JP2002232673A - 通信システム及び画像形成装置 - Google Patents
通信システム及び画像形成装置Info
- Publication number
- JP2002232673A JP2002232673A JP2001030810A JP2001030810A JP2002232673A JP 2002232673 A JP2002232673 A JP 2002232673A JP 2001030810 A JP2001030810 A JP 2001030810A JP 2001030810 A JP2001030810 A JP 2001030810A JP 2002232673 A JP2002232673 A JP 2002232673A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reference clock
- modulation
- communication
- data
- signal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
- Facsimile Transmission Control (AREA)
- Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
- Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来、装置内の電子回路基板間又は装置間で
データをシリアルに送信する場合、ノイズの影響を受け
易く、不確実な送信になる場合があるという問題があ
り、この問題を解決する。 【解決手段】 シリアル送信信号を構成する各ビット又
は各キャラクタを周波数変調する。
データをシリアルに送信する場合、ノイズの影響を受け
易く、不確実な送信になる場合があるという問題があ
り、この問題を解決する。 【解決手段】 シリアル送信信号を構成する各ビット又
は各キャラクタを周波数変調する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は装置内の電子回路基
板間や装置間でのデータのシリアル通信制御に関する。
板間や装置間でのデータのシリアル通信制御に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に画像形成装置などでは、その装置
内に複数の電子回路基板があり、これら電子回路基板の
間を相互にシリアル信号でデータや制御信号を送受して
いる。従って、これら電子回路基板はシリアル送受信手
段としての電子回路基板である。図1に従来の通信シス
テムの1例を示すように電子回路基板1aから電子回路
基板1bに出力データ伝送路ODaによって送信データ
が送られ、該データの確認や制御信号などがコントロー
ル伝送路CLaによって電子回路基板1bから電子回路
基板1aに送られる。同様に、電子回路基板1bから電
子回路基板1aに出力データ伝送路ODbによって送信
データが送られ、該データの確認や制御信号などがコン
トロール伝送路CLbによって電子回路基板1aから電
子回路基板1bに送られる。
内に複数の電子回路基板があり、これら電子回路基板の
間を相互にシリアル信号でデータや制御信号を送受して
いる。従って、これら電子回路基板はシリアル送受信手
段としての電子回路基板である。図1に従来の通信シス
テムの1例を示すように電子回路基板1aから電子回路
基板1bに出力データ伝送路ODaによって送信データ
が送られ、該データの確認や制御信号などがコントロー
ル伝送路CLaによって電子回路基板1bから電子回路
基板1aに送られる。同様に、電子回路基板1bから電
子回路基板1aに出力データ伝送路ODbによって送信
データが送られ、該データの確認や制御信号などがコン
トロール伝送路CLbによって電子回路基板1aから電
子回路基板1bに送られる。
【0003】これらのデータの伝送には、水晶発振器な
どで構成される基準クロック発生回路2で基準クロック
(パルス)Fを発生し、基準クロックFに基づいて通信
基準クロック発生回路3で通信基準クロックGを発生さ
せて、前記電子回路を駆動し、通信基準クロックGに同
期した送信データがシリアルに送られる。以上2個の電
子回路基板1a、1bを例に説明したが、実際には複数
の電子回路基板間で同様にデータの送受が行われる。
どで構成される基準クロック発生回路2で基準クロック
(パルス)Fを発生し、基準クロックFに基づいて通信
基準クロック発生回路3で通信基準クロックGを発生さ
せて、前記電子回路を駆動し、通信基準クロックGに同
期した送信データがシリアルに送られる。以上2個の電
子回路基板1a、1bを例に説明したが、実際には複数
の電子回路基板間で同様にデータの送受が行われる。
【0004】図2はこのシリアルデータが8ビット信号
からなる場合を例に示したものである。図の横軸は時間
をとり、縦軸は一定のパルス電圧をとってある。通信基
準クロックGに準拠したスタートビットSBに続き第1
ビットB1から第8ビットB8まで、例えば11100
101の1バイトを1キャラクタの第1データとしてシ
リアルに送信し、続いて同様に第2データ、例えば10
011011が送られる。こうして電子回路基板間の通
信が行われている。
からなる場合を例に示したものである。図の横軸は時間
をとり、縦軸は一定のパルス電圧をとってある。通信基
準クロックGに準拠したスタートビットSBに続き第1
ビットB1から第8ビットB8まで、例えば11100
101の1バイトを1キャラクタの第1データとしてシ
リアルに送信し、続いて同様に第2データ、例えば10
011011が送られる。こうして電子回路基板間の通
信が行われている。
【0005】このようなシリアル通信におけるノイズ対
策として、通信基準クロックを周波数変調することが行
われている。
策として、通信基準クロックを周波数変調することが行
われている。
【0006】図3は通信基準クロックのスペトルを示す
もので、横軸に周波数、縦軸に強度をとってある。通信
基準クロックGはその周波数fc(例えばfc=3MH
z)を中心に鋭い立ち上がりスペクトルXを示してい
る。このようなスペクトルXを持つ信号はノイズの影響
を受け易いために、通信基準クロックを周波数変調する
ことによりノイズの影響を受け難くすることが行われ
る。即ち、通信基準クロックの周波数を±2%(60k
Hz)程度の範囲でブロードなスペクトルYとするもの
である。この方法には専用のSSCG(Spread
SpectrumClock Generator)I
Cが市販され利用されている。
もので、横軸に周波数、縦軸に強度をとってある。通信
基準クロックGはその周波数fc(例えばfc=3MH
z)を中心に鋭い立ち上がりスペクトルXを示してい
る。このようなスペクトルXを持つ信号はノイズの影響
を受け易いために、通信基準クロックを周波数変調する
ことによりノイズの影響を受け難くすることが行われ
る。即ち、通信基準クロックの周波数を±2%(60k
Hz)程度の範囲でブロードなスペクトルYとするもの
である。この方法には専用のSSCG(Spread
SpectrumClock Generator)I
Cが市販され利用されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記のような対策でノ
イズをかなりの程度低減することはできるが、例えば、
電子写真画像形成装置内の通信のように、各種の電子回
路が高密度で組み込まれている場合には、十分ではな
い。即ち、各種の電子回路基板或いは装置などの間を接
続する伝送路としての配線はかなり長くなるものもあ
り、この長い配線は通信基準クロックの高調波成分ノイ
ズの発生源になり易く、且つ、ノイズの影響を受け易く
なって送信が不確実になるなどの問題点がある。このた
めに従来はフェライトコアなどによるノイズ抑制部材
や、シールド線を使用するなどによりノイズ対策を行っ
ているが、これらの部材の使用によってコスト高になる
などの問題点があるまた、通信基準クロックGを周波数
変調する方法は、当然受信回路の動作周波数も変調され
るので、変調範囲が狭くなって通信線のノイズ拡散効果
が減少してしまって、あまり効果が得られないという問
題がある。
イズをかなりの程度低減することはできるが、例えば、
電子写真画像形成装置内の通信のように、各種の電子回
路が高密度で組み込まれている場合には、十分ではな
い。即ち、各種の電子回路基板或いは装置などの間を接
続する伝送路としての配線はかなり長くなるものもあ
り、この長い配線は通信基準クロックの高調波成分ノイ
ズの発生源になり易く、且つ、ノイズの影響を受け易く
なって送信が不確実になるなどの問題点がある。このた
めに従来はフェライトコアなどによるノイズ抑制部材
や、シールド線を使用するなどによりノイズ対策を行っ
ているが、これらの部材の使用によってコスト高になる
などの問題点があるまた、通信基準クロックGを周波数
変調する方法は、当然受信回路の動作周波数も変調され
るので、変調範囲が狭くなって通信線のノイズ拡散効果
が減少してしまって、あまり効果が得られないという問
題がある。
【0008】本発明の目的は、装置内部での或いは装置
間での通信における従来のノイズ対策における前記のよ
うな問題を解決し、低コストでノイズの発生及びノイズ
の影響を十分に抑制した通信システム及びかかる通信シ
ステムを具備した画像形成装置を提供することを目的と
する。
間での通信における従来のノイズ対策における前記のよ
うな問題を解決し、低コストでノイズの発生及びノイズ
の影響を十分に抑制した通信システム及びかかる通信シ
ステムを具備した画像形成装置を提供することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、以下に
示す発明によって達成される。
示す発明によって達成される。
【0010】1.基準クロックを発生する基準クロック
発生手段、該基準クロックに基づいて通信基準クロック
を発生する通信基準クロック発生手段及び該通信基準ク
ロックにシリアルデータを担持させて送信する送信手段
を有する通信システムにおいて、前記送信手段の出力信
号を変調して送信信号を発生する変調手段を設けたこと
を特徴とする通信システム。
発生手段、該基準クロックに基づいて通信基準クロック
を発生する通信基準クロック発生手段及び該通信基準ク
ロックにシリアルデータを担持させて送信する送信手段
を有する通信システムにおいて、前記送信手段の出力信
号を変調して送信信号を発生する変調手段を設けたこと
を特徴とする通信システム。
【0011】2.前記送信手段は、信号を受信する送受
信手段からなることを特徴とする前記1に記載の通信シ
ステム。
信手段からなることを特徴とする前記1に記載の通信シ
ステム。
【0012】3.前記変調手段が用いる変調クロックを
発生する変調クロック発生手段を有することを特徴とす
る前記1又は前記2に記載の通信システム。
発生する変調クロック発生手段を有することを特徴とす
る前記1又は前記2に記載の通信システム。
【0013】4.前記基準クロック発生手段が前記変調
クロック発生手段を構成することを特徴とする前記3に
記載の通信システム。
クロック発生手段を構成することを特徴とする前記3に
記載の通信システム。
【0014】5.前記変調手段を制御するフラクタルデ
ータを発生するフラクタル演算回路を有することを特徴
とする前記1〜4のいずれか1項に記載の通信システ
ム。
ータを発生するフラクタル演算回路を有することを特徴
とする前記1〜4のいずれか1項に記載の通信システ
ム。
【0015】6.前記変調手段は、シリアルデータの各
ビット又は各キャラクタの周波数を変調することを特徴
とする前記1〜5のいずれか1項に記載の通信システ
ム。
ビット又は各キャラクタの周波数を変調することを特徴
とする前記1〜5のいずれか1項に記載の通信システ
ム。
【0016】7.シリアルデータを送信する第1回路
部、該第1回路部からシリアルデータを受信する第2回
路部を有する画像形成装置において、前記第1回路部の
出力信号を変調して送信信号を発生する変調手段を設け
たことを特徴とする画像形成装置。
部、該第1回路部からシリアルデータを受信する第2回
路部を有する画像形成装置において、前記第1回路部の
出力信号を変調して送信信号を発生する変調手段を設け
たことを特徴とする画像形成装置。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態に係る通信シ
ステムの構成について説明する。図4は本発明の実施の
形態の一例であるシリアル通信システムの構成を示すブ
ロック図である。
ステムの構成について説明する。図4は本発明の実施の
形態の一例であるシリアル通信システムの構成を示すブ
ロック図である。
【0018】図4に於いて、2は基準クロック発生手段
としての水晶などを使用した基準クロック発生回路であ
り、基準クロックFの周波数は例えば50MHz程度で
ある。3は基準クロックFを分周して得られる通信基準
クロックGを発生する通信基準クロック発生手段として
の通信基準クロック発生回路で通信基準クロックGとし
ては、例えば、周波数5MHz程度のものが使用され
る。1は通信基準クロックGにシリアルデータを担持さ
せて送信し、また、シリアルデータを受信する送信手段
であり送受信手段としての電子回路基板である。4は送
信信号の変調手段としての変調回路であり、変調回路4
には通信基準クロックの10倍以上の周波数の変調パル
スZが入力され、電子回路基板1の出力信号を周波数変
調する。変調パルスZの周波数が、例えば、通信基準ク
ロックGの周波数の10倍の周波数であるとすると、変
調パルスZの幅は0.02μsである。
としての水晶などを使用した基準クロック発生回路であ
り、基準クロックFの周波数は例えば50MHz程度で
ある。3は基準クロックFを分周して得られる通信基準
クロックGを発生する通信基準クロック発生手段として
の通信基準クロック発生回路で通信基準クロックGとし
ては、例えば、周波数5MHz程度のものが使用され
る。1は通信基準クロックGにシリアルデータを担持さ
せて送信し、また、シリアルデータを受信する送信手段
であり送受信手段としての電子回路基板である。4は送
信信号の変調手段としての変調回路であり、変調回路4
には通信基準クロックの10倍以上の周波数の変調パル
スZが入力され、電子回路基板1の出力信号を周波数変
調する。変調パルスZの周波数が、例えば、通信基準ク
ロックGの周波数の10倍の周波数であるとすると、変
調パルスZの幅は0.02μsである。
【0019】図5は本発明の実施の形態における周波数
変調を受けた送信信号Mを従来の送信信号Nと対比して
示した図である。図2と同様に横軸は時間、縦軸はパル
ス電圧である。電子回路基板1は5MHzの通信基準ク
ロックGに送信データを担持させて送信信号を出力す
る。1バイトの送信データはスタートビットSBに続き
第1ビットB1から第8ビットB8でキャラクタが構成
され、各ビットのパルス幅が全て0.2μsの送信信号
Nが出力されて変調回路4に入力される。即ち、変調回
路4には、従来の送信信号Nが入力される。そして、図
4に示すように変調回路4は外部回路5から入力された
変調パルスZによって、0.2μsの各ビットのパルス
幅を変更する周波数変調を行う。即ち、変調回路4はそ
の入力信号Nの1ビットに対して充分な高速で動作し、
送信信号Mではその各ビット又は各キャラクタ毎に異な
ったパルス幅になるように変調パルスZの1パルス
(0.02μs)を加えるか、又は減ずる制御によって
周波数変調する。変調回路4は、指令手段6からの予め
設定されたプログラムに従った指令信号HLにより制御
され、前記の周波数変調を行う。
変調を受けた送信信号Mを従来の送信信号Nと対比して
示した図である。図2と同様に横軸は時間、縦軸はパル
ス電圧である。電子回路基板1は5MHzの通信基準ク
ロックGに送信データを担持させて送信信号を出力す
る。1バイトの送信データはスタートビットSBに続き
第1ビットB1から第8ビットB8でキャラクタが構成
され、各ビットのパルス幅が全て0.2μsの送信信号
Nが出力されて変調回路4に入力される。即ち、変調回
路4には、従来の送信信号Nが入力される。そして、図
4に示すように変調回路4は外部回路5から入力された
変調パルスZによって、0.2μsの各ビットのパルス
幅を変更する周波数変調を行う。即ち、変調回路4はそ
の入力信号Nの1ビットに対して充分な高速で動作し、
送信信号Mではその各ビット又は各キャラクタ毎に異な
ったパルス幅になるように変調パルスZの1パルス
(0.02μs)を加えるか、又は減ずる制御によって
周波数変調する。変調回路4は、指令手段6からの予め
設定されたプログラムに従った指令信号HLにより制御
され、前記の周波数変調を行う。
【0020】以上のような周波数変調によって、送信信
号Mが変調回路4から出力され送信される。
号Mが変調回路4から出力され送信される。
【0021】通信基準クロックGの周波数の10倍以
上、数十倍の高周波数の変調パルスZを使用することに
よって、変調パルスZの数パルスをその数を変えて送信
信号に加減することによって更にノイズに対する有効な
防止効果を得ることができる。
上、数十倍の高周波数の変調パルスZを使用することに
よって、変調パルスZの数パルスをその数を変えて送信
信号に加減することによって更にノイズに対する有効な
防止効果を得ることができる。
【0022】以上の変調は伝送系には影響を与えること
がないので、送信信号のスペクトル、即ち、図3のスペ
クトルYを十分に広くとることが可能になり、ノイズに
影響され難いシリアル通信が可能になる。
がないので、送信信号のスペクトル、即ち、図3のスペ
クトルYを十分に広くとることが可能になり、ノイズに
影響され難いシリアル通信が可能になる。
【0023】前記の例では、変調クロック発生手段とし
ての外部回路5から変調パルスZを導入しているが、点
線LNで示すように、基準クロック発生回路2を変調ク
ロック発生手段として用い、基準クロック発生回路2か
らの基準クロックFを変調パルスZに代えて使用しても
同様の効果を奏することができる。
ての外部回路5から変調パルスZを導入しているが、点
線LNで示すように、基準クロック発生回路2を変調ク
ロック発生手段として用い、基準クロック発生回路2か
らの基準クロックFを変調パルスZに代えて使用しても
同様の効果を奏することができる。
【0024】次に、更にノイズの影響を受け難く確実な
送信を可能にするフラクタル演算回路を用いた変調制御
について説明する。以下に説明する例は図6、7に示す
フラクタル演算回路を指令手段6として用いたものであ
る。
送信を可能にするフラクタル演算回路を用いた変調制御
について説明する。以下に説明する例は図6、7に示す
フラクタル演算回路を指令手段6として用いたものであ
る。
【0025】図6はゆらぎ信号を作成するためのフラク
タル変換出力の作成を説明する図であり、図6(a)は
フラクタル変換出力発生回路を、図6(b)はフラクタ
ル変換出力発生回路の各部におけるデータを示す。
タル変換出力の作成を説明する図であり、図6(a)は
フラクタル変換出力発生回路を、図6(b)はフラクタ
ル変換出力発生回路の各部におけるデータを示す。
【0026】図6(a)において、ランダムカウンタ部
11は、デジタル回路により構成され、ランダムな数値
を繰り返し発生し、次段にランダム性を与える。
11は、デジタル回路により構成され、ランダムな数値
を繰り返し発生し、次段にランダム性を与える。
【0027】次に、演算部12は、入力信号をランダム
カウンタより発生するランダムな数値及び後段の記憶部
14からフィードバックされた信号をミックスして演算
を行う。この演算結果をフラクタル変換部13によって
フラクタル変換する。このフラクタル変換の結果は、次
々と記憶部14に記憶する。この記憶部14ではデータ
が次々と記憶されるとともに順次読み出され、演算部1
2へとフィードバックされる。このようにして、次々と
演算が行われ、フラクタル変換部13でフラクタル変換
された結果の信号をフラクタル変換出力として取り出
す。
カウンタより発生するランダムな数値及び後段の記憶部
14からフィードバックされた信号をミックスして演算
を行う。この演算結果をフラクタル変換部13によって
フラクタル変換する。このフラクタル変換の結果は、次
々と記憶部14に記憶する。この記憶部14ではデータ
が次々と記憶されるとともに順次読み出され、演算部1
2へとフィードバックされる。このようにして、次々と
演算が行われ、フラクタル変換部13でフラクタル変換
された結果の信号をフラクタル変換出力として取り出
す。
【0028】図6(b)に、フラクタル変換部13の原
理を示す。フラクタル変換は、入力データnと入力デー
タnに対してビット演算を行ったデータの各ビットを排
他的論理和演算した関数F(n)を出力することによっ
て実現される。このビット演算には、ビットシフトする
場合及びビットローテートする場合が存在し、ビットシ
フト及びビットローテートには、ビットシフト又はビッ
トローテートを右方向へ行う場合と左方向へ行う場合と
が存在する。また、ビットシフト及びビットローテート
を何ビット分行うかによってさまざまな場合が存在す
る。
理を示す。フラクタル変換は、入力データnと入力デー
タnに対してビット演算を行ったデータの各ビットを排
他的論理和演算した関数F(n)を出力することによっ
て実現される。このビット演算には、ビットシフトする
場合及びビットローテートする場合が存在し、ビットシ
フト及びビットローテートには、ビットシフト又はビッ
トローテートを右方向へ行う場合と左方向へ行う場合と
が存在する。また、ビットシフト及びビットローテート
を何ビット分行うかによってさまざまな場合が存在す
る。
【0029】図6(b)のうち、(ア)は、2ビット右
へビットシフトした場合、(イ)は、2ビット左にシフ
トした場合を示す。また、(ウ)は、2ビット右へロー
テートした場合であり、(エ)は、2ビット左へローテ
ートした場合である。(ア)〜(エ)までのデータは
フラクタル変換部の入力信号であり、すべて入力信号は
「11011001b」とする。これに対してデータ
は、データに対してビット演算を行ったものである。
データは、本フラクタル変換部の出力信号となるもの
であり、入力信号たるデータとビット演算後のデータ
との排他的論理和をとったものである。これらいずれ
のビット演算の方法によってもフラクタル変換が得ら
れ、また、図示しない他のビット演算、例えば、1ビッ
トのビットシフトやビットローテート等の場合でも同様
にフラクタル変換が可能である。
へビットシフトした場合、(イ)は、2ビット左にシフ
トした場合を示す。また、(ウ)は、2ビット右へロー
テートした場合であり、(エ)は、2ビット左へローテ
ートした場合である。(ア)〜(エ)までのデータは
フラクタル変換部の入力信号であり、すべて入力信号は
「11011001b」とする。これに対してデータ
は、データに対してビット演算を行ったものである。
データは、本フラクタル変換部の出力信号となるもの
であり、入力信号たるデータとビット演算後のデータ
との排他的論理和をとったものである。これらいずれ
のビット演算の方法によってもフラクタル変換が得ら
れ、また、図示しない他のビット演算、例えば、1ビッ
トのビットシフトやビットローテート等の場合でも同様
にフラクタル変換が可能である。
【0030】(ア)の場合、入力信号の「11011
001b」を2ビット右へビットシフトすることにより
ビット演算したデータは、「00110110b」と
なる。これらとの各ビットの排他的論理和をとると
「11101111b」となる。
001b」を2ビット右へビットシフトすることにより
ビット演算したデータは、「00110110b」と
なる。これらとの各ビットの排他的論理和をとると
「11101111b」となる。
【0031】次に、(イ)の場合、入力信号の「11
011001b」を2ビット左へビットシフトすること
によりビット演算したデータは、「01100100
b」となる。これらとの各ビットの排他的論理和を
とると「10111101b」となる。尚、これらの場
合、ビットシフトする際に空いたビットには「0」を埋
めているが、「1」を埋めても構わない。
011001b」を2ビット左へビットシフトすること
によりビット演算したデータは、「01100100
b」となる。これらとの各ビットの排他的論理和を
とると「10111101b」となる。尚、これらの場
合、ビットシフトする際に空いたビットには「0」を埋
めているが、「1」を埋めても構わない。
【0032】また、(ウ)の場合、入力信号の「11
011001b」を2ビット右へビットローテートする
ことによりビット演算したデータは、「011101
10b」となる。これらとの各ビットの排他的論理
和をとると「10101111b」となる。そして、
(エ)の場合、入力信号の「11011001b」を
2ビット左へビットローテートすることによりビット演
算したデータは、「01100111b」となる。こ
れらとの各ビットの排他的論理和をとると「101
11110b」となる。
011001b」を2ビット右へビットローテートする
ことによりビット演算したデータは、「011101
10b」となる。これらとの各ビットの排他的論理
和をとると「10101111b」となる。そして、
(エ)の場合、入力信号の「11011001b」を
2ビット左へビットローテートすることによりビット演
算したデータは、「01100111b」となる。こ
れらとの各ビットの排他的論理和をとると「101
11110b」となる。
【0033】かかる構成で排他的論理和をとった後の出
力データをとることにより、フラクタル変換部13
は、簡単なハードウエアによって、フラクタル変換出力
を取り出すことが可能となる。すなわち、必要ビット
数のシフトレジスタに入力信号ををセットし、これに
クロックを入力することにより、シフト(ローテート)
を行うことによりビット演算データを得ることができ
る。これを原入力信号との間に排他的論理和(Exc
lusive−OR)ゲートを挿入することにより、フ
ラクタル変換出力を得ることができ、かつ、数クロッ
クという短時間で達成することができる。
力データをとることにより、フラクタル変換部13
は、簡単なハードウエアによって、フラクタル変換出力
を取り出すことが可能となる。すなわち、必要ビット
数のシフトレジスタに入力信号ををセットし、これに
クロックを入力することにより、シフト(ローテート)
を行うことによりビット演算データを得ることができ
る。これを原入力信号との間に排他的論理和(Exc
lusive−OR)ゲートを挿入することにより、フ
ラクタル変換出力を得ることができ、かつ、数クロッ
クという短時間で達成することができる。
【0034】以上のような図6(a),(b)の構成を
とることにより、ゆらぎ発生回路で得られたフラクタル
変換出力は、入力信号の数値列に対して、1/fゆらぎ
の周波数成分が重畳され、この結果、入力信号に応じた
1/fゆらぎ信号を出力信号に擬似的に取り出すことが
できる。
とることにより、ゆらぎ発生回路で得られたフラクタル
変換出力は、入力信号の数値列に対して、1/fゆらぎ
の周波数成分が重畳され、この結果、入力信号に応じた
1/fゆらぎ信号を出力信号に擬似的に取り出すことが
できる。
【0035】また、アナログ回路でない簡単なハードウ
エアで、高速にかつ安価に1/fゆらぎ信号が重畳され
た信号を得ることができる。
エアで、高速にかつ安価に1/fゆらぎ信号が重畳され
た信号を得ることができる。
【0036】次に、図6において作製したフラクタル変
換出力を用いて図4における指令信号HLを発生する回
路を図7により説明する。
換出力を用いて図4における指令信号HLを発生する回
路を図7により説明する。
【0037】図7において、図6のフラクタル変換部1
3からの出力は、ロードカウンタとしてのダウンカウン
タ22のロード値として入力される。ロードカウンタ
は、本実施の形態にあっては、ロード値(LD)に応じ
て、ロード値(LD)から1まで繰り返しカウントする
ダウンカウンタ22に構成される。ロードカウンタは、
ロード値(LD)から1までを繰り返しカウントする。
3からの出力は、ロードカウンタとしてのダウンカウン
タ22のロード値として入力される。ロードカウンタ
は、本実施の形態にあっては、ロード値(LD)に応じ
て、ロード値(LD)から1まで繰り返しカウントする
ダウンカウンタ22に構成される。ロードカウンタは、
ロード値(LD)から1までを繰り返しカウントする。
【0038】ダウンカウンタ22のカウント値出力は、
比較回路からなる判定回路23へ入力される。判定回路
23は、ダウンカウンタ22の出力値が「1」であるか
どうかを判定する組み合わせ回路からなり、出力値が
「1」であれば、ロジックHを、それ以外の値の場合
は、ロジックLを出力する。この判定回路23の出力
は、ロード許可信号としてダウンカウンタ22へ入力さ
れるとともにトグル基準信号として24のトグル回路へ
入力される。
比較回路からなる判定回路23へ入力される。判定回路
23は、ダウンカウンタ22の出力値が「1」であるか
どうかを判定する組み合わせ回路からなり、出力値が
「1」であれば、ロジックHを、それ以外の値の場合
は、ロジックLを出力する。この判定回路23の出力
は、ロード許可信号としてダウンカウンタ22へ入力さ
れるとともにトグル基準信号として24のトグル回路へ
入力される。
【0039】トグル回路24では、トグル基準信号が入
力されるたびに反転するトグル信号(パルス)を発生
し、出力し、このトグル信号は、指令信号HLとして図
4の変調回路4に入力される。
力されるたびに反転するトグル信号(パルス)を発生
し、出力し、このトグル信号は、指令信号HLとして図
4の変調回路4に入力される。
【0040】指令信号HLは、パルス幅にゆらぎをもっ
た信号であり、この指令信号で変調回路4を制御するこ
とにより、電子回路基板1を出力信号の各ビット又は各
キャラクタは不規則な周波数変調を受ける。その結果、
ノイズの発生が極めて少なく、且つ、ノイズに影響され
ない通信が行われる。
た信号であり、この指令信号で変調回路4を制御するこ
とにより、電子回路基板1を出力信号の各ビット又は各
キャラクタは不規則な周波数変調を受ける。その結果、
ノイズの発生が極めて少なく、且つ、ノイズに影響され
ない通信が行われる。
【0041】以上説明した通信システムは、例えば、電
子写真方式により画像を形成する画像形成装置の機内通
信又は装置間の通信に用いられる。
子写真方式により画像を形成する画像形成装置の機内通
信又は装置間の通信に用いられる。
【0042】電子写真装置内には、装置全体を制御する
制御部が形成された制御基板、表示操作部の制御及び駆
動部が形成された操作制御基板、モータ等の各種の駆動
源の制御及び駆動回路が形成された駆動基板、画像デー
タの処理を行う画像処理基板等の各種基板が装備されて
おり、これらの基板間を通信線で接続し、信号やデータ
の送受信が行われる。
制御部が形成された制御基板、表示操作部の制御及び駆
動部が形成された操作制御基板、モータ等の各種の駆動
源の制御及び駆動回路が形成された駆動基板、画像デー
タの処理を行う画像処理基板等の各種基板が装備されて
おり、これらの基板間を通信線で接続し、信号やデータ
の送受信が行われる。
【0043】本発明によれば、これらの回路基板に形成
されている回路部間の通信を前記の変調手段を用いた通
信システムで行うことにより、ノイズを発生せず、ま
た、ノイズに強い機内通信を行うことが可能になる。そ
して、このような通信システムは画像形成装置本体と、
画像形成装置を構成する、自動原稿搬送装置、後処理装
置、給紙装置等の付属装置との間の通信にも、更に、複
数の画像形成装置を接続したタンデム画像形成システム
の通信にも使用することができる。
されている回路部間の通信を前記の変調手段を用いた通
信システムで行うことにより、ノイズを発生せず、ま
た、ノイズに強い機内通信を行うことが可能になる。そ
して、このような通信システムは画像形成装置本体と、
画像形成装置を構成する、自動原稿搬送装置、後処理装
置、給紙装置等の付属装置との間の通信にも、更に、複
数の画像形成装置を接続したタンデム画像形成システム
の通信にも使用することができる。
【0044】
【発明の効果】請求項1、2、3、4又は6の発明によ
り、ノイズの発生が極めて少なく、且つ、ノイズに影響
されないというノイズに強い低コストの通信システムが
実現される。
り、ノイズの発生が極めて少なく、且つ、ノイズに影響
されないというノイズに強い低コストの通信システムが
実現される。
【0045】請求項5の発明により、更にノイズに強い
通信システムが実現される。請求項7の発明により、ノ
イズの影響で誤作動や画像不良を発生することがなく、
安定して作動する画像形成装置が実現される。
通信システムが実現される。請求項7の発明により、ノ
イズの影響で誤作動や画像不良を発生することがなく、
安定して作動する画像形成装置が実現される。
【図1】従来の通信システムの構成を示すブロック図で
ある。
ある。
【図2】従来の送信データの構成の一例を示す図であ
る。
る。
【図3】通信基準クロックのスペクトルを示す図であ
る。
る。
【図4】本発明の実施の形態に係る通信システムの構成
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図5】本発明の実施の形態における周波数変調を受け
た送信信号を従来の送信信号と対比して示す図である。
た送信信号を従来の送信信号と対比して示す図である。
【図6】フラクタル変換出力の作成を説明する図であ
る。
る。
【図7】指令信号を発生する回路のブロック図である。
1 電子回路基板 2 基準クロック発生回路 3 通信基準クロック発生回路 4 変調回路 5 外部回路 6 指令手段 F 基準クロック G 通信基準クロック N 送信信号 M 送信信号 Z 変調パルス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // G06F 1/04 G03G 21/00 372 (72)発明者 阿部 正和 東京都八王子市石川町2970番地コニカ株式 会社内 (72)発明者 高木 睦 東京都八王子市石川町2970番地コニカ株式 会社内 Fターム(参考) 2C061 AQ06 HN15 2H027 EE01 EE10 JA20 ZA07 5C075 FF02 FF04 5K004 AA04 EA09 ED06 5K014 HA01
Claims (7)
- 【請求項1】 基準クロックを発生する基準クロック発
生手段、該基準クロックに基づいて通信基準クロックを
発生する通信基準クロック発生手段及び該通信基準クロ
ックにシリアルデータを担持させて送信する送信手段を
有する通信システムにおいて、 前記送信手段の出力信号を変調して送信信号を発生する
変調手段を設けたことを特徴とする通信システム。 - 【請求項2】 前記送信手段は、信号を受信する送受信
手段からなることを特徴とする請求項1に記載の通信シ
ステム。 - 【請求項3】 前記変調手段が用いる変調クロックを発
生する変調クロック発生手段を有することを特徴とする
請求項1又は請求項2に記載の通信システム。 - 【請求項4】 前記基準クロック発生手段が前記変調ク
ロック発生手段を構成することを特徴とする請求項3に
記載の通信システム。 - 【請求項5】 前記変調手段を制御するフラクタルデー
タを発生するフラクタル演算回路を有することを特徴と
する請求項1〜4のいずれか1項に記載の通信システ
ム。 - 【請求項6】 前記変調手段は、シリアルデータの各ビ
ット又は各キャラクタの周波数を変調することを特徴と
する請求項1〜5のいずれか1項に記載の通信システ
ム。 - 【請求項7】 シリアルデータを送信する第1回路部、
該第1回路部からシリアルデータを受信する第2回路部
を有する画像形成装置において、 前記第1回路部の出力信号を変調して送信信号を発生す
る変調手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001030810A JP2002232673A (ja) | 2001-02-07 | 2001-02-07 | 通信システム及び画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001030810A JP2002232673A (ja) | 2001-02-07 | 2001-02-07 | 通信システム及び画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002232673A true JP2002232673A (ja) | 2002-08-16 |
Family
ID=18894978
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001030810A Pending JP2002232673A (ja) | 2001-02-07 | 2001-02-07 | 通信システム及び画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002232673A (ja) |
-
2001
- 2001-02-07 JP JP2001030810A patent/JP2002232673A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6320572B1 (en) | Control circuit for liquid crystal display | |
EP0630537B1 (en) | Method for control of a synchronous electrical system and synchronous electrical system with random clock signal | |
US6407606B1 (en) | Clock generating apparatus | |
JP4179568B2 (ja) | パラレルデータチャンネルにおける電磁障害抑制用拡散スペクトル位相変調 | |
US4193037A (en) | Frequency divider circuit with selectable integer/non-integer division | |
JP3454975B2 (ja) | データ伝送装置 | |
JP2691138B2 (ja) | データ伝送システム及び方法 | |
JP2002232673A (ja) | 通信システム及び画像形成装置 | |
JP2012099921A (ja) | クロック・ドメイン・クロッシングのデータ転送回路および方法 | |
CN110459161B (zh) | 接收装置、驱动芯片、显示装置及电子设备 | |
JP2004023556A (ja) | 電子機器 | |
US7627070B2 (en) | Method of detecting the relative positioning of two signals and corresponding device | |
US5966421A (en) | Emulation of an m bit counter driven by a desired clock frequency given a central clock frequency | |
US5703645A (en) | Video signal transmitting apparatus | |
KR100241765B1 (ko) | Atm방식의 통신에서 고유번호 생성장치 | |
JP3316873B2 (ja) | 変調装置 | |
KR930000452B1 (ko) | 비동기 펄스 파형의 동기화 회로 | |
JPH064173A (ja) | クロック信号供給方法 | |
CN117220695A (zh) | 一种数据传输电路及方法 | |
KR910004670Y1 (ko) | 자기테이프상의 라이트 클럭 발생회로 | |
JPH05191222A (ja) | 位相可変パルス発生器 | |
JP2001166844A (ja) | クロック周波数伝送システム | |
JP2008286660A (ja) | 半導体試験装置 | |
JPH1188470A (ja) | 要求信号生成装置 | |
JPS60126933A (ja) | 高周波信号伝送方法 |