JP2002228088A - 高所移動装置と同装置を利用した高所映像ディスプレイシステム - Google Patents

高所移動装置と同装置を利用した高所映像ディスプレイシステム

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JP2002228088A
JP2002228088A JP2001028067A JP2001028067A JP2002228088A JP 2002228088 A JP2002228088 A JP 2002228088A JP 2001028067 A JP2001028067 A JP 2001028067A JP 2001028067 A JP2001028067 A JP 2001028067A JP 2002228088 A JP2002228088 A JP 2002228088A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高所に上昇させたCCDカメラ等の小型機器の
高さ位置の変更や方角設定の微調整が地上で自由に行
え、必要な高所映像や測量等を簡便に行える高所移動装
置等を提供する。 【解決手段】伸縮自在で所定の長さを有するテレスコー
ピック状のパイプ支柱1が脚部2に支持され、最上部の
管体10の頂部12に滑車4が固定されている。可動台
5付きリング体6が管体10に沿って上下移動自在に取
り付けられ、頂部滑車4に巻き掛けられた高さ調節用紐
類7の一端7aがリング体6に接続され、高さ調節用紐
類7の垂れ下がった下方他端7bを動かすことにより可
動台5が所望の高さ位置Pに移動自在である。また、リ
ング体6に方角調節用紐類8、9が接続され、その垂れ
下がった下方他端8b、9bを動かすことにより可動台
5が所望の方角Kに回転自在である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高所移動装置と同
装置を利用した高所映像ディスプレイシステムに係り、
さらに言えば、更地等の屋外に本装置を設置して、CC
Dカメラ等の小型機器を3階ぐらいの高さ付近に上昇さ
せ、所望の高さ位置における眺望(高所映像)を地上で
リアルタイムに画面表示する技術分野に属するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、これから3階立て家屋を新築す
るに当たり、付近に高い家屋や電線又は樹木等の障害物
が存在するため、予め3階からの眺望を確認したい場合
がある。しかし、その更地の地点における3階分の高さ
位置における眺望は、見ようとしても容易に見ることは
できず、そのような場合は、近隣にある家屋の3階から
の眺望を推測したりするほかない。
【0003】また、既存の2階立て家屋が雨漏りするな
ど欠陥が生じた場合、その点検確認作業をするには、そ
の2階立て家屋の屋根によじ登って、細部を目視する危
険な作業が余儀なくされている。
【0004】一方、CCD(電荷結合素子、ほか同様)
カメラの用途としては、主に防犯や監視を目的としてエ
レベーターや建物の玄関の天井などに固定して使用され
ており、この小型CCDカメラの優れた性能を未だ十分
に発揮できていないのが現状である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】新家屋が完成して、い
ざ3階のベランダから外を眺めると、視界の前方に高い
建物や電柱、樹木といった障害物が見えることがある。
それは、前記のような近隣家屋からの眺望によって推測
せざるを得ないような、いわば感に頼る従来法の正確性
に欠けていることに起因するものである。そのため、建
築依頼主と建築施工業者との間でトラブルが絶えない。
このことは、前記従来の建築物の点検作業や保守作業に
ついても同様である。
【0006】また、ヘリコプターによる上空から見た写
真までは要求しないが、3階立てぐらいの少し高い場所
からみた映像を、バーチャル・リアリティとして簡便に
取得する手段はない。
【0007】さらに、少し高い位置において、CCDカ
メラを上下移動及び回転移動させて、CCDカメラの有
効利用を図れないかが解決すべき課題とされている。
【0008】したがって、本発明の目的は、CCDカメ
ラ等の小型機器を利用して高い位置からの眺望や観察等
に必要な高所映像や測量等を簡便に行え、しかも高所に
上昇させた前記小型機器の高さ位置の変更や方角設定の
微調整が地上で自由自在に行えて便利な高所移動装置
と、その装置を利用して前記高所映像を簡便且つリアル
タイムに低コストで画面表示する高所映像ディスプレイ
システムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の手段として、請求項1記載の発明の高所移動装置は、
複数の管体10…により上下方向に伸縮自在で所定の長
さを有するテレスコーピック状のパイプ支柱1が脚部2
に支持され、可動台5が前記パイプ支柱1の管体10に
沿って上下移動自在に管体10に取り付けられ、最上部
の管体10の頂部12に巻き掛けられた高さ調節用紐類
7の一端7aが前記可動台5に接続されており、当該高
さ調節用紐類7の垂れ下がった下方他端7bを動かすこ
とによって前記可動台5が所望の高さ位置Pに移動自在
な構成であることを特徴とする。
【0010】請求項2記載の発明の高所移動装置は、複
数の管体10…により上下方向に伸縮自在で所定の長さ
を有するテレスコーピック状のパイプ支柱1が脚部2に
支持され、最上部の管体10の頂部12に滑車4が固定
されていると共に、可動台5が管体10に沿って上下移
動自在に管体10に取り付けられ、前記頂部滑車4に巻
き掛けられた高さ調節用紐類7の一端7aが前記可動台
5に接続されており、当該高さ調節用紐類7の垂れ下が
った下方他端7bを動かすことによって前記可動台5が
所望の高さ位置Pに移動自在な構成であることを特徴と
する。
【0011】請求項3記載の発明の高所移動装置は、複
数の管体10…により上下方向に伸縮自在で所定の長さ
を有するテレスコーピック状のパイプ支柱1が脚部2に
支持され、最上部の管体10の頂部12に滑車4が固定
されていると共に、可動台5付きリング体6が管体10
に沿って上下移動自在に管体10に取り付けられ、前記
頂部滑車4に巻き掛けられた高さ調節用紐類7の一端7
aが前記リング体6又は可動台5に接続されており、当
該高さ調節用紐類7の垂れ下がった下方他端7bを動か
すことによって前記リング体6の可動台5が所望の高さ
位置Pに移動自在な構成であることを特徴とする。
【0012】請求項4記載の発明の高所移動装置は、前
記リング体6又は可動台5に方角調節用紐類8(9)が
接続され、その方角調節用紐類8(9)の垂れ下がった
下方他端8b(9b)を動かすことによって前記リング
体6の可動台5が所望の方角Kに回転自在な構成である
ことを特徴とする。
【0013】請求項5記載の発明の高所移動装置は、複
数の管体10…により上下方向に伸縮自在で所定の長さ
を有するテレスコーピック状のパイプ支柱1が脚部2に
支持され、最上部の管体10の頂部12に滑車4が固定
されていると共に、可動台5付きリング体6が前記最上
部の管体10に沿って上下移動自在に当該最上部の管体
10に取り付けられ、前記頂部滑車4に巻き掛けられた
高さ調節用紐類7の一端7aが前記リング体6に接続さ
れ、且つ、通孔20付きブラケット21が前記最上部の
管体10よりも下方の管体10の外周に2個所設置さ
れ、前記リング体6に2本の方角調節用紐類8、9の各
一端8a、9aが接続されその各他端8b、9bが前記
ブラケット21の通孔20にそれぞれ挿通されて下方に
垂れ下げられており、前記高さ調節用紐類7の垂れ下が
った下方他端7bを動かすことによって前記リング体6
の可動台5が所望の高さ位置Pに移動自在であると共
に、前記垂れ下がった2本の方角調節用紐類8、9の下
方他端8b、9bを動かすことによって前記リング体6
の可動台5が所望の方角Kに回転自在な構成であること
を特徴とする。
【0014】請求項6記載の発明の高所移動装置は、複
数の管体10…により上下方向に伸縮自在で所定の長さ
を有するテレスコーピック状のパイプ支柱1が脚部2に
支持され、マイクロモーター等の駆動装置が設置された
可動台5が前記パイプ支柱1の管体10に反力をとって
自走自在に管体10に取り付けられ、前記駆動装置によ
って前記可動台5が所望の高さ位置Pに移動自在であ
り、別設の制御装置によって前記可動台5が所望の方角
Kに回転自在な構成であることを特徴とする。
【0015】請求項7記載の発明の高所移動装置は、複
数の管体10…により上下方向に伸縮自在で所定の長さ
を有するテレスコーピック状のパイプ支柱1が脚部2に
支持され、マイクロモーター等の駆動装置が設置された
可動台5付きリング体6が前記パイプ支柱1の管体10
に反力をとって自走自在に管体10に取り付けられ、前
記駆動装置によって前記リング体6の可動台5が所望の
高さ位置Pに移動自在であり、別設の制御装置によって
前記リング体6の可動台5が所望の方角Kに回転自在な
構成であることを特徴とする。
【0016】請求項8記載の発明の高所移動装置は、前
記可動台5にCCDカメラ等の撮像手段3が設置されて
いることを特徴とする。
【0017】請求項9記載の発明の高所移動装置は、パ
イプ支柱1の頂部12に固定台50が取り付けられてい
ることを特徴とする。
【0018】請求項10記載の発明の高所移動装置は、
前記パイプ支柱1の最下部に方位盤13が備え付けられ
ていることを特徴とする。
【0019】請求項11記載の発明の高所移動装置は、
前記パイプ支柱1の最大長さが約10mであることを特
徴とする。
【0020】請求項12記載の発明の高所移動装置は、
前記パイプ支柱1の頂部12に巻き掛けられた高さ調節
用紐類7の垂れ下がった他端7bが当該パイプ支柱1を
構成する管体10の中空内部に配設されていることを特
徴とする。
【0021】請求項13記載の発明の高所移動装置は、
前記高さ調節用紐類7の下方他端7b又は方角調節用紐
類8、9の下方他端8b、9bがリール14に巻装され
ていることを特徴とする。
【0022】請求項14記載の発明の高所移動装置を利
用した高所映像ディスプレイシステムは、下記構成をそ
れぞれ特徴とする。 a) 複数の管体10…により上下方向に伸縮自在で所
定の長さを有するテレスコーピック状のパイプ支柱1を
脚部2に支持し、最上部の管体10の頂部12に滑車4
を固定すると共に、CCDカメラ等の撮像手段3を設置
した可動台5付きリング体6を管体10に沿って上下移
動自在に管体10に取り付け、前記頂部滑車4に巻き掛
けた高さ調節用紐類7の一端7aを前記リング体6に接
続し他端7bを下方に垂れ下げて成る高所移動装置Aを
製作する。 b) 前記高所移動装置Aの撮像手段3によって得られ
た高所における画像データ30を、地上の映像モニター
31又はコンピュータシステム32に転送し、必要に応
じて画像処理する。 c) 前記映像モニター31等に画面表示された高所に
おける映像33を地上で見ながら、前記高さ調節用紐類
7の垂れ下がった下方他端7bを動かすことによって撮
像手段3を所望の高さ位置Pに移動させ、その所望高さ
位置Pにおける高所映像33を得る。
【0023】請求項15記載の発明の高所移動装置を利
用した高所映像ディスプレイシステムは、下記構成をそ
れぞれ特徴とする。 a) 複数の管体10…により上下方向に伸縮自在で所
定の長さを有するテレスコーピック状のパイプ支柱1を
脚部2に支持し、最上部の管体10の頂部12に滑車4
を固定すると共に、CCDカメラ等の撮像手段3を設置
した可動台5付きリング体6を前記最上部の管体10に
沿って上下移動自在に当該最上部の管体10に取り付
け、前記頂部滑車4に巻き掛けた高さ調節用紐類7の一
端7aを前記リング体6に接続し他端7bを下方に垂れ
下げ、且つ、通孔20付きブラケット21を前記最上部
の管体10よりも下方の管体10の外周に2個所設置
し、前記リング体6に2本の方角調節用紐類8、9の各
一端8a、9aを接続しその各他端8b、9bを前記ブ
ラケット21の通孔20にそれぞれ挿通して下方に垂れ
下げて成る高所移動装置Aを製作する。 b) 前記高所移動装置Aの撮像手段3によって得られ
た高所における画像データ30を、地上の映像モニター
31又はコンピュータシステム32に転送し、必要に応
じて画像処理する。 c) 前記映像モニター31等に画面表示された高所に
おける映像33を地上で見ながら、前記高さ調節用紐類
7の垂れ下がった下方他端7bを動かすことによって撮
像手段3を所望の高さ位置Pに移動させると共に、前記
2本の方角調節用紐類8、9の垂れ下がった下方他端8
b、9bを動かすことによって前記撮像手段3を所望の
方角Kに回転させ、所望の高さ位置Pにおける所望方角
Kの高所映像33を得る。
【0024】請求項16記載の発明の高所移動装置を利
用した高所映像ディスプレイシステムは、下記構成をそ
れぞれ特徴とする。 a) 複数の管体10…により上下方向に伸縮自在で所
定の長さを有するテレスコーピック状のパイプ支柱1を
脚部2に支持し、マイクロモーター等の駆動装置を設置
し且つCCDカメラ等の撮像手段3を設置した可動台5
付きリング体6を、前記パイプ支柱1の管体10に反力
をとって自走自在に管体10に取り付けて成る高所移動
装置Aを製作する。 b) 前記高所移動装置Aの撮像手段3によって得られ
た高所における画像データ30を、地上の映像モニター
31又はコンピュータシステム32に転送し、必要に応
じて画像処理する。 c) 前記映像モニター31等に画面表示された高所に
おける映像33を地上で見ながら、前記駆動装置を作動
させることにより撮像手段3を所望の高さ位置Pに移動
させ、別設の制御装置により前記リング体6を回転させ
て前記撮像手段3を所望の方角Kに回転させ、所望の高
さ位置Pにおける所望方角Kの高所映像33を得る。
【0025】請求項17記載の発明の高所移動装置を利
用した高所映像ディスプレイシステムは、前記撮像手段
3からコンピュータシステム32に転送された高所にお
ける画像データ30を、記録媒体34に保存することを
特徴とする。
【0026】請求項18記載の発明の高所移動装置を利
用した高所映像ディスプレイシステムは、撮像手段3か
ら映像モニター31又はコンピュータシステム32に転
送された高所における画像データ30を、プリンタ35
によって出力することを特徴とする。
【0027】請求項19記載の発明の高所移動装置を利
用した高所映像ディスプレイシステムは、撮像手段3か
らコンピュータシステム32に転送された高所における
画像データ30に、インターネット等のアクセス手段3
6を介してアクセスすることを特徴とする。
【0028】
【発明の実施の形態】本発明は、少し高い位置における
高所映像等を得るために小型機材を可動台に載せ、その
可動台に載せた小型機器を8mぐらいの高所に上昇さ
せ、そのような高所で所望の高さ位置の変更及び所望角
度への向き設定といった微調整が可能な高所移動装置
と、その好適な利用形態として同装置を利用して高所映
像を地上で画面表示(ディスプレイ)するシステムであ
る。具体的には、可動台にCCDカメラを載せ、未建築
の更地において3階ぐらいの高さ位置での映像を地上で
簡便且つリアルタイムに表示して取得し、都市計画の街
作りや商店街等の俯瞰図を作成したり、上部に棲息する
動植物を観察し、或いは本装置の可動台に小型レーザー
装置を載せて測量する等様々な利用形態に好適である。
【0029】請求項1〜13記載の発明の高所移動装置
の好適な実施形態を、図面にしたがって説明する。
【0030】図1及び図2に本発明の手動式の高所移動
装置Aを示した。この高所移動装置Aは、図2に全体構
造を示したように、複数の管体10…により上下方向に
伸縮自在で所定の長さを有するテレスコーピック状に形
成された多重管構造のパイプ支柱1が、4脚で開脚式の
脚部2に支持されている。前記管体10の1本の最大長
さは約110cmであり、例えば当該管体10を7本で
構成したパイプ支柱1で実施すれば、パイプ支柱1の全
長は約8mとなる。このパイプ支柱1の全長は、最長で
も請求項9記載のように約10mあれば十分である。と
いうのは、3階立て家屋を想定して3階からの眺望を事
前に見たい場合、3階の床面の高さは地上から約650
cmであり、それに大人の目線を加えると、約8mぐら
いになるからである。
【0031】前記パイプ支柱1を構成する最上部の管体
10の頂部12に、図1に拡大して示したような滑車4
が固定されている。この頂部滑車4は、最上部管体10
の頂部12から外方へ飛び出す配置で、頂部12に固定
されている。但し、そのような頂部滑車4を使用しない
で、最上部の管体10の頂部12に溝を設け(図示は省
略)、その溝を滑車代りに使用する実施形態も採用可能
である(請求項1参照)。
【0032】最上部の管体10の外周に、その最上部管
体10の外径よりも若干大きい内径に形成された環状の
リング体6が、当該最上部の管体10に沿って上下移動
自在に取り付けられている。当該リング体6には、平板
部を有するL型アングル状の可動台5が取り付けられて
いる。但し、可動台5が管体10に沿って上下移動でき
ればよく、前記のようなリング体6を介さないで、平板
部を有する可動台5を直接管体10に沿って取り付けて
実施してもよい(図示は省略、請求項2参照)。また、
当該可動台5付きリング体6は、最上部の管体10を上
下移動する構成であるが、最上部より下方の管体10…
を上下移動するような形態で実施することも可能である
(図示は省略、請求項3参照)。なお、この可動台5付
きリング体6が不意に下方に降下しないように、最上部
管体10におけるリング体6の下方位置に、面積の大き
い止めリング11が取り付けられている。
【0033】また、請求項7記載のように、最上部の管
体10の頂部12に平板状の固定台50を取り付けて実
施する形態が好適である。前記可動台5と固定台50
に、図示例の如く撮像手段であるCCDカメラ3が通常
設置されている(請求項8)。なお、ここでいうCCD
カメラは広義のものを意味し、デジタルカメラやデジタ
ルビデオカメラを含むものである。
【0034】上述の頂部滑車4に高さ調節用紐類7が巻
き掛けられ、その一端7aが前記リング体6に接続され
ている。または、高さ調節用紐類7の一端7aを可動台
5に接続してもよい(図示は省略、請求項3参照)。高
さ調節用紐類7としては、紐のほか吊り糸やワイヤー、
ロープ、チェーン等の頑丈な細長線状のものであればよ
い。当該高さ調節用紐類7の下方他端7bは、図2に示
したようにリール14に巻装して実施する形態が好まし
い(請求項13)。さらに、前記高さ調節用紐類7の他
端7bを、パイプ支柱1を構成する管体10…の中空内
部に配設して実施してもよい(図示は省略、請求項1
2)。
【0035】前記最上部の管体10よりも下方に位置す
る管体10、通常は図1に示した如く最上部管体10の
直下に位置する管体10の外周に、通孔20付きブラケ
ット21が当該管体10を挟むような配置で2個所設置
されている。かくして、前記リング体6に2本の方角調
節用紐類8、9の各一端8a、9aがそれぞれ接続さ
れ、その各他端8b、9bが前記ブラケット21の通孔
20にそれぞれ挿通されて下方に垂れ下げられている
(請求項5)。但し、前記の方角調節用紐類を1本で実
施したり、方角調節用紐類8、9の他端8b、9bにリ
ールを巻装することも可能である(図示は省略、請求項
4、請求項13参照)。
【0036】したがって、前記高さ調節用紐類7の下方
他端7bが巻装されたリール14を巻くことによって、
可動台5(リング体6)が管体10に沿って上昇する一
方、リール14を弛めて逆転することによって、可動台
5が管体10に沿って下降し、可動台5を所望の高さ位
置Pに自由に移動することができる。
【0037】また、2つのブラケット21、21の各通
孔20、20にそれぞれ挿通されて垂れ下がった2本の
方角調節用紐類8、9をクロスさせ、その下方他端8
b、9bを引っ張ったり緩めたりして動かすことによ
り、可動台5(リング体6)は所望の方角Kに自由に回
転させることができる。その際、請求項10記載のよう
に、パイプ支柱1の最下部に方位盤13を備え付けて実
施すれば、所望する方角Kにスムーズに可動台5を回転
することができる。
【0038】前記高所移動装置Aの異なる実施形態とし
て、請求項6、請求項7記載のような駆動装置を使用し
て可動台5を所望の高さ位置Pに上下移動させ、制御装
置で可動台5を所望の方角Kに回転することも好適に実
施される(以下、本実施形態の図示は省略)。すなわ
ち、本実施形態は、上述したような高さ調節用紐類7や
方角調節用紐類8、9を使用した手動式によるものでは
なく、自動的に可動台5の移動・回転を行うものであ
る。
【0039】本実施形態のリング体6は、その内側に車
輪を取り付ける等してパイプ支柱1の管体10に反力を
とって上下方向に自走する構成である。そして、リング
体6又は可動台5にマイクロモーター等の小型駆動装置
が設置されている。したがって、当該小型駆動装置を地
上で遠隔操作して作動させることにより、リング体6が
管体10に反力をとって自走し、前記可動台5に設置さ
れたCCDカメラ3を自動的に所望の高さ位置Pまで移
動させることができる。
【0040】また、本実施形態のリング体6(可動台
5)又は地上の設備装置には、制御装置が別設されてお
り、この制御装置で遠隔操作することによりリング体6
(可動台5)を回転させ、CCDカメラ3を所望の方角
Kに自動的に回転させることができるものである。
【0041】次に、上記構成の手動的及び自動的高所移
動装置Aの代表的な利用法の実施形態として、同装置A
を利用して高所映像を簡便且つリアルタイムに画面表示
(ディスプレイ)する高所映像ディスプレイシステムに
ついて説明する(請求項14〜16)。
【0042】この高所映像ディスプレイシステムは、図
3に示したように、前記高所移動装置AのCCDカメラ
3と地上の映像モニター31又はコンピュータシステム
32とを電気的に接続し、CCDカメラ3によって得ら
れた高所の画像データ30を、前記地上の映像モニター
31又はコンピュータシステム32に随時転送する。コ
ンピュータシステム32に転送する場合は、通常ビデオ
・カード37によってデジタル画像処理する。なお、こ
こにいうコンピュータシステム32には、パーソナルコ
ンピュータやホストコンピュータ、サーバーセンターや
アプリケーション等を含むものである。
【0043】したがって、前記映像モニター31やコン
ピュータシステム32の表示装置に画面表示された高所
映像33を地上で見て確認しながら、前記高所移動装置
Aの高さ調節用紐類7の下方他端7bを動かし又は駆動
装置を遠隔操作して作動させることにより、CCDカメ
ラ3を所望の高さ位置Pに確実に移動させることができ
る。また、2本の方角調節用紐類8、9の下方他端8
b、9bを動かし又は別設の制御装置を遠隔操作するこ
とにより、CCDカメラ3を所望の方角Kに回転させ、
所望の高さ位置Pにおける所望方角Kの高所映像33を
リアルタイムに得ることができる。
【0044】すなわち、本システムによりCCDカメラ
13を見たい高さ位置及び見たい方角に自由にセットで
き、従来見られなかった高所位置からの俯瞰図的な眺望
を、地上に居ながらにして簡単且つ正確に得ることがで
きる。或いは、大雑把ながらパイプ支柱1の頂部12の
固定台50に取り付けた固定式のCCDカメラ3によっ
ても高所映像33を簡便に得ることができる。
【0045】なお、CCDカメラ3から映像モニター3
1に転送された高所の画像データ30をビデオテープに
保存したり、コンピュータシステム32に転送された高
所の画像データ30を、フロッピーディスクや磁気テー
プ、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROMといっ
た記録媒体34に保存することもできる(請求項1
7)。
【0046】また、請求項18記載のように、CCDカ
メラ3からコンピュータシステム32に転送された前記
高所の画像データ30を、プリンタ35によって出力す
ることも好適に実施される。
【0047】さらに、本高所映像ディスプレイシステム
は、請求項19記載のように、CCDカメラ3からコン
ピュータシステム32に転送された高所の画像データ3
0に、インターネットや携帯電話、ファクシミリ等のア
クセス手段36を介して自由にアクセスでき、遠隔地か
ら必要な高所映像33をリアルタイムに入手することが
できる。
【0048】
【発明の効果】請求項1〜5記載の発明の高所移動装置
によれば、地上で高さ調節用紐類の下方他端を動かすこ
とにより、可動台に載せたCCDカメラ等の小型機器を
所望の高さ位置に正確に移動でき、また、方角調節用紐
類の下方他端を動かすことによって可動台を所望の方角
にも確実にセットできるので、高所における撮影やレー
ザーを利用した測量を地上で簡便且つリアルタイムに、
しかも低コストで行うことができる利便性に優れてい
る。
【0049】請求項6、7記載の発明の高所移動装置に
よれば、可動台に設置されたマイクロコンピュータ等の
駆動装置や制御装置を地上で遠隔操作することにより、
可動台に載せた小型機器を自動的に上下移動及び回転で
きるので、所望の高所映像や測量を行うに当たって、よ
り一層正確性、操作性が向上され労力の軽減が図られ
る。
【0050】請求項8記載の発明の高所移動装置は、可
動台にCCDカメラ等の撮像手段が設置されているの
で、当該CCDカメラを所望の高さ位置で所望の方角に
セットすることにより、未建築設計の3階ぐらいの高さ
位置での眺望確認や、都市計画の街作り・商店街等の俯
瞰図作成に多大に貢献するほか、高所で棲息する動植物
の観察、建築物の保守・点検に寄与する。さらに、バー
チャル・リアリティーの世界を創造できたり、潜望鏡と
しての機能を発揮できるものである。
【0051】請求項9記載の発明の高所移動装置は、固
定台が最上部の管体の頂部に取り付けられているので、
この固定台を利用して高所におけるデータを大雑把に把
握する際の簡便法としても優れている。
【0052】請求項10記載の発明の高所移動装置は、
パイプ支柱の最下部に方位盤が備え付けられており、可
動台を所望の方角に向ける目安となるので、所望方角に
おける高所眺望の正確性が向上される。
【0053】請求項11記載の発明の高所移動装置は、
パイプ支柱の最大長さが約10mであるので取扱いが楽
な上、3階立ての家屋を建てるに当たって、事前に高所
における眺望を確認でき、建築依頼主と建築業者やリゾ
ート開発業者とのトラブルが回避できて信頼性の向上に
貢献する。
【0054】請求項12記載の発明の高所移動装置は、
高さ調節用紐類の下方他端が当該パイプ支柱の管体の中
空内部に配設されているので、当該装置の屋外での搬送
や管理に便利である。
【0055】請求項13記載の発明の高所移動装置は、
高さ調節用紐類や方角調節用紐類の下方他端がリールに
巻装されており、当該リールを操作するだけで楽に上下
移動又は回転でき、CCDカメラを所望の高さ位置、所
望方角にセットでき、操作性の向上が図られる。
【0056】請求項14〜16記載の発明の高所移動装
置を利用した高所映像ディスプレイシステムによれば、
高所移動装置を利用して所望の高さ位置における所望方
角の高所映像を地上で画面表示(ディスプレイ)できる
ので、映像モニターやコンピュータシステムの表示装置
に映し出された高所映像を地上で実際に見て確認しなが
ら、可動台(CCDカメラ)の高さ位置や方角を正確に
微調整でき、正確で簡便且つリアルタイムな高所映像を
取得する作業効率の向上、データとしての信頼性の向上
に多大に貢献する。
【0057】請求項17記載の発明の高所映像ディスプ
レイシステムによれば、撮像手段から映像モニター又は
コンピュータシステムに転送された高所における画像デ
ータを、記録媒体に保存できるので、所望の高所映像の
長期保存と利用に役立つ。
【0058】請求項18記載の発明の高所映像ディスプ
レイシステムによれば、撮像手段からコンピュータシス
テムに転送された高所における画像データをプリンタに
よって出力でき、高所映像の確認作業の向上性に寄与す
る。
【0059】請求項19記載の発明の高所映像ディスプ
レイシステムによれば、撮像手段からコンピュータシス
テムに転送された高所の画像データに、インターネット
等のアクセス手段を介してアクセスできるので、遠隔地
に居ながらにして所望の高所映像を簡便かつリアルタイ
ムに取得でき、作業効率の向上やコスト低減に多大に貢
献する。
【図面の簡単な説明】
【図1】高所移動装置の上部構造を示した斜視図であ
る。
【図2】高所移動装置の全体構造を示した斜視図であ
る。
【図3】高所移動装置を利用した高所映像ディスプレイ
システムを示した説明図である。
【符号の説明】
1 パイプ支柱 2 脚部 3 撮像手段(CCDカメラ) 4 頂部滑車 5 可動台 6 リング体 7 高さ調節用紐類 7a 一端 7b 他端 8、9 方角調節用紐類 8a、9a 一端 8b、9b 他端 10 管体 12 頂部 13 方位盤 14 リール 20 通孔 21 ブラケット 30 画像データ 31 映像モニター 32 コンピュータシステム 33 高所映像 34 記録媒体 35 プリンタ 36 アクセス手段 50 固定台 A 高所移動装置 P 高さ位置 K 方角

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の管体により上下方向に伸縮自在で所
    定の長さを有するテレスコーピック状のパイプ支柱が脚
    部に支持され、可動台が前記パイプ支柱の管体に沿って
    上下移動自在に管体に取り付けられ、最上部の管体の頂
    部に巻き掛けられた高さ調節用紐類の一端が前記可動台
    に接続されており、当該高さ調節用紐類の垂れ下がった
    下方他端を動かすことによって前記可動台が所望の高さ
    位置に移動自在な構成であることを特徴とする高所移動
    装置。
  2. 【請求項2】複数の管体により上下方向に伸縮自在で所
    定の長さを有するテレスコーピック状のパイプ支柱が脚
    部に支持され、最上部の管体の頂部に滑車が固定されて
    いると共に、可動台が管体に沿って上下移動自在に管体
    に取り付けられ、前記頂部滑車に巻き掛けられた高さ調
    節用紐類の一端が前記可動台に接続されており、当該高
    さ調節用紐類の垂れ下がった下方他端を動かすことによ
    って前記可動台が所望の高さ位置に移動自在な構成であ
    ることを特徴とする高所移動装置。
  3. 【請求項3】複数の管体により上下方向に伸縮自在で所
    定の長さを有するテレスコーピック状のパイプ支柱が脚
    部に支持され、最上部の管体の頂部に滑車が固定されて
    いると共に、可動台付きリング体が管体に沿って上下移
    動自在に管体に取り付けられ、前記頂部滑車に巻き掛け
    られた高さ調節用紐類の一端が前記リング体又は可動台
    に接続されており、当該高さ調節用紐類の垂れ下がった
    下方他端を動かすことによって前記リング体の可動台が
    所望の高さ位置に移動自在な構成であることを特徴とす
    る高所移動装置。
  4. 【請求項4】リング体又は可動台に方角調節用紐類が接
    続され、その方角調節用紐類の垂れ下がった下方他端を
    動かすことによって前記リング体の可動台が所望の方角
    に回転自在な構成であることを特徴とする請求項3に記
    載した高所移動装置。
  5. 【請求項5】複数の管体により上下方向に伸縮自在で所
    定の長さを有するテレスコーピック状のパイプ支柱が脚
    部に支持され、最上部の管体の頂部に滑車が固定されて
    いると共に、可動台付きリング体が前記最上部の管体に
    沿って上下移動自在に当該最上部の管体に取り付けら
    れ、前記頂部滑車に巻き掛けられた高さ調節用紐類の一
    端が前記リング体に接続され、且つ通孔付きブラケット
    が前記最上部の管体よりも下方の管体の外周に2個所設
    置され、前記リング体に2本の方角調節用紐類の各一端
    が接続されその各他端が前記ブラケットの通孔にそれぞ
    れ挿通されて下方に垂れ下げられており、前記高さ調節
    用紐類の垂れ下がった下方他端を動かすことによって前
    記リング体の可動台が所望の高さ位置に移動自在である
    と共に、前記垂れ下がった2本の方角調節用紐類の下方
    他端を動かすことによって前記リング体の可動台が所望
    の方角に回転自在な構成であることを特徴とする高所移
    動装置。
  6. 【請求項6】複数の管体により上下方向に伸縮自在で所
    定の長さを有するテレスコーピック状のパイプ支柱が脚
    部に支持され、マイクロモーター等の駆動装置が設置さ
    れた可動台が前記パイプ支柱の管体に反力をとって自走
    自在に管体に取り付けられ、前記駆動装置によって前記
    可動台が所望の高さ位置に移動自在であり、別設の制御
    装置によって前記可動台が所望の方角に回転自在な構成
    であることを特徴とする高所移動装置。
  7. 【請求項7】複数の管体により上下方向に伸縮自在で所
    定の長さを有するテレスコーピック状のパイプ支柱が脚
    部に支持され、マイクロモーター等の駆動装置が設置さ
    れた可動台付きリング体が前記パイプ支柱の管体に反力
    をとって自走自在に管体に取り付けられ、前記駆動装置
    によって前記リング体の可動台が所望の高さ位置に移動
    自在であり、別設の制御装置によって前記リング体の可
    動台が所望の方角に回転自在な構成であることを特徴と
    する高所移動装置。
  8. 【請求項8】可動台にCCDカメラ等の撮像手段が設置
    されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1
    項に記載した高所移動装置。
  9. 【請求項9】パイプ支柱の頂部に、固定台が取り付けら
    れていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項
    に記載した高所移動装置。
  10. 【請求項10】パイプ支柱の最下部に、方位盤が備え付
    けられていることを特徴とする請求項1〜9のいずれか
    1項に記載した高所移動装置。
  11. 【請求項11】パイプ支柱の最大長さが約10mである
    ことを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載
    した高所移動装置。
  12. 【請求項12】パイプ支柱の頂部に巻き掛けられた高さ
    調節用紐類の垂れ下がった他端が、当該パイプ支柱を構
    成する管体の中空内部に配設されていることを特徴とす
    る請求項1又は2又は3又は4又は5又は9又は10又
    は11又は12に記載した高所移動装置。
  13. 【請求項13】高さ調節用紐類の下方他端又は方角調節
    用紐類の下方他端が、リールに巻装されていることを特
    徴とする請求項1又は2又は3又は4又は5又は12に
    記載した高所移動装置。
  14. 【請求項14】a) 複数の管体により上下方向に伸縮
    自在で所定の長さを有するテレスコーピック状のパイプ
    支柱を脚部に支持し、最上部の管体の頂部に滑車を固定
    すると共に、CCDカメラ等の撮像手段を設置した可動
    台付きリング体を管体に沿って上下移動自在に管体に取
    り付け、前記頂部滑車に巻き掛けた高さ調節用紐類の一
    端を前記リング体に接続し他端を下方に垂れ下げて成る
    高所移動装置を製作すること、 b) 前記高所移動装置の撮像手段によって得られた高
    所における画像データを、地上の映像モニター又はコン
    ピュータシステムに転送し、必要に応じて画像処理する
    こと、 c) 前記映像モニター等に画面表示された高所におけ
    る映像を地上で見ながら、前記高さ調節用紐類の垂れ下
    がった下方他端を動かすことにより撮像手段を所望の高
    さ位置に移動させ、その所望高さ位置における高所映像
    を得ること、をそれぞれ特徴とする高所移動装置を利用
    した高所映像ディスプレイシステム。
  15. 【請求項15】a) 複数の管体により上下方向に伸縮
    自在で所定の長さを有するテレスコーピック状のパイプ
    支柱を脚部に支持し、最上部の管体の頂部に滑車を固定
    すると共に、CCDカメラ等の撮像手段を設置した可動
    台付きリング体を、前記最上部の管体に沿って上下移動
    自在に当該最上部の管体に取り付け、前記頂部滑車に巻
    き掛けた高さ調節用紐類の一端を前記リング体に接続し
    他端を下方に垂れ下げ、且つ通孔付きブラケットを前記
    最上部の管体よりも下方の管体の外周に2個所設置し、
    前記リング体に2本の方角調節用紐類の各一端を接続し
    その各他端を前記ブラケットの通孔にそれぞれ挿通して
    下方に垂れ下げて成る高所移動装置を製作すること、 b) 前記高所移動装置の撮像手段によって得られた高
    所における画像データを、地上の映像モニター又はコン
    ピュータシステムに転送し、必要に応じて画像処理する
    こと、 c) 前記映像モニター等に画面表示された高所におけ
    る映像を地上で見ながら、前記高さ調節用紐類の垂れ下
    がった下方他端を動かすことにより撮像手段を所望の高
    さ位置に上下させると共に、前記2本の方角調節用紐類
    の垂れ下がった下方他端を動かすことにより前記撮像手
    段を所望の方角に回転させ、所望の高さ位置における所
    望方角の高所映像を得ること、をそれぞれ特徴とする高
    所移動装置を利用した高所映像ディスプレイシステム。
  16. 【請求項16】a) 複数の管体により上下方向に伸縮
    自在で所定の長さを有するテレスコーピック状のパイプ
    支柱を脚部に支持し、マイクロモーター等の駆動装置を
    設置し且つCCDカメラ等の撮像手段を設置した可動台
    付きリング体を、前記パイプ支柱の管体に反力をとって
    自走自在に管体に取り付けて成る高所移動装置を製作す
    ること、 b) 前記高所移動装置の撮像手段によって得られた高
    所における画像データを、地上の映像モニター又はコン
    ピュータシステムに転送し、必要に応じて画像処理する
    こと、 c) 前記映像モニター等に画面表示された高所におけ
    る映像を地上で見ながら、前記駆動装置を作動させるこ
    とにより撮像手段を所望の高さ位置に移動させ、別設の
    制御装置により前記リング体を回転させて前記撮像手段
    を所望の方角に回転させ、所望の高さ位置における所望
    方角の高所映像を得ること、をそれぞれ特徴とする高所
    移動装置を利用した高所映像ディスプレイシステム。
  17. 【請求項17】撮像手段から映像モニター又はコンピュ
    ータシステムに転送された高所における画像データを、
    記録媒体に保存することを特徴とする請求項14〜16
    のいずれか1項に記載した高所移動装置を利用した高所
    映像ディスプレイシステム。
  18. 【請求項18】撮像手段からコンピュータシステムに転
    送された高所における画像データを、プリンタによって
    出力することを特徴とする請求項14〜17のいずれか
    1項に記載した高所移動装置を利用した高所映像ディス
    プレイシステム。
  19. 【請求項19】撮像手段からコンピュータシステムに転
    送された高所における画像データに、インターネット等
    のアクセス手段を介してアクセスすることを特徴とする
    請求項14〜18のいずれか1項に記載した高所移動装
    置を利用した高所映像ディスプレイシステム。
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