JP2002228657A - 心身状態評価方法、商品又は環境の感性的品質の評価方法、評価用測定キット及び商品又は環境の品質表示方法 - Google Patents
心身状態評価方法、商品又は環境の感性的品質の評価方法、評価用測定キット及び商品又は環境の品質表示方法Info
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Abstract
を提供する。 【解決手段】 心身状態の複数の側面をそれぞれ反映す
る複数の指標物質の濃度を同時に測定し、それぞれの指
標物質の濃度変化パターンの組合わせ態様から、好まし
くは予め策定した評価スタンダードとの照合により、心
身状態を総合評価する。又、この手法を商品使用中の被
験者又は特定の環境にある被験者に適用することによ
り、商品又は環境の感性的品質を総合評価する。
Description
法、商品又は環境の感性的品質の評価方法、評価用測定
キット及び商品又は環境の品質表示方法に関する。更に
詳しくは、被検者における心身状態の相異なる複数の側
面を多面的に総合評価する心身状態評価方法と、この心
身状態評価方法を商品又は環境の感性的品質の評価に利
用する商品又は環境の感性的品質の評価方法と、これら
の評価を行うための評価用測定キットと、商品又は環境
の感性的品質を表示すると言う商品又は環境の新規な品
質表示方法とに関する。
を評価する方法として、面接,問診,官能アンケート等
の心理学的手法、脳波や筋電等による生理学的検査、血
液,尿,唾液等を対象とした生化学検査、作業成績等に
よる行動計測等が知られている。ストレス評価のための
具体的測定手法としては、唾液中の副腎皮質ステロイド
又は代謝物の濃度を指標とするストレス定量技術(特開
平11−38004号)、体温変動や心拍数をモニター
する生活活性度モニターシステム(特許2582957
号)、ストレスを快と不快の両面で把握する解析手法
(特開2000−131318号)等が知られている。
の評価・測定手法としては、心地よさの鑑別法(特開平
11−35597号)、マッサージの評価方法(特開平
11−23572号)等が提案されている。これらは、
いずれも副腎皮質ホルモン又はその代謝物を指標として
いる。
リンA濃度によって快適感を評価する感性の計測方法及
び簡易感性計測キット(特開平11−239312
号)、唾液中のクロモグラニンAによって一定の生理状
態を計測する生理状態の計測方法及び計測キット(特開
平11−23572号)を既に提案している。
術においては、人間の心身状態のうち、例えばストレス
と言う単一側面について、又は快適性と言う単一の側面
について評価又は測定している。そして評価又は測定の
手段に関しても、例えば心拍数の測定と言う単一の手段
を用い、又は唾液中の副腎皮質ステロイド濃度の測定と
言う単一の手段を用いている。即ち、上記従来技術はい
ずれも、人間の心身状態の単一の側面を、単一の手段に
よって評価・測定しようとするものである。
ス,快適感,精神的活性度,疲労等の多様な側面を備え
ており、しかも各側面が複雑に相関している。例えば、
ストレスは単に不快感として受取られる場合もあるが、
克服すべき課題であると受取る場合には、ストレスを克
服することに喜びを感じると言う精神的活性度の高い状
態にも直結する。又、快適感と精神的活性度とは共に肯
定的に評価される心身状態であるが、余りに快適であれ
ば必ずしも精神的活性度は高くならない、と言う微妙な
関係もある。
「ストレスの評価」、「精神的活性度の評価」等のよう
に人間の心身状態の単一の側面だけを切り離して評価し
ても、必ずしも正しい評価にならない場合があると考え
られる。又、たまたま心身状態の2以上の側面を評価し
たとしても、各評価が互いに関連なく個別になされ、評
価結果が単に羅列されるだけでは、上記の課題を解決で
きないと考えられる。
面を備える人間の心身状態を多面的に総合評価する方法
を提供すること、更には、この評価方法を利用した有効
な商品又は環境の感性的品質の評価方法を提供するこ
と、等を解決すべき課題とする。本願発明者は、同一の
評価対象者の心身状態に関する多面的な評価結果を同時
に取得することを前提として、その多面的な評価結果を
有効に総合化することができる方法論を開発し、本願発
明を完成した。
課題を解決するための本願第1発明(請求項1に記載の
発明)の構成は、心身状態の相異なる複数の側面をそれ
ぞれ反映する複数の指標物質の濃度を同時に測定し、こ
れらの測定結果を総合化して心身状態を多面的に総合評
価する、心身状態評価方法である。
めの本願第2発明(請求項2に記載の発明)の構成は、
前記第1発明に係る測定結果の総合化を、前記複数の指
標物質それぞれの濃度に関する「低濃度化」、「変化な
し」、「高濃度化」の三種類の測定結果の組合わせ態様
の判定によって行う、心身状態評価方法である。
めの本願第3発明(請求項3に記載の発明)の構成は、
前記第1発明又は第2発明に係る複数の指標物質の濃度
を経時的に追跡した上で、前記測定結果の総合化を、前
記複数の指標物質それぞれの経時的な濃度変化パターン
の組合わせ態様の判定によって行う、心身状態評価方法
である。
めの本願第4発明(請求項4に記載の発明)の構成は、
前記第1発明〜第3発明に係る心身状態の複数の側面
が、少なくとも精神的活性度、ストレス及び疲労を含
む、心身状態評価方法である。
めの本願第5発明(請求項5に記載の発明)の構成は、
前記第4発明に係る精神的活性度を反映する指標物質が
唾液中の免疫グロブリンAであり、ストレスを反映する
指標物質が唾液中のクロモグラニンAであり、疲労を反
映する指標物質が唾液中のコルチゾールである、心身状
態評価方法である。
めの本願第6発明(請求項6に記載の発明)の構成は、
第1発明〜第5発明のいずれかに係る心身状態評価方法
を商品使用者又は特定の環境にある者の心身状態の評価
に適用し、その評価結果から商品又は環境の感性的品質
を評価する、商品又は環境の感性的品質の評価方法であ
る。
めの本願第7発明(請求項7に記載の発明)の構成は、
心身状態の相異なる複数の側面をそれぞれ反映する複数
の指標物質濃度を測定可能な一式の評価用キットであっ
て、第1発明〜第5発明のいずれかに係る心身状態評価
方法又は第6発明に係る商品又は環境の感性的品質の評
価方法に使用されるものである、評価用測定キットであ
る。
めの本願第8発明(請求項8に記載の発明)の構成は、
前記第7発明に係る評価用測定キットが、少なくとも唾
液中の免疫グロブリンA、クロモグラニンA及びコルチ
ゾールの濃度を測定可能である、評価用測定キットであ
る。
めの本願第9発明(請求項9に記載の発明)の構成は、
第6発明に係る評価方法による評価結果を前記商品又は
環境の感性的品質として任意の手段で表示する、商品又
は環境の品質表示方法である。
明によって、心身状態の相異なる複数の側面(例えば、
ストレス,快適感,精神的活性度,疲労等)を多面的に
総合評価すると言う、新たな心身状態評価方法が初めて
提供された。
反映する指標物質の濃度を測定することにより行われる
ので、その評価結果に客観性がある。又、複数の指標物
質の濃度を同時に測定するので、同一の特定時点におけ
る心身状態の各側面の相互関係をキャッチできる。即
ち、総合化の基礎データに信頼性がある。なお、「同時
に測定する」とは、被験者の心身状態の相異なる複数の
側面を同一の時点で捉えた測定を行う、との意味であ
り、必ずしもそれらの測定作業を同一の時期に行うこと
を意味しない。
果を総合化するので、心身状態の単一の側面を評価する
場合や、心身状態の単一の側面の評価を単に2種類以上
羅列する場合とは異なり、人間の複雑な心身状態を正確
に評価できる。ここに「総合化」とは、複数の測定結果
を統一的に関連付けることを言う。
上記第1発明の「総合化」の有力な実施形態例が提供さ
れる。第2発明では、複数の指標物質の濃度の測定結果
を「低濃度化」、「変化なし」、「高濃度化」の三種類
のカテゴリーに分けるので、仮に測定される指標物質が
3種類であった場合、カテゴリーの組合わせ態様は27
通り存在し得ることになる。即ち、27通りの心身状態
を判定することが可能となる。
様がそれぞれ如何なる総合的心身状態を意味するのか、
と言う点については、心身状態の各側面である例えば
「ストレス」,「快適感」,「精神的活性度」等のコン
セプトの内容や相互関係を分析することにより、あるい
は実験的に検証することにより、予めスタンダードとし
て定義しておくことができる。
ーの組合わせ態様が意味する総合的心身状態は、スタン
ダードを参照することにより正確かつ迅速に判定するこ
とができる。
/変化なし/高濃度化の各概念は、濃度の経時変化では
なく、当該指標物質の被検者標準値(又は評価開始前の
測定値)に対する測定値(評価時測定値)の変化内容を
意味している。
第1発明又は第2発明による心身状態の多面的かつ総合
的な評価は極めて有効ではあるが、心身状態の評価目的
もしくは評価項目によっては、特定の単一の時点におけ
る評価ではなく、一定の長さの時間帯における経時変化
を追跡したい場合がある。第3発明によって、このよう
な要求に対応できる。
定結果の組合わせ態様に対し、更に経時的な濃度変化パ
ターンの要素が加わるので、測定結果の組合わせ態様が
一層豊富化して、評価結果をよりキメ細かく判定するこ
とが可能となる。
価されるべき心身状態の複数の側面としては、少なくと
も精神的活性度、ストレス及び疲労を含むことが好まし
い。
係る心身状態の側面を評価する指標物質としては、例え
ば精神的活性度を反映する指標物質が唾液中の免疫グロ
ブリンAであり、ストレスを反映する指標物質が唾液中
のクロモグラニンAであり、疲労を反映する指標物質が
唾液中のコルチゾールであることが好ましい。
る場合には、例えば自動車運転のような状況下ではノイ
ズの混入等の問題がある。又、血液や尿中の指標物質に
よって評価する場合には、血液のサンプリング自体がス
トレスになったり、尿のサンプリング場所や頻度に制約
がある等の問題がある。しかし、第5発明の方法では唾
液をサンプリングすれば良いので、サンプリング場所を
選ばず、被験者負担(サンプリング自体がストレスにな
ったり、サンプリングに種々の制約を受けること)も少
なく、容易にサンプリングが行える。
ンA及びコルチゾールのいずれの指標物質も同一の唾液
から測定できるので、サンプリングが更に容易となり、
しかも「同時に測定する」と言う重要な条件を簡単に確
保することができる。
発明のいずれかに係る心身状態評価方法を商品又は環境
の感性的品質の評価に利用することは、非常に有用であ
る。
用車のシートを造りたい」と言う要求があった場合、第
1工程として、「ゆとり」と言う感覚が心身状態の如何
なる側面の組合わせによって評価され、各側面が如何に
変化することが好ましいか、を分析する。第2工程とし
て、この分析に基づき前記したような評価のスタンダー
ドを作成する。そして第3工程として、被検者を実際に
乗用車のシートに座らせて第1発明〜第5発明のいずれ
かに係る心身状態の評価を実施し、スタンダードとの対
比によって、「ゆとり」の観点から乗用車のシートが適
正に造られているか否かを判定する。
価を目的として行っても良く、商品開発の指針として試
作商品の評価に利用する(試作商品の評価に基づくトラ
イ・アンド・エラーによる商品開発)こともできる。
又、第6発明の評価方法において、被検者に対する問診
等の他の評価方法を併用することもできる。
環境,人の居住環境,ビジネス環境等の幅広い商品群か
ら構成される特定の環境を総合的に感性評価し、その評
価結果により、望ましい環境を構成し得る個々の商品評
価あるいは個々の商品開発に役立てることもできる。
の側面であるストレス、快適感、疲労等を反映する指標
物質の評価用測定キットは、個々には公知であり、ある
いは市販されている。
それぞれ反映する複数の指標物質濃度を測定可能な一式
の評価用キットであって、第1発明〜第6発明の評価方
法に用いるものが提供されれば、非常に便宜である。
評価用測定キットとしては、少なくとも唾液中の免疫グ
ロブリンA、クロモグラニンA及びコルチゾールの濃度
を測定可能であるものが、特に好ましい。
質表示は、例えば食品における成分表示等のように、主
に法令上の規制に従って、生活必需品に対して衛生や安
全等を確保する目的で表示するものが主であった。しか
し、近年の商品の主流は、生活必需品を提供すると言う
初歩的なレベルから、精神的な満足感や快適感等を満た
すと言う感性的なレベルへ大きくグレード・アップして
いる。それにも関わらず、商品の感性的評価の情報は、
恣意的なコマーシャル情報の形態以外では需要者に提供
されていない。
よれば、需要者は商品の購入に際し、その商品の感性的
品質について客観的で多面的な総合評価情報を与えられ
る。更に、幅広い商品群を用いて特定の環境として構成
される自動車,住宅,オフィス等について、その特定の
環境の総合的な感性的品質について客観的で多面的な評
価情報を与えられる。
の形態について説明する。以下において単に「本発明」
と言うときは、第1発明〜第9発明を一括して指してい
る。
ストレス,快適感,精神的活性度,疲労,ゆとり感、リ
ラクゼーション等の多様な側面を持つ人間の心身感性の
総体を指している。ここに「精神的活性度」とは、物事
に対して前向きに取組もうとする積極的な心理状態を言
う。
の心身状態の各側面については、それらの状態を反映す
る指標物質の存在が従来より指摘されている。例えば唾
液中の免疫グロブリンA濃度は、精神的活性度を反映す
ると考えることができる。唾液中のクロモグラニンA濃
度は、精神的ストレスを反映すると考えることができ
る。唾液中のコルチゾール濃度は、疲労を反映すると考
えることができる。従来技術に関して前記したように、
唾液中の副腎皮質ステロイド又は代謝物の濃度がストレ
スの定量的指標になる、との指摘もある。
物質の濃度を測定することにより評価すると言う手法自
体は、従来より提供されている。上記各種の指標物質の
測定方法としても、例えば液体クロマトグラフィー,酵
素免疫測定法,放射免疫測定法等の手法が公知である。
より具体的には、例えば唾液中の免疫グロブリンA濃度
は、Kvale D. & Brandtzaeg P. (1986) J. Immunol. Me
thods 86, 107-114 等に記載の方法により、唾液中のク
ロモグラニンA濃度は、Nishikawa Y. et al.(1998) Bi
omed. Res. 19, 245-251 等に記載の方法により、唾液
中のコルチゾール濃度は、Hubl W. et al. (1988) Cli
n. Chem. 34, 2521-2523 等に記載の方法により、それ
ぞれ測定することができる。
標物質の濃度を同一の被検者について同時に(更に好ま
しくは、同一の被検者に係る同一の評価用サンプルにつ
いて)測定することを第1の特徴とする。又、複数の測
定結果を統一的に関連付ける総合化によって、心身状態
を多面的に総合評価することを第2の特徴とする。この
ような心身状態の評価は、人体の健康状態評価、生活環
境評価等の各種の目的で行われ得る他、後述のように商
品の評価を目的としても行われ得る。
合わせは限定されないが、例えば、少なくとも精神的活
性度、精神的ストレス及び疲労の三つの側面を含むこと
が好ましい。これらの側面を評価するための測定手段も
限定されないが、例えば、精神的活性度を反映する指標
物質を唾液中の免疫グロブリンA、精神的ストレスを反
映する指標物質を唾液中のクロモグラニンA、疲労を反
映する指標物質を唾液中のコルチゾールとすることが好
ましい。
度についての測定結果を総合化する手法は、複数の測定
結果を統一的に関連付けることが可能であり、かつその
統一的な関連付けが不合理なものでない限りにおいて、
限定されない。例えば、複数の測定結果を多元の関数と
して組込んだ統一的な「心身状態評価方程式」を使用し
て総合化することも可能である。
一つが、前記第2発明の手法である。即ち、複数の指標
物質濃度の測定結果を、それぞれ低濃度化/変化なし/
高濃度化と言う三種類のカテゴリーに分け、各指標物質
濃度についてのカテゴリーの組合わせ態様を、予め準備
したスタンダードに当てはめて心身状態の評価を判定す
るのである。これらのスタンダードが不合理なものでな
い限り、心身状態評価に係る被験者の測定結果は、いず
れのスタンダードに該当するかを決定するだけで、迅速
かつ容易に多面的な総合評価を受けることができる。そ
の具体的な一例を後述の実施例1に示す。
策定される。仮に、心身状態の一側面αを指標物質Aの
濃度測定により、他の一側面βを指標物質Bの濃度測定
により、他の一側面γを指標物質Cの濃度測定によりそ
れぞれ把握した上で、これらを総合評価したい場合を例
に取る。この場合、各指標物質の濃度測定結果は合計2
7通りのカテゴリーの組合わせ態様を示し得る。そこ
で、事前の概念分析や実験的分析等により、これらの組
合わせ態様の各々について、例えば「Aが低濃度化/B
が高濃度化/Cが変化なし」と言うカテゴリーの組合わ
せ態様を示す場合には、「ストレスを受けているが精神
的活性度が高い状態にある」等と言う総合評価のスタン
ダードを策定しておくのである。
前記第3発明の手法である。即ち、複数の指標物質の濃
度変化を経時的に追跡し、複数の指標物質それぞれの経
時的な濃度変化パターンの組合わせ態様の判定によって
総合化を行うのである。予めスタンダードを策定してお
くことや、そのスタンダード策定方法等は、上記に準じ
て行うことができる。その具体的な一例を後述の実施例
2に示す。
の各種の手法による心身状態評価方法は、ある商品を使
用中の被験者又は特定の環境にある被験者に対して適用
することにより、商品又は環境の感性的品質の評価方法
として好ましく利用できる。即ち、被験者の心身状態評
価を通じて商品又は環境の感性的品質を評価することが
できる。その具体的な実施例を後述の実施例1及び実施
例2に示す。
い商品群から構成される完成した特定環境)同士の優劣
対比等にも利用することができるし、商品又は環境の開
発過程において、特に困難な開発課題である優れた商品
感性又は環境感性の付与のための有効なデータとして利
用することもできる。
は、通常は商品又は環境の感性的品質が単一の抽象的か
つ包括的なイメージとして提示される(例えば、「ゆと
り感」,「疲れの来ない乗り心地」等)ので、このイメ
ージを心身状態の複数の側面の組合わせ態様に翻訳する
必要がある場合が多い。例えば、「ゆとり感」は「スト
レスと疲れが少なく、精神的活性度は特に高くも低くも
ない状態」等と翻訳することにより、本発明の心身状態
評価方法を適用することが可能となる。
商品又は環境の品質表示として、例えば商品自体やその
包装、商品又は商品としての環境の広告媒体、商品又は
商品としての環境の取扱い説明書、技術資料、取引書類
(下線部を追加)等に表示することも、特に好ましい。
近年の商品需要者は、商品又は商品としての環境に対し
て単なる技術的な品質のみでなく精神的な満足感や快適
感等を求める傾向が強い。商品又は環境の感性的品質の
評価結果を表示することは、このような需要者の要求に
信頼性のある客観的な評価情報を提供して対応すること
になり、非常に好ましい。
の評価方法及び商品又は環境の品質表示方法に関して、
商品又は商品としての環境の種類や評価が求められる商
品又は環境の品質は、評価可能である限りにおいて全く
限定されない。商品としては、例えば有体商品である食
品,化粧品,芳香剤,建築物,自動車,服飾品,照明器
具等や、無体商品である音楽,温熱環境等のあらゆる商
品が含まれる。
組合わせで述べれば、例えば次の〜ものが例示され
る。雨天の夜の高速道路走行のような悪条件下でもス
トレスの少ない自動車運転環境。より具体的には、ステ
アリング特性,タイヤ,視界,空調,シート等の運転環
境の、上記要求を満たす感性的品質。ストレスの早期
回復効果や、リラクゼーション効果の高い室内環境。よ
り具体的には、音楽,映像,いす,香り,色調,照明,
空調等の室内環境の、上記要求を満たす感性的品質。
長時間のコンピュータ作業でも疲れの少ないオフィス環
境。より具体的には、空調,照明,色調,香り,音,O
A機器の操作性等のオフィス環境の、上記要求を満たす
感性的品質。楽しく、かつ飽きの来ないゲームソフ
ト。
価方法や、商品又は環境の感性的品質の評価方法に使用
する評価用測定キットは、心身状態の相異なる複数の側
面を反映する複数の指標物質濃度を測定可能な一式の評
価用キットであり、かつその用途に用いられる限りにお
いて、その構成を限定されない。より好ましくは、少な
くとも唾液中の免疫グロブリンA、クロモグラニンA及
びコルチゾールの濃度を測定可能なキットが例示され
る。
えば、予め抗体を結合させたマイクロタイタープレー
ト,検量線を作成するための標準液,酵素標識を施した
第2抗体,発色試薬,発色反応停止液等が例示される。
において実施することができる。この実施態様欄におい
て「上記」とは、該当する内容の実施態様番号に係る全
ての実施態様を択一的に引用することを示す。
ぞれ反映する複数の指標物質の濃度を同時に測定し、こ
れらの測定結果を総合化して心身状態を多面的に総合評
価する心身状態評価方法。
物質それぞれの濃度に関する「低濃度化」、「変化な
し」、「高濃度化」の三種類の測定結果の組合わせ態様
の判定によって行う。
追跡した上で、測定結果の総合化を、複数の指標物質そ
れぞれの経時的な濃度変化パターンの組合わせ態様の判
定によって行う。
を、予め策定した組合わせ態様のスタンダードとの照合
によって行う。
とも精神的活性度、ストレス及び疲労を含む。
が唾液中の免疫グロブリンAであり、ストレスを反映す
る指標物質が唾液中のクロモグラニンAであり、疲労を
反映する指標物質が唾液中のコルチゾールである。
又は特定の環境にある者の心身状態の多面的な総合評価
に適用し、その評価結果から商品又は環境の感性的品質
を多面的に総合評価する商品又は環境の感性的品質の評
価方法。
体商品である食品,化粧品,芳香剤,建築物,自動車,
服飾品,照明器具等や、無体商品である音楽,温熱環境
等である。
品質との組合わせが、次の〜のいずれかである。 雨天の夜の高速道路走行のような悪条件下でもストレ
スの少ない、ステアリング特性,タイヤ,視界,空調,
シート等の自動車運転環境。 ストレスの早期回復効果やリラクゼーション効果の高
い、音楽,映像,いす,香り,色調,照明,空調等の室
内環境。 長時間のコンピュータ作業でも疲れの少ない、空調,
照明,色調,香り,音,OA機器の操作性等のオフィス
環境。 楽しく、かつ飽きの来ないゲームソフト。
れぞれ反映する複数の指標物質濃度を測定可能な一式の
評価用キットであって、上記心身状態評価方法や、上記
商品又は環境の感性的品質の評価方法に使用される評価
用測定キット。
も唾液中の免疫グロブリンA、クロモグラニンA及びコ
ルチゾールの濃度を測定可能なキットである。
価を、完成した商品又は幅広い商品群から構成される完
成した特定環境の感性的品質の優劣対比に利用する。
価を、商品又は商品としての環境の開発における商品又
は環境の感性的品質の向上のために利用する。
価方法による評価結果を、商品又は環境の感性的品質と
して任意の手段で表示する商品又は環境の品質表示方
法。
が、商品又はその包装への表示、商品又は商品としての
環境の広告媒体への表示、商品又は商品としての環境の
取扱い説明書,技術資料,取引書類への表示である。
精神的活性度を反映する指標物質を唾液中の免疫グロブ
リンA、ストレスを反映する指標物質を唾液中のクロモ
グラニンA、疲労を反映する指標物質を唾液中のコルチ
ゾールとした場合、2,3の商品の好ましい評価内容例
を示す。
濃度化」、クロモグラニンAが「変化なし」、コルチゾ
ールも「変化なし」であることが好ましい。
ブリンAが「高濃度化」、クロモグラニンAとコルチゾ
ールが「低濃度化」であることが好ましい。特に、指標
物質濃度を経時的変化を追跡する評価において、クロモ
グラニンAとコルチゾールが短時間の内に速やかに低濃
度化ことが望ましい。
ロブリンAが「高濃度化」、クロモグラニンAも「高濃
度化」、コルチゾールが「変化なし」又は「低濃度化」
であることが好ましい。
作品 No.1に係る自動車用シートを試作し、これに被験
者を1時間着座させ、その着座前後における唾液中の免
疫グロブリンA(sIgA)、クロモグラニンA(CgA )及
びコルチゾール(Co)の濃度変化を測定した。その結果
を、↑は「高濃度化」、→は「変化なし」、↓は「低濃
度化」として表1の該当欄に示すが、表1の結果より、
試作品 No.1に係る自動車用シートは「疲労し易く、望
ましくない」と判定された。
え、試作品 No.2に係る自動車用シートを試作して、こ
れについても同上の評価を行った。表1の該当欄に示す
測定結果より、試作品 No.2に係る自動車用シートは
「疲労し易さは改善されたが、快適性が損なわれた」と
判定された。
ートに改良を加え、試作品 No.3に係る自動車用シート
を試作して、これについても同上の評価を行った。表1
の該当欄に示す測定結果より、試作品 No.3に係る自動
車用シートは「快適性も改善され、望ましい感性的品質
を持つ」と判定された。
におけるマイナスイオンのストレス緩和効果を評価し
た。被検者たるドライバーによるスラロームコースの走
行を60分間行い、運転中にマイナスイオンを与えた場
合と与えなかった場合を比較した。唾液のサンプリング
は、運転開始直前,運転開始15分後,運転開始30分
後,運転開始45分後,運転開始60分後(運転終了直
後)にそれぞれ行った。マイナスイオンはコロナ放電方
式で発生させ、ドライバーの顔付近でのイオン濃度は1
0,000個/cm3 とした。
合の結果を、図の「a」によって表記する図1に示し、
運転中にマイナスイオンを与えた場合の結果を、図の
「b」によって表記する図2に示す。図1及び図2にお
いて、「○」のプロットは上記所定のタイミングでドラ
イバーよりサンプリングした唾液中のクロモグラニンA
(CgA )濃度の測定値であり、同様に「●」のプロット
は唾液中のコルチゾール(Co)濃度の測定値、「△」の
プロットは唾液中の免疫グロブリンA(sIgA)濃度の測
定値である。又、これらの測定値は、被験者の運転開始
直前における測定値を1とした場合の相対値である。
A 濃度,sIgA濃度ともに高く、緊張を伴いながらも前向
きに取り組んでいる様子が窺えるが、運転開始30分後
ではsIgA濃度の低下とCo濃度の上昇から、モチベーショ
ンの低下と疲労度の上昇が窺える。運転開始45分後に
おいても、運転開始30分後での傾向が続いている。そ
して運転開始60分後では、更にCo濃度の上昇とCgA 濃
度及びsIgA濃度の低下とが見られ、疲労すると共に緊張
度とモチベーションの低下が認められる。
は、図1の場合に比較してCgA 濃度が低く、緊張度が緩
和されている。運転開始30分後では、図1の場合に比
較してCo濃度の上昇とsIgA濃度の低下が見られず、モチ
ベーションの低下と疲労度の上昇が抑制されている。
又、CgA 濃度は若干上昇したが、図1の場合に比較して
上昇が少ない。運転開始45分後においては、Co濃度の
若干の上昇とsIgA濃度の若干の低下とが見られ、モチベ
ーションの低下と疲労度の上昇とが現れ始めたと推定さ
れる。そして運転開始60分後では、CgA 濃度及びsIgA
濃度とが図1の場合と余り変わらないレベルとなった。
定のみを行っていたら、運転中にマイナスイオンを与え
ることの効果は殆ど確認できなかったと想像される。し
かし第3実施例では、各指標物質濃度の経時的変化を測
定することにより、緊張の緩和、疲労度の上昇抑制、モ
チベーション低下の抑制等の効果を正確に評価すること
ができた。
Claims (9)
- 【請求項1】 心身状態の相異なる複数の側面をそれぞ
れ反映する複数の指標物質の濃度を同時に測定し、これ
らの測定結果を総合化して心身状態を多面的に総合評価
することを特徴とする心身状態評価方法。 - 【請求項2】 前記測定結果の総合化を、前記複数の指
標物質それぞれの濃度に関する「低濃度化」、「変化な
し」、「高濃度化」の三種類の測定結果の組合わせ態様
の判定によって行うことを特徴とする請求項1に記載の
心身状態評価方法。 - 【請求項3】 前記複数の指標物質の濃度を経時的に追
跡した上で、前記測定結果の総合化を、前記複数の指標
物質それぞれの経時的な濃度変化パターンの組合わせ態
様の判定によって行うことを特徴とする請求項1又は請
求項2に記載の心身状態評価方法。 - 【請求項4】 前記心身状態の複数の側面が、少なくと
も精神的活性度、ストレス及び疲労を含むことを特徴と
する請求項1〜請求項3のいずれかに記載の心身状態評
価方法。 - 【請求項5】 前記精神的活性度を反映する指標物質が
唾液中の免疫グロブリンAであり、前記ストレスを反映
する指標物質が唾液中のクロモグラニンAであり、前記
疲労を反映する指標物質が唾液中のコルチゾールである
ことを特徴とする請求項4に記載の心身状態評価方法。 - 【請求項6】 請求項1〜請求項5のいずれかに記載の
心身状態評価方法を商品使用者又は特定の環境にある者
の心身状態の評価に適用し、その評価結果から商品又は
環境の感性的品質を多面的に総合評価することを特徴と
する商品又は環境の感性的品質の評価方法。 - 【請求項7】 心身状態の相異なる複数の側面をそれぞ
れ反映する複数の指標物質濃度を測定可能な一式の評価
用キットであって、請求項1〜請求項5のいずれかに記
載の心身状態評価方法又は請求項6に記載の商品又は環
境の感性的品質の評価方法に使用されるものであること
を特徴とする評価用測定キット。 - 【請求項8】 前記評価用測定キットが、少なくとも唾
液中の免疫グロブリンA、クロモグラニンA及びコルチ
ゾールの濃度を測定可能なキットであることを特徴とす
る請求項7に記載の評価用測定キット。 - 【請求項9】 請求項6に記載の評価方法による評価結
果を前記商品又は環境の感性的品質として任意の手段で
表示することを特徴とする商品又は環境の品質表示方
法。
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- 2001-02-05 JP JP2001028191A patent/JP3838038B2/ja not_active Expired - Fee Related
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