JP2002232246A - 振幅変調用の電力コントローラ - Google Patents

振幅変調用の電力コントローラ

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JP2002232246A
JP2002232246A JP2001341966A JP2001341966A JP2002232246A JP 2002232246 A JP2002232246 A JP 2002232246A JP 2001341966 A JP2001341966 A JP 2001341966A JP 2001341966 A JP2001341966 A JP 2001341966A JP 2002232246 A JP2002232246 A JP 2002232246A
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control
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JP2001341966A
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Edward L Henderson
エル. ヘンダーソン エドワード
Samuel H Nork
エイチ. ノーク サミュエル
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Linear Technology LLC
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03GCONTROL OF AMPLIFICATION
    • H03G3/00Gain control in amplifiers or frequency changers
    • H03G3/20Automatic control
    • H03G3/30Automatic control in amplifiers having semiconductor devices
    • H03G3/3036Automatic control in amplifiers having semiconductor devices in high-frequency amplifiers or in frequency-changers
    • H03G3/3042Automatic control in amplifiers having semiconductor devices in high-frequency amplifiers or in frequency-changers in modulators, frequency-changers, transmitters or power amplifiers
    • H03G3/3047Automatic control in amplifiers having semiconductor devices in high-frequency amplifiers or in frequency-changers in modulators, frequency-changers, transmitters or power amplifiers for intermittent signals, e.g. burst signals

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  • Amplifiers (AREA)
  • Amplitude Modulation (AREA)
  • Control Of Amplification And Gain Control (AREA)
  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 EDGE規格またはTDMA規格等の他の規
格を使用して、振幅変調されたRF電力増幅器の出力電
力信号を正確に制御するRF電力コントローラを提供す
ること。 【解決手段】 電力コントローラは、制御信号を用い
て、電力増幅器の電力出力信号を調節する電力コントロ
ーラであって、電力増幅器からフィードバック信号を受
信する、フィードバック回路と、フィードバック回路か
らの信号に応答する制御増幅器と、制御信号を生成する
第2の増幅器であって、第1の期間中、制御増幅器の出
力信号に応答し、電力出力信号の第2の振幅変調期間
中、制御増幅器出力信号に応答しない第2の増幅器とを
含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電力コントローラ
に関する。さらに詳細には、本発明は、無線周波数での
振幅変調用の電力コントローラに関する。
【0002】
【従来の技術】RF電力増幅器は、RF入力信号を増幅
し、アンテナ等の負荷を駆動する。RF電力増幅器は、
負荷に送るRF信号の強度を決定する。アンテナの場
合、RF電力増幅器はアンテナにより放射されるRF信
号の強度を決定する。携帯電話および無線データモデム
といった多数の用途において、負荷に送られるRFエネ
ルギー量は、電力レベルの特定された範囲内で限定的に
制御される。それゆえ、RF電力コントローラは、RF
電力増幅器の出力を調整するように使用される場合が多
い。RF電力コントローラは、RF信号に適用される増
幅、従って負荷に伝達される信号の電力レベルの度合い
を決定する。
【0003】RF電力コントローラは、開ループまたは
閉ループ設計を含み得る。開ループ系では、RF電力コ
ントローラは、所望の出力電力レベルを示す電力制御入
力信号を固定された基準信号と比較する。信号間の差
は、RF電力増幅器の増幅要素を制御する。
【0004】閉ループ系では、RF電力増幅器の実際の
出力は、出力制御入力信号と比較される。RF電力コン
トローラは、RF電力増幅器の増幅要素を調整し、それ
によって測定された電力レベルおよび所望の電力レベル
との間の差を最小にする。閉ループ制御系は、開ループ
システムより出力電力レベルのより正確な調整を提供す
る。
【0005】モバイル通信に使用されるRF電力増幅器
は、位相変調されたRF入力信号に基づいて、一定の振
幅電力信号を負荷に出力する。GSM電話によって使用
される、EDGEと呼ばれる新しい規格は、振幅変調お
よび位相変調を使用することによりデータ出力レートを
増加させる。RF電力コントローラは、振幅変調(A
M)の最中に、閉電力制御ループを使用し、それによっ
てRF電力増幅器の出力電力をEDGE規格で制御する
ことが出来ない。EDGEシステムでは、RF電力増幅
器の出力電力信号は非固定の振幅を有する。閉電力制御
ループは、フィードバック信号の振幅に生じる望ましく
ない変動に応答して、電力出力信号の振幅変調を相殺す
る傾向にある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、EDGE規格
またはTDMA規格等の他の規格を使用して、振幅変調
されたRF電力増幅器の出力電力信号を正確に制御する
RF電力コントローラを提供することが望まれる。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による電力コント
ローラは、制御信号を用いて、電力増幅器の電力出力信
号を調節する電力コントローラであって、電力増幅器か
らフィードバック信号を受信する、フィードバック回路
と、フィードバック回路からの信号に応答する制御増幅
器と、制御信号を生成する第2の増幅器であって、第1
の期間中、制御増幅器の出力信号に応答し、電力出力信
号の第2の振幅変調期間中、制御増幅器出力信号に応答
しない第2の増幅器とを含み、それにより上記目的が達
成される。
【0008】フィードバック回路が、電力増幅器から、
電圧フィードバック信号を受信してもよい。
【0009】フィードバック回路が、電圧フィードバッ
ク信号に応答するピーク検出器回路を含んでもよい。
【0010】フィードバック回路が、ピーク検出器に接
続された検出器増幅器をさらに含んでもよい。
【0011】フィードバック回路が、電圧フィードバッ
ク信号に応答する対数検出器を含んでもよい。
【0012】フィードバック回路が、電力増幅器から電
流フィードバック信号を受信してもよい。
【0013】フィードバック回路が、入力電圧から、電
力増幅器に流れる電流を感知する増幅器を含んでもよ
い。
【0014】フィードバック回路が、感知抵抗器をさら
に含み、フィードバック回路内の増幅器が、感知抵抗器
を通じて電流を感知してもよい。
【0015】制御増幅器が、電力制御入力信号にも応答
してもよい。
【0016】第1のスイッチが、第1の期間中に、制御
増幅器を第2の増幅器に結合し、第2の振幅変調期間中
に、制御増幅器を第2の増幅器から切り離してもよい。
【0017】第2の増幅器が、バッファ増幅器であって
もよい。
【0018】第2の振幅変調期間中、制御増幅器の出力
信号を実質的に一定に維持するバッファ増幅器をさらに
含んでもよい。
【0019】制御増幅器出力信号が、第2の振幅変調期
間中、第1のコンデンサに格納され、第2の増幅器が、
第1のコンデンサの電圧に応答してもよい。
【0020】第2の増幅器が、第2のコンデンサの電圧
にも応答してもよい。
【0021】第2のコンデンサの電圧を監視し、第2の
増幅器に基準電圧を提供する第3の増幅器をさらに含ん
でもよい。
【0022】第2のコンデンサに接続され、第1の期間
中は閉じられ、第2の振幅変調期間中は開けられてい
る、第2のスイッチをさらに含んでもよい。
【0023】第2のスイッチに接続された基準電圧源を
さらに含んでもよい。
【0024】第2の増幅器によって提供される制御信号
が、第2の振幅変調期間中に振幅変調されてもよい。
【0025】本発明による電力増幅器は、RF電力増幅
器であり、電力コントローラは、RF電力コントローラ
であってもよい。
【0026】本発明による方法は、電力コントローラか
らの制御信号を用いて、電力増幅器の電力出力信号を調
節する方法であって、電力出力信号を示すフィードバッ
ク信号から第1の信号を生成する工程と、電力制御入力
信号を示す第2の信号を生成する工程と、第1の期間中
に第1および第2の信号に応答して制御信号を生成する
工程と、電力出力信号の振幅変調期間中に第1および第
2の信号に応答しない第1のコンデンサの電圧に応答し
て制御信号を生成する工程と、を包含し、それにより上
記目的が達成される。
【0027】第1の信号を生成する工程が、電力出力信
号を示す電圧フィードバック信号に応答して、第1の信
号を生成する工程をさらに包含してもよい。
【0028】第1の信号を生成する工程が、電圧フィー
ドバック信号に応答するピーク検出器回路を用いて、第
1の信号を生成する工程をさらに包含してもよい。
【0029】第1の信号を生成する工程が、電圧フィー
ドバック信号に応答する対数検出器を用いて、第1の信
号を生成する工程をさらに包含してもよい。
【0030】第1の信号を生成する工程が、電力出力信
号を示す電流フィードバック信号に応答して、第1の信
号を生成する工程をさらに包含してもよい。
【0031】第1の信号を生成する工程が、入力電圧か
ら電力増幅器への電流フローを感知する増幅器を用い
て、第1の信号を生成する工程をさらに包含してもよ
い。
【0032】第1の期間中に第1および第2の信号に応
答して制御信号を生成する工程が、第1および第2の信
号に結合されている制御増幅器を用いて、制御信号を生
成する工程をさらに包含してもよい。
【0033】振幅変調期間中、バッファ増幅器を制御増
幅器に結合することによって、制御増幅器の出力信号を
実質的に一定に維持する工程をさらに包含してもよい。
【0034】第1の期間および振幅変調期間中に制御信
号を生成する工程が、第2の増幅器の出力信号に応答し
て制御信号を生成する工程をさらに包含してもよい。
【0035】第1の期間中に制御信号を生成する工程
が、スイッチを用いて制御増幅器を第2の増幅器に結合
する工程をさらに包含し、振幅変調期間中に制御信号を
生成する工程が、スイッチを用いて制御増幅器を第2の
増幅器から切り離す工程をさらに包含してもよい。
【0036】第2の増幅器が、バッファ増幅器であって
もよい。
【0037】振幅変調期間中に制御信号を実質的に一定
に維持する第2のコンデンサの電圧を監視して、第3の
増幅器を用いて、基準電圧を第2の増幅器に提供する工
程をさらに包含してもよい。
【0038】振幅変調期間中に第2のコンデンサに結合
されているスイッチを開く工程をさらに包含してもよ
い。
【0039】第1の期間中に基準電圧を第2のコンデン
サに提供する工程をさらに包含してもよい。
【0040】電力増幅器は、RF電力増幅器であり、電
力コントローラは、RF電力コントローラであってもよ
い。
【0041】制御信号が、振幅変調期間中に振幅変調さ
れてもよい。
【0042】本発明による方法は、電力コントローラか
らの制御信号を用いて、電力増幅器の電力出力信号を調
節する方法であって、電力出力信号を示すフィードバッ
ク信号から第1の信号を生成する工程と、第1の期間中
に第1の信号および電力制御入力信号に応答して制御信
号を生成する工程と、電力出力信号が振幅変調される第
2の期間中に第1の信号に応答しない第1のコンデンサ
の電圧に応答して制御信号を生成する工程と、を包含す
る方法であって、制御信号が、第1の信号に応答しない
第2のコンデンサに格納された基準電圧にも応答する、
電力増幅器の電力出力信号を調節し、それにより上記目
的が達成される。
【0043】第1の期間中に制御信号を生成する工程
が、第1および第2の信号を受信するように結合されて
いる制御増幅器の出力信号に応答して制御信号を生成す
る工程をさらに包含してもよい。
【0044】第2の期間中にバッファ増幅器を制御増幅
器に結合して、第2の期間の終わりの制御信号の電圧過
渡現象を減少する工程をさらに包含してもよい。
【0045】第1および第2の期間中に制御信号を生成
する工程が、第2の増幅器の出力信号に応答して制御信
号を生成する工程をさらに包含してもよい。
【0046】第3の増幅器が、第2のコンデンサの基準
電圧を監視し、信号を第2の増幅器に提供してもよい。
【0047】第2の期間中に制御信号を生成する工程
が、第2の期間中に制御増幅器を第2の増幅器から切り
離す工程をさらに包含してもよい。
【0048】第1の信号を生成する工程が、電力出力信
号を示す電圧フィードバック信号に応答して第1の信号
を生成する工程をさらに包含してもよい。
【0049】第1の信号を生成する工程が、電力出力信
号を示す電流フィードバック信号に応答して第1の信号
を生成する工程をさらに包含してもよい。
【0050】電力増幅器が、RF電力増幅器であり、電
力コントローラが、RF電力コントローラであってもよ
い。
【0051】非固定の振幅電力変調を有するEDGE規
格またはTDMA規格等の他の規格を使用して、振幅変
調されたRF電力増幅器の出力電力信号を正確に制御す
るRFコントローラを提供することが本発明の目的であ
る。
【0052】RF電力増幅器の電力出力信号が振幅変調
される場合、開ループで調整するRF電力コントローラ
を提供することもまた、本発明の目的である。
【0053】開ループの間にRF電力コントローラの出
力電圧を一定に維持するシステムを提供することもま
た、本発明の目的である。
【0054】開ループから閉ループに移行する場合、R
F電力コントローラの出力電圧の電圧過渡現象を最小に
することもまた、本発明の目的である。
【0055】本発明の上記のおよび他の目的に従って、
RF電力増幅器からの正確な電力出力信号に振幅変調を
提供するRF電力出力コントローラが提供される。本発
明はまた、振幅変調されたRF電力増幅器のRF電力出
力信号を正確に制御する方法を包含する。本発明のRF
電力コントローラは、EDGE規格または非固定の振幅
電力変調を有するTDMA規格等の他の規格を使用して
RF電力増幅器からの振幅変調された電力出力信号を制
御する。本発明のRF電力コントローラは、イネーブル
なサイクルにおいてRF電力出力をランプアップし(r
amp up)、次にランプダウンする(ramp d
own)間、電力制御ループを閉じる。
【0056】RF電力出力信号は、RF電力出力をラン
プアップおよびランプダウンする間の一定の期間に振幅
変調される。RF電力出力信号が振幅変調される期間中
に、電力制御ループが開かれ、電力制御増幅器の出力電
圧が増幅器からの出力後にコンデンサに蓄えられる。増
幅器の出力は、振幅変調期間の間にRF電力コントロー
ラの出力電圧をRF電力増幅器に供給する。RF出力電
力信号の平均値は、増幅器によって供給される電力制御
出力電圧が一定なので、一定である。
【0057】本発明はまた、開ループ期間の間にRF電
力コントローラの出力電圧が実質的に一定なままである
ことをさらに確実にするさらなる回路を含んでもよい。
増幅器の各入力の電圧差は、開ループの間の2つのコン
デンサに維持され得る。開ループの間の電力制御増幅器
の出力電圧を制御することによって、開ループから閉ル
ープに遷移する場合に、本発明は、RF電力コントロー
ラの出力電圧の電圧過渡現象を最小にする。
【0058】本発明の上記の目的および特徴は、添付さ
れた図面と関連して以下の詳細な説明からさらに明らか
に理解され得る。添付された図面において、同一の参照
番号は、本明細書を通じて構造上の同じ要素を示す。
【0059】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の1実施形態の模
式図である。図1に示されるRF電力コントローラ40
は、ノード32で出力電圧VOUTを提供し、ノード28
でRF電力増幅器30の電力出力信号Poutを調整す
る。コントローラ40の電力制御増幅器44に結合され
る電力制御入力信号VPCINは、負荷によって必要とされ
る電力レベルを示す。
【0060】本発明のRF電力コントローラは、出力電
圧信号VOUTを使用してRF電力増幅器のRF出力電力
信号POUTを調整する。電力は、「イネーブル」モード
の間に、負荷によってRF電力増幅器から引き出され
る。アナログ電力制御入力信号VPCINは、イネーブルモ
ードの間に、RF電力増幅器がどんな電力レベルを負荷
に送るべきかをRF電力コントローラに示す。RF電力
コントローラは、VPCINに応答して出力電圧信号VOUT
をRF電力増幅器に提供する。出力電圧信号VOUTは、
RF電力増幅器が負荷に出力する必要がある電力レベル
OUTを調整する。RF電力増幅器は、RF電力コント
ローラの出力電圧VOUTとRF電力増幅器の電力出力P
OUTとの間の関係を決定する伝送曲線を有する。出力電
圧VOUTは、各イネーブル期間の間にRF電力増幅器に
よって出力される電力レベルPOUTを正確に示す。
【0061】RF電力増幅器の出力電力要件は、基地局
への距離が変わるにつれて変動し得る。基地局は、アプ
リケーションデバイス(例えば、携帯電話)に信号を送
り返し、それによってアンテナが基地局に所望の信号強
度を供給する次のイネーブルモードで、より大きい、ま
たはより小さい電力がRF電力増幅器に必要とされるこ
とを示す。アプリケーションデバイスは、次のイネーブ
ルモードの電力制御入力信号を増加することまたは減少
することによって基地局からの信号に応答し、その結
果、RF電力増幅器のPOUTを適切に増加または減少す
る。
【0062】電力制御入力信号VPCINはまた、RF電力
増幅器が出力電力をもう必要としない場合を示す。RF
電力コントローラは、RF電力増幅器にその電力出力を
中断させるように指示するゼロという値にまで出力電圧
を減少させることで応答する。RF電力増幅器は、各イ
ネーブルモード後のスタンバイモードの間、本質的に休
止している。RF電力増幅器のデューティサイクルは、
RF電力増幅器がENABLEモードおよびSTAND
BYモードである時間を含む。
【0063】RF電力コントローラは、イネーブルモー
ドの間に電力コントロールループを閉じる場合、出力電
力信号POUTは、RF電力増幅器からのフィードバック
信号(例えば、図1のノード26での信号)を使用して
PCINによって示されるレベルに調整される。フィード
バック信号は、所定の時点でのPOUTを示す。RF電力
コントローラは、フィードバック信号を使用して、RF
電力増幅器がVPCINによって必要とされる電力レベルを
出力するかどうかを決定する。
【0064】RF電力増幅器の電力出力信号POUTの一
部は、RF電力コントローラへのフィードバック信号と
して提供される。RF電力コントローラは、フィードバ
ック信号を使用し、電力制御ループが閉じる場合には、
それによってRF電力増幅器の電力出力信号POUTを調
整する。RF電力増幅器からのフィードバック信号は、
電力制御増幅器によって電力制御入力信号VPCINと比較
される。電力制御増幅器は、RF電力コントローラの出
力電力制御信号VOUTを変動させ、従ってPOUTを調整す
る。
【0065】フィードバック信号は、電圧フィードバッ
ク信号または電流フィードバック信号であり得る。電力
制御入力信号VPCINは、RF電力増幅器が負荷に提供す
る電力の量を示す。POUTが電力制御入力信号VPCIN
よって示されるより小さい場合、フィードバック信号に
よりRF電力コントローラはVOUTを増加させ、それに
よってPOUTが増加する。逆に、POUTが電力制御入力信
号VPCINによって示されるより大きい場合、フィードバ
ック信号によりRF電力コントローラはVOUTを減少さ
せ、それによってPOUTが減少する。従って、RF電力
コントローラは、VPCINによって示されるレベルにRF
電力増幅器の出力電力信号POUTを調整するためにフィ
ードバック信号に基づいてVOUTを調整する。
【0066】電力制御ループが閉じる場合、RF電力コ
ントローラは、フィードバック信号を使用して、RF電
力増幅器のPOUTとRF電力コントローラのVOUTとの間
の関係に望まれない変化を生じさせる影響を相殺し得
る。例えば、RF電力増幅器へのRF入力信号の搬送波
信号の電圧の変化、RF電力増幅器それ自体の熱の変
化、負荷のインピーダンスの変化全てにより、電力制御
ループが開く場合、RF電力増幅器はあまりにも大きい
電力、または小さい電力を出力し得る。さらに、特定の
RF電力増幅器の許容差(tolerance)の変動
はまた、ループが開く場合、その出力電力信号に悪影響
を及ぼし得る。RF電力増幅器の許容差の変動は、RF
電力増幅器内のトランジスタの閾電圧の変動によって引
き起こされ得る。RF電力コントローラの出力電圧V
OUTは、これらオフセットの影響を相殺するようには開
ループの間は変わることはない。電力制御ループが閉鎖
される場合、RF電力コントローラは、RF電力増幅器
が正確な量の電力を出力するまで、フィードバック信号
を使用し、VOUTを変動させることによってこれらオフ
セットの影響を相殺する。
【0067】本発明のRF電力コントローラは、各イネ
ーブルモードの期間、RF電力増幅器の電力出力信号P
OUTを歪ませる上記の悪影響を取り除く閉電力制御ルー
プを提供する。本発明のRF電力コントローラはまた、
OUTを振幅変調および位相変調する各イネーブルモー
ドの期間、開電力制御ループを提供する。振幅変調(つ
まり、AMモード)期間の間、電力制御ループは開くの
で、フィードバック信号は、POUTの振幅変調を相殺し
ない。
【0068】図1を参照すると、RF電力コントローラ
40は、RF検出器42、電力制御増幅器44、コンデ
ンサ46、スイッチ45、およびバッファ増幅器48を
含む。RF電力増幅器30は、出力電力POUTを(アン
テナ20として示される)負荷に提供する。ノード28
でのRF電力増幅器30の出力電力信号POUTは、方向
性カプラ22を介してアンテナ20に提供される。方向
性カプラ22は、例えば、変圧器回路であり得る。
【0069】バッファ増幅器およびコンデンサは、RF
電力コントローラの出力に対して使用され、開ループ期
間の間、一定のVOUTを維持する。開ループの間、電力
制御増幅器の出力は、コンデンサから切り離され、コン
デンサの電圧は実質的に一定のままである。バッファ増
幅器は、コンデンサに結合された入力およびRF電力コ
ントローラの出力に結合された出力を有している。本発
明のRF電力コントローラは、EDGE規格系または非
固定の振幅電力変調を有するTDMA規格等の他の規格
で使用され得る。
【0070】バッファ増幅器48は、イネーブル入力を
有し、図1に示されるようにイネーブル信号VTXENに結
合される。VTXENは、スタンバイモードの間、LOWで
あり、イネーブルモードの間、HIGHである。VTXEN
がLOWである場合、バッファ増幅器48はOFFであ
る。VTXENがイネーブルモードの間、HIGHである場
合、バッファ増幅器48はONおよびイネーブルにな
る。スイッチ45の開閉は、HOLD信号VHOLDによっ
て制御される。VHOLDがHIGHである場合、スイッチ
45が開いており、電流を伝導させない。VHOLDがLO
Wである場合、スイッチ45が閉じており、電流を伝導
させる。VHOLDは、RF電力コントローラの外部にある
電源から生じ得る信号である。例えば、VHOLDは、外部
信号としてユーザによって供給されてもよいし、または
RF電力コントローラの外部にある他の回路によって供
給されてもよい。
【0071】図2は、図1の回路の信号を示すグラフで
ある。図2は、例として、電力出力信号POUTを曲線5
0として示し、電力制御入力信号VPCINを曲線52とし
て、イネーブル信号VTXENを曲線54として、およびH
OLD信号VHOLDを曲線56として示す。電力制御入力
信号VPCINは、RF電力コントローラ40に入力として
提供される。VPCINは、通常、RF電力コントローラ4
0に外部電源(図示せず)から提供される。RF電力増
幅器30の典型的な用途は、しばしば電力要件をデジタ
ル信号として提供することである。デジタル信号は、R
F電力コントローラ40に入力される前にアナログ信号
に変換されなければならない。この変換は、通常、DA
C(デジタル/アナログ変換器)によって実行される。
アナログ信号は、VPCINとしてRF電力コントローラ4
0の入力に適用される。
【0072】VPCINがゼロである場合、VOUTがゼロで
あり、RF電力増幅器30は、図2に示されるように電
力を出力しない(POUT=0)。VTXENは、論理LOW
(ロー)(例えば、0ボルト)から始まり、RF電力増
幅器30が負荷に出力電力を提供するイネーブルモード
の開始を示す論理HIGH(ハイ)(例えば、5ボル
ト)になる。イネーブルモードは、VTXENがHIGHで
ある期間であり、例えば、図2に示されるようにt1か
らt4までの期間である。時間t1で、VPCINは上が
り、RF電力コントローラ40が出力信号VOUTを増加
させる。RF電力コントローラ40からの出力信号V
OUTの増加に応答して、RF電力増幅器30は、信号P
OUTを増加させ、アンテナ20に電力を提供する。RF
電力増幅器30は、VOUTとPOUTとの間の関係を決定す
る伝達曲線を有する。時間t1後、VPC INは、上昇を止
め、固定値でレベルオフする。この値は、電流イネーブ
ルモードの間に必要とされる出力電力を示す。時間t1
とt2との間、VHOLDがLOWであり、スイッチ45は
閉鎖し、それによって電力制御ループが閉鎖し、RF電
力コントローラ40は、フィードバック信号を使用して
OUTを調整する。
【0073】ノード28でのRF電力増幅器30の出力
信号POUTは、入力VRFIN(例えば、1.8GHz)で
のRF信号と同じ無線周波数で振動する。方向性カプラ
22は、ノード28の信号の一部をノード26にフィー
ドバックする。ノード26の信号は、ノード28の信号
に比例し、ノード28の信号と同じ周波数で振動する。
終端抵抗器21は、ノード26と接地との間に結合され
る。
【0074】ノード26のフィードバック信号は、電圧
フィードバック信号である。電圧フィードバック信号
は、コンデンサ23に結合されるRF検出器42の入力
で受信される。RF検出器42は、その入力での電圧フ
ィードバック信号に比例する低周波信号を電力制御増幅
器44の反転入力に出力する。電力制御増幅器44は、
その非反転入力でVPCINを受信するように結合される。
電力制御増幅器44は、RF検出器42の出力と電力制
御入力信号VPCINとの間の差を示す出力信号を提供す
る。
【0075】電力制御増幅器44の出力信号は、スイッ
チ45を介してコンデンサ46およびバッファ増幅器4
8の非反転入力に提供される。バッファ増幅器48の出
力は、RF電力コントローラ40の出力ノード32およ
びバッファ増幅器48の反転入力に結合される。バッフ
ァ増幅器48は、コンデンサ46の電圧を緩衝し、出力
信号VOUTを提供する。
【0076】時間t1とt2との間、スイッチ45は、
HOLDがLOWであるので閉鎖され、電力制御増幅器4
4は、コンデンサ46を充電し、バッファ増幅器48を
駆動させる。この時間間隔の間、VOUTは、VPCINおよ
びノード26のフィードバック信号の値によって決定さ
れる。従って、時間t1とt2との間、RF電力増幅器
30は、アンテナ20に電力を提供し、RF電力コント
ローラ40は、信号V OUTの電圧を設定して、それによ
って電力増幅器30の出力信号POUTを調整する。
【0077】VPCINが、図2に示されるように一定の値
に達した後、HOLD信号VHOLDは、時間t2でHIG
Hとなる。VHOLDがHIGHになる場合、スイッチ45
は開き、バッファ増幅器48の非反転入力は、電力制御
増幅器44の出力から切り離されるとなる。少なくとも
OUTの振幅変調期間が続行してる間、VHOLDはHIG
Hのままであり、スイッチ45は開いたままである。信
号VHOLDをAMモードの間はHIGHにし、他の場合は
LOWにする外部回路によって、信号VHOLDが発生され
る。
【0078】スイッチ45が開いてる期間の間、コンデ
ンサ46からの漏れ電荷がいくらか生じる。しかし、コ
ンデンサ46の電圧は、実質的に一定のままであり、従
って、VOUTは、スイッチ45が開いてる時間t2とt
3との間、およそ一定のままである。バッファ増幅器4
8は、コンデンサ46の電圧を緩衝する。バッファ増幅
器48は、任意の適切な利得値を有し得る。例えば、バ
ッファ増幅器48は、単一利得増幅器または2つの利得
増幅器(gain of 2)を有し得る。
【0079】時間t2とt3との間にスイッチ45が開
いてる場合、VOUTは、ノード26のフィードバック信
号に依存しない。それゆえ、時間t2とt3の間のP
OUTでの振幅変調された信号は、振幅変調期間の間、電
圧フィードバック信号により引き起こされるVOUTの変
化によっては悪影響を受けない。開ループ期間の間に上
記のVOUTとPOUTとの間の関係を変え得る影響は、通常
のイネーブルモードの時間間隔内では重要ではない。例
えば、イネーブルモードの通常の持続時間(t1〜t
4)は、およそ0.6msである。POUTは、通常、
0.6msという期間の間に数十分の一(few te
nths)デシベルぐらい変化するのみである。負荷の
インピーダンスの変化は、0.6msよりずっと長い時
間にわたって生じる。また、VRFINは、バッテリがゆっ
くりと放電するので0.6ms以内に大きく変化するこ
とは少ない。
【0080】従って、各イネーブルサイクルが始まる閉
ループ期間では、RF電力増幅器30の熱変化、信号V
RFINの電圧の変化、アンテナ20のインピーダンスの変
化、および増幅器30内のトランジスタの閾値の変動に
よるオフセットが相殺される。これらの影響のいずれ
も、イネーブルモードの開ループ期間の間に、VOUT
OUTとの関係に重要な変化を起こすことは少ない。と
いうのも、通常、これらの変化は、イネーブルモードの
持続時間と比較してずっと長い時間にわたって生じるか
らである。
【0081】t2とt3との間、例えば、図2に示すよ
うにPOUTが変調されない期間(例えば、4μs)があ
る。この期間の間、VHOLDがLOWであり、スイッチ4
5を閉じるので、RF電力コントローラ40は、上述し
たように閉ループで再度、動作している。この時間の
間、電力制御ループを閉じ、それによって常に存在する
OUTの任意の悪影響を相殺することをさらに確実にす
ることは利点である。
【0082】時間t3では、信号POUTは最早、振幅変
調されないので、RF電力コントローラ40は、POUT
の振幅変調を相殺せずに閉ループで動作し得る。時間t
3で、VHOLDは、図2に示すように再度LOWとなり、
スイッチ45は閉じる。電力制御ループがこの時点で閉
じるので、VPCINの変動により再度、VOUTの変動が生
じる。増幅器44の出力電圧は、電圧フィードバック信
号の変化により、振幅変調期間の間、変化し得る。それ
ゆえ、VOUTの電圧過渡現象は、スイッチ45が再度閉
じる時間t3で生じ得る。この電圧過渡現象は望ましい
ものではないので、さらなる回路が、図3に関する以下
の説明で述べられるように、この電圧過渡現象を取り除
くために加えられる。
【0083】時間t3の後、電力制御入力信号VPCIN
ゼロに下がる。RF電力コントローラ40がVOUTを変
動させ、それによってPOUTもまた、図2に示すように
ゼロに下げる。電力制御増幅器44により、上記で説明
された閉ループ配置を使用して、VPCINとRF検出器4
2の出力との間の差を増幅し、POUTがゼロに至ること
を確実にする。VPCINがゼロに達した後の短い時間に、
TXENが再度LOWとなり、これまでのイネーブルモー
ドを終了し、次のスタンバイモードを始める。
【0084】本発明のRF電力コントローラのさらなる
実施形態は、図3に示される。RF電力コントローラ1
00は、アンテナ20へのRF電力増幅器30の電力出
力P OUTを制御する。電圧は、コンデンサ23および抵
抗器21ならびに24を使用して、方向性カプラ22か
らノード61に、電圧フィードバック信号としてフィー
ドバックされる。RF電力コントローラ100は、RF
ピーク検出器70、自動ゼロループ回路103、FET
(電界効果トランジスタ)80、電力制御(相互コンダ
クタンス)増幅器84、バッファ増幅器106、増幅器
78、増幅器112、増幅器90、コンデンサ88およ
び116、スイッチ86および120、基準電圧電源1
24および126、抵抗器82、108、109、11
0、114、118、122、128および132を含
む。RFピーク検出器70は、ショットキーダイオード
62および72、コンデンサ66、電流電源64および
76、および抵抗器60、73、および74を含む。自
動ゼロループ回路103は、自動ゼロ増幅器104、ス
イッチ94および96、基準電圧電源92、抵抗器10
1および102、コンデンサ98および99、およびF
ET105を含む。
【0085】各スタンバイモードの間、自動ゼロループ
回路103は、VPCIN、電力制御増幅器84に関連する
オフセット電圧およびダイオード62および72の電圧
降下の変動を相殺する。VTXENは、スタンバイモードの
間、LOWであり、イネーブルモードの間、HIGHで
ある。VTXENがLOWである場合、スイッチ94および
96は閉じられ、VTXENはまた、VTXENがLOWである
場合、増幅器90の出力VOUTを制御し、それによって
RF電力増幅器30がONになるのを防ぐ。自動ゼロル
ープは、増幅器84の出力がスイッチ96を介して自動
ゼロ増幅器104の反転入力に結合されるので、閉じら
れる。
【0086】スタンバイモードの間、自動ゼロ増幅器1
04は、増幅器84に関連するオフセット電圧を測定
し、それらのオフセット電圧を、FET105および8
0を通じる電流を増幅器84の反転入力での電圧を変更
するように設定することによって、効果的に相殺する。
自動ゼロ増幅器104は、自動ゼロ増幅器104の入力
での電圧差を測定し、増幅器84の出力電圧をVREF1
等しくする。(増幅器90の利得によって増幅される)
電圧VREF1が、各イネーブルモード開始時点でのVOUT
のステップとして現れる。このステップ電圧は、RF電
力増幅器30をONにするように要求する時間量を減ら
す開始電圧として振舞うが、RF電力増幅器30をON
にする閾値より十分小さい。それゆえ、自動ゼロ増幅器
104は、VPCINと比較して、あまりにも早くまたはあ
まりにも遅くにRF電力増幅器30をONにする可能性
のある増幅器84の出力電圧のオフセットを相殺する。
【0087】スイッチ94および96は、VTXENがHI
GHである各イネーブルモードの間、開いており、増幅
器104の入力のコモンモード電圧がコンデンサ98お
よび99に蓄えられ、その結果、オフセット電圧は相殺
され続ける。オフセット電圧消去に関するRF電力コン
トローラのさらなる特性は、本明細書中で参考として援
用される、1999年4月23日に出願された、Hen
dersonらの米国特許出願番号第09/298,3
45号に説明される。
【0088】増幅器90は、図3に示されるように信号
TXENをイネーブルにするように結合されるイネーブル
入力を有する。スタンバイモードでVTXENがLOWであ
る場合、増幅器90はOFFであり、スイッチ94およ
び96は閉じられる。イネーブルモードの間にVTXEN
HIGHである場合、増幅器90がONで、イネーブル
され、スイッチ94および96は開かれる。スイッチ8
6および120の開閉は、HOLD信号VHOLDによって
制御される。VHOLDがLOWである場合、スイッチ12
0が閉じられ、電流は伝導し、スイッチ86は、そのA
端末とB端末を一緒に結合する。VHOLDがHIGHであ
る場合、スイッチ120が開かれ、電流は伝導せず、ス
イッチ86はそのA端末とC端末を一緒に結合する。
【0089】図2に示される例示となる波形はまた、図
3の実施形態に適用される。VTXENがLOWである場
合、増幅器90はディセーブルであり、それゆえ、V
OUTおよびPOUTはゼロである。VTXENは、RF電力増幅
器30が負荷に出力電力を提供するイネーブルモードの
開始を示す時間t1で、論理LOW(例えば、0ボル
ト)から論理HIGH(例えば、5ボルト)となる。増
幅器90は、ここでイネーブルとなる。スイッチ120
が閉じられ、スイッチ86は、VHOLDがLOWであるの
で、そのA端末とB端末を一緒に結合する。電力制御ル
ープは閉じられ、電力コントローラは、POUTを調整し
始める。
【0090】イネーブルモードは、VTXENがHIGHで
ある期間、例えば、図2に示されるようにt1〜t4で
ある。VPCINがゼロである場合、RF電力増幅器30が
電力を出力せず、POUTは、図2に示されるようにゼロ
である。時間t1で、VPCINが上がり始め、それによっ
てRF電力コントローラ100が出力信号VOUTを増加
させる。RF電力コントローラ100からのVOUTがR
F電力コントローラ30の閾値に達する場合、RF電力
増幅器30は、アンテナ20への出力電力POU Tを生成
し始める。RF電力増幅器30は、VOUTとPOUTとの間
の関係を決定する伝達曲線を有する。出力電力信号P
OUTが上がると、VPCINは、曲線50に示されるように
上がる。
【0091】VPCINが上がる場合、電流は、VPCIN
ら、抵抗器128および132により形成された抵抗分
圧器(resistor divider)を通って、
接地へ流れる。ノード130の電圧が抵抗分圧器のレー
トによって設定される。電力制御増幅器84の非反転入
力で生じる電圧は、基準電圧電源126の電圧を加えた
ノード130での電圧である。増幅器84により、その
出力の電圧は、VPCINの増加に応答して上がる。増幅器
90は、増幅器84の出力電圧に応答してその出力電圧
OUTを上げる。RF電力増幅器30は、次いで、VOUT
に応答してPOUTを増加させる。VPCINが上がる際のV
PCINの有限の勾配により、RF電力増幅器30をゆっく
りと起動させ、それによってRF電力増幅器30によっ
て生成される過渡応答を減らす。
【0092】RF電力増幅器30の出力電力信号POUT
は、方向性カプラ20を介してアンテナ20に送信され
る。方向性カプラ22は、例えば、変圧器回路であり得
る。POUTは、その入力VRFIN(例えば、1.8GH
z)のRF信号と同じ無線周波数で振動する。ノード6
1の電圧は、POUTに比例して変動し、POUTと同じ周波
数で振動する電圧フィードバック信号である。コンデン
サ23レベルは、接地を基準とするノード26の信号を
INを基準とするノード61の信号にシフトする。ノー
ド61は、RF電力コントローラ100のRFピーク検
出器70の入力に配置される。
【0093】RFピーク検出器70は、入力電圧電源V
IN、抵抗器73、抵抗器74、抵抗器60、ショットキ
ーダイオード62および72、コンデンサ66、および
電流電源64および76を含む。VINは、供給電圧であ
る。電流は、VINからショットキーダイオード62なら
びに72および電流電源64ならびに76を通じて、個
別に接地に流れる。電流電源64および76を通る電流
は、互いに大体等しい。電流電源76は、増幅器78の
非反転入力での基準電圧を提供する。増幅器78は、ダ
イオード72の電圧降下によって設定される。ノード6
1のフィードバック電圧は、RFピーク検出器70によ
って低周波信号に変換される。ノード61の信号は、シ
ョットキーダイオード62によって整流され、コンデン
サ66によって平滑にされ、増幅器78の反転入力で低
周波信号を形成する。所望ならば、ダイオード62およ
び72は、RF信号を整流するソースフォロワとして使
用され得るFET等のトランジスタに取り替えられ得
る。
【0094】ノード61の電圧が増加するにつれて、増
幅器78(ノード79)の反転入力での電圧が増加す
る。結果として、増幅器78の出力電圧が降下し、pチ
ャネルMOSFET80は抵抗器82を通じてさらなる
電流を流す。このさらなる電流は、抵抗器74を介して
提供され、ノード79の電圧を調整し、仮想接地を作り
上げる。従って、ノード61の電圧フィードバック信号
が上昇すると、ダイオード62、抵抗器74、MOSF
ET80、および抵抗器82を通る電流は増加する。逆
に、ノード61の電圧フィードバック信号が下降する
と、ダイオード62、抵抗器74、MOSFET80、
および抵抗器82を通る電流は減少する。
【0095】増幅器78およびトランジスタ80レベル
は、電圧フィードバック信号をVINから接地までシフト
し、その結果、それは電力制御増幅器84の反転入力に
提供され得る。抵抗器82を通って降下する電圧は増加
するにつれて、電力制御増幅器84の反転入力での電圧
が増加する。増幅器84の反転入力での電圧の増加によ
り、VPCINが上昇するにつれて、その出力電圧はさらに
ゆっくりと増加する。増幅器84の出力は、VHOLDがL
OWである場合、増幅器90を通じてVOUTの電圧を決
定する。増幅器90は、固定された閉ループ利得(例え
ば、2)を有する。増幅器90は、増幅器84の出力を
増幅し、その出力での信号VOUTを提供する。
【0096】増幅器84の出力は、VHOLDがLOWであ
り、スイッチ86がそのA端末とB端末を共につなげる
場合、増幅器90の非反転入力に結合される。増幅器9
0の反転入力は、抵抗器108を通じてその出力に結合
され、抵抗器110を通じて増幅器112の出力に結合
される。本発明において、電流経路が2つの回路要素の
間に存在すると、2つの回路要素が、増幅器90および
112のように、直接、共に接続されていない場合でさ
え、2つの回路要素が「結合」される。増幅器112の
反転出力は、抵抗器114を通じてその出力に結合さ
れ、抵抗器118を通じて接地に結合される。増幅器1
12の非反転入力は、コンデンサ116に結合され、ス
イッチ120および抵抗器122を通じてバンドギャッ
プ電圧電源124に結合される。電圧電源124は、大
きな電圧値であり得るVBGの電圧を有する。
【0097】増幅器112は、以下の式(1)に従っ
て、VBG、抵抗器114の抵抗R114、抵抗器118の
抵抗R118に基づいた増幅器112の出力での基準電圧
Zを提供する一方で、VHOLDはLOWであり、スイッ
チ120が閉じられる。
【0098】 VZ=VBG(1+R114/R118) (1) 増幅器112は、例えば、1.18の閉ループ利得を有
する。増幅器90は、V ZとVYとの間の差を増幅し、V
OUTを提供する。増幅器90の出力電圧VOUTは、増幅器
112の出力電圧、抵抗器108および110の抵抗
率、および増幅器90の非反転入力に結合するコンデン
サ88での電圧によって決定される。増幅器106およ
び90の入力は無限のインピーダンスがあると仮定する
と、抵抗器110通じる電流が抵抗器108を通じるD
C電流に等しい。抵抗器109の両方の端末でのDC電
圧が同じなので、増幅器90のDC利得は、DC電流が
抵抗器109を通じて流れないと仮定することによって
計算され得る。VOUTは、互いに等しい抵抗器110お
よび108を通る電流に対して式を用いることによって
導かれる。増幅器90の出力電圧VOUTは、次の式によ
って示される。 VOUT=Vγ+(Vγ−VZ)R108/R110 (2) 但し、Vγは、増幅器90の非反転入力に結合するコン
デンサ88の電圧に等しく、VZは、増幅器112の出
力での電圧であり、R108は、抵抗器108の抵抗であ
り、R110は、抵抗器110の抵抗である。式(2)
は、増幅器90の反転入力でのDC電圧がその非反転入
力のDC電圧に実質的に等しいと仮定することによっ
て、導かれる。従って、増幅器112の出力電圧V
Zは、時間t1とt2との間(および時間t3とt4と
の間)に、増幅器84の出力電圧に基づいてV OUTを設
定するように増幅器90に使用される基準電圧を提供す
る。増幅器90は、増幅器84の出力に対するバッファ
として機能する。Vγでの高いインピーダンス出力を確
実にし、VOUTが、RF電力増幅器30によって必要と
される制御電圧範囲全体にわたってスイングする(sw
ing)電圧範囲で、増幅器84が動作するように、利
得ならびに式(1)および(2)に示される基準電圧の
組み合せが設定される。
【0099】ノード61の電圧フィードバック信号は、
RF電力コントローラ100により、イネーブルノード
の間にRF電力増幅器30の出力電力信号POUTを調整
し得ることを可能にする。POUTがあまりにも高い場
合、ノード61のフィードバック信号が増加し、そのた
めに電力制御増幅器84がVOUTを減少させる。VOUT
減少により、RF電力増幅器30がより少ない電力を出
力し、POUTが減少する。POUTがあまりにもローである
場合、ノード61のフィードバック信号が減少し、それ
によって電力制御増幅器84がVOUTを増加させる。V
OUTの増加により、RF電力増幅器30がより多い電力
を出力し、POUTが増加する。時間t1の後、V
PCINは、上がらず、固定値にレベルオフする。この値
は、電流イネーブルモードの間の必要とされる出力電力
を示す。電力制御増幅器84により、その非反転入力の
電圧が増加するのを止める場合、VOUTは増加するのを
止める。コントローラ100の閉ループ帯域幅は、増幅
器84の相互コンダクタンス(gm)、コンデンサ88
の静電容量、増幅器90の利得、RF検出器70の利
得、およびRF電力増幅器30および方向性カプラ22
に関連する外部ループ利得によって決定される。
【0100】VPCINおよびPOUTがレベルオフされた場
合、AMモードが始まる。AMモードは、図2の時間t
2とt3との間に生じる。AMモードの間、POUTは、
振幅変調された情報および位相変調された情報を含む。
OUTは、VRFIN、RF電力増幅器30の電力供給の振
幅変調された情報を提供することによって、または制御
信号VOUTの振幅変調された情報を提供することによっ
て振幅変調され得る。振幅変調された情報VAMは、図3
に示されるように抵抗器109に結合され、AMモード
の間、VOUTの振幅変調された情報を提供し得る。VAM
は、増幅器90のDC利得に影響を与えないAC信号で
ある。
【0101】AMモードの間、この電力制御ループを閉
じることはできない。なぜならば、この電力制御ループ
には、POUTの振幅変調部分を相殺(cancel)す
る傾向が有るからである。そのため、この電力制御ルー
プは、本発明のコントローラ内部がAMモードである間
は開いており、時間t2における増幅器90の出力電圧
は、POUTの増幅成分を一定に保持するように維持され
る。時間t2においてVHOLDがHIGHになる(図2)
と、スイッチ120が開き、スイッチ86は、自身のA
端末およびC端末を互いに結合させる。VHOLDがHIG
Hである間、増幅器84の出力は、増幅器90から切り
離され、これにより、AMモードの間にフィードバック
回路および増幅器84がPOUTにおける振幅変調を相殺
する事態を回避する。
【0102】VHOLDがHIGHになったときの増幅器8
4の出力電圧は、コンデンサ88に格納される。VHOLD
がHIGHになったときにスイッチ120が開くと、V
BGがコンデンサ116に格納される。AMモードの間、
コンデンサ88および116にかかる電圧はそれぞれ、
スイッチ86および120に関連する漏れ電流のため、
減衰(decay)する。コンデンサ88および116
の漏れ電流により、増幅器90の入力における電圧が増
減する。増幅器90の反転入力および非反転入力におけ
る電圧は、AMモードの間増幅器90の出力電圧VOUT
が実質的に一定となることを確実にする速度で変化する
こととなる。
【0103】増幅器112と、スイッチ120と、基準
電圧124と、コンデンサ116と、抵抗器122、1
14および118とがコントローラ110に追加され、
これにより、増幅器90の入力間の電圧差が、時間t2
とt3との間の開ループAMモードの間にVOUTが実質
的に一定に保たれるように減衰するようにする。従っ
て、このように回路を追加すると、AMモードの間のV
OUTの変動が減少する。コンデンサ116および増幅器
112は、増幅器90の反転入力における電圧変化が、
増幅器90の非反転入力におけるコンデンサ88にかか
る電圧の変化を相殺することを確実にする。コンデンサ
116および88の静電容量は、増幅器90の出力にお
ける電圧VOUTが実質的に一定に保たれるように選択さ
れるべきである。これを式で表すと、以下のようにな
る。
【0104】
【数1】 式(3)は、スイッチ86および120と関連する漏れ
電流が等しいと仮定している。このような漏れ電流の整
合は、双方のスイッチを同じサイズのデバイスとつなぐ
ことにより、得ることが可能である。
【0105】AMモードの間、電力信号POUTは、例え
ば、時間t2とt3との間にある図2の曲線50に示す
ように変化する。その結果、AMモードの間、ノード6
1における電圧フィードバック信号も変化し、これによ
り、増幅器84の出力が上述したように変化する。AM
モードの間、増幅器84の出力電圧は、コントローラ1
00のVOUTに影響を与えない。なぜならば、この期間
の間、スイッチ86が、増幅器84を増幅器90から切
り離されるからである。しかし、図2中の時間t3にお
いて、AMモードは終了し、VHOLDはやはりLOWとな
り、これにより、スイッチ120は閉じられ、スイッチ
86は、自身の端末AおよびBを互いに結合させる。従
って、時間t3において、やはり増幅器84の出力がV
OUTの値を決定する。
【0106】VPCINが一定である限り、VOUTも同様に
一定のままであるはずである。時間t3における増幅器
84の出力電圧は、時間t2における増幅器84の出力
電圧と同じである必要があり、これにより、VOUTを実
質的に一定に維持する。POUTにおける振幅変調によっ
て生じた電圧フィードバック信号が変化したために、時
間t3における増幅器84の出力電圧が時間t2におけ
る自身の出力電圧に対して変化した場合、増幅器84お
よび90が再度互いに結合すると、時間t3においてV
OUTに電圧過渡現象が現れる。電圧過渡現象は、VOUT
望ましくない電圧変化であり、電力制御ループと関連す
る寄生効果によって発生する。このVOUTの電圧過渡現
象は、電力出力信号POUTを短期間の間不正確にする。
その後まもなく、電力制御ループがVOUTをその適切な
値に調節(regulate)すると、電圧過渡現象は
消滅する。
【0107】単位利得バッファ増幅器106が追加さ
れ、これにより、AMモードの間、増幅器84の出力電
圧を一定に維持し、時間t3の後のVOUTの電圧過渡現
象を最小限にとどめる。単位利得バッファ増幅器106
は、増幅器84の出力電圧を、コンデンサ88上に保持
された電圧VYにクランプする。これにより、時間t3
においてAMモードが終了した際、増幅器84の出力が
正しい電圧となり、その結果、例えば図2に示すt3の
後すぐにPOUTが一定に維持される。増幅器84の反転
入力におけるRF検出器70からの入力信号の変動は、
OUTにおける振幅変調によって発生する。これらの変
動は、バッファ増幅器106によって吸収される。
【0108】AMモードの間にスイッチ86が自身の端
末AおよびCを互いに結合させる(VHOLDHIGH)
と、バッファ増幅器106と増幅器84との出力端末
が、互いに結合する。図3に示すように、増幅器106
の反転入力が、増幅器90の反転入力と、抵抗器108
および110とに結合される。増幅器106の反転入力
は自身の出力に直接結合され、これにより、1の閉ルー
プ利得が得られる。上述したように、増幅器90の非反
転入力と反転入力との間の電圧差は、これらの2つの入
力のDC電圧と比較して、(ミリボルトオーダーと)微
弱である。従って、増幅器106の非反転入力における
電圧は、実質的にVYと等しい。バッファ増幅器106
は、AMモードの間増幅器84の出力電圧をVYに維持
することにより、増幅器84の出力電圧を一定に維持す
る。
【0109】また、AMモードの間に増幅器84の出力
電圧が変化すると、スイッチ86と関連する寄生静電容
量のため、VYおよびVOUTの電圧も変化する。この電圧
変化は、たとえこの期間の間増幅器84がコンデンサ8
8から切り離されていても発生する。増幅器106は、
増幅器84の出力電圧を一定に維持し、これにより、増
幅器84の出力電圧変化によって生じるVYの望ましく
ない変動を無くす。従って、増幅器106は、AMモー
ドの間VOUTを一定に維持することを支援する。
【0110】時間t3においてAMモードが終了する
と、VHOLDはやはりLOWとなり、これにより、スイッ
チ120は閉じられ、スイッチ86は、上述したように
自身の端末AおよびBを互いに結合させる。時間t3に
おいてスイッチ120が閉じると、コンデンサ116
も、抵抗器122を通じて電圧基準ソース124に結合
される。これにより、コンデンサ116にかかる電圧
は、抵抗器122およびコンデンサ116の時定数に依
存する速度で、VBGまで増加する。時間t3においてス
イッチ86が自身の端末AおよびBを互いに結合させる
と、コンデンサ88にかかる電圧も、増幅器84の出力
に結合され、これにより、電力制御ループが閉じられ
る。ここで、電力制御ループは、増幅器84の出力電圧
(VY)をコンデンサ88の時定数に依存する速度で増
加させ、増幅器84の出力電圧(VY)の値を、時間t
2における値にまで回復させる。その結果、コンデンサ
88にかかる電圧は、AMモードの間スイッチ86と関
連付けられた漏れ電流によって自身が失った電荷分を取
り戻す。
【0111】理想的には、コンデンサ88および116
の時定数は、コンデンサ88および120にかかる電圧
が同じ速度でランプアップするような様式で整合され
る。しかし、コンデンサ88の時定数は、相互コンダク
タンス増幅器84の帯域と、外部ループ利得とに依存す
るため、抵抗器122およびコンデンサ116に関連す
る時定数は好適には、ループ帯域の変動を考慮して、コ
ンデンサ88の時定数よりも長い方が良い。これによ
り、時間t3の後にコンデンサ116の電圧がコンデン
サ88の電圧を越える可能性を最小限にとどめる。コン
デンサ116および抵抗器122の時定数を選択する
際、コンデンサ116にかかる電圧が一定の値に落ち着
くのにかかる時間も考慮するべきである。抵抗器122
およびコンデンサ116の時定数は、VPCINがランプア
ップし始める前にコンデンサ116にかかる電圧を一定
の値に落ち着かせるよう、十分に短くするべきである。
【0112】時間t3の後、コンデンサ88および12
0にかかる電圧は、(漏れ電流の支配の程度に応じて)
ランプアップまたはランプダウンし、t2の直前の時点
での自身の電圧レベルにまで変化し、これにより、増幅
器90の入力間の電圧差は一定のまま保たれる。このよ
うなコモンモードにおける入力電圧の変化は、増幅器9
0によって拒否され、これにより、VOUTは円滑に回復
する。時定数が整合しない場合、時間t3の後増幅器9
0の入力間の電圧差が変化し、その結果、VOU Tが変化
する。時間t3においてVOUTが変化すると、POUTに望
ましくないひずみが発生する。従って、コンデンサ11
6および抵抗器122は、時間t3の後コンデンサ88
にかかる電圧の変化を追跡するローパスフィルタを形成
する。
【0113】図2に示すように、VPCINは、時間t3と
t4との間でゼロにまで低下する。その結果、VPCIN
減少するつれ、VOUTおよびPOUTもゼロにまで低下す
る。ノード61における電圧フィードバック信号によ
り、POUTが低下するにつれ、増幅器84の反転入力に
おける電圧が低下し、これにより、VPCINがゼロにまで
ランプダウンするにつれ、POUTが逓減する。時間t4
の前、図2に示すようにVP CINがゼロに到達し、増幅器
78は、増幅器84の反転入力における電圧をVREF 2
まで低下させる。その後まもなく、VOUTおよびPOUT
ゼロになり、方向性カプラ22は、これ以上フィードバ
ック信号をRFピーク検出器70に提供しなくなる。
【0114】理想的な回路において、時間t4の後、電
力制御増幅器84の双方の入力における電圧はどちらと
もVREF2と等しく、VOUTはほぼゼロボルト(例えば、
200μV)である。しかし、実際のRF電力コントロ
ーラにおいては、電力制御増幅器84のオフセット電圧
(例えば、10mV)のため、電力制御増幅器84の双
方の入力間の電圧差は、ゼロから有意な量だけ変化し得
る。加えて、VPCINにおけるオフセット電圧およびRF
ピーク検出器70のオフセットのため、増幅器84の反
転入力における電圧も、VREF2よりも高くなるかまたは
低くなり得る。上述した自動ゼロループ回路によるスタ
ンバイモードの間、これらのオフセット電圧は相殺され
る。
【0115】本発明のさらなる実施形態を図4に示す。
図4中のRF電力コントローラ140は、電流感知抵抗
器146からの電流フィードバック信号を用いて、RF
電力増幅器160の電力出力信号を調節する。RF電力
コントローラ140は、感知抵抗器146と、電流感知
増幅器152と、PチャンネルFET154と、抵抗器
148と、抵抗器155と、抵抗器156とを含む。R
F電力コントローラ140はまた、抵抗器128および
132と、電圧基準126と、電力制御増幅器84と、
スイッチ86と、バッファ増幅器106と、コンデンサ
88と、増幅器90と、抵抗器108、109および1
10と、増幅器112と、抵抗器114および118
と、コンデンサ116と、スイッチ120と、抵抗器1
22と、電圧基準124と、自動ゼロループ回路103
とを含む。これらは全て、図3を参照して上述したよう
に機能する。図2中の波形は、図4の実施形態にも当て
はまる。
【0116】図2中の時間t1とt2との間において、
PCINはゼロからランプアップし、VHOLDはLOWとな
り、これにより、スイッチ86は、増幅器84の出力を
増幅器90の非反転入力に結合させる。時間t1の後、
OUTがゼロからランプアップすると、RF電力増幅器
160はオンとなり、出力電力をアンテナ162に供給
する。RF電力増幅器160は、オンとなったとき、ノ
ード144における入力電圧源VINから供給電流を引き
出す。VINは供給電流である。電流がVINから感知抵抗
器146を通じてRF電力増幅器160に流れ始め、こ
れにより、抵抗器146にわたって電圧降下が発生す
る。抵抗器146にわたる電圧降下は、ノード144と
142との間に現れる。RF電力増幅器160によって
INから引き出される供給電流は、RF電力増幅器16
0の電力出力信号POUTに比例する。そのため、RF電
力増幅器160の電力出力信号が低下すると、RF電力
増幅器160がVINから引き出す電流も減少する。P
OUTが増加すると、RF電力増幅器160がVINから引
き出す電流も増加する。RF電力コントローラ140
は、RF電力増幅器160がVINから引き出す電流を測
定し、POUTを間接的に測定する。
【0117】電流感知増幅器152は、感知抵抗器14
6を通じて電流を測定し、これにより、抵抗器146を
通過する電流を示す電圧信号を生成する。この電圧信号
は、電力制御増幅器84の反転入力に印加される。電流
感知増幅器152は、抵抗器146を通過する電流を以
下のようにして感知する。
【0118】電流感知増幅器152は、ノード142に
おける電圧と、ノード144における電圧との差を増幅
する。ノード150における電圧は、ノード142にお
ける電圧に比例する。ノード144におけるVINから引
き出される電流の大部分が抵抗器146を通ってRF電
力増幅器160へと流れるよう、抵抗器148の抵抗値
を抵抗器146よりも有意に大きくするべきである(例
えば、抵抗器148の146に対する比は2000:1
であってもよい)。RF電力増幅器160が電流をほと
んど引き出さない場合、ノード142における電圧は、
INに近くなる。感知抵抗器146を通過する電流が増
加すると、ノード142における電圧が低下する。この
ノード142における電圧降下は、電流感知増幅器15
2によって増幅され、PチャンネルFET154のゲー
トへと印加される。これにより、抵抗器146にわたる
電流低下が増加するにつれ、PチャンネルFET154
は、抵抗器148および156を通じてより多くの電流
をVINから引き出す。抵抗器156を通る電流が増加す
ると、電力制御増幅器84の反転入力における電圧が上
昇し、その結果、増幅器84の出力電圧は、VPCINの増
加と共により逓増する。増幅器84の出力が逓増する
と、(増幅器84の出力を増幅させる)増幅器90は、
OUTおよびPOUTを逓増させる。VPCINが増加を止め、
増幅器84の入力間の電圧差が安定した後、VOUTおよ
びPOUTは増加を止める。
【0119】VPCINが増加を止めた後、電流フィードバ
ック信号は、POUTが低くなり過ぎる時期をRF電力コ
ントローラ140に示す。電流感知増幅器152は、抵
抗器146を通る電流の低下を感知する。それに応答し
て、電流感知増幅供給152は、FET154を通過す
る電流を低下させ、これにより、抵抗器156にわたる
電流が低下する。電力制御増幅器84は、自身の反転入
力における電圧低下を感知し、自身の出力電圧を増加さ
せ、これにより、増幅器90はVOUTを増加させる。V
OUTの増加は、RF電力増幅器160にPOUTを増加させ
るようにとの旨を示す。
【0120】電流フィードバック信号はまた、POUT
高くなり過ぎる時期もRF電力コントローラ140に示
す。電流感知増幅器152は、抵抗器146を通る電流
の増加を感知する。それに応答して、電流感知増幅器1
52は、PチャンネルFET154を通る電流を増加さ
せ、その結果、抵抗器156にわたる電圧が増加する。
電力制御増幅器84は、自身の反転入力における電圧増
加を感知し、自身の出力電圧を低下させ、これにより、
増幅器90はVOUTまで減少する。VOUTの減少は、RF
電力増幅器160にPOUTを減少させるようにとの旨を
示す。抵抗器146からの電流フィードバック信号は、
RF電力コントローラ140に対し、イネーブルモード
の間RF電力増幅器160がPOUTを増加または減少さ
せる必要が出てくる時期を示す。そのため、抵抗器14
6にわたる電流フィードバック信号は、RF電力コント
ローラ140がRF電力増幅器160の出力電力信号を
調節することを可能にする。
【0121】上記の実施形態の場合と同様に、時間t2
とt3との間において、POUTは振幅変調される。時間
t2においてVHOLDがHIGHになると、スイッチ12
0が開き、スイッチ86は、自身の端末AおよびCを互
いに結合させ、その結果、増幅器84の出力は、バッフ
ァ増幅器106の出力に結合される。t2とt3との
間、増幅器84の出力は、VOUTの値に影響を与えな
い。増幅器90、106および112と、静電容量88
および116とは、図3を参照して上述したように動作
する。時間t3において、VHOLDはやはりLOWとな
り、スイッチ120は閉じ、増幅器84は再び増幅器9
0の反転入力に結合される。ここで、増幅器84は、上
述したような電流フィードバック信号を用いて、VTXEN
がLOWとなり、増幅器90をディセーブルするまで、
コントローラ140のVOUTを制御する。VTXENがLO
Wとなると、スタンバイモードが開始し、スイッチ96
および94が閉じる。自動ゼロ増幅器104は、上述し
たように、スタンバイモードの間、電力制御ループにお
けるオフセット電圧を相殺するように動作する。
【0122】本発明のさらなる実施形態において、電圧
フィードバック回路は、対数検出器を含み得る。この対
数検出器は、例えば、図5に示すPOUTから引き出され
た電圧フィードバック信号に応答する。図5のRF電力
コントローラ200は、対数検出器210を含む。この
対数検出器210は、電圧フィードバック信号に応答し
て、信号を電力制御増幅器84の入力に提供する。図5
に示すように抵抗器211および212が追加されてお
り、これにより、電圧フィードバック信号を、対数検出
器210が処理可能なレベルにまで低下させる。
【0123】対数検出器210は、増幅段201〜20
3と、電流加算段204とを含む。増幅段201〜20
3はそれぞれ、互いに結合される。増幅段201はノー
ド61において電圧フィードバック信号を増幅させ、増
幅段202は、増幅段201の出力信号を増幅させ、増
幅段203は、増幅段202の出力信号を増幅させる。
従って、増幅段201〜203はそれぞれ、自身のそれ
ぞれの利得ファクタを用いて、ノード61において電圧
フィードバック信号を増幅させる。電圧フィードバック
信号は、増幅段203が限界まで駆動されるまで、各増
幅段によって増幅される。増幅段201〜203の1つ
が限界まで駆動されると、当該増幅段は、自身の出力信
号をそれ以上増加させることができなくなる。電圧フィ
ードバック信号が増加し続けると、増幅段202は限界
となり、最終的には、増幅段201は限界になる。増幅
段201〜203のそれぞれの利得は、例えば、約10
デシベル(dB)に設定され得る。この場合、3つの増
幅段を備える対数検出器210は、30dBまでの利得
を、電圧フィードバック信号に供給する。対数検出器2
10に増幅段をさらに追加して、その利得範囲を増加さ
せてもよい。
【0124】対数検出器210における増幅段201〜
203はそれぞれ検出器を含み、これらはそれぞれ、電
流信号を電流加算段204に出力する。この電流加算段
204は、当該増幅段の電圧出力信号に比例する。各検
出器は、自身に対応する増幅段の利得範囲にわたって動
作するように設定される。各検出器の電流出力信号は、
電流加算段204において加算される。電流加算段20
4の出力は、抵抗器82を通る電流である。対数検出器
210は、抵抗器82を通る電流を電圧フィードバック
信号に比例するように変化させる。電圧フィードバック
信号が増加すると、抵抗器82にわたる電圧降下も増加
し、その結果、VOUTは減少する。電圧フィードバック
信号が減少すると、抵抗器82にわたる電圧降下も減少
し、その結果、VOUTは増加する。コントローラ200
は、AMモードの間VOUTを維持するように動作する図
3および4に示す回路と、さらなる自動ゼロ回路とを含
む。
【0125】当業者であれば、本発明の回路は、上記に
て図示および説明した回路以外の回路構成を用いても実
施可能であることをさらに認識する。このような改変例
は全て、本発明の範囲内である。本発明の範囲は、本明
細書中の特許請求の範囲のみによって限定される。例え
ば、本発明の電力コントローラは、無線周波数電力コン
トローラに限定されず、他の低周波数範囲(例えば、可
聴周波数)において動作するコントローラも含み得る。
【0126】本発明は、制御信号を用いてRF電力増幅
器の電力出力信号を調節する無線周波数(RF)電力コ
ントローラを提供する。RF電力コントローラは、フィ
ードバック信号と電力制御入力信号との間を測定して、
制御信号をRF電力増幅器に供給する電力制御増幅器を
含む。出力電力信号は、イネーブルモード中のある期間
にわたって振幅変調される。振幅変調期間中、RF電力
増幅器は、電力制限ループを開き、電力制限増幅器に結
合されている、第2の増幅器およびコンデンサを用い
て、RF電力増幅器への出力電圧を実質的に一定に維持
する。コンデンサは、振幅変調期間中に電力制限増幅器
から切り離され、第2の増幅器は、コンデンサに格納さ
れた電圧に基づいて、RF電力コントローラの出力電圧
を供給する。
【0127】
【発明の効果】非固定の振幅電力変調を有するEDGE
規格またはTDMA規格等の他の規格を使用して、振幅
変調されたRF電力増幅器の出力電力信号を正確に制御
するRFコントローラを提供することが本発明の目的で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の本質に従う、RF電力増幅器
のRF出力電力信号を制御するRF電力コントローラの
模式図である。
【図2】図2は、図1、3、4、および5の回路波形の
図解による説明である。
【図3】図3は、本発明の本質に従う、電圧フィードバ
ック信号を受信するRF検出器を備えたRF電力コント
ローラの模式図である。
【図4】図4は、本発明の本質に従う、電流フィードバ
ック信号によるRF電力コントローラの模式図である。
【図5】図5は、本発明の本質に従う、対数検出器を備
えたRF電力コントローラの模式図である。
【符号の説明】
22 方向性カプラ 30 RF電力増幅器 40 RF電力コントローラ 42 RF検出器 44 電力制御増幅器 45 スイッチ 46 コンデンサ 48 バッファ増幅器
フロントページの続き (72)発明者 エドワード エル. ヘンダーソン アメリカ合衆国 ニュー ハンプシャー 03811, アトキンソン, エドマンド サークル 4 (72)発明者 サミュエル エイチ. ノーク アメリカ合衆国 マサチューセッツ 01810, アンドバー, キャメロン ロ ード 12 Fターム(参考) 5J002 BB13 BB22 CC01 DD01 FF06 5J100 JA01 LA00 LA09 LA10 QA01 SA01 5K004 AA01 BA02 BC00

Claims (44)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御信号を用いて、電力増幅器の電力出
    力信号を調節する電力コントローラであって、 該電力増幅器からフィードバック信号を受信する、フィ
    ードバック回路と、 該フィードバック回路からの信号に応答する制御増幅器
    と、 該制御信号を生成する第2の増幅器であって、 第1の期間中、該制御増幅器の出力信号に応答し、該電
    力出力信号の第2の振幅変調期間中、該制御増幅器出力
    信号に応答しない、第2の増幅器と、を含む、電力コン
    トローラ。
  2. 【請求項2】 前記フィードバック回路が、前記電力増
    幅器から、電圧フィードバック信号を受信する、請求項
    1に記載のコントローラ。
  3. 【請求項3】 前記フィードバック回路が、前記電圧フ
    ィードバック信号に応答するピーク検出器回路を含む、
    請求項2に記載のコントローラ。
  4. 【請求項4】 前記フィードバック回路が、前記ピーク
    検出器に接続された検出器増幅器をさらに含む、請求項
    3に記載のコントローラ。
  5. 【請求項5】 前記フィードバック回路が、前記電圧フ
    ィードバック信号に応答する対数検出器を含む、請求項
    2に記載のコントローラ。
  6. 【請求項6】 前記フィードバック回路が、前記電力増
    幅器から電流フィードバック信号を受信する、請求項1
    に記載のコントローラ。
  7. 【請求項7】 前記フィードバック回路が、入力電圧か
    ら、前記電力増幅器に流れる電流を感知する増幅器を含
    む、請求項6に記載のコントローラ。
  8. 【請求項8】 前記フィードバック回路が、感知抵抗器
    をさらに含み、前記フィードバック回路内の前記増幅器
    が、該感知抵抗器を通じて電流を感知する、請求項7に
    記載のコントローラ。
  9. 【請求項9】 前記制御増幅器が、電力制御入力信号に
    も応答する、請求項1に記載のコントローラ。
  10. 【請求項10】 第1のスイッチが、前記第1の期間中
    に、前記制御増幅器を前記第2の増幅器に結合し、前記
    第2の振幅変調期間中に、該制御増幅器を該第2の増幅
    器から切り離す、請求項1に記載のコントローラ。
  11. 【請求項11】 前記第2の増幅器が、バッファ増幅器
    である、請求項1に記載のコントローラ。
  12. 【請求項12】 前記第2の振幅変調期間中、前記制御
    増幅器の前記出力信号を実質的に一定に維持するバッフ
    ァ増幅器をさらに含む、請求項1に記載のコントロー
    ラ。
  13. 【請求項13】 前記制御増幅器出力信号が、前記第2
    の振幅変調期間中、第1のコンデンサに格納され、前記
    第2の増幅器が、該第1のコンデンサの電圧に応答す
    る、請求項1に記載のコントローラ。
  14. 【請求項14】 前記第2の増幅器が、第2のコンデン
    サの電圧にも応答する、請求項13に記載のコントロー
    ラ。
  15. 【請求項15】 前記第2のコンデンサの電圧を監視
    し、前記第2の増幅器に基準電圧を提供する第3の増幅
    器をさらに含む、請求項14に記載のコントローラ。
  16. 【請求項16】 前記第2のコンデンサに接続され、前
    記第1の期間中は閉じられ、前記第2の振幅変調期間中
    は開けられている、第2のスイッチをさらに含む、請求
    項15に記載のコントローラ。
  17. 【請求項17】 前記第2のスイッチに接続された基準
    電圧源をさらに含む、請求項16に記載のコントロー
    ラ。
  18. 【請求項18】 前記第2の増幅器によって提供される
    前記制御信号が、前記第2の振幅変調期間中に振幅変調
    される、請求項1に記載のコントローラ。
  19. 【請求項19】 前記電力増幅器は、RF電力増幅器で
    あり、前記電力コントローラは、RF電力コントローラ
    である、請求項1に記載のコントローラ。
  20. 【請求項20】 電力コントローラからの制御信号を用
    いて、電力増幅器の電力出力信号を調節する方法であっ
    て、 該電力出力信号を示すフィードバック信号から第1の信
    号を生成する工程と、 電力制御入力信号を示す第2の信号を生成する工程と、 第1の期間中に該第1および第2の信号に応答して制御
    信号を生成する工程と、 該電力出力信号の該振幅変調期間中に該第1および第2
    の信号に応答しない第1のコンデンサの電圧に応答して
    該制御信号を生成する工程と、を包含する、方法。
  21. 【請求項21】 前記第1の信号を生成する工程が、前
    記電力出力信号を示す電圧フィードバック信号に応答し
    て、該第1の信号を生成する工程をさらに包含する、請
    求項20に記載の方法。
  22. 【請求項22】 前記第1の信号を生成する工程が、前
    記電圧フィードバック信号に応答するピーク検出器回路
    を用いて、該第1の信号を生成する工程をさらに包含す
    る、請求項21に記載の方法。
  23. 【請求項23】 前記第1の信号を生成する工程が、前
    記電圧フィードバック信号に応答する対数検出器を用い
    て、該第1の信号を生成する工程をさらに包含する、請
    求項21に記載の方法。
  24. 【請求項24】 前記第1の信号を生成する工程が、前
    記電力出力信号を示す電流フィードバック信号に応答し
    て、該第1の信号を生成する工程をさらに包含する、請
    求項20に記載の方法。
  25. 【請求項25】 前記第1の信号を生成する工程が、入
    力電圧から前記電力増幅器への電流フローを感知する増
    幅器を用いて、該第1の信号を生成する工程をさらに包
    含する、請求項24に記載の方法。
  26. 【請求項26】 前記第1の期間中に第1および第2の
    信号に応答して制御信号を生成する工程が、該第1およ
    び第2の信号に結合されている制御増幅器を用いて、該
    制御信号を生成する工程をさらに包含する、請求項20
    に記載の方法。
  27. 【請求項27】 前記振幅変調期間中、バッファ増幅器
    を前記制御増幅器に結合することによって、該制御増幅
    器の出力信号を実質的に一定に維持する工程をさらに包
    含する、請求項26に記載の方法。
  28. 【請求項28】 前記第1の期間および振幅変調期間中
    に制御信号を生成する工程が、第2の増幅器の出力信号
    に応答して該制御信号を生成する工程をさらに包含す
    る、請求項26に記載の方法。
  29. 【請求項29】 前記第1の期間中に制御信号を生成す
    る工程が、スイッチを用いて前記制御増幅器を前記第2
    の増幅器に結合する工程をさらに包含し、 前記振幅変調期間中に制御信号を生成する工程が、該ス
    イッチを用いて制御増幅器を該第2の増幅器から切り離
    す工程をさらに包含する、請求項28に記載の方法。
  30. 【請求項30】 前記第2の増幅器が、バッファ増幅器
    である、請求項28に記載の方法。
  31. 【請求項31】 前記振幅変調期間中に前記制御信号を
    実質的に一定に維持する第2のコンデンサの電圧を監視
    して、第3の増幅器を用いて、基準電圧を前記第2の増
    幅器に提供する工程をさらに包含する、請求項28に記
    載の方法。
  32. 【請求項32】 前記振幅変調期間中に第2のコンデン
    サに結合されているスイッチを開く工程をさらに包含す
    る、請求項31に記載の方法。
  33. 【請求項33】 前記第1の期間中に基準電圧を前記第
    2のコンデンサに提供する工程をさらに包含する、請求
    項31に記載の方法。
  34. 【請求項34】 前記電力増幅器は、RF電力増幅器で
    あり、前記電力コントローラは、RF電力コントローラ
    である、請求項20に記載の方法。
  35. 【請求項35】 前記制御信号が、前記振幅変調期間中
    に振幅変調される、請求項20に記載の方法。
  36. 【請求項36】 電力コントローラからの制御信号を用
    いて、電力増幅器の電力出力信号を調節する方法であっ
    て、 該電力出力信号を示すフィードバック信号から第1の信
    号を生成する工程と、第1の期間中に該第1の信号およ
    び電力制御入力信号に応答して制御信号を生成する工程
    と、 該電力出力信号が振幅変調される第2の期間中に該第1
    の信号に応答しない第1のコンデンサの電圧に応答して
    該制御信号を生成する工程と、を包含する方法であっ
    て、 該制御信号が、該第1の信号に応答しない第2のコンデ
    ンサに格納された基準電圧にも応答する、電力増幅器の
    電力出力信号を調節する方法。
  37. 【請求項37】 前記第1の期間中に制御信号を生成す
    る工程が、前記第1および第2の信号を受信するように
    結合されている制御増幅器の出力信号に応答して前記制
    御信号を生成する工程をさらに包含する、請求項36に
    記載の方法。
  38. 【請求項38】 前記第2の期間中にバッファ増幅器を
    前記制御増幅器に結合して、該第2の期間の終わりの前
    記制御信号の電圧過渡現象を減少する工程をさらに包含
    する、請求項37に記載の方法。
  39. 【請求項39】 前記第1および第2の期間中に制御信
    号を生成する工程が、第2の増幅器の出力信号に応答し
    て該制御信号を生成する工程をさらに包含する、請求項
    37に記載の方法。
  40. 【請求項40】 第3の増幅器が、前記第2のコンデン
    サの前記基準電圧を監視し、信号を前記第2の増幅器に
    提供する、請求項39に記載の方法。
  41. 【請求項41】 前記第2の期間中に制御信号を生成す
    る工程が、該第2の期間中に前記制御増幅器を前記第2
    の増幅器から切り離す工程をさらに包含する、請求項3
    9に記載の方法。
  42. 【請求項42】 前記第1の信号を生成する工程が、前
    記電力出力信号を示す電圧フィードバック信号に応答し
    て該第1の信号を生成する工程をさらに包含する、請求
    項36に記載の方法。
  43. 【請求項43】 前記第1の信号を生成する工程が、前
    記電力出力信号を示す電流フィードバック信号に応答し
    て該第1の信号を生成する工程をさらに包含する、請求
    項36に記載の方法。
  44. 【請求項44】 前記電力増幅器が、RF電力増幅器で
    あり、前記電力コントローラが、RF電力コントローラ
    である、請求項36に記載の方法。
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