルトスプリング
42がスロットル弁軸21と同心に設けられている。ス
ロットル弁22がデフォルト開度よりも大きい開度まで
回転する場合には、中間レバー41はリターンスプリン
グ43の付勢作用に抗してバルブギア24と共に回転す
る。スロットル弁22がデフォルト開度よりも小さい開
度まで回転する場合には、中間レバー41はデフォルト
ストッパ46に係合して回転しないようになり、バルブ
ギア24がデフォルトスプリング42に抗して回転す
る。
【0013】前述したように、スロットル弁管片20と
カバー30とはクリップ38によって固定されている。
図3から分かるように、スロットル弁管片20のスロッ
トル弁管片縁部28に沿って延びる係合面29の全領域
には、緩衝部材70が取り付けられている。この緩衝部
材70は例えばゴム、プラスチックなどから形成された
シートまたはライナである。本実施形態においては、緩
衝部材70はスロットル弁管片縁部28に沿って延びる
係合面29の全領域に設けられているが、緩衝部材70
を係合面29の一部分にのみ設けることもできる。この
場合には、緩衝部材70の材料費を少なくすることがで
きる。このように、係合面に緩衝部材70を設けること
により、スロットル弁管片20とカバー30との間のバ
ックラッシが無くなるので、振動が生じることによりセ
ンサ出力が変動するのを妨げることができる。従って、
緩衝部材70によりセンサ出力の精度を向上させること
ができる。
カバー30とはクリップ38によって固定されている。
図3から分かるように、スロットル弁管片20のスロッ
トル弁管片縁部28に沿って延びる係合面29の全領域
には、緩衝部材70が取り付けられている。この緩衝部
材70は例えばゴム、プラスチックなどから形成された
シートまたはライナである。本実施形態においては、緩
衝部材70はスロットル弁管片縁部28に沿って延びる
係合面29の全領域に設けられているが、緩衝部材70
を係合面29の一部分にのみ設けることもできる。この
場合には、緩衝部材70の材料費を少なくすることがで
きる。このように、係合面に緩衝部材70を設けること
により、スロットル弁管片20とカバー30との間のバ
ックラッシが無くなるので、振動が生じることによりセ
ンサ出力が変動するのを妨げることができる。従って、
緩衝部材70によりセンサ出力の精度を向上させること
ができる。
【0014】さらに、スロットル弁管片20とカバー3
0とを組み付けるときに緩衝部材70が圧縮される圧縮
方向は、クリップ38によりスロットル弁管片20とカ
バー30とが固定される固定方向とは異なっており、図
示される実施形態においては、この圧縮方向は固定方向
に対してほぼ垂直である。従って、緩衝部材70を採用
することによって、スロットル弁管片20とカバー30
とを固定するのに必要とされるクリップ38の固定力は
増大しない。緩衝部材70とスロットル弁管片20また
はカバー30との間に摩擦力が働くので、クリップ38
の数を少なくできると共に、クリップ38に必要とされ
る固定力を小さくすることができる。
0とを組み付けるときに緩衝部材70が圧縮される圧縮
方向は、クリップ38によりスロットル弁管片20とカ
バー30とが固定される固定方向とは異なっており、図
示される実施形態においては、この圧縮方向は固定方向
に対してほぼ垂直である。従って、緩衝部材70を採用
することによって、スロットル弁管片20とカバー30
とを固定するのに必要とされるクリップ38の固定力は
増大しない。緩衝部材70とスロットル弁管片20また
はカバー30との間に摩擦力が働くので、クリップ38
の数を少なくできると共に、クリップ38に必要とされ
る固定力を小さくすることができる。
【0015】当然のことながら、緩衝部材70をカバー
30のカバー縁部33の係合面39に設けてもよく、ま
たは緩衝部材70をカバー30の係合面39およびスロ
ットル弁管片20の係合面29の両方に設けることもで
きる。この場合には、振動によるセンサ出力の変動をさ
らに低減することができる。
30のカバー縁部33の係合面39に設けてもよく、ま
たは緩衝部材70をカバー30の係合面39およびスロ
ットル弁管片20の係合面29の両方に設けることもで
きる。この場合には、振動によるセンサ出力の変動をさ
らに低減することができる。
【0016】
【発明の効果】各請求項に記載の発明によれば、カバー
とスロットル弁管片との間のバックラッシによる振動の
発生を防止し、結果的にセンサ出力精度を向上できると
いう共通の効果を奏しうる。
とスロットル弁管片との間のバックラッシによる振動の
発生を防止し、結果的にセンサ出力精度を向上できると
いう共通の効果を奏しうる。
【0017】さらに、請求項1および2に記載の発明に
よれば、緩衝部材をスロットル弁管片またはカバーの一
方の部材にのみ設けるので製造費用を少なくできるとい
う特別の効果を奏しうる。さらに、請求項3および4に
記載の発明によれば、緩衝部材をスロットル弁管片また
はカバーに容易に取り付けることができるという特別の
効果を奏しうる。さらに、請求項5に記載の発明によれ
ば、バックラッシによる振動の発生をさらに容易に防止
できるという特別の効果を奏しうる。
よれば、緩衝部材をスロットル弁管片またはカバーの一
方の部材にのみ設けるので製造費用を少なくできるとい
う特別の効果を奏しうる。さらに、請求項3および4に
記載の発明によれば、緩衝部材をスロットル弁管片また
はカバーに容易に取り付けることができるという特別の
効果を奏しうる。さらに、請求項5に記載の発明によれ
ば、バックラッシによる振動の発生をさらに容易に防止
できるという特別の効果を奏しうる。
【図1】本発明の実施形態に基づく振動発生防止機構を
備えたスロットル弁調節装置の断面図である。
備えたスロットル弁調節装置の断面図である。
【図2】図1のスロットル弁調節装置をカバー側からみ
た断面図である。
た断面図である。
【図3】図1のスロットル弁調節装置のスロットル弁管
片とカバーとが分離状態にあるときの部分拡大図であ
る。
片とカバーとが分離状態にあるときの部分拡大図であ
る。
【図4】従来技術のスロットル弁調節装置の断面図であ
る。
る。
10…スロットル弁調節装置 20…スロットル弁管片 21…スロットル弁軸 22…スロットル弁 23…軸受 24…バルブギア 25…中間ギア 26…軸 27…室 28…スロットル弁管片縁部 29…係合面 30…カバー 31…シール部材 33…カバー縁部 38…クリップ 39…係合面 40…センサ 41…中間レバー 42…デフォルトスプリング 43…リターンスプリング 45…全閉ストッパ 46…デフォルトストッパ 50…サーボモータ 51…駆動軸 52…ギア 70…緩衝部材
Claims (5)
- 【請求項1】 スロットル弁調節装置であって、該スロ
ットル弁調節装置が接続室を備えたスロットル弁管片と
前記接続室を被覆するためのカバーとを具備し、前記ス
ロットル弁管片は前記接続室周りにおいてスロットル弁
管片縁部を有すると共に、前記カバーは前記スロットル
弁管片縁部に係合するカバー縁部を有しており、前記ス
ロットル弁管片は該スロットル弁管片内に回転可能に支
持されるスロットル弁軸に取り付けられたスロットル弁
と前記接続室内において該スロットル弁軸に連結されて
いてこのスロットル弁軸を回転させているサーボモータ
とを有しているスロットル弁調節装置において、 前記カバー縁部に係合する前記スロットル弁管片縁部の
係合面に緩衝部材を設けたスロットル弁調節装置。 - 【請求項2】 スロットル弁調節装置であって、該スロ
ットル弁調節装置が接続室を備えたスロットル弁管片と
前記接続室を被覆するためのカバーとを具備し、前記ス
ロットル弁管片は前記接続室周りにおいてスロットル弁
管片縁部を有すると共に、前記カバーは前記スロットル
弁管片縁部に係合するカバー縁部を有しており、前記ス
ロットル弁管片は該スロットル弁管片内に回転可能に支
持されるスロットル弁軸に取り付けられたスロットル弁
と前記接続室内において該スロットル弁軸に連結されて
いてこのスロットル弁軸を回転させているサーボモータ
とを有しているスロットル弁調節装置において、 前記スロットル弁管片縁部に係合する前記カバー縁部の
係合面に緩衝部材を設けたスロットル弁調節装置。 - 【請求項3】 スロットル弁調節装置であって、該スロ
ットル弁調節装置が接続室を備えたスロットル弁管片と
前記接続室を被覆するためのカバーとを具備し、前記ス
ロットル弁管片は前記接続室周りにおいてスロットル弁
管片縁部を有すると共に、前記カバーは前記スロットル
弁管片縁部に係合するカバー縁部を有しており、前記ス
ロットル弁管片は該スロットル弁管片内に回転可能に支
持されるスロットル弁軸に取り付けられたスロットル弁
と前記接続室内において該スロットル弁軸に連結されて
いてこのスロットル弁軸を回転させているサーボモータ
とを有しているスロットル弁調節装置において、 前記カバー縁部に係合する前記スロットル弁管片縁部の
係合面にゴム製ライナを設けたスロットル弁調節装置。 - 【請求項4】 スロットル弁調節装置であって、該スロ
ットル弁調節装置が接続室を備えたスロットル弁管片と
前記接続室を被覆するためのカバーとを具備し、前記ス
ロットル弁管片は前記接続室周りにおいてスロットル弁
管片縁部を有すると共に、前記カバーは前記スロットル
弁管片縁部に係合するカバー縁部を有しており、前記ス
ロットル弁管片は該スロットル弁管片内に回転可能に支
持されるスロットル弁軸に取り付けられたスロットル弁
と前記接続室内において該スロットル弁軸に連結されて
いてこのスロットル弁軸を回転させているサーボモータ
とを有しているスロットル弁調節装置において、 前記スロットル弁管片縁部に係合する前記カバー縁部の
係合面にゴム製ライナを設けたスロットル弁調節装置。 - 【請求項5】 スロットル弁調節装置であって、該スロ
ットル弁調節装置が接続室を備えたスロットル弁管片と
前記接続室を被覆するためのカバーとを具備し、前記ス
ロットル弁管片は前記接続室周りにおいてスロットル弁
管片縁部を有すると共に、前記カバーは前記スロットル
弁管片縁部に係合するカバー縁部を有しており、前記ス
ロットル弁管片は該スロットル弁管片内に回転可能に支
持されるスロットル弁軸に取り付けられたスロットル弁
と前記接続室内において該スロットル弁軸に連結されて
いてこのスロットル弁軸を回転させているサーボモータ
とを有しているスロットル弁調節装置において、 前記スロットル弁管片縁部に係合する前記カバー縁部の
係合面および前記カバー縁部に係合する前記スロットル
弁管片縁部の係合面の両方に緩衝部材を設けたスロット
ル弁調節装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001032685A JP2002235561A (ja) | 2001-02-08 | 2001-02-08 | スロットル弁調節装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001032685A JP2002235561A (ja) | 2001-02-08 | 2001-02-08 | スロットル弁調節装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002235561A true JP2002235561A (ja) | 2002-08-23 |
Family
ID=18896566
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001032685A Pending JP2002235561A (ja) | 2001-02-08 | 2001-02-08 | スロットル弁調節装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002235561A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7173997B2 (en) | 2003-11-04 | 2007-02-06 | Ge Medical Systems Global Technology Company, Llc | X-ray CT imaging method and X-ray CT apparatus |
US7260175B2 (en) | 2004-03-09 | 2007-08-21 | Ge Medical Systems Global Technology Company, Llc | CT image producing method and X-ray CT apparatus |
US7379534B2 (en) | 2003-11-04 | 2008-05-27 | Ge Medical Systems Global Technology Company, Llc | X-ray CT image production method and X-ray CT system |
US7519144B2 (en) | 2003-12-22 | 2009-04-14 | Ge Medical Systems Global Technology Company, Llc | Multi-positional CT image producing method and X-ray CT apparatus |
-
2001
- 2001-02-08 JP JP2001032685A patent/JP2002235561A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7173997B2 (en) | 2003-11-04 | 2007-02-06 | Ge Medical Systems Global Technology Company, Llc | X-ray CT imaging method and X-ray CT apparatus |
US7379534B2 (en) | 2003-11-04 | 2008-05-27 | Ge Medical Systems Global Technology Company, Llc | X-ray CT image production method and X-ray CT system |
US7519144B2 (en) | 2003-12-22 | 2009-04-14 | Ge Medical Systems Global Technology Company, Llc | Multi-positional CT image producing method and X-ray CT apparatus |
US7260175B2 (en) | 2004-03-09 | 2007-08-21 | Ge Medical Systems Global Technology Company, Llc | CT image producing method and X-ray CT apparatus |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1170487B1 (en) | Electronic throttle control mechanism with reduced friction and wear | |
US20050178355A1 (en) | Throttle valve opening and closing device | |
US6129071A (en) | Throttle valve system | |
US6918374B1 (en) | Intake air amount control apparatus for an engine | |
JP4502916B2 (ja) | 絞り弁制御装置 | |
US6109240A (en) | Apparatus for controlling a throttle valve electronically in an internal combustion engine | |
WO2020235551A1 (ja) | アクセル装置 | |
JP5325068B2 (ja) | エンジンの吸気装置 | |
US7237759B2 (en) | Air intake control device for internal combustion engine and air intake control device for gasoline engine | |
EP1884641B1 (en) | Valve operating mechanism | |
JP2002235561A (ja) | スロットル弁調節装置 | |
US6874470B2 (en) | Powered default position for motorized throttle | |
CA2425287A1 (en) | Throttle valve assembly | |
JP4831085B2 (ja) | 内燃機関用の電子式スロットル装置 | |
US6672564B2 (en) | Drive device | |
JP6446380B2 (ja) | 絞り弁制御装置 | |
JP2010156347A (ja) | エンジン用吸気量制御装置 | |
JP4056724B2 (ja) | エンジンのスロットル装置 | |
JP2747157B2 (ja) | 内燃機関の絞り弁制御装置 | |
JP2009013811A (ja) | 航空機用電子スロットル制御装置 | |
JP2004092550A (ja) | 車載内燃機関のスロットル制御装置 | |
JP2007303356A (ja) | 内燃機関の吸気制御装置 | |
KR100633914B1 (ko) | 전자 제어식 스로틀 밸브 | |
JP2765608B2 (ja) | 絞り弁制御装置 | |
JP2002295270A (ja) | 内燃機関用スロットル装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080123 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090618 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090623 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20091117 |