JP2002231392A - 基板内蔵ケーブルコネクタ及び基板の実装方法 - Google Patents

基板内蔵ケーブルコネクタ及び基板の実装方法

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JP2002231392A
JP2002231392A JP2001023470A JP2001023470A JP2002231392A JP 2002231392 A JP2002231392 A JP 2002231392A JP 2001023470 A JP2001023470 A JP 2001023470A JP 2001023470 A JP2001023470 A JP 2001023470A JP 2002231392 A JP2002231392 A JP 2002231392A
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housing
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Junichi Miyazawa
順一 宮澤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半田付け部の保護、組み立て作業性の向上、
部品点数の削減等に配慮した基板内蔵ケーブルコネクタ
及び基板の実装方法を提供すること。 【解決手段】 絶縁性樹脂からなるハウジング1と、ハ
ウジング1に対して表面実装される基板Kと、基板Kに
対して電気的に接続されるケーブルCと、ハウジング1
を外側から覆うシェル20とを備える。ハウジング1
は、複数のターミナル2が並べて配置された本体部3
と、本体部3からハウジング1の軸方向に延び、基板K
の幅よりも大きな間隔で配置された二つの側板部4,5
とを備える。基板Kは、ターミナル2に半田付けされて
電気的に接続されるターミナル接続部K1と、ケーブル
1に接続されるケーブル接続部K2とを備える。ハウジ
ング1の側板部4,5と基板Kとの間には、ハウジング
1に対する基板Kの相対移動を阻止するロック手段7が
設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ケーブルコネクタ
内の配線接続に、ハウジングに対して表面実装する基板
を用いて接続する、基板内蔵ケーブルコネクタ及び基板
の実装方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ケーブルコネクタ内の配線接続に、イコ
ライザ等の機能を備えた基板を用いて接続する技術が知
られている。この技術は、例えば特開平7−23085
6号公報に記載されている。
【0003】この特開平7−230856号公報には、
同軸ケーブルと基板との結合に際し、別体の結合部材を
要しないように工夫した同軸コネクタ、プリント配線基
板およびそれらの組み立て方法に関する発明が記載され
ている。
【0004】即ち、同軸コネクタを構成すべき本来の部
品のみにより同軸コネクタとプリント配線基板とを相互
に結合することで、他に格別の取付部品を必要としない
ように工夫している。これにより、構成部品数の減少、
同軸コネクタとプリント配線基板の取り付けおよび組み
立て工数の減少、同軸コネクタの製造コストの低減、等
の利点を得ることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の基板内蔵ケーブルコネクタにおいては、次の
ような課題がある。
【0006】第1に、基板の半田付け強度に起因する問
題である。従来は、基板とケーブルとの固定、基板とタ
ーミナルとの固定はいずれも半田付けにより行ってい
た。そのため、半田付け強度を超える引っ張り荷重が基
板に加わった場合、半田付け部が不良になる問題があ
る。特に、基板をハウジングに固定しないものでは、基
板とターミナルとの半田付け部が不良になる問題があ
る。
【0007】第2に、組み立て作業性の問題である。例
えば基板をカバーハウジングに挿入する方式のもので
は、まず、基板をハウジングサブアッシーに半田付け
後、カバーハウジングに挿入する。その際、基板とイン
ナーハウジングの半田付け精度(平行度)が悪いと挿入
困難になる問題が生じる。
【0008】第3に、部品点数が多いという問題であ
る。特に、基板を実装するハウジング部材が2ピース構
造になっており、その分、コストアップする問題があ
る。例えば、ターミナルが圧入されたインナーハウジン
グと、そのインナーハウジングが装着されるカバーハウ
ジングとを備える構造のものを挙げることができる。
【0009】よって、本発明の課題は、半田付け部の保
護、組み立て作業性の向上、部品点数の削減等に配慮し
た基板内蔵ケーブルコネクタ及び基板の実装方法を提供
することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の基板内蔵ケーブ
ルコネクタは、絶縁性樹脂からなるハウジングと、その
ハウジングに対して表面実装される基板と、その基板に
対して端部が電気的に接続されるケーブルと、前記ハウ
ジングを外側から覆うシェルとを備え、前記ハウジング
は、複数のターミナルが並べて配置された本体部と、そ
の本体部からハウジングの軸方向に延び、前記基板の幅
よりも大きな間隔で配置された二つの側板部とを備え、
前記基板は、前記ターミナルに半田付けされて電気的に
接続されるターミナル接続部と、前記ケーブルに接続さ
れるケーブル接続部とを備え、前記ハウジングの側板部
と、前記基板との間には、前記ハウジングに対する前記
基板の相対移動を阻止するロック手段が設けられている
構成とした。
【0011】本発明によれば、ハウジングは側板部を備
え、その側板部と基板との間に、ハウジングに対する基
板の相対移動を阻止するロック手段を設けているので、
基板をハウジングに対して確実に位置決めして固定する
ことができる。これにより、例えば基板とターミナルと
の半田付け強度を超える引っ張り荷重が基板に作用した
場合でも、その引っ張り荷重がターミナル接続部に直接
作用しないようにして、半田付け部を効果的に保護する
ことができる。また、ハウジングの二つの側板部を基板
の幅よりも大きな間隔で配置してあるので、その両側板
部間に基板を上から挿入してハウジングに表面実装する
作業も容易になる。また、ハウジングは本体部と側板部
とを有する単一部材であるため、部品点数も減少する。
【0012】前記ロック手段は、前記基板が前記ハウジ
ングに対してそのハウジングの軸方向に相対移動するの
を阻止する機能を備えていることが望ましい。基板に加
わる引っ張り荷重はハウジングの軸方向となる場合が多
いからである。
【0013】前記基板は、前記二つの側板部間に配置さ
れ、前記ロック手段は、前記側板部の内面と前記基板の
縁部との間に設けられた互いに嵌合する凹凸部分である
ことが望ましい。ロック手段を互いに嵌合する凹凸部分
で構成した場合、基板をハウジングに固定する作業をワ
ンタッチで行うことが可能になる。
【0014】前記基板は長さ方向の一端側と他端側を有
し、前記一端側の裏面に前記ターミナル接続部が設けら
れ、前記二つの側板部の内面に、前記基板の一端側が基
板表面側へ浮き上がるのを規制する規制面が設けられて
いることが望ましい。この規制面によって、基板の一端
側をハウジングに対して位置決めすることができるから
である。
【0015】前記二つの側板部の内面には、前記ハウジ
ングに対する基板の実装時に、前記側板部間への前記基
板の挿入角度を制御するガイド斜面が設けられているこ
とが望ましい。基板の挿入角度をガイド斜面により制御
することで、基板をハウジングの実装位置へ円滑に案内
することができるからである。
【0016】前記規制面と前記ガイド斜面については、
それらを独立して設けることもできる。しかし、ハウジ
ングの製作性や金型製造性の点からは、規制面とガイド
斜面を連続して設けることが好ましい。
【0017】前記ハウジングを覆うシェルは、前記ハウ
ジングの両側板部が互いに離間する方向に変形するのを
規制する機能を備えていることが望ましい。ハウジング
の両側板をシェルによって外側から拘束することで、両
側板部が外方へ広がらないようにする。これにより、互
いに嵌合する凹凸部分の機能を確実に発揮させることが
できる。
【0018】本発明に係る基板の実装方法は、ケーブル
コネクタ内の配線接続に、ハウジングに対して表面実装
する基板を用いて接続する際に、次の各工程を行う。
【0019】前記基板の一端側を下にした傾斜状態でそ
の基板を前記ハウジングに対して挿入する第1工程。
【0020】前記基板の一端側を、前記ハウジングに設
けたターミナル上に位置決めする第2工程。
【0021】前記基板の他端側を下方へ下げて、その基
板を前記ハウジング内にはめ込んで固定する第3工程。
【0022】この方法では、ハウジングに対して基板を
斜め上方から挿入して基板の一端側をハウジングに位置
決めしつつ、基板の他端側を下げてハウジングに固定す
ることができる。したがって、基板の実装作業をワンタ
ッチで行うことができる。この作業では、基板を斜めに
挿入した後に下方へ下げる。そのため、例えばターミナ
ルに半田付けする基板のソルダーテール部分にクリーム
半田を塗布した状態で基板の挿入作業が実施可能にな
る。その際、クリーム半田の塗布状態に影響を及ぼすこ
とがない。例えばクリーム半田が拭いさられることがな
い。
【0023】前記ハウジングへの基板の挿入角度を制御
するガイド斜面を設けておき、前記第1工程では、前記
基板の一端側の表面を前記ガイド斜面に接触させつつ挿
入することが望ましい。ガイド斜面によって基板の挿入
角度を制御し、基板をハウジングの実装位置へ円滑に案
内することができる。
【0024】前記ハウジングに、前記基板の一端側が基
板表面側へ浮き上がるのを規制する規制面を設けてお
き、前記第2工程では、前記規制面を利用して前記基板
の一端側を前記ハウジングに位置決めすることが望まし
い。規制面の作用により、基板の一端側をハウジングに
対して容易に位置決めすることができる。
【0025】前記ハウジングと前記基板との間に、前記
基板が前記ハウジングに対してそのハウジングの軸方向
に相対移動するのを阻止する凹凸嵌合によるロック手段
を設けておき、前記第3工程では前記ロック手段を用い
て前記基板を前記ハウジングに固定することが望まし
い。凹凸嵌合によるロック手段を採用した場合、基板を
操作するだけでロック状態とすることができるので、作
業性が良く、構成も簡易にすることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図1〜図7を参照して説明する。
【0027】なお、実施の形態では、本発明をリセプタ
クルコネクタに結合される基板内蔵のプラグコネクタに
適用した例を示す。
【0028】図1は、本発明を適用したプラグコネクタ
(ケーブルコネクタ)PをリセプタクルコネクタRに結
合した状態の断面図を示している。図2は基板Kを実装
するハウジングの斜視図である。
【0029】これらの図に示すように、基板内蔵のプラ
グコネクタPは、絶縁性樹脂からなるハウジング1と、
そのハウジング1に対して表面実装されるプリント配線
基板(以下、基板という)Kと、その基板Kに対して端
部が電気的に接続されるケーブルCと、ハウジング1を
外側から覆うシェル20と、そのシェル20を覆うスラ
イドカバー30とを備えている。
【0030】ハウジング1は、図2に示すように、複数
のターミナル2が並べて配置された本体部3と、その本
体部3からハウジング1の軸方向に延び、基板Kの幅よ
りも大きな間隔で配置された二つの側板部4、5とを備
えている。両側板部4,5は、互いに平行に配置されて
いる。
【0031】両側板部4,5間の上面側と、本体部3の
反対側の端面側は開放され、両側板部間に基板Kが実装
可能に設計されている。本体部3寄りの側板部4,5間
には水平支持板6が設けられ、その水平支持板6上に複
数のターミナル2が圧入等の方法により固定されてい
る。水平支持板6はハウジング1の高さ方向の中間付近
に位置し、側板部4,5の長さよりも短く設計されてい
る。
【0032】基板Kは、その一端側がターミナル2に半
田付けされて電気的に接続されるターミナル接続部K1
と、基板Kの他端側に設けられ、ケーブルCに接続され
るケーブル接続部K2(図6参照)とを備えている。タ
ーミナル接続部K1としては、例えば基板Kの一端側の
裏面に設けられるソルダーテイル等によって形成されて
いる。ケーブル接続部K2は、基板Kの他端側に設けら
れた複数の穴により形成される。
【0033】ハウジング1の両側板部4,5と、基板K
との間には、ハウジング1に対する基板Kの相対移動を
阻止するロック手段7が設けられている(図6及び図7
参照)。このロック手段7は、この実施例では、基板K
がハウジング1に対してそのハウジング1の軸方向に相
対移動するのを阻止する機能を有するように構成されて
いる。基板7に加わる引っ張り荷重はハウジング1の軸
方向となる場合が多いからである。
【0034】基板Kは、二つの側板部4,5間に配置さ
れて表面実装される。ロック手段7は、両側板部4,5
の内面と基板Kの縁部との間に設けられた互いに嵌合す
る凹凸部分で構成されている。ここでは、側板部4,5
の内面に凸部7aをそれぞれ設け、基板Kの両縁部に凹
部7bをそれぞれ設けている。ロック手段7を互いに嵌
合する凹凸部分で構成することで、基板Kをハウジング
1に固定する作業をワンタッチで行えるようにするため
である。
【0035】凸部7aは、断面が半円状で、側板部4,
5の高さ方向に延びる短い半円柱状に形成されている。
凹部7bは平面視において同じく半円状に切り欠かれた
形状である。両側板部4,5の内面の凸部7aの下に
は、基板Kの下面に当接して、基板Kの上下位置(水平
位置)を決めるストッパ面7cがそれぞれ設けられてい
る。
【0036】基板Kは長さ方向の一端側と他端側を有
し、一端側の裏面に前記ターミナル接続部K1が設けら
れている。そして、二つの側板部4,5の内面に、基板
Kの一端側が表面側(上方)へ浮き上がるのを規制する
規制面8が設けられている。この規制面8によって、基
板Kの一端側をハウジング1に対して確実に位置決めす
るためである。規制面8とターミナル2との間の間隔
は、基板Kのターミナル接続部K1部分の厚さよりも僅
かに大きく設定されている。また、本体部3の内壁面3
aは、基板Kの一端側(先端)が突き当たる面で、基板
Kの進入を制限するストッパの機能を発揮するように設
計されている。
【0037】さらに、二つの側板部4,5の内面には、
ハウジング1に対する基板Kの実装時に、側板部4,5
間への基板Kの挿入角度を制御するガイド斜面9がそれ
ぞれ設けられている。基板Kの挿入角度をガイド斜面9
により制御することで、基板Kをハウジング1の実装位
置へ円滑に案内可能にするためである。
【0038】規制面8とガイド斜面9については、それ
らを独立して設けても良い。しかし、ハウジング1の製
作性や金型製造性の点からは、規制面8とガイド斜面9
を図示例のように連続して設けることが好ましい。
【0039】ハウジング1を覆うシェル20は金属製で
あり、シェルボディー21と、シェルカバー22とで構
成されている。このシェル20は、ハウジング1の両側
板部4,5が互いに離間する方向に変形するのを規制す
る機能を備えている。ハウジング1の両側板4,5をシ
ェル20によって外側から拘束することで、両側板4,
5が外方へ広がらないようにすることができる。これに
より、互いに嵌合する凹凸部分からなるロック手段7の
機能を確実に発揮させることができる。シェル20は樹
脂製のスライドカバー30によって覆われている。
【0040】ハウジング1の先端面1aには、図5に示
すように、リセプタクルコネクタRのハウジング50に
設けられた複数のピンコンタクト51を受け入れるコン
タクトホール10が複数開口している。これらのコンタ
クトホール10内には、図1に示すように、ターミナル
2が圧入されている。そして、ターミナル2の一部が平
板状に形成され、基板Kと半田付け可能なように水平板
6上に露出している。
【0041】なお、これらの図において、11は、基板
K上に搭載されたチップ等の電子部品を示している。ま
た、基板Kの他端側のケーブル接続部K2には、ケーブ
ルCの導体が半田付けされて接続される。その際、ケー
ブル接続部K2を構成する穴内に導体を直角に曲げて通
し、その状態で半田付けすることで充分な接続強度が得
られるように配慮している。
【0042】ハウジング1に対する基板Kの実装方法と
しては、図6および図7に示すように、次の各工程を行
う。
【0043】まず、基板Kのターミナル接続部K1にク
リーム半田12を塗布しておく。そして、図6に示すよ
うに、基板Kの一端側を下にした傾斜状態でその基板K
をハウジング1に対して挿入する第1工程を行う。この
とき、ガイド斜面9を利用して基板Kの挿入角度を調整
する。
【0044】次に、基板Kの一端側を、ハウジング1に
設けたターミナル2上に位置決めする第2工程を行う。
このとき、規制面8と内壁面3aを利用する。即ち、基
板の一端側をハウジング1の内壁面3aに付き当てるこ
とで、規制面8に基板Kの一端側の表面を引っかけて位
置決めする。
【0045】その後、基板Kの他端側を下方へ下げて、
その基板Kをハウジング1内にはめ込んで固定する第3
工程を行う。このときは、基板Kの他端側を単に押し下
げるだけで、凸部7aと凹部7bが嵌合し、基板Kの裏
面がストッパ面7cに当接する。これにより基板Kが固
定される。
【0046】しかる後、クリーム半田12を利用した半
田リフロー付けにより、基板Kのターミナル接続部をタ
ーミナル2に対して半田付けする。さらに、基板Kのケ
ーブル接続部K2にケーブルCの導体を半田付けする。
その後、必要なケーブル組み立て作業を行う。
【0047】この方法では、ハウジング1に対して基板
Kを斜め上方から挿入して基板Kの一端側をハウジング
1に位置決めしつつ、基板Kの他端側を下げてハウジン
グ1に固定することができる。したがって、基板Kの実
装作業をワンタッチで行うことができる。この作業で
は、基板Kを斜めに挿入した後に下方へ下げる。そのた
め、例えばターミナル2に半田付けする基板Kのソルダ
ーテール部分にクリーム半田12を塗布した状態で基板
Kの挿入作業が実施可能になる。その際、クリーム半田
12の塗布状態に影響を及ぼすことはない。例えばクリ
ーム半田12が拭いさられることがないので、基板Kの
有効な実装方法となる。
【0048】この実施の形態によれば、ハウジング1は
側板部4,5を備え、その側板部4,5と基板Kとの間
に、ハウジング1に対する基板Kの相対移動を阻止する
ロック手段7を設けているので、基板Kをハウジング1
に対して確実に位置決めして固定することができる。こ
れにより、例えば基板Kとターミナル2との半田付け強
度を超える引っ張り荷重が基板Kに作用した場合でも、
その引っ張り荷重がターミナル接続部K1に直接作用し
ないようにして、半田付け部を効果的に保護することが
できる。
【0049】また、ハウジング1の二つの側板部4,5
を基板Kの幅よりも大きな間隔で配置してあるので、そ
の両側板部4,5間に基板Kを上から挿入してハウジン
グ1に表面実装する作業も容易になる。また、ハウジン
グ1は本体部3と側板部4,5とを有する単一部材であ
るため、部品点数も減少する。
【0050】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、基板の
ハウジングに対する半田付け部の保護や組み立て作業性
の向上、部品点数の削減等に配慮した基板内蔵ケーブル
コネクタ及び基板の実装方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る基板内蔵ケーブルコネクタの断面
【図2】本発明に係る基板内蔵ケーブルコネクタのハウ
ジングの斜視図
【図3】本発明に係る基板内蔵ケーブルコネクタハウジ
ングの平面図
【図4】本発明に係る基板内蔵ケーブルコネクタのハウ
ジングの側面図
【図5】本発明に係る基板内蔵ケーブルコネクタのハウ
ジングの端面図
【図6】本発明に係る基板内蔵ケーブルコネクタの基板
の実装工程を示す平面図
【図7】本発明に係る基板内蔵ケーブルコネクタの基板
の実装工程を示す側面図
【符号の説明】
1 ハウジング 2 ターミナル 3 本体部 3a 内壁面 4、5 側板部 6 水平板 7 ロック手段 7a 凸部 7b 凹部 7c ストッパ面 8 規制面 9 ガイド斜面 10 コンタクトホール 11 電子部品 12 クリーム半田 20 シェル 21 シェルボディー 22 シェルカバー 30 スライドカバー P プラグコネクタ R リセプタクルコネクタ C ケーブル K 基板 K1 ターミナル接続部 K2 ケーブル接続部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーブルコネクタ内の配線接続に基板が
    用いられている基板内蔵ケーブルコネクタであって、 絶縁性樹脂からなるハウジングと、そのハウジングに対
    して表面実装される基板と、その基板に対して端部が電
    気的に接続されるケーブルと、前記ハウジングを外側か
    ら覆うシェルとを備え、 前記ハウジングは、複数のターミナルが並べて配置され
    た本体部と、その本体部からハウジングの軸方向に延
    び、前記基板の幅よりも大きな間隔で配置された二つの
    側板部とを備え、 前記基板は、前記ターミナルに半田付けされて電気的に
    接続されるターミナル接続部と、前記ケーブルに接続さ
    れるケーブル接続部とを備え、 前記ハウジングの側板部と、前記基板との間には、前記
    ハウジングに対する前記基板の相対移動を阻止するロッ
    ク手段が設けられている、基板内蔵ケーブルコネクタ。
  2. 【請求項2】 前記ロック手段は、前記基板が前記ハウ
    ジングに対してそのハウジングの軸方向に相対移動する
    のを阻止する機能を備えている、請求項1記載の基板内
    蔵ケーブルコネクタ。
  3. 【請求項3】 前記基板は、前記二つの側板部間に配置
    され、前記ロック手段は、前記側板部の内面と前記基板
    の縁部との間に設けられた互いに嵌合する凹凸部分であ
    る、請求項2記載の基板内蔵ケーブルコネクタ。
  4. 【請求項4】 前記基板は長さ方向の一端側と他端側を
    有し、前記一端側の裏面に前記ターミナル接続部が設け
    られ、前記二つの側板部の内面に、前記基板の一端側が
    基板表面側へ浮き上がるのを規制する規制面が設けられ
    ている、請求項1記載の基板内蔵ケーブルコネクタ。
  5. 【請求項5】 前記二つの側板部の内面には、前記ハウ
    ジングに対する基板の実装時に、前記側板部間への前記
    基板の挿入角度を制御するガイド斜面が設けられてい
    る、請求項1〜4の何れかに記載の基板内蔵ケーブルコ
    ネクタ。
  6. 【請求項6】 前記規制面と前記ガイド斜面とが連続し
    ている、請求項4又は5記載の基板内蔵ケーブルコネク
    タ。
  7. 【請求項7】 前記ハウジングを覆うシェルは、前記ハ
    ウジングの両側板部が互いに離間する方向に変形するの
    を規制する機能を備えている、請求項1〜6の何れかに
    記載の基板内蔵ケーブルコネクタ。
  8. 【請求項8】 ケーブルコネクタ内の配線接続に、ハウ
    ジングに対して表面実装する基板を用いて接続する、基
    板の実装方法であって、 前記基板の一端側を下にした傾斜状態でその基板を前記
    ハウジングに対して挿入する第1工程と、 前記基板の一端側を前記ハウジングに設けたターミナル
    上に位置決めする第2工程と、 前記基板の他端側を下方へ下げつつ、その基板を前記ハ
    ウジング内にはめ込んで固定する第3工程とを行う、基
    板の実装方法。
  9. 【請求項9】 前記ハウジングへの基板の挿入角度を制
    御するガイド斜面を設けておき、前記第1工程では、前
    記基板の一端側の表面を前記ガイド斜面に接触させつつ
    挿入する、請求項8記載の基板の実装方法。
  10. 【請求項10】 前記ハウジングに、前記基板の一端側
    が基板表面側へ浮き上がるのを規制する規制面を設けて
    おき、前記第2工程では、前記規制面を利用して前記基
    板の一端側を前記ハウジングに位置決めする、請求項8
    記載の基板の実装方法。
  11. 【請求項11】 前記ハウジングと前記基板との間に、
    前記基板が前記ハウジングに対してそのハウジングの軸
    方向に相対移動するのを阻止するロック手段を設けてお
    き、前記第3工程では前記ロック手段を用いて前記基板
    を前記ハウジングに固定する、請求項8記載の基板の実
    装方法。
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