JP2002233115A - 回転電機のブラスト清掃装置および方法 - Google Patents

回転電機のブラスト清掃装置および方法

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JP2002233115A JP2001019685A JP2001019685A JP2002233115A JP 2002233115 A JP2002233115 A JP 2002233115A JP 2001019685 A JP2001019685 A JP 2001019685A JP 2001019685 A JP2001019685 A JP 2001019685A JP 2002233115 A JP2002233115 A JP 2002233115A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転電機の構成部位の清掃品質を保持でき清
掃作業も省力化できる回転電機のブラスト清掃装置を提
供することである。 【解決手段】 ドライアイス粒11をブラスト装置6に
貯蔵し、コンプレッサー7からの圧縮空気でドライアイ
ス粒11を噴射ノズル8に供給し、噴射ノズル8から回
転電機の清掃対象物9に付着した付着物10にドライア
イス粒11を噴射する。これにより、ドライアイス粒1
1の衝撃力とドライアイス粒11の超低温による熱的シ
ョックとドライアイス昇華時の急激な体積膨脹によって
狭い箇所の付着異物に至るまで除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転電機の構成部
位、例えば固定子鉄心や回転子磁極鉄心を清掃する回転
電機のブラスト清掃装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、水車発電機、発電電動機、同期
調相機、フライホイール発電機等の回転電機の固定子コ
イル更新工事では、固定子鉄心を流用する場合には新固
定子コイル組立前に旧固定子鉄心を清掃して流用するよ
うにしている。固定子鉄心の清掃は、固定子鉄心の表面
に付着した絶縁物の破片、絶縁材料、エポキシ塗料、錆
等の異物を取り除くようにしている。
【0003】図11は従来の固定子鉄心の清掃方法の説
明図である。図11(a)は、鉄板2の先端にナイロン
たわし3を付けた清掃治具で、固定子鉄心1の周囲表面
を清掃している状態を示す。鉄板2の先端にナイロンた
わし3を付けた清掃治具を、固定子鉄心1のスロット内
に出し入れして清掃する。この場合、スロット内が見え
るように、マグネット付き照明器具4を固定子鉄心1に
付けて清掃対象部を照らして作業を行っている。
【0004】また、図11(b)は固定子鉄心1のスロ
ット底面の清掃方法の説明図である。固定子鉄心1のス
ロット底面清掃用の専用治具5を用意し、その端部には
ナイロンたわし3が付けられている。これを固定子鉄心
1のスロットに挿入しスロット底に押し付けて、図11
(b)の上下に動かしスロット底面の清掃を行ってい
る。
【0005】一方、回転子コイルを更新する場合は、回
転子磁極を工場へ持込んで回転子コイルを分解後に、回
転子磁極鉄心の付着異物を除去する。この清掃作業は、
鉄のブラスト粒子を回転子磁極鉄心に当てるブラスト清
掃を行い、その後、ブラスト粒子の噛み込みや付着チェ
ックを行い、それからロータコイルを組込んでいる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、固定子鉄心
の異物を取り除く除去作業は、種々の清掃治具を用いて
手作業で行っているので、清掃箇所が狭い場合には手が
細部に届かない作業性の悪さがあり、固定子鉄心に損傷
を与えない配慮が必要なことから膨大な作業工数を発生
させている。また、清掃状態に個人差が生じ品質が安定
しない問題点がある。
【0007】また、回転子コイルを更新する場合は、回
転子磁極を工場へ持込んで回転子コイルを分解後に、回
転子磁極鉄心の付着異物を鉄のブラスト清掃により除去
し、その後にブラスト粒子の噛み込みや付着チェックを
行い、それからロータコイルを組込んでいるが、これら
の一連の作業は作業場所が異なるために、トラックによ
る磁極鉄心の移動を余儀なくされており多大な運搬費が
発生している。
【0008】また、ブラスト清掃を行うにあたっては、
前処置として鉄のブラスト粒子を当てられない箇所に予
めマスキングを行うが、この作業は手作業で行っており
膨大な工数が発生している。
【0009】本発明の目的は、回転電機の構成部位の清
掃品質を保持でき清掃作業も省力化できる回転電機のブ
ラスト清掃装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係わる
回転電機のブラスト清掃装置は、回転電機の清掃対象物
に付着した付着物にドライアイス粒を噴射する噴射ノズ
ルと、前記ドライアイス粒を貯蔵し前記噴射ノズルにド
ライアイス粒を供給するブラスト装置と、前記ドライア
イス粒を噴射させるための圧縮空気を前記ブラスト装置
に送るコンプレッサーとを備えたことを特徴とする。
【0011】請求項1の発明に係わる回転電機のブラス
ト清掃装置においては、ドライアイス粒をブラスト装置
に貯蔵し、コンプレッサーからの圧縮空気でドライアイ
ス粒を噴射ノズルに供給し、噴射ノズルから回転電機の
清掃対象物に付着した付着物にドライアイス粒を噴射す
る。これにより、ドライアイス粒の衝撃力とドライアイ
ス粒の超低温による熱的ショックとドライアイス昇華時
の急激な体積膨脹によって狭い箇所の付着異物に至るま
で除去する。
【0012】請求項2の発明に係わる回転電機のブラス
ト清掃装置は、請求項1の発明において、前記回転電機
の清掃対象物は、回転電機の固定子鉄心内周面、固定子
鉄心スロットのサイド及び底面、鉄心積層ブロック間の
エアーダクトスペース、回転子磁極鉄心の回転子コイル
挿入面であることを特徴とする。
【0013】請求項2の発明に係わる回転電機のブラス
ト清掃装置においては、請求項1の発明の作用に加え、
回転電機の固定子鉄心内周面、固定子鉄心スロットのサ
イド及び底面、鉄心積層ブロック間のエアーダクトスペ
ース、回転子磁極鉄心の回転子コイル挿入面にドライア
イス粒を噴射する。これにより、ドライアイス粒の衝撃
力とドライアイス粒の超低温による熱的ショックとドラ
イアイス昇華時の急激な体積膨脹によって狭い箇所の付
着異物に至るまで除去する。また、ドライアイス粒が清
掃対象部に当った後には昇華するので残らず、ブラスト
粒の使用時に行っていた粒子の噛み込みや付着チェック
が省略でき、さらに異物付着部に的を絞ってドライアイ
ス粒を噴射できるので、ブラスト粒を当てられない箇所
のマスキングも省略できる。
【0014】請求項3の発明に係わる回転電機のブラス
ト清掃装置は、請求項1または請求項2の発明におい
て、前記清掃対象物の温度、前記清掃対象物周辺の気
温、前記清掃対象物周辺の湿度に基づいて、前記清掃対
象物の結露温度を算出し表示する結露温度演算装置を備
えたことを特徴とする。
【0015】請求項3の発明に係わる回転電機のブラス
ト清掃装置においては、請求項1または請求項2の発明
の作用に加え、結露温度演算装置は、清掃対象物の結露
温度を算出し表示する。これにより、ドライアイス粒の
ブラスト清掃時に清掃対象物の結露温度が把握できるの
で、清掃対象物に結露が発生しないように清掃作業を行
うことができる。
【0016】請求項4の発明に係わる回転電機のブラス
ト清掃装置は、請求項1または請求項2の発明におい
て、前記清掃対象物の清掃面積、前記コンプレッサーの
圧縮空気圧力、前記噴射ノズルから噴射されるドライア
イス粒の供給量に基づいて、前記ドライアイス粒の予測
消費量を算出し表示するドライアイス粒消費量演算装置
を備えたことを特徴とする。
【0017】請求項4の発明に係わる回転電機のブラス
ト清掃装置においては、請求項1または請求項2の発明
の作用に加え、ドライアイス粒消費量演算装置は、ドラ
イアイス粒の予測消費量を算出し表示する。これによ
り、ドライアイス粒によるブラスト清掃時に清掃対象物
の清掃に必要なドライアイス粒の予測消費量が把握でき
るので、新鮮なドライアイス粒の補給が適正に行える。
【0018】請求項5の発明に係わる回転電機のブラス
ト清掃装置は、請求項1または請求項2の発明におい
て、前記清掃対象物周辺の酸素濃度が管理値以下となっ
たとき換気ファンを起動する換気制御装置を備えたこと
を特徴とする。
【0019】請求項5の発明に係わる回転電機のブラス
ト清掃装置においては、請求項1または請求項2の発明
の作用に加え、換気制御装置は、清掃対象物周辺の酸素
濃度が管理値以下となったとき換気ファンを起動する。
これにより、ドライアイス粒によるブラスト清掃時にド
ライアイス粒の昇華時に発生する炭酸ガスを適正に外部
に排出して酸欠を防止する。
【0020】請求項6の発明に係わる回転電機のブラス
ト清掃装置は、請求項1または請求項2の発明におい
て、前記コンプレッサーからの圧縮空気を冷却する冷却
装置を設け、前記コンプレッサーからの圧縮空気温度が
管理値を超えたとき前記冷却装置を起動し前記圧縮空気
温度を一定温度以下に制御する圧縮空気温度制御装置を
備えたことを特徴とする。
【0021】請求項6の発明に係わる回転電機のブラス
ト清掃装置においては、請求項1または請求項2の発明
の作用に加え、圧縮空気温度制御装置は、コンプレッサ
ーからの圧縮空気温度が管理値を超えたとき、冷却装置
を起動し圧縮空気温度を一定温度以下に制御する。これ
により、ドライアイス粒によるブラスト清掃時にコンプ
レッサーから供給される圧縮空気温度が一定温度以下に
保持でき、品質の良いドライアイス粒を噴射できる。
【0022】請求項7の発明に係わる回転電機のブラス
ト清掃方法は、回転電機の清掃対象物に付着した付着物
に圧縮空気と共にドライアイス粒を噴射し、前記清掃対
象物に付着した付着物を清掃することを特徴とする。
【0023】請求項7の発明に係わる回転電機のブラス
ト清掃方法においては、コンプレッサーからの圧縮空気
でドライアイス粒を噴射ノズルに供給し、噴射ノズルか
ら回転電機の清掃対象物に付着した付着物にドライアイ
ス粒を噴射して、ドライアイス粒の衝撃力とドライアイ
ス粒の超低温による熱的ショックとドライアイス昇華時
の急激な体積膨脹によって狭い箇所の付着異物に至るま
で除去する。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図1は本発明の第1の実施の形態(請求項1、請
求項2、請求項7に対応)に係わる回転電機のブラスト
清掃装置の構成図である。ブラスト装置6はドライアイ
ス粒を貯蔵し、コンプレッサー7からの圧縮空気で噴射
ノズル8にドライアイス粒を供給する。噴射ノズル8
は、回転電機の清掃対象物9に付着した付着物10を目
掛けてドライアイス粒11を噴射する。
【0025】清掃対象物9の付着物10に噴射されたド
ライアイス粒11が付着物10に衝突すると、そのとき
の衝撃力により付着物10が除去される。また、ドライ
アイス粒11が付着物10に直撃しない場合であっても
ドライアイス粒の超低温による熱的ショックやドライア
イス昇華時の急激な体積膨脹によって付着物10が除去
される。従って、狭い箇所の付着物10に至るまで除去
することが可能となる。
【0026】図2は、本発明での清掃対象物9である回
転電機の固定子鉄心1および回転子磁極12の断面図で
あり縦軸型の回転電機を示している。固定子は回転子の
周囲に円筒状に形成されており、図3に示すように、固
定子13の内周面に固定子鉄心1が形成されている。
【0027】図4は、図3に示す固定子鉄心1の拡大図
であり、固定子鉄心の内周面14、固定子鉄心のスロッ
トサイド面15、固定子鉄心のスロット底面16、鉄心
積層ブロック間のエアーダクトスペース17に付着した
付着物10を除去することになる。
【0028】図5は、本発明の第1の実施の形態でのド
ライアイス粒11の使用による固定子鉄心1のブラスト
清掃の説明図であり、作業者18が噴射ノズル8よりド
ライアイス粒を固定子鉄心1に噴射させている状態を示
している。
【0029】異物が付着して汚れている回転電機の固定
子鉄心内周面、固定子コイルが組込まれる鉄心スロット
のサイド面、スロット底面、そして鉄心積層ブロック間
のエアーダクトスペースに、ドライアイス粒を圧縮空気
で噴射させる。これにより、その衝撃力と、ドライアイ
スの超低温による熱的ショックと、ドライアイス昇華時
の急激な体積膨脹とによって、狭い所の付着異物に至る
まで除去できる。
【0030】ドライアイス粒は鉄より柔らかいので固定
子鉄心1に損傷を与えることなく、手作業による清掃よ
り早くきれいに異物が除去できる。特に、エアーダクト
スペースに入り込んだ油気を伴う異物の除去は、場所が
狭くて奥ゆきがあるので手作業では作業性が悪く十分に
除去できなかったものが、第1の実施の形態では、短時
間にできるようになり、かつ清掃状態も向上する。従っ
て、固定子鉄心1の清掃の工数、工期およびコストは、
ドライアイス粒の使用によるブラスト清掃で大幅に短縮
でき、コストダウンできるようになる。
【0031】図6は本発明での清掃対象物9である回転
電機の回転子磁極鉄心19の鳥瞰図である。回転子磁極
鉄心19は、厚さ数mmの打抜き鋼板を積層して両側か
ら磁極端板20で締付けて組立てられる。この回転子磁
極鉄心19の回転子コイル挿入面21に付着した付着物
10を除去することになる。
【0032】回転子は、回転子コイル絶縁更新等で回転
子磁極から回転子コイルを分解し回転子磁極鉄心19の
回転子コイル挿入面21に付着した付着物10を除去す
る。回転子磁極鉄心19の表面には、絶縁物の破片、絶
縁材料、エポキシ塗料、錆等の異物が付着している。
【0033】これらの付着物10にドライアイス粒を圧
縮空気で噴射させ、その衝撃力と、ドライアイスの超低
温による熱的ショックと、ドライアイス昇華時の急激な
体積膨脹とによって、付着物10を除去する。
【0034】従って、付着物10を短時間に除去でき、
従来の鉄のブラスト粒の使用時に行っていた粒子の磁極
鉄心抜板積層部への噛み込みや付着チェックは、ドライ
アイス粒が空気中に昇華して残らないので省略できる。
また、従来の鉄のブラスト粒子を当てられない箇所への
マスキング作業も的を絞ってドライアイス粒が噴射でき
るので省略できる。さらに、ブラスト清掃装置を移動す
ることで、回転子磁極鉄心19を回転子コイルの組立完
了まで移動させずに同一場所で作業できる。このことか
ら、従来の作業工程が変るごとに発生していた回転子磁
極鉄心19のトラック移動が省略でき、その結果作業効
率が大幅に向上できる。
【0035】次に、本発明の第2の実施の形態(請求項
3に対応)を説明する。図7は本発明の第2の実施の形
態に係わる回転電機のブラスト清掃装置の構成図であ
る。この第2の実施の形態は、図1に示した第1の実施
の形態に対し、温度計22で検出された清掃対象物の温
度、気温計23で検出された清掃対象物周辺の気温、湿
度計24で検出された清掃対象物周辺の湿度に基づい
て、清掃対象物の結露温度を算出し表示する結露温度演
算装置25を設けたものである。これにより、ドライア
イス粒のブラスト清掃時に清掃対象物9の結露温度を把
握し、清掃対象物9に結露が発生しないように清掃作業
を行う。
【0036】清掃対象物9の温度は温度計22で検出さ
れ、清掃対象物9の周辺の気温は気温計23で検出さ
れ、また、清掃対象物9の周辺の湿度は湿度計24でそ
れぞれ検出される。これら検出された清掃対象物9の温
度、気温、湿度は、温度湿度変換器26を介して結露温
度演算装置25に入力される。結露温度演算装置25で
は、これらの検出信号に基づいて清掃対象物9の結露温
度を算出し、表示器に表示する。また、検出された清掃
対象物9の温度、気温、湿度も合わせて表示器に表示さ
れる。
【0037】清掃対象物9である固定子鉄心1や回転子
磁極鉄心19はいずれも回転電機を構成する主要電気部
品の1つであり、湿度や錆はその機能を低下させること
になるので、清掃時においても水分付着には十分注意せ
ねばならない。
【0038】噴射ノズル8から超低温のドライアイス粒
11を清掃対象物9に付着した汚れに噴射させると、そ
の近傍の清掃対象物9はドライアイス粒11の影響を受
けて温度が下がり、結露温度以下に達することがある。
結露温度以下になると、清掃対象物9の表面が結露して
錆発生の原因となる。
【0039】そこで、清掃対象物9の温度を測定するた
めの温度計22、作業環境の気温を検出する気温計2
3、作業環境の湿度を測定する湿度計24を設置し、そ
れらの検出信号を温度湿度変換器26で電気信号に変換
して、コンピュータを内蔵した結露温度演算装置25に
入力する。結露温度演算装置25は表示器を備えてお
り、算出した結露温度のみならず検出した清掃対象物9
の温度、気温、湿度を表示器に表示する。
【0040】これにより、作業者は清掃対象物9の温度
が結露温度に到達する前に、その場所の清掃作業を一時
中断し、次の清掃場所に移動する。これの繰り返し作業
で結露が防止でき錆発生を免れることができる。このよ
うに、作業中に結露温度と清掃対象物9の温度を把握し
ながら、作業場所を移動することにより電気部品への高
品質な清掃状態を得ることができる。
【0041】次に、本発明の第3の実施の形態(請求項
4に対応)を説明する。図8は本発明の第3の実施の形
態に係わる回転電機のブラスト清掃装置の構成図であ
る。この第3の実施の形態は、図1に示した第1の実施
の形態に対し、清掃面積入力装置27からの清掃対象物
の清掃面積、圧力変換器28からのコンプレッサー7の
圧縮空気圧力、ドライアイス粒供給量変換装置29から
の噴射ノズル8から噴射されるドライアイス粒の供給量
に基づいて、ドライアイス粒の予測消費量を算出し表示
するドライアイス粒消費量演算装置30を設けたもので
ある。これにより、ドライアイス粒11によるブラスト
清掃時に清掃対象物9の清掃に必要なドライアイス粒の
予測消費量を把握し、新鮮なドライアイス粒の補給が適
正に行う。
【0042】ブラスト材であるドライアイス粒11はド
ライアイスメーカにて生産後に特殊な断熱ケースに入れ
て保存されるが、時間経過と共に状態が劣化する。劣化
したドライアイス粒11を使用すると、噴射ノズル8内
または噴射ノズル8に接続されるホース内で詰まり易く
なるので、劣化したドライアイス粒は使用できない。
【0043】また、その日に使用するドライアイス粒1
1の鮮度により噴射ノズル8からの供給量が変化し、ま
た、コンプレッサー7の圧縮空気圧力の変動によっても
ドライアイス粒11の使用量は影響を受ける。
【0044】そこで、清掃対象物9の清掃面積を清掃面
積入力装置27から予めドライアイス粒消費量演算装置
30に入力し、圧縮空気圧力を圧力変換器28で電気信
号に変換してドライアイス粒消費量演算装置30に入力
し、さらに噴射ノズル8からの供給量をドライアイス粒
供給量変換器29で電気信号に変換してドライアイス粒
消費量演算装置30に入力する。
【0045】ドライアイス粒消費量演算装置30はコン
ピュータを内蔵しており、これら検出信号に基づいてド
ライアイス粒の使用量を算出する。また、ドライアイス
粒消費量演算装置30には表示器が設けられており、こ
の表示器にドライアイス粒予測消費量を表示させる。
【0046】これにより、予測した使用分のドライアイ
ス粒をタイムリーにドライアイスメーカに注文できるの
で、鮮度の高いドライアイス粒が使用でき、作業中にド
ライアイス粒が詰まることを防止できる。従って、安定
した効率の良い清掃作業ができるようになる。
【0047】次に、本発明の第4の実施の形態(請求項
5に対応)を説明する。図9は本発明の第4の実施の形
態に係わる回転電機のブラスト清掃装置の構成図であ
る。この第4の実施の形態は、図1に示した第1の実施
の形態に対し、酸素濃度検出器33で検出された清掃対
象物9の周辺の酸素濃度が管理値以下となったとき換気
ファン31を起動する換気制御装置32を設けたもので
ある。これにより、ドライアイス粒11によるブラスト
清掃時にドライアイス粒11の昇華時に発生する炭酸ガ
スを適正に外部に排出して酸欠を防止する。
【0048】ドライアイス粒11が清掃対象物9の汚れ
に噴射され衝突すると、ドライアイス粒11は炭酸ガス
を生じて昇華する。この炭酸ガスが作業領域に充満する
と作業者が酸欠を起こす危険がある。
【0049】そこで、作業領域に酸素濃度検出器33を
設置し、その検出信号を換気制御装置32に入力する。
換気制御装置32は、酸素濃度が管理値以下に低下した
とき換気ファン31を起動する。これにより、換気ファ
ン31に接続された排気蛇腹ホースにより炭酸ガスを外
部に排出するので、酸欠が防止でき常に安全にドライア
イス粒によるブラスト清掃作業ができる。
【0050】次に、本発明の第5の実施の形態(請求項
6に対応)を説明する。図10は本発明の第5の実施の
形態に係わる回転電機のブラスト清掃装置の構成図であ
る。この第5の実施の形態は、図1に示した第1の実施
の形態に対し、コンプレッサー7からの圧縮空気を冷却
する冷却装置34を設け、圧縮空気温度検出器36で検
出されたコンプレッサー7からの圧縮空気温度が管理値
を超えたとき冷却装置34を起動し、圧縮空気温度を一
定温度以下に制御する圧縮空気温度制御装置35を設け
たものである。これにより、ドライアイス粒11による
ブラスト清掃時にコンプレッサー7から供給される圧縮
空気温度が一定温度以下に保持し、品質の良いドライア
イス粒11を噴射できるようにする。
【0051】コンプレッサー7から供給される圧縮空気
の温度は、コンプレッサー7の連続運転時間が長くなる
に従い上昇する。ドライアイス粒11によるブラスト清
掃では、ドライアイス粒11を圧縮空気で清掃対象物9
の汚れに噴射させて除去するものであるので、圧縮空気
の温度が管理値に上昇すると、ドライアイス粒11を噴
射させる前にブラスト装置6内あるいは接続ホース内で
体積の一部が昇華したり鮮度が劣化し詰まり易くなり作
業効率が著しく低下する。
【0052】そこで、コンプレッサー7の圧縮空気の出
口に圧縮空気温度検出器36を取り付け、その検出温度
を圧縮空気温度制御装置35に入力し、圧縮空気の温度
が管理値以下になるように、冷却装置34で圧縮空気を
冷却する。これにより、一定温度以下の圧縮空気が常時
ブラスト装置6に供給されるので、ドライアイス粒11
の劣化が防止でき、信頼性の高いブラスト清掃が可能に
なる。
【0053】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、回転
電機の固定子鉄心や回転子磁極鉄心の清掃に、ブラスト
材料としてドライアイス粒を使用するので、作業性の悪
い箇所を含めた清掃対象領域に安定した清掃品質が提供
でき、信頼性の高い清掃作業を行うことができる。ま
た、清掃作業工数の削減や工期の短縮ができ、コストの
大幅な低減が達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係わる回転電機の
ブラスト清掃装置の構成図。
【図2】本発明での清掃対象物である回転電機の固定子
鉄心および回転子磁極の断面図。
【図3】本発明での清掃対象物である回転電機の固定子
の鳥瞰図。
【図4】図3に示す固定子鉄心の拡大図。
【図5】本発明の第1の実施の形態でのドライアイス粒
の使用による固定子鉄心のブラスト清掃の説明図。
【図6】本発明での清掃対象物である回転電機の回転子
磁極鉄心の鳥瞰図。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係わる回転電機の
ブラスト清掃装置の構成図。
【図8】本発明の第3の実施の形態に係わる回転電機の
ブラスト清掃装置の構成図。
【図9】本発明の第4の実施の形態に係わる回転電機の
ブラスト清掃装置の構成図。
【図10】本発明の第5の実施の形態に係わる回転電機
のブラスト清掃装置の構成図。
【図11】従来の固定子鉄心の清掃方法の説明図
【符号の説明】
1…固定子鉄心、2…鉄板、3…ナイロンたわし、4…
マグネット付き照明器具、5…スロット底面清掃用の専
用治具、6…ブラスト装置、7…コンプレッサー、8…
噴射ノズル、9…清掃対象物、10…付着物、11…ド
ライアイス粒、12…回転子磁極、13…固定子、14
…固定子鉄心の内周面、15…固定子鉄心のスロットサ
イド面、16…固定子鉄心のスロット底面、17…エア
ーダクトスペース、18…作業者、19…回転子磁極鉄
心、20…磁極端板、21…回転子コイル挿入面、22
…温度計、23…気温計、24…湿度計、25…結露温
度演算装置、26…温度湿度変換器、27…清掃面積入
力装置、28…圧力変換器、29…ドライアイス粒供給
量変換装置、30…ドライアイス粒消費量演算装置、3
1…換気ファン、32…換気制御装置、33…酸素濃度
検出器、34…冷却装置、35…圧縮空気温度制御装
置、36…圧縮空気温度検出器

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転電機の清掃対象物に付着した付着物
    にドライアイス粒を噴射する噴射ノズルと、前記ドライ
    アイス粒を貯蔵し前記噴射ノズルにドライアイス粒を供
    給するブラスト装置と、前記ドライアイス粒を噴射させ
    るための圧縮空気を前記ブラスト装置に送るコンプレッ
    サーとを備えたことを特徴とする回転電機のブラスト清
    掃装置。
  2. 【請求項2】 前記回転電機の清掃対象物は、回転電機
    の固定子鉄心内周面、固定子鉄心スロットのサイド及び
    底面、鉄心積層ブロック間のエアーダクトスペース、回
    転子磁極鉄心の回転子コイル挿入面であることを特徴と
    する請求項1に記載の回転電機のブラスト清掃装置。
  3. 【請求項3】 前記清掃対象物の温度、前記清掃対象物
    周辺の気温、前記清掃対象物周辺の湿度に基づいて、前
    記清掃対象物の結露温度を算出し表示する結露温度演算
    装置を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2
    に記載の回転電機のブラスト清掃装置。
  4. 【請求項4】 前記清掃対象物の清掃面積、前記コンプ
    レッサーの圧縮空気圧力、前記噴射ノズルから噴射され
    るドライアイス粒の供給量に基づいて、前記ドライアイ
    ス粒の予測消費量を算出し表示するドライアイス粒消費
    量演算装置を備えたことを特徴とする請求項1または請
    求項2に記載の回転電機のブラスト清掃装置。
  5. 【請求項5】 前記清掃対象物周辺の酸素濃度が管理値
    以下となったとき換気ファンを起動する換気制御装置を
    備えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載
    の回転電機のブラスト清掃装置。
  6. 【請求項6】 前記コンプレッサーからの圧縮空気を冷
    却する冷却装置を設け、前記コンプレッサーからの圧縮
    空気温度が管理値を超えたとき前記冷却装置を起動し前
    記圧縮空気温度を一定温度以下に制御する圧縮空気温度
    制御装置を備えたことを特徴とする請求項1または請求
    項2に記載の回転電機のブラスト清掃装置。
  7. 【請求項7】 回転電機の清掃対象物に付着した付着物
    に圧縮空気と共にドライアイス粒を噴射し、前記清掃対
    象物に付着した付着物を清掃することを特徴とする回転
    電機のブラスト清掃方法。
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