JP2002234865A - N−アルコキシアルキル−n−アルキルアミン誘導体またはその塩 - Google Patents
N−アルコキシアルキル−n−アルキルアミン誘導体またはその塩Info
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Abstract
び神経再生促進作用を発揮し、アルツハイマー病、パー
キンソン病、筋萎縮性側索硬化症、ハンチントン舞踏
病、糖尿病性ニューロパシー、薬剤性ニューロパシー、
外傷性神経障害などの中枢および末梢神経の疾病の治療
薬として有用な新規化合物を提供すること。 【解決手段】 【化1】 「式中、各記号は、明細書記載のとおり。」で表される
新規N−アルコキシアルキル−N−アルキルアミン誘導
体またはその塩
Description
キシアルキル−N−アルキルアミン誘導体またはその塩
に関する。
痴呆に分けられ、それらの治療には、脳循環改善剤およ
び脳機能改善剤などの各種薬剤が使用されている。たと
えば、特開平3−232830号、同4−95070号
公報に記載の1,2−エタンジオール誘導体またはその
塩は、脳機能改善剤として有用な化合物であり、特に、
(R)−1−(1−ベンゾチオフェン−5−イル)−2
−[2−(N,N−ジエチルアミノ)エトキシ]エタノ
ール塩酸塩(以下、T−588と称する。)は、好まし
い化合物である。上記、T−588は、Aβによる神経
細胞死に対し保護作用を示し[ソサエティー・フォー・
ニューロサイエンス・アブストラクト(Society For Ne
uroscience, Abstracts)、第24巻、第1号、228頁(199
8年)]、さらにNGFの作用増強作用(WO96/12717)
を有し、中枢および末梢神経の疾病の治療剤として有用
であることが知られている。
アルツハイマー病(以下、ADと称する。)に特徴的な
老人斑は、βアミロイド前駆蛋白質(βamyloid precur
sorprotein)に由来するアミロイドβ蛋白(以下、Aβ
と称する。)を主成分とする[バイオケミカル・アンド
・バイオフィジカル・リサーチ・コミュニケーションズ
(Biochemical and Biophysical Research Communicati
ons)、第120巻、第885頁(1984年)]。Aβは、脳の
神経細胞あるいは血管に沈着し痴呆などの症状を引き起
こす原因物質とされている[アニュアル・レビュー・オ
ブ・セル・バイオロジー(AnnualReview of Cell Biolo
gy)、第10巻、第373頁(1994年)]。また、Aβその
ものが培養神経細胞のアポトーシス(細胞体積の収縮、
DNAの断片化を特徴とする遺伝子発現を介した細胞
死)を引き起こすことが報告されている[ブレイン・リ
サーチ(Brain Research)、第661巻、第147頁(1994
年)、モレキュラー・ニューロバイオロジー(Molecula
r Neurobiology)、第10巻、第19頁(1995年)]。
ノネナール(以下、HNEと称する。)の上昇が報告さ
れており[アメリカン・ジャーナル・オブ・パソロジー
(American Journal of Pathology)、第150巻、第437
頁(1997年)]、Aβによる培養神経細胞死において
も、脂質過酸化を介しHNEが関与しているとする報告
がある[ザ・ジャーナル・オブ・ニューロサイエンス
(The Journal of Neuroscience)、第17巻、第1046頁
(1997年)]。また、HNEを培養神経細胞に作用させ
ると細胞死が引き起こされ、この細胞死にアポトーシス
が関与することも報告されている[ザ・ジャーナル・オ
ブ・ニューロサイエンス(The Journal of Neuroscienc
e)、第17巻、第5089頁(1997年)]。さらに、HNE
は種々の神経変性疾患において酸化ストレスにより産生
され、脳および脊髄で神経細胞に障害を及ぼしている可
能性も示唆されている。たとえば、パーキンソン病患者
脳[プロシーディングス・オブ・ザ・ナショナル・アカ
デミー・オブ・サイエンシーズ・オブ・ザ・ユナイテッ
ド・ステーツ・オブ・アメリカ(Proceedings of The N
ational Academy of Sciences of The United States o
f America)、第93巻、第2696頁(1996年)]、筋萎縮
性側策硬化症患者脊髄[アナルス・オブ・ニューロロジ
ー(Annals of Neurology)、第44巻、第696頁(1998
年)]でHNEの上昇が報告されている。そのため、A
βおよびHNEにより誘起される神経細胞毒性抑制剤が
アルツハイマー病、パーキンソン病および筋萎縮性側策
硬化症などの神経変性疾患の治療剤として研究されてい
る。
作用する神経成長因子(NGF)などの神経栄養因子
(neurotrophic factor)が存在する事が良く知られて
いる。神経栄養因子は、アルツハイマー病などの中枢性
疾患のみならず、糖尿病性ニューロパシーや、薬剤性ニ
ューロパシーなどの末梢神経疾患における関与が報告さ
れており、これらの疾患の治療に用いる試みがなされて
いる[脳と神経、第43巻、第12号、第1101頁(1991
年)]。また、坐骨神経圧挫モデル動物における神経伝
達障害をNGFが神経の再生を促進する事により改善す
る事が報告されている[マイクロサージェリー(Micros
urgery)、第16巻、第547頁(1995年)]。
は高分子の蛋白質であるため、神経疾患への適応にはま
だ技術的に解決する問題が多く、神経栄養因子と同様の
作用を有する低分子化合物の開発が求められている。ま
た、抗ハイポキシア作用を有し、T−588と比べてさ
らに強い神経細胞保護作用および神経再生促進作用を有
する低分子化合物が求められている。
を解決することを目的として鋭意研究を行った結果、下
記の一般式
いてもよいアルキル、アリール、アルアルキル、アルコ
キシ、アリールオキシ、アルキルチオ、アリールチオ、
アルケニル、アルケニルオキシ、アミノ、アルキルスル
ホニル、アリールスルホニル、カルバモイルおよび複素
環式基、保護されていてもよいアミノ、ヒドロキシルお
よびカルボキシル基、ニトロ基並びにオキソ基から選ば
れる一つ以上の基を;R2は、水素原子、ハロゲン原
子、置換されていてもよいアルキル、アリール、アルア
ルキル、アルコキシ、アリールオキシ、アルキルチオ、
アリールチオ、アルケニル、アルケニルオキシ、アミ
ノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、カルバ
モイルおよび複素環式基、保護されていてもよいアミ
ノ、ヒドロキシルおよびカルボキシル基並びにニトロ基
から選ばれる一つ以上の基を;R3は、低級アルキル、
シクロアルキル、低級アルコキシ、アリールオキシ、低
級アルキルチオ、アリールチオ、低級アルケニル、低級
アルキニル、低級アルキルスルホニル、アリールスルホ
ニル、アシル、アシルオキシ、アルキルアミノおよびカ
ルバモイル基並びに保護されていてもよいアミノ、ヒド
ロキシル、メルカプトおよびカルボキシル基から選ばれ
る1つ以上の基で置換されていてもよいアルキルまたは
シクロアルキル基を;m個のR4およびR5、n個のR6
およびR7は、同一または異なって、水素原子または低
級アルキル基を;D環は、5員もしくは6員の複素環ま
たは炭化水素環を;mは、2〜6の整数を;nは、1〜
6の整数をそれぞれ示す。」で表されるN−アルコキシ
アルキル−N−アルキルアミン誘導体またはその塩が、
抗ハイポキシア作用、神経保護作用および神経再生促進
作用を有し、神経変性疾患の治療剤として有用であるこ
とを見出し、本発明を完成した。さらに、これらは、代
謝安定性および吸収性が良い。以下、本発明について詳
述する。
語は、次の意味を有する。ハロゲン原子とは、フッ素原
子、塩素原子、臭素原子またはヨウ素原子を;アルキル
基とは、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブ
チル、イソブチル、tert-ブチル、ペンチル、ヘキシ
ル、ヘプチルおよびオクチル基などの直鎖状または分岐
鎖状のC1-12アルキル基を;低級アルキル基とは、メチ
ル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブ
チル、tert-ブチル、ペンチルおよびヘキシル基などの
直鎖状または分岐鎖状のC1-6アルキル基を;シクロア
ルキル基とは、シクロプロピル、シクロブチル、シクロ
ペンチルおよびシクロヘキシル基を;アリール基とは、
フェニル、ナフチル、インダニルおよびインデニル基
を;アルアルキル基とは、ベンジル、ジフェニルメチ
ル、トリチルおよびフェネチル基などのアルC1-6アル
キル基を;アルコキシ基とは、メトキシ、エトキシ、プ
ロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、
tert-ブトキシ、ペンチルオキシ、ヘキシルオキシ、ヘ
プチルオキシおよびオクチルオキシ基などの直鎖状また
は分岐鎖状のC1-12アルキルオキシ基を;低級アルコキ
シ基とは、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロ
ポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、tert-ブトキシ、ペ
ンチルオキシおよびヘキシルオキシ基などの直鎖状また
は分岐鎖状のC1-6アルキルオキシ基を;アリールオキ
シ基とは、フェニルオキシ、ナフチルオキシ、インダニ
ルオキシおよびインデニルオキシ基を;
チオ、プロピルチオ、イソプロピルチオ、ブチルチオ、
イソブチルチオ、tert-ブチルチオ、ペンチルチオ、ヘ
キシルチオ、ヘプチルチオおよびオクチルチオなどのC
1-12アルキルチオ基を;低級アルキルチオ基とは、メチ
ルチオ、エチルチオ、プロピルチオ、イソプロピルチ
オ、ブチルチオ、イソブチルチオ、tert-ブチルチオ、
ペンチルチオおよびヘキシルチオなどのC1-6アルキル
チオ基を;アリールチオ基とは、フェニルチオ、ナフチ
ルチオ、インダニルチオおよびインデニルチオ基などの
アリール−S−基を;アルケニル基とは、ビニル、プロ
ペニル、ブテニル、ペンテニル、ヘキセニル、ヘプテニ
ルおよびオクテニルなどのC2-12アルケニル基を;低級
アルケニル基とは、ビニル、プロペニル、ブテニル、ペ
ンテニルおよびヘキセニルなどのC2- 6アルケニル基
を;アルケニルオキシ基とは、ビニルオキシ、プロペニ
ルオキシ、ブテニルオキシ、ペンテニルオキシ、ヘキセ
ニルオキシ、ヘプテニルオキシおよびオクテニルオキシ
基などのC2-12アルケニルオキシ基を;低級アルケニル
オキシ基とは、ビニルオキシ、プロペニルオキシ、ブテ
ニルオキシ、ペンテニルオキシおよびヘキセニルオキシ
基などのC2-6アルケニルオキシ基を;低級アルキニル
基とは、エチニル、2-プロピニル、2-ブチニルなどのC
2-6アルキニル基を;アシル基とは、ホルミル基、アル
キルカルボニル基およびアロイル基を;アルキルカルボ
ニル基とは、アセチルおよびプロピオニルなどのC2-6
アルキルカルボニル基を;アロイル基とは、ベンゾイル
およびナフチルカルボニル基などのアリールカルボニル
基を;アシルオキシ基とは、アセチルオキシ、ピバロイ
ルオキシ、フェニルアセチルオキシ、2−アミノ−3−
メチルブタノイルオキシ、エトキシカルボニルオキシ、
ベンゾイルオキシおよび3−ピリジルカルボニルオキシ
などのアシルオキシ基を;アルキルアミノ基とは、メチ
ルアミノ、エチルアミノ、n-プロピルアミノ、イソプロ
ピルアミノ、n-ブチルアミノ、ジメチルアミノ、ジエチ
ルアミノ、ジイソプロピルアミノおよびジn-ブチルアミ
ノなどのモノ−またはジ−C1-6アルキルアミノ基を;
アルキルスルホニル基とは、メチルスルホニル、エチル
スルホニル、n-プロピルスルホニル、イソプロピルスル
ホニル、n-ブチルスルホニル、イソブチルスルホニル、
sec-ブチルスルホニル、tert-ブチルスルホニル、ペン
チルスルホニル、ヘキシルスルホニル、ヘプチルスルホ
ニルおよびオクチルスルホニルなどのC1-12アルキルス
ルホニル基を;低級アルキルスルホニル基とは、メチル
スルホニル、エチルスルホニル、n-プロピルスルホニ
ル、イソプロピルスルホニル、n-ブチルスルホニル、イ
ソブチルスルホニル、sec-ブチルスルホニル、tert-ブ
チルスルホニルまたはペンチルスルホニルなどのC1-6
アルキルスルホニル基を;アリールスルホニル基とは、
フェニルスルホニル、p-トルエンスルホニルおよびナフ
チルスルホニル基などを;アルキルスルホニルオキシ基
とは、メチルスルホニルオキシ、エチルスルホニルオキ
シ、n-プロピルスルホニルオキシ、イソプロピルスルホ
ニルオキシ、n-ブチルスルホニルオキシ、イソブチルス
ルホニルオキシ、sec-ブチルスルホニルオキシ、tert-
ブチルスルホニルオキシ、ペンチルスルホニルオキシ、
ヘキシルスルホニルオキシ、ヘプチルスルホニルオキシ
およびオクチルスルホニルオキシなどのC1-12アルキル
スルホニルオキシ基を;低級アルキルスルホニルオキシ
基とは、メチルスルホニルオキシ、エチルスルホニルオ
キシ、n-プロピルスルホニルオキシ、イソプロピルスル
ホニルオキシ、n-ブチルスルホニルオキシ、イソブチル
スルホニルオキシ、sec-ブチルスルホニルオキシ、tert
-ブチルスルホニルオキシまたはペンチルスルホニルな
どのC1-6アルキルスルホニルオキシ基を;アリールス
ルホニルオキシ基とは、フェニルスルホニルオキシ、p-
トルエンスルホニルオキシおよびナフチルスルホニルオ
キシ基などを;
ニル、ピペラジニル、ホモピペラジニル、ホモピペリジ
ニル、モルホリル、チオモルホリル、テトラヒドロキノ
リニル、テトラヒドロイソキノリル、キヌクリジニル、
イミダゾリニル、ピロリル、イミダゾリル、ピラゾリ
ル、ピリジル、ピリミジル、キノリル、キノリジニル、
チアゾリル、テトラゾリル、チアジアゾリル、ピロリニ
ル、ピラゾリニル、ピラゾリジニル、プリニル、フリ
ル、チエニル、ベンゾチエニル、ピラニル、イソベンゾ
フラニル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、ベンゾフ
ラニル、インドリル、ベンズイミダゾリル、ベンゾオキ
サゾリル、ベンゾイソオキサゾリル、ベンゾチアゾリ
ル、キノキサリル、ジヒドロキノキサリル、2,3−ジ
ヒドロベンゾチエニル、2,3−ジヒドロベンゾピロリ
ル、2,3−4H−1−チアナフチル、2,3−ジヒド
ロベンゾフラニル、ベンゾ[b]ジオキサニル、イミダ
ゾ[2,3−a]ピリジル、ベンゾ[b]ピペラジニ
ル、クロメニル、イソチアゾリル、イソオキサゾリル、
オキサジアゾリル、ピリダジニル、イソインドリル、イ
ソキノリル、1,3−ベンゾジオキソニルおよび1,4
−ベンゾジオキサニル基などの該環を形成する異項原子
として一つ以上の酸素原子もしくは硫黄原子を含んでい
てもよい、窒素、酸素もしくは硫黄原子から選ばれる少
なくとも一つ以上の異項原子を5員もしくは6員環、縮
合環または架橋環の複素環式基をそれぞれ意味する。
ては、該環を形成する異項原子として酸素原子、窒素原
子および硫黄原子から選ばれる1つ以上の異項原子を含
む複素環、たとえば、トリアジン、ピリダジン、ピリミ
ジン、ピラジン、ピリジン、フラン、チオフェン、ピロ
ール、オキサゾール、チアゾール、イミダゾール、イソ
オキサゾール、イソチアゾール、ピラゾール、ピラン、
フラザンなどの5員または6員の芳香族複素環;テトラ
ヒドロ−2H−ピラン、テトラヒドロ−2H−チオピラ
ン、ピペリジン、ジオキサン、オキサチアン、モルホリ
ン、チオモルホリン、ジチアン、ピペラジン、ピロリジ
ン、テトラヒドロチオフェン、テトラヒドロフラン、ピ
ラゾリジン、イミダゾリジン、テトラヒドロイソチアゾ
ール、1,3−ジオキソラン、1,3−チアゾラン、テ
トラヒドロイソオキサゾール、1,3−オキサゾラン、
ジチオラン、オキサチオラン、ジオキソランなどの5員
もしくは6員環の脂肪族複素環が挙げられる。Dにおけ
る5員または6員環の炭化水素環としては、ベンゼン、
シクロヘキセン、シクロペンテンなどの5員または6員
環不飽和炭化水素環;シクロヘキサンおよびシクロペン
タンなどの飽和炭化水素環が挙げられる。環状アミノ基
とは、ピロリジニル、ピペリジニル、モルホリル、チオ
モルホリルなどの該環を形成する異項原子として一つの
窒素原子を含み、更に、一つ以上の酸素原子または硫黄
原子を含んでもよい5員、6員もしくは7員環の環状ア
ミノ基を意味する。
ル基、アルアルキル基、アルコキシ基、アリールオキシ
基、アルキルチオ基、アリールチオ基、アルケニル基、
アルケニルオキシ基、アミノ基、アルキルスルホニル
基、アリールスルホニル基、カルバモイル基および複素
環式基の置換基としては、ハロゲン原子、ニトロ基、低
級アルキル基、シクロアルキル基、アリール基、アルア
ルキル基、低級アルコキシ基、アリールオキシ基、低級
アルキルチオ基、低級アルケニル基、低級アルキニル
基、低級アルキルスルホニル基、アリールスルホニル
基、アシルオキシ基、アルキルアミノ基、カルバモイル
基、保護されていてもよいアミノ基、保護されていても
よいヒドロキシル基、保護されていてもよいカルボキシ
ル基、アシル基および複素環式基などから選ばれる基が
挙げられる。
カルボキシル基の保護基として使用し得るすべての基を
含み、たとえば、メチル、エチル、プロピル、イソプロ
ピル、1,1−ジメチルプロピル、ブチルおよびtert-
ブチルなどの低級アルキル基;フェニルおよびナフチル
などのアリール基;ベンジル、ジフェニルメチル、トリ
チル、p-ニトロベンジル、p-メトキシベンジルおよびビ
ス(p-メトキシフェニル)メチルなどのアル低級アルキ
ル基;アセチルメチル、ベンゾイルメチル、p-ニトロベ
ンゾイルメチル、p-ブロモベンゾイルメチルおよびp-メ
タンスルホニルベンゾイルメチルなどのアシル−低級ア
ルキル基;2−テトラヒドロピラニルおよび2−テトラ
ヒドロフラニルなどの含酸素複素環式基;2,2,2−
トリクロロエチルなどのハロゲノ−低級アルキル基;2
−(トリメチルシリル)エチルなどの低級アルキルシリ
ル−低級アルキル基;アセトキシメチル、プロピオニル
オキシメチルおよびピバロイルオキシメチルなどのアシ
ルオキシ−低級アルキル基;フタルイミドメチルおよび
スクシンイミドメチルなどの含窒素複素環式−低級アル
キル基;シクロヘキシルなどのシクロアルキル基;メト
キシメチル、メトキシエトキシメチルおよび2−(トリ
メチルシリル)エトキシメチルなどの低級アルコキシ−
低級アルキル基;ベンジルオキシメチルなどのアル−低
級アルコキシ−低級アルキル基;メチルチオメチルおよ
び2−メチルチオエチルなどの低級アルキルチオ−低級
アルキル基;フェニルチオメチルなどのアリールチオ−
低級アルキル基;1,1−ジメチル−2−プロペニル、
3−メチル−3−ブテニルおよびアリルなどの低級アル
ケニル基;並びにトリメチルシリル、トリエチルシリ
ル、トリイソプロピルシリル、ジエチルイソプロピルシ
リル、tert-ブチルジメチルシリル、tert-ブチルジフェ
ニルシリル、ジフェニルメチルシリルおよびtert-ブチ
ルメトキシフェニルシリルなどの置換シリル基などが挙
げられる。
基としては、通常のヒドロキシル基およびメルカプト基
の保護基として使用し得るすべての基を含み、たとえ
ば、ベンジルオキシカルボニル、4−ニトロベンジルオ
キシカルボニル、4−ブロモベンジルオキシカルボニ
ル、4−メトキシベンジルオキシカルボニル、3,4−
ジメトキシベンジルオキシカルボニル、メトキシカルボ
ニル、エトキシカルボニル、tert-ブトキシカルボニ
ル、1,1−ジメチルプロポキシカルボニル、イソプロ
ポキシカルボニル、イソブチルオキシカルボニル、ジフ
ェニルメトキシカルボニル、2,2,2−トリクロロエ
トキシカルボニル、2,2,2−トリブロモエトキシカ
ルボニル、2−(トリメチルシリル)エトキシカルボニ
ル、2−(フェニルスルホニル)エトキシカルボニル、
2−(トリフェニルホスホニオ)エトキシカルボニル、
2−フルフリルオキシカルボニル、1−アダマンチルオ
キシカルボニル、ビニルオキシカルボニル、アリルオキ
シカルボニル、S−ベンジルチオカルボニル、4−エト
キシ−1−ナフチルオキシカルボニル、8−キノリルオ
キシカルボニル、アセチル、ホルミル、クロロアセチ
ル、ジクロロアセチル、トリクロロアセチル、トリフル
オロアセチル、メトキシアセチル、フェノキシアセチ
ル、ピバロイルおよびベンゾイルなどのアシル基;メチ
ル、tert-ブチル、2,2,2−トリクロロエチルおよ
び2−トリメチルシリルエチルなどの低級アルキル基;
アリルなどの低級アルケニル基;ベンジル、p-メトキシ
ベンジル、3,4−ジメトキシベンジル、ジフェニルメ
チルおよびトリチルなどのアル−低級アルキル基;テト
ラヒドロフリル、テトラヒドロピラニルおよびテトラヒ
ドロチオピラニルなどの含酸素および含硫黄複素環式
基;メトキシメチル、メチルチオメチル、ベンジルオキ
シメチル、2−メトキシエトキシメチル、2,2,2−
トリクロロエトキシメチル、2−(トリメチルシリル)
エトキシメチル、1−エトキシエチルおよび1−メチル
−1−メトキシエチルなどの低級アルコキシ−および低
級アルキルチオ−低級アルキル基;メタンスルホニルお
よびp-トルエンスルホニルなどの低級アルキル−および
アリール−スルホニル基;並びにトリメチルシリル、ト
リエチルシリル、トリイソプロピルシリル、ジエチルイ
ソプロピルシリル、tert-ブチルジメチルシリル、tert-
ブチルジフェニルシリル、ジフェニルメチルシリルおよ
びtert-ブチルメトキシフェニルシリルなどの置換シリ
ル基などが挙げられる。
保護基として使用し得るすべての基を含み、たとえば、
トリクロロエトキシカルボニル、トリブロモエトキシカ
ルボニル、ベンジルオキシカルボニル、p-ニトロベンジ
ルオキシカルボニル、o-ブロモベンジルオキシカルボニ
ル、(モノ−、ジ−、トリ−)クロロアセチル、トリフ
ルオロアセチル、フェニルアセチル、ホルミル、アセチ
ル、ベンゾイル、tert-アミルオキシカルボニル、tert-
ブトキシカルボニル、p-メトキシベンジルオキシカルボ
ニル、3,4−ジメトキシベンジルオキシカルボニル、
4−(フェニルアゾ)ベンジルオキシカルボニル、2−
フルフリルオキシカルボニル、ジフェニルメトキシカル
ボニル、1,1−ジメチルプロポキシカルボニル、イソ
プロポキシカルボニル、フタロイル、スクシニル、アラ
ニル、ロイシル、1−アダマンチルオキシカルボニルお
よび8−キノリルオキシカルボニルなどのアシル基;ベ
ンジル、ジフェニルメチルおよびトリチルなどのアル低
級アルキル基;2−ニトロフェニルチオおよび2,4−
ジニトロフェニルチオなどのアリールチオ基;メタンス
ルホニルおよびp-トルエンスルホニルなどのアルキル−
もしくはアリール−スルホニル基;N,N−ジメチルア
ミノメチレンなどのジ−低級アルキルアミノ−低級アル
キリデン基;ベンジリデン、2−ヒドロキシベンジリデ
ン、2−ヒドロキシ−5−クロロベンジリデンおよび2
−ヒドロキシ−1−ナフチルメチレンなどのアル−低級
アルキリデン基;3−ヒドロキシ−4−ピリジルメチレ
ンなどの含窒素複素環式アルキリデン基;シクロヘキシ
リデン、2−エトキシカルボニルシクロヘキシリデン、
2−エトキシカルボニルシクロペンチリデン、2−アセ
チルシクロヘキシリデンおよび3,3−ジメチル−5−
オキシシクロヘキシリデンなどのシクロアルキリデン
基;ジフェニルホスホリルおよびジベンジルホスホリル
などのジアリール−もしくはジアル−低級アルキルホス
ホリル基;5−メチル−2−オキソ−2H−1,3−ジ
オキソール−4−イル−メチルなどの含酸素複素環式ア
ルキル基;並びにトリメチルシリルなどの置換シリル基
などが挙げられる。
知られているアミノ基などの塩基性基またはヒドロキシ
ルもしくはカルボキシル基などの酸性基における塩を挙
げることができる。塩基性基における塩としては、たと
えば、塩酸、臭化水素酸および硫酸などの鉱酸との塩;
ギ酸、酢酸、クエン酸、シュウ酸、フマル酸、マレイン
酸、リンゴ酸、酒石酸、アスパラギン酸、トリクロロ酢
酸およびトリフルオロ酢酸などの有機カルボン酸との
塩;並びにメタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、p-
トルエンスルホン酸、メシチレンスルホン酸およびナフ
タレンスルホン酸などのスルホン酸との塩などを;酸性
基における塩としては、たとえば、ナトリウムおよびカ
リウムなどのアルカリ金属との塩;カルシウムおよびマ
グネシウムなどのアルカリ土類金属との塩;アンモニウ
ム塩;並びにトリメチルアミン、トリエチルアミン、ト
リブチルアミン、ピリジン、N,N−ジメチルアニリ
ン、N−メチルピペリジン、N−メチルモルホリン、ジ
エチルアミン、ジシクロヘキシルアミン、プロカイン、
ジベンジルアミン、N−ベンジル−β−フェネチルアミ
ン、1−エフェナミンおよびN,N’−ジベンジルエチ
レンジアミンなどの含窒素有機塩基との塩などを挙げる
ことができる。上記した塩の中で、好ましい塩として
は、薬理学的に許容される塩が挙げられる。
N−アルキルアミン誘導体またはその塩において、異性
体(たとえば、光学異性体、幾何異性体および互変異性
体など)が存在する場合、本発明は、それらすべての異
性体を包含し、また水和物、溶媒和物およびすべての結
晶形を包含するものである。
ハロゲン原子、置換されていてもよいアルキル、アリー
ル、アルコキシ、アミノおよび複素環式基並びに保護さ
れていてもよいアミノおよびヒドロキシル基;R2が、
水素原子、ハロゲン原子、置換されていてもよいアルキ
ル、アリール、アルコキシ、アミノおよび複素環式基並
びに保護されていてもよいアミノおよびヒドロキシル
基;R3が、低級アルキル、シクロアルキル、低級アル
コキシ、低級アルキルチオ、低級アルケニル、低級アル
キニル、低級アルキルスルホニル、アルキルアミノ並び
に保護されていてもよいアミノ、ヒドロキシルおよびメ
ルカプト基から選ばれる基で置換されていてもよいアル
キルまたはシクロアルキル基;mが、2〜3の整数;n
が、2〜3の整数である化合物が好ましく、さらに、R
1が、水素原子、ハロゲン原子またはアルコキシ基;R2
が、水素原子、ハロゲン原子またはアルコキシ基;R3
が、低級アルコキシ、低級アルキルチオ、低級アルケニ
ル、低級アルキニル、低級アルキルスルホニル、アルキ
ルアミノ、アミノ、ヒドロキシルまたはメルカプト基で
置換されていてもよいアルキルまたはシクロアルキル基
である化合物が好ましく、よりさらに、R1が、水素原
子、フッ素原子またはメトキシ基;R2が、水素原子、
フッ素原子またはメトキシ基;R3が、メトキシ、メチ
ルチオ、メチルスルフィニル、エチニル、メチルアミ
ノ、ジメチルアミノ、アミノ、ヒドロキシルまたはメル
カプト基で置換されていてもよいメチル、エチル、プロ
ピル、シクロプロピルまたはシクロヘキシル基;R4、
R5、R6およびR7が、水素原子またはメチル基;D環
が、ベンゼン、フランまたはチオフェン環である化合物
が好ましい。
とえば、以下の表1〜表7に例示した化合物が挙げられ
る。なお、表中における「Me」は、メチル基の意味を示
す。
キル−N−アルキルアミン誘導体またはその塩の製造法
について説明する。一般式[1]のN−アルコキシアル
キル−N−アルキルアミン誘導体またはその塩は、自体
公知の方法またはそれらを適宜組み合わせることによっ
て、たとえば、以下に示す製造法によって製造できる。
R7、mおよびnは、前記したと同様の意味を有し;X1
は、脱離基をそれぞれ示す。」 式中の脱離基としては、たとえば、ハロゲン原子、低級
アルキルスルホニルオキシ基およびアリールスルホニル
オキシ基などである置換基が挙げられる。ついで、各工
程について説明する。
非存在下、塩基の存在下または非存在下、一般式[2]
の化合物またはその反応性誘導体を一般式[3]の化合
物と反応させることにより製造することができる。この
反応は、自体公知の方法、たとえば、実験化学講座、第
22巻、日本化学会編、第137〜173頁(1992年、丸善)に
記載の方法またはそれに準じた方法で実施すればよい。
この反応で使用される反応性誘導体としては、たとえ
ば、一般式[2]の化合物の酸ハロゲン化物、酸無水
物、活性化アミドおよび活性化エステルなどが挙げら
れ、好ましくは酸クロライドまたは酸イミダゾールなど
が挙げられる。これらの反応性誘導体は、反応系内で誘
導してもよい。一般式[2]の化合物をその反応性誘導
体へ誘導する試薬としては、例えば、塩化チオニル、オ
キシ塩化リンおよびオキサリルクロリドなどのハロゲン
化剤;塩基存在下でのピバロイルクロライドおよびクロ
ロギ酸エチルなどの酸ハロゲン化物;塩化チオニル−イ
ミダゾールおよびカルボニルジイミダゾールなどの活性
化アミド化剤;並びにトリフルオロ酢酸p-ニトロフェニ
ルなどの活性化エステル化剤などが挙げられ、これらの
試薬の使用量は、一般式[2]の化合物に対して、等モ
ル以上、好ましくは、1〜5倍モルであればよい。一般式
[3]の化合物の使用量は、一般式[2]の化合物また
はその反応性誘導体に対して、等モル以上、好ましく
は、1〜20倍モルであればよい。一般式[2]の化合物
を直接反応に使用する場合は、縮合剤の存在下に反応を
行うことが好ましい。この反応で必要に応じて用いられ
る縮合剤としては、たとえば、N,N−ジシクロヘキシ
ルカルボジイミドなどのN,N−ジアルキルカルボジイ
ミド類;塩化チオニルなどのハロゲン化剤;クロロギ酸
エチルエステルなどのハロゲン化アルキルエステル類;
カルボニルジイミダゾールなどの活性化アミド化剤;並
びにジフェニルリン酸アジドなどのアジド化剤などが挙
げられ、その使用量は、一般式[2]の化合物に対し
て、等モル以上用いればよく、好ましくは、1〜5倍モル
であればよい。この反応で必要に応じて利用される塩基
としては、たとえば、トリエチルアミン、ジイソプロピ
ルエチルアミン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.
0]ウンデク−7−エン(DBU)、ピリジン、tert-
ブトキシカリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムおよ
び水素化ナトリウムなどの有機塩基または無機塩基が挙
げられ、その使用量は、一般式[2]の化合物に対し
て、等モル以上用いればよく、好ましくは、1〜10倍モ
ルであればよい。この反応で使用される溶媒としては、
反応に悪影響を及ぼさないものであればよく、たとえ
ば、水;塩化メチレンおよびクロロホルムなどのハロゲ
ン化炭化水素類;テトラヒドロフランおよびジオキサン
などのエーテル類;ベンゼン、トルエンおよびキシレン
などの芳香族炭化水素類;ジメチルスルホキシドなどの
スルホキシド類;N,N−ジメチルホルムアミドなどの
アミド類;酢酸エチルなどのエステル類;アセトンおよ
びメチルエチルケトンなどのケトン類;アセトニトリル
などのニトリル類;並びにピリジンなどのヘテロ芳香族
類などが挙げられ、これらの溶媒は、混合して使用して
もよい。この反応は、通常、−50〜200℃、好ましく
は、−30〜100℃で、10分〜20時間実施すればよい。
[4]の化合物を通常の還元反応に付すことにより製造
することができる。この還元反応は、自体公知の方法、
たとえば、新実験化学講座、第15巻、[II]、日本化学
会編、第29〜244頁(1977年、丸善)に記載されている
方法またはそれに準じた方法で実施すればよい。この反
応で使用される還元剤としては、たとえば、水素化アル
ミニウムリチウムなどの水素化アルミニウム類;並びに
水素化ホウ素ナトリウム、ジボラン、更にその溶媒付加
体であるボラン−テトラヒドロフラン錯体およびボラン
−ジメチルスルフィド錯体などの水素化ホウ素類が挙げ
られ、その使用量は、一般式[4]の化合物に対して、
0.5倍モル以上用いればよく、好ましくは、1〜10倍モル
であればよい。また、還元剤として水素化ホウ素ナトリ
ウムを使用する場合は、三フッ化ホウ素ジエチルエーテ
ル錯体などのルイス酸の存在下に反応を行うのが好まし
い。ルイス酸を使用する場合、その使用量は、還元剤に
対して、等モル以上用いればよく、好ましくは、1〜20
倍モルであればよい。この反応で使用される溶媒として
は、反応に悪影響を及ぼさないものであればよく、たと
えば、塩化メチレンおよびクロロホルムなどのハロゲン
化炭化水素類;テトラヒドロフランおよびジオキサンな
どのエーテル類;ベンゼン、トルエンおよびキシレンな
どの芳香族炭化水素類;並びにメタノール、エタノール
およびイソプロパノールなどのアルコール類などが挙げ
られ、これらの溶媒は、混合して使用してもよい。この
反応は、通常−50〜200℃、好ましくは、0〜110℃で、1
0分〜20時間実施すればよい。
下、触媒の存在下または非存在下、一般式[5]の化合
物を一般式[3]の化合物と反応させることにより製造
することができる。一般式[3]の化合物の使用量は、
一般式[5]の化合物に対して、等モル以上であればよ
く、好ましくは、1〜20倍モルであればよい。必要に応
じて用いられる塩基としては、たとえば、トリエチルア
ミン、ジイソプロピルエチルアミン、1,8−ジアザビ
シクロ[5.4.0]ウンデク−7−エン(DBU)、
ピリジン、tert-ブトキシカリウム、炭酸ナトリウム、
炭酸カリウムおよび水素化ナトリウムなどの有機塩基ま
たは無機塩基が挙げられ、その使用量は、一般式[5]
の化合物に対して、等モル以上、好ましくは、1〜20倍
モルであればよい。必要に応じて用いられる触媒として
は、たとえば、ヨウ化カリウムおよびヨウ化ナトリウム
などが挙げられ、その使用量は、一般式[5]の化合物
に対して、0.01〜10倍モルであればよく、好ましくは、
0.1〜1倍モルであればよい。この反応で使用される溶媒
としては、反応に悪影響を及ぼさないものであればよ
く、たとえば、塩化メチレンおよびクロロホルムなどの
ハロゲン化炭化水素類;ベンゼン、トルエンおよびキシ
レンなどの芳香族炭化水素類;テトラヒドロフランおよ
びジオキサンなどのエーテル類;メタノールおよびエタ
ノールなどのアルコール類;アセトニトリルなどのニト
リル類;N,N−ジメチルホルムアミドなどのアミド
類;並びにジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類
などが挙げられ、これらの溶媒は、混合して使用しても
よい。この反応は、通常、0〜200℃、好ましくは、20〜
150℃で、10分〜20時間実施すればよい。
薬または塩基は、それらの性質に応じ、それらを溶媒と
して用いてもよい。上記の一般式[1]、[2]、
[3]、[4]および[5]の化合物は、塩として用い
ることもでき、それらの塩としては、一般式[1]の化
合物の塩と同様の塩が挙げられる。また、得られた一般
式[2]、[3]、[4]および[5]の化合物は、単
離せずにそのまま次の反応に用いてもよい。さらに、一
般式[2]、[3]、[4]および[5]の化合物にお
いて、異性体(たとえば、光学異性体、幾何異性体およ
び互変異性体など)が存在する場合、これらすべての異
性体を使用することができ、また水和物、溶媒和物およ
びすべての結晶形を使用することができる。
よび[5]の化合物において、ヒドロキシル基、アミノ
基またはカルボキシル基を有する化合物は、予めこれら
のヒドロキシル基、アミノ基またはカルボキシル基を通
常の保護基で保護しておき、反応後、必要に応じて自体
公知の方法でこれらの保護基を脱離することができる。
とえば、酸化反応、還元反応、アルキル化反応、ハロゲ
ン化反応、スルホニル化反応、置換反応、脱水反応およ
び加水分解反応など自体公知の方法を適宜組み合わせる
ことによって、他の一般式[1]のN−アルコキシアル
キル−N−アルキルアミン誘導体またはその塩に誘導す
ることができる。
−アルコキシアルキル−N−アルキルアミン誘導体また
はその塩は、抽出、晶出、蒸留およびカラムクロマトグ
ラフィーなどの通常の方法によって単離精製することが
できる。
料である一般式[2]および[5]の化合物の製造法に
ついて説明する。一般式[2]の化合物は、自体公知の
方法またはそれらを適宜組み合わせることによって、た
とえば、以下に示す製造法Aによって製造できる。
X1、mおよびnは、前記したと同様の意味を有し;R8
は、塩基性で反応しないヒドロキシル保護基を;R
9は、低級アルコキシ基、ジアルキルアミノもしくは環
状アミノ基を;R10は、水素原子、低級アルキル基また
は低級アルコキシカルボニル基を;R11は、シアノ基ま
たは低級アルコキシカルボニル基を;R12は、水素原
子、シアノ基、カルボキシル基または低級アルコキシカ
ルボニル基を;X2、X3およびX4は、脱離基をそれぞ
れ示す。」
護基としては、たとえば、tert-ブチルなどの低級アル
キル基;アリルなどの低級アルケニル基;ベンジル、p-
メトキシベンジル、3,4−ジメトキシベンジル、ジフ
ェニルメチルおよびトリチルなどのアル−低級アルキル
基;テトラヒドロフリル、テトラヒドロピラニルおよび
テトラヒドロチオピラニルなどの含酸素および含硫黄複
素環式基;メトキシメチル、2−(トリメチルシリル)
エトキシメチル、および1−メチル−1−メトキシエチ
ルなどの低級アルコキシ−低級アルキル基;並びにtert
-ブチルジメチルシリルおよびジフェニルメチルシリル
などの置換シリル基などが挙げられ、脱離基としては、
たとえば、ハロゲン原子、低級アルキルスルホニルオキ
シ基およびアリールスルホニルオキシ基などである置換
基が挙げられる。
式[6]の化合物を一般式[7]の化合物と反応させる
ことによって製造することができる。この反応は、自体
公知の方法、たとえば、テトラへドロン・レターズ(Te
trahedron Letters)、第38巻、第3251〜3254頁(1975
年)もしくは新実験化学講座、第14巻、[I]、日本化
学会編、第567〜611頁(1977年、丸善)に記載の方法ま
たはそれらに準じた方法で実施すればよい。
般式[6]の化合物を一般式[8]の化合物と反応さ
せ、保護基を脱離することにより製造することができ
る。この反応は、自体公知の方法、たとえば、製造法
(A−1)と同様の方法で実施し、ついで、常法により
保護基を脱離すればよい。
般式[6]の化合物を一般式[9]の化合物と塩基の存
在下に反応させることにより製造することができる。こ
の反応は、自体公知の方法、たとえば、新実験化学講
座、第14巻、[I]、日本化学会編、第567〜611頁(197
7年、丸善)に記載の方法またはそれに準じた方法で実
施すればよい。
式[10]の化合物を通常のエステルまたはアミドの加
水分解反応に付すことにより製造することができる。こ
の反応は、自体公知の方法、たとえば、プロテクティブ
・グループス・イン・オーガニック・シンセシス(Prot
ective Groups in Organic Synthesis)、第152〜192頁
[セオドラ・ダブリュー・グリーン(Theodra W.Gree
n)(1981年)、ジョン・ウィリー・アンド・サンズ・
インコーポレテッド(John Wiley & Sons. Inc.)]に
記載されている方法またはそれに準じた方法で実施すれ
ばよい。
般式[2]の化合物または一般式[10]の化合物を、
通常の還元反応または有機金属化合物によるアルキル化
反応に付すことにより、製造することができる。この還
元反応または有機金属化合物によるアルキル化反応は、
自体公知の方法、例えば、新実験化学講座、第14巻、
[I]、日本化学会編、第474〜477頁および第512〜520
頁(1977年、丸善)に記載の方法またはそれに準じた方
法で実施すればよい。
般式[2]の化合物または一般式[10]の化合物を、
通常の還元反応または有機金属化合物によるアルキル化
反応に付すことにより、製造することができる。この還
元反応または有機金属化合物によるアルキル化反応は、
自体公知の方法、例えば、新実験化学講座、第14巻、
[II]、日本化学会編、第645〜662頁、第719〜723頁、
第758〜759頁、第767〜780頁および第788〜794頁(1977
年、丸善)に記載の方法またはそれに準じた方法で実施
すればよい。
般式[2]の化合物を反応性誘導体に誘導した後、塩基
の存在下、触媒の存在下または非存在下、一般式[1
3]の化合物と縮合反応させることにより製造すること
ができる。この反応は、自体公知の方法、たとえば、新
実験化学講座、第15巻、[II]、日本化学会編、第767
〜775頁もしくは第794〜796頁(1977年、丸善)に記載
の方法またはそれらに準じた方法で実施すればよい。一
般式[2]の化合物の反応性誘導体としては、例えば、
酸ハロゲン化物、酸無水物、活性化アミドおよび活性化
エステルなどが挙げられ、好ましくは、酸クロライドお
よび酸イミダゾールなどが挙げられる。これらの反応性
誘導体は、反応系内で誘導することもできる。一般式
[13]の化合物の使用量は、一般式[2]の化合物に
対して、等モル以上用いればよく、好ましくは、1〜10
倍モルであればよい。この反応で使用される塩基として
は、例えば、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチル
アミン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデ
ク−7−エン(DBU)、ピリジン、tert-ブトキシカ
リウム、マグネシウムエトキシド、炭酸ナトリウム、炭
酸カリウムおよび水素化ナトリウムなどの有機塩基また
は無機塩基が挙げられ、その使用量は、一般式[13]
の化合物に対して、等モル以上であればよく、好ましく
は、1〜10倍モルである。この反応で必要に応じて使用
される触媒としては、通常知られているマグネシウム塩
であればよく、たとえば、塩化マグネシウムなどが挙げ
られ、その使用量は、一般式[13]の化合物に対し
て、等モル以上であればよく、好ましくは、1〜10倍モ
ルであればよい。この反応で使用される溶媒としては、
反応に悪影響を及ぼさないものであればよく、例えば、
塩化メチレンおよびクロロホルムなどのハロゲン化炭化
水素類;テトラヒドロフランおよびジオキサンなどのエ
ーテル類;ベンゼン、トルエンおよびキシレンなどの芳
香族炭化水素類;ジメチルスルホキシドなどのスルホキ
シド類;N,N−ジメチルホルムアミドなどのアミド
類;酢酸エチルなどのエステル類;アセトニトリルなど
のニトリル類;並びにピリジンなどのヘテロ芳香族類な
どが挙げられ、これらの溶媒は、混合して使用してもよ
い。この反応は、通常、−50〜200℃、好ましくは、−5
0〜50℃で、10分〜20時間実施すればよい。
般式[14]の化合物を通常の加水分解した後、脱炭酸
反応に付すことにより、製造することができる。この反
応は、自体公知の方法、たとえば、プロテクティブ・グ
ループス・イン・オーガニック・シンセシス(Protecti
ve Groups in Organic Synthesis)、第152〜192頁[セ
オドラ・ダブリュー・グリーン(Theodra W.Green)(1
981年)、ジョン・ウィリー・アンド・サンズ・インコ
ーポレテッド(John Wiley & Sons. Inc.)]、および
新実験化学講座、第15巻、[II]、日本化学会編、第
930〜950頁(1977年、丸善)に記載の方法またはそれに
準じた方法で加水分解し、ついで加熱による脱炭酸反応
を実施すればよい。
般式[12]の化合物を通常の還元反応または有機金属
化合物の付加反応に付すことにより製造することができ
る。この反応は、自体公知の方法、たとえば、(A−
5)と同様の方法で実施すればよい。
基の存在下または非存在下、一般式[11]の化合物を
ハロゲン化剤またはスルホニル化剤を反応させることに
より製造することができる。この反応に必要に応じて用
いられる塩基としては、たとえば、トリエチルアミン、
ジイソプロピルエチルアミン、1,8−ジアザビシクロ
[5.4.0]ウンデク−7−エン(DBU)、ピリジ
ン、tert-ブトキシカリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カ
リウムおよび水素化ナトリウムなどの有機または無機塩
基が挙げられる。ハロゲン化剤としては、たとえば、オ
キシ塩化リン、オキシ臭化リン、三塩化リン、五塩化リ
ンおよび塩化チオニルなどが挙げられる。スルホニル化
剤としては、たとえば、メタンスルホニルクロリドおよ
びp-トルエンスルホニルクロリドなどが挙げられる。ハ
ロゲン化剤またはスルホニル化剤および塩基の使用量
は、一般式[11]の化合物に対して、それぞれ、等モ
ル以上であればよく、好ましくは、1〜2倍モルであれば
よい。この反応で使用される溶媒としては、反応に悪影
響を及ぼさないものであればよく、たとえば、塩化メチ
レンおよびクロロホルムなどのハロゲン化炭化水素類;
テトラヒドロフランおよびジオキサンなどのエーテル
類;ベンゼン、トルエンおよびキシレンなどの芳香族炭
化水素類;ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド
類;N,N−ジメチルホルムアミドなどのアミド類;酢
酸エチルなどのエステル類;並びにアセトニトリルなど
のニトリル類などが挙げられ、これらの溶媒は、混合し
て使用してもよい。この反応は、通常、−50〜200℃、
好ましくは、0〜50℃で、10分〜30時間実施すればよ
い。
[9]、[10]、[11]、[12]、[13]およ
び[14]の化合物において、ヒドロキシル基、アミノ
基またはカルボキシル基を有する化合物は、あらかじめ
これらのヒドロキシル基、アミノ基またはカルボキシル
基を通常の保護基で保護しておき、反応後、必要に応じ
て自体公知の方法でこれらの保護基を脱離することがで
きる。
[8]、[9]、[10]、[11]、[12]、[1
3]および[14]の化合物において、異性体(たとえ
ば、光学異性体、幾何異性体および互変異性体など)が
存在する場合、これらすべての異性体を使用することが
でき、また水和物、溶媒和物およびすべての結晶形を使
用することができる。また、一般式[2]、[5]、
[6]、[7]、[8]、[9]、[10]、[1
1]、[12]、[13]および[14]の化合物は、
単離せずにそのまま次の反応に用いてもよい。
剤、崩壊抑制剤、固結・付着防止剤、滑沢剤、吸収・吸
着担体、溶剤、増量剤、等張化剤、溶解補助剤、乳化
剤、懸濁化剤、増粘剤、被覆剤、吸収促進剤、ゲル化・
凝固促進剤、光安定化剤、保存剤、防湿剤、乳化・懸濁
・分散安定化剤、着色防止剤、脱酸素・酸化防止剤、矯
味・矯臭剤、着色剤、起泡剤、消泡剤、無痛化剤、帯電
防止剤、緩衝・pH調節剤などの各種医薬品添加物を配合
して、経口剤(錠剤、カプセル剤、散剤、顆粒剤、細粒
剤、丸剤、懸濁剤、乳剤、液剤、シロップ剤など)、注
射剤、坐剤、外用剤(軟膏剤、貼付剤など)、エアゾー
ル剤などの医薬品製剤とすることができる。
が、製剤の形態、患者の年齢、性別その他の条件、患者
の症状の程度に応じて適宜決定される。本発明製剤の有
効成分の投与量は、用法、患者の年齢、性別、疾患の形
態、その他の条件などに応じて適宜選択されるが、通常
成人に対して、1日0.1〜500mgを1回から数回に分割し
て投与すればよい。
ついて述べる。 試験例1 抗ハイポキシア作用 一群6〜10匹のddY系雄マウス(5〜6週齢)に生理
食塩水に溶解させた試験化合物100mg/kgを経口投与す
る。投与30分後に、マウスを300mLのガラス容器に入
れ、このガラス容器に4%酸素および96%窒素からなる
混合気体を5L/分で通気し、通気開始からマウスが死亡
するまでの時間を測定した。対照群には、生理食塩水の
みを経口投与した。試験化合物の抗ハイポキシア作用
は、次式より求めた。 抗ハイポキシア作用(%)=(投与群マウスの生存時
間)/(対照群マウスの生存時間)×100 結果を表8に示す。
・エクスペリメンタル・セラピューティクス(Journal
of pharmacology and experimental therapeutics)、
第290巻、第348頁(1999)およびニューロサイエンス
(Neuroscience)、第88巻、第257頁(1999)に記載の
方法に準じて行った。SD系ラット(雄6〜7週齢、体
重170〜280g)をペントバルビタール麻酔し、左側の坐
骨神経を大腿部で露出し、神経を周囲の結合組織より分
離し、臀部筋肉より約1cm末梢側を切断した。切断した
神経の両端部は、長さ8mm(内径1.3mm、外径1.8mm)の
滅菌シリコンチューブに中央に1mmの隙間ができるよう
に3.5mm挿入して固定し、神経はチューブと共に再度、
筋肉組織内に戻し、切開部を縫合した。7日後より蒸留
水で溶解した試験化合物を1mg/kgの容量で経口投与し、
以後、13日間1日1回同様に投与した。神経切断21日
後、ペントバルビタール麻酔下で再度坐骨神経を露出
し、大腿部、下腿部の神経を周囲の結合組織より分離
し、切断部のシリコンチューブを取り外した。刺激電極
を切断部位より中枢側に、記録電極を下腿部の最も末梢
側に設置し、電気刺激を与え(voltage 2V, delay 1mse
c, duration 100μsec)刺激による活動電位を記録し
た。記録電極を徐々に中枢側に移動させ、活動電位が得
られた最も末梢側の地点より切断部位までの距離を測定
し、再生距離とした。対照群は、蒸留水を経口投与し
た。試験化合物の坐骨神経再生率は、次式より算出し
た。 坐骨神経再生率(%)=(投与群の再生距離)/(対照
群の再生距離)×100 結果を表9に示す。
胞死を抑制する作用 試験は、ブレイン・リサーチ(Brain Research)、第63
9巻、第240頁(1994年)に記載の方法に改変を加えて行
なった。ウィスター(Wistar)系ラットの胎仔の脳(胎
齢17〜19日)より摘出した大脳皮質を細切後、トリプシ
ン処理により神経細胞を解離した。細胞を48穴組織培養
プレートの1ウエル当たり1×105個づつ播種し、B27添加
物(ジブコ(GIBCO BRL)社製)および3.6mg/mLグルコ
ースを補足したダルベッコ改変イーグル培地下におい
て、5%炭酸ガス、37℃の条件下で培養を行った。培養1
2〜13日目に終濃度25mmol/Lとなるように塩化カリウム
溶液を添加後、直ちに試験化合物を0.1μMの濃度になる
ように添加した。試験化合物添加24時間後に蒸留水に溶
解したAβ(25〜35残基ペプチド)を終濃度20μmol/L
となるように添加した。Aβ添加24時間後にB27添加物
および3.6mg/mLグルコースを補足したダルベッコ改変イ
ーグル培地に試験化合物を添加した培地で培地交換し
た。培養神経細胞死に対する試験化合物の抑制作用は、
MTT還元能の低下抑制作用を指標とした。すなわち、
培地交換の48時間後にモスマンにより開発されたMTT
assay[ジャーナル・オブ・イムノロジカル・メソッズ
(Journal of Immunological Methods)、第65巻、第55
頁(1983)]を行い、Aβによって誘起されたMTTas
say値の減少に対する試験化合物の抑制率(%)を以下
の式により計算した。 抑制率(%)=[(Aβおよび試験化合物添加群のMTT
assay値)−(Aβ添加群のMTT assay値)]/(無添加
群のMTT assay値−Aβ添加群のMTT assay値)×100 結果を表10に示す。
細胞死を抑制する作用 試験は、ザ・ジャーナル・オブ・ニューロサイエンス
(The Journal of Neuroscience)、第17巻、第5089頁
(1997年)]に記載の方法に改変を加えて行なった。ウ
イスター(Wistar)系ラットの胎仔の脳(胎齢17〜19
日)より摘出した大脳皮質を細切後、トリプシン処理に
より神経細胞を解離した。細胞を48穴組織培養プレート
の1ウエル当たり5×105個づつ播種し、10%牛胎仔血清
および3.6mg/mLグルコースを補足したダルベッコ改変イ
ーグル培地下において、5%炭酸ガス、37℃の条件下で
培養を行った。グリア細胞の増殖を抑えるため培養1日
後から終濃度10μmol/Lとなるようシトシンアラビノシ
ドを添加した。培養2日目に10%牛胎仔血清および3.6mg
/mLグルコースを補足したダルベッコ改変イーグル培地
で培地交換した。培養7〜8日後、試験化合物を0.1μMの
濃度になるように添加し、直ちにHNEを終濃度25μmo
l/Lとなるように添加した。培養神経細胞死に対する試
験化合物の抑制作用は、試験例3と同様にして、下記の
式により計算した。 抑制率(%)=[(HNEおよび試験化合物添加群のMTT a
ssay値)−(HNE添加群のMTT assay値)]/(無添加群
のMTT assay値−HNE添加群のMTT assay値)×100 結果を表11に示す。
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
なお、溶離液における混合比は、すべて容量比であり、
また、カラムクロマトグラフィーにおける担体は、B.
W.シリカゲル、BW−127ZHおよびFL−100
DX(富士シリシア化学社製)を用いた。
シ]−N−メチルアセトアミド2.0gをテトラヒドロフラ
ン20mLに溶解させ、氷冷下、ボラン−テトラヒドロフラ
ン錯体の1mol/Lテトラヒドロフラン溶液20mLを滴下し、
室温で13時間攪拌した。反応混合物に6mol/L塩酸6.7mL
を加え、1時間還流した。冷却後、水および酢酸エチル
を加え、水層を分取した。水層に酢酸エチルを加え、50
%水酸化ナトリウム水溶液でpH9.5に調整し、有機層を
分取した。得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水
硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下に溶媒を留去した。
得られた油状物をカラムクロマトグラフィー[溶離液;
クロロホルム:メタノール=30:1〜10:1]で精製し、
淡黄色油状のN−{2−[2−(1−ベンゾチオフェン
−5−イル)エトキシ]エチル}−N−メチルアミン1.
35gを得た。 IR(neat)cm-1:3328, 2864, 1438, 1099, 732 NMR(CDCl3)δ値:2.41(3H,s), 2.74(2H,t,J=5Hz), 3.01
(2H,t,J=7Hz), 3.59(2H,t,J=5Hz), 3.72(2H,t,J=7Hz),
7.21(1H,d,J=8Hz), 7.28(1H,d,J=6Hz), 7.42(1H,d,J=6H
z), 7.66(1H,s), 7.79(1H,d,J=8Hz)
た。 実施例2:N−{2−[2−(1−ベンゾチオフェン−
5−イル)エトキシ]エチル}−N−プロピルアミン IR(neat)cm-1:3422, 2870, 1458, 1107, 755, 701 NMR(CDCl3)δ値:0.87(3H,t,J=7Hz), 1.45(2H,sext,J=7
Hz), 2.53(2H,t,J=7Hz),2.77(2H,t,J=6Hz), 3.01(2H,t,
J=7Hz), 3.58(2H,t,J=6Hz), 3.73(2H,t,J=7Hz),7.21(1
H,d,J=8Hz), 7.28(1H,d,J=5Hz), 7.42(1H,d,J=5Hz), 7.
67(1H,s), 7.79(1H,d,J=8Hz) 実施例3:N−{2−[2−(1−ベンゾチオフェン−
5−イル)エトキシ]エチル}−N−ブチルアミン IR(neat)cm-1:2928, 1458, 1108, 755, 701 NMR(CDCl3)δ値:0.8-1.0(3H,m), 1.0-1.6(4H,m), 2.55
(2H,t,J=7Hz), 2.74(2H,t,J=5Hz), 3.00(2H,t,J=7Hz),
3.57(2H,t,J=5Hz), 3.71(2H,t,J=7Hz), 7.19(1H,d,J=8H
z), 7.27(1H,d,J=5Hz), 7.41(1H,d,J=5Hz), 7.66(1H,
s), 7.78(1H,d,J=8Hz) 実施例4:2−({2−[2−(1−ベンゾチオフェン
−5−イル)エトキシ]エチル}アミノ)−1−エタノ
ール IR(neat)cm-1:3313, 2926, 2864, 1102, 703 NMR(CDCl3)δ値:2.69(2H,t,J=5Hz), 2.76(2H,t,J=5H
z), 2.99(2H,t,J=7Hz), 3.56(4H,t,J=5Hz), 3.71(2H,t,
J=7Hz), 7.19(1H,d,J=8Hz), 7.27(1H,d,J=5Hz), 7.34(1
H,d,J=5Hz), 7.65(1H,s), 7.78(1H,d,J=8Hz) 実施例5:2−({2−[2−(1−ベンゾフラン−5
−イル)エトキシ]エチル}アミノ)−1−エタノール IR(neat)cm-1:3368, 2923, 2864, 1110, 739 NMR(CDCl3)δ値:2.5-3.0(4H,m), 2.92(2H,t,J=7Hz),
3.4-3.9(6H,m), 6.6-6.7(1H,m), 7.08(1H,dd,J=1,9Hz),
7.3-7.4(2H,m), 7.54(1H,d,J=2Hz) 実施例6:N−{2−[2−(1−ベンゾチオフェン−
5−イル)エトキシ]エチル}−N−(2−メトキシエ
チル)アミン IR(neat)cm-1:2924, 2864, 1111, 704 NMR(CDCl3)δ値:1.9(1H,brs), 2.6-2.9(4H,m), 3.00(2
H,t,J=7Hz), 3.33(3H,s), 3.44(2H,t,J=5Hz), 3.58(2H,
t,J=5Hz), 3.70(2H,t,J=7Hz), 7.20(1H,d,J=8Hz), 7.27
(1H,d,J=5Hz), 7.41(1H,d,J=5Hz), 7.65(1H,s), 7.78(1
H,d,J=8Hz) 実施例7:N−{2−[2−(1−ベンゾチオフェン−
5−イル)エトキシ]エチル}−N−[2−(ジメチル
アミノ)エチル]アミン IR(neat)cm-1:2940, 2858, 2818, 1112, 755 NMR(CDCl3)δ値:2.19(6H,s), 2.35(2H,t,J=6Hz), 2.67
(2H,t,J=6Hz), 2.78(2H,t,J=5Hz), 3.00(2H,t,J=7Hz),
3.58(2H,t,J=5Hz), 3.71(2H,t,J=7Hz), 7.21(1H,d,J=8H
z), 7.27(1H,d,J=5Hz), 7.42(1H,d,J=5Hz), 7.66(1H,
s), 7.79(1H,d,J=8Hz) 実施例8:2−({2−[2−(1−ベンゾチオフェン
−5−イル)エトキシ]エチル}アミノ)−1−プロパ
ノール IR(neat)cm-1:3301, 2864, 1438, 1113, 702 NMR(CDCl3)δ値:0.98(3H,d,J=6Hz), 2.2(2H,brs), 2.5
-3.4(5H,m), 3.50(2H,t,J=5Hz), 3.59(2H,d,J=5Hz), 3.
71(2H,t,J=7Hz), 7.20(1H,d,J=8Hz), 7.27(1H,d,J=5H
z), 7.42(1H,d,J=5Hz), 7.66(1H,s), 7.79(1H,d,J=8Hz)
シ]−N−(2,3−ジヒドロキシプロピル)アセトア
ミド1.35gをテトラヒドロフラン14mLに溶解させ、氷冷
下、ボラン−テトラヒドロフラン錯体の1mol/Lテトラヒ
ドロフラン溶液17.5mLを滴下し、室温で17時間攪拌し
た。反応混合物に6mol/L塩酸9.0mLを加え、30分間還流
した。冷却後、水および酢酸エチルを加え、水層を分取
した。水層に酢酸エチルを加え、2mol/L水酸化ナトリウ
ム水溶液でpH10に調整し、有機層を分取した。得られた
有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで
乾燥させ、減圧下に溶媒を留去した。得られた油状物を
カラムクロマトグラフィー[溶離液;クロロホルム:メ
タノール=10:1〜5:1]で精製し、淡黄色油状の3−
({2−[2−(1−ベンゾチオフェン−5−イル)エ
トキシ]エチル}アミノ)−1,2−プロパンジオール
0.55gを得た。 NMR(CDCl3)δ値:2.5-2.8(4H,m), 3.00(2H,t,J=7Hz),
3.5-3.6(5H,m), 3.71(2H,t,J=7Hz), 7.2-7.3(2H,m), 7.
35(1H,d,J=8Hz), 7.66(1H,s), 7.80(1H,d,J=8Hz)
を得た。 実施例10:2−({2−[2−(1−ベンゾチオフェ
ン−5−イル)エトキシ]エチル}アミノ)シクロヘキ
サノール IR(KBr)cm-1:3015, 2929, 2864, 1458, 1101, 700 NMR(CDCl3)δ値:1.1-2.2(8H,m), 2.5-2.8(2H,m), 2.9-
3.1(4H,m), 3.56(2H,t,J=5Hz), 3.71(2H,t,J=6Hz), 7.1
-7.3(2H,m), 7.42(1H,d,J=5Hz), 7.67(s,1H), 7.80(1H,
d,J=8Hz) 実施例11:2−({2−[2−(1−ナフチル)エト
キシ]エチル}アミノ)−1−エタノール IR(neat)cm-1:3386, 2868, 1102, 778 NMR(CDCl3)δ値:2.31(2H,s), 2.71(2H,t,J=5Hz), 2.77
(2H,t,J=5Hz), 3.37(2H,t,J=7Hz), 3.58(4H,t,J=5Hz),
3.80(2H,t,J=7Hz), 7.3-7.6(4H,m), 7.6-8.0(2H,m), 8.
0-8.2(1H,m) 実施例12:2−({2−[2−(1−ベンゾチオフェ
ン−5−イル)エトキシ]エチル}アミノ)−1−エタ
ンチオール IR(neat)cm-1:3313, 2921, 2862, 1112, 755, 702 NMR(CDCl3)δ値:2.6-2.9(6H,m), 3.00(2H,t,J=7Hz),
3.57(2H,t,J=5Hz), 3.71(2H,t,J=7Hz), 7.2-7.3(2H,m),
7.42(1H,d,J=5Hz), 7.66(1H,s), 7.79(1H,d,J=8Hz) 実施例13:2−({2−[2−(6−フルオロ−1−
ベンゾチオフェン−5−イル)エトキシ]エチル}アミ
ノ)−1−エタノール IR(neat)cm-1:3386, 2926, 1459, 1257, 1105, 748 NMR(CDCl3)δ値:2.73(2H,t,J=5Hz), 2.79(2H,t,J=5H
z), 3.02(2H,t,J=7Hz), 3.52(2H,t,J=5Hz), 3.58(2H,t,
J=5Hz), 3.73(2H,t,J=7Hz), 7.15(1H,d,J=5Hz), 7.37(1
H,d,J=5Hz), 7.51(1H,d,J=10Hz), 7.66(1H,d,J=7Hz) 実施例14:2−({2−[3−(1−ベンゾチオフェ
ン−5−イル)プロポキシ]エチル}アミノ)−1−エ
タノール IR(neat)cm-1:3386, 2860, 1458, 1104, 701 NMR(CDCl3)δ値:1.9-2.1(2H,m), 2.40(2H,s), 2.82(4
H,t,J=5Hz), 3.48(4H,t,J=6Hz), 3.66(2H,t,J=5Hz), 7.
1-7.3(2H,m), 7.42(1H,d,J=5Hz), 7.62(s,1H), 7.78(1
H,d,J=7Hz)
シ]−N−(2−ヒドロキシ−1,1−ジメチルエチ
ル)アセトアミド2.00gをテトラヒドロフラン20mLに溶
解させ、氷冷下、ボラン−テトラヒドロフラン錯体の1m
ol/Lテトラヒドロフラン溶液20mLを滴下し、室温で18時
間攪拌した。反応混合物に6mol/L塩酸10.0mLを加え、4
時間還流した。冷却後、水および酢酸エチルを加え、2m
ol/L水酸化ナトリウム水溶液でpH10に調整し、有機層を
分取した。得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水
硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下に溶媒を留去し
た。得られた油状物をカラムクロマトグラフィー[溶離
液;クロロホルム:メタノール=10:1〜5:1]で精製
し、淡黄色油状の2−({2−[2−(1−ベンゾチオ
フェン−5−イル)エトキシ]エチル}アミノ)−2−
メチル−1−プロパノール1.45gを得た。 NMR(CDCl3)δ値:1.00(6H,s), 2.65(2H,t,J=5Hz), 3.00
(2H,t,J=7Hz), 3.54(2H,t,J=5Hz), 3.60(2H,t,J=7Hz),
3.71(2H,t,J=7Hz), 7.2-7.3(2H,m), 7.42(1H,d,J=5Hz),
7.61(1H,s), 7.79(1H,d,J=8Hz)
ル)エトキシ]酢酸0.71gをN,N−ジメチルホルムア
ミド7.1mLに溶解させ、この溶液に、エタノールアミン
0.21mL、ジフェニルリン酸アジド0.73gおよびトリエチ
ルアミン1.19mLを加え、室温で3時間攪拌した。反応混
合物に、酢酸エチルおよび水を加え、有機層を分取し
た。得られた有機層を希塩酸、飽和炭酸水素ナトリウム
水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧
下に溶媒を留去した。得られた残留物をテトラヒドロフ
ラン3mLに溶解させ、氷冷下、ボラン−テトラヒドロフ
ラン錯体の1mol/Lテトラヒドロフラン溶液8.51mLを滴下
し、室温で2時間攪拌した。反応混合物に6mol/L塩酸2.8
4mLを加え、1時間還流した。冷却後、水および酢酸エチ
ルを加え、2mol/L水酸化ナトリウム水溶液でpH10に調整
し、有機層を分取した。得られた有機層を飽和食塩水で
洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下に溶
媒を留去した。得られた油状物をカラムクロマトグラフ
ィー[溶離液;クロロホルム:メタノール=40:1〜3
0:1]で精製し、無色油状の2−({2−[2−(5−
メトキシ−1−ベンゾフラン−6−イル)エトキシ]エ
チル}アミノ)−1−エタノール0.25gを得た。 IR(neat)cm-1:3314, 2933, 2862, 1131, 762 NMR(CDCl3)δ値:2.6-2.8(4H,m), 2.98(2H,t,J=7Hz),
3.5-3.7(6H,m), 3.83(3H,s), 6.70(1H,dd,J=2,7Hz), 6.
99(1H,s), 7.31(1H,s), 7.57(1H,dd,J=2,7Hz)
シ]エチル メタンスルホネート3.00gをN,N−ジメ
チルホルムアミド15mLに溶解させ、ついで、プロパルギ
ルアミン1.40mLおよび炭酸カリウム2.76gを加え、80℃
で3時間攪拌した。反応混合物を水および酢酸エチルの
混合液中に導入し、有機層を分取した。得られた有機層
を水および飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥させ、減圧下に溶媒を留去した。得られた残
留物をカラムクロマトグラフィー[溶離液;クロロホル
ム:メタノール=30:1〜20:1]で精製し、油状のN−
{2−[2−(1−ベンゾチオフェン−5−イル)エト
キシ]エチル}−N−(2−プロピニル)アミン1.63g
を得た。 IR(neat)cm-1:3292, 2863, 1112, 756, 703 NMR(CDCl3)δ値:2.20(1H,t,J=2Hz), 2.85(2H,t,J=5H
z), 3.00(2H,t,J=7Hz), 3.40(2H,d,J=2Hz), 3.59(2H,t,
J=5Hz), 3.72(2H,t,J=7Hz), 7.20(1H,d,J=9Hz), 7.29(1
H,d,J=5Hz), 7.42(1H,d,J=5Hz), 7.67(1H,s), 7.79(1H,
d,J=9Hz)
物を得た。 実施例18:N−{2−[2−(1−ベンゾチオフェン
−5−イル)エトキシ]エチル}−N−シクロプロピル
アミン IR(neat)cm-1:2938, 2861, 1438, 1115, 755, 701 NMR(CDCl3)δ値:0.3-0.4(4H,m), 1.9-2.2(1H,m), 2.83
(2H,t,J=5Hz), 3.00(2H,t,J=7Hz), 3.56(2H,t,J=5Hz),
3.71(2H,t,J=7Hz), 7.21(1H,d,J=8Hz), 7.28(1H,d,J=5H
z), 7.42(1H,d,J=5Hz), 7.67(1H,s), 7.79(1H,d,J=8Hz) 実施例19:1−({2−[2−(1−ベンゾチオフェ
ン−5−イル)エトキシ]エチル}アミノ)−2−プロ
パノール IR(neat)cm-1:3314, 2864, 1109, 755 NMR(CDCl3)δ値:1.10(3H,d,J=6Hz), 2.28(1H,d,J=3H
z), 2.32(1H,s), 2.43(1H,s), 2.57(1H,d,J=3Hz), 2.74
(2H,t,J=5Hz), 3.00(2H,t,J=7Hz), 3.5〜3.8(1H,m), 3.
55(2H,t,J=5Hz), 3.72(2H,t,J=7Hz), 7.21(1H,d,J=8H
z), 7.28(1H,d,J=5Hz), 7.42(1H,d,J=5Hz), 7.66(1H,
s), 7.80(1H,d,J=8Hz) 実施例20:2−({2−[2−(2−ナフチル)エト
キシ]エチル}アミノ)−1−エタノール IR(neat)cm-1:3314, 2864, 1103, 1062, 750 NMR(CDCl3)δ値:2.04(2H,s), 2.70(2H,t,J=6Hz), 2.76
(2H,t,J=5Hz), 3.05(2H,t,J=7Hz), 3.4-3.8(6H,m), 7.2
-7.6(3H,m), 7.6-8.0(4H,m) 実施例21:2−({2−[2−(1−ベンゾチオフェ
ン−5−イル)エトキシ]−1−メチルエチル}アミ
ノ)−1−エタノール IR(neat)cm-1:3386, 2926, 1106, 704 NMR(CDCl3)δ値:1.01(3H,d,J=6Hz), 2.0(2H,brs), 2.6
-2.8(2H,m), 2.8-3.1(2H,m), 3.2-3.4(2H,m), 3.53(2H,
d,J=5Hz)3.76(2H,t,J=7Hz), 7.20(1H,d,J=8Hz),7.27(1
H,d,J=5Hz), 7.42(1H,d,J=5Hz), 7.66(1H,s), 7.79(1H,
d,J=8Hz) 実施例22:N−(2−アミノエチル)−N−{2−
[2−(1−ベンゾチオフェン−5−イル)エトキシ]
エチル}アミン IR(neat)cm-1:2861, 1109, 755, 702 NMR(CDCl3)δ値:2.66(2H,t,J=3Hz), 2.69(2H,t,J=3H
z), 2.77(2H,t,J=5Hz), 3.01(2H,t,J=7Hz), 3.58(2H,t,
J=5Hz), 3.73(2H,t,J=7Hz), 7.21(1H,d,J=8Hz), 7.28(1
H,d,J=5Hz), 7.43(1H,d,J=5Hz), 7.67(1H,s), 7.80(1H,
d,J=8Hz) 実施例23:2−({2−[2−(1−ベンゾチオフェ
ン−5−イル)エトキシ]エチル}アミノ)−1,3−
プロパンジオール NMR(CDCl3)δ値:2.4-2.9(3H,m), 3.00(2H,t,J=7Hz),
3.44(2H,t,J=5Hz), 3.56(2H,t,J=5Hz), 3.73(2H,t,J=7H
z), 7.20(1H,d,J=8Hz), 7.28(1H,d,J=5Hz), 7.43(1H,d,
J=5Hz), 7.66(1H,s), 7.80(1H,d,J=8Hz) 実施例24:3−({2−[2−(1−ベンゾチオフェ
ン−5−イル)エトキシ]エチル}アミノ)−1−プロ
パノール IR(neat)cm-1:3302, 2932, 2861, 1437, 1099, 703 NMR(CDCl3)δ値:1.60(2H,qn,J=5Hz), 2.74(2H,t,J=5H
z), 2.80(2H,t,J=5Hz), 2.99(2H,t,J=5Hz), 3.55(2H,t,
J=5Hz), 3.71(2H,t,J=5Hz), 3.77(2H,t,J=5Hz), 7.21(1
H,d,J=8Hz), 7.29(1H,d,J=5Hz), 7.42(1H,d,J=5Hz), 7.
66(1H,s), 7.80(1H,d,J=8Hz),
−ベンゾチオフェン1.20gをN,N−ジメチルホルムア
ミド12mLに溶解させ、この溶液に、エタノールアミン0.
85mLおよび炭酸カリウム1.30gを加え、85℃で5時間攪拌
した。反応混合物に酢酸エチルおよび水を加え、有機層
を分取した。得られた有機層を水および飽和食塩水で順
次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下に
溶媒を留去した。得られた残留物をカラムクロマトグラ
フィー[溶離液;クロロホルム:メタノール=10:1]
で精製し、無色油状の2−({3−[2−(1−ベンゾ
チオフェン−5−イル)エトキシ]プロピル}アミノ)
−1−エタノール0.56gを得た。 IR(neat)cm-1:3310, 2860, 1108, 755, 702 NMR(CDCl3)δ値:1.74(2H,qn,J=6Hz), 2.5-2.8(4H,m),
2.98(2H,t,J=7Hz), 3.4-3.6(4H,m), 3.68(2H,t,J=7Hz),
7.19(1H,d,J=8Hz), 7.27(1H,d,J=5Hz), 7.41(1H,d,J=5
Hz), 7.65(1H,s), 7.78(1H,d,J=8Hz)
トキシ]プロピル}アミノ)−1−エタノール IR(neat)cm-1:3310, 2938, 2863, 1110, 739 NMR(CDCl3)δ値:1.6-1.9(2H,m), 2.68(2H,t,J=7Hz),
2.6-2.9(2H,m), 2.95(2H,t,J=7Hz), 3.4-3.5(4H,m), 3.
62(2H,t,J=7Hz), 6.70(1H,dd,J=1,2Hz), 7.12(1H,dd,J=
1,9Hz), 7.2-7.4(2H,m), 7.58(1H,d,J=2Hz)
シ]−N−[2−(メチルスルファニル)エチル]アセ
トアミド0.22gをテトラヒドロフラン3mLに溶解させ、氷
冷下、ボラン−テトラヒドロフラン錯体の1mol/Lテトラ
ヒドロフラン溶液1.8mLを滴下し、室温で13時間攪拌し
た。反応混合物に6mol/L塩酸2.0mLを加え、1時間還流し
た。冷却後、水および酢酸エチルを加え、2mol/L水酸化
ナトリウム水溶液でpH13に調整し、有機層を分取した。
得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネ
シウムで乾燥させ、減圧下に溶媒を留去した。得られた
油状物をカラムクロマトグラフィー[溶離液;クロロホ
ルム:メタノール=10:1]で精製し、淡黄色油状物の
2−[2−(1−ベンゾチオフェン−5−イル)エトキ
シ]−N−[2−(メチルスルファニル)エチル]−1
−エタナミン0.16gを得た。 IR(neat)cm-1:3386, 2918, 1112, 756, 701 NMR(CDCl3)δ値:2.07(3H,s), 2.64(2H,t,J=5Hz), 2.79
(4H,t,J=5Hz), 3.01(2H,t,J=7Hz), 3.58(2H,t,J=5Hz),
3.72(2H,t,J=7Hz), 7.2-7.3(2H,m), 7.42(1H,d,J=5Hz),
7.67(1H,s), 7.80(1H,d,J=8Hz)
エトキシ]エチル}−N−メチルアミン1.35gを酢酸エ
チル6.0mLに溶解させ、この溶液に3.6mol/L乾燥塩化水
素−酢酸エチル溶液1.73mLを加え、室温で1時間、さら
に5℃で1時間攪拌した。析出晶を濾取し、酢酸エチルで
洗浄した後、乾燥させ、N−{2−[2−(1−ベンゾ
チオフェン−5−イル)エトキシ]エチル}−N−メチ
ルアミン・塩酸塩1.15gを得た。 融点:133〜134.5℃ IR(KBr)cm-1:2963, 2869, 2744, 1121 NMR(CDCl3)δ値:2.62(3H,s), 3.03(2H,t,J=7Hz), 3.10
(2H,t,J=5Hz), 3.76(2H,t,J=7Hz), 3.83(2H,t,J=5Hz),
7.21(1H,d,J=8Hz), 7.29(1H,d,J=5Hz), 7.41(1H,d,J=5H
z), 7.67(1H,s), 7.78(1H,d,J=8Hz), 9.3(1H,brs)
物を得た。 実施例29:N−{2−[2−(1−ベンゾチオフェン
−5−イル)エトキシ]エチル}−N−プロピルアミン
・塩酸塩 融点:125〜125.5℃ IR(KBr)cm-1:2962, 2868, 2784, 1121, 704 NMR(CDCl3)δ値:0.82(3H,t,J=7Hz), 1.74(2H,sext,J=7
Hz), 2.6-3.2(4H,m), 3.01(2H,t,J=7Hz), 3.76(2H,t,J=
7Hz), 3.84(2H,t,J=5Hz), 7.21(1H,d,J=8Hz), 7.28(1H,
d,J=5Hz), 7.41(1H,d,J=5Hz), 7.68(1H,s), 7.78(1H,d,
J=8Hz), 9.4(1H,brs) 実施例30:N−{2−[2−(1−ベンゾチオフェン
−5−イル)エトキシ]エチル}−N−ブチルアミン・
塩酸塩 融点:133.5〜134℃ IR(KBr)cm-1:2961, 2868, 2744, 1121, 706 NMR(CDCl3)δ値:0.83(3H,t,J=6Hz), 1.0-1.4(2H,m),
1.5-1.9(2H,m), 2.7-3.2(6H,m), 3.77(2H,t,J=7Hz), 3.
85(2H,t,J=5Hz), 7.21(1H,d,J=8Hz), 7.29(1H,d,J=5H
z), 7.42(1H,d,J=5Hz), 7.68(1H,s), 7.79(1H,d,J=8H
z), 9.3(1H,brs) 実施例31:N−{2−[2−(1−ベンゾチオフェン
−5−イル)エトキシ]エチル}−N−[2−(ジメチ
ルアミノ)エチル]アミン・二塩酸塩 融点:166〜168℃ IR(KBr)cm-1:3358, 2672, 2472, 1121 NMR(DMSO-d6)δ値:2.81(6H,s), 2.6-3.5(8H,m), 3.5-
3.9(4H,m), 7.29(1H,d,J=8Hz), 7.41(1H,d,J=5Hz), 7.7
3(1H,d,J=5Hz), 7.77(1H,s), 7.91(1H,d,J=8Hz),9.8(2
H,brs) 実施例32:3−({2−[2−(1−ベンゾチオフェ
ン−5−イル)エトキシ]エチル}アミノ)−1,2−
プロパンジオール・塩酸塩 融点:80〜82℃ NMR(DMSO-d6)δ値:2.7-3.2(6H,m), 3.5-3.8(7H,m), 5.
46(1H,d,J=5Hz), 7.29(1H,d,J=8Hz), 7.40(1H,d,J=5H
z), 7.73(2H,d,J=5Hz), 7.91(1H,d,J=8Hz), 8.8(1H,m) 実施例33:2−({2−[2−(1−ベンゾチオフェ
ン−5−イル)エトキシ]エチル}アミノ)シクロヘキ
サノール・塩酸塩 融点:119〜120.5℃ IR(KBr)cm-1:3250, 2937, 1114, 696 NMR(CDCl3)δ値:1.0-2.2(8H,m), 2.6-3.4(5H,m), 3.7-
3.9(5H,m), 7.22(1H,d,J=8Hz), 7.29(1H,d,J=5Hz), 7.4
2(1H,d,J=5Hz), 7.69(s,1H), 7.79(1H,d,J=8Hz) 実施例34:2−({2−[2−(1−ナフチル)エト
キシ]エチル}アミノ)−1−エタノール・塩酸塩 融点:111〜112℃ IR(KBr)cm-1:3336, 2959, 1122, 776 NMR(CDCl3)δ値:2.9-3.3(4H,m), 3.36(2H,t,J=6Hz),
3.6-4.1(6H,m), 7.2-7.6(4H,m), 7.6-7.9(2H,m), 8.0-
8.2(1H,m), 9.0(1H,brs) 実施例35:2−({2−[2−(1−ベンゾチオフェ
ン−5−イル)エトキシ]エチル}アミノ)−1−エタ
ンチオール・塩酸塩 融点:207.0〜208.5℃ IR(KBr)cm-1:3433, 2949, 2745, 1125, 704 NMR(DMSO-d6)δ値:2.8-3.3(8H,m), 3.6-3.8(4H,m), 7.
28(1H,d,J=8Hz), 7.40(1H,d,J=5Hz), 7.73(1H,d,J=5H
z), 7.76(1H,s), 7.90(1H,d,J=8Hz), 9.13(1H,brs) 実施例36:2−({2−[2−(1−ベンゾチオフェ
ン−5−イル)エトキシ]エチル}アミノ)−2−メチ
ル−1−プロパノール・塩酸塩 融点:108.5〜110℃ IR(KBr)cm-1:3379, 2868, 1118, 705 NMR(CDCl3)δ値:1.26(6H,s), 2.9-3.2(4H,m), 3.7-3.9
(6H,m), 7.2-7.3(2H,m),7.42(1H,d,J=5Hz), 7.68(1H,
s), 7.79(1H,d,J=8Hz) 実施例37:N−{2−[2−(1−ベンゾチオフェン
−5−イル)エトキシ]エチル}−N−シクロプロピル
アミン・塩酸塩 融点:122.5〜124.5℃ IR(KBr)cm-1:2959, 2867, 2753, 1125 NMR(CDCl3)δ値:0.5-0.7(2H,m), 1.0-1.2(2H,m), 2.3-
2.6(1H,m), 3.03(2H,t,J=7Hz), 3.18(2H,t,J=5Hz), 3.7
7(2H,t,J=7Hz), 3.85(2H,t,J=5Hz), 7.21(1H,d,J=8Hz),
7.28(1H,d,J=5Hz), 7.41(1H,d,J=5Hz), 7.68(1H,s),
7.78(1H,d,J=8Hz),9.5(1H,brs) 実施例38:1−({2−[2−(1−ベンゾチオフェ
ン−5−イル)エトキシ]エチル}アミノ)−2−プロ
パノール・塩酸塩 融点:104.5〜105.5℃ IR(KBr)cm-1:3396, 2963, 2869, 1125, 704 NMR(CDCl3)δ値:1.06(3H,d,J=6Hz), 3.01(4H,t,J=7H
z), 3.1-3.3(2H,m), 3.76(4H,t,J=7Hz), 4.0-4.4(1H,
m), 4.8(1H,brs), 7.21(1H,d,J=8Hz), 7.29(1H,d,J=5H
z), 7.41(1H,d,J=5Hz), 7.67(1H,s), 7.78(1H,d,J=8H
z), 8.6(1H,brs), 9.4(1H,brs) 実施例39:2−({2−[2−(2−ナフチル)エト
キシ]エチル}アミノ)−1−エタノール・塩酸塩 融点:98.5〜99.5℃ IR(KBr)cm-1:3367, 1124, 823, 745 NMR(CDCl3)δ値:2.8-3.3(6H,m), 3.5-3.9(6H,m), 7.1-
7.5(3H,m), 7.5-7.9(4H,m) 実施例40:2−({2−[2−(1−ベンゾチオフェ
ン−5−イル)エトキシ]−1−メチルエチル}アミ
ノ)−1−エタノール・塩酸塩 融点:78.0〜79.5℃ IR(KBr)cm-1:3422, 2946, 1119, 704 NMR(CDCl3)δ値:1.41(3H,d,J=6Hz), 3.0-3.1(4H,m),
3.3-3.5(1H,m), 3.7-3.8(4H,m), 6.2(1H,brs), 7.19(1
H,d,J=8Hz), 7.29(1H,d,J=5Hz), 7.42(1H,d,J=5Hz), 7.
66(1H,s), 7.79(1H,d,J=8Hz) 実施例41:N−(2−アミノエチル)−N−{2−
[2−(1−ベンゾチオフェン−5−イル)エトキシ]
エチル}アミン・二塩酸塩 融点:183〜185.5℃ IR(KBr)cm-1:2963, 2868, 2733, 1122 NMR(DMSO-d6)δ値:2.99(2H,t,J=7Hz), 3.13(2H,t,J=6H
z), 3.21(4H,s), 3.5-3.8(4H,m), 7.30(1H,d,J=8Hz),
7.41(1H,d,J=5Hz), 7.74(1H,d,J=5Hz), 7.77(1H,s), 7.
91(1H,d,J=8Hz) 実施例42:2−({3−[2−(1−ベンゾチオフェ
ン−5−イル)エトキシ]プロピル}アミノ)−1−エ
タノール・塩酸塩 融点:66〜67℃ IR(KBr)cm-1:3384, 2950, 1101, 704 NMR(CDCl3)δ値:2.07(2H,qn,J=6Hz), 2.97(6H,t,J=7H
z), 3.54(2H,t,J=6Hz), 3.69(2H,t,J=7Hz), 3.6-4.0(2
H,m), 7.20(1H,d,J=8Hz), 7.28(1H,d,J=5Hz), 7.41(1H,
d,J=5Hz), 7.66(1H,s), 7.78(1H,d,J=8Hz), 8.8(1H,br
s) 実施例43:2−[2−(1−ベンゾチオフェン−5−
イル)エトキシ]−N−[2−(メチルスルファニル)
エチル]−1−エタナミン・塩酸塩 融点:125〜126℃ IR(KBr)cm-1:3453, 2959, 2867, 2746, 1126, 705 NMR(CDCl3)δ値:2.00(3H,s), 2.88(2H,t,J=5Hz), 3.0-
3.3(6H,m), 3.7-3.9(4H,m), 7.1-7.2(2H,m), 7.42(1H,
d,J=5Hz), 7.67(1H,s), 7.79(1H,d,J=8Hz), 9.4(1H,br
s)
ル)エトキシ]エチル}アミノ)−1−エタノール0.25
gを酢酸エチル1.5mLに溶解させ、シュウ酸0.085gを1.5m
L酢酸エチルに溶解させた溶液を加え、室温で2時間攪拌
した。析出晶を濾取し、酢酸エチルで洗浄した後、乾燥
させ、2−({2−[2−(1−ベンゾチオフェン−5
−イル)エトキシ]エチル}アミノ)−1−エタノール
・シュウ酸塩0.23gを得た。 融点:134〜136℃ IR(KBr)cm-1:3371, 2959, 2866, 1126, 720 NMR(DMSO-d6)δ値:2.96(4H,t,J=7Hz), 3.11(2H,t,J=5H
z), 3.5-3.9(6H,m), 7.26(1H,d,J=8Hz), 7.40(1H,d,J=5
Hz), 7.73(1H,d,J=5Hz), 7.76(1H,s), 7.91(1H,d,J=8H
z)
物を得た。 実施例45:2−({2−[2−(1−ベンゾフラン−
5−イル)エトキシ]エチル}アミノ)−1−エタノー
ル・シュウ酸塩 融点:124〜126℃ IR(KBr)cm-1:3448, 2956, 1110, 720 NMR(DMSO-d6)δ値:2.8-3.2(6H,m), 3.5-3.8(6H,m), 6.
89(1H,m), 7.1-7.5(3H,m), 7.95(1H,d,J=2Hz) 実施例46:N−{2−[2−(1−ベンゾチオフェン
−5−イル)エトキシ]エチル}−N−(2−メトキシ
エチル)アミン・シュウ酸塩 融点:160〜162℃ IR(KBr)cm-1:2887, 2867, 1122, 698 NMR(DMSO-d6)δ値:2.96(2H,t,J=7Hz), 3.09(2H,t,J=5H
z), 3.26(3H,s), 3.51(2H,t,J=5Hz), 3.62(2H,t,J=5H
z), 3.70(2H,t,J=7Hz), 7.26(1H,d,J=8Hz), 7.40(1H,d,
J=5Hz), 7.73(1H,d,J=5Hz), 7.76(1H,s), 7.91(1H,d,J=
8Hz) 実施例47:2−({2−[2−(1−ベンゾチオフェ
ン−5−イル)エトキシ]エチル}アミノ)−1−プロ
パノール・シュウ酸塩 融点:131.5〜133.5℃ IR(KBr)cm-1:3384, 2943, 1404, 1113, 721 NMR(DMSO-d6)δ値:1.13(3H,d,J=7Hz), 2.9〜3.4(5H,
m), 3.52(2H,t,J=5Hz), 3.70(4H,t,J=7Hz), 7.26(1H,d,
J=8Hz), 7.39(1H,d,J=5Hz), 7.73(1H,d,J=5Hz), 7.76(1
H,s), 7.91(1H,d,J=8Hz)
ルオロ−1−ベンゾチオフェン−5−イル)エトキシ]
エチル}アミノ)−1−エタノール・シュウ酸塩 融点:103.5〜105℃ IR(KBr)cm-1:3421, 1458, 1167, 719 NMR(DMSO-d6)δ値:2.9-3.2(6H,m), 3.5-3.8(6H,m), 5.
17(1H,m), 7.40(1H,d,J=5Hz), 7.71(2H,d,J=5Hz), 7.8-
7.9(2H,m) 実施例49:2−({2−[3−(1−ベンゾチオフェ
ン−5−イル)プロポキシ]エチル}アミノ)−1−エ
タノール・シュウ酸塩 融点:125〜126.5℃ IR(KBr)cm-1:3420, 2941, 1120, 720 NMR(DMSO-d6)δ値:1.8-2.0(2H,m), 2.77(2H,t,J=6Hz),
3.00(2H,t,J=5Hz), 3.11(2H,t,J=5Hz), 3.45(2H,t,J=6
Hz), 3.7-3.8(4H,m), 7.22(1H,d,J=8Hz), 7.39(1H,d,J=
5Hz), 7.7-7.8(2H,m), 7.90(1H,d,J=8Hz) 実施例50:2−({2−[2−(5−メトキシ−1−
ベンゾフラン−6−イル)エトキシ]エチル}アミノ)
−1−エタノール・シュウ酸塩 融点:113〜115℃ IR(KBr)cm-1:3392, 2956, 1129, 720 NMR(DMSO-d6)δ値:2.8-3.3(6H,m), 3.5-3.7(6H,m), 3.
82(3H,s), 6.8-7.0(1H,m), 7.21(1H,d,J=7Hz), 7.44(1
H,s), 8.00(1H,dd,J=2,7Hz) 実施例51:2−({2−[2−(1−ベンゾチオフェ
ン−5−イル)エトキシ]エチル}アミノ)−1,3−
プロパンジオール・シュウ酸塩 融点:134〜136℃ IR(KBr)cm-1:3382, 1107, 720 NMR(DMSO-d6)δ値:2.96(2H,t,J=7Hz), 3.1-3.2(1H,m),
3.17(2H,t,J=5Hz), 3.5-3.8(8H,m), 7.27(1H,d,J=8H
z), 7.40(1H,d,J=5Hz), 7.7-7.8(2H,m), 7.91(1H,d,J=8
Hz) 実施例52:2−({3−[2−(1−ベンゾフラン−
5−イル)エトキシ]プロピル}アミノ)−1−エタノ
ール・シュウ酸塩 融点:114〜115℃ IR(KBr)cm-1:3384, 2952, 1108, 720 NMR(DMSO-d6)δ値:1.7-2.0(2H,m), 2.8-3.0(6H,m), 3.
2-3.8(6H,m), 6.90(1H,dd,J=1,2Hz), 7.18(1H,dd,J=1,9
Hz), 7.4-7.6(2H,m), 7.94(1H,d,J=2Hz)
シ]−N−[2−(メチルスルファニル)エチル]−1
−エタナミン0.34gを塩化メチレン6.8mLに溶解させ、−
50℃に冷却後、m-クロロ過安息香酸0.21gを加え同温で1
時間攪拌した。反応混合物に、飽和重曹水および酢酸エ
チルを加え、有機層を分取した。得られた有機層を飽和
食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、減
圧下に溶媒を留去した。得られた油状物をカラムクロマ
トグラフィー[溶離液;クロロホルム:メタノール=
8:1〜5:1]で精製し、淡黄色油状物の2−[2−(1
−ベンゾチオフェン−5−イル)エトキシ]−N−[2
−(メチルスルフィニル)エチル]−1−エタナミン0.
22gを得た。 IR(neat)cm-1:3423, 2924, 1115, 1039, 758, 703 NMR(CDCl3)δ値:2.55(3H,s), 2.6-2.9(4H,m), 2.9-3.2
(4H,m), 3.56(2H,t,J=5Hz), 3.72(2H,t,J=7Hz), 7.2-7.
4(2H,m), 7.43(1H,d,J=5Hz), 7.67(1H,s), 7.80(1H,d,J
=8Hz)
−2−メチルプロピルメタンスルホネート0.85gをN,
N−ジメチルホルムアミド5.1mLに溶解させ、この溶液
に、エタノールアミン0.36mLおよび炭酸カリウム0.89g
を加え、90℃で2時間攪拌した。反応混合物に酢酸エチ
ルおよび水を加え、有機層を分取した。得られた有機層
を水および飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥させ、減圧下に溶媒を留去した。得られた残
留物をカラムクロマトグラフィー[溶離液;クロロホル
ム:メタノール=10:1〜5:1]で精製し、無色油状の
2−({3−[2−(1−ベンゾフラン−5−イル)エ
トキシ]−2−メチルプロピル}アミノ)−1−エタノ
ール0.41gを得た。 IR(neat)cm-1:3386, 2932, 1108, 1049, 701 NMR(CDCl3)δ値:0.90(3H,d,J=7Hz), 1.7-2.1(1H,m),
2.4-2.7(4H,m), 2.98(2H,t,J=7Hz), 3.3-3.6(4H,m), 3.
68(2H,t,J=7Hz), 7.1-7.4(2H,m), 7.42(1H,d,J=5Hz),
7.66(1H,s), 7.79(1H,d,J=8Hz)
シ]エチル メタンスルホネート1.00gをジメチルスル
フォキシド5mLに溶解させ、ついで、N−メチルエチレ
ンジアミン0.65mLを加え、60℃で2時間攪拌した。冷却
後、反応混合物に水および酢酸エチルを加え、6mol/L塩
酸でpH1に調整し、水層を分取した。水層に塩化メチレ
ンを加え、5mol/L水酸化ナトリウム水溶液でpH10に調整
し、有機層を分取した。得られた有機層を水および飽和
食塩水で順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥さ
せ、減圧下に溶媒を留去した。得られた残留物をカラム
クロマトグラフィー[溶離液;クロロホルム:メタノー
ル=20:1〜10:1]で精製し、油状のN−{2−[2−
(1−ベンゾチオフェン−5−イル)エトキシ]エチ
ル}−N−[2−(メチルアミノ)エチル]アミン0.19
gを得た。 IR(neat)cm-1:3303, 2932, 1113, 755, 695 NMR(CDCl3)δ値:2.44(3H,s), 2.78(2H,t,J=5Hz), 2.99
(2H,t,J=7Hz), 3.17(4H,s), 3.57(2H,t,J=5Hz), 3.72(2
H,t,J=7Hz), 7.2-7.3(2H,m), 7.42(1H,d,J=5Hz),7.66(1
H,s), 7.79(1H,d,J=8Hz)
ゾチオフェン−5−イル)エトキシ]エチル}−N−
[3−(メチルアミノ)プロピル]アミンを得た。 IR(neat)cm-1:3314, 2927, 2867, 1111, 1050, 755, 7
01 NMR(CDCl3)δ値:1.69(2H,qn,J=7Hz), 1.63(2H,s), 2.4
1(3H,s), 2.5-2.8(6H,m), 3.00(2H,t,J=7Hz), 3.57(2H,
t,J=5Hz), 3.71(2H,t,J=7Hz), 7.21(1H,d,J=8Hz), 7.27
(1H,d,J=5Hz), 7.42(1H,d,J=5Hz), 7.65(1H,s), 7.79(1
H,d,J=8Hz)
ル)−N−{2−[2−(1−ベンゾチオフェン−5−
イル)エトキシ]エチル}アミンを得た。 IR(neat)cm-1:3366, 2921, 2861, 1106, 1052, 755, 7
03 NMR(CDCl3)δ値:1.32(3H,s), 1.53(2H,qn,J=7Hz), 2.6
1(4H,t,J=7Hz), 2.75(2H,t,J=5Hz), 3.00(2H,t,J=7Hz),
3.57(2H,t,J=5Hz), 3.72(2H,t,J=7Hz), 7.21(1H,d,J=8
Hz), 7.28(1H,d,J=5Hz), 7.42(1H,d,J=5Hz), 7.66(1H,
s), 7.79(1H,d,J=8Hz)
シ]−N−(2,3−ジヒドロキシプロピル)プロパン
アミド1.40gをテトラヒドロフラン10mLに溶解させ、氷
冷下、ボラン−テトラヒドロフラン錯体の1mol/Lテトラ
ヒドロフラン溶液12mLを滴下し、室温で18時間攪拌し
た。反応混合物にアセトン5mLおよび水2mLを加え同温で
10分攪拌した後、6mol/L塩酸10.0mLを加え、1時間還流
した。冷却後、水および酢酸エチルを加え、水層を分取
した。水層に酢酸エチルを加え、5mol/L水酸化ナトリウ
ム水溶液でpH9に調整し、有機層を分取した。得られた
有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで
乾燥させ、減圧下に溶媒を留去した。得られた残留物を
カラムクロマトグラフィー[溶離液;クロロホルム:メ
タノール=20:1〜5:1]で精製し、淡黄色油状の3−
({3−[2−(1−ベンゾチオフェン−5−イル)エ
トキシ]プロピル}アミノ)−1,2−プロパンジオー
ル0.58gを得た。 IR(neat)cm-1:3312, 2921, 2863, 1108, 1051, 755, 7
02 NMR(CDCl3)δ値:1.75(2H,qn,J=6Hz), 2.5-2.8(7H,m),
2.99(2H,t,J=7Hz), 3.52(2H,t,J=6Hz), 3.5-3.6(1H,m),
3.6-3.7(2H,m), 3.68(2H,t,J=7Hz), 7.22(1H,d,J=8H
z), 7.29(1H,d,J=5Hz), 7.42(1H,d,J=5Hz), 7.67(1H,
s), 7.79(1H,d,J=8Hz)
シ]−N−[2−(メチルスルフィニル)エチル]−1
−エタナミン0.22gを酢酸エチル1.0mLに溶解させ、この
溶液に4.76mol/L乾燥塩化水素−酢酸エチル溶液0.16mL
を加え、室温で1時間攪拌した。析出晶を濾取し、酢酸
エチルで洗浄した後、乾燥させ、2−[2−(1−ベン
ゾチオフェン−5−イル)エトキシ]−N−[2−(メ
チルスルフィニル)エチル]−1−エタナミン・塩酸塩
0.16gを得た。 融点:114〜115℃ IR(KBr)cm-1:3396, 2959, 2745, 1588, 1420, 1126, 1
028, 1000, 767, 714NMR(CDCl3)δ値:2.60(3H,s), 3.0
-3.2(6H,m), 3.3-3.5(2H,m), 3.77(4H,t,J=6Hz), 7.22
(1H,d,J=8Hz), 7.36(1H,d,J=5Hz), 7.42(1H,d,J=5Hz),
7.69(1H,s), 7.79(1H,d,J=8Hz)
ゾフラン−5−イル)エトキシ]−2−メチルプロピ
ル}アミノ)−1−エタノール・塩酸塩を得た。 融点:104〜106℃ IR(KBr)cm-1:3314, 2957, 2876, 1576, 1450, 1117, 1
047, 806, 699 NMR(CDCl3)δ値:0.98(3H,d,J=7Hz), 2.2-2.6(1H,m),
2.7-3.2(4H,m), 3.03(1H,t,J=7Hz), 3.2-3.8(2H,m), 3.
6-3.9(4H,m), 7.21(1H,d,J=8Hz), 7.36(1H,d,J=5Hz),
7.42(1H,d,J=5Hz), 7.69(1H,s), 7.80(1H,d,J=8Hz)
ゾチオフェン−5−イル)エトキシ]プロピル}アミ
ノ)−1,2−プロパンジオール・塩酸塩を得た。 融点:65〜68℃ IR(KBr)cm-1:3375, 2939, 1436, 1103, 1050, 704 NMR(CDCl3)δ値:1.9-2.1(2H,m), 2.8-3.2(6H,m), 3.5-
3.8(6H,m), 4.0-4.2(1H,m), 7.19(1H,d,J=8Hz), 7.28(1
H,d,J=5Hz), 7.40(1H,d,J=5Hz), 7.65(1H,s), 7.78(1H,
d,J=8Hz)
エトキシ]エチル}−N−[2−(メチルアミノ)エチ
ル]アミン0.19gを酢酸エチル2.0mLに溶解させ、この溶
液に4.76mol/L乾燥塩化水素−酢酸エチル溶液0.38mLを
加え、室温で1時間攪拌した。析出晶を濾取し、酢酸エ
チルで洗浄した後、乾燥させ、N−{2−[2−(1−
ベンゾチオフェン−5−イル)エトキシ]エチル}−N
−[2−(メチルアミノ)エチル]アミン・二塩酸塩0.
16gを得た。 融点:215〜216.5℃ IR(KBr)cm-1:2985, 2727, 1590, 1127, 1107, 705 NMR(DMSO-d6)δ値:2.57(3H,s), 2.99(2H,t,J=7Hz), 3.
0-3.6(6H,m), 3.6-3.9(4H,m), 7.30(1H,d,J=8Hz), 7.41
(1H,d,J=5Hz), 7.74(1H,d,J=5Hz), 7.77(1H,s),7.79(1
H,d,J=8Hz), 9.6(2H,brs)
ゾチオフェン−5−イル)エトキシ]エチル}−N−
[3−(メチルアミノ)プロピル]アミン・二塩酸塩を
得た。 融点:218〜221℃ IR(neat)cm-1:2961, 2788, 1472, 1126, 1053, 770, 7
16 NMR(DMSO-d6)δ値:1.8-2.2(2H,m), 2.49(3H,s), 2.7-
3.2(8H,m), 3.6-3.9(4H,m), 7.28(1H,d,J=8Hz), 7.41(1
H,d,J=5Hz), 7.74(1H,d,J=5Hz), 7.77(1H,s), 7.92(1H,
d,J=8Hz)
−N−{2−[2−(1−ベンゾチオフェン−5−イ
ル)エトキシ]エチル}アミン・二塩酸塩を得た。 融点:215.5〜218℃ IR(neat)cm-1:2961, 2742, 1535, 1129, 1054, 755, 7
04 NMR(DMSO-d6)δ値:1.7-2.2(2H,m), 2.7-3.2(8H,m), 3.
6-3.9(4H,m), 7.29(1H,d,J=8Hz), 7.41(1H,d,J=5Hz),
7.74(1H,d,J=5Hz), 7.77(1H,s), 7.92(1H,d,J=8Hz)
シ]酢酸5.0gを塩化メチレン50mLに溶解させ、この溶液
に、氷冷下、オキサリルクロリド2.0mLおよびN,N−
ジメチルホルムアミド0.1mLを加え、室温で1.5時間攪拌
した。−50℃に冷却後、メチルアミン・塩酸塩1.71gを
加え、ついでトリエチルアミン8.85mLを滴下し、室温で
30分攪拌した。反応混合物に氷水を加え、6mol/L塩酸で
pH1に調整し、有機層を分取した。得られた有機層を飽
和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減
圧下に溶媒を留去した。得られた残留物をカラムクロマ
トグラフィー[溶離液;トルエン:酢酸エチル=5:1〜
2:1]で精製し、油状の2−[2−(1−ベンゾチオフ
ェン−5−イル)エトキシ]−N−メチルアセトアミド
4.94gを得た。 NMR(CDCl3)δ値:2.54(3/2H,s), 2.60(3/2H,s), 3.01(2
H,t,J=6Hz), 3.76(2H,t,J=6Hz), 3.92(2H,s), 7.21(1H,
d,J=8Hz), 7.29(1H,d,J=5Hz), 7.45(1H,d,J=5Hz), 7.68
(1H,s), 7.83(1H,d,J=8Hz)
た。 参考例2:2−[2−(1−ベンゾチオフェン−5−イ
ル)エトキシ]−N−プロピルアセトアミド NMR(CDCl3)δ値:0.74(3H,t,J=7Hz), 1.24(2H,sext,J=7
Hz), 2.95(2H,t,J=7Hz),3.02(2H,t,J=6Hz), 3.77(2H,t,
J=6Hz), 3.92(2H,s), 6.1(1H,brs), 7.21(1H,d,J=8Hz),
7.29(1H,d,J=5Hz), 7.45(1H,d,J=5Hz), 7.68(1H,s),
7.83(1H,d,J=8Hz) 参考例3:2−[2−(1−ベンゾチオフェン−5−イ
ル)エトキシ]−N−ブチルアセトアミド NMR(CDCl3)δ値:0.7-1.0(3H,m),1.0-1.3(4H,m), 2.9-
3.2(4H,m), 3.77(2H,t,J=6Hz), 3.92(2H,s), 6.1(1H,br
s), 7.22(1H,d,J=8Hz), 7.29(1H,d,J=6Hz), 7.46(1H,d,
J=6Hz), 7.69(1H,s), 7.83(1H,d,J=8Hz) 参考例4:2−[2−(1−ベンゾチオフェン−5−イ
ル)エトキシ]−N−(2−ヒドロキシエチル)アセト
アミド NMR(CDCl3)δ値:2.99(2H,t,J=7Hz), 3.23(2H,t,J=5H
z), 3.51(2H,t,J=5Hz), 3.75(2H,t,J=6Hz), 3.93(2H,
s), 6.6(1H,brs), 7.19(1H,d,J=8Hz), 7.27(1H,d,J=5H
z), 7.43(1H,d,J=5Hz), 7.66(1H,s), 7.80(1H,d,J=8Hz) 参考例5:2−[2−(1−ベンゾフラン−5−イル)
エトキシ]−N−(2−ヒドロキシエチル)アセトアミ
ド NMR(CDCl3)δ値:2.96(2H,t,J=7Hz), 3.26(2H,t,J=5H
z), 3.55(2H,t,J=5Hz), 3.72(2H,t,J=7Hz), 3.92(2H,
s), 6.71(1H,dd,J=1,2Hz), 7.12(1H,dd,J=1,9Hz), 7.4-
7.5(2H,m), 7.59(1H,d,J=2Hz) 参考例6:2−[2−(1−ベンゾチオフェン−5−イ
ル)エトキシ]−N−(2−メトキシエチル)アセトア
ミド IR(neat)cm-1:3414, 2926, 1679, 1530, 1120, 704 参考例7:2−[2−(1−ベンゾチオフェン−5−イ
ル)エトキシ]−N−[2−(ジメチルアミノ)エチ
ル]アセトアミド IR(neat)cm-1:3394, 2943, 1676, 1114, 703 NMR(CDCl3)δ値:2.18(6H,s), 2.25(2H,t,J=6Hz), 3.03
(2H,t,J=7Hz), 3.21(2H,t,J=6Hz), 3.78(2H,t,J=7Hz),
3.95(2H,s), 7.22(1H,d,J=8Hz), 7.29(1H,d,J=5Hz), 7.
45(1H,d,J=5Hz), 7.67(1H,s), 7.82(1H,d,J=8Hz) 参考例8:2−[2−(1−ベンゾチオフェン−5−イ
ル)エトキシ]−N−(2−ヒドロキシ−1−メチルエ
チル)アセトアミド
シ]酢酸1.5gを塩化メチレン15mLに溶解させ、この溶液
にトリエチルアミン2.9mLおよびイミダゾール0.48gを加
えた。5℃に冷却後、塩化チオニル0.51mLを滴下し、同
温で1時間攪拌した。反応混合物を−60℃に冷却後、ト
リエチルアミン0.97mLと3−アミノ−1,2−プロパン
ジオール0.69mLを加え、同温で1時間、室温で1.5時間攪
拌した。反応混合物に水を加え、6mol/L塩酸でpH1.0に
調整した後、有機層を分取した。有機層を飽和食塩水で
洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下に溶
媒を留去した。得られた油状物をカラムクロマトグラフ
ィー[溶離液;クロロホルム:メタノール=30:1〜1
0:1]で精製し、油状の2−[2−(1−ベンゾチオフ
ェン−5−イル)エトキシ]−N−(2,3−ジヒドロ
キシプロピル)アセトアミド1.45gを得た。 IR(neat)cm-1:3388, 2926, 1659, 1118, 755 NMR(CDCl3)δ値:2.9-3.6(8H,m), 3.7-3.8(1H,m), 3.76
(2H,t,J=6Hz), 3.94(2H,s), 6.8(1H,brs), 7.1-7.3(2H,
m), 7.45(1H,d,J=5Hz), 7.67(1H,s), 7.82(1H,d,J=8Hz)
14の化合物を得た。 参考例10:2−[2−(1−ベンゾチオフェン−5−
イル)エトキシ]−N−[2−ヒドロキシシクロへキシ
ル]アセトアミド IR(KBr)cm-1:3361, 2925, 1634, 1115, 706 NMR(CDCl3)δ値:1.0-2.0(8H,m), 3.02(2H,t,J=6Hz),
3.2-3.5(1H,m), 3.7-3.8(1H,m), 3.79(2H,t,J=6Hz), 3.
95(2H,s), 5.9(1H,brs), 7.2-7.3(2H,m), 7.47(1H,d,J=
5Hz), 7.70(1H,s), 7.84(1H,d,J=8Hz) 参考例11:N−(2−ヒドロキシエチル)−2−[2
−(1−ナフチル)エトキシ]アセトアミド NMR(CDCl3)δ値:3.16(2H,t,J=6Hz), 3.3-3.7(4H,m),
3,87(2H,t,J=6Hz), 3.94(2H,s), 7.3-7.6(4H,m), 7.6-
7.9(2H,m), 7.9-8.2(1H,m) 参考例12:2−[2−(1−ベンゾチオフェン−5−
イル)エトキシ]−N−(2−スルファニルエチル)ア
セトアミド IR(neat)cm-1:3386, 2930, 2363, 1654, 1116, 704 NMR(CDCl3)δ値:2.2-2.4(2H,m), 2.6-3.4(4H,m), 3.79
(2H,t,J=6Hz), 3.93(2H,s), 6.4(1H,brs), 7.2-7.4(2H,
m), 7.47(1H,d,J=5Hz), 7.69(1H,s), 7.83(1H,d,J=8Hz) 参考例13:2−[2−(6−フルオロ−1−ベンゾチ
オフェン−5−イル)エトキシ]−N−(2−ヒドロキ
シエチル)アセトアミド 参考例14:2−[3−(1−ベンゾチオフェン−5−
イル)プロポキシ]−N−(2−ヒドロキシエチル)ア
セトアミド
シ]酢酸3.0gをテトラヒドロフラン30mLに溶解させ、こ
の溶液にN,N’−カルボニルジイミダゾール3.2gを加
え、室温で3時間攪拌した。ついで、トリエチルアミン
7.4mLおよび2−アミノ−2−メチル−1−プロパノー
ル1.68gを加え、室温で2時間攪拌した。反応混合物に水
および酢酸エチルを加え、6mol/L塩酸でpH1に調整し、
有機層を分取した。得られた有機層を水および飽和食塩
水で順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、減
圧下に溶媒を留去した。得られた残留物をカラムクロマ
トグラフィー[溶離液;クロロホルム〜クロロホルム:
メタノール=10:1]で精製し、油状の2−[2−(1
−ベンゾチオフェン−5−イル)エトキシ]−N−(2
−ヒドロキシ−1,1−ジメチルエチル)アセトアミド
2.00gを得た。 IR(neat)cm-1:3385, 2927, 1661, 1533, 1119, 704 NMR(CDCl3)δ値:1.03(6H,s), 3.02(2H,t,J=6Hz), 3.4-
3.6(2H,m), 3.78(2H,t,J=6Hz), 3.88(2H,s), 6.2(1H,br
s), 7.2-7.3(2H,m), 7.46(1H,d,J=5Hz), 7.61(1H,s),
7.82(1H,d,J=8Hz)
シ]−N−(2−スルファニルエチル)アセトアミド0.
77gを塩化メチレン7.7mLに溶解させ、ついでよう化メチ
ル0.18mLおよびトリエチルアミン0.55mLを加え、室温で
13時間攪拌した。反応混合物に水および酢酸エチルを加
え、有機層を分取した。得られた有機層を水および飽和
食塩水で順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥さ
せ、減圧下に溶媒を留去した。得られた残留物をカラム
クロマトグラフィー[溶離液;トルエン:酢酸エチル=
3:1〜2:1]で精製し、淡黄色油状の2−[2−(1−
ベンゾチオフェン−5−イル)エトキシ]−N−[2−
(メチルスルファニル)エチル]アセトアミド0.29gを
得た。 IR(neat)cm-1:3387, 2917, 1673, 1115, 704 NMR(CDCl3)δ値:2.02(3H,s), 2.38(2H,t,J=6Hz), 3.03
(2H,t,J=6Hz), 3.27(2H,q,J=6Hz), 3.79(2H,t,J=6Hz),
3.94(2H,s), 6.4(1H,brs), 7.27(1H,d,J=8Hz), 7.36(1
H,d,J=5Hz), 7.47(1H,d,J=5Hz), 7.69(1H,s), 7.83(1H,
d,J=8Hz)
エトキシ]酢酸5.00gを塩化メチレン50mLに溶解させ、
氷冷下、オキサリルクロリド2.2mLおよびN,N-ジメチル
ホルムアミド0.1mLを加え、室温で30分攪拌した。つい
で、減圧下に溶媒を留去し、得られた残留物をテトラヒ
ドロフラン5mLに溶解させ、氷冷下、水素化ナトリウム
1.01gおよびマロン酸ジ-tert-ブチル5.70mLから調整し
たマロン酸ジ-tert-ブチルのナトリウム塩のテトラヒド
ロフラン懸濁液に滴下し、同温で30分攪拌した。反応混
合物を氷水および酢酸エチルの混合液中に導入し、2mol
/L塩酸でpH1.0に調整後、有機層を分取した。有機層
を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥さ
せ、減圧下に溶媒を留去した。得られた残留物を塩化メ
チレン20mLおよびトリフルオロ酢酸10mLに加え、1時間
還流した。さらに減圧下に溶媒を留去し、残留物を加熱
し、脱炭酸させた。反応混合物に水および酢酸エチルを
加え、有機層を分取した。有機層を飽和炭酸水素ナトリ
ウム水溶液、飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸マグネ
シウムで乾燥させ、減圧下に溶媒を留去した。得られた
残留物をカラムクロマトグラフィー[溶離液;n−ヘキ
サン:酢酸エチル=7:1〜5:1]で精製し、淡黄色油状
の1−[2−(1−ベンゾチオフェン−5−イル)エト
キシ]アセトン3.67gを得た。 NMR(CDCl3)δ値:2.11(3H,s), 3.06(2H,t,J=7Hz), 3.76
(2H,t,J=7Hz), 4.03(2H,s), 7.22(1H,d,J=8Hz), 7.28(1
H,d,J=5Hz), 7.43(1H,d,J=5Hz), 7.68(1H,s), 7.80(1H,
d,J=8Hz) (2)1−[2−(1−ベンゾチオフェン−5−イル)
エトキシ]アセトン2.60gをエタノール13mLに溶解さ
せ、氷冷下、水素化ホウ素ナトリウム0.13gを加え、室
温で1時間攪拌した。ついで、氷冷下2mol/L塩酸1.7mLを
加え、室温で20分間攪拌した後、水および酢酸エチルを
加え、有機層を分取した。有機層を飽和食塩水で洗浄
後、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下に溶媒を
留去した。得られた残留物を塩化メチレン26mLに溶解さ
せ、氷冷下、メタンスルホニルクロリド1.0mLおよびト
リエチルアミン1.8mLを加え、室温で30分間攪拌し、水
を加え、有機層を分取した。得られた有機層を水、飽和
食塩水で順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥さ
せ、減圧下に溶媒を留去した。得られた残留物をカラム
クロマトグラフィー[溶離液;n−ヘキサン:酢酸エチ
ル=10:1〜3:1]で精製し、無色結晶の2−[2−(1
−ベンゾチオフェン−5−イル)エトキシ]−1−メチ
ルエチルメタンスルフォネート2.75gを得た。 IR(KBr)cm-1:1332, 1175, 923, 904 NMR(CDCl3)δ値:1.36(3H,d,J=7Hz), 2.80(3H,s), 3.00
(2H,t,J=7Hz), 3.56(2H,d,J=2Hz), 3.76(2H,t,J=7Hz),
4.83(1H,dq,J=2,7Hz), 7.20(1H,d,J=8Hz), 7.28(1H,d,J
=5Hz), 7.43(1H,d,J=5Hz), 7.65(1H,s), 7.79(1H,d,J=8
Hz)
シ]プロピオン酸1.0gを塩化メチレン10mLに溶解させ、
この溶液にトリエチルアミン1.84mLおよびイミダゾール
0.38gを加えた。6℃に冷却後、塩化チオニル0.41mLを滴
下し、同温で1時間攪拌した。反応混合物を−60℃に冷
却後、トリエチルアミン0.61mLと3−アミノ−1,2−
プロパンジオール0.60mLを加え、同温で1時間、室温で1
時間攪拌した。反応混合物に水を加え、6mol/L塩酸でpH
1.0に調整した後、有機層を分取した。有機層を水およ
び飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾
燥させた。減圧下に溶媒を留去し、黄色油状の3−[2
−(1−ベンゾチオフェン−5−イル)エトキシ]−N
−(2,3−ジヒドロキシプロピル)プロパンアミド1.
40gを得た。 NMR(CDCl3)δ値:2.45(2H,t,J=6Hz), 2.8-3.0(2H,m),
3.01(2H,t,J=7Hz), 3.2-3.4(3H,m), 3.66(2H,t,J=6Hz),
3.77(2H,t,J=7Hz), 7.1-7.3(2H,m), 7.30(1H,d,J=5H
z), 7.46(1H,d,J=5Hz), 7.68(1H,s), 7.83(1H,d,J=8Hz)
アルキルアミン誘導体またはその塩は、優れた抗ハイポ
キシア作用、神経保護作用および神経再生促進作用を発
揮することから、アルツハイマー病、パーキンソン病、
筋萎縮性側索硬化症、ハンチントン舞踏病、糖尿病性ニ
ューロパシー、薬剤性ニューロパシー、外傷性神経障害
などの神経変性疾患の治療剤として有用である。
Claims (1)
- 【請求項1】一般式 【化1】 「式中、R1は、水素原子、ハロゲン原子、置換されて
いてもよいアルキル、アリール、アルアルキル、アルコ
キシ、アリールオキシ、アルキルチオ、アリールチオ、
アルケニル、アルケニルオキシ、アミノ、アルキルスル
ホニル、アリールスルホニル、カルバモイルおよび複素
環式基、保護されていてもよいアミノ、ヒドロキシルお
よびカルボキシル基、ニトロ基並びにオキソ基から選ば
れる一つ以上の基を;R2は、水素原子、ハロゲン原
子、置換されていてもよいアルキル、アリール、アルア
ルキル、アルコキシ、アリールオキシ、アルキルチオ、
アリールチオ、アルケニル、アルケニルオキシ、アミ
ノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、カルバ
モイルおよび複素環式基、保護されていてもよいアミ
ノ、ヒドロキシルおよびカルボキシル基並びにニトロ基
から選ばれる一つ以上の基を;R3は、低級アルキル、
シクロアルキル、低級アルコキシ、アリールオキシ、低
級アルキルチオ、アリールチオ、低級アルケニル、低級
アルキニル、低級アルキルスルホニル、アリールスルホ
ニル、アシル、アシルオキシ、アルキルアミノおよびカ
ルバモイル基並びに保護されていてもよいアミノ、ヒド
ロキシル、メルカプトおよびカルボキシル基から選ばれ
る1つ以上の基で置換されていてもよいアルキルまたは
シクロアルキル基を;m個のR4およびR5、n個のR6
およびR7は、同一または異なって、水素原子または低
級アルキル基を;D環は、5員もしくは6員の複素環ま
たは炭化水素環を;mは、2〜6の整数を;nは、1〜
6の整数をそれぞれ示す。」で表されるN−アルコキシ
アルキル−N−アルキルアミン誘導体またはその塩。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2001373563A JP4061059B2 (ja) | 2000-12-08 | 2001-12-07 | N−アルコキシアルキル−n−アルキルアミン誘導体またはその塩 |
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JP2000373623 | 2000-12-08 | ||
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-
2001
- 2001-12-07 JP JP2001373563A patent/JP4061059B2/ja not_active Expired - Lifetime
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