JP2002229424A - 教材提供システム、方法、及びプログラム - Google Patents

教材提供システム、方法、及びプログラム

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JP2002229424A
JP2002229424A JP2001026844A JP2001026844A JP2002229424A JP 2002229424 A JP2002229424 A JP 2002229424A JP 2001026844 A JP2001026844 A JP 2001026844A JP 2001026844 A JP2001026844 A JP 2001026844A JP 2002229424 A JP2002229424 A JP 2002229424A
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teaching
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Yoshiki Sakurai
良樹 櫻井
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NEC UNIVERSITY Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 受講者が参照したウエブページのみを編集し
て、受講端末にウエブページとして表示、又はファイル
として出力する教材提供システムを提供する。 【解決手段】 前記教材提供システムは、受講者が参照
したウエブページを参照履歴DB内に記憶し、その後、
受講者が教材の表示又はファイル出力を指示した場合
に、前記参照履歴DBの内容から、受講者が参照したウ
エブページの内容のみを表示・出力する。また、当該シ
ステムは、前記参照されたウエブページ以外の内容を、
その教材の学習ロードマップ基づく様々な観点から自動
的に補充し、表示・出力することもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、個人学習や企業内
教育等のために、文章や画像等の情報を出力するシステ
ムにおいて、受講者が参照した情報を再編集して、その
受講者に提供するシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、個人学習や企業内教育は、集合教
育や通信教育によって行われることが主流であった。し
かし現代では、インターネットやイントラネットの普及
とともに、「eラーニング」とも呼ばれるネットワーク
を利用した教育サービスが取り入れられ、そのカリキュ
ラムも急速に充実してきている。
【0003】こうした中で、特に注目を集めているの
が、インターネットを利用して、ウエブ(WEB)上で
学習を進めるタイプの教育サービスである。このサービ
スは、通常、Web(又はComputer) Bas
ed Trainingと呼ばれ、受講者は、サーバに
記憶された教材の内容を、インターネットを介してウエ
ブブラウザにより閲覧することができる。
【0004】この教材は、いわゆるマルチメディアに対
応しており、文章や画像の他に、動画や音声などを含ん
でいる。サービスによっては、別途テキストやCD−R
OMなどの教材を併用するものもある。また、メールや
掲示板を利用して、講師と質疑応答ができるサービスも
用意されている。
【0005】こうした従来のサービスによって、受講者
は、ウエブブラウザを使用して、自分が興味のある分野
や、弱点である部分を選択的に閲覧して、学習を進める
ことができる。また、前記ウエブブラウザによって提供
される教材のページ(ウエブページ)は、通常HTML
(HyperText Markup Languag
e)形式で提供され、受講者は、HTMLによって設定
されたリンクを辿ることによって、自分の所望する順序
で、必要なウエブページを次々に閲覧し、学習を進める
ことができる。
【0006】一方、教材の内容は、多くの人が、所定の
テーマの知識を習得するために構成されでいるために、
各人にとっては既に習得済みであるような情報や、現段
階では到底必要のない情報まで含まれていることも多
く、そうした場合に、上記のように、必要なウエブペー
ジを選択して学習することができる点は、ウエブブラウ
ザによって教材を提供する場合の大きなメリットの1つ
である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、受講者は、自
分が必要とするウエブページを選択して学習を行った場
合でも、その選択の履歴が保持されないために、自分が
参照したウエブページのみをウエブブラウザによって再
度表示したり、その部分のみを印刷しようとすることが
できないという問題点があった。
【0008】また、前記再表示や印刷の際に、受講者に
よって選択されたウエブページ以外の内容を、様々な観
点から自動的に補うような仕組みも当然ながら提供され
ていない。
【0009】
【課題を解決するための手段】従って、上記課題を解決
するために、本発明は、受講者が参照したウエブページ
のみを含んだ教材を再編集して表示し、又はファイルと
して提供するシステムを提供する。
【0010】更に、本発明は、受講者が参照したウエブ
ページに関連する内容を、教材の学習ロードマップに基
づく所定の観点から自動的に追加して、前記再編集を行
うシステムを提供する。
【0011】また更に、本発明は、受講者に直接使用
(1次利用)されるだけでなく、多くの受講生を対象と
した教材として配布(2次利用)される教材を提供す
る。当該2次利用の場合の1次利用者は、例えば、多く
の受講生を教える立場にある講師や社内教育の担当者で
ある。
【0012】本発明の第1の実施態様によれば、複数の
部分からなる教材を記憶する教材記憶手段と、前記教材
の部分を、受講者が参照できるように提供する教材参照
手段と、前記受講者が、教材の前記複数の部分のうち、
どれを参照したかを記憶する参照履歴記憶手段と、前記
参照履歴記憶手段に記憶された内容に基づいて、前記参
照された部分のみを含むように教材を編集し、前記受講
者に、前記編集された教材を提供する教材編集手段とを
含むように構成される教材提供システムが提供される。
【0013】これによって、受講者が参照した教材の部
分だけが、再度編集されて、受講者に提供される。
【0014】本発明の第2の実施態様は、前記第1の実
施態様において、前記教材記憶手段が教材提供サーバに
設けられ、前記教材参照手段が、ネットワークを介して
前記教材提供サーバに接続された受講端末に設けられる
ように構成された教材提供システムである。
【0015】これによって、1つの教材を、多くの受講
者が異なる場所で個別に利用することができる。
【0016】本発明の第3の実施形態は、前記第1の実
施形態において、前記教材の部分相互の関係を表す情報
を記憶する関係情報記憶手段を更に有し、前記教材編集
手段が、前記関係情報記憶手段を参照することによっ
て、受講者によって参照された教材の部分と所定の関係
を有する部分を判定し、前記関係を有する部分を補充し
て前記教材を編集し、前記受講者に、前記編集された教
材を提供するように構成された教材提供システムであ
る。
【0017】これによって、受講者が参照した部分の他
に、所定の教材の部分が、再編集される教材の中に補充
される。
【0018】本発明の第4の実施形態によれば、複数の
部分からなる教材の少なくとも一部分を、受講者が参照
できるように提供するステップと、前記受講者が、教材
の前記複数の部分のうち、どれを参照したかを記憶する
ステップと、前記記憶された内容に基づいて、前記参照
された部分のみを含むように教材を編集するステップ
と、前記受講者に、前記編集された教材を提供するステ
ップとを含むように構成された教材提供方法が提供され
る。
【0019】これによって、受講者が参照した教材の部
分だけが、再度編集されて、受講者に提供される。
【0020】また、本発明の第5の実施形態によれば、
コンピュータを、複数の部分からなる教材を記憶する教
材記憶手段と、前記教材の部分を、受講者が参照できる
ように提供する教材参照手段と、前記受講者が、教材の
前記複数の部分のうち、どれを参照したかを記憶する参
照履歴記憶手段と、前記参照履歴記憶手段に記憶された
内容に基づいて、前記参照された部分のみを含むように
教材を編集し、前記受講者に、前記編集された教材を提
供する教材編集手段として機能させるためのプログラム
が提供される。
【0021】即ち、コンピュータに当該プログラムをロ
ードすることによって、受講者が参照した教材の部分だ
けを再度編集して受講者に提供する機能が実現される。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の教材提供システム100
は、多くの従来の教材提供ツールがそうであるように、
HTMLで構成されている教材をウエブブラウザによっ
て閲覧する構成をとっている。この構成を用いると、他
のページへの関連づけをリンクを用いて容易に行うこと
ができ、更に音声や動画などのマルチメディアへの対応
も簡単に行うことができるからである。しかし、HTM
Lで構成された教材をウエブブラウザで閲覧する構成
は、あくまでも一例にすぎず、他の多くの組み合わせに
よって本発明のシステムを構成することができる。
【0023】また、前述のように、ウエブブラウザによ
って音声や動画等の「視聴」も可能となるが、本明細書
では、単にウエブページの「参照」、「閲覧」といった
場合でも、上記動作を含むものとして取り扱うことにす
る。
【0024】最初に、図1を用いて、本発明で用いる、
HTMLで作成された教材の構成について説明する。図
1に示されている各ブロック(100、110、12
0...)が、基本的に1つのウエブページに対応し、
この単位でウエブブラウザに出力される。最上位の階層
にはコンテンツ・メニュー100があり、そこで、いく
つか学習のコース、ここではコース1(110)、コー
ス2(120)、コース3(130)等を選択すること
ができるようになっている。
【0025】ウエブブラウザで、当該ページを表示させ
た後に、所望のコースの表示されている文字部分をマウ
ス等でクリックすると、そこに設定されているHTML
のリンクに従って、そのコースの内容や各章の内容が記
載されているページが表示される。ここで表示されるペ
ージは、図1の第3の階層にある各ブロックに対応す
る。図1では、コース2(120)の下位層として、第
1章(121)、第2章(122)、第3章(123)
が示されている。
【0026】当該ページは、その章での学習内容や各項
の内容が記載されている。このページがウエブブラウザ
で表示されているときに、所望の項をクリックすること
によって、その項についての説明等が記載されているペ
ージが表示される。このページは、図1の第4の階層
(即ち、最下位層)にある各ブロックに対応する。図1
では、コース2(120)の下位層である第2章(12
2)の更に下位層として、第1項(122A)、第2項
(122B)、第3項(122C)が示されている。
【0027】図1に示す教材の例では、ウエブページが
4つの階層から構成されているが、より多くの階層から
構成されてもよい。また、ここでは、第1の階層から第
2の階層へ、第2の階層から第3の階層へと、順次リン
クが張られる構成になっているが、隣接する階層以外の
階層にリンク付けすることも可能である。例えば、コー
ス2(120)のウエブページに第2章第1項(122
A)のウエブページのリンクを作成することも可能であ
る。
【0028】また、この例では、コース、章、項という
順で教材が階層化されているが、他の呼び方や概念によ
って階層化してもよい。
【0029】次に、より具体的な例を用いて、本発明の
第1の実施形態に用いられる教材の階層構造を説明す
る。
【0030】まず、教材のコンテンツ・メニュー(図1
の100)にいくつかのコースが表示されており、その
1つが、「静電気計測技術」であったとする。受講者
が、そのコースを選択する場合には、そのコースが表示
されているディスプレイ上の位置(HTMLのリンク)
にマウスのカーソルを置き、クリックする。そうする
と、図2に示すような、「静電気計測技術」のコースの
概要説明と第1章から第6章までのタイトルが表示され
る。各タイトルにはHTMLのリンクが張られている。
【0031】受講者は、これらの章の中から、学習が必
要と思われる章を選択し、マウスでクリックする。ここ
では、第1章を選択するものとする。
【0032】HTMLのリンクに従って、その章に対応
するウエブページが、図3に示すように表示される。更
に受講者は、その章の第1項を選択すると、図4に示す
ような画面が表示され、この内容を理解したら、図3の
表示に戻り、例えば、第2項の内容を表示させ、以降順
に、自分が必要な項目を表示させ、理解していく。
【0033】このような受講者の動きは、インターネッ
ト上でウエブページを順に閲覧する、いわゆるネット・
サーフィンと同様の動きである。
【0034】次に、図5に示す本発明の第1の実施形態
の教材提供システム200について説明する。図5に示
す教材提供システム200は、教材提供サーバ210、
受講端末220、及びそれらを接続するネットワーク2
30を含む。受講端末220は、例えば、家庭内又は企
業内に配置されるパーソナル・コンピュータであり、個
人学習や企業内研修に利用される。基本的には、受講端
末1台を1人の受講者が占有し、その受講者が、受講端
末に接続されたディスプレイに表示される画像(文章等
の文字を含む)及び、受講端末に接続されたスピーカか
ら出力される音声を視聴することによって学習を行う。
【0035】受講端末220は、受講者の操作等に応じ
て、教材提供サーバ210から、前記ディスプレイに表
示すべき画像、及びスピーカに出力すべき音声の情報
を、ネットワーク230を介して取得する。ネットワー
ク230は、インターネットやイントラネットを含むネ
ットワークであり、基本的には、2つのコンピュータを
接続し、前記情報をやり取りすることができればよい。
【0036】また、受講端末220は、受講者が視聴し
た教材の内容を、特定のフォーマットのデータとして、
教材提供サーバ210から受信することもできる。
【0037】教材提供サーバ210は、教材提供手段2
11、参照履歴管理手段212、教材編集手段213、
及びネットワーク通信手段214を含み、更に、教材と
なる前記表示画像情報及び出力音声情報等を保持する教
材DB215、受講者のIDやパスワード等を保持する
受講者マスタ216、受講者が受講者端末220で参照
した教材のコース、章、及び項を管理・保持する参照履
歴DB217、及び教材の各コースの章・項の間の関係
を保持する関係記述DB218を有する。
【0038】受講端末220は、教材閲覧手段221、
参照履歴制御手段222、教材編集指示手段223、編
集教材受信手段224、及びネットワーク通信手段22
5を含み、前述した教材提供サーバ210から受信する
教材データ226を有する。
【0039】次に、各手段及びファイルの内容について
説明する。
【0040】教材提供サーバ210内の教材提供手段2
11は、受講端末220からの要求に応じて、教材DB
215から受講端末での閲覧に用いられる教材データを
取り出し、それを受講端末220に送信する。受講端末
220では、そのデータを教材閲覧手段221によって
参照するが、これには、ネットスケープ社のネットスケ
ープ・コミュニケータや、マイクロソフト社のインター
ネット・エクスプローラといったウエブブラウザが用い
られることが多い。この場合、教材提供サーバ210か
ら受講端末220へ提供される教材データは、HTML
で構成され、HTTPというプロトコルによって送信さ
れる。
【0041】教材データがHTMLで提供される上記の
ような場合には、教材提供手段211は、要求された教
材DB215内の教材データをHTMLに変換して受講
端末220に送信することが必要であるが、教材提供手
段211の負荷低減の観点からは、教材DB215内の
教材データが、予めHTMLで構成されていることが望
ましい。また、教材DB215内には、HTMLによっ
て利用される画像ファイル、音声ファイル、及び動画フ
ァイルも記憶されている。
【0042】参照履歴管理手段212は、受講端末22
0の教材閲覧手段221で実際に閲覧された教材のウエ
ブページ(あるコースの章、又は項)に、それが閲覧さ
れたという意味を表す参照フラグを付加し、参照履歴D
B217に記憶する。受講端末220のディスプレイ上
には、教材閲覧手段221により、教材のウエブページ
が表示され、受講者は、その表示されたページ上のリン
クを辿って、他のウエブページに表示を切り替える。
【0043】ここで、図6を参照すると、ある1人の受
講者に関する参照履歴DB217の内容の一例が示され
ている。参照履歴DB217は、項目として、教材のコ
ースを識別するためのコースNo.、そのコース内のウ
エブページが表している内容(章又は項)、及び前述し
た参照フラグを有している。また、DB内で、章は1、
2、3等の数字で表現されるが、項は、図1で説明した
ように、各章毎に存在するので、1−2、や1−3等の
ように、章を表す数字と項を表す数字の組み合わせによ
って表現される。この場合、その受講者は、コースi0
01については、第1章のウエブページ、第1章第1
項、4項、5項の各ウエブページ、第2章のウエブペー
ジ、及び第2章第1項のウエブページ他を参照してお
り、コースi002については、第1章のウエブペー
ジ、及び第1章第1項、2項の各ウエブページ他を参照
したことを示している。
【0044】教材編集手段213は、教材DB215か
ら、参照履歴DB217において、参照されたものとし
て記憶されている章及び項に対応するウエブページのデ
ータを取り出し、それらのデータのみで教材データを編
集し、受講端末220に送信する。編集された教材デー
タは、例えば、テキスト形式やHTML形式であってよ
い。このように受け取ったデータは、教材閲覧手段22
1で参照したり、適当なアプリケーションで表示・印刷
することができる。
【0045】編集された教材データがHTML形式であ
る場合は、教材提供サーバ210内にその教材データを
保持し、HTTPを介して教材閲覧手段221で参照す
るようにすることもできる。また、テキスト形式で受講
端末に送信される場合、音声や画像に関する情報は含ま
れない。
【0046】これによって、受講者は、最初に提供され
た教材のうち、自分が参照した部分だけを再度参照し、
印刷することができる。こうして印刷された教材データ
は、不要な他の教材部分を含まないため、復習用や、特
定の研修コースの教材として利用するのに適している。
【0047】ネットワーク通信手段214は、受講端末
220のネットワーク通信手段225と協働して、ネッ
トワーク230を介した教材提供サーバ210と受講端
末220との間のデータのやり取りを実現する。ネット
ワーク230は、インターネットやイントラネットであ
ることが一般的であるが、この場合には、各ネットワー
ク通信手段214、225は、TCP/IPによるデー
タ通信をサポートできることが望ましい。
【0048】教材提供サーバ210から受講端末220
へ送信されるデータは、ネットワーク通信手段214、
ネットワーク230、ネットワーク通信手段225を介
して送信され、逆に、受講端末220から教材提供サー
バ210へ送信されるデータは、ネットワーク通信手段
225、ネットワーク230、ネットワーク通信手段2
14を介して送信される。
【0049】受講者マスタ216は、図7に示されてい
るように、受講者名、ID、パスワード、及び対応する
参照履歴DB217の開始アドレスを含んでいる。ID
とパスワードは、受講者が、受講端末220から教材提
供サーバ210にアクセスする権限を有するかどうかの
チェックに用いられる。通常、こうした教材提供サービ
スは、所定の契約を交わした特定人に限られ、多くの場
合有料である。従って、この特定人の識別し、課金対象
を特定するために、当該ID及びパスワードが用いられ
る。また、この例では、受講者毎に、参照履歴DB21
7の開始アドレスを記憶しているが、参照履歴DB21
7内の項目として受講者のID等の識別コードを設ける
ことによって、参照履歴DB217の当該受講者に関す
るデータをアクセスするようにしてもよい。
【0050】関係記述DB218は、1つのコース内の
各ウエブページの従属関係や技術的関連の程度を示すも
のであり、これについては後で詳述する。
【0051】受講端末220の教材閲覧手段221は、
前述のように一般的に使用されているウエブブラウザで
あることが多い。教材提供サーバ210から送信されて
くる教材データを、受講端末220に接続されたディス
プレイに表示する。ウエブブラウザは、HTMLで指定
されたリンクを、マウスでクリックすることによって、
他のウエブページに表示を切り替えることができるが、
教材データでは、教材のコンテンツ・メニューから各章
及び各項に至るまでの階層に従ってリンクを張ることに
より、上位層から順にウエブページを表示させることが
できる。
【0052】次に、参照履歴制御手段222について説
明する。当該手段は、教材閲覧手段221、即ち、ウエ
ブブラウザによって受講者がウエブページの内容を参照
した場合に、所定の信号を教材提供サーバ210の参照
履歴管理手段212に送信し、その信号に応答して参照
履歴管理手段212が、参照履歴DB217上の対応す
る章又は項に、参照フラグをセットする。
【0053】これによって、受講者は、自身が参照した
章又は項のウエブページを自動的に記録することができ
る。しかし、通常、受講者が学習を進めるにあたって、
一旦ウエブページを表示させたものの、そのウエブペー
ジの内容が、受講者にとって容易に理解できるものであ
ったり、今回の学習に不要のものであったりする場合が
ある。そうした場合、参照履歴制御手段222は、受講
者が所定の操作を行うことによって、一旦参照履歴DB
217に設定された章又は項の参照フラグをオフにする
信号を、教材提供サーバ210の参照履歴管理手段21
2に送信する。
【0054】受講者による前記所定の操作とは、例え
ば、「参照キャンセル」等のボタンをマウスによりクリ
ックするといった操作である。
【0055】教材編集指示手段223は、受講者の所定
の操作により、それまでの参照履歴をもとに、教材デー
タの再編集を、教材提供サーバ210の教材編集手段2
13に指示する。この操作によって、それまで受講者が
参照したウエブページの内容のみが前記ブラウザに表示
されたり、テキスト形式、HTML形式、PDF形式等
の形式のファイルとして受講端末220に提供される。
当該手段223が提供する指示画面は、後で説明する。
【0056】教材データ受信手段224は、教材編集指
示手段223の指示の結果、教材提供サーバ210の教
材編集手段213から受講端末220に送信された編集
後の教材データを受信する。前述のように、教材編集手
段213は、HTTPを介して、通常の教材提供と同じ
様に編集後の教材を提供することができる。
【0057】教材データ受信手段224が機能するの
は、それ以外の場合、即ち、HTTP経由でHTMLフ
ァイルが送信されてくる以外、例えば、FTPによって
HTMLファイルや、テキストファイル、PDFファイ
ルが送信されてきた場合である。これらのファイルは、
教材データ226として、受講端末220の所定の場所
に記憶される。
【0058】教材データ226は、その後、対応する適
当なアプリケーションによって、編集、表示、又は印刷
される。
【0059】以上述べてきたように、本発明の第1の実
施形態によれば、受講者が参照した教材の章、及び項の
みを再度表示させたり、教材データとして提供すること
が可能となる。
【0060】更に本発明では、受講者によって参照され
た章、及び項に関連のある章、及び項を自動的に補充し
て、再表示させ、提供することができる。次は、こうし
た機能について説明する。
【0061】最初に、図8を参照して、あるコースの各
項の間の関連について考察する。図8は、カウンタに関
する学習ロードマップを示したものであり、学習内容
は、第1章から第5章に属する各項からなる。各章内に
示されたボックスは項であり、ボックスの右上の番号は
項の番号を示している。前述したように、各章も一つの
ウエブページを形成し、所定の学習内容を含むことがで
きるので、図8において1つのボックスを形成するよう
にしてもよいが、ここでは、説明の便宜のため、最下位
層の項だけが、学習内容を有するものとし、章は、単に
いくつかの項を含むものとして表す。
【0062】例えば、第1章の第1項には、「アナログ
とディジタル」についての説明があり、同章の第2項に
は、「数の表現」についての説明がある。ボックス間を
接続する矢印は、望ましい学習の順序の方向であり、例
えば、第1章の第1項である「アナログとディジタル」
の知識を習得した上で第2項の「数の表現」に進むべき
あることが示されており、逆に言えば、第2項では、第
1項の知識が前提となる。
【0063】図9は、上記のような学習の順序(関係)
を親子関係として表した関係記述DB218の一例であ
り、図8の関連の一部を示している。このDB218
は、前述した学習の順序において前提となる項を「親」
とし、矢印が指す(直下にある)項を「子」として親子
関係を記述するために、「子1」から「子5」までの項
目を有している。例えば、第1章第1項は、同章第2項
から第4項までを「子」として有しており、第1章第2
項は、第5章第1項を「子」として有している。
【0064】関係記述DB218は、上述の親子関係に
加え、技術的に、又はその他の意味で関連の深い項を記
述するため、「関連1」及び「関連2」という項目を有
している。例えば、第1章第2項の「数の表現」は、第
1章第4項の「正論理と負論理」、及び第1章第5項の
「ゲート変換」と関連が深いことを示している。関連の
深い項は、当然に同時に学習することが望ましい項とい
うことになる。
【0065】このように、1つのコースで学ぶべき項を
体系化した場合に、前提となる項や関連のある項は、必
ずしも同じ章に属していたり、隣接していたりするとは
限らないことがわかる。また、このような各項の関連付
けは、ある程度戦略的、主観的な視点を含んでいるた
め、これを設定する講師、企業、時代等によって異なる
ことに注意すべきである。
【0066】また、関係記述DB218のデータ構造
は、今回の例を記述するためだけに示されたものであ
り、実際の利用に際しては、前記学習ロードマップの構
造や教材の特性を考慮して、より適切なデータ構造が選
択されうる。
【0067】本発明では、こうした関連付けを利用し
て、参照された各項に、推奨項を自動的に補充する方法
を提供する。ここで、前述した、受講端末220の教材
閲覧手段221、教材編集指示手段223、及び教材デ
ータ受信手段224と、教材提供サーバ210の教材編
集手段213の処理を、図10のフローチャートを参照
して、より詳しく説明する。図10では、左側の列が教
材編集手段223の処理を示し、中央の列が教材編集手
段213の処理を示し、右側の列が教材閲覧手段221
及び教材データ受信手段224の処理を示している。
【0068】最初に、ステップS10で、教材編集指示
手段223が、受講者から教材の編集指示があったかど
うかを判定する。本発明の教材提供システム200で
は、受講者が所定のコースを終了した場合に、自動的に
受講者が参照した教材を編集するようにしてもよい。し
かし、ここでは、図11に示すような教材編集指示メニ
ューを用意し、「教材編集スタート」のボタンを受講者
がマウスでクリックした場合に指示があったと判定され
る。教材編集指示手段223は、受講者から指示がある
まで、上記判定を繰り返す。また、教材編集指示手段2
23は、受講者から指示があった場合に起動されるよう
に構成しても良い。
【0069】ここで、図11の教材編集指示メニューに
ついて説明する。この例では、受講者は、教材の編集を
指示する際に、経路補充指定と、関連補充指定を行う。
経路補充指定に関しては、図に示すとおり、「1.1
経路上の項を補充」、「1.2 基礎項を補充」、及び
「1.3 補充なし」のうち1つをチェックボックス等
で指定する。一方、関連補充指定に関しては、「2.1
関連項を補充」または「2.2 補充なし」のいずれ
かを選択し、チェックボックス等で指定する。
【0070】「1.1 経路上の項を補充」とは、自身
が受講端末で参照した項(参照項)を、図8で説明した
ような学習ロードマップに当てはめた場合に、ある参照
項と他の参照項との間にあって、そのロードマップの1
つの経路上に位置する項を編集する教材の対象として補
充することである。これを図12(A)の学習ロードマ
ップの例を参照して更に説明する。受講者がA1とA4
という項を参照している場合に(斜線のブロックが、受
講者によって参照されたブロックを表す)当該補充方法
が選択されると、それらの項の間で、同一の経路上にあ
る、A2及びA3の項の内容が補充される。この補充に
よって、参照項に関して習得しておくことが望ましい項
目が自動的に追加される。
【0071】また、図12(B)に示すような学習ロー
ドマップの例で、上記補充方法が選択され、受講者がB
1とB5という項を参照しているとすると、B1とB5
を結ぶ経路は2通りあり、その2つの経路上にある全て
の項、即ち、B2、B3、及びB4が補充の対象とな
る。複数の経路が考えられる場合に、それを何らか基準
でより少ない数の経路に絞り込むことも可能である。
【0072】「1.2 基礎項を補充」は、上記経路の
上流、即ち上位層にあたる項を、編集する教材の対象と
して補充する場合に選択する。例えば、図8のコースの
教材において、受講者が第3章第1項「ディレイ回路」
のみを参照したとすると、その項の学習の前提となる
項、即ち、第3章第1項への矢印を逆に辿って得られる
項が全て追加される。この場合、第2章第3項「ICの
特性と規格」、第2章第2項「IC内部の構成」、第2
章第1項「ICの種類と構造」、第1章第3項「基本ロ
ジック」、及び第1章第1項「アナログとディジタル」
が補充されることになる。また、こうした補充の対象に
ついて、参照項から遡る階層の数や経路の数に制限を課
す(又は事前に設定)することもできる。
【0073】「1.3 補充なし」は、上記の2つの方
法の補充について、いずれも行わないことを意味する。
【0074】「2.1 関連項を補充」は、参照項と同
一の経路上にはないが、参照項又は経路上の項と技術的
その他の意味で非常に関連深い項を補充する。これにつ
いて、図12(C)を用いて更に具体的に説明する。受
講者が、C1とC4という項を参照している場合に、当
該補充方法が選択されると、最初に、C1とC4を結ぶ
経路上にあるC2とC3の項が補充対象として選択さ
れ、その後、前記選択されたC3と深い関連を有するC
5が選択される。ブロックR1は、その中のブロックが
何らかの意味で深い関係を有することを意味する。
【0075】また、図12(D)のような学習ロードマ
ップにおいて、受講者がD1とD6という項を参照して
いる場合に当該補充方法が選択されると、最初に、D1
とD6を結ぶ経路上にあるD2とD5の項が補充対象と
して選択され、次に、前記選択されたD2と関連のある
D4が選択される。ブロックR2は、その中のブロック
が何らかの意味で深い関係を有することを意味する。
【0076】さらに、この補充方法の応用として、前記
関連項として選択された項D4の基礎項となる項(上記
「1.2 基礎項を補充」を選択した場合の処理参照)
を更に補充したり、D4と参照項を結ぶ経路上の項を更
に補充したり、D4と関連を有する項を更に補充したり
することが考えられ、この他にもこれらの組み合わせ、
及び階層の数や経路の数の制限によって、新たな項を自
動的に補充するための方法として無数のバリエーション
が考えられる。
【0077】「2.2 補充なし」は、上記補充を行わ
ないことを意味する。従って、「1.3 補充なし」及
び「2.2 補充なし」が両方指定されている場合は、
教材データは、受講者の参照項のみの情報から構成さ
れ、それ以外にいかなる内容の補充もされない。
【0078】また、本発明の教材提供システム200
が、前述した各種補充の対象となる項をどのように決定
し、その内容をどのようにして受講端末に送信する教材
データとして反映させるかについて、図10の各ステッ
プに関連して説明する。
【0079】再び図10に戻り、ステップS10で教材
編集の指示を検知すると、上述の教材編集指示メニュー
で指定した指示内容が、教材提供サーバ210の教材編
集手段213に送信される(ステップS12)。
【0080】次に、ステップS14で、上記指示内容を
教材編集手段213が受信する。ここで、当該手段21
3はまず、参照項に関する教材データを取得するため
に、参照履歴DB217にアクセスして、受講者が実際
に受講端末220から参照した項を判定し、抽出した
(ステップS16)後、その抽出された項に対応する教
材データ、即ち、その項に対応するウエブページで表示
されていた内容を教材DB215から取得する(ステッ
プS18)。
【0081】次に、教材編集手段213は、上記指示内
容のうち経路補充指定に関する指定を判定し(ステップ
S20)、「1.1 経路上の項を補充」であれば、ス
テップS22で、学習ロードマップ上、ある参照項と他
の参照項との間にあって、それらの参照項を結ぶ経路上
に存在する項を補充すべき項と判定し、その項に対応す
る教材データを教材DB215から取得する。ここで、
補充されるべき項を判定するのに、関係記述DB218
が用いられる。図9に示すように、関係記述DB218
は、各項の間の従属関係(親子関係)を表すデータとし
て、各項が「子」としてどの項を有しているか、言い換
えれば、図8のロードマップにおいて、各項から出る矢
印が、どの項に向いているかを示すために、「子1」か
ら「子5」までの項目を有している。
【0082】これらの「子」データを、上位層の項から
順に下位層である「子」データを展開していくことによ
り、図8のロードマップに示す従属関係が求められ、そ
こで、参照項の間にあって、かつそれらの参照項を結ぶ
経路上にある項を全て把握することができる。当該処理
は既知の方法で簡単に求めることが可能であるので、詳
細な説明は省略する。
【0083】また、経路補充指定に関する指定が、
「1.2 基礎項を補充」であった場合、ステップS2
4で、ロードマップ上、最上位項(図8のロードマップ
では第1章第1項や第2章第1項)から参照項までの間
にあって、それらの項を結ぶ経路上にある項を判定し、
その項に対応する教材データを教材DB215から取得
する。ここで、補充されるべき項を判定するのに、関係
記述DB218が用いられるが、判定方法は、ステップ
S22の方法と同様であり、最上位項から「子」データ
を展開していくことによって求められる。
【0084】ステップS22とステップS24が終了す
ると、ステップS26に進み、経路補充指定に関する指
定が、「1.3 補充なし」であった場合は、なにもせ
ずにステップS26に進む。
【0085】ステップS26では、教材編集手段213
が、関連補充指定に関する指定を判定し、「2.1 関
連項を補充」の指定があれば、ステップS28に進み、
関連記述DB218から、参照項に対する関連項を判定
し、その各項に関する教材データを教材DB115から
取得する。
【0086】関連項は、受講者によって受講端末220
で参照された項と、技術的または何らかの意味で関連の
ある項であり、こうした対応関係は、関係記述DB21
8の項目、「関連1」、「関連2」に記憶されている。
例えば、図9の関係記述DB218の内容を例に取る
と、参照項が第1章第2項であった場合、それと関連す
る項は、第1章第4項と第1章第5項であり、この2項
が参照項となっていない場合は、これらが関連項として
判定される。
【0087】前述したように、関連項を判定した上で、
更にそれらに対する経路上の項や、基礎項を求め、補充
することも可能である。
【0088】ステップS26で「2.2 補充なし」と
判定された場合、又はステップS28の後で、ステップ
S30が行われる。ステップS30では、これまでに取
得された教材データを章、項の順に並べて、指定された
形式で受講端末220に送信する。ここでは、教材デー
タは章、項の順に並べられるが、これ以外の順を定義す
ることもできる。
【0089】図11に示す教材編集指示メニューでは、
前述した補充指定の他に、編集後の教材データをどの形
式で提供するかを指定することができる。この例では
「3.1 テキスト」、「3.2 HTML」、及び
「3.3 PDF」の各形式の中から選択することがで
きる。
【0090】最後に、ステップS32で、原則として教
材データ受信手段224により、教材データが、例えば
FTPなどにより一括して受信される。受信された教材
データが「テキスト」形式である場合、そのデータをテ
キストエディタ等のアプリケーションで、編集、表示、
及び印刷することができる。この形式の場合、音声、画
像、動画ファイルを含むことができないので注意が必要
である。
【0091】「HTML」形式である場合、教材閲覧手
段221や、その他のウエブブラウザ等によって、表
示、及び印刷することができ、テキストエディタの様な
アプリケーションで編集可能である。「PDF」形式
は、アドビシステムズ社が開発した文書表示用のファイ
ル形式であり、同社のアクロバット又はアクロバットリ
ーダーというアプリケーションで表示、及び印刷するこ
とができ、アクロバットによって編集することができ
る。
【0092】受講者は、受講端末220の教材データ受
信手段224で受信した教材データを、前述したよう
な、その形式にあったアプリケーションを選択すること
によって、例えば個人の復習用や、企業での研修用とし
て複数部印刷することができる。
【0093】また、「HTML」形式で教材データが提
供される場合は、教材データ受信手段224が一括で受
信する以外にも、教材閲覧手段221がHTTPによっ
て受信することができ、この場合、受講者は、最初に教
材データを閲覧するのと同様の方法で、編集後の教材デ
ータをウエブページ単位で閲覧することができる。
【0094】次に、本発明の第2の実施形態の教材提供
システム300について説明する。前述した本発明の第
1の実施形態の教材提供システム200は、各受講端末
220が、1つの教材提供サーバ210にアクセスし、
共通の教材DB215の内容を閲覧し、参照履歴DB2
17には、受講者毎の参照履歴が記憶されるものであっ
た。しかし、第2の実施形態では、受講端末が単独で、
第1の実施形態と同様の機能を実現する。当該形態で
は、各手段を実現するプログラムは、CD−ROMやD
VD−ROM等の記録媒体によって、個別に各受講端末
に配布され、第1の実施形態において、教材提供サーバ
210が有する各ファイルは、必要に応じて受講端末側
で記憶され管理される。
【0095】これによって、各受講端末310は、イン
ターネット等のネットワークを介して教材データを取得
する必要がなく、受講端末からは、ネットワーク接続費
用の節約や、処理時間、及びCPU負荷の低減に効果が
ある一方で、全体としてはネットワーク・トラフィック
の軽減に効果がある。
【0096】図13には、本発明の第2の実施形態の教
材提供システム300の概要が示されている。システム
300は、受講端末310を有し、受講端末310は、
教材提供手段311、参照履歴管理手段312、教材編
集手段313、教材閲覧手段314、参照履歴制御手段
315、及び教材編集指示手段316を含んでいる。教
材提供手段311、参照履歴管理手段312、教材編集
手段313のそれぞれは、第1の実施形態の教材提供シ
ステム200における教材提供サーバ210内の対応す
る手段と同様の機能を有しており、教材閲覧手段31
4、参照履歴制御手段315、教材編集指示手段316
のそれぞれは、前記システム200の受講端末220内
の対応する手段と同様の機能を有している。
【0097】受講端末310は更に、教材DB317、
受講者マスタ318、参照履歴DB319、関係記述D
B320、及び教材データ321を有している。
【0098】教材DB317は、CD−ROM等の外部
記録媒体により、上記端末310に与えられるが、ハー
ドディスク等の外部記憶装置に格納されるのが望まし
い。受講者マスタ318は、受講端末310がスタンド
アロン構成であるため必須ではないが、課金や契約上、
その個人についてのデータを保持する必要がある場合も
ある。
【0099】参照履歴DB319は、教材提供システム
200について説明したものと同様のものであるが、こ
こでは、受講端末300のハードディスク内に作成さ
れ、受講者のウエブページの参照に応じて更新される。
【0100】関係記述DB320と教材データ321
も、前述したものと同様のものである。
【0101】次に、本発明の第3の実施形態の教材提供
システムについて説明する。第3の実施形態は、第1の
実施形態の教材提供システム200を応用したものであ
り、当該システム200の教材提供手段211が、受講
者のテスト結果に基づいて、最適な教材のウエブページ
を選択する。
【0102】受講者は、教材を閲覧する前に、所定のテ
ストを行う。その後、システムがそのテストの解答を評
価して、弱点や補強ポイントを自動的に診断し、そのた
めに参照すべき推奨ウエブページを教材DB215の中
から選択され、それらのデータが、教材閲覧手段221
に送信される。
【0103】受講者が、受講端末220の教材閲覧手段
221により、教材の閲覧を行うと、前述した、自動的
に診断された推奨ウエブページが表示等される。
【0104】ここで、受講者は、表示されたウエブペー
ジに沿って、学習を進める。これらのウエブページの中
に不要なものがあると受講者が判断した場合には、それ
らの参照をスキップすることができ、それ以降の教材の
編集等の動作は、本発明の第1の実施形態の教材提供シ
ステム200と同様である。
【0105】続いて、本発明の第4の実施形態の教材提
供システムについて説明する。第4の実施形態は、第3
の実施形態同様、第1の実施形態の教材提供システム2
00を応用したものである。
【0106】ここでは、システム200の教材提供手段
211は、受講者が入力したキーワードの検索結果に基
づいて、教材のウエブページを選択する。
【0107】受講者は、教材を閲覧する前に、自身が検
索したいキーワードを入力する。その後、システムがそ
のキーワードを使用して、教材DB215を検索し、そ
の結果をウエブページとして、教材閲覧手段221に送
信する。前記教材閲覧手段221で表示される順序は、
検索エンジンのスコア(例えば、キーワードとのマッチ
ングの度合い)の順でもよく、また、図8に示したよう
な学習ロードマップの順でもよい。
【0108】受講者が、受講端末220の教材閲覧手段
221により、教材の閲覧を行うと、自身が入力したキ
ーワードに関連するウエブページが表示等される。
【0109】ここで、受講者は、表示されたウエブペー
ジに沿って、学習を進める。これらのウエブページの中
に不要なものがあると受講者が判断した場合には、それ
らの参照をスキップすることができ、それ以降の教材の
編集等の動作は、本発明の第1の実施形態の教材提供シ
ステム200と同様である。
【0110】次に、図14に、本発明の第1の実施形態
の教材提供システム200の教材提供サーバ210と受
講端末220、及び本発明の第2の実施形態の教材提供
システム300の受講端末310に使用されるコンピュ
ータの構成の一例を示す。
【0111】図14のコンピュータ400は、CPU4
10、メモリ420、外部記憶装置430、表示装置4
40、入力装置450、記録媒体駆動装置460、ネッ
トワーク・インタフェース470、及びこれらの構成要
素410〜470を相互に接続するバス480からな
る。
【0112】CPU410は、上記教材提供サーバ21
0、受講端末220、310内のそれぞれの手段を実行
・制御するのに使用される。メモリ420は、前記各手
段を実行・制御するプログラム、及び当該プログラムが
使用するデータを記憶し、CPUその他の構成要素との
間で高速なデータ転送を実現する。
【0113】外部記憶装置430は、本発明のシステム
に必要なデータを記憶する、ハードディスク等の記憶装
置である。教材提供サーバ110及び受講端末310で
使用する各データベースは、当該記憶装置に記憶される
ことが望ましい。
【0114】表示装置440は、受講者が、教材閲覧手
段221、314によってウエブページを表示させ、教
材編集指示手段223、316によって、教材編集指示
メニューを表示させること等に使用される表示装置であ
り、CRTディスプレイ等が使用される。
【0115】入力装置450は、上記受講者が、教材閲
覧手段221、314を操作し、前記教材編集指示メニ
ューで項目を選択する際等に使用される入力装置で、マ
ウス、キーボード等がある。
【0116】記録媒体駆動装置460は、CD−RO
M、フロッピー(登録商標)ディスク等の記録媒体49
0の内容を読み出し、必要に応じて前記メモリ420や
外部記憶装置430にコピーする。本発明の教材DB2
15、317はCD−ROM等で提供され、前記外部記
憶装置430にコピーすることが好ましいが、その媒体
に記録された状態で使用されても良い。上記システム2
00及び300を実行するためのプログラムも、当該記
録媒体490に格納されており、通常、外部記憶装置4
30にコピーされ、その後メモリ420にロードされ
る。当該プログラムには、CPU410に対する命令が
含まれており、CPUは、その命令に従ってコンピュー
タ400の各ハードウエア資源を制御し、本発明の教材
提供システムの各機能を実行する。
【0117】ネットワーク・インタフェース470は、
パーソナル・コンピュータ400をLAN等のネットワ
ークに接続するための装置である。教材提供システム2
00の教材提供サーバ210、受講端末220において
は必須の要素である。
【0118】
【発明の効果】本発明の教材提供システムにより、受講
者は、自分が必要とするウエブページを部分的に参照し
て学習を行った場合に、その参照したウエブページのみ
をウエブブラウザによって再度表示したり、その部分の
みを印刷することができる。
【0119】更に、本発明の教材提供システムにより、
前記再表示や印刷の際に、受講者によって参照されたウ
エブページ以外の内容を、教材の学習ロードマップに基
づく様々な観点から自動的に補うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電子的に提供される教材の階層構造を示す図で
ある。
【図2】前記教材の一部である、コースに対応するウエ
ブページの表示例を示す図である。
【図3】前記教材の一部である、章に対応するウエブペ
ージの表示例を示す図である。
【図4】前記教材の一部である、項に対応するウエブペ
ージの表示例を示す図である。
【図5】本発明の第1の実施形態の教材提供システム2
00の概略を示すブロック図である。
【図6】図5に示す教材提供システム200で使用する
参照履歴DBの例を示す図である。
【図7】図5に示す教材提供システム200で使用する
受講者マスタの例を示す図である。
【図8】1つのコースの教材における学習ロードマップ
を示す図である。
【図9】図5に示す教材提供システム200で使用する
関係記述DBの例を示す図である。
【図10】複数の手段に亘る、教材編集方法を示すフロ
ーチャートである。
【図11】教材編集指示メニューの例を示す図である。
【図12】学習ロードマップのバリエーションの一部を
示す図である。
【図13】本発明の第2の実施形態の教材提供システム
300の概略を示すブロック図である。
【図14】本発明の教材提供システムを実行するコンピ
ュータの構成例を示す図である。
【符号の説明】
200、300 教材提供システム 210 教材提供サーバ 211、311 教材提供手段 212、312 参照履歴管理手段 213、313 教材編集手段 214、225 ネットワーク通信手段 215、317 教材DB 216、318 受講者マスタ 217、319 参照履歴DB 218、320 関係記述DB 220、310 受講端末 221、314 教材閲覧手段 222、315 参照履歴制御手段 223、316 教材編集指示手段 224 教材データ受信手段 226、321 教材データ 230 ネットワーク 400 コンピュータ 410 CPU 420 メモリ 430 外部記憶装置 440 表示装置 450 入力装置 460 記録媒体駆動装置 470 ネットワーク・インタフェース 480 バス 490 記録媒体

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の部分からなる教材を記憶する教材
    記憶手段と、 前記教材の部分を、受講者が参照できるように提供する
    教材参照手段と、 前記受講者が、教材の前記複数の部分のうち、どれを参
    照したかを記憶する参照履歴記憶手段と、 前記参照履歴記憶手段に記憶された内容に基づいて、前
    記参照された部分のみを含むように教材を編集し、前記
    受講者に、前記編集された教材を提供する教材編集手段
    とを含むことを特徴とする教材提供システム。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記教材記憶手段が教材提供サーバに設けられ、前記教
    材参照手段が、ネットワークを介して前記教材提供サー
    バに接続された受講端末に設けられることを特徴とする
    教材提供システム。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 前記教材の部分相互の関係を表す情報を記憶する関係情
    報記憶手段を更に有し、 前記教材編集手段が、前記関係情報記憶手段を参照する
    ことによって、受講者により参照された教材の部分と所
    定の関係を有する部分を判定し、前記関係を有する部分
    を補充して前記教材を編集し、前記受講者に、前記編集
    された教材を提供することを特徴とする教材提供システ
    ム。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記関係情報記憶手段が、前記教材の各部分について、
    その部分を学習する際に、どの部分を習得しておくべき
    かを示す階層化された学習ロードマップ情報を有し、 前記補充される部分が、前記学習ロードマップ上、前記
    参照された部分と同一の経路上に存在する関係を有する
    ものであることを特徴とする教材提供システム。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 前記補充される部分が、前記参照された少なくとも2つ
    の部分の間にあることを特徴とする教材提供システム。
  6. 【請求項6】 請求項3において、 前記関係情報記憶手段が、前記教材の各部分について、
    その部分を学習する際に、関連して習得しておくべき部
    分を示す関連情報を有し、 前記補充される部分は、前記参照された部分と、前記関
    連情報により関連付けられた部分であることを特徴とす
    る教材提供システム。
  7. 【請求項7】 請求項1において、 前記教材編集手段が、任意の形式で教材を編集し、受講
    者に提供することができることを特徴とする教材提供シ
    ステム。
  8. 【請求項8】 請求項7において、 前記受講者は、前記任意の形式を指定することができ、 前記任意の形式には、テキスト形式、HTML形式、及
    びPDF形式のうち少なくとも1つが含まれることを特
    徴とする教材提供システム。
  9. 【請求項9】 請求項1において、 前記参照履歴記憶手段に、前記受講者が参照したものと
    して記憶されている内容を、特定の教材の部分につい
    て、受講者の指示により取り消す参照取消手段を更に有
    することを特徴とする教材提供システム。
  10. 【請求項10】 請求項1において、 前記教材記憶手段と前記教材参照手段との間に設けら
    れ、教材の前記部分を提供する教材提供手段を更に有す
    ることを特徴とする教材提供システム。
  11. 【請求項11】 請求項10において、 前記教材提供手段は、前記教材をHTML形式で提供
    し、 前記教材参照手段は、前記HTML形式の教材を取り扱
    うことができるブラウザであることを特徴とする教材提
    供システム。
  12. 【請求項12】 請求項10において、前記教材提供手
    段が、 受講者の応答内容から、必要な教材の部分を判定する教
    材判定手段と、 前記教材記憶手段から、前記判定された必要な教材の部
    分を取得する教材取得手段と、 前記取得された教材の部分を前記教材参照手段に送信す
    る教材送信手段とを有することを特徴とする教材提供シ
    ステム。
  13. 【請求項13】 請求項12において、 前記受講者の応答内容が、受講者が受けたテストの解答
    であり、前記判定が、当該テストの解答に基づいて、学
    習すべき教材の部分を診断する処理であることを特徴と
    する教材提供システム。
  14. 【請求項14】 請求項12において、 前記受講者の応答内容が、受講者が検索したいキーワー
    ドであり、前記判定が、前記キーワードに関連する教材
    の部分を検索する処理であることを特徴とする教材提供
    システム。
  15. 【請求項15】 複数の部分からなる教材の少なくとも
    一部分を、受講者が参照できるように提供するステップ
    と、 前記受講者が、教材の前記複数の部分のうち、どれを参
    照したかを記憶するステップと、 前記記憶された内容に基づいて、前記参照された部分の
    みを含むように教材を編集するステップと前記受講者
    に、前記編集された教材を提供するステップとを含むこ
    とを特徴とする教材提供方法。
  16. 【請求項16】 請求項15において、 前記教材が教材提供サーバに記憶され、前記編集前の教
    材を受講者に提供するステップが、ネットワークを介し
    て前記教材提供サーバに接続された受講端末で行われる
    ことを特徴とする教材提供方法。
  17. 【請求項17】 請求項16において、 前記教材を編集するステップが、前記教材の部分相互の
    関係を表す情報を参照することによって、受講者により
    参照された教材の部分と所定の関係を有する部分を判定
    し、前記関係を有する部分を補充して前記教材を編集
    し、前記受講者に、前記編集された教材を提供すること
    を特徴とする教材提供方法。
  18. 【請求項18】 コンピュータを、 複数の部分からなる教材を記憶する教材記憶手段と、 前記教材の部分を、受講者が参照できるように提供する
    教材参照手段と、 前記受講者が、教材の前記複数の部分のうち、どれを参
    照したかを記憶する参照履歴記憶手段と、 前記参照履歴記憶手段に記憶された内容に基づいて、前
    記参照された部分のみを含むように教材を編集し、前記
    受講者に、前記編集された教材を提供する教材編集手段
    として機能させるためのプログラム。
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