JP2002229934A - 情報転送装置および情報転送方法 - Google Patents

情報転送装置および情報転送方法

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JP2002229934A
JP2002229934A JP2001024373A JP2001024373A JP2002229934A JP 2002229934 A JP2002229934 A JP 2002229934A JP 2001024373 A JP2001024373 A JP 2001024373A JP 2001024373 A JP2001024373 A JP 2001024373A JP 2002229934 A JP2002229934 A JP 2002229934A
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JP2001024373A
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English (en)
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Kuniyuki Manaka
邦之 間中
Takashi Akai
隆志 赤井
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 情報転送の効率を向上させることができる情
報転送装置および情報転送方法を提供する。 【解決手段】 情報転送装置は、複数で構成され、送信
時に情報を転送し、受信時に情報を受け取るDMAC部
3と、複数で構成され、送信時に情報を記憶し、受信時
に情報を記憶するFIFO部2と、複数のDMAC部3
に対する転送動作の調停を、DMAC優先順位演算部5
により転送状況に応じて優先順位を最適化するように制
御する新DMAアービタ部6とを備え、DMAC優先順
位演算部5が自動的に現在の転送状況に応じて各々のD
MAC部3の優先順位を変化させて、実行が必要なDM
AC部3がアービトレーションに勝つまで他のDMAC
部3の実行待ち時間を短縮して、転送実行の平均時間を
短縮することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、DMA
(Dilect Memory Access)転送を
用いて情報を転送する情報転送装置および情報転送方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】マルチメディア・データ転送のためのイ
ンターフェースを目的とするものとして、高速データ転
送およびリアルタイム転送をサポートしたインターフェ
ース規格としてIEEE1394ハイ・パフォーマンス
・シリアル・バス規格(以下、IEEE1394規格と
いう)が知られている。
【0003】このIEEE1394規格では、100M
bps(98.304Mbps)、200Mbps(1
96.608Mbps)、400Mbps(393.2
16Mbps)でのデータ転送速度が定義されており、
上位転送速度を持つ1394ポートは、その下位転送速
度との互換性を保持するように規定されている。これに
より、100Mbps、20Mbps、400Mbps
のデータ転送速度が同一ネットワーク上で混在可能にな
っている。
【0004】また、図12に示すように、転送データが
図12Aに示すデータ信号DAとその信号を補う図12
Bに示すストローブ信号STの2信号に変換されてお
り、この2信号の排他的論理和をとることにより図12
Cに示すクロック信号CLを生成することができるよう
にしたDS−Link(Data/Strobe Li
nk)符号化方式の転送フォーマットが採用されてい
る。
【0005】さらに、図13の断面図にケーブル構造を
示してあるように、第1のシールド層101によりシー
ルドされた2組のツイストペア線(信号線)102と電
源線103を束ねたケーブル全体を、さらに第2のシー
ルド層104によりシールドした構造のケーブル100
が規定されている。
【0006】また、IEEE1394規格における接続
方式は、デイジチェーンとノード分岐の2種類の方式が
使用できる。デイジチェーン方式では、最大16ノード
(1394ポートを持つ機器)が接続でき、そのノード
間の最長距離が4.5mとなっている。図14に示すよ
うに、ノード分岐を併用することにより、規格最大の6
3ノード(物理的なノード・アドレス)まで接続するこ
とが可能である。
【0007】図14において、デイジチェーン方式によ
り、パーソナルコンピュータ110のポートP1とCD
−ROM113のポートP8とがケーブルC3で接続さ
れ、CD−ROM113のポートP9とカメラ114の
ポートP10とがケーブルC4で接続される。また、ノ
ード分岐により、パーソナルコンピュータ110のポー
トP3とパーソナルコンピュータ111のポートP4と
がケーブルC1で接続される。さらに、デイジチェーン
方式により、パーソナルコンピュータ111のポートP
5とハードディスクドライブ112のポートP6とがケ
ーブルC2で接続され、ハードディスクドライブ112
のポートP7とプリンター115のポートP11とがケ
ーブルC5で接続され、プリンター115のポートP1
2とスキャナー116のポートP13とがケーブルC6
で接続される。
【0008】また、IEEE1394規格では、上述の
ような構造のケーブルの抜き差しを機器が動作している
状態すなわち電源の入っている状態で行うことが可能
で、ノードが追加又は削除された時点で、自動的に13
94ネットワークの再構成を行うようになっている。こ
のとき、接続されたノードの機器を自動的に認識するこ
とができ、接続された機器のIDや配置はインターフェ
ース上で管理される。
【0009】このIEEE1394規格に準拠したイン
ターフェースの構成要素とプロトコル・アーキテクチャ
を図15に示してある。図15において、IEEE13
94のインターフェースは、ハードウエア123とファ
ームウエア121、122に分けることができる。ハー
ドウエア123は、フィジカル・レイヤ(物理層:PH
Y(Physical))128、リンク・レイヤ(リ
ンク層:Link)127から構成される。そして、フ
ィジカル・レイヤ128では、直接IEEE1394規
格の信号をドライブする。また、リンク・レイヤ127
は、1394コネクタポート129を介するホスト・イ
ンターフェースとフィジカル・レイヤ128とのインタ
ーフェースとを備える。
【0010】ファームウエア122は、IEEE139
4規格に準拠したインターフェースに対して実際のオペ
レーションを行う管理ドライバからなるトランザクショ
ン・レイヤ126を備え、ファームウエア121は、S
BM(Serial BusManagement)と
呼ばれるIEEE1394規格に準拠したネットワーク
管理用のドライバからなるマネージメント・レイヤ12
5とを備えて構成される。
【0011】さらに、アプリケーション・レイヤ124
は、ユーザの使用しているソフトウエアとトランザクシ
ョン・レイヤ126やマネージメント・レイヤ125を
インターフェースする管理ソフトウエア120からな
る。
【0012】IEEE1394規格では、ネットワーク
内で行われる転送動作をサブアクションと呼び、次の2
種類のサブアクションが規定されている。すなわち、2
つのサブアクションとして、「アシンクロナス(Asy
ncronous)」と呼ばれる非同期転送モード、お
よび「アイソクロナス(Isocronous)」と呼
ばれる転送区間を示す転送帯域を保証した同期転送モー
ドが定義されている。また、さらに各サブアクション
は、次の3つのパートに分かれており、「アービトレー
ション」、「パケット・トランスミッション」、「アク
ノリッジメント」と呼ばれる転送状態をとる。なお、
「アイソクロナス」転送モードには「アクノリッジメン
ト」は省略されている。
【0013】アシンクロナス・サブアクションでは、非
同期転送を行う。この転送モードにおける時間的な遷移
状態を示す図16において、最初のサブアクション・ギ
ャップ(Subaction・gap)130は、バス
のアイドル状態を示している。このサブアクション・ギ
ャップ130の時間を転送を希望するノードにおいてモ
ニタすることにより、直前の転送が終わり、新たな転送
が可能か否かを判断する。そして、一定時間以上のアイ
ドル状態が続くと、転送を希望するノードはバスを使用
できると判断して、バスの制御権を獲得するためにアー
ビトレーション(Arbitration)131を実
行する。
【0014】図17にアービトレーションの説明を示
す。図17Aにおいて、バス使用権の要求では、ルート
140のノードAに対して、ノードB141から要求R
b、ノードC142から要求Rc、ノードD144から
要求Rdがある状態を示している。図17Bにおいて、
バス使用権の許可では、ルート145のノードAから、
ノードB146に拒否Nb、ノードC147に拒否N
c、ノードD149に許可Adがなされる状態を示して
いる。
【0015】実際にバスの停止の判断は、図17に示す
ように、ルートに位置するノードAが下す。このアービ
トレーションでバスの制御権を得たノードは、次にデー
タの転送すなわちパケット・トランスミッション(Pa
cket Transmission)132を実行す
る。データ転送後、アクノリッジ・ギャップ(Ackg
ap)133の後に、データを受信したノードは、その
転送されたデータに対して、その受信結果に応じた受信
確認用返送コード(Ack)134の返送により、応答
するアクノリッジメントを実行する。このアクノリッジ
メントの実行により、送信および受信ノードともに転送
が正常に行われたことを上述したアクノリッジメントの
内容によって確認することができる。
【0016】その後、再びサブアクション・ギャップ1
35すなわちバスのアイドル状態に戻り、上述した転送
動作が繰り返される。
【0017】また、アイソクロナス・サブアクションで
は、基本的には非同期転送と同様な構造の転送を行うの
であるが、図18に示すように、アシンクロナス・サブ
アクションでの非同期転送よりも優先的に実行される。
このアイソクロナス・サブアクションにおけるアイソク
ロナス転送は、約8kHz毎にルートノードから発光さ
れるサイクルスタート(Cycle Start Pa
cket)150に続いて行われ、アイソクロナス・ギ
ャップ(Iso・gap)151の後に、チャネル1
(CH1)のアービトレーション(arb)152およ
びパケットトランスミッション(packet)153
が行われ、アイソクロナス・ギャップ(Iso・ga
p)154の後に、チャネル2(CH2)のアービトレ
ーション(arb)155およびパケットトランスミッ
ション(packet)156が行われ、アイソクロナ
ス・ギャップ(Iso・gap)157の後に、チャネ
ル3(CH3)のアービトレーション(arb)158
およびパケットトランスミッション(packet)1
59が行われる。このようにして、アイソクロナス転送
は、アシンクロナス・サブアクションでの非同期転送よ
りも優先して実行される。これにより、転送帯域を保証
した転送モードとなり、リアルタイム・データの転送を
実現する。
【0018】同時に、複数ノードでリアルタイム・デー
タのアイソクロナス転送を行う場合には、その転送デー
タには例えば発信ノードを示す転送内容を区別するため
のチャンネルIDを設定して、必要なリアルタイム・デ
ータだけを受け取るようにする。
【0019】IEEE1394規格のアドレス空間は、
図19に示すような構成となっている。これは、64ビ
ット固定アドレッシングのISO/IEC13213規
格にて定義されているCSR(Control and
Status Register)アーキテクチャー
(以下、CSRアーキテクチャーとする。)に従う。図
19Aにおいて、ローカルバスのバス番号#160に対
して、ブロードキャストするノード番号#161が対応
していて、ノード番号#161に対して162で示すよ
うに、初期メモリ空間162−1、プライベート162
−2、およびレジスタ162−3が割り当てられ、レジ
スタ162−3には、163で示すように、CSRアー
キテクチャ163−1、シリアルバス163−2、RO
M163−3、および初期ユニット空間163−4が割
り当てられる。
【0020】図19Bに示すように、各アドレスの上位
16ビットはノードIDを表し、ノードに固有のアドレ
ス空間166を提供する。ノードIDは10ビットのバ
ス番号#164および6ビットのノード番号#165に
分割され、上位10ビットでバスID、下位6ビットで
フィジカルIDを指定する。どちらのフィールドも全ビ
ットが「1」となる値を特別な目的として使用している
ので、このアドレッシング方法は1023個のバスと各
々63個の個別アドレス指定可能なノードを提供してい
る。
【0021】また、上述したIEEE1394規格のイ
ンターフェース装置において、レジスタ構成やデータ構
造など、実装方法を共通化するために、1394 Op
enHost Interface(以下、1394O
HCIとする。)というものが定義されている。この規
格には、高速転送を行うためのダイレクト・メモリ・ア
クセス(以下、DMAとする。)部やホストバス・イン
ターフェースに関する記述も併せて定義されている。
【0022】1394OHCIでは、アシンクロナス転
送と呼ばれる非同期式の転送手法とアイソクロナス転送
と呼ばれる同期式の転送手法双方に対応している。アシ
ンクロナス転送においては、IEEE1394規格に定
めている全てのパケットフォーマットに対応しており、
DMA転送を用いることにより、ホストメモリーからデ
ータを読み出してパケット送信を行うことができ、ま
た、パケット受信時にはホストメモリー上にデータを書
き込むことができる。
【0023】アイソクロナス転送においては、送信、受
信それぞれにDMAコントローラ(以下、DMACとす
る。)が実装されており、最大32チャンネルのDMA
チャンネルをコントロールすることができる。また、I
EEE1394規格に定義されているサイクル・マスタ
ーの機能も装備されている。1394OHCI内部にサ
イクル・タイマーとカウンタを実装しており、サイクル
・スタート・パケットを送信することが可能となってい
る。
【0024】1394OHCIのハードウエアの構成
は、図20に示すようになっている。1394OHCI
部170は、175に示すIEEE1394規格に準拠
したフィジカル・レイヤ(以下、1394Link a
nd PHY部とする。)、174−1〜174−10
までに示す1394バス176とのインターフェース部
分に配置されるFIFO部174、173−1〜173
−10までに示すDMA転送を制御するDMAC部17
3、さらにホストバス171とのインターフェースを行
う172に示すホスト・インターフェース部からなって
いる。
【0025】FIFO部174は、パケットデータの種
別に応じて細かく分類がなされており、IT FIFO
174−1はアイソクロナス転送の送信用に用いられ、
最大32個(32チャンネル分)実装される。
【0026】AT Request FIFO174−
2はアシンクロナス転送のリクエストパケットの送信に
用いられる。AT Response FIFO174
−3はアシンクロナス転送のレスポンスパケットの送信
に用いられる。AT Physical Respon
se FIFO174−4はフィジカル・レイヤと呼ば
れるアドレスへのアクセス(以下、フィジカルアクセス
とする。)に対するレスポンスパケットの送信に用いら
れる。
【0027】Physical Read Reque
st FIFO174−5はフィジカルアクセスのRe
adパケットの受信に用いられる。Physical
Write Request FIFO174−6はフ
ィジカルアクセスのWriteパケットの受信に用いら
れる。
【0028】AR Request FIFO174−
7はアシンクロナス転送のリクエストパケットの受信に
用いられる。AR Response FIFO174
−8はアシンクロナス転送のレスポンスパケットの受信
に用いられる。
【0029】IR FIFO174−9はアイソクロナ
ス転送の受信用に用いられ、最大32個(32チャンネ
ル分)実装される。
【0030】Self−ID Receive FIF
O174−10はSelf−IDパケットの受信に用い
られる。
【0031】また、DMAC部173も、FIFO部1
74の種別に対応する形で用意されており、IT DM
AC173−1はアイソクロナス転送の送信用に用いら
れ、最大32個(32チャンネル分)実装される。
【0032】AT Request DMAC173−
2はアシンクロナス転送のリクエストパケットの送信に
用いられる。AT Response DMAC173
−3はアシンクロナス転送のレスポンスパケットの送信
に用いられる。Physical Response
Unit173−4はフィジカルアクセスに対するレス
ポンス送信に用いられる。
【0033】Physical Read Reque
st Receive173−5はフィジカルアクセス
のReadパケットの受信に用いられる。Physic
alWrite Request Receive17
3−6はフィジカルアクセスのWriteパケットの受
信に用いられる。
【0034】Gneneral Request Re
ceive DMAC173−7はアシンクロナス転送
のリクエスト受信に用いられる。Gneneral R
esponse Receive DMAC173−8
はアシンクロナス転送のレスポンス受信に用いられる。
【0035】IR DMAC173−9はアイソクロナ
ス転送の受信用に用いられ、最大32個(32チャンネ
ル分)実装される。
【0036】Self−ID Receive DMA
C173−10はSelf−IDパケットの受信に用い
られる。
【0037】アシンクロナス・データおよびアイソクロ
ナス・データ受信時、1394Link and PH
Y部175で受信されたデータパケットは、パケットの
種別に応じて適正に選択され、FIFO部174に送ら
れる。FIFO部174に送られてきたデータは、対応
するDMAC部173を介してホスト・インターフェー
ス部172に送信され、ホストバス171に転送され
る。
【0038】アイソクロナス・データパケットならば、
IR FIFO174−9へ送られ、IR DMAC1
73−9を介してホスト・インターフェース部172に
送信される。
【0039】フィジカルアクセスのReadパケットで
あるアシンクロナス・データならば、Physical
Read Request FIFO174−5へ送
られ、対応するPhysical Read Requ
est Receive173−5を介し、また、フィ
ジカルアクセスのWriteパケットであるアシンクロ
ナス・データならば、Physical Write
Request FIFO174−6へ送られ、対応す
るPhysical Write Request R
eceive173−6を介し、また、Self−ID
であるアシンクロナス・データパケットならば、Sel
f−ID Receive FIFO174−10へ送
られ、対応するSelf−ID Receive DM
AC173−10を介してホスト・インターフェース部
172に送信され、ホストバス171に転送される。
【0040】上述で定義した以外の一般的なアシンクロ
ナス・データのリクエストパケットはAR Reque
st FIFO174−7へ送られ、対応するGnen
eral Request Receive DMAC
173−7を介し、また、上述で定義した以外の一般的
なアシンクロナス・データのレスポンスパケットはAR
Response FIFO174−8へ送られ、対
応するGneneral Response Rece
ive DMAC173−8を介してホスト・インター
フェース部172に送信され、ホストバス171に転送
される。
【0041】また、アシンクロナス・データおよびアイ
ソクロナス・データの送信時、データパケットはホスト
・インターフェース部172を介して、データパケット
の種別に対応したDMAC部173によって対応するF
IFO部174にDMA転送でデータが送信され、13
94Link and PHY部175から1394バ
ス176にパケット送信がなされる。
【0042】アイソクロナス・データパケットならば、
IT DMAC173−1によってIT FIFO17
4−1へ送られ、1394Link and PHY部
175に送信される。
【0043】フィジカルアクセスに対するレスポンスパ
ケットならば、PhysicalResponse U
nit173−4によってAT Physical R
esponse FIFO174−4に送信され、ま
た、フィジカルアクセス以外の一般的なアシンクロナス
・データのリクエストパケットはAT Request
DMAC173−2によってAT Request
FIFO174−2に送信され、また、フィジカルアク
セス以外の一般的なアシンクロナス・データのレスポン
スパケットはAT Response DMAC173
−3によってAT Response FIFO174
−3に送信され、1394Link and PHY部
175に送信される。
【0044】また、ある特定のアドレスに対するフィジ
カルアクセスのReadパケットに対しては、パケット
をホスト・インターフェース部172に送信せずに、こ
のアクセスに対するレスポンスの送信をハードウエアが
自動的に行う。ある特定のアドレスに対するフィジカル
アクセスのReadパケットはPhysical Re
ad Request FIFO174−5へ送られ、
対応するPhysical Read Request
Receive173−5を介し、ホスト・インター
フェース部172に送信されずに、このアクセスに対す
るレスポンスパケットを直接Physical Res
ponse Unit173−4に送信する。そして、
Physical Response Unit173
−4によってAT Physical Respons
e FIFO174−4に送信され、1394Link
and PHY部175に送信される。
【0045】1394OHCIにて定義されているレジ
スタ空間についてであるが、レジスタ構成を図19Aに
示す。ホストバス160のある空間にレジスタ162−
3をマッピングすることによってホストバス160から
のアクセスが可能となる。レジスタ162−3の内容と
しては、アイソクロナス転送に関する設定部、アシンク
ロナス転送に関する設定部、割り込みに関する設定部、
そのたのIEEE1394規格に関連する設定部などに
大別される。
【0046】上述した1394OHCIにおいて、現在
の仕様ではDMAC部における各々のDMAC間の調停
動作を示すアービトレーションについては定義がなされ
ていなかった。
【0047】また、IEEE1394規格のアイソクロ
ナス・データ転送においては、使用されるアプリケーシ
ョンの性質上、連続して転送される性質を持っている。
よって大局的な時間軸に注目してみると、連続して同一
のDMACが使われる状況が生じやすい。また、Sel
f−ID Receive DMAC173−10はバ
スリセット後のSelf−IDパケットを受信するとき
のみに使用するため、通常は実行する必要がなく、バス
リセット後はサブアクションギャップが1394バス上
に検出されるまでに1回実行する必要がある。
【0048】
【発明が解決しようとする課題】従来の1394OHC
Iでは、通常DMAC間のアービトレーションは図21
に示すラウンドロビン方式が用いられる。DMAアービ
タ部175は、179−1〜179−10に示すDMA
コントローラ(DMAC)部179間に対して、177
−1〜177−10に示すアービトレーションの順位1
77を調停する役割を持っている。ラウンドロビン方式
は、タイムシェアリング(時分割)処理において、複数
のDMAC179のアービトレーションの実行順番を、
176に示すように、一定時間毎に巡回しながら割り当
てていくため、一度あるDMACがアービトレーション
に勝った後、連続して同じDMACが次にアービトレー
ションに勝つまでの平均時間が長くなってしまうという
不都合があった。
【0049】例として、アイソクロナス・データ転送を
行う場合、効率よく転送を行うためにはアイソクロナス
・データの送信であればIT DMAC179−1に対
して、また、アイソクロナス・データの受信であればI
R DMAC179−9に対して連続してアービトレー
ションを実行する必要があるが、ラウンドロビン方式で
は他のDMACの実行を待つ時間が多くなり、178に
示すように、次にアービトレーションに勝つまでの平均
時間が長くなってしまう。
【0050】さらに、アイソクロナス・データ転送のD
MACであるIT DMAC179−1およびIR D
MAC179−9が複数実装される場合の1394OH
CIのハードウエア構成例を図22に示す。図22では
IT FIFO部174−1は、IT0 FIFO17
4−1−0とIT1 FIFO174−1−1の2チャ
ンネル実装されており、これに対応したIT DMAC
部173−1は、IT0 DMAC173−1−0とI
T1 DMAC173−1−1が実装される。同様に、
IR FIFO部174−9は、IR0 FIFO17
4−9−0とIR1 FIFO174−9−1の2チャ
ンネル実装されており、これに対応したIR DMAC
部173−9は、IR0 DMAC173−9−0とI
R1 DMAC173−9−1が実装される。IT0
DMAC173−1−0、IT1DMAC173−1−
1およびIR0 DMAC173−9−0、IR1 D
MAC173−9−1は、他のDMAC173−2〜1
73−8、173−10と同じく独立してアービトレー
ションに参加するため、結果としてアービトレーション
に参加するDMACが2つ増えたことになる。よってア
イソクロナス・データ転送のDMACであるIT DM
AC179−1およびIR DMAC179−9が複数
実装されたハードウエア上では、アイソクロナス・デー
タ転送のDMACであるIT DMAC179−1およ
びIR DMAC179−9の実装数に比例して、一度
あるDMACがアービトレーションに勝った後、次にア
ービトレーションに勝つまでの平均時間がさらに長くな
ってしまう。
【0051】従って、ラウンドロビン方式ではDMA転
送に使われる転送時間が多くなるため、スループットが
悪くなり転送効率が悪くなる。また、アイソクロナス転
送においては転送データの保証を行うためにFIFOの
容量を大きくする必要があり、ハードウエア実行規模が
大きくなるという不都合があった。
【0052】そこで、本発明は、かかる点に鑑みてなさ
れたものであり、情報転送の効率を向上させることがで
きる情報転送装置および情報転送方法を提供することを
課題とする。
【0053】
【課題を解決するための手段】本発明の情報転送装置
は、所定規格のインターフェース部を用いてシリアル伝
送路を介して送信時に情報転送先へ転送し、受信時に情
報転送元から転送された情報を受け取ることにより情報
の転送を行う情報転送装置において、複数のうちのいず
れかが動作するように構成され、送信時に情報源からの
情報を転送し、受信時に転送された情報を受け取る転送
手段と、転送手段に対応して複数で構成され、送信時に
転送手段から転送する情報を一時的に記憶し、受信時に
転送手段へ転送される情報を一時的に記憶する記憶手段
と、複数の転送手段に対する転送動作の調停を、ハード
ウエア部により転送状況に応じて優先順位を最適化する
ように制御する調停手段とを備えたものである。
【0054】また、本発明の情報転送方法は、所定規格
のインターフェース部を用いてシリアル伝送路を介して
送信時に情報転送先へ転送し、受信時に情報転送元から
転送された情報を受け取ることにより情報の転送を行う
情報転送方法において、複数のうちのいずれかが動作す
るようになされ、送信時に情報源からの情報を転送し、
受信時に転送された情報を受け取る転送ステップと、転
送ステップに対応して複数よりなり、送信時に転送ステ
ップにより転送する情報を一時的に記憶し、受信時に転
送ステップで転送される情報を一時的に記憶する記憶ス
テップと、複数の転送ステップに対する転送動作の調停
を、ハードウエア部により転送状況に応じて優先順位を
最適化するように制御する調停ステップとを備えたもの
である。
【0055】従って本発明によれば、以下の作用をす
る。転送手段は、複数で構成され、送信時に情報を転送
し、受信時に情報を受け取り、記憶手段は、複数で構成
され、送信時に情報を記憶し、受信時に情報を記憶し、
調停手段は、複数の転送手段に対する転送動作の調停
を、優先順位演算部により転送状況に応じて優先順位を
最適化するように制御する。
【0056】これにより、優先順位演算部が自動的に現
在の転送状況に応じて各々の転送手段の優先順位を変化
させて、実行が必要な転送手段がアービトレーションに
勝つまで他の転送手段の実行待ち時間を短縮して、転送
実行の平均時間を短縮する。
【0057】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて説明する。本実施の形態の情報転送装置は、IEE
E1394シリアル・バス・インターフェース上での転
送を行う際に、共通インターフェースとして定義されて
いるOHCIにおけるDMACを、ハードウエアが自動
的に優先順位を用いて制御することにより、アイソクロ
ナス通信とアシンクロナス通信が混在する通信に対し
て、効率の良い通信を可能とするものである。
【0058】図1は、本発明が適用される実施の形態の
情報転送装置のハードウエア構成例を示す図である。ま
ず、本実施の形態に適用される情報転送装置の構成を説
明する。図1では、高速データ転送およびリアルタイム
転送をサポートしたシリアル・インターフェース規格と
してIEEE1394を用いた例を示している。この装
置では、ホストバス8には、図示しないメインメモリお
よびCPU、および新DMAアービタ部6が接続されて
いる。新DMAアービタ部6にはDMAC(DMAコン
トローラ部:DMA Controller)3が接続
されている。
【0059】ここで、新DMAアービタ部6はラウンド
ロビン方式のアービトレーションを行うDMAアービタ
部4と、DMACに対するアービトレーション動作の優
先順位を演算するDMAC優先順位演算部5とを有して
構成される。DMAC優先順位演算部5は、転送状況に
応じた優先順位を演算可能な例えばステートマシンなど
で構成される。
【0060】これにより、従来のDMAアービタ部4に
対して、DMAC優先順位演算部5を追加することで、
ラウンドロビン方式に優先順位に基づくアービトレーシ
ョン動作を追加する構成としている。このようにDMA
アービタ部4にDMAC優先順位演算部5を追加したも
のを新DMAアービタ部6としている。
【0061】そして、DMAC3にはFIFO2が接続
され、このFIFO2には、シリアル・バス・インター
フェースの1394バス7のリンク・レイヤ(Lin
k)1およびファイ・レイヤ(PHY(Physica
l))0が接続されている。
【0062】このように構成された本実施の形態に適用
される情報転送装置は以下のような動作をする。まず、
送信の動作を説明する。図1において、1394バス7
上に転送しようとするパケットは図示しないメイン・メ
モリから、新DMAアービタ6によるラウンドロビン方
式に優先順位に基づくアービトレーションを追加した動
作により、DMAC3を用いてCPUを介さずにDMA
転送され、FIFO2へと送られる。
【0063】そして、FIFO2からリンク・レイヤ
(Link)1およびファイ・レイヤ(PHY)0を介
して1394バス7上に転送される。
【0064】次に、受信の動作を説明する。1394バ
ス7から受け取ったパケットは、ファイ・レイヤ(PH
Y)0およびリンク・レイヤ(Link)1を介してパ
ケットの種類が判別され、パケットの種類に対応してF
IFO2へと送られる。
【0065】これらのパケットはDMAC3を介して新
DMAアービタ6によるラウンドロビン方式に優先順位
に基づくアービトレーション動作を追加した動作によ
り、メイン・メモリへDMA転送される。
【0066】ここで、図1における新DMAアービタ6
の内部動作を説明する。図2は、DMAC優先順位演算
部の優先順位決定動作を示すフローチャートである。図
2において、ステップS10で、バスリセットが検出さ
れたか否かを判断する。具体的には、DMAアービタ4
は、DMAC部3を介して送受信されるパケットの情報
から、バスリセット検出などの現在の1394バス7上
の状態の検出をDMAC優先順位演算部5に指示する。
【0067】ステップS10でバスリセットが検出され
たときは、ステップS11で、Self−ID Rec
eive DMACの優先順位を「1」にして、ステッ
プS10に戻る。具体的には、バスリセット検出時で
は、その後、Self−IDパケットが流れることが予
想できるので、DMAC優先順位演算部5はバスリセッ
ト後のSelf−IDパケットを受信するときに使用す
るSelf−ID Receive DMACの優先順
位を自動的に「1」にすることをDMAアービタ部4に
指示する。DMAC優先順位演算部5は、このSelf
−ID Receive DMACの優先順位を「1」
にした情報を元に、新しい優先順位を決定する。DMA
アービタ部4はDMAC優先順位演算部5から指示され
た優先順位に従い、ラウンドロビン方式で、DMAC3
の内で次に動作されるDMAC間のアービトレーション
を行う。
【0068】図3に、バスリセット検出時の新DMAア
ービタ部6およびDMAC6のDMAC間のアービトレ
ーション動作を示す。本実施の形態の1394OHCI
では、バスリセット検出時、DMAC3間のアービトレ
ーションは図3に示すラウンドロビン方式に優先順位に
基づくアービトレーションを追加した動作が用いられ
る。新DMAアービタ部6は、3−1〜3−10に示す
DMAコントローラ(DMAC)部3間に対して、13
−1〜13−10に示すアービトレーションの順位13
を調停する役割を持っている。つまり、10に示すよう
にラウンドロビン方式により、複数のDMAC3のアー
ビトレーションの実行順番を、一定時間毎に巡回しなが
ら割り当てていくと共に、11に示すように優先順位を
みていき、特に、バスリセット検出時においては、12
で示す優先順位「1」となっているSelf−ID R
eceive DMAC3−10のアービトレーション
順位「10」13−10のアービトレーション動作を、
14で示すように自動的に優先順位「1」として1回ア
ービトレーションを行う。
【0069】そして、次に、アービトレーション順位
「11」13−9のIR DMAC3−9、アービトレ
ーション順位「12」13−1のIT DMAC3−
1、アービトレーション順位「13」13−2のAT
Request DMAC3−2、アービトレーション
順位「14」13−3のAT Response DM
AC3−3、アービトレーション順位「15」13−4
のPhysical Response Unit3−
4、アービトレーション順位「16」13−5のPhy
sical Read Request Receiv
e3−5、アービトレーション順位「17」13−6の
Physical Write Request Re
ceive3−6、アービトレーション順位「18」1
3−7のGeneral Request Recei
ve DMAC3−7、アービトレーション順位「1
9」13−8のGeneral Response R
eceive DMAC3−8の順番でアービトレーシ
ョンを行う。
【0070】これにより、内部で上述した処理を行った
新DMAアービタ部6はSelf−ID Receiv
e DMAC3−10がアービトレーションに勝つ確率
を高くすることを可能にする。
【0071】ステップS10でバスリセットが検出され
ないときは、ステップS12で、Self−ID Re
ceive DMACの優先順位を「0」にする。具体
的には、バスリセット中もしくはバスリセット終了後は
次にバスリセットが検出されるまで、Self−IDパ
ケットが1394バス上を流れることはない。バスリセ
ットが検出されない場合には、DMAC優先順位演算部
5は、Self−IDReceive DMACの優先
順位を自動的に「0」にすることをDMAアービタ部4
に指示する。DMAC優先順位演算部5は、このSel
f−ID Receive DMACの優先順位を
「0」にした情報を元に、新しい優先順位を決定する。
DMAアービタ部4はDMAC優先順位演算部5から指
示された優先順位に従い、ラウンドロビン方式で、DM
AC3の内で次に動作されるDMAC間のアービトレー
ションを行う。
【0072】図4に、バスリセット検出時以外の新DM
Aアービタ部6およびDMAC6のDMAC間のアービ
トレーション動作を示す。本実施の形態の1394OH
CIでは、バスリセット検出時以外、DMAC3間のア
ービトレーションは図4に示すラウンドロビン方式に優
先順位に基づくアービトレーションを追加した動作が用
いられる。新DMAアービタ部6は、3−1〜3−10
に示すDMAコントローラ(DMAC)部3間に対し
て、23−1〜23−10に示すアービトレーションの
順位23を調停する役割を持っている。つまり、20に
示すようにラウンドロビン方式により、複数のDMAC
3のアービトレーションの実行順番を、一定時間毎に巡
回しながら割り当てていくと共に、21に示すように優
先順位をみていき、特に、バスリセット検出時以外にお
いては、22で示す優先順位「0」となっているSel
f−ID Receive DMAC3−10のアービ
トレーション動作を、24で示すように優先順位「0」
としてアービトレーションに参加させないようにする。
【0073】そして、次に、アービトレーション順位
「1」23−9のIR DMAC3−9、アービトレー
ション順位「2」23−1のIT DMAC3−1、ア
ービトレーション順位「3」23−2のAT Requ
est DMAC3−2、アービトレーション順位
「4」23−3のAT Response DMAC3
−3、アービトレーション順位「5」23−4のPhy
sical Response Unit3−4、アー
ビトレーション順位「6」23−5のPhysical
Read Request Receive3−5、
アービトレーション順位「7」23−6のPhysic
al Write Request Receive3
−6、アービトレーション順位「8」23−7のGen
eral Request Receive DMAC
3−7、アービトレーション順位「9」23−8のGe
neral Response Receive DM
AC3−8の順番でアービトレーションを行う。
【0074】これにより、内部で上述した処理を行った
新DMAアービタ部6はSelf−ID Receiv
e DMAC3−10をアービトレーションの対象から
外すことで、アービトレーションに参加させないことに
より、不要なSelf−IDReceive DMAC
3−10のアービトレーションの発生を防ぐことができ
る。
【0075】次に、ステップS13で、アイソクロナス
・データ転送の送信が検出されたか否かを判断する。具
体的には、DMAアービタ4は、DMAC部3を介して
送受信されるパケットの情報から、アイソクロナス転送
の送信などの現在の1394バス7上の状態の検出をD
MAC優先順位演算部5に指示する。
【0076】ステップS13でアイソクロナス・データ
転送の送信が検出されたときは、ステップS14で、I
T DMACの優先順位を上げて、ステップS16へ進
む。具体的には、アイソクロナス転送については、転送
をはじめると同じDMAチャンネルを使って連続して転
送を行う。よってDMAC優先順位演算部5はアイソク
ロナス・データ転送の送信を検出すると、検出されたD
MAチャンネルのDMACに対して連続してアイソクロ
ナス転送による送信が行われることは予想できるので、
IT DMAC3−1の優先順位を上げることをDMA
アービタ4に指示する。DMAC優先順位演算部5は、
このIT DMACの優先順位を上げた情報を元に、新
しい優先順位を決定する。DMAアービタ部4はDMA
C優先順位演算部5から指示された優先順位に従い、ラ
ウンドロビン方式で、DMAC3の内で次に動作される
DMAC間のアービトレーションを行う。
【0077】図5に、アイソクロナス・データ送信時の
新DMAアービタ部6およびDMAC6のDMAC間の
アービトレーション動作を示す。本実施の形態の139
4OHCIでは、アイソクロナス・データ送信時、DM
AC3間のアービトレーションは図5に示すラウンドロ
ビン方式に優先順位に基づくアービトレーションを追加
した動作が用いられる。新DMAアービタ部6は、3−
1〜3−10に示すDMAコントローラ(DMAC)部
3間に対して、33−1〜33−10に示すアービトレ
ーションの順位33を調停する役割を持っている。つま
り、30に示すようにラウンドロビン方式により、複数
のDMAC3のアービトレーションの実行順番を、一定
時間毎に巡回しながら割り当てていくと共に、31に示
すように優先順位をみていき、特に、アイソクロナス・
データ送信時においては、32−2で示す優先順位
「0」となっているSelf−ID Receive
DMAC3−10のアービトレーション動作を、優先順
位「0」としてアービトレーションに参加させないよう
にすると共に、34で示すように、32−1で示す優先
順位「↑」となっているIT DMAC3−1の優先順
位を「2、11、12、14、16、18、・・・」3
3−1のように自動的に上げて連続でアービトレーショ
ンを実行する。
【0078】ここで、アービトレーション順位「1」3
3−9のIR DMAC3−9、アービトレーション順
位「2」33−1のIT DMAC3−1、アービトレ
ーション順位「3」33−2のAT Request
DMAC3−2、アービトレーション順位「4」33−
3のAT Response DMAC3−3、アービ
トレーション順位「5」33−4のPhysical
Response Unit3−4、アービトレーショ
ン順位「6」33−5のPhysical Read
Request Receive3−5、アービトレー
ション順位「7」33−6のPhysical Wri
te Request Receive3−6、アービ
トレーション順位「8」33−7のGeneral R
equest Receive DMAC3−7、アー
ビトレーション順位「9」33−8のGeneral
Response Receive DMAC3−8、
アービトレーション順位「10」33−9のIRDMA
C3−9の順番でアービトレーションを行う。
【0079】そして、特に、アイソクロナス・データ送
信時、アービトレーション順位「11」33−1のIT
DMAC3−1、アービトレーション順位「12」3
3−1のIT DMAC3−1、アービトレーション順
位「13」33−2のATRequest DMAC3
−2、アービトレーション順位「14」33−1のIT
DMAC3−1、アービトレーション順位「15」3
3−3のAT Response DMAC3−3、ア
ービトレーション順位「16」33−1のIT DMA
C3−1、アービトレーション順位「17」33−4の
Physical Response Unit3−
4、アービトレーション順位「18」33−1のIT
DMAC3−1、アービトレーション順位「19」33
−5のPhysical Read Request
Receive3−5、のようにアービトレーションを
実行する。
【0080】これにより、内部で上述の処理を行った新
DMAアービタ6はIT DMAC3−1に対して優先
的にアービトレーションを行うことにより、IT DM
AC3−1はアービトレーションに連続して勝つ確率が
高くなり、連続して送信を行うことが可能となる。
【0081】図7に、IT DMACが複数実装されて
いる場合のDMAC間のアービトレーションを示す。図
7において、IT DMAC3−1が、IT0 DMA
C3−1−0、IT1 DMAC3−1−1、IT2
DMAC3−1−2、IT3DMAC3−1−3で、4
つ実装されている場合の、アイソクロナス転送による送
信時の新DMAアービタ部6およびDMAC3−1−0
〜3−1−3とのDMAC間のアービトレーション動作
を示す。
【0082】図7においては、新DMAアービタ部6
は、51に示すように、アイソクロナス・データ転送が
行われているDMAチャンネルのIT1 DMAC3−
1−1のみ、優先順位を自動的に上げて連続でアービト
レーションを実行する。
【0083】ここで、アイソクロナス・データ送信時、
IT DMACが複数実装されている場合には、アービ
トレーション順位「2」50−1のIT0 DMAC3
−1−0、アービトレーション順位「3」50−2のI
T1 DMAC3−1−1、アービトレーション順位
「4」50−3のIT2 DMAC3−1−2、アービ
トレーション順位「5」50−4のIT3 DMAC3
−1−3、アービトレーション順位「6」50−2のI
T1 DMAC3−1−1、・・・、アービトレーショ
ン順位「11」50−2のIT1 DMAC3−1−
1、・・・、アービトレーション順位「18」50−1
のIT0 DMAC3−1−0、アービトレーション順
位「19」50−2のIT1 DMAC3−1−1、ア
ービトレーション順位「20」50−3のIT2 DM
AC3−1−2、・・・のようにアービトレーションを
実行する。
【0084】これにより、アイソクロナス・データ転送
のDMACが複数実装される場合には、DMAC優先順
位演算部5は、データの送信が検出されたDMAチャン
ネルのIT1 DMAC3−1−1のみ、優先順位を上
げることで、転送を行っているアイソクロナス・データ
転送のDMACのみアービトレーションに連続して勝つ
確率が高くなり、さらに効率よくアービトレーションを
行うことが可能となる。
【0085】ステップS13でアイソクロナス・データ
転送の送信が検出されないときは、ステップS15で、
IT DMACの優先順位を下げて、ステップS16へ
進む。具体的には、DMAC優先順位演算部5がアイソ
クロナス・データ転送の送信を検出しなかったときは、
IT DMAC3−1の優先順位を下げることをDMA
アービタ部4に指示する。DMAC優先順位演算部5
は、このIT DMACの優先順位を下げた情報を元
に、新しい優先順位を決定する。DMAアービタ部4は
DMAC優先順位演算部5から指示された優先順位に従
い、ラウンドロビン方式で、DMAC3の内で次に動作
されるDMAC間のアービトレーションを行う。
【0086】図9に、アイソクロナス・データ送信が行
われない時の新DMAアービタ部6およびDMAC6の
DMAC間のアービトレーション動作を示す。本実施の
形態の1394OHCIでは、アイソクロナス・データ
送信が行われない時、DMAC3間のアービトレーショ
ンは図9に示すラウンドロビン方式に優先順位に基づく
アービトレーションを追加した動作が用いられる。新D
MAアービタ部6は、3−1〜3−10に示すDMAコ
ントローラ(DMAC)部3間に対して、73−1〜7
3−10に示すアービトレーションの順位73を調停す
る役割を持っている。つまり、70に示すようにラウン
ドロビン方式により、複数のDMAC3のアービトレー
ションの実行順番を、一定時間毎に巡回しながら割り当
てていくと共に、71に示すように優先順位をみてい
き、特に、アイソクロナス・データ送信が行われない時
においては、72−2で示す優先順位「0」となってい
るSelf−ID Receive DMAC3−10
のアービトレーション動作を、優先順位「0」としてア
ービトレーションに参加させないようにすると共に、7
4で示すように、72−1で示す優先順位「↓」となっ
ているIT DMAC3−1の優先順位を「2、19、
・・・」73−1のように自動的に下げてアービトレー
ションを実行する。
【0087】ここで、アービトレーション順位「1」7
3−9のIR DMAC3−9、アービトレーション順
位「2」73−1のIT DMAC3−1、アービトレ
ーション順位「3」73−2のAT Request
DMAC3−2、アービトレーション順位「4」73−
3のAT Response DMAC3−3、アービ
トレーション順位「5」73−4のPhysical
Response Unit3−4、アービトレーショ
ン順位「6」73−5のPhysical Read
Request Receive3−5、アービトレー
ション順位「7」73−6のPhysical Wri
te Request Receive3−6、アービ
トレーション順位「8」73−7のGeneral R
equest Receive DMAC3−7、アー
ビトレーション順位「9」73−8のGeneral
Response Receive DMAC3−8、
アービトレーション順位「10」73−9のIR DM
AC3−9の順番でアービトレーションを行う。
【0088】そして、特に、アイソクロナス・データ送
信が行われない時、アービトレーション順位「11」7
3−2のAT Request DMAC3−2、アー
ビトレーション順位「12」73−3のAT Resp
onse DMAC3−3、アービトレーション順位
「13」73−4のPhysical Respons
e Unit3−4、アービトレーション順位「14」
73−5のPhysical Read Reques
t Receive3−5、アービトレーション順位
「15」73−6のPhysical Write R
equest Receive3−6、アービトレーシ
ョン順位「16」73−7のGeneralReque
st Receive DMAC3−7、アービトレー
ション順位「17」73−8のGeneral Res
ponse Receive DMAC3−8、アービ
トレーション順位「18」73−9のIR DMAC3
−9、アービトレーション順位「19」73−1のIT
DMAC3−1、アービトレーション順位「20」7
3−2のAT Request DMAC3−2、アー
ビトレーション順位「21」73−3のAT Resp
onse DMAC3−3、のようにアービトレーショ
ンを実行する。
【0089】これにより、内部で上述の処理を行った新
DMAアービタ部6はIT DMAC3−1を非優先的
にしてアービトレーションを行うことにより、IT D
MAC3−1がアービトレーションに勝つ確率を低くす
ることで、他のDMACがアービトレーションに勝つ確
率を高め、他のDMA転送の実行平均時間を短くするこ
とが可能となる。
【0090】ステップS16で、アイソクロナス・デー
タ転送の受信が検出されたか否かを判断する。具体的に
は、DMAアービタ4は、DMAC部3を介して送受信
されるパケットの情報から、アイソクロナス転送の受信
などの現在の1394バス7上の状態をDMAC優先順
位演算部5に指示する。
【0091】ステップS16でアイソクロナス・データ
転送の受信が検出されたときは、ステップS17で、I
R DMACの優先順位を上げて、ステップS10へ戻
る。具体的には、DMAC優先順位演算部5は、アイソ
クロナス・データ転送の受信を検出すると、検出された
DMAチャンネルのDMACに対して連続してアイソク
ロナス転送による受信が行われることは予想できるの
で、IR DMAC3−9の優先順位を上げることをD
MAアービタ部4に指示する。DMAC優先順位演算部
5は、このIR DMACの優先順位を上げた情報を元
に、新しい優先順位を決定する。DMAアービタ部4は
DMAC優先順位演算部5から指示された優先順位に従
い、ラウンドロビン方式で、DMAC3の内で次に動作
されるDMAC間のアービトレーションを行う。
【0092】図6に、アイソクロナス・データ受信時の
新DMAアービタ部6およびDMAC6のDMAC間の
アービトレーション動作を示す。本実施の形態の139
4OHCIでは、アイソクロナス・データ受信時、DM
AC3間のアービトレーションは図6に示すラウンドロ
ビン方式に優先順位に基づくアービトレーションを追加
した動作が用いられる。新DMAアービタ部6は、3−
1〜3−10に示すDMAコントローラ(DMAC)部
3間に対して、43−1〜43−10に示すアービトレ
ーションの順位43を調停する役割を持っている。つま
り、40に示すようにラウンドロビン方式により、複数
のDMAC3のアービトレーションの実行順番を、一定
時間毎に巡回しながら割り当てていくと共に、41に示
すように優先順位をみていき、特に、アイソクロナス・
データ受信時においては、42−2で示す優先順位
「0」となっているSelf−ID Receive
DMAC3−10のアービトレーション動作を、優先順
位「0」としてアービトレーションに参加させないよう
にすると共に、44で示すように、42−1で示す優先
順位「↑」となっているIR DMAC3−9の優先順
位を「1、10、11、13、15、17、・・・」4
3−9のように自動的に上げて連続でアービトレーショ
ンを実行する。
【0093】ここで、アービトレーション順位「1」4
3−9のIR DMAC3−9、アービトレーション順
位「2」43−1のIT DMAC3−1、アービトレ
ーション順位「3」43−2のAT Request
DMAC3−2、アービトレーション順位「4」43−
3のAT Response DMAC3−3、アービ
トレーション順位「5」43−4のPhysical
Response Unit3−4、アービトレーショ
ン順位「6」43−5のPhysical Read
Request Receive3−5、アービトレー
ション順位「7」43−6のPhysical Wri
te Request Receive3−6、アービ
トレーション順位「8」43−7のGeneral R
equest Receive DMAC3−7、アー
ビトレーション順位「9」43−8のGeneral
Response Receive DMAC3−8、
アービトレーション順位「10」43−9のIR DM
AC3−9の順番でアービトレーションを行う。
【0094】そして、特に、アイソクロナス・データ受
信時、アービトレーション順位「11」43−9のIR
DMAC3−9、アービトレーション順位「12」4
3−1のIT DMAC3−1、アービトレーション順
位「13」43−9のIRDMAC3−9、アービトレ
ーション順位「14」43−2のAT Request
DMAC3−2、アービトレーション順位「15」4
3−9のIR DMAC3−9、アービトレーション順
位「16」43−3のAT Response DMA
C3−3、アービトレーション順位「17」43−9の
IR DMAC3−9、アービトレーション順位「1
8」43−4のPhysical Response
Unit3−4、のようにアービトレーションを実行す
る。
【0095】これにより、内部で上述の処理を行った新
DMAアービタ部6はIR DMAC3−9に対して優
先的にアービトレーションを行うことにより、IR D
MAC3−9はアービトレーションに連続して勝つ確率
が高くなり、連続して受信を行うことが可能となる。
【0096】図8に、IR DMACが複数実装されて
いる場合のDMAC間のアービトレーションを示す。図
8において、IR DMAC3−9が、IR0 DMA
C3−9−0、IR1 DMAC3−9−1、IR2
DMAC3−9−2、IR3DMAC3−9−3で、4
つ実装されている場合の、アイソクロナス転送による受
信時の新DMAアービタ部6およびDMAC3−9−0
〜3−9−3とのDMAC間のアービトレーション動作
を示す。
【0097】図8においては、新DMAアービタ部6
は、61に示すように、アイソクロナス・データ転送が
行われているDMAチャンネルのIR2 DMAC3−
9−2のみ、優先順位を自動的に上げて連続でアービト
レーションを実行する。
【0098】ここで、アイソクロナス・データ受信時、
IR DMACが複数実装されている場合には、アービ
トレーション順位「2」60−1のIR0 DMAC3
−9−0、アービトレーション順位「3」60−2のI
R1 DMAC3−9−1、アービトレーション順位
「4」60−3のIR2 DMAC3−9−2、アービ
トレーション順位「5」60−4のIR3 DMAC3
−9−3、アービトレーション順位「6」60−3のI
R2 DMAC3−9−2、・・・、アービトレーショ
ン順位「11」60−3のIR2 DMAC3−9−
2、・・・、アービトレーション順位「18」60−1
のIR0 DMAC3−9−0、アービトレーション順
位「19」60−2のIR1 DMAC3−9−1、ア
ービトレーション順位「20」60−3のIR2 DM
AC3−9−2、アービトレーション順位「21」60
−4のIR3 DMAC3−9−3、・・・のようにア
ービトレーションを実行する。
【0099】これにより、アイソクロナス・データ転送
のDMACが複数実装される場合には、DMAC優先順
位演算部5は、データの受信が検出されたDMAチャン
ネルのIR2 DMAC3−9−2のみ、優先順位を上
げることで、転送を行っているアイソクロナス・データ
転送のDMACのみアービトレーションに連続して勝つ
確率が高くなり、さらに効率よくアービトレーションを
行うことが可能となる。
【0100】ステップS16でアイソクロナス・データ
転送の受信が検出されないときは、ステップS18で、
IR DMACの優先順位を下げて、ステップS10へ
戻る。具体的には、DMAC優先順位演算部5がアイソ
クロナス・データ転送の受信を検出しなかったときは、
IR DMAC3−9の優先順位を下げることをDMA
アービタ部4に指示する。DMAC優先順位演算部5
は、このIR DMACの優先順位を下げた情報を元
に、新しい優先順位を決定する。DMAC優先順位演算
部5は、このIR DMACの優先順位を下げた情報を
元に、新しい優先順位を決定する。DMAアービタ部4
はDMAC優先順位演算部5から指示された優先順位に
従い、ラウンドロビン方式で、DMAC3の内で次に動
作されるDMAC間のアービトレーションを行う。
【0101】図10に、アイソクロナス・データ受信が
行われない時の新DMAアービタ部6およびDMAC6
のDMAC間のアービトレーション動作を示す。本実施
の形態の1394OHCIでは、アイソクロナス・デー
タ受信が行われない時、DMAC3間のアービトレーシ
ョンは図10に示すラウンドロビン方式に優先順位に基
づくアービトレーションを追加した動作が用いられる。
新DMAアービタ部6は、3−1〜3−10に示すDM
Aコントローラ(DMAC)部3間に対して、83−1
〜83−10に示すアービトレーションの順位83を調
停する役割を持っている。つまり、80に示すようにラ
ウンドロビン方式により、複数のDMAC3のアービト
レーションの実行順番を、一定時間毎に巡回しながら割
り当てていくと共に、81に示すように優先順位をみて
いき、特に、アイソクロナス・データ受信が行われない
時においては、82−2で示す優先順位「0」となって
いるSelf−ID Receive DMAC3−1
0のアービトレーション動作を、優先順位「0」として
アービトレーションに参加させないようにすると共に、
84で示すように、82−1で示す優先順位「↓」とな
っているIR DMAC3−9の優先順位を「1、1
8、・・・」83−9のように自動的に下げてアービト
レーションを実行する。
【0102】ここで、アービトレーション順位「1」8
3−9のIR DMAC3−9、アービトレーション順
位「2」83−1のIT DMAC3−1、アービトレ
ーション順位「3」83−2のAT Request
DMAC3−2、アービトレーション順位「4」83−
3のAT Response DMAC3−3、アービ
トレーション順位「5」83−4のPhysical
Response Unit3−4、アービトレーショ
ン順位「6」83−5のPhysical Read
Request Receive3−5、アービトレー
ション順位「7」83−6のPhysical Wri
te Request Receive3−6、アービ
トレーション順位「8」83−7のGeneral R
equest Receive DMAC3−7、アー
ビトレーション順位「9」83−8のGeneral
Response Receive DMAC3−8、
の順番でアービトレーションを行う。
【0103】そして、特に、アイソクロナス・データ受
信が行われない時、アービトレーション順位「10」4
3−1のIT DMAC3−1、アービトレーション順
位「11」83−2のAT Request DMAC
3−2、アービトレーション順位「12」83−3のA
T Response DMAC3−3、アービトレー
ション順位「13」83−4のPhysical Re
sponse Unit3−4、アービトレーション順
位「14」83−5のPhysical Read R
equest Receive3−5、アービトレーシ
ョン順位「15」83−6のPhysical Wri
te Request Receive3−6、アービ
トレーション順位「16」83−7のGeneral
Request Receive DMAC3−7、ア
ービトレーション順位「17」83−8のGenera
l Response Receive DMAC3−
8、アービトレーション順位「18」83−9のIR
DMAC3−9、アービトレーション順位「19」83
−1のIT DMAC3−1、アービトレーション順位
「20」83−2のAT Request DMAC3
−2、アービトレーション順位「21」83−3のAT
Response DMAC3−3、・・・のように
アービトレーションを実行する。
【0104】これにより、内部で上述の処理を行った新
DMAアービタ部6はIR DMAC3−9を非優先的
にしてアービトレーションを行うことにより、IR D
MAC3−9がアービトレーションに勝つ確率を低くす
ることで、他のDMACがアービトレーションに勝つ確
率を高め、他のDMA転送の実行平均時間を短くするこ
とが可能となる。
【0105】図11に、アイソクロナス・データ転送の
送受信が行われない時の新DMAアービタ部6およびD
MAC6のDMAC間のアービトレーション動作を示
す。本実施の形態の1394OHCIでは、アイソクロ
ナス・データ転送の送受信が行われない時、DMAC3
間のアービトレーションは図11に示すラウンドロビン
方式に優先順位に基づくアービトレーションを追加した
動作が用いられる。新DMAアービタ部6は、3−1〜
3−10に示すDMAコントローラ(DMAC)部3間
に対して、93−1〜93−10に示すアービトレーシ
ョンの順位93を調停する役割を持っている。新DMA
アービタ部6は、複数のDMACの優先順位を同時に指
示することも可能なため、アイソクロナス・データがバ
ス上に流れていない場合、DMAC優先順位演算部5は
アイソクロナス・データ転送のDMACであるIT D
MAC3−1およびIR DMAC3−9の優先順位を
両方とも下げることをDMAアービタ部4に指示する。
つまり、90に示すようにラウンドロビン方式により、
複数のDMAC3のアービトレーションの実行順番を、
一定時間毎に巡回しながら割り当てていくと共に、91
に示すように優先順位をみていき、特に、アイソクロナ
ス・データ転送の送受信が行われない時においては、9
2−3で示す優先順位「0」となっているSelf−I
D Receive DMAC3−10のアービトレー
ション動作を、優先順位「0」としてアービトレーショ
ンに参加させないようにすると共に、94で示すよう
に、92−1および92−2で示す優先順位「↓」とな
っているIT DMAC3−1およびIR DMAC3
−9の優先順位を「2、18、・・・」83−1および
「1、17、・・・」93−9のように自動的に下げて
アシンクロナス転送に最適化するようにしてアービトレ
ーションを実行する。
【0106】ここで、アービトレーション順位「1」9
3−9のIR DMAC3−9、アービトレーション順
位「2」93−1のIT DMAC3−1、アービトレ
ーション順位「3」93−2のAT Request
DMAC3−2、アービトレーション順位「4」93−
3のAT Response DMAC3−3、アービ
トレーション順位「5」93−4のPhysical
Response Unit3−4、アービトレーショ
ン順位「6」93−5のPhysical Read
Request Receive3−5、アービトレー
ション順位「7」93−6のPhysical Wri
te Request Receive3−6、アービ
トレーション順位「8」93−7のGeneral R
equest Receive DMAC3−7、アー
ビトレーション順位「9」93−8のGeneral
Response Receive DMAC3−8、
の順番でアービトレーションを行う。
【0107】そして、特に、アイソクロナス・データ転
送の送受信が行われない時、アービトレーション順位
「10」93−2のAT Request DMAC3
−2、アービトレーション順位「11」93−3のAT
Response DMAC3−3、アービトレーシ
ョン順位「12」93−4のPhysical Res
ponse Unit3−4、アービトレーション順位
「13」93−5のPhysical Read Re
quest Receive3−5、アービトレーショ
ン順位「14」93−6のPhysical Writ
e Request Receive3−6、アービト
レーション順位「15」93−7のGeneral R
equest Receive DMAC3−7、アー
ビトレーション順位「16」93−8のGeneral
Response Receive DMAC3−
8、アービトレーション順位「17」93−9のIR
DMAC3−9、アービトレーション順位「18」93
−1のIT DMAC3−1、アービトレーション順位
「19」93−2のAT Request DMAC3
−2、アービトレーション順位「20」93−3のAT
Response DMAC3−3、・・・のように
アービトレーションを実行する。
【0108】これにより、内部で上述の処理を行った新
DMAアービタ部6はIT DMAC3−1およびIR
DMAC3−9がアービトレーションに勝つ確率を低
くし、他のアシンクロナス転送を行うDMAC3−2〜
3−8がアービトレーションに勝つ確率を高め、アシン
クロナス転送のパケットを高速に処理することが可能と
なる。
【0109】また、アイソクロナス・データ転送のDM
ACであるIT DMAC3−1およびIR DMAC
3−9が複数実装される場合には、DMAC優先順位演
算部5はデータの送受信が検出されなかったDMAチャ
ンネルのみ優先順位を下げることをDMAアービタ部4
に指示することで、転送を行っているイソクロナス・デ
ータ転送のDMACであるIT DMAC3−1および
IR DMAC3−9と他のアシンクロナス転送を行う
DMAC3−2〜3−8がアービトレーションに勝つ確
率を高め、さらに効率よくアービトレーションをするこ
とも可能となる。
【0110】このようにして、自動的に新DMAアービ
タ部6が優先順位を用いてDMACを制御することで、
柔軟にIEEE1394規格のバス状況に適したDMA
C間のアービトレーションを行うことができ、アービト
レーションに勝つまでのDMACの実行待ち時間が、ラ
ウンドロビン方式より短縮でき、DMA転送実行の平均
時間を短くして、効率よく1394バス上のパケットを
処理することができる。
【0111】また、上述した本実施の形態では、IEE
E1394ハイ・パフォーマンス・シリアル・バス規格
に準拠した1394OHCIにおける、1394バス上
のインターフェースに適用する例を示したが、これに限
らず、他のシリアル・データ・バス・インターフェース
に適用するようにしても良い。
【0112】
【発明の効果】この発明の情報転送装置は、所定規格の
インターフェース部を用いてシリアル伝送路を介して送
信時に情報転送先へ転送し、受信時に情報転送元から転
送された情報を受け取ることにより情報の転送を行う情
報転送装置において、複数のうちのいずれかが動作する
ように構成され、送信時に情報源からの情報を転送し、
受信時に転送された情報を受け取る転送手段と、転送手
段に対応して複数で構成され、送信時に転送手段から転
送する情報を一時的に記憶し、受信時に転送手段へ転送
される情報を一時的に記憶する記憶手段と、複数の転送
手段に対する転送動作の調停を、ハードウエア部により
転送状況に応じて優先順位を最適化するように制御する
調停手段とを備えたので、ハードウエア部が自動的に現
在の転送状況に応じて各々の転送手段の優先順位を変化
させて、実行が必要な転送手段が調停動作を示すアービ
トレーションに勝つまで他の転送手段の実行待ち時間を
短縮することができ、転送実行の平均時間を短縮するこ
とができ、従って、転送帯域を広く扱うことができ、ス
ループットを向上させることができ、これにより、帯域
保証が必要な転送において記憶手段からデータ取り出し
期間を保証することができるので、記憶手段の容量を少
なくし、ハードウエア部の実装負担を削減し、コストを
低減することができるという効果を奏する。
【0113】また、この発明の情報転送装置は、上述に
おいて、ハードウエア部は、巡回順位割り当て動作部
と、転送状況に応じた優先順位を演算する優先順位演算
部とを有するので、従来の巡回順位割当を示すラウンド
ロビン方式に対して、優先順位演算部を追加すること
で、ラウンドロビン方式に優先順位に基づくアービトレ
ーション動作を追加することにより、ハードウエア部が
自動的に現在の転送状況に応じて各々の転送手段の優先
順位を変化させることができるという効果を奏する。
【0114】また、この発明の情報転送装置は、上述に
おいて、転送状況は、バスリセットの有無であるので、
ラウンドロビン方式により、複数の転送手段のアービト
レーションの実行順番を、一定時間毎に巡回しながら割
り当てていくと共に、優先順位をみていき、特に、バス
リセット検出時においては、実行が必要な転送手段のア
ービトレーション動作を、自動的に優先順位を第1とし
て1回アービトレーションを行うことにより、バスリセ
ット時において実行が必要な転送手段が調停動作を示す
アービトレーションに勝つ確率を高くすることができる
という効果を奏する。
【0115】また、この発明の情報転送装置は、上述に
おいて、転送状況は、データ転送の送信または受信の有
無であるので、優先順位演算部はデータ転送の送信また
は受信を検出すると、実行が必要な転送手段の優先順位
を上げることを調停手段に指示し、優先順位演算部は、
この転送手段の優先順位を上げた情報を元に、新しい優
先順位を決定し、調停手段は優先順位演算部から指示さ
れた優先順位に従い、ラウンドロビン方式で、転送手段
の内で次に動作される転送手段間のアービトレーション
を行うことにより、データ転送の送信または受信時にお
いて実行が必要な転送手段が調停動作を示すアービトレ
ーションに勝つ確率を高くすることができ、また、逆に
データ転送の送信または受信が行われない時において実
行のない転送手段がアービトレーションに参加しないよ
うにすることができるという効果を奏する。
【0116】また、この発明の情報転送装置は、上述に
おいて、データ転送は、アイソクロナス・データ転送で
あるので、アイソクロナス転送については、転送をはじ
めると同じ転送チャンネルを使って連続して転送を行う
ため、優先順位演算部はアイソクロナス・データ転送の
送信または受信を検出すると、検出された転送チャンネ
ルの転送手段に対して連続してアイソクロナス転送によ
る送信または受信が行われることは予想できるので、実
行が必要な転送手段の優先順位を上げることを調停手段
に指示し、優先順位演算部は、この転送手段の優先順位
を上げた情報を元に、新しい優先順位を決定し、調停手
段は優先順位演算部から指示された優先順位に従い、ラ
ウンドロビン方式で、転送手段の内で次に動作される転
送手段間のアービトレーションを行うことにより、アイ
ソクロナス・データ転送の送信または受信時において実
行が必要な転送手段が調停動作を示すアービトレーショ
ンに勝つ確率を高くしてアイソクロナス・データ転送の
送信または受信を連続して実行することができ、また、
逆にアイソクロナス・データ転送の送信または受信が行
われない時において実行のない転送手段がアービトレー
ションに参加しないようにすることができるという効果
を奏する。
【0117】また、この発明の転送送方法は、所定規格
のインターフェース部を用いてシリアル伝送路を介して
送信時に情報転送先へ転送し、受信時に情報転送元から
転送された情報を受け取ることにより情報の転送を行う
情報転送方法において、複数のうちのいずれかが動作す
るようになされ、送信時に情報源からの情報を転送し、
受信時に転送された情報を受け取る転送ステップと、転
送ステップに対応して複数よりなり、送信時に転送ステ
ップにより転送する情報を一時的に記憶し、受信時に転
送ステップで転送される情報を一時的に記憶する記憶ス
テップと、複数の転送ステップに対する転送動作の調停
を、ハードウエア部により転送状況に応じて優先順位を
最適化するように制御する調停ステップとを備えたの
で、ハードウエア部が自動的に現在の転送状況に応じて
各々の転送手段の優先順位を変化させて、実行が必要な
転送手段が調停動作を示すアービトレーションに勝つま
で他の転送手段の実行待ち時間を短縮することができ、
転送実行の平均時間を短縮することができ、従って、転
送帯域を広く扱うことができ、スループットを向上させ
ることができ、これにより、帯域保証が必要な転送にお
いて記憶ステップにおいてデータ取り出し期間を保証す
ることができるので、記憶ステップでの記憶容量を少な
くし、ハードウエア部の処理を低減して実装負担を削減
し、コストを低減することができるという効果を奏す
る。
【0118】また、この発明の情報転送方法は、上述に
おいて、ハードウエア部は、巡回順位割り当て動作ステ
ップと、転送状況に応じた優先順位を演算する優先順位
演算ステップとを有するので、従来の巡回順位割当を示
すラウンドロビン方式に対して、優先順位演算部を追加
することで、ラウンドロビン方式に優先順位に基づくア
ービトレーション動作を追加することにより、ハードウ
エア部が自動的に現在の転送状況に応じて各々の転送ス
テップの優先順位を変化させることができるという効果
を奏する。
【0119】また、この発明の情報転送方法は、上述に
おいて、転送状況は、バスリセットの有無であるので、
ラウンドロビン方式により、複数の転送ステップのアー
ビトレーションの実行順番を、一定時間毎に巡回しなが
ら割り当てていくと共に、優先順位をみていき、特に、
バスリセット検出時においては、実行が必要な転送ステ
ップのアービトレーション動作を、自動的に優先順位を
第1として1回アービトレーションを行うことにより、
バスリセット時において実行が必要な転送ステップが調
停動作を示すアービトレーションに勝つ確率を高くする
ことができるという効果を奏する。
【0120】また、この発明の情報転送方法は、上述に
おいて、転送状況は、データ転送の送信または受信の有
無であるので、優先順位演算部はデータ転送の送信また
は受信を検出すると、実行が必要な転送ステップの優先
順位を上げることを調停ステップに指示し、優先順位演
算部は、この転送ステップの優先順位を上げた情報を元
に、新しい優先順位を決定し、調停ステップは優先順位
演算部から指示された優先順位に従い、ラウンドロビン
方式で、転送ステップの内で次に動作される転送ステッ
プ間のアービトレーションを行うことにより、データ転
送の送信または受信時において実行が必要な転送ステッ
プが調停動作を示すアービトレーションに勝つ確率を高
くすることができ、また、逆にデータ転送の送信または
受信が行われない時において実行のない転送ステップが
アービトレーションに参加しないようにすることができ
るという効果を奏する。
【0121】また、この発明の情報転送方法は、上述に
おいて、データ転送は、アイソクロナス・データ転送で
あるので、アイソクロナス転送については、転送をはじ
めると同じ転送チャンネルを使って連続して転送を行う
ため、優先順位演算部はアイソクロナス・データ転送の
送信または受信を検出すると、検出された転送チャンネ
ルの転送ステップに対して連続してアイソクロナス転送
による送信または受信が行われることは予想できるの
で、実行が必要な転送ステップの優先順位を上げること
を調停ステップに指示し、優先順位演算部は、この転送
ステップの優先順位を上げた情報を元に、新しい優先順
位を決定し、調停ステップは優先順位演算部から指示さ
れた優先順位に従い、ラウンドロビン方式で、転送ステ
ップの内で次に動作される転送ステップ間のアービトレ
ーションを行うことにより、アイソクロナス・データ転
送の送信または受信時において実行が必要な転送ステッ
プが調停動作を示すアービトレーションに勝つ確率を高
くしてアイソクロナス・データ転送の送信または受信を
連続して実行することができ、また、逆にアイソクロナ
ス・データ転送の送信または受信が行われない時におい
て実行のない転送ステップがアービトレーションに参加
しないようにすることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される実施の形態の情報転送装置
のハードウエア構成例を示す図である。
【図2】DMAC優先順位演算部の優先順位決定の動作
を示すフローチャートである。
【図3】バスリセット検出時のDMAC間のアービトレ
ーション動作を示す図である。
【図4】バスリセット検出時以外のDMAC間のアービ
トレーション動作を示す図である。
【図5】アイソクロナス・データ送信時のDMAC間の
アービトレーション動作を示す図である。
【図6】アイソクロナス・データ受信時のDMAC間の
アービトレーション動作を示す図である。
【図7】IT DMACが複数実装されている場合のD
MAC間のアービトレーション動作を示す図である。
【図8】IR DMACが複数実装されている場合のD
MAC間のアービトレーション動作を示す図である。
【図9】アイソクロナス・データ転送による送信が行わ
れない時のDMAC間のアービトレーション動作を示す
図である。
【図10】アイソクロナス・データ転送による受信が行
われない時のDMAC間のアービトレーション動作を示
す図である。
【図11】アイソクロナス・データ転送が行われない時
のDMAC間のアービトレーション動作を示す図であ
る。
【図12】DS−Link符号化方式の説明図であり、
図12Aはデータ信号DA、図12Bはストローブ信号
ST、図12Cはクロック信号CLである。
【図13】ケーブル構造の模式図である。
【図14】バス構成の一例を示す図である。
【図15】インターフェースの構成要素とプロトコルア
ーキテクチャとを示すブロック図である。
【図16】アシンクロナス転送のパケットを示す図であ
る。
【図17】アービトレーションの説明図である。図17
Aはバス使用権の要求、図17Bはバス使用権の許可で
ある。
【図18】アイソクロナス転送のパケットを示す図であ
る。
【図19】CSRアーキテクチャにおけるアドレス指定
を示す図であり、図19Aはレジスタ構成、図19Bは
各アドレスのビット構成である。
【図20】1394OHCIの概念を示したブロック図
である。
【図21】ラウンドロビン方式のDMAC間のアービト
レーション動作を示す図である。
【図22】IT DMACおよびIR DMACが複数
実装されている場合の1394OHCIの概念を示した
ブロック図である。
【符号の説明】
0……PHY部、1……Link部、2……FIFO
部、3……DMAコントローラ部、4……DMAアービ
タ部、5……DMAC優先順位演算部、6……新DDM
Aアービタ部、7……1394バス、8……ホスト・バ
ス、10〜90……巡回割り当て、11〜91……優先
順位、12〜92……優先順位の上げ下げ、、13〜9
3……DMAアービトレーション順位、14〜94……
DMAC間のアービトレーション

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定規格のインターフェース部を用いて
    シリアル伝送路を介して送信時に情報転送先へ転送し、
    受信時に情報転送元から転送された情報を受け取ること
    により情報の転送を行う情報転送装置において、 複数のうちのいずれかが動作するように構成され、送信
    時に情報源からの情報を転送し、受信時に転送された情
    報を受け取る転送手段と、 上記転送手段に対応して複数で構成され、送信時に上記
    転送手段から転送する情報を一時的に記憶し、受信時に
    上記転送手段へ転送される情報を一時的に記憶する記憶
    手段と、 上記複数の転送手段に対する転送動作の調停を、ハード
    ウエア部により転送状況に応じて優先順位を最適化する
    ように制御する調停手段とを備えたことを特徴とする情
    報転送装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の情報転送装置において、 上記ハードウエア部は、巡回順位割り当て動作部と、転
    送状況に応じた優先順位を演算する優先順位演算部とを
    有することを特徴とする情報転送装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の情報転送装置において、 上記転送状況は、バスリセットの有無であることを特徴
    とする情報転送装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の情報転送装置において、 上記転送状況は、データ転送の送信または受信の有無で
    あることを特徴とする情報転送装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の情報転送装置において、 上記データ転送は、アイソクロナス・データ転送である
    ことを特徴とする情報転送装置。
  6. 【請求項6】 所定規格のインターフェース部を用いて
    シリアル伝送路を介して送信時に情報転送先へ転送し、
    受信時に情報転送元から転送された情報を受け取ること
    により情報の転送を行う情報転送方法において、 複数のうちのいずれかが動作するようになされ、送信時
    に情報源からの情報を転送し、受信時に転送された情報
    を受け取る転送ステップと、 上記転送ステップに対応して複数よりなり、送信時に上
    記転送ステップにより転送する情報を一時的に記憶し、
    受信時に上記転送ステップで転送される情報を一時的に
    記憶する記憶ステップと、 上記複数の転送ステップに対する転送動作の調停を、ハ
    ードウエア部により転送状況に応じて優先順位を最適化
    するように制御する調停ステップとを備えたことを特徴
    とする情報転送方法。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の情報転送方法において、 上記ハードウエア部は、巡回順位割り当て動作ステップ
    と、転送状況に応じた優先順位を演算する優先順位演算
    ステップとを有することを特徴とする情報転送方法。
  8. 【請求項8】 請求項6記載の情報転送方法において、 上記転送状況は、バスリセットの有無であることを特徴
    とする情報転送方法。
  9. 【請求項9】 請求項6記載の情報転送方法において、 上記転送状況は、データ転送の送信または受信の有無で
    あることを特徴とする情報転送方法。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の情報転送方法におい
    て、 上記データ転送は、アイソクロナス・データ転送である
    ことを特徴とする情報転送方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8156260B2 (en) 2008-08-14 2012-04-10 Fujitsu Limited Data transfer device and method for selecting instructions retained in channel unit based on determined priorities due to the number of waiting commands/instructions
US8463956B2 (en) 2010-03-04 2013-06-11 Ricoh Company, Ltd. Data transfer control apparatus
US8713205B2 (en) 2008-11-27 2014-04-29 Ricoh Company, Ltd. Data transfer device and data transfer method

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