JP2002233968A - トルククラッチ付き電動締付工具 - Google Patents

トルククラッチ付き電動締付工具

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JP2002233968A
JP2002233968A JP2001024698A JP2001024698A JP2002233968A JP 2002233968 A JP2002233968 A JP 2002233968A JP 2001024698 A JP2001024698 A JP 2001024698A JP 2001024698 A JP2001024698 A JP 2001024698A JP 2002233968 A JP2002233968 A JP 2002233968A
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clutch
click
torque
handle
clutch handle
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Kazuto Toyama
一人 外山
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トルククラッチの設定が衝撃で不用意に戻っ
てしまうことがないものとする。 【解決手段】 モータの回転軸から出力軸に至る動力伝
達を所定の負荷トルクによって遮断するトルククラッチ
と、このトルククラッチの滑り出し負荷トルクの調整用
のクラッチハンドル3を備える。滑り出し負荷トルクの
調整のためのクラッチハンドルの回転についてクリック
を付与するクリック付与手段をクリックばね4と該クリ
ックばね4に設けた突部40が係合するクリック凹部4
1とで形成する。クラッチハンドル3の回転方向両端に
おけるクリック凹部41の高さを異ならせる。衝撃によ
るクラッチハンドルが戻ってしまう方向の回転がクリッ
ク凹部の高さを高くすることで生じにくくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電動ドライバーのよ
うな締付工具であるとともに、締付トルクが設定値に達
した時に動力伝達を遮断するトルククラッチを備えてい
るトルククラッチ付き電動締付工具に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】締付トルクが設定値に達した時に動力伝
達を遮断するトルククラッチを備えた工具は従来より種
々のものが提供されているが、このトルククラッチには
通常時は互いの係合によって一体に連結されている一対
のクラッチ部材で構成されるとともに、負荷トルクが設
定値より大きくなった時には、一方のクラッチ部材が他
方のクラッチ部材における突起に乗り上げる動作を繰り
返しつつ空転を行うことで動力伝達を遮断するものが一
般に用いられている。
【0003】図7にトルククラッチの一例を示す。モー
タの回転軸に設けられたサンギア21と、ギアケース8
内面に固着されたリングギア23とにキャリア24で支
持された複数個の遊星ギア22が噛み合っており、そし
てキャリア24に一体に形成されているサンギア25と
上記リングギア23における他の内歯車部とに複数個の
遊星ギア26が噛み合っている。そし上記遊星ギア26
を支持しているキャリア27は、3段目の遊星機構のサ
ンギア28を一体に備えており、このサンギア28と、
ギアケース8内に遊転自在に配されたリングギア31と
に遊星ギア29が噛み合っている。遊星ギア29を支持
しているキャリア30は、ロック機構におけるロック板
60を介して出力軸9に連結されている。ここにおける
ロック機構は手締め作業時のためにギアケース8に対し
て出力軸9のオートロックを行うためのものであるが、
この機構については説明を省略する。
【0004】締付トルク調整用のトルククラッチは上記
3段目の遊星機構における遊転自在とされたリングギア
31を利用したもので、リングギア31の軸方向端面に
形成された突条32と、ギアケース8の段部を軸方向に
貫通するものとして設けられている貫通孔に配設されて
上記突条32と係合するボール33と、ギアケース8の
小径とされた先端部外周面に配されている調整部材34
と、調整部材34に一端を弾接するとともに他端をクリ
ック板35とクラッチ板36とを介して上記ボール33
に弾接させるクラッチばね37と、本体1の先端部に回
動自在に取り付けられたクラッチハンドル3とによって
トルククラッチ及び締付トルク設定部が形成されてお
り、調整部材34はギアケース8の小径部外周面に形成
された雄ねじと螺合する雌ねじを内周面に備えるととも
に、前記クラッチハンドル3の内面に形成されている軸
方向の縦溝と摺動自在に係合する突起39を外周面に備
えて、クラッチハンドル3の回転に伴なってギアケース
8に対し、軸方向に螺進退するものとなっている。
【0005】モータの出力は、1段目及び2段目の遊星
機構と、クラッチばね37による付勢でボール33が係
止することにより回転が妨げられているリングギア31
を備えた3段目の遊星機構とによって減速されて出力軸
9に伝達される。そしてリングギア31にかかる負荷ト
ルクが、クラッチばね37によって与えられたボール3
3とリングギア31の突条32との間の係合力よりも高
くなれば、リングギア31がクラッチばね37に抗して
ボール33を押し出して空転を始める。リングギア31
とボール33とからなるトルククラッチが滑るために、
締付トルクの制限がなされるわけである。また、クラッ
チハンドル3を回転させることにより、調整部材34を
図7中において下方に移動させてクラッチばね37を圧
縮したならば、ボール33とリングギア31との係合力
が大きくなるために、リングギア31が空転を始める負
荷トルクが大きく、つまりは締付トルクが大きくなる。
尚、クラッチばね37からリングギア31に加えられる
スラスト力は、ギアケース8を貫通しているスラスト受
け用ピン80によって受けている。
【0006】また、このようなトルククラッチ付き電動
締付工具においては、締付トルク(滑り出し負荷トル
ク)の設定値を多段階にセットすることができるよう
に、図1(a)に示すように、ギアケース8の外周面に
板ばねからなるクリックばね4を取り付けるとともに、
クリックばね4に設けた突部40が係合する多数個のク
リック凹部41をクラッチハンドル3の内周面に周方向
に間隔をおいて形成しており、突部40がクリック凹部
41に係合する際の節度でクリック付与を行っている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、電動ドリル
としての使用に便利なように、クラッチばね37を目一
杯圧縮してトルククラッチの滑り出し負荷トルクを無限
大にセットすることができるようにしているものにおい
ては、作業時のロックした際の衝撃やこの衝撃に伴うク
ラッチばね37の反力で上記クリックにもかかわらずク
ラッチハンドル3が戻ってしまい、トルククラッチが動
作可能な状態となってドリル作業に支障をきたす場合が
ある。
【0008】また、トルククラッチを機能させている場
合でも、セットした位置からクラッチハンドルが戻って
しまって締付トルクが低下し、ねじ締め等の作業の使い
勝手を悪化させてしまうことがある。
【0009】本発明はこのような点に鑑みなされたもの
であって、その目的とするところはトルククラッチの設
定が衝撃で不用意に戻ってしまうことがないトルククラ
ッチ付き電動締付工具を提供するにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】しかして本発明は、モー
タの回転軸から出力軸に至る動力伝達を所定の負荷トル
クによって遮断するトルククラッチと、このトルククラ
ッチの滑り出し負荷トルクの調整用のクラッチハンドル
と、滑り出し負荷トルクの調整のためのクラッチハンド
ルの回転についてクリックを付与するクリック付与手段
とを備えているトルククラッチ付き電動締付工具におい
て、クリック付与手段をクリックばねと該クリックばね
に設けた突部が係合するクリック凹部とで形成するとと
もに、クラッチハンドルの回転方向両端におけるクリッ
ク凹部の高さを異ならせていることに特徴を有してい
る。衝撃によるクラッチハンドルが戻ってしまう方向の
回転がクリック凹部の高さを高くすることで生じにくく
なるようにしたものである。
【0011】この場合、クラッチハンドルの回転方向に
おいて複数設けられているクリック凹部間の肩部を高さ
をクラッチハンドルの回転方向において漸次高くしてい
てもよい。
【0012】また、クラッチハンドルの回転方向両端に
おけるクリック凹部の曲率を異ならせたり、クラッチハ
ンドルの回転方向両端におけるクリックばねの突部の高
さを異ならせたり、あるいはクラッチハンドルの回転方
向両端におけるクリックばねの突部の曲率を異ならせて
もよい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下本発明を実施の形態の一例に
基づいて詳述する。図2は本発明にかかる電動締付工具
を示しており、図中5は前記出力軸9に取り付けられた
チャック、2はモータである。なお、トルククラッチの
構造そのものは上記従来例と同じであるとともに、クラ
ッチハンドル3の締め付けトルクの調整のための回転に
際してクリックを付与する構造も上記従来例と同じであ
るために説明を省略し、異なる部分のみについて説明す
ると、図1(b)に示すように、クラッチハンドル3の内
周面に設けたクリック凹部41を、クラッチハンドル3
の回転方向両端における高さh1,h2が異なるものと
しているとともに、衝撃等でクラッチハンドル3が戻っ
てしまう方向にクラッチハンドル3が回転しようとする
際に抵抗となる側の高さH1を他方の高さH2よりも高
くしてある。
【0014】この場合、各クリック凹部41について、
クラッチハンドル3の両端の高さを夫々上記H1,H2
の値となるようにしてもよいが、図3に示すように、各
凹部41をつないでいる肩部の半径RD,RC,RB,
RAをこの順に小さくしていくようにして、締め付けト
ルクが大となる際に突部40と係合する各クリック凹部
41ほど高さが大となるようにしておいてもよい。
【0015】このようにクリック凹部41の左右の高さ
を異ならせて、クリックばね4の突部40のかかりがク
ラッチハンドル3が戻る方向について大きくしておけ
ば、クラッチハンドル3は戻りにくくなるために、不用
意にクラッチハンドル3が戻って(締付トルクが小とな
って)しまうことがない。
【0016】上記クリック凹部4の高さを異ならせるこ
とに代えて、図4に示すように、クリック凹部4の肩部
の曲率半径R1,R2を異ならせてもよい。この場合、
衝撃等でクラッチハンドル3が戻ってしまう方向にクラ
ッチハンドル3が回転しようとする際に抵抗となる側の
曲率半径R1を他方の曲率半径R2より小さくすること
で、クラッチハンドル3を戻りくくすることができる。
【0017】クラッチばね4の突部40を図5に示すよ
うに左右で高さを異ならせる(H3<H4)とすること
でクラッチハンドル3が戻りにくくしたり、あるいは図
6に示すように、クラッチばね4の突部40の根元部左
右の曲率半径を異ならせる(R3<R4)とすることで
クラッチハンドル3が戻りにくくなるようにしてもよ
い。
【0018】
【発明の効果】以上のように本発明においては、クラッ
チハンドルの回転方向両端におけるクリック凹部の高さ
を異ならせているために、あるいはクラッチハンドルの
回転方向両端におけるクリック凹部の曲率を異ならせて
いるために、あるいはクラッチハンドルの回転方向両端
におけるクリックばねの突部の高さを異ならせているた
めに、あるいはクラッチハンドルの回転方向両端におけ
るクリックばねの突部の曲率を異ならせているために、
衝撃によるクラッチハンドルが戻ってしまう方向の回転
が生じにくくなっているものであり、このために設定し
た締付トルクでの締付作業を確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示すもので、(a)
は横断面図、(b)は部分拡大断面図である。
【図2】同上の側面図である。
【図3】同上の他例の部分断面図である。
【図4】同上の他例の部分拡大断面図である。
【図5】同上の別の例の部分拡大断面図である。
【図6】同上のさらに別の例の部分拡大断面図である。
【図7】トルククラッチ部分の断面図である。
【符号の説明】
3 クラッチハンドル 4 クリックばね 40 突部 41 クリック凹部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータの回転軸から出力軸に至る動力伝
    達を所定の負荷トルクによって遮断するトルククラッチ
    と、このトルククラッチの滑り出し負荷トルクの調整用
    のクラッチハンドルと、滑り出し負荷トルクの調整のた
    めのクラッチハンドルの回転についてクリックを付与す
    るクリック付与手段とを備えているトルククラッチ付き
    電動締付工具において、クリック付与手段をクリックば
    ねと該クリックばねに設けた突部が係合するクリック凹
    部とで形成するとともに、クラッチハンドルの回転方向
    両端におけるクリック凹部の高さを異ならせていること
    を特徴とするトルククラッチ付き電動締付工具。
  2. 【請求項2】 クラッチハンドルの回転方向において複
    数設けられているクリック凹部間の肩部を高さをクラッ
    チハンドルの回転方向において漸次高くしていることを
    特徴とする請求項1記載のトルククラッチ付き電動締付
    工具。
  3. 【請求項3】 モータの回転軸から出力軸に至る動力伝
    達を所定の負荷トルクによって遮断するトルククラッチ
    と、このトルククラッチの滑り出し負荷トルクの調整用
    のクラッチハンドルと、滑り出し負荷トルクの調整のた
    めのクラッチハンドルの回転についてクリックを付与す
    るクリック付与手段とを備えているトルククラッチ付き
    電動締付工具において、クリック付与手段をクリックば
    ねと該クリックばねに設けた突部が係合するクリック凹
    部とで形成するとともに、クラッチハンドルの回転方向
    両端におけるクリック凹部の曲率を異ならせていること
    を特徴とするトルククラッチ付き電動締付工具。
  4. 【請求項4】 モータの回転軸から出力軸に至る動力伝
    達を所定の負荷トルクによって遮断するトルククラッチ
    と、このトルククラッチの滑り出し負荷トルクの調整用
    のクラッチハンドルと、滑り出し負荷トルクの調整のた
    めのクラッチハンドルの回転についてクリックを付与す
    るクリック付与手段とを備えているトルククラッチ付き
    電動締付工具において、クリック付与手段をクリックば
    ねと該クリックばねに設けた突部が係合するクリック凹
    部とで形成するとともに、クラッチハンドルの回転方向
    両端における突部の高さを異ならせていることを特徴と
    するトルククラッチ付き電動締付工具。
  5. 【請求項5】 モータの回転軸から出力軸に至る動力伝
    達を所定の負荷トルクによって遮断するトルククラッチ
    と、このトルククラッチの滑り出し負荷トルクの調整用
    のクラッチハンドルと、滑り出し負荷トルクの調整のた
    めのクラッチハンドルの回転についてクリックを付与す
    るクリック付与手段とを備えているトルククラッチ付き
    電動締付工具において、クリック付与手段をクリックば
    ねと該クリックばねに設けた突部が係合するクリック凹
    部とで形成するとともに、クラッチハンドルの回転方向
    両端における突部の曲率を異ならせていることを特徴と
    するトルククラッチ付き電動締付工具。
JP2001024698A 2001-01-31 2001-01-31 トルククラッチ付き電動締付工具 Withdrawn JP2002233968A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7556103B2 (en) 2004-03-12 2009-07-07 Makita Corporation Tightening tool and tightening tool management system

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7556103B2 (en) 2004-03-12 2009-07-07 Makita Corporation Tightening tool and tightening tool management system
US7726412B2 (en) 2004-03-12 2010-06-01 Makita Corporation Tightening tool and tightening tool management system

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Effective date: 20080401