JP2002230505A - 非接触icカード - Google Patents

非接触icカード

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JP2002230505A
JP2002230505A JP2001026936A JP2001026936A JP2002230505A JP 2002230505 A JP2002230505 A JP 2002230505A JP 2001026936 A JP2001026936 A JP 2001026936A JP 2001026936 A JP2001026936 A JP 2001026936A JP 2002230505 A JP2002230505 A JP 2002230505A
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JP
Japan
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card
contact
resin
weight
aluminum powder
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JP2001026936A
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English (en)
Inventor
Shoji Aoyanagi
祥二 青柳
Satoshi Ooume
聡 大梅
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New Oji Paper Co Ltd
Original Assignee
Oji Paper Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】非接触ICカードに要求される通信特性を犠牲
にすることなく光学的隠蔽性に富んだ非接触ICカード
を提供する。 【解決手段】ICチップおよびアンテナを含む電子部品
を内蔵する非接触ICカ−ドであって、アルミニウム粉
を含む隠蔽層2を備える非接触ICカード。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ICチップ、アン
テナ等の電子部品を内蔵し、駆動電力とデータのやり取
りを外部と電波でおこなう非接触ICカードや少なくと
も非接触ICカードの機能を有する複合型ICカードに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】非接触ICカードは、データのやり取り
を非接触の電波を介しておこなうことが特徴で、たとえ
ば従来の切符、定期券、クレジットカード等磁気記録層
が片面に設けられている記録媒体に変わる情報記録媒体
として注目されいる。特に人、物、情報等に提携すれ
ば、これらを移動させながら非接触で書込み、読取りす
ることによりデータの管理ができるため、利便性が大き
く向上するものと期待されている。
【0003】ICカードは剛性で光学的に隠蔽性の高い
プラスチック基材にICチップ、アンテナ等の電子部品
を内蔵した構成である。しかし、通常は厚さ0.4〜
1.0mmのカード状で使用されるため基材としてのプ
ラスチック材はこの厚さの範囲内に限られるため、内蔵
電子部品が光学的に透視することができ、商品の特性と
して重要な機密性に欠ける問題があった。実開平5−3
1983号に開示される考案はカードの不透明化を目的
とするが、接触型ICカードに関するものであり、通信
特性等を考慮したものではない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような
問題点に鑑み、非接触ICカードに要求される通信特性
を犠牲にすることなく光学的隠蔽性に富んだ非接触IC
カードを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る非接触IC
カードは、ICチップおよびアンテナを含む電子部品を
内蔵する非接触ICカ−ドであって、アルミニウム粉を
含む隠蔽層を備える。更に、アルミニウム粉が鱗片状ア
ルミニウム粉であることが、隠蔽性を高め、かつ通信特
性を確保する上で好ましい。
【0006】
【発明の実施の形態】カードを構成するシート状基材表
面に不連続なアルミ層を設けることで、通信電波は通
し、光透過を遮断する。そのためには、鱗片状アルミニ
ウム粉を含む塗料をカード基材に塗工することが効果的
である。本発明の鱗片状アルミニウム粉は平均粒径50
μm以下、好ましくは3〜30μmの偏平なアルミニウ
ム金属粉であり、有機溶剤、または水中に分散した塗料
を使用し、基材上に配列せしめることにより、通信電波
は通過し、光学的には遮蔽が達成される。アルミニウム
塗工量20g/m2以上は電波通信上障害があり、0.1g/
m2以下では光学的遮蔽性が不十分である。好ましくは乳
白プラスチックシート基材にアルミニウム塗工量1〜1
0g/m2であり、780nm波長の光を99%以上遮断す
るため良好な光学的隠蔽性が得られ、リーダライタ等の
カード処理機上において近赤外光等でのカード端検出に
安定した効果がある。電波通信上障害を起こさない中で
このような光学的隠蔽性を得る上で、隠蔽層を単層にす
ることがより好ましい。
【0007】かかるアルミニウム粉層をカード基材上に
設ける方法としてはバインダー、分散媒等からなる塗料
状組成物を、平版、凸版、グラビヤ、スクリーン印刷
等、グラビヤ、ナイフ、ロール、マイヤーバー、ダイコ
ーティング法等を用いて印刷または塗工にて設ける。
【0008】バインダーとしては、公知の熱乾燥型、熱
硬化性樹脂、紫外線硬化樹脂等を用いる。例えばポリス
チレン、ポリエステル、酢酸ビニル樹脂、塩化ビニル樹
脂、アクリル樹脂、オレフィン系樹脂、ジエン系樹脂、
天然ゴム、ゼラチン、ニカワ、アビエチン系樹脂、セル
ロース誘導体系樹脂、ポリエステル系樹脂、エポキシ樹
脂、ビニルブチラール樹脂、ウレタン樹脂、ポリアミド
系樹脂、アルキッド樹脂、メラミン系樹脂、尿素系樹
脂、フェノールホルマリン系樹脂、石油樹脂、マレイン
酸共重合体、等の単独、混合体、共重合体、等がある。
【0009】これらのバインダーの単独でまたは混合物
にアルミニウム粉として、金属アルミニウムをスタンプ
法等によって鱗片状に加工したもの又は石油系溶剤に分
散したアルミペーストを加えて水系、溶剤系の塗料組成
物に仕上げ印刷、又は塗布し、必要に応じて熱風乾燥、
紫外線照射して固化塗皮層を得ることができる。塗工量
としては、目的の非接触ICカードの最終厚さにるよる
が、通常は乾燥重量で0.1〜100g/m2、厚みで0.1〜1
00μmである。
【0010】本発明のアルミニウム粉を設けるに用いる
カード基材としては例えばポリエステル樹脂、アクリル
ニトリルブタジエンスチレン樹脂、ポリブチレン樹脂、
ポリ塩化ビニール樹脂、ポリカーボネイト樹脂、金属シ
ート、紙、合成紙、等の単独または混合物である。カー
ド基材の表面はオフセット印刷、シルクスクリーン印刷
により所望の絵柄、説明文字等を印刷してもよい。打ち
抜きによりカード化されるが印刷は打ち抜き前後で行わ
れる。
【0011】本発明のカード基材間に、非接触ICカー
ド用電子部品を接着剤と共に挿入し、加熱圧着ローラー
又は平板に挟んでプレスする。接着剤の温度としては
50〜200℃、加圧条件としては0.1〜10MP
a、加圧時間1〜1000秒程度である。減圧下や、表
裏カ−ド基材に脱気孔を設けて貼り合わせ、泡の巻き込
みを防止することもできる。更に透明オーバーシートの
ラミネート加工、ザグリ加工、ハイブリットIC加工、バ
ーコード、ナンバリング加工、磁気ストライプ加工、写
真貼り付け等の工程をへて多機能非接触ICカードに加
工される。
【0012】
【実施例】なお、実施例および比較例に示す部または%
は、特に断らない限り、それぞれ有効成分(重量)部また
は重量%を示す。 実施例1 図1に示した非接触ICカードを以下のようして作製し
た。図1は本発明の非接触ICカードの一実施例の断面
図である。 (1)裏面用カード基材1として厚さ188μmの乳白ポリエチレンテレフタレ ートフィルム(テイジンテトロンフィルムU2W)を使用した。その上に アルミニウム偏平粉(6.5%)平均粒子径15μ(レーザ法) 20重量部 ペイント用ウレタン樹脂 60重量部 ナフテン酸コバルト 0.5重量部 キシレン 6重量部 ミネラルスピリット 5.5重量部 メチルエチルケトン 215重量部 からなる塗料を6g/m2塗工して隠蔽層2を設けた。 (2)表面用カード基材6に厚さ188μmの乳白ポリ
エチレンテレフタレートフィルム(テイジンテトロンフ
ィルムU2W)を使用した。電子部品を搭載した層4と
して内蔵電子部品を25μm厚の透明ポリエチレンテレ
フタレートフィルムに搭載したものを使用した。ホット
メルト接着層3、5として、ポリエステル系ホットメル
トフィルムをそれぞれに使用し、1から5までの基材、
層を積層し120℃×20秒、圧力0.5MPaで熱板
プレスで貼り合わて非接触ICカードを得た。
【0013】比較例1 実施例1のカードにおいて隠蔽層を設けなかった以外は
同様にして非接触ICカードのサンプルを得た。
【0014】比較例2 実施例1のアルミニウム粉に代えて硫酸バリウム粉砕粉
(平均粒子径8μm)を使用し 硫酸バリウム粉 50重量部 ポリアクリル酸ソーダ 2重量部 SBRラテックス 20重量部 水 72重量部 からなる塗料を40g/m2塗工して非接触ICカードを得
た。
【0015】比較例3 実施例1のアルミニウム粉に代えてアルミ蒸着フィルム
をホットメルトフィルム糊を使用して裏面用カード基材
の内側に貼り合わて非接触ICカードを得た。
【0016】比較例4 カード用188μmの乳白ポリエチレンテレフタレート
シート(テイジンテトロンフィルムU2W)に TiO2 FA-55W(古河機械金属社製)平均粒子径0.1μm 90重量部 SBR 20重量部 分散剤 0.1重量部 水 90重量部 からなる塗料を6g/m2塗工しして非接触ICカードを得
た。 [評価] 1.光遮蔽効果測定 各実施例、比較例の非接触ICカードの光遮蔽の程度を
キーエンス社製デジタルレーザセンサを使用して780
nmの光強度を測定した。結果を表1に示した。 2.通信距離測定 各実施例、比較例の非接触ICカードの通信距離を測定
した。図2に、この通信距離測定の状態を示した。図2
は非接触ICカードの通信距離測定状態を示す概略図で
ある。パソコン21に接続したシーメンス製リーダ・ラ
イタ22を用いて非接触ICカード23との通信距離を
測定した。以上の測定結果を表1に示した。通信距離は
100%が良好で、90%未満は不良である。
【表1】
【発明の効果】通信特性を犠牲にすることなく光学的隠
蔽性に富んだ非接触ICカードが得られた
【図面の簡単な説明】
【図1】アルミフレークからなる隠蔽層を設けた本発明
の非接触ICカードの一例を示す略断面図。
【図2】非接触ICカードの通信距離測定の状態を示す
概略図。
【符号の説明】 1 裏面用カード基材 2 隠蔽層 6 表面用カード基材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ICチップおよびアンテナを含む電子部品
    を内蔵する非接触ICカ−ドであって、アルミニウム粉
    を含む隠蔽層を備える非接触ICカード。
  2. 【請求項2】前記アルミニウム粉が鱗片状アルミニウム
    粉である請求項1記載の非接触ICカード。
JP2001026936A 2001-02-02 2001-02-02 非接触icカード Pending JP2002230505A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010030075A (ja) * 2008-07-25 2010-02-12 Toyoda Gosei Co Ltd 電磁波透過性光輝塗装樹脂製品及び製造方法
JP2020179545A (ja) * 2019-04-24 2020-11-05 大日本印刷株式会社 ラメインキ層を有する印刷物

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